小町「そろそろ本気でお兄ちゃんを奪いに行く」(220)

部室
ガララ
八幡「うす」
結衣「やっはろーゆきのん」

雪乃「相変わらず仲が良いわね2人とも」

結衣「ええ?!い、いやそんなことないよぉ~」テレ

八幡「同じクラスで同じ部活だから一緒に来るのであって、別に仲が良いわけじゃないと思うがな」

結衣「…ぶー」

雪乃「あら、あまり親しくない人とは、例え所属の同じ部活だとしても一緒に行こうとは思わないわよ」

結衣「そうだよヒッキー!あたしはヒッキーだから一緒に来たんだよ!」

結衣(い、今のセリフは攻めすぎちゃったな…)

雪乃(由比ヶ浜さん大胆なこと言うわね…)

八幡「へえ、そんなもんかねえ」

雪乃「親しい人のいなかったあなたには理解しがたいことだと思うわ」

八幡「さらっと傷抉るのやめてくんない?」

雪乃「まぁ、この部活動で2人も親しい人ができたのがが唯一の救いじゃないかしら?」

結衣「えっゆきのんそれって…」

雪乃(い、今のぐらいなら大丈夫よね…?)

八幡(なんか今日はやけに思わせぶりな事言ってくるなコイツラ)

八幡「まぁ、そうだな。確かに俺の人生史上、由比ヶ浜や雪ノ下みたいな可愛い女子と会話できて更に同じ部活にいるという状況はとてつもなく幸運だと言ってもいい」

八幡(可愛いとか言っちまった…やべえ恥ずい…)

結衣(可愛いって言われた…)///

雪乃(可愛いって言われた…)///

八幡「…」

結衣「…」

雪乃「…」

雪乃「き、今日は依頼人もこないし帰りましょうか?!」

八幡「お、おうそうだな!(声でけな)」

結衣「うん!そうしようそうしよう(ゆきのん声大きいな)」

雪乃(ああああ声量まちがえたっ…)///

八幡「じゃあまた明日な」

結衣「バイバーイ」

雪乃「さようなら」

八幡結衣雪乃「「「つ、疲れた…」」」

八幡「ただいま」

小町「おっかえりーっお兄ちゃんっもうちょっとで夕飯できるよ!」

八幡「おう…」

小町(ん?元気ないな…)

八幡部屋

八幡「なんだったんだ今日のあいつらは」

ドア越し
小町(ん~?)

八幡「あんなこと言われたらマジで勘違いしちまうだろーがぁ…」

小町(なるほどなるほどそういうことか…)

八幡「ハッ?!いやいやいやいや学習しろ比企谷八幡!今までの経験を思い出せ!女子の吐く言葉はすべて罠!何度も騙されただろう!!」

小町(お兄ちゃん独り言うるさいな)

小町(ん~でも由比ヶ浜さんと雪ノ下さんは多分…)

小町(こりゃ小町もウカウカしてられないかな)

小町(小町も動くか)

八幡「…腹減ったな」
ガチャ
小町「おにいーちゃんっ夕飯できたよ~」

八幡「お、タイミングいいなお兄ちゃん的にポイント高いぞ」

小町「えっへへ~(オッケーオッケー)」

八幡「ふ~ごちそうさま。うまかった」

小町「妹の愛情が詰まってるからねぇ~あ、食器洗っちゃうからお兄ちゃんはお風呂入っておいでよ」

八幡「そうだな、そうする」

小町「じゃ、洗っとくね~」ニヤニヤ

八幡「今日は恥ずかしさで汗かいたなぁ」ヌギヌギ

ドア越し
小町(小町にかかれば食器洗いなんか5分もかからないもんね)

八幡 ガチャッバシャーフーシャワーキモチー

小町「さすがに裸は恥ずかしいから…」

ガチャッ
小町「おっにいーちゃんっ!」

八幡「?!ふぇえん?!?!」

小町「(変な声w)ふっふーんお背中流しますよーん」

八幡「お前っ…!なにどうしたの?!(変な声出た…)」

小町「だーいじょぶだーいじょぶ!ちゃんと水着きてるから(ちょっとキワドい奴だけど…)」

八幡「いや、そうじゃなくて!なんで急に?!(布面積小さくないか)」

小町「別に~?今日お兄ちゃん元気ないように見えたからさ♪」

八幡「そんなことねーよちょっと疲れてるだけだからもう出てけ」

小町「確かに『元気』そうだねぇ~」チラッ

八幡「ハッ?!こ、これは肉体的疲労による血液の循環が悪くなり身体の下のほうに溜まった血液がお湯の熱でほぐされて身体全体に再び循環し始める時の生理現象であって…」

小町「はいはい、わかったわかった。じゃあ身体洗ってくね~」

八幡「人の話をだなぁ」

小町「まぁ小町的には~?ちょっと嬉しいけどねぇ~(これぐらい言ってもいいよね)」

八幡「…(コイツ自分で何言ってるかわかってんのか?お兄ちゃん心配だよ小町)」

小町「今日なんかあったの?」ゴシゴシ

八幡「(結局洗われてるし…)別に、なんもなかったよ」

小町「ふ~ん?雪ノ下さんも由比ヶ浜さんも可愛いもんね~」ゴシゴシ

八幡「お前なんで知って?!」

小町「へえ~図星かぁ…?」

八幡「!ぐっしまった」

小町「ふっふーん小町に隠し事なんて甘いよ~?お兄ちゃん(さっき聞いてたんだけど)」

小町って結衣さん雪乃さんって呼んでたっけかすまんミス

小町「小町はお兄ちゃんの些細な違いも見分けられるくらいお兄ちゃんのこと見てるんだから!あ、今の小町的にポイント高い!(自分で言っててちょっと恥ずかしいな)」

八幡「別に大したことじゃねーよ。なんか今日あの2人思わせぶりなこと言ってくるからな…それで」

小町「へぇ~?でも小町はそれ思わせぶりじゃなく2人の本心だと思うなぁ~(まぁお兄ちゃんはあげないけどね)」ザパー

八幡「はっ何を根拠に」

八幡「お兄ちゃんはね、もうそんな女子の言葉には惑わされないからな」フンス

八幡「ほら洗い終わっただろ?もう出てけよお前」ユブネジャプー

小町(ん~今のところお兄ちゃんはなんとも思ってなさそうだけど…)

小町(もうちょっと小町側に傾けとくか…)

小町「小町ももう一緒にお風呂入っちゃお」

八幡「ぶふッッ!!」

小町「水着脱ぐからお兄ちゃん後ろ向いてて?」

八幡「おおおうわかったっ」クルッ

八幡(おかしくね?!おかしくね?!)

小町「こっち向かないでよ~?あ、小町の成長具合を見たいなら見てもいいよ~?(まさか本当に見ないよね…//)」

八幡「見ないから見ないから見ないから」

小町(お兄ちゃんかわいいな)

小町 ゴシゴシアワアワ

八幡「なぁお前今日どうしたんだ?」

小町「ん~?なにがあ?」ザパー

小町「あ、湯船入るね~」ザプン

八幡(うっなんで俺こんなことになってんだ…)

小町(…さ、さすがに恥ずかしい…)チラッ

小町「あ」

小町(お兄ちゃん元気になってる)///

八幡「ど、どうした?」

小町「ううんなんでもない」

小町(ど、どうしようここから…)

八幡「俺、もう出るぞさすがに熱い」

小町「ええっも、もうちょっと一緒にっ…」

小町(あ、やばなんか目が回る頭重い)

八幡「いーや、限界だっ出るね!!」

ドンッ

八幡「!!ちょ、小町っ当たってる当たってる!」

八幡「お、おい良いかげんに…」

小町「ハァハァ…」

八幡「?!おい!大丈夫か?!のぼせたのか?!」

小町「…ぁぅー…」

八幡「はぁしょうがねえなぁ」

リビング

八幡「ほれお茶飲め起き上がれるか?」

小町「ありがとーポイント高いよー…」ゴクゴク

八幡「はいはいそりゃどーも」

小町「ふぅーやっと大丈夫になってきたよー」

八幡「まったく、のぼせるまで何やってんだか…」

小町「えへへーごめん」

八幡「…」

小町「…(お兄ちゃんが体拭いてくれたんだよね…)」チラッ

小町(うわわわ み、見られたんだ見られちゃったんだ)///

八幡(…意外と胸があったな小町着痩せするタイプなのか子供の時と比べて女の体ってすげえな。柔らかかったし…なんというか神秘だな)

八幡(何言ってんだ俺…キメえ)

八幡「じゃ、俺部屋に戻るわお前も早く寝ろよ」

小町「う、うんおやすみお兄ちゃん」///

小町「ふーちょっと失敗しちゃったなー」

小町「ま、夜は長いよね♪」

八幡(今日は疲れた…色々と。)

八幡(さっさと寝よ)

ガチャ

小町「…お兄ちゃ~ん?起きてる?」

八幡 スースー

小町(ありゃこれは爆睡だな)

小町(う~ん起こすのも可哀想だし)

小町(一緒に寝るだけにしよ)

小町(おじゃましまーす)モゾモゾ

小町(一緒に寝るの何年ぶりだろーねお兄ちゃん。子供の時時はよく寝てたよねー…)

小町(顔はそれなりに整ってるんだけどなぁ)

小町(寝よ)ギュッ

八幡(ん…朝か)

八幡「!!?」

八幡(…え?なんで小町いんの?一緒に…え?寝たっけ?いや寝てないよなあれ?マテマテマテえーっと)

小町「ん」

八幡「!!」ビクッ

小町「あーおはよーお兄ちゃん」ふわぁ

八幡「小町…お前なんでここにいんの?」

小町「え?ここって…」

小町「!!(あ、そーだ昨日潜り込んだんだったお兄ちゃん起きる前に出てこうと思ってたのに…)」///

小町「あ、あー…ポイント高いっしょ??」

八幡「高すぎてゲージはみだしてるっつーの」

八幡小町「いってきまーす!」

小町「じゃあねお兄ちゃん!」

八幡「おう」

八幡(朝から疲れた…)

学校

八幡「…」クツヌギ

結衣「あ、ヒッキーおっはろー!」

八幡「うーす」

結衣「…(よし、いつものヒッキーだ)」

八幡「?由比ヶ浜お前寝てないのか?」

結衣「えぇ?!なんで?なんでわかったの?!」

八幡「目の下、クマできてるぞ」

由比ヶ浜「えっウソ?あ、あんまり見るなし!(うう昨日寝れないからって1人でシ過ぎたなぁ)」///

八幡「へいへい」

結衣「あ、あたし先行くから!」タッタッタ

八幡「なんじゃありゃ」

八幡(自販機で飲みもん買ってくか)

ピッガシャン

八幡「朝は野菜ジュースだなーやっぱ」

雪乃「どれだけ栄養をとったってあなたの人相の悪い目つきはなおらないわよ」

八幡「朝からおはようの前にそれかよ」

雪乃「あら、一応時間に応じた挨拶は知っているようね今まで挨拶を交わす人がいないにもかかわらず」

八幡「こう見えても毎日メールをくれる人がいるもんでなダエモンさんじゃないぜ?どこぞの人妻や未亡人が毎日大金を譲りたいと俺にいってくれるんだ」

雪乃「あなた言ってて悲しくならない?」

八幡「ほっとけ」

雪乃「まぁいいわ…あの、」

八幡「ん?」

雪乃「あなた今日の放課後はなにか予定はあるのかしら?」

八幡「放課後は部活動があるな」

雪乃「いちいち面倒臭い男ね。部活動の終わってからのことを聞いているに決まってるでしょ」

八幡「放課後とは本来授業の終わったあとの時間をさす。部活動は別名、課外活動と言われるように授業のうちに入らない。よって放課後とは部活動の

雪乃「うるさいわね空いてるのか空いてないのか早く答えない」

八幡「空いてます申し訳ありませんでした」

雪乃「そ。じゃあまた"放課後"にさよなら」

八幡「…雪ノ下」

雪乃「何かしら?私はもうあなたに用はないのだけれど」

八幡「クマできてんぞ」

雪乃「ッッ!」

雪乃「…あ、の、そんなに目立つ…?(やっぱり滅多なことするもんじゃないわね)」///

八幡「まぁ、容姿が良いだけに悪いところが目立つって言えば目立つかもな」

八幡「でも毎日お前の顔を見るやつじゃない限りわからないから気にすんな」

雪乃「そ、そお?じゃあそういうことにしておいてあげるわね(でも気持ちよかったし…また…)」

八幡「なぜお前が偉そうなんだ」

雪乃「じゃあ私はいくわ…いくって教室に向かうってことよ勘違いしないでちょうだい」///
タッタッタ

八幡「…頭でもぶったのか?」

放課後

結衣「ヒッキー…今日は部活いく?(放課後デートに誘えないかな…)」

八幡「?行くけど何お前行かないの?」

結衣「い、行くよ?!もちろん!」

八幡「?じゃー行こうぜ」

結衣「ま、待ってよー(ど、どうしようどうやって誘おう)」

部室
ガララ

八幡「うす」
結衣「やっはろー…ゆきのん」

雪乃「や、やあ…」

八幡(え?)

結衣(え?)

雪乃「どうしたのかしら?2人して頭悪そうな顔して。あらごめんなさい『片方は頭もう片方は顔が悪そうな』と言い換えておくわ(なに言ってんの私…)」

結衣「あ、ははは(え?なにこのキャラ読みきれない)」

八幡(なにこいつキャラチェンでもしたの?)

八幡「そういえば雪ノ下、今日の部活終わったあとなにするんだ?予定空けとけって言ってたけど」

雪乃(ばっ…)

結衣「えーっ!!なに?!どーいうことゆきのん!(どーいうことゆきのん!?)」

雪乃(しょうがないわね…こうなったら)

雪乃「実は今日、私のうちで夕食でも一緒にどうかと思ったのほら明日は休みだし、あなたたちにはお世話になっているしそのお礼も兼ねて(私とっさに嘘つくの上手いのね)」

結衣「えー!行く行く!またゆきのん家でごはん食べたいなぁー!」

雪乃「あなたはどうかしら?」

八幡「いーんじゃねーの?ま、ただ飯食えるならどこにでも行くけどな」

雪乃「決まりね(よかったまぁまぁ順調に事を運べそうね)」

ム"ーム"ーム"ー

八幡「ん、俺だ(小町か)」

八幡「もしもしどうした?」

小町《あ、もしもしお兄ちゃん?実は今日学校の当番で帰るの遅くなりそうなんだ。だから夕ご飯なにか適当に買って食べといて欲しいな~って》

八幡「ああそんなことかそれなら今日は雪ノ下の家で食べることになったから…」

小町《は?》

八幡「えっ」

小町《ううんなんでもないよ!じゃあ何も心配ないね》

八幡「あぁ(…俺はこいつらと食べるから良いが小町は帰っても1人だし今日は親の帰りも遅いな…)」

八幡「小町そのままちょっと待ってろ」

八幡「なぁ雪ノ下」

雪乃「何かしら?(え、何?)」

八幡「あー…すまんが今日は俺はパスしてもいいか?」

雪乃「は?」

八幡「えっ」

結衣「えっ」

雪乃「コホンッ、なぜかしら?比企谷君」

八幡「いや今日は親の帰りが遅いからな俺まで家にいないとなると小町が1人になっちゃうんだよ」

八幡「あいつもまだ中学生だしまぁ心配だからな。悪いが今日のところは」

雪乃「…そうわかったわ(なにか他の手を考えるのよ雪ノ下雪乃。小町さんが家で1人にならず尚且つ比企谷君と夕食を一緒できる最高の一手を!)」

結衣「あ、じゃーヒッキーのお家でご飯食べようよ」

雪乃(なっ…!)

八幡「え…俺ん家くんの?」

結衣「そうすれば小町ちゃん1人にならないしご飯食べれるじゃん!あたしも小町ちゃんと夕ご飯食べたいし」

結衣「いいっしょ?(良いって言えっ)」

八幡「あー…もしもし小町?聞こえたか?こういうことなんだが…」

小町《小町的には全然おっけーだよーむしろポイント高いしー》

八幡「そうか、んじゃ俺ん家にするか」

小町《それにしてもお兄ちゃん~?2人も女の子を家に連れ込むとはなかなかやりますなぁ》

八幡「んじゃ晩飯の食材は俺らで買っておくから」

小町《無視ときたか》

八幡「お前は気をつけて帰って来いよじゃな」

小町《あいあ~い》プツッ

八幡「それじゃ晩飯買いに行くか」

結衣「そうだね!行こう~(ヒッキーのお家!ヒッキーのお家!!)」

雪乃(比企谷君のお家!比企谷君のお家!!)

スーパー

雪乃「夕飯は何にしようかしらね」

八幡「俺はなんでもいいけどな」

結衣「カレーは?!」

八幡「カレー以外なら」

結衣「ぶーぶー」

八幡「昨日もカレーだったんだよ」

雪乃「それじゃお鍋なんてどうかしら?比較的に簡単だしあまり食器も汚さずにすむわ」

結衣「あっいいかも」

八幡「鍋かアリだな」

雪乃「では決まりね」

八幡「あとは何鍋にするかだな」

雪乃「色々な素があるのね…この豆乳鍋とかどうかしら?(食べてみたいわね)」

八幡「上手いのかそれ…」

結衣「はいはーい!あたしトマト鍋がいいと思う」目キラキラ

八幡「普通のじゃダメなのかよ」

雪乃「比企谷君、あなたそんな保守的な人間だったかしらもっと積極的な人間だと思っていたのだけど?他人のためなら自己犠牲もためらわない『人を呪わば俺一つ』がモットーのお人好しだったでしょう?」

八幡「無理矢理な理屈で何言ってるのかさっぱりわからんが俺の食生活まで口出すのやめてくださいお前は俺の嫁か」

雪乃「…え?あ、あぁえっと、?(よ、嫁)」//

八幡「っ、いやなんでもない今のは忘れてくれ」//

結衣「…なーんかあたしだけ疎外感感じるなーむー」

八幡「何がだよ」

結衣「ゆきのんとヒッキーちょっとイチャイチャしすぎ!うらやおかしいよ!付き合ってもないのに!(ずるいずるいずるい)」

雪乃「なにを言ってるのしら由比ヶ浜さん?この男とイチャイチャ?ふざけないでちょうだい(嫁嫁嫁嫁嫁///)」

結衣「と、とにかく!早く食材買って帰るよ?!ヒッキーはお肉!ゆきのんは野菜!あたしは飲み物買ってくるからあとで割り勘ね!はい解散!」

雪乃「わ、わかったわ」

八幡「お、おう」

結衣(ヒッキーのバカっデレデレしちゃって!)

八幡「んじゃ、それぞれ買うもん買ってきたし早いとこ帰るぞちょっと遅くなったしな」

結衣「そうだね」ツーン

雪乃「…」

八幡「由比ヶ浜、ほら袋よこせ俺のと交換だ」

結衣「えなんで?」

八幡「お前の袋飲み物だろ?俺のは肉だからお前がこっちもて軽いから」

結衣「!ヒッキーありがとう!」///

八幡「別に(う、可愛い)」

雪乃「…」

比企谷家

八幡「ただいまーっとまだ小町は帰ってきてないみたいだな」

雪乃「おじゃまするわ」

結衣「おじゃましまーす」

八幡「準備するか」

トントントントン
カチャカチャ

結衣「こういうのなんか楽しいよねー」

雪乃「そうね…それにしても」チラ

結衣「ねぇ?」チラ

八幡「なんだよ…」

雪乃「あなたがここまで料理できるとは思わなかったわ(私よりうまい…)」

八幡「料理ってか食材切ってるだけだけどな」

結衣「でもすごいよヒッキー!(すごすぎて泣きたくなるけど)」

八幡「まぁ毎日小町と一緒に作ってるしなこれぐらいは」
ガチャ

小町「たっだいまー!」

結衣「あ、小町ちゃんおかえりー!」

小町「ただいまです結衣さん!」

雪乃「お邪魔してるわね小町さん」

小町「いえいえ雪乃さんが家にいるなんてなんか新鮮です!」

八幡「鍋やるから早く着替えて手洗って来い」

小町「はーい」

雪乃「あなたとは真逆のような妹さんね」

八幡「はは、自慢の妹だよ」

結衣雪乃(私も自慢されたい!)

八幡小町結衣雪乃「いただきまーす!」

八幡「ああ、なかなかうまいなカルボナーラ鍋」モグモグ

雪乃「驚いたわ名前からして完全なゲテモノだと思ったのだけれど」モクモク

結衣「あ、おいしー今度ウチでもやろー」モグモグ

小町「おいしーですねー小町的にポイント高いです」

雪乃「小町さん?前から気になっていたのだけれどそのポイントとはどんなポイントなのかしら?」

八幡(え、そこ気になんの?)

結衣「あ、あたしも気になる」

小町「(いや特にないけどまぁいいや)実はある一定のポイント数を稼ぐと、お兄ちゃんとお風呂に入ったり夜一緒に寝たりできるんです」

結衣「えええ?!(ええええええ?!)」

雪乃「…っ!き、興味深いわね(お、お風呂?!え?風呂?)」

八幡「」

小町「はい、実は昨日ちょうどポイントを使ったばっかりで一緒にお風呂入って寝ました」

八幡「ブーーッッ!!」

結衣「えぇぇぇぇ?!(えええええええええ?!?!?!)」

雪乃「ええええええ?!?!」

八幡「あれはお前が勝手にっ」

結衣「ヒッキー!どいうこと?!小町ちゃんとお風呂入ったってホント?!」

雪乃「説明してもらおうかしら?比企谷君?それはもうこと細かに詳しくたっぷりと」

小町「お兄ちゃんはシスコンですから~(ふふふもう小町のものになるまでそう遠くないな)」

八幡「まてまてまてまて!!昨日は小町が勝手にだな」

小町「夜なんかまるで赤ちゃんみたいに抱きついてきて…小町も必死に抵抗したんですけどお兄ちゃんが野獣のように」オヨヨ

雪乃(や、野獣…)ゴク

八幡「おい小町!お前あることないことベラベラとっ!」

結衣「あることってなに?!やっぱりヒッキー小町ちゃんを…へ、へんたい!エッチ!スケベ!れ、れいぷま!」

八幡「ちがううう!!そんなことしてない!断じてしてない!いいか?!俺はな…」

小町(これでトドメだ!)

小町「小町の純潔…奪われちゃった…」ウソナキ

八幡「」

結衣「」

雪乃「」

結衣「…ヒッキー」マガオ

雪乃「比企谷君…」マガオ

八幡「ひいい」

結衣雪乃「ちょっと話があります」

小町(にひひwお兄ちゃんがんばって~)

八幡部屋

雪乃「…」

結衣「…」

八幡「」

雪乃「で?」

八幡ビクッ

雪乃「どこまでが本当なのかしら?」

結衣「ヒッキー、正直に言った方がいいよ。あたし今何するかわからないから」

八幡「オーケー落ち着け。クールに行こうクールにな」

八幡「まず、俺が小町を襲ったというのは嘘だ。さっきのは小町の妄言、俺は小町になにもしていない本当だ」

八幡「小町の純潔は守られているここまではいいか?」

結衣「いいから話して」

八幡「(由比ヶ浜こえぇ)…ぇーと…その、風呂に…入ったのと寝たのは本当だ」

八幡「でも!!でもな?!どちらも小町の方から来たんであって俺から迫ったわけじゃない!」

八幡「本当だ!信じてくれ」

結衣「…」

雪乃「…」

雪乃「私たちの眼を見て言えるかしら」

八幡「ああ!言えるとも!本当だ信じてくれっ」ジッ

雪乃 ジッ

結衣 ジッ

八幡結衣雪乃 ジーッ

雪乃 ボフッ///プイ

結衣 ボンッ///ウツムキ

結衣「ゆきのん…」//チラ

雪乃「そ、そうね信じてあげてもいいわ」

八幡「本当か?!」

雪乃「ただし」

八幡「?!」

雪乃「…(言うのよ雪乃!思いきって!言いなさい!)」

雪乃「わ、わたシたちトモおふロにはいりなさイ」

雪乃(言った!言った!////)シュー

結衣(ゆきのんんんん?!?!)

八幡「な、何言ってんだお前…」

結衣「ゆ、ゆきのんの言ってることは正しい!ヒッキーがその、どんな風に小町ちゃんと接したのか説明が必要です!」

雪乃(由比ヶ浜さん…!)アイコンタクト

結衣(ゆきのん…!)アイコンタクト

雪乃結衣 オヤユビ グッ

八幡「」

ドア越し
小町(へぇ~そうきたか)

雪乃「そ、そうと決まれば早速入るわよ?!(もうどうにでもなればいいわ)」

八幡「はぁ?!本気か?!」

結衣「あ、当たり前だし!ヒッキーも男でしょ?!もう潔くしなよ!(もう深く考えるのはやめよう)」

八幡「男だからまずいんでしょ?!」

雪乃「問答無用よ!」グイッ

八幡「お、おい!」

小町(下手なバラエティより面白いな)

八幡「ほ、本当の本当に入るのか…?」

結衣「もう!ヒッキー女々しい!」

八幡「ぐ…わかったよ!どうなったって知らねえからな!」ヌギ

雪乃「ちょちょっといきなり脱がないでちょうだい…っ」///

結衣(あわわわ///)

八幡「うるせえ!向こうむいてろ!」ヌギヌギ

雪乃「…!」クルッ

結衣 クルッ

雪乃結衣 チラッチラチラッ

雪乃結衣 ボフンッカァ/////

八幡「先に入るからな!」

ガチャッバンッ

雪乃(心臓もつかしら)

結衣(見ちゃった見ちゃった!ヒッキーのっ…!)

雪乃「わ、私達も入るわよ」

結衣「う、ウンッ?!」

八幡「なんでこんなことになった?どこで間違えた?」ザー

八幡「あ、最初からだ」

バンバンバンバンバンバンバンバンバンバン
バン       バンバンバン゙ン バンバン
バン(∩`・ω・)  バンバンバンバン゙ン
 _/_ミつ/ ̄ ̄ ̄/
    \/___/ ̄
  バン    はよ
バン(∩`・д・) バン  はよ
  / ミつ/ ̄ ̄ ̄/   
 ̄ ̄\/___/
    ドゴォォォォン!!
        ; '     ;
     \,,(' ⌒`;;)
   !!,' (;; (´・:;⌒)/
  ∧_∧(;. (´⌒` ,;) ) ’
Σ(* ・ω・)((´:,(’ ,; ;'),`
 ⊂ヽ ⊂ ) / ̄ ̄ ̄/
   ̄ ̄ ̄\/___/ ̄ ̄ ̄

          /\
     . ∵ ./  ./|
     _, ,_゚ ∴\//
   (ノ゚Д゚)ノ   |/
  /  /

 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
ポチポチポチポチポチポチポチポチポチポチ
ポチ     ポチポチポチポチポチポチ
ポチ(∩`・ω・) ポチポチポチポチポチ
 _/_ミつ/ ̄/_
      /_/

ガチャ

八幡 ドッキーン

八幡 ドキドキドキドキ チラッ

結衣 ////タオルマキ
雪乃 ////タオルマキ

結衣「ジロジロ見るなし!ヒッキーのエッチ!!」

八幡「すすすすまん!」

雪乃(あ、心臓もたないわコレ)

八幡結衣雪乃「…」

八幡「と、とりあえずシャワー浴びろよ…」

結「あ、うん…///」

雪乃「///」

八幡「………………!!!!!っ」

八幡(これはっ!ヤバイ!タオルがお湯で濡れて、す、透けてる!)クルッ

八幡(アカンアカンアカンアカン)

結衣「……!!ゆ、ゆきのんっ///」

雪乃「?…!あっや、見ちゃ…ダメ…///」

八幡「見てない見てない見てない見てない!!」

八幡(なんだこれええええええ)

結衣「…ひ、ヒッキー!背中…流したげる…//(あ、アピールしなきゃ!小町ちゃんに負けてられない)」

八幡「え、お、おうじゃあ頼む…」

八幡(じゃねーだろっ!!!おかしいだろ!!)

結衣「ヒッキーの背中おっきーんだね…」ゴシゴシ

八幡「あ、あぁあ」

雪乃(比企谷君の肌綺麗ね触って見たい…」

八幡「雪ノ下、心の声漏れてる」

雪乃「っ!!!////」プシュー

結衣「ゆきのんもほら、ヒッキーの身体で洗ってあげて…?」

雪乃「う、こ、こうかしら?//」ゴシゴシ

八幡「あ、ああ、サンキュ…」

雪乃 カァッ///

>>156ミス
ヒッキーの身体、洗ってあげて

ザパー

八幡「じゃぁ俺出るから」

結衣「ま、まってよヒッキー!こ、今度はヒッキーが背中流すばんだよ!?」

八幡「ええええ」

雪乃(由比ヶ浜さん?!これ以上は私の心臓が!)

結衣(ここまできたら行けるところまでいくしかないし!)

結衣「ほら早く!ゆきのんも座って!ヒッキー2人の背中の洗ってよね!」

八幡「ぉおぉおぉおう…」

八幡「じゃ、じゃあ失礼します…」ゴシゴシ

結衣「ん…」

雪乃(ぁん…)

八幡(由比ヶ浜の肌すげー白い…きめ細かいんだろうな。
雪ノ下もタオルから白い太もも見せつけてんじゃねーよ!そういえば川行った時に思ったけどこいつらすげースタイルいいんだよな…
由比ヶ浜は出るとこ出てるし雪ノ下はモデル体型でスレンダーだしな…そう言えば由比ヶ浜は祭りのときもうなじがエロかったな、雪ノ下は私服すげー可愛かったなあれ。
またツインテールにしてくれないかな…つか今それが目の前にあるんだな今度は水着も私服も無しで。
ヤバイな意識すると興奮しちまう…クソッなんでこいつらこんなにエロい身体してんだよ!反則だろ!顔も可愛いしなんなんだよ!」

結衣「…あの、ヒッキーそんなストレートに言われるとは、恥かしい…」カァッ/////

雪乃「あなたって本当にゲスね…」////プシュー

八幡「ハッ?!?」///

八幡「すすすすすまん!!俺もう出るからっ!」

ガチャッバンッバタバタバタ

結衣「…」

雪乃「…」

八幡「やっちまったやっちまったやっちまった」

八幡「あああああああ」

小町「お兄ーちゃん!なかなか大胆ですな」

八幡「もう、ほっといてくれ…」

小町「アイス食べる~?」

八幡「…おうもらう」

小町「じゃあ小町が食べさせてあげる」

八幡「は?いらねーよ自分で食うっつーの」

小町「だーめ!ほらっ」ドスッ

八幡「こら膝の上に乗ってくるな」

小町「へっへへ~この大勢いやらしいね~//」

小町「こんなとこ結衣さんと雪乃さんに見られたらどうなっちゃうかなぁ?」

八幡「わかった食べさせてくれ速攻で」

小町「はいあ~ん」

八幡「…あ~ん」

結衣「な、なにしてんのヒッキー!(あたしもそこ座りたい!)」

雪乃「なかなか面白いことやってるわね混ぜなさい」

小町八幡ビクゥッ!!!

小町「あ、あはは雪乃さん結衣さんパジャマ似合ってますよ」

雪乃「あらありがとう小町さん。あなたのパジャマを貸してくれて助かったわ(勢いで混ぜなさいとか言っちゃったわ触れられてないからよしとしましょ)」

結衣「やっぱりちょっとサイズは小さいけどね」

小町「いえいえ…」

小町「お二人もアイス食べます…?」

結衣「…ヒッキーが食べさせてくれるなら食べるしー」

雪乃「名案ね由比ヶ浜さん」

八幡「もう驚かない」

八幡「ほらよ」

結衣「あ~ん//」パクッ

雪乃「はむ//」

八幡(なにこれ餌付け?)

結衣「ダッツおいしー」

雪乃「なかなかね」

小町(お兄ちゃん取られちゃったな)

結衣「おいしかったー」

結衣「えへへっヒッキーありがとっ」

八幡「(可愛い)お、おう…」

八幡「そろそろ寝るか」

雪乃「そうねもう12時まわっているし」

結衣(ヒッキーと寝たいな…//)

小町「じゃぁ雪乃さんと結衣さんは私の部屋で(お兄ちゃんに手はださせないよ)」

結衣「うん、わかったー(さすがに無理かー)」

八幡「じゃ、おやすみ」

結衣「おやすみヒッキー」

雪乃「おやすみなさい比企谷君」

小町「お兄ちゃんおやすみー」

八幡部屋

八幡「つかれた…」

八幡「…」

八幡(抜いてから寝よ)

小町部屋

結衣「お泊りってテンションあがるよねー」

雪乃「確かに、いつもより目が冴えてるわこんな時間なのに」

小町「今日はありがとうございました」

雪乃「いいのよ小町さん日頃あなたのお兄さんにも、まぁお世話になっているしねこちらこそお礼を言うわ」

小町「あの、兄は学校でうまくやってますか?あまりそう言うこと話さない人なので」

結衣「んーヒッキーはうまくやってるって言うかうまくやり過ごしてるかな。勉強もそこそこできる見たいだしね」

雪乃「そうね…比企谷君なんだかんだで知り合いの少ないこと以外は学校生活では問題なさそうね」

小町「そうなんですかーちょっと安心しました」

小町「結衣さんと雪乃さんがいれば兄は大丈夫そうですね(なんかこの2人にならお兄ちゃん任せられるかな…)」

結衣「どちらかと言うとあたしがヒッキーに迷惑かけてることが多いし…あはは」

結衣「サブレのときとかもそうだったし…」

結衣「ヒッキーは友達は少ないかもしれないけど、だからこそ人の痛みが人並み以上にわかると思うし、問題を他の人とは違う目線でみることができる、す、素敵なお兄さんだとおもうよ(あぅぅ恥ずかしい)」///

小町「…」

雪乃「私も文化祭実行委員の時は比企谷君に助けてもらったわ…彼は小町さんが思ってる以上にしっかりやっているわよ」

小町「なんか、兄を褒められるとすごく嬉しいです…//えへ」

結衣「小町ちゃんてヒッキーのこと大好きだよねー、ヒッキーも小町ちゃんのことすごく思ってるし…ちょっと、うらやましいかな」

小町「兄は昔からあたしのことすごく大事にしてくれてて…あたしの言うこと文句いいながらも聞いてくれるしなんか兄妹って関係以上に特別な存在です」

雪乃「…正直、妬けるわね」

結衣「ゆきのん…」

雪乃「小町さんに嫉妬するなんてみっともないわね…」

小町「それ、逆ですよ?」

雪乃結衣「え?」

小町「兄は中学の時はあたしのために早く帰ってきてくれたり休日は家にいてくれたりしてたんですけど」

小町「高校で奉仕部の活動をし始めてからは帰りが遅くなることが増えたし休日の外出も増えました」

小町「1番驚いたのが女の人の名前が兄の口から出るようになったことですかねそれも2人も」

小町「お2人とも知らないと思いますが兄と話してるとお2人のことばっか話すんですよ?結衣さんがどーとか雪乃さんはこーとか」

小町「嫉妬しまくりですよ!」プンプン

雪乃「でも、それを言うなら…ねえ?」

結衣「ねえー?」

小町「?」

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2016年08月10日 (水) 08:04:29   ID: 1fV7ZMeN

続きはよ

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom