比奈「いいっスねぇ」
http://i.imgur.com/6pkzJPe.jpg
http://i.imgur.com/q2v1vzY.jpg
P「いいなぁ」
比奈「まだ春には早いでスけど」
比奈「こうやって天気のいい日には公園で日向ぼっこしててほっとできまスねぇ」
P「できるなぁ」
P「比奈だけに?」
比奈「そんな楓さんじゃあるまいし」クスクス
P「お茶飲むか?」
比奈「はい」
P「うん」
トポポ…
P「はい」
比奈「どもっス」
比奈「……」ズズ…
比奈「…はふ…」コクン
比奈「えへへ。あったかいなー」ニヘラ
P「そうだな」ズズ
ぽかぽか・・
比奈「たまには外でのんびりするのもいいなぁ…」ポワポワ
P「そうだな」
比奈「冬眠もそろそろおしまいでスかねー」
P「冬眠してたのか」
比奈「私年中冬眠中と言っても過言でないでス!」
P「それは過言であって欲しい」
比奈「ちょっと語気つよめたら体力を消耗したっス」ケホ…
P「よわよわしいな」
比奈「冬眠中なもので」テヘ
P「お茶飲め」
比奈「どもっス」エヘヘー
比奈「こくこく」
比奈「そういえばそろそろひな祭りでスね」プハ
P「そういえばもなにも」
P「ライブ、あるだろ」
比奈「ありまスねー。比奈だけにっスかねー」ウヘヘー
P(ぼーっとしたままだけどなんだか嬉しそうだな)
比奈「いやぁでも」
比奈「比奈だけにーとか言っても、やっぱ照れるっス。私がおひな様なんて荷が重いでスし」
P「そうか?」
比奈「でスでス」コクコク
P「そうかなぁ…」
P「そうだ。お腹空いてきたし、弁当開けるか」
比奈「そうでスね」
ぱか
比奈「おいしそうでス」
P「うん。どうぞ」
比奈「いただきまス」ペコ
比奈「…ではこのおにぎりを…」パク
比奈「むぐ。…おいひいれふ」モグモグ
P「そっか。よかった」
P「でも喋るのはちゃんと飲み込んでから」
比奈「んう」コク
比奈「♪」オイシイナー
P「まあ」…ズズ…
比奈「?」モグ
P「気負わず楽しくやればいいんじゃないかな」コト
比奈「……」…モグモグ…コクン
比奈「えへへ。そうっスね。…楽しく」
P「うん」
比奈「はい」
比奈「気負わずってのは柚とか見習えばいいっスかね?」
P「あれは極端だ」
P「たしかに柚もひな祭りの仕事をしたことがあるが…」
比奈「比奈が仲間に加わったっスよ♪…とか」
P「…」
比奈「あう」
比奈「や、やっぱいまのはなしでス!」
P(せっかくだから最後まで言って欲しかった)カワイイ
比奈「…//アウー…」プシュー
比奈「ほ、ほら。プロデューサーもどうぞっス!あ、あーんスよ!」
P「もが」
P「もごもご」(照れ隠しにあーんとかするなよ)
比奈「…」ハッ
比奈「あ、あーんとか…よ、よけい恥ずかしいっスね!?」カァァ…
P(おお。よく分からんが自爆しとる…ノリツッコミ?)モグモグ
比奈「あわあわ」プスプス…
P(面白いし可愛いな)
P「せ、台詞はともかく」コホン
比奈「?…は、はい」
P「うん。春を前にしてのライブだから、とにかく楽しく――それに、さむい季節を終わらせるつもりで、吹き飛ばす勢いで!」
P「…ってのはちょっと大げさだが。まあ元気よくって感じかな」
比奈「元気よくとか無理っス」
P「きっぱりだな」
比奈「えー。元気よくとか私の仕事じゃないっスよぅ。そういうのはほら仁奈ちゃんにおまかせするっス」
P「えぇ…」
比奈「春はやっぱのんびりっスよー。春眠暁を覚えずっス。…あれっ私べつに冬眠から覚めることないんじゃ…」ハッ
P「いや起きてくれよ頼むよ」
比奈「うへへー。いやだー♪」ゴロゴロ
P「草つくぞー」
比奈「プロデューサーにあとでとってもらうので大丈夫でス♪」
P「……」ハァ
ころん
比奈「…」モゾ
サァァァァ…
比奈「…」
比奈「…」エヘヘ
比奈「みんながんばりすぎでス。一年の初めくらい…春のぽかぽかした季節くらい、のんびりするっスよ」
P「…うん。そうだな」
比奈「はい」ニヘー
比奈「だからみんなののんびり屋さん比奈ちゃんでス」
P「その紹介はなんだか可笑しい」
比奈「日本中を…なんかこう、元気にしちゃうっスよ。のんびり」
P「どんなアイドルだよ」
比奈「こんなアイドルでス」ニコ
P「……。そうだな」
比奈「はいっス」ニヘラ
P「まあいいか。比奈っぽいし」
比奈「ねっ」
P「ね、じゃねえよ」ペチ
比奈「あう。えへー」…サスサス
P「ちなみに春くらいって…じゃあ夏はどうなんだ?」
比奈「暑いしのんびりしたいところでス」コク
P「秋は?」
比奈「過ごしやすでスしおいしいものでも食べてのんびりしたいでスねぇ」コクコク
P「…冬は?」
比奈「さっきも言ったじゃないっスかーもー。さむいから冬眠でスよ冬眠っ」カッ
P「けっきょく年中のんびりじゃねえか」グニ
比奈「ふあー」
比奈「ほっぺひゅままらいれくらひゃい」
P「やだ」ムニムニ
比奈「ぼうろくはんたいれふー。いじわるれふー」アウー
P「年中のんびりしてるやつの面倒は俺が見てるんだが」
比奈「へへーありらとーごらいまふ。たふかってまふ」
P「おかげさまで俺はのんびりできない」グニー
P「…あはは。まあ…さっきも言ったけど、それはすごく比奈らしいけど」…パッ
比奈「あうっ」ムニッ
比奈「…えへへー。はい。私だめな子でスから」ニヘー
P「いやだからってそんないい笑顔でそう了解されてもな」
比奈「てへー」
比奈「…」…サスサス
比奈「…ふふ…ねえプロデューサー?」
P「ん?」
比奈「私…可愛くなれたかな?」
P「…急にどうした」
比奈「いえ。どうってこともないでスけど…どうでスか?」
P「…そりゃまあ」
P「可愛くなったと思うよ」
比奈「よかった」
比奈「じゃあちょっとくらい自惚れてもいいでスかねー」
P「…?」
比奈「…」コロコロ
比奈「えと…こんな可愛い子のお世話ができるなんて」
比奈「プロデューサーこそ幸せものでスよー…なんて」
P「……」
比奈「…」
比奈「…い、」
比奈「いやああのいまのは」
P「…」ガシッ
比奈「ふああっ」
P「マンガの見過ぎだお前は」ガシガシ
比奈「ふあぁ…っ、せ、せっかく、ちょっとだけちゃんとととのえたのにー……わ、わしわししないで欲しいっスー」
P「うるさい。こっち見るな」
ぼさぼさー
比奈「…」
比奈「…」ボサボサニナッチャッタッス…ズーン
P「いやどうせ整えたのはもともと俺だろ」
比奈「そ、そうでスけどー」
比奈「……せっかく可愛くできてたから、その……こんなのでプロデューサーのよこに立つわけには…」
P「…はいはい」ハァ
ぽん
比奈「?わぷ」
P「…」ナデナデ
P「それでも十分可愛いし、…俺はこんなに可愛い子と一緒に歩けて幸せ者です」
比奈「……」ナデ…
比奈「えっと…ツンデレ乙?」
P「…」ワシワシ
比奈「ああっ。こ、これ以上私をどうしようって言うんでスかぁ」ワサー
P(わりと本心なんだけどな。…こっちこそ申し訳ない)
比奈「あわー」
P「……」ハハ
比奈「じ、冗談っス!」ボサボサー
P「おう」
比奈「う、うス…えへへ。ありがとうございまス。いつも助かってまス」ニヘラ
P「はいはい」
P「よし。じゃあそろそろ帰るか。飾り付けはまだ早いけど、埃くらいは落としておかないとな」
比奈「はい」
比奈「あ、…へへ。はい」
P「ん?」
比奈「起こして?」
P「……」
・・・ぎゅっ
P「よっと」グイ
比奈「ふわ…えへっどうもーっス」パッ
P「はいよ」
比奈「はい」
比奈「…ふふふ。いつでも私を起こしてくれるのはプロデューサーでスね」
P「ん?」
比奈「冬眠ちゅーとか。プロデューサーに会わなかったら私、このままずーっと眠ってたままだったかも。…それはそれで楽しそうでスけど」
P「いやいや」
比奈「ふふっ。冗談冗談っス♪」ニヘー
比奈「…、でも」
比奈「だから、ありがとうございまス。これからもたぶん目をはなすとねむっちゃったりする…だめな子でスけど。よかったら、面倒見てあげて欲しいな」
P「…」
P「…うん。目をはなすと眠っちゃうような子だから、」
P「ちゃんと面倒も見るし。ちゃんと見てるよ」
比奈「はい。助かりまス。えへー」ニヘー
P「うん」
P「とりあえず草とらないとな、草」プチプチ
比奈「あう。ふふっくすぐったいでスよー」キャッキャッ
P「じっとしてろ」プチ
比奈「はーい。…えへへ…こ、これって、なんかちょっとどきどきするっスねー…」
P「なにか言ったか?」
比奈「なんでもないっスよー」エヘヘ
P「よし。オッケーだ」
比奈「わーい。どうもでス!」パッ
P「…」
比奈「?…」
くるん
比奈「へへ。どうかしたっスか?」
P「いや」
P「うん。やっぱり比奈は可愛いよ」
比奈「……」…パタ
比奈「…えへへ。どうもでス」ニコ
P「いえいえ」
P「もう少し暖かくなったらまた来ようか」
比奈「いいでスねー」
P「今度は比奈がお弁当を作って来てくれよ」
比奈「も、もちかえって検討しまス…」
P「それは断るときの定型句な気もするが」
比奈「ま、まあまあ」
比奈「ひな祭りの季節くらいたくさんあまやかして欲しいっスよー」
P「いつも甘やかしてるっつーの。比奈だけに?」
比奈「ううん。女の子だから。っス♪」
・・・・おしまい
おわり
比奈さん新SRおめ。(シルエット的に)知ってた
ホント可愛い。大好き
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