オカマ「さっき、ムカついたからそこの店でぶって来てやったわ……。ざまぁみなさいクソ野郎」
女「野蛮だなぁ……」
オカマ「…」グスッ
女「泣いてるじゃない。ほんとは諦めらめ切れてないんでしょ。外寒いから、家の中に入りなよ」
オカマ「いつも…ごめんなさい」
女「気にしないで。こんな夜遅くに家訪ねて来るものだから、心配したじゃない。ホットミルクでも飲む?」
オカマ「………酒がいい」
女「重症ね……」
女「今、ビール持って来るからちょっと待ってて」
オカマ「ん…」
女「…所で、振られた原因は?」
オカマ「>>2」
なよなよしたオネェよりガチムチの方が好みって言われた
オカマの外見が気になる
オカマ「なよなよしたオネェよりガチムチの方が好みって言われた」
女「Oh……それは気の毒ね…」
オカマ「なんなのよあいつ!散々あたしに気がある様な態度取っておいて!!それなのにっ…!今思い出しただけでもムカつくわ!!」
女「はは……まぁ、好みは人それぞれだし、仕方無いんじゃない?ほら、ビール」コトッ
オカマ「あんな奴っ!あんな奴……っ、クソ……」
女「…次の出会いがあるよ。今のご時世、ホモだらけだしさ」
オカマ「そうね……」プシュッ
女「そうよ。次があるって」
オカマ「ありがと」グビー
オカマ「ぷはぁっ…」コトッ
オカマ「………ねぇ」
女「んー?」
オカマ「……アンタは…いや、やっぱり何でもないわ……」フイッ
女「気になるじゃん。教えてよ」
オカマ「…>>8」
オカマ「………あんたが、あんたが女じゃなけりゃ良かったのに」
オカマ「そう思っただけよ…」
女「そっか……」プシュッ
女「」グビー
オカマ「…今日、泊まっていい?」
女「いいよ。明日は休日だしね」
オカマ「……ありがと」
女「…ふふっ、今日は珍しく素直なのね」
オカマ「…うるさいわね。失恋して気が狂ってんのよ。放って置いて」
女「はいはい。愚痴、聞こうか?」
オカマ「……あんたってほんとに…良い奴ね…」
女「どうしたの?酔ってきた?」
オカマ「前言撤回」
女「じょーだんよ」
オカマ「……>>12」
好きな人とかいる?
オカマ「……好きな人とかいる?」
女「突然どうしたの?やっぱり酔って…」
オカマ「あんたはいつも自分の事を話さないから」
女「……」
オカマ「人の恋を応援する前に自分の方はどうなのよ。気になる人の一人や二人、いない訳じゃないんでしょ?」
オカマ「あたしで良ければ、聞くわよ。いつも喋ってばかりだし」
女「……」
女「気になる、人ねぇ……」
オカマ「……」
女「…いないかな」
オカマ「嘘」
女「……」
女「>>16」
お地蔵様
女「お地蔵様」
オカマ「は?」
女「………今日、散歩途中にお地蔵様を見かけたなぁ、て」
オカマ「…話、はぐらかしてんじゃないわよ」ジッ
女「いないものはいないの。新しく執筆を始めた小説もお地蔵様の話なんだから」
オカマ「へぇ…、新作楽しみにしてるわよ……ってそうじゃなくて!色気ないわねぇ。あぁー、つまんない」
女「…やっぱ酔ってるでしょ」
オカマ「はぁ?何言ってんの。あたしは酒に強い方なんだから。それより、この部屋あっついわねー」
女「それは貴方が酔ってるからです」
オカマ「あんたこそ酔ってんじゃないの?顔赤いわよ」
女「…そんな訳ないでしょ」ポー
オカマ「…」
オカマ「>>18」
心配で帰れなくなるじゃない
オカマ「心配で帰れなくなるじゃない」
女「今日は、泊まって行くんじゃないの?」
オカマ「気が変わったわ。今日は帰る」スクッ
オカマ「いつまでもあんたに世話になってちゃ悪いでしょ」
女「…後、10分一緒にいてよ」
オカマ「…酔ってるわね。飲みすぎたんじゃない?」
女「……ねぇ」
オカマ「何よ」
女「>>21」
私さぁ…職場の既婚の上司と不倫してるんだ…あはは
女「私さぁ…職場の既婚の上司と不倫してるんだ…あはは」
オカマ「よし、酔い確定っと。あんた、小説家なんだから職場いらないでしょ。面白い冗談言うわね。あたし、もう帰るわよ。それじゃまた明日来るから」
女「………」グデー
オカマ「…しっかりしなさいよ。帰るからね、んじゃ」ガチャッ
パタンッ
オカマ「………」
オカマ「どこが面白いのよ………」
女「……」
女「………職場ってのは嘘だけど」
女「…………それ以外は…冗談なんかじゃないよ」
女「………最低だなぁ…私…」
女「……眠たくなって来た」
女「……」スー
翌朝
ピンポーン
女「……………んぅ」Zzz
女「……んんぅ?」ハッ
女「しまった!」ガバッ
ピンポーン…
女「!すみません!」タタタッガチャッ
先輩「よっす……」
女「あっ…」
先輩「お、お前…なななんだその格好…」
女「あっ、え、えっと…その、昨日友達と夜遅く飲んでそのまま寝ちゃって…はは…。ジャージのままなんです…ごめんなさい」ペコリ
先輩「ね、寝てたのか…。それはすまん…」
女「いえ。先輩は何か用事でしょうか?」
先輩「おう……なんだ…その…今日は休日だろ?だから…」
先輩「…>>26」
町内マラソン大会のついでに此処に寄ったんだ
先輩「…町内のマラソン大会のついでに此処に寄ったんだ」
先輩「あ、会えるかなと思って……」
女「!」
女「…ふふっ」
先輩「うぅっ…」カァ
女「嬉しいです。有難うございます。先輩…いえ、先輩さんはマラソン大会に出るんですか?」
先輩「あ、ああ。まだ、時間はあるんだけどさ……」
女「その…こっそり会ってる事…お、奥さんにバレたりしませんでしたか…?」
先輩「!」
先輩「………ああ」コクリ
女「そ、そうですか……」
先輩「……」
先輩「な、なぁ…」
女「は、はい。何でしょう?」
先輩「>>30」
もうやめにしないか?こんな関係
先輩「もうやめにしないか?こんな関係」
女「え……」
先輩「…俺は、俺はお前が好きだ。それは変わらない。けど、けれどこんな…こんな関係は…やっぱりいけないと思うんだ…」
女「……そ、ですか…」
先輩「……勝手な事言ってるって分かってる。でも、だから…俺は……」
女「っ……」
先輩「妻に正直に話すよーーーーーー」
女「!!」バッ
先輩「ちゃんと、全部話す。それが終わったら、また俺の事を好きになってくれるか?」
女「……>>32」
もちろんです!待ってます
了解。今日はここら辺にしとくよ。また明日書く
突然思い付いたオカマ×女SSだけど、しかも何故か安価にしちゃったけど最後まで見てくれれば嬉しい
あと、おまいら安価ありがとう
明日も頼むわ
ほんじゃお休み
>>5
想像にまかせるよ
女「もちろんです!待ってます!」
先輩「!」
女「だから…だから早く戻って来て下さいねっ……」
先輩「…約束する。待っててくれ」
女「……ぅぅ…」
先輩「…何で泣く」
女「嬉しくてっ…うぅっ……」ポタ…
先輩「……そうか」
女「あっ、た、大会まで時間あるならあがって行きますかっ…?」
先輩「!」
先輩「そそそうだな……えっと……」
先輩「…」
先輩「>>38」
昨日、誰か来ていたのか?
先輩「…昨日、誰か来てたのか?」
女「え?昨日…ですか?昨日は友達が…」
先輩「あっ、あぁ!そう言えばそうだったな!」
女「…ふふっ、唐突な質問ですね。どうしたんですか?」
先輩「い、いやぁ…なんつーか…ははは…」
女「変な先輩さん。所で、あがり…ませんか…?」
先輩「………そう、だな…。もうすぐ大会の時間だし、今日はやめとくよ…。その…一緒にいたら、もっといたくなっちまう…」
女「!」ドキッ
先輩「だ、だから、さ…明日の夜…来ても良いか?」
女「……!」コクン
先輩「そ、そうか!じゃあ、俺は大会に行くよ。また明日来るから」
女「はい。待ってます」
先輩「じゃあな!」
先輩「」タタタッ
パタン
女「……マラソン大会かぁ。先輩さんは相変わらず、走るのが好きだなぁ…」
女「……そうだ。今度、一緒に朝のジョギング付き合おうかな」
女「……運動苦手な私が言ったらびっくりするかも。ふふっ」
女「…」
先輩『妻に正直に話すよーーーーーー』
女「…」ゴロン
女「…」ゴロゴロ
女「」ハッ
女「こんな事してる場合じゃない…」バッ
女「もうお昼近くだ……」
女「朝食、どうしようかな……」
女「………もういっか」
女「…小説書こう」
夜
女「」カキカキ
女「………ふぅ」ノビー
女「」チラッ
女「…あれ?もう夜中じゃん…」
女「だいぶ集中してたな…。疲れた……」
女「休憩、しようっと……」カタン
ピンポーン
女「?」
女「」トコトコ
女「はーい」ガチャッ
オカマ「………」
女「オカマじゃない。どうしたの?また振られた?」
オカマ「……」
オカマ「…>>42」
昨日の事だけどさ……
オカマ「…昨日の事だけどさ…」
女「昨日の事?昨日の事って……あぁ、お地蔵様の話?わざわざ、新作の調子見に来てくれたんだ。いつもありが」
オカマ「それじゃなくて!」
女「……」
オカマ「その………やっぱ、何でもないわよ!マラソン大会で疲れた!なかに入れなさい!」
女「何なのよ、もう…」
女「って…、マラソン大会参加したの…?」
オカマ「そうよ!休日は暇だから参加したの。結構疲れるものよね、あれ」
オカマ「楽しかったけれど」
女「そ、そっか。もう夕御飯食べた?」
オカマ「食べてないわ。久しぶりにあんたの手料理が食べたくなったのよ」
女「ご飯目当てだったのね…」
オカマ「あんたの料理は、おいしいから……」フイッ
女「ふふっ、嬉しい事言ってくれるじゃない」
オカマ「…>>45」
……男のニオイ?
オカマ「………男のニオイ?」
女「!?」
オカマ「……あんた、もしかして…」
女「…」
オカマ「…」
女「…わ、私に男なんているわけないでしょwww」
オカマ「よねぇwww」
女「そうそうwww」
オカマ「あたし男に飢えてるからっておかしな事言っちゃったわwww」
女「しっかりしてよ、もうwww」
女「そ、それより何食べるー?w」
オカマ「……」
オカマ「そうねぇ…」
オカマ「>>47」
安価ミスった
再安価
>>49
オムライス
オカマ「オムライス。オムライスが食べたいわ」
女「ん。了解。オカマってオムライス好きだったっけ?」
オカマ「あんたのオムライスは好きなのよ」
女「そ、そう…?」テレッ
オカマ「何顔赤くしてんのよ…。気持ち悪いわね」
女「…作んないよ?」
オカマ「もう作り始めてる癖に」
女「何だと」
オカマ「何よ」
♪
女「!メール…………あ」
オカマ「…誰?」
女「………と、友達よ。友達」
オカマ「…」
女「………>>51」
せ、先輩から…なんちゃって
了解した。今日はここまでにしとく。明日また書くよ
お休み
女「せ、先輩から…なんちゃって」
オカマ「………」
女「………え、えーと」
オカマ「……」
オカマ「…ビール」
女「れ、冷蔵庫からどうぞ…」
オカマ「…」カタ
オカマ「……所で、小説の進み具合はどう?」
女「!」
女「超順調よ!書き始めたばかりだけど少し見る?」
オカマ「見るわ」
女「そこの机の上に原稿乗ってるから」
オカマ「これね」ペラッ
オカマ「…………それにしても何でお地蔵様の話にしたの?凄く気になるわ…」
女「>>56」
秘密よ
女「秘密よ」
オカマ「…何かあるんでしょ?教えなさい」プシュッ
オカマ「しかもお地蔵様と、ある幽霊の話って斬新過ぎるわよ」グビー
女「そう?結構あるもんじゃない?」
オカマ「そうかしら…」ペラッ
オカマ「でも、まぁ…そのユニークな発想があんたの小説の見所だから…」
オカマ「そこは…その…す、素直にほめてあげても良いわよ…!」
女「…!」
女「…ふふっ」
オカマ「わっ、笑ってんじゃないわよ!人が折角ほめてんだから!」
女「ふっ…いや、何だかんだ私の書く小説の事ちゃんと見てくれてるんだなぁ、と思って……ふふふっ」
オカマ「………あ、あたり前でしょ…。あんたの作品なんだから…」
女「そっかぁ…。嬉しい…」
オカマ「う、うっさいわね…。恥ずかしいじゃない…」
女「……>>59」
あなたがもしオカマじゃなかったら、私もこんな嫌な女にならなくて済んだのかもね……
ってのをボソッと言う
女「………あなたがもしオカマじゃなかったら、私もこんな嫌な女にならなくて済んだのかもね……」ボソッ
女「いや、それも言い訳…か…」
オカマ「?」
オカマ「何か言った?」
女「何もー」
オカマ「何か言ったんでしょ」
女「幻聴です」
オカマ「……まぁいいわ。あ、そうそう。今日は泊まるから」
女「…私の許可は無いわけね…。明日の夜までには帰ってよ」
オカマ「ん。りょーかい」
オカマ「……お腹空いたわ。早くオムライス作って」
女「ちょっとは待ちなさいよ…」トントン
数十分後
女「オムライス、出来たよ」コトッ
オカマ「ありがと。ビールもう一本ー」
女「飲みすぎ。もうやめときなよ」
オカマ「うるさいわねぇ。こちとら失恋したばかりで気落ちしてんのよ。酒ぐらい好きにさせなさいよ」
女「気落ちって……そのわりには元気じゃないの」
オカマ「表にだしてないだけよ!内心では凄く落ち込んでるんだからっ」
女「あ、そうなんだ」
オカマ「そうよ!いいからビール寄越しなさい!」ヒョイッ
オカマ「」プシュッ
オカマ「」グビー
オカマ「ぷはぁっ」
オカマ「やっぱり酒に限るわねぇ」ポー
女「……ちょっと」
オカマ「>>63」
なによ…あたしが何も知らないとでも思ってんの?…あんたのお相手のこと
オカマ「なによ…あたしが何も知らないとでも思ってんの?…あんたのお相手のこと」
女「!な、何言って…」
オカマ「あたし、見たのよ。今朝、あんたの家に忘れ物した事に気付いて取りに戻ろうとした時に、見たの」
オカマ「会ってたじゃない。男と」
女「っ…」フイッ
オカマ「ねぇ、そうなんでしょ?」
女「違う…」
オカマ「…どうして嘘つくのよ。教えてくれたって…教えてくれたっていいじゃない…!」
オカマ「ねぇ…!」
女「……バカ言わないで。そんなんじゃ、ない」
オカマ「………そう。だったらもういいわ。この話はやめましょう」カチャッ
オカマ「」モグモグ
女「……」
女「貴方、きっと酔ってるわ…」
オカマ「そういう事に、しておいて」モグモグ
女「…」カチャッ
女「…」モグモグ
オカマ「…」グビー
オカマ「…ぷは」コトッ
女「オムライスにビールって……変わってるわね…」
オカマ「…なんだっていいでしょ」
女「……」
オカマ「……」モグモグ
女「…」プシュッ
オカマ「……ねぇ」
女「何?」グビー
オカマ「あんたは…覚えてる?」
女「…何を?」コトッ
オカマ「あたし達が出会った時の事…」
女「……あぁ、覚えてる。懐かしいわね…」
回想
中学時代の頃
体育教師『よし。今から、二人組になって練習始めろー』
『おい一緒に組もうぜー』
『いいよー』
ザワザワ
オカマ『…』ポツン
『なぁなぁ』
『何だよ』
『お前、オカマと組めよ』
『はぁ!?嫌だよ、気持ち悪い…。だってあいつ、あっち系の趣味なんだろ?何されるか分かんねぇよ』
『襲われたりとか?』
『うわぁ…』
オカマ『……』
トイレ
オカマ『…』ジャー
『あれってオカマじゃね?』
『ほんとだw何であいつ男子トイレにいんのwww』
オカマ『…』
『女子トイレ行けよwww』
『言ったんなってwww』
オカマ『…』フキフキ
『ハンカチ女物www』
『きめぇwww』
オカマ『…っ』タッ
『お前が酷い事言うからカマ逃げちゃったじゃんwww』
『俺のせいかよwww』
オカマ『っ……』タタタッ
オカマ『…っ』タタタッ
オカマ『……こんな時は屋上に…』タタタッ
オカマ『…』ギィ
オカマ『…』キョロキョロ
オカマ『…!』
女『……』カキカキ
オカマ『……』
女『……』カキカキ
オカマ『……』
女『…』カキカキ
オカマ『…誰、あんた…』
女『…!』ピタッ
女『』クルッ
オカマ『』ビクッ
これはノーマルなのか百合なのか
女『あら…貴方、確か隣のクラスの…オカマさん、よね?』
オカマ『…ええ。それよりあんた、フェンスの上に座ったりしたら危ないわよ…』
女『それもそうだね。よっと』ストンッ
オカマ『…!あんた…裸足じゃない…』
女『今の時期は、はだしに限るよ。屋上の床の熱が心地好く感じるもの。貴方もなってみたら?』
オカマ『え、遠慮しとくわ…。変わってるのね…』
女『…よく言われるわ。貴方は…何しに来たの?』
オカマ『……>>73』
今日はもう寝ます。また明日
お休み
>>71
俺はノーマルのつもりで書いてた
再安価
>>75
別に大した用事じゃないわ。気にしないで
オカマ『……別に大した用事じゃないわ。気にしないで』
女『そっか。ここにはよく来るの?』
オカマ『…別に。今日は…今日は、たまたま鬱になっただけよ…』
女『ふぅん…』
オカマ『…あんたは?よく来るの?』
女『よく来るってもんじゃないわ。学校に来たら、いつもここにいる』
オカマ『そ、そうなの…』
オカマ『…ね、ねぇ』
女『なぁに?』
オカマ『…その…気持ち悪くないの…?』
女『何が?』
オカマ『あ、あたしの事…』
女『……』
女『ねぇ、こんな言葉聞いた事あるかしら』
女『>>78』
《悲しみ、苦しみは人生の花だ》
女『悲しみ、苦しみは人生の花だ』
女『ってね』
オカマ『…!』
女『辛い経験をする事で人間は成長する』
女『だから、喜びも悲しみも分かる』
女『まぁ、私が言いたい事はただ一つよ』
女『周りに囚われず、貴方は貴方のままで』
オカマ『!』
女『人生楽しまなくちゃ、損よ?』トコトコ
女『それじゃ、私はこれで』ガチャッ
パタン
オカマ『………変な、女…』
オカマ『……悲しみ、苦しみは人生の花、か……』ゴロン
オカマ『…………空は変わらず、青いわね……』
オカマ『……』
数日後
オカマ『』ギィ
オカマ『』キョロキョロ
女『あら…貴方また来たの?』
オカマ『!』
オカマ『…いいでしょ、別に』フイッ
女『ここの所毎日来てるわね。そんなに気に入った?』
オカマ『何だか落ち着くのよ…。それより、またフェンスの上座ったりして…』
女『…ふふっ、心配してくれてるの?』
オカマ『そ、そんなんじゃないわよ!』
女『今、授業中だけどわざわざ脱け出して来たの?』
オカマ『ええ…そうよ。あんたは……いつもサボってるわよね…』
女『ここで小説書く方が楽しいもの』
オカマ『…自由ね』
女『その方が楽しいでしょ?』カキカキ
オカマ『…しかもまた裸足になったりして…』
女『晒け出すって気持ち良いわよ』カキカキ
オカマ『……羨ましいわ、その思考回路』
女『あ、そうだ。チュッパチャプス食べる?』
オカマ『食べる…』
女『はい』スッ
オカマ『ありがと…』ペリッモグ
女『…』カキカキ
オカマ『あんた、小説家が夢なんだっけ?』
女『うん』カキカキ
オカマ『…きっとなれるわよ』
女『!』バッ
オカマ『な、なによ…』
女『ううん、何でも。…ふふっ、ありがとう』
オカマ『うっ…』カアァ
……………………………
………………
……
オカマ「中学三年生の夏頃だったかしら?学校の屋上であんたと出会ったの」
女「…よく覚えてるわね」
オカマ「忘れるわけ、ない。あたしに取ってあんたは救いだったんだから」
オカマ「あんたは昔から、自由な奴だったわ。誰にも囚われず、自分のペースで生きてて…。でも、自分の意思はしっかりと持ってる、そんな奴だった」
オカマ「周りの人間と何処か違ってた。やけに達観的な人間だった。あたし、実を言うとあんたの事、憧れてたの。あんたみたいな生き方をカッコいいって思ってたのよ」
オカマ「あたしは…あたしは、あんたに救われたの」
女「……」
オカマ「親にも受け入れて貰えなかったあたしを唯一受け入れてくれたのがあんただったから。あんただけはあたしを裏切ったりしないって」
女「……」
オカマ「あたし、今でもあの時の事を鮮明に思い出せるのよ。あんたのなびく黒髪が、酷く眩しく見えた。ただ純粋な、無邪気な笑顔に惹かれたの」
女「っ……」
女「……貴方、やっぱり酔ってるわ」
オカマ「…そうかもね。おかしな事、言っちゃったわ。…忘れてちょうだい」
女「……」
オカマ「……あんたは変わったわね…」
オカマ「ずっと変わらないと思ってたあんたは大人になって、小説家になって変わったわ…」
オカマ「……あの時の無邪気さを感じなくなった。あんたの考える事が分からなくなったの」
オカマ「……あたし達はお互いに変わったわ。お互いに、ね…」
女「………そうね。ほんと、ほんとに…」
オカマ「…あたしは、ずっと考えてしまう。もしもあんたが男だったら、って何回も…。ほんと我が儘よね。出会っただけじゃ満足出来なくなってる。あんたを心のどこかで否定してる」
女「……」
オカマ「今のあたし、汚れてるの。あんたといる度、汚い事考えちゃってる。今だって…」
オカマ「昔は、あんたといれるだけで良かったのに…。それなのにっ……」
オカマ「…っ」
女「……汚れてるのは私の方よ」
オカマ「……>>86」
ksk
オカマ「………」カタ…
女「…!オ、オカマ…」
オカマ「…」
女「ち、近いわよ……」フイッ
オカマ「…逸らさないでよ」
女「……」
オカマ「目を見て…」
女「……」
オカマ「……ねぇ」
オカマ「あたしは、あたしは…あんたに取ってどんな存在なの…?」
女「……」
オカマ「…答えて」
女「……」
女「…>>91」
薬指のささくれみたいな存在
了解。今日はここら辺で。また明日書く
何か、毎度投下数が少なくてすまん
後、難しい台詞でも安価取ってくれてるおまいらに感謝
それじゃ、お休み
女「……薬指のささくれみたいな存在よ…」
オカマ「嘘。その言い訳、何十回も聞いたわ…」
女「嘘なんかじゃ、ない」
オカマ「嘘」
女「違うっ…」
オカマ「じゃあ、何で…どうしてそんな泣きそうなのよ……」
女「っ…」
オカマ「あんたが、あたしにくれた言葉、全部嘘な訳無い。あんたはいつだって…」
オカマ「いえ、それも昔の話ね…。今のあんたは…」
オカマ「嘘つきよ」
女「っ…!」ガタンッ
女「もう…もうやめましょっ…。こんな話。私、風呂入って来るからっ…」
オカマ「……」
女「……」タタタッ
オカマ「………嘘つきはあたしも同じね…」
…………………………
……………
……
『なぁなぁ!ちょっと聞いてくれよ!』
『何々ー?何かあったー?』
オカマ『…?』ピタッ
『さっきの事なんだけど!俺!C組の女とオカマが屋上で一緒にいるの見たんだ!』
オカマ『!!』
『あっ、俺も見た!!』
『まじで!?女もそっち系の趣味だったりしてw』
『あり得るw女ってなーんか変わってるよなー。こないだなんか先生の前で上履き片手に裸足のまま、しかも飴くわえて授業中に何食わぬ顔で教室に入って来たんだぜ?』
オカマ『……』
『まじかよwオカマと同類頭に虫でもわいてんなwww』
オカマ『…っ』ギュッ
オカマ『…あっ、あんた達!!』
『!?』
『オ、オカマ……』
『なんだよ…』
オカマ『おっ、女の事をバカにしたら許さないんだからっ…!!』
『は…?』
『ちょwww何良い子ぶってんのwww』
オカマ『ッ……良い子ぶってなんかない!!』
『女が悪く言われるのは代々お前のせいだろwww善人ぶってて楽しい?ねぇ?www』
オカマ『っ…!』
『やめとけよwwwカマ泣いちゃうぜ?www』
女『…ちょっと、何もめてんの?』
『!!』
オカマ『お、女……』
『な、何ももめてねぇよ。変人はどっか行け』
女『……』
女『>>99』
渾身のグーパンチ
女『ッ…』ガッ
『いっ!?』ドスンッ
オカマ『女!?』
女『……』
『なっ、何しやがる!!』
女『……行こう、オカマ』
オカマ『え、ええ…』
『なっ、待ちやがれ!!』
『せっ、先生に言い付けてやるからな!!』
オカマ『ね、ねぇ…ちょっと…あんな事して良かったの?先生に言われたら…』トコトコ
女『』ピタ
女『……先生とか、関係無いわ。私は私のやりたい事をやっただけ』
オカマ『…ふ、…ほんと、自由ね…』
オカマキャラってあんまり悪い奴いないよな
なんでだろ
女『…だって、その方が』クルッ
女『…楽しいでしょ?』ニカッ
オカマ『!』
オカマ『あんたは、ブレないわね…』
…………………………
……………
……
チュンチュン
オカマ「……ふあぁ」
オカマ「…久しぶりに見たわ。昔の夢…」
オカマ「」ギシ…
オカマ「」スタスタ
オカマ「」ガチャッ
女「!」
女「…おはよう」
オカマ「………おはよう」
オカマ「……昨日は泊めてくれてありがとね。あたし、もう…帰るわ」
女「……そう」
オカマ「…ええ」
女「あ、朝食……」
オカマ「…ごめんなさい。もう、いいわ」
女「…!」
女「そうよね…」
オカマ「……それじゃ」トコトコ
女「……」
オカマ「……」ガチャッ
パタン
女「……」
女「……ほんと」
女「寂しい、なんて……」
女「…私、どうかしてるわ……」
女「…」バフッ
女「っ…」
女「……」スー…
夜
女「………んぅ」
女「」ハッ
女「いけない!!今何時!?」バッ
女「あぁぁ…もう夜だ…。今日は、先輩さんが来るのに…」ギシッ
女「と、とりあえず着替えなくちゃ!いくら何でもまたジャージっていうのは…」
ピンポーン
女「」
女「は、はーい」ガチャッ
先輩「…よ」
女「先輩…中に入りますか?」
先輩「…おう。そうさせて貰うわ」
パタン
女「き、今日は早いんですね…。すみません、私こんな格好で…」
先輩「……あっ、いや!全然大丈夫!」
女「そっ、そうですか!」
先輩「……」
女「……」
女「…あ、あの」
先輩「……妻に、話したよ」
女「…!」
先輩「…>>108」
やっぱり、別れよう
先輩「……やっぱり、別れよう」
女「え……」
先輩「…妻が、許してくれなかったんだ…。このままじゃ、きっとお前に迷惑かける。だから、だから……」
先輩「……すまない。今日はそれを伝えに来た」
女「そ、んな……」
先輩「……」
女「い、嫌です!!別れたくない!!」
先輩「……」
女「きっと戻ってくるって!!約束するって言ってくれたじゃないですかっ…!!」
女「全部っ…嘘だったんですかっ…!!」
先輩「……俺達は最初から間違ってた」
女「!!」
女「嫌だ…。別れたく…別れたくないよぉっ…!!」ポタ…
先輩「っ……」
先輩「…>>111」
うえ
先輩「……」ガチャッ
女「いっ、行かないでっ…!!」ギュッ
先輩「……」
女「お願いだからっ…おいていかないで下さいっ…!!」ポロポロ
先輩「………ごめん」
パタン
女「うわあぁぁぁぁぁんっ…!!」ポロポロ
先輩「………」クルッ
オカマ「……」
先輩「!!」
先輩「……女の知り合いですか。立ち聞きとは趣味が悪いですよ…」
オカマ「…>>113」
安価ミスったから再安価
>>115
忘れ物取りに来ただけよ
オカマ「…忘れ物取りに来ただけよ」
先輩「…そうですか。じゃ、俺はこれで」スッ
オカマ「………あんた、きっと後悔するわ」
先輩「……」ピタッ
オカマ「……」
オカマ「……男って醜い生き物ね」ガチャッ
パタン
先輩「………」
オカマ「……」
女「!?」
女「オ、カマ…?あ、貴方どうしてっ…!!」
オカマ「……」
女「やだっ…!見ないで!!こんな醜い姿貴方だけにはっ…見られたくないっ…!!」
オカマ「…>>118」
そっと抱きしめ
オカマ「……」トコトコ
女「やだっ…やだ…!こないで!!」
女「お願いだからっ…!」
オカマ「……」
女「…私っ…貴方だけにはっ…!!」ポタッ…
女「うぅっ…」ポタッ…
オカマ「っ…」
オカマ「…」ギュッ
女「!!」
オカマ「………あんた、ほんとバカだわ」
女「……うぅっ…」ポタッ…
オカマ「…>>120」
無言でげんこつ
了解した。今日はここら辺にしとくわ。また明日
ほな、お休み
ほんまに昼ドラになってるやんけ……
>>101
オカマの力ってやつだ
>>83
ちょっと訂正
× オカマ「中学三年生の夏頃だったかしら?学校の屋上であんたと出会ったの」
○ オカマ「中学一年生の夏頃だったかしら?学校の屋上であんたと出会ったの」
オカマ「……」
オカマ「……」ポカッ
女「っ…い、痛いわねっ…ふぇっ…」ポタッ…
オカマ「……バカ」ポカッ
女「うぐっ…うえぇっ…」ポタッ…
オカマ「……もう、ほんと…バカとしか言い様がないわ……バカ」
女「うぅっ…分かってるわよぉ…っ」ポロポロ
オカマ「……」
女「っ…うえぇぇっ…!せんぱいっ…!せんぱいっ…!!」
女「うわあぁぁぁんっ…!!」ボロボロ
オカマ「……」
オカマ「…>>125」
あたしじゃ駄目かしら
オカマ「………あたしじゃ駄目かしら」
女「うぅっ…なにっ…言ってんのよっ…!あんたはっ…!あんたは男が好きなんでしょっ…!!うぐっ…ふぇっ…」ポロポロ
オカマ「……そうね。あたしは男が好きだわ」
女「っ…ぅぅ」ポタッ…
オカマ「…でも」
オカマ「でもっ…だからってっ…!こんなあんたを放って置いたり出来ないじゃないっ…!」
女「っ…!!」ポタッ…
オカマ「……ちょっとぐらいっ…頼りなさいよっ…!」
オカマ「このっ!バカ!!!」
女「!!」ポタッ…
オカマ「っ…」
女「……ごめっ、ごめんなさいっ…。私っ…私っ…」
オカマ「…>>128」
女はキスしようとするけどオカマは止める
オカマ「…」
女「っ…」グイッ
オカマ「…!」
オカマ「」スッ
女「…!」
オカマ「…駄目よ」
女「っ…ごめんなさい。私…どうかしてたわ…」サッ…
オカマ「………」
女「……少し、一人にさせて…」
オカマ「……」
女「お願い…出てって…」
オカマ「……」
女「…>>132」
お互いもっと傷付くことになるよ……
女「お互いもっと傷付くことになるよ…」
オカマ「……でも」
女「いいからっ…いいから出てってよっ…!!」
オカマ「っ…」
女「お願い…だからっ……」
オカマ「…分かった。出ていくわ」スクッ
オカマ「…」
オカマ「」ガチャッ
パタン
女「っ……私…何やってんの…」
オカマ「…!」
先輩「…」
オカマ「あんた…まだいたの」
先輩「………>>135」
ものすごく勝手なお願いを言わせてくれ
女をよろしく頼みます
安価了解した。続きは明日書くわ
お休み
うぐっ…投下数が少ない…
先輩「ものすごく勝手なお願いを言わせてくれ…」
オカマ「……」
先輩「…女を宜しくお願いします」
先輩「あいつを…あいつを幸せにしてやってくれ……」
オカマ「……俺が幸せにする、ぐらい言えないのかしら」
先輩「っ…俺は…無理だ…」グッ
先輩「…間違っていた…。不倫なんてするべきじゃなかったんだ…」
オカマ「……」
先輩「…妻にも…迷惑をかけた…」
オカマ「……つまり、あんたは女より自分の妻を取るわけね…」
先輩「っ……ああ」
オカマ「…それって、凄く薄情だわ」
先輩「っ…!」
先輩「承知、してるよ…」
オカマ「…>>138」
もう帰ってくれるかしら…あんたの顔、見たくないの
>>135のセリフ言うタイプはまた浮気するな
オカマ「…もう帰ってくれるかしら…あんたの顔、見たくないの」
先輩「…!まっ、待ってくれ!」
オカマ「………一つだけ」
先輩「!」
オカマ「……あたし…女が泣いてる所初めてみたのよ…。あの子は…女は、いつだって自由な人間だったから…」
オカマ「…自分がやりたい事はやる。やりたくない事はやらない。…全部、自分自身の意思で行動する奴だった」
先輩「……」
オカマ「どんな物にも…縛られなかった…。染まらなかった」
オカマ「でもっ…」
オカマ「今は違うっ…!」
オカマ「唯一染まらなかった女はっ…!あんたみたいな男にっ…!!」
先輩「っ…」
オカマ「こだわってっ…!!泣かされてっ…!!」
オカマ「し…ば、られてっ…!!」
先輩「…>>141」
俺だって本気で彼女が好きだったさ
先輩「…俺だって本気で彼女が好きだったさ」
オカマ「ふざけんな!!!」グイッ
先輩「ッ…!!」
オカマ「本気で好きなら何で見捨てたんだよ!!!」
先輩「…それ…は……」
先輩「っ…」
女「…何…やってるの…」
オカマ「!!」
オカマ「くそっ……」パッ
先輩「っ……」フイッ
女「…」
女「…>>145」
もうみんな大っ嫌いよ……帰れ!!
おけ。今日はここまで。続きはまた
お休み
>>139
これな
2日間も投下出来なくてすまんかった
今から書いてく
女「もうみんな大っ嫌いよ……帰れ!!」
オカマ「ッ…!!」
先輩「!…お、女……」
女「っ…オカマも先輩も帰って!!」
女「帰ってよぉっ…!!」ポロポロ
オカマ「…っ」クルッ
オカマ「…ごめんなさい」
オカマ「」スタスタ
女「…っ…うぅっ…」ポロポロ
先輩「女…」
女「先輩も帰って下さいぃ…っ!」ポロポロ
先輩「……」
先輩「……」スッ
女「っ…」ピクッ
先輩「…>>153」
言い訳にしかならないけど言わせてくれ
本当にごめん…
先輩「…言い訳にしかならないけど言わせてくれ」
先輩「本当にごめん…」
女「……」
先輩「…ズルいって分かってる。最低だって分かってる」
女「……」
先輩「…でも、俺はやっぱり…お前とはいれない」
女「……」
先輩「申し訳無いって心の底から思ってる…」
先輩「…すまない」
女「……」
先輩「本当に……すまない…」
女「……」
女「……ふぅ」
女「いつまでも落ち込んでいるのは私らしくないわね…」
先輩「!!」
女「…」
女「私、先輩が好きです」
先輩「……」
女「今でも…こうしてずっと二人でいれたらって思ってます…」
先輩「っ…」
女「でも、先輩はそうじゃないから」
先輩「…!」
女「だから、」
女「だから、一発殴らせて下さい」
先輩「!」
ガッ
先輩「っ…てぇ…」
先輩「……」
先輩「…あー……まじかよ……」
先輩「……は…」ガシガシ
先輩「まぁ…当然の結果、だよな……」
先輩「頭、いてぇ……」ジンジン
先輩「はー……」
先輩『っ』ドサッ
女『…この一発で先輩の事を忘れられたと言えば、そんなのただの口実かもしれませんが、』
女『こうでもしないと気がおさまりません』
先輩『…つぅ…』
女『先輩…ごめんなさい』
女『……同じく、私の事も殴って下さい』
先輩『!?』
先輩『なっ、何言ってっ…』
女『お願いします』
先輩『…どうして』
女『……先輩が私じゃなくて奥さんを選んだのは、私の先輩への愛が乏しかったからです…』
先輩『!!』
女『…結局は、私もズルい人間だったんです』
女『だから…殴って下さい』
先輩『……』
先輩『…俺は、お前を殴れる程出来た男じゃない』
先輩『お前の頼みは……きけない』
女『…>>160』
よし。全然書けなかったけど今日はもう寝る
また明日
お休み
そういう、中途半端な優しさが人を傷つけるんです
わかったら…二度と優しくなんかしないでください
さよなら
女『…そういう、中途半端な優しさが人を傷付けるんです。わかったら…二度と優しくなんかしないで下さい』
女『さよなら』スッ
女『…』スタスタ
先輩『…』
女『……』ピタッ
女『……先輩』
先輩『…!』
女『…私は先輩のそんな所も含めて好きになりました』
先輩『…』
女『好きです』
女『本当に好きなんですっ…』ポタッ…
先輩『…!!』
女『っ…』ゴシゴシ
女『…ごめんなさい』タタタッ
先輩「…あいつ…泣いてたな……」
先輩「女……」
オカマ『………あんた、きっと後悔するわ』
先輩「……はは…」
先輩「…かっこわりぃ……」
先輩「…」
先輩「…後悔、してるなんてな……」
女「やっちゃったっ……」タタタッ
女「去り際に泣いて…駄目じゃん、私…」ゴシゴシ
女「……女々しいなぁ…」ポタッ…
女「…ふぇっ…うぅっ…」ポタッ…
女「…どうしてっ…止まらないのよぉ…うぇ…うぐっ」ポチッ
ピンポーン
…シーン
女「……」
…シーン
女「……」
女「うえぇぇぇぇんっ…」ポロポロ
オカマ「……ちょっと」ガチャッ
女「!」
オカマ「…人んちの前で嘘泣き、しないでくれる?」
女「えっ、えへ」
オカマ「…」ジトッ
女「……だって、こうでもしないと貴方出てこないでしょ」
オカマ「……あんたが帰れって言ったんでしょーが」
女「そ、そうだけど……インターホン鳴らしたんだから出て来てくれてもいいじゃない」
オカマ「……会ったら、また傷付けると思ったのよ…」
女「……そっか。ごめんなさい」
オカマ「……」
オカマ「…もう、立ち直ったの?」
女「いんや。まだ、かな…」
女「やっぱり、辛いものね…」
オカマ「…そう」
オカマ「中、入りなさいよ」
女「……ふふっ」
オカマ「何よ」
女「…いや、いつもは振られた貴方を私が慰めてるけど、今日は逆だなぁ…と思って」
女「何だか、変な感じだわ…」
オカマ「……ふ、そうね…」
パタン
女「…>>167」
安価上
女「…ごめんね」
オカマ「…何が」
女「私、貴方に酷い事言った。貴女に心配かけさせた」
女「ごめんなさい…」
オカマ「……わざわざ、謝りに来たの?」
女「…」コクン
オカマ「そう…」
女『もうみんな大っ嫌いよ……帰れ!!』
オカマ「そうね…。あんなに取り乱したあんたを見るの、初めてだったわ…」
オカマ「…あの男は、どうしたのよ」
女「…殴って来た」
オカマ「………は?」
女「…>>170」
私結構強いかも……なんてね
女「私結構強いかも……なんてね」
オカマ「…ばかなの?」
女「ひどい」
オカマ「だってあんた…殴って来たって…」
女「…私は私のやりたい事をやっただけ」
オカマ「!!」
オカマ「それ、懐かしいわね…」
女「ふふっ、でしょ?」
オカマ「…昔に戻ったみたい」
女「そうね…」
オカマ「…>>172」
やっぱり、こういうあなたの方が好きだわ
オカマ「…やっぱり、こういうあなたの方が好きだわ」
女「そう?」
オカマ「ええ」
女「そっかぁ…」
オカマ「…何か、飲む?」
女「……じゃあコーヒーを」
オカマ「ん。…あの男とはどこで知り合ったの」コポコポ
オカマ「……野暮な質問よね…。ごめんなさい、忘れ」
女「図書館で会ったの」
オカマ「……」
女「私が時々図書館で小説を執筆するの、貴方も知ってるでしょ?その時に落とした栞を先輩が拾ってくれたの…」
女「先輩は暇があれば、図書館に来るそうで、それからはよく話す様になったの。趣味があったり、一緒にいるようになって、段々先輩の事が好きになっていった。でも、先輩は結婚してるって知ってたから…」
オカマ「…」
女「諦めようと決心した日、先輩から思わぬ事を言われたの」
女「>>176」
俺・・君と一緒にいるととても楽しい
了解。今日はもう寝るでござるよ。続きはまた
お休み
おまいらの安価のセンス、俺も見習うべきだな…
このSSまとめへのコメント
続きはよ。