幼「ごめんなさい・・・」ｼｭﾝ
友「めんぼくない・・・」ﾍﾟｺﾘ
男「いや、２人が死に物狂いで毎日勉強してるのは俺が誰よりもよく知ってる。」
　「俺が渡した要点ノートもちゃんと使ってくれてるみたいだし」
　「だから謝る必要はまったくないんだけど・・・」
幼「入試まであと４カ月の時点で模試の結果がこれだと・・・」
友「○○高校にはかすりもしませんって事だよな・・・」
男「まあ幸いまだ時間はあるんだしさ、もう１度苦手分野中心に１から仕切り直しってことで！な？」
幼・友「・・・はい」

ｺﾝｺﾝ

「入ってもいいかしら?」

男「はいはいどうぞ」

ｶﾞﾁｬﾘ

男母「幼ちゃん、友君いらっしゃい・・・あら、２人して冴えない顔してるわね？｣ﾆｺ
幼「お邪魔してます・・・」
友「どうもっす・・・」
男「今日模試の結果が返ってきたんだよ。俺はさっき母さんに見せた通りなんとか大丈夫そうなんだけど・・・」
男母「なるほど。そういう事ね」
友「このままじゃ３人の約束は果たされないまま・・・」
幼「幼稚園からの固い絆で結ばれた私たちは悲しきかな別々の道へ・・・」
幼・友「・・・はぁ・・・」
男「だからそんな落ち込むなっての！俺がちゃんと教えてやっからさ？」
男母「ねぇ、友君が言った３人の約束って？」
男「ああ、母さんには話したことなかったっけ？」