幼女「やめろって言ってんだろぉぉぉぉぉ！！！！！」






.

男「……」ｶﾞｽ ｶﾞｽ

幼女「ちょっ！マジやめぇーや！！！」

男「……」ｶﾞｽ ｶﾞｽ

幼女「お前んとこの先生に言い付けんぞボケ！！」

男「……」ﾋﾟﾀｯ

幼女「お、なんや？お前でも先生は怖いんか？」

男「ｾ……」ﾎﾞｿ

幼女「あ？」

男「ｾﾝ……」ﾎﾞｿ

幼女「なんや！言いたいことがあんならハッキリ喋らんかいダボがぁ！！」

男「センコー面してんじゃねーよ！！」





.

幼女「貴様！先生に向かって何て口の聞き方だ！！！」

男「あぁ？俺はテメェを先生だと思ったことねーんだよ！！」

幼女「ッ！！貴様のその腐った性格叩き直してやる！！」ｸﾞｲｯ

男「ッ！！放せや！キモいんだよ！！」

幼女「チッ！うるさいヤツだ！！」ｶﾞﾊﾞｯ

男「！！！」

幼女「少し眠っててもらおうか」
男「ッ！」ｼﾞﾀﾊﾞﾀ

幼女「……」

男「…」ｼﾞﾀ　ﾊﾞﾀ

幼女「……」

男「zzZ」

幼女「ようやく大人しくなったか…」

ﾋﾟﾁｬﾝ……ﾋﾟﾁｬﾝ……

男「zzZ」

ﾋﾟﾁｬﾝ……ﾋﾟﾁｬﾝ……

男「ッ！」ｶﾞﾊﾞｯ

男「……」ｷｮﾛｷｮﾛ

男「ここは……？」

ｽﾞｷﾝｯ

男「グッ！頭が！！！」

？「おやおや、ようやく目が覚めたようだな」

男「だ！」

男「だーれだ♪」

？「キャッ！？」

男「ハハッ、だーれだ？」

？「もぅ！モブ君でしょ？」

男「！？」

？「ん？どうかしたの？モブ君？」

男「モブって！モブって誰だよ！！？」

？「え？……ま……まさか……」
ｸﾙｯ

？「……どちらさまですか？」






.

男「俺だよ！俺！」

？「タカシかい？」

男「そうそう、タカシだよ」

？「急にどうしたんだい？」

男「いやー実はさぁ、この前パチスロで10万負けてムシャクシャして小石を蹴ったら、アメリカの軍事衛星に当たっちゃって壊しちゃったんだよ」

？「あら～…」

男「それから毎夜毎夜枕元にローションまみれの巨乳の女幽霊が出て困ってんだよ」

？「あら～、それは大変ね～」

男「て事で例のブツが欲しいんだが…」

？「この地図の場所にあるよ」

男「サンキュー。いつも悪いな」
？「そんなこと欠片ほども思ってないくせに」

男「ふっ、また何かあったら連絡する」ﾀｯﾀｯﾀｯ

？「……」

？「死ぬんじゃないよ」

　 _、_
( ,_ﾉ` )y━･~このまま寝るかもしれんがひとまず休憩だ

ジリリリリリリリ！！！！

？「！？」

スピーカー「投獄されていた男が逃走した！男を一歩も外に出すな！最悪の場合射殺してもかまわん！」

？「なんだと！！」

？「いったいどうやってこの牢獄から抜け出したというのだ！！」
？「クソッ！このままでは気になって７時程しか寝むれじゃないか！！」ﾄﾞﾝ

壁|＜ドンッ！

？「あ、サーセン…」

男「地図によるとこの辺りのはずなんだが…」

一般ﾋﾟｰﾎﾟｰ「「「ﾜｲﾜｲ ｶﾞﾔｶﾞﾔ」」」

男「本当にこんな場所に例のブツがあるのだろうか…」

男「それにこのヒント…」

『忠犬の視界を奪い尻尾にﾄﾞﾗｺﾞﾝｽｸﾘｭｰした後ｴｰﾃﾞﾙﾜｲｽ熱唱』

男「全くわからん…忠犬とはいったい何なんだ……」

ポチ公「俺やで！！！」






.

男「何奴！？」ｸﾙｯ

猫耳メイド「え？」

男「む？」

男（忠犬……視界……尻尾……ｴｰﾃﾞﾙﾜｲｽ）

男「ちょっと来てもらおうか！」ｶﾞｼｯ

猫耳メイド「え？ちょっ！放して下さい！誰か助けてぇぇぇ！！」
＜その娘を放せ！！！

男「誰だ！？」

ｸﾙｯ

ポチ公「俺やで！！！」






.

男「フンッ！」ﾌﾞｽｯ

ポチ公「グワァァァッ！目が！！！目がぁぁぁぁぁ！！！！！」

男「フンッ！」ｸﾞﾙﾝ

ﾌﾞﾁﾌﾞﾁﾌﾞﾁｯ

ポチ公「グワァァァッ！尻尾が！！！尻尾がぁぁぁぁぁ！！！！！」

猫耳メイド「ｴｰﾃﾞﾙﾜｰｲｽ ｴｰﾃﾞﾙﾜｰｲｽ♪」

ｶﾞｺﾝ

男「！？」

ゴゴゴゴゴゴゴ

男「じ、地震か！？」

ﾊﾟｶｯ

猫耳メイド「キャアァァァァァ！！！！！」ﾋﾟｭｰ

男「猫耳ぃぃぃぃぃ！！！」

ポチ公「ｸｯｸｯｸ、ハーハッハッハッハ」

男「貴様！猫耳を何処にやった！！！」

ポチ公「お前の仲間なら今頃下水道で両足を骨折しているだろうよ」

男「クソッ！クソォォォォォ！！！」

それから俺はポチ公に吉備団子を上げて仲間にした。

ついでに外れていたマンホールの蓋を元に戻し猫耳メイドを助ける旅にでた。

男「待ってるよ猫耳メイド！お前の敵は俺がとってやるからな！」
ポチ公「俺もやで！！！」





　　　　　　第一部

　今日の晩御飯はおでんでした

　　　　　　―完―