禁書「赤ちゃんができたんだよ!」上条「はい?」(68)

禁書「五ヶ月だって言われたんだよ!」

上条「えーっと・・・」

上条(つまり俺は記憶を失う前にインデックスを・・・)



幸せな二人をお願いします

上条「そうか、インデックスも親になるのか…」

インデックス「えへへ…とうまがパパなんだよ?男の子かな、女の子かなぁ」

上条「おなかはどのくらい膨らんでるんだ?」

インデックス「ほら、もうこんなに…」ペロン

上条「うりゃあっ!!」ドゴッ

インデックス「おげぇ!?うぶっ、あっ、あっは…!あ…」ビュルビュル、ボタボタ…ドブチャッ!!

上条「ははは、五ヶ月で流産しちまうとはな。残念だったなインデックス」

インデックス「あぁ…ぁぁあ…うぇっ…!ひぐっ、ぐぅ…わぁああぁぁああぁあぁん!!ひどいよとうまぁああぁぁああぁ!!」

上条「うるせえ!」ドガッ

インデックス「ほげぇ!!あ、赤ちゃん…私の赤ちゃん……ごめんね…うぅ…ごめんね…!」

>>5
いいね…

禁書「ほら…この子が私達の赤ちゃんなんだよ」

上条「ちょっと俺に抱かせてくれ」パキーン

上条「!?」

禁書「赤ちゃんができたんだよ!」

上条「はい?」

禁書「五ヶ月だって言われたんだよ!」

上条「えーっと……」

上条(つまり俺は記憶を失う前にインデックスを……)

上条(最近お腹ポコってしてるし…)

上条(…あの日がこないのはまだ年が足りてないだけだと思ってたが…)

禁書「とうま!」

上条「…ん?」

禁書「幸せにしてねっ」ギュッ

上条「…はいはい。…はぁ…」

禁書「……不幸?」ギュッ

上条「いや、そんなことはないぞ?」ナデナデ

上条(…こんな可愛い子とヤった記憶がないなんて、そこは不幸だ…)

そのまま続けてください

禁書「ふぁあ…とうまぁ…」ウットリ

上条「…え、ちょっと、なんで顔を赤らめてるんだ!?」

禁書「…あっ…。…私が子ども産んじゃったら、とうまが私だけのとうまじゃなくなっちゃうから…」

上条「…だから?」

禁書「……今のうちにいっぱいとうまと仲良くしたいなって…」

上条「……」

禁書「…だめ?」ギュッ

上条「いいぜ、大歓迎だ!」キリッ

禁書「わぁい!」ピャー

上条「インデックス…」ナデナデ

禁書「…とうま」

上条「なんだ?」ナデナデ

禁書「だいすきだよ」ニコッ

上条「お、おう…!」

上条(やばい、インデックスの…この破壊力はなんだ…!)ドキドキ

上条(可愛すぎる…)ドキドキ

禁書「…とうま?」

上条「あっ、いやっ、なんでもない…」

禁書「…変なとうま」キョトン

上条「……ごめんな」ナデナデ

禁書「…大丈夫なら、別にいいんだよ」ニコッ

上条「…おおお…」

禁書「…とうま?」

上条「なんだ?」

禁書「……言いたくないんだけど…とうまにはこの子を中絶するって考えはないの?」

上条「…おろすって…ことか?」

禁書「……うん」

上条「…どうしてそんなことを…」

禁書「私だって、考えたくもなかったんだよ…!」

禁書「…けど…怖くて…。本当は、とうまに捨てられるんじゃないかって…怖かったんだよ…」フルフル

上条「…インデックス…」


※妊娠21週まで中絶可能です。

禁書「…私は中絶したくないよ」

上条「……」

禁書「とうまとできたこの子ども、絶対に産んで愛したいんだよ」ギュッ

上条「…大丈夫だ、インデックス」

禁書「えっ」

上条「お前の身体に負担をかけるわけにはいかないし、そんな提案をするつもりは毛頭ない」

禁書「…ってことは…」

上条「あぁ、2人でその子を育てよう。幸せにするから」

禁書「……」ウルッ

上条「…おっ?」

禁書「よかった…よかったんだよ」グスッ

上条「…そうか。…あんま泣くな」ナデナデ

禁書「…うん!」グスッ

禁書「…2人で、幸せな家庭を作っていくんだよね?」

上条「…あ、そうだな…俺も頑張らなきゃな…」

禁書「とうま。料理の基本を教えてほしいんだよ」

上条「……は?」キョトン

禁書「ちょ、ちょっと!その表情はさすがに失礼なんだよ!」プンスカ

上条「…すまん、驚いちゃって…」

禁書「…私だって…奥さんになるんだから…この機会に家事を始めるんだよ……」モジモジ

上条「で、でもなぁ…包丁は危ないし…」

禁書「いつまでも子ども扱いしてほしくないかも!私だって一児の母になるんだから」フンス

上条「……そうか。わかった、これから夕飯は一緒に作ろうな?」

禁書「うん!」ニコッ

上条(やばっ、なんか涙出そう)

禁書「…私の完全記憶を駆使していろんなものを使えるようにしたいんだよ」

禁書「ケータイデンワーも全部使えるようになるんだよ」

禁書「そうじだって今日から私がやるんだよ」

禁書「…ふつつか者ですが、これから頑張るので宜しくね、とうま」

上条「…俺も頑張るから、こちらこそ宜しくな!」

禁書「捨てられないようにがんばろう…」ボソッ

上条(可愛いし家事手伝うようになれば…。あれ、この嫁最強じゃね?)

上条「あれから1年、俺らはというと…」


禁書「よしよしなんだよ」ニコニコ

赤ちゃん「…ぁっ……ぶ」

禁書「…はぁ、可愛いんだよ…」ニコニコ

上条「夜泣きで鬱になる人もいるってんのに、俺のインデックスはいつ見ても聖母のような微笑みだ…」

禁書「とうま!この子を寝かしつけたら夕飯作るから待っててね!」

上条「あ、今日は俺も手伝…」

禁書「あー、それならお風呂そうじして欲しいかも」

上条「任せとけ」


上条「…まったく、すごいもんだ。人って大きく変われるんだな…」

禁書「はい!今日の夕飯はこれなんだよ!」

上条「お、今日も見たことがない料理だな」

禁書「でしょ?これは17日前のモ×ズキッ×ンでやってた料理なんだよ!」フンス

上条「ほう、どうりでオリーブオイルがたくさんなわけだ」

禁書「さ、召し上がれ」ニコッ

上条「…いただきます!」

禁書「いただきます!」

上条「……おいしい!」

禁書「ふふっ、そう言ってもらえると嬉しいんだよ」ニコッ

上条「もう俺の料理なんて足元にも及ばないな…」

禁書「そんなことないんだよ!とうまの料理も愛がたっぷりで好きなん……」

上条「……」

禁書「あっ」カァァア

上条「…ふっ」

禁書「は、早く食べるんだよ!」カァァア

上条「完全記憶でどんな料理でも作れる料理好きな可愛くて優しい奥さん…」

上条「…理想じゃないか…」

禁書「とうま、箸が止まってるんだよ?……お、美味しくなかった?」

上条「…考え事をしてた、ごめんな。大丈夫、愛がたっぷりだし美味しいぞ」ニヤッ

禁書「も、もう!からかわないでほしいかも!!」プンスカ

上条「…あぁ、本当に可愛いな」ニコッ

上条「さて…風呂も入ったし…」

禁書「……と、とうま」オドオド

上条「どうした、インデックス」

禁書「…あのね、久しぶりに……」オドオド

上条「おう」

禁書「…その……今日の夜は……ね?」

上条「…ん?なにが言いたいんだ?」

禁書「だから……久しぶりに……」カァァ

上条「なんだ?」

禁書「……」

上条「……」

禁書「…………もう!とうまのばか!」プンプン

上条「…えぇ…」

上条「…インデックスー?」

禁書「ふん」プイッ

上条「気付けなくてごめんな」

禁書「……いいもん、私にはどうせ魅力ないんだから」プイッ

上条「そんなことはない、俺の自慢の奥さんだぞ?」

禁書「…ふん!」プイッ

上条「……」ギュッ

禁書「あっ…!」

上条「……」ギューッ

禁書「…んっ…」

上条「…ベッドに行こう」

禁書「………うん!」

上条「…インデックス…」グッ

禁書「……」カァァア

上条「…今日、いいんだな?」

禁書「…うん!」ニコッ

上条「…俺はお前と出会えて幸せだよ」

禁書「私も、幸せなんだよ」

上条「あぁ、あの不幸だって言ってた時の俺をぶん殴ってやりたい」

禁書「そうだね、昔はいっつも不幸だーって言ってたよね」クスッ

上条「………インデックスっ…」グイッ

禁書「…あっ……」ドキドキ



赤ちゃん「…ぁ……ぁっ……びえぇぇぇぇえ!」



上条「 」

禁書「あ」

禁書「ご、ごめんねとうま。ミルクあげてくる」タタッ

上条「 」

上条「 」

上条「 」



禁書「ほーらお母さんなんだよ、まってね、ミルク準備するからね」



上条「 」

上条「…ははっ!不幸だー!!!!」

禁書<ウルサイカモ トウマ!!



END

http://i.imgur.com/w18Motb.jpg
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既に5ヶ月設定あったからフォロー入れたつもりだったけどごめんなー

今回は幸せENDで

みんな幸せになれ!

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