上条「インデックス、飯だぞ。フグの刺し身だ」(582)

インデックス「わ、今日のごはんはなんだか豪華なんだよ!」

上条「奮発してうまそうなもんばっかり買ってきたからな!テーブルに乗りきらないぜ」

インデックス「でも、どうして?今日って特別な日だったっけ?」

上条「ああ、実はさ、今日は俺の誕生日なんだよ。ごちそうはお前を養ってきた、自分へのごほうびの意味もこめてな!」

インデックス「あ…ごめんねとうま、プレゼント用意してなくて…誕生日のこと知らなかったんだよ」

上条「いいっていいって。まずは食おうぜ、俺がさばいたフグとかきっとうめえぞ!」

インデックス「わぁい!じゃあ、いっただっきまーす!」

上条「おお、このチキンスパイスが効いててうめえ!インデックス、どうだうまいか?」

インデックス「もぐもぐもしゃもしゃ…ふっごふおいひいよ、ほうま!」

上条「そっか!あちこちの店まわってお前の好物そろえてきたかいがあったぜ…」

インデックス「んん~ひあわせ…もぐもぐもしゃもしゃ」

上条「フグもう食ったか?どんな味だ?」

インデックス「ふもふも…ちょっと味がうすいかなぁ…もぐもぐ」

インデックス「…………」

上条「ん?どうしたインデックス、手が止まっちまってんぞ」

インデックス「なんだか……呼吸が、苦しくて……なんだろ…」ハァハァ

上条「おいおい、一気に食い過ぎてのどに詰まったかぁ?」

インデックス「う……うぇ……っぷ…ごほっ…!」ハァハァ

上条「だ、大丈夫かおい?ほら水飲めよ」

インデックス「うん、ありがとう…んっ」ゴクゴク

インデックス「……ふぅ…っ!うっ……うげえぇえぇっ!」ビチャビチャ

上条「おいおい、焦りすぎだって!落ち着いて飲めよ…」

上条「ほら、水を」

インデックス「あ……は…はぐ…!息が…くるしい……よ…」

上条「しっかりしろ、背中叩けば吐き出せるか?」バシバシ

インデックス「うっぷ!おっ、おげぇぇえぇえ!!は、ふうっ…うぇえええっ!」ビチャビチャ

上条「おい……インデックス…!?何だよ、どうしたんだ?食い物喉に詰まらせただけじゃねえのかよ?」

やけに冷静な上条さんが怖いな...

インデックス「ひぐっ、おなかがいたいよ…とうま、たすけて……」

上条「痛むのは腹だけか?頭は痛くないか?手とか足とか舌はしびれてるか?」

インデックス「……ぜんぶ…あちこちいたい…うぅっ…」

上条「泣くな!インデックス、すぐ楽にしてやるからな」

>>55
上条「泣くな!インデックス、すぐ楽にしてやるからな」

あっ...(察し)

ピンポーン

上条「ちっ、こんな時に…」

インデックス「うくぅうぅぅう!!あぁ…いだっ…いた……ふぇぇぇ…」

上条「誰だよ一体…」ドタドタ

インデックス「とうま!い、行かないで…うおぇええっ」ビチャビチャ

上条「ハイハイどちらさま?」ガチャ

美琴「やっ」

上条「なんだビリビリ、俺は今絶賛忙しいんだ!大した用じゃないなら出直してきてくれ!」

美琴「なによ、せっかくアンタのこと心配してわざわざ来てやったのよ!?むしろ感謝してほしいとこよ!」

上条「で、何の用だよ。早くしてくれ」

美琴「ま、その様子なら平気みたいだけど…アンタさっき魚屋でフグ買ったんだって?」

上条「な!?なんでお前が、知ってんだよ…」

美琴「いやね、バカなアンタのことだから、調理免許も持ってないのにフグさばいて食べたりしてるんじゃないかなーって思ったんだけど」

美琴「さすがにそこまでバカじゃなかったみたいね。フグ毒食べたら死ぬことくらい知ってるわよね」

上条「……」

美琴「素人が生のフグさばいちゃダメよ。じゃ」

上条「おい、待て」

もうっ!とんだ天然さんだなっ☆

上条「今さ、インデックスと2人で俺の誕生パーティーしてんだ。この際お前も参加してくれよ」

美琴「はぁ?忙しいってそれが理由だったの?……あ…もしかして2人の時間を邪魔されたくないとか…そういう…」

上条「そんなんじゃねーよ。まぁ御坂も寄ってけよ、2人じゃ物足りなくてな」

美琴「し、仕方ないわね~…今回だけよ!お邪魔しまーす」

美琴(あの子とイチャイチャしてる訳じゃなかったのね。良かった…)

御坂に確認されたことで知らなかったんですと言えなくなったから仕方ないね(ニッコリ

ガチャ

美琴「あら豪華な食卓ね…ん?」

インデックス「う…うぅ…おぇ…」ピクピク

美琴「んな!?ど、どうしたの!?しっかりして!」バッ

インデックス「かひゅ……ひゅー…」ガクガク

美琴「あ、あんたまさか…この子にフグ食べさせたんじゃ…」

上条「……ああ。あ、あのさ、フグ毒って…そんなにヤベぇのか…?」

美琴「こんのドバカぁっ!!あぁ…大丈夫よ、今助けてあげるから!『心臓マッサージ』!」ビリビリッ

ちょっと落ちます
もしよければスレの保守をお願いします

>>106
記憶違いだったら申し訳ないが
心臓の働きを下げるようなのじゃなかったっけフグ毒って
それなら心臓マッサージで動かし続ければいいのか?知らんけど

>>110
テトロドトキシンは神経を破壊する訳じゃなく、伝達信号を麻痺させる毒

だから本来は食べてから数時間くらいで発症する結構遅効性の毒素
その代わり遮断能力が滅茶苦茶強いから、発症してからはどんどん麻痺が進行していく
ぶっちゃけ「麻痺したら心臓マッサージして動かす」を丸一日持たせれば、毒素が抜けて生き残れる

つまり一通ちゃんでもびりびりちゃんでもしいたけちゃんでも助けられるってこと?

>>122
言うだけなら簡単だが、対処法を理解しているプロがつきっきりでも非常に困難

あぁ、まじで楽に死ねるぞ
青酸カリなんぞより手早く手に入るし、効果が出てからは即効だからな
ちなみに毒に対する血清は無いから、病院でも毒が抜けるまで人工呼吸器に繋いどくくらいしか出来ん

でも逆にフグ毒は呼吸器に繋いどくだけで安全とも言えるからあんまり死ぬ人がいない
フグ食べてから具合悪くなって、知名度から「もしかして」と感じてすぐに病院行く、というのもあるんだろうな

キノコ類の猛毒に比べたらかわいいもんだ

  ∧_∧ コソーリ   \飲物でもいかが/
 (   ´)         \∧∧∧∧/    _, ._
 (    つ◇. パラパラ <   致 >  ( ゚ Д゚)   ガシャ
       ∴∵     <    死 >  ( つ O .__
       旦旦旦   < 予 性 >  と_)_) (__()、;.o:。

──────────<    毒 >──────────
  :∧_∧:      ∧ニヤ < 感  物 >     ,.、 ,.、  2人の未来に
 :(;゙゚'ω゚'): うっ (・∀・ < !!!  の >    ∠二二、ヽ
 :/ つとl:     (   /∨∨∨∨\    ((´・∀・`)     lヽ,,lヽ
 :しー-J :       /どくいり きけん\  / ~~:~~~ ▼ ▼ (    ) 乾杯
           /  たべたら しぬで \   : _, ┴ ┴.と.、   i

一回食中毒みたいに症状出て、ぴったり収まってから、次に症状出る頃には腹の中ボロボロにしていて手遅れというキノコもあるからな

ドクツルタケは見た目綺麗なんだよな

>>151
加えて旨いらしいし、発生率も高く毒も強い上に毒の二段構えのせいで致死率がやたら高い
ベニテングタケみたいに「毒そのものが旨味成分」なんてのがあるんだからふざけてるわ

スベスベマンジュウガニとかいう甲羅にすら毒がある全身有毒カニ

佐天「一度摂取した毒ならば完璧に操ることが出来る能力かぁ」

保守ありがとう

上条「悪い、知らなくてさ…」

美琴「うっさい!言い訳してるヒマがあったらさっさと救急車呼びなさい!手遅れになっちゃうわよ!?」ビリビリッ

インデックス「ぴぎょびばばばばばば」バリバリ

上条「つーか電気マッサージって毒にも効くのかよ?」

美琴「早く医者呼べって言ってんでしょカス条当麻!!」

上条「分かった分かったよ!」タタッ

美琴「どうしよう、解毒の方法なんか私知らないし…電撃で良いのかも自信なんかないし」ビリビリバリバリ

インデックス「ぎびべあがががががが」ビリビリバリバリ

美琴「強すぎたかな?も少し弱めてみよ」ビリピリパリ

インデックス「あ゙、はぁ!はっ…がは…」ビクビク

美琴「大丈夫、大丈夫だからね。必ず助けるから、がんばって!」

美琴「当麻!!まだなの!?当麻ってば!」

シン…

インデックス「はーー、ばーー…」ピクピク

美琴「当麻!」

シーン…

美琴「当麻!医者呼んだの?…当麻ってば!どこ行ったのよ…」クルリ

美琴「わわっ!いっ、いつの間に真後ろに…」

上条「お、おう」

美琴「って、金属バットなんか持ち出してどうする気!?」

上条「あ、ああ、これでインデックスの腹殴ってぜんぶ吐かせりゃ毒が出るかなって思ってさ」

美琴「もう身体中に毒回ってるからこんな苦しんでるんじゃない!判らないの!?」

美琴「余計なことしないでさっさと…あぁもう私が電話する!その子のこと見てて!」ダッ

インデックス「かふっ、げふ、とうま…」

上条「マズいな……頼むぜ…」

プルルルル、プルルルル、ガチャ

『はいこちら水穂機構病院。火事ですか救急ですか?』

美琴「もしもし!救急です!フグの毒に当たってしまったんですが、救急車を回してもらえますか!?」

『……えェ、少々お待ち願います』

美琴「早く!早く!」バタバタ

『……はい。申し訳無いンですが、当病院は現在テトロドトキシンの血清は切らしておりまして』

美琴「な…無いですって!?」

『学園都市内の他の病院にも問い合わせたンですが、あいにくどこにも無く…』

美琴「じゃあ…じゃあ助ける方法は!?解毒の方法は!?あるんでしょ!?」

『他の場所から血清を取り寄せようにも、なにぶん毒が命を奪う方が早いんじゃないかと…俺もあンま詳しくは…』

『お気の毒ですが』

美琴「ふざけんじゃないわよ!!」

ガチャンッ!!

ツー、ツー…

美琴「はぁ、はぁ…どうしよう…!インデックス…」

美琴「落ち着いて…!落ち着くのよ…こういう時こそ冷静に動かなきゃダメ」

美琴「クールになるのよ。クールになれ御坂美琴…」

美琴「…手の届く範囲に特効薬がない…なら特効薬を作ることは…」

美琴「私でもなんとなく無理だって分かる…でもここは学園都市よ?私はその中でも最上位の超能力者…きっと起死回生のひらめきが」

美琴「!!そうだわ!アイツなら…アイツなら毒の進む方向を変えるとか…何とか出来るはず…!」

ピポパピポパ

インデックス「とう、ま…とうま、ごめんね…ケホ」

上条「いいよしゃべるな。悪い、ちょっと離れるぞ…」

ぐいっ

インデックス「とうま…ごふ、待って…」ギュッ

上条「なんだよ、どっか痛いのか?」

インデックス「私……わたし、とうまに会ってから…いろんなこと迷惑かけちゃって…げほげほっ!」

上条「今さら何言ってやがる、気にすんな!」

インデックス「でも、でもね、ずっと私のこと…見ててくれたとうまのこと…わたし、」

ピンポーン

上条「さぁ誰だ…?誰が来たんだ…」

インデックス「あっ、ま、待ってよ…う、おぇ…」

美琴「当麻…あっ!もう来たの!?早っ」

一方通行「オイ三下ァ…アイツから聞いたぞ。こりゃどういうこった?」

上条「別に、お前には関係無いだろ」

一方通行「お前なァ、俺が気の長ェ方じゃねェって知ってンだろ?俺が怒る前に正直に言え」

上条「……」

一方通行「チッ…まァいい。コイツの回復が先だ」バッ

美琴「……?一方通行!こっちよ、早く!」

一方通行「オウ」タッ

上条「……インデックス…」

美琴「アンタなら治せるでしょ!?この子が毒にやられた子」

インデックス「はぅ…はぐぐ…」

一方通行「……毒の進行方向を変えることは出来るが…下手な場所へ毒を誘導しちまッたら、コイツは死ぬぜ」

美琴「やる前からそんな弱気なこと言っててどうすんのよ!」

一方通行「もッと確実な方法にしようぜ。トリカブトを食わすンだ」

美琴「へ?トリカブト?猛毒の植物の?」

一方通行「そうだ。トリカブトの毒でフグの毒を中和できるンだ。植物園だ、行くぞ」

一方通行「オウ、お前がおぶッてこい。少しはいたわッてやりやがれ」

上条「……」グイッ

インデックス「う…とうま…」ピクピク

美琴「トリカブト…そんなモノが本当に効くの…!?あ、タクシー!待って!」バリバリッ

ドガァァン!!

ブロロロ…

インデックス「はぁ…っぷ…うぉえぇぇ!」ビチャビチャ

美琴「あとほんの少しだから!耐えて、お願い…」サスサス

美琴「…ねぇ。アンタのせいでこの子がひどい目にあってんのに、なにも言ってあげないの…?」

上条「…あぁ、がんばれよインデックス」

美琴「この子が治ったらアンタ、電気死刑ね。決定」

上条「…はぁ……」

ジリリリリ!!

『銀行強盗だああ!!』

強盗「タクシー!止まれ!!」ジャキッ

運転手「ひぃっ!ショットガンだ!」

キキイィッ

美琴「あんなのに構ってんじゃないわよ!はね飛ばして植物園に行きなさい!」

運転手「む、無理だって…お手上げです…タクシーだけに…」ガクガク

強盗「おい早く開けろォ!」ガンガン

一方通行「三下ァ、悪いが協力できねェぞ。よッ」

ベキャッ!!

強盗「はぎゃあ!」ドサッ

一方通行「オラ行け運転手!」

運転手「は!?は、はい!」

ブロロロォ!

上条「くそ……」

美琴「着いたわね!代金はつけといて!」ビリビリッ

運転手「」ガクリ

美琴「ほら急いで!もう時間が…!」

インデックス「ひゅー……ひゅ……ぅげほぉ!!」ゴパッ

一方通行「なッ…血かよ。さぞかし痛ェだろうな…」

美琴「トリカブト探してくるわ!そこにいてよ!」ダッ

上条「おいもういいよ!無理だって」

美琴「アンタも探しなさいよ!助けたくないの!?」タタタッ

上条「……お前行けよ」

一方通行「やなこッた」

一方通行「なァ…お前アイツにわざと毒含んだフグの刺し身食わせたろ?」

上条「……」

一方通行「お前がさッきいきなり電話してきて水穂機構病院で電話受けろ、ンで血清は無いッて言えッつッて」

一方通行「食事一日おごるッつうから釣られちまッたが…テメェがアイツを殺そうとしてるなンざ、知ッてりゃ断ッてたぞ」

上条「……」

一方通行「こないだカフェで話したこと、本気だったとはなァ…たまげたぜ」

上条「……」

上条「お前なら分かってくれると思ったけどな。見込み違いだったみてえだ」

一方通行「オイ三下ァ、俺ァテメェの苦しみは分かるッつッたよ。だがアイツまで死なすのはお門違いだッて言ッてンだ!」

上条「…死なせなきゃ、インデックスが生きてたら、この先あいつはどうなるんだ?俺がいなくなっても平気な顔してられると思うのかよ!?」

一方通行「……まァ…三日泣き続けた挙げ句……二度と笑わなくなるかもなァ」

上条「だろ?そうだろ。インデックスを悲しませたくなんか、ないから…だから俺はっ…!」

いやそれはない・・・と思ったら原作でもインを殺す気まんまんだったわw

一方通行「このバカ野郎がァ!!」ブンッ

バギャッ!!
ゴロゴロ…ドサッ

上条「う…!!痛ってぇ…!いきなり何しやがんだ!」

一方通行「俺は許さねェぞ!俺も年下の女と暮らしてるから言わせてもらうがなァ!」

一方通行「お前と一緒に暮らしてるあの銀髪美少女はテメェの青春そのものじゃねェのか!違うか!?あァ!?」

上条「な…お前何言って…」

一方通行「テメェは不幸だ不幸だッて毎度毎度ほざいてやがるがな!俺に言わせりゃあテメェの人生なンざバラ色以外のなんでもねェんだぞ!!」

上条「……あぁ!?」

さりげなくロリが青春だと暴露したぞコイツ

ロリコン殺人鬼野郎に説教する資格はない

一方通行「朝起きてアイツがいて!学校でもアイツといて!家に帰ッてからもアイツを一人占めしてンだろ!」

一方通行「テメェまさか気づいてねェのか?あの銀髪美少女がお前にイカれてるってよ…」

上条「いや…俺とインデックスは…友達だけどな、そんな恋愛なんか…」

一方通行「クソバカ野郎がァ!!!」ボッ

ゴギャッ!!
ゴロゴロゴロッ!ドサッ

上条「あ゙…がは…!てんめェ、顔面蹴りやがったな…!」

一方通行「お前の残り時間が少ねェならよォ……残された時間で精一杯幸せに、最っ高な時間を」

一方通行「アイツに最後の贈り物に、くれてやろうとは思わなかッたのか…!?あ!?」

上条「さっきも言っただろうが…!俺はインデックスを、悲しませたくないんだよ!!」

インデックス「……………………」

ご臨終です……

スフィンクス「私だ」バリッ

ヨハネのペンとは何だったのか

一方通行「いいか三下ァ、ここでテメェもアイツも死ぬッてのはな。お前とアイツの青春を放棄するッてことなんだぜ?」

上条「いいんだ!それでいいんだよ!幸せな想いの後に、深い絶望に突き落とされることの辛さは、苦しさは!」

上条「俺はよく知ってる!!何度もそれを味わってきた!だけど、俺の味わった絶望は…いつも最後はハッピーエンドだった…」

上条「俺がガンで死んだなら、もうインデックスに、絶対にハッピーエンドは訪れやしねえんだ!俺だってコイツの気持ちくらい知ってらぁ!」

一方通行「…だからこそ、最後の最期まで一緒にいてやりやがれ!お前もアイツが隣にいてほしいンだろ!?」

上条「ぐ……」

原作どころかアニメも知らんけど主人公死んでまうん?

>>353
原作では上条の3度飯でインが泣いてるとこ

美琴「おーい…!あった…!あったわよ、トリカブトあったわ!!」ダダダッ

上条「美琴……チッ…クソッ…!」

一方通行「もう大人しくしろ…コイツは死なすな。お前にとッてもコイツにとッてもそれが一番だろうが…」

上条「……はぁ…不幸だ」

美琴「ほら、口開けて!これで楽になれるわよ!ほら…!……ねぇ…アンタ…返事しなさいよ……」

インデックス「……………………」

やったぜ。

美琴「ねぇ!口開けて!アンタ助かるのよ!」

インデックス「……」

上条「……」

一方通行「オイオイ…こりゃねェだろ」

美琴「くっ…!」ビリビリッ

インデックス「あばばばばっ!」ガクガク

美琴「あ、良かったぁ…!ほら、解毒草よ!食べれば痛いのも無くなるわよ!ほらっ」

インデックス「がふっ、ごほっ…いらない…」

美琴「え…?」

インデックス「おっ…おぇえっ…!…は、いらない……わたしも、死ぬから……とうま……お願い、ひとりで…がぷっ……苦しまないで…」

上条「な……インデックス…!?」

上条「な・・・・・・死んでなかったのか!?」

二人は幸せなキスをして死亡

美琴「な…何言ってんの!死んだら全部終わっちゃうのよ?こんなところで死んじゃダメ!」

インデックス「ごほっ…無意味じゃ、ない…よ……とうま…さっきの…本当なんだね…?」

上条「…ああ、さっきの聞いてたのか…そうさ全部真実だ」

インデックス「なら…とうまが死んじゃうなら……私も一緒に…それならとうまも私も……さみしく、ない…ごほごほッ!!」ドパッ

一方通行「…オイ!お前が生きろって言わなきゃコイツ死ンじまうぞ!」

上条「……インデックス、お前…俺と一緒に死ぬなんて…マジかよ…」

ちっ、しぶてぇな……

上条「……インデックス…」

インデックス「うぐ……なに…?」

上条「俺はさ…医者によれば、俺の命はあと1週間もつかも分からないんだとよ」

上条「仮に1週間一緒に過ごせたとして、その後お前は…ステイルと神裂のところで暮らすことになる」

上条「インデックス…俺を、忘れてくれるか?俺のことは忘れて、あいつらと楽しく生きてくれるか?」

インデックス「……いやだ…やだ……とうまのことは忘れないよ…忘れたくない…」

上条「……そうか…インデックス…お前は俺が思ってた以上に、俺のこと…」

上条「インデックス……お前を一度殺そうとした、こんなゲス野郎でいいなら…今さらだけど…許してくれ!!頼む、生き延びてくれ!」

上条「せめて、短くたって、俺が死ぬまで……やっぱりお前と一緒にいたいんだ…!」

美琴「…………」スッ

インデックス「う……ふふっ…」ムシャムシャ

インデックス「…すごく……まずいよ……」ムシャムシャ

え?今一緒に死ねよ

~~~~~~~~~~~~~~

インデックス「とうまぁー♪」ダキッ

上条「わっ…なんだよ、やっぱり今夜もするのか…?」

インデックス「うん!だって……今日が最後の日なんでしょ…?」

上条「医者の宣告通りの日に昇天するとは限らないけどな」

インデックス「うぅ…10万3000冊の禁書も役に立てなくてごめんね…脳のガンの治し方なんかどこにもなくて…」

上条「いいさ。覚悟はできてる。それより今は、お前と過ごせる最後の時間を、大切にさせてくれ…」ガシッ

インデックス「ん……とうま…」

インデックス「わたし…とうまのこと、好きだよ…」

上条「……俺もだ」

上条(御坂、ごめんな…)

ちっ……

イン「今日は安全日なんだよ」

~~~~~~~~~~~~~~

チュンチュン…チチチ…

インデックス「ん…」

インデックス「!……とうま?」

上条「……………………」

インデックス「とうま……とうま…起きてよ……朝だよ…」

ユサユサ

インデックス「とうま…死んじゃやだ……とうまぁ…」ユサユサ

パチッ!!

上条「残念ながら…まだ生きてるぜ、インデックス」

インデックス「と、とうまぁ!!ばかばか!変ないじわるはやめて!」ガブガブ

上条「いでででで!!噛むなって!俺が悪かった!……はは…」

はよ死ねよwww

~~~~~~~~~~~~~~

美琴「……」ボー…

黒子「お姉様…お姉様っ!」

美琴「はっ!?あぁごめん…ボーッとしてたわ…」

黒子「もう…でも仕方がありませんわね……類人猿の死期はもう3日前に過ぎてますし」

黒子「なんの音沙汰もない。ということは、やはり……」

美琴「……」ギリッ…

黒子「…ねぇお姉様。類人猿の住みかへ行ってみませんこと?」

美琴「行って…なにが変わるのよ…?」

黒子「あの銀髪の子が、物言わぬ類人猿の体にすがり付いて、3日3晩話しかけ続けてたりするかもしれませんわ」

美琴「…そうね……心配ね。行ってみましょう…」

上条「よお。ビリビリ」

黒子「ぎゃあですの!!ばっ、化けて出ましたわー!!」

美琴「あは、は……しぶといわね。余命宣告より長く生きてるのね」

上条「まあな。不思議と体も健康そのものの気がするぜ。これじゃ死ぬと思えねえよ」

黒子「病は気から、って言いますわよね…あーびっくりしましたの」

上条「これからカエル医者のとこに行ってさ、どのくらいもつのかって訊いてくる。インデックスがここんとこ泣き続けててな…」

美琴「ねぇ…当麻っ」

上条「ん?なんだ御坂?」

美琴「病院が終わったら…またここに、来てくれるかしら…ちょっと言いたいことが、あって」

黒子「!!」

上条「ああいいぜ。じゃ、行ってくるぜ。せいぜい冥福を祈ってろ」

これはレイプ展開!

ここまで全てていとくん

レイプか

~~~~~~~~~~~~~~

上条「…………………………は?」

カエル医者「いや、だからね、君は死んだりしないって言ったんだけどね」

上条「…………………………あ?」

カエル医者「だからね、君の脳にはガンの影さえないんだよ。健康体そのものさ」

上条「……」

上条「安心させようとか思って言ってるのか……?」

カエル医者「見た方が早いね。これ、君の頭のレントゲン写真なんだけどね」

カエル医者「これが1ヶ月前に撮ったもの。こっちがさっき撮ったもの。ほら、どこにも異常はない」

上条「一月前に、俺がガンで余命一ヶ月だって言ったのは…お前じゃねえか…」

カエル医者「たはは、バレちゃしょうがない。いや実はね。一ヶ月前のレントゲンで僕が君のガンだと見間違えたのは」

カエル医者「別の患者のレントゲン写真だったんだ。いやはや申し訳ない」

上条「………………………………………………………………………じゃあ俺は………………死なない?」

カエル医者「死にやしないよ。君は健康体そのものだ」

これには上条さんも苦笑い

上条「……」ゴゴゴゴゴ

カエル医者「お、怒らないでくれよ。心配させちゃったかな?悪かった!悪かったよ」

上条「謝れば……ごめんなさいで全部すむと思っていやがるのか…?」ゴゴゴゴゴ

上条「だったらてめぇの……俺たちをめちゃくちゃな運命に叩き落としたてめぇの……そのふざけた幻想をぶち壊す!!!」ゴウッ

ボゴォア!!

カエル医者「げごぉ!!」
ブ~ン…ガッシャアアアアン!!!

『きゃああああああ!!先生ぇええぇえ!!!』

上条「あああああああ!!インデックスに!!御坂に黒子に一方通行に!!」バリバリバリ

上条「今からどんな顔して会いに行けばいいんだああああああああああ!!!!!!」

上条「死ななくて幸運だったけど!ふ…不幸だあぁぁあああああああああああ!!!!!!」



え、御坂は?

ごめん。もう少しだけ書いてもいい?

>>449
勝手にしろよw

すみません所用で少し抜けます

~公園~

黒子「あ、類人猿が来ましたの」

美琴「黒子、少しの間席外してもらえる?」ギロ

黒子「了解ですの~♪お姉様、ファイトですわ!黒子はお姉様を応援してますの」

美琴「覗くんじゃないわよ!どっか行っててよ!」

上条「おう、待たせたな…向こうでちょいとゴタゴタがあってさ」

美琴(暗い表情…やっぱりもう長くないって言われたのね…まだ若いのに…)ウルッ

      ゙:,          |                             |         ,:゙
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         ゙V´ ,.r゙    ゙:;、ヽ  ¨゙゙‐┐             ┌‐゙゙¨  ,r' ,.;:゙    ゙ヽ ゙V゙
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      ,.-‐´  l、     ,   } .}    h-r゙ニニヽ─‐‐r'ニニ゙r-h    {. {   ,      ,.l  `‐-.,
     /   ゙ヽ、}    ノ  ノ ノ    jF゙ヾニニフ ̄ ̄ヾニニッ゙Fj    ゙;, ゙;,  !、    { ,.,r'゙   ゙i
     ゙;  -‐、 ゙l    r゙-r゙´.}´  o  r゙             ゙r  o  `{.`゙゙;-゙r    l゙ ,.‐-  ;゙
     ./゙;    ヽ{ ,.-‐、 }ヾ, ノ/゙ー-‐┘             └‐-ー゙\(, , /{ ,.‐-、},/    ;゙゙i
     .\゙;   ´゙゙l,;  l /゙ヽ{/                          ゙i},r'゙゙i l  ;,l゙゙`   ;゙/
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美琴「こっち来て」グイッ

上条「お、おい、どこ行くんだよ…っつーか」

上条(腕に胸が当たって…こいつ、すんげえ胸やわらかい…)ドキドキ

~大きな樹の下~

美琴「辛い、わよね…まだやりたいこととかあんでしょ?」

上条「辛いな。やらなきゃならないことが増えたからな」

美琴「アンタから私に言いたいこと、ある?あるでしょ?あるわよね?」

上条「ああ、ある。でもお前から先に言え、ビリビリ」

美琴「あ、あんの?ならアンタから先に言いなさいよ!男でしょ!」

上条「俺は後でいいよ。ろくでもない報告だけだからな…」

美琴「なによ…報告だけ?そう……じゃあ私からね……当麻。私は、…っ……」カアァ

黒子(お姉様!ファイトですの!)

上条「顔真っ赤にしてどうした?熱でもあんのか?」

ちっ

美琴「ん…あ、アンタってさ、あの子…インデックスのこと好きなの…?」

上条「ぶっ!な、なんだよ急に…そりゃ、まぁ……インデックスは、好きさ」

上条(人としてな。女としてより)

美琴「く…でも言わせてもらうわ。言わずに終わらせたくないもの!」

美琴「当麻、わ、私、私ね……アンタが…す、すっす……好」

インデックス「とうまあぁ~!!」タタタタ

インテリジェンスさん?
禁書目録「それは知能・知性や重要な事項に属する知識・情報のこと!インデックスなんだよ!!」
イン……インターセプトさん?
禁書目録「それは迎撃機が迎撃することなんだよ!球技においてのパスカットもそれを指すかも!違うくて!インデックスなんだよ!」
イン……インテラパックスさん?
禁書目録「惜しいんだよ!惜しいんだよ語感が惜しいかもでもそれは荻■保和明が1990年に作曲した混声合唱組曲かも!インデックス!リピートアフターミー!インデックス!!!!」
……インターチェンジさん?
禁書目録「離れた!!なんで離れちゃうかな複数の道路が交差する、又は近接する箇所においてその道路の相互を連結するランプを設けて、これらの道路を立体的に接続する構造の施設であるんだよ長いんだよインデックスなんだよ!!!」
インターコンチネンタルバリスティックミサイルさん?
禁書目録「大陸間弾道ミサイルだね今度はそっちが長いんだよ!?!?長いんだよなんでそれを覚えられて私の名前をおbインデックスかも!!!
インディグネイションさん?
禁書目録「某RPGの代名詞的魔法なんだよそれを禁書で口にしちゃうのはどうなのかな!インデックスです!!」
インフェルノディバイダーさん?
禁書目録「格ゲー用語なんて誰も知らないんだよ!インデックス!!!」
インド人を右に?
禁書目録「ゲームが好きなのかな意外にゲーマーなのかなあなたは!!インデックス!!!」
インターポールの?
禁書目録「とっつぁ~んじゃないんだよなんなんだよなんなんだよ!!!インデックス!!!!」
インテル、入ってる?
禁書目録「聞くんじゃないかも!!!インデックス!!!」
インテグラルさん?
禁書目録「積分、積み重ねを意味するんだよ!あれなんだか基本的なのに戻ったnじゃなくって!インデックス!!!」
インテグラル・ファルブルケ・ウィンゲーツ・ヘルシングさん?
禁書目録「かけてきてんじゃねーかも!!!あぁっぁあもう!!もう!!!私の名前はインデックスっていうんだよ!!!おなかいっぱいご飯をくれたら嬉しいな!!!!」

インデックス「とうま生きてる!?生きてるよね!よがっだあぁぁ」ポロポロ

上条「わわ、インデックスお前!待てよ、今御坂と話してんだから」

インデックス「とうまぁ、病院行ったんでしょ?どう、だったの……?ぐすっ」

上条「ん……あぁ、御坂、今言ってもいいか?」

美琴「う、うん…」

上条「俺な……ガンなんかじゃなかったんだよ。死ぬってのは嘘だ」

ピキイィン!

インデックス「…ふぇ?」

美琴「…えっ?」

黒子「な…」

一方通行「なんだとォ!?」

美琴「よく聞こえなかったんだけど…もう一度言ってくれるかしら」

上条「それがさ、カエル医者の野郎が他のガン患者のを俺のレントゲンだって勘違いしてやがったんだよ!ひでぇ話だろ?なぁ」

インデックス「…………」

上条「ほら、手の甲に血が付いてるだろ?罪深いカエル医者の血さ」

上条「とりあえず恨みは晴らした……っておい!御坂、空中放電してんぞ!」

美琴「……!…!……!!」ビリビリビリバチバチバチッ

美琴「ふっっざけんなァーー!!!!!」カッ!!

上条「どあああああ!?」

ドッガァアアアアアアアアァァアアァァアアアァアアン!!!!!

今更だが、原作だと一方通行と仲いいのか?このクズは

美琴「ったくもう!あー馬鹿馬鹿しい!黒子、帰るわよ!」

黒子「お姉様、最後まで告白を…」

ガツン!

黒子「」ズルズル

上条「あ…がは」プスプス

一方通行「右手でも防ぎきれなかッたみてェだな。ざまァねェぜ」

上条「り…理不尽だ…俺は悪くねぇ…」

インデックス「と~うま~♪♪」

上条「ひぃ!」ゾクッ

インデックス「とうまぁ、私が今考えてること、分かるかな?」

上条「わ、わわ分かりませんでございまする…」ガタガタ

インデックス「とうまはどこを噛まれたら一番痛いかなって考えてたんだよ!!ここだぁ!!」ガブガブ

上条「うぎゃああああぁああぁあああ!!?いでででそこは!そこはダメだインデックス!うがああぁぁああぁああ!!!」バタバタ

インデックス「逃がさないんだよ!!ひどすぎなんだよとうまぁ!!」ガブガブ

上条「ひいぃぃい!!ごめんなさいごめんなさい!許してくださいインデックス様々あああああ!!!」ゴロゴロ

上条「ぜぇ…ぜぇ…ホントに死んじまうぞ…」

一方通行「まァ…なンだ…ご苦労さン」

上条「ぐ…でもな、得るものが何もなかったって訳じゃないぜ…!」

一方通行「あァ?」

上条「こないだ、どうせ俺が死ぬから冥土のみやげにって、お前面白いこと教えてくれたよな」

一方通行「あ゙…!バカ、本気にすンじゃねェ!あれは嘘だ!」

上条「打ち止めと、相手が無知なのを良いことに毎夜裏マッサージと称していろんなプレイを」

一方通行「嘘だッつッてンだろォォォ!!」

ボギャッ!!

上条「」ドサッ

始まったな

流石セロリ、ブレないな

~~~~~~~~~~~~~~

インデックス「…おかえりとうま」

上条「ただいま…」ドサッ

インデックス「身体中傷だらけなんだよ。消毒してあげる」ヌリヌリ

上条「ぎゃああああ!!?」

インデックス「あっごめん、間違えちゃった。塩塗っちゃったんだよ」

上条「ひぃ、ひいぃ」ヒリヒリ

インデックス「一回傷口を洗った方がいいね。お風呂入ろ」

上条「あひひ…」ヒリヒリ

くそっ……

~~~~~~~~~~~~~~
上条「なぁインデックス」
インデックス「なに?」
上条「殺そうとして、ごめんな」

インデックス「……もう終わった話だよ。いいんだよ、とうま。とうまが私のことすごく、すっごく大切に想っててくれた証拠だもの」

インデックス「私、とうまのこと、好きだよ…」チュッ

上条「な…なぁインデックス、実はもう1コ謝っておきたいんだが…」

インデックス「ん?今度はなあに?」スリスリ

上条「俺、お前のこと『好き』っつったけどさ。恋人としてじゃなくて、友達として、だから…な?」

インデックス「え」

上条「だからキスとかはあんまり…そりゃあうれしいけど…」

インデックス「と…とうまのばかあぁあぁぁあぁあ~!!ずっと信じてたのに~!」ガツガツ

上条「いでででて!!噛むな噛むな!!」

インデックス「わかったよ!今回のことはナシ!また、今まで通り…仲良く暮らそう?」

上条「あぁ…そうだな。改めてよろしくな、インデックス!」

インデックス「んーふふふ、とうま~♪私はとうまのこと大好きだからね!」ギュッ

本当に、完

読んできてくれたみんな、ありがとう!
通読感謝!では!

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