美琴「食蜂操祈を徹底的に無視したらどうなるのか」(71)

美琴「やってみる価値あるわよね」

美琴「どうせ私が図書館で本を読んでるだけで嫌がらせしてくると思うし」

美琴「あいつ、私に嫌がらせをすることに関しては誰よりも力を入れるし」

美琴「ならいっそ私が反応しなければ良い訳で」

美琴「なーんだ、最初からこうすればよかったのよね、なんか楽しみになってきた」

美琴「ふふ、ふふふー……」

黒子(お姉さまがお風呂で独り言を延々と……大丈夫ですの?お姉さま……)

美琴「~♪」

翌日。

食蜂「みぃさぁかさぁん?」

美琴「……、」

食蜂「あっれえ?ちょっとちょっとお、無視ー?ひっどぉーい」

美琴「……、」

食蜂「ねぇー何読んでるのぉー?ねぇってばぁー?」

美琴「……、」

食蜂「ふうん、今日はそおいう態度取るんだあ、御坂さんのくせにぃ」

美琴「……、」

食蜂「……、」

美琴「……」

食蜂「えいっ」ピッ

バチンッ

美琴「……っ」

食蜂「反応したぁ~!」

美琴「……、」

食蜂「あっれえ?いつもならあ、血相変えて私にぃ飛びかかってくるんだけどぉ☆」

美琴「…………、」

食蜂「……反応ないとぉ、やり甲斐が無いわよぉ」

美琴「……、」

食蜂「……えいえいえいっ」

ピッピッピッピッピッピッ

バチンッバチンッバチンッバチンッバチンッバチンッ

美琴「……、」

食蜂「えぇ~?あなたほんとに御坂さぁん?妹のほぉ~?見間違い~?」

美琴「……、」

食蜂「……なんなのよぉ、御坂さんってぇ、何考えてるか分からないからぁ、気持ち悪い~」

美琴「……」

食蜂「もぉ~なんか言いなさいよぉ~」

食蜂「こうなったら……」

ピッ

女学生「……」

食蜂「レッツチャレンジ☆」

女学生「ごきげんよう御坂さま、どんな本を読んでいらっしゃるのですか?」

美琴「……、」

女学生「御坂さま?申し訳ございません……邪魔をしてしまいましたか?」

美琴「……、」

女学生「わたくしも、読書が趣味でして。この常盤台中学でも有名な御坂様と是非ともお話がしたかったのですが……」

美琴「……、」

女学生「み、御坂さまぁ……?」

美琴「……、」

女学生「も、もぉ……本当気持ち悪いわぁ……なんで無視して本なんて読めるのよぉ」

女学生「……ダメね、この子じゃ」

女学生「使えないわねえ、この子。トラック20周してきなさあい、文学少女から運動少女に切り替わり、っと」

女学生「ばぁかばぁか」

婚后「あら?御坂さんじゃありませんか」

美琴「あ、婚后さん。どうしたの?図書館で」

食蜂「はぁ?」

婚后「っ??」

美琴「前に言ってた仏蘭西人形についてだっけ?」

婚后「え、ええ、こちらの図書館に資料があるとの事でしたから……それより御坂さん?あれは」

美琴「え?何のこと?」

食蜂「ちょ、ちょっとぉ!?」

婚后「……わたくしが入る所ではありませんでしたわね。それじゃあ御坂さん、また」

美琴「うん、資料見つかるといいわね~また」

食蜂「は、はあ~ほんっと意味分かんないんだけどぉ」

美琴「……、」

食蜂「切り替えはっやぁ~?なんなのよぉ!」

美琴「……、」

食蜂「そっちがその気なら、あの子を使ってぇ……」

ピッ

バチンッ

食蜂「……えぇ?あ、あの子に対しての電磁バリアぁ?そんなのありぃ……」

食蜂「御坂さんのくせにぃ……」

美琴「……、」

食蜂「徹底的ってわけねぇ?だったら、こっちも徹底的よぉ」

美琴「……、」

ピンポンパンポーン

『えー緊急放送緊急放送、この放送は校舎、図書館、体育館等全ての施設に放送をしている』

『2年御坂美琴2年御坂美琴。至急職員室まで来るように』

美琴「……、」

食蜂「あっらぁ~☆御坂さぁん、ほらほら、呼んでるわよぉ?」

美琴「……っ」ガタッ

食蜂「……?」

美琴「……、」スタスタ

食蜂「職員室行くのぉ?御坂さぁん何言われるのかしらぁ?あんなことやぁ、こんなことぉ?」

美琴「……、」

prrrrr

美琴「……?」

ピッ

黒子『もしもし?お姉さま?』

美琴「あ、黒子。どうしたの?」

食蜂「……電話には出るのねぇ」

黒子『お姉さまが何か仕出かしたのかと思いまして、わたくし一足先に職員室に向かいましたの』

美琴「別に良いのに~?それで?」

黒子『は、はい……にわかに信じがたいのですが、教師に問いただしても別に要は無いみたいでしたの』

美琴「へぇ~?じゃあ行かなくていいのね」

黒子『お姉さまに身に覚えはありませんの?』

美琴「あるわけないじゃない、今までずっと図書館だったし」

食蜂「ちょ、ちょっとぉ……」

美琴「ありがとね、黒子。手間が省けたわ」

黒子『勿体ないお言葉ですのよ。その感謝の気持は、今夜ゆっくりと!朝まで!』

ピッ

美琴「ふー……」

食蜂「みぃさかさぁん?早く行かないのぉ?」

美琴「……、」

食蜂「そっちは、職員室じゃないわよぉ?」

美琴「……、」

食蜂「……あれ、ちょっと、あれぇ……なんでカテゴリー付けがおかしいのよぉ」

食蜂「確かに私の能力は……」

食蜂「……ッ?」

食蜂「……ノイズ?」

食蜂「うっそぉ~ずっるい~……こうなったら、エクステリア使ってぇ……」

食蜂「……いやいや、バカバカしいわぁ」

食蜂(もうちょっと考えるべき、ね)

縦ロール「女王、どうされましたか?」

食蜂「聞いてよぉ、御坂さんがねぇ、無視するのよぉ」

縦ロール「まぁ……そんなことを?」

食蜂「貴女、御坂さんとぉ、趣味が合うんでしょぉ?」

縦ロール「はい、先日もロシア限定のゲコ太キーホルダーを御坂さまより頂きました……わたくしの部屋に厳重補完されていますわ」

食蜂「あっそぉ、どうでもいいわぁ……で、貴女から近づいてほしいのよぉ」

縦ロール「わたくしからですか?」

食蜂「そうよぉ、たまには役に立ちなさいよ」

縦ロール「は、はい……女王、わたくしは何をすれば?」

食蜂「話せば良いだけよぉ」

縦ロール「は、はぁ、わかりましたわ」

食蜂「……きっかけを作って、その穴から無理矢理こじ開ければ良いのよねぇ」

食蜂「御坂さんがぁ、徹底的に無視するのならぁ」




食蜂「私は徹底的に嫌がらせをするだけだゾ☆」

縦ロール「御坂さま、ごきげんよう」

美琴「……、」

縦ロール「先日は、ロシア限定ゲコ太、ありがとうございました」

美琴「……洗脳されてないみたいね。丁度2個あったし、同じゲコラーなんだし全然問題無いわよ」

縦ロール「はい!先日手に入れた情報によりますと、企画部からゲコ太 the Animationのお話が出たそうですわ」

美琴「あ、アニメ!?それ本当!?」

縦ロール「そうですわ……わたくしたちの懇願叶ってのアニメ化です。動くゲコ太を一目見たいですわ」

美琴「そうよねぇ、分かるわ……!私も早く見てみたいわ……となれば、グッズもまた増す感じよね?」

縦ロール「その通りですわ……先日の『ご当地ゲコ太』……その二の舞にならないよう、商品開発部には真摯的に開発してほしい限りです」

美琴「ほんっとよねぇ、なんでそこで手を抜くのかしら。大体売ってる所も悪いし、マーケティングがなってないのよ!」

縦ロール「仰るとおりですわ」

ピッ

バチンッ

食蜂「う、うっそぉ~……あの子にまでバリアぁ~?」

食蜂(……本気でエクステリア逆流させようかしらぁ)

縦ロール「学舎の園でも、有名シェフがパンでゲコ太を作成した、とソーシャルネットワークにアップロードされていましたわ」

美琴「ゲコ太パン!?何よそれ、私にも見せて!」

縦ロール「こちらです」

美琴「う、うっわー!超良い!すごい良い!このシェフ分かってるわね……ゲコラーの心境を!」

縦ロール「でも、いざこちらが前に出てきたら……」

美琴「た、食べられないわよね……あー!でも食べないで腐らせるのは勿体無いしぃ!」

縦ロール「苦渋の選択ですわ……」

美琴「ゲコ太は、きっと私の中で生き続けるわ……」

縦ロール「御坂様……」

美琴「ありがとう、情報くれて」

縦ロール「いえ、同じゲコラーとして、当然のことをしたまでですわ」

美琴「ゲコラー……増えるといいわね」

縦ロール「はい……その時は、是非とも『派閥』を」

美琴「派閥加入は渋ってたけど、ゲコ太な派閥なら喜んで入るわ」

縦ロール「嬉しいですわ~」

美琴「じゃあ、また何かあったらよろしくね!」

縦ロール「はい!ではまた、ごきげんよう~」

美琴「ごきげんよう!」




縦ロール「女王、任務をこなしました」

食蜂「……貴女に期待した私が馬鹿だったわぁ」

縦ロール「はい?」

食蜂「ああ、もういいわよぉ……貴女はその『ゲコ太パン』とやらの早食いチャレンジをレッツ・トライ」

縦ロール「……ワカリマシタ」

食蜂「ああーもう!何でこんなに上手くいかないのよぉ!」

食蜂「こうなったらぁ……!」

ピンポンパンポーン

『えー緊急放送緊急放送、先ほどと同じ内容になるが、2年御坂美琴、同じく2年食蜂操祈。至急職員室まで』

食蜂「……御坂さんが電磁バリアを貼るのならぁ、貼る前に操っちゃえば良いのよぉ☆」

美琴「……、」

先生「急遽な、理事長のほうから提案があったみたいなんだ。明日に、水着コンテストを開催するとの事だ」

食蜂「それいいわねぇ☆楽しそ~」

先生「そこで、超能力者であるお前たちには絶対出てほしいと思ってな。この学校のPRにも兼ねている、常盤台中学の生徒であることを忘れるなよ」

食蜂「はぁい☆御坂さぁん、頑張りましょお~?」

美琴「……、」

先生「御坂?」

美琴「……、」

食蜂「こっわぁい眼ぇ~☆そぉいうのが欲しかったのよぉ」

美琴「……、」

食蜂「だけどぉ、私の目的は『喋らせる事』なのよぉ……?」

食蜂「徹底的に、御坂さんのぉ、嫌がらせをして―――屈服させるわあ」

美琴「……、」

食蜂(あと少しね、御坂さんは元々短気な訳だしぃ、すぐにでも怒って電流ビリビリって思ったんだけどぉ、今回はひたすらみたいだしぃ)

食蜂(そうなら、その上で嫌がらせをするまでよ☆)

美琴(なぁにが常盤台中学の生徒であることを忘れるな、よ。常盤台中学の生徒だったら水着コンテストなんて馬鹿みたいなことに参加しないっての)

美琴(まさか先手を取られるなんて思わなかったわ……けど)

美琴(ここまできたら、徹底的に潰してやるわ)

美琴(で……)

美琴(私が気に入らなかった分だけ、あいつに□□□をする)

美琴(……、)

美琴(楽勝ね、心理掌握)



翌日。

「レッディぃぃぃぃぃぃぃぃぃースアぁンドジェントルメぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇン!!本日は常盤台中学水着コォォォンテストにお集まり頂きィィィ!!ありがっとぉぉぉぉぉぉぉ!!」

「ほらほら、観客席の諸君達ぃぃぃぃ盛り上がって行こうぜぇぇぇ叫べぇぇぇ!笑えぇぇ!水着と言う、たった一枚の布切れにテメェらは何を思うゥゥゥゥ!!」

「え?何々?ロマン?そう!ロ・マ・ン!!正解だ糞野郎共!!」

「それではァァァ本日最初のレディィィからぁぁぁぁどうぞォォォォ!!」



黒子「なぁんでわたくしからですの……」

「おぉぉぉっとぉ!!これはキワドイ水着だァァァァ!!まともに見れない!見れない!見んじゃねぇ変態共!」

黒子「あら?水着というのは見られるためにあるのではなくて?」

「余裕の台詞をありがとォォォ!しかし!お嬢さん、10年後にまた会おう!!貧相な身体はNo Thank You!!あばよ、淑女なお嬢様!」

黒子「ちょ、ボッシュートですのぉぉぉ!?」

「はいはい、次々。行くよ次、私は気が短い!扶桑彩愛は気が短いんだぜ!」

「くるか?くるのか、ダイナマイトボディィィィ!」

婚后「白井さんとは違いましてよ?」

「いきなりの勝利宣言!オイオイ、その蛇は本物か!?メデューサのように石になっちまうぜ、野郎どもぉぉぉ!!」

婚后「わ、わたくしはそんな能力じゃありませんことよ。わたくしの能力は……」

「はいはい、聞いてない聞いてない!次行くよ、あばよ!能力説明は、下でやってくんなぁ!」

婚后「ちょ、あーれー!」

「美少女なやつほど、言葉はいらねぇ!!黙っているだけで、少女は輝く!そんな相手を見てみたい!そうだろう!?テメェら!!」

「正直でよろしぃぃぃいい!!次は、ダブルで登場!常盤台中学きっての、顔だぁぁぁぁああああ」

食蜂「御坂さぁん?比べられる気分はどぉ~?」

美琴「……、」

美琴(食蜂操祈、あんたは私にやってはいけないことをいくつかした。

1つ、こんな馬鹿げたコンテストを開催し、参加させたこと。

2つ、私の友達二人を会場が馬鹿にするように仕向けたこと

3つ、私の水着が……)

「なんだなんだよなんですかぁ!?お嬢様は、幼女趣味?まるで5歳児が着る水着みたいだぜ、短髪ねーちゃん!!!」

美琴(……子供ものだと言うこと!)

食蜂「でもぉ?私は、似合ってると思うわぁ?」

「一方!金髪ねーちゃんは、出るとこ良し!しまるとこ良し!また出るとこ良し!本当に中学生かぁぁぁ!?このプロポーション!!ふざけた体型が、野郎どものハートを掌握しちまうぜぇぇぇぇ?」

食蜂「それはぁ、無意識にやってしまうことだしぃ?私はぁ、悪くないわけで?」

「正論、ナイロン、危ない水着!!!見ろよ、野郎どもは瀕死寸前!前かがみになってんじゃねぇぞ!堂々としやがれ、テメェらのソレはどうせちいせぇんだろうがよぉぉぉぉ!!」

食蜂「きったなぁい」

美琴「……、」

「じゃ、超電磁砲のおねーちゃんはボッシュートってことで、オーケーかぁぁぁ?お前らぁぁぁ!!」

美琴「……、」

「満場一致で、異論は無し!!あばよ、次会う時はもう三回り増々でよろしくゥゥゥゥ」

ガコンッ

「……え?」

食蜂「ちょっとぉ、御坂さん落ちなさいよぉ」

美琴「ここらへんかしらねぇ?」

食蜂「え?」

美琴「ここが限界って言ってんのよ、食蜂操祈」

食蜂「やっと喋ったわぁ~?私の勝ちってことでいいわけぇ~?」

美琴「はんっ、最初から勝ち負けは決まってただろうが。なんせ、私の勝利条件がないからな」

食蜂「それはそうだけどぉ、3つ目の策で折れるなんてぇ、もっと頑張らないとぉ」

「ど、どういうことだぁああ!?あの、超電磁砲が!!宙に浮いてるぞぉぉぉぉ」

美琴「あんたさっきから五月蝿い、黙ってて」

バチッ

「私の命のマイクがぁぁぁぁぁあああああ」

食蜂「ここで決着つけるわけぇ?何をする気ぃ?ここに居る人達を操ったらどうなるかしらねぇ?」

美琴「知らないわよ」

食蜂「もぉ~?御坂さんってぇ、自己中よねぇ~」

美琴「あんたにだけは言われたくないわよ……さてと、私がなんでここで限界って言ったか分かるかしら?」

食蜂「えぇ~わかんなぁい☆」

美琴「……あんたが『自分で自分の首を締める』には、最高の場所だからよ」

食蜂「……はぁ?」

美琴「ッ!」

食蜂「ちょ、あ、えぇ!?や、あ、ぁ……」

美琴「ふー、スッキリ……」

食蜂「い、痛いじゃないのよぉ……わ、私が今ここでリモコンを押せばぁ……」

美琴「気づいてんでしょ、電磁バリアの応用が効いたってことくらい」

食蜂「……、」

美琴「結局さー、私を追い詰めたつもりだったみたいだけど、逆って訳で。あれ、これ誰かが言ってたな。デジャヴデジャヴ」

食蜂「ちょ、ここで、ど、どうする気なのよぉ」

美琴「だから、私の気が済むま『徹底的』に『虫の息になる』まで……腹パンするだけよ?」

食蜂「……はぁ?」

美琴「さっきの一発は一回目の嫌がらせかしらねー、図書館だったかしら」

美琴「んで、これがっ!」

食蜂「が、ほぉ……」

美琴「黒子に手間かけさせた分」

食蜂「あ、あなた……こそ、どうなるか、わ、分かってるのよ、ねぇ?」

美琴「どうせここに居る連中は、あんたが全員洗脳しているんでしょうが。それくらい分かるわよ、あの五月蝿い三流マイクパフォーマーで盛り上がるんだもの」

食蜂「へぇ~?考察力あるわねぇ、御坂さぁん」

美琴「だからさ?思いっきり出来るわよね?」

食蜂「……、」

美琴「んじゃ、これが縦ロールの子の分!」

食蜂「あ、へぇ……」

美琴「水着だし、直接腹パン出来るってのも悪くないわね」

食蜂「……み、さか、さん……明日には、記事になってる、わねぇ」

美琴「そんなの隠蔽すればいいじゃないの。情報の制御なんて、この学園都市だと結構簡単に出来るものよ」

食蜂「へ、へぇ~……言うじゃないのぉ」

美琴「次は、えーっとなんだっけ?呼び出した分、かな?」

食蜂「うっ、うふぅ……」

美琴「で、次は馬鹿みたいな水着コンテストを開催したことでしょ」

食蜂「や、ぁ………………」

美琴「ちょっと、気を失わないでよ。あーもう、水場なんだから電気扱いにくいってのに」

食蜂「うっ、ふぅ……ゲホゲホっ……」

美琴「おはよ、じゃあ次は黒子に恥かかせたこと!」

食蜂「あ、あ、ぅ……」

美琴「また失禁?よく漏らすわね、あんた」

食蜂「ふ、はふう……みぃさかさぁん……」

美琴「え、ちょ、は?何!?気持ち悪い!!」

食蜂「……あは、あははは!!あははははああん!!」

美琴「やっぱりこいつおかしい……わっ!」

食蜂「ぶばぶっ……」

美琴「殴る方も疲れんのよ」

食蜂「みさかさぁん、みさかさぁん、みぃぃさかさぁぁぁん」

美琴「うるせぇぇぇぇ!!」

食蜂「かはっ……」

美琴「はぁ、はぁ……気持ち悪い!名前を呼ぶな!気持ち悪い!!」

食蜂「そ、れで良い、のよぉ……」

美琴「とうとう頭がおかしくなったのね。って、元からか」

食蜂「うふ、ふふふふ、ふ、ふっふ……」

美琴「……片付けはやっておきなさいよ。それと、記憶の消去くらい朝飯前でしょ。やっておきなさい」

食蜂「……、」

美琴「返事」

食蜂「はいぃ……」

美琴「はぁ……疲れた、帰ってお風呂入ろ…‥まっ、この水着は悪くないし、貰ってっちゃっても……へ、平気よね!あとで請求されたら払えばいいし」

美琴「それに食蜂のせいだし!」

食蜂「はぁ、はぁ……」

食蜂「はぁーー……」

食蜂(計 画 通 り よ お)



食蜂(派閥解体なんて出来るわけないのよぉ、今までのルール覆すなんてのは無理なわけでぇ)

食蜂(だから、それを無視してたらあ……またしてくれるかなって思ったけどお)

食蜂(ぜんっぜんアクションしないからあ、周りの連中にやたら『無視』という単語を使わせてぇ……)

食蜂(御坂さんの中に『無視させる』という意識を埋め込んでぇ……)食蜂(そしたらあ……事がうまく乗ってえ、私を無視し始めてえ……)

食蜂(徹底的……怒らせたらあ……また、してくれてえ)

食蜂(御坂さぁんの、腹パンはぁ……)

食蜂(癖になるのよねぇ……)

食蜂(やっぱりぃ、御坂さんは……自分より友達だったからあ……今回いくつかいじったけどぉ)

食蜂(大 成 功、よねえ……)

食蜂(でもお、欲を言えばぁ……数が少なかったことくらいよねえ)

食蜂(あっさり、スッキリしちゃうんだものお……困っちゃうわぁ)

食蜂(あぁ……次はあ、どうやって……させようかしらあ☆)

美琴「……ッ!?寒っ!?な、何……?やっぱり水着はまだ早いのかしら……」

おしまい

もう眠いから寝る
食パン流行れ

でも反逆も楽しそう

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