エレン「ミカサ、マフラー臭いよ。洗えよ」(129)
ミカサ「だって。これはエレンに貰ったものだから」
エレン「だからって臭いよ洗ってよ」
ミカサ「絶対に嫌」
エレン(しょうがない。洗濯機とダウニープレゼントしよう)
エレン「ミカサ!訓練休みだし買い物行かないか?」
ミカサ「エレン、私と行きたいの?」
エレン(ああ、めんどくさい)
エレン「ああお前と行きたいんだ」
ミカサ「なら、行く//」
エレン「なんだミカサ、風邪か?」
ミカサ「なんでもない」
ヤマダ電機トロスト店
エレン「まずは洗濯機だ」
ミカサ「なんで洗濯機なんて買うの?」
エレン(やばい!うまくごまかさなきゃ)
エレン「ちょっと俺の服の臭いが気になって」
ミカサ「そんなことはない。とてもいい匂い。」
エレン「お前の感想は聞いてないんだよ!」
エレン「縦型、ドラム型どれにしよう。ミカサはどれがいいと思う?」
ミカサ「これがいいと思う」
エレン「ええっ!」
エレン「
エレン「全自動乾燥機付き洗濯機……高い」
ミカサ「私が買ってあげようか?」
エレン「ダメだ!お前の助けなんか借りねぇ!」
ミカサ「……」ショボン
エレン「うん。これでいいや。」
エレン(二個ドラムが付いてるし横に絞る機械もある。お得だ)
ミカサ「エレンそれ、ダメな奴…」
エレン「うっせぇ!これがいいんだよ!!」
ミカサ「エレンがそう言うなら」
エレン「店員さんこれください」
ミカサ「ああ……」
~マツモトキヨシトロスト店~
エレン「これで良し」
ミカサ「ダウニーなんて何に使うの?」
エレン「いいんだよ。気にすんな」
~数日後~
ヤマト「ご利用ありがとうございました~」
エレン「やっと洗濯機が来たぜ!」
アルミン「随分と古いタイプの洗濯機だね」
エレン「まあな安かったし」
エレン「ミカサ~いるか~」
アルミン「ミカサなら今日は成績優秀者の訓練に行ってるよ」
エレン「ちっ!せっかく洗濯機届いたのに」
アルミン「やっぱり!やっとミカサのマフラー洗えるんだね!!」
エレン「そうだ!喜べ、アルミン!」
アルミン「やった~!」
ミカサ「何の話をしているの?」
アルミン「ああ!ミカサ良いところに!エレンがミカサに話があるんだって!」
ミカサ「エレン何?」
エレン「こないだ洗濯機買いに行ったろ。それが届いたんだ。それでこの洗濯機、俺からお前へのプレゼントだ」
ミカサ「!!!!!……なんでプレゼントなんか」
エレン「あっあ……ああ日頃の感謝だよ。じゃあな!大事に使えよ!」
ミカサ「ありがとう!エレン」
アルミン「良かったね。日頃の感謝の気持ちだって!」
ミカサ「違う」
アルミン(まさか!僕たちが臭がってるの暴露た!?)
ミカサ「きっとこれはプロポーズ。今はまだ洗濯機だけだけど、これから一緒に揃えていこうって言ってる。エレンは照れ屋」
アルミン(…………まあ僕はマフラーが臭くなければ良いや)
ミカサ「アルミン、上官に一日休暇を貰えるように言っておいて」
アルミン「ミカサどこに行くのさ!」
ミカサ「エレンと暮らすために家電を揃えてくる」
アルミン(ああまずいことになってきた!…………僕し~らない!)
~上官室~
ミカサ「エレン・イェーガーとの同棲を申請します」
上官「何故だ。お前は訓練兵だ。個室など与えられん!」
ミカサ「では次の模擬戦で1位を取ったらでよろしいでしょうか?」
上官「ダメだ!許可でk」ガシッ
上官2「まあよいではないですか。それが彼女の励みになれば。許可します」
ミカサ「ありがとうございます」
アルミン(僕は知らないよ!僕は!)
~対巨人模擬戦当日~
上官「巨人を倒した数により順位をつける!上位2名には報酬があるぞ!」
訓練兵「おお~!」
上官「では…始め!!」
エレン「報酬は俺のもんだ!」
ジャン(1位になって、ミカサとさりげなく同室にしてもらう!)
サシャ(肉肉肉肉肉!)
ミカサ(一位は誰にも………渡さない!!)
~模擬戦終了~
上官「上位3名の成績を発表する」
訓練兵一同「ゴクリ」
エレン(巨人を倒すどころか見もしなかった。どうなってるんだ今日の訓練は!)
上官「第三位!該当者なし!」
訓練兵「ざわざわ」
ジャン(どうなってるんだ。今日の訓練は!)
上官「静粛に!第二位!……該当者なし!」
アルミン(今日の訓練は順位をつけない訓練だったのか。良かったねエレン)
上官「そして第一位!………」
訓練兵「どうせいないんだろ」ボソボソ
訓練兵2「全く、とんだ出来レースだったぜ」ボソボソ
上官「第一位 ミカサ・アッカーマン!!撃退数126体!!撃退率100%!!」
アルミン(ミカサェ…………)
訓練兵「うぉー!!!」
上官「ミカサ・アッカーマンは夕食後上巻室へ来い!では解散!」
~ディナータイム~
エレン「どうしたらそんなに巨人を狩れるんだ!教えてくれよ!」
ミカサ「コツはない。……しいて言うなら……エレンのおかげ///」
エレン「はぁ?何言ってんだ?頼むよ教えてくれよ!」
ミカサ「そろそろ上官室へ行かなきゃ」
エレン「ああ……」
アルミン(さすがにこれはエレンに伝えなきゃ!)
アルミン「エレン!!……落ち着いて聞いてくれ」
エレン「なっ…何だよ!?改まって」
アルミン「実は………」カクカクシカジカ
アルミン「……と言うことなんだ!」
エレン「何言ってんだ!アルミン!そんな!そんなはずないだろ!!」
エレン「ミカサが俺のこと好きでそれで今日の訓練頑張ったなんて!!」
アルミン「好意を持っていたことも知らなかったのかい!?」
エレン「何で教えてくれなかったんだ!!」
アルミン「僕はただマフラーの臭いが無くなればと…………ごめんエレン!!」
エレン「ごめんじゃすまなi」
ミカサ「そろそろ就寝時間。エレン来て」
~訓練兵養成所敷地内/テント~
ミカサ「今日はテントだけど明日にはログハウスで暮らせる」
エレン「きついんだよ!離れろよ!」
ミカサ「ごめん、エレン」
エレン(こいつが俺のこと好き?まさかまさか。でもよくみると可愛いよな)
ミカサ「どうしたのエレン?」
エレン「いやっ!なんでもない」
エレン(マフラーくせぇ………)
~翌日~
エレン「結局一睡もできなかった。マフラー臭すぎる」
アルミン「この際マフラーは2の次だ!それよりもどうするのさ!」
エレン「どうもこうもない!巨人がくる前と同じだ!ミカサと暮らすのもな!」
アルミン「あっああ」
エレン「それよりもマフラーだ!洗濯なんか待ってられねぇ!マフラー買ってくる」
アルミン「冷静な判断ができないほど臭いのか」
エレン「買ってきた!」
アルミン「早っ!」
エレン「これを今までのマフラーとすり替える!」
アルミン「そんなにうまくいくかな?」
エレン「いくさ!きっとな!」
~就寝前自由時間~
ミカサ「エレン、マフラー返して」
エレン「えっ!マフラー?持ってるじゃないか」
ミカサ「これじゃない。このマフラーじゃない」
エレン「誰かにすり替えられたんじゃないか?」アセアセ
ミカサ「エレンにすり替えかれた」
エレン「何でそう決めつけるんだ!」
ミカサ「このマフラーからエレンの臭いがする」
エレン「!!」
エレン「ひょっとしてお前。俺のこと好きなのか?だからマフラー大事なのか?」
ミカサ「そう」
ミカサ(エレンにやっと気づいてもらったよぅ。頭ふっと~しちゃうよぅ~)
エレン「だったらなあ!マフラー洗えよ!くせぇんだよ!」
ミカサ「!!」ウルウル
エレン「だから!洗えって………何泣いてるんだ!?」
ミカサ「だってエレンがエレンが、私が臭いって」
エレン「泣く泣くな!お前が臭いんじゃない!」
ミカサ「ホントウ?」
エレン(やべぇ!可愛い)ズキューン
エレン「おっ!お前は良い臭いなんだから……マフラー洗えよ」
エレン(言っちまった………)
ミカサ「うん、洗う」テイパキ
エレン(そういえばミカサって何でも言うこと聞くよな)
エレン(これは面白い)
~翌日/訓練兵の休日~
エレン「ミカサおはよう!」
ミカサ「おはよう」
エレン「飯作っといたぞ」
ミカサ「うん」
ミカサ(なんかエレン優しい。やっと正直になった)
エレン(アルミンに聞くとミカサは『ヤンデレ』らしいからな。そこを治さなきゃな)
ミカサ「エレン?」
エレン「いや!何でもない」
ミカサ「エレン、今日はどうするの?」
エレン「ちょっとサシャと出かけてくる」
ミカサ「!!!!………私も行く」
エレン「お前はマフラー洗っとけ2度洗いだ!俺のお願い聞けるよな」
ミカサ「分かった………」
エレン(計画どうり……)ニタァ
~牛角トロスト店~
エレン「サシャ何でも食べて良いぞ!」
サシャ「あなたは神様ですか!!!」
エレン「神様じゃねぇ!お前約束覚えてるだろうな!」ボソボソ
サシャ「神の命令なら何でも!」
エレン「よし!食っていいぞ」
サシャ「はいっ!」ガツガツ
エレン(よしアルミンに言われたとうり女の子と出かけたぞ!アルミンの話だと絶対にミカサも尾行するって………)
エレン「!!!」
エレン(ミカサがすごい目でこっち見てる………これは早めに作戦に移ろう)
エレン「ちょっとこの本読んでくれよ。やっぱり女の子は素直でいて欲しいよな~」(棒)
サシャ(これが作戦ですか!)
サシャ「じゃあ私素直になります~」(棒)
エレン「好きになっちまいそうだ~ああちょっと考えさせてくれ~」(棒)
エレン(よしこれで店から出れば!!)
アリガトウゴザイマシタ~
ミカサ「エレン!!!」
エレン「なっなんだよミカサ!」
エレン(なんだこの良い臭い……)
ミカサ「私!エレンのこと好きだから!」
エレン「だから何だよ!」
ミカサ「だからあの放屁女何て辞めて、私と付き合って!!」
エレン(おっ!おかしいな!?アルミンの言うことによるとこれでヤンデレが治るって聞いたのに)
エレン(ここは!!逃げる!!!)ダッ
ミカサ「待って!!」シューン
エレン「ええ!立体起動!?」
ミカサ「待って!エレン!」
エレン「足が!刺さってる刺さってる!!!」
ミカサ「何でエレンは素直になれないの!何で!こんなのおかしい!」
エレン「痛い!痛い!!」
ミカサ「そうだ!エレンが訓練兵になれないようにすれば良いんだ。このまま足がなくなっちゃえばいいんだ!そうすればずっと一緒に………」
エレン「やめろ!!やめろ!!」
ミカサ「エレン!ずっと一緒だよ!」
ライナー「エレン!!掴まれ!」シューン
エレン「ライナー!!!」
ライナー「間一髪だったな!」
エレン「ああ!何でミカサはあんなこと!」シクシク
ライナー「お前………ミカサのことどう思ってるんだ」
エレン「俺は………ミカサに頼ってばっかだって気づいてあいつを拒絶するようになったけど、本当は………」
エレン「もっと仲良くしたかったんだ……なのにどうしてどうして……」
ライナー「何したんだ。泣いてるだけじゃわからねぇぞ」
エレン「ライナー……」
ライナー「俺が何とかしてやる!」
エレン「人生相談があるんだ」
エレン「俺はミカサと仲良くしたい。だから今日………」カクカクシカジカ
エレン「……………ってことしたんだ。そしたらミカサは………」
ライナー「エレンはミカサの気持ち考えたことあるか?」
エレン「えっ?」
ライナー「ミカサはなお前しかいないんだよ。こないだの訓練の時分かっただろ!」
エレン「あっ!」
ライナー「分かったら、お前の気持ち伝えて来い!」
エレン「ああ!ありがとうライナー!」
エレン「ミカサ!!!」
ミカサ「エレンどいて!そいつ殺せない!」
エレン「俺もミカサのこと好きだ!」
ミカサ「えっ……」
エレン「だからこんなこともう辞めてくれ!ミカサ!俺の足なんてくれてやるだから!ミカサ!俺のこと嫌いにならないでくれ!」
ミカサ「嫌いになんて…なるわけない」
ミカサ「私はエレンのものだから」ダキッ
エレン「ミカサ!ミカサ!」
ミカサ「エレンもう泣かないで……」
エレン(計画どうり……)ニタァ
エレン(アルミンの作戦は完璧だな。ライナーナイスタイミング)
ライナー(エレン、あとで焼肉おごりな)
エレン(これでやっとミカサを自由にできる)
ミカサ「そんな小細工しなくても何時だって好きにしていいのに」
エレン(え!!!)ドキドキ
エレン「今…何て………」
ミカサ「こんな小細工しなくてもいいのに。エレンは照れ屋、心臓ドキドキ言ってるよ///」
エレン(まあこれで良いや)
サシャ「ちょっと~奢ってくださいよ~」
エレン(あっ忘れてた)
エレン「で、幾らだったんだ?」アセアセ
サシャ「よくわからないけど店員さんにこんなものを……」
エレン(うわっ!)
ミカサ「エレン、何?」
エレン「ミカサお前20万円持ってるか?」
ミカサ「持ってるけど……」
エレン「貸してくれ!何でもする!」
ミカサ「何でも……」
ミカサ「なら。エレン、死なないで」
エレン「え?」
ミカサ「私にはエレンしかいないから」
ミカサ「だから死なないで」ギュッ
エレン(カワエェー)
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ
エレン「!?」
鐘「ゴーンゴーンゴーンゴーン」
街の住民「巨っ!巨人だぁああ!!」
エレン(!!)
エレン「ミカサ!それ貸せ!」
ミカサ「エレン待って!ズボン脱げちゃう///」
エレン「借りてくぞ!」シューン
ミカサ「えっエレン!待って!!」
エレン「目標先方!超大型巨人!これはチャンスだ!!」
一般人(厨二乙)
エレン「よう!五年ぶりだな!!」
エレン「俺はなぁ!この五年で変わったんだ!」
エレン「俺には守るものが出来た!俺はミカサを守る!!」
ミカサ「私がエレンを守る!」
エレン「なんで立体起動を!?」
ミカサ「放屁女からかして貰った」
エレン「まあいい!ミカサ!!!」
ミカサ「何?」
エレン「この戦いが終わったら結婚しよう!!!」
ミカサ「うん////」
終わり
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