兄「てことでお前病めよ」
妹「は?まずデレは足りてると思った理由を答えろよ」
兄「え?デレ足りてないの?」
妹「私がいつお前にデレたんだよ」
兄「これからデレが来ると信じてる」
兄「今はツンがでまくってるだけでこれからデレまくると信じてる!」
妹「馬っ鹿みたい」
兄「おい、お前どこいくんだよ」
兄「話はまだ終わってないぞ!」
妹「オタクの妄想に付き合ってるほど暇じゃないのよ、私も」
兄「俺はオタクじゃない!」
妹「深夜アニメみてるんでしょ?」
兄「うん」
妹「オタクじゃん」
兄「」
兄「………」
兄「オ、オタクじゃねーし!」
妹「今の間は何よ!今の間は」
兄「………」
兄「まぁ…とにかく…俺が言いたいのはだな」
兄「お前ヤンデレになれよ」
妹「………」
妹「オタクってここまでくると末期だと思うんだよね」
兄「うるせー!オタクじゃない!」
妹「そっかぁ お兄ちゃんはヤンデレがいいのかぁ」
妹「待っててね、お兄ちゃん!」
妹「でもヤンデレって何をすればいいんだろう……」
妹「ちょっと調べてみようかなぁ…」カタカタカタ
兄「てことが昨日あってだな」
友「お前、自分の妹にヤンデレになれとかどんなんだよ」
兄「え?ヤンデレの妹なんて誰だって夢見る事だろ?」
友「いや…そうだけど…実の妹に頼むってのはなぁ……」
兄「えー!いいとおもうんだけどなぁ…」
友「前々から思ってたんだけどさ」
兄「うん」
友「お前ってどっかズレてるよな」
兄「ん…下駄箱になんかはいってるんだけど」
友「ちょっと見せてみろよ」
友「ん、これラブレターじゃん!良かったな!お前にもようやく春が来たんだな!」
兄「え!?マジで!?」
友「どう見たってラブレターだろコレ!」
兄「いや、まだ分からんぞ!果たし状かも知れない」
友「お前みたいなヒョロイ男に果たし状がくるわけないわ!」
友「てかいつの時代だよ!」
友「まぁ…中身みてみろよ」
兄「分かった」
兄「その…君、かな?この手紙書いた人」
女「あ、はい!そ、そうですよ!」
女「そ…その返事は?」
兄「うん!いいよ!付き合おう!」
女「ほっ…本当ですか!?」
兄「うん!」
女「あ…ありがとうございます!」
兄「はははは///」
兄「俺にも春が来たアアアアアアアアアアアア!!」
友「うるせーよ!」
友「で、その子どんな感じだったの?」
兄「んー……髪は長めで…可愛くて…良い匂いで…可愛いかったな」
友「ふ~ん」
兄「ただいまぁ!」
妹「テンション高い、なんかあったの?」
兄「ああ!まぁな!」
妹「へぇ、まぁいってみなよ」
兄「なんと!」
妹「なんと?」
兄「念願の彼女ができました!」
妹「……」
妹「は!?」
兄「これで俺もようやくリア充の仲間入りだな!」
兄「ヒャッホーーーイ!」
妹「だ、誰よ!それ!教えなさいよ!」
兄「え?」
妹「だからお前は誰と付き合う事になったんだよ!!」
兄「え…えーと…」
兄「別のクラスの女さんだけど…なんかあんのか?」
妹「女さんってアンタの学年でも結構人気がある人でしょ!?」
妹「ど…どうせ!ドッキリとかだって!!」
妹「絶対騙されてるって!」
妹「まだ遅くないからさっさと別れときなよ!!」
兄「えー…でも女さん、そんな人には見えないしなー…」
兄「てかなんでお前そんなに必死なんだよ」
妹「そ…それは……」
妹「と、とにかく!次あったら別れときなさいよ!」
兄「嫌だ!嘘でもなんでも、俺は女の子と付き合いたいんだよ!」
妹「というか!その女さんの事アンタ何も知らないんでしょ!?」
妹「なのに付き合うとか馬鹿じゃないの!?」
兄「今は同じクラスじゃないけど何気に小学校の頃からの顔見知りだよ!」
兄「それに俺!何度か女さんで抜いた事あるし!!」
妹「抜いたとか何妹の前で言ってんのよ!変態!」
兄「うるさい!男はみんな変態なんだよ!」
兄「ハァハァハァ……」
妹「ハァハァ…何息切れしてんのよ…」
兄「ハァ…ハァ……お前こそ…」
妹「とりあえずアンタに彼女ができたなんて私は認めないから」
兄「妹に認めてもらわなくても結構!俺は俺でリア充ライフを満喫しとくから!」
妹「もういい!知らない!!」
キィィ バタンッ!
兄「なんだよアイツ……むきになって……」
兄「…………」
兄「でも一応心配してくたんだよな…?」
妹「…はぁ……」
妹「……お兄ちゃんは私だけの物なのに……」
妹「どうしよう…このままだったらお兄ちゃんが取られちゃう……」
妹「…昨日見たヤンデレ物の話みたいに無理やり奪えばいいのかな……」
妹「大好きだよ…お兄ちゃん……」
兄「………」
兄「こういう場合って謝るべきなんだろうか…」
兄「てか何を謝ればいいんだ…?」
兄「付き合う事自体は別に悪くない…よな…?」
友『俺に聞くな』
兄「俺がこういう話をできる友達ってお前ぐらいなんだよ」
兄「うらむなら俺と仲良くなった事を恨め!!」
友『んーじゃあ、あれじゃね?俺の事心配してくれてありがとう』
友『みたいな感じでいいんじゃね?』
兄「言いにくいんですが」
友『それは知らん』
兄「えー!!!」
友『俺、妹いないから分からないんだよ』
友『てかお前の事なんだからお前が解決しろよ』
兄「……分かった」
友『まぁ…お前にとって初彼女なんだし大事にしろよ』
兄「おう!」
コンコン
兄「妹ー、入っていいか?」
「………」
兄「はいるぞー」
ガチャ
兄「その…さっきの話なんだけどさ」
妹「……うん」
兄「よくよく考えたらお前は俺事心配してくれた…みたいだしさ…」
兄「その…なんつーか………ああ!」
兄「まぁとりあえず!!プリン買ってきたから一緒に食べよう!!」
妹「!!…ありがとう」
兄「いいよ、いいよ、さ、食べよ」
妹「……その、私…言い過ぎたよね……」モグモグ
妹「ごめんね、お兄ちゃん…」
兄「あぁ…いいよ…俺もお前の気持ち考えてなか」
兄「え!?」
兄「い…今、お兄ちゃんって!?え?」
妹「今まで恥ずかしがってたけど…呼んでもいいでしょ?」
妹「お兄ちゃんって」
兄「あ…ああ…良いけど……」
兄「どうしたんだよ…急に」
兄「頭でも打ったのか…?」
妹「ううん、そんな事ないよ」ニコニコ
兄「そ…そっか」
女「あ…あの!」
兄「お、女さん?どうしたの?」
女「その、よく考えたらメアドとかってまだ交換してないな…と思って…」
兄「あ…ああ!そういえばそうだったね…じゃあ…交換しようか」
女「はい!」
兄「これでよし……」
兄「…あのさ……付き合うってのはまだ早い気がするんだ…」
兄「OKはしたけど…やっぱりお互いの事もっと知らないといけないなっと思ってさ」
兄「後からで悪いんだけど…友達…からでいいかな?」
兄(ドッキリとかだったらここで食い下がるよな……?)
女「そ…そういえば…そうですよね……兄君は私の事全然知らないんですよね……」
女「………分かりました!じゃ、じゃあ友達からでもお願いします!」
兄(てことは…本命って事なのか…?!)
兄「こちらこそよろしく!!」
兄(これでいいよな!妹!)
友「なんでお前あんな事言ったんだよ」
友「そのまま付き合ってもよかったのに……」
兄「なんつーか、妹に昨日色々言われて考え直したんだよ」
兄「確かにあまり知らない人と付き合うってのはなんか」
兄「ほとんど体目当てみたいなもんじゃん?そんなんだったらそこらの」
兄「ヤリチンと同レベルじゃないかな」
兄「って思ってさ、やっぱ初彼女なんだったらある程度の事を知ってからでも」
兄「遅くないし、その方が女さんにとってもいいんじゃないかなーと思ってな」
友「ふーん、お前もなかなか考えてるんだな」
兄「まぁな」
兄「にしても…なんでこんなに学校ってつまらないんだよ!」
友「知らん、俺に聞くな」
兄「後何時間授業あんの?」
友「知らん、自分で考えろ」
兄「あー……かよわずに単位がとれたらなぁ…」
友「お前、通信制行けよ」
兄「俺は一度もかよいたくないんだよ!」
友「ニート確定じゃねーか!!」
兄「そうなるから今日も俺は学校にかよわされてるんだよ!」
ブウウウウ ブウウウウ
兄「お、メールだ」
友「おい、見せろよ!」
兄「やめろよー!恥ずかしいだろ!」
友「いいじゃん、減るもんじゃないし!」
友「女さんからだなー、今日、一緒に下校しませんか?だってさ」
兄「おい!音読すんなよ!」
友「いいなぁ!お前は可愛い女の子と下校できて……」
友「悔しいから断りのメールいれとこうかな」
兄「やめろやめろ!!マジでやめろ!」
友「冗談だってww、ほら!ちゃんと返信してやれよ!」
兄「おう!」
女「その、なんていうか退屈…じゃないですか?」
兄「い、いや!そんな事ないよ!十分楽しいよ!」
女「そう言って貰えると嬉しいです」
兄「その…なんていうか…聞かせて欲しいんだけど」
女「はい?」
兄「なんで俺に告白してくれたのかな」
兄「俺、今まで女の子とかにモテた事とかないからさ」
兄「なんとなく気になるんだよね」
兄「あ!……別にいいたくなかったらいいんだよ!?俺も無理にとは言わないから」
女「その、…あなたが友達の方と話してるのを見てたら……」
女「なんていうか…いい人なんじゃないかなぁ…みたいな……」
女「それで気づいたら好きになってた……ていう感じです…」
女「変ですかね…?」
すみませんが休憩します
再開はたぶん7時から9時ぐらいになると思います
できれば保守してくれるとありがたいです
行の区切りが悪くて読みにくいという事なんですが
それとなく気をつけますので、また読みにくかったら教えてください
戻りました!
保守ありがとうございます!
続き、書かせて頂きます!
兄「そっか…なるほど…」
兄「教えてくれてありがとう!」
女「いえ、聞かれたら言おうと思ってましたしね」ニコ
兄「そっか///」
女「はい///」
兄「ただいまぁ!」
妹「おかえり、お兄ちゃん」ニコニコ
兄「お……おう」
妹「何ぼさっとしてるの?靴、脱いだら?」
兄「あ…ああ、そうだな…」
兄「女さんの事なんだけどさ」
妹「うん」
兄「恋人になろうってのは断った」
妹「ほ…本当!?」
兄「ああ、本当だよ、お前のお陰で色々気づいたし…」
兄「昨日は…その…ありがとうな」
妹「ううん、全然いいよ」ニコニコ
兄「……っ!」ゾクッ
兄(どこかゾッとするんだよな…この笑顔……)
妹「でもどうしよう…スタンガン…頼んじゃったなぁ……」ボソッ
兄「え?」
妹「あ…なんでもないよ」ニコ
兄「そ…そうか…」
兄「そのさ…その喋り方…どうにかなんないかな…?」
妹「どうして?」
兄「なんとなく…不気味っていうかさ…」
妹「お兄ちゃんがそう言うなら直すよ?」
妹「お兄ちゃんはどういう喋り方が好きなのかな?」ニコニコ
兄「……ッ!!」ゾクゾク
兄「や…やっぱいいや…そのままで…」
妹「そっか」
妹「また何か言いたかったら遠慮なく言ってね」
妹「お兄ちゃん♪」ニコニコ
兄(なんか分かんないけどどことなくヤバイ気がする……)
兄「ああ…わ、分かった!」
自室
兄「……」ペラッ
兄「………」カリカリカリカリ
兄「あああああ!!!!!」
兄「なんで宿題なんかこの世にあるんだろ!!!!」
兄「まったく終わる気がしない!てか終わるまでしつづけたくない!!」
兄「あああああ!!!めんどくせええええ!!!」
兄「……風呂入ろうかな……」
兄「乾燥機の中探るのめんどくさいな……」
兄「ええっと…シャツに…着替えに……」
兄「あれ………」
兄「俺の着替えのパンツがない」
兄「あれ…?ねーな…昨日、ちゃんと洗濯機にいれたはずなんだだけどな…」
妹「ふふ…お兄ちゃんのパンツ…」スー
妹「……お兄ちゃんの匂い……んっ……」クチュクチュ
妹「指が…んっ…止まらない……んっ……」クチュクチュ
コンコン
兄「妹ー、俺のパンツ知らないー?」
妹「っ!……んっ…」クチュ
妹(今ばれたら嫌われる!なんとかしないと…)
兄「おーい!妹ー?」
兄「入って良いかー?」
「んぅっ……駄っ…駄目!」クチュクチュ
兄「そ…そうか」
兄「その、俺のパンツがさ」
「し、知らな…っ!…い!」クチュクチュ
兄「おう…なんか息切れてるけど大丈夫か?」
「だっ!だいじょう…っ…ぶだから!」
兄「ふぅ…良い湯だった……」
コンコン
兄「妹ー、風呂空いたから入れよー」
「分かったー」
兄「よし、宿題めんどくさいなぁ……漫画でも読んで寝るかなぁ…」
兄「………」ペラッ
兄「………ふぁぁ……」ペラッ
兄「……ねむてー……」ウトウト
兄「……もう寝よ……宿題は友に見せて貰えばいいし……」
兄「……zzZ」
コンコン
妹「起きてるー?お兄ちゃんのパンツ、さっき偶然見つけたんだけど洗濯機入れといたからねー?」
妹「お兄ちゃんー?」
妹「…………」
ガチャ
妹「……お兄ちゃんの寝顔、可愛いから大好きなんだよね……」
妹「お兄ちゃんは誰にも渡さないよ…」
妹「お兄ちゃんは私だけの…」
妹「私だけのお兄ちゃんなんだから……」
チュッ
妹「おやすみなさい…」
すいません
とりあえず今日はこれぐらいという事で!
支援ありがとうございます!
のこっていたら明日も書きますので一応トリのこしときます
おやすみなさいー
このSSまとめへのコメント
あ
い
し
て
な
っ
.
続きは?(怒)
続きはよ