勇太「六花~、今日のゴミ出し当番お前だぞ~」
六花「んん…まだ眠い…zzZ」
勇太「おい寝るなよ、俺は弁当係なんだから六花もゴミ出しくらいやってくれ」
六花「…今ゴミを出すのは危険…向かいのビルから狙撃される可能性がある」
勇太「………」イライラ
六花「それに組織の人間は朝を狙ってくる、ここはベットの中で身を潜めているのが1番安全」
勇太「いいからゴミ出し行けよ」
六花「さっきも言ったはず、今ゴミを出しにいくのは…」
勇太「いいから行けっつってんだろ!!!」ドゴォ
六花「い”っっ!!!」ガク
六花「ゔぁ…ゔぅ…」ガクガク
勇太「……ハッ!ご、ごめん六花!」
勇太「大丈夫か…?」
六花「ひっ!」
勇太(何してんだよ俺…いくらイライラしてたからって…くそっ…)
勇太「ほんとにごめん六花!俺朝でイライラしてて…」
六花「………ゴミ出ししてくる…」
勇太「うん…ごめん…」
六花「ゆうたぁ…ゴミ出し終わった」
勇太「ありがとう六花」
六花「……怒ってる?」
勇太「なんで俺が怒るんだよ、悪いのは俺のせいだ…」
勇太「ごめん…六花」
六花「……うん」
勇太「さぁて、じゃあそろそろ学校行く準備するか!」
スッと手を上げる。
六花「ひっ…」ビクッ
勇太「………」
勇太(朝のアレで六花が相当ダメージ受けてるな…カッとなったのがいけなかった…)
勇太「六花~、用意できたか?」
六花「…うん」
勇太(いつもなら腕に結界印やら包帯やら巻いてるのに…)
勇太(あんなことしなけりゃ…)
勇太「あっ、六花。髪跳ねてるぞ」スッ
六花「やめてっ!」ビクッ
勇太「あ…、悪い…」
勇太「……」
ー学校ー
勇太(結局通学路でも六花は少し怯えてたな…)
勇太(俺は彼氏だぞ?六花を守らなきゃダメなのにどうして…)
森夏「おはよっ、小鳥遊さん」
六花「丹生谷…おはよう」
森夏「どうしたの?なんか元気ないみたいだけど…」
六花「ううん、なんでもない。」
森夏(中二病発言をしてない…これは富樫くんと何かあったのかしら…)
勇太「……」
森夏「富樫くん、おはよう」
勇太「ん?あぁ丹生谷か…」
森夏「何よその反応?やっぱり小鳥遊のこと?」
勇太「まぁな…」
森夏「どうしたの一体?昨日はいつも通りだったじゃない」
勇太「ちょっとな…」
森夏「…まぁ、話したくないなら無理には聞かないけど…小鳥遊さんも相当参ってるわよ?」
勇太「分かってるよ…」
勇太「…はぁ…」
勇太(ここは話しておくべきかな…けど六花も丹生谷に今朝のこと言ってないってことは六花自身あんまり知られたくないってことか…)
勇太(…なら今は黙っておこう…)
勇太「ありがとう丹生谷…自分でなんとかしてみる」
森夏「その方が良さそうね、なんせ富樫くん、彼氏なんだから」
勇太「そうだな」
勇太(そうだ、他人に頼ってても意味ない…彼氏の俺が解決しないと…!)
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