森様「勇太をなんとしてでも独占したい!」 (114)

これは「中二病でも恋がしたい!」のもりさま勇太ssです。

基本的に登場人物は数人くらいで、あとはサブ扱いです

ss書くの初めてなので、何かあったらコメントください (m- -m)

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1427439692

Ep.1「女帝の婿探し」

舞台は、ひと騒動もあった初めての文化祭が過ぎた冬のころ
校長先生に許可されてひとしのぎに部活する校長室にて。

立花「――――こうして極東魔術昼寝結社はできました。俺たちの部活動はこれからだぜ!!ハッピーエンド」

勇太「って、3巻最後読みながらメタ発言すなよ」パシッ
立花「あう・・・」

勇太「(相変わらず涙目で頭を押さえる立花かわいい)」
パシパシパシパシパシパシパシッ
あぅぅ・・・・・・。

森様「失礼します」ガチャ
  「って、あんたたち校長室で何やってんの?幼女虐待?」

勇太「俺はそんな変態じゃない!それに、一時的にここを部室として演劇するのか
科学実験するのかわかんないけど部活やってる。」

森様「確かキョクトウなんとか部だったわよね。
私はもう「変」について耐性ついたから、
部員数が五名越えようと、そこで幸せそうに枕を抱く2年生がいようと質問しないわ。」

勇太「そ…そっか。ところで丹生谷、校長先生にようか?」

森様「そうよ。この資料を校長先生に渡してくれと委員会から言われてね」


勇太「丹生谷はいつも頑張り屋だな。そういえばあのときのチアダンスも最高だったぞ。
強いリーダーシップで統制して皆の不安を掻き消したり、切れ味のあるダンスで公衆引きつけだったり、
まさに『森様』って感じだった!」

森様「う///うっさいわね!そんなに素直に褒めないでよ。コメントに困るじゃない。」
顔が赤面し、口がにやけるのを袖で必死に隠す。

森様「とにかく書類置いて帰るから。じゃ」
勇太の視線から顔をそむきながら歩き、校長机に書類を置く

ばたんっ
森様「(はぁ…はぁ…なんか富樫君に褒められると、心がちくちく刺さる。
私の体の奥底をやさしくなでられる気がして…。これってやっぱり…。)」

  「(いいえ!森様だめよ!彼には立花さんという立派なお嫁さんがいるの。
私はクラスの頼れる学級委員長、そうよ森様なのよ!
皆に明るくふるまって中学時代の黒歴史を覆すのよ!)」

 「(だからあの人に恋愛の感情をいだいちゃダメ!)」

最後の言葉には、正義感を貫く思いに混じって墨のような黒い何かが渦巻く

  「なんなのよ!もう!」
声を殺して自分に怒る。

Ep.2 「女帝の夢見る魔女結界」

彼女は歩いた、そのどす黒い感情と一緒に。

森様「(なにが、うんたら結社よ!

あんな学業にも面接にも役に立たない部活なんてさっさとつぶれてしまえ!

それに勇太の傍に立花がいても全然うらやましくないわ!

中二病同士お似合いなんだから私と無関係!無関係なの!!

早くあたしの頭の中から抱かれて消えて!)
彼女は気付く。
  「(///!いけない)

今日のダンスは休むとの旨を伝え、思考が働かぬよう体を前後に揺らして家にダッシュする。

丹生谷は家に帰った後、食事や風呂を済ませベッドに横たわる。愛用の枕を抱いて。

森様「あ~あ疲れた。なんであんな奴なんかに翻弄されるだろう…。

クラスの中で一番話しやすい人が富樫君ぐらいしかいないのよね。他の奴らは富樫君と違って親近感ないし。」

森様「闇の炎に抱かれて消えろ!! だって!ぷはははは。ちょうだっさ!

あいつ本当に手から火の玉出したりとか思ってるの!?あはははは。

これあいつの黒歴史だから『ゲルゾニアンサス』と同じぐらい使える。

たまに私があの言葉いうとあいつ悶え死ぬんだよねー、

『やめろろおおおお』と叫んで教室の床ころころ転んで、壁を頭でバンバン叩いてさ!!はははッ!



あ、そうだ。今度『久遠の因縁』をわざと言わしちゃおうかな。

丹生谷特製冷気の顔をあいつの真ん前で見せて脅かそうか!

よーし、代償の罰ゲームは富樫君を私の奴隷にすること!楽しみ~。」






森様「ねえ、一度でいいから、本当に一生のお願いだから、神様、私のお願いを聞いて」
  「下道な私を許して」

翌朝

立花「はっ!機関からの気配を感じる。勇太は隠れて!

邪王心眼の開眼の覇気に押されて周囲1000mは飛ぶ!」

勇太「それじゃ今逃げても無駄だろう!

というか1km飛ぶ覇気って、それ開眼する前に敵吹っ飛んじゃうよ!」

立花「あと…えっと、勇太、今日も学校を通り越して私の家へ登校のお出迎えしてくれてありがとう!」ニッコ

勇太「なんだよ、いきなり。照れくさいじゃないか。
立花のためならこのくらいどうということもないよ。
どうした今日は何もない日だぞ。さては数学の宿題をまる写しさせてください!なのか~?」ニヤ

立花「勇太のバカ!今日は恋人の契約を交わしてから3,5カ月記念だよ。勇太!」

勇太「そうだったすまん(ひにちに深くこだわるタイプだったのかよ立花。
こりゃ来年の契約記念日とかまたすっぽかしたら首を締めくくられるだろうな。怖い)」

立花「えっ!『そこは3カ月か4カ月記念日でしょーが!バシッ』っていうの期待してたのに!!」

勇太「そんな高度な計算できないよ!でも、そんな妹っぽいところが好きだよ。立花!」

立花「///恥ずかしいよ…。」

勇太「立花…」

立花「勇太…」

…….。



森様「こらぁぁああ!!校門近くの通学路でキスしようとしない!!!」

二人「サッ」かあああ

森様「ったく。あんたたち登校中の生徒や先生に全裸見られてるわよ。
見てるこっちが恥ずかしいわ!!それに私だけを…」

二人「私だけを?」

森様「ああ!こんなときだけハモんな!」

「こんなことやってると一色に報告するわよ!

風紀委員の一色君~♡

ここに公道でありながらも接・吻・行・為をする大胆ないちゃいちゃカップルがいままあああ~すうう!!!!!」


勇太「丹生谷、今全校生徒におまえの猥褻な単語が響き渡ったぞ。お前も変態認定だな。」

森様「く~///喰らえ!ゲルゾニ!」ゲシッ↑ キンッ↑

勇太「うあああああああぁぁぁぁぁぁ!!!!!!オフクロが!オフクロが!」ゴロゴロ

立花「お母さんがどうかしたの?」

教室にて

森様「(昨日の夜夜更かししてやっと生み出されたアイデア。
その名も「下道でいいから一日だけでもおひさまが二人を熱く焦がして照らしてサマータイム作戦」!!
なんかセンスないわね。まあ、どうでもいいわ。)

一色「う~す、富樫

森様「(ターゲット来襲!あとは一色君が一人になるときを待つ!!)」

勇太「どうしたんだ丹生谷?
ライオンが肉を狙うかのような目つきで一色をガン見するせいで、背を縮ませて恐怖に怯えてるぞ」

森様「あ・・・(しまった!作戦が台無し!)
二人は仲がよくってすごくうらやましいな~~なーんて考えちゃって」反らし目→

勇太「そうなのか。」

森様「(って納得しないでよ!)」

それから三時間後―――

森様「(一色君一人来たー!!!トイレをずっと我慢してきたかいがったわ!
膀胱は満タンだけど富樫君とデートするためならこのくらい構わないわ!
でも、教室でおもらしするのはさすがにきつい・・・)」

  「(いや、今がチャンスよ。善は急げ!)」ダッシュ ズサァア



一色「!!!!??!やめてくださいお代官様!命だけは取らないで!
まさかあの本の所持をばれたか!!?
申し訳ございません風紀委員としての規則を破りました!!男のサガなんです!お許しを!」

森様「は?」

一色「やはり朝から目をつけられていた原因はHな本だったのですよね!
でもその本は富が・・・私の大切な親友から借りたものなんです!没収だけはご勘弁を!」

森様「うわっきも。最低!」
小柄な一色の細い足に1,5ℓあるペットボトル級のあしが襲いかかる!!

一色「うわあ!・・・モゴモゴ」
騒ぎを大きくしたくない彼は涙目で手で口をふさぐ

森様「(予想外だけど使える!)
  「へぇ一色君は風紀委員のくせにアダルト雑誌持って来てんだ。
今度委員会の問題にしよっと。じゃあね☆バイバイ」

一色「やめてください!!なんでもしますんでその人質だけはお助け願います!!!
親友の仲を壊さないで!」

森様「へぇ、なんでもするんだ。」

一色「本当です!なんなら今からフルチンで校庭マラソンしてきます!!」脱ぎ脱ぎ

森様「ちょっと!そんなこと望んでないし、ズボン穿いてよ赤パン!!」目サッ

一色「丹生谷の赤面…かわいい」ぽッ

森様「蹴られたいの?その短小イチモツ」サッ
丹生谷は虫を見るような目つきで足を上げる素振りをする

一色「ヒィッ!」サッサッベルトカチャカチャ

森様「そうね・・・この人質を解放しないことはないわ。
それじゃこのHな本を一日没収するかわりに明日返すから。もちろん品質は保証するわ。」

一色「ありがとうございます!!
あの、それとこのUSBも没収してください!富樫のですけど、バレて粉々にされるよりはましだと思って。」

森様「あんたドMなの?まあいただくわ。ご貴重な小ネタありがと、さよなら。」
教室から愉快に出歩く森様

森様「(やった!これで富樫君の好きなタイプや性癖が分かる!
それに理不尽に一色君を脅して富樫君の好きなタイプを聞きだす手間が省けたわ!思わぬ報酬もあったし♪)」

その日は彼女のニヤニヤが怖すぎて誰も近寄れなかったという

森様「さっき足あげた時少し漏らしちゃった・・・はあ。」

コメントが寄せられていますが、たきためたもの全部出してからお答えします。
名前間違えたようですみません。

最後までお付き合いお願いします。

帰りの会

森様「はやく授業終われはやく授業終われはやく授業終われはやく
授業終われはやく授業終われはやく授業終われはやく
授業終われはやく授業終われはやく授業終われはやく授業終われ」

七ちゃん「はーい。以上でHRを終わりまー」

森様「やったあ!」ビュゥウウン

七ちゃん「すぅ….。そんなに私の話退屈だったかしらぅ。」

富樫「今日のあいつの様子おかしくないか」

一色「あの方に関するご質問はノーコメントです。」
周りをキョロキョロする一色

富樫「今日は何があったんだ…。」

ダダダダダダダダっ
森様「ただいまー!」
彼女は部屋へ目をぎらぎらさせて直行した

森様「パソコン起動させてっと。その間にパンツはきかえなきゃ、尿臭いわ。
洗濯機をポチっとな。ふっふ~ん♪」

私服に着替えることも忘れ、パソコンを食いつくように見る

森様「Hな本は後にしといてUSBを挿入!他人のプライバシーを覗くってむっちゃ興奮するわ!!
さてさて富樫君の心の中はどんな色かな?オープンザプライス!!」

吐息が激しい等あまりにも興奮しすぎて独り言をはっちゃける

カチカチッカチッ
森様「あれっ、ロックがかかってる。パスワードを入力すればいいのね…。

『NIBUTANI SINKA』 パスワードが間違っています。
はあ!?違うの!

『NIBUTANI KAWAII』 パスワードが(以下略)
う~ん。

『NIBUTANI DAISUKI』
『NIBUTANI AISITERU』
『MORISAMA』

・・・。

『RIKKA』
『TAKANASI RIKKA(以下同文)』
『JAOUSINGAN』

なんなのよ~これー!!これじゃ男の秘境を卑劣に見れないじゃない!!
『NIBUTANI』
「アダルトファイル」1件

森様「うわっきもい。あたしをそんな目で見てんだ。せめてパスぐらい恋人の立花の名前にすべきよ…。
へえ今年4月に出来たファイルなのね。あのときは私にくぎづけだったんだ。もしかすると今も…。
まあ、とりあえず見ようか。」

禁断の間をクリックした

森様「…。」
次のページへ カチッ … 次のページへ カチッ(3/124)

森様「富樫君って…写真に出てくるアイドルに共通して巨乳好きなんだ。だとしたら私は格好のエサ。
あいつがアリ地獄だとしたら私はアリなの?
パスワードまで私の名前だし、きっと隙を見て私を襲う予定だったんだわ、うわあぁ。嬉しいけど怖い」

自分の胸を揉んで確かめる。デカい。
確勝の気分と同時に闇色の墨を垂らしこんだ気分が混ざり合う

森様「何時間も見てるけど、やっぱ巨乳好きなんだ。
でもどうして私よりも立花を選んだの?私が甘え下手だから?私のプライドが高いから?
私が数学の点数が低いから教えてっていっても、彼は首を縦に振らなかった。
色々なクラスメイトと仲がいいのに、どうしてこっちを向いてくれないの…。」


「もっと優しく、まるで聖母のように接してみるか。そうよ、クリームシチューの味触りのような人が好きなんだ。そしたら彼は..,。」
彼女は手を固く握りしめる

翌日の朝 教室

森様「とーがーしーくん」

勇太「あ、丹生谷おはよう。丹生谷の方から話しかけるなんて珍しいな。」

森様「その言われよう、まるで私がやっかいごとを頼みに来たと言わんばかりに感じて腹立つわ。
確かに朝っぱらから富樫君に話しかけることはほとんどないけどさ、
もっといいようがあるでしょ。(ああっやっちゃった)」

勇太「ごめんごめん、そういう皮肉な意味で言ったわけじゃないんだ」

森様「(あーえっとだめだだめだ。いつものノリで意地悪しちゃった。
落ち着け丹生谷、もっと冷静に判断して。
はい深呼吸すーはすーは。うん、私が悪いんだ、もっと慎重に。
さあ丹生谷、聖母マリアのようにやさしい口調で彼の気を引くのよ。絶対大丈夫だから。)」

勇太「頭を抱えては深呼吸したり、はたまたガッツポーズとってドヤ顔したり、最近の丹生谷って変人だよな。」

森様「むっきゃあああ!!!中二を醸し出すあんたに『変人』っていわれると凄い屈辱なのよ!!
お尻出しなさい!手跡を濃く小鳥遊さんにみせられない体にしてやるう!!!!」

勇太「助けて!」どったんばったん

一色「小鳥遊さん、彼氏が悲鳴をあげてますよ。それにケツ丸出しにされてかわいそうですよ」ぺチンッぺチンッ

立花「大丈夫。ダークフレイムマスターと邪王心眼はすでに上級契約済み。
多少のじゃれあいを危険視すること自体杞憂に値する」

タスケテリッカ―! ダレガヘンタイダー!

勇太「尻がしびれて力が出ない」

森様「アンパンマンじゃないんだからお尻を取り換えるなんて無理よ。はい、肩につかまって保健室へ行くわよ」

勇太「すまんな、授業時間を削って保健室へ一緒に行ってくれるなんて。
お前はなんだかんだ言うけどほんとは優しいな。人思いと言うか。」

森様「//い、いいのよ。それに事の惨事を招いた主犯は私にあるんだし。
それに、富樫君は私のことあまり褒めないでちょうだい。顔を見られたくないのよ。」

勇太「…。お前、ひょっとして心の中では凄く嬉しいとか?」
勇太の尻に電撃が摘まむ

保健室にて
勇太「ありがとう丹生谷、ベッドまで敷いてくれて。うつ伏せだけど。」

森様「(二人っきりになったわ。これは作戦を実行するチャンス!)

勇太「そういえばここが立花(中二病患者)との初めての出会いだったんだよなあ。」

森様「(イラッ)(いいえ、絶対にものにできるわ、もっと強引に)」

森様「ねえ、富樫君」ネコナデ声

勇太「!!?!俺なんか悪いことした?」

森様「(違うわよ!猫なで声で悪かったわねえ!)
  「(ええい、実力行使あるのみ!)

猫森様「さっきは強くたたきすぎたわ、ごめんねえ。これはお詫びのしるしに」
聖母のような手は富樫の右の手を優しく包む。

勇太「(神聖なる右の手を!?ここは黙るが吉だな。)」
勇太が右の手を彼女は撫でまわすように手を当てる

森様「触りたい?ちょっとだけなら富樫くんだし・・・いいよ」
そして、包まれた神の抱擁によって勇太の中指は今度は丸くて柔らかい、しかし頑丈な乳房に突き当たる
ぷにっ

勇太「(これがおっぱいか・・・。おっぱいな感じがする)」
目は喜び鼻の下は伸ばし、到底人前に見せられない顔である

片乳をもぎ取るようにモミモミモミモミ!

森様「ちょっと!痛い!!」
勇太の手を取り払う

その手はスカートの方へ…。
森様「きゃあ!まくりあげないで!」撥ね退ける

勇太の尻を正解ボタンのようにたたくが、親指が勇太の股にカスってしまう

勇太「あああああああああああああああああああああああああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!」

翌日おなかの調子が痛いと偽って学校を休んだことはいうまでもない。

その日の夜 反省会が彼女の脳内で行われた

森様「今日富樫君を保健室へ誘ったことは正解だったよね。

富樫君、ほんとはおっぱいの大きさで付き合う女性を変えるんだと確信できた。間違いない、彼の巨乳好きは健在だ。

どおりで立花と見えない糸で結ばれてるかと思いきや七宮に思いを馳せそうになるわけだわ。

男ってほんと単純よね。理性で本能を抑えきれないんだから。バカよバカ。」

「でも、彼の股がピーな状況になったことで、どさくさにまぎれ彼のメルアドをゲットしたわ!!
やりい!他人の不幸はものすごくおいしいわ!」

森様「さーて私の彼氏に送る初メールはどんなのがいいかなー。シュミレーションしましょう。

  『と☆が☆し☆君 私は愛をこめてあなたにメールを送ります。好きです!!!』

  『実は僕もなんだ!世界中の人を敵に回しても、僕とサハリンへ駆け落ちしよう!』

  「キャーなんかロマンチック!!!ないないない!こんなの非現実!」

  『べ…べつにあんたのこと好きじゃないからね!!』
  「これ思いっきりツンデレじゃん。まるで本性を知って欲しい感丸出しでいやらしい」

  『もしも貴様の中二病だったころの単語集をばらまかれたくなければデートしろ!』
  「もはや脅迫よ!!現実味を超えてる!ってなんでセルフツッコミしてるんだか。」

「もう普通に送ればいいのよ、状況を素直に伝える、うん!それだけでいいの!!」


  『ケツの具合はどうですか。ちゃんと割れていますか。』ピピピっと 送信♪

あ・・・これ初めてのメールだった…。


ピロリン♪

  『女の子に言うのは恥ずかしいけど、ちゃんと2つに赤くはれて分かれてる。
医師に赤くなった理由ごまかすの大変だったんだぞ!
まさか女子高生におしり丸出しペンペンされてたなんて、男のプライド的に口が裂けても言えないし』



  『ごめんなさい落ち込んだので寝ます』ピピピ ティロリン♪  orz

翌朝

森様「そういえば私、富樫君のことを思い続けてから素直に会話をしたことがないわ。

富樫君の金玉蹴ったりお尻を出して叩いたり、普通の人から見れば常識外な行動ばっか。

あいつの前では素直に接するのが気恥ずかしい理由で、

まるで思いを伝えることができない小学男児が女子にちょっかいかけて気を引いてるようなものよ。

そんなの子供じゃない…。

私の本性を見せて彼は嫌わないかしら。」


森様「いいえ、昨日のことは過去のこと。悔んでもう一日つぶすのはもったいないわ!

そうよこれから未来が輝くのよ、だって私は学級一明るいもりさまー!

うんうん、やる気も出てきた!さっそくメールを送ろう!」

  『とがしくん☆おはよう!痔になった?だったらごめんね』

  『おはよう丹生谷、どうやら痔にはなってないだってさ。心配してくれてありがとな。
   でも念のため一日は学校を休めと宣告されてさ、今もうつ伏せの状態でメールを連打してる。』

  『ごめん本気でやりすぎた、反省してる。
   お詫びといったらなんだけど今日富樫君の家いって、授業の内容とか全部教えるから。』

  『気遣いありがとう、でも立花に教えてもらうから。
   追試地獄を受けた立花が数学を理解してるとは思えないけどなッハハ』

  『いや、ホントにこれといったお詫びはできないから罪悪感が湧いて。
   今日だけでもいいからとがし君と付き合わせて、お願い。』

  『うーん、そこまで善意を嘆願されるなら断り切るなんてできないや。じゃあ放課後俺の家に来て』

  『ありがと!それじゃまた放課後に』ピピピッ 送信

「・・・なんでだろう。あれやったのは私のせいなのに。
どうしてとがしくんは私を優しくしてくれるの。
まさか私のことを特別に思ってるから?…だといいな。」

都合のいい解釈と思いながらも、それを胸に留め制服に着替えた

帰りの会
森様「(終われ終われ終われ!)」

七ちゃん「以上でHRを...丹生谷さん、何ダッシュの格好をしてるのかぅ?」

森様「い・・・いや、これは、その、あそうそう!クセなんです私の!よくやるんです!

七ちゃん「最近丹生谷さんは行儀が悪いですねぅ!もうしないでくださいよぅ。」

森様「はーい。」ビュゥウウン

七ちゃんは口をあけてポカンとする

一色「(なんか最近の丹生谷子供っぽいな。
スタイルもおっぱいも学校No.1なのに、性格で100年の恋も冷めた。)」

立花はデジャブで嫌な予感を察知したかのように身を固める
大丈夫、邪王心眼とダークフレイムマスターは上級契約で永遠の愛を誓ったことを繰り返し思い出し、
反芻して大きな不安感を必死に飲み込む

勇太の部屋

勇太「地面が揺れてる…地震か?」┣¨┣¨┣¨┣¨ド ドーン!!
  
  「何かがぶつかった!?」ピーンポーンピンポンピポピポピポ
  「はーい!!!今行くから!!」…ガチャ


森様「こんにちはお邪魔します丹生谷です。ってなんだとがしくんか。」

勇太「ああそうだよ。あいにく親も妹も忙しくて不在なんだ。
というか振動音でかすぎ!近所迷惑だからやめてくれよな」

森様「ごめん、とがしくんに一刻も早く会いたくて…
べ、べつに二人っきりでお話ししたいわけじゃないのよ!
夕方の時間を惜しまず授業の内容を伝えたかっただけ!!あっ!」

勇太「なんだそうだったか。なら早急に片付けてしまわないとな」

森様「(いつもの癖でツンデレこぼしたけど、とがしくんは相変わらず恋愛に疎いんだから。
良かった気もするし、寂しいような…。)」

勇太「どうした?あがって」

森様「あ、うん」
自分の内心に精いっぱいで、彼の存在を置き去りにしてしまったことを数秒後悔する

勇太の部屋

森様「お尻の具合はどう?まだ痛い?」

勇太「俺はもう大丈夫だよ。それよりも…」
彼はポケットからハンカチを取り出し、彼女の鼻血を拭く

森様「んんっ」

勇太「動くなよ丹生谷、じっとしてろ」
彼のハンカチが自分の心を慰めるような気がして、
彼の顔がド近距離にいることを知り、みるみる顔を紅朝させていく

目を逸らし赤面した彼女を見る

勇太「(丹生谷の赤面した顔、素直でかわいい)」ぽッ
と同時に彼の顔も赤く蒸発し、口も細めく

彼女の目は再び彼の目に焦点を当て、彼の惚れた表情に気付く

二人は驚き顔を反射神経で奥に引く

二人の空間の間にピンク色の緊迫した空気が漂う

勇太「は…鼻血とれたぞ。えっと、勉強教えてくれよ」
彼は照れながらも、空気を快晴にしようと本題を持ってくる

森様「はい・・・。」
彼女は彼の突然の変化に驚いて、反射的な生返事をする

すみません、六と花とかいた『六花』は辞書登録されていないため、
『立花』という形で書かせていただきます。

どこかのローカルルール上では『立花』での表現可、でしたが、
私の勝手に思った結果と違い、あいにくこちらの住人の方では通用しないようです。
私の不手際でございます。誠に申し訳ございません。

いまからでは修正に時間を大幅とられるため、『立花』という私上のご勝手な都合で通させていただきます。

誠に申し訳ないことを深く申し上げます。

二人は教科書をあけ、彼女は専門用語や公式の解説をゴマをするがごとく柔軟に解説し、
彼は彼女の台詞を耳に当て、頭に住むハムスターを汗飛び散らしながらも死ぬ気で車輪を回転させる

時折彼女の「分かってくれて嬉しい」笑顔が、彼の心臓へ突き刺さる
彼の諦めない忍耐心と解決への道をひたすら探す様に、彼女は魅了され続ける


二人は苦手な数学以外、今日の授業の内容を満足いくまで話し合った

没日した7時ごろ

森様「ありがとう、両親がそろそろ戻ってくる時間帯だから、私はおいとまするね」
彼女はあからさまにがっかりした表情を浮かべ、口惜しく言った
しかし彼女はこの上空に浸る思いから離せなかった

彼女はほんの少し、ミリ単位の勇気を全力でふり絞る

森様「あの!あ…ねえ、明日12月23日でしょ…。だから、その…….。
 
 「私とどこかいきませんか!!!!」

彼女は人生で初めて本気で頭を下げた。いままでの『森様とお呼び!』な丹生谷とは全くの別物だ。
その瞳は否定の言葉『否』を言われた時を妄想し、ダム湖の貯水のように溢れ返っていた。

彼は目と口を開いてあっけにとられる。俺には立花がいる。
俺は立花に『もう二度と裏切らない』と誓って数か月たった。
しかし今人生をかけて頭を下げる彼女の眼の前で断ると、良心が激しく痛む。
立花なら分かってくれるだろう、

勇太「あさってならまだしも、明日は予定がないし…えっと、だから」
 
 「うん!行こう!」








その甘い判断が、未来につながる立花と勇太の赤い糸をばらばらに切り刻んだ――――

勇太の告白を、心配症と化した立花はドア越しに盗み聞きしていたのである
『じゃあ帰るから』と喋る声を察知し、小柄な彼女は外の階段の上へ涙と無表情の顔で駆け上がった

マンションの遠くでスキップしながららんらん歌う彼女を片目に、絶望で涙袋が完全に壊れそうになる乙女がいた



立花「勇太…信じてるよ。いつまでも」

12月23日 朝

森様「やだ、目の下にクマができてる。これじゃとがしくんの素敵な顔を十分見ることができないわ」
彼女のお気に入りである化粧グッズからコンシ―ラーを取り出す

森様「女性はいつも清く、正しく、美しく!」
コンシ―ラーで肌を塗った後、ふわふわな唇をリップで強調するように塗る

若干の不満を漏らして
森様「私の彼氏に『どんな服がいい?』って聞いても
『中二病で派手な衣装でなきゃなんでもいいよ』と適当に答えるんだもん。
とがしくんは清楚な衣装がいいのか否かとか真面目に回答して欲しかったのに」

夜必死に煩悩を駆使した結果、彼女のコーデは黒いハイヒールに白い靴下で、
黒いフリルのスカートにパンツは・・・内緒。白いT-シャツの上を熱情の真紅色で羽織る。
色のイメージは「ちょっぴり中二な堕天使」と「熱愛」である

しつこい寝ぐせも彼女の根性で立て直し髪をセット

彼女がいつも欠かさず見る「今日の恋のラッキーアイテム」をテレビで見て、そしていつものヘアピンをつけ

かわいい小型バッグに忘れ物がないか3度確認し、時計の動作確認完了!

快楽の天国世界へ突然ワープしたかのような幸福感を得ながら、彼女は人生の中で感じえなかったほど胸を躍らせる
森様「できたわ!!レッツゴ―!」フッフゥウウ!↑↑
彼の姿を見たい一心で、高速で駅のステーションへと走る



『もう何も怖くない!』彼女の心は無敵と躍動に溢れた

待ち合わせとなる京阪石山駅

森様「ごめん待った?」
茶色いズボンで灰色のパーカーの下に青い長袖を着る人は、私の愛しの彼氏だ。

勇太「全然、俺も今来たところ。今日は奮発してどこへ行くと思う?当ててみて」

森様「奮発・・・となると少なくとも私たちの住む滋賀県から遠いところで、しかもすごい感じがする。だから、大都会である大阪?」

勇太「大正解!!さすが、チアリーダーでクラスの学級委員長で成績も抜群の、頭脳の賢いか…可愛いひとだ」


彼女は反射的に彼の顔から目線を斜めにずらしてほおが真っ赤になる
森様「あ…ありがとう///」

勇太「けど数学の点数は劇的に悪いけどな」

森様「現実に返さないで!!」
両耳を塞ぐポーズをする

勇太「ははっちょっぴりいじりたくなったんだ。いじった分のお返し」
彼は彼女を弄るように、太陽の光のように眩しく笑う
彼女はその笑顔を、いつまでも永遠に見ていたいと願った

電車内で

二人は座って、あたり周辺にいた点々と飛び散る乗客の迷惑さもすっかり忘れ、たわいもない話を、
ただしツンデレな彼女にとっては貴重な時間を、こころいくまで堪能しあった

彼は『全額俺が払う、丹生谷に迷惑かけるわけにはいかないからな!』と格好よい台詞をいったものの、
彼女は『電車代だけでもバカにならないでしょ、
それは俗に言う「ちゅ・う・に・びょ・う」っていうのよ!!いいからあたしにも荷物背負わせなさい!!』
と相変わらずのツンデレ・・・ならぬ面倒見の良さを見せた。

森様「(さっきから思うんだけど、とがしくんの話の中に立花の話が全然出てこないわ。
この前の保健室事件の際には立花が~、立花って~云々言ってたくせに、今日のデートには単語すら一切出てこない。
存在すら忘れたのかしら、もしかしてRIKKAの言葉を聞いて私がイライラする様から気を使っているのかしら?)」

最終的にこの問いだけは彼に聞くことができなかった

京阪本線の電車から次の駅のアナウンスが流れる
「え~次はヨドヤバシ~ヨドヤバシ~」

勇太「着いたか、乗り換えるぞ」

森様「うん」

彼が電車の外に出て、彼女もそれに続いて出ようとした

しかし、彼女は電車の扉のそこに右足のハイヒールを引っかけて、
体全体と両手が彼のいる前へそって地下のフロアーにダイブしようとする

いままで失敗のない完璧をめざす彼女にとっては大きな誤算であった

「えっ」彼女は頭が真っ白になる

「もうだめだ」





ダンッ

何かがクッションになった


何かが下敷きになって私を抱擁した…?


それを考察する暇もなくおそるおそる目を開ける

「大丈夫か!!?森夏!!」

その声は彼だった。

「う、うん。私なら大丈夫だよ。」
たぶん涙声だったと思う。でも流すのはこらえた

いままで一人でやってきたから、これからも一人でやっていけると思ったのに、人の体ってこんなに温かいんだ。
幼稚園のころからずっと一匹狼で、小学時代は浮いた存在かのような気がしてまともに友達ができなかった。
本性をさらけだして人と直接体の熱を感じ取ることなんて、できなかった。なのに...今、すっごくあったかい。

その涙で溢れ返りそうなダム湖は今にも崩壊しそう
でも目の前にいる、ぼんやりと見える彼氏は私を優しく支えてくれる
だから、立ちあがって笑顔を見せなきゃ!

小粒のしずくが、彼女を支える唯一の理解者の顔へぽろぽろ落ちた

勇太「丹生谷、お前…。」

これ以上悟られまいと彼女は目を閉じてはやく体を起こす

森様「ご、ごめんね。私、結構おっちょこちょいだから。ははは…」

森様「この涙わね、その、ゴミがはいったのよ、さっき倒れたとき。ほんとよ、ほんと。だから安心して。」

それ以上彼女は何も言わなかった

その無口な彼女に、

勇太「ほら、ゆくぞ!はやくしないと時間が過ぎちまうぞ!」
明るい笑顔で、彼女を最も楽しい場所へ誘うべく声をかける

彼は彼女の左手に手をかける

その温かく、勇気のある手は彼女の回復ゲージを最大限まで回復させる

森様「うん!私も連れてって!!」

彼の陽を照らす笑顔につられて、彼女も元気いっぱいのひまわりのようにわらった

電車のアナウンスが流れる
「次は難波~難波~」

二人はさっきの出来事が急すぎて会話ができないままであった
そのモヤモヤした空間を裂くために、彼は第一声を上げる


勇太「次は難波だな。次で降りるから今度は転ぶなよ。おてて繋いでいこっか?」

森様「バカにしないで!私は高校男児の娘ではありません!!」

森様「ところで難波で何するの?まさか彼女を連れてメイド喫茶に行くつもり!?あんた浮気大賞で一位を獲得できるわ。
あと女性をコスプレさせて悦(よろこ)ぶなんてゲスな人間といっておくわ。
略して「ゲス」ゾニアンサス」

勇太「略すな!ってか上手いな!じゃなくって、メイド喫茶はぼったくり価格の地雷店があると聞くし、
それにコスプレは俺のじゃないから興味ないんだ。」

森様「あれれ~私のチアコスをじろじろ、まるで撫でまわすように見ていた気がするんだけどそうなんだ~。
特に私の胸とへそとスカートの中とお尻は最高だったわよねえ!このケダモノ!!
じゃあもう一生とがしくんの前でチアコスで話しかけたりしない~」
口が笑ってるぞ、丹生谷

勇太「ごめんなさい。私は変態でケダモノでゲスゾニアンサスですから、あなたの神聖なチアコスだけは見せてください!!」

森様「きもっ!不純異性行為を望んで普段女子をそんな目で見てたんだ。早速報告っと。もしもし一色君?」

勇太「あああ、私がエロい目つきで普段見ている女性は限られてまして・・・」

森様「ふーん、そう。」
たぶん立花と私だけだろうな(他アイドル巨乳女子)「立花」の言葉をどうやら必然的に避けてる気がする。
だからこれ以上は言わないでおいた

電車の扉が開く

彼は習慣のように彼女の手を引く。こんどは足元を見てゆっくりと二人一緒に降りた
二重の意味で内心ホッっとする彼女であった

勇太「なんばウォーク地下街よりも地上でいった方が感動するからな。いっくぞ!」

彼は彼女の手を繋いで、それにつられ彼女が動く
頼りになるのね。彼女は前の広い背中を見て彼女のお父さんを投影した


幾多もの交差する信号と、ゴジラの片足がすっぽり埋まるくらいの巨大なスクランブル交差点を通過し、
彼女はアーチにかかる赤いある文字を発見した。

「どーとんぼり?」
勇太「そうだよ、道頓堀さ。テレビでも有名だからもしかして丹生谷は何度か誰かにつれてもらったかもしれないけど」

森様「いえ、これが最初よ!!!!!初めての人はとがしくんよ!!!!!!」

勇太「ああコラ、勘違いされるようなことを大声で言っちゃいけません!!」

森様「ここがうわさに聞く道頓堀か・・・。ねえ!だったらちゃんとグリコの巨大な看板とかカニ道楽の動くカニとか、
ドラムをたたくピエロ姿のいかにも童貞って感じがする人形とかフグのバルーンとか、ねえねえ!!あるんでしょ!!!!!!」
彼女は目を大きく輝かせながら、彼ですら知らない好奇心旺盛の子供心の表情を浮かべる

勇太「黄色い歓声がでかい!!!周りの人が見てるからボリューム下げろって!
それに「くいだおれ人形」のことをそんな風に思ってることが知られたら「くたばれた人形」になっちゃうよ!
(フグのバルーンって通天閣のあれか?ここにもあったっけ?)」

森様「そのギャグくみん先輩並みに寒い」

勇太「(あとでくみん先輩にチクってやろーと)」

森様「はやくはやく!!おっそいんだから!グリコの看板で一緒に写真撮ろう!」

勇太「ああ、今行く(これでいいのかな、デート)




彼は突如後ろを振り返ってみる・・・なにもいない。
見えるとしたら青いポリバケツのゴミ箱と黒い傘と遠くの通行人ぐらいだ

俺の心配性のせいだろう。自分で自分を納得させ遠くの彼女を追いかける

勇太「もう迷子になってもしらないぞ。初めての場所なんだからもう少し落ち着け」

森様「とがしくんに叱られちゃった♪」
自分の頭をげんこつ・・・というよりはテヘぺロのアピールを披露する
森様「それに大丈夫だよ。とがしくんと一緒なら最後は絶対会えるから」

勇太「どういう意味だよそれ」

森様「私の感想♪それよりあの橋を渡って背をむけばグリコの看板があるのね…
あの、ちょっとお願いがあるんだけど、二人で一緒に歩いて二人で同時に振りかえるの。
ドラマでよくあるでしょ、西部劇とか。やろう!!」

勇太「なんだ。撃ち合いの決闘バトルでもするのか。デートしてるのに一人死ぬのは嫌だぞ」

森様「そうよね…とがしくんが死ぬなんていやだわ」

勇太「ってなんで俺が撃ち合いで死ぬ予定になってんの!?和平結ぼうよ!」

森様「もうこんな茶番劇しないで、私の足はウズウズ今にも動きそうなの!はやくあいつに合わせなさい!」

勇太「ああ…じゃあ右手を貸して」

思えば数回目の手繋ぎで、彼の温かく守護神のような手を握るのは緊張する
手をつないだとき心のハートがどきどきして、その不安定な状態で彼の希望に歩く顔の表情を見ると、
心は高止まりなのに彼に全てを護られる安心感が、私のシナプスと全身の血流に漂う

勇太「歩くぞ、いち、に、いち、に…」
彼のゆったりと続く口に足に沿って、彼女も『いち、に、いち、に…』と調整された彼の小幅にあわせて口と足を動かす

このままずっと彼と歩んでいきたい。結婚式の時も、子供と一緒でも、老人のときでも

けれどそれは彼の声かけで終わる

勇太「どうした、ほら後ろを振り向くぞ」

彼女は潤いきった目を拭い取り、二人で『せーの!』という掛け声で後ろを振り向くと







あのグリコだった。

感動ブレイカーな看板は、彼女を不気味な仏像に変化させた

森様「あ、あれがグリコの看板なの?確かにこれは見たことはあったけど、予想よりも白くないわね」

勇太「丹生谷が見たグリコは夜バージョンだったかな。
夜のグリコは白から始まる多種のライトの蛍光でものすんごくきれいなんだ!
でもそれ以上にこの真下にある淀川が建物のネオンの光を映しだしてて味でまくりだよ!」

森様「へえいいなあ。じゃあ今度また私とデー」


彼女の口が閉口した。彼とのデートは今日でこれっきりだから。

彼との愛を通じた時間も今日の夜で魔法が解けてしまう。

ならその魔法を持つ魔女から魔法を奪い、毎日王子と舞踏会でダンスすればよいではないか。

その悪魔な彼女は堕天使にさせようと必死に天使の彼女を説得する。

王子なら答えを持っているのかもしれない。彼女は彼に振りむいた


森様「ねえ、もし永遠の地獄から一回だけ幸福を享受できるとしたら、少しだけ味わいたい?それともずっと長く味わいたい?」

勇太「なんだやぶからぼうに。幸せを感じ続けられるんなら、そりゃ長いほうがいいだろ。普通の人なら絶対にそっちを選ぶよ」

森様「だよね。欲望を走らせても誰も怒らないよね。ごめんね、こんな質問しちゃって」

森様「(自分の意志はどんな結末だろうと押し通すべきよね。
普通の人なら快楽を追求する、それは当然のことよね。


でも私ってふつうのひとなの?)」

グリコの看板の前で写真撮影をする                                                                                                                     
彼女がせっかくの記念なんだし、ね!とかわいらしげなきめ顔がとてつもなく彼の心臓に矢を突きぬかれた。
おもわず彼は頭を真ッピンクにしてうんうんと主人に従う犬のように首を天地に振る
彼女はそれに突っ込みを入れようとしたが、夜妄想する夢想的ないちゃいちゃを再現できそうなので我慢した

彼女は弱そうなブ男・・・断らない優しそうな男性にシャッターを頼み込む

森様「とがしくん、もっとくっつかないとフレームから切れるよ!」

勇太「丹生谷、そんなにくっついていいのかよ。」
嬉しいし恥ずかしいし、…なによりも丹生谷のボインが肘に当たる。柔らかい。

森様「カップルなんだから当然でしょ!それに、望んでるんでしょう??」

勇太「いやいや…ええと、うん///」

森様「案外あんたってす・な・おなんだから///!」バシッ

勇太「右へ倒れるって!叩くなよ///」ドンッ

森様「わわわ!左へ倒れる。おさないでよ!」

内心もうこのスマホを淀川に不法投棄したいくらいの顔をしかめる男性だったが、
このバカップルは二人の修羅場に夢中で存在すら忘れ去られる

校長室 
くみん「まさにアウト・オブ・眼中?・・・Zzz」

男「あの・・・もう撮りますよ」

森様「あ、そういえばいたわねあんた。とがしくん♡右手の親指と人差し指貸して」

勇太「ああ…ハートの形か」

二人は二本の指をくっつける。このときどちらもドキドキ緊張したのは秘密だ
二人は顔をあげカメラの眼鏡へ焦点を一致させる

森様「(とがしくんも同じ場所を見てるのよね。
それに、とがしくんの顔がものすごく近くにいて、何かされそうで怖い///)

チーズなニコやかさとハートな手で、運命共同体を背負う私たち・・・と思いたい彼女は五秒間温かさを堪能する

ぶつぶついう男性にお礼を述べて風のように次の目的地へ向かう

彼女はくいだおれ人形を見たいといい、それを見た感想を彼女は絶対に言ってはならない言葉を漏らして、
彼から正月のかがみもち三重層のげんこつをもらう
内心嬉しかったらしい

次はっと、彼女は気がつくように空を見る。もうすぐ夕方だ

でも、大阪ならこれだけは食しておきたい!と興奮する彼女に、
分かった分かったと気力に押されてどっかの購買へ行く彼氏。

勇太「買ってきたぞ、たこ焼き。」ぱかっ

勇太「あっごめんつまようじ一本しかないや。しくじったな、店員に頼んでもらってくる」

森様「わたしはいいわよ」
彼の足が止まる

勇太「そ、そうだよな!だって俺たち…カップルだしな!!」

森様「ゆう…とがしくん」
本能のままから出そうになり、あわてて言い直した

森様「あーん、して」
彼女はたこ焼きを持ち上げる

勇太「よせよ公衆の目の前だぞ。」
恥ずかしくてたまらない

森様「あーん!!!!」
暴力的な妻は下僕な夫に命令した

勇太「(丹生谷の顔を見ながらタコたべるなんて。デリケートな口と顔をジロジロ見られたくない。
でも嫌なのかと問われればそういうプレイもしたいような・・・)

砲火的なタコが彼の口に突如投下される

彼の顔はドヤァの余裕を見せる。歯を少し動かすと、摂氏400℃のタコが口の中ではじけ、
ドヤ顔する目から涙があふれ出る。あつい、タコが散弾する!!

彼女はにやつきが悪いいじわるな笑みを浮かべ、次のたこ焼きを用意する

彼は仰天的な顔で涙が止まらず、「もうこの口は満車です」と訴えるがごとく手で口を防御し、
彼の体全身をタコの散弾した軌跡に合わせ、あちこち振動する。

このワンちゃんおもしろーい、という目つきで手で拍手し、もう一度たこ焼きを持つ

ごっくん、「はあ丹生」パクッ はふはふ

熱くて上を向いてもがくさまが楽しくて堪らない

彼が吐きそうになるしぐさをすれば、
手を自身の頬に抑え子犬がうるるんするようなキュンとくる瞳で彼を心配し、
「心配ないぜ丹生谷!」と格好つける動作をする。
だが、タコの熱さに負け体を四方八方に動かし、彼女を爆笑させる

ごっくん、「食べ物で遊んじゃいけないだろ!丹生谷!!!!」

森様「うん、だよね!だから食べろ」

しまった!と思うもタコは投入される

んんっ、と綺麗な彼女がいる前で、プライドを捨てて黙りながら大涙を流す男がいる

飽きてきたのでたこ焼きを半分食べてみる。タコあっつ!!

そんなこんなでも彼らのデートはクライマックスに向かう

彼は「来てもらいたい場所があるから、電車で一緒にいってほしい」と彼女へ真剣に話され、
彼女もこの後の状況を察しようで「わかったわ!!」と緊張と強気の混じった返事を返す。

大阪駅へ、彼らは大阪ステーションシティの高層にある、ノースゲートビルディングの11階へのぼる。
案内役のエスカレーターは大蛇のように長く高く、後ろを振り返ることすら億劫になるぐらいであった。
エスカレーターの途中から見れば結構美しく、
ライトアップされたまばゆい大阪駅内部が見られるのだが、彼らは無言の緊張のさなかでそれどころではなかった。

最後のミニエスカレーターをのぼると、そこは都会ならではの夜景であった

幾多もの建つビルの細部に花火線香のごとく散らばる窓の光、
暗闇の中でも点々と光り輝く車と車道を照らすライト、
あちこちで赤く威嚇する空港障害灯、夜にもかかわらず灰白に反射する雲

彼らは肌が凍りそうなくらい寒い風を浴びてでも、二人で風景を楽しむ

12月23日、今日は誰も来ないようだ

森様「きれいね…ここ」

勇太「君のほうがきれいだよ」

森様「はいはい、ありがと」

ぽつぽつ雨が降ってくる

森様「こんなときのために折り畳み傘もってきたんだ!小さいけどね…」
彼女はかわいい小型のバックからそれを取り出し、広げる

二人は雨にぬれぬように、密着して一つの傘を二人で持つ

森様「あいあい傘か・・・こんな経験一生ないと思ってたわ」

突然の突風が彼女を襲った

森様「さむ…スカートでくるんじゃなかった…」
その言葉に続いて
森様「でも大丈夫よ。だってあなたといると、体が自然とあったまる」

勇太「強情だな丹生谷。だったら…」

彼はパーカーを脱ぎ、彼女の上着にかぶせる

森様「とがしくんの生温かさが伝わる。においもする。あ、べつに悪い意味じゃないのよ。
この感じは、私を守ってくれそうで、すっごくうれしいの!」

彼女は心の扉を少しずつ開ける

森様「私ね、正直言って人生で一番嬉しかったよ!!鼻血拭いてもらったこととか、勉強に付き添ったこととか、
グリコの看板の前で歩いたときとか、いじわるしてたこ焼き食べさせたときとか、それもぜーんぶ楽しかった!!!」

瞳をうるわせて
森様「でもね、一番ね、一番生きてて幸福に思えたときわね、私を優しく抱いてくれたあのときだよ。
淀屋橋のあの電車の時、やっと自分が『寂しい』って分かったの!!」

彼女は彼の胸元に抱きついた。
彼女は顔を見上げず、そのまま話す

丹生谷「ホントは私、ずっとひとりぼっちだったの。
幼いころから皆から孤立して、その輪の中にはいろうとしても卑劣な目で見られて。
だから、小学生時代はずっと、長い間一匹狼で感情を壊してでも居続けたの。孤独が悲しいなんて、心がマヒして感じえなかった」

雨は彼女のようにしとしと降る

丹生谷「もう遅いけど、いままであなたを中二病だとバカにして、ごめんなさい。実は私も中二病でした。
中学生になった私は痛みをねじ伏せるように現実逃避。
私は占いにはまって占星術とかタロット占いにはまって、変な香水つくって人を呼び集めたりしたけど、
けど、それは友達とはいえなかった!私の裏の顔を持つもの「偽様」が集めた操り人形だった。そんなの、単なる『知り合い』よ!」

丹生谷「無知でバカなあたしはさらに悪い方向へ行って、高校時代は中二病は卒業したわ。
だけどお面の使い勝手が良すぎて、捨てきれなくて、
人に褒められたり優位に立って接することがいいことだって、勘違いしたの!!」

丹生谷「けれど今ならいえる…」

雨は彼女の本音の感情の多さと比例して猛烈に降る


丹生谷「そんなの全然ちがう!!!!!!!!!!」

森様「私はね、勇太とね出会ってね、いろいろ変ったんだよ。最初は単なる彼女持ちの人だと思ってた。
でもあなたは、クラスの中でも違ったオーラを持ってた。
そのオーラは私と似ていて、だからあなたにお喋りしたんだよ。私のツンデレに気付くことは全然なかったけど」

丹生谷「もっとはやくから気付いてよバカ。私はね、あなたに構ってほしかったの。
あなたなら私を変えられる、私の本性と向き合ってくれる運命の人だって、そう思ったからよ!!」

むせび泣き体を震わす彼女をなでる

丹生谷「ありがとう。でも罪よ、あなたは私に優しすぎる。
ねえ知ってる?優しさっていうのはときに相手を傷つけるのよ。
あなたは例え自分の体がどうであっても、私の気持ちを優先してくれた。
いつでもあなたはその優しさで私を抱擁してくれる、護ってくれる!」

丹生谷「その優しさにつけいって、私は『立花』という大事な友人を傷つけてしまった。
あなたって立花の恋人でしょ。
『闇の炎に抱かれし者よ、ダークフレイムマスターとの恋人の契約を結べ!』といった仲なのに。
恋人の勇太を奪う私って最低ね、『堕天使』よ!」


丹生谷「だから悪魔と化したあたしからのメッセージ」

彼が口を開ける前に、傘を取っ払い彼の顔へ近付く
彼女は悪魔に合うピンク色の唇で彼を口封じした













「好きよ」

十数秒にわたるキスは、何色にもわたる彼女の感情の全てを打ち明けた

そのキスの後の三文字によって、彼はようやく事態を把握した


ガタッ

二人は何かが落ちるような音がして、振り向く


黒い傘だった



そしてその隣には
















――――――――――――――――――――――――――――立花がいた

Ep.3「妃の水色」

小柄な彼女は雨粒が目に入る痛みすら忘れた

涙は分からず、ただ黙って、何も考えられない

ほぼ大雨で聞こえない小声で
勇太は私の契約者なのに、もう信用できない。

いそいで逃げる、彼の「待ってくれ!!」のあと足が動いた瞬間から。

彼は小柄な彼女の後を追うも、彼女の運動神経の良さにはついていけない

俊足の立花は色々な意味ではやすぎて、彼の全速力でさえ見失った

Ep.4「宇宙改変vs情報操作」


12月24日、今日から三日連続で登校すれば終業式
だが今日の授業は半ドン、午前中授業で終了する

彼も彼女も恐ろしく疲れ気味の状態で登校したので、クラス中から脚光を浴びた

これからどうすればよいか施策をするも、あんな少ない時間で出るわけがなかった

「(立花…ごめん)」

彼はそう贖罪の祈りを天に捧げると、怪奇現象よりもあり得ないくらい現象が起こった

立花が授業に出てきたのである。それも今まで見せたことがない強気で。

あんな強気の立花では、もう彼が支える必要もないようだ

彼は、驚きを隠せない顔で立花を凝視すると、小柄な彼女は森様の席へと向かった

そして最も立花らしくないセリフを吐く
立花「今日の放課後、私と決闘しろ。絶対だ。」

明らかに殺気が見える。中二用語を持たず話す彼女は無機物で怖い

丹生谷「あの件でしょ。ちょうど私も貴方と終戦の条約を結ぼうと思ったところだわ。望むところよ」

立花「利害一致、了承した」

あまりの殺気に、クラス中が沈静化する

その後の授業も、勇太や森様や立花の様子を尋ねる先生が何人もいた

だが、全員事情を話さない。いや、話すわけにはいかない。『大丈夫です。』といいごまかす。

険悪なムードの中、丹生谷は委員会の都合で一時離脱

あまりにも居心地が悪いので、今日はクラスメイト全員逃げるように帰った

授業も終了し残った三人は立花の『やりやすいから』という提案で校庭へ場所を移す

そういえば今日の放送の回数が非常に多い。呼び出しの音のチャイム1分で2回以上鳴る

彼は、それがなんらかの“終わり“を告げるフィナーレのように聞こえた

校舎にも、校庭にも人は見当たらない。部活をする人影もない。おかしい。


だが、最強に狂いそうな彼女たちが、丹生谷は左、立花は右と遠距離に離れて対峙しあう

両者にらみ続ける

口を切ったのは立花だ
立花「勇太は私の契約者。暗炎竜の力がなくとも私の邪王心眼の力を使えば一瞬で倒せる」
警戒心と怒りをこれからぶつけるせいか、いつもの中二病を使っている

森様「へえ、あいにくだけど私は勇太くんともう、ファー・スト・キスしちゃったんだけど。
あんたは体の浅い人間なんでしょ。ちびっこが恋できるはずがないわ!
ましてやあんたは中二病現役なんだって、精神が幼すぎるわ。幼稚園に帰れば?」

丹生谷は思いっきり人を見下す、微笑の怒り顔で。これも彼女の本性か。

さらに続けて言う
森様「確か4月ごろあんたは
『対有機生命体コンタクト用ヒューマノイド・インターフェイス』とか自称して周りに言いふらしてたわよね。
ほんとにバカよね、そんなもの存在しないわ。だってアニメの中の話じゃない。もっと現実みなよ。」

立花「確かに現実世界の中では私の真の力を発揮不可能。だけど….」
立花は眼帯を解く



爆ぜろ!!リアル

弾けろ!!シナプス

バニッシュメント・ディス・ワールド!!!




立花「邪王心眼の夢想空間なら実現できるんだああああ!!!」

その妄想空間は俺ですら見える。青黒い塊が広大に広がるエリアで宙に舞い、
宇宙の誕生を示すような神秘的な閉鎖空間のようだ。
その青黒い塊の一部が立花の両手に付着し、肩から手の指までロボットの腕が生成される。
その腕は、白くて鋭い。


再び雄たけびを上げる
立花「エンドレスエイトは、悪夢は、八回放送されないと終わらないんだああ!」

猪突猛進で、後ろに新たに生成された黒色のロケットブースターで丹生谷の腹に直撃した

森様「ぐはっ、あんた力あるじゃないチビのくせに。
もういいわ、やけくそよ。私だってね元中二病なのよ。私の妄想力舐めてもらっちゃ困るわね。
いっておくけど、私はもう人間じゃないし悪魔だもん。私はハルヒになれないわ」

森様「私は中学時代、モリサマ―って呼ばれてたの知ってる?いつも占いが好きだった。
それは、他人を救うことができる快感に浸りたくし、自分の失敗を占いのせいにできるからよ。
でもそれは本性をさらけだせない雑魚な時代の私の話よ。今はもう違う」

立花の攻撃をかわしながら説明する

森様「私には勇太がいるの!私は人間関係のバリアの壁をもつ「富樫君」とか、
私を使って自分の本性を知ろうとする「とがしくん」とはもう言わない!
私の本来の姿を知ってもらった勇太、彼こそが私の前世からの因縁で結ばれた人なのよ!!
誰がなんと言おうと、絶対に渡さない!!」

森様「私はもはや他人に取り繕う「偽様(ニセサマー)」ではない!真の愛を知り悟った、
愛を欲望で埋める者「真様(シンサマ―)よ!」



丹生谷は胸のリボンをあたまに結び付けた

爆ぜろ!!正義

満ちよ!!グリーフシード



スティーリング・ヨア・ワールド!!!


丹生谷は変身し、簡素で動きやすい紫色の魔法少女になる

そのとき青黒かった世界に、丹生谷から放物線状に紫黒色が飛び散り、
恋のハートを閉じ込めるかのように、突如点在的に発生したピンク色を紫黒色が追い囲む

立花のさっきまであったロケットブースターが物質解除され、不意を打たれる
ロボットの両手も薄くなり重圧感を奪われる。悪魔の使い魔が空間のエネルギーを喰う?

森様「ゆうたはわたしのものだああああああ!!!」

丹生谷はロボットを出さない代わりに、モーゼルC96の拳銃を取り出し打つ
ホルスターストック装着で肩から命中100%の銃が放てる

「情報統合思念体より『超高速』の許可が下りた。施行する」と彼女は喋り、丹生谷では射撃不可能な距離まで一瞬で移動する

そしてU-ターンを光の速さで行い丹生谷の横腹を打つ
吹っ飛んでもがく丹生谷

チビ餓鬼のくせに!!
彼女はくやしい顔で本気に憎み、彼女の時計が丸いシールドに生え換わる

『悪魔だから、遊んであげただけよ』と言葉をしゃべった瞬間、
突然遠くにいた立花の目の前に現れ、丹生谷の怒りのキックで立花の腹を思いっきり蹴る

立花は激しい痛みで丸くなり、状況の整理をした
丹生谷は彼女が立ち上がるまで待つ

分かった!彼女の特殊魔法が、といわんばかりの表情で彼女は立つ
『次の蹴りで終わりね』とシールドが回転した!!

丹生谷が渾身の一撃をいれるも、蹴ったものは残像だった?
しかも正方形の青薄いミニ空間に囲まれて動けない、なぜ?

『情報統合思念体より時間凍結の許諾を得た。この空間の時間の一部の切り取りに成功した。
あなたの時間停止魔術も空間固定化技術には勝てない』

立花は丹生谷の腹や肩に3回、自分のこぶしに世界の理不尽さをこめて精いっぱい殴った
6発目のパンチを入れようとした時


「ふーん。それじゃもう降参するしかないよね。なんて、う☆そ☆」
彼女のシールドから手榴弾がぽッと出て、立花の目の前で0.1秒で爆発した

煙幕で何も見えない・・・。やられた?久しぶりに使う長門は視界がないと何もできない
よろめく足で立つ立花の後ろから肩を拳銃で数発撃たれた。必死に左の出血を右手で抑える

超高速で煙幕から必死に逃げ、情報統合思念体から現実物質干渉で再生し、傷をいやす
『逃がしてやってんだよ。感謝しな』彼女はロケットランチャーを200発放つ

立花の『物質破壊』でほとんどの体力を消耗し、ランチャーの原子を全て分解する
だが思念体と干渉する前に、目の前に時限爆弾付きのタンクローリーが走る

力を振り絞りタンクローリーの方角を5度ずらし、立花は無傷で済んだ。だが焼けた硝煙のせいで相手が見えない。

一方200発も時間停止して用意した丹生谷も精神的に参った。
精神がすり減っては攻撃魔法は火力が出にくくなる

二人は膝に手をつき息を吐き続けた

勇太のとなりにピンク髪の見覚えある人が並ぶ

???「あれがマビノギオンの極秘魔法堕天使形態か。
禁断の書物の最後のページは空白だったが、愛の理を悟ることで解放される条件だったのか。

閉鎖空間で消滅したはずの巨人を、まさか自力で悪魔の魔女どもと手下に変換し、
紫黒色の粒粒として侵食させエネルギーを吸収するとは、さすが森様様ならぬシンサマー!」


???「おっはよ~ゆ・う・しゃ!!うん二人ともドンパちしてるね」

勇太「おまえ、なんでそんなことを」

ソフィア「じゃあ逆に聞くけど、昨日はどこかに行ってたのかな?
どうして今日校長先生を怒らせたのかな?あの人めったに噴慨しないのにねえ」ジロッ

勇太「もしかして…全て知ってる?」

ソフィア「う~ん全部を聞くのは立花ちゃんの心傷つけちゃうからきけなかったけど。
例えば『勇太ってチアコスが大好きだ』とか『いいなあ私にもたこ焼きあ~んしたい』とか、
易しめな理由でいうとこれぐらいかな!」

勇太「分かった。ごめん。」

ソフィア「勇者は浮気者なんだね~。
首輪に名前つけてどこどこ家のペットって言わないと分かんないのかな?」

勇太「反省してます」


ソフィア「そっか、罪悪感はあるんだ。じゃあこれにて。
校内フルマラソンのバトン大会しなくちゃならないから、じゃ!」
彼女は続けて
ソフィア「メタ発言するけど今日の私は脇役だからね。
過去の私なら参入してたところだったよ。でも立花は教えてくれた。」

ソフィア「立花を誘拐して体育館で勇者とバトルしたあの事件で、校門付近で誘拐しようとした際、
私が立花に勇太への愛の本音を伝えたら彼女なんていったと思う?」

ソフィア「『思う存分に暴れて欲しい。だって気持ちを後悔させたまま人生を渡るなんて、
しかも好きな人に自分の気持ちを伝えられないまま墓場へ持って行くなんて、つらすぎる』だってさ。
立花は中二病でもこの世界で一番優しい最高の人だね!にーはっはっは!
だから今度は私が立花と森様様を支える番だよ。」





「もしかして中二病は感受性の高い人だけがなれる特権なのかもね♪」

立花「体力ギリギリだけどいちかばちか」

森様「煙幕で見えない」
魔法的なシールドで時間操作し煙をなぎ払う

目の前には猪突猛進する立花
消え去れ!と拳銃を向けあの体の心臓に発砲する

その撃ち抜かれた立花はデータとなって歪み消える
「えっ」と頭がホワイトアウトした瞬間

丹生谷の右膝の下にスライディング。丹生谷は立花の全体重に押されて前に押し倒れる

「凸守流スライディング戦法!!」

膝のかすり傷から致命的な出血がでる
その弱った体を焦点に腹へドスい一撃を加える

丹生谷は口を吐く。呼吸が止まる
さらにもう一撃腹にねじ込む。立花の怒りを最大限に示した

「げほっ、けほっ。はあ、」
最後の一撃が降りかかる。その熱く硬い拳は、両手でさえぎられた








「私は、まだ…本気を、出して、いないのよ!!!!!!」
最後の感情を振り絞り、立花を紫黒色の放物線で吹き飛ばした

丹生谷の足は自分の精神を自傷する代わりに、急速に治癒する
丹生谷「祈りを絶望で終わらせたりしない、この一撃で貫いて…」

「シューティングスター!」
丹生谷の背後から、ピンクと紫の混じる多数の円環状の輪が魔法陣となり召喚され、
その陣から幾多もの矢が、光色に包まれ放たれて立花に全面集中する

立花「情報統合思念体より告ぐ。丹生谷森夏。あなたは私を本気にさせすぎた」
ひかりふる矢を遮るよう、立花の5m先の地面から巨大な反射バリケードを出す。
そのバリケードは閉鎖空間の天井まで登るように伸び、
まるで過去の自分の嫌な出来事をオールシャットダウンできるかぐらいの黒くて鏡を持つ超巨大なものである

矢は鏡に反射し屈折し、閉鎖空間の全空間を舞った
二人はその矢の光景を、ただじっと見つめていた

矢の攻撃も収まり、反射板を物質解除した。そのとき!
立花の目の前に、グーのパンチが飛び出る

バンッ 立花は「きゃっ」と声をあげ、吹き飛んで顔に傷を負った
丹生谷はもう一度パンチを繰り出そうとすると、それをガードで防いだ

その防御態勢を狙ったかのように丹生谷は発言する
丹生谷「私たちがなんで戦うか知ってる?勇太よ!彼の恋人特権を得るために戦うのよ!
私の恋を妨害するあなたが一番邪魔なのよ」

彼女は顔を下げる

丹生谷「でも私って最低よ。ずっと仲良しでいたい小鳥遊さんにひどいこといっちゃった。
幼稚園児とか幼いとか、チビとか邪魔とかコンプレックスまるだしで。

私はね、小鳥遊さんに出会ったときから、正直言って顔から火が出るほど恥ずかしかった。
だって貴方中二病患者だから。しかも現役だし。」

結局他人事なのにそれを更生させようと私はおせっかいをかけた。
見ていられないのよ、貴方が中二病を卒業した時悶え死にしないか。
私だってその経験があるのだから、貴方にはその経験をしてもらいたくないって。」

実は告白するけどね、」

立花は身構える

丹生谷「小鳥遊さんのことが好きよ。性的な意味じゃなく親友になれる意味で。
中二病は共鳴しあう運命共同体みたいなものよ。自然と親近感がわいて、変な人でも一緒にいたいと思うものよ。
でも私はツンデレで素直になれないから貴方にいじわるばっかしちゃった。
贖罪の件数が多すぎて謝りきれないけど、ごめんなさい。」

彼女は頭を下げ、少量の涙を落とした

「…。」立花は構えを止め、彼女に告げる

立花「丹生谷…いえ、モリサマ―。私はあなたのことが大っきらい」

丹生谷は体を縮ませる

立花「でも、全身全霊で思いを告げてくれた今の貴方は大好き。実は私も貴方ことを怖がってた。
何されるか分からないから。でもそういう気持ちだったなら、私は貴方を許す」

立花「迷惑はかけるもの。これは七宮から伝授した新しい思想。
自分が例えミジンコでも、人の目に負けず本性をさらけだしたその雄姿を称賛する」

立花「貴方がお友達になるなら『勇太』と呼んでもさし支えない。
勇太は独占する者じゃない。彼は私の彼氏、そしてお友達。輪の中がにぎやかになると私も楽しい」

彼女は眼帯をつけ直しにこやかにいう

立花「私と契約して、友達になって!」



丹生谷「はい!」
目の前に天国が見える。自分を受け入れてくれるさらなる人が。

立花「だけど勇太のお嫁さんは私小鳥遊立花のみ。そうでなければこの契約は破棄する。
もし私の契約者なら、友達である私に全力で迷惑をかけてきてほしい」

二人は意気投合し、再び対峙する

丹生谷「私はね!どうしても勇太のことが好きなのよ。諦められない」
『だから!』声を張り上げる

森様「勇太をなんとしてでも独占したい!」

森様「その思いを届けるなら。私は悪魔になる!!」

彼女の時間停止機は踊るように回転し機器調整をする

森様「夢ならたくさん見たわ。目が醒めたままでもまだ会いたいのよ。彼がそうさせたのよ。私って欲張りよね。」

森様「飛び跳ねそうな戦闘も、ゆくままにゆきましょうか。」

森様「理想も妄想も現実も、すべて!私丹生谷森夏を軸に廻るわ!!」

森様「さあ!新しい世界へ、悪魔の力で改変しましょう!!!」

辺りは全景真っ暗になり、見えるのは立花と丹生谷の二人だけだ

森様「勇太は私の彼氏だあああああああああ!」

立花「違う!私の彼氏だあああああああああああ!」

彼女たちの雄たけびで、その両手に青、紫のオーラが燃え上がる

立花は最大の一撃をかます。だが両手でふさがれ押し返される

彼女たちは拳を上げ合い、必死に防ぎ後ろへ押しあう

よく見ると足の蹴り技や、目のふちを狙う反則技をしない
ほおと腹に拳の箇所のみを殴るのは友達の礼儀だろうか

怒りと悲しみの感情を思いっきりさらけだして本気で殴り合う

彼女たちの真後ろには巨大な茶色く枯れ果てた木が下から出現し、
葉のあるエリアには幾多もの映像がスクリーン状となって映し出される



勇太に偶然パンツを見られたこと、保健室で邪王心眼と言ったこと、
お祝いのケーキを持ってきたこと、勇太と指を結んで「好き」と言ったこと、
不良から救ってくれたこと、ソフィアと勇太が戦闘したこと、中二病の私を理解してくれたこと、
勇太と丹生谷が手をつないだりキスしたこと――――――

楽しくて、嬉しくて、消えかかってて、つらい、だから逆襲したい!!

様々な思いが彼女の全身を狂わせる


ツンデレで勇太に話しかけたこと、中二病をネタに勇太たちに接近したこと、
勇太と一緒になぞ解きを緊迫しながらしたこと、勇太の性癖を慎重に見たこと、
一緒に勉強して嬉しかったこと、デートを邪魔されたこと、でも私が悪いって分かること、
勇太に小鳥遊さんだけで私には数学を教えてもらえなかったこと・・・・・・

表せなくて、構ってほしくて、実現したくて、つらい、だから奪いたい!!

様々な祈りが彼女を野獣にさせる

泣き目で怒りながら叫ぶ
立花「私は負けない。邪王心眼は最強だあ!」

牙をむきながら吠える
森様「勝つのはこの私よ!絶対に譲らない!」

二人は睨みつけて対峙した。最初の時と同じ、でも一腕分の距離で

立花は右手を上げる。攻撃するように

同じく丹生谷も意識し右手を力強く上げる

緊張の静寂が一途をたどる


さらに少し手を上げて、両者の右手同士が思いっきりくだる

その手は両者の頬を飛ばすように叩く




その力は壮大すぎて、体を飛ばされた―――――――――――――――――――立花だけが。

負けちゃった・・・負けちゃったよ。あんなに、あんなに好きだったのに。
悲鳴の声を上げ彼女は泣く

わんわん泣く彼女のもとに丹生谷が座る
「いえ、私も敗北よ。貴方が勝者よ。」
…なんで?

「だってエンドレスエイト、もう最終回おわっちゃったもん」

「貴方の攻撃ね…実はこっそりカウントしてたんだ。いくらなんでもその小柄な体は戦闘に不向きよ。
あなたの攻撃、1,2回防いで終了すると舐めてた。

でもそのパンチの力に、怒りとか悲しみとか、予想以上に威力が強くて何度も意識が消えかかった

正直、最後の攻撃が手じゃなくてグーだったら、私、倒れてた

あなたのいってたエンドレスエイト。大当たりね。悪魔は退治されるべきよね。

ごめんなさい、私の負けです。勇太は・・・ゆうたは、あなたのもので…す

声をぼろぼろこぼしながら、赤面で泣き、手を塞いだ

立花「そっか、どっちも負けだね」

立花「それに私は、勇太のお嫁さんは譲らないよ。

けど、恋人なら…あなたに、負けない!」


「えっ」顔を上げる丹生谷

立花「勇太は人間。勇太は独占する物じゃない。
さすがに結婚以上で浮気されるのは困るが、
少なくとも恋人期間の今は例え恋人のライバルであっても一緒にいてもいいと思う。
ただし誰かを泣かせるマネはしてはならない」

丹生谷「ごめんなさい。勝手に黙ってデートして」

立花「もう大丈夫。気分はもう晴れた」

立花「だが一つ気になることがある。暗澹の黎明の契約を交わした共鳴者ゆえに実行する」

丹生谷「なに?」

立花「だいぶ前から貴方の一人称が『森様』と『丹生谷』の二つの仮面に分かれてる。
その原因は愛の心を知り悟った「シンサマ―」のせい。

シンサマ―が潜在的に貴方の心に潜み、貴方の「状況」にあった自分特有の愛され方を自在に操作した。
しかし、今回の「愛」のオーバーフローにより、その二つの仮面による理性を制御できず顕在化した。

友達を傷つける暴走行為は許さない。ゆえに、永遠の氷結封印(Eternal Evil Blizzard)する」

立花はヴァニッシュメント~と述べ、ポケットから羽根のついたカギを取り出す

立花は魔法陣を足元に出し、唱える


「星の力を秘めし鍵よ。真の姿を我の前に示せ。契約のもと立花が命ずる『レリーズ!!』」

そう言うと小さな鍵は杖になる。と同時に丹生谷の胸元から黒紫色の塊が出てくる

その塊は臆病にも逃げる


「翼よ!その愛永竜の羽根で抱かれて生かせ!ダークフレイムドラゴン・ニア!」
「いかずちよ!偽りと真実の愛を落雷で裁け!ミョルニルサンダー!」


カーン!!とかん高い音で二枚のカードから竜と雷光が召喚される


逃げる塊を天空のいかずちで追い、電気性の天然網で全身縛りつけた
それを愛永竜は優しく包みこみおとなしくさせる

立花はその塊の前でいう


「汝のあるべき姿に戻れ!『クロウカード!』」カーン!!

その悪魔は夢を満足したかのようにカードの中へ入っていく

立花はさらにそのカードへ杖をつく

「モリサマ―の作りしシンサマ―よ。古き姿を捨て生まれ変われ。新たな主、立花の名の元に!」カーン!!

そのカードは杖に打たれ茶色から立花の黄色に変化した

立花「これは…精霊?」

丹生谷は頭を下げ怪訝な顔をする

立花「このカードは“ドミネイト”か・・・。なんかかっこいい!」

立花「悪魔払いも済んだし、さっそくだしてみよう」

丹生谷は走り出すも、立花の召喚の呪文で体が硬直する

や・・・やめて。やめてええええええええ!

立花「独占よ!人間関係に愛をもたらせ!ドミネイト!」カーン!!

喋りたくない。喋りたくないのに、全身が勝手に動く・・・!
体が重い。こんな剛情な気持ちで拒否るなんて初めて。もう何も考えたくない

モリサマ―「飛び立てエルフ!ささやけ精霊!スピリチュアル・カリカチュア!!」

丹生谷は最初両手を空に晒し、次に両手に手を当て、
最後に胸を張り上げ高く両手を空に晒す、という高校生とは思えない恥ずかしいポーズをする

やーーーーーーーーーーーーーめーーーーーーーーーーーーてーーーーーーーー!

いやああああああああああああああああああ勇太に見られた恥ずかしくて死にたい。
首をもぎ取られたい。冗談じゃなくて!

立花「おもしろーい!ビデオ撮影したいからもう一回」クロウカード!

森様「クロウカードにそんなカード無、飛び立てエル、いやや、ささやけ精霊!
スピリチュアル・カリカチュア!!」ポーズ良し!

立花「えへへーもういっかい」カーン!

森様「私で遊ばないで!」

天気はその遊ぶ二人を見たかのように、雪がパラパラ降ってきた
彼は勇気を出す
勇太「立花、丹生谷」

立花「…。」

勇太「ごめん立花。決して破らないって誓いの印書いてもらったのに。俺の理性が未熟だった」

立花「いいよ。許すよ」

勇太「えっ!ありがとう!こんn」

立花「でも一つだけ条件を付ける」

立花「今回の事件の犯人は丹生谷森夏。勇太はそれに巻き込まれた被害者。
証拠として勇太の部屋にあったHな本による勇太の巨乳好きの性癖を利用し、巧みに勇太を恋人へとはまらせた。
懲らしめた今は特別怒る気はしない。この考えはソフィアからのアドバイスも混ぜた」

立花「だが勇太も絶対に破ることのない絆をいとも簡単に切り、私の心を盛大にもてあそんだ。
そのようにも取れていた仕方ない。よって神からの裁きを受けてもらう」

勇太「どんなのだ。なんでもするから教えてくれ」

立花「本当に、どんな運命になろうと知りたい?」

勇太「ああ!俺は立花とずっと一緒にいたいからな」

立花「…勇太のその言葉、もう信じられないよ」

勇太「…」

立花「邪王心眼への信頼のパイプを切断した罰。
もし私が今後勇太の他に好きな男の子が現れたらその人の元へいくから。
勇太だけ他の女性と付き合っていいなんて、おかしいよ!!
23日の夜は悲しくて、ずっと涙を流してたんだ!
髪をかきむしって頭がボーとするくらい自分がおかしくなりそうだったんだあの時は!!
私の気持ちも知らずに勇太はイチャイチャして、つらくて死ぬことすら考えたんだよ!!分かる!?

幸いソフィアに電話をかけて、精神がいかれそうだったけどデートの朝の出来事から全て報告したよ!
それで助言をもらい丹生谷と決闘を申し込んだんだ!」

立花「でも勇太は私のお婿さんになるの。それは変わらないから。
しばらくの間勇太の「ゆ」の紋章を消しといて。それが私なりの刑罰」

勇太「分かった…軽率な気持ちで他人とデートしてごめん。今度からはちゃんと」

立花「もう何も言わないで。軽い男!」

猛吹雪になり、立花の姿は見えなくなる
彼は返す言葉も出ずその場から離れ、校長室の中でまさかの七ちゃんに出会う

Ep.5「スポットライトを持たぬ劇団員たち」

七ちゃん「私の戦闘力は530000ですぅ・・・ですが、
もちろんフルパワーで貴方と戦う気はありませんからご心配なくぅ」シュインシュインシュインシュイン

勇太「七ちゃんだけに七回変身を残してるとか?じゃないですよね。」

七ちゃん「今のは痛かった…痛かったぞーーー!!」ごごごごおおおおおおお
勇太「じ…地面が凸状に浮かんでる!?椅子も絨毯も気合の浮翌力で宙に舞う!」

彼はその場でジャンピング土下座で、
「不倫して申し訳ありませんでした!ご迷惑をおかけしました!」と嘆願する

七ちゃん「かっこよかったぅ!二人から愛のオーラを感じたぅ」

七ちゃん「でも事態を一早く察した校長先生が、修羅場の気を利かせて出張したぅ。
『私は行くから、信頼の深いナナちゃんが代わりに校長務めてね!楽しいっしょ!』って皮肉めいて怖かったぅ…」
校長席の隣からいびきが消える
くみん「あ、富樫君。おはよう。元気そうだね。」マイルドニッコリスマイル

くみん「ここに来たということは、例の決闘も終わったんだね。」

勇太「先輩、なぜそれを?」

くみん「実はもりさまちゃんは授業中、学級委員長の役目でここまで呼ばれたの」

くみん「もう分かるだろうけど、それはハッタリで本当は違うの」

くみん「もりさまちゃん、七ちゃんに叱られて涙流してた。レアシーンだね。」

七ちゃん「今日の任務は疲れたぅ。
だって早朝の富樫君のいる教室から三角関係的な雰囲気を感じたと校長が言ったぅ。
七ちゃん鈍感すぎて朝気がつかなかったぅ。

授業中、例の三人の様子も教室の雰囲気も異様だと思った学級担当等の先生方は、
富樫君と立花ちゃんに関係の深い部活の顧問の先生、すなわち七ちゃんに色々詰問されたぅ。」

七ちゃん「だから七ちゃん困っちゃって。
以前学園祭で無許可で披露したピンク髪の子を思い出して、
普段歩かない教室を周りあなたの友達七宮さんを尋ね事情を聴きだしたぅ」

勇太「そして丹生谷を呼び出したと」

くみん「七ちゃん超怖かったよ。まるで一瞬で地球人を死滅できるくらいものすごい罵倒で怒り散らしたんだ~。
「人の気持ち考えたことがある?」とか「あなたの悪魔属性なんて関係ない」とか「卑怯な行為でネトるなんて最低!」とか。
もりさまちゃんの理論もすべて否定して。
もりさまちゃんが泣き声で『ごめんなさい…。ごめんなさい。』って何度も謝ってたのが印象的だった。
私も校長ドアの真ん前で聞いてたけど、心が痛くて思わず耳を塞いじゃった。」

くみん「七ちゃんは倫理的にまっすぐ進む人だから、人を傷つけて笑う悪人は許せないの。
私もそんな強い正義のヒーローになりたいな」

目を輝かせ両手を合わす。その動作を止め再び真面目に語った

くみん「七ちゃんはね、『でもどうしても蹴りをつけるなら校庭を貸すわ。
他の部活動の子は私たちに任せて。
決闘すれば、たとえどちらかが王子様を奪い取ったとしても悔いは残らないだろうから。もしまた卑怯な手で勝負してみなさい。』



机を足で本気で蹴飛ばし、机の悲鳴ががたん!!と響く




『あなたの人生も蹴り終わらすわよ』



冷淡な顔で言ったそうだよ。」


くみん「七ちゃんの豹変に驚いて『はい…』って言った後、ドアから顔を押さえて走り去っちゃた。
当然と言えば、当然なのかな…。」

七ちゃん「あれは正義感が強すぎたぅ。教育者としてやりすぎたからあとで謝るぅ」

くみん「授業終了後七宮さんがここに来て、
先生!部活用具のカギを貸してください!いい案があります!!といって校長室からカギを取るとすぐさま飛んで行ったよ。」

勇太「あ、呼び出し音が何度も繰り返されてた理由はそういうことか!」

七ちゃん「確か、
『にーはっはっは!私は「怪盗ソフィアリング・SP・サターン7世」!
バスケットボールの者よ、部具用のカギを盗み取ったなり!もし返してほしかったらこの私を捕まえるがよい!!』
って放送室から声を荒げて全校放送したのねぅ。
そのあと『サッカーボールの者よ!・・・野球の者よ!』と何度も放送ボタンを押して、
鳴りやんだと思ったらまた放送が始まって、はちゃめちゃにやってたぅ」

七ちゃん「でもたった二人のために皆を振りまわすなんてロマンチック!!
七ちゃんあの子気に入ったぅ!富樫君今度電話番号教えてくれないかぅ?」

勇太「それで、どうなりました」

くみん「七宮さんが校長室へつるっぱげの男子と一緒にダッシュで来たよ。」

勇太「一色!?(余計に巻き込んですまない、今度アダルトショップでHな本おごるから)

くみん「一色君?は状況がつかめてない顔をしてたけど、七宮さんの頭の下げる様子につられて謝ったよ。
そのあと七ちゃん先生も深く頭を下げて、事情を浅く説明したの。」

くみん「そのゴタゴタのあと富樫君が来たってわけ。」

勇太「みんなすまん!俺の不倫のせいで・・・」

七ちゃん「いいのよ頭を上げてぅ。
不倫はいけないことだけど、こんなドラマチックな展開七ちゃんやってみたかったしぅ。
皆の笑顔が戻ったら一件落着!くよくよしないぅ!」

勇太「(みんな優しい・・・。ここに来て本当に幸せだ。ありがとう!)」

勇太「(立花には、ほとぼりが冷めた明日謝る!絶対!)」

色々なこともあったが一見落着したことで彼は家に帰り、彼女達の存在を一時忘れ、
今日授業中元気出せと一色から返してもらった例のブツをパソコンにさしてみる

と、そこには「アダルト」ファイルの→(横)に丹生谷のチアコス写真集や制服姿の自撮り、
はたまた生着替え写真集の項目ファイルが5件ある

「なあああああああああああああ!」恥ずかしさで頭を抱え、目は仰天のあまり見開きである。
この恥ずかしさとは・・・説明をするなと土下座をされたが、あえて説明すると、
好きな人に自分の巨乳好きの性癖を見られたことと、
勝手にファイルをつけたされ巡礼スタンプを押されたような感覚、
そしてこっそりヤるのが楽しみな彼の好きなものを事前に用意された失望感が混ざったものである

頭を壁にぶつけ「消えろ消えろ消えろ消えろきえ(ry)」とガンガン叩くも意識は飛ばない

5分くらいたち「まてよ…丹生谷の写真があるなら」と彼氏として最低な気持ちでクリックした。「き」?

写真は入っておらずその文字のみが現れた。



次のファイルもクリック、「も」?

「い」
「し」
「ね」




彼はああ!「きもいしね」か!と納得し、すぐさまのたうちまわった

発狂して丹生谷にメール「丹生谷のコスプレ写真ないんだけど!」とありのままの姿を見せる彼氏に、
返事は「見たんだ。立花ちゃんにも見せたよ(怒り)」ととどめを刺された
失望のち寝込む彼への今度のメールは「やられたらやりかえす!倍返しだ!」との仕返しである

Ep.6「エンディング」

12月25日彼の枕元には参考書5冊あり、
新しいおもちゃをもらい喜ぶ妹とは対照的に彼は落胆しながら登校する

突然の放送により「今日は1時間のみ授業で終了してください!」と校長先生令が下された

それをかた耳に、謝る決意を固めた彼は立花のいる席へ向かう

勇太「よお…立花」

謝罪を続けようとした。しかし、

立花「部室で待ってる」と言い残しそっぽを向いた




突然の告知で授業も終わり、かたずをのむ彼は慎重に校長室のドアを開けた。

すると、

パンパカパーン!「「「「「「極東魔術昼寝結社7人入部記念おめでとう!」」」」」」

「えっ」多くないかそれ!!!

立花「ダークフレイムマスターへ申告する。
このたび凸守と森様とソフィアが我が団に入部しました!!!
これで暗炎竜さえよみがえれば世界征服も可能よのお・・・ふっふっふ」

くみん「凸守ちゃんは明日から来るって。
『ダークフレイムマスターは邪王心眼の心に傷をつけてばかりで見てられないのデース!
監視役に適任してほしいデース!』って。」

立花「私の邪王心眼とミョルニルハンマーがついに共鳴した。
長年の付き合いが功を制した。次はこの学校を信者で埋め尽くそう!」

勇太「おいおい、それはやばいって」

ソフィア「ほら座った、座った!」勇太をバースデーケーキのある机の前に座らせる

森様「そのケーキは・・・私製作よ。ケーキ作りは得意なんだから。
立花ちゃんに作って欲しいって頼まれただけで、別にあんたに食べてもらいたいわけじゃないんだからね!!」


くみん「ふふん」森様を向いて頬を上げ目をじっとりする

森様「・・・」サッ 
皆とは正反対の方向へ体を反らす
森様「勇太と恋人になりたいからってここに…ゴニョゴニョ」小声で話す

立花じゃなくて安心した、とホッとする勇太

立花「もしかして『立花じゃなくて安心した』とか思ってる?」

勇太「心を読むな!」しまった!

立花「勇太..この前ケーキをつくったの、あれまずかったの…そんな・・・」
涙を浮かべ「ひっくひっく」声を濁す

勇太「ああ、そういうわけじゃないこともないこともないような・・・」

立花「うわーん!!」

ソフィア「あーあ、また泣かせた。この男サイテー」

森様「彼女の泣き顔見たいんでしょ。この変態!!」

勇太「確かにかわいいけど、そういうことでは」

ソフィア「ごめんなさい。さすがにそれは勇者でもヒクわー」

くみん「ヒクわーだけに引く輪だね」

森様「あんたは黙って」バシッ 「いたっ」

森様「さ、食べてよ、それ」お皿とフォークを立花に渡す

立花「あーんして」

勇太「恥ずかしいけど…あーん」 パクッ

旱先輩「味はワタシくんがチョイスしたよ」えっへん!

「(待てよ、旱先輩が選んだ。ということは…..!!)」

立花「やっと気づいたようだね」

全員がにやにやした。嫌な予感がしまくりだ

甘い、ケーキ。あま・・・あまくない。どちらかというと・・・・辛い。辛い!!辛い!!!

立花「はい、お茶」ごくごく からーい!

辛い!辛いよお!

森様「はっは!ハバネロいれて大正解だったわ!待ち受けに一枚!」パシャ

立花「ふっ、乙女心を遊ぶとこうなるんだぞ~」カライカライカライ

立花「ねえ、この文字何て読むか分かる?」

口を開けながら、立花が書いた文字を読んでみる

勇太「くおんのいんねん(久遠の因縁)じゃないか」プッ

口を押さえる!だめだ丹生谷のいる前でわらっちゃまずい。全身から心がもぞもぞする。笑っちゃだめだ。笑っちゃだめだ・・・




勇太「ぷはははは!く・お・んのいんねん!ひーひー!笑っちゃだめだ!笑っちゃだめなのに!」わははははは!

勇太「あっ。これはトラップでして、そ、そうだ立花が悪い!立花のせいだ。笑ったのは立花のせいで」

森様「とがしくん。でも笑ったのはあなた自身よね」ガチキチ冷酷スマイル

森様「ゆうた!!!!!!!!罰として私の奴隷になりなさい!」

森様「犬みたいに吠えるのよ!!さあワンワン」

勇太「くうん。」

森様「そうなんだ、そうなんだ。それじゃあのこと立花ちゃんに話そうかなー。」

勇太「ワン・・・ワン!ワオオン!ワン」

森様「黙れ犬」

森様「立花ちゃん。例のUSBの件なんだけど、実は画像ページの最後の方に1つ動画があってね」

勇太「ワンワンワオーーン!!」 ゲシッ

森様「それは超ハードなプレイだったのよ!!二人ともものすごくぶれてたわ!
立花ちゃん耐えられる?彼って夜の性欲高いのよ、知ってた?」

立花はお尻に両手を当て、赤らめになる

森様「立花ちゃん、今度勇太の部屋に来る時はチアコスでいくと…大人の階段登れるわよ」

勇太「確かに動画はチアコスで刺激的で素晴らしかったけど…って違う!」

勇太「あの動画丹生谷もまじまじ見てたのかよ」

森様「うっさい!ゲスゾ二!踏みつぶそうか?」ニヤ

勇太「いやや!もうやめてくれ!不倫なんかしないから!」

森様「は?あたしのこときらいなわけ?」

勇太「いや、そういうわけでも」はっ

勇太「違う違う!立花も大好きだよ―」

勇太「泣かないで!泣かないで、ね?お兄さん困っちゃうよ」

立花「[ピーーー]ばいいのに」

勇太「見捨てないで!」

ソフィア「もりさまちゃんも立花ちゃんも置いてきぼりにするなら、漁夫の利得ようっと」

ソフィア「ゆ・う・た!以前の勇者の影はないけど今も・・・愛してる!!」ムニュ

勇太「右腕に抱きつくな!それにお・・・ぱいも」

ソフィア「あれれ~やっぱ巨乳好きなんだ~。ほらほらもっと感じてよ///」

森様「うわあ、あんた鼻の下伸ばしてるわよ!きもっ」

森様「あんたに恋人の座なんか奪わせはしないわ!勇太の左腕はもらった!」ボインッ

勇太「おおおぱいぱいが。まずい理性飛びそう」

ソフィア「え!それじゃ私とトイレでアレしよ!」右ほっぺ チュー♡

勇太「うへへ、それもいいかも」

森様「私のものなんだから子作りは私に・・・だして///」左ほっぺ チュー♡

旱先輩「下半身動いてる・・・私と同じ“変“人の共鳴者なの?」カァァ

勇太「先輩!股間まじまじ見るのやめてください!その・・・見えちゃう」

くみん「いやー!」

勇太「目を塞いだ穴から見ないでください!」

立花「ねえ質問していい?どうしてデート地はクリスマスに関係のない大阪だったの?」

勇太「建前は・・・丹生谷の髪がタコみたいだったから。でも本当は・・・」

立花「そっか、私のこと気にかけてたんだ。ありがとう。大好きだよ!勇太♡」

チューーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー♡♡♡♡♡♡♡♡

厚い、熱いキス!舌も入れてきた!頭を押さえられて、もうメロメロ♡

ソフィア「えっ」

森様「えっ!?」

くみん「きゃあ♡」

旱先輩「最高!」


十数秒に渡るキスは・・・もう立花のことしか考えられない♡

勇太「ロリも最高♡」

森様「鼻血でちゃってる。私が拭うわ」ふきふき

勇太「うー」顔を近づけてきた!

森様「きもい!」ばしっ

勇太「叩かれて幸せ♡」

森様「もう///変態なんだから!」


ソフィア「ゆ・う・た!」ダキッ

立花「ゆ・う・た!」ダキッ

森様「ゆ・う・た!」ダキッ

旱先輩「恋人を抱くなんて普通じゃないね!ゆ・う・た!」ダキッ

くみん「ゆ・う・た」ダキマクラー

七ちゃん「なんか面白そう!ゆ・う・た!」

勇太「せ、せんせいまで!」

立花・森様・ソフィア・くみん・旱・七ちゃん「
ゆーーーーーーーーーうーーーーーーーーーたーーーーーーーーーーー!」


勇太「もう!やめてくれーーーーーーーーーーーーーーーー!」


                                     END

読んでくださり誠にありがとうございます。

六花という文字は辞書登録されていないということで、『立花』という表現で示させていただきましたが、
不快に思う方から多数報告を受け、キャラクーに対する愛と征伐の心をひしひしと感じました。
この不快の種は全て私にあります。大変ご迷惑かけたことを深くお詫び申し上げます。

もし次回があるときは六と花を書いた『六花』で彼女を表現いたしますので、今日はご勘弁願います。
お騒がせしてすみませんでした。

ごめんなさい!どうしても自分の感謝の意見だけはひょうします!すみません!

感謝ありがとうございます!良い意見も悪い意見も成長の糧に必要なものなので、
時間ありましたらドMな私にぜひご報告ください。

しゃくなげ学校や、檜山神社のノートでもssするよと書きましたが、結果はこのようです。

さて、中二病電車でもまだまだファンがいて大変感激でした!
あのラッピ電車内で愛する丹生谷さんのカバーをつけた男性の方、熱心に撮る女性計2人に遭遇して、
同じく丹生谷さんばっかとる私に(共通の趣味的な)友達ができて感激です!
またあえるかな・・・久遠の因縁があるから大丈夫だろう!!と思います。

感想を聞きたいのであと少しだけ…あと少しだけこのままにさせてください。
意見が聞きたいんです!!!!!お願いします!


今日3月27日の23時59分を過ぎましたらHTMLスレッドへ行かさせてもらいます。

それと六花表現問題にもかかわらず最後まで読んでくださいました101さん感謝をいたします。
99さんの『慣れ』の存在を懸命に研究します!助言感謝です。
このスレの『面白い』をもっと向上させて描きたいです!

しゃくなげ学校で見た人数からネット、そしてss→コメントなのでたった数個の意見・・・ちょっぴりがっかりです。
2012年の人気の衰退ですかね。
でも、私たちが中二病ssを書きまくれば、きっと人気をウナギ登りで中二3期やってくれると信じてます。
だから!私はまたかきます!『六花』ちゃんと一緒に!

もう私はこれ以上書きません(指摘がきそうで怖いので)深夜まで見張ってます。

質問のコメントにはお答えします。

ろくはな、と打ち「六花」と表現するには、
こちら側(製作者の私です)にとってモチベが下がったので・・・。って逃げてますよね。すみません。

謝罪はもう上記のとおりなので、私はくどいの嫌いですからもう省略いたします。

言っちゃいますけど、まどマギのネタ『もう何も怖くない!』とかは伏線で入れました。
本来の狙いはまどマギ「叛逆の物語」の悪魔化・あけみほむらの要素を入れたものですが、皆分かったのかな、と内心ガクブルです。
なんせ劇場版ですからね。映画ネタは身内ネタ=分かんない人にはつまらない。というのを恐れてました。

ハルヒとか原画展も開催した魔法少女の(あれすごかったよ!!)CCさくらネタなら理解できたと思われます(と思いたい)

で、本題のそれですが説明不足でした。

長々説明すると、

「その学校には極東~の部屋が実際にあります。
そこにはたくさんのファンの方が書置きできる大きく白いスペースがあります。
2015年3月でありながらも幾多ものファンが書置きされていました(週末の土日の中のたった1日で5件ほどコメントを残されていました。)
そこに私も書置きし「勇太をうんたらかんたらしたい!」のssやるよ!とこの分際でありながらも宣伝しました。
今日実際に初めてこの板に来てssを書きました。
それから、コメントを有難いことに書いてくれた人がいました。
でもはっきりいって予想ほど多くなかったです、感想寄せてくれた人が。」


別に感想書け!というわけじゃないです。でもLook at me.
自分の小さな小さなこの物語にどう思ったか、どこがいけないか(六花事件はもう知ってます)書いてほしかった。

好奇心と不安とアイデンティティの肯定否定が混ざり合って、どうしても心がそれを求めてしまったんです。

すみません、私のわがままです。名前については以後絶対に修正します。
ただ今回のはもうできません(プライドのような怒りがわいたり、せっかくコメントをしてくれたのに無意味にするのが怖い)

見てくださりありがとうございます。
私はWordに書きため連投式(くどい喋りやグダグダ展開や待つのが嫌いな、せっかちタイプです)、
名前他の緊急的指摘以外は、連投でやらせていただきます。

104さんの上らへんの文は参考にさせていただきます。読んでくださり感謝です。

すみません、私から104さんや読んでくださった皆さんに質問です。

A.『立花』表現を『六花』表現に書き直して再度スレを建てる(リメイク!すなわち何か改良して再度投稿)
か、
B.新ストーリーをつくる(もう考えてある、がWordに一つも筆を置いてない状態)
精神を安定させるため連投式でやります。

では、どちらがよろしいでしょうか。返事がない場合は、私が怖いけど独断で・・・。



共通『ろくはな』さん、と打ち『六花』さんと表現する

立花ってたちばな、と読むんですね!気付きませんでした! てっきり「たつばな」かと。

そうですか勉強になりました。後でPCで試行錯誤やってみます。

単語の登録をすることにより、りっかを六花で表現することができました!万歳!!

アドバイス親切にありがとうございます!!助かりました。

六花六花六花・・カタカタカタ

長引いてもあれだから、HTMLへの提出時間はまもります。

AとBどっちにしようか・・・。

さて「六花」修正も完了し、あとはリメイク版追加要素をつけたすだけです。
だってまんま同じの投稿すると…さすがに気がひけます(同じゴミ増やすなよなどのヤジが飛びそうで)
結末は同じです。展開に何か付け加える予定です。

そのあと、つぎの計画した次のストーリーを書いていきたいです。(あっちは4月中、新ストーリーは8月かな・・・・)

つまりA。Aの案で行きます。 森様「勇太をなんとしてでも独占したい!改」(仮)の題で現れます。


人物名から呼称までみっちりすべて修正しましたが、「六花」の文字以外でものすごく細かい部分の呼称が間違ってる可能性があります。

次は呼び名間違えを99%以上減らすつもりで修正を今終えました。

読んでくださり誠にありがとうすみませんでした。
人の名前を間違えたときの制裁を思い出し、
大変億劫ながら文を連ねてます。

初心者の私ですが色々ためになったので、皆さん貴重なご意見を頂戴いたしましたことに深く感謝します

では、HTLMへ。

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