アニ「……」ｼﾞﾄｰ

ライナー「そんな顔するなって」ﾖｼﾖｼ

アニ「ねぇ、隠し事なんてよくないと思わないかい?私らの仲だろ?」

ライナー「いや、だからお前には関係のない話なんだって」

ライナー「だいたい俺とお前の仲って単に同郷なだけだろ?」ﾊﾊﾊ

アニ「……」ﾑｯ



アニ「私が関係ないところであんたが喜んでいるのを見るのはイライラするんだよ」

ライナー「んな理不尽な話あるかｗ」ﾊﾊｯ

ベルトルト「ねぇねぇ、何の話？」

アニ「…」

ライナー「お前には関係ない話だ」

ベルトルト「えっ？そんな…僕達の仲だろ？」

アニ「うるさいな…ただの同期が馴れ馴れしいよ…」

ベルトルト「」

ライナー「～♪」ﾌﾑﾌﾑ

アニ「てかさ、さっきから何の雑誌読んでるの?」ｶﾞｻｯ

ライナー「あ、ちょ、邪魔すんなって!」

アニ「人との会話は雑誌を読みながら楽しむものじゃないよ?」ﾌﾑﾌﾑ

ライナー「お前も読んでんじゃねぇか……」

アニ「……」ﾑｯ



アニ「一緒に読めばいいじゃん、ほら」ｽﾞｨｯ

ライナー「なるほど、お前頭いいな」

アニ「ほぉ……トロスト区食べ歩きマップって……サシャが喜びそうなもの読んでるね」ﾌﾑﾌﾑ

ライナー「いや、今週末久しぶりに休暇があるじゃないか?それをどうやって潰そうかなってよ」


アニ「……それが機嫌がいい理由?」

ライナー「さぁなｗ違うとも言い切れんし、そうかもしれんｗ」

アニ「なんかウザいわー」

ライナー「そうかそうか♪」

アニ「……」

ベルトルト「ね…ねぇ、僕にも見せてよ」

ライナー「…」

アニ「……」ﾁｯ

アニ「めっちゃ気になるんだけど」

ライナー「お前には関係ないって言ってるだろ?」ﾆﾔ

アニ「あるし!」

ライナー「どの辺に関係があるんだ？」



アニ「……私もうまい物食いたいし」ﾓｺﾞﾓｺﾞ

ライナー「いや、別に俺はうまい物食えるから機嫌いい訳じゃぁないぞ?」




アニ「なるほど、つまりアンタの機嫌のいい理由は週末の休暇ではないと」ﾌｯ

ライナー「あっ」

アニ「いい加減白状しなよ」ﾊﾞｯ

ライナー「ちょ、まだ読んでる途中だぞ!」

アニ「関係ないし～奪えるもんなら奪ってみ?」ﾁｮｲﾁｮｲ　

ライナー「遠慮しておく」

アニ「ほら、素直に言ってみな?気持ちも軽くなるよ?」ﾆﾔ

ライナー「別に悩み事があるわけじゃないぞ?」

アニ「ケチな奴だね」

ライナー「人の読んでた物を返さないお前に言われたくねぇな」

アニ「……！」




アニ「……ケチなゴリラはクリスタに嫌われるよ?」

ライナー「」ﾋﾟｸｯ

アニ「……いま眉毛動いた?」

ライナー「は、はぁ？」ｱｾ

アニ「あんた隠し事下手だよね」ﾌﾌｯ

ライナー「な、何言ってるんだはははｗ」



アニ「クリスタ」ﾎﾞｿｯ

ライナー「」ﾋﾟｸｯ

アニ「分かりやすいわーｗｗｗｗ」ﾌﾌﾌｯ

ライナー「だ、だからなんなんだよ！///さっきから何度も何度も……クリスタって」

アニ「どうせあれでしょ、『今日はクリスタに三度も話しかけてもらえた……っ!!!』とかでしょ」

ライナー「違う!毎日3回会話ノルマは達成してるから！」

アニ「ノルマｗｗｗｗｗ」

ライナー「わ、笑ってんじゃねぇよ!」

アニ「あーｗｗｗ腹痛いｗｗｗｗｗ」

ライナー「……もうお前には何も話さん」

アニ「ごめん、ごめんｗ……でもあんたのあからさまな態度から見るに、絶対クリスタ関係だよね？ね？」ﾋﾞｼｯ

ライナー「絶対嫌だね、お前絶対笑うもん」




アニ「もん……ｗｗｗ笑う『もん』ｗｗｗｗ」

ライナー「お前笑いのツボ浅くなってねぇか……ｗ？」

アニ「浅くなってなんかないもん……もん……ｗ」

ライナー「お前本当にかわいくないよな」

アニ「クリスタと違ってかわいくなくてごめんね」

ライナー「」ﾋﾟｸｯ




アニ「……ｗ」ﾌﾌｯ

ライナー「……マジでお前のことなんか嫌いだ」ﾌﾟｲｯ

アニ「あー、顔伏せるの禁止だよ?」

アニ「あんたが機嫌のいい理由を私に教えてくれればいいだけじゃん、ね?」

ライナー「……お前のせいでテンション低いわ」

アニ「え、ひどい」

ライナー「だいたいお前に関係ないって言ってんだろ?」




アニ「……なら強硬手段に出るしかないね」ｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞ…

ライナー「!?」ﾋﾞｸｯ