俺「頭の中にある妄想を表現したい」 (35)
俺「でもゲームも作れないしアニメも作れない。どうしたらいいんだ」
友「じゃあ小説書けば?」
俺「ショ ウ セ ツ???」
その後俺は小説の事に付いて調べた。そして分かった。文字で表現する物語だと。
俺「文字だけで書けばいいとか楽勝だろ。書いてニチャンに晒そ」
そして今に至る。
■題名・金が全て騙し合え
俺の名は、シンドウ レイ 何処にでもいる一人暮らしの大学生はずだった……
いつものように大学の講義が終わり、家に帰っていた
辺りはオレンジ色に輝いている、夕方だ
夕方特有の薄気味悪さのせいかもしれないが、感じる、今日何か不吉な事が起こる予感を
そんな予感を感じていた矢先、黒服のサングラスを掛けた男が近寄ってきて
「シンドウ レイ様ですね」
「はい、そうですけど……」
声を掛けて来たので、平然を装い答えた、本当は超焦ってたりする、だって黒服にサングラスだぞ、ヤバいでしょ!
「単刀直入に言います、弁償してください」
「は? 何を?」
訳が分からないので、黒服に問いた俺に帰ってきた答えは
「我が主が飼っていた、アリをです」
アリ? なんじゃそれ
「あなたが昨日、熊さん公園で踏んだのを確認済みです」
公園に放してた方が悪いだろ、アリとか見えねし―
「さー、払ってください」
「はぁー、分かりました、いくらですか?」
もうめんどくさい、関わんのめんどくさい、さっさと、払って終わらそ。え! ウソ! こんな訳分からないのに、ホントに金払うのって? 実のところ俺、2億円の宝くじ10回当たって、超お金余ってるんだよねー
、どうせ、1万円や、2万円でしょ、どうでもいいよ
「9999000000000000です」
「は?」
何か、凄い数の数字が脳内の駆け巡ったんだけど、気のせいだよね、あり得ない数字だったし、まああり得るけど、弁償代としてはあり得ない
「だから9999兆円です」
「……」
俺は黙り込んだ……てーかこれコメディーマンガの世界なのか、99999兆円って、日本の負債総額の何10倍だぞ、何でアリにそんな値段付いてんだよ
「では、払ってください」
では、払ってくださいって、俺の手持ち見てー、どこにそんな大金持ってるー、てか多分日本にねーよ、そんな莫大な金、だから言ってやった
「払えないです」
「払えない?」
「はい、元々訳の分からない請求ですし、そんな欲張るなら払いません、詐欺師さん、それじゃ」
そう言って、俺は後ろを振り向いて立ち去ろうとした――その時!
「ならシンドウ様にはゲームに参加してもらいます」
ゲームなんじゃそれ? そう思って、後ろに振り向いた体を、前に戻した、そこで気を失った
あれからどうなったか分からないが、目覚める
どうやら車の中のようだ、しかも走っている、何処に行ってるんだ?
横を見たら、さっきの黒服が居たので聞いてみたら
「ダークマネーゲームの会場です」
「ダークマネーゲームって?」
分からない単語が出てきたので、黒服に何かと聞いた。そしたら黒服が話しだした。どうやらお金を稼ぐゲームで、内容は様々、今回のゲームの内容は会場に着いたら説明されるらしい
そうこう教えてもらっているうちに、車にブレーキがかかり、下りるように言われたので下りた……あれ、俺このまま、本当に9999兆円払わされるんじゃー
妄想は表現した時点でゴミとカス
「付いてきてください」
黒服がそう言ったので、付いて行く。え! 逃げろよって? 無理無理、だって周り暗いし、森の中だもん、遭難して飢え死にする
「着きました、ここです」
黒服の指刺した方向に、かなり大きめの洋館のような物が建っていた
>>14
妄想を表現できれば最高だと思いますよ
「では、扉を開けて、1人で中に入ってください」
「1人でって、それからどうすんだよ」
「中は1本道ですので、そのまま、まっすぐ進んでください、突き当りに扉があります」
「そこを開けたら?」
「そこからは他の者から説明がありますので、それでは」
そう言って、黒服は、暗い森の中へ消えて行った
何だったんだ……考えててもしょうがない、行くか
俺は扉を開けて洋館の中に入り1本道を1分ほど歩いて、突き当たりに着いたので、扉を開けた
そこには、大量の老若男女が居た。まあ、20人くらいだけど
部屋は、それほど大きくない、洋風感じ、モニターがある、イスもあるし、豪華な食事もある
「全員揃いましたので、今から始めるゲームの名前と内容の説明を始めます」
ざわざわざわざわ、老若男女達が、騒ぎ始めた……何故かって? 急にモニターが点いて、仮面を被った男が映っており、モニターから喋り始めたからだ、ちなみに声はヘリウムガスを吸った直後のようなもの
「あなた方に、これからしてもらうゲーム、それは【巨人ゲーム】」
ざわざわざわざわ、やっぱり周りがざわつく、そりゃそうだ、聞いた事ないゲームだしねー
お手持ちの電子パネルをご覧ください、そこには10個に区切られた四角の面積があると思います
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■①■②■③■
■■■■■■■
■④■⑤■⑥■
■■■■■■■
■⑦■⑧■⑨■
■■■■■■■
■⑩■
■■■
その面積を【土地】と言います
あなた方は、10体の【人】を所持しています
土地に、1時間毎に持っている全ての人を置いてください
人は、置きたい土地にタッチすれば、置けます
置き方は自由です、①の土地に10体全てを置いてもいいですし、全ての土地に1体ずつ置いても構いません
次に【巨人】を置く位置を、皆さんの投票で決めて頂きます。
巨人が置かれた位置に、自分の置いた人があれば、一体につき1000兆円払っていただきます。支払いはゲーム終了時にお願いします。
最後に全プレイヤーが払った全額を、ここにいる20名のプレイヤーの方々に均等に配分します。
ここまでを1ゲームとし、125回繰り返します。つまり全125ゲームです。
このゲームはいかに自分の人を置く位置に、巨人を置かせないようにするかです。
では今から一時間作戦タイムです。健闘を祈ります。
「ちょっと待ってくれ! 人が何人置かれてるかは分かった上で投票するのか?」
ヤンキーっぽい男が仮面の男に話しかける。
「もちろんです。では」
そう言って仮面の男が画面から消えた。
ざわざわざわざわ。周りがざわめきだす。きっと不安なんだろう。俺と一緒で。
このゲームはどうやるのが最善策なんだろう。やっぱり一体ずつ置くのが良いのか。
まてそれじゃー絶対にお金を取られる。あ、でも取られる分より設けれたらいいのか。
取られる分は一体だから1000兆円。それを取り返すためには巨人が置かれる位置に20の人がいればいいんだよな。
だって20の【人】いれば2京で割れる。20人のプレイヤーで割るんだから、入ってくる金額は1000兆円。
よし! これで絶対に損はしない。てか絶対得する確率の方が高いだろう。
なんたって20って数字は【土地】に置かれる最低の【人】の数でしかない。
毎回20なんて事は確率的にありえない。つまり【人】を一体ずつ置いたら儲けれる。
やったー。いきなり必勝法思いついちゃった。もう安心。
何か食事用意されてるみたいだし、食べてゆっくりしとこ。
「こんなんみんな一体ずつ置いて、所持金の変動なんか起こる訳ないだろう」
ヤンキー男が必勝法を話す。おいー! それ言っちゃたらダメだろ。バカかよコイツ
「ホントにそうだわ。まったく意味のないゲームじゃない」
「ふーん。考えてみたがその通りじゃなー」
おばさんとお爺さんも知っていたのか。クソッ! これじゃー俺が儲けれない。
俺は絶望した。
仕方ないので近くにあったソファーに座った。
「あー最悪だー最悪だ―。塾の帰りだったのに、いきなり黒服の人にアリを弁償しろって言われるなんて
しかも、その弁償代が9999兆円なんて。あーしかもしかもこんな訳の分からないゲームに125時間も参加させられるなんて
あ、やばい、もう8時。今からじゃ帰ってもパパに怒られる。あ、でも帰れないのか
てか、これって犯罪じゃないのかな。警察とか助けてくれないのかな
あ、でも来ないよなー。さらわれたのが私なんだし。
このままゲームに負けて借金返せなかったらエッチなお店とかで働かされるのかな
あ、でも私胸無いし、そんな所じゃ役に立たないか。
たぶん私心臓とか取られて終わり。はぁー不幸だー」
俺の座ったソファーの横で、何かベラベラ独り言を喋っている女の子がいる。
着てるのがセーラー服なのを見ると高校生だろう。細く白いからだに良く似合っている。
でも何か関わっちゃいけない子な気がする。ほっといて、このゲームの必勝法を考えなくては。
だって見たい人いないでしょ
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