灰原「工藤君は私のものよ!」 灰原´「いいえ、私のものよ」 コナン「!?」2 (218)

・同名スレの2スレ目です。
・多分にネタバレ要素・エロを含みます。ご注意願います。

・前スレ
灰原「工藤君は私のものよ!」 灰原´「いいえ、私のものよ」 コナン「!?」
灰原「工藤君は私のものよ!」 灰原’「いいえ、私のものよ」 コナン「!?」 - SSまとめ速報
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【このスレから入った方へ】
・あらすじを書いてませんでしたので、簡単に書きますと阿笠博士の発明によって灰原が2人になってしまうと言う荒唐無稽な話です。

あまりに滅茶苦茶やってますが、どうかお付き合いいただければ幸いです。

それでは、再開します。
 

ー事件から3日後の朝ー

コナン「......」カチャカチャ

阿笠「......」カチャカチャ

コナン「なあ、博士」カチャカチャ

阿笠「......なんじゃ、新一」カチャカチャ

コナン「早く洗っちまってくれよ。後が詰まってんだからよ」カチャカチャ

阿笠「新一こそ、口より先に手を動かさんか!誰のせいでこうなったと思っとるんじゃ!」カチャカチャ

コナン「俺だけのせいかよ?元はと言えば博士が......」

哀「あら、随分賑やかだけど。食器洗いは済んだのかしら?」

2人「っ!」ビクッ

阿笠「あ、哀君!いや、ま、まだじゃよ」

コナン「も、もうすぐ終わるよ」

哀「そう、でもまだお風呂掃除にトイレ掃除に洗濯。やることはたくさんあるわよ?」

阿笠「も、もちろんすぐやるわい。なあ、新一?」

コナン「あ、ああ。もちろん!」

哀「そ。よろしくね?サボらないようにね。特に工藤君は」スタスタ......

阿笠「......ハァ、もう3日もこの調子じゃぞ?体も気持ちも持たんわい」

コナン「博士がアイツらに内緒で、発信機なんか携帯に入れたからこうなったんじゃねーか!」

阿笠「誰に頼まれてやったと思っとるんじゃ!あれから、緊急時用じゃと弁解しても許してくれなくて、一週間家事をする事でやっと許してもらったんじゃろうが!」

コナン「ノリノリでやってたじゃねーかよ!ワシの発明に任せとけとか言ってよ!」

阿笠「やかましいわい!大体、新一が哀君達に黙ってデートなんかするから悪いんじゃろ!優柔不断の浮気もんが!」

コナン「そ、そこまで言うかよ?いつも傍観者決め込んでるクセに!」

哀「あなた達、さっきの忠告忘れたのかしら?」

2人「っ!」ビクビクッ

哀「私達に黙って発信機をつけるなんて、プライバシーの侵害行為を家事位で許してあげるんだから、サボらないで。特に工藤君」

2人「......はい」

哀「次サボってるの見つけたら、ペナルティよ」スタスタ......

コナン「......ああ、凹んだりキレたり甘えたり拗ねたり。女はホントわかんねーぜ」

阿笠「反省の無い男じゃな。自ら撒いた種じゃろ」

コナン「......」ハァ

志保「2人とも何しょげてんの?」

コナン「あ、志保。そのカッコ、出かけんのか?」

志保「え?う、うん。ちょっとね!ま、頑張ってね?ワタシはそんなでもないけど、哀ってスイッチ入ると面倒クサいから。じゃ!」タタタ......

コナン「どこ行くんだろ?用事あるなんて聞いてないけどな?」

阿笠「大方、君みたいな浮気男に愛想つかしてデートにでも行ったんじゃろ」フン

コナン「......シャレになんねーぜ、博士」

哀「誰か出て行った音がしたけど、何かあったの?」

コナン「あ、ああ。志保が出かけてったけど。哀は何も聞いてないのか?」

哀「ええ、何も。用事があるとは......あっ」

コナン「ん?どうした?」

哀「いえ、何でも。それより、工藤君今日暇よね?」

コナン「え?いや、用事はねーけど家事しないと......」

哀「そう。じゃあ今日は良いわ。その代わり、買い物に付き合ってくれないかしら?」

コナン「え?あ、勿論良いけど......」

哀「そう。じゃあ30分後に出掛けるから、準備しておいて」

コナン「わ、分かった。準備するよ」

阿笠「あ、じゃあワシ車だそうかの?」

哀「博士はお・る・す・ば・ん。お掃除忘れずにね」スタスタ......

阿笠「......何でワシだけ?」

コナン「何か知らねーけど、ワリーな博士。後よろしく!」タタタッ

阿笠「オノレ!いつか天罰が当たるぞ新一!」

哀(志保......。夏休み前からちょこちょこいなくなるのよね。そんな頻繁じゃないけど。それよりも、みんなには悪いけど。たまには......)

ーとある喫茶店ー

カランカラン......

歩美「いらっしゃいませ、まだ開店前なんです......あ!志保ちゃんおそーい!」

志保「ゴメンゴメン!遅くなっちゃった。すぐ着替えるから!」

マスター「やあ、遅かったね」ニコッ

志保「あ、ごめんなさい!すぐ着替えます!!」

マスター「ハハハ、まだ開店前だから焦らなくていいよ」

志保「はーい!」ダダッ

歩美「もう、志保ちゃんらしいなあ」クスッ

マスター「元気でいいさ。それより、看板をオープンにして来てくれるかい?」

歩美「はーい!」

志保「準備出来ましたぁ!」ダダッ

マスター「うん。ウエイトレス姿が板についてきたね」

志保「なーに言ってるんですか。ワタシ達、テストが終わってから夏休みに入るまでの僅かな期間しか来て無いじゃないですか!しかもそんなに来てないし」

マスター「ハハハ、そうだったねぇ」

歩美「表の看板、オープンにして来ましたー」

マスター「はい、お疲れ様。やはり若い女の子がいると店内が華やぐね。ありがたいね」

志保「お礼言うならコッチですよぉ。ムリヤリ押しかけて来たんだし」

歩美「ごめんなさい。私がママにアルバイトしたいって言ったら、知り合い紹介してあげるって、マスター紹介してくれたの。いきなり2人も押しかけて迷惑だったよね」

マスター「いやいや、最初に相談された時はビックリしたけどね。ウチみたいな店で働きたいなんてね。もっといい場所があるだろうに」

志保「まあ、ワタシのワガママみたいなモノなんですけどね。歩美ちゃんと2人で短期で周りに内緒に出来る仕事ないかなって話してたモノだから」

マスター「そうだったのかい?しかし、何故周りに内緒にしたいんだい?君達の学校、アルバイトは禁止じゃないだろう?」

歩美「それは......」

カランカラン......

志保「あ、いらっしゃいませ!」

マスター「おっと、話はまた後だね。最近は君達の噂が広がって忙しいからね。美人のウエイトレスがいるってね」

志保「誉めても何もでませんよぉ?」テレテレ

歩美「志保ちゃん、お仕事お仕事!」

志保「了解!」

マスター(明るくていい子達だねぇ。ずっと働いてくれると、ありがたいんだけどねぇ)

志保(噂になってるのかぁ、マズいなあ。でも、別に大金はいらないけど......ちょっとしたお金はいるからねー。アレの為に!)

歩美(志保ちゃん張り切ってるなぁ。私も頑張ろう!志保ちゃんと一緒に、アレを......)

ー阿笠宅ー

コナン「......30分過ぎたけど、何してんだ?」

スタスタ......

哀「お待たせ」

コナン「あ、ああ。って、買い物だよな?何か随分気合い入ったカッコだな」

哀「別に、そんな事ないわよ?さ、行きましょう」ガシッ

コナン「へ?」

哀「ほっとくと何処に行くか分からないから、ちゃんと掴まってて」グイッ

コナン「え?ちょっと?まず行き先位......」

阿笠「......みんな出かけとるのに、ワシ何しとるんじゃろ?」ハァ......

哀「♪」

阿笠「しかし、何やら哀君上機嫌じゃのう?新一と2人だからかの。ま、機嫌が直るならなんでもいいわい」ホッ

本日は終了します。
今晩か明日更新予定です。

ー喫茶店、休憩時間ー

志保「はぁー、疲れたねー」グッタリ

歩美「大丈夫?志保ちゃん?」

志保「大丈夫大丈夫。でも、今日はフルタイムだからねー。先は長いね」

歩美「ガマンガマン!もう少しの辛抱だよ!」

志保「元気だねぇ、歩美ちゃんは」ニコッ

マスター「2人ともお疲れ様。しばらく奥で休んでなさい」

志保「わかりました、ではお休みもらいまーす」

歩美「休んでまた頑張りまーす!」

マスター「ハハ、ゆっくりしといで」

ガタガタッ

マスター(ん?あの子達が奥に入ったら席を立つお客様が多いねぇ。やはりあの子達目当ての人が増えたんだねぇ......)

ーコナン側、ショッピングモールー

コナン「ハァ、着いたな。行き先も判らないままついて来たけどさ。一体何買うんだよ?」

哀「そうね、まず......。服かしら」

コナン「服?」

哀「そ、上から下まで一式ね。選ぶの付き合ってね」

コナン「い??!全部かよ?」

哀「あら、たまには良いじゃない?ショッピング位付き合ってくれても。嫌なら良いわよ?帰っても。その代わり、また沢山の家事と阿笠博士が待ってるわよ?」クスッ

コナン「......いえ、お供します」

哀「そ、じゃあ行きましょう。最後まで付き合ってくれたら、明日からの罰は考えても良いわよ?」

コナン「マジかよ?良し。さぁー、張り切って選ぼうぜ!!何から行くんだ?」

哀「(乗せやすいわね、本当に)ま、とりあえず色々見てみましょう」クスッ

コナン「おう!」

哀(工藤君を連れ出すのは上手く行ったけど、この後どうすれはいいかしら。とりあえず見ながら考えましょう)クスッ

ー喫茶店ー

志保「はぁ、しっかし疲れるねぇ!働くのは」

歩美「そう?私は楽しいけどなぁ!こういうのやってみたかったし」ニコッ

志保「いいねぇ、元気で。ワタシは精神的には28でも、この世に生まれてからは10年ちょいだからねー。本来働いちゃいけませんよー。労働基準法違反ですよー」ニッ

歩美「もう、そんな事言っても私達にしかわからないでしょ?来る前は志保ちゃんの方が張り切ってたのに」

志保「アハハ!冗談冗談!でも、もうちょっとで目標達成だからね、頑張らないとね」

歩美「うん、夏休みに海に行く資金だね」ニコッ

志保「て言うか、具体的には水着買う資金!新しい水着で新一君悩殺!みたいな?」ニシシ

歩美「ストレート過ぎるよぅ、もう......」

志保「でも、歩美ちゃんだって考えてる事は同じでしょ?」ニッ

歩美「う、うん///」

志保「でしょー?今更恥ずかしがらないの!セクシーな水着でオシリとオッパイ強調すれば、きっと新一君イチコロよん♪」

歩美「志保ちゃん、それオジサンの発想だよ......」

志保「えっ、そうかな?ま、でも......。歩美ちゃんが話振ってくれたから、こうして働けて良かった」ニッ

歩美「うん。夏休みに向けてお小遣いは欲しかったんだけど、1人で働くのが不安だったから、志保ちゃんに声かけたの。何となく、哀ちゃんには言いにくくて。コナン君にも内緒にしたかったし」

志保「ワカるわー。私も、哀や新一君には内緒にしたくて。金欠なのバレたくないし。目的も知られたく無かったし」

歩美「金欠?なの?」

志保「あー......。ワタシ、哀と違って欲しいモノあるとつい買っちゃうから。いっつも小言言われるんだよねー。だから、今回位は何も言わせたくなくて。それに、哀ケチだからどーせ貸してくれないし」

歩美「そっか。哀ちゃんは、そう言う所しっかりしてそうだもんね」

志保「ほぅ、ワタシはしっかりしてなさそうだと?」ジトッ

歩美「あ、あぅぅ......。そうじゃなくて」

志保「冗談だってば!でもまあ、夏休みの出だしにあんな事あって、出鼻挫かれたけど......。これからは平和にいって欲しいなぁ」

歩美「あんな事?」

志保「あ、そっか。歩美ちゃん昨日まで出掛けてたから。気を遣わせないようにと思って言ってなかったっけ。あのね......」

ーコナン側、店内ー

哀「これが良いかしら?それとも......」

コナン(やれやれ。いざ店に入ったは良いが。女ってのは何故こう決められないんだ?)

哀「退屈そうね?」クスッ

コナン「い?いや、んな事ねーよ!」

哀「そうかしら?ま、良いけど。今から試着してみるから、見てみてくれる?」

コナン「あ、ああ。分かった」

哀「じゃ、ちょっと待ってて。いつも付き合ってくれないんだから、今日位我慢なさい」シャッ

コナン(何だかなぁ、機嫌良いんだか悪いんだか......)

哀「お待たせ、どうかしら」シャッ

コナン「あ......。いや、凄く良いけど......」ドキッ

哀「けど?」

コナン「ちょーっと、露出が多いかなと......。特に胸元......」

本日は終了します。
夜再開予定です。

やっと追いついた!
すごく面白い笑
世良のラブシーンもっとほしい(^o^)

いつも読んでいて、最高ですー。
世良さんもいいけど、やっぱり哀ちゃんとの絡みがすきだわー

10年後変も宜しく

皆さんありがとうございます。

>>15さん
世良さん評価ありがとうございます。
あの場は場所が場所でしたので......。
でも、ちゃんと世良さんのターンは用意します!

>>16さん
ありがとうございます。
なるべく4人とも見せ場を作れればと思います。

30分後を目安に、再開します。

哀「いけないこと、かしら?」クスッ

コナン「いや、そうじゃないけど......」

哀「今更、私が過激な姿を見せても......。恥ずかしがる必要があるのかしら?」クスッ

コナン「べ、別に恥ずかしい訳じゃねーよ!」

哀「ま、いいわ。何時まで経っても、変な所で子供なのね。とにかく、違うのも試着するから。待ってて」シャッ

コナン(何だってんだよ?別に恥ずかしい訳じゃねーけど、興奮しちまうだろが......)ドキドキ

哀「お待たせ、どうかしら?」シャッ

コナン「おう......って!イヤイヤイヤイヤ!ちょーっと、ちょっと!」ドキッ

哀「何か不都合でも?」クスッ

コナン「いや、上半身全体が露出増えてんじゃねーか!胸さっきより開いてるし!」ドキドキ

哀「あら、喜ぶべき事じゃないの?地味な服を着るよりは」クスッ

コナン「そ、そうだけどよ!その......。こ、興奮しちまうから......」ドキドキ

哀「可愛らしい事言うのね、でも嬉しいわ。反応されなかったら、ちょっと悲しいもの」クスッ

コナン「バ、バーロ、からかうなよ!」ドキドキ

哀「からかう?そんな事はしないわ。もっとストレートな意味よ」

コナン「え?」

哀「いえ......。とにかく、他にも試すから」シャッ

コナン(一体、どういう事だ......?)

10分後......。

哀「で、どうだったかしら?色々試したけど」

コナン「いや、全部似合っ......ぶっ!」ドクッ

哀「鼻血?大丈夫?はい、ハンカチ」サッ

コナン「わ、悪いな(ぜ、全部ヤバかった......。太ももエロ過ぎ!過激な服は時に裸よりエロいと言うが......。マジだな)」ドクドク

哀「どこかで休まないと......。とりあえず、あそこの椅子に座ってて。私、これ買ってくるから」

コナン「これって、どれだよ?」ドクドク

哀「これは、これ。全部よ」







コナン「ぜ、全部?これ全部買ったら10万以上するぞ?俺、今日そんなに持って......」ドクドク

哀「ご心配無く。自分で払うから。こう見えても、お金は持ってるの。トレーダーだから」

コナン「い?!」ドクドク

哀「とにかく、座って休んでて。すぐに行くから」

コナン「あ、ああ......」ドクドク

哀「あ、お金は自分で出すけど。鼻血が収まったら、荷物は持ってね」クスッ

コナン「ああ、それは勿論やるけど......」

哀「ありがと。あ、すみません、これ下さい......」ニコッ

コナン(何だか、狐につままれた気分だな。いつもと同じ様で、違う哀を相手にしてるみたいな......。あ、ヤベ。血ぃ減って来た、とりあえず座ろ......)ドクドク

ー喫茶店、休憩室ー

歩美「ええ!?哀ちゃんと志保ちゃんがさらわれて、それをコナン君と世良先生が助けに言ったの?」

志保「んー、いいリアクションだわ!でも、もうちょい静かにね。お店に響いちゃう」シーッ

歩美「あ、ごめんね。でも、言ってくれれば良かったのに!みんな何でも無かったの?」

志保「ま、一応。新一君は結構やられちゃったけど、ケガは無いわ」

歩美「そっか、みんな無事なら良かった!コナン君が痛い思いしたのは、ちょっと辛いけど......」

志保「ゴメンね、ワタシ達のせいで......。新一君を危険に巻き込んじゃった」

歩美「違うよ!志保ちゃん達は悪くないよ!そんな事をする人達が悪いんだもん!」

志保「......ありがとう」

歩美「ううん!気にしないで!でも、何だか私だけいなかったのが、こう......。言い方は悪いけど、寂しいな」

志保「うん、それはワカるよ。でもまあ、無事にいったのも運が良かったからだし、あの場にはいなくて良かったんだよ。歩美ちゃんまで危険に巻き込まれて、何かあったらそれこそ......ワタシ達顔向け出来ないもん」

歩美「志保ちゃん......。ありがとう」

志保「よしてよ、お礼言われることは何にも」フッ

歩美「ううん、志保ちゃんのそういうさり気ない優しさ、私大好き」

志保「歩美ちゃん......」

歩美「エへ、でも......。コナン君と先生がデートしたっていうのもビックリした!」

志保「まあね、まーた1人厄介なレベルのライバルが増えちゃったよ」ハァ

歩美「そっか、じゃあ負けてらんないね!」

志保「あら、意外と冷静。もっと動揺するかと......」

歩美「何言ってるの?哀ちゃんや志保ちゃんが言ったんじゃない?悩むだけ、損だって!世良先生がコナン君と接近しても、私はもっと頑張るだけだもん!」

志保「そっか......。悩んでは無いけど、まあそうだね。ガンバりますか!!さ、仕事しましょ!」ニッ

歩美「うん!」

志保(ワタシとしたコトが、無意識に引きずってたかな?悩まない悩まない!ありがとう、歩美ちゃん)ニッ

歩美(本当は、ビックリしたけど......。でも私に出来るのは、コナン君の為に頑張るだけだもんね)ニコッ

ーコナン側、休憩スペースー

哀「どう?落ち着いた?」

コナン「......ああ、大分な。でもさ」

哀「何?」

コナン「人前で膝枕は、ちょっと恥ずかしいんだけど......」

哀「横になってた方が楽でしょ?何も考えないで休んでなさい」クスッ

コナン「でも......」

哀「良いから、寝てて」ジロッ

コナン「はい......(怖いんですけど......。実際恥ずかしいし。それに......)」

「ねぇ、あれスゴくない?」ヒソヒソ

「人前で大胆だな」ヒソヒソ

「女の子、スゲー可愛いな!うらやましい」ヒソヒソ

コナン(何か色々聞こえてくるしよ)チラッ

哀「どうかした?まだ動いちゃダメよ」ニコッ

コナン「あ、ああ。わかった(......もう少し大人しくしてるか)」

哀「......平和ね、とっても」

コナン「ん?」

哀「ごめんなさい。ちょっと、昔を思い出したものだから」

コナン「昔......。10年前か?」

哀「ええ。あの頃は、あなたが守ってくれると思っても......。常に命が奪われる恐怖があったから。それがこうして、人前でこんな事が出来る様になるなんて、何だか不思議だわ」クスッ

コナン「......そう、だな。あの頃を思い出すと、未だにあれが現実だったのか、わからなくなるよ」

哀「そうね。そう思う位、平和な日々を過ごせるようになった。あなたのお陰よ、ありがとう。工藤君」ニコッ

コナン「そんな、水臭いな。俺の方こそ、ありがとな。哀がいたから、俺はこうして今を迎えられたんだから」

哀「ありがと。ねぇ、もう少し......このままでも良いかしら?」

コナン「ああ、勿論」

哀「じゃあ、もう少し、ね」ナデッ

コナン(頭なでなでって、子供みたいな扱われ方だな、まあ良いけど。しかし、今日感じた違和感は......過去に対する感傷だったのかな?)

哀(......バカね、私。素直に言えば良いのに)

本日はここまで、夜更新します。

コナン(はぁ、落ち着いてきたな。落ち着いたら感じて来たけど......太もも、気持ち良いな。柔らかいし)プニッ

哀「工藤君?何だか体が熱いけど、大丈夫?」

コナン「だ、大丈夫だよ」ドキドキ

哀(心拍数が上がってるのが伝わってくるわ。具合が悪いの?それとも、興奮してるの?)ドクン

コナン(鎮まれよ、心臓!また血ぃ出ちまう!)ドキドキ

哀「(私も、ちょっと......。胸が......。興奮......してくる、工藤君の鼓動につられて......)く、工藤君?あの......」ドクン

警備員「君達、大丈夫かね?」

コナン「はいっ!?」ガバッ

警備員「いやいや、倒れてる人がいると言って来た人がいてね?でも、違うみたいだね?」

哀「あ、すみません。大丈夫......です。ちょっと彼の鼻血が止まらなくて、休んでただけなので」

警備員「そうかい、ならいいんだが。まあしかし、若いお二人さんのその絵は、年寄りには刺激が強いなぁ」

コナン「あ、すみません。もう行きますから」

警備員「そうかい、まあ無理せんでな」スタスタ......

コナン「......ハハ、ビックリしたな」

哀「......そうね」

コナン「とりあえず、もう大丈夫だから。メ、メシでも行こっか」

哀「え、ええ。行きましょうか」

コナン「よし、じゃ行こう!あ、荷物持つわ」ガシッ

哀「あ、ごめんなさい......」

コナン「良いって。さ、行こう(......あー、ビックリしたな。人前であんな体勢取りゃ、そうなるか)」

哀「(私、人前で何考えてたのかしら......。少し、興奮してしまって......。それに......)んんっ......」ブルッ

コナン「ん?どうした?」

哀「な、何でも無いわ。大丈夫」ブルッ

コナン「そうか?顔が赤いけど......。無理すんなよ?帰ろうか?」

哀「本当に大丈夫よ。まだ行きたい所もあるし」

コナン「......わかった。でもキツかったら言えよ?」

哀「ええ。ありがとう(......興奮して、感じてしまったなんて、言えないものね。それに工藤君?私は、心配されるよりも......。帰ると言われる方が辛いわ。何故なら......)」

コナン「さて、じゃあ行くと決めたんなら、何食う?俺結構腹減っちまったよ」グゥ

哀「......ふふっ、はいはい。今行くわ。歩きながら決めましょう」ガシッ

コナン「お、おう」

哀(今はよしましょう。それにしても、さっき私は、何を口走るつもりだったのかしら......。興奮に任せて......)

復旧してたんですね!
もう速報見れないと思って諦めてました......。

22時頃更新します。

ー阿笠宅ー

阿笠「新一達、今頃どうしとるかの?何だか気になって落ち着かんわい。テレビでも見るかの......」

ピンポーン......

阿笠「ん?何じゃ?宅配便かの?」スタスタ......

ガチャッ

阿笠「はい、どちら様で......」

有希子(新一の母)「あら博士!お久しぶりね!」ニコッ

阿笠「い?ゆ、有希子くん?何故ここに!?」

有希子「あら、用が無ければ母国に来ちゃいけないのかしら?」

阿笠「い、いや、そうではないが!突然だったのでな......」

有希子「ふふふ、冗談よ!冗談!ところで博士?新ちゃん、お邪魔してないかしら?」

阿笠「あ、ああ。朝まではおったがの。出かけとるわい」

有希子「そうなの。哀ちゃん達は?」

阿笠「ああ、みんな出払ってての。ワシだけじゃよ」

有希子「そうなの、まあ連絡もしてないから仕方ないわね。帰って来るまで、ここで待たせてもらっていいかしら?」

阿笠「それは全くかまわんが......。何か急用でも?」

有希子「ううん!そうじゃないんだけどね!ちょっと新ちゃん達に会いたくなって」ニコッ

阿笠「なるほど。ま、とにかく中へ」

有希子「ありがと、お邪魔します!」

阿笠「しかし、君は変わらんのう!相変わらずキレイじゃわい!」

有希子「あらありがと!博士も変わらないわね」ニコニコ

阿笠「ハハ、そうかの?ところで、優作君は?一緒じゃ......」

有希子「......誰?」ギロッ

阿笠「え?いや、優作君は」

有希子「だ・れ?」ギロッ

阿笠「いや、何でもありません......(こりゃあ、また夫婦喧嘩でもしたんじゃな。また一騒動ありそうじゃわい)」ハァ

皆さんありがとうございます。

ふと気がつけば書き始めて早、半年......。
初期から見て下さっている方がもしいたら、申し訳ありません......。

再開します。

ーとあるレストランー

コナン「んっ!?」ビクッ

哀「どうかしたの?」

コナン「いや、何かスゲーやな予感が......」

哀「やな予感?まあ、あなたの事だから......。いつトラブルが襲って来ても、不思議じゃないけど」クスッ

コナン「余計不安になる様な事を......。まあ、とりあえず帰るまでは何も無いことを祈るぜ」ハァ

哀(帰るまでは、か......)

コナン「ん?どうしたよ?」

哀「いえ、別に」

コナン「そっか?ま、しかし......。話は変わるが、ここのメシは当たりだったな」

哀「そうね。あそこがいい、ここがいいと散々迷って入ったのだから。これで美味しくなかったら、悲しすぎるわ」クスッ

コナン「素直に同意出来ねーのかよ?大体、オメーがあれがイヤ、これは気分じゃないって言うから」

哀「あら。女性と付き合っているのなら、いつ出掛けても良いように、オススメのお店位見つけておくべきだと思うけど。行き当たりばったりで決めようとするから、私も迷ってしまうのよ」

コナン「そんな事言われたってよ......。いきなりだったし」

哀「いきなりで対応出来ないのなら、私とは2人で出掛けるビジョンが、普段は無いのかしら?」

コナン「わーかったわかったよ!そんなに責めるなよ......。次から気をつけるよ」ゴクゴク

哀「私は別に良いのだけれど。そんなんじゃ、彼女とデートする時困るわよ」

コナン「ぶっ!?」ゴホゴホッ!

哀「そんなに動揺する必要無いでしょ?あれからまだ日取りを決めてないの?」

コナン「あ、ああ」

哀「何故?」

コナン「何故って、アイツは今......」

やっとおいついたー
更新がんばってくださいな

>>37さん
ありがとうございます。
ゆっくりになりますが、更新していきます。

今日はちょっと更新できませんが、明日から本格的に更新出来ると思います。

期待して待ってる

>>39さん
ありがとうございます。

再開します。
午前二時位まで不定期に投稿していきます。

ー帝丹高校ー

世良「あー、暑い!そして忙しい!」ハァ

世良「全く、こんな日に働かなきゃいけないなんて......。最悪も良いとこだよ」ハァ

教頭「ほぅ、最悪ですか?」キラーン

世良「ゲッ、教頭!ア、アハハ!違いますよ?そんな事言うワケ無いじゃないですか」タラーッ

教頭「そうですか?とにかく、あんな事があったばかりですから。しっかりして頂かないと困りますよ?私は帰りますが、当番しっかり頼みますよ。問題の無いように、ね。では、よろしく」サッ

世良「......くっそぉ!校長がいないからって、偉っそうにさぁ!」ハァ

世良「まあ、仕方無いか。あの後、学校に報告して......。ボクらが関わった事は伏せてもらったし、彼女達も巻き込まれただけだから、当然お咎めは無かったけどさ」ハァ

世良「校長がいないもんだから、あのイヤミ教頭に散々小言言われたもんなあ。「事情がどうあれ、世良先生の指導がなってないから事件に巻き込まれるが出るんです!」とかさぁ」ハァ

世良「まあ、それは良いけど。それより夏休み中の当番やら仕事やらメチャクチャ押し付けられたし。お陰で工藤君とデートするどころか、忙しくてマトモに自分家の掃除すらできやしない」ハァ

世良「あぁ、今頃工藤君何してんのかなぁ......」

世良「でも、暇出来たら......。また、デ、デート行けるかな......」ドキドキ

世良「そしたらあんな事やこんな事して......。キャーッ!恥ずかしいなぁ!もぅ!」ニヤニヤ

女子生徒「あの、先生?」

世良「はいぃ!?」ビクッ

女子生徒「あの、さっきから呼んでるんですけど......。部活なので体育館、開けてもらえますか?」

世良「あ、ああ!ゴメンな!すぐ行くよ、ハハ......」

女子生徒「ねぇねぇ、さっき言ってた工藤君って先生の彼氏?」クスクス

世良「え......」カーッ

女子生徒「スッゴいニヤニヤしながら、独り言言ってたよ?」クスクス

世良「バッ、違うよ!大人をからかわないの!」カーッ

世良(ハァ、生徒にまでおちょくられるなんて。ボクもまだまだだなぁ......。てか、彼氏、彼氏、彼氏......キャーッ!)カーッ

生徒「......とりあえず体育館、開けて?」

―コナン側―

コナン「て、ワケさ。しばらく忙しいだろうな」

哀「そう……なの(何故か彼女の様子が目に浮かぶわ……)」

コナン「だから、しばらくは無理さ。予定そのものは、考えちゃいるけど」

哀「へぇ。私といる時の計画は立ててくれないのに、彼女だと立てるのね」ジロッ

コナン「いや、そういうわけじゃねーけど……」

哀「冗談よ。でも……私達は簡単に事情を聴かれて終わったけど、そんな事になってたのね。申し訳無いわ……」

コナン「そこは気にすんなよ。あんな事になるなんて、誰にだって予想出来ないさ」

哀「……ええ」

コナン(それより……。あの場から逃げたあの人物は……。結局あの後、警察にも言いそびれちまったしな。真純との会話で頭パーになっちまってたからな……。確たる証拠も無いし、そもそもあの連中の仲間だったのかも定かじゃないし……。事を荒立てて哀達に迷惑が掛かるとマズイから、とりあえず表だって動かずに、それと無く調べてみることにしたが……。あの逃げた奴の正体が、俺達の予想通りでなきゃあいいけどな……)

―光彦宅―

光彦「ヘックション!!ああ、まだ熱が下がりません……。あの後……。運良く船がエンジントラブルを起こして、近くの港に寄ったから良かったものの!下手すれば大変な目に会う寸前でしたね……」

光彦「おまけに、船から逃げる時海に落ちるわ、地元の警官に深夜徘徊で補導されかかるわ、散々でした。まあ、家族は何とか友達と遊んでたとごまかせましたが……」

光彦「それもこれも……全てコナン君達のせいです!今に見ていて下さいよ……。必ず復讐してみせます。それに、あの場で灰原さん達が言っていた……「工藤君」の意味。必ず突き止めて見せますよ。せいぜいそれまで……。夏休みの間、最後の自由を満喫すると良いです。ククク……」

―コナン側―

コナン「……」

哀「どうかしたの?」

コナン「え?ああ、何でもねーよ」

哀「ごめんなさい、変な話を振ったせいで空気を重くしてしまったわね」

コナン「気にすんなよ、それよりこの後どうすんだ?まだ行きてーとこあんだろ?」

哀「ええ、悪いけど付き合って。最後まで」

コナン「?ああ、今日は1日付き合うよ」

哀(……最後まで、の意味。わかってるのかしら?それに……。私、やっぱりどうかしてる。彼女が忙しいと知って、申し訳無いと思ったのは事実だけど、でもそれ以上に……)

コナン「おーい、どうした?」

哀「え?」

コナン「何か今日おかしいぞ?大丈夫か?」

哀「あ、うん。何でも無いの。それより、ここの支払いよろしくね」

コナン「い?!マジかよ?」

哀「あら、女の子に全部払わせる気かしら?」クスッ

コナン「いや、払うけどさ……」

哀「じゃあ、お願いね?」クスッ

コナン(あんだけ高い服自分で買って、少額のメシ代をねだるって……。変な奴だな)

哀(分かって無いのね、何にも。最も......。昔と違って、分かって欲しいのだけれど)ハァ

コナン「ん?どうした?」

哀「何でも無いわ、行きましょう」サッ

コナン「あ、おい!待ってくれよ!まだコーヒー飲み終わって無いのに......」

哀(本当に、バカね)ハァ

ー志保、歩美側ー

志保「お客、途切れないわね。休憩終わってから」ハァ

「あの子達、やっは可愛いよな」ヒソヒソ

歩美「うん。それに何だか、私達見られてるような気がするよ?」

志保「......良く見たら、そう言う客層ね」ハァ

歩美「?」

志保「彼女いなさそうな、ちょっとアレな客層よ」ヒソヒソ

歩美「あれって?」

志保「ワタシと歩美ちゃん目当てってコトよ」ヒソヒソ

歩美「え、えーっ?!どうしよ、いくら私達が可愛いからって......」

志保(あらら、まさかの発言。子供の頃は確かに自分でカワイイって言ってたけど。ちょっと舞い上がっちゃったかしらん?)

歩美「でも、お客さんには変わりないもんね、がんばろ?志保ちゃん!」ニコッ

志保「頑張りたいけど、お姉さんちょっとあの視線辛いわ......」

「グヘヘ......」ジトーッ

志保「イヤ、率直に言うなら気持ち悪いわ......」

歩美「もう、志保ちゃんったら!......あれ?」

志保「どしたの?」

歩美「あれ、外歩いてるの......。哀ちゃんとコナン君?」

志保「え?」

歩美「ほら、あそこ!」サッ

志保「んー?あらら、ホントだ」

ー屋外ー

コナン「おーい!待ってくれよ!歩くの速いって!」ハァ、ハァ

哀「時間は待ってくれないのよ?速いのが嫌ならちゃんと私をコントロールしたら?」

コナン「はあ?どうやって?」

哀「はい」サッ

コナン「え?」

哀「繋いでよ」

コナン「あ、ああ。分かった」ギュッ

哀「じゃ、行きましょ?」クスッ

コナン(素直に手繋ごうと言えば良いだろ......)

ー店内ー

志保「あらまあ、ひょっとしてデート中?」

歩美「でも、哀ちゃん何か機嫌悪そうだったよ?」

志保「あー、大丈夫大丈夫!手繋いだら機嫌直ったみたいだし」

歩美「そっか!でも、デートかあ。どっちが誘ったのかなあ?先生と良い、みんな最近積極的だね」

志保「多分、歩美ちゃんが引き金だと思うけどね......。あの花火の日ね」

歩美「え///」

志保「ま、それは良いけど。この暑い中見せ付けてくれちゃって!大体、さほど狭いわけでもないこの町で、こうも遭遇するなんてね」ハァ

歩美「ホントにね!まるで何かで繋がってるみたい!」

志保「つーか、呪い?なんて......んっ!!」ドクン!

歩美「志保ちゃん?!どうしたの?大丈夫?」

志保「(胸、が......っ)だ、大丈夫大丈夫」

歩美「でも、苦しそうだよ?」  

マスター「2人共、どうかしたのかい?」

志保「あ、だーいじょうぶです!もう何でも!」ハァ

マスター「そうかい?」

歩美「なら良いけど......。無理しないでね?」

志保「あいあい。さ、仕事仕事!」

歩美「うん!」サッ

志保(何だったんだろ、今の......。2人を見たら、急に胸が......。深呼吸深呼吸)ハァ

「なんか暗くなったな」ヒソヒソ「でも、クールっぽくていいな」ヒソヒソ

志保(くっ。人が気持ちを落ち着けようとしてる時にこの連中は......)プルプル

「なんか睨んでね?」ヒソヒソ「うはっ!たまんねー」ヒソヒソ

志保「るっさいわね!オタ共!考え事してんだからジロジロ見ないでよ!」

「罵られたー!!」ヒソヒソ「もっとお願いしますー!!」ヒソヒソ

志保(ダーメだ、こりゃ......。この手の連中には勝てないや......)

マスター「志保ちゃん?気持ちは分かるけど、一応お客様だからね?」ヒソヒソ

志保「あ、ごめんなさい......」

歩美(どうしたんだろ?志保ちゃん?さっきから変......。コナン君達を見てから)

志保(......何だろ?何かこう、落ち着かないなあ!何で......こんなに胸がざわつくんだろ?)

ー数時間後ー

コナン「あー、疲れた......」

哀「軟弱ね、この程度で」

コナン「あっちこっち引っ張り回すからだろ!駅前なら店が固まってんのにわざわざ遠くの店行ったりよ!」

哀「仕方ないじゃない。私の行きたいお店がそこにしか無いんだから。でも、楽しかったでしょう?」クスッ

コナン「まあそりゃあな。カラオケ行きたいって言い出した時はびっくりしたけどな」

哀「たまには、あなたの歌を聴くのも悪くないと思って。相変わらず下手だったけどね(他にも、理由はあるのだけど......)」

コナン「言ってくれるな、全くよ。てか随分時間経ってたんだな?遠くまで来ちまったし、そろそろ帰らねーとな」フゥ

哀(......帰、る)ビクッ

コナン「ん?どうした?」

哀「まだ、帰らない」

コナン「え?」

哀「......まだ、行きたい所があるわ」

コナン「まだあるのかよ?」

哀「......嫌、なの?」

コナン「え?いや、嫌じゃねーけど」

哀「今日1日、付き合ってくれるんでしょ?」

コナン「あ、ああ」

哀「じゃあ、私が言うまで......。帰るって言わないで」

コナン「......分かった。じゃあ博士に連絡しとかねーと」

哀「いらないわ」

コナン「え?」

哀「今この時間に......。電話でも他人を介入させないで」

コナン「何を......?どうしたんだよ?」

哀「......」

コナン「哀......?」

哀「嫌なの」ボソッ

コナン「嫌?何が?」

更新乙です
狂気には走らないでね^_^;

>>49さん
ありがとうございます。
狂気には至りませんので大丈夫です。

哀「今、2人でいるこの時には......。私以外の事を考えて欲しくないの」

コナン「えっ?!」ドキッ

哀「勿論、ずっと何て考えて無いわ。でも、今日1日位......。ずっと私と2人でいたいと思って欲しい」

コナン「哀......」

哀「ごめんなさい。あなたを困らせたいわけじゃないんだけど。出てきてしまうの。2人でいると」

コナン「何が、出てくるんだ?」

哀「私を......。私だけを見て欲しいって言う気持ちよ」

コナン「!」

哀「今日はね、最初は軽い気持ちだったの。志保、いなかったし。たまには2人で出かけようかなって言う、軽い気持ちだった」

コナン「......」

哀「でも、こうして2人でいると、楽しくなって来てしまって。ずっといたくなってしまって。帰りたくなくなって」

コナン「......うん」

哀「こうして2人でいるのが、とても貴重で大切に思えて。2人でいる事って、滅多に無いから」

コナン「2人っきりでって事か?」

哀「ええ。だって私達......。ほとんど3人一緒だったじゃない?」

コナン「!」

哀「あの日から......。私が2人になったあの日から。大体どこに行くにも、どうするにも志保と私、そしてあなた。この組み合わせだった」

コナン「確かに、な」

哀「誤解しないでね?それが嫌なんじゃないの。志保と私は同じ。2人で1人。いつも一緒にいるのは嬉しいの」

コナン「......」

哀「でも、やっぱり......。同じだけど、違うの。私にあって志保に無い、志保にあって、私に無い。そんな部分がたくさんある」

コナン「......うん」

>>50
安心しました( ^ω^ )
更新頑張ってくださいな

哀「3人でいると......。そう言う部分、見てもらえない気がしちゃって」

コナン「......」

哀「ましてや、今は歩美ちゃんも、世良さんもいる」

コナン「もしかして、それを哀は......」

哀「誤解しないでね?彼女達がいる事を、嫌と思った事は無い。私も志保も、彼女達も、あなたを想う者同士。そこに偽りは無いの」

コナン「......」

哀「でもね、一方で......。やっぱりあなたに私だけを見て欲しい。2人っきりでいる時間が欲しい。その時間が取れたなら、私と楽しむ事だけ考えて欲しい。そういう想いもあるの。どっちが本当でも無く、どちらも私の本音なの。我が儘よね」

コナン「そんな事は......」

哀「ううん。我が儘。今日だって、色々そういうサイン、出してたし」

コナン「え?」

哀「服を選ぶのに時間をかけたのも、派手な服を選んだのもそう。わざわざお店を転々としたのも、帰ると言うワードが出る度、不機嫌になったのも。あなたへの無言のメッセージ。あんまり、気づいて貰えなかったけど」

コナン「あ......」

哀「カラオケに行きたいって言ったのも、あそこなら自然と近い位置に座れるし。過激な行為さえしなければ、密着してもおかしくないし」

コナン「そう、だったのか......」

哀「あなたに食事代を払ってもらったのだって、意味はあったのよ?」

コナン「え?」

哀「デートで食事をして、男の人にごちそうになる。古くさいかも知れないけど、何となく私のデートのイメージなの。でも、ほとんど......。3人でいたから、そういう訳にもいかなかったし。だから、あそこでおねだりしたの。そういうありきたりな......。2人っきりのデートを、もっとしたいのっていう、私の本音かも知れない」

>>51さん
ありがとうございます。

今日はここまで、明日更新予定です。

失礼、安価間違えました。
>>52さん
ありがとうございます。

コナン「哀……」

哀「私、気付いて欲しかったのかも。そばにいても、ちゃんと見てくれないと寂しいのって。普段一緒に住んでるみたいなものだし、近くにいるから気付かないのかもしれないけど。そばにいても、かまってもらえないのは辛い」

コナン「俺は、そんなに……。哀をないがしろにしちまってたか?」

哀「ううん。そうじゃないけど。でも、やっぱり歩美ちゃん達と2人っきりで過ごしたのを聞くと、羨ましく思ってしまうの」

コナン「あ……」

哀「でも、それは仕方ないわ。彼女達とは一緒に住んでいない分、それを埋め合わせなければ平等じゃないもの。それを責めてる訳じゃない。ただ、私が我が儘なだけ」

コナン「我が儘なんかじゃ……」

哀「ううん。私、自分で思うより我が儘でズルいんだと思う。さっき世良さんとしばらく会えないって聞いた時、申し訳無いって思ったけど、同時にちょっと……。喜んじゃった。その分あなたといれるかなって」

コナン「……」

哀「ごめんね。困らせちゃって」

コナン「そんな……。哀が謝ることじゃない。それは俺が……」

哀「……ねぇ、工藤君」

コナン「え?」ドキッ

哀「……」ギュッ

コナン「哀……?」

哀「今日だけでいいから、この私の我が儘……。聞いてくれる?」

コナン「え?」

哀「今日1日、あなたといたい。最後まで。そう言ったの、覚えてる?」

コナン「ああ、覚えてる」

哀「なら、最後まで付き合って」

コナン「最後?最後って、もしかして……。そういう事か?」

哀「……ええ。だってあなたと2人っきりで夜を過ごした事、滅多に無いんだもの」

コナン「哀……」

哀「何も言わなくていいの。私は今日、この我が儘を聞いて欲しかったんだと思う。お願い。一緒に、いて。今日1日は私だけのあなたでいて」

コナン「……」

哀「ダメ、かしら」

コナン「……ダメなんかじゃ、ないさ」

哀「工藤君……」

コナン「逆に、いいのか?こんな奴が一緒にいて」

哀「バカね、当たり前じゃない。それが一番私には嬉しいんだから……」

コナン「わかった。俺は今日1日……。哀のそばにいるよ。何があっても」

哀「ありがとう、工藤君……」ギュッ

コナン「でも、その......。ど、どこへ?家に帰ってって訳じゃない、よな?」ドクン

哀「それは勿論、そうね」ドクン

コナン「......俺、一応捏造とは言え......。ああいう写真で追い込まれた過去があるんだけど」

哀「大丈夫、それは」

コナン「は?」

哀「さっきこっそり、予約したから。杯戸シティホテルの、スイート。空き、あったの」

コナン「いつの間に......」

哀「だって、あなたといたかったから。私達には色々因縁のある場所ではあるけれど、だからこそ良いと思って」

コナン「確かに色々あった、な」

哀「ええ。だからこそ、やな思い出を......。良い思い出に塗り替えたいの」

コナン「......分かった。でも、博士達には」

哀「後で、いいじゃない。今日は......」

コナン「分かってる。哀の事以外は、後だろ?」

哀「......うん///」

コナン「じゃ、ほら」スッ

哀「え?」

コナン「手。繋ぐんじゃなくて、組んでる方がくっついてるって感じだろ?」

哀「......バカ///」スッ

コナン(考えたら確かに......。哀や志保と2人でって、ほとんど無かったな。本当に女心わかんねーんだな、俺は......。情けねーよな)

哀(ごめんなさい、志保。でも、あなたもきっと......)

ー喫茶店ー

マスター「よし、2人とも。今日はもう良いよ。お疲れ様」

歩美「はーい!志保ちゃん、上がっていいって!」

志保「......」

歩美「志保ちゃん?」

志保「え?あ、何?」

歩美「マスターが、今日はもう上がっていいって!」

志保「あ、そ、そう。オッケー」ハァ

歩美「大丈夫?ボーッとしてたよ?」

志保「ん?う、うん。ちょっと。ホラ、客層が客層だけにさ、疲れちゃった。ハハ......」

歩美「大丈夫?顔色も何だか......」

志保「大丈夫大丈夫、心配無いよ!さ、帰ろ帰ろ!」フラフラ

マスター「本当に大丈夫かなぁ?」

歩美「私、家まで送っていきます」

マスター「うん、頼んだよ」

志保「あー、何か体調悪いわぁ......。何でだろ......」

ドクン

志保「......哀、いいな。それに、ズルいな」

歩美「志保ちゃん?」

志保「のわあっ!!」ビクッ

歩美「そ、そんなにびっくりしたの?」

志保「ち、ちょっと驚いちゃった......」ドキドキ

歩美「ご、ごめんなさい」

志保「イヤ、ゴメンね!ワタシがボーッとしてたから」

歩美「う、うん。ね、志保ちゃん。一緒に帰ろ?」

志保「え?でも歩美ちゃん家と方向が......」

歩美「志保ちゃんの家まで一緒に行きたいの!何だか具合悪そうだし」

志保「そんな、悪いよぉ。ワタシなら大丈夫だから」

歩美「でも、心配だし。マスターにも頼まれたから!ね、一緒に帰ろ?」

志保「でも、歩美ちゃんの帰りが......」

歩美「大丈夫!いざとなったらパパに迎えにきてもらうから!ね?」

志保「全く、歩美ちゃんの元気にはかなわないなあ......。じゃ、お願いね」

歩美「うん!じゃあ着替えよ?」

志保「はいはい、焦らないでね」

歩美(コナン君と哀ちゃんを見てから志保ちゃん変だし、帰りながらお話してみよう)

志保「......そんなに、おかしかったかな?ワタシ。らしくないなぁ」

ー杯戸シティホテル、スイートルームー

哀「着いたわね」

コナン「あ、ああ......」ドキドキ

哀「どうしたの?」

コナン「何かこう、その......」ドキドキ

哀「緊張、してるの?」クスッ

コナン「う、うん......」

哀「おかしいわね、2人っきりよりもっと恥ずかしくて緊張する場面に何度もあったのに」クスッ

コナン「いや、その......。部屋の雰囲気とかな、その......」

哀「なあに?」

コナン「その、改めて2人っきりで哀を見たらさ......」

哀「見たら?」

コナン(見たら......。こんなに綺麗だったなんてさ......。知ってた筈なのに)ドキドキ

哀「喋ってくれないのかしら?」クスッ

コナン「......綺麗、だよ」

哀「ごめんなさい、聞こえなかったわ。もう一度言って?」クスッ

コナン「くっ、ワザとだろ!バーロ......。綺麗だって言ったんだよ!知ってた筈なのに、改めて見たらさ、より綺麗に見える。哀の言う様に、近くにいてくれるから、見てるつもりになってたのかも知れない」

哀「......ありがとう」チュッ

コナン「!」

哀「......?びっくりしたの?」

コナン「いや、いきなりだから......」

哀「だってもう、見てる人もいないし。本当に2人っきりよ」

コナン「お、おう」

哀「だから、2人っきりじゃなきゃ出来ない事、してくれない?」

コナン「えっとその、じゃ......風呂、入るか?」

哀「ええ。じゃあ、着替えさせて?」

コナン「え?」ドキッ

哀「服を着たままじゃ、入れないもの。服、脱がせて」クスッ

コナン「わ、分かった。電気を......」サッ

哀「消さないで」

コナン「えっ」

哀「正面から全部、私を見て。暗闇に隠さず」

コナン「......分かった、じゃあ服、取るぜ」

哀「優しくお願いね」

コナン(っ、何でこんなドキドキすんだよ?こんなシチュエーション、初めてじゃねーのに)ドキドキ

哀「手、震えてるわね」クスッ

コナン「わ、ワリーな。すぐやるから」フルフル

哀「別に焦らないでいいわ。この空間に......あなたと私を遮る物は無いんだから」

コナン「あ、ああ」スッ

哀「んっ......」サッ

コナン「ふぅ、上着取ったから、ここ置くぜ」

哀「ありがとう。ブラも、お願いね」クルッ

コナン「わ、分かった」サッ

哀「んっ!」ブルッ

コナン「え?」ビクッ

哀「......背中、くすぐったい」クスッ

コナン「ゴ、ゴメン。手元が」サッ

哀「んっ......。もう、くすぐったいってば」

コナン「も、もう取れるから!」サッ

哀「意外とこういう時、不器用なのね」クスッ

コナン「っ......。と、取れたぜ」スッ

哀「ありがとう。そっち、向いて良いかしら?」

コナン「あ、ああ」ドキッ

哀「......」クルッ

コナン「......!」ドキッ

哀「どう?2人っきりで向かい合って見た、私の身体。大きくなってから2人っきりで見るのは、初めてに近く無かったかしら?」

コナン(た、確かに......。哀をこうして2人っきりで見るのは、無かったかも知れない。いつも志保と一緒だったし......。歩美もいたし。つーか、つーかよ......)

哀「あら、感想教えてくれないの?」クスッ

コナン(眩しすぎる......。きちんと向かい合って見た哀は、こんなにも綺麗なのかよっ!?俺は今まで何を見てたんだ?)ドクン

哀「工藤君?黙ってちゃ時間が勿体ないわ」クスッ

コナン「あ、あんまり......」ドキドキ

哀「あんまり?大したこと無かった?」

コナン「違う!あんまりにも......綺麗で」チラッ

哀「綺麗なのに、チラチラとしか見てくれないのかしら?」クスッ

コナン「綺麗過ぎてよ、見てたら心臓が鳴りっぱなしで......。破裂しそうだ。バカな話だけど、改めて見た哀は......。こんなに、こんなにも綺麗なんだって思って......。肌も、髪も、キラキラ輝いてるみたいだ」ドキドキ

哀「......そう言ってくれるのは嬉しいけど、目を逸らされては嬉しさも半減よ。工藤君?」スッ

コナン「え?」

哀「顔、こっちに向けて。私をもっと見て。この身体は今あなたの為に。あなたに見て貰うために存在してるの。だから、ちゃんと見て」

コナン「哀......」

哀「それに、まだ下を脱いでないわ。全てを取り払って、素のままの私をちゃんと見て」

コナン「......」コクン

哀「こんな要求をする私を、嫌らしく思う?」

コナン「んな訳ねーだろ。あ、ありがたすぎてこっちが恐縮だよ」

哀「......嬉しい///」

コナン「い、今更そんな照れんなよ」

哀「......だって、やっぱり嬉しいんだもの。こうして向き合える事が」

コナン「俺も......。改めて色んな哀の部分見れてよかったよ」

哀「裸になったから?」クスッ

コナン「そうじゃねーだろ!?ったく」

哀「あら、間違ってはいないでしょ?」クスッ

コナン「ったく。俺をおちょくる時に元気になるのは変わらねーな」

哀「あまりに大人しくても、私らしくないと思うけど?」

コナン「ニャロ......」ギュッ

哀「きゃっ?!ちょっといきなり......///」

コナン「バーロ、こうしたかったんだろ?」ドクン

哀「そ、そうだけど......///」

コナン「......何かお互いに新鮮な気分だな。反応見てるとさ」

哀「......そうかも、ね。私、時間と共に出来たモヤモヤを取り払って、あなたと自然にこうしたかったのかも。全てを何の気兼ねも無く」

コナン「ああ、そうかもな」

哀「ねぇ、工藤君」

コナン「何だ?」

哀「抱きしめてくれて暖かいけど、上だけいつまでも裸なのは不自然なのだけれど」

コナン「あ、ワリィ......」

哀「もっと自然な姿にして、熱くして?身体も、心も」

コナン「......オメーさ、何か言い方いちいちエロいよな」カーッ

哀「そうかしら?」

コナン「そうだよ、ったく......」チュッ

哀「......んっ」チュクッ......

コナン「ん......はぁ。ま、その方がオメーらしいけど」

哀「......ふふっ」

コナン「んだよ?」

哀「何だかあなた、本当に昔に戻ったみたいで。口調も、私の呼び方も」クスッ

コナン「......おかしいかよ?」

哀「いいえ。嬉しい」

コナン「......とりあえず、風呂入ろっか」

哀「ええ。勿論......」

コナン「ったりめーだろ?2人で、だよ」

ー路上ー

志保「......」テクテク

歩美「......ねぇ、志保ちゃん?」

志保「......」ハァ

歩美「志保ちゃんってば!」

志保「ん??はい?呼んだ?」クルッ

歩美「呼んだよ!さっきから何も喋らないし......」

志保「あ、ゴメン......」

歩美「やっぱりおかしいよ、志保ちゃん。その理由ってひょっとしたら......」

志保「だーいじょうぶだってば!心配ナイナイ!」

歩美「本当?志保ちゃんが元気無いと歩美も元気でなくなっちゃうよ」

志保「......ありがと、でも大丈夫だから。お腹空いたのよん、きっと。早く帰ってゴハンゴハン!」ニッ

歩美「そうそう、やっぱり志保ちゃんは元気な方がいいよ!いっつも元気いっぱいでいっぱい過ぎる位が志保ちゃんらしい!」

志保「......さりげなく元気過ぎてうっとうしいと言われた気がしないでもないけど。ま、とにかくもうすぐウチだから、歩美ちゃん寄ってってよね?」

歩美「うん。いいの?」

志保「いいのいいの!博士のウチはワタシのウチ。ワタシのウチは歩美ちゃんのウチさー!」

歩美「......ちょっと違う様な」

志保「ま、とにかく寄ってきなよ!きっと博士がゴハン作ってると思うからさ!」

歩美「うん!じゃあ行きたい!」

志保(......ありがたいなぁ。気分的に歩美ちゃんがいてくれると楽なんだなぁ。やっぱりワタシ......さっきの......)ハァ

歩美「志保ちゃん?もう見えてるよ?博士のお家」

志保「っと、もう着いちゃった。早いなー」

歩美「コナン君達、帰って来てるかな?」

志保「......どうかな」

ガチャッ

志保「ただいまー」

有希子「あらー!お帰りなさい!お久しぶりね!」

志保「い!?新一君のお母さん?」

有希子「覚えてくれてたのね、嬉しいわ!あなたは......。志保ちゃんの方ね」ニコッ

志保「よ、良く見分けられますね?学校のクラスメートですら間違えるのに......」

有希子「わかるわよ、それくらいはね」ニコッ

志保(それ位って......。ワタシ達見分けるのは双子以上に難しいのに)

有希子「あら?新ちゃんは一緒じゃないのかしら?それに哀ちゃんは?」キョロキョロ

志保「あ、いや......」

歩美「お邪魔しまーす!......あれ?」

有希子「あら、歩美ちゃんも一緒だったの!お久しぶりね」ニコッ

歩美「コナン君のお母さん......?」

有希子「そうよ、しばらく振りだからわからなかった?」

歩美「いえ、あの......。あまりに昔と変わらないから」

志保(確かに......。全くと言って良いくらい老けてないわ)

有希子「あらー!ありがとう!嬉しいわ、やっぱりまだまだ現役で行けそうね!」

志保(......何の?)

有希子「それにしても2人とも大きくなったわね!それに凄く綺麗になって!新ちゃんも大変ね!」

歩美「......えへへ///」

志保「......」

有希子「あら、どうかしたの?」

志保「え?」

有希子「会った時から気になったけど、浮かない顔して。どうかしたの?」

志保「あ、あの......」

有希子「ははーん?新ちゃん達がいないのと何か関係ありそうね?」キュピーン

志保「う......(鋭い、余計なトコが......。さすが親......)」

有希子「よーし!話してごらんなさい?お姉さんが聞いてあげるわ!」

歩美「お姉さん......?」

サッ

志保「歩美ちゃん、シーッ!!そこ突っ込むの禁句!!」ボソッ

有希子「ん?どうかしたの?」

志保「い、いえ!アハハハ......」

有希子「ま、ゴハンでも食べながら聞かせてちょうだいな」ニコッ

志保「は、はい......。あれ?そう言えば博士は?」

有希子「博士?お買い物に行ってるわよ?」ニコッ

志保(こんな時間に?食材ならあるのに......)

ースーパーマーケットー

阿笠「はぁ、やれやれ。やっと帰れるわい。有希子君ときたら......。あれが食べたいこれはイヤだと......。どうしてワシの周りにいる女性陣は怖い人間ばかりなんじゃ......」

???「苦労なさってるみたいですね、博士?」

阿笠「ん?き、君は......!!」

優作「......ただの通りすがりの小説家ですよ、博士」ニッ

阿笠「久し振りじゃのう!元気にしておったか!」

優作「ええ。お陰様で。博士もお変わり無いようで何よりです。新一がいつもお世話になって。ありがとうございます」

阿笠「いやいや、子供のいない年寄りにはありがたいわい。楽しくやらせてもらっとるよ。しかし君こそ変わらんのぉ!うらやましいわい」

優作「いえいえ、そんな事は。それより博士。多分ウチのがお邪魔してると思うのですが」

阿笠「あ、ああ。有希子君ならワシの家に来とるわい。......ケンカでもしたのかね?」

優作「ええ、まあ......。お恥ずかしい話ですが。申し訳ありません、博士」

阿笠「いや、それは構わんのじゃが......。何か深刻なのかの?」

優作「いえいえ、私がテレビドラマの女優に夢中になっている、いないと言う下らん理由でして。あまりしつこいので放っておいたらいつの間にか日本へ行ってまして......」

阿笠(......本当に下らんのぉ、巻き込まれる身にもなってもらいたいわい)

優作「恐らく、博士もアレのワガママに付き合わされたのでは?」

阿笠「あ、いや......。ハハ、まあの」

優作「重ね重ね申し訳無い。今からお邪魔しても?」

阿笠「あ、ああ。丁度これから帰る所じゃからの。新一も帰ってると思うんじゃが」

優作「分かりました。では、参りましょう」

阿笠(ウチで修羅場は勘弁して欲しいわい......)

ー杯戸シティホテルー

コナン「......んっ!?」ゾワッ

哀「どうしたの?」

コナン「いや、何か寒気が......」

哀「お風呂の中で?」

コナン「いや、まあ気のせいだろ」

哀「......変なトラブルの前触れじゃなきゃいいけど」

コナン「縁起でもねーな......」

哀「それより、何故後ろ向いてるの?せっかく一緒にお風呂入ってるのに」

コナン「いや、あの......(温まって赤くなった肌がエロいからだよ......。いきなり理性を失いそうだぜ)」

哀「そっちがその気なら、こっちはこっちでやらせてもらうけど」プニッ

コナン「いっ!?(背中に胸が......)」ドキッ

哀「こっちを向いてくれないなら、向くまで色々させてもらうから」クスッ

コナン「え、あ......///」

哀「じゃあ......」ペロッ

コナン「っ!くすぐってーよ!」ドキッ

哀「あら、耳の裏位で大げさね。私があなたにされる行為は、もっとくすぐったいわよ?」クスッ

コナン「っ......。そ、そうだけどよ」

哀「他にも......」ペロッ

コナン「っ!!首筋はもっとくすぐってーよ......っ!!」

哀「責めるときは人がやめてと言ってもやめないのに、ズルいわね。簡単にはやめてあげないわよ」ペロペロッ

コナン「っ!!や、やめろって!!震えが止まんね......」ブルッ

哀「なら、こっち向いて?そしたら止めるわ。何故向かないの?」

コナン「その、勿体無くて......」

哀「勿体無い?」

コナン「その、あんまりにも風呂入って赤くなった姿が綺麗過ぎてよ。直視すると興奮し過ぎて我を忘れちまいそうで......。せっかくの機会なのに覚えてないなんて、ヤだからよ」

哀「......バカね」クスッ

コナン「んだよ?こっちは真面目に......」

哀「いいからこっち向いて」

コナン「......」クルッ

哀「私だってそうよ?嬉しくて、頭が真っ白になりそう」ギュッ

コナン「哀......」

哀「でも、こうしてる以上はあなたと触れ合っていたいわ。時を、我を忘れても。あなたといられた幸せな時間を持てた事に変わりはないから」

コナン「......」

哀「私も、好きにする。だからあなたも、好きにして。私を」

皆さんありがとうございます。
今すぐではありませんが、今日1日不定期に更新していきます。

なんでこんなに俺らが見たい展開をくどくない程度に書けるんだよwwwwww
天才ですわww

>>70 本当それ
>>1 素晴らしいです

コナン「ったく......。そんな綺麗な瞳で見られたら、何も言えねーな」スッ

哀「んっ......。くすぐったいわ」クスッ

コナン「良いじゃねーか。触りたいんだ。柔らかいな、哀の頬」スリスリ

哀「そうかしら、んっ........///」ブルッ

コナン「見れば見るほど綺麗な肌だな、凄いスベスベで......。気持ちいいや」スリスリ

哀「バッ......駄目......!言葉と動作を一緒にしないでっ!敏感になるからっ!///」ブルッ

コナン「オメーが好きにしてって言ったんじゃねーかよ?」スッ

哀「やっ......。頭なでなでしないで......。余計感じちゃうからっ!」ビクビク

コナン「じゃ、やめる?」

哀「や!やめちゃやだけど、いきなり......///」

コナン「イクのは恥ずかしい、か?」

哀「ん......。うん、うん......」

コナン「でも、触れてたいんだよ。こうして触れてるだけで、気持ち良いし。哀が伝わって来る気がして」スッ

哀「やっ!ダ......メだって......///嬉しいけど、嬉しいけど///耳の裏、くすぐったい///」

コナン「オメーだって舐めたじゃねーか」ニカッ

哀「イ、ジワル......///あんっ、もう......っ!///」ビクビクッ!

コナン「あ、軽くイったな」ニカッ

哀「ハァ......。サラッと言わないでよ、恥ずかしい」ブルッ

コナン「ワリーワリー。でもさ」チョンッ

哀「......っあ!!」ブルッ

コナン「敏感になっちまってるからな、もう」ニカッ

哀「本っ当に......。イジワルね///」

コナン「お互い様だろ」ギュッ

哀「イヤッ......!違うの、イヤじゃないんだけど、身体が敏感に......っ///」

コナン「本っ当に......。可愛いリアクションすんなあ、哀は」

哀「あっ///も、止めてってば///」ブルッ

コナン「可愛いものを可愛いって言っちゃいけねーのか?」ギュッ

哀「もう、バカ!ホントバカ///あんまり嬉しくさせすぎないでっ......!おかしくなっちゃう///」

コナン「大丈夫、そん時は俺も一緒さ」プニッ

哀「んっ///ちょ、胸......」

コナン「揉んでるけど、何か?」ニカッ

哀「もぅ......///あ、後で覚えてなさいっ///」ブルッ

コナン「そんな力の抜けた気持ち良さげな顔で言われてもな」ニカッ

哀「な、何でそんなに冷静なのよっ///」

コナン「ちげーよ、哀を気持ち良くしたいだけさ」ツンッ

哀「んんっ!!ち、乳首突かないでっ///」

コナン「じゃあ」コリッ

哀「あっ!?も、揉むのはもっとダメッ///」

コナン「とか言いつつ嬉しそうだからなあ」ニッ

哀「こンの......。ドS!変態!」

コナン「お互い似たようなもんだろ」モミッ

哀「んっ///お、お尻そんな揉んだらっ///」

コナン「どうなる、かな?」モミモミ

哀「ちょ、工藤君っ///ダメ、ダメだってばっ///」

コナン「お尻も柔らかくて、気持ち良いな」モミモミ

哀「あっ!!ちょ、胸と一緒にっ///さわら......ない......でっ///」

アーカードの旦那

>>70>>71さん
ありがとうございます。
読んでくださって本当に感謝です。

>>74さん
あ、意識はしてなかったけど読み返したらヘルシングみたいですね......。
(摩弾の辺り)

一旦切ります。
28日昼頃更新予定です。

コナン「でもお尻気持ち良さそうだぜ?」モミモミ

哀「そうだけどっ///あんっ///は、早いって言ってるのっ///も、もっとゆっくり......っ」ビクビクッ

コナン「俺もそうしたいけど......。ワリー、抑えきかなくて」モミモミ

哀「謝られても......。んっ!ダ、メ......///またっ......///あっ!!」ビクッ

コナン「お、またイっちゃったか?」

哀「ハァ、ハァ......。だからサラッと言わないでよ!こっちは快感でおかしくなりそうなのにっ!」

コナン「そりゃ悪かった」チュッ

哀「んっ!?」ビクビクッ

コナン「んっ.....」チュクッ

哀「んんっ......///」レロレロッ

コナン「やっぱ柔らかいな、哀の唇」チュッ

哀「も、ダメ......///口から身体が溶けちゃうっ///」

コナン「哀......」チュッ

五分後。
 
哀「んっ......ぷはぁっ、な、長いわ、工藤君///」

コナン「そんなに時間たったか?」

哀「たったわよ、ずっとキスしっぱなしじゃない///」

コナン「まだ全然だろ?」

哀「あなたはそう感じるかも知れないけど......。わ、私は誰かさんが2人っきりでしてくれないから......。あんまり慣れてないの、よ?///」

コナン「そ、そっか。悪かった。じゃあ......」チュッ

哀「んっ!?///ちょ、人の話聞いて......」

コナン「聞いてるさ。だから今日、その分たくさんしようぜ」ニカッ

哀「......ホントバカなんだから///」チュッ

コナン「んっ......」サッ

哀「んんっ!?キスしながら......///ダ、メッ!お尻と胸揉んじゃ......あっ!!」ビクビクッ

コナン「んっ......」モミモミ

哀(ダメ、意識が......っ///き、も、ち......いい///)

コナン(何か目が虚ろに......?)

哀「......き」ボソッ

コナン「え?」

哀「工藤君、すきぃ......///もっと、してぇ......///」

コナン「あ、哀?」

哀「ね、ね、してぇ?///」チュッ

コナン(ちょっと快感で飛んでるな?でも......)モミモミ

哀「あんっ///またおしりぃ///」

コナン(エロカワイイな)ニカッ

素晴らしすぎて泣けてくる

哀「んっ......///何でにやけてるのぉ?///」

コナン「いやぁ、可愛いなと思ってさ」モミモミ

哀「イヤ、こんなだらしない顔///じろじろ見ないでぇ///」

コナン「良いじゃねーか。どんなんだって哀は哀だろ」モミモミ

哀「もぅ、バカァ///うれしいけど、バカァ///」

コナン「その照れ方がまた可愛いなっと」チュッ

哀「んんっ///」チュッ

コナン(ちょっと違うトコ......)スッ

哀「あうっ!?」ビクビクッ

コナン「大丈夫か?」

哀「だめぇ、敏感になってるのにそこ触っ......はぅっ!!」ビクンッ

コナン「そこって、どこだよ?」ニヤッ

哀「い......じわるぅ///あんっ......ホント、い、じわるぅ......っ///」ビクンッ

コナン「だから、どこだよ?」クリクリッ

哀「......トリス」ボソッ

コナン「ん?何?」

哀「......ク○トリ......ス......っ///」ビクビクッ

コナン「聞こえないなあ」ニヤッ

哀「もぅ、バカァ!///ク○トリスッ!......んん
んっ!!」ビクンッビクンッ

コナン「あ、こ、興奮し過ぎて淫語喋っただけでイっちまったな......。大丈夫か?」

哀「あ、う......」ボーッ

コナン「ちょっと放心状態だな。よし」スッ

哀「はぅっ?!」ビクンッ

コナン「お、意識戻ったか?」クチュクチュ

哀「な、やっ......///ど、どこ触って......」ビクビクッ

コナン「いや、気付けに刺激をな......」クチュクチュ

哀「だからってそんなトコっ///いじって起こさないでよ......工藤君のバカァ!」ビクビクッ

コナン「でも、ついつい......」クチュクチュ

哀「あっ///お、お願いっ///待って、待ってっ///お、お風呂一旦でましょ、ね?ね?」ビクビクッ

コナン「んー、ダーメ」クチュクチュ

哀「イヤッ、もう、イジワルッ///ま、またすぐイっちゃ......ああぁぅっ!!」ビクンッビクンッ

コナン「あ......。や、やりすぎたかな。大丈夫か?」

哀「あ、ふぁ......。も、もう......。大丈夫って聞くならそんな激しくしなきゃいいじゃ......んんっ!!ま、まだ敏感......」

コナン「ワ、ワリー......。ついつい、哀の気持ち良さげな表情見たくなっちまって」

哀「もぅ、知らないわよっ!!」プイッ

コナン「あ、ご、ごめん!!怒ったか?」

哀「......もぅ。怒るわけ無いでしょ?バカね」クスッ

コナン「そ、そっか。良かった」フーッ

哀「ふふっ。とりあえず......。お風呂でましょ?のぼせちゃうわ」

コナン「そうだな。まだ色々したいけど」

本日はここまで、明日更新予定です。

>>78さん
ありがとうございます。

哀「......こ、これ以上何をするの?///」

コナン「そりゃー、体洗って無いし」

哀「あ、洗えば良いの?///」

コナン「ん、て言うか俺も洗ってやるよ。哀を」

哀「え?い、良いわよ!じ、自分で洗えるし///」

コナン「いーからいーから」ニカッ

哀「またにやけてる......。そうやって私のあられもない姿見て楽しんでるんでしょ?もうっ」

コナン「だから、楽しんでんじゃねーよ。嬉しいんだよ。哀を見てられる事がさ」ニカッ

哀「そ、そんな事言われても、う、嬉しく無いんだから///」ドキドキ

コナン「顔が赤いぞ」ニヤッ

哀「の、のぼせたのよっ!」カーッ

コナン「じゃ、冷ますためにも上がって体洗おうぜ」ニカッ

哀「......何故気がつくとあなたが主導権を握ってるのかしら」

コナン「別に上からやってるつもりはねーさ。好きにしていいんだろ?お互いさ」ニカッ

哀「あ......。そうね///」

コナン「じゃあ、まず背中洗うから。上がって後ろ向いて」

哀「え、ええ///」クルッ

コナン「じゃ、行くぜ」スッ

哀「ええ......って、んんっ?!」ビクンッ

コナン「どうした?」ニカッ

哀「ち、違う......っ///そこは背中じゃ無いわっ///」

コナン「あ、つい手がお尻に......」

哀「い、一回殴っていいかしら......」

コナン「ん?」クイッ

哀「はうっ!!」ビクビクッ

コナン「あ、ゴメン」ニカッ

哀「じょ、冗談で言ったのに......っ///」

コナン「結構怒ってるように見えたけど」

哀「違うわ、余裕が無いのっ......///心拍数が上がり過ぎてっ///」ドクン

コナン「そ、そっか。じゃ、普通に洗うよ」サッ

哀「んんっ!?」ビクビクッ

コナン「な、何だよ?普通に背中こすっただけだぜ?」

哀「ダメ、もう......。濡れて余計敏感になってるから、触られただけで......///」

コナン「て言われてもな......」チョンッ

哀「......っ!だ、だからダメだって言ってるでしょっ///」

コナン「まあ、洗ってるうち鎮まるだろ」サッ

哀「やっ///工藤君?話、聞いてる?ねぇ///」ビクビクッ

コナン「聞いてるよ」サッ

哀「だから......ダ、メッ///も、立って......られ......っ!!」ガクンッ

コナン「あ、だ、大丈夫か?」

哀「......大丈夫じゃないわ」グスン

コナン「泣いてんのか?」

哀「ち、違うわ。もう気持ちが高ぶり過ぎて......」ハァ

コナン「わ、悪かったよ。立てるか?」

哀「......ええ、何とか」フゥ

コナン「分かった。じゃ前洗うからこっち向いて」

哀「......イヤ」

コナン「何で?」

哀「だって......。あなた絶対胸とかで私をイジメるでしょう?」ジロッ

コナン「しねーよ、洗うだけ」

哀「本当に?」ジロッ

コナン「ああ」

哀「......分かったわ」スッ

コナン「じゃあ......」モミッ

哀「あんっ///い、いきなり揉んでるじゃないっ///」

コナン「ちゃんとタオル持ってるだろ?洗ってんだよ」ニカッ

哀「卑怯だわ、そんなのっ......」

コナン「何も卑怯じゃないだろ?嘘はついてないぜ?洗うだけ、だからな」モミモミ

哀「違うっ///そ、それ洗ってな.....あんっ///」

コナン「口では嫌がるけど、嬉しそうだよな」モミモミ

哀「だ、だって......///」

コナン「だって何だよ?」モミモミ

哀「う、嬉しいからっ///」ビクビクッ

コナン「そっか。じゃあ......」クチュッ

哀「はうっ?!な、やあっ///どこを弄ってるのっ///」ビクビクッ

コナン「だって、ここも洗わないとさ」クチュクチュ

哀「も、は、話が違うっ///......っ!!」ビクビクッ

コナン「と、言われましても」クチュクチュ

哀「......っ!!ま、ちょっ......激しっ......」ビクビクッ

コナン「じゃ、ちょっとゆっくり」クチュックチュッ

哀「うぅっ!!そ、そういう問題じゃ///あっ///な、ないっ///ま、た......イっちゃうっ」ブルブルッ

コナン「良いじゃねーか、何度でも」クチュックチュッ

哀「はあぁぁっ!!あ、あ......っ!!」ガクンッ

コナン「おっと、危なっ!」ガシッ

哀「ハァ、ハァ、ハァ......」

コナン「またやり過ぎちまったかな、大丈夫か?」

哀「ハァ、ハァ、ハァ......。だ、大丈夫な訳......」

哀「あるわけ無いでしょ!!」バシーン!

コナン「いでっ!!」ドテッ

哀「見て分かんないの!?私さっきからイキっぱなしなのよ?心臓バクバク、頭真っ白、呼吸もままならない、大丈夫な訳無いじゃない!!」ワナワナ

コナン(随分大声で淫語を叫んでるな......)

哀「なのにニヤニヤニヤニヤしながら手を緩めてくれないし!私待ってっていってるじゃない!」ワナワナ

コナン「でも、気持ち良かったろ?」ニカッ

哀「そ、そうだけど///でも、待ってって言ったら待ってくれても良いじゃない!酸欠で気を失ったらどうするのよ!」ワナワナ

コナン「だってよ、あんまり哀がエロカワイイから、つい」

哀「私のせいなの!?ねぇ、私のせい!?そーやっていつも人のせいにするんだから!」ワナワナ

コナン「そ、そうじゃねーよ。でも......」

哀「でも?」

コナン「俺がエロくなるのは、オメーがエロいのが悪い!」ビシッ

哀「......」ブチッ

哀「そう、あくまで私が悪いのね......」ワナワナ

コナン「ちょ、哀?な、何か殺気が......?」ギクッ

哀「いつもいつもそうやって人をバカにして......」ワナワナ

コナン「だから違うって......。お、落ち着いて」

哀「......」スッ

コナン「な、何してんだよ?ボディソープ体に塗りたくって」

哀「世の中には目には目を、って言葉があるのを知らないのかしら?やられたらやり返す、倍返しよ」ヌルヌル

コナン「ネタが古いっつーの!てか何すんだよ?!」ビクッ

哀「あなたが私を好きに弄んでるんだから、私もそうするの」ギュッ

コナン「うわっ?!」ドキッ

哀「さっきまでの態度、後悔してもらうわ」ヌルヌルッ

コナン「な、ちょっ!やめっ......くすぐったいって!(ボ、ボディソープでヌルヌルのオッパイが体を......っ)」

哀「知らないわ、その位大丈夫でしょ?」ヌルヌルッ

コナン「ちょ、哀!マジでくすぐったいって!タイムタイム!」ブルブルッ

哀「い、や、よ!私は気持ち良いだけだもの。やめないわ」ヌルヌルッ

コナン「ゴ、ゴメンッ!俺が悪かったからっ!ちょっと待ってくれっ!」ビクッ

哀「私はもっと悶えてたのに。ダメよ、自分だけやめるなんて......。もっと悶えなさい」ギュッ

コナン「んっ!?い、今そこは......っ!」ビクビクッ

哀「私だって急所を責められたんだから、お返しよっ......んっ///」チュパッ

コナン「ちょ、挟みながら舐めるって......大胆過ぎる......だろっ」ビクビクッ

哀「ひひひゃらい(いいじゃない)、ひもひいいれひょ(気持ち良いでしょ)?」チュパチュパ

コナン「そ、そんなにされたらすぐ出ちまうっ......!」ブルブルッ

哀「......」チュルンッ

コナン「えっ?」

哀「そう簡単にすっきりなんてさせないわ。倍返しと言ったでしょ?」クスッ

コナン「なっ、マジかよ?」

哀「だって、男の人って出したらすっきりしちゃうんでしょ?ならギリギリで止める方が仕返しになるわ」クスッ

コナン「どっちがSなんだよ......」

哀「あら、まだ元気ね。反論出来るなら」パクッ

コナン「うぁっ?!ちょっと、待てっ!」ビクッ

哀「んっ、んんっ......///」チュパチュパ

コナン「ち、ちきしょ......っ!舐めてる顔もエロいんだよっ......!」ビクビクッ

哀「ん、ふぅ......。どう?少しは反省した?」

コナン「反省って、俺何を......」

哀「気付かないなら、ダメよ」パクッ

コナン「や、やめろっての!き、ついっ......」ビクッ

哀「んっ......んん......///」チュルチュルッ

コナン(反則クラスに気持ち良いっ......!)ブルブルッ

哀(はぁ......っ///な、舐めてたらこっちもっ///)ビクビクッ

コナン(ダメだ、もう......っ!!)ドピュッ!

哀(イッ......ちゃうっ......!!)ビクンビクンッ

コナン「......っ、はぁ」ブルブルッ

哀「んっ......///」ゴクッ

コナン「......悪いな、盛大に」ハァ

哀「んんっ......ゴクッ、はぁ。それは、良いけど。少しは懲りた?」

コナン「オメーもイってんじゃねーかよ......。大体、そんなに嫌だったのか?アソコいじられたの......」

哀「......違う、そこじゃないわ」

コナン「へ?」

哀「私が嫌なのは、そこじゃなくて......あなたの態度」

コナン「い、いつもと変わらないだろ?」

コナン「え?」

哀「顔はニヤニヤして、目は爛々として......。結構見られる方は恥ずかしいのよ?いえ、恥ずかしい事をしてるのは十二分に分かってるけど、改めて自覚しちゃうの」ハァ

コナン「そ、そうなのか?」

哀「そうよ。でも、それはいいの。嫌なのは責め方よ」

コナン「責め......方?」

哀「あなたのやり方、好きな人を愛でてるって言うよりも......。犯人をジワジワ追い詰めるみたいな感じなんだもの」

コナン「そ、そうかな」ビクッ

哀「そうよ。それじゃいつもと同じ......」

コナン「え?」

哀「志保がいる時と......。3人でした時と変わらないわ」

コナン「あ......」

哀「せっかく2人きりでいるのだから......。もっと違う感じにして欲しいわ。もっとムードのある愛され方をしたい」

コナン「......ムード?って、どんな?」

哀「それは、自分で考えて」

コナン「って、言われても.......」

哀(窓辺でギュッと抱きしめられながら、「愛してるよ、哀」なんて言われてみたい、で、そのままゆっくり押し倒されてみたい、とか考えてるなんて言えないわよね」ボソッ

コナン「心の声をしゃべってるぞ」

哀「っ!?と、とにかく、あんまりサディスティックなのは嫌よ」

コナン「......分かった。でも、本当にそんなつもりは無いんだよなあ」

哀「え?」

コナン「言ったろ?嬉しいんだって。哀が俺の目の前にいて、気持ちよさそうな顔してる、それが嬉しいんだよ」

哀「えっ?///」

ミス訂正。 

>>90、一行目

哀「全然違うわよ」

追加でお願いします。

コナン「嬉しいから、ついついエスカレートしちまう時もあるけど、ふざけてやってる訳じゃないんだぜ?もし、そんなに嫌だったなら改めるけどさ」

哀「い、嫌じゃないの。その、嬉しいの。とっても。あなたに触れて、一緒にいれて。でも......」

コナン「でも?」

哀「やっぱり恥ずかしいのよ///そ、その、最中の顔を見られるの。だ、だってきっとあられもない顔してるでしょう?みっともない顔してるでしょう?」

コナン「まあ、確かに力抜けて目もとろんとして、普段のクールな感じはねーな」

哀「でしょう?やっぱりこれでも女だから、好きな人に恥ずかしい顔は見られたくないの///声を上げるより、敏感に感じるより、それが一番恥ずかしいの」カーッ

コナン「でもなぁ、どんな哀でも哀は哀だろ?俺はどんな場面の哀でも、見ていたい。それが嬉しい。あられもない顔だとしても、それを見れるなら幸せさ」

哀「あ、あんなだらしない顔でも?///」

コナン「俺にとっちゃ、可愛い顔だけどな。むしろもっと見たいぜ」

哀「も、もう!どこまでバカなの、あなたは///」

コナン「バカで結構だ。哀の全部が可愛いと思えるこの感性を失う位なら、バカでいい」

哀「......本当に、バカね」クスッ

コナン「それに付き合うオメーも、十分バカだよ」ニカッ

哀「そう、ね。そうよね。でも工藤君?」

コナン「はい?」

哀「本当に意識飛んだら困るから、その辺の加減だけはしてね?異世界から帰って来れなくなるのは困るわ」

コナン「大丈夫、イっちまう前に刺激与えてまた連れ戻すから」ニカッ

哀「......調子に乗らないでっ!」バシッ!

コナン「いってぇー!!」ビリビリ

待ってました(^^)♪
無理せず頑張ってください(^-^)/

ー阿笠博士宅ー

志保「......」

歩美「......」

有希子「あらぁ?どうしたの?2人とも黙っちゃって?」ニコッ

志保「い、いやぁその......」チラッ

歩美「あ、あの、その......」チラッ

有希子「ひょっとして、緊張してる?」クスッ

志保(それはするでしょー!好きな人のお母様ですもの!そりゃ緊張するわよ!)ドキドキ

歩美(な、何話したらいいんだろ......)ドキドキ

有希子「そんなに固くならないの!リラックスリラックス!ドライブでも行く?気分転換に」ニコッ

歩美「あ、はい......」

志保「遠慮しときます!」ビシッ

有希子「あら、そう?」

歩美(何で断るの?)ヒソヒソ

志保(忘れたの?この人運転スッゴい荒いんだから!何かあったら......)

有希子「そんなに怯えなくても、荒い運転しないわよ?」ニコッ

志保「え!?あ、あの......アハハ......(見抜かれちゃった)」

有希子「それにしても、遅いわね新一......。哀ちゃんも」

志保「......」ピクッ

歩美(し、志保ちゃん!顔が強張ってるよ)

有希子「......所で、お2人さん?」ニコッ

志保「はい?」

有希子「あなた達、新一とはどこまで?」ニコッ

歩美「えっ??!」ドキッ

有希子「歩美ちゃんも志保ちゃんも、新一の事、好きなんでしょ?」ニコッ

志保「っ!?」ドキッ

歩美「え、あの、その......」モジモジ

有希子「ふふっ、ごめんなさい。変な事聞いちゃって。でも、反応で大体分かったかな」ニコッ

歩美「えっ?」ドキッ

有希子「きっと新一、あなた達の気持ちに、ちゃんと結論出してないのね」

志保「......!」

有希子「全く、こんないいコ達をフラフラ迷わせて。親としては本当に申し訳無いわ、ごめんなさい」

歩美「え、あの!そ、そんな事ありません!私は、私達は!」

有希子「私達は?」ニコッ

歩美「え、あの、その......。私達は、私達は!」

志保「......」

歩美「私達はただ、コナン君が大好きなだけで、別にどっちが悪いなんて......」

有希子「ありがとう、歩美ちゃん。我が子のだらしなさは申し訳なく、不甲斐なく思うけど、嬉しいわ。そこまで新一を好きになってくれて」ニコッ

歩美「え、いや、あの......」ドキドキ

有希子「あら、顔が真っ赤ね」ニコッ

歩美「ーっ!!」ドキドキ

志保「......」

有希子「あら?志保ちゃんは顔色が悪いわね?」

志保「いや、そんな事......」

有希子「ひょっとしたら、新一や哀ちゃんが遅いのと関係ありかしら?」

歩美「!」

志保「......なんか、軽いですね」

有希子「軽い?」

志保「普通だったら、なんかこう......親なら色々突っ込み入れそうな状況なのに、笑顔で色々聞いてくるから」

有希子「気に障るなら、謝るわ。でもね、私はただ、あなた達のありのままを受け入れたいだけ。あなた達は私にとってはもう、他人じゃないもの」

志保「!」

有希子「話してくれる?」ニコッ

志保「......」コクッ

有希子「ありがとう。で、何があったのかしら?」ニコッ

志保(やっぱりなんか軽いなあ......。大丈夫かな?)

有希子「......なるほど。2人でいるの見たら、何故か苦しくなったと」

志保「......今までも、誰かと2人きりって言うのは無かった訳じゃないのに。何故かあの時は苦しくて。何かこう、いつもと違う2人を......哀を見てたら、変な感じで」

歩美「......」

有希子「なるほどね。志保ちゃんはよっぽど、新一の事が好きなのね」ニコッ

志保「なっ?!!?」カーッ

有希子「新一の事が好きで、そして哀ちゃんの事が好きだからこそ、2人が仲良さそうだと感じちゃうのよ。嫉妬を」

志保「嫉妬?ワタシは別に......」

有希子「嫉妬と言っても、世間一般のドロドロしたものじゃなくて。でも重たいモノよ」

志保「......?」

有希子「鏡写しの自分と、好きな人がいつもより仲良さそうにしてるんだもの。他の人よりも激しくライバル心を掻き立てられるのは当然よ。双子よりあなた達の境遇は重たいのだから」

歩美(あの明るい志保ちゃんが......?)

志保「で、でも今までそんな事」

有希子「んー、あなたが大人になった。と言うより人間になったと言うべきかしら」

志保「え?」

有希子「きっと今まで、あなたには無意識にあったんだと思うわ。生まれの違いからの遠慮や距離感が。でも、それを忘れる位に今の生活に馴染み、より深く周りの人を愛せる様になった。そういう事だと思うわ」

志保「......ワタシは、今までもそんな事意識したつもりは無かったけど、そうなのかな」

歩美「でも、今までもずっとみんな仲良くしてたし、遠慮なんて......」

有希子「見えない所にね、現れるモノよ。そういうのはね。だから自分で理由が解らず苦しくなるの」

志保「じゃあ......」

有希子「ん?」

志保「どうしたら良いの?ワタシ、こんなの......」

有希子「それは、自分で見つけるしかないわ」

志保「自分で?」

有希子「ええ。私が言う答えが、あなたの求めてる答えとは限らないもの。要はその気持ちに対してあなたがどうしたいか、よ」

志保「ワタシは......」

有希子「自分でしたい様にするのが、一番良いと思うけどね」

歩美「......」

有希子「ごめんなさい、歩美ちゃん置き去りにしちゃって。でも、歩美ちゃんも何と無く分かるわよね?志保ちゃんの気持ち」

歩美「う、うん......」

有希子「まあ、まずは自分の気持ちを整理する事。そして、したい事をしたい様にすれば良いの」

志保「したい事......」

有希子「そ。自分の気持ちを打ち明けるなり、もっと踏み込んだ事したり、逆に引いて見守ったり。全てはあなた次第」

志保「......」

有希子「本当は、我が子のだらしなさが悪いのだけれどね。本当に本当に申し訳無いわ」

志保「いや、ホントにそれは良いんです......。だって」

有希子「だって?」

志保「......ワタシが今を望んでるから。1人の人間として」

有希子「そう。じゃあ、あなたはどうしたい?」

志保「......取り敢えず、文句言いたい。ワタシを後回しにし過ぎって」

有希子「ふんふん、それから?」

志保「で、それから......。それから......」

歩美「......志保ちゃん」

志保「それから......。もっと、仲良くして欲しい、かな。今より、もうちょっと......」

有希子「あら、ずいぶん控え目ね?」

志保「......取り敢えず今はソレくらいしか浮かばないから」

有希子「そう、でもそうしたいなら、良いと思うわ」ニコッ

志保(あ、でも取り敢えず一発殴っとこ......)

歩美「......」

有希子「あら、どうしたの?」

志保「......?」

歩美「何だか、とっても深いお話だから......。聞いてるのがやっとで。志保ちゃん、大人なんだなあって」

志保「まあ、何度も言うけどこう見えて28だからね?ワタシ。実年齢は10位だけど。ただのノー天気なお姉さんじゃないのよ?」

有希子「それも、あるのかしら」

志保「え?」

有希子「生まれがあなたは特殊だったからこそ、誰よりも純粋で、誰よりも揺れやすい」

志保「......不完全な存在って事?」

有希子「いいえ。誰よりも、人間らしいって事よ。揺れる事こそ、一番人間らしいのだから」

志保「......そっかな」

有希子「そうよ」

志保「......ありがとうございます。ちょっと、スッキリしました」

有希子「完全には、スッキリしない?」

志保「それは、本人目の前にしてからでないと」ニッ

有希子「そうね。それもそうね」ニコッ

歩美「うー......。やっぱりついてけない......」

志保「ムリに付いていこうとしなくて良いらしいわよ?歩美ちゃんは歩美ちゃんらしくいればイイの」

有希子「そうね。歩美ちゃんはそれが一番ね」ニコッ

歩美「何だか子供扱いみたいで、やだなあ」ショボーン

志保「拗ねない拗ねない!明るく行かないとね」

歩美「さっきまで落ち込んでたの、志保ちゃんじゃない」

志保「そうだっけ?」

歩美「......もう」ニコッ

志保「何よ?」

歩美「やっぱり、志保ちゃんは明るくいる方が良いな」ニコッ

志保「......そっかな」







歩美「そうだよ、悩んでる志保ちゃんは志保ちゃんらしくないよ。いつもテンション高くて笑顔で哀ちゃんとケンカしてる方が志保ちゃんらしい」ニコッ

志保「......よーするにアホって言いたいのね」

歩美「別にそうじゃないよぅ......」

志保「わーかってるって!いつもの明るい志保さんに戻りますよっと」ニッ

歩美「良かった!お仕事の時暗い顔だと困るもんね!」

志保「そっちの心配かい......」

歩美「冗談だよ、でもマスターも心配してたし」

志保「そうね、今度行った時に謝らないとね」

有希子「あらあら、楽しそうなお話ね?何の話かしら?」

志保「え?あ、あの......」

歩美「あ......」

有希子「まだまだお話聞かないとね」ニコッ

阿笠宅、屋外。

阿笠「......中から楽しそうな声がするのう」

優作「ウチのがまた好き勝手やってるんでしょう」

阿笠(好き勝手やっとるのは君もじゃろ......)

優作「まあ、女同士の話を邪魔するのも何ですから。私の家で一杯やりましょうか」

阿笠「え?いや、しかしワシは有希子君に買い物頼まれて......」

優作「何、いよいよとなれば食事にでも行くでしょう。久しぶりに乾杯しようではありませんか」

阿笠「いや、しかしのう......」

優作「あ、忘れてました。お土産にお菓子とワインを持ってきたんですが。とびきりのね」

阿笠「優作君!!昔話に花でも咲かせようかのう!!」ニコニコ

優作「ええ、じゃあ行きましょうか」

阿笠(哀君もいないし、たまには御馳走にありつくのも悪くないわい。これ位、バチは当たらんじゃろ)

優作「......」チラッ

優作「あの意地っ張りめ......。手間をかけさせてくれる」ボソッ

杯戸シティホテル。

哀「......」ピクッ

コナン「どうした?」

哀「何か......。良い事の様な、悪い事の様な......。良く分からないけど、変な感じがしたの」

コナン「何だか不気味だな。何も無きゃ良いけどな。俺もさっき感じたしな、変な感じ」

哀(何かしら、一体......。志保......?)

コナン「つーか、まだ痛いな。背中......」ヒリヒリ

哀「それは自業自得よ。知らないわ」

コナン「あそこまで思いっきり叩かなくても良いだろ!?」

哀「人を弄ぶから悪いのよ。全く。根がスケベだからよ」

コナン「オメーに言われたくねーな。エロさ満開のお方にはな」

哀「もう2、3回叩かれたいのかしら?」ジロッ

コナン「って待てよ!暴力は良くねーよ!暴力は!」

哀「今日のあなたのしてるのは暴力じゃないのかしら?快楽と言うね」

コナン「悪い事してるみたいな言い方すんなよな、全く。ヒネクレはそうそう治らねーな」

哀「工藤君?覚悟は良い?」プルプル

コナン「わ、わーったよ!悪かった!悪かったからさ」チュッ

哀「っ!!」カーッ

コナン「冷えちまう前に、続きしようぜ」

哀「......バカね、もう///」

コナン「......じゃ、ベッドに行くか」

哀「ええ.....」スッ

コナン「おっと、ちょい待ち」

哀「えっ?!」

コナン「ちょっとこっち来て」チョイチョイ

哀「......何なの?」

コナン「ちょっと首に手回して」

哀「......こう?」グッ

コナン「よし、驚くなよ?」

哀「えっ?」

グイッ

哀「きゃっ?!ちょ、ちょっとっ!?///」

コナン「ただ歩いて行くのも芸が無いだろ?」

哀「だ、だからってこんな......っ///お、お姫様抱っこって///」カーッ

コナン「嫌か?」

哀「......嫌じゃないわ。でも、あの」ドキドキ

コナン「ん?」

哀「......早く行ってっ」ドキドキ

コナン「何だよ?恥ずかしいのかよ?今更」

哀「......知らないわよ、もうっ///」

コナン「んな顔真っ赤にしなくてもよ」

哀「格好を考えてよ!裸なのよ私!!」

コナン「分かってるよ?お尻揉み心地良いし」モミモミ

哀「っとに......っ!!降ろしてよっ!!もうっ!!」バタバタ

コナン「暴れんなっての!転んだらどうすんだよ!」グラッ

哀「わっ!ちょっとぉ!危ないってば!!」ギュッ

コナン「っ!し、締めすぎ、首、首ぃ......」

哀「だって、落ちちゃうっ......!!」ギュッ

コナン「し、死ぬって......」プルプル

哀「だっ、だって......」

コナン「ぐえっ......も、もうっダメだ......っ」グラッ

哀「あ、ちょっとっ!?」

ドサッ!!

コナン「......ギリセーフだな」

哀「セーフじゃ、無いわよ......っ。重い......」

コナン「あ、ワリー......」

哀「少しは考えてよ!本当に後先考えないんだから!」

コナン「オーバーリアクション過ぎるんだよ!あんなに暴れるからワリーんだろ?」

哀「さっさと行けば良いのに余計なちょっかいを出すからでしょ?!」

コナン「しゃーねーだろ?ベストなポジションにお尻があったんだからよ」

哀「あれば揉んで良いってモノじゃないでしょ?!」

コナン「ダメなの?」

哀「えっ?」

コナン「いや、揉んじゃダメなの?」

哀「......ダメじゃないけど」

コナン「じゃあ良いじゃん」

哀「良くないっ!さっきから......」

コナン「?」

哀「は、恥ずかしいから......」

コナン「はぁ?さっきから何を今更......。俺はそう言うオメーも見れて嬉しいってのに」

哀「でも恥ずかしいのよっ!女の子はそうなのっ!!」

コナン「......今日のオメーの発言リピートする方が恥ずかしいけどな」

哀「あなたの発言の方がよっぽど恥ずかしいわよ!」

コナン「はぁ?」

哀「......逃げるんじゃねーぞ、自分の運命から(キリッ、とか」

コナン「っ!!」ドキッ

哀「並び立てれば歯が浮くような格好付けた台詞を吐きまくったのは何処の誰だったかしら?」ボソッ

コナン「っ!!む、昔の話じゃねーか!!オメーだって相当芝居がかってたじゃねーか!」

哀「少なくともあなた程はクサくないわよ」

コナン「......ガキの真似と泣き真似は敵わねーけどなー」ボソッ

哀「!!」ドキッ

コナン「まーみんなコロッと騙されるもんな、オメーの泣き真似に」

哀「な、む、昔の話じゃないっ!」

コナン「先にしたのはオメーだろ!」

哀「意地になってるのは工藤君じゃないの!!」

コナン「何だよ!」

哀「何よ!」

コナン「......」

哀「......」

コナン「......フッ」

哀「......フフッ」

2人「アハハハハ!!」

コナン「いやー、懐かしい話だな、おい」ニッ

哀「本当にね、何でこうなったのかしら」クスッ

コナン「さあな。つーか口ゲンカになると何て言うか、女の子って感じになるよな。いつもそれでいりゃいーのによ」

哀「おあいにく様。この歳までこうなんだから、今更変えられないわよ」

コナン「......ま、ツンツンしてんのも悪くは無いんだけどさ」ニッ

哀「ありがと。何だか......。不思議な感じね。幼馴染みって、こういう感じなのかしら」

コナン「ん?」

哀「ほら、結局私達、元に戻らないで......。子供の姿で生きてきたじゃない?だから、普通の感覚なら、子供時代から今まで一緒に過ごした、幼馴染みって事でしょ?」

コナン「言われりゃあそうだな。不思議な感じだぜ。高校生の時に知り合ったのに【幼馴染み】なんてさ」

哀「でしょ?でも、不思議なんだけど、嬉しいわ」

コナン「ん?」

哀「ほら、私子供の頃なんて、お姉ちゃん以外あんまり友達もいなくて、幼馴染みなんて呼べる人もあんまりいないし」

コナン「そっか、そうだったよな......」

哀「だから、あなたと彼女が羨ましくもあったりして」

コナン「あ、いや、その......」

哀「変な意味じゃないの。ただ、こんな身体になって初めて、幼馴染みが出来て、友達も出来て、ちょっとドジな保護者が出来て、双子の兄弟が出来て、好きな人が出来て」

コナン「......」

哀「勿論、辛いこと、山程あったわ。失った物も人もね。でも、こうして幸せにもたくさん会えた。数奇な運命だけど、それが嬉しいの」

コナン「そっか。オメーが今そう思えるなら......。良かったよ。本当にさ」

哀「ありがとう、工藤君」

コナン「おいおい、別に改まることじゃ」

哀「ううん、そうじゃなくて。あなたいっつも私を気に掛けてくれたでしょ?」

コナン「あん?」

哀「いつも、私が諦めたり、意固地になってみんなから遠ざかろうとした時も……。あなたは諦めず私を輪に入れてくれようとした。だから私は、この町でみんなと仲良くなれた。人間として生きる事を捨てずにいられた。ありがとう」

コナン「止せよ。照れくさいな。そんな大げさに言う事じゃねーよ」

哀「良いじゃない。本当に私にはそれが何よりも嬉しかったんだから」

コナン「そっか。ま、海に行こうが、山に行こうが、映画に行こうが、パーティーに行こうが、中々笑わねーから、ちょっと困った時もあるけどよ」

哀「悪かったわね、いつも仏頂面で」

コナン「ま、オメーの背負ってきた苦しみってのは理解してるつもりだからよ。どこいってもそうそう心開けねーのは解ってたから。だから、それを吹き飛ばすくらいの楽しい事をしてやりてーとは、いっつも思ってた」

哀「……ごめんなさい」

コナン「え?」

哀「私、あなたにそんなに気を遣わせてたのね」

コナン「違うっての。俺がしたいからしただけだ。言い方が悪かったな、悪い」

哀「でも……」

コナン「気を遣ってなんかいないし、オメーが気に止むこともねぇ。そうやって哀と関われて、良かったと本当に思ってる」

哀「……ありがとう」

コナン「だからいちいち礼なんか良いって。辛気臭くなっちまう」

哀「良いじゃない。何度言ったって。感謝の気持ちなんだから……。クシュンッ!!」

コナン「っと、大丈夫か?冷えちまったか?」

哀「だ、大丈夫よ。平気」

コナン「大丈夫じゃねーよ」ギュッ

哀「あ……」

コナン「ちょっと冷えちまってる。少し話に集中しすぎたな」

哀「うん……。あったかい。工藤君の体」

コナン「オメーもな。皮膚は冷えてるけど、あったかさが伝わってくるよ」

哀「......火傷しちゃいそう」

コナン「へ?」

哀「さっき、山に行ったり海に行ったりって言ってたけど、魚釣りに行った時の事、覚えてる?」

コナン「海には何回か行ったけど......。ひょっとして、魚を逃がした時の話か?」

哀「そう。魚には人の体温は温かすぎるって。私も思ったの。温もりや優しさは、私には温かすぎて火傷しそうだって」

コナン「それは、今もか?」

哀「ええ。こうしてると火傷してしまいそう」

コナン「オーバーな奴だな、全く......。フッ」

哀「何?」

コナン「いや、俺も思い出しちまってさ。背中をビターンとやられた時をさ」

哀「えっ?」

コナン「銭湯で俺がオメーのお気に入りの俳優貶したら、男湯まで入って来て叩かれたろ?」

哀「あっ......」カーッ

コナン「あん時は色々驚いたぜ?意外とオメーがミーハーなんだって感じたりよ」

哀「......な、何の事だか分からないわ」プイッ

コナン「ったく、都合の悪い時はこれだよ。でも、懐かしいだろ?」

哀「......そうね」

コナン「......ありがとな。哀」

哀「え?」

コナン「ずっと、こんな俺といてくれてさ」

哀「バカね。私がしたくてしてるんだもの」

コナン「礼なんていらない、か?」

哀「そうよ」クスッ

コナン「そっか」ニッ

哀「まあ、今はお礼より......。行動が欲しいかしら」

コナン「......喜んで」

哀「......あんまりいじめないでね」

コナン「分かってるよ。あっ」

哀「?」

コナン「電気つけとく?消す?」

哀「......好きにしてっ///」

阿笠宅。

有希子「......まあ、それで内緒で?」ニコッ

志保「笑わないで下さいよ......」

歩美「結構、勇気を出して頑張ってるのに......」シュン

有希子「別にバカにしてる訳じゃないのよ?健気だなと思って」

志保「まあ、こっそり働くのは確かに大変ですが」

歩美「違う意味でも大変だよね」

有希子「?」

志保「......歩美ちゃん目当てのお客さんが来るんですよ」ニッ

歩美「違うよぅ、志保ちゃん目当てでしょ?」

有希子「あらあら、2人とも可愛いからそうかるのねぇ......。あ、そうだわ!」ニコッ

志保「え?」

有希子「あなた達、お仕事はどれ位してるの?」

歩美「そんなに、たくさんは......」

志保「気の向いた時、空いた時って感じで......」

有希子「そう、明日......。時間無いかしら?」
志保「え?」

有希子「ちょっと、私に付き合わない?」

歩美「ど、どこに?」

有希子「ちょっと、お仕事頼みたいの」ニコッ

志保「......何の?」

有希子「それは、内緒」ニコッ

志保(......不安だなぁ、半端無く)

歩美「ねぇ、志保ちゃん?」ヒソヒソ

志保「何?」

歩美「い、行くの?」ヒソヒソ

志保「逆らえると思う?」ヒソヒソ

歩美「......だよね」

有希子「どうかした?」

歩美「な、何でも」

有希子「そう?それにしてもみんな遅いわね?」

志保「そう言えば、博士まで帰ってこないなー」

歩美「大丈夫かな?博士、事故にあったりとか......」

志保「電話してみようか」ピッ

Prrrr......prrrr...prrrr......

志保「......ダメ、出ないわ」ピッ

歩美「やっぱり、何かあったのかな?」

志保「んー、大丈夫だとは思うけどね。連絡無いのは気にかかるけど」

有希子「仕方無いわね、ご飯でも食べに行きましょうか。心配は心配だけど、し過ぎても仕方無いわ。私がご馳走するから」

志保「ホントですか?じゃ遠慮無く!」

歩美「やったー!」ニコッ

有希子「じゃあ、運転は私が......」

2人「歩いて行きましょう!!」

有希子「そぉ?無理に歩かなくても」

2人「いえ!歩いて行きましょう!!」

有希子「分かったわ。じゃあ2人とも準備してね」ニコッ

2人「はいっ」ホッ

志保「助かった......」

歩美「昔はジェットコースターみたいで楽しかったけど、今はね」クスッ

志保「寿命が縮むのはカンベンね」

有希子「2人とも、大丈夫?」

志保「大丈夫ですー」

有希子「じゃ、行きましょう」ニコッ

ガチャッ

志保「えーと、鍵、鍵......。あれ?」

歩美「どうしたの?」

志保「ホラ、あれ」スッ

歩美「あれ?コナン君のお家、電気がついてる?」

有希子「え?」

志保「変だなあ......。あれ?博士のビートルまで?いつ置いたんだろ?」

歩美「話に夢中で気付かなかったね、でも博士は?」

3人「......怪しい」キラッ


工藤邸。

阿笠「いやぁー優作君!このワインは絶品じゃのう!いい気分じゃわい!」ヒック

優作「はは、どうぞご存分に。博士は最近お酒は?」

阿笠「いやぁ、それが哀君に厳しく管理されていてのう。なかなか食事も自由には取れんわい」ヒック

優作「そうですか。今日は2人で存分に語らいましょう。さ、このチーズもいけますよ?」スッ

阿笠「全く、優作君に久し振りに会えてこんなにご馳走まで味わえるとはのう!今日はついとるわい!」

優作「なあに、愚息がいつもお世話になっていますから。これくらいの事は」

阿笠「いやはや、新一も哀君も元の姿に戻れんままじゃしのう。おまけにワシの発明で志保君も生まれ。波乱の人生にワシみたいな老いぼれがしてやれる事はそうないからの。却って申し訳無い位じゃよ」ヒック

優作「いえいえ。博士がいたからこそです。本当にありがとうございます」

阿笠「礼を言うのはこっちじゃよ。妻も実子も無いワシじゃが、こうして息子と娘の様な存在が身近におるんじゃ。楽しい毎日を過ごさせてもらっておるよ」

優作「そう言って頂けて、愚息も果報でしょう」

阿笠「......ま、これでもう少しワシの自由がきけば、天国なんじゃがのう」

優作「ほう、そんなに色々管理されて?」

阿笠「ああ。カロリー制限やら運動やら。睡眠まで最近はうるさく言われる様になったわい。まだそこまで老け込んではおらんのにの」ヒック

優作「そうですか。ウチのアレもまあ色々煩いものですよ。ちょっとした事でもすぐヘソを曲げますしね」

阿笠「有希子君も、ああ見えて気が強いしの。ウチも哀君や志保君のケンカには手を焼いとるわい。大抵ただの意地の張り合いじゃがの」

優作「女と言うのは、本当に意地を張りますな。今回も意地を張った挙げ句日本まで来てしまうとは。困ったものです」

阿笠「ウチものう。ま、ああ見えてまだまだ子供なんじゃな!口ゲンカする姿は昔と変わらんわい。大きい声張り上げてのう!」

志保「......へぇ。そんなにワタシ大きい声でケンカしてたかしらねぇ?」

阿笠「大きいも何も耳にキンキン響いて......。え?」ビクッ

有希子「ふぅん。人様の事をウチのアレ呼ばわりとは、随分偉くなったのね。あなた」

優作「ゆ、有希子?!」ビクッ

志保「あらあら?はかせぇ?こんな所でこんなにお酒飲んじゃっていーのかなー?哀にバレたらどーなるかなー?」

阿笠「し、志保君!こ、これはその......」

歩美「博士、ひどーい!哀ちゃん可哀想だよ!」

志保「ワタシは?ねぇワタシは可哀想じゃないの?」

歩美「あ、ごめんね。2人が可哀想だよ、博士の為に頑張ってるのに」

阿笠「あ、歩美君まで?!」

有希子「博士をたらしこんでこんな所に逃げ込むなんて。本当にズルいのね」

優作「何を言う。お前がつまらん意地を張るからこうしてわざわざ日本に来るハメになったんだろう。少しは感謝してもらいたい位だ」

有希子「あら?誰も来て欲しいなんて頼んでないわよ?」

優作「お前のそう言う所がだな......」

有希子「もう良いわ。素直に謝るなら帰るつもりだったけど。志保ちゃん、歩美ちゃん、行きましょうか。こんな酔っ払い2人はほっといて」

志保「賛成!博士?哀には報告しとくからねー?」

歩美「博士、反省しないとね」

阿笠「そ、そんな殺生な......」

優作「バカな事ばかり言って無いで、少しは素直に......」

有希子「それじゃ!」

志保「バイバーイ!あ、博士?家事サボったのもバレたら大変よー」ニッ

歩美「お邪魔しましたー」

阿笠「......」

優作「......」

阿笠「......ワシ、逃げたくなってきたわい」

優作「同じく」

杯戸シティホテル。

哀「......で、結局電気消さないのね」

コナン「ダメか?」

哀「......ダメ、じゃないけど」

コナン「けど?」

哀「......あんまりジロジロ見ないでね」カーッ

コナン「いや、見たいから明るくしてるんだもの。それは無理だろ」

哀「言うと思ったわ。もう勝手にして///」

コナン「全く、素直じゃねぇなあ」チュッ

哀「んっ......」チュッ

コナン「......俺だって見られるのは恥ずかしいぜ?」

哀「あら、あなたにも見られることに対する羞恥心があったの?目立ちたがりだから無いかと思ってた」クスッ

コナン「ったく、可愛くねーな」

哀「バカね。怒らないの」チュッ

コナン「......前から感じてたけど、やっぱオメーってさ」

哀「何よ?」

コナン「ズリーよな」

哀「あら、気付くのが遅いのね」クスッ

コナン「ま、いっか。今はんな事は」モミッ

哀「ちょっ!!いきなり......んっ///」

コナン「この状態でいきなりも何も......」モミモミッ

哀「あっ///も、揉み方がいやらしいのっ///お尻ばっかりっ///」

コナン「柔らかいし気持ちいいからな」モミモミッ

哀「そ、言う事じゃっ///ないっ///あっ!///」

コナン「その反応、やっぱ可愛いよな」モミモミッ

哀「んんっ!ど、どっちかにしてっ///」

コナン「何を?」

哀「む、胸か、お尻かっ///」

コナン「却下で」モミモミッ

哀「ちょっ!あっ///だ、だめよぅ///」

コナン「力抜けてきたな」モミモミッ

哀「お、覚えてなさいっ///」

コナン「何を?」モミモミッ

哀「んっ!!///ダメだってば......あっ!!」ビクッ

コナン「感じやすいな、本当に」

哀「また人を玩具にして......」

コナン「でもさ」スッ

哀「んっ?!」ビクビクッ

コナン「実際、こうして触れてるだけでも気持ち良いよな」

哀「......ん///」コクッ

コナン「やっぱ、哀って綺麗だよな......」

哀「急にまじまじ見ないで、そんな見られたら......んっ、あっ///」

コナン「だって、その為に電気つけてるんだし。じゃ、消す?」

哀「......嫌」

コナン「どっちだよ?」

哀「見て、そして離れないで。私も、あなたを見るから......」

コナン「......分かった」

皆様、遅くなって申し訳ありません。
>>1です。

エロと通常の話のバランスを考えてる内に悩んでしまい、ついつい書き込むのも遅くなってしまいました。

申し訳ありません。
本日より再開したいと思います。

哀「......あんまり激しくしないでね、余裕が無くなってしまうから」

コナン「......努力します」チュッ

哀「ん、ん......っ///」チュルッ

コナン「......んっ」スッ

哀「んんっ///も、う......///早いっ///」

コナン「見えっからさ、顔がはっきり」クチュッ

哀「んんっ!///わ、私も見えるわ、工藤君がはっきりっ///」ドクンッ

コナン「スッゲェ綺麗だぜ、哀」クチュッ

哀「んあっ!///う、嬉しいっ///んっ!」ブルッ

コナン「......哀?」

哀「......工藤君、も、良いでしょ?一緒に、なって?///」ドクンッ

コナン「え?」

哀「色々、したいと思うけど......。したいけど、でも......。早くっ///」ドクンッ

コナン「分かった......。行くぜ、哀」

哀「......」コクンッ

コナン「行くぜ、哀......」グッ

哀「んっ......///入って......っ///来るっ///」ズズッ

コナン「スゲ、濡れ方......」ズズッ

哀「言わないでよ、バカッ......」ビクッ

ズンッ

哀「あぅぅっ!!」ブルッ

コナン「だ、大丈夫か?」

哀「勢い、良すぎよっ......///だ、大丈夫だけど......」ハァ、ハァ

コナン「ワリー、ゆ、ゆっくり動くから」

哀「別に動かなくても、嬉しいし、気持ち良いから......っ」ビクンッ

コナン「......でも、無理だ」グッ

哀「んんっ!///あんまり、深く......しないでっ///」

コナン「でも、その顔見たら無理だ」グッ

哀「んんっ!///だ、からっ!す、ぐ......はっ!イキたくないからっ///」ビクンッ

コナン「......?」

哀「やっと、2人きりで......。1つになれたのに、すぐ......終わりたく、ないっ」プルプル

コナン「それは、分かるけどさっ!」グイッ!グイッ !

哀「ああぁっ!ちょ、ちょっと......っ///あんまり、奥にっ///」ビクビクッ

コナン「わ、分かってるけど、止めらんなくてっ!」グッ!

哀「あはぁぁっ!!///も、もう......。知らないっ///好きに、してっ///」

コナン「っ!あんまエロい事言われっと......。ヤバイ......っ」ブルッ

哀「工藤......君も......イキそう......なの?」ハァ、ハァ

コナン「こ、興奮し過ぎたらな、ヤベーかも知れない」ドクンッ

哀「い、や......っ///もっと、繋がっていたいっ///」プルプル

コナン「っ!だから、あまり心拍数上がる様な事っ!!」ブルッ

コナン(ヤベ、動けね......っ!急に俺も敏感にっ!)プルプル

哀「......?工藤君、も......感じてるの?///」ハァ、ハァ

コナン「ちょっと、感じ方が......っ。ヤベーかも......」

哀「嬉しい......っ///んんっ!!///」ビクッ

コナン「え?」

哀「だって......っ///工藤君が、大好きだからっ///私に敏感になって......くれてっ......嬉しいっ......あんっ///」ビクッ

コナン「あ、哀......っ」ブルッ

哀「来て......っ///工藤君っ///」ビクンッ

コナン「え?」

哀「あなた、も......///限界、なんでしょ?///一緒、に......ね?///」

コナン「......で、もっ」

哀「お願いっ、一緒に、来てっ///んんっ!///」ビクンッ

哀「も、喋るだけで///感じちゃうからっ///お願いっ///」ビクンッ

コナン「......でも、中はっ」ブルッ

哀「ダメ、離さ......ないからっ///」ギューッ

コナン「あ、哀......っ、分かったっ、一緒に......っ」グッ

哀「ああぁっ!!///も、ダメ......っ///」

見てますよー(^^)

楽しみにしてます!

見てますよー(^^)

楽しみにしてます!

コナン「んっ!!」ドクドクッ !

哀「あああぁぁぁぁっ!!////」ビクビクビクッ

コナン「っく、止まら......ねっ」ビュルルッ

哀「す、ごい......っ///な、膣内がっ///く、工藤君が、入ってっ///」ビクンッ

哀「んあぁぁっ///ま、た、イッちゃうっ///」ブルブルッ

コナン「だ、大丈夫か?」ブルッ

哀「わ、からないっ///わからないのっ///ただ、工藤君がっ///あ、またっ///」ビクンッ

哀「ダメ、とまらないっ//きもちいいのが、とまらないのっ///」ビクビクッ

コナン「......!」グッ

哀「あああぁっ!///イッてるのにっ///やめ......」ビクッ

コナン「で、でも無理だっ」チュッ

哀「んんっ///んんんーっ!///」チュルッ

コナン「ん......っ」レロッ

哀「んっ!ふぅっ!///ぬ、ぬいて、おねがいっ///とまらな......」ハァ、ハァ

コナン「と、止めてぇけど、止めらんないんだよっ!」グイッ

哀「......っ!///あっ......はぁ///い、いきできないっ///おねがい、ぬい、て///やすま、せてっ///」ハァ、ハァ

コナン「わ、分かってるけど、足が......」ギューッ

哀「や、それ、かってにっ///く、どうくん......っ///おねがいっ///ああっ!///またっ///」ハァ、ハァ

コナン(ダメだ、抑えがっ......)パンパンパンパンッ

哀「......っ!!///」ガクガク

哀「......っはぁ」ガクッ

コナン「あ、哀?」

哀「......」

コナン「お、おい!哀、哀!」

哀「......生きてる、わよ」ボーッ

コナン「よ、良かった。半分白目剥いてたから......」

哀「抜いてって、言ったのに......。イキ過ぎて、息できないし、心臓が......っ。本当に、違う世界に行っちゃう所だったわ......」ハァ、ハァ

コナン「いや、ワリーな、マジで」

哀「それで済ませないでよ......。何故、抜いてと言ってるのに抜いてくれないの......?」ハァ

コナン「だって、あんだけくっつかれたら無理だろ?それにさ」

哀「それに?」

コナン「イキッぱなしの顔もエロいから、つい見てたくてさ」

哀「もう、イヤッ......」フゥッ

コナン「怒ったのかよ?」

哀「怒ってないわよ、でも......」

コナン「でも?」

哀「......半分白目剥いてたからって、凄くだらしない顔見られちゃったわ」ハァ

コナン「いーじゃねーか、今更」

哀「そうは言っても、恥ずかしいのよ!」

コナン「ま、分かったよ。所でさ」

哀「何?」

コナン「足、絡みっぱなしなんだけど......。続きして、OK?」ニカッ

哀「......もう、本当にバカね。好きにしてよ。時間の許す限り、あなたと1つでいるから」

コナン「ありがとよ。ま、なるべく白目は剥かせない様にすっから」ニカッ

哀「......死んでも知らないわよ」

とあるレストラン。

有希子「全く、やんなっちゃうわ」ヒック

志保「お母さまぁ、飲み過ぎですよぉ?」ヒック

歩美「......」

志保「どぉしたの?歩美ちゃん?元気無いよぉ?」ヒック

歩美「だ、だって志保ちゃん。お酒は良くないよ、未成年なのに」

志保「良いじゃないのぉ、もう飲んじゃったしぃ」ヒック

有希子「そうそう、たまには良いの良いの」ヒック

歩美「......何でこうなったんだろう」

少し前。

有希子「全く、あの人と来たら......」ハァ

志保「ホントに、博士と良い新一君と良い、ワタシの周りの男は......」ハァ

歩美「ふ、2人とも落ち着いて......」

有希子「もう、今日は飲むわ!私!」

志保「え?車は?」

有希子「置いて明日取りに来れば大丈夫よ。もう今日はスッキリさせないと寝れないわ」

志保「なるほど、ならお付き合いします、お母さま!」キラッ

歩美「ちょっと志保ちゃん、お酒は......」

志保「だーいじょうぶ!話に付き合うだけだから!」

歩美「う、うん。なら良いけど......」

現在。

歩美(それが、こんなになっちゃった......。お巡りさんに見つかったら大変だよう......)

志保「あれ?そういぇばぁ......。ワタシ達にさせたい事って、なんれすかぁ?」ヒック

有希子「んー?気になる?」ヒック

歩美(知りたいけど、それより帰りたい......)

有希子「それはね?」

「×××××××」

歩美「ええっ?!」

志保「ウソでしょ?!」ヒック

有希子「ホントよぉ?!ビックリした?」ヒック

志保「スッゴくビックリ......」ヒック

歩美「ほ、本当に、そんな事?」

有希子「うん!楽しみねぇ!」

志保「ニヒヒ、みんな驚くなぁー」ニッ

歩美「志保ちゃん、酔っぱらいすぎだよ......」

翌朝。

コナン「ん……。朝か。哀……?」

哀「……」zzz

コナン「まだ寝てんのか、無理もねーか」

哀「ん……っ」ボーッ

コナン「お、起きたか?」

哀「……工藤君、起きてたの?」ボーッ

コナン「ずいぶん眠そうだな」

哀「……あのね、どの口が言うの?」

コナン「は?」

哀「散々一晩中人の身体弄んで、その言い種は無いんじゃない?」

コナン「人聞きの悪ぃこと言うなよな……。俺だけのせいかよ?」

哀「もっと丁寧に優しくしてくれても良かったんじゃないの?やめてと言ってもやめないし。ケダモノよ、あれじゃ」

コナン「オメーも十分そうなんだが」

哀「もう……。所で、今何時?」

コナン「ん……?7時位か?」

哀「結局、何時まで私達……」

コナン「日付は変わってたと思うけどな」

哀「……そんなに?」

コナン「ああ。十分オメーもエロいって事だな」

哀「それ以上言うと、後で怖いわよ」

コナン「……ごめんなさい」

哀「ま、いいわ。それに……。ありがとう」

コナン「え?」

哀「私の願いを聞いて、一緒にいてくれたんですもの」

コナン「そんな、礼なんて別に」

哀「ううん、ありがとう。本当に嬉しかった。ただ……」

コナン「ただ?」

哀「……家に帰って、何て言えば良いのかしら」

コナン「確かに……。やな予感もするしな」

哀「……」

コナン「……まあ、とりあえず」

哀「?」

コナン「チェックアウトまで、もっかい。な?」

哀「……バカね」

阿笠宅。

志保「ん......っ?あれ、ここ......」ズキッ

志保「痛っ!あったま痛ぁ......」ガンガン

志保「何だってこんなに頭痛いの......?」ガンガン

志保「あ、そう言えば......。昨日、新一君のお母さんとご飯食べに行って、お酒飲んじゃって......。何か大事な話した気がしたけど覚えてないや......」ガンガン

ガチャッ

歩美「志保ちゃん、おはよ」

志保「歩美ちゃん、おはよ......。ゴメン、あの後どうなったの......?」

歩美「覚えてないの?」

志保「うん......」ガンガン

歩美「あの後、コナン君のお母さんと2人でずっと盛り上がってて、酔っぱらって。で、志保ちゃん寝ちゃったから、タクシーで帰って来たの」

志保「そっか、ゴメンね......」ガンガン

歩美「うん。それは良いけど、コナン君のお母さんが呼んでるよ?出掛けるよって」

志保「ドコに?」ガンガン

歩美「え?覚えてないの?」

志保「はい?」ガンガン

有希子「はーい、志保ちゃん!おはよう!」

志保「う......。おっきい声出さないで下さい......。頭が......」ガンガン

有希子「あらあら。二日酔い?」

志保「はい......」ガンガン

有希子「困ったわね、出掛けなきゃ行けないのに」

志保「ドコに?」ガンガン

有希子「どこに?決まってるじゃない!撮影よ!」ニコッ

志保「......ん?」ガンガン

歩美「本当に覚えてないの?コナン君のお母さんの知り合いの映画監督さんの所に行くんだよ?エキストラのアルバイトに」

志保「......んん???」ガンガン

歩美「だから、私達映画に出るんだよ!」

志保「は?ええええええええ?!何それ!?」

有希子「本当に覚えて無いの?」

志保「……うん」

歩美「あんなに楽しみにしてたのに?」

志保「酔っ払ってたから全然覚えて無ーい……」

有希子「ま、とにかく時間が無いから行きましょう?大丈夫、ちょっとした社会見学みたいなモノだから。ちょこっと映るだけだし」

志保「い、いや、でも……」

歩美「ね、行こうよ志保ちゃん!楽しそうじゃない!」ニコッ

志保「いや、でも……」

歩美「ホラ、着替えて!早く早く!」グイッ

志保「え?ちょ、ちょっとぉ!!」

有希子「歩美ちゃんは行動力があるわねぇ……」

新一宅。

阿笠「ん……?ワシは一体?」キョロキョロ

阿笠「あ、そうか。あの後しこたま飲んで寝てしまったんじゃった」

優作「おはようございます、博士」

阿笠「おう、優作君。おはよう。起きとったのかね?」

優作「ええ、つい先程」

阿笠「そうか。あの後、有希子君は……?」

優作「さあ、皆目見当も」

阿笠(さっさと解決して帰ってくれんかのう……)

路上。

コナン「結局、チェックアウトギリギリまで……」

哀「もう言わなくて良いわよ。恥ずかしい」

コナン「ワリー。でも、ありがとな。楽しかったよ」

哀「いえ、こちらこそありがとう。工藤君」

コナン「しっかし、何て言おう。博士や志保に」

哀「そうね、なんて言えば良いのかしら……」

コナン「考えてなかったのかよ」

哀「あなたといる事しか考えて無かったもの。そこまで気が回らないわ」

コナン「んん、どうしようかな」

ブゥーン……

コナン「ん?」

哀「どうかした?」

コナン「いや、今すれ違ったの母さんの車の様な気が」

哀「え?」

コナン「気のせいかな……?」

歩美「あれ?」

志保「どうしたの?」

歩美「今コナン君達がいた様な」

志保「気のせいじゃないの?」

歩美「うーん、でもあれは哀ちゃんだった様な」

志保「ま、どの道今はそれ処じゃないしね」

歩美「それはそうだけど」

有希子「2人とも、よそ見してないで。ちょっと飛ばすわよ?」

志保「えっ……」

有希子「ちょっと遅れそうだから。スピードアップするわ!」グッ

歩美「わっ!は、速すぎるっ……」

志保「警察に捕まるわよっ!!?」

有希子「だいじょーぶだいじょーぶ!ネズミ捕りの穴ぐらい分かってるから」

志保(そういう問題じゃない!)

歩美(まだ死にたくないよ、コナン君!!)

有希子「さ、アクセル全開よ!!」グッ

志保(神様、この人から免許を取り上げてください……)

某撮影所。

有希子「さ、2人共!着いたわよ?」

志保「……」

歩美「……」

有希子「あら?どうしたの?」

志保(アレが三途の河って言うのね……。マジで死ぬかと思ったわ)

歩美(うう、気持ち悪い……。子供の頃はジェットコースターみたいと思ったけど、まさかこんなになるなんて)

有希子「だ、大丈夫?具合悪いの?」

志保「……かなり」

歩美「私も……」

有希子「大丈夫?とりあえず監督さんに挨拶したかったんだけど」

志保「どうよ?歩美ちゃん」

歩美「な、何とか」

有希子「挨拶したら、ちょっと休ませてもらいましょ」

志保(アナタの運転が無きゃ休まなくて良かったんだけど……)

歩美(水飲みたい……)

スタジオ内。

有希子「えーと……。あ、いたいた!監督ー!」

監督「おう、有希子ちゃん!久しぶりだなぁ!」

有希子「ご無沙汰してます」ニコッ

監督「いやあ、相変わらず綺麗だねぇ!みんな君が復帰しないかと話してるよ!」

有希子「あらやだ。お世辞言っちゃって」

志保(どーでもいい……。もう帰りたい。具合悪い)

歩美(苦しいよ……)

監督「で、君が紹介したい子って?」

有希子「あ、あの子達です」ニコッ

監督「ん?どれどれ?」ジーッ

志保(何か見られてる……。どうでも良いけどもう辛い……)

歩美(立ってるのも辛いよ……)

監督「うーむ……」

志保(あ、こっち来た)

歩美(ど、どうしよう)

監督「ふーむ……」

志保「(とりあえずアイサツしとこ)こんにちは……」

歩美「こんにちは……」

監督「……有希子ちゃん?」

有希子「はい?」

監督「この子達、エキストラにどうかって言ってたよね?」

有希子「ええ。そうだけど」

監督「馬鹿言っちゃいけないよ!!」

志保(あ、ダメっぽい……。こんな辛そうな顔してるし)

歩美(良かった、帰れそう)

監督「こんな素晴らしい素材を連れて来て、エキストラなんて勿体無い!!」

志保「はっ!?」

歩美「え?」

監督「今すぐにでも衣装合わせして……。いやあ、君達は素晴らしい!!磨けば絶対に超1流になるよ!!見た目からこんなに魅力あふれる人材は初めてだ!!」

志保「は、はぁ!?」

歩美「え、え?」

監督「有希子ちゃんも人が悪い!最初からヒロイン役に勧めようとしたんじゃないの?」

有希子「さあ、どうかしら?」ニコッ

志保(え、ちょっと待って。どうなってんのコレ)

歩美(何が何だか分からないよ……。とりあえず)

志保・歩美「すみません、トイレ!!」

監督「あ、あっちだよ」

志保(ヤバ、もう限界……)

歩美(急がないと吐いちゃう!)

監督「どうしたんだい?あの子達?顔色悪かったけど」

有希子「ちょっとここに来るまでに体調崩しちゃって」

監督「それ、ひょっとして有希子ちゃんの運転?」

有希子「ええ」

監督(そりゃ無理も無い……。可哀想に)

志保「っ……。はぁ、苦しかった」

歩美「でも、スッキリしたね」

志保「女の子に取っては最低のスッキリの仕方ね……。他人には見せらんないわ。特に哀には」

歩美「そうだね……。コナン君にもね……」

志保「そんなんで喜ぶヘンタイ男も世にはいるけどね」

歩美「コナン君は違うよう……」

志保「ウソよ、ウソ」

歩美「もう、志保ちゃんは……」

監督「いやあ、しかし実に素晴らしい子達だ。遠巻きに会話しているのを見るだけで絵になる。こりゃあ掘り出し物だ!」

有希子「そう言って貰えると、紹介した甲斐があるわ」

有希子(大体狙い通りね。さて新ちゃん?自分の周りの女の子達が手の届かない所に行ったら、どうするのかしら?)

阿笠宅付近。

コナン「うーん……」

哀「どうしたの?」

コナン「やっぱさっきの車、気になんだよなぁ」

哀「心配しすぎじゃないの?」

コナン「うーん……。ん?」

哀「何?」

コナン「ホラ、あれ」

哀「え?」

阿笠「いい加減意地を張るのは止したらどうじゃ?」

優作「そう言う訳には行きません」

コナン「父さん?何やってんだよ?こんな所で」

阿笠「おお新一。今までどこに行っとったんじゃ?」

コナン「ま、まあちょっとな……」

阿笠「それより、君も優作君を説得してくれんか?」

コナン「は?」

阿笠「君のお母さんとまたケンカしての。頑固に和解を拒否しておってな」

コナン「下らねーな……」

優作「お前には言われたくないぞ新一」

哀「あの……」

優作「おや、君は」

哀「ご無沙汰してます。あの、奥様は日本に?」

阿笠「ああ。昨日は家におったんじゃが」

コナン「て、事はやっぱりあの車」

阿笠「ああ。多分有希子君じゃよ。志保君と歩美君を連れて何処かへ行ったわい」

コナン「何?」

哀「何処に行ったのかしら?」

コナン「さあなあ。あの母さんの事だ。また面倒事を起こしそうだな」

優作「全くだ。あいつの暴走は今に始まった事じゃ無いが」

コナン「て言うか父さんが早く連れて行ってくれよ!」

優作「実質28で親の脛を齧るお前には何も言われたくないな」

コナン(好きでこうなったんじゃねーよ、バーロ)

哀「でも、実際お仕事もあるでしょうし如何にかした方が宜しいのでは?」

優作「む……」

コナン「哀の言う事は聞くのかよ……。女に弱いな、全く」

優作「それはお前も一緒だ」

コナン「んな事ねーよ」

哀「あるわよ、ホント女の子に弱いんだから」

コナン「オメーまでそういう事言っちゃう?」

皆様、遅くなって申し訳ありません。
色々と展開を考えてる内についつい間が開いてしまい......。

なるべく間の開かない様に更新して行きます。
申し訳ありません。

哀「だって、事実じゃないの」

コナン「......否定は出来ねーな」

阿笠「まあとにかく中に入ろう。ここにいてもラチがあかんわい」

優作「あ、私はちょっと外します」

コナン「何処行くんだよ?」

優作「さあな。では博士。後程」

阿笠「ん?わ、わかったわい」

コナン(母さんを探しに行く気か?素直じゃねーな)

阿笠「しかし、本当に何処に行ったのかのぉ?」

哀「心当たりは無いの?」

コナン「ってもなあ。夫婦喧嘩の腹いせに日本に来たんなら当てがあって来たとも考えにくいしな」

哀「確かに。結構勢いで行動するものね。あなたのご両親。あなたも似てるしね」

コナン「さっきからすごーいトゲがあるんだけど」

哀「いきなり私から視線を外すからよ」ボソッ

コナン「ん?」

哀「......何でもないわ」

阿笠「しかし、有希子君の事じゃ。スピード違反で捕まったり、目立つ事になっとるかも知れんの」

哀「さっきのスピードなら、有り得るかもね」

コナン「目立つ......。ん?待てよ?」

哀「あら?何か分かったのかしら?」

コナン「分かったっつーか、まあいるかもなって場所は閃いたな」

阿笠「本当か?」

コナン「ああ。ワリーけど博士。車出して貰って良いか?」

阿笠「ああ。構わんよ」

哀「何処に行くの?」

コナン「目立ちたがり屋の行く所さ」

撮影所。

志保「......で、何がなんだか分からない内に衣装着せられたけど」

志保「何なのよこの露出度は!」

歩美「こ、これ......。裸よりある意味恥ずかしいよ......」

志保「ホントに。何この胸の谷間の開いた服は」

歩美「スカートも短いよ、み、見えちゃう......」

志保「こんな格好で何やらせようっての?まさかAV?」

歩美「コナン君のお母さんが、そんな事」

志保「冗談よ、冗談」

有希子「あら、カワイイじゃない!良く似合ってるわ」

志保「いや、それはイイんですが……。さっきの話、冗談抜き?」

有希子「ええ。そうよ?」

歩美「だ、だって私達演技なんて」

監督「大丈夫大丈夫!私達が指導するから」

志保「私……達?」

有希子「モチロン、私もよ?」

志保「何企んでるんですか」ジロッ

歩美「し、志保ちゃん……」

有希子「別に何も企んでないわ。ただ……。あなた達の魅力を伝えるには良いと思って。誰かさんに」

志保「!」

歩美「!」

有希子「銀幕の中で光り輝くあなた達を見たら、印象変わるかも知れないわよ?誰とは言わないけど」

志保「……」

歩美「……」

有希子「まあ、やるかどうかはあなた達次第だけどね」

志保「……まず学校が」

監督「私達からも交渉しよう」

歩美「で、でも……。パパやママにも何にも」

有希子「それも何とかするわ。どうする?」

志保「……」

歩美「……」

有希子「怖くなった?」

志保「……別に。でも、仮に上手く行っても忙しくなって新一君と居る時間なんて」

歩美「そうだよ。そんなの困るよ」

有希子「でも、このままと言うのも困るでしょ?」

志保「……」

有希子「バランスを保つか、刺激を与えて均衡を崩すか。2つに1つね」

歩美「何でそんな事を言うの?」

有希子「さあ、何故かしら」

志保(……確かに、正攻法でずっとやっててもね。何と無く、哀に1歩譲ってる気がするし)

志保「分かった。やるわ」

歩美「志保ちゃん?!」

志保「人生経験と思えば悪く無いし。でも、映画コケてもワタシ達のせいにしないでよ」

監督「そりゃもちろんさ。全力で我々がバックアップしよう」

コナン「毛利蘭死ね」

コナン「もうりらんきもいきもいきもい」

コナン「毛利ラン死ね毛利ランしね」

歩美「ほ、本当に?」

志保「チョット位は、波風立てて見るのも悪くないかなってね」

歩美「……」

志保「どーする?歩美ちゃんは無理しなくても」

歩美「……やる」

志保「無理にワタシに付き合わなくても良いんだよ? 」

歩美「ううん。やる。私も私で思う事はあるし」

志保「そっか……」

歩美「コナン君のお母さんが何を考えてるのか、知りたいし」

有希子「じゃあ、決まりね!」ニコッ

志保「で、どうしたらイイの?」

有希子「じゃあ、付いてきて?早速演技指導よ!」

歩美(ど、どうしよ。本当に出来るのかな)

志保(さーて、どうなるのかしら)

有希子(さあ、後はあの子達がこれを知ったらどうするかしら……?)

阿笠のビートル車内。

阿笠「……じゃあ、有希子君達はTV局か映画の撮影所におると?」

コナン「ああ、多分な。観光以外で母さんが立ち寄りそうな所はそれ位しか思いつかねーからな」

哀「でも、何の為に?」

コナン「そこまでは分からねーが……。志保と歩美が一緒なら、社会見学のつもりなんじゃねーのか?」

哀「そんな堅苦しい目的で人を連れ出す様な人には思えないのだけれど……」

コナン「確かにそうなんだけどな。ったく、何のつもりなんだか……」

優作「ま、アレを普通の思考で理解しようと思わない事だ」

コナン「じゃあ父さんには理解できんのか?」

優作「まあな」

コナン「じゃあ早く仲直りして連れ帰ってくれ」

優作「向こうが頭を下げればな」

コナン(このクソオヤジ……)

コナン「毛利蘭死ね」

コナン「もうりらんきもいきもいきもい」

コナン「毛利蘭死ね毛利ランしね」

コナン「毛利蘭嫌い 毛利蘭キモい 毛利蘭ブサイク 新蘭キモい 新蘭 理性 毛利蘭ブス 消えろ 毛利蘭死ね コ哀最高 毛利蘭のファンは犯罪者」

歩美「毛利蘭嫌い 毛利蘭キモい 毛利蘭ブサイク 新蘭キモい 新蘭 理性 毛利蘭ブス 消えろ 毛利蘭死ね コ哀最高 毛利蘭のファンは犯罪者」

光彦「毛利蘭嫌い 毛利蘭キモい 毛利蘭ブサイク 新蘭キモい 新蘭 理性 毛利蘭ブス 消えろ 毛利蘭死ね コ哀最高 毛利蘭のファンは犯罪者」

小五郎「毛利蘭嫌い 毛利蘭キモい 毛利蘭ブサイク 新蘭キモい 新蘭 理性 毛利蘭ブス 消えろ 毛利蘭死ね コ哀最高 毛利蘭のファンは犯罪者」

園子「毛利蘭嫌い 毛利蘭キモい 毛利蘭ブサイク 新蘭キモい 新蘭 理性 毛利蘭ブス 消えろ 毛利蘭死ね コ哀最高 毛利蘭のファンは犯罪者」

阿笠「毛利蘭嫌い 毛利蘭キモい 毛利蘭ブサイク 新蘭キモい 新蘭 理性 毛利蘭ブス 消えろ 毛利蘭死ね コ哀最高 毛利蘭のファンは犯罪者」

元太「毛利蘭嫌い 毛利蘭キモい 毛利蘭ブサイク 新蘭キモい 新蘭 理性 毛利蘭ブス 消えろ 毛利蘭死ね コ哀最高 毛利蘭のファンは犯罪者」

新一「毛利蘭嫌い 毛利蘭キモい 毛利蘭ブサイク 新蘭キモい 新蘭 理性 毛利蘭ブス 消えろ 毛利蘭死ね コ哀最高 毛利蘭のファンは犯罪者」

快斗「毛利蘭嫌い 毛利蘭キモい 毛利蘭ブサイク 新蘭キモい 新蘭 理性 毛利蘭ブス 消えろ 毛利蘭死ね コ哀最高 毛利蘭のファンは犯罪者」

青子「毛利蘭嫌い 毛利蘭キモい 毛利蘭ブサイク 新蘭キモい 新蘭 理性 毛利蘭ブス 消えろ 毛利蘭死ね コ哀最高 毛利蘭のファンは犯罪者」

コナン「毛利蘭きめえwwwwwwwwwwwwwwww wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww 」

菅野「うんこ毛利蘭 ウンコ毛利蘭 糞毛利蘭wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww 」

安部「毛利蘭しねよwwwwwwww」

小五郎「うんこたれ毛利蘭!」

光彦「ニート毛利蘭きめえwwwwwwww」

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2014年02月19日 (水) 15:38:20   ID: qO5hTTXN

続きは?

2 :  SS好きの774さん   2014年02月19日 (水) 15:39:21   ID: qO5hTTXN

早く見たい笑

3 :  SS好きの774さん   2014年02月21日 (金) 13:35:35   ID: j8hCXOnw

続き気になる

4 :  SS好きの774さん   2014年02月25日 (火) 17:56:27   ID: 6Fpqrw4R

まだー?

5 :  SS好きの774さん   2014年03月12日 (水) 21:33:29   ID: hbvmp8D8

まだー?

6 :  SS好きの774さん   2014年03月12日 (水) 23:17:25   ID: hbvmp8D8

乙です!頑張って下さい!

7 :  SS好きの774さん   2014年04月05日 (土) 23:52:36   ID: cQoe5t_S

楽しみにしているんです。
書いて下さい❗️

8 :  SS好きの774さん   2014年04月07日 (月) 23:50:03   ID: Pc6M-qTJ

コレ面白い
早く続き書いて

9 :  ムッティー3世   2014年04月09日 (水) 09:23:30   ID: 5HGYjhgr

続きが気になります❗️❗️
早い内に入れて、また現行スレにして下さい❗️

10 :  SS好きの774さん   2014年04月09日 (水) 17:43:01   ID: -YxvgLSU

光彦どうなるの⁈
続きがきになります‼
続き書いて^o^!

11 :  SS好きの774さん   2014年04月20日 (日) 00:03:08   ID: brz-skdi

まだー?

12 :  SS好きの774さん   2014年06月15日 (日) 01:55:42   ID: e329mSsM

 面白い!続きお願いします!めっちゃ気になる~

13 :  SS好きの774さん   2014年08月07日 (木) 21:40:14   ID: EM5kn0hS

続き期待してます!

14 :  SS好きの774さん   2014年09月01日 (月) 22:59:16   ID: PCKeXS-t

速く続きを❗️ 続きが気になります〜

15 :  SS好きの774さん   2014年09月28日 (日) 13:36:58   ID: 83FzIWRC

いつ終わるんだこれ

16 :  SS好きの774さん   2014年10月08日 (水) 15:32:15   ID: DoGzChrO

更新が無い続きが凄い気になる

17 :  SS好きの774さん   2014年11月06日 (木) 11:19:37   ID: -v7ap8kZ

ほんとに続きが見たいー
更新の度に楽しみにしているので
続きお願いします!

18 :  SS好きの774さん   2014年12月13日 (土) 14:22:39   ID: lhnFPKrh

毛利蘭早く死ね
毛利蘭キモい
毛利蘭ブサイク
つのドリル毛利蘭消えろ
毛利蘭早く死ね
毛利蘭キモい
毛利蘭ブサイク
つのドリル毛利蘭消えろ
毛利蘭早く死ね
毛利蘭キモい
毛利蘭ブサイク
つのドリル毛利蘭消えろ

19 :  SS好きの774さん   2015年01月08日 (木) 05:14:36   ID: nLz0Cogl

頑張れ!
応援してます!

20 :  それはカップラーメン   2015年08月15日 (土) 23:14:06   ID: Gigr4NBF

非常に面白い!
待ってます がんばってください!

21 :  SS好きの774さん   2015年09月23日 (水) 11:40:45   ID: 5VCJApid

久々に良いSSと出会えた‼︎
応援してます‼︎これからも頑張って下さい٩(๑•̀ω•́๑)و

22 :  SS好きの774さん   2016年01月14日 (木) 22:30:00   ID: p00H2HRo

終わり!!!!!!????

23 :  SS好きの774さん   2016年01月14日 (木) 22:34:12   ID: p00H2HRo

中止するならせめて挨拶してほしい

24 :  SS好きの774さん   2016年02月24日 (水) 18:17:30   ID: hAKIlxop

まだかなー

25 :  SS好きの774さん   2017年03月20日 (月) 10:47:29   ID: CP9B7T3G

続ききになる…

26 :  SS好きの774さん   2017年06月04日 (日) 04:35:55   ID: UynDJUtn

あれ?

27 :  SS好きの774さん   2017年06月04日 (日) 04:39:01   ID: UynDJUtn

もしや召されてしまった…?

28 :  SS好きの774さん   2017年06月08日 (木) 07:52:41   ID: CdB5Qa6Y

これもう落ちたのか

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