光彦「みつひこくんを救う会・・・?」 (24)

-光彦の部屋-


光彦「今日も学校が終わりました!」

光彦「遊ぶ予定もないしインターネットでもやりますか」

光彦「『円谷光彦』っと・・・」カタカタ

光彦「うわあ・・・相変わらずたくさんの僕が嬲られてます・・・」

光彦「どうしてこういうことをするんでしょうか・・・」ハァ

光彦「ん?」

光彦「『みつひこくんを救う会・・・?』」

光彦「なんだか他人事のように思えないサイトですね」

光彦「どれどれ、見てみましょう」カチッ

☆みつひこくんを救う会☆


みつひこくんは生まれつきソバカスが多く
3ヶ月以内に摘出手術が必要です。
しかし摘出にはソバカス1つ100万円×200個という
莫大な費用がかかります。
みつひこくんを救うために
どうか協力をお願いいたします。

        ,.:ー-- ..__  ,.-'"`ヽ、
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     `、   ,' !-jノナー   ‐j''!j;゛i! .!/
      `、 .j!.ノ ,.-‐ 、   ,.へ' .!!j,'
       ゝ} .'  9`  ´9   .!,'-、
      {:t、: `ー‐'  ,.〉`ー'  :'.ソ,'
      ヽ.`、 : .:  ___ : :. ,'_,/
       `~ \  ヽ  ノ  /
          ,.jヽ、._  _/!、
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         ヽ  \___/ ./
           \_/l;lヽ_ノ


光彦「!?」

光彦「ど、どう見ても僕の写真です・・・」

光彦「一応振込先を見ておきましょう」


☆振込先☆
米花銀行 本店営業部 ベイカギンコウホンテンエイギョウブ 普通 xxxyyyz
口座名 アガサヒロシ


光彦「・・・」

-阿笠邸-

コナン「まったく笑いが止まらねーぜwwwwwwwww」

コナン「こんなサイト一つで金ががっぽがっぽ入ってくるなんてなwwwwwww」

歩美「ほんとだねーwwwwwwwww」

元太「うな重何杯分だ!?」

コナン「バーロォ、うな重ぐらい死ぬまで毎日食えるぐらいの金額だぜwwwww」

灰原「まったく、ほどほどにしときなさいよ」フフッ

阿笠「それにしてもさすがは東の名探偵、工藤新一じゃわい!こんな名案思いつくのは新一ぐらいじゃ!」

コナン「だろ?wwww博士にも分け前たっぷりやるから楽しみにしとけよwwwww」

阿笠「ほっほっほ!」ニカッ

-光彦の部屋-


光彦「この写真、それに『アガサヒロシ』・・・」

光彦「いや、博士に限ってそんなこと・・・ページ作成日はいつなんでしょう?」


『ご協力いただきはじめてから1週間、現在2000万円ほどの寄付をいただいております!』


光彦「1週間前・・・たしかちょうど僕が少年探偵団のみんなと遊ばなくなった時期です」

光彦「みんな風邪を引いているからと」

光彦「・・・まさか」ハッ

光彦「いや、考えても見ればこんな酷いこと思いつくのはコナン君ぐらいでしょう」

光彦「絶対に、絶対に許せません・・・!」ワナワナ

-阿笠邸-

コナン「さて、今日も金づるたちのメールの対応をしてくとするかwwwwww」

阿笠「ほっほ、頭脳は大人なだけあってメールの対応はワシより数枚上手じゃわいwwwww」

コナン「『温かいご支援ありがとうございます。みつひこくんの今の笑顔はあなたにより守られております。どうかこれからもご支援のほどお願いいたします』っと」カタカタ

コナン「ちょろいもんだぜwwwwwww」

歩美「コナンくんすごーいwwwwww」

コナン「まあなwwwwwwん?なんだこのメール」

灰原「どうしたの?工藤くん」

コナン「ほら、見てみろこれ」カチッ

-------------------------


from : mittsu@xxxx.xxx
to : hiroshi-agasa@xxxx.xxx
sub:あなただったんですね

絶対に許しません


-------------------------



灰原「なんだか不気味ね」

コナン「ま、どうせイタズラか間違いメールだろうけど」

コナン「一応博士に送り主を突き止めてもらうか」

阿笠「わかったぞい!」

阿笠「た、大変じゃ新一!あのメールを送ってきたのは光彦くんじゃ!」

コナン「なっ!?やろォ、ついに気づきやがったか」

灰原「まずいことになったわね・・・」

歩美「コナン君どうしよお・・・」

元太「うな重食えなくなるのか!?」

コナン「バーロォwwwwこんなときのために取って置きの秘策があんだよwwww」

コナン「最近は博士と光彦の苗字が違うって疑いだした奴もでてきたしなwwwww」

コナン「ちょうどいい機会だし光彦を瀕死の重体にしてついでにその画像をアップしてやるぜwwwwww」

歩美「コナンくんすごーい!口止めできるし疑いも晴れるし一石二鳥だね!」

灰原「さすがは工藤君、といったところかしら」フフッ

コナン「そうとなったら善は急げだ!博士、なんかねーか?」

阿笠「ほっほっほ!そんなこともあろうk」プルルルルル

阿笠「すまんの新一、ちょっと電話じゃ」

阿笠「・・・」

コナン「はやかったじゃねーか博士!」

阿笠「つ、次の学会の日程に関する確認の電話じゃったからの!」

コナン「そんなことより博士、光彦をいたぶる発明はまだかよ!」

阿笠「そうじゃった・・・ほれ新一、これを飲むといいぞい」コトン

コナン「ん?これを飲むだけで良いのか?」

阿笠「これは飲んだ者の腕力を異常に発達させる薬じゃわい!」

コナン「さすが博士だぜ!やっぱ素手のほうが調節しやすいもんなwwww」

阿笠「ついでに風邪が治る薬も入れといたわい!万全の体調で挑むといいぞいwwww」

コナン「サンキュー博士!いたれりつくせりじゃねーか!」ゴクゴク

阿笠「効果時間は30分ほどしかないから注意じゃぞい!」

コナン「おう!それじゃ早速行ってくる!」ダダッ

歩美「くれぐれも殺しちゃだめよーwwwww」

阿笠「新一!くれぐれも・・・」


阿笠「・・・気をつけるんじゃぞい」

-光彦の部屋-


光彦「『ええ、そうです。たしかな情報です。』」

??「『それにしても急にそんな・・・まあ君らには助けられたこともあった、一応向かってみることにしよう』」

光彦「『ありがとうございます。よろしくおねがいします。』」ガチャ


光彦「・・・行きますか」

コナン「なんだか体がムズムズするな・・・これが薬の効果か?」

コナン「まあいい、急がねーと!たしか蘭が公園で光彦を見たっつってたな」タッタッタッ

コナン「麻酔銃で眠らせてトイレで瀕死にしてやるぜwwwww」タッタッタッ

-公園-


光彦「・・・」てくてく

コナン「いたいた!暢気に歩きやがってwwwwwwwwこの麻酔銃で・・・」ササッ

光彦「・・・」クルッ

コナン「!」

光彦「・・・コナン君、あなたの負けです」ニカッ

コナン「何いってんだソバカスやろォwwww今すぐあの世に送ってやるよwwww」パシュッ

光彦「」

コナン「ちょろいもんだぜwwwwwwwwww」

コナン「さてと・・・とりあえず人目につかねーようにこいつをトイレに・・・」むずむず

コナン「クソッ!体のムズムズがとまんねえ・・・博士に後で文句言ってやる!」むずむずむず

コナン「・・・!?」むずむずむずむず

コナン「か、体が・・・この感覚・・・!」ガタガタガタ


むんずむんずむんずむんずむんずむんず


バリィッ!





『もしもし博士ですか。僕です。』

『なんじゃ君か。何のようかね?』

『どうしてあんなことをしたんですか。』

『なんじゃそのことか。もう遅いわい!じきに新一が君のもとに・・・』

『証拠は全て抑えてあります。その上僕の身に何かあったときは警察にその証拠が送られるようになってます』

『そうなったら博士・・・あなたは死ぬまで刑務所、財産も全て没収になります。』

『な、何が言いたいんじゃ』

『僕はコナン君・・・いえ、工藤新一に復讐したいんです。手伝ってくれたら証拠は全部消しましょう。』

『わ、わしは何をすればいいんじゃ・・・』





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