ポワン「この魔物擬人化オーブをあげましょう」5主人公「え?」 (15)

ポワン「妖精の村を救ってくれた彼方にこれを差し上げましょう」

主人公「・・・これなんですか?」

ポワン「これを使えば彼方を慕うモンスターを擬人化させることができるんですよ」

ベラ「そ、そんな宝物ありましたっけ?」

ポワン「ふふっ妖精の城にあったものを昔拝借したままでした」

ベラ(ど、泥棒じゃ・・・)

ポワン「ベラ、何か言いましたか?」グググッ

ベラ「痛い痛い!耳を引っ張らないで下さい!」

ポワン「さぁためしにその子に使ってみたらどうですか?」

主人公「うん!…でもどうやって使えばいいの?」

ポワン「それを片手に持って頭を撫でればいいのですよ」

主人公「こうかな・・・」ナデナデ

キュイイン

プックル「クゥンクゥ~ン・・・あ、あれ?」

主人公「あ・・・女の子になった・・・」

ポワン「あら、かわいらしい女の子ですことベビーパンサーの女の子だったみたいですね」

プックル「あ、あわわ・・・な、な、な・・・」

主人公「うわぁ本当にプックルなの?・・・でもはだk」

プックル「み、見ないでくださいいいいいいいいい!」ガブッ

主人公「ぎゃあああああ!痛い痛い!!噛み付かないでえええええ!」

ポワン「あらあら、流石に人間になると裸になってしまうのですね、ベラ、何か着る物を」

ベラ「あ、はい・・・」


プックル「ご、ごめんなさい・・・ご主人様・・・つい・・・」

主人公「だ、大丈夫・・・ホイミ使えるから・・・」

ポワン「ふふっ、ではそろそろお別れの時間ですね、困ったことがあったらまた此処を訪ねてくださいね」

ベラ「ばいばい!二人とも!私、二人の事忘れないよ」

主人公「・・・帰ってこれたね」

プックル「そ、そうですね・・・」

主人公「どうしたのプックル?元気ないけど・・・」

プックル「いえ・・・さっきは本当にごめんなさい・・・」

主人公「だから大丈夫だよ、もう治ったし、僕こそごめんね」

プックル「ご主人様・・・」

主人公「それより此処寒いから上にいこう」

プックル「はい!」

カンカンカン

サンチョ「おや!こんなところにいらしたのですか!随分探したんですよ、おやその子は?」

主人公「え!あ、えっと・・・さ、さっき友達になった子なんだ!えへへ」

サンチョ「そうですか?始めまして私はサンチョと申します、ってぼっちゃん!それよりも・・・」

パパス「おう、きたか・・・これから父さんはラインハットの国へ行くが一緒に・・・ん?その女の子は?」

主人公「と、友達なんだ!彼女も一緒に行っちゃ駄目!?」

パパス「むぅ・・・まぁそこまで危険な旅ではないし、ヘンリー王子も同じ年の子が多いほうが楽しいかもしれんからな・・・ただその子の親御さんg」

主人公「それなら大丈夫!もういいよってもらったから!じゃあいいんだね!ありがとう父さん!」

パパス「ははは!そうか!その代わりしっかり道中の魔物から守ってあげるんだぞ」

プックル「いえ!わ、私がご主人様を守りますので!」

パパス「ご、ご主人様?」

主人公「わああああ!ち、違うの!いまおままごとしてて僕がえっと・・・王子様でこの子が召使役なの!」

パパス「お、王子役!?ま、まさか・・・いや、ま、まぁそうか・・・わはは・・・そ、それならいいが・・・」

主人公「だ、駄目だよ・・・いきなりそんなこと言っちゃ・・・」ボソボソ

プックル「ご、ごめんなさい・・・ご主人様・・・」ボソボソ

パパス「ふむ、まぁいい・・・それでは早速いくとしようか」

パパス「まずは東の関所に向かうとしよう、私が前を行くから二人はあとをついてきなさい」

主人公「うん」

プックル「は、はい」

パパス「ははは、いい子だ、そういえばまだ名前を聞いていなかったね」

プックル「あ!わ、私はぷkk」

主人公「わあああああ!えっと!えっと!チ、チロルっていうんだ!ね!」

プックル「え?ご、ご主人様がそれでいいなら私は・・・」

パパス「そうかそうか、ははは!わが息子ながら隅に置けんな!ビアンカちゃんに怒られるぞ」

主人公「ふぅ・・・暫く父さんには内緒にしよう・・・まぁどうせ信じてくれないと想うけど」

プックル「わ、わかりました・・・」

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