八幡「俺と雪ノ下の学校生活は間違っている。」 (32)

八幡(っと…やっと昼休みか…。少し前ならこの昼休みもかなり快適な時間であったが…)

ガララッ

雪乃「比企谷くんはいるかしら?」

ザワザワ…

八幡(そんな快適な時間は一週間程前から快適ではなくなった)

葉山「やぁ雪ノ下さん。またヒキタニ君に用かい?」

雪乃「えぇ、それよりあそこで寝たふりをしてこの状況をやり過ごそうとしている彼を呼んできてほしいのだけれど」

葉山「分かった。おーい、ヒキタニ君!」

八幡(だりぃ…)ムクッ

八幡「んだよ…。」

雪乃「行くわよ」

八幡「………はぁ」

八幡「…で?今日はどこで食うんだよ?」

雪乃「そうね。暗くて狭くて貴方が落ち着きそうな場所を見つけたの。そこに行きましょう」

八幡「なんで俺が暗くて狭い場所好きな前提で話進んでるの?おかしくね?」

雪乃「御託はいいわ。早くしないとお昼が終わってしまうわよ」

八幡「…はいはい」

スタスタ

葉山「最近あの2人仲良いね。」

戸部「つーか付き合ってんじゃね?」

優美子「ま、あーしにはかんけーないし、ね、結衣?」

結衣「えっ!?あっ、うん!そだね!」

雪乃「どう、かしら?」

八幡「うん、美味いけど。」モグモグ

雪乃「そう、良かったわ」

八幡「………」モグモグ

雪乃「………」

八幡「あのさ、なんなのこの状況。」

雪乃「どういう意味かしら?」

八幡「いや色々おかしいだろ。なんでお前俺に弁当食わせてるの?」

雪乃「…餌付け…かしら?」

八幡「せめて人間として扱ってくれません?」

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