P「ヤンデレっていいですよね」小鳥「わかります」 (140)

小鳥「765プロトップヤンドルと言えばは雪歩ちゃん、千早ちゃんの2強ですよね」

P「わかります」

P「ヤンデレと言っても色々ありますよね」

小鳥「猟奇的だったり、狂信的だったり、依存的だったり」

P「1つに定まるもんじゃ無いですけどね」

小鳥「猟奇的でもあり、狂信的でもあり、依存的でもあり」

P「一粒で何度も美味しい。最高ですわ」

小鳥「わかります」

P「逆にヤンデレっぽくないアイドルといえば?」

小鳥「んー」

小鳥「まずはやっぱり、中学生組ですかね」

P「確かに。あいつらに恋なんてまだまだ早いですね」

小鳥「他にはー……響ちゃんとか、春香ちゃんとか、真ちゃんとか」

P「明るさが売りですからね。ヤンデレとは程遠いか」

小鳥「ですね」



小鳥「でもそういう無垢な子達がヤンデレるのも見てみたいですよね」

P「わかります」

P「あ、いや、別に雪歩や千早が明るくない子だって言うわけじゃないんですよ?」

P「そこんところ勘違いしないでくださいね?」

小鳥「もう、そんなことわかってますよっ」

P「そうじゃなくて、なんというかこう……」

小鳥「ディープラブですよ、ディープラブ」

P「そうそう。あいつらの愛はどこか深い気がするんですよね」

小鳥「わかります」

小鳥「愛の深さで言えば、Pさん、美希ちゃんに凄く愛されてるじゃないですか」

P「ん、あぁ」

小鳥「美希ちゃんもヤンデレの素質、あるんじゃないんですか?」

P「あいつは……うーん……」

P「ヤン成分が無い気がするんですよね」

小鳥「と言うと?」

P「美希は見た目からしていつもキラキラしてますからか、あんまり病む姿が想像出来ないんですよね」

P「他の子達にむくれる時とかよくありますけど、嫉妬とかよりも羨望の意味合いが強い気がするんですよ」

小鳥「ふむ」

P「まだまだ子供ですし、あいつも」

小鳥「……」

小鳥「それってつまりはこれからのPさんの振る舞い次第で病む可能性もある、ってことですよね」

P「あ、なるほど」

小鳥「Pさんはどんなヤンデレっ子が好きですか?」

P「俺ですか? 俺はやっぱり依存的なヤンデレがいいですね、男ですし」

小鳥「男の人は依存されたがりなんですか?」

P「一概には言えませんけど、そういう傾向は有ると思いますよ」

P「男っていうものは頼りにされたり、甘えられたり、尊敬されたりするのが大好きですからね」

P「俺なんてモロそれですし」

小鳥「ほほう」


P「もっと言えば献身的な依存のヤンデレが大好きですねー」

小鳥「『あなたの為なら私、なんだってするよ?』 とかですか?」

P「あーいいですねぇー、大好物ですよ」

小鳥「なるほどなるほど」

P「そういう小鳥さんはどんなヤンデレが?」

小鳥「私は……そうですねぇ、侵略するタイプのヤンデレが好きですね!」

P「侵略、ですか?」

小鳥「はい!」

P「それはあれですか、徐々に徐々に自分だけしか見ないように他人を排斥するタイプですか?」

小鳥「あ、いえ、そうじゃなくて……」

小鳥「なんというか……ストーカーみたいな!」

P「ストーカー、ですか?」

小鳥「相手の所有物とか、身につけてる品物とか。そういうのを少ーしずつ少ーしずつ盗ってっちゃう感じです!」

P「あっ。なるほど」

小鳥「ちょっとずつ相手に奪われてる感じが堪らなくて堪らなくて!」

P「それ、わかりますわぁ」

小鳥「それを踏まえた上で今一度考えてみると、やっぱり容易に妄想出来るのがあの2人ですよね」

P「雪歩に千早、ですね」

小鳥「正直この娘達はどれもイケる気がします」

P「やっぱ強えなぁ雪歩と千早」


小鳥「んなら逆に2人以外ならどうでしょう?」

P「雪歩と千早以外……。うーん……」

P「さっきも言ったとおり、あまり想像出来ないですけど……」

小鳥「そこを敢えて妄想しちゃいましょう!」

P「んなら言い出しっぺの小鳥さんから」

小鳥「むっ。例えばそうですねぇ……」

小鳥「……やよいちゃんとか」

P「えっ、やよいですか!? 一番想像出来ないんですけど……」

小鳥「まぁまぁ。例えばですよ?こんな感じで――」

―――
――

『プロデューサー。 はい、あーんっ』

『えへへ、美味しいですか? ご飯、たくさん炊いたからもっともーっと食べていいですからね!』

『あーっ!プロデューサー、ダメですよー!ちゃんとよく噛んでから食べなきゃー!』

『……って、そうだった。このマスク外さなきゃ噛めないんでしたね。今外しますよー』

『はいっ、モーグモーグっ。モーグモーグっ。 20回は噛むんですよー」

『それじゃあ次はハンバーグです! 今日は奮発して作っちゃいましたーっ!』

『はいっ、あーんっ。 モーグモーグっ、モーグモーグっ。 美味しいですか? えへへ、良かったですっ! 』

『プロデューサー、ご飯の後はどうしますか? えっ? お風呂ですか? はいっ!任せてください!』

『昨日は間違えてお湯、ひっくり返しちゃいましたからねー。でも、今日はちゃーんと注意しますから大丈夫です!』

『プロデューサー、タオル、熱くないですか? はいっ!それじゃあ上から拭いていきますねー』

『ごーしごーし。ごーしごーし」

『……プロデューサー? プロデューサーのことは私がずぅーっとお世話してあげますからねー』

『他はなーんにも考えなくていいんですからねっ』 

『……ごーしごーし。ごーしごーし』

―――
――



P「……どういうシチュですか、これ」

小鳥「椅子に縛り付けられたPさんを一日中お世話するやよいちゃん、です!」

P「……う、うーん……」

小鳥「……あ、あれ? あんまり良くない反応……」

P「献身的なのはいいんですけど……これは……」

小鳥「ハズレ……ですか?」

P「なんつーか、M向けな感じが強くて……」

小鳥「ピヨォ……」


小鳥「いいと思うんですけどねぇ……束縛監禁シチュ……」

P「もしかして小鳥さんってMなんですか?」

小鳥「え? あ、はい、そうですよ」

P「納得」

P「……ていうか、ナチュラルに俺を使いましたよね」

小鳥「あれ、ダメでした?」

P「いや、別に構いませんけど」

小鳥「いつもお世話になってます」ペコッ

P「え、いつも?」



小鳥「まぁともかく、あまり好評じゃなかったそうなので」

小鳥「それじゃあPさんからも!どうぞどうぞ!」

小鳥「あ、ちなみに、千早ちゃんと雪歩ちゃんは出しちゃ駄目ですよ」

P「む、難しい……」


P「……それじゃあ……真で」

小鳥「真ちゃん! いいですねぇいいですねぇ!」

P「期待しないでくださいね? ……まぁ例えば――」


――
―――

ジョキッ、ジョキッ、ジョキッ.....。

『……あっ、このドレス可愛い! いっただきっ、いっただっき♪』

ジョキッ、ジョキッ、ジョキッ、ジョキッ.....。

『あー和服もいいなぁ……。 でも、燕尾服のプロデューサーも似合うなぁ……』

ジョキッ、ジョキッ、ジョキッ......。

『ケーキ入刀……シャンパンゴールドッ! いいねいいねっ!』

ジョキッ、ジョキッ、ジョキッ、ジョキッ.......。

『ブーケトスは教会の前が相場だねっ。 ……うっ、切りづらい……』


ペタッ。

『………』

ペタッ。ペタッ。

『………』

『よしっ……出来たっ! プロデューサーとボクの未来図、その232!!』

『んっふふ~、今日も綺麗に出来たな~っ』

『……あっ。アルバムの空き……もう無いや……』

―――
――


小鳥「……これは……」

P「……なんつーか、ゼク○ィとかのを切り貼りしてはアルバムに飾ってるシチュです」

小鳥「自分とPさんの顔を貼っつけて?」

P「はい」

小鳥「………」

P「………」

小鳥「……Pさん」

P「な、なんすか」



小鳥「すっっっっっごくいいじゃないですかッッッッ!!!!」



P「うおっ」

小鳥「微笑ましさと狂気が入り混じったこのなんとも言えない感じ、いいですねこれ!」

P「そ、そうですか?」

小鳥「あの真ちゃんがなんと裏で! っていうギャップもいいですね!」

P「病んだ時と病まない時とのギャップは大事ですよね」

小鳥「わかりますッ!!!」


小鳥「でもこれ、よくよく考えてみたらヤンデレというよりはヤンデレに成りかけって感じですよね」

P「あ、やっぱそう思います?」

小鳥「ヤンデレるとしたらこの数日後、って感じですね」

P「ふむ」

小鳥「ヤンデレた瞬間、今までのアルバム全部持ち出してくるとか」

P「おぉ」

小鳥「それを見た別の子が全部ビリ破いちゃったり!」

P「真、発狂コースじゃないですか」

小鳥「でも、それがいい」

P「わかります」

小鳥「私的には、真ちゃんは暴力的にヤンデレるイメージがありましたねー」

P「まぁ、俺も最初はそう思ったんですけどね」

小鳥「やっぱギャップって大事ですよね」

P「いや、単に俺が暴力的なヤンデレが好きじゃないだけなんで」

小鳥「あっ、はい」


小鳥「メンヘラとヤンデレの違い、ってなんでしょう?」

P「よく話題にはなりますね」

小鳥「ネット上の意味だと……―精神が病んでいる人・行動が超ネガティブで異常な人― だそうですけど」

P「自分的にはヤンデレの一種だと思ってますよ」

P「敢えてジャンル分けするなら『自傷的ヤンデレ』ってところでしょうか」

小鳥「自分の身を犠牲にするっていう点なら『献身的ヤンデレ』と似たところがありますね」

P「そうですねー」

P「ある意見では『相手に病的なまでに尽くすのがヤンデレ、病的なまでに自己中心なのがメンヘラ』という人もいます」

小鳥「うーむむむ……むつかしい……」

小鳥「あ、そういえば、双子のヤンデレも最近は話題になってるそうですよ」

P「ほほう」

小鳥「姉の方を好きになってる相手をなんとか自分に振り向かせたい」

小鳥「でも相手は自分を見てくれない」

小鳥「そうだ、それなら私が姉になればいいんだ!」

P「双子ならではの行動ですね」

小鳥「面白いのは、姉と妹との区別が段々とつかなくなってくるところですねー」

小鳥「『あの日は姉と過ごしたハズ、だから妹がそれを知ってる訳無い……』」

小鳥「『もしかして……あの時のは妹だったのか? いや、それとも……』」

小鳥「ってな具合でどんどん疑心暗鬼のどツボにハマっちゃうんですよね!」

P「ホラー色の強いヤンデレですね」

小鳥「姉妹揃ってヤンデレだったら更に凄いことになっちゃったり!」

P「もう何も信用出来ませんね。怖ぇー」

小鳥「でも、そこがいい」

P「わかります」

小鳥「あ、こんなのもありますよ。『電波ヤンデレ』」

P「なんですかそれ?」

小鳥「ありもしない自分の中の設定をさも現実の様に振る舞うヤンデレです」

P「それってよくあるタイプじゃないですか?」

小鳥「電波、っていうのが重要です」

P「電波……」

小鳥「例えば……『私は月からの使者、前世との約束を果たしにここに戻ってまいりました』」

P「うわ」

小鳥「『さぁ、今一度あの頃の私達の様に! また二人で! この世を共にしましょう!!』」

小鳥「……みたいな」

P「モノホンの病気じゃないですか」

小鳥「正直ヤンデレ?って感じですけどね」

P「行き過ぎると統合失調症とかになりそうですね」

小鳥「妄想自体は可愛いものだと思いますよ。妄想は」

P「依存するヤンデレは出ましたけど、依存して欲しいヤンデレってのもありますね」

小鳥「依存『して欲しい』……ですか?」

P「好きな相手にはめっちゃ優しく、だけど他の相手には超厳しい」

小鳥「? 普通ですよ?」

P「どっこい、実は裏で好きな相手に自分以外の人間が攻撃的になるよう手を回していたり」

小鳥「ひょえー」

P「裏の顔を絶対に見せず、あくまで超優しい人として接するのがポイントですね」

P「……次第に周りから孤立していく自分。なぜか周りが自分に攻撃してくる……」

P「誰も自分の味方が居ない……そんな時、たった一人の女性に優しく手を差し伸べられたら……」

小鳥「堕ちますな」

P「堕ちますよ、そりゃ」


小鳥「普段から甘々な人ほどそういう素質があるかもしれないってことですか」

P「言い切れはしませんけどね。夢が広がりません?」

小鳥「広がりますわぁー」

小鳥「猟奇的ヤンデレというのも2つありますよね」

P「相手中心か、自分中心かってことですか?」

小鳥「そうですそうです」


小鳥「相手の周りをうろつく女共を排斥する、相手中心タイプ」

小鳥「片や、自分の都合の悪いものを排斥する、自分中心タイプ」

P「結構似てますよね」

小鳥「一番の違いは、最終的に重要なのはどちらか、って点ですね」

P「好きな相手か、それとも自分か」

小鳥「好きな相手の為か、それとも自分の為か」

小鳥「まぁ簡単にいえば、好きな相手が自分の思い通りにならないでサクっと殺しちゃうのは自分中心」

P「好きな相手が自分の思い通りにならないのは周りのせいだと考えるのが相手中心、ってことですね」

小鳥「あんまりサクサク殺しちゃうのは好きじゃないですねー」

P「同感ですね。ヤンデレ=包丁っていうのはちょっと安易な考え過ぎますし」

小鳥「でも似合うんですよね、何故か」

P「不思議ですねー」

P「自分か相手か、で言えば『献身的ヤンデレ』でもありますね」

小鳥「そ、それはあれですか! 一歩間違えばSとMの世界に入るいわゆる……」

P「違います。あれはちょっと別レベルの話です」

P「そうじゃなくて……んーっと、言い方を変えるなら自己犠牲か相手犠牲か、って感じです」

小鳥「相手犠牲って初めて聞きました、私」

P「俺も初めて言いましたよ」


P「んまぁ例えるならアレです。お菓子作りに自分の血を混ぜるシチュとか」

小鳥「あー、ありますねぇ」

P「『自分の一部を相手に捧げたい』。 そういう思いが強いのが自己犠牲タイプですね」

小鳥「それじゃあ立場が逆なのが相手犠牲タイプ、ですか?」

P「『相手の一部を自分に取り入れたい』。っという思いですね」

小鳥「……か、カニバリズムは私……ちょっと……」

P「いや、そこまではいきませんって」

P「相手犠牲って言い方は変ですけど、相手の物が欲しいっという点では小鳥さんがさっき言ってた『侵略タイプ』と同じですね」

小鳥「度が行き過ぎると相手の身体すら侵略しちゃう、ってことですか……」

小鳥「……うぅ、こわひ……」

P「とか言いながら顔ニヤけてますけど」


小鳥「自己犠牲タイプとなると、可能性が一番あるのは春香ちゃんですよ!春香ちゃん!」

P「菓子、よく作ってますからね。そういや、響も料理得意だったけなぁ」

小鳥「ほほう、ほほほう! つまりはこういうことですね!!」



『春香ー? なにしてるんだー?』

『ん? んふふ、隠し味ー』

 ポタッ……ポタッ……

『あっ、それいいなー! 自分もやるー!!』

 ポタッ……ポタッ……ポタッ……



P「こええ」

P「小鳥さんは束縛してくるヤンデレが好きって言ってましたね」

小鳥「えぇ、そりゃもう! ある種依存されてるようなものですからね!!」

P「それじゃあ、物理的じゃなくて権力での束縛はどうですか?」

小鳥「へ?」

P「いいところ生まれの子が金や権力をつかって束縛してくる感じです」

小鳥「……というとー……」


『アンタだけの為に別荘を建てたわ。そこで私と二人っきりで暮らしましょう?』

『敷地内ならどこでも行っていけど外に出るのは許さないわ』

『仕事なんて行かなくていい。欲しいものはなんでも買い揃えるから』

『だからアンタはずぅーっとここで私と暮らしましょうねっ。にひひっ』


小鳥「……うわーお」

P「お嬢様タイプのヤンデレなんかがこれですね」

小鳥「これ、ぶっちゃけヒモですよね」

P「……まぁ、ある意味は……」

小鳥「束縛といえば、私がこの前書類の整理中にSM関連のサイトを覗いてた時思ったんですけど」

P「仕事中に何やってんだあんた」

小鳥「束縛したいヤンデレは多いですけど、束縛されたいヤンデレってのはあまり見ませんよね」

P「んっ。 ……確かに」

小鳥「構ってちゃんの多いヤンデレだから束縛して欲しいと願うヤンデレっ子がいてもおかしくはないと思うんですけどねぇ」

P「ふむ……」

P「献身的ヤンデレの一種にはありますよ。自分を好きな相手の家畜の様に振る舞うタイプ」

小鳥「ほほう、ほう、ほほう?」

P「ペット的献身、とでも言いましょうか」

P「相手を主人に見立てて自分は彼の飼物でしか無い。そういう風なヤンデレです」

小鳥「私、仲良くなれる気がします」

P「よかったですね」


P「正直、これ一歩間違えればSとMの世界の仲間入りですよね」

小鳥「いいじゃないですか!ドMヤンデレ!!」

P「……」

『んっ……つ、付けたよプロデューサー……。 首輪、似合ってる……かな?』

『ほ、ホント!? えへへへ……自分、嬉しいぞ……』

『……自分……これでもう、プロデューサーのペットなんだな……』

『あ、自分、プロデューサーの言うことは何でも守るよ! 絶対悪いことなんてしないからね!』

『……あっ、いやっ、やっぱり今の嘘!嘘にして!』

『えっ? 悪いことしないほうが良いに決まってる? そ、そりゃそうだけど……』

『だって……もし、自分が悪いことしちゃったら……』


『プロデューサーが……躾てくれるんでしょ……?』




小鳥「ここまで妄想した」

P「流石」

P「そうだ。権力で縛るタイプにもう一つありましたね」

小鳥「ほう!? ほほう!!?」

P「管理タイプのヤンデレです」

小鳥「管理……タイプ?」

P「相手の行動を逐一監視、盗聴、記録してデータで縛るタイプですね」

P「まぁぶっちゃけストーカーと同じですよ。特徴としては職を利用してるところですかね」

小鳥「職、ですか。なんだか本格的ですねぇ!」

P「管理職についてる傾向が強いですよ。マネージャーとか特に」

P「その為、ストーカー紛いの行動も職の立場を利用すれば難なく行えちゃうって利点がありますね」


『昨日の帰宅時間、いつもと2時間34分8秒遅かったですけど、どこに行ってたんですか?』

『今朝の出勤時、ベランダのカギが開けっ放しでしたよ? ちゃんと気をつけてくださいね』

『昼食の時に会ってた女性、誰ですか? プロデューサー殿の親戚には居ませんでしたよね?』


小鳥「っていう感じですね?」 

P「うんまぁそんな感じですはい」

お風呂

小鳥「Pさんは暴力的ヤンデレ、どこまでなら許せます?」

P「ん?」

小鳥「物に八つ当たりするレベルだとか、他人に危害が及ぶレベルとか」

P「あぁ」

P「うーん……。 まぁせいぜい、主人公の身辺の物を壊すレベルですかねぇ」

小鳥「そのくらいが妥当ですか」

P「そうですね。 帰ったら家の物が壊されてる、とかはホラー要素あって良いですし」

P「何度も言いますけど、好きな相手に包丁向けるヤンデレは好きじゃないんですよね」

小鳥「なるほどなるほど」

P「ちなみに小鳥さんは」

小鳥「ぶつ、ける、なぐる。なんでもウェルカムですよー!!」

P「……」

小鳥「あ、でも死んじゃうレベルはちょっとごめんかなぁーって!」

小鳥「せいぜいロウソク垂らすとか鞭打つくらいかなぁーって!!」

P「SMに影響されすぎかなーって」

小鳥「Pさんの考える、ヤンデレの必要要素ってなんですか?」

P「唐突ですね。まぁ、まずは深い嫉妬心ですね。 これは外せません」

小鳥「ふむっ」

P「そしてそれに伴う狂信的なまでの愛! これ無くしてはデレとは呼べませんね!」

小鳥「なるほどっ!」

P「最後に! 疑心暗鬼を生み出す恐るべき妄想力!! 」

P「この3つがそろって初めてヤンデレと俺は呼びます!!」

小鳥「素晴らしいいいい!!」


P「あ、なんて言ってるうちにもうこんな時間」

小鳥「あらホント。そろそろ帰りましょうか」

P「そうですね。 あ、戸締まり……」

小鳥「私がやっておきますよ。Pさんは先にお帰りください」

P「そうですか? ありがとうございます。今日は楽しかったです、小鳥さん」

小鳥「はいっ、こちらこそ! それではまた明日!」

 ガチャッ.....バタンッ

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