上条「そういえば最近ムラムラしねえな」(383)

上条「うーん」

禁書「とうま、どうしたの?」

上条「ん?ちょっとな」

禁書「ふーん、ねえとうま、今日のご飯は何?」

上条「今日は鍋焼きうどんだ」

禁書「わーい、野菜たっぷりでおいしいんだよー」

上条「さて、それじゃあ支度するか」

禁書「うっどんっ うっどんっ うっどっん~♪」

上条(俺の身体はどうかしちまったってのか?)

禁書「いただきまーす!」

上条「たくさん食べろよー」

禁書「はぐはぐもぐもぐ」

上条「我ながらいい出来だぜ」

禁書「おいしー」

上条「そりゃよかった」

禁書「とうま、食べたらお風呂に入ってもいい?」

上条「おう、もう準備できてるぞ」

禁書「えへへ、ありがととうま」

上条「風呂か・・」

禁書「む やらしいこと考えてる?」

上条「ん?別に何も」

禁書「何かさっぱりしてる」

上条「そうか?」

上条(あれ?天草式の時とかオルソラの時とかドキッとしたはずなのにマジで何も感じねえぞ)

上条「うーん」

禁書「とうま?」

上条「いや、気のせいだろ」

禁書「??? へんなとうま」

上条(このところ結構トラブル続きだったから疲れてるだけかもな、じっくり休めばすぐ元に戻るだろ)

禁書「ごちそうさまー」

上条「じゃ、早速風呂に入ってきてくれよ」

禁書「うん!スフィンクスー 一緒に入るんだよー」

スフィンクス「にゃーん」

上条「風呂好きな猫ってのも珍しいよな」

上条(ちょっと気になってきた、久々に上条さん秘蔵のコレクションでも拝見してみるか)

ぺらっ ぺらっ

上条「ほうほう、この金髪お姉さんの過激なこのシーンには何度もお世話になりましたなあ」

上条「凛とした女性が乱れる様というのはなんとも・・・・」

シーン

上条「なんにも感じねえ、どういうことだ?いくら疲れがたまってるって言っても歩くのも辛いとか日々の家事がおっくうとかそんなレベルじゃねえし」

上条「大体少しくらいは反応があってもいいはずなのにピクリとも変化がねえ」

上条「そうだ、動画のほうをちょっとだけ見てみよう。インデックスがいない間に少しだけ・・」

あんっ あんっ やぁぁーーんっ イクっ イクううぅぅぅん

上条「そうそう、こうやって大きな胸が揺れる姿はそれはもう」

上条「髪を振り乱して乱れる様はまさに芸術と言えるではありませんか。これならばいくら頑固な俺のハートも・・・」

 シーン

上条「こりゃどういうこった?」

上条「飽きた・・ってのか?だとしてもここまでってのは」

 ガチャッ

上条「あ、インデックスのやつが風呂から出てきちまった。しょうがねえ、今日のところはこれまでにしとこう」

入浴中

上条「はぁ・・・」

上条「そういえばインデックスと暮らすようになってから自由にああいうの見れなくなっちまってるわけだし」

上条「いや、インデックスがいるっていう緊張感が俺の心と身体を硬くしちまったっていうのか?」

上条「・・・・・」

上条(硬くならないことで悩んでるってのは置いといてだ)

上条「明日は休みだしインデックスは小萌先生に預かってもらって色々ためしてみるか」

上条「よし、やってやる」

そして翌日、インデックスは先生の所へ遊びに行き、上条は一日をかけてありとあらゆる雑誌や動画に目を通し続けた

上条「ありえねえ・・・」ガクッ

ああんっ! だめだめえっ! きもちいぃぃぃ いくぅぅぅぅ!!!

上条「何でだ、土御門や青ピから押し付けられたあらゆるジャンルに手を伸ばしたってのに・・」

上条「俺の趣味じゃないものでも新しい出会いにときめくかと思ったけど・・」

上条「ちーーーっとも興奮してこねえ、これは確実に何かがおかしいぜ」

上条「もしかして俺は・・・俺は・・・」

上条「現実に女の子に触れないと興奮できないところまできちまったってのか?」ゴクリ

上条「俺もとうとうここまできちまったっていうのか」

上条「そうか、これは俺にこの幼稚な本や動画を卒業しろという神様のおつげなんだな」

上条「だが神様も冗談きついぜ、俺には一緒に手をつないで買い物に行く女の子もいないってのに・・」

上条「買い物・・・」

上条「あ、そうだ!ぼやぼやしてると夕方のタイムセールに間に合わなくなっちまうぜ!」

上条「まずはこいつらをぱぱっと片付けてっと・・」ガサゴソ

上条「よーし、いざ!争奪戦へ!」

上条「よしよし、卵と鰯と白菜が手にはいったぜ」

上条「鶏肉も少し残ってるから今夜は鰯のつみれと鶏のつくねの鍋に決まりだな、昨日はうどんだったから今日はごはんを入れてっと」

上条「豆腐入れると水っぽくなるから味は少し濃いめに」 「あ!」

上条「ん?」

御坂「やっぱりあんたか、買い物の帰り?」

上条「おお御坂か、見てくれよ。鰯の投売りで一袋まるまるつめ放題で299円だぜ?」

御坂「へー、ハンバーガーよりも安い値段でそんなに買えるもんなんだ、初めて知ったわ」

上条「そりゃ寮の食堂で飯が食えるお嬢様方にはそうだろうな」

御坂「自炊ってのもやってみたいなーって思うけどね」

上条「やってりゃわかるけどすっげえ面倒だぞ?」

御坂「そうよねえ、毎日献立考えて買うものも考えてって、世の中の主婦には頭が下がらないわ」

上条「まったくだ」

御坂「それにしても荷物多くない?」

上条「買いだめしようとすればこのくらい普通だぞ」

御坂「そうなんだぁ」

御坂(私も主婦になればこうやって買い物袋さげたり自転車に荷物のせたりして・・・)

御坂「ちょっと持ってみてもいい?」

上条「重いから気をつけろよ?」

御坂「このくらいへっちゃらだっての」

ぎゅっ

>御坂「そうよねえ、毎日献立考えて買うものも考えてって、世の中の主婦には頭が下がらないわ」

何様のつもりだ

御坂「おっ これは中々」ズシリ

上条「持ちやがった、ってよく考えたらお前借り物競争で俺の襟片手でつかんで引っ張りまわしてたもんな」

御坂「人を怪力女みたいに言わないでもらえるかしら?」

上条「事実だろうが」

御坂「ふん、デリカシーの無いやつ」

上条「ほっとけ」

御坂「それにしても・・・」

御坂(すぐ目の前にこいつが買い物袋持ってて私もこいつの荷物持ってるなんて、傍から見たらこれは・・・)

御坂「ね、ねえ」

上条「ん?」

御坂「こうやって二人で買い物袋持ってるとさ、えっとその・・ねえ?」ドキドキ

御坂(恋人って感じにもえっと)

上条「おつかいに駆り出された兄弟って感じだよなあ」ハハハ

御坂「何でそうなるのよおおおおおおおおお!!!!!!!!」ビリビリビリビリビリ

上条「おわぁっ!」パキーン

ズキッ

上条(あれ?今軽く下腹部に痛みが)

御坂「はぁーっ はぁーっ この朴念仁!!」

上条「お前なあ、いきなり怒って電撃ってのはやめてくれよ!俺じゃなかったら死んでるとこだぞ!?」

御坂「う、うううるさいっ!! こっちだって好きでやってんじゃないわよ!!」バチバチ

御坂(ああもう何でいっつもこうなるのよおおお)

上条「わかった、わかったから一回落ち着こう、な?」

御坂「ふん!」プイ


>>23ですよね、何で 下がらない になってるんだろ?あれ? >>22は あがらない の間違いです

御坂「あーもう調子狂ったわ、これ返す!」グイッ

どんっ

上条「わっ こらっ!」グラッ

上条(重いもの持ってバランス悪いってのに胸押すなっての!)

上条「おおぉっ!!」

がしっ

御坂「へ?」グラッ

上条「おおおお!!」

御坂「ちょっとおぉっ!」

どしゃああん!!

上条「いってえ・・」

御坂「あたた・・・」

上条「おい御坂、大丈夫か?」ギュッ

むにっ

御坂「ひっ!!」ビクッ

上条「ん?何だこの感触は」ムニムニ

御坂「あ、あああ・あ・・あんたぁ・・」

上条「どうしたんだ?変な声あげちまって」ムニムニ

御坂「ちょ、ちょちょちょちょちょちょ!!!」

上条「それにしてもこの柔らかいのは、はて?俺は今日こんにゃく買ったっけ?」 御坂「むかっ!」

上条「いやまて、御坂との距離がすごく近いこの状況で導き出される答えは・・・」 御坂「ちょっと・・」

御坂「ちょっと待たんかいごらああああああ!!!!」

上条「やっぱりこれは御坂の胸かああああ!!!」

御坂「わかったらさっさと手えどけなさいよおお!!」

上条「待て、時に待て御坂、俺が今この右手を離したらお前間違いなく俺に電撃浴びせるだろうが!」

御坂「浴びせないわ」イライラ

上条「本当だな?」

御坂「本当よ」イライラ

御坂(あああもうっ!この前も堂々と触りやがったしこいつって何でこうなのよぉっ!)

上条「じゃ、離す」パッ

御坂「離したわね?」

上条「このとおりだ」

御坂「歯ぁ食いしばれえぇ!!」ビュッ

上条「うわっ」

バッチィィィィンッ!!!

上条「いてえ、不幸だ」ヒリヒリ

御坂「この間のことといいあんた一回風紀委員にしょっぴかれたほうがいいんじゃないの?」

上条「この間?」

御坂「忘れたとは言わせないわよ。私の胸ペタペタ触って偽者扱いしたくせに」ギロッ

上条「え・・・」

上条(あれは本物の御坂だったってのかよおおおおお!!!!)

御坂「その反応、やっぱり」上条「すまん御坂!!俺が悪かった!!」

御坂「・・・」

上条「このとおり!このとおりだ!」ペコペコ

御坂「ようやく理解できたみたいね。しっかり反省しなさい」

上条「ええ、そりゃもうこれ以上ないくらいに!」ペコペコ

御坂(って、本当はこんなこと言いたいんじゃないのになんでこう・・・)

上条「あれ?」

御坂「何よ」

上条「ちょっと待ってくれ御坂、俺は今お前の胸を揉んだよな?」

御坂「そんな恥ずかしいことを大きな声で言うなっ!」

上条「そしてお前の胸は偽者でなくて本物の正真正銘御坂美琴の胸で間違いないんだよな?」

御坂「ぶふっ!!」

上条「もしかして違うのか?」

御坂「そんなわけないでしょうがぁ・・・」ワナワナ

上条「本物・・・だとしたらこれはおかしいぞ!」

御坂「何がおかしいいんじゃごらああああ!!!私の胸は正常で歳相応だああああ!!!!」ビリビリビリビリビリ

上条「うわああああああああ!!!!!そういうことじゃねえええええ!!!!」パキーン

ズキッ

上条(あれ?また?)

数分後

上条「御坂さん、自販機に蹴りいれてるその足で蹴られるのはつらいですはい」ボロッ

御坂「どう考えてもあんたが悪い!」

上条「確かに俺が悪かったけどさ、誤解なんだって」

御坂「なにが誤解よ、人の胸触ってそれにケチつけるなんてことされて黙ってられるわけないでしょうが!」

上条「そのケチつけたってのが誤解なんだって!」

御坂「ふーん・・・」ジー

上条「本当だって、お前を馬鹿にするんじゃなくてこれは俺の問題なんだ」

御坂「あんたの? ちょっと話してみなさいよ」

上条「実は・・・ その何て言ったらいいか」

御坂「はっきり言いなさい、怒らないから」

上条「ん、じゃあはっきり言う 俺お前の胸を触っても全然ドキドキしねえんだ」キリッ

御坂「・・・・へ?」

御坂「う・・うそ・・・」

上条「うそじゃねえ、事実なんだ」

御坂「それ・・・え・・?」

上条「おかしいんだ、まるでこんにゃくを触っているみてえに、そりゃ確かにこんにゃくとはまったくの別物だし御坂のぬくもりを感じたわけだ」

上条「だっていうのにこれっぽっちも心に響かないんだ!」

御坂「何よ・・それ・・・」

御坂(私の身体に女としての魅力が全く無いってことなの?)

上条「御坂・・俺は・・・」

上条(俺の身体はやっぱりおかしくなっちまってる。どういうことなんだこれは)

御坂「もう一回!!」

上条「ん?」

御坂「もう一回触ってみなさいよ!!」

上条「お前・・・」

御坂「今度は上着脱いでシャツの上からでいいから!だから触ってみなさいよ!」

上条「お、おいおい落ち着け御坂、こういうのは」御坂「いいから!」

御坂「私だって女の子なんだからそんなこと言われて黙ってられるわけないでしょ!」

御坂(こいつにだけはそんなこと思われたくないってのに!)

上条「御坂、だからって」御坂「やりなさい!」

上条「む」

御坂「でも、その・・・やさしくよ?」チラゥ

上条「・・・・」

上条(御坂が瞳を潤ませて俺をみつめてくれるってのに何も感じねえ、何てこった・・)

御坂「ほら、早く」

上条「んじゃ・・失礼するぞ?」

御坂「うん」

ぺたっ

御坂「ん・・」ドキドキ

御坂(勢いで言ったことだけど、やっぱり恥ずかしい・・・)

上条(御坂のやつが顔真っ赤にしてるってのに俺は相変わらずだ)

なでなで

御坂「は・・はぁ・・・」ドキドキ

御坂(お願い、この私のドキドキが少しでもこいつに伝わってくれれば・・)

上条「・・・・」

なでなで むにっ

御坂「う・・ん・・」ハァハァ

御坂(ああぁぁぁもう頭の中まで焼けそうなくらいはずかしいよおぉ)

上条「・・・だめだ」

御坂「え?」

上条「すまない御坂、やっぱりだめだ。俺お前が恥ずかしさで顔真っ赤にしてドキドキしてるってのもわかるのに俺のほうは・・・」

御坂「そ・・そんなぁ・・」

上条「お前には恥ずかしい思いさせたってのに」

御坂「じゃあ!今度は直に!直にでいいから!」

上条「何言ってるんだ、いくらなんでもそんなことできるわけねえだろうが」

御坂「うそ・・うそよお!!」

御坂(それだけ魅力が無いってこと!?どうして!?私だって立派な女の子なのにぃ!)

上条「それにこれ以上続けたって何もかわらねえんだ、だからもうやめようぜ」

御坂「や・・める・・?」

上条「ああ、俺はもうお前には何もしない」

御坂「それって・・・」

御坂(もうこれ以上こいつとはどうにもならないってこと!?)

ぎゅっ

上条「え?おい」

御坂「嫌よ!!そんなの私は認めないわ!!」

上条「御坂・・・」

御坂「私は!!私はあんたにこれだけドキドキしてるんだから!!」

ぎゅうううぅ

上条「お、おいおい」

御坂(めいっぱい!めいっぱいぎゅってしてやるんだから!!)

上条「・・・・」

御坂「私がドキドキしてるの、わかるでしょ?」

上条「ああ、御坂のぬくもりと鼓動を感じる」

御坂「私がどれだけ・・・どれだけの・・・」

上条「でもだめなんだ」

御坂「っ!!」ギリ

上条「すまない御坂、お前がここまでしてくれてるっていうのに俺は・・」

御坂「・・・にが・・・」

上条「仮にお前が俺に告白でもしたとしても俺の心はぴくりと」御坂「何がいけないのよおおおお!!!」

上条「それは俺が」御坂「ちがう!あんたの問題じゃない!これは私の問題よ!」

上条「お前・・」

御坂「うっ・・ぐぅ・・」ポロポロ

上条「すまねえ」

御坂「私に、私に何が足りないのよぉ・・・教えてよ、せめて、せめて何かひとつ教えてよぉ・・・」ポロポロ

上条「違うんだ御坂、お前は何も悪くない、お前に悪いところなんて無いんだ」

御坂「うそよぉ・・そんなのぉ・・・」ポロポロ

上条「だからこれは全部俺が悪いんだ。ごめんな」

御坂「あ・・・あぁ・・・」ポロポロ

御坂「ああああああん!!!」ダダッ

上条「御坂・・・」

上条(くそっ、御坂のプライドをこれでもかってくらい傷つけちまった・・・)


御坂「男はそんなに巨乳がいいのかあああああ!!!!ちくしょおおおおお!!!!!」


上条「ん?」


御坂「絶対に大きくなってやるんだからああ!!!うわあああああんん!!!」


上条「ぷっ ははは」

上条「何だ、すげえ元気じゃねえか、あの調子ならたぶんいつもの御坂に戻るだろ」

上条「ってそうなったらまた電撃が飛んでくるわけか」

上条「電撃・・・・あれ?」

上条「さっき御坂の電撃を受けた時のあの軽い痛みは何だったんだろ?」

上条「うーん・・・ ま、考えててもしょうがねえし帰って飯の支度でもするか」

上条宅

上条「ただいまー」

禁書「おかえりとうま」

五和「おかえりなさい上条さん」

上条「お、五和じゃねえか。どうしたんだ?」

五和「ちょっと学園都市の近くに用事があったものですから」

上条「そっか、じゃあ晩飯は五和の分も用意しとかないとな」

五和「すみません、ご馳走になります」

上条「今日は鰯がたくさん手に入ったからこれと余ってる鶏肉で鍋をやるからな」

五和「いいですね、すごくおいしそうです」

禁書「楽しみなんだよ!」

上条「じゃあちゃっちゃと準備するからそこに座っててくれよ」

五和「あ、私もお手伝いしますから」

上条「そっか、じゃあお願いすっかな」

ウィーーーーン ガリガリガリガリ

五和「最新のフードプロセッサは便利ですよね」

上条「鰯は骨が柔らかいだけあってそんなに抵抗ねーんだけどこれなら手羽先の骨もどろどろにしちまうくらいだからな」

五和「すり鉢でやるとかなり疲れますから」

上条「重労働だな」

五和「ええ、うまくやらないとすり鉢からこぼれてしまいますし」

上条「昔の人は大変だったんだろうな」

五和「職人さんの苦労する姿が目に浮かびますね」

上条「基本の出汁は何がいい?」

五和「あ、それなら私に任せてください。とっておきのやつを作りますから」

上条「お、そりゃ期待できそうだ」

ぐつぐつ

禁書「いいにおいがしてきたんだよ」

上条「本当だ、すっげえうまそう」

五和「白菜に味が染みるまでもう少しですからね」

上条「ご飯ももうすぐ炊けるし、待ち遠しいな」

禁書「先に食べてるスフィンクスがうらやましいんだよ」チラッ

スフィンクス「がつがつ」

五和「日本の猫は魚が大好きですからね」

上条「ほんと、さばいてる時に足元うろうろしやがんのな」

五和「中には足をよじ登ってくる猫もいるみたいですよ」

上条「そりゃ見ものだな」

ぐつぐつ

上条「天草式の用事ってことは魔術絡みか?」

五和「いえ、学園都市の近くに十字教の教会が新しくできまして、そこで女教皇様の代理として私がお祝いをしてきたところです」

上条「そうだったのか、じゃあ危ないことは何もなかったんだな?」

五和「ええ、おかげさまで」

禁書「まだかなまだかなー」グゥゥ

上条(天草式・・・ ひょっとしたら)

上条「天草式って言えばさ、医療関係の知識何かはどうなんだ?」

五和「えと、私も専門ではないんですけどいくらかは、わからないのは調べてもらうこともできますけど、どうかしたんですか?」

上条「ちょっと俺の身体の様子がおかしくなったみたいなんだ」

五和「えっ!?」

ぐつぐつ

五和「それはどのような症状ですか?」

上条「え、えーっと・・・」

上条(ありのままに言うのはちょっとなあ・・・それにインデックスもいるし・・・)チラッ

禁書「おっなべっ おっなべっ おっなっべ~♪」

上条「ま、まあ食べてから話そうぜ、俺もインデックスも腹ペコだしさ」

五和「わかりました。では後ほど」

禁書「ねえねえ、まだなの?」

五和「確かめてみますね ほっ」カパッ

ぐつぐつ ぼこぼこ

五和「うん、いい色になってきました。もういいですよ」

上条「よし、それじゃ」

禁書「いただきまーす!」

食後

禁書「お腹いっぱいなんだよ」げぷっ

上条「お前食べすぎだろ。炊飯器空じゃねえか」

五和「お味はどうでしたか?」

禁書「最高なんだよ!とうまのよりもずっとおいしい!」

五和「喜んでもらえてなによりです」

上条「悔しいが脱帽だ。あとで出汁のとりかた教えてくれ」

五和「はい、喜んで」

禁書「それじゃあ私はお風呂に入ってくるんだよ」

上条「おう、ゆっくり入ってきてくれ」

禁書「うん」

上条「さて、何から話せばいいもんか」

五和「お体のどこか痛むんですか?」

上条「そうじゃなくてその・・・」

上条(って言わないと伝わらないんだ、覚悟を決めろ)

五和「上条さん?」

上条「五和、俺女の子にドキドキしなくなっちまったんだ」

五和「へ?」

上条「って言われても何のことかわからないよな。何て言ったらいいのかその・・」

上条(そもそも五和に聞くのってセクハラになるんじゃねえのか?いや、今はそういうことは置いておこう)

上条「たぶん、女の子が俺にどんなことをしてきても冷静に流すことができると思うんだ」

五和「 」

上条「こういうことを五和に話してもしょうがないのかもしれないけどさ、俺真剣に悩んでんだよな」

五和「 」

上条「だから今の状態を何とかしたくて ん?」

五和「 」

上条「五和さん?」

五和「 」

上条「だめだ、固まっちまってる。そりゃ女の子にドキドキしない男なんてホモか何かだと思われて気持ち悪がられてもしょうがねえよな」

上条「さっきも御坂の胸触って傷つけちまったしこれはこれで五和を傷つけたことになんのかなぁ」

五和「胸?」ピクッ

上条「お、反応した」

五和「上条さん、私ショックでよく聞いてなかったのですが今何とおっしゃいました?」

上条「だから、御坂の胸触って」五和「上条さん!」

上条(あ、やばい。怒られるかも)

くぅ~疲れましたw これにて完結です!
実は、ネタレスしたら代行の話を持ちかけられたのが始まりでした
本当は話のネタなかったのですが←
ご厚意を無駄にするわけには行かないので流行りのネタで挑んでみた所存ですw
以下、上条達のみんなへのメッセジをどぞ

上条「みんな、見てくれてありがとう
ちょっと腹黒なところも見えちゃったけど・・・気にしないでね!」

禁書「いやーありがと!
私のかわいさは二十分に伝わったかな?」

御坂「見てくれたのは嬉しいけどちょっと恥ずかしいわね・・・」

五和「見てくれありがとな!
正直、作中で言った私の気持ちは本当だよ!」

マグヌス「・・・ありがと」ファサ

では、

まどか、さやか、マミ、京子、ほむら、俺「皆さんありがとうございました!」



まどか、さやか、マミ、京子、ほむら「って、なんで俺くんが!?
改めまして、ありがとうございました!」

本当の本当に終わり

五和「その方は男性ではありませんよね?」

上条「ちゃんとした女の子だ」

五和「やっぱりお風呂で会ったあの子に間違いありませんか」ブツブツ

上条(やっぱり俺ホモだと思われてんのか?何か傷つくぜ)

五和「あの、触った・・とは?」

上条「転んだ拍子にうっかり触っちまったんだけどさ、あまりにも何も湧き上がってこないからついそのまま伝えちまったんだ」

五和「それで・・・」

上条「全くドキドキしねえって言われていあいつのプライドが傷ついたんだろうな、俺に触ってみろって言い出してさ」

五和「まさか上条さん」

上条「ああ、撫で回してやった」

五和「む・・」

上条「だっていうのにさっぱりでさ、最後は御坂が俺に思いっきり抱きついてあいつがドキドキしてるのが伝わってきたってのにそれでも」五和「わかりました!」

上条「ん?」

五和「この私が上条さんをドキドキさせてみせます!」

上条「いや、だからな」五和「してみせます!」クワッ

上条「あ、はい」

上条(五和が怖い)

五和「御坂さんという子は中学生ですよね?」

上条「おう、常盤台ってとこに通ってるぜ」

五和(ならば私には彼女には無い武器で挑むしかありませんね)

上条「えっと、これは明らかに俺の身体に異常があるからであってだな」

五和(ならばもしもの時にと渡されたあの衣装で迫れば間違いなく上条さんを興奮させることができるはず)

上条「聞いちゃいねえ」

五和「上条さん!ちょっとあっちを向いててください!」

上条「え?壁を?」

五和「はい、私やることがありますので絶対に見ないでくださいね!?」

上条「ん、わかった」

五和「では・・」ヌギヌギ

五和(わざと音をたてて着替えているということを聴覚に訴えかけてみましょう)

しゅるっ かちゃかちゃ ジー

五和(どうですか上条さん、今私は下着姿ですよ?)

上条「・・・・」

上条(明日の朝飯何にすっかな、鰯がたっぷり残ってるから焼いて食べるのが一番かな)

五和「・・・」

五和(まるで私の存在など認識していないかのようですね、ならばここは・・)

五和「ん・・・しょ・・・ふ・・」

五和(みんなに教えてもらった甘い吐息というやつです!どうですか上条さん!)

上条「・・・・」

上条(鰯に鰯と来たら弁当はどうする?さすがにちょっとあれだからここは思いっきり変化をつけたいところだ)

五和「あん・・やぁん・・」

五和(そ、そして恥ずかしいですけどえっちなポーズとかしてみたり)

上条「・・・・」

上条(あ、そうだ 卵があるからオムライスでいいじゃねえか、中のライスに具はにんじんたまねぎウィンナーで)

五和「はぁん・・・」

上条「・・・・」

上条(ケチャップと卵たっぷり使って酸味をきかせるとうめえんだよなあ)

五和「ぴくりとも反応しないなんて・・・」

五和「く・・」

五和(やはり気づかせようとするのではなくちゃんと視覚に訴えないといけませんね)

五和(この衣装は恥ずかしいですが仕方ありません、いざ)

しゅるっ すちゃっ

上条「・・・・」

上条(そして明日の特売はジャガイモと牛肉が特売だから肉じゃがで決まりだ)

五和「これを頭に乗せて・・・」スチャッ

五和「おかしなところは」キョロキョロ

五和「ありませんね、よし」フンス

上条「・・・・」

上条(残った鰯は冷凍にしておいて徐々に使っていけばいいか、つぶさないでそのまま煮物なんかでもいいしな)

五和「上条さん!こっちを向いてください!」

上条「ん?おお」クルッ

五和「ど、どうですか?」モジモジ

上条「えーっと・・・うん、アニメのキャラみたいでかわいいぞ?」

五和「ぬなっ!」

五和(くっ、負けてはだめです。こんなことで挫けては御坂さんと同じになってしまいます!)

五和(思い出すんです!あの特訓を!)


数日前

建宮「だめだだめだ!そんなポーズで上条当麻を悩殺できると思うな!!」

五和「はいっ!」

浦上「いやー、気合入ってるねー」

対馬「それにしても実戦を想定してるからって何も水着でやらなくても」

牛深「そのほうが気合が入るってもんだ」

香焼「正直刺激が強すぎるす」ドキドキ

諫早「香焼にはまだ早かったか」

野母崎「はっはっは、しょうがないしょうがない」

五和「こ、こうですか!?」

建宮「悪くないがベストではない!もっと胸を寄せろ!!」

五和「こう・・」ギュ

諫早「胸を突き出すような格好とは」

牛深「最高だ、これで落ちない男なんてどこにもいねえぜ」

建宮「そこで決めゼリフ!!」

五和「わ、私の口でおしぼりしちゃいますよ?」

建宮「恥ずかしがるなぁ!!やる気がないのか!!」

五和「すみません!次はちゃんとやります!!」

建宮「甘い!恋愛に ”次” は無いのよなあ!」

五和「はい!一の太刀で決めてみせます!」

建宮「よろしい!その意気だ!

野母崎「うわあ、すげえことになってるな」

浦上「五和がやる気になってるから許されるけどこれはちょっと・・」

対馬「見てるこっちが恥ずかしくなるわね」

五和(今こそ出す時です。あのポーズとあのせりふを!!)

五和「か、上条さんっ!!」

上条「おう」

五和(1m以内に近づいて正面に座る。で、両腕で胸を下から押し上げるようにして上条さんの目をじっと見つめる)

五和(そして、優しく甘く、媚びるようにそっと)

五和「上条さぁん」

上条「ん?」

五和「私の口でおしぼりしちゃいますよぉ?」

上条「・・・・」

五和(決まった!)

上条「何を?」

五和「ちくしょおおおおおおおお!!!!」

上条「ん?え?」

五和「ぐぬぬ・・・・」

五和(まさかこれほど完膚なきまでに叩きのめされるとは思ってもみませんでした・・・)

上条「なあ五和、その格好寒くねえのか?」

五和「い、いえ。お気遣いなく」

五和(考えないと、この状況から上条さんにアピールする方法を)

上条「なあ、何かすごくショック受けてるみてえだけどその」五和「上条さん!」

上条「はい」

五和(はしたないかもしれませんけど私の胸なら御坂さんのよりもボリュームがあるますからきっと)

ぎゅっ

上条「ん?」

五和「私のここは、寒さなんて感じてませんから」ムニュッ

五和(右手を胸で包むように)

五和「上条さん・・・」

上条「ん?」

五和「あ、あの はっきり言って私の胸はどうですか?」ムニュムニュ

上条「んー」

上条(正直何ともおもわねえ)

五和「ドキドキしてるのわかりますか?」ムニュムニュ

上条「そだな、五和の鼓動を感じる」

五和「わたしは・・上条さんのこと・・・」

五和(いっそここで、ここでこのまま)

上条「ありがとう五和、よくわかったぜ」

五和「え?」

上条「俺はやっぱり女の子にドキドキしないことがわかった」

五和「そんな・・・」

上条「人生で初めて女の子の胸に手をうずめてるってのに正直なところ五和の胸はやわらかいっていうことしか言えねえんだよな」

五和「うぅ」ガックリ

上条「そううなだれるな、俺の身体に異常があるだけなんだ。だから五和は何も悪くないんだ」

五和「はい・・・」

上条「そのために五和に医術に関して聞いてみたんだけど、これではっきりしただろ?」

五和「ええ、嫌というほど」

五和(わかってはいたことですがここまで何もできないなんて・・・)

五和(そしてそれがこんなに私の心にダメージを与えるものだとは・・・)

上条「とりあえずそろそろインデックスが風呂からあがるからさ、その格好何とかしてあいつと交代で入ってくれよ」

五和「はい・・・」ドンヨリ

五和(いっそ一緒にお風呂に入ってしまうとか・・)チラッ

上条「さて、俺は明日の準備しちまうか」

五和(だめ、余計に傷口が広がるだけ。上条さんは今心身共に何らかの異常を抱えているからこの反応はおかしいことではなんです)

上条「えーっと、この参考書は使わなかったから」

五和(だというのに・・私では何のお役にも立てないことがこんなに悲しいだなんて・・・)

ガチャッ  あー、いいお湯だったー

上条「お、インデックスがあがったか。五和」

五和「あ、はい すぐに着替えます」

結局その晩はインデックスがいることもあってか上条も五和もそれ以上問題について話し合うことはせず

翌日上条の帰宅後にもう一度話し合うことでその日はそれぞれ床についた

 翌日 放課後

上条「さぁーて、今日も元気にタイムセールで食料を調達するか」

 うわあああ!やめろおおお!

 うるせえ!もういっぺん言ってみろ!

上条「おや?あの声は」


麦野「はあぁまづらあぁ!!」

浜面「やめろ!お前の服にうっかり紅茶こぼしたことは謝るから!だからそんなに怒らないでくれ!!」


上条「浜面 と、あのお姉さんは誰だ?」


浜面「うおおおおお!!!」タタッ

麦野「逃げんなオラァ!!!」


上条「ってこっちに来る?」

浜面「助けてえええええええ!!!」

麦野「はあああまづらああああ!!!!」

上条「怖っ! あのお姉さん怖っ!」

浜面「あ!たいしょおおおおお!!!」

上条「え?俺?」

浜面「助けて大将!」ガシッ

上条「わっおい!」

浜面「とりゃっ!」クルッ

上条「おわぁっ」

麦野「何他人巻き込んでんだよてめえはああ!!!」

浜面「ひいっ!」ガシッ

麦野「死ね」ビーム

上条「お、おおいっ」パキーンッ

ズキッ

上条「ん?」

上条(また?右手を使う度に痛みが)

麦野「あん?今何が起こった?」

麦野(火傷する程度の出力に抑えたとはいえ私の原子崩しを手で受けて何ともないだと?)

上条「えっと、浜面、俺の背中に隠れてないでこのお姉さんに謝ったほうがいいんじゃねえのか?」

浜面「そいつ怖い!謝っても許されない!だから大将なんとかして!!」

上条「はぁ?」

麦野「はぁまづらぁ、てめぇ関係ないやつを盾にしたくらいでこの私の原子崩しから逃れられるとでも思ってんじゃねえだろうな?」

浜面「ところがどっこい!この上条はどんな能力でも打ち消す最強の右手を持ってるんだ!この右手があれば原子崩しなんて怖くねえ!」

上条「お前今自分がものすごくみっともないこと言ってるってわかってるか!?」

浜面「みっともなくて結構!おれは生き延びて滝壺と幸せになるって決めたんだ!」

麦野「こんのヘタレ野郎、すっげぇイラっとさせてくれるじゃねえか」

浜面「だから大将!俺と滝壺の未来をその右手で守ってくれよ!」

上条「お前ってやつは・・・」

麦野「決めた、お前のようなやつはこの手でぶ・ち・こ・ろ・し・か・く・て・い・だ」

浜面「いやだあああああ!!!俺は生きるうううう!!!」

上条「よくわからねーけど俺を間にして殺し合いなんてやめてくれ!」

麦野「同感だ、だからその男をつかむ手を離して私の前にその面見せろ」

浜面「顔出した瞬間に顔がなくなっちゃうでしょおおお!!」

麦野「よくわかってんじゃねえか、でも私もそこまで鬼じゃねえ、最期に男のぬくもりを感じながら死ぬか滝壺に見守れながら死ぬか選ばせてやるよ」

上条「めちゃくちゃ怖えぇ、お前何したんだよ」

浜面「説明したいところだが今は麦野の怒りが収まるまで逃げ切るのが専決だ。だからここは大将に任せた!」ガシッ

上条「は?」

浜面「そおぉいっ!!」ブンッ

ポーン

上条「へっ?」

麦野「ちょっとっ」

浜面「あばよおおおおお!!!」タタッ

麦野「逃がすか!」

麦野(足を狙えば)

上条「わわわっ!!」

だきっ

麦野「くっ このっ」グラッ

麦野(原子崩しが出せない!?)

上条「おわあああ!!!」

麦野「きゃっ!」

どさっ ごろごろごろ

上条(やべっ!転がってる!)

麦野(くそっ!止まれってのに!!)

上条「いてて・・・」

上条(くそっ、不幸だ。まさか勢い余って河川敷に落ちちまうなんて・・・)

麦野「はぁまづらのやろぉ・・」ギリギリ

麦野(この男を放り投げて逃げるなんざ舐めた真似してくれるじゃねえか)

上条「あの、大丈夫ですか?」

麦野「あん?えーっと」キョロキョロ

麦野(あれ?私この男と抱き合ってる?)

麦野「ったく、何でこんなことに・・・」ボリボリ

上条「怪我とかありませんか?」

麦野「こんな状況じゃ確認できないでしょ?まず離れてからお互い確認しなきゃ」

上条「おっと、それもそうですね」ギュッ

しゅるっ

麦野「うーん」

上条「お姉さんはぱっと見血が出てるとことかはありませんね」

麦野「あんたもね、どこかすごく痛いところとかある?」

上条「俺は大丈夫です。お姉さんは?」

麦野「私もよ。もつれ合って転げ落ちたにしては運が良かったってとこね」

上条「そうですね。それにしても浜面のやつめ・・」

麦野「あいつと知り合いなの?」

上条「ええ、って言ってもそんなに長い付き合いじゃないんですけどね」

麦野「ふーん」

上条「とりあえず埃だらけですね、こことかかなり汚れてますよ」フキフキ

麦野「ん、ありがと」

上条「顔のとことか」フキフキ

麦野「こら、そこは自分でやるっての」

上条「あ、すみません。つい」

麦野「それにしても変わった肌触りのハンカチね」

上条「あれ?俺ハンカチなんて持ってたっけ?」

麦野「あんたのじゃないの?」

上条「ええ、こんな紐のついたハンカチは持ってないと思うんですけど」ピラッ

麦野「ってそれ下着じゃねえか!女ものの!!」

上条「な、ななな何で俺の手にスケスケで紐な下着が!!」

ひゅううううう

麦野(ん?下半身がスースーする・・・ あれ?)サワサワ

麦野(げえっ!!)

麦野「お・・・おい・・・ ///////」

上条「はい?」

麦野「それ、私の・・・ ///////」

上条「と、いうことは?」

麦野「もつれあったときにほどけて・・」

上条「俺がうっかりつかんでしまったということですか、なるほど」ジー

麦野「まじまじ見るな!返せ!!」

バッ

上条「あ、すみません」ペコ

麦野「ったく!!」

麦野(あああもう!何でこんなガキに下着剥ぎ取られないといけねえんだよ!!)

上条「それにしても女の人って本当にああいう下着穿くんですね、俺スケスケの紐パン」麦野「うるせえっ!!」ビーム

上条「わっ!!」パキーンッ

ズキッ

上条(やっぱりこの痛みは右手のせいか)

麦野「このガキぃ、私の下着はぎとっておいてまじまじ見つめて言うことがそれかよぉ」ギリギリ

上条「えっと、俺が剥ぎ取ったのかもつれ合ったときにたまたま解けたのが俺の手の中に入ってきたのかわからないんですけど」

上条「俺、こういうの気にしませんから」キリッ

麦野「・・・はぁ?」

上条「ですから、俺はお姉さんの下着を手に取って見つめても何とも思わ」麦野「ざっけんなぁっ!!」ビーム

上条「おっと」パキーンッ

ズキッ

上条(くそっ、我慢できなくはないけど徐々に痛みが強くなってきやがった)

麦野「するってえと何か?この私の下着にはそこらの落ち葉と同じ程度の価値しかねえってことか?」

上条「え?おっしゃることがよくわからないのですが」

麦野「私にゃ魅力がねえのかって聞いてんだよこのクソガキィ!!!」

上条「んー?」

麦野「チッ」

麦野(って私は何を言ってやがる!布切れ一枚程度でつっかかるなんてああちくしょう!)

上条「綺麗でセクシーな方だと思いますよ?」

麦野「ああそうですかぁ だったらガキはガキらしく鼻息荒くするのがかわいげのあるガキってもんだろうが」

上条「あ、俺はそういうのは無いんで」

麦野「あん?」イラッ

上条「お姉さんが何をしてもドキドキしないんで」麦野「黙れ」ビーム

上条「っちょおぉっ!」パキーンッ

ズキッ ズキッ

上条(いってぇっ!)

上条「いてて」

上条(やべえな、このお姉さん御坂並みかそれ以上に沸点が低いぞ)

麦野「お前あれか?男の身体にしか興味が無いってやつか?」

上条「違いますよ。俺はホモなんて死んでもお断りです」

麦野「その年齢だったら猿みてぇに盛ってるのが当たり前だろうが、それがこの私を見て無反応だぁ?」

上条「はい、でもこれ」麦野「しゃべるな」ビーム

上条「おっと」パキーンッ

ズキッ ズキッ

上条(やっべぇ、このままお姉さんと話してたら危険だ、何とかしてこの場を切り抜けねえと)

麦野「私の質問以外口を開くな。わかったか?」

上条「わかりました。言うとおりにします」

上条(だってのにそう簡単に解放してくれそうにねえなこりゃ)

麦野「お前本当に男か?男っぽい女とかじゃねえよな?」

上条「正真正銘の男ですよ」

麦野「で、その男が私の下着見てもピクリとも反応しないって?」

上条「はい、自分でも残念なくらいに」

上条(でも俺が持ってるコレクションってこういうタイプのお姉さんが出演してること多いんだよな)

麦野「じゃあお前どんな女が好みなんだよ。もしかしてロリコンか?」

上条「いや、小さい子とかに興味は無いです」

麦野「ならどんな女に興味あんだよ!」

麦野(あーくそ、自分の女としての存在全てを否定されてるみたいですっげえあったまくるわこいつ)

上条「えーっと」

上条(考えろ、考えて何とかしてここから離れるんだ。じゃないと俺の身体がもうやばい、痛みが強くなったことではっきりわかってきた)

上条(これは俺の息子が悲鳴をあげているんだ!このままじゃ息子が二度と立ち上がれなくなるってことを訴えているんだ!!)

上条(ならここで導き出される答えはひとつだ。俺は絶対にこのお姉さんを納得させてみせる!!)

上条「俺は」

麦野「ん?」

上条「俺はお姉さんのような年上のお姉さんが好みなんだ!」

麦野「はぁ?」

上条「さっきドキドキしないと言ったな!あれは嘘だ!」

上条(とにかくこのお姉さんは俺がドキドキしないことに腹を立てている。ってことは俺がドキドキしてしょうがないってことをアピールすれば納得してくれるはずだ!)

麦野「おいこら、てめえさっきと言ってることが間逆じゃねえか。ふざけてんじゃねえぞ」

上条「お姉さん、見知らぬ女性に自分の性癖を語るなんてことができると思ってるんですか?」

麦野「む」

上条「そう、さっきのあれは俺なりの精一杯の照れ隠しです!正直今この瞬間にもお姉さんのフェロモンでクラクラきています!」

上条(きっといつもの俺ならそう思っているはずだ。決して嘘じゃねえ!)

上条「特に下半身がもうヤバいです!うまく歩けないくらいに硬くなっちゃってとにかくヤバいんです!!」

上条「そりゃもうさっき一目見た時から興奮が収まりません。これはそう、まごうことなき恋というやつです!」

麦野「と、突然何言い出すのよ」

上条「だからお姉さん!俺はお姉さんが好きだ!!おねえさんがああああ!!!ほしいいいいいいいい!!!」

麦野「な・・・ //////」カァァ

上条「俺のものになってくれ!!おねえさん!!」

上条(さあどうだ!これで俺を解放してくれ!!頼む!!もう限界が近いんだ!!)

麦野「そ、そんな今とって考えたようなこと言われて納得するわけないでしょうがっ!! //////」

上条「なら見せてやる!俺がお姉さんにときめいているという証拠を最大の形でな!」

麦野「何するつもりなの・・?」

上条「おねえさああああん!!!」ピョンッ

麦野「跳んだ!?」

しゅたっ バッ

上条「パンツください!」

麦野(ジャンピング土下座ぁ!?)

麦野「///////」パクパク

上条(決まった!)ニヤリ

麦野「ふ・・・ ///////」

上条「ふ?」

麦野「ふざけんなってんだよこの短小早漏やろおおおおおお!!!!!!」

ビシュウウウウウウウウウウ!!!!!

上条「うおおおおおおおおおおおおお!!!!」

ズキズキズキズキズキ!!!

上条(っがあああああああ!!!!!マイ・サアアアアアアアン!!!!)

麦野「てめえの右手が原子崩しを打ち消せるって言ってもよお、ものごとにゃ限度ってもんがあんだろおおお!!」

上条「ぬおおおおおおおおお!!!!」

上条(くそっ、あきらめるな。今ここでお姉さんのパンツをあきらめたら俺は俺の息子と心中することになる)

上条(絶対に、絶対にあきらめてたまるかよおおおお!!!)

ビシュウウウウウウウウウウ!!!!!

麦野「しぶといってんだよクソガキィィィ!!!!」

上条「おおおおお!!! 俺は!! 俺は欲しいんだ!! お姉さんが!! お姉さんの全てが!!」

上条(思い出せ、あの動画や雑誌の中でこのお姉さんに似ているモデルで息子をしごき続けてきた日々のことを!!)

麦野「お前が私の何を知ってるってんだよおおおお!!!ざあけんじゃねえぞおおおお!!!」

上条「何もふざけてねえ!!むしろふざけているのはお姉さんのほうだ!!」

麦野「はあぁ!?」

上条「俺の理想ぴったりのお姉さんが目の前に現れたらまずやることは自分の欲望をさらけ出して求めることじゃねえ!」

上条「何とかしてお近づきになることだ!! だという時に!! お姉さんのパンツで興奮しましたなんて素直に言えるわけがねえだろうがああああ!!!」

麦野「ばっ ///////」

上条「ぐっ」ズキズキズキズキ

上条(くそ・・だめか・・これ以上は・・・ くそっ、あきらめるな、俺の、いや、俺たちのパンツを!)

下条「やれやれ、見ちゃいられないぜ」

上条「お前!力を貸してくれるのか!?」

下条「当たり前だ。あんないい女の生脱ぎパンツを目の前に俺がだんまり決め込んでられるかってんだ」

上条「ああそうだ、俺たちはあのお姉さんのパンツが欲しい、その心は」

下条「間違いじゃねえ」

上条「なら」

下条「行くぜ、久々にな」

上条「おう!」

下条「下条!!」

上条「大・覚・醒!!!」

上条「うおおおおお!!!」

ムクムクムクムク ボッキーン!!!

麦野「えっ!?私の原子崩しが押してたはずなのに・・」

上条「お姉さん、俺の股間を見てください」キリッ

麦野「え?・・・」チラッ


※下条さんがテントを作っています

       /フフ         ム`ヽ
      / ノ)   ∧∧     ) ヽ
     ゙/ |  (´・ω・`)ノ⌒(ゝ._,ノ

     / ノ⌒7⌒ヽーく  \ /
     丶_ ノ 。   ノ、  。|/
        `ヽ `ー-'_人`ーノ
         丶  ̄ _人'彡ノ
         ノ  r'十ヽ/

       /`ヽ _/ 十∨

ビシュウウウウウウウウウウ!!!!!

麦野「な、なによそれぇっ //////」

上条「これが俺の、いや、俺たちの本当の気持ちです」

麦野「う・・・ //////」ゴクリ

上条「お姉さん、おれたちはお姉さんのパンツが欲しい、その気持ちに嘘偽りはない。だからお姉さんが俺にパンツをくれないというのなら!!」

麦野(な、なによあれ、ああいうふうになるものなの?びっくんびっくんしてる・・・)

上条「まずはそのふざけた幻想をぶち殺す!!!」クワッ

パッキィィィィンッ!!

麦野「しまった!演算が!」

上条「うおおおおおおおおお!!!!!」

麦野(やられるっ!?)

上条「うっ!!」ピタッ

麦野「え?」

上条「く・・そぉ・・・」ヨロヨロ

麦野「何かふらついてる」

上条「げん・・・かい・・・・」フラッ

麦野「ちょ、ちょっと」

ばたっ

上条「 」

麦野「倒れた・・・?」

麦野(こいつの身体に何が起こったっていうのよ)

そのころ

黒子「あの、お姉さま、そのようなうさんくさい機械でどうにかできるほど世の中は甘く」御坂「黒子は黙ってなさい!」

黒子「はい・・・」

黒子(昨日夜からどこぞの研究所に乗り込んで得た豊胸マシーンを使い続けてますが・・・)

御坂「ごきゅごきゅごきゅごきゅ」

黒子「牛乳もほどほどにしないとお腹が冷えてしまいますわ」

御坂「ぷはっ、あんたには関係無いでしょ!?」

黒子「あ、はい」

御坂(絶対に、絶対にこのままで終わってなるものですか!私だってママみたいにおっきくしてみせるんだから!!)

黒子(何があったのかは存じませんが、その情熱をほんの少しだけ黒子に向けてくださってもいいじゃありませんの)ヨヨヨ

『建宮「つまり、あの特訓が全くの無駄であったということか?」』

五和「はい、上条さんの身体に何か起こっていることは確実なのですが」

『建宮「だとしても信じられん、身体に異変があるとしても心までそうなるとは」』

五和「私正直立ち直れるかわかりません ぐすっ」

『建宮「泣くな五和。まだ完全に敗北したわけではないのよな」』

五和「うぅ、わかってます。ぐすっ」

『建宮「とりあえず彼にはその気になってもらわにゃ困るのよな。と、いうわけで五和にはいいものをやろう」』

五和「いいもの。ですか?」

『建宮「そうだ、こんなこともあろうかと男をその気にさせる薬をお前のかばんにしのばせておいた」』

五和「その気に・・ですか?」

『建宮「そうだ、押してだめなら押し倒されろという諺のとおりだ」』

五和「そんな諺はありません!」

『建宮「はっはっは、そのくらいの気持ちを持てということなのよな。ぶっちゃけそのくらいしか解決ほうほうが」』

五和「もういいです!上条さんのことはこちらで何とかしますので!それでは!!」ブツッ

ツー・ツー・ツー

五和「はぁ、せっかく相談しても何の意味もありませんでしたね。むしろ余計に話がまとまらなくなったというか」

五和「上条さんのことは病院で診てもらうしかなさそうですね」

五和「それにしても遅いですね上条さん。インデックスさんもお友達と遊んでくるっていったきりですし」

五和「どちらかもうそろそろ帰ってきてもいいと思うんですよね」

五和「・・・・」

  こんなこともあろうかと男をその気にさせる薬をお前のかばんにしのばせておいた

五和「いやいやいやいや、そんなことできるわけないじゃないですか。そんなことしたって上条さんがその気持ちを私に向けてくれるとは限らないわけでして」

五和「・・・・」

五和「でも、ちょっとだけ、そう、ちょっとだけなら上条さんも何かしら反応を示してくれるようになるんじゃ・・」

五和「・・・・」

五和「ちょっとだけなら平気ですよね。ちょっとだけなら・・・」

 病院

上条「う・・・」

冥土「気がついたかい?」

上条「えっと、あれ?」

冥土「君は救急車でここに運ばれてきたんだよ。河原で気絶していたみたいだね?」

上条「あ、そうだ。俺は河原でお姉さんのパンツを求めてそれでえっと・・・」

冥土「こほん、事情はどうあれこれから検査をしないとはっきりとしたことはわからないんだけど」

上条「何ですか?」

冥土「君はここ最近身体に異変を感じることは無かったかね?」

上条「異変ですか?」

冥土「そうだ、どうも君が気絶した原因が脳へのダメージでは無さそうなんだよね」

上条「えーっと、ちょっと馬鹿馬鹿しい話かもしれませんけど・・」

冥土「どれ、聞かせてみなさい」

上条「はい・・」

冥土「ふーむ・・・」

上条「それで、昨日から右手で能力を打ち消したら股間に痛みが走るようになったんですよ」

冥土「なるほどね」

上条「それとこれと何か関係があるんですか?」

冥土「うん、これは僕の仮説だけどね」

上条「はい」

冥土「幻想殺しは君の性欲をエネルギーに発動しているんじゃないかな?」

上条「・・・え?」

冥土「もちろん君の性欲を数値で測ることができないからどれほどの力を打ち消せばどれくらい性欲が減退することはわからないけどね」

上条「・・・・」

冥土「否定しないところを見ると君もうすうす感じていたみたいだね?」

上条「いや、俺は・・・・」

上条(だとしたら枯れた状態にあったあいつは何故お姉さんのパンツに反応したんだ?)

冥土「恥ずかしいかもしれないだろうけどあとでちゃんと機能するかどうかを確かめてみるね?」

上条「あ、はい。お願いします」

冥土「今僕が言ったことが正しいかどうかは経過を見守るしかないね」

上条「何だか恥ずかしいな」

冥土「君にとってはそうだろうね、だが僕は医者として新しい発見ができてうれしいくらいだよ」

上条「ははは」

冥土「と、いうわけだから君も周りの人間に心配をかけたのならちゃんと連絡するんだよ?」

上条「え、えーっと・・・」

上条(あのお姉さんはもちろん、御坂や五和にこのこと伝えないといけないってことだよな?)

冥土「ま、恥ずかしいだろうけどそこは君の役目だ。しっかりね」

上条「はい・・」

上条(はっきりしたことがわかるまで性欲云々は置いとくとしても・・・)

上条(うわぁ、すっげえ恥ずかしいぞこれ)

 数日後 病室

冥土「うん、順調順調、この分なら明日には退院できるね」

上条「毎度毎度ありがとうございます」

冥土「身体のダメージも機能もほぼ正常といったところだけど性欲のほうはどうだい?」

上条「あ、はい。やっぱり先生の言った通りなのか徐々にこう、女の人にムラムラとくるように・・ あはは」

冥土「それは良いことだね。それだけ正常な身体に戻ったということだよ」

上条「でもまさか俺の性欲が幻想殺しに欠かせないものだったなんて正直驚きです」

冥土「僕も驚いているよ。と、言っても明確にそれを裏付けるにはまだまだ経過を見守らなくてはならないんだけどね」

上条「ってことはまた右手で能力打消し続けてればいいんですか?」

冥土「そうしてもらうのが一番だけどそれだとつらいだろう?」

上条「はい」

冥土「それに君の話に聞いたレーザーをを打ち消し続けた件だけどね」

上条「ああ、あれですか。あれは一体何だったと思います?」

冥土「現場に居合わせたわけじゃないから推測だけど、それはもしかしたら君の生存本能が無理矢理枯れた性欲をわきあがらせたんじゃないかね?」

上条「生存本能・・・ですか?」

冥土「人体にはまだまだ解明できていない謎がたくさんあってね。はっきりとしたことは言えないから僕の勘でしかないんだけどね」

上条「うーん・・・・」

冥土「納得いかないって顔をしているね?」

上条「そりゃそうですよ。生きるか死ぬかって時に盛大に勃起するなんて考えたら恥ずかしくてしょうがないじゃないですか」

冥土「はっはっはっはっは」

上条「いや、笑わないでください。マジで恥ずかしいんで」

冥土「ごめんごめん、だけど今回の件では助けられたわけだから自分の性欲と本能に感謝しないとね?」

上条「・・はい」

冥土「さて、僕からの話ここまでだ。後は君のお見舞いに来た女の子たちとじっくりと話をしてみなさい」

上条「へ?女の子・・たち?」

御坂「・・・」

五和「・・・」

麦野「・・・」

上条「あのー、皆様なぜ俺の部屋にお集まりいただいてるのでしょか?」

上条(何で見事なタイミングでこの三人が揃っちまうんだよ!)

御坂「集まろうと思って集まったわけじゃないわよ。ただの偶然」ギロ

御坂(何でこんなやつがここにいるのよ)

麦野「何だ?ここで私とやろうってのか超電磁砲」

御坂「あんた次第ね」

麦野「へぇー、あの時と違ってずいぶん好戦的じゃない」

五和「あの、病院で喧嘩はだめだと思うんですけど」

御坂「私はここでやるつもりはないわ」

麦野「私もよ」

上条(ここで ってことは外なら平気でやるんかい)

上条「あーえっと、お見舞いってことでいいんだよな?」御坂「違うわ」

上条「はい?」

御坂「あんたってやつは散々人のこともてあそんでくれた挙句あれは身体がおかしかったからごめんなさいって何よ」

御坂(無駄に牛乳飲んだり豊胸マシーン使ったりしちゃったじゃないのよああもう!!)

五和「・・・」

五和(私も無駄に落ち込んで怪しげな薬を上条さんに投与しようかと考えてしまった始末・・・ああ思い出しただけで気が重くなります)
上条「えっと、それについては本当に何も言えないっていうか」

御坂「文句のひとつくらいは言わせてもらってもいいわよねえ?」

上条「おっしゃるとおりでございます」

御坂「何せあんたってば私の胸を好き勝手にしてくれたんだから、その・・」

上条「ん?」

御坂「ちゃんと、責任・・取りなさいよね・・・ /////」

上条「へっ?」

五和「せ、責任ですか!!」

御坂「そうよっ!!私こいつに胸なでまわされたんだから!」

麦野(生意気言いやがってこのガキが)

五和「それなら私もされました!!それどころか上条さんの部屋で恥ずかしい衣装まで着て恥ずかしいポーズまでしたんですから!!」

御坂「えっ!?こいつの部屋でえ!?」

五和「はい!!!」

麦野(一番のライバルはこいつか、でもスタイルなら私のほうが上ね)

御坂「あんたちょっと!どういうことなのよ!!」

上条「えっと、落ち着こう、落ち着こうか御坂」

五和「だから私が責任を取ってもらうのが筋というものです!!」

御坂「何ですってえぇ」ギリギリ

上条「五和も!御坂もちょっと落ち着け!頼む!頼むからマジで!!」

麦野「はいはいはいはい、ちょっと二人とも黙りなさい」

御坂「あん?」

五和「今は大事なお話を」麦野「いいから私の話を聞きなさい」

五和「むう」

麦野「ねえ上条君、上条君は私の下着脱がしたわよね?それも野外で」

上条「うっ!」

御坂 五和「「えっ!?」」

麦野「そしてその後恥ずかしがる私に股間をいきり立たせながら詰め寄って私が欲しいって叫んだわよね?」

上条「あ、あははは・・・」

五和「上条さん?」

御坂「どういうことかしら?」

五和「嘘ですよね上条さん、そんなことなんてしませんよね!?」

上条「えっと、あれは俺の意思だけどそうでもないっていうか」

御坂「はっきりしなさい!」

上条「あう」

麦野「間違ってないでしょ?」

上条「はい・・・」

御坂「何よそれ・・・ 私にあんなことさせておきながら・・」

五和「正直許せません・・・」

麦野「私上条君に飛びつかれてそのまま傷つけられちゃったわ」ウルウル

上条「ぶふうっ!! また誤解を招くようなことをぉっ!」

御坂「あんたってやつはああああ!!!」

五和「見損ないましたよ上条さん!!」

麦野「だから、責任を取ってもらうなら私が一番でしょ?二番はその黒髪の子でケツがクソガキ」

五和「納得がいきません!」

御坂「そうよ!あんたなんかこいつに近づいていいわけないんだから!!」

麦野「うるせえんだよクソガキ、帰ってママのおっぱいでもおねだりしてろ」

御坂「何ですってえぇ」イライラ

上条「あ、ああぁぁ・・ 父さん、俺はもうここから生きて帰ることができそうにありません」

御坂「ちょっとあんた、何とか言いなさいよ。あんたが全ての元凶なんだからね!」

上条「えーっとですね、俺の身体がアレだったことで皆様にご迷惑をおかけしたことを深くお詫びすると同時に」御坂「そういうことじゃない!!」

上条「ぐぬぅ」

上条(俺はどうすればいいっていうんだ、誰か教えてくれ)

麦野「ほらほら、そうやって上条君を脅すことしかできない沸点の低いがきは帰れっての。上条君は私が優しく包んであげるんだから ねえ?」

むぎゅっ

上条「わぷぷ!!」

上条(胸!!俺の視界がお姉さんの胸で!!)

御坂「こ・い・つうぅぅぅ」ギリギリ

麦野「上条くーん、もう大丈夫よー」ナデナデ

上条「もがっ!もがぁっ!」

上条(ああうれしいけど苦しい!苦しいけどうれしい!!)

五和「やめてください!上条さんが苦しそうです!!」グイッ

上条「ぷはっ はーっ ///////」

麦野「ほら、顔真っ赤ですごく興奮しちゃってるじゃない」

五和「苦しかったからこうなってるんです!抱擁というのはこうやさしくですね!」

むにっ

上条「おおおおお!! 胸っ!! 胸えええええ!!」

麦野「全部包むことができない中途半端な胸してるからって言い訳は良くないわよ?」

五和「言い訳ではありません。このくらいが上条さんにはちょうどいいんです!」

御坂「胸!胸!胸! 女として恥ずかしくないのか! そんな下品な発想しかできない連中にこいつを渡してなるものですかぁ!」

麦野「平均値にも届かないガキは引っ込んでろ」

五和「そうです!ハッキリいって御坂さんではこの闘いにはついてこれません!」

御坂「言ってくれるわねぇ、うちのママだってあんたらくらいの胸はあるのよお、ってことは私はだんだん大きくなる過程を楽しんでもらえるんだから」

御坂「これから醜く垂れるだけのあんたらとは違うってのよぉ」

麦野「胸を語る女は恥ずかしくて下品だって自分で言ったばかりだろ?オツムの足りないクソガキに用はねえんだよ」

御坂「さすが亀の甲より年の功ね、オバサンはとぉ~~っても賢いわぁ」

麦野「大人とババァの区別もつかない世間知らずのガキは宿題でもしてろってんだよ」

五和「上条さん、苦しくないですか?」

上条「正直、心苦しいです」

上条(何がどうなったらこういう状況になるんだよ。俺の何がいけなくてこうなったのか誰かおしえてくれ!)

御坂「とーにーかーく!! あんたたちの言いたいことはわかったけど私はこいつに責任取ってもらうことには変わりないんだからね!!」

上条「はい?」

五和「御坂さん、少し冷静になりましょうか」

御坂「何よう!胸が小さくたっていいじゃない!ここから夢と一緒に膨らんでくるんだから!」

麦野「膨らみきるころにはもう私たち結婚してるわよねえ?」ナデナデ

上条「あふぅん」

上条(やべ、顎なでられるのいいかも)

五和「私の上条さんに変なことしないでください!」

麦野「いつからあんたのものになったのかにゃーん?上条君は私が欲しいって言ったんだよ。聞いてなかったのか?」

五和「なら!もっと私を欲しいと思ってもらうまでです!」

麦野「詭弁だな」

五和「いいえ、私ならできることですから」

御坂「私だって言ってるでしょー!!」

上条(だめだ、このままじゃこの病院を巻き込んで殺し合いが始まっちまう)

上条(考えろ、考えるんだ。今ここで考えて行動しろ!俺ならできる!絶対にできるんだ!!)

上条「待て!待ってくれ三人共!!」

御坂「何よ、まさか私を選ばないつもりじゃないわよね?」

五和「私ですよね!?上条さん」

麦野「私以外ありえないもんねー?」

上条「ぐっ、い、今はそういうことじゃなくてだな」

御坂「じゃあ黙ってて」

上条「待て待て待て待て、本当に待て、とにかく俺の話を聞いてくれ」

五和「はい、いくらでも聞かせていただきます。私を捨てるというのでなければ」ニコ

上条「笑顔が怖い、笑顔が怖いぞぉー、五和ぁー」

麦野「それで、どんな話なの?」

上条「こほん、えっとだな」

上条「とにかく責任云々の話は今ここで決めることじゃない。まずはお互いをもっと知り合ってだな」

麦野「却下」

御坂「話にならないわ」

五和「上条さん、優柔不断はだめですよ?」

上条「え、えっと、そういわれてもまだ三人のこと知らない部分が圧倒的に多いわけであってですね」

麦野「そんなもの後でいくらでも埋められるでしょ?」

御坂「そうよ!だから一番若い私が一番いろんなことしてあげられるんだから!」

五和「それはちょっと聞き捨てなりませんね」

御坂「何よ!本当のことじゃない!」

麦野「って感じだからぁ、この際もう上条君の身体に決めてもらおっかなぁ」ペロリ

上条「へ?身体ですか?」

麦野「そうよ」ニコ

上条「あの、おっしゃる意味がよくわからないのですが」

麦野「ここのことよ?」

にぎっ

下条「おうふっ!!」

上条「あああぁっ、マイ・サン!!」

麦野「しっかり大きくなっちゃって、私に興奮してくれたんでしょ?」ニギニギ

五和「何やってるんですか!!はしたないですよ!?」

御坂「そうよ!その手を離しなさい!」

麦野「うるせぇなガキ共、私は欲しいって言われた時からあげる覚悟はできてんだよ。ガタガタぬかすな」ニギニギ

上条「い、いけませんよぉ、こんなところでぇ・・」

下条「正直、たまらんです」

麦野「だから、このままホテル行こ?」ニギニギ

下条「はい!喜んで!!」

御坂「そんなことさせないわ!」

五和「そうですよ!こんなのはいけません!」

麦野「これだからガキ共は、男に欲しいって言われたらこうなるのは自然なことなんだよ。それが理解できないなら口挟むんじゃねえっての」ニギニギ

麦野(初めてにぎったけどシーツ越しでも熱くなってるのがわかるわぁ すごいわね)

上条「く・・う・・・」

麦野「欲しいんでしょ?私のこと」

上条「は・・・い・・・」ゴクリ

麦野「なら、あげる」

御坂「ちょっとお!!」

五和「だめですよ上条さん!!」

麦野「どうしてもって言うんならあんたらもヤれば?」

御坂「ふぇっ!? //////」

五和「そ、そんなこと・・ //////」

御坂(今硬くなってるこれが私にえっとえっと)

五和(このようなことしては私上条さんにふしだらな女だと思われてでも今ここで決めないとだめだと思うし)

麦野「じゃ、この二人ほっといていくわよ」

下条「ひゃっはー!!初陣だぁー!!」

上条「あああ、何で喜んでるんだ。もう少し自重という考えを持たんかぁ!」

麦野「ベッドの上でもたくましいところ見せてね?」チュッ

上条「んっ!」

御坂 五和「「むかっ!!」」

御坂「私もヤるわ!!」

五和「私もです!!」

麦野「だってさ、しっかりお願いね」

下条「喜んで!多勢に無勢を覆してこそ武士というもの!」

上条「どうしてこうなった!」

御坂「わ、私初めてだけどいっぱいいっぱいがんばるからね!」

五和「私もですが!上条さんのために尽くしてみせますので!」

麦野「今夜は寝かさないわ」

上条「Oh Yeah」

麦野「それじゃあ行きましょうか、玄関でタクシー拾いましょ?」

上条「はい」

御坂「絶対に私を選んでもらうんだから!」

五和「負けません!!」

一ヵ月後

刀夜「おお当麻、珍しいじゃないか。父さんに電話をかけてくるなんて」

『上条「いや、ちょっとあってさ」』

刀夜「どうしたどうした。まさか彼女でもできたっていうんじゃないだろうな?」

『上条「えーっと・・・ そうと言えばそうかなぁ」』

刀夜「どうしたどうした。はっきりしないなあ、恥ずかしがらないで教えてくれないか?ん?」

『上条「なんつーかその、彼女?って言っていいのかわかんねえけど今三人の女の子が俺とそういう関係っていうか」』

刀夜「何?まさか三股・・・ おい当麻! 父さんはそんな風に育てた覚えはないぞ!?」

『上条「ごめん、もう覚悟決めてはっきり言う、俺三人の女の子を妊娠させちまったけど三人とも愛する!!」』

刀夜「・・・・は?」

『上条「つまり俺は三人の女の子と結婚して一気に三人の子の父親になることになった。以上」』

刀夜「あ・・はは・・・・」

『上条「そういうわけだから今度三人を実家に連れていくよ」』

刀夜「あはははははははははは!!!!」

『上条「やべえ、頭の中で整理できてねえ・・・」』

何故ハショった

刀夜「そうかそうかああハーレムだなあとうまあ!ハーレムとは素晴らしいなああっはっはっはっは!!」

『上条「じゃ、じゃあそんなわけで、また連絡するわ」』

刀夜「た、たのしみにしてるからなあああ!!」


ピッ

上条「はぁぁ・・・」チラッ

麦野「お前学校とか親とか大丈夫なのか?」

御坂「学校は別にいいの、親は説得してだめだって言われても私は気にせずに産むもの」

五和「三人同時とは、さすが上条さんですね」

禁書「スフィンクスー、えらいこっちゃなんだよー」

スフィンクス「にゃー」

>>361
やったら多分あと5時間とかかかるから。体力的にも時間的にも無理

上条「えーっと、次何すればいいんだっけか」

御坂「とりあえず一番は私の両親でしょ?」

麦野「こいつこの年齢でよくやるよ本当」

五和「私たちはセーフな年齢ですしねー」

禁書「とうまの幸せのためにイギリスに旅立つのもそう遠くないかもしれないんだよ」

スフィンクス「にゃ」

御坂「じゃ、早速電話かけるわねー」ピッピッ

上条「俺、殺されたりしねえよな?」

麦野「その時は私が全力で守ってやるわよ」

五和「当然、私もです」

上条「妊婦さんにさせるわけにはいきませんよ。俺がケリをつけます」

御坂「あ、ママー?久しぶりー、あのね、私赤ちゃんできちゃったー」

上条「どうか、これからみんなで幸せになれますように」

おわり

勢いで何とかしようとした結果がこれだよ!! とりあえずAA入れたあたりからおかしくなっちまった

みんなの支援と保守のおかげで一度もさる食らうことなくできたんだよ!ありがとう!

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