上条「あの……オティヌスさん?」オティヌス「なんだい上条さんや」 (182)

上条「と、トイレに行きたいので膝からどいてもらえないでしょうか?」

オティヌス「却下」

上条「いや、もれr「却下」

上条「……」

上条「どいてくれなきゃ嫌いになるぞ?」

オティヌス「」ヒュバッ

上条(迅い…ッ!!)


SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1391529603


上条(まぁとにかくさっさとトイレに…!)スタスタ


ガチャ


オティヌス「よう」


バタン


上条「……」

上条「気のせいか…?さっきまでリビングに居たハズのオティヌスがトイレの中に…」

上条「そ、そんなわけないか…ははは…」

オティヌス「おい、いきなり閉めるな」ガチャ

上条「お前こそいきなりトイレの中に入ってんじゃねぇよ!」


上条「ったく、こんなしょーもないことで力を使いやがって…」

オティヌス「しょうもないことかどうかは私が決めることだ」ドヤッ

上条「ドヤ顔すんな」


上条「ほら、出てけって」シッシッ

オティヌス「ええ~~~……」

上条「トイレくらい落ち着かせてくれよ」

オティヌス「むむ…」

上条「ドア閉めるぞー」バタン


上条「ふー」スワリ

上条(やっと落ち着いてうんこが……)

上条(うん…こが…)

上条(……)


上条(引っ込んだ…不幸だ…)


上条(でもなぁ…このタイミングを逃したらまたオティヌスと一悶着ありそうだし…)

上条(あとちょっとだけ粘ってみるか)


コンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコン


上条「!?」ビクッ

オティヌス「上条、まだかー?」

上条「まだに決まってんだろ!トイレに入って1分も経ってねーから!!」

オティヌス「さっさと済ませろ」

上条「いいからリビングで待ってろよ!」

オティヌス「仕方ない奴だな…」スタスタ

上条「まったくあいつにも困ったもんだ…インデックスがいない時はいつもこんな感じだし…」


ガチャ

禁書「ただいまなんだよー」

上条(おっ、インデックス。散歩から帰ってきたのか)

オティヌス「チッ」

上条(舌打ちデカすぎだろ…トイレまで聞こえてきたぞ…)

禁書「あれ?おてぃぬす、とうまは?」

オティヌス「ああ、アイツならうんこだ」

上条(女の子がそんなはっきりうんこだなんて言うもんじゃありません!)

禁書「ふーん、うんこかぁ。とうまはまったく…」

上条(お前もかよ!曲がりなりにもシスターだろお前は!)


上条(ちくしょう…あいつらは下品だしいつまで経ってもうんこは出ないし…不幸だ…)

上条(仕方ない、次のチャンスを狙うとするか…)スクッ


ガチャ


オティヌス「ん?終わったのか」

上条「出なかったんだよ」

禁書「とうま、ただいま」

上条「おう、おかえり」


上条(オティヌスはやたらと俺にくっついてくる。が、インデックスがいるときはしない)


上条(インデックスに見られたら恥ずかしいからかは分からないが、とにかく喜ばしい事だ)


上条(四六時中くっつかれたんじゃさすがに俺も参っちまうからな…)


上条(まぁ別にオティヌスにくっつかれるのが嫌とかでは全然なくて、俺自身恥ずかしいからだと思う)


上条(とにかく、今この狭い学生寮には3人と一匹が暮らしている)


上条(正直窮屈だ…)


上条(でもオティヌスはインデックスと違って色々手伝ってくれるのでかなり助かっている)


上条(窮屈だけど楽しくていいかな、なんて)

次回に続く!
このままほのぼの路線を貫きたい

今日の8時30分くらいに投下します


―1か月前・船の墓場―


上条「だったら、俺が助けてやる。世界の全てと戦ってでも!!」

オティヌス「……その言葉、本気か?」

上条「おう!いつになく本気だ!」

オティヌス「……ありがとう。だがたった今平和的な方法を思いついたぞ」ニヤッ

上条「へ?」


チュ┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨ド


上条「どわぁ!また降ってきた!!」キュイン


上条「で、平和的な方法ってなんだよオティヌス!!」キュインキュイン

オティヌス「ようは私が世界に危害を加えないことを証明すればいいわけだろう?」

オティヌス「ならばお前のような、私に対して抑止力を持つ者が私を監視しておけばいい」

上条「は?それってどういう……」キュインキュイン


オティヌス「お前が四六時中私のそばに居ればいい」


上条「え?一緒に住もうってこと?」キュインキュイン


オティヌス「そうだ」


上条「いやいや、俺が抑止力っておかしいだろ!!俺にお前を止められるわけが……!!」



オティヌス「大丈夫だよ、絶対に」



オティヌス「今の私にお前を傷付けることなんて出来ない」



上条「…………」



オティヌス「……」



上条「分かった!!俺が抑止力にでもなんでもなってやる!!」

上条「お前は今日から居候第2号だ!!!」

オティヌス「ああ、頼んだぞ」クスッ


上条「」スゥ




上条「テメェらぁぁあああ!!!!よぉく聞けえええぇぇぇ!!!!!」




禁書「」ビクッ!?

バードウェイ「あのバカ…なんつー声を…」ビリビリ

レッサー「耳が…」キーン



―上空・戦闘機―


軍人「おい、なんか下で男が叫んでるっぽいぞ」

軍人B「あん?あれって確か幻想殺しの……」

軍人「でもここからじゃ聞こえないな」

軍人B「うん。すっげー頑張ってるっぽいけどな」


上条「こいつはもう世界を混乱させる気はねぇんだよ!!!」


上条「今までコイツがやってきた全部のゴタゴタは俺が責任を持つ!!!!!」


上条「俺がコイツの監視役になってやる!!!!何があろうと止めてやる!!」



上条「」スゥゥゥ



上条「インデックスぅぅぅぅ!!!!」



禁書「え、わ、私!?何かなとうま!!?」



上条「喜べぇぇぇ!!!俺んちに新しい入居者が来るぞぉぉぉ!!」



禁書「こんな状況でそんなこと叫ばれても」


―――――――――――――――

――――――――――

―――――


上条(とまぁこんな感じでオティヌスは我が家に来たわけだ)

上条(親切なバードウェイさん(棒)が俺の声を録音してくれていたらしく、俺の宣言は無事お偉いさん方に届けられた)

上条(「オティヌスの全部のゴタゴタは俺が責任を持つ!」と言ったのをいいことに各国から魔術師撃退の依頼でこき使わ
れる始末……)

上条(正直進級は絶望的な状況だ……)


上条(でもまぁ……)



オティヌス「おい上条。今日の晩御飯は何にするんだ?私も手伝うぞ」

上条「んーそうだなー……おいインデックス、何が食べたい?」

禁書「肉」

上条「あぁ…そう…」

上条「オティヌスもそれでいいか?」

オティヌス「ああ、構わない」

上条「よし、じゃあ肉買ってくる!」



上条(コイツが楽しそうだから、まぁいっか!)


上条(実際のところ、各国からこき使われるのも悪い事ばかりじゃない)

上条(交通費は全部あっち持ちだし、魔術師撃退に成功すりゃ報酬金も結構もらえる)

上条(オティヌスが増えたことを加味しても家計は潤っていると言っていい状態だ)



上条「ほいインデックス。お望みの肉だぞー」コトッ

禁書「わーい!ステーキなんだよ!」バンバン

上条「こら、机を叩くんじゃありません!」

禁書「はーい!!」バクバク

オティヌス「お前、良い母親になれそうだな」クスッ

上条「嬉しくねーよ…」

みたいな感じで続く
深夜にまた投下するかもしれない

ピカチュウ「ピ」

>>43
あれ?なんで知ってんの?俺ばらしたっけ?

>>45
ん?

>>46
いや、ピカチュウがこんな感じのSSを書いてたもんだから
スレチなのでこれ以上は触れないが

>>61
上オティ派も一枚岩ではないからな…

上オティ派も一枚岩ではないからな…

>>62>>63
完全に一枚岩じゃねーか

じゃあ投下しますww


上条「うんむ、美味い」パクパク

禁書「とうまー…もう食べ終わったんだよ…おいしいけどあっけないけかも…」

上条「しかたねーなぁ…ほら、半分やるよ」ヒョイ

禁書「わーい!ありがとうとうま!大好きー!!」パクパク

上条「はいはい」


オティヌス「お前……禁書目録に甘すぎじゃないか…?」


上条「あ?そうでもないだろ」

禁書「とうまはそっけない時の確率の方が高いんだよ」モグモグ

オティヌス(そうなのか……?)


上条「さ、風呂に入れー」

禁書「はーい」トテトテ

オティヌス「……」

上条「さてと、皿洗いでもしますかね」

オティヌス「私も手伝うぞ」

上条「おーありがとう」


上条「インデックスが上がったらお前もすぐに風呂入れよ」カチャカチャ

オティヌス「分かってる」カチャカチャ


オティヌス「……」

上条「ふんふんふん~♪」カチャカチャ

オティヌス(今だ!)


オティヌス「おお――っと足が滑った――!!」ズルッ


上条「オティヌス!!」ガシッ


上条「大丈夫かオティヌス!!」

オティヌス「お、おう///ありがとう////」

上条「ったく気を付けろよ、怪我したらどうすんだ」ポンポン

オティヌス「あ、ああ。今度から気を付けるよ…」

オティヌス(明日もやろうかな)


――――――――――

―――――

上条「ふぅ……さっぱりした」ポカポカ

上条「さて、水滴を拭き取らねぇと…」


上条(ウチの風呂の順番は固定だ)フキフキ

上条(一番風呂がインデックス。次がオティヌス。そして最後が俺……)

上条(別にこれといった不満は無い)

上条(ただ、このクソ寒い季節に風呂中の水滴を拭き取るのが少し…ほんの少し辛いだけだ)フキフキ


上条「よし…完了」


上条(あー…すっかり湯冷めしちまった…手ぇ冷てぇ…)スタスタ


ガチャ


オティヌス「お、上がったか上条」

上条「おう、インデックスは?」

オティヌス「おねむのようだ」

禁書「ぐー…」

上条「はは、仕方ないな。よっこらせっと」ヒョイ


ポスン


上条「毛布を掛けてっと…これでよし」ポンポン

オティヌス「お前はほんとに母親向きだな」

上条「言うな、だんだん自覚して来てるから」


上条「ふぅ…よっこらせっと」ドスッ

オティヌス「よっこらっせと」ポスン

上条「めちゃくちゃ自然に座ったなおい」

オティヌス「いいじゃないか、禁書目録も寝ていることだし」

上条「まぁ、全然かまわないけどさ」


オティヌス「……手、冷たいな」

上条「ん?ああ、別に何でもないぞ?」

オティヌス「強がるな。コーヒーでも淹れてやろうか?」

上条「あれ?ウチにコーヒーなんてあったけ?」

オティヌス「お前がこき使われてる間に買ってきたんだ。淹れてくるからちょっと待ってろ」スタスタ

上条「お、おう…ありがとう…」


上条(なんか……)



上条(いいなぁ…こういうの…)ニヘラ



オティヌス「ん?なににやけてるんだ上条」

上条「はは、なんでもねーよ」

続く
今日こそ深夜に投下します


オティヌス「ほら、出来たぞ」コトッ

上条「ありがとな」ゴクッ


上条「うわ…めちゃくちゃあったけぇ…」


オティヌス「そんなに寒いのなら、もう風呂場で寝るのは辞めたらどうだ?」

オティヌス「別に今は金に困ってないのだろう?布団でも買ってリビングで寝ればいいじゃないか」

オティヌス「なんならお前がベッドで寝て、禁書目録が布団で寝ればいい」

上条「お前はどうすんだよ」

オティヌス「お前と一緒にベッドで寝る」

上条「おいおい……」


上条「まぁとりあえず布団は買った方がいいかもなぁ」


オティヌス「禁書目録用の?」


上条「俺用の」


オティヌス「チッ」


上条「………」


上条「さて、そろそろ寝るか。布団は明日にでも買いに行こう」

オティヌス「今日は風呂で寝るのか?」

上条「そりゃそうだろ。せっかく拭き取ったんだし、そこ以外に場所が無いからな」

オティヌス「でも寒いんだろ?」

上条「ん~…まぁそうだな。でももう慣れたし」

オティヌス「嘘をつけ。お前の嘘なんてすぐに分かるぞ」

上条「はは……敵わねぇな」

オティヌス「何年一緒にいたと思ってる」

上条「そりゃもう数えるのを忘れるほど……」


上条「でも、やっぱり風呂で寝るよ。今日一日の辛抱さ」スクッ

オティヌス「強情だな…」

上条「何とでも言え。お前も早く寝ろよー」スタスタ


オティヌス「まて」ガシッ


上条「へ?」グラッ

上条「ぶはっ!!!」ゴン

上条「ば、ばかやろう!歩いてる最中に足を持つな!マジで痛かったぞ!」


オティヌス「私も一緒に風呂場で寝る」

上条「はい?」

オティヌス「一緒に寝る!!!そのほうがあったかいじゃないか!!」

上条「いや、駄目だって……」


オティヌス「お前には色々助けてもらってるから、せめてこれくらいは……」

上条「そんな使命感持たなくていいっての。神裂かお前は」


オティヌス「…と、いうのは建前で………」


上条「え?」


オティヌス「ほ、本当は…ただ単にお前と寄り添い合って眠りたいだけだ…//////」


上条「う……/////」


上条(な、なんだよコイツ超可愛い……すげぇ嬉しい……)

上条(でも…)

上条「お、オチムシュ!!」

オティヌス「は?落ち武者?」


上条(ぐわああああ噛んだああああああ!!)



上条「……オティヌス」キリッ

オティヌス「今更キメ顔するな。もう手遅れだ」


上条「と、とにかく駄目なもんは駄目!!じゃーな!!」ダッ

オティヌス「あっ…おい!」

禁書「むううん…」モゾモゾ


オティヌス(くっ……これ以上は禁書目録が起きてしまう…)



オティヌス「上条………」


ガラッ



上条(うわぁ…相変わらずココは寒いな……)


上条(毛布敷き詰めてっと…これでよし)ゴロン




上条「あぁ…寒い……」


―1時間後―


上条(眠れねぇ……全然あったかくならねぇし……)



上条(寒い……)ゴロッ





オティヌス「よう」





上条「」



上条(こ、コイツいつの間に俺の隣に……!!)


上条「お前なんでここに……むぐっ」


オティヌス「しーっ。あんまり大声出すと禁書目録が起きるぞ」


上条(ぐ…たしかに……)


上条「お前なぁ、あれほど来るなって……」ボソボソ

オティヌス「それだけ震えていてよく言えるものだ。ほら、ぎゅー」ギュッ

上条「っ////!?」


上条「ば、馬鹿!抱き着くなって!今の上条さんの体は氷のような冷たさで……!!」


オティヌス「だからこうしてるんだ、馬鹿」ギュ

上条「でもそれじゃあお前が寒くなっちゃうだろ?」

オティヌス「大丈夫だ。お前が抱きしめてくれたら」

上条「えっ」

オティヌス「こうして私が抱きしめているだけじゃ、まだまだ私は寒いままだ」

オティヌス「でもお前が抱きしめてくれたら、すぐに二人とも温かくなるだろう?」ニコッ

上条(こいつ……ガタガタ震えてんじゃねぇか……)

上条(俺のせいで……俺のために、こいつは……)


上条「俺は幸せ者だ」ギュッ


オティヌス(っ////////)ボフッ


上条「ごめんなオティヌス。俺の腕、冷たいだろ?」

オティヌス「こうして抱き合っていればすぐに温かくなるさ////」フフッ


――――――――

―――――

オティヌス「……なぁ、上条」ウトウト


上条「……どうした?オティヌス」


オティヌス「まだ……寒いか…?」ウトウト



上条「……いや」



上条「めちゃくちゃあったかいよ……」ギュ



オティヌス「そう…か…よかった……」ニヘラ



上条「おやすみ……オティヌス………」



オティヌス「…う……ん…」スヤスヤ

遅くまでお付き合いいただいた方がいれば感謝です
次回に続く

投下します


―翌朝―


オティヌス「………ん」パチッ


上条「」スースー


オティヌス「!!? か、上条!?なんで……あ」

オティヌス(そうだ……昨日の夜抱き合って寝たんだった……)

オティヌス「……////////」プシュー


オティヌス(もうちょっとだけこうしていよう……)ギュッ


トテトテ…


オティヌス(ん?足音?)


オティヌス(……まさか)


コンコン


禁書「とうまー起きてる?私が起きたらオティヌスがいなかったんだけど知らない?」


オティヌス(……まずい)


オティヌス(仕方ない。魔神の力でトイレまで移動するか……)


禁書「家中どこを探してもいなかったんだよ。トイレにもベランダにもベッドの下にもいなかったんだよ」


オティヌス(なん……だと……)


オティヌス(これでは家の中のどこに移動しても禁書目録から怪しまれることになる……)ドクンドクン


オティヌス(くっ…どうすれば…)


禁書「とうまー鍵を開けてよー」ガチャガチャ

禁書「とうまーとうまーとうまー」ガチャガチャガチャガチャ


オティヌス(こいつ分かっててやってんじゃないだろうな)


オティヌス(とにかく作戦を考えた)

オティヌス(まず玄関まで瞬間移動して、私の靴を回収したのち外へと出ていく)

オティヌス(これなら怪しまれることはないはず……)


ヒュン


―玄関―


スタッ


オティヌス(よし、靴は回収した!このまま……)


ヒュン


―外―


オティヌス「うわ寒い……」


オティヌス(とにかくこれで誤魔化せたはずだ…)


オティヌス(ああ……上条の温もりが恋しい……)ブルブル


禁書「とうまー鍵を開けてよとうまー」ガチャガチャ

上条「んあ…?インデックス……?」パチッ

禁書「とうまー開けてー」

上条「はいはい……なんですかインデックスさん……あれ?」


上条(オティヌスがいない……?)


禁書「とうまとうまとうまー」ガチャガチャガチャガチャガチャ

上条(なるほど……そういうことか……)


上条「どうしたインデックス?」ガラッ

禁書「おてぃぬすは?」

上条「はぁ?何言ってんだよインデックス。ここにオティヌスがいるわけないだろ?」

禁書「でももうここしか残ってないはずなんだよ!」

上条「何寝惚けてんだ。ほら、朝飯にするぞー」スタスタ




禁書「………」


バタン


オティヌス「ふぅ、ただいま」

上条「お、オティヌス。こんな朝っぱらからどこに行ってたんだ?」

オティヌス「ああ、ちょっと散歩にな」


上条(これでいいんだよな?)チラッ

オティヌス(ああ、問題ない)コクッ


禁書「ほんとうに?」ジロリ


上オティ「えっ」

あと深夜で眠い

禁書「とうまーとうまーとうまー」ガチャガチャガチャガチャ
禁書「とうまとうまとうまー」ガチャガチャガチャガチャガチャ

恐ろしすぎワロタ

ごめん眠いからなし
明日もなしで

やるか


禁書「本当に散歩?」

オティヌス「当たり前だ。ついさっきまで外に居た」

上条「どうしたインデックス?お腹が空いてイライラしてんのか?」

禁書「……おてぃぬす。私のそばに来てほしいんだよ」

オティヌス「あ、ああ。別にかまわないが……」スタスタ

上条(インデックスのやつ何を…?)

禁書「」クンクン

禁書「………とうまのにおいがする……」

上オティ「!?」


オティヌス「いや、それは……」オロオロ


禁書「しかもかなり濃い…まるで一晩中抱き合って眠ったかのような……」


オティヌス(何者だコイツ)


禁書「そして散歩じゃない決定的な証拠が…」


オティヌス「な、なんだと?」


禁書「私が朝玄関を確認した時には、おてぃぬすの靴はまだあったはずなんだよ……」


オティヌス「う……」


禁書「ねぇおてぃぬす。昨日の夜とうまと何してたの?」


禁書「お風呂場で」


オティヌス「………」


上条「……ああ、確かにオティヌスは昨日の夜お風呂場に居た」


オティヌス「か、上条!?」


禁書「やっぱり……」

上条「でもやましいことは何もないぞ。俺が寒そうにしてるのをオティヌスが見かねて、気を利かせてだな……」


禁書「…やっぱりお風呂に居たんだ」


禁書「でも、私が今本当に怒ってるのは、そこじゃないかも」


上条「そこじゃない…?」


禁書「どうして嘘を吐いたの?」


禁書「私、聞いたよね?「本当に散歩?」って。「おてぃぬすは?」って」


禁書「どうして嘘を吐いたの?」


上条「…………」


禁書「これでも私は、もしもとうまとおてぃぬすが恋人同士になったとしても笑顔で受け入れるくらいの覚悟は持ち合わせ
てるんだよ。これでも、シスターだから……」


禁書「でも、二人に嘘を吐かれるのだけは嫌なんだよ……」


禁書「私だって、この家の一員なんだよ…?」ウルッ


禁書「私だけ仲間外れなんて、いやだよ…とうま……」ウルウル


上条「っ!!」


ガシッ


上条「……ごめん…インデックス。俺、嘘ついたりして……」

禁書「とうま……」

オティヌス「ああ……私たちが愚かだった…すまない」

禁書「おてぃぬす……」


禁書「分かってくれればいいんだよ……」グスン

上条「ほんとにごめん……」

禁書「もういいんだよ……それより…」ゴシゴシ


ぐ~


禁書「お腹が空いたかも!」ニコッ

上条「……はは、よし!朝飯にするか!インデックスは何が食べたい?」ワシャワシャ

禁書「ハムエッグ!!」

上条「了解!すぐに作るから待ってろよ!」


オティヌス「朝食を食べたら布団を買いに行こうか。三人で、な」

上条「ああ、そうしよう!な、インデックス!」

禁書「うん!もちろんいくんだよ!三人で!」

禁書「ところで誰の布団?」

上条「ん?俺のだよ。さすがに寒いからな」

禁書「リビングで寝るの?」

上条「おう、そうだ」

禁書「じゃあ寝るときに、とうまとおてぃぬすと三人でお話しできるんだね?やったー!」

上条「ああ、いくらでも話できるさ。なぁオティヌス」

オティヌス「もちろんだ」クスッ


上条(俺はバカだった)


上条(自分でも気づかないうちに、インデックスを傷付けていたんだ)


上条(あいつだって大切なこの家の一員だってのに…)


上条(これからは本当の意味で、三人仲良く暮らしていけるよな)



禁書「トイレ行ってくるんだよー」テテテ


上条「おう」


オティヌス「……なぁ上条」


上条「どうしたオティヌス」


オティヌス「ここらへんがそろそろ潮時じゃないか?」


上条「へ?」


オティヌス「聞いただろ、禁書目録の言葉を」

オティヌス「アイツは、私と上条の仲を容認する、と言ったんだぞ」

オティヌス「そろそろ私とお前の仲をアイツに告白するべきじゃないか?」


上条「……はい?」


上条(ちょっと待て。オティヌスは一体何を言ってるんだ?)


上条(俺と、オティヌスの仲?インデックスに告白?)


上条(も、もしかして、コイツの中ではもう俺と付き合ってる感じになってる!?)

上条(あれ?何かそんなイベント……まぁ風呂とか色々あったけど、まさか…)

上条(……俺だって、オティヌスのことが好きだ。誰よりも俺のことを理解してくれてるし、俺も結構アイツのことを理解
出来てるつもりだ)


上条(いや、でもお互い好きとか伝えてないし……)


上条(それとも近頃の女の子はみんなこんな感じなのか!?いや、アイツは神様だけど)


オティヌス「おい上条、どうした」


上条「な、なぁオティヌス……俺とお前って付き合ってんの…?」


オティヌス「え」


オティヌス「付き合って……ないのか……?私達……」サァァ


上条(な、なんつー真っ青な顔してんだよ!)


上条「いや、好きだーとか、愛してるーとか……そういうの言ったかなぁと思いまして…」アセアセ


オティヌス「そ、そんなこと言わなくてもお前になら私の愛が十分伝わってると思ってたのだが……」


上条(もしかしたらそうなんじゃないかなーと思ったことはあるけど、そう簡単には信じられないのが上条さんなのです)


オティヌス「そ、そうか……私達は付き合っていなかったのか……」シュン


オティヌス「……すまなかったな。う、うざかっただろ…?恋人でもない女からくっつかれて…」ウルウル


上条「………」


上条「……オティヌス。今から俺の言葉をよーく聞いとけよ?」


オティヌス「え?」


上条「ばか」

オティヌス「!?」

上条「俺がお前のことうざいなんて思うわけねぇだろうが」

上条「むしろ逆だっての」


上条「お前が大好きだ」


オティヌス「っ!?//////」ボッ


上条「……これだけは絶対に言っときたかったんだ。付き合う時に、な」

オティヌス「え、それじゃ……」

上条「ああ。正式に、俺と付き合ってくれ!」

オティヌス「ふふふ……私からも頼むよ。正式に私と付き合ってくれ」

上条「ああ!もちろん!!」


上条(まぁアイツが最初に思い込んでた「すでに俺達は付き合ってる」ってのに同意しても良かったんだけど)


上条(どうしても、ちゃんと言葉で「好きだ」と伝えたかったんだ)


上条(なにせ、未来のお嫁さんだからな)


上条(とにもかくにも)



禁書「ふ~スッキリしたんだよ。あれ?二人とも何赤くなってるの?」

上条「おう、インデックス。お前に聞いてほしいことがあるんだ」

禁書「え?なになに?」

上条「実はな、俺達……」



上条(上条当麻は現在とっても幸福です!)

もう終わりでいい?

いや、やっぱこれで終わり。読んでくれた方々ありがとうございました。

とりあえず乙!
オティヌスSS次回作あるんだろ?

>>159
たぶん
今のとこ予定はない

逃亡生活の続きを書いてくれ!頼む!

>>1は上オティSSの中でどれが一番好き?

>>172
自分じゃ恥ずかしくて分からない

>>170
書いてもいいけど俺が続編書くとロクな結末にならない
一応ハッピーエンドになるよう努力はするけど

このSSまとめへのコメント

このSSまとめにはまだコメントがありません

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom