上条「魔神系ヤンデレ」 (397)

上条×オティヌスSS

投下は週に1、2回

総合で書いたやつですが若干マイルドにしてます

オティヌスが色々ぶっ壊れてます

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1390577943

上条「……ハッ!?」

上条「………っ」キョロキョロ

上条「……また『暗闇の世界』か」

上条「流石にいまの世界はキツかったぞ……くそっ」

上条「さっきから変な世界を作ってはこの世界に戻しての繰り返し……、わけがわかんねぇぞ……」

上条「それよりもオティヌスの奴はどこに……」

オティヌス「ここにいるぞ」ヌッ

上条「っ!?」

オティヌス「そうすぐに構えるなよ」

上条「てめぇ……」

オティヌス「まあ『この世界』で目が覚めてすぐ私の姿を探してくれるとは思わなかったぞ。少し嬉しいじゃないか」フフッ

上条「ぐっ……」

オティヌス「……なぁ、上条当麻」

上条「………なんだよ」

オティヌス「私のモノになれ」

上条「っ………」

オティヌス「………」

上条「………」

オティヌス「………おい」

上条「………なんだよ」

オティヌス「なにか言えよ」

上条「なにをだよ」

オティヌス「はいとかYesとかお願いしますとか色々あるだろう」

上条「なにそれ全部肯定じゃん。お前に所有されろってことじゃん」

オティヌス「だからそう言ってるんだろうが。理解しろよ」

上条「拒否してんだろうが。お前こそ理解しろよ」

オティヌス「……よしわかった」

オティヌス「ある程度は譲歩しよう」

上条「譲歩だと?」

オティヌス「お前の願いを聞いてやろう。お前の望みを叶えてやろう。ほら言ってみろ。私が許可する内容であれば文字通り実現してやる」

オティヌス「だからーーー」

上条「『元の世界』に戻せ」

オティヌス「無理」

上条「………」

オティヌス「………」

上条「元の…「無理」

上条「も…「無理」

上条「………」

オティヌス「………無理」


上条「はあぁぁぁ……」

上条「……わかった。ふざけてんのか本気なのかは知らない。でももうお前が何をしたいのかなんて関係ねぇ」

上条「俺はお前の持つ『槍』を破壊して『元の世界』に戻るぞ」

オティヌス「ほう」ブーンブーン

上条「『魔神』だろうがなんだろうが関係な………って」

上条「お前なにやってんだ」

オティヌス「?」ブーンブーン

上条「なにセグ○ェイなんかに乗ってんだっ? つーかどっから持ってきた!?」

オティヌス「細かいことを気にするな。器が知れるぞ」ブーンブーン

上条「とりあえずそれから降りろ」

オティヌス「力尽くで降ろせばいいじゃないか」ブーンブーン

オティヌス「もともと私と争う気だったんだろう?」

上条「っ…」ピクッ

上条「………いいじゃねえか。やってやる」


ーーーーーーーーー
ーーーーーー
ーーー

上条「ごふっ……」グッタリ

オティヌス「お前のような『人間』が『神』にかなうと本気で思ったのか? 性能が全くもって違うんだぞ?」ブーンブーン

オティヌス「それこそ比べるのもおこがましいほどに」ブーンブーン

上条「いや…『神』とか『人間』依然にそのセ○ウェイの性能がぶっとんでんだろ……」ハァハァ

上条「3時間近くひたすら追いかけっこって。しかもまったく追いつけねえし……」ハァハァ

オティヌス「私が乗る乗り物だぞ? それくらいの性能を持つのは当然だ」

オティヌス「それから時間なんて概念『この世界』で気にするな。どうせ大した意味はない。それよりも酷い汗だな。ほら拭いてやるからこちらを向け」

上条「さわる…な…」ペシッ

オティヌス「おっと。お前からは私に触れようとするのに自分が触れられるのは拒否するのか」

上条「当たり前だろうがっ」

オティヌス「………なるほど。照れているのか」

上条「違う」

オティヌス「まったく、素直じゃないな」

上条「違うっつてんだろ」

オティヌス「刺々しいな」

上条「テメェに対して優しさを持つ必要があるのか?」

上条「ないだろ」

オティヌス「そうか……、お前がそう言うならそれでいい」

オティヌス「だがな」

オティヌス「この先ずっと、永遠に、死ぬことなどなくこの2人きりの世界でお前と私は一緒にいるんだぞ? それなのにこんな険悪な仲でいいと思うのか?」

上条「……はっ? ずっと、2人きりだと……?」

オティヌス「あぁ。ずっとだ」

上条「何を……言ってるんだ……?」

上条「2人きりの世界? 永遠に一緒にいる? そんなことを……そんなことを本気で言ってやがるのか?」

上条「ふざけるのもいい加減にしろよ、オティヌス」

オティヌス「………」

上条「………」キッ

オティヌス「………なるほど。そうか。そういうことか」

オティヌス「お前の言いたいことはわかった」

上条「………あ?」

オティヌス「2人きりじゃなかったな。『スレイプニル』も居たことを忘れていたよ」

セグウ○イ(スレイプニル)『ぶーんぶーん』

上条「そうじゃない! つーか名前付けんな!」

上条「ちょっと愛着湧いちゃうだ……」

ガシャン!

上条「!?」

スレイ / プニル『』

上条「スレイプニーーール!!?」

上条「えっ! おまっ! 何やってんの!?」

オティヌス「………はっ。当然の報いだろう?」

上条「むっ、報いっ?」

オティヌス「だって『これ』は」







オティヌス「私からお前を奪おうとしたんだから」








上条「は…………?」

オティヌス「『この世界』でお前の意識は私だけのモノなのに」

オティヌス「お前の視線は私だけのモノなのに」

オティヌス「お前の言葉は私だけのモノなのに」

オティヌス「お前の心は私だけのモノなのに」

オティヌス「お前のお前のお前のお前のお前のお前のお前のお前のお前のお前のお前のお前のお前の」

上条「っ……ぁ…」ゾクッ

オティヌス「『この世界』が全て漆黒に塗りつぶされている理由がわかるか?」

上条「………」

オティヌス「『この世界』に人が居ないのはお前の話す相手を私だけにする為だ」

オティヌス「『この世界』に景色がないのはお前が見るモノを私だけにする為だ」

オティヌス「『この世界』に物がないのはお前の意識を私だけに向ける為だ」

オティヌス「『この世界』に植物がないのはお前の吐く息を私だけが吸う為だ」

オティヌス「わかったか? 『この世界』が漆黒に塗りつぶされているのは」

オティヌス「お前の全てを私だけのモノにする為なんだよ」ニッコリ


上条「なに…を……言って……」

オティヌス「随分と質問が多いな」

オティヌス「別に言わなくてもわかっているだろう?」

オティヌス「お前は私の『理解者』となり得る存在なのだから」

上条「『理解者』……?」

オティヌス「そうだ私の苦しみを理解してくれて、私の傷を癒してくれて、私の愛を受け止めてくれる」

オティヌス「そんな存在だ」

オティヌス「なあ上条当麻。お前はそんな存在に……『理解者』になってくれるよな?」ニコッ

上条「………っ」


上条「………」

オティヌス「………はぁ。やはりまだ理解してくれないのか……」

上条「………?」

オティヌス「あぁ、大丈夫だ。心配するな」

オティヌス「おいおいと、その身をもってわからせてやる」

オティヌス「そのためにはお前の精神を適度に痛めつける必要があるが……」

上条「っ! テメェ! また世界を作り変える気かっ!」

オティヌス「安心しろ。再起不能になるほど酷い目には遭わせないようにする」

オティヌス「………いや、廃人となったお前も悪くないかもしれないな……」

上条「っ!」ビクッ

オティヌス「ま。完全に壊れると私も困る……というより嫌だからな」

オティヌス「ギリギリまで頑張れ」

オティヌス「そしたら『また』ここに戻す」

オティヌス「じゃあな」

上条「待っーーー」


パチンッ


オティヌス「………」

オティヌス「奴の精神の屈強さは異常だな」

オティヌス「普通ならとっくに折れて壊れているはずなのに」

オティヌス「だがまあいい。どうせ時間はたっぷりとあるし邪魔が入ることもない」

オティヌス「だから……だからいい加減」

オティヌス「いい加減私のモノになれ」

ーーーーーーーーー


上条「……ハッ!?」

上条(ここは……)

ギュウギュウ

上条(せまっ。満員電車の中か?)

上条(こんな『世界』でなにを……)

グイッ

上条「ん?」

女生徒「っ……」

上条(誰……だ? なんで俺の手を掴んで……)

女生徒「この人……」

上条「?」

女生徒「この人! 痴漢です!!」

上条「は」

上条「はあああぁぁぁぁ!?」

今日はここまでです。

ゆっくりやっていくんで良かったらよろしくお願いします。


追加説明
この上条さんはふっきーにガラスで刺されたり青ピとバトったり総体ちゃんと出会ってません。

>>1

スレイプニルに……なんてことを……!
優し(く運んでくれるい)い奴だったのに……!

不幸な上条さんならきっと冤罪位は経験してるだろう…

ヤンデレオティヌスとか俺得

>>21
女子生徒「この人痴漢です!」

上条「上条さんはやってません!」イケメンスマイル

女子生徒「……」トゥンク

女子生徒「わ、私のお尻でチムドンドンしてください///」カァァ

こういうことか

>>23
いやそれじゃあ上条さんの心を優しく折れないだろ。
この世界よりあの暗闇の世界のほうがマシだと思わせなくちゃなんないんだから

>>24
元の世界で冤罪にあったらこんな風になるのかなって


「なンだなンだァ?」

「痴漢ですってぇ。怖いわぁ」

『人として最低の行いですね』

「どいつかにゃーん? そのクソ童貞痴漢野郎ってのは?」

ザワザワ

上条「ち、違っ……誤解だ!」

女生徒「この人です! この人が右手で私のお尻をねっとりとした手つきで撫で回したんです!」

上条「だから俺じゃないって!」

女生徒「嘘です! 私の肉付きのいい臀部を鷲掴みにした挙句、様々な力加減で揉みしだいてきました!」

上条「なにその官能小説みたいな表現!? それだけで罪が2割増しになりそうなんだけど!?」

「おいおい。人混みに紛れて女に不埒な真似するなんて根性ねぇなあ。とりあえず次の駅で降りろ。アンチスキルに突き出してやる」

上条「なぁ!? だからっ…ちょ! 掴むな掴むな!」

上条「うああぁぁぁ!!」


ーーーーーーーーー
ーーーーーー
ーーー

ーーー留置所ーーー


上条「…………」グッタリ

上条「……俺は…やってないのに……」

上条「……オティヌスは俺に冤罪なんか与えて……なにがしたいんだ」

上条「ちくしょう!」ダンッ

警備員「うるさいぞ!」

上条「っ! ………すみません」

警備員「ったく、荒れるのもわかるが静かにしていろ」

上条「………はい」

警備員「初犯なんだから誠心誠意謝っていればこんな所に入らずに済んだものを……」

上条「だから俺はっ! 俺は……」

警備員「………それよりも、お前に面会だ」

上条「面会……?」



土御門「ようカミやん」

上条「土御門……」

土御門「聞いたぞ」

上条「俺はやってないんだ……、信じてくれ……」

土御門「………カミやん。単刀直入に言うが、罪を認めて謝罪しろ」

上条「…………は?」

上条「なに……言ってんだよ土御門……だから俺はやってなんかないんだって……」

土御門「カミやんの言いたいことはわかる。だがな、カミやんが痴漢行為を働いたかどうかなんてこの際どうでもいいんだ」

土御門「思った以上にマズいことになってしまったからな」

上条「………?」

土御門「痴漢被害を訴えた女生徒……、『枝垂桜学園』の生徒だったんだ」

上条「『枝垂桜学園』……? どこの学校だ?」

土御門「………学舎の園の中にあるお嬢様学校。カミやんが以前侵入した女子更衣室のある学校だ」

上条「えっ……」

土御門「今のところ、学舎の園に侵入したのがカミやんだとは知られていない」

土御門「だが、これ以上事態が大きくなればバレるのも時間の問題になる」

土御門「もし侵入者がカミやんだと知られると……」

上条「知られると……?」

土御門「………」

上条「………」

上条「………おい」

土御門「とりあえず早いところ認めろ」

上条「おい……おい」

上条「ちょっと待てって! そんなので冤罪を認めるなんておかしいだろ!」

上条「どうにかできないのかよ、土御門!」

土御門「オレもやれるだけのことはやったんだ……」

上条「だったら!」

土御門「それでも無理だったんだよ!」

上条「……っ」

土御門「すまない……」

上条「お前でも……無理だったのか」

土御門「……さっき『これ以上事態が大きくなれば』と言っただろ」

上条「あ、あぁ」

土御門「実のところ、既に騒ぎはかなり広まっているんだ」

上条「はぁ? だって痴漢云々って数時間前の話だろ? なんでそんな早く……」

土御門「カミやんが駅で拘束される際に暴れたからだ」

上条「マジで?」

土御門「マジだ」

上条「それは……すまん」

土御門「いや、いい。オレももう少し頑張ってみる」

上条「………頼む」

土御門「任せておけ。カミやんには普段から世話になっているからここでその借りを返す」

上条「土御門ぉ……」ウルウル

土御門「カミやんは安心して待っていろ」キリッ

上条「土御門ぉぉ!!」

警備員「騒ぐな!」

ーーー夜ーーー


上条「………」

上条(土御門、上手くやってくれてるのかな……)

上条(『この世界』のインデックスもどうしてんだろう……)

上条(心配で眠れない……)ゴロン


ムニュ


上条(……ムニュ? なんだこの感触……?)ムニュムニュ

上条「………!」

オティヌス「……んっ、……ぁ…んんっ!///」ビクビクッ

上条「 」

オティヌス「ぁ…あっ………ん…? もう…終わりか…?///」ハァハァ

上条「オ、オティヌス!?」

オティヌス「なるほど……確かに絶妙な力加減……、さらに触れられているだけで……///」ハァハァ

上条「っ!」バッ



上条「テ、テメェ……!///」

オティヌス「おや? 顔が赤いぞ? いったいどうした?」クスクス

上条「ぐっ……」

オティヌス「まぁいいだろう」

オティヌス「それよりどうだ? この狭い部屋に閉じ込められた感想は。確かブタ箱と言うのだったか?」

上条「お前が閉じ込めたんだろ!」

オティヌス「私が直接閉じ込めた訳ではないが」

上条「きっかけを作ったのはお前だ」

オティヌス「ここに入る選択を取ったのはお前だ。罪の否定と謝罪の拒否。それから暴力」

上条「う………」

オティヌス「言い返せないか」

上条「………」ギリッ


オティヌス「さて、ではここで提案だ」

上条「………ここから出してやるからお前のモノになれってか?」

オティヌス「察しがいいな。流石だよ」

上条「ざけんな」

上条「これくらいで俺の心が折れるとでも? これくらいで俺の精神が壊れるとでも?」

上条「なめるなよオティヌス」

オティヌス「ふむ……」

上条「それにお前が何かしなくても土御門がどうにかしてくれる。俺の疑惑はきっと晴れる」

オティヌス「土御門………あの金髪グラサンか」

上条「………?」

上条「! お前まさかスレイプニルみたいにあいつに何かする気じゃ!」

上条「そんなことさせなーーー」

オティヌス「安心しろ」ズイッ

上条「っ!?」

オティヌス「あの金髪には何もしない」






オティヌス「私はな」


上条「お前……は?」

上条「どういう意味……?」

フッ

上条「!?」キョロキョロ

上条「………消えやがった」

上条「なんだ……? なんなんだ?」

上条「………」



ーーーーーーーーー
ーーーーーー
ーーー


ーーー翌日ーーー


警備員「おい。面会だ」

上条「………はい」

上条(土御門か? なにか進展でも……)


ステイル「………」

上条「……ステイル? 土御門は……? 土御門はどうしたんだ!?」

上条「まさかあいつに何か……」

ステイル「………無事だよ」

上条「! そ、そうか……」

上条「じゃあなんでお前が?」

ステイル「奴から伝言を預かってね。それと僕からも伝えるべきこともあったし」

上条「なんなんだ? もったいぶらずに教えてくれっ」

ステイル「そうだね。まずは土御門の伝言からだが……」

ステイル「端的に言えば『君が被せられた無実の罪を晴らすことをやめた』、とのことだ」

上条「………………は?」

ステイル「それと『すまない』だってさ」

上条「お…い、何たちの悪い冗談言ってんだよ…ステイル…」

上条「土御門は安心して任せろって…」

ステイル「………」

上条「おい……どういうことだよ…どういうことだよ!!」

ステイル「………」


ボッ

ステイル「………」スゥー

ステイル「………」ハアァー

ステイル「……君が怒鳴るのも当然だね」

ステイル「だがこうなったのにはそれ相応の理由があるんだよ」

上条「………あ?」

ステイル「土御門舞夏」

上条「……舞夏がどうした」

ステイル「彼女に対して多くの『いやがらせ』が起きた」

上条「いやがらせ?」

ステイル「住んでいる寮や彼女の研修先に小動物の死骸や読んでいて吐き気の催す内容の手紙などが送られてきたんだ」

上条「なんで……舞夏がそんな目に…」

ステイル「君のせいだよ」

上条「!?」

ステイル「痴漢・暴力行為を行った君の味方を土御門がしたからだ。その関係で奴の義妹は巻き込まれた」

上条「そん…な…」

ステイル「そして土御門のやつは君の罪を晴らすことと義妹の平穏を守ること、その2つを秤にかけて義妹をとった……ということだ」

上条「………っ」

ステイル「いやはや、ネットというのは恐ろしいね。たった一晩で住所や名前なんかが広まってこんなことになるし」

ステイル「それにヒマな人間の多さにも驚きだ」

上条「………そうだ。 インデックスはどうしてるっ? あいつも何か酷い目にっ」

ステイル「僕の用事はそのことだ」

上条「インデックスは……」

ステイル「彼女は無事だよ」

上条「……ほっ」

ステイル「無事にイギリスに帰国した」

上条「…………帰…国?」

上条「帰国って……何言って…」

ステイル「正確にはイギリス清教が連れ戻したんだけど」

ステイル「ま。要するに、イギリス清教は君を見限ったということだよ」

上条「 」


ステイル「君の功績は十分理解しているし、君の右手の希少性も認識している」

ステイル「それでもだ。それでも上の判断はこういったものになった」

ステイル「残念だったね」スパー

上条「待てよ! ちょっと待ってくれよステイル!」

上条「これは濡れ衣なんだってば! 俺はやってないんだって!」

ステイル「はあ…。物分りの悪いな上条当麻」

ステイル「真実なんかどうでもいい。『そういうこと』になった時点でダメだってことだよ」

ステイル「まあ僕としても上の判断は正しいと思っているよ」

ステイル「君のような性犯罪者があの子とこれ以上関わることがないのだから」

上条「性…犯罪者…」

ステイル「そうそう。ようやく自覚したかい?」

ステイル「とにかく、これで君と僕達の関係は無くなったから。それじゃあね、名も知らぬ少年」

ステイル「あぁ、一つだけ言い忘れていたけど、あの子の帰国は彼女が自分で決めたことだから。意味はわかるよね」

ステイル「今度こそ、さようなら」スタスタ

上条「………」

上条「………」

オティヌス「『人間』なんてそんなものだ」

オティヌス「濡れ衣だろうが冤罪だろうが一度貼られたレッテルは、剥がしても痕は残るからな」

オティヌス「自分の不利益に繋がるとわかればすぐに切り捨てる。天秤にかけて優先順位が低いものは打ち捨てる」

オティヌス「わかっただろう?」

オティヌス「『人間』なんてそんなもの」

上条「………『魔神』は…お前は違うって言いたいのか?」

オティヌス「当然だ」

上条「………」


オティヌス「今お前の眼前にいる『魔神』は低俗な『人間』とは違う」

オティヌス「お前の全てを信じ、お前の全てを認めるぞ」

オティヌス「お前に何があっても私はお前の味方だからな」

オティヌス「なあ上条当麻」

オティヌス「お前が罪を償って、綺麗な身体になって戻ってくるのを私はいつまでも待っているぞ」

上条「………オティヌス」

オティヌス「なんだ?」

上条「……元はと言えばお前が原因だろ? なんで綺麗にまとめようとしてるんだ?」

オティヌス「………」

上条「………」

オティヌス「………チッ」

上条「舌打ちすんな」

上条「……確かに『この世界』じゃ俺はみんなに見限られたかもしれない」

上条「けど!」

上条「ここでお前を倒して『元の世界』に戻ればそんなの関係なくなる」

上条「オティヌス」

上条「テメェのおふざけに付き合うのもここまでだ」

オティヌス「………そうか。私を倒す……か」

上条「あぁ」

オティヌス「好きにしろ。手をあげたければあげればいい。拳をふるいたければふるえばいい」

オティヌス「私はここから動かないぞ」

上条「………そうさせてもらう!」ブンッ


ゴンッ!



オティヌス「………」

上条「………痛い」

オティヌス「……いや、まさかほんとに殴るとは思わなかったぞ」

上条「………ガラスがあるの、忘れてた……」

オティヌス「………バカか」

上条「すごい頑丈じゃん…これ」

オティヌス「まあ当然だろ。面会室だし」

上条「………」

オティヌス「………」

上条「殴るからこっち側来いよ」

オティヌス「私はここから動かないと言ったぞ」

上条「………」

オティヌス「ほらほら、殴り飛ばすなり蹴り飛ばすなり好きにしろよ。ん?」

上条「………喧嘩売ってんのか?」

オティヌス「なんのことだ?」

上条「………」イラッ



オティヌス「ま。ここで拘泥していても何も進展しないようだな」

オティヌス「こういうやり方では、ある程度の精神的苦痛を与えれても開き直ることで解決もできるだろうし」

オティヌス「となると……」

上条「………お前、まさかまた『世界』をっ」

オティヌス「ふっ」ニコッ

オティヌス「そこから出れるのだから結果オーライというやつだろ?」

上条「ちげぇよ!」

オティヌス「そうなのか? まぁどちらにせよこれ以上『この世界』には意味はない」

オティヌス「『次の世界』でお前の精神を削るとしよう」

オティヌス「『次の世界』は厳しいぞ?」

オティヌス「とにかく頑張れ」

上条「オティヌーーー」


パチンッ


オティヌス「………」

オティヌス「やはりなかなか私のモノにはなってくれないな」

オティヌス「はぁ……」

オティヌス「だが『この世界』で得られたモノは大きい……」

オティヌス「………」ナデナデ

オティヌス「………」ペタペタ

オティヌス「………」ムニュムニュ

オティヌス「ふふっ…」

オティヌス「上条当麻は私の身体で赤面した」

オティヌス「どうやらあいつにとって私は女としての価値があるようだな」

オティヌス「これは使える」

オティヌス「ふっふっふ……」


ーーーーーーーーー


上条「……ハッ!?」

上条「ここは……」キョロキョロ

上条「『暗闇の世界』じゃない……?」

上条「………! ここは第二十二学区の地下街かっ?」

「上条当麻」

上条「っ! お前は……」

上条「後方のアックア……」

アックア「久しいな」

上条「………っ」

上条(まさかオティヌスのやつ、俺とアックアを戦わせる気か!?)

アックア「どうかしたのであるか? 顔色が悪く見えるが……」

上条「な、なんでもない大丈夫だ」

上条(……? 違う…みたいだな)

アックア「なら良かったのである」

アックア「ところで上条当麻」

上条「なんだ?」

アックア「この『アスカロン』を見てくれ」ボロン

上条「 」


アックア「こいつをどう思うのであるか?」

アックアのアスカロン『すごくギンギンだぜ!』

上条「 」

アスカロン『とてつもなくビンビンだぜ!』

上条「 」

アックア「上条当麻………」

上条「 」





アックア「 や ら な い か 」ウホッ





上条「い」

上条「いやあああぁぁぁ!!」

今日はここまでです。

次回は少し地の文入る予定です
それと若干R-18

痴漢冤罪でイギリス清教から見捨てられるなら今頃、原作上条さんは死刑になっててもおかしくない
インちゃんやらねーちんやらの全裸見てるし

それからIDの件ですが、
イーモバイル連投規制対策であってます

iPodtouchとガラケーの交互で書きこんでる為おきてますが
酉見ていただければ特に問題はないかと

何でこんな酷い展開に!?
    /\___/ヽ

   /    ::::::::::::::::\
  . |  ,,-‐‐   ‐‐-、 .:::|
  |  、_(o)_,:  _(o)_, :::| うわぁ……
.   |    ::<      .::|
   \  /( [三] )ヽ ::/
   /`ー‐--‐‐―´\



 _| ̄|_    //ヽ\

 |      '|/ / ノ  "´ ̄ ̄''''‐-...ノヽ
 |__|'' ̄!  !    /            丶 |
   ,‐´ .ノ''   /  ,ィ             \
   ヽ-''"   7_//         _/^ 、 `、
┌───┐  /          / 、_(o)_,;j ヽ|
|┌─,  .|  /.           -   =-{_(o)
└┘ ノ ノ   |/        ,r' / ̄''''‐-..,>
   //   {         i' i    _   `ヽ
          ̄フ       i' l  r' ,..二''ァ ,ノ
   n      / 彡       l  /''"´ 〈/ /
   ll     _ > .  彡    ;: |  !    i {
   l|       \ l 彡l     ;. l |     | !
   |l      トー-.   !.    ; |. | ,. -、,...、| :l
   ll     |彡     l    ; l i   i  | l
   ll     iヾ 彡     l   ;: l |  { j {
   |l     { 彡|.      ゝ  ;:i' `''''ー‐-' }
. n. n. n  l 彡   ::.   \ ヽ、__     ノ
  |!  |!  |!   l彡|    ::.     `ー-`ニ''ブ
  o  o  o   l      :.         |


アックア「上条当麻……」ジリッ

上条「ひっ……」


アックアが取り出した『アスカロン』(意味深)
雄々しくそそり立つソレは上条の知るモノとは全くもって違っていた

太さ、長さは当然
白人であるが故か、上条の持つグロテスクなモノとは別物で、ある種の芸術品のような造形と、形容し難い気品を誇っている


アックア「上条当麻……」ジリジリ

上条「んなデカくて気持ち悪いもんぶら下げて寄るんじゃねえ!!」

アックア「私は淫グランド出身の二重性人であるからな。アスカロンも必然的に巨大になるのである」

上条「なにそれ!? 色々おかしいっ!」

上条「だいたい俺はノンケなんだよ! 男になんか興味ねぇ!」

アックア「その点は心配するな。私が傭兵時代に培った経験、『傭兵の流儀≪ハンドイズダーティ≫』を使えばノンケだろうがなんだろうがその道に目覚めさすことができるのである」

上条「傭兵時代に何やってんだ!?」

アックア「ナニをヤりまくってたのである」

上条「聞きたくねえぇぇ!!」


アックア「上条当麻…逃がさないのである」ジリジリ

上条「よ、寄るな……」

上条(く、くそっ……アックアが相手じゃ簡単に逃げれない……っ)

上条(いったいどうすれば……)

アックア「観念してその処女を私に差し出すのである」

上条「童貞捨てる前に処女捨てられるか! ……いや童貞捨てた後でも嫌だけどねっ!?」

アックア「なんだったら処女と童貞、同時に捨てさせてやるのである」

上条「ひいぃっ……」

アックア「さあズボンを脱いで尻をこちらへ向けるのでーーー」



ゴバッ!



アックア「ぬっ!?」

上条「っ!?」

アックア(魔術による……砲撃!)

ゴバッ!

アックア「ぐっ!」

「こちらへ!」

上条「!」

アックア「させぬ!」

ゴバッ!

アックア「ぬおっ!? 床をぶち抜いてっ!?」

ゴシャアァ!

アックア「ぬおぉぉぉ!!」

ガラガラガラッ


「大丈夫ですか!?」

上条「お前は……海原っ?」

海原「偽者のほうですが」

上条「わ、悪い。助かったよ」

海原「お気になさらずに」

海原「あの聖人でしたらしばらくは大丈夫でしょう。地下5階分ほどぶち抜いておいたのですぐには戻ってこれません」

上条「あのアックアを相手に出来るとか……意外と凄いな、お前」

海原「不意打ちがたまたま上手くいっただけですよ」

海原「そんなことよりも上条さん」

上条「ん? なんだ?」

海原「この『トラウィスカルパンテクウトリの槍』を見てください」ポロン

上条「 」


海原「ふふふっ。どうですか? なかなか立派でしょう?」

トラ(ry『ガッチガチですよ』

海原「上条さん……」ジリッ


海原の取り出した黒光りするソレは、先のアックアの『アスカロン』と比べると多少サイズは劣るものの上条の菊門を貫くためにガチガチに固まっており、『槍』と呼ぶに相応しい形状をしていた。


海原「や ら な……ぶべらっ!?」グシャアッ

上条「うるせぇ、この真性包茎がぁ!!」

海原「誰が皮被り…ぐふぉっ!」

上条「そげぶ! そげぶ! そげぶぅぅぅ!!」

海原「がふっ! げほっ! ごぱぁっ!?」


ガンゴンバギン!!
と、拳を振り下ろす音が連続した。
上条当麻にしては珍しく、一撃では済まさなかった。


海原「 」ピクピクッ

上条「はぁ…はぁ…、なんなんだ『この世界』は……」

上条「どいつもこいつも気持ち悪いったらありゃしない」

上条「とりあえずさっさとここから逃げないとまたアックアに捕まっちまう」

上条「それだけは避けないと……」

上条「でも地上に上がってもこんな奴らばっかりだったら……」

上条「 」ゾクゥッ

上条「考えただけで寒気が……」

上条「オティヌスの奴……心折るにしてもやり口が酷すぎるだろ!」

ーーー第七学区・路地裏ーーー


上条「な、なんとかここまで逃げ切れたか……」

上条「途中で『僕の股間のイノケンティウスが熱く燃え上がる!』とか叫ぶ魔術師や、『俺のアクセラレータがアクセラレートしちまいそォだぜェ!』とかほざく超能力者に出会った時は死ぬかと思ったけど」

上条「右ワンパンで乗り越えれたな」

上条「あいつらが華奢で良かった」

上条「それよりも、ガチで野郎が全員ホモになってる世界とか……なんなんだよ!?」

「おい、いたか?」

「こっちにはいないぞ」

上条「っ!」ビクッ

「あぁ、早くあの引き締まったケツ穴を犯してぇ……」

「俺はむしろあの股間に生えた幻想殺しでアヌスをズッポズッポと突きまくって欲しいぜ」

「僕はどっちでもええかなぁ。この溜まったモンを吐き出せるんやったら」

「とりあえずあっちのほう探してみるか」

「おぉ」

ドタバタ


上条「………行ったか…?」

上条「あんまり大きな声出すと見つかっちまうな……」

上条「もっと慎重に行動しないと」

上条「こうなったらどこか人目につかないとこに逃げて……」

上条「逃げて、どうすんだ?」

上条「逃げても逃げてもホモ達からは逃げきれないんじゃないのか?」

上条「だってどこに行ったってそこら中にホモがいるわけで……」

上条「油断してたら背後からズブリっ! ……なんてことに」

上条「俺の童貞も女の子じゃなくて男に捧げるなんてことに……」

上条「嫌…だ。怖すぎるだろ…」

上条「ど、どうすれば……」

「上条当麻?」

上条「っ!!」ビックゥッ


「何やっているのよ、こんな所で」

上条「そ、その声…吹寄か?」

吹寄「そうだけど……何背中向けてブルブル震えてるのよ」

上条「ふ、吹寄。一つ聞くがお前の周りに他に誰かいるか?」

吹寄「? 誰もいないけど?」

上条「そ、そうか…、ならよかっ」クルッ

上条「た……………」

吹寄「? どうかした?」

上条「吹寄のたわわに実った母性の塊がとてつもなく厚みのある胸板に!?」

上条「果実のような二つのアレはどこにいったんでありますか!?」

吹寄「何言ってるのかよくわからないけど……」

吹寄「果実のような二つのアレってこれのこと?」ボロン

上条「 」


吹寄がずり下げた男物のパンツから現れたソレは、やはり上条を前に興奮しているようで天を仰ぐ様にその存在を誇示しているのであった。

この1時間足らずで何人ものイチモツを見てきた上条にとって、吹寄のソレの大きさは見劣りしていたが、吹寄の持つ『果実』を前にはどうでもよく感じている。

『果実』……すなわちタマ○マ
または睾丸、金玉、精巣、ふぐり

その大きさは、以前吹寄の胸部についていたメロンの様にまるまると、たゆんたゆんと実っており、中にどれほどの種子が詰まっているのか想像もつかない。


吹寄「ねぇ、上条……」

上条「ま、て……」

吹寄「お願いがあるんだけど」

上条「その先を喋るな、口を開くな……」

吹寄「………抜いてくれない?」

吹寄「というか貴様の中に出すわ」

上条「もういやああぁぁ!!」

上条「男体化とか誰得だよぉぉぉぉ!!?」ダダダッ

吹寄「あっ! 待ちなさい上条当麻!」



「上条くん。私の○液。甘い匂いがするらしい」

「大将! 俺の股間はLevel5級だぜ!」

「上条ちゃん。先生の子供ち○ぽに興味ありませんか?」

「うほっ。イイ男」


上条「はぁっ、はぁっ」ダダダッ

上条「何処へ行ってもホモと男体化した女の人ばかりっ……」

上条「この感じだと学園都市の中だけじゃなく世界中の人間がこんなことになって……」

上条「なんだよそれ、もう絶望的じゃないか」

上条「こうなったら男に目覚めたほうが楽になれるのか……?」

上条「あいつらに俺の童貞と処女を差し出して楽に……」

「その通りなんだよ。とうま」

上条「イン……デックス…」

淫デックス「とうま」


淫「大丈夫だよとうま。怖がることなんかないんだから」

淫「私の頭の中の、10万3000冊の魔道書の知識を使えばとうまがこっちの世界に目覚めるなんてすぐなんだよ」

淫「とうま」

淫「私の『聖ジョージの聖域』を見て」ボロンッ

淫「もう『竜王の殺息≪ドラゴンブレス≫』の準備は万全なんだよ」

淫「とうま」ハァハァ

上条「インデックス……」

淫「とうま……!」ハァハァ

上条「インデックス……!」

淫「とうまあぁぁぁ!!」

上条「インデックスうぅぅぅ!!」

上条「やっぱ無理いぃぃぃ!!」ソゲブ!

淫「ぴぎゃっ!?」

上条「うわああぁぁぁん!!」ダダダッ

淫「 」チーン


ーーー人気のない路地裏ーーー


上条「………っ」ガクブル

上条「や、やっぱり無理だ……、ホモに目覚めるとか無理すぎる」

上条「ふたなりとか男の娘とかの趣味も俺には無いし……」

上条「ちくしょう……オティヌスめ…」

オティヌス「呼ばれて飛び出てじゃじゃじゃじゃーん」

上条「 」

オティヌス「魔神美少女オティヌスちゃんの登場だ」

上条「 」

オティヌス「今、『魔神痴少女だろ』と考えただろ。捻り潰すぞ?」

上条「 」

オティヌス「? おーい? 何か反応したらどうだ?」

上条「オティヌーーーもがっ!?」

オティヌス「大きな声をだすと奴らに見つかるんじゃないのか?」ガシッ

上条「もがもがっ」


パッ

上条「ぷはっ」

上条「お前……」

オティヌス「随分と疲弊しているようだな」

上条「当たり前だろ! そもそも『こんな世界』にして何がしたいんだ!? あれかっ? 腐女子かっ? ベーコンレタス大好きかっ?」

オティヌス「そんなものに興味あるわけないだろ」

オティヌス「それともお前はそっちの気でもあるのか?」

上条「ねぇよ。普通に女好きだ」

オティヌス「そうかそうか」

オティヌス「それは良かった」

上条「あっ?」

ダキッ

上条「ーーーっ!?」


オティヌス「どうだ? 『この世界で唯一の女の身体』は?」

上条「!? な、何を…言って…」

オティヌス「ふふっ。可愛い反応だな」

上条「ふざけるなーーー」

ギュッ

上条「っ!」ビクッ

オティヌス「ふざける? 私は至って大真面目だぞ?」スリスリ

上条「お、お前、何やって……」

オティヌス「どうした? 顔が赤いぞ? 息も乱れている」

オティヌス「脈拍も高いな。心臓が激しく脈打っているのがよくわかる」

上条「そ、それは……さっきまであいつらに追いかけ回されて走ってたから……///」ハァハァ

オティヌス「なるほど。ではーーー」








オティヌス「ここがこんなにも膨らんでいるのはどうしてだ?」



上条「なっーーー」

オティヌス「衣服の上からでもはっきりわかる」ツツーッ

上条「あっ」ビクンッ

オティヌス「ガチガチじゃないか」サワサワ

上条「くぅっ」ビクビクッ

オティヌス「生命の危機に瀕すると脳内麻薬が分泌され性的興奮を促すと言うが……」

オティヌス「理由はそれだけか?」ツンツン

上条「んぐっ」ビクッ

オティヌス「私の身体で興奮したんじゃないのか?」ニギニギ

上条「はぅっ」ビクビクッ


オティヌス「なぁ上条当麻」

オティヌス「いい加減素直になれ」

オティヌス「お前さえ望めばこの私の身体を自由に出来るんだ」

オティヌス「この『神』の身体を」

オティヌス「『人間』の身に余る光栄だろう?」

オティヌス「『神』の純潔を奪い、肢体を貪り、その全てをモノにする」

オティヌス「考えただけで興奮するんじゃないか?」

オティヌス「いや、もう興奮していたな」クスクス

オティヌス「ほら、もう我慢の限界だろう。布越しに伝わってきているぞ」

オティヌス「お前のモノが欲求を吐き出したいと脈打つのが、本能のままに解き放ちたいと暴れているのが」


上条「オティヌ…ス……///」ハァハァ

オティヌス「………」パッ

上条「!?」

オティヌス「どうした? そんな顔をして」

オティヌス「まさかこのまま私がお前の為にシてやるとでも思ったのか?」ニヤニヤ

オティヌス「甘いよ」

オティヌス「するわけないだろう」

上条「テメェ……っ///」

オティヌス「そう。何もしないさ」

上条「………?」

オティヌス「言葉の意味がわかるか? お前に対して何もしないと言っているんだ」

オティヌス「勿論、抵抗も何も」

上条「!」


オティヌス「ほら、上条当麻」

オティヌス「手を伸ばし、顔を突き出せ。脚を絡めろ、押し倒せ。そして腰を打ちつけろ」

オティヌス「抵抗などしない。そんなもの必要ない」

オティヌス「今すぐまぐわおうじゃないか」

オティヌス「さあ、さあ、さあっ!」

上条「………っ」ゴクリッ






オティヌス「禁断の果実に手を伸ばせ。アダムとイヴになろうじゃないか」






このあと滅茶苦茶セックスした






……冗談です。ごめんなさい
というわけで今日はここまでです。

注意するほどR-18じゃなかったかなと今更後悔

この先R-18展開になったとしても、このスレは上条×オティヌスなのでご安心を
それではおやすみなさい

トラウティスカルパンテクウトリの槍じゃなかったっけ?

>>106
禁書wikiと漫画禁書と
とある魔術の禁書目録ノ全てを確認してきましたがおそらく
『トラウィスカルパンテクウトリの槍』であっているかと。
原作が手元に無いので原作とアニメのほうは確認していないので絶対とは言えないですが。


オティヌスの%に限らず、上条さんが避妊しようとしたら不幸にも近藤さんが破れてたー、って展開になりそう

というよりみんなそんなにオティヌスを孕ませたいのか……


とにかく投下


上条(ダメ、だ……ここでこいつに手を出せば思う壺だ)

上条(これはオティヌスの罠なんだから……)

上条(『この世界で唯一の女の身体』…… この意味が言葉通りなら『この世界』にはオティヌスしか女がいないってことになる)

上条(途中で遭遇した吹寄みたいに女は全員男体化して、ホモ化してるってことだ)

上条(本気でやり口が酷すぎる)

上条(ホモに追っかけ回されて心が折れてもよし。そこで心が折れずともあとからオティヌスの誘惑に乗って、オティヌスのモノになればそれでもいい)

上条(なんつー策士だよ。流石は『魔神』か)

上条(……だが)

上条(『この世界』、これで詰んだわけじゃない)

上条(抜け出す方法が一つだけある。逆転の発想だ!)


上条「………オティヌス」プルプル

ガシッ

オティヌス「! ……その気になったか」

上条「………っ」

オティヌス「どうした? ほらほら、はやく。お前と私を隔てるのは数枚の布切れだけなのだから」

オティヌス「それともあれか? 場所が嫌だったか? 確かに路地裏というのはいささか味気なかったな」

オティヌス「よし。ホテルにでも行くか。確かあちらにそれらしい建物が……」

上条「ちょ、ちょっと待った!」

オティヌス「なんだ?」

上条「場所がどうとかじゃなくてだな……」

上条「こう……男としてはリードしたいみたいな感じがあってだな……」

上条「えっと、だから……」

オティヌス「………なるほど」


上条「!」

オティヌス「言いたいことはわかった。私としたことがお前の気持ちを理解できなかったとは……」

上条「お、おぉ……おぉ! 理解してくれたか」

オティヌス「『プレイ』というのがあるのだろう? なんでも言ってみろ。魔神の力をフルに行使してやってやる」

オティヌス「1対1でのものに限るがな」

上条「い、いや。そんな大それたことはいいんだ……」

上条「壁の方を向いて手をついてくれれば……」

オティヌス「こうか」クルッ

上条「そ、それから目隠しもだ」

オティヌス「目隠し? まぁいいだろう」タオルマキマキ


目隠しオティヌス「それからどうするんだ?」ソワソワ

上条「ちょ、ちょっと待ってくれ」

上条(まさかここまで素直に言うことを聞くとは……)

目隠しオティヌス「ふむ、以前シギンやウートガルザロキ達が話していた放置プレイと言うやつか」ソワソワ

上条(今のうちに……)コソッ

目隠しオティヌス「それにしても『神』にこのような真似をさせるとはな。無礼にもほどがあるぞ」ソワソワ

目隠しオティヌス「あぁ、屈辱だ。これほどの屈辱は他にはない」ソワソワ

目隠しオティヌス「この責任はしっかりとって貰わねばな」ソワソワ

目隠しオティヌス「それよりいつまで待たせるのだ? お前同様、私ももう我慢の限界なのだが」ソワソワ

目隠しオティヌス「……? おい、返事くらいしろ」

目隠しオティヌス「………」タオルハズシ

オティヌス「………」キョロキョロ

シーン

オティヌス「………はっ」

オティヌス「ははっ」


オティヌス「はははははははははははははははははははははははははははははは!!!」

オティヌス「おい、おいおいおいおい!」

オティヌス「『人間』のくせに『神』を欺くとはなぁ!!」

オティヌス「先の言葉は取り消そう!」

オティヌス「これ程の無礼、屈辱は他にはないぞ!!」

オティヌス「こうなったらあの男は嫐って嫐って嫐って嫐って嫐って嫐って嫐って嫐って嫐って嫐って!」

オティヌス「これでもかというくらい嫐りつくしてやる」

オティヌス「覚悟しろよ上条当麻。泣こうが喚こうが、私のモノになるまで許さないからな」


ーーー大通りーーー


上条「なんとかうまくいったな……」タッタッタッ

上条「でもオティヌス相手じゃ逃げるなんてことほぼ無意味。さっさと目的のもんを見つけないとっ」

上条「あぁ~っ! くそっ!」

上条「アソコが勃ってるせいで走りにくい!」

上条「ったくもう……」

「上条当麻ぁっ!!」

上条「っ!」

「見つけたのである!!」

上条「はっ……こっちも見つけたぜ。まさかお前とは思わなかったけどな」

上条「後方のアックアっ!!」

アックア「ふんっ!!」ギンギンッ


アックア「……うむ? 見つけた……とは、どういう意味であるか?」ギンギンッ

上条「言葉通りの意味だぜ、アックア」

上条「俺もお前を探してたんだよ」

アックア「なに? まさか貴様……」

上条「あぁ、その通りだ……俺も、俺も…」





上条「ホモに目覚めた!!」ババーン




アックア「なに!? ではまさか貴様……」

上条「おっと、安心しろ。俺の貞操はどちらも奪われてはいない」

アックア「本当であるかっ!?」

上条「本当だっ!」

アックア「おぉ……なるほどなるほど」

アックア「では上条当麻。今すぐ私と……」

アックア「や ら ……「待て!」

アックア「何奴!?」

上条(来たか!)

オティヌス「どういうことだ、上条当麻」ゴゴゴゴゴ

アックア「女か……」


オティヌス「答えろ。返事によっては私の怒りも収まるやもしれん」

上条「どうもこうもねえよ、オティヌス」

上条「俺はお前のつくった『男色の世界』に染まった。ただそれだけだ」

上条「そしてこのアックアと……そういう関係になる!」

アックア「上条当麻……///」

オティヌス「ふむ……」

上条「だからお前とはそういう行為ができない」

上条「なぜなら! 今からアックアとそういう行為を……「やれよ」

上条「えっ」


オティヌス「『そういう行為』をやるんだろう? そこの白人と。やればいいじゃないか」

上条「え、あの…その……」

オティヌス「どうした? やらないのか? そっちはすでに準備万端のようだが?」

アックア「当麻……///」ハァハァ

アスカロンDX『もう我慢できないぞ!』

上条「ぁ………ぅっ…」

アックア「当麻……、ヤるのである///」ハァハァ

上条「ーーーっ!!」


轟!!


アックア「ごっぱあぁぁぁ!!」

上条「!? アックアァァァァ!?」

オティヌス「ふん。汚い花火だ」


上条「! 今の、お前が……!?」

オティヌス「なんだ? 私は間違ったことをしたか?」

上条「なに?」

オティヌス「お前の考えなど看破しているということだよ」

上条「えっ」

オティヌス「ホモに目覚めたなんて戯言、誰が真に受けると思うんだ?」

オティヌス「大方。お前は、ホモに掘られる前に私が『この世界』をつくり変えるよう仕向けたつもりだったのだろう?」

上条(ばれてる……)


上条(『暗闇の世界』で見た限りじゃオティヌスは俺に対して異常な執着心と独占欲を持ってやがる)

上条(スレイプニル≪セ○ウェイ≫に愛着を持った瞬間、嫉妬でぶち壊すくらいなんだから)

上条(だからその『スレイプニル』が『別の何か』に置き換えられても同じのはず)

上条(俺の意識が向いた『何か』をオティヌスは嫉妬でぶち壊す)

上条(たとえそれが『自分のつくったホモの世界』であってもだ)

上条(だからそれを逆手にとって『このホモの世界』から逃げようとしたんだけど……)

オティヌス「………」ゴゴゴゴゴ

上条(見破られるとは思わなかったなぁ……)


オティヌス「そんな浅知恵が本気で上手くいくと思ったのか?」

オティヌス「そんな考え見破って、見通して、見透かしてーーー」

オティヌス「『理解』して、当然だろう上条当麻」

上条「ぐっ……」

オティヌス「散々お前にチャンスを与えてきたというのに」

オティヌス「散々お前に道を示してきたというのに」

オティヌス「散々お前に手を差し出してきたというのに」

オティヌス「お前はその全てを棒に振り、踏み外し、振り払った」

オティヌス「まったく、愚かとしか言いようがないよ」

上条(ーーーっ! 空気が変わった……これはヤバい)

オティヌス「これだけはやりたくなかった。この手段だけは取りたくなかった」

オティヌス「私のモノにならないのならいっそ……」

上条(マジ……で?)

ミシィッ!

オティヌス「っ!」

上条「………?」

ゴッパアアァァンッ!!

上条「のわぁっ!?」

アックア「当麻は渡さないのであるっ!!」

オティヌス「ちぃっ! この変態がっ!」

上条(何この状況!? まさか私のために争わないで的なやつ!?)

上条(でも二重聖人vs魔神ってどうなるんだ……)

ーーー1分後ーーー

アックア「 」ボロボロ

上条(ですよねー)

上条(だって二重聖人じゃなくて二重性人だもん。そりゃ魔神にやられるよ)

上条(だけど)チラッ

オティヌス「……はぁ…はぁ…」

上条(オティヌスの奴……疲れてる? 魔神のくせに?)

上条(もしかしてチャンスなんじゃ……)グッ

オティヌス「 」ギロッ

上条「っ!」

オティヌス「………はぁ」

オティヌス「私としたことが、怒りに任せてお前を…………」

上条「俺を……?」

オティヌス「………まあいい」

上条「よくねぇよ! 気になるだろ!?」

オティヌス「永遠に私のそばから離れないよう、手足の骨をへし折ってしまうところだった」

上条「怖っ!」


オティヌス「……ん? よく考えればそういう手段もあったのか」

上条「は? ちょっと待てちょっと待て。お前何する気だ」

オティヌス「安心しろ。お前の身の安全は保証する」

上条「そうじゃなくてっ」

オティヌス「次は同じ失態を繰り返さないようにして……」ブツブツ

上条「『次』とか言ってるし! なんか計画立ててるし!」

オティヌス「どうやら人間の本能もきちんと持ち合わせているようだからな。そこもうまく組み込んで……」ブツブツ

上条「怖い怖い! マジでいったい何する気だ!?」

オティヌス「……よし。だいたいの構想は練れたな。あとは実行に移すだけか」

上条「!?」

上条「さ、させるかっ!」ガバッ

オティヌス「残・念」


パチンッ




オティヌス「………」

オティヌス「はぁ」

ミシィッ!

オティヌス「ぎっ」

ミシミシィ

オティヌス「があぁぁっ!」

オティヌス「はっ……はぁっ…」

オティヌス「頭の奥が痛む……、頭蓋骨が割れるようだな……」ハァハァ

オティヌス「精神の磨耗……、気づかないうちにこれほど進んでいたとは……」

オティヌス「一度期待させて落とされたのがこたえたのか」

オティヌス「これ以上は流石にキツくなってくるな……」

オティヌス「あいつが私のモノになるまでに、私が壊れるわけにはいかない」

オティヌス「『次』で決める」

オティヌス「確実に心をへし折って私のモノに……」

オティヌス「そのためにもじっくりやろう」

オティヌス「時間をかけてじっくりと嫐って、私なしでは生きられないようしてやろう」

オティヌス「ははっ、はははっ」

オティヌス「はははははははっ」


ーーーーーーーーー


上条「……ハッ!?」

上条「っ! 眩し……」ガチャッ

上条「っ? ………な、なんだこれ?」ガチャガチャ

上条「拘束服……?」

上条「拘束服着せられて椅子に縛られてんのか……?」

上条「つーかなんだこの部屋……」

上条「全面真っ白……、窓もドアも……」

上条「何もない……」

上条「何もない……? ……っ!」


上条「聞いたことがあるぞ……」

上条「何もない部屋に人を閉じ込めて、外部からの刺激を極端に減らす、っていう実験があるって」

上条「確か、閉じ込められた人はだんだんと衰弱していって最後には精神崩壊を起こすって……」

上条「……っ」ゾクッ

上条「笑えねえな……」

上条「笑えない。けど、あいつ確か『俺が完全に壊れるのは嫌だ』とか言ってた」

上条「つまり、俺の精神が壊れる前にあいつは必ず現れる。救いの手を差し伸べにくるはずなんだ」

上条「多分チャンスはその時」

上条「こんな目に遭わせた張本人を待たなきゃいけないってのが癪だけど、『この世界』の攻略法はそれしかない」

上条「気をしっかり持って、気長に待つしかないな」

上条「はぁ」


ーーー1時間後ーーー


上条「……背中痒い」

上条「この拘束服どうにかして脱げねえかな」ガッチャガッチャ

上条「無理か……」

上条「くそう……」


ーーー2時間後ーーー


上条「両手に花を抱えて~♪」

上条「あたしは疲れた心で~♪」

上条「……歌も飽きたな」

上条「オティヌスの奴全然来ねえし」イライラ

上条「あぁ、鼻の頭が痒い」


ーーー6時間後ーーー


上条「……くそっ」

上条「どんだけ時間が経った……?」

上条「流石に1日ってことはないだろうけど……」

上条「オティヌスの奴も一向に現れないし……」

上条「腹減ったなぁ……、喉も渇いたなぁ」

上条「歌なんか歌わなきゃよかった」

ーーー12時間後ーーー


上条(身体、痛ぇ……)

上条(頭がぼーっとする……)

上条(声出す気力もない……)

上条(なんか喰いてぇ……)

上条(モヤシでいいから……)

上条(だめ、だ……眠…)

オティヌス「寝るな」

上条「!」

オティヌス「よう」

上条「オティ…ヌス……」

オティヌス「どうした? そんなに瞳を輝かせて」

上条「はっ…、ほっ…とけ…」


上条(なん、だ? なんでだ?)

上条(こんな目にあわせた張本人なのに、倒すべき敵なのに、諸悪の根源なのに……)

上条(オティヌスが現れて、俺ーーー)





上条(喜んでる………?)



オティヌス「この数時間で随分やつれたな。声も酷い」

オティヌス「腹も減っているだろう。ほら色々用意してやったぞ」ガサガサ

上条「っ!」

オティヌス「やはり本能には逆らえないか」

オティヌス「目の色が変わったぞ」クスクス

オティヌス「まぁ当然といえば当然か」

オティヌス「性欲も食欲も、人間の三大欲求というぐらいだ……」

オティヌス「って、聞いてないな」

上条「………っ」ゴクリ


オティヌス「ハンバーガーだ。ほら」

上条「く、くれるのか?」

オティヌス「ふふっ」

オティヌス「やるか馬鹿者」パクッ

上条「なっーーー!」

オティヌス「ほう。なふぁなふぁいけるな」モキュモキュ

上条「あっ……ぁ」

オティヌス「うまいうまい。何よりお前の絶望する顔が最高のアクセントになっているよ」

上条「テメェ……」

オティヌス「喉が渇いたし水でも飲むか」

上条「!」

オティヌス「んっ……んっ……」ゴクッゴクッ

オティヌス「ぷはっ」

オティヌス「よく冷えていて美味いなぁ」

上条「 」ギリギリ

オティヌス「そんな顔するなよ」

オティヌス「お前にもちゃんと飲ませてやるから」

上条「! ほんと……か?」


オティヌス「あぁ。勿論だとも」

オティヌス「お前が死んでまっては元も子もないからな」

上条「だったら早くこの拘束を解いてくれっ」

オティヌス「拘束を解く? 何故?」

上条「何故って、これじゃあ飲めないし……」

オティヌス「口さえあれば水は飲めるだろ」

上条「手が動かせなきゃ飲めねえよ」

オティヌス「ものわかりの悪いな。私が飲ませてやるということだ」

上条「お前……まさか……!」

オティヌス「ふふふ」


上条「んくっ…んくっ…」ゴクゴクッ

上条「ぷはぁっ!」

上条「あぁ……、生きかえった気分だ」

オティヌス「そうかそうか」

上条「てっきり口移しで飲まされるかと思ったぞ」

オティヌス「ん? そちらのほうがお好みだったか?」

上条「んなわけないだろ」

上条「ところで、オティヌス。この拘束、解いてくれないのか?」

オティヌス「それはダメだ。お前が私を騙した罰だからな」

オティヌス「私が赦すまで拘束は解かない」

上条「だけど……」

オティヌス「何も心配するな。痒いところがあるなら私が掻いてやる」

上条「そうじゃなくてだな……」

オティヌス「だから何も心配するな」

オティヌス「お前の言いたいことは理解している」

上条「ま、まさか……」

オティヌス「ふふっ」

オティヌス「尿瓶とオムツはちゃんと用意してあるからな」ニッコリ

上条「……………マジ?」

今日はここまでです。

ヤンデレ策士オティヌスちゃんによる、ストックホルム症候群を利用した監禁拘束調教恥辱プレイのはじまりはじまりー


レスに監禁系もありそうとか上条さんの飢えと渇きを癒すとかあってちょっとドキっとした


ぶっちゃけると拘束からの水はガハラさんを参考にしてました。
だから最初はオティヌスの脚に水垂らして舐めさせる……とか考えてたけど上条さんのメンタル的に有り得なさそうなんでカット

未来日記は知らないからニコニコ大百科で調べたら台詞集でビビってしまった

まあとりあえず投下


上条「……もうやだ。お婿に行けない」シクシク

オティヌス「私が貰ってやるから安心しろ」

上条「この年で下の世話を、しかも女の子にされるなんて……」

オティヌス「いちいち恥ずかしがっていてはこの先もたないぞ?」

上条「この先って……いつまで拘束する気だ?」

オティヌス「私の気が済むまでだ」

上条「………はぁ」

オティヌス「にしても……」

上条「?」

オティヌス「思ったより小さいんだな」

上条「なっ!」


上条「ち、小さくなんかないやいっ! 平均はあるっ! ………はずっ」

上条「つ、つーかお前他の男のやつとか見たことあんのかよっ!」

オティヌス「『アスカロン』」

上条「うっ……トラウマが…」

オティヌス「まぁアレは別として、私が小さいと言ったのは『服の中で大きくなっていた時と比べると』という意味だぞ?」

オティヌス「あの時はあんなに硬く腫れ上がっていたのに、平常時だとあの程度の大きさなのかと思ってな」

上条「な、なんだそういうことか……」

オティヌス「それより、男はそんなにチ○コの大きさに拘るものなのか?」

上条「拘るもんなんだよ」

上条「っていうか、女の子がチン○なんてはっきり口にするんじゃありません」

オティヌス「ではペニ○」

上条「それもダメ」

オティヌス「ポケット○ンスター」

上条「色々ダメ」

オティヌス「肉棒」

上条「絶対ダメ」

オティヌス「ジョイ○ティック」

上条「どこで覚えた?」

オティヌス「ならば陰茎」

上条「………ダメ…かな?」

オティヌス「男性器」

上条「…………まぁ、ギリギリ大丈夫か」


オティヌス「どれも意味合いは同じだというのに……」

上条「恥じらいもせずチ○コチ○コ連呼する女子はなんかダメだろ」

オティヌス「リズムがいいな」

上条「どこに注目してんだ」

オティヌス「しかし、調べたところによると、婦女子に淫語を言わせて性的興奮を覚える男もいるとか」

上条「俺はそんな変態みたいな趣味持ち合わせてねえ」

オティヌス「では試してみよう」

上条「えっ」



オティヌス「……で……だから」ボソッ

上条「ーーーっ!」

オティヌス「……すると……刺激が……激しく……」ボソボソ

上条「っ!? ーーー!」

オティヌス「奥から……が……溢れて……」

上条「………」ゴクリ

オティヌス「敏感で……熱く…そして………」


ーーーーーーーーー
ーーーーーー
ーーー


オティヌス「どうやらお前は変態だったようだな」ニヤニヤ

上条「ぐっ……///」

オティヌス「鼻息を荒くして私の言葉に聞き入るなんてなぁ」

上条「う、うるさいっ!///」

オティヌス「強気だな」

オティヌス「まぁ私からすれば、その状態でいくら強がろうとも可愛く見えるだけなんだが」

上条「くそ……」

グウゥゥゥ~



オティヌス「………」

上条「………」グウゥゥゥ~

オティヌス「……そういえば空腹なんだったか」

上条「……あぁ。水しか貰ってないからな」

オティヌス「……あのハンバーガーは美味かったなぁ」

上条「……くそっ」

オティヌス「そんな顔をするなよ上条当麻」

オティヌス「ここでお前に一つイイコトを教えておいてやるから」

上条「イイコト……?」

オティヌス「人間というのは水さえあれば2週間近くは生きることができるらしいぞ?」

上条「…………えっ?」


上条「まさか水しか与えないつもりか!?」

オティヌス「そうしたほうが肉体と精神。ともに消耗させることができるからな」

上条「おいおい……、食事と排泄の制限に拘束って、ただの監禁じゃねえか」

オティヌス「監禁って……、すでに世界レベルで監禁しているのを忘れたのか?」

上条「……そういえばそうか」

上条「じゃなくてだなっ」

オティヌス「さてと私はそろそろ寝るか」

上条「はぁ!? 自由だなぁっ、おいっ!」

オティヌス「ふあぁぁあ」ゴソゴソ

上条「いつの間にか布団がひいてある!?」

オティヌス「おやすみ上条当麻」

上条「待て待て待て待て! 俺はっ? 俺は空腹のまま、椅子に縛られた状態で寝なきゃいけないのか!?」


オティヌス「ん? ああそうだったそうだった」スタスタ

上条「な、なんだよ…その手にもってるのは……」

オティヌス「ヘッドホンだ」

上条「んなもんいったいどうす……うおっ!?」ガポッ

上条「いきなりなにすんだ!?」

『…………ス……い』

上条「? 音楽……?」


『オティヌス可愛いオティヌス大好きオティヌス愛してるオティヌス結婚しようオティヌスLOVEオティヌス可愛いオティヌスーーー』


上条「 」

オティヌス「これでよし」

オティヌス「人間の三大欲求の一つ、睡眠欲。それを絶つことこそが、人を衰弱させるのに最も効果的らしい」

オティヌス「それとサブリミナル……、実際に洗脳できるかどうかはあやふやのようだが試してみる価値はある」

オティヌス「とりあえずこれで一晩様子見だな」

オティヌス「では今度こそおやすみ」

オティヌス「 」スゥスゥ

上条「 」



ーーー上条監禁20時間経過ーーー


上条「うぅ……」ゲッソリ

オティヌス「おはよう。調子はどうだ?」

上条「………見ての通りだよ」

オティヌス「洗脳の効果は今のところなし…か」

オティヌス「やはりあまり意味をなさないようだな」

上条「お前…なぁ……」

オティヌス「どうした? 吼える気力もないのか?」

オティヌス「いや体力そのものがなくなっているのか……」

オティヌス「仕方ないな。何か食べるか?」

上条「………どうせ食わせると見せかけて自分が食べるってオチだろ」

オティヌス「いやいや。今度はきちんと食べさせてやる」

オティヌス「お前の選択によるが」


オティヌス「ちなみに、選択というのは食事の方法についてだ」

上条「食事の方法だと?」

オティヌス「その通り。その選択肢についてだが……」

オティヌス「オティヌスちゃんと一つの箸やフォークを共有し、あーんや間接キスが楽しめる『ラブラブコース』と」

オティヌス「オティヌスちゃんが口に含んだ食べ物を口移しで食べさせる『イチャイチャコース』があるぞ」

上条「……………他に選択肢はないのか。俺が自分の手で食べるやつとか」

オティヌス「それなら私の身体に食材を並べ、お前がそれを食す『オティヌスちゃん女体盛りコース』が……」

上条「水だけでいい」

オティヌス「………チッ」

オティヌス「仕方ない」

上条(こいつまた舌打ちしやがった)

上条(つーか、なんつー選択肢用意してんだよ)

上条(そのうち睡眠の選択で膝枕とか肉布団とか言い出しそうだな……)


ーーー上条監禁22時間経過ーーー


オティヌス「さてと、そろそろシャワーでも浴びるか」

上条「どうぞご自由に」

オティヌス「つまらん反応だな」

オティヌス「私の入浴シーンでも想像しろよ」

上条「誰がするか」

オティヌス「ムキになるなよ。想像するのは自由なんだから」

上条「ムキになんかなってねえ」

オティヌス「そうか。………だが」

上条「?」

オティヌス「私以外の女を想像した場合は……わかっているよな」ニッコリ

上条「……っ」ゾワッ

オティヌス「ふふふっ。本気だ」

上条(そこは冗談だ、とか言うところじゃ……)

オティヌス「ま。すぐに戻る」スタスタ

ガチャ

上条「………」


上条「今のは扉の音。俺の死角になってる場所に扉があるのか」

上条「オティヌスがシャワーを浴びに行ったってことは扉の外には他の部屋もあるってことだけど……」

上条「この状態じゃ、そんなのわかったところでなんだよなぁ……」ガッチャガッチャ

上条「はぁ……」

上条「とりあえず今は少しでも身体と心を休めるか」

上条「幸い、あのヘッドホンも着けられなかったしひと眠りして……」

ガチャ

上条「!」

オティヌス「忘れてた忘れてた」ペタペタ

上条「オ、オティヌス……?」

オティヌス「ヘッドホンを着けるのを忘れていたよ。お前に睡眠をとらせるところだった」

上条「頼むから寝かせてくれ……ひっ!?」ピチャッ

オティヌス「ああ、すまん。手が濡れていたものでな。驚かせたか」

上条「濡れてって……えっ?」

オティヌス「シャワーの途中だった」

上条「ぶっ!?」


上条「おまっ! タオルとかはっ?///」

オティヌス「……? 別にいらないだろ」

上条「いらないって……お前なっ///」

オティヌス「!」ピーン

オティヌス「お前、私の裸体を想像したな?」

上条「しし、してないっ!///」

オティヌス「その反応は絶対してるだろ。意外とわかりやすいな、お前」

上条「だからっ!」

オティヌス「ここで『私の裸体を想像して興奮した』、と言えば睡眠をとらせてやらないでもない」

上条「なにっ?」

オティヌス「どうする? 素直に白状したほうがいいんじゃないか? 眠気も限界だろう?」

上条「あ…ぅ……///」

オティヌス「今更口に出すのをためらう必要はない。あの時あれだけ興奮していたのだから」

オティヌス「ほら、言ってみろ。怒ったりしないから」

上条「~~~っ!///」


上条「………た」

上条「想像した! オティヌスの裸を想像したよ! 悪いか!?///」

オティヌス「ふふふっ。可愛い奴め」

上条「……これでいいんだろ…」ガポッ

上条「………オティヌス…?」

オティヌス「気が変わった」

上条「はぁ!?」

オティヌス「やっぱりお前に睡眠はとらせないでおこう。うん」

上条「ちょーーー」


『オティヌス可愛いオティヌス大好きオティヌス愛してるオティヌス結婚しようオティヌスLOVEオティヌス可愛いオティヌスーーー』


上条「うあああぁぁぁ!!?」

オティヌス「さぁシャワーの続きだ」ペタペタ


ーーー上条監禁24時間経過ーーー


オティヌス「あぁ、サッパリした」ホカホカ

上条「テ、テメェなぁ……」グッタリ

オティヌス「酷い顔だな。生気が無い」

上条「誰のせい……だ……」

オティヌス「24時間程度で情けない。世の中には24時間TVにかじりつく人間や24時間走り続ける人間もいるんだぞ?」

上条「24時間椅子に拘束されて食事もとらせてもらえない奴はそうそういねえよ。そしてそいつら多分24時間まるまるやってるわけじゃないと思うぞ」

オティヌス「そうなのか? まあ別にどうでもいいんだが」

オティヌス「せっかく24時間経ったことだし何かボーナスでもやろうか」

上条「ボーナス……? 解放でもしてくれんのかよ」

オティヌス「それもいいな」

上条「!?」

オティヌス「そうと決まれば早速」

パキンッ

オティヌス「ほら。拘束は解いてやったぞ」

上条「えっ………マジ?」

上条「よっと……、ほんとだ。立てる」

ガクッ

上条「っ!」

オティヌス「おっと」ガシッ

オティヌス「24時間座り続けていたのだから脚も痺れているんだろう。肩を貸してやる」


上条「えっ、お前なんでそんな急に優しいの? 怖い」

オティヌス「ボーナスだと言っただろう。それより風呂に入ったらどうだ? 湯なら沸かしてあるから」

上条「風呂っ?」

オティヌス「拘束していた私が言うのもなんだが、少し臭うぞ」クンクン

上条「っ///」

オティヌス「風呂はこの部屋を出てすぐのところにある」

上条「じゃ、じゃあお言葉に甘えて……」

ーーー風呂ーーー


上条「広っ……」

オティヌス「落ち着かないか?」

上条「いや、別に大丈夫だけど……って、なんでお前がいんの?」

オティヌス「洗ってやろうと思ったんだが」

上条「そういうのいいから」

オティヌス「わかった。では外で待っていよう」

上条「……? やけに素直だな」

オティヌス「風呂の出入り口は一つだけだからな。1人にしても逃げ出せはしない」

上条「そうかい」

オティヌス「だが万が一の可能性も考えて1時間経ったら踏み込むからな」

上条「1時間以内に必ずあがる」


ーーーーーーーーー
ーーーーーー
ーーー


上条「あがったぞ」

オティヌス「思ったより早かったな。逃げ出しもしなかったようだし」

上条「まぁ……。それよりこの俺の服……」

オティヌス「一応新しくしておいた。まる1日着続けていたものをまた着るのは嫌だろうと思って」

上条「……気遣いどーも」

オティヌス「それより食事の支度が出来ている。元の部屋に戻るぞ」

上条「食……事?」


上条「お、おぉ……」

オティヌス「とりあえず何が好物かわからなかったから焼肉にしたぞ」

上条「食って……いいのか……?」

オティヌス「たんと食え。ただし食べ過ぎには気をつけろよ。突然の大食いは胃が受けつけないからな」

上条「あ、あぁ!」

上条「い、いただきますっ」

上条「美味い……美味いっ!」ガツガツ

オティヌス「………ふふっ」


ーーーーーーーーー
ーーーーーー
ーーー


上条「ご馳走さん」

オティヌス「なかなかの食べっぷりだったな」

オティヌス「ほら、飲め」スッ

上条「お、おい。ワインって、俺まだ未成年だぞっ」

オティヌス「心配するな。飲んでも大丈夫だ」

オティヌス「んっ…んっ…」ゴクゴク

オティヌス「ぷはぁ」

上条「………じゃあいただくけど」ゴクッ

上条「ぶっ!?」

オティヌス「ふっ」

上条「ごほっ、ワインじゃねーか!」

オティヌス「ワインじゃないとは言ってない」

オティヌス「というより大した度数じゃないんだが」

上条「そういう問題じゃなくて!」

上条「未成年が酒飲んじゃダメだろ」

オティヌス「そんなちんけな法律に囚われるな」ゴクゴクッ

上条「おいっ」

オティヌス「問題ない。私のはアルコール0のグレープジュースだ」

上条「俺だけワインかよ!?」


オティヌス「ならお前も飲め」

上条「あぁ……」ゴクッ

上条(なんか変な味だな。酒飲んだせいか?)

オティヌス「………」ゴクゴク

上条「………」ゴク

上条「………なぁオティヌス。お前は俺の心を折りたかったんじゃないのか? 身体を縛って食事も睡眠もとらせないようにして」

上条「それなのにあんなご馳走を食べさせてよかったのか? これじゃあ回復しちまうぞ」

オティヌス「変な質問だな。まるで心を折られたがっているようだが」

上条「そうじゃない。ただ疑問に思って……」

オティヌス「だから24時間我慢したボーナスだと言っただろう」

オティヌス「それに私の目的はお前の心を折ることではない」

オティヌス「お前を私のモノにすることだ。心を折ることはその過程に含まれているだけで目的とは違う」

上条「……? 何が違うんだ?」

オティヌス「眠気で頭が働いていないようだな」

上条「そう言われると…」ウツラウツラ

オティヌス「満腹になった途端睡魔に襲われるとは。まるで子供だな」

上条「くっ……」ウツラウツラ

オティヌス「安心しろ。ヘッドホンは着けないでやる。好きなだけ眠るといい」

オティヌス「ほら……眠れ、上条当麻」

オティヌス「そう、ゆっくり、ゆっくりと、深い深い眠りへ」

上条「………ん…」カクンッ

オティヌス「ふふふふふっ」


ーーーーーーーーー
ーーーーーー
ーーー


上条「………ん」

上条「俺は…確か……」ガチャンッ

上条「!?」

上条「また拘束!?」ガッチャガッチャ

上条「なんで……」

オティヌス「起きたか」

上条「オティヌス! こいつはいったい……」

オティヌス「? 何を驚いている? 先ほどまでと同じだろう」

上条「えっ……だってさっきまで飯食って……」

オティヌス「あれは24時間頑張ったボーナスだと言っただろう」

オティヌス「基本スタンスはコレだ」

上条「……っ」

オティヌス「水も食事も睡眠も排泄も、私によって制限される。私がお前を管理する」

オティヌス「きちんと理解し直したか?」

上条「………あぁ。よおぉく理解した」

上条「お前に少しでも感謝した俺がバカだったってことだな」ギリギリ


オティヌス「ふふっ。体力気力ともに回復して強気になったな」

オティヌス「いつまでもつかは知らないが」

オティヌス「ま。辛抱できなくったら泣きついてこい。呼べば飛んで来てやる」

オティヌス「24時間頑張ったらまたボーナスを与えてやるからな」スタスタ

上条「あの野郎……」

上条「そういうことかよ」

上条「24時間かけてズタボロにしたあと徹底的に甘やかす」

上条「それを繰り返し、じっくり時間をかけて俺の心を折る気か……」

上条「めんどくせえ真似しやがって」

上条「こうなったら24時間後、俺の拘束が解かれた時に勝負をかける」

上条「それまで気をしっかり持って、あいつの作戦に乗らないようにしないと」


オティヌス「ーーーとか考えているんだろうが」

オティヌス「人間とは案外脆い。事実あれだけ憎んでいた私を前にして呑気に風呂に入り、食事をとり、食後のドリンクまで飲んでいたからな」

オティヌス「24時間もあればまたあいつの心を削りとれる」

オティヌス「それにタネも仕込んであるからな。芽が出るのは時間の問題」

オティヌス「楽しみだなぁ」クスクスクス

ーーー監禁2週目・1時間経過ーーー


上条「……はぁっ…はぁっ」

上条「オティヌスの奴……何を飲ませやがった…」

上条「うぅっ……」

上条「苦しい……」

上条「はちきれそうだ……」

上条「なんで……なんでこんなことにっ」





下条『バッキバキですぞぉぉぉ!』ビンビン





上条「オティヌスのやろぉぉぉ!!!」


オティヌス「呼んだか?」

上条「オティヌスっ! テメェ何を飲ませやがったっ!?」ギンギン

オティヌス「元気そうだなぁ」ウンウン

上条「どこ見て言ってんだコラ!」ギンギン

上条「質問に答えろ!」

オティヌス「どこってお前の暴れん棒将軍に決まっている」

上条「質問ってそっちじゃない! ってか暴れん棒将軍って何!?」

オティヌス「何ってお前のナニ以外に何がある?」

上条「そうじゃなくてぇぇ!!」

オティヌス「ふむ。どうやら頭に血液がまわっていないようだな。そのせいで言語能力が低下している」

上条「言語能力は正常だ! 頭に血液がまわってないのは認めるけども!」

オティヌス「血液はこちらに集中しているものな」

下条『はっはっは』ギンギン

上条「うっせぇバカっ!///」


オティヌス「さて……」パサッ

上条「えっ、お前何して……」

オティヌス「マントを脱いだだけだが?」

オティヌス「それから、何を飲ませたかという質問だがな」

オティヌス「お前が眠る前にのんだグレープジュース。あれに混ぜさせてもらったよ」

上条「だから何をっ」

オティヌス「………」

オティヌス「スッポンの生き血」

上条「……………え」

オティヌス「なかなか効くようだな」

上条「えーっと………?」

オティヌス「『男色の世界』で私をコケにした罰だ」

オティヌス「今度は逃がさないぞ」

オティヌス「残りあと23時間。お前は折れることなく正気を保てるかな?」ニィッ


今日はここまでです。

次回、オティヌスちゃんによる性的な上条さんいぢめ
地の文ありきの微R-18



……ちなみにホモは出ないよ


オティヌス「お前のほうの準備はできているようだな」


オティヌスはそう言うと、排泄する時のためにと用意した拘束服の窓から上条の男根を取り出した

ボロン、と弾けるように飛び出した上条の分身は先端からカウパーをダラダラと溢れさせ亀頭をテラテラと妖しく照り輝かせている


オティヌス「むっ……、なんて匂いだ……」

オティヌス「濃厚で、むせかえるような……、鼻の奥が痺れるぞ……」


オティヌスは鼻先をギリギリまで肉幹に近づけ、その強烈な臭気を味わうように深く呼吸を繰り返した


上条「あぅ……っ …」


上条の口からだらしのない声が漏れる

オティヌスが呼吸する、その都度熱く湿った吐息が上条の男根にかかりくすぐるような刺激が駆け抜けているのだ


オティヌス「なんて顔をしているんだ。まだ外に出しただけだぞ?」


オティヌスはクスクス笑うと薄桃色の唇を尖らせ強めに息を吹いた


上条「うぐっ!」


ガチャン、と上条の身体を拘束する金具から音が鳴った
上条の腰がオティヌスの吐息に反応して跳ねたのだ

その様子を見て、オティヌスは息をさらに吹く。
長くゆっくりだったり、短く切るようにだったり。
また時には口を大きく開き、その口腔を上条に見せつけながら生暖かい息を上条の分身全体に浴びせた


上条「はぁ……はぁっ…」

オティヌス「ビクビクと可愛い奴め。お前と同じようにこちらにまで愛着が湧いてきそうだ」

上条「オティ…ヌス…っ」

オティヌス「息を吹きかけただけでここまでそそり立つとはなぁ。我慢汁というのか? それもこんなに溢れさせて」

オティヌス「これだけで孕ませることが出来てしまうんじゃないか?」

オティヌス「おっと、危ない」

オティヌス「汁が垂れて私の唇に触れてしまうところだった」

上条「っ!」

オティヌス「ん? なにやら反応したな。まさか口でして欲しいとでも思っているのか?」

上条「ん、んなわけ…」

オティヌス「してやってもいいが、私としては一方的に嫐りたいんだよな」

オティヌス「口だと加減がわからないかもしれないし」

上条「か、加減……?」

オティヌス「だからこっちでしてやる」


オティヌスは上条の男根から顔を離すと、今度は白くしなやかな指でその男根を通すように輪を作り、触れるか触れないかの絶妙な距離を保ちながらゆっくりと上下に動かし始めた


オティヌス「なかなか太いんだな」シュッシュッ

上条「オ、オティヌス……っ! やめっ」

オティヌス「ふふっ。どうだ? もどかしいだろ」シュッシュッ

上条「な、なんで…こん…なっ」ハァハァ

オティヌス「私をコケにした罰だと言っただろう」

オティヌス「徹底的に嫐りつくしてやるからな。簡単にイかせてはやらんよ」

上条「か、加減って…そういうっ…」

上条「この……鬼め…っ」

オティヌス「ほう。まだそんな口を聞けるのか」

オティヌス「ではこれならどうかな?」


オティヌスは指で作った輪を解くとその指の腹を優しく亀頭に這わせ、カウパーを伸ばすように撫で始めた


上条「あぁっ! そ、それっ…やばっ…」


上条は先ほどよりは強く、だが少し物足りない快感を感じ息を荒げ、ガチャガチャと拘束具の音を鳴らしながら身をよじる。

そんな上条の様子を見てオティヌスは嗜虐的な笑みを浮かべ、更に亀頭を撫で回した。

亀頭だけではなく、カリ首、肉幹へとも指をのばしカウパーを塗り込むように刺激を与え、上条の男根にカウパーが塗られていない箇所は無くなっていた。


上条「あ……うっ…」

オティヌス「すごいな。汁がどんどん溢れてくる。お前のペ○スはもう全体が濡れてぬるぬるだぞ」

オティヌス「これなら他の潤滑剤は必要ないな」

上条「潤滑…剤……? お前……何する気…だ?」

オティヌス「何って……、決まっているだろう」


オティヌスは上条の男根から手を離す。
その手は男根同様カウパーによってベトベトになっており、指と指の間にはガムシロップのように透明な糸が引かれていた。

オティヌスがゆっくりと手を開いたり閉じたりする。
その度にニッチャニッチャ、といやらしい水音が上条の耳に響き性的興奮を促した。


オティヌス「おいおい、まさかこの音だけで興奮したのか? とんだ変態だなお前は」

上条「ち、ちがっ……あっ!?」


否定しようとした上条の言葉が途中で嬌声に変わる。


オティヌス「……ん…ぁ」

上条「オティ…ヌ……オティヌスっ!」


上条の下腹部に優しい重さがのしかかり、外気にさらされて少し冷えていた股間とその周辺に人肌の温もりが伝わる。
そして眼前には頬を赤らめ、息の乱れたオティヌスの顔が広がっていた。


オティヌス「んっ……やはり、お前の汁だけでよく滑る」


いつの間にか上条の座っていた椅子の背もたれがマッサージチェアのように倒され、その上にオティヌスが跨がっている。

素股

オティヌスが行なっていたのはそれであった。
しかしオティヌスの身体は革の装束で戒められているため、互いの性器が直接触れ合うことはない。

つまりこの擬似的な性行為を、オティヌスは上条ほど快感を感じずにできるのだ。


オティヌス「どうっ…だ…? 気持ち…いいっ…だろうっ…?」


オティヌスが上条の上で腰を前後に振り、革のスベスベした感触で上条の男根を刺激する。


オティヌス「見ろっ……お前の…ペ○スが…現れたり…消えたり……」

オティヌス「激しく…暴れようとも…している…ぞっ」


オティヌスの言うとおり、上条の男根はオティヌスが腰を振る度にその姿を見え隠れさせていた。

上条はその様子と必死に腰を振るオティヌスの姿を見て己の分身をさらに硬く膨張させる。


上条(ま、まずい……こんなもん見てたら我慢できなくなる……っ)


そう考えた上条は、ギュッと目を固く閉じる。

それがオティヌスの思惑通りのことだとは知らずに。


人間の五感から得られる情報量、その80%以上が視覚によって占められている。
目を閉じて視覚を遮断するとその分の脳の処理能力が他に回されるのだ。
だからといって他の感覚器官の能力が飛躍的に上昇するわけではない。
だが多少鋭敏にはなる。


つまり


オティヌス「なぁ…上条当麻…お前のが激しく脈打って…暴れて……このままでは私の服を突き破ってしまいそうだ…」ボソボソ

上条「はっ…はぅっ!」ビクビク


オティヌスの言葉攻めがよりいっそう効果を発揮するわけである。


オティヌス「あっ…お前の汁で…私の太腿までべちゃべちゃに…なってしまった…ぞ?」

上条「ふおぉぉぉっ!」

オティヌスは腰を振る速度を緩めながら口元を上条の耳に近づける。


オティヌス「なぁ上条当麻ぁ…今…どんな気持ちだ……?」


囁くように甘い声で問いかける。
唇が上条の耳たぶに微かに触れる。


オティヌス「もし手が使えたら……私の身体をお前の自由にできるのになぁ…」

オティヌス「私の身体をまとう…革の装束を引き剥がし…その自慢の右手で私の裸体を弄べるのに…」

オティヌス「想像できるか…? 私の裸体。これでもそこそこ胸はあると自負しているのだが…」

上条(オティヌスの…裸…)ゴクッ


オティヌスの裸体。
もともと、肌を多く露出した格好をしていたので、その姿を想像するのは容易であった。

さらに言うと、上条は一度オティヌスの全裸を想像している。
オティヌスがシャワーを浴びていた時だ。

一度想像していたためか上条は両目で見ているかのようにハッキリと目の前の少女の裸体を瞼の裏に映すことが出来た。


上条(……やばい…っ、オティヌスの裸を俺の手で……)ハァハァ


さらに上条はオティヌスの裸体を想像するだけでは飽きたらず、その柔肌を揉みしだくということまで想像していた。

正確には想像ではなく回想。
つまりオティヌスの肌の感触を思い出しているのだ。


痴漢冤罪で捕まった世界

その世界で留置所に入れられている時、上条はオティヌスの桃尻を揉んでいた。

まるでつきたての餅のように柔らかく、指が沈み、上条の手にすっぽり収まるサイズでありながら程良い弾力を持ち、今思えばどれだけ揉んでも飽きることはないものであった。

上条はその感触を必死に思い出す。

思い出さされていた。

そう。これこそがオティヌスの仕込んだタネ

思春期の高校生の性欲と想像力を利用した罠

オティヌスは精力剤を盛り、言葉巧みに上条を誘導し、仕込んだタネを成長させた。

そして今、その芽が出ようとしていた。


オティヌス「……んっ、…ふ…ぁ…んんっ」


オティヌスが再び腰を振るペースを上げた。
今度は前後だけでなく尻肉を押し付けるように圧力をかける。


上条「やばい…もうっ……」


上条は己の我慢の限界が近づいているのを感じていた。
精嚢が膨らみ、肉棒が脈打つ。
先端からカウパーの漏洩がやまない。
頭がピリピリと痺れ、溜まり煮詰まった白濁を吐き出さんとしたその時ーーー


オティヌス「しゅーりょー」

上条「…はぁ……はぁ……あ?」

オティヌス「よっと」スタッ

オティヌス「おぉ……、私の股関節周りまでぐっちょぐちょじゃないか」

オティヌス「歩く度ににゅるにゅるして気持ち悪いな」

上条「え……? ちょっ」

オティヌス「なんだこの白い泡は? お前の汁が泡立ったのか?」ニチャァ

オティヌス「ん……やはり酷い匂いだ…。この匂いが染み付いたらどうしてくれる」

オティヌス「シャワーでも浴びてこよう」

上条「待てってオティヌス! 俺はっ? 俺はこのまま放置!?」

オティヌス「以前私を放置しただろう。その意趣返しだよ」

上条「い、意趣返し……」

オティヌス「そういうことだ」

オティヌス「だがこれで終わったと思うなよ」

オティヌス「まだまだ続くからな」

オティヌス「また後で」スタスタ

上条「な……ぁ…」

上条「寸止めとか……そりゃねえよぉぉぉ!!!」


オティヌス「………」ペタン

オティヌス「……はぁ……っはぁ…///」クチュ

オティヌス「んっ///」

オティヌス「私のも濡れていたのか……」

オティヌス「途中からは奴の我慢汁ではなく、私の愛液が潤滑剤になっていたんだな……」

オティヌス「……あのまま続けていたら私のほうの制止が効かなくなるところだった……」

オティヌス「……次は素股は無しでいこう」

オティヌス「使えるのは手か口か脚か胸か……」

オティヌス「まぁ風呂に入りながらゆっくり考えるか」

オティヌス「次に奴を解放するまで20時間以上あることだし」

オティヌス「んーっ」

オティヌス「はぁ」

オティヌス「………道具も有りだな」


今日はここまでです。

次あたり上条さんが折れるか壊れるか性的に暴走するか

それにしてもこのスレはどこに向かっているのだろうか……
ハッピーエンドを目指しているつもりだったのだが……

ーーー監禁2週目・3時間経過ーーー


オティヌス「どうだ上条。魔神の手は。気持ちいいか?」シュッシュッ

オティヌス「真っ赤に腫れ上がって、今にも爆発しそうじゃないか」シュッシュッ

オティヌス「根元を紐で縛っているからイキたくてもイケないだろ」シュッシュッ

オティヌス「お前が私に頼めばイかしてやってもいいんだが……」シュッシュッ

オティヌス「どうする?」シュッシュッ

上条「はっ……ぁ…誰…が…」

オティヌス「強情な奴め。このまま睾丸握り潰すぞ」ギュウッ

上条「はぅっ!」


ーーー監禁2週目・5時間経過ーーー


上条「あぅ……あっ…」

オティヌス「おいおい、足で踏まれて感じているのか?」フミフミ

オティヌス「どうしようもない変態だなお前は」フミフミ

オティヌス「そんなお前を愛している私もどうかと思うが」フミフミ

オティヌス「お。足の指と指で挟むのがいいのか? 反応が違ったぞ」

オティヌス「これでシゴくとどうなるんだろうなぁ?」

オティヌス「すぐに果ててしまうか?」

オティヌス「ふふふっ」

オティヌス「まぁやらないけどな」フミフミ

ーーー監禁2週目・7時間経過ーーー


オティヌス「まったく……お前の我慢強さには恐れいったよ」

オティヌス「あれだけやってもダメだなんて……」

オティヌス「私は自分の身体に魅力がないのか本気で不安になったぞ」

オティヌス「手、脚、口、髪、胸、太腿、尻……」

オティヌス「もう他に使えそうなところは無いし……」

オティヌス「でも本番をさせる気もまだない」

オティヌス「だから道具を使うことにしたよ」

オティヌス「私の身体でお前の心を折りたかったんだが……妥協しよう」

オティヌス「お前にイかしてくれと言わせればそれでいい」

オティヌス「『おな○ーる』とか『ら○ドール』とか色々あって迷ったんだが……」

オティヌス「面白そうなものがあったんでそれに決めた」

オティヌス「なぁ上条当麻」

オティヌス「前立腺って知ってるか?」

ーーー監禁2週目・10時間経過ーーー


オティヌス「……はぁ」

オティヌス「いつになったら折れるんだお前は……」

オティヌス「我慢の限界だろっ!? いい加減願えよ! 頼めよ!」

オティヌス「私の身体が欲しくないのかっ!?」

オティヌス「肉欲に溺れろよ! 性欲を剥き出しにしろよ!」

オティヌス「さっさと楽になれって!」

オティヌス「はぁ……はぁ…っ」

オティヌス「………感情的になりすぎた」

オティヌス「少し頭を冷やしてこよう……」

オティヌス「……くそっ」


ーーー監禁2週目・12時間経過ーーー


オティヌス「………よう。どうだ調子は」

オティヌス「今回は何もしないさ。少し眠ろうと思ってな」

オティヌス「布団の準備もできているし」

オティヌス「お前も寝ておけばどうだ? ヘッドホンはつけないでおくから」

オティヌス「あれだ、朝勃ちとかもあるんだろう? その時にまた責めさせてもらうことにしようと思ってな」

オティヌス「と言っても、先程からずっと勃ちっぱなしだが」

オティヌス「そういうわけでおやすみ。上条当麻」

オティヌス「あ。夢精とかするなよ。絶対に」

オティヌス「じゃ」

オティヌス「………」スゥ


上条「………」

上条(畜生……勃ちっぱなしで息子がメチャクチャいてぇ……)

上条(大丈夫だよな? 変な後遺症とか残らないよな?)

上条(こいつもこいつだ。生殺し生殺し生殺しって)

上条(寸止めがどんだけ辛いかわかってんのか?)

上条(でもイかしてくれなんて頼めば、それはこいつに折れたことになる)

上条(それだけはダメだ…、それだけはダメなんだ)

上条(でももうやばいかも。精神的にも、肉体的にも)

上条「はぁ……」


オティヌス「 」スゥスゥ

上条(人の目の前で気持ち良さそうに寝やがって……)

上条(……どうでもいいけど、こいつベッドじゃなくて布団で寝るんだな)

上条(しかもあの格好のままで)

上条「………」ギンギン

上条(痛い……、また勃ってきた)

上条(だぁーっ! せめてこの手が使えたらっ!)ガチャガチャ

バキンッ

上条「!?」


上条(今の……なんだ…?)

上条(まさか……)

ガチャガチャ

ガチャン

上条(……拘束具が…外れた……)

上条「ーーーっ!」

上条(マジかよっ! 手が動かせるっ!)

上条(これなら、脚を固定してるやつも……)ガチャン

上条(やったっ! 立てる!)


上条(でも……なんで外れたんだ? 暴れまくってたせいで脆くなってたのか?)

上条(オティヌスがそんなの見過ごすとは思えないけど……)

上条(いや……オティヌスも精神的に疲弊してたみたいだから気づかなくてもおかしくはないか)

上条(今も気づかず寝てるし……)

上条(だけど…これなら今のうちに1人で処理して、起きてからの性的拷問にも耐えられる……)

上条(確か風呂がこの部屋を出てすぐのところにあったはず……)

上条(……なんか抜けると思ったらちょっと元気でてきた)

上条(よし。じゃあオティヌスを起こさないよう部屋を出るか)

上条(……まだ寝てるよな)チラッ

オティヌス「 」スゥスゥ

上条(寝てる……な。グッスリと)

上条(………寝てるんだよな)


オティヌス「 」スゥスゥ

上条「………」

上条(敵の目の前でよく無防備に寝れるな)

上条(……寝てるとほんとただの可愛い女の子なんだな)

オティヌス「 」スゥスゥ

上条(……この小さな口でしゃぶられたんだよな)

上条(……このサラサラの髪でくすぐられたんだよな)

上条(……この布団の中にある身体で色々なことされたんだよな)

上条「………」ゴクッ

上条(布団……剥がしたら起きるか……?)

オティヌス「 」スゥスゥ

上条「………」

ズッ
ズズッ


オティヌス「 」スゥスゥ

上条(起き…ない…)

上条「………」




『もし手が使えたら……私の身体をお前の自由にできるのになぁ…』

『私の身体をまとう…革の装束を引き剥がし…その自慢の右手で私の裸体を弄べるのに…』




上条(今、俺の身体は自由だ。右手だけじゃなく、左手も脚も、全身)

上条(当然……『ココ』も)ギンギン


上条(前にこいつが言ってた、抵抗しないってのはまだ有効なのか?)

上条(いや、抵抗されても右手と全身で抑え込めば……)

上条「………っ」

上条(もう……我慢できねぇ!)ガバッ

オティヌス「 」スゥスゥ

上条(覆いかぶさっても目を覚まさない。肌に触れたら流石に……?)

スッ

オティヌス「……ん」

上条「っ!」

オティヌス「………」スゥ

上条(大丈夫か……)

上条(にしてもスベスベしてるな……こいつの肩)

上条(なんか鎖骨とかエロいし……)

上条(………こいつの服、脱がしたらどうなるんだろう……)

上条(脱がすまでいかなくても、ズラすくらいなら……)


この時、上条当麻を支配していたのは牡の本能だけであった。

眼前の牝を犯し、己の欲望を全てぶつけ、吐き出さんとする本能。

上条はゆっくりと腰を下ろし、構える。

分身の先端がオティヌスの秘部を覆う革の装束に触れた。

心臓がバクバクと早鐘を打つように鳴り響き、額にはジワリと玉のような汗が浮かぶ。


上条「………」


一瞬、ほんの一瞬。オティヌスの顔を覗き見る。

死んだように眠る少女のその顔が、上条には何故か笑って見えた。

そして上条は獣のようにギラつく瞳を閉じ、小さく息を吐くと覚悟を決めて目を開け、そろりそろりと両手を伸ばす






魔神オティヌスの首元へ





今日はここまでです。

あと1、2回で終わるかなー、って感じです

それではおやすみなさい

お久しぶりです。

速報、昨日のうちに復活してたんですね。
気づかなかった

とりあえず投下します


上条「………っ」

オティヌス「………やらないのか」

上条「………やっぱ気付いてたのか」

オティヌス「当然だ。私を誰だと思ってる」

上条「じゃあ拘束具が簡単に外れたのは……」

オティヌス「私があらかじめそうしておいたんだ」

上条「俺の目の前で、これ見よがしに寝てたのも……」

オティヌス「お前を誘うためだよ」

上条「……そうか」


オティヌス「それで、もう一度聞くがやらないのか?」

上条「………」

オティヌス「ちなみに、今のは『殺る』と『ヤる』をかけているんだが、気づいたか?」フフン

上条「………」

オティヌス「……無視か。つまらん」

上条「オティヌス。『元の世界』に戻せ」

オティヌス「………」

上条「でなければ……」

オティヌス「このまま首を絞めて殺すか?」

上条「ああ」

オティヌス「……ふん。交渉が下手だな」

上条「!」


オティヌス「言うことを聞かなければ殺すなどガキの発想か」

上条「ぐっ……」

オティヌス「それに私を殺したところで元の世界には帰れないぞ」

オティヌス「お前がこの世界でひとりぼっちになるだけだ」

上条「…………っ」

オティヌス「殺せば帰れないのに殺すという脅し……、滑稽にもほどがある」

オティヌス「わかったか? 自分の頭の足りなさが」

上条「…………あぁ、よくわかったよ」

上条「お前を直接倒しても無駄だっていうなら別の方法をとればいいってことだろ」

オティヌス「別の方法……」

上条「……『槍』を壊す」


上条「お前の力の根源の『槍』を壊せば、魔神としての力を100%発揮できなくなる」

上条「そうすれば……」

オティヌス「……ふふっ」

上条「……? 何がおかしいんだよ」

オティヌス「くふふっ……、ふははははっ!」

オティヌス「まだ気づかないのかっ?」

上条「……?」

オティヌス「いつ気づくかと思っていたがまさかずっと気づかないとはな」

上条「何を……言ってんだ? 気づくって……いったい何に……」

オティヌス「私の姿をよく見ろ」

上条「お前の姿……?」

上条「………っ! お前……」

上条「『槍』は……どうした。なんで持ってないんだ……?」

オティヌス「……やっと気づいたか」

上条「気づいたって……」

オティヌス「『槍』を持たないのは今に始まったことじゃないぞ」

オティヌス「スレイプニルに乗ってお前と追いかけっこしていた時も、留置所に入り込んだ時も、男色の世界でお前に迫った時も」

オティヌス「お前が『槍』を壊す壊すと熱く抜かしていた時も……、私は『槍』など持っていなかった」

オティヌス「なぜなら、既に上条当麻に壊されていたからな」

上条「!?」


上条「俺が…壊したって……?」

上条「いったい何時!? そんなタイミング無かっただろ!?」

上条「わけわかんねぇこと言うなよ!」

上条「そもそも俺にそんな記憶もないぞ!」

オティヌス「………説明してやるよ」

オティヌス「『槍』がない理由も」

オティヌス「お前の記憶にない話についても」

オティヌス「私がお前を求めるわけも」

オティヌス「全部。そう全部説明してやる」

上条「………っ」


オティヌス「『槍』は上条当麻の持つ右手で壊された」

オティヌス「何百万の世界を体験し、私との10032度にわたる直接対決をこなした上条当麻の右手でな」

上条「一…万…」

上条「って、そんな話……」

オティヌス「信じられなくとも、それが事実で真実だ」

上条「………っ」

オティヌス「そして10032度目の戦いで私は上条当麻に勝利した」

オティヌス「『主神の槍』を利用した正の100%ではなく、『妖精化』による負の100%の魔神の力で」

オティヌス「これが『槍』の存在しない理由だよ」


上条「………」

オティヌス「……まぁ、にわかには信じられないだろうな」

上条「………俺の記憶がない理由を聞いてないぞ」

上条「お前が倒したはずの俺がここにいる理由も、お前が俺を求めるわけってのも」

オティヌス「………お前を求めるわけは散々言ってきたんだがな」

オティヌス「『理解者』が欲しい、と」

上条「………」

オティヌス「私が欲しかったのは私の全てを知り受け入れてくれる『理解者』だ」

オティヌス「そして私が殺した上条当麻はその『理解者』になり得る存在だった」

オティヌス「だから……」

上条「俺を復活させたのか……?」

オティヌス「まあ…な」

オティヌス「だが、失敗した」

オティヌス「不幸にも、失敗した」


上条「その失敗ってのが俺の記憶が一部無くなってる状態のことなのか……?」

オティヌス「……察しがいいな」

オティヌス「まぁ、そういうことだ」

オティヌス「上条当麻を倒した後、私は魔神の力を行使して私と上条当麻の世界を作ろうとした」

オティヌス「だが」

オティヌス「どこをどう失敗したのか、どう間違えたのか。復活させた上条当麻は『船の墓場』で出会った時以前の記憶しか持っていなかった」

オティヌス「『常に裏目が出ると思って逆の道を進んだら、そっちが行き止まりだった』」

オティヌス「負の100%はそんな捻れに捻れた結果をもたらしてしまった」

オティヌス「絶望したよ。失望もした。自暴自棄にもなった」

オティヌス「何せ、求め続けたモノを自らの手で壊してしまったのだから」

オティヌス「だが私は諦めなかった。諦めることができなかった」

オティヌス「私の犯した間違いを、間違っても受け入れるなんてできなかった」

オティヌス「『理解者』である『上条当麻』を手離すなんて真似ーーー」

オティヌス「できなかった」



オティヌス「そして、決めた」

オティヌス「壊したモノをもう一度創り、無くしたモノをもう一度見つけ、手離したモノをもう一度掴む」

オティヌス「もう一度、上条当麻を私の『理解者』にしようと」

上条「………」

オティヌス「しかしそれも失敗に終わった。同じように私の『理解者』にはなってくれなかった」

オティヌス「だから妥協することにした」

オティヌス「この際全く同じじゃなくてもいいと」

オティヌス「心が折れていようが、精神が磨り減っていようが」

オティヌス「私の苦しみを理解してくれて、私の傷を癒してくれて、私の愛を受け止めてくれる」

オティヌス「そんな存在であれば」


オティヌス「結局それも失敗したわけだがな」

オティヌス「お前がこうして折れずにいるのだから」

上条「オティヌス……」

オティヌス「………もういい」

上条「!」

オティヌス「もう…諦める。『理解者』なんか……もう、いらない……」

上条「オティ……ヌス…」

オティヌス「安心…しろ。お前が望んだ『元の世界』は返してやる。全て元通りの『世界』に」

オティヌス「お前に譲る」


上条「譲るって……」

オティヌス「お前が今の話を信じようと信じなかろうと私はもう決めたんだ」

オティヌス「………それに、私はもうダメだ」

上条「ダメ……? ダメってなんだよ……」

オティヌス「……オッレルスに喰らった『妖精化』。その術式を応用して『負の100%』を発動させたが……」

オティヌス「所詮は即興の技。『主神の槍』と混ざり合って途中から私の身体を蝕みはじめた」

オティヌス「このままだと私の魔神としての力は失われ、朽ち果てるだろう」

上条「だったら俺の右手でその術式を打ち消せばっ……」

オティヌス「術式を消しても痛みは消えない」

上条「なっ……」

オティヌス「『元の世界』に戻って力を失った私は多国籍連合軍に惨めに敗北するだろう」

オティヌス「それで終わり。ハッピーエンドさ」

オティヌス「さあ準備はいいか。いい加減慣れただろうが『世界』が変わるぞ、覚悟しろ」



オティヌス「おめでとう上条当麻。お前の勝ちだ」



上条「………ダメ…だ。そんなのダメだ…」

オティヌス「………!」

上条「お前の話は確かに信じられない、俺の記憶にお前の話したことなんか存在しない」

上条「それでも…それでも俺は信じたい。お前のことを…お前の話したことを」

上条「だって見ちまったんだ! アックアと闘った後、苦しんでるお前の姿を!」

上条「無防備に眠る華奢な女の子の姿を!」

上条「今だって、それほどの悪性を感じない。お前を絶対的な悪だって言い切れない」

上条「ただ単に俺が甘いだけなのかもしれないけど……、それでも!」

上条「それでも………」


オティヌス「………」

上条「………なってやる」

オティヌス「!」

上条「お前が欲しがった『理解者』である『上条当麻』とは違うんだろうけど、俺がお前の『理解者』になってやる」

上条「じっくり時間をかけて、お前のことを理解してやる。お前の側にいてやる」

上条「連合軍も……すぐにはなんとかできないだろうけど、俺がなんとか話をつけてやる」

上条「オティヌス」

上条「地獄の底まで俺が付き合ってやる」


オティヌス「………は」

オティヌス「ははっ……はははっ」

オティヌス「なんの確証も、根拠も、証拠も無しに私を信じるか……」

オティヌス「この大馬鹿モノめ」

上条「オティヌス……」

オティヌス「最後の最後で『理解者』を手に入れられたのだろうか……」

上条「オティヌス……?」

オティヌス「……これが、本当の最後だよ」

上条「オティーーーっ!」


パチンッ

今日はここまでです。

明日続きを投下して終了です。

ちなみにこの時上条さんはふるち○でオティヌスと熱く語り合っております


ーーーーーーーーー


上条「……ハッ!?」

小萌「上条ちゃんっ! いつまで居眠りしてるのですかっ!?」

上条「あれ……、小萌先生…? 俺、寝てました?」

青ピ「そらもうグッスリと」

姫神「グーグーと。大きなイビキをかいて」

上条「マジか……」

吹寄「授業中に寝て、その罰の居残り補習でも寝るなんて信じらないわね」

上条「す、すいません……」

小萌「まったく、上条ちゃんは……」

小萌「とりあえず、今日の補習はここまでなのです。上条ちゃんと青髪ちゃんはしっかりお家でも勉強するのですよー?」

青ピ「はいはーい!」

小萌「姫神ちゃんと吹寄ちゃんも自主勉強お疲れ様でした。それではみなさん気をつけて帰ってくださいね?」

吹寄「はい。さようなら小萌先生」

姫神「また明日。小萌先生」


青ピ「じゃあボクはつっちーのお見舞い行って帰るわ」

吹寄「過労で倒れたんだっけ? あいつも何やってるのかしらまったく……」

青ピ「ふっきーも来る?」

吹寄「そうね。あいつが病院で不摂生してないか確認しないと」

姫神「なら。上条くん。私と一緒に帰……」

上条「じゃあ俺スーパーの特売あるから先帰るなっ。土御門によろしく言っといてくれ!」ピューッ

姫神「らない……。よね」

姫神「うん。知ってた。私の役割はこうなんだって」グスン


ーーーとある公園ーーー


上条「ほっほっほっ」タッタッタッ

美琴「ちょろっとー」

上条「ん。よっす御坂」

美琴「何走ってんのよ。またスキルアウトにでも追いかけられてるわけ?」

上条「ちげーよ。スーパーの特売に遅れないように必死なだけ」

美琴「なんだ」

上条「もう行ってもいいか? これ以上時間をロスしたくないんだけど……」

美琴「これ、受け取りなさい」ポイッ

上条「っと! なんだ? ……きな粉練乳?」

美琴「アンタのとこの居候にプレゼント」

上条「……まさかまた窃盗品では……」

美琴「ちっがうわよ! たまたま当たりが出てそれが貰えたの!」

美琴「甘いものばっかり飲めないからあげるわ」

上条「要するに廃棄処分ってことですか」

美琴「いらないんなら返しなさい」

上条「有難く頂戴させていただきます。御坂大明神様」フカブカー

美琴「拝むな!」


美琴「まあ、アンタも大変なんでしょうけど頑張ってね」

上条「……おう。サンキューな、御坂」

上条「じゃあ上条さんはこれで……」

美琴「ジュースのお礼、期待してるわよ」

上条「はい!?」

美琴「今度買い物にでも付き合ってくれればいいからー!」

上条「ちょっ! おいっ!」

美琴「じゃあねー!」タタッ

上条「おいっ……、行っちまった……」

上条「………まあいいか」


ーーー上条宅ーーー


上条「ただいま~」ガチャ

上条「あー、疲れた」

「おかえりなさい」

上条「ただいま」

上条「インデックス」

インデックス「 」ニコッ


オティヌス「私にただいまは無いのか」ヒョコ

上条「はいはい。ただいま、オティヌス」

オティヌス「うむ」

オティヌス「それより、つけられたりしなかっただろうな」

上条「つけられるって……」

インデックス「だから大丈夫だって言ってるでしょ」

インデックス「教会勢力はとうまを監視役にすることでおてぃぬすから手を引いたって」

上条「連合軍もバードウェイが掛け合ってくれたおかげで一応なんとか納得してくれたし」

オティヌス「しかしだな、学園都市の奴らは納得していないかもしれないだろう」

上条「その点も大丈夫だって。御坂と土御門が色々頑張ってくれたんだから」

インデックス「もとはるに至っては科学サイドだけじゃなくて魔術サイドの説得も頑張ってたみたいなんだよ」

上条「そのせいで倒れて入院中なんだけど……」


上条「まあ、とにかく心配するなって」

オティヌス「……でも」

上条「あー……」

ギュッ

オティヌス「!」

上条「俺がお前の側にいてやるから」ナデナデ

オティヌス「上条当麻……」

上条「オティヌス……」

インデックス「……あー、なんだか暑いんだよー。こうなったら外で少し涼んでくるしかないんだよー」

上条「イ、インデックスさんっ?」

インデックス「私はスフィンクスを連れて30分くらいお散歩してくるんだよー」

インデックス「30分後きっかりに戻ってくるんだよー」

インデックス「じゃあ行ってくるんだよー」

スフィンクス「にゃー」

ガチャ


オティヌス「……気を…使わせてしまったな」

上条「そう…だな」

上条(噛みつかれるよりいいんだけど、気を使うインデックスってのもなんかなぁ……)

上条(素直に成長したと捉えるべきか?)

オティヌス「……なぁ」

上条「ん?」

オティヌス「やはり、後悔してるのか? 私の話を信じ、私を理解してくれたことを」

上条「んなわけねぇだろ」

オティヌス「しかし……」

上条「俺にとっちゃ突拍子もない話だった」

上条「けどな。後悔はしてない。絶対に」

オティヌス「上条当麻……」


上条「それにお前の話を信じようと思ったことはちゃんと理由があるんだと思う」

オティヌス「理由……?」

上条「……案外、お前と過ごした『世界』のことを覚えてるのかもしれない」

オティヌス「覚えてるって……、私が散々確かめてそれは無いと判断したんだぞ? それなのに……」

上条「そういう脳細胞に残った記憶とかじゃなくてさーーー」




上条「思い出として、心に残ってるんだよ」



オティヌス「………」

オティヌス「……ふっ。ふふっ」

上条「………ちょっとクサかったかな…///」

オティヌス「ふふっ」

上条「………///」

上条「そ、そうだっ。御坂にジュース貰ったんだったっ」

オティヌス「………御坂? ………ジュース?」

上条「きな粉練乳っていうちょっと変わったやつなんだけど……」ゴソゴソ

上条「あったあった。これ……」

グシャアァッ!

上条「!?」

き/な/粉/練/乳『 』

上条「きな粉ぉぉーーー!!?」


上条「オティヌスさーん!? あなた一体全体何しやがりますか!?」

オティヌス「お前こそ何をやってるんだ……?」

オティヌス「私以外の女から物を受け取るなんて」

オティヌス「そういえば、先ほど抱きしめられた時に他の女の匂いがしたが……」

オティヌス「まさかお前、他の女にうつつを抜かしているんじゃないだろうな」

上条「ほ、他の女の匂いって……」

オティヌス「……1人、2人、3人……気配が薄いのがもう1人」スンスン

上条「匂いってガチの匂い!?」

オティヌス「4人もの女と……」スンスン

上条「いやいや! ちょっと喋っただけだぞ!?」

オティヌス「私以外の女と口をきくな」

上条「流石にそれは……」

オティヌス「口をきくな」

上条「いや……「きくな」

上条「………」

オティヌス「………きくな」


オティヌス「言っただろう?」

オティヌス「お前の意識は私だけのモノだと」

オティヌス「お前の視線は私だけのモノだと」

オティヌス「お前の言葉は私だけのモノだと」

オティヌス「お前の心は私だけのモノだと」

オティヌス「お前のお前のお前のお前のお前のお前のお前のお前のお前のお前のお前のお前のお前の」


オティヌス「禁書目録や他の男は許してやる。だがそれ以外の女は認めない」

オティヌス「お前は私の『理解者』で、私もお前の『理解者』なのだから」

オティヌス「お前の全ては私のモノで、私の全てもお前のモノ」

オティヌス「私の言っていること、わかってくれるよな?」

上条「『理解者』ってそういうのじゃ……」

オティヌス「わかってくれるよなっ?」

上条「だから……」

オティヌス「くれるよなっ!?」

上条「オティヌ……「なっ!?」

上条「………善処します」

オティヌス「返事は、か・し・こ・ま・り・ま・し・ただ」

上条「………かしこまりました」

オティヌス「うむ♪」


上条(オティヌス怖い……)

オティヌス「ほら、そろそろ禁書目録も戻ってくるぞ」

上条「じゃ、じゃあ飯の支度するか」

オティヌス「オムライスが食べたいぞ」

上条「かしこまりましたー」

オティヌス「ふわふわトロトロのたまごな」

上条「かしこまりましたー」

オティヌス「ケチャップでハートかけよ」

上条「かしこまりましたー」

オティヌス「……怒るぞ」

上条「すんません」


上条(………うーん。病んでるのは相変わらずか)

上条(まあ、だんだんと矯正していけばいいか)

上条(時間をかけて、ゆっくり、じっくりと)

上条(オティヌスを……普通の女の子にしてやろう)

上条(それが『理解者』として、俺がしてやれることだ)

オティヌス「どうしかしたか?」

上条「なんでもない」

上条「……オティヌス」

オティヌス「なんだ?」

上条「これからもよろしくな」

オティヌス「………ああっ」


ーーーーーーーーー
ーーーーーー
ーーー


上条「 」スゥスゥ

オティヌス「………よく眠っている」スッ

オティヌス「安心しきった顔をして」

オティヌス「まったく、本当に甘い男だ」

オティヌス「私の作り話を容易く信じるなんて」


オティヌス「10032の直接対決も、何百万もの世界も全て嘘」

オティヌス「記憶が無いのは負の100%による捻れではなく、元々そんな経験が無かったから」

オティヌス「『主神の槍』は今なお存在し、『妖精化』の術式はこいつの右手で解除した」

オティヌス「直接的な障害、問題は取り除いたようだし心配はいらないな」

オティヌス「禁書目録はそのうち適当な理由をつけてイギリスにでも送るか」

オティヌス「………ふふふ」

オティヌス「随分と予定が変わったし、妥協もした」

オティヌス「だがこれが正真正銘私の望んだハッピーエンドだよ、上条当麻」


オティヌス「厄介なのは性格だが……」

オティヌス「まあ、だんだんと矯正していけばいいか」

オティヌス「時間をかけて、ゆっくり、じっくりと」

オティヌス「上条当麻を……私好みの『理解者』にしてやろう」


オティヌス「ようやくここまで辿りついたんだ」

オティヌス「地獄の底だろうが世界の果てだろうがお前を……『理解者』を手離さない」

オティヌス「上条当麻、これでお前はもう永遠にーーー」






オティヌス「私のモノだ」





end


終わりです。


ヤンデレオティヌス大勝利!

1ヶ月ちょっとありがとうございました。

ちなみに元の世界の船の墓場に戻る際、上条さんはきちんとした服装に戻ったので公然なんたら罪に問われることはありませんでした


後日談的なのは・・・

>>385
これ以上続けたら上条さんがぶっ壊れるまでダラダラ続きそうなんでないです。
ごめんなさい

せっかくだしレッサースレのほうもよろしくと露骨な宣伝をやっておく

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2014年01月26日 (日) 20:45:19   ID: -LAT4dWp

オティヌスKAWAEEEEE(2828)しました

2 :  SS好きの774さん   2014年01月29日 (水) 00:22:40   ID: Nq5PJcRL

なんか、今の上条見てたら同情して泣けてくる。(>_<)

3 :  SS好きの774さん   2014年02月02日 (日) 15:22:53   ID: 0JHuwKi4

面白いな~

4 :  SS好きの774さん   2014年02月13日 (木) 16:10:13   ID: 7ZtaygLa

待ってるZE!

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