モバP「個性倍返し!」(116)
ちひろ「はい?」
P「アイドルの子達って皆すごい個性的じゃないですか」
ちひろ「武器になりますからね」
P「もう圧倒されっぱなしなんですよ」
ちひろ「はあ……」
P「というわけでですね、その子の個性を俺が演じるんです。 倍返しで」
ちひろ「それで、自分を知ってもらうというわけですか?」
P「あとささやかなストレス解消です」
ちひろ「言い切った、言い切りましたね」
P「はい、衣装とヅラは用意してあります」
ちひろ「うわぁ……入り口の監視カメラで誰が来たかを教えればいいですか?」
P「はい!」
ちひろ「早速>>3が来ましたよ!」
ウサミン
ちひろ「菜々さんです!」
P「わかりました、ポニテヅラとメイド服で……骨格調整!」
ベキバキボキ!
ちひろ「ひいいい!?」
がちゃ
菜々「おはようございますー」
P「おはようございますご主人様! Pは今日もウサミン星から愛と電波を貴方のハートにズッキュン☆しちゃいますよ(はぁと)」
菜々「……へ?」
P「もー☆ 何ぼーっとしてるんですかご主人様!」
菜々「あ、あの?」
P「そんな低いテンションじゃメッですよ?」
菜々「あの……これは一体……」
P「今日もるんるうぐっ!?」
菜々「ひいい!? どうしたんですかプロデューサー!」
P「あ、あれー? Pは17歳のはずなのにどうして昨日のお酒が肝臓に……」
菜々「ナ、ナナの真似ですかあ!?」
P「二日酔いかな……頭がガンガンする……」
菜々「ナナはお酒なんて飲めませんよ! 未成年ですよ!」
P「そうだよね……エステにも最近行ってないし……」
菜々「やめてくださーい!」
P「はい、もういいですね」
ちひろ「もう、見てられませんでしたよ」
菜々「え? ちひろさん?」
P「まあ一種のドッキリですよ」
菜々「え、え?」
ちひろ「つまりこういうことでして……」
菜々「えっと、どうして敬語なんですか?」
P「いやそれは菜々さんですし」
ちひろ「ね?」
菜々「ね? じゃないですっ! ナナは17歳ですよ!」
P「はいはいじゅうななさいななさんじゅうなさい」
菜々「37なんて、そんなに歳いってませんよ!」
P「じゃあ何歳なんです?」
菜々「にじ……17歳です!」
P「ナナは自分を曲げないよ!」
ちひろ「気持ち悪いですって!」
菜々「それみくちゃんじゃないですか!」
P「こんな感じですかね」
ちひろ「えっと次は……>>13です!」
杏
ちひろ「杏ちゃんです!」
P「え、杏自分から来たんですか?」
ちひろ「なにげにひどいですね、はいカツラです」
P「ありがとうございます、骨格調整!」
ちひろ「それエグいですよ……」
P「見ないほうがいいですよ、はっはっは!」
がちゃ
杏「おはよ」
P「……Zzzzz」
杏「……杏と同じ髪型のカツラと服で何してるの?」
P「……んがっ……」
杏「……起きろ」
べしっ
P「……何すんだよ」
杏「何してんの?」
P「だるいから寝てるんだけど」
杏「今日何も無いの?」
P「何があったか確認するのもめんどくさい……」
杏「じゃあだらけてようよ」
P「だらけるのもめんどくさい……飴くれ」
杏「それは杏の専売特許だよ」
P「今日は仕事休んじゃおうかな」
杏「いいね、一緒にだらけてようよ」
P「寝るか……」
杏「おやすみー……」
P「Zzzz……」
杏「ぐー……」
ちひろ「……何やってんですか!」
P「いやいや、つい」
ちひろ「ついじゃないですよ! どうするつもりだったんですか!」
杏「いいじゃん一緒に寝てようよ」
P「で、杏より杏らしい人がいる気分はどうだった?」
杏「別にー、一緒にだらければいいし」
P「あのな……」
ちひろ「さあ杏ちゃん、レッスンですよ」
杏「嫌だ! 杏は寝るんだ!」
P「1名様ご案内ー」
杏「やめろおおおおぉぉぉぉ……」
ちひろ「杏ちゃんが二人に増えただけでしたよ?」
P「もうちょっと廃人っぽくしたほうが良かったですかね」
ちひろ「それはまた違う気が……>>22が来ました!」
のあさん
ちひろ「のあちゃんです!」
P「のあさんにちゃん付け!? アナタ何歳ですか」
ちひろ「……うふ」
P「銀髪ロングのヅラとメイド服だな、ネコミミで……胸元が心許ないが仕方ない、骨格調整!」
ちひろ「うわ……頑張ってくださいね」
がちゃ
のあ「…………」
P「……おはよう……のあ……」
のあ「…………何?」
P「……挨拶は……大事でしょう……?」
のあ「……そうね……おはよう……」
P「……ふっ……」
のあ「……何の真似かしら」
P「…………別に、意味など無いわ」
のあ「……気に食わないわ」
P「……何が?」
のあ「…………どういうつもり?」
P「……服と髪型を真似することにより、あなたの位置付けと印象を探査中……」
のあ「…………そう」
P「ええ…………」
のあ「…………」
P「…………」
のあ「…………」
P「…………にゃん」
のあ「…………気色悪い」
P「ひどい、心折れた」
ちひろ「……お疲れ様です」
のあ「…………ちひろ……?」
P「実はアイドルになりきってみようと」
ちひろ「客観的に見るのも大事ですが主観で見てみようという話です」
のあ「……それで、私の真似を?」
P「はい、いや本当すいません」
ちひろ「似てませんでしたものね……」
P「仕方ないでしょう? あんな雰囲気出せませんよ」
のあ「……P、ちょっと」
P「はい?」
のあ「……あの服は、好みだったのかしら?」
P「それなりには」
のあ「……今度二人きりの時……貴方のメイドになってあげる…………にゃん」
P「」
ちひろ「大丈夫ですか?」
P「な、なんとか……」
ちひろ「次は>>35ですよ>>35!」
わーいリロ忘れ
>>38
島村さん
ちひろ「卯月ちゃんです!」
P「何ィ!? 最難間が!」
ちひろ「どういう意味ですか!」
P「あの普通力(ふつうぢから)を倍に……とにかく変装と骨格調整!」
ちひろ「そのボキボキって音何とかなりません?」
P「それは無理ですねー」
がちゃ
卯月「おはようございます!」
P「おはようございます!! 島村卯月さん!!」
卯月「え、どうしちゃったんですか?」
P「どうもこうもありませんよ? 島村卯月です!」
卯月「へ? ……私の真似ですか?」
P「どうしてそう思ったんですか? 島村卯月です!」
卯月「名前言ってるじゃないですか!」
P「もう覚えてもらえました? 島村卯月です!」
卯月「卯月は私ですよ! プロデューサーさんの本名は[検閲により削除]じゃないですか」
P「そうですね、島村卯月ですよ!」
卯月「もうっ! プロデューサーさんなんて嫌いですっ!」
P「やめて、お願いだから嫌わないで!」
ちひろ「そうですよ卯月ちゃん」
卯月「へ、ちひろさん?」
ちひろ「じつはかくかくしかじかで……」
卯月「なるほど……でもひどいですっ」
P「お前の普通力を表現するのは無理だった、だって普通なんだもん」
卯月「もう……あんまりアイドルの子をいじめちゃだめですよ?」
P「うん、大丈夫」
卯月「それでは島村卯月、頑張ってレッスンしてきます!」
P「そうか、頑張るを忘れてた」
ちひろ「そういうことじゃないと思うんですけど……」
P「最初の頃は名前覚えてもらうまで不安そうだったので、そのイメージでした」
ちひろ「何か選挙みたいでしたよ?」
P「ですよね……」
ちひろ「さ、仕切りなおして次いきましょう」
P「ノってきましたね」
ちひろ「いいじゃないですか、息抜きですよ息抜き」
P(のあさんの破壊力が尋常じゃなかったのは黙ってよう……)
ちひろ「来ましたね、>>54です」
姫川友紀
あつみ
ちひろ「友紀ちゃんですよ」
P「友紀はどうするかはもう決めてある、戦争になるかもしれません」
ちひろ「ええ……何をするつもりですか」
P「B☆ズのユニとビールで完璧! 骨格調整!」
ちひろ「ベキボキ鳴るのはいいんですが、どう調整してるんですか?」
P「知らない方がいいですよ?」
がちゃ
友紀「おっはよー!」
P「おはよ!」
友紀「あれ? Bのユニなんか着てどうしたの?」
P「出たな成金球団!」
友紀「ふぁっ!?」
P「金にあかせて色々強奪しやがって! これがビール飲まずにいられるか!」
友紀「ちょっとどうしちゃったの!?」
P「いいから高校野球見るよ!」
友紀「この時期何もやってないよ?」
P「やってるんだよこれが」
友紀「へー、私もビール飲んでいいの?」
P「ノンアルなら」
友紀「ぷはー☆ いいねー!」
P「……オラァ! 今の捕れるやろがい!」
友紀「そうだそうだー!」
P「ちゃんと腰落として捕らんかい! そんなだから緒戦負けばかりなんや!」
友紀「春が終わっちゃうぞー! 夏までなんて悠長な事は言ったらだめだー!」
P「ピッチャーアカンな」
友紀「そだね、これは今年もきついかな?」
P「ビールうめぇ」
ちひろ「何普通に野球観戦してるんですか!」
P「へ?」
友紀「ちひろさんおはよ!」
ちひろ「おはよじゃありませんよ、趣旨忘れてますね?」
P「そうでした、かくかくしかじかで」
友紀「これこれうまうま、と」
P「そういうわけ、俺は何処のファンでもないよ」
友紀「そうなんだ! じゃあキャッツの応援しに行こうよ!」
P「今日はまずレッスンを頑張ってくれ」
友紀「はーい!」
ばたん
P「あやうく夕食後の野球観戦モードになるところでした」
ちひろ「どうして関西弁だったんですか?」
P「いやこう……Jを意識しまして……」
ちひろ「……? あ、>>75が来ました」
きらりん
ちひろ「きらりちゃんです!」
P「きらりですか、よし……ヅラと厚底ブーツとあいつの私服モドキで……骨格調整!」
かぽかぽ
ちひろ「かぽかぽ?」
P「ええ、全身の関節を多少浮かせてます、そうすれば身長少し伸びますから」
ちひろ「ひいいい!?」
ばたーん!
きらり「にょっわー! Pちゃんおっすおっす!」
P「にょわわわー!! きらりちゃんおっすおっすおっす!!」
ちひろ(え、何これ)
きらり「Pちゃんきらりのカッコしてゆのー?」
P「そうだにぃ☆ いっしょにはぴはぴすううううう?」
きらり「すうぅぅぅぅ!」
P「うっきゃー!! Pきらりといっしょでお胸がドキドキすゆー!」
きらり「て、照れちゃうにぃ……」
P「もっと元気にはぴはぴするにぃ☆☆」
きらり「にょわー!」
P「せーのっ」
「「きらりん☆☆☆」」
P「……もう無理……」
ゴキ ガリ ガポン
きらり「うきゃ? Pちゃん大丈夫かにぃ?」
P「大丈夫だよ、流石に全身の関節という関節を浮かせるのは無理があったか」
ちひろ「おはようきらりちゃん、もう一人きらりちゃんがいるのはどうだった?」
きらり「不思議だったにぃ……でも仲良くなりたーい☆」
P「きらりはいい子だなぁ」
ちひろ「ですねー……」
きらり「でもでもぉ……」
P「ん?」
きらり「もう一人のきらりとPちゃんの取り合いっこしちゃいそうだからきらりは一人でいいの☆」
P「あはは……ありがとう」
きらり「むぎゅー!」
P「うわわ、離せ!」
きらり「どきどきしてゆのわかるー?」
P「……ああ、わかるよ」
きらり「照れゆー! レッスン行ってくるにぃ♪」
ばたん
P「きらりは本当にいい子だと思います」
ちひろ「そうですね、今日来る予定の有る子は>>90で最後ですよね?」
P「はい」
あつみ
ちひろ「愛海ちゃんですよ」
P「あー……ヅラ用意、骨格調整してから服装着」
ちひろ「小柄になるにはどうすればいいんですか?」
P「こう、縮めるように」
ちひろ「聞いてるだけで痛いです……」
P「えーと、ちひろさん」
ちひろ「なんでしょう?」
P「軽蔑しないで下さいね」
ちひろ「は?」
ばたーん
愛海「おはようございますっ!」
P「フヒュー……カヒュー……」
わきわき
愛海「……え?」
P「フヒヒ……揉むんだ……揉んじゃうんだ……」
わきわき
愛海「ひぃっ……」
P「ふひゅひゅひゅひゅ……おっぱい……おっぱいはどこじゃあ……」
わきわきわき
愛海「う……えぅ……」
P「あったああああああ! おっぱあああああああ!」
がばぁ
愛海「いやああああああああ!!」
ちひろ「はいそこまで!」
バゴン
P「」
愛海「ひっ……ひっ……」
ちひろ「ごめんね……愛海ちゃん……」
愛海「うわああああああん! 怖かったよおおおおお!」
ちひろ「よしよし」
ちひろ「実はアイドルの個性を真似してみようっていう企画でね?」
愛海「あたしあんなのですか……?」
P「いや、あくまで倍にして男が演じてるからああなるだけだよ」
愛海「ひぃっ!?」
P「済まない、どうしてもああなっちゃってな」
愛海「プロデューサーは、揉みたいの?」
P「へぇ!? 俺も男だから一応欲求はあるけど」
愛海「そっか♪ あと4年待っててね?」
P「は?」
愛海「なーいしょ♪」
P「全く……」
ちひろ「あれは最低だと思いますけどね」
P「俺もそう思います……今回の企画どうでした?」
ちひろ「個性ってその子だから合うんだと改めて認識しました」
P「ですね、またやってみたいですけど」
ちひろ「懲りませんね」
P「ええ、あいつらの事はもっと知りたいですから」
ちひろ「いいこと言ってる風ですけど行動が行動ですからね……」
P「またいつか暇なときにやります?」
ちひろ「そうですね、それじゃあお仕事しましょう!」
P「はい、今日も頑張りましょう」
ちひろ(私のモノマネとかどうなるんでしょう?)
P「ククク……課金者は私の指でも舐めてればいいのよ……」
ちひろ「ちょっと!?」
おわり
またその内やるかもね
安価参加ありがとうね
月曜日リーダー変更忘れるなよお前ら
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