モバP「君は別人になるんだ」加蓮「そんな!」 (37)

加蓮「泉、なにしてるの?」


泉「ハッキング」カタカタ


加蓮「凄っ! そんなことできるんだ」


泉「悪名高い961プロでも覗いてみようと思って」


加蓮「なにか面白い情報みつけた?」


泉「特には………………なっ!?」


加蓮「どうしたの?」


泉「これ……」


加蓮「ん? ………………こ、これって……!」


泉「EM(エレクトロ・マグネティック)銃」


加蓮「レールガンってやつ? 961プロがこんなものを密売しようとしているなんて」


泉「……」


加蓮「……」


加蓮(知らないほうが良い事を知ってしまった)


……

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1479518651

◆翌日◆


加蓮「私が狙われている?」


P「ああ。心当たりあるだろ?」


加蓮「うん……ねぇ、泉は大丈夫なの?」


P「……」


加蓮「ねぇってば!」


P「……泉ちゃんは大丈夫だ。昨夜から担当Pの指示で身を隠している」


加蓮「良かった」


P「だが……その担当Pがやられた。内容は知らないが、泉ちゃんが担当Pに話してしまったんだろう」


加蓮「そんな……!」


P「加蓮も事態が落ち着くまで身を隠すんだ。それまでアイドル活動は休止とする」


加蓮「隠すって言ってもどうしたら……」


P「名前を変え、住所も変える。君は別人になるんだ」

加蓮「今までの人生を捨てろって言うの!?」


P「君は非常に危険な立場にあるんだ」


加蓮「あぁ……私が馬鹿だったわ。ハッキングを見つけたとき、すぐに止めていれば……」ウッ


P「加蓮、君は生きてる。この先も俺が守る」


加蓮「……うん」グスッ


……


◆翌日 とあるカフェ◆


ちひろ「おはようございます、Pさん」


P「おはようございます。346の敷地ではなく、外のカフェで密会だなんて……なにかあったんですか?」


ちひろ「346の人間に聞かれる訳にはいかないので。大石泉ちゃんの担当Pがやられた件なんですが――」


P「346プロ内部にスパイが居る……ですか?」


ちひろ「気づいてらしたんですか!?」


P「防犯カメラの映像を見ましたが、泉ちゃんは事務所の回線を使ってハッキングしていたようですからね。その防犯カメラを見れる内部の人間じゃないと、泉ちゃんが犯人だとは特定できませんよ」


ちひろ「流石Pさん、満点です」

続きます

こういうSSが死ぬほど書きたかったんです

ちひろ「内通者がいるということは、泉ちゃんと加蓮ちゃんの居場所が知られている可能性があります。今一人にするのは逆に危険……」


P「……」


ちひろ「Pさんと協力して、二人を保護しろと……専務からの命令です」


ちひろ「ということで、泉ちゃんと加蓮ちゃんのところへ行きましょう」


P「俺、泉ちゃんの居場所は知りませんよ」


ちひろ「私が泉ちゃんの担当Pさんから聞いているので大丈夫です」


P「そうですか……」


……


亜季「お疲れ様です、P殿!」ビシッ


P「……ちひろさん、これは?」


ちひろ「大和亜季ちゃんが手伝ってくれることになしました」


P「却下」


亜季「そんな!?」ガーン

ちひろ「私もそう言ったんですが……」


亜季「傭兵の私ならきっと役に立つであります!」


P「亜季、これはサバゲーとは違う。遊びじゃないんだ」


亜季「遊びで言っているのではありません。仲間の危機に待っていられないのであります」


P「……亜季がスパイじゃないという保証は?」


ちひろ「Pさんそれは――!」


亜季「少しでも怪しいと思ったら、胸に忍ばせているその銃で撃ってくれて構わないであります」


P「……」


亜季「……」


P「はぁ、わかったよ」


亜季「……恩にきるであります」


ちひろ「話がまとまったところで、まずは泉ちゃんの所へ向かいましょう」


……

ちひろ「泉ちゃんの隠れ家に着きましたが、見慣れない車が停まってますね」


P「エンジンが温かいな。まさかもう敵が……」


ちひろ「固まってると危ない。三人に別れて探しましょう」


ちひろ「皆さん、銃は持ってますね?」


P「はい」


亜季「……」


P「大丈夫か?」


亜季「だ、大丈夫であります!」


……

泉「嫌っ!」


「しっ! 静かにしろ!」


ちひろ「……」コソ


ちひろ(泉ちゃんの声だ)


ちひろ「……」チャキ


バッ


「――!」チャキ


ちひろ「……」


「……早かったな」ホッ


ちひろ「手遅れです」パァニ!!


「うおっ……!?」バタリ


泉「ちひろさん……!」


ちひろ「泉ちゃん。大丈夫ですか?」


泉「うわぁぁぁん! 怖かったです……!」


ちひろ「よしよし、もう大丈夫ですよ。泣かないで」


ちひろ「この人はもう死にました。襲ったりしません……」


ズドンッ!!

泉「うっ……!? どうして……」バタリ


ちひろ「ちゅ」


泉「んんっ……!」


亜季「今の銃声は!?」バッ


亜季(これは……ちひろさんが泉ちゃんに人工呼吸している!)


ちひろ「泉ちゃんが撃たれました、救急車を! ――急いで!」


亜季「は、はい!」


ちひろ「悪いなハニー」チュ


泉「んん……!」


泉(苦し……息……できな……)


泉「」


ちひろ(ふふふ)


P「ちひろさん……」


ちひろ「……やられました。敵は仕留めましたが、泉ちゃんは……」


P「なんてことだ……」


……

俺もカレン繋がりでこの発想したけど、うまく構成出来なかったから期待

(鼻で息すればよかったんじゃ…?)

>>11
こんな安物のSSで汚しやがって!と言われないようにガンバリマス

>>13
描写し忘れましたが鼻もつまんでるということで一つ…


少しですが続き投下します

ちひろ「どうぞPさん、スタドリです」


P「ありがとうございます」


亜季「……」


ちひろ「大丈夫ですか、亜季ちゃん?」


亜季「……いえ、大丈夫であります」


ちひろ「ビビったって良いんですよ。私だっていまだにビビってます」フフッ


亜季「正直言って変な気分であります。仲間がやられたのに……恐ろしいことなのに……」


ちひろ「ワクワクしたんでしょう?」


亜季「ええ」


ちひろ「なに、恥じることはありません。それはいたって自然な反応ですよ。ねぇP?」


P「そうだよ」スタドリゴクゴク

P(うっ……くらくらする。どうして……)


P(――このスタドリ……か? まさか、ちひろさん……)


P(加蓮が危ない。連絡しないと)ピポパ


亜季「Pさんも過去にこう言った経験を?」


P「は……ぁ……」


ちひろ「答えてあげてくださいよ。聞いてますよ」


亜季「具合でも?」


ちひろ「ねぇPさん。ん?」


P「この――――――」


P「」


ちひろ(やっと眠ったか)

ちひろ(銃を奪って、っと)ガサゴソ


亜季「ど、どういうことでありますか?」


ちひろ「ちっ、携帯のデータは消されたか。まぁ、探知はしてありますがね」


亜季「これはどういうことでありますか!?」


ちひろ「行き先変更です」


亜季「専務に報告します」


ちひろ「報告? そんな必要はありません」


亜季「でも行き先が変わったときには報告しないと――」


ちひろ「まぁまぁ亜季ちゃん、いいから。――さっきはよくやりましたね。座って」


亜季「……?」


ちひろ「初めての実戦を採点してあげましょうか」


亜季「採点でありますか?」


ちひろ「ええ」ズドン!! ズドン!!


亜季「うっ――!」バタリ


ちひろ「100点ですよ」

これって、シュワちゃんのイレイザーネタ?

>>18
そうです


このSSのためにイレイザー見返そうと思ったのに、何故かコラテラルダメージを見始めて書く時間があまり取れなかったので今日はここまでです

……


P「っ……」


ちひろ「おはようございます、Pさん」


P「――!」バッ


P(俺の銃がない!?)


ちひろ「これをお探し?」ヒラヒラ


P「お前……」


ちひろ「あなたっていう人は、悪い人なんですねぇ。――亜季ちゃんを殺した」


ちひろ「つまり、スパイはあなたです」


P「そうか……あんたこそ人殺しだ!」


ちひろ「まあ落ち着いてください。そう睨まれるとビビッて話もできません」チャキ

ちひろ「実業家と呼んでください♪ これもビジネスのためです」


P「ビジネスだと? 仲間を手にかけてまで武器の密売か」


ちひろ「知っていたんですね」


P「加蓮から聞き出したんだ。EM銃と言ったか?」


ちひろ「超電磁砲(レールガン)という呼び名のほうが好きです」


P「目的は金か? それともどこかで、戦争でも起こそうってのか?」


ちひろ「戦争? ふふふふ。そんなものに興味ありませんよ」


ちひろ「ただ戦争が起これば、金持ちと死人が増える。どっちかなら、金持ちがいい! ね?」


P「資本主義者め!」

P「――銃を捨てろ」


ちひろ「あん?」


P「銃を捨てるんなら、命だけは助けてやる」


ちひろ「……どうなるか試してみましょうか。ははは♪」


P「……フッ」ヒュッ!


ザクッ!


ちひろ「うわぁっ! 腕がぁっ!」


ちひろ(こいつ、ナイフを忍ばせていやがったぁ!)


P「今のうちに逃げよう!」ダッ


ちひろ「うぁぁっ……!」ナイフヌキッ


ちひろ「なんですかこれは! この私をこんな安物のナイフで刺しやがってぇ!」


ちひろ「はっ――P! ……くそぉ逃げたか!」


……

すみません…ちょっとご相談したいことが…
加蓮のケツをスカートの上から撫で回す描写はあるのでしょうか?

>>28
スカートの横からちょろっと手を突っ込んで一気に濡れたアソコへタ~ッチするシーンを入れてもいいんですが、今のところまだ固まってません。フニャフニャでね

◆動物園にて◆


響「ワニ子、逃げ出したと思ったら動物園に保護されてたんだな」


ワニ子「……」


響「ごめんな。自分が悪かったさ。ワニ子のご飯美味しそうで、つい食べちゃったの謝るから」


響「だから、一緒に帰ろう?」


ワニ子「……」


響「え? お世話になった動物園のワニたちに挨拶したいから、一日待ってくれ?」


響「うん、わかった。挨拶は大事だもんな。そう言うことならしょうがないさー」


響「明日また迎えに来るからな。ご馳走作るから楽しみにしてるさー!」


ワニ子「……♪」


……


……


……

加蓮「突然Pから逃げろって連絡があったけど、なにがあったのかな」


加蓮「とりあえず、待ち合わせ場所の動物園に来たけど……」


加蓮「人混みで敵も狙いにくいからって理由で、動物園を待ち合わせ場所にしてたのに、そろそろ閉園時間だから人少ないなんて……どうしよう」


加蓮「こんなときに敵が来たら……」


「加蓮ちゃん」


加蓮「ひっ!?」


早苗「私よ。大丈夫、助けに来たわ」


加蓮「早苗さん! ――Pはどこなの?」


早苗「すぐ来るわ。それまで身柄を保護しろと言われて来たの」


加蓮「そう……一応確認させてもらうわ。秘密の握手してみて」スッ


早苗「えっ?」


バキュン!!


早苗「うわぁぁぁ!」


加蓮(逃げなきゃ!)ダッ


早苗「ぐ……くそぉ!」ピポパ


……

ちひろ(早苗さんから電話だ。加蓮ちゃんを捕まえたかな?)ピッ


早苗『ちひろちゃん!』


ちひろ「どうしました?」


早苗『あの女撃ちやがった!』


ちひろ「今行きます。加蓮ちゃんは殺さずに捕まえてください。わかってますね?」ピッ


ちひろ(――よし、動物園についた)


動物園の園長「なにごとです?」


ちひろ「千川ちひろです。出口を封鎖してください」


園長「まだお客様が居ます」


ちひろ「だったらさっさと外へ出せ!」


園長「……わかりました」


……

加蓮「はっ――! はっ――!」タッタッ


加蓮(逃げなきゃ! 逃げなきゃ!)


バキュン!!


加蓮「きゃぁっ!」


加蓮(くそ、追手がいっぱい来てる!)


「殺す気はない。銃を捨てて来い!」


加蓮「こっちにだって銃はあるんだから!」バキュン!! バキュン!!


カチッ カチッ


加蓮「しまった、弾切れ!」


「よし確保だ」


加蓮「ひっ――来る!」


バァァンッ!!


P「うおおおおおお!」バキュン!! バキュン!!


「うわぁっ!」


P「大丈夫か、加蓮!」


加蓮「遅刻よ」


P「道が混んでた」


加蓮「敵がいっぱい追ってきてるの!」


P「見りゃわかる! ――弾の残りは?」


加蓮「ないわ」


P「まずい。俺もあと二発だ」


P(どうする? どうすれば――!)

続くなの

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