ハルヒ「オーガズムっていうものを体験してみたい」 キョン「」(627)

――帰り道――


キョン「い、いきなりなにを言いだすんだ……?」

ハルヒ「言葉の通りよ」

キョン「お、お前……それがどういう事なのか…」

ハルヒ「わかってるわよ。入念に調べたもの」

キョン「なっ……」

ハルヒ「その上で体験してみたいって言ってるの。下心とかじゃなくて、あくまでも一つの非日常的な体験として興味があるのよ」

キョン「……」

ハルヒ「そうは言っても、さすがにあんまりおおっぴらにやるような事じゃないって事はわかってるから…」

キョン「……」

ハルヒ「SOS団としての活動ではなく、こうしてあんたに一対一で提案しているの」

キョン(一対一なら一対一で……遠まわしにあれをしようって提案してるようなものだろ……)

        ┏┓                ┏┓         巛 ヽ.                     ┏┓      ┏┳┓
┏━━━┛┃┏┓        ┏━┛┗━┓  ┏┓ + 〒ー|    ┏┓    ┏┓┏━━┛┗┓┏┓┃┃┃
┗━┓┏━╋┛┗━┳┳┳╋━┓┏━╋━┛┗┳━|  |┳━┛┗┳━┛┗╋━┓  ┏┻┛┗┫┃┃
    ┃┃  ┗┓┏┓┃┃┃┣┓┃┃┏╋┓  +┻ +/ /┻┓  ┏┻┓  ┏┛  ┃┃┃┏━┓┃┃┃
    ┃┃    ┃┃┗╋┻┛┃┃┃┃┃┣┛ ∧_∧/ / .┏┛┃┃┏┛┃┃┏━┛┃┣╋━┛┣╋┫
    ┗/´》〉  ┗┛  ┗━━┻┛┗┛┗┻━(´∀`_/ /  ┗━┻┛┗━┻┛┗━━┻┛┗巛 ヽ┻┻┛
  * | 〒  /⌒ヽ | 〒  ||| ,.へ´_|_ヽ  ,-r、,r/」  f  |||  ∧ ∧,.へ,    〒 ! /⌒ヽ 〒 !
     |  |  ( ´∀`)  |   人l ァ'`・ω・)〉/_ュヘ〈|7  | *   (゚∀゚ `ァ ノ +   |  | ( 个  ) |  |
 +  |  {  |   .|   {  .(__)、   ○〈_}ノ :   |  +  O    /:-一;:、 / /. |    | ./ /*
    ヽ ヽ |   .|.ヽ ヽ (___)  、 〈   く/ ヽ__,」 +    )   ミ;;★:;:;:;ミ/ /   |    |/ /
     ヽ  ヽ,, ´∀`) ヽ  ヽ ´∀`)__ノ ヽ__) /  ,ヘ   | __,, '´ ̄`ヽ__ (・ω・´/ /  (・∀・ / /
 ,.へ ■ヽ ヽ     ー、 ヽ     ー、     /  / |.  | ★((ハヾヽ,.べ, ミ三彡 f  ,-     f+
 l ァ'^▽^) i     ,rュ ', i     rュ ', |||  (   〈  .|  .|  ハ^ω^*`ァノュヘ    |  / ュヘ    |
 ヽ    ○.|    /{_〉,.へ∧ ∧{_〉  << \ ヽ .|  .|   O☆゙ _ノ_,} )   | 〈_} )   |
  |  、 〈 |    〈   l ァ';・∀・)        \ノ |_,,|   ノ´ ̄ゞ⌒'ーァ    ! |||  /    ! |||
||| l__ノ ヽ__)|   ,ヘ. ヽ  ヽ    ○ヽ  +    |__ノ|  )  `7゙(´〈`ー''´     |   /  ,ヘ  |   ガタタタン!!!!

キョン「そ、そうは言ってもだな……」

ハルヒ「なにきょどってるのよ? オーガズムに至る方法ならこっちでしっかり調べ上げてあるから、心配しなくても良いわよ」

キョン(いや、方法がわからないとかではなくて……)

ハルヒ「もちろん一人でも至れるみたいだから、何度もチャレンジしてみたんだけど……どうにも上手くいなかくてね」

キョン(それはつまり……あれを試みたと……)

ハルヒ「やっぱり異性の手ってのが必要みたいなの。だから頼んでるのよ」

キョン「……」

ハルヒ「場所は用意してあるわ」

キョン「……」

――ラブホの一室――


キョン「……」

ハルヒ「ここはオーガズムに至るために使える物もたくさんあるみたいよ。まさにそのための場所って感じね」

キョン「……」

ハルヒ「ちょっとお金は掛かっちゃったけど……」

キョン(受付でメモ帳なんか出しやがって……ラブホの入り方まで調べてきてたのか。顔から火が出そうだった……)

ハルヒ「完全に準備は整ったわ」

キョン「……」

ハルヒ「さぁ、始めるわよ」

キョン「始めるって一体……」

ハルヒ「あんたはそのままで良いわよ。私はとりあえず、パンツを脱ぐわね」

キョン「」

ハルヒ「……」スーッ

キョン「なっ……ちょ、ちょっと待て!」

ハルヒ「なによ?」

キョン「いや……その……いきなり一番脱いじゃまずいものを……」

ハルヒ「まずいってなによ。オーガズムに至るには、なにより性器への刺激が基本なのよ」

キョン「い、いや……そ、そうだろうけど……」

ハルヒ「なに? それとも他の方法を知ってるわけ?」

キョン「あ、いや……」

ハルヒ「じゃあ脱ぐからね」スーッ

キョン「……」

キョン(なんだこの状況……)

ハルヒ「ふぅ」

キョン(め、目の前に……ノーパンのハルヒが座っている……他はまだ全部着てるから、なにが見えるってわけではないが……)

ハルヒ「なに突っ立ってんのよ? あんたもベッドに座れば良いでしょ?」

キョン「あ、あぁ (横には……脱ぎたてのパンツが……)」スッ

ハルヒ「じろじろ見ないでよ鬱陶しいわね」

キョン「み、見てなんかいない! (あ、あまり足を開くな!)」アセアセ

ハルヒ「……」

ハルヒ「まぁ良いわ」

ハルヒ「じゃあ、早速やって貰いたい事があるんだけど……」

キョン「な、なんだ…… (この状況でやって貰いたい事って……)」

ハルヒ「とりあえず……」

キョン(なんだ……一体なにをしろってんだ……)

ハルヒ「だ、抱きしめて欲しいのよ」

キョン「!」

ハルヒ「……」

キョン(い、意外とマイルドだ……最初だからか……?)

キョン(いやいやマイルドって言っても、感覚がマヒしてるだけか……普通に考えてハルヒを抱きしめるって充分おかしな事態だが……)

キョン(それにしても……)

ハルヒ「な、なんか雰囲気作りってのが結構重要みたいなのよ。オーガズムなんて単なる身体の反応なのに、おかしな話よね」テレテレッ

キョン(なにここまで来ていきなり照れてんだこいつー……!)

ハルヒ「は、早くしなさいよ!」

キョン「あ、あぁ…… (だ、抱きしめるくらいなら……)」

ハルヒ「もう……!」テレッ

キョン「……」

キョン(……いやいや待て、俺)

キョン(確かに抱きしめる事自体は……そこまでハードルの高い事ではない)

キョン(巷にはフリーハグなんてものもあるくらいだ)

キョン(だが……)

ハルヒ「なに神妙な顔してんのよ! そんなに構えてするような事じゃないわよ!」テレッ

キョン(これをしてしまったら、次のステップに進んでしまうわけだ。スタートを切ってしまうわけだ)

キョン(つまり、相応の覚悟を決めてしなければならんという事だ)

ハルヒ「な、なに頭抱えてんのよ!」

キョン(ここはもうちょっと先送りにしても良いだろう)

キョン「……ふぅ」クルッ

ハルヒ「!」

ハルヒ「じゅ、準備は出来たわけ?」テレッ

キョン「いや……」

ハルヒ「……?」

キョン「……まずは俺の手を一切借りずにやったらどうだ?」

ハルヒ「!」

キョン「ここには色んな道具があるんだろ? だからまずは自分で出来る範囲の事をやって、それでもダメだったら俺が手を貸そう」

ハルヒ「なっ……」

キョン「その間俺は、ベッドに潜りこむなりして、一切の情報を断つ。お前がやってる事は見ないし音も聞こえないようにする」

ハルヒ「……」

キョン「どうだ?」

ハルヒ「え……」

キョン「どうだ? なんて聞いたが、こっちが頼まれてる側なんだから選択権は俺にあるからな」

ハルヒ「……!」

キョン「問答無用で、とりあえずはその方向でいかせて貰う」布団カシッ

ハルヒ「ちょ、ちょっとキョン!」

キョン「どうしてもダメなようなら、俺を揺り動かして起こせ。それまでは自分で出来る限りの事をやってみろ」

ハルヒ「なっ……」

キョン「じゃあな」布団ガバッ

ハルヒ「あっ……」

キョン(とりあえずはこれで……)

キョン(……一気に事が進んでしまう事は回避した)フゥ

キョン「……」

キョン(だが……)

キョン「……」

キョン(……その場しのぎにしかならない可能性が大だよな)

キョン「……」

キョン(次、布団を揺り動かされた後に、どういう対応をとるべきなのかをしっかり考えておいた方が良いな)

キョン「……」

キョン(後は……)

キョン「うっ……」ギンギン

キョン(自分の理性との戦いだ……)

キョン「……ふぅ」

キョン(まずは自分の望みを整理しておこう)

キョン(まず俺は……なにがなんでも「肉体関係を持った」としか言いようがないような状態に至るのは回避したい)

キョン(も、もちろん俺も、一端の男子高校生なのだから……)

キョン(うっ……)ギンギン

キョン(本音を言えば……すごくあれもあれなのだけど……)

キョン(このまま勢いでそういう事に至ってしまったら、それ以上に大切なものを失う気がしてならない)

キョン(そして、俺だけの問題じゃない)

キョン(なにより、ハルヒがいつか人並みの羞恥心を手に入れた時に……)

キョン(……深く傷つく結果にもなりかねないしな)

キョン「……」

キョン(でも回避するための対応って言ったって……一体どういう手があるんだ?)

キョン(ハルヒはもう完全にその気なんだろうし……)

キョン(変な所でいきなり照れ出したりするが……)

キョン(あれだけ抵抗無くパンツを脱いだって事は、もう完全に決め込んでるんだろう)

キョン「……」

キョン(一体……どうしたら……)


ブーン


キョン「!」

キョン(こ……この音は……)

キョン(ちょっと待てちょっと待て!! 音がやたら近いぞ!)

キョン(確かに俺は、ここにあるものでまずは自分一人で試みてみろって言ったわけだから……)

キョン(そういう事をするのが今は正解なわけだが……)


ブーン


キョン(どんだけ近くでやってやがんだ……!)

キョン(まさか同じベッドに座ってやってんのか!? 風呂場でも行けよぉ……!)


ハルヒ「あれ……? ここにに当てれば良いのよね……?」ブーン

ハルヒ「んっ……」


キョン(おいおいおい理性との大戦争が口火を切ってしまうぞ!!)

ハルヒ「……」ブーン


キョン(くそっ……)

キョン(俺の両手は今、自分の太ももの辺りにある)

キョン(ハルヒはどうも同じベッドに座ってるようだから、ここでグチャグチャ動いて変な勘違いをされてもあれだから……)

キョン「……」

キョン(……耳を塞ぐ手段が無い)


ハルヒ「これで合ってるのよね? あんまり……」ブーン

ハルヒ「もうちょっと上かしら……?」ブーン

ハルヒ「! んっ……」ブーン

ハルヒ「んっ……」ブーン


キョン「!」

キョン(くそっ……下に身につけてるもの全てが……はち切れそうだ……)

ハルヒ「んっ……んっ……」ブーン

ハルヒ(所謂「ブランコに乗ってる時みたいな感覚」って奴ね)

ハルヒ(ネットで野情報収集でも散々読んだわ)

ハルヒ(でもこの感覚は……家で自分の手でやった時もあったのよね)

ハルヒ(体の感じがいつもと明らかに違うっていうのはもちろんわかるんだけど……)

ハルヒ(なんていうか……それだけと言うか。フワフワした感じで終わっちゃうのよね)

ハルヒ「……」ブーン カチッ

ハルヒ「ふぅ (やっぱり一人じゃ……これが限界なのね)」


キョン「……?」

キョン(音が止んだ……?)

キョン(達したのか? 達してしまったのか……? 目的は達成されたのか?)

キョン(ちょっと残念な気もするが……それならそれで……)


ユサユサ ユサユサ


キョン「!」

>>122 誤字
 ハルヒ(ネットで野情報収集でも散々読んだわ)
→ハルヒ(ネットでの情報収集の時も散々読んだわ)

ハルヒ「キョン、起きなさい」ユサユサ

キョン(どっちだ……どっちなんだ!)

ハルヒ「ちょっとキョン!」ユサユサ

キョン(このユサユサは……目的が達成されたから、帰るぞという意味なのか……)

キョン(やっぱり手伝ってという意味なのか……。後者だったら、結局対応は考えてないぞ……!)

ハルヒ「起きなさいってば! 寝ちゃってるわけじゃないでしょ?」ユサユサ

キョン(なんにせよこのままじゃ埒が明かないから……とりあえず起きなきゃな……)ムクッ

ハルヒ「!」

キョン「……」ジーッ

ハルヒ「な、なによその目」

キョン(……次の質問への答えで、運命が大きく変わる)

キョン「ど、どうしたんだ?」ドキドキ


ハルヒ「やっぱり一人じゃダメみたいなのよ」


キョン(そっちかーー……)

キョン「ダメみたいって……ちゃんと出来る限りの事をしてみたのか?」

ハルヒ「し、したわよ! ……で、でも」

キョン「でも?」

ハルヒ「やっぱりネットに書いてあった通り、雰囲気ってものが大事みたいで……」

キョン「……」

ハルヒ「だから……一人だと、どうしてもただの作業で終わっちゃうと言うか……」

キョン「そ、そうか (男の場合はとにかくしごけばどうにかなるが……)」

キョン「な、なにか変化はあったのか?」

ハルヒ「変化?」

キョン「いやだからその……下半身にというか…… (俺は一体なにを聞いているんだ……)」

ハルヒ「あぁ、あったわよ。ブランコに乗ってる時みたいな感覚はね」

キョン「! (な、なんかその手の本で読んだ事あるな……)」

ハルヒ「でもそれ止まりなのよ」

キョン「そ、そうか」

キョン「んで……俺にどうしろと言うんだ」

ハルヒ「だ、だから……」

キョン「……」

ハルヒ「さ、さっきも言ったでしょ!」テレッ

キョン「!」

キョン(だからその……照れるのやめてくれー……)


ハルヒ「とりあえず……抱きしめて欲しいって」テレテレッ


キョン(いつものように、淡々と俺を道具のように扱っててくれれば、もっと無機質に対応出来るものを……)

キョン(照れられると、なんていうか……ハルヒっていう存在が一気に生々しくなって)

キョン「……」ギンギン

キョン(か、下半身が……)ガクガク

ハルヒ「は、早くしなさいよ!」カァッ

キョン(なに顔真っ赤にしてんだよ……くそっ……)

ハルヒ「嫌なわけ!?」

キョン(くそっ……可愛いな……)

ハルヒ「なにぼーっとしてんのよ!」

キョン「いや……その…… (下半身陣営はもう完全に開戦モードですが……)」

キョン(俺の政府はまだちゃんと理性陣営が政権を握ってるわけで……)

ハルヒ「早くしなさいってば!」

キョン(抱きしめたら多分、完全に政権交代してしまう気がする)

ハルヒ「早く!」

キョン(正念場だ。ここは耐え無きゃダメだ。なぁ、俺)

キョン(そうだよな……?)

キョン(据え膳食わぬは男の恥だが、据え膳食うは人の恥……ってな)

キョン(俺はまだ、ちゃんと理性の働く人間でありたいんだ)


ハルヒ「……全く。はっきりしない男ね」ベッドにストンッ


スカートペラッ


キョン「」


ハルヒ「きゃっ!」バッ


キョン「……」理性プツッ

パンツ「」プツッ

キョン「……」ギューッ

ハルヒ「ちょ、ちょっとキョン、どうしたのよいきなり……」アセアセ

キョン(言い訳をするのであれば、これは俺の理性政権の判断では無い)

キョン(言わばクーデターだ。非合法な手段でいきなり政権奪取されてしまったようなもんだ)

キョン(あれだけいきり立ってた所に、いきなり下半身を露わにされてしまったらそりゃあ……)

ハルヒ「ちょ、ちょっと……!」

キョン「こういう事をしろと言ってきたのはお前だろ」ギューッ

ハルヒ「そ、そうだけどさ……」

キョン「嫌なのか?」ギューッ

ハルヒ「!」

ハルヒ「べ、別に……嫌では無いけど……っていうか、しろって言ったのは確かに私だしゴニョゴニョ」テレテレッ

ハルヒ「で、でもちょっと……苦しいというか……」

キョン「これくらいで良いか?」ギューッ

ハルヒ「え、えぇ」テレテレッ

キョン「ふぅ (……一線越えると、結構冷静になるもんなんだな)」ギューッ

キョン(政権はもちろん変わる様子は無いから、もう後戻り出来そうにはないけど)

キョン「……」ギューッ

キョン(それにしても……ハルヒってちゃんと柔らかいんだな)

ハルヒ(普段、あまりにも人間味が無いから……抱いてみたらロボットのような感触かも……なんて事思ってたが)

ハルヒ「……」カァッ

キョン「!」

キョン(顔……タイより赤くなってるぞこいつ……)

キョン「っ……」ギュッ

ハルヒ「んっ……」

ハルヒ「だ、だから……強いって言ってるでしょ……!?」

キョン(お前が……)

キョン(お前が……可愛いからいけないんだろうが)

キョン「んで……」ギューッ

ハルヒ「……」

キョン「……これで、どうすれば良いんだ?」

ハルヒ「!」

キョン「もちろんこれでもうオーガズムに至れたと言うのなら良いんだが、そういう簡単な話ではないだろ?」

ハルヒ「……」

ハルヒ「……ど、どうなんだろ」

キョン「わからないのか?」

ハルヒ「た、確かに一人でしてた時とはもう全然違う感覚……(比べ物にならないくらい……なんていうか幸せな感覚……)」

ハルヒ「でも、これがオーガズムなのかどうか……」

キョン「いや、それはオーガズムじゃないだろ」

ハルヒ「! や、やっぱり、違うのかしら……?」

キョン「あぁ、まだまだ別物だ (女の快感の事はよくわからないが)」

キョン(……って、あれ?)

キョン(なんで俺から完全に事を先に進めるような事言ってんだ?)

キョン(今の所で「それがオーガズムだ」って言っておけば、終わったかも知れないのに)

キョン(抱きしめられただけでも充分、俺の欲望はそれなりに……下半身陣営の望みはそれなりに……)

キョン「……」

キョン(……まさか)

キョン(俺の理性陣営は、全員処刑でもされたのか……?)

キョン(野党にも全く残っていないのか……?)


ハルヒ「じゃ、じゃあ次のステップに進む……?」
キョン「あぁ、そうしよう」


ハルヒ「!」

キョン(……即答か)

キョン(なるほど、独裁体制が始まってるってわけか)

キョン「次はどうするんだ?」

ハルヒ「つ、次は……」

キョン「なんだ?」

ハルヒ「そ、その……」アセアセ


ハルヒ(あ、あれ? 私ったら、なに戸惑ってるんだろ……)

ハルヒ(とにかくオーガズムってものを体験してみたくて……)

ハルヒ(でもそのためには、どうしても異性の助けが必要みたいだから……)

ハルヒ(いつも道具のようにこき使ってる、このキョンって男を選んでここに連れてきたわけだけど……)

ハルヒ(なんでこんなに……乱されちゃてるのよ……?)


キョン「次はどうすれば良いんだ?」

ハルヒ「!」ドキッ

ハルヒ「あ、その……」ドキドキ

ごめんなさいちょっとご飯食べてきます

戻りました

キョン「俺はなにをすれば良いんだ……?」

ハルヒ「そ、その……」テレッ

キョン(くっ……なんだその愛らしい表情は……)

ハルヒ(つ、次は……)


ハルヒ「き、キスよ。つ、次はキスするわよ……!」テレテレッ


キョン「!」

ハルヒ「……もう! (なに照れてんのよ、私……)」プイッ

キョン「……」

キョン(なにを怒られているのかはよくわからないが……)

キョン(でもキスと言うと……なんか初めての感覚がしないな)

キョン(よく覚えていないが……まぁなにはともあれ、ここは早々に済ませてしまおう)

キョン「んじゃあいくぞー」肩カシッ

ハルヒ「!」

ハルヒ「え? い、いきなり?」アセアセ

キョン「いきなりって……なにかその前にすべき事があるのか?」

ハルヒ「いや、そういうわけじゃないけど……」アセアセ

キョン「(俺の今の政権は、過去にやった事があるようなステップは眼中にないようだ) んじゃあいくぞー」スッ

ハルヒ「……!」目ギュッ


キョン「……」チュッ

ハルヒ「! んっ……」


キョン(あ、あれ……)

ハルヒ「んっ……」

キョン(なんだかんだ……キ、キスってすごいな……か、下半身が……)ギンギン

ハルヒ「っ……」

キョン(やばい……もうこのまま押し倒して、派手に開戦してしまいそうだ……)ギンギンギンギン

パッ

キョン「ふぅ」

ハルヒ「っ……」ドキドキ

キョン(あ、危なかった……)

キョン(お互いのベロが絡んだ時なんか……本当に押し倒して、思いっ切り襲い掛かってしまう所だった)

キョン(なんとか耐えたが……)

キョン(……って事はでも、理性陣営も一応野党には残ってるわけか)

キョン(要所要所で理性的な判断を入れてくるんだな)

キョン(でもここで一切帰る気にはならない、つまりなんの葛藤も起こらないって事は……)

キョン(もう理性陣営も開戦については承諾してるわけだ。強姦のような形にさえならなければ)

キョン(つまりこれは、独裁体制ではなく……)


キョン(挙国一致体制か!)ドンッ!

キョン「んで、オーガズムには至ったのか? (一応、聞いておこう)」

ハルヒ「い、いや……その……」ハァハァ

キョン(女にはキスが一番特別って言う人もいるらしいからな)

ハルヒ「わ、わかんないけど……」ハァハァハァハァ

キョン(相当息を切らしてるな……こんなハルヒ見るの始めてだ)

ハルヒ「わかんないけどさ……」ハァハァハァハァ

キョン「あぁ」

ハルヒ「……」スッ

キョン「!」


ハルヒ「……」ギュッ

キョン「……!」


ハルヒ「なんか体がすっごく変な感じなのよ……!」ギューッ

キョン「っ……」

キョン「んで、それはオーガズムなのか?」

ハルヒ「ど、どうなんだろう……」ドキドキ

キョン(ここはハルヒの判断に任せよう)

キョン(相手が開戦する気が無いのに一方的に宣戦布告するほど……)

キョン(俺の政府も好戦的ではないようだ)

キョン(……ただ、その代わり)

ハルヒ「で、でも……オーガズムは……気絶しちゃったりするケースもあるみたいだから……」

キョン「あぁ」


ハルヒ「まだ……ち、違うのかしら」


キョン「んじゃあ……」グッ

ハルヒ「! きゃっ…… (ベ、ベッドに……横にされ……)」

ハルヒ「っ……」ポフッ


キョン(……そっちがその気なら、こっちも総力戦の構えだぞ)

キョン「んで、次はどうするんだ? (ベッドに横にしてしまったが、一応ハルヒの言う通り進行しよう)」

ハルヒ「え? あ、えぇっと……」アセアセ

キョン(ここまで来たら、次は……)


ハルヒ「あ、あ、愛撫? って奴ね。……わ、わかる?」カァッ


キョン「!」

キョン「あ、あぁ。わかるぞ」

ハルヒ「そ、そう」カァッ

キョン(いよいよ顔が真っ赤になってやがる……)

ハルヒ「で、でも、どういう手順でやれば良いのかは……なんか色々あって私もよく……」アセアセ

キョン「……ふぅ」

キョン「んじゃあまず、もう一回キスして良いか?」

ハルヒ「も、もう一回……?」

キョン「あぁ」

ハルヒ「え……? そ、それで……」

キョン「良いから」

ハルヒ「……わ、わかったわ」テレテレッ

キョン「よし。じゃあそのまま上を向いてくれ」ス

キョン(ベッドで横になってるハルヒに……俺が横から顔を入れてキスか)

キョン(この角度だと、しっかりお互いの口と口がフィットするな)

ハルヒ「……」クルッ

キョン「!」

キョン(うっ……)ギンギン

キョン(あ、灯りに照らされて……ハルヒのが顔がしっかり見える……)

キョン(うぅっ……)ギンギンギンギン

キョン(俺は……こんな可愛い女と……今まであんな事やこんな事してきて……これからもっとすごい事をするのか……)

キョン「じゃ、じゃあ……いくぞ?」

ハルヒ「え、えぇ」テレッ

キョン(うっ……)ギンギン

キョン(これはもう……キスしてる最中に開戦は必至だな)

キョン(多分、無意識のうちに右手が……そこにある膨らみに伸びていってしまうだろう)

キョン(そうなったら、いよいよそれはもう……所謂「肉体関係」の始まりだ)

キョン(キスまでとは一線を画す関係になるわけだ)

キョン(でも……誰よりもハルヒがそれを望んでいるんだよな? オーガズムに至りたいという事なんだから)

キョン(……一応、布告はしておこう)

キョン「言っておくが、キスのままその愛撫ってのに突入するかも知れん」

ハルヒ「え、えぇ?」

キョン「ダメか?」

ハルヒ「……」

ハルヒ「う、ううん。良いわよ」

キョン「そうか」ナデナデ

キョン「じゃあいくぞ」

ハルヒ「ま、待って」

キョン「ん? 恐くなったか……?」

ハルヒ「そうじゃなくて……その前に……」

キョン「その前に……?」

ハルヒ「い、今の……もう一回やって欲しいというか……」テレッ

キョン「今の?」

ハルヒ「その……頭をさ……」テレテレッ

キョン「(? 撫でたやつか……?) これか?」ナデナデ

ハルヒ「っ……」カァッ

キョン(こんなのが良いのか……?)ナデナデ

ハルヒ「っ……」手ギュッ

キョン(こいつ……どんだけ可愛いんだよ……)ナデナデ

ハルヒ「っ……」

キョン(もう耐え切れんな。このまま……)ナデナデ スーッ

キョン「……」チュッ

ハルヒ「! んっ……」

キョン「……」チューッ

ハルヒ「んっ……」

キョン(予想通りだ……)

キョン(ここまで早いのは予想外だったが……)

キョン(右手がハルヒの胸に吸い寄せられていく……)スーッ

キョン(……不可抗力だな)スーッ


キョン(……開戦だ)ムニュッ


ハルヒ「! んっ……んっ……!」


キョン(もうこうなったら止まらない)モミモミ

キョン(こ、こんなに柔らかいのか……胸って……)

キョン(ハルヒのはなんていうか……張ってて硬そうイメージだったが)

キョン(手が……止まらない……)

ハルヒ「んっ……んっ……」

キョン(くっ……)ギンギンギンギン

キョン(やばい……俺の股間の方は……ちょっとでも触れたらゴールインしてしまいそうだ……)

キョン(どこでも良いから擦りつけたくて仕方ない……)

ハルヒ「っ……」

キョン(! ハルヒから……舌を入れてきやがる……)

キョン(これはもう……こっちの時間の問題かも知れない……)

ハルヒ「んっ……」

キョン(くっ……!)

キョン(このままじゃまずい……こっちが一方的にオーガズムに至ってしまう……)

キョン(こんな所に賢者が降臨する必要は全く無い……!)

キョン(だから……とりあえず……キスはやめて……)スッ

ハルヒ「……」ギュッ

キョン「!」

キョン(ハルヒの奴……首に腕を回してきやがった……!)

キョン(くそっ……離れられない……)

ハルヒ「んっ……んっ……」

キョン(いや、離れたくないのはこっちも同じなんだが……)

キョン(こ、このままじゃ……)

ハルヒ「んっ……」

キョン(こ、このままじゃ……)


キョン「」

パッ

ハルヒ「ふぅ」ハァハァハァハァ

キョン「……」

ハルヒ(なんなのこの感じ……空を飛んでいるような……)ポーッ

ハルヒ(もう途中から……キョンが愛おしくて……愛おしくて……仕方なくなっちゃって……)ポーッ

ハルヒ(……変なの。キョンなのに)

ハルヒ(そしてこの感覚が……オーガズムなの……?)

ハルヒ(ど、どうなんだろう……気絶とかは……しそうにないけど……)

ハルヒ(でもすっごく……幸せで、満たされたような……)

ハルヒ「ふぅ」

ハルヒ(そ、そう言えば……キョ、キョンは……)チラッ

おまいら保守頑張ってくれ…
おやすみ(ヽ´ω`)ノシ

       / ̄ ̄ ̄ ̄\
      /;;::       ::;ヽ
      |;;:: ィ●ァ  ィ●ァ::;;|
      |;;::        ::;;|
      |;;::   c{ っ  ::;;|

       |;;::  __  ::;;;|
       ヽ;;::  ー  ::;;/
        \;;::  ::;;/

          |;;::  ::;;|
          |;;::  ::;;|
   / ̄ ̄ ̄      ̄ ̄ ̄\
   |;;::               ::;;|
   |;;::              ::;;|



ハルヒ「」

ハルヒ「キョ、キョン……?」

キョン「……」

ハルヒ「キョンってば! (なによその真顔……!)」

キョン「……ふぅ」

ハルヒ(なによ……ため息なんてついちゃって……)

キョン「……わ、悪い、ハルヒ」

ハルヒ「悪いって……なにがよ?」

キョン「お前が達さなきゃいけないのに……先に俺だけ達しちゃったみたいだ」

ハルヒ「え……?」

キョン「その……お、オーガズムに……」

ハルヒ「え、えぇ!?」

キョン(パンツの中が大惨事だ……)

ハルヒ「え……? ど、どういう事?」

キョン「言葉の通りだ。もちろんオーガズムは男にもある」

ハルヒ「そ、それは知ってるけど……じゃあ、なんでそんなに真顔で冷静なのよ?」

キョン「男にはその……賢者タイムってのがあってだな」

ハルヒ「け、賢者タイム……?」

キョン「あぁ。オーガズムの後には必ず訪れるんだ」

ハルヒ「な、何なのよ……それ……?」

キョン「上手く説明出来ないが……全てを達観したような状態だな。だから賢者タイムだ」

ハルヒ「全てを達観……?」

キョン「あぁ。だから今の俺には、どんな色仕掛けも通じない」

ハルヒ「……!」

キョン「その証拠にほら、さっきからスカートが捲れ上がって、お前の下半身は丸見えなわけだが……」

ハルヒ「! きゃっ!」ガバッ

キョン「俺は至って冷静だろ? (出た量が半端無かったみたいで……反動がすごい……)」

ハルヒ「……」

ハルヒ「じゃあもう……」

キョン「……」

ハルヒ「続ける事は……出来ないって事?」

キョン「(少しのインターバルを挟めば良いわけだが、ここは……) そうだな」

ハルヒ「そ、そっか」シュンッ

キョン「(理性陣営が巻き返している内に……) 続きはまたにしよう」

ハルヒ「……そうね」

キョン「あと、ハルヒ」

ハルヒ「……?」


キョン「好きだ。付き合ってくれ」


ハルヒ「……え?」

ハルヒ「な、なによ……いきなり……」カァッ

キョン(もう完全に恋人同士でするような事をしてしまったのは事実なんだ)

キョン(つまり俺達は、一種の「間違い」を犯してしまったわけだ)

ハルヒ「ど、どうしちゃったのよ……!」テレッ

キョン(でも、これで正式に付き合ってしまえば、数時間っていう単位で順番を間違えただけって事になる)

キョン(ハルヒのためにも、帳尻を合わせておいた方が良いだろう)

キョン「嫌か?」

ハルヒ「! いや……別にその……」テレテレッ

キョン「どうなんだ?」

ハルヒ「い、いきなり過ぎるから……その……」テレテレッ

キョン「……ったく」スッ

ハルヒ「……!」


キョン「……」ギュッ

ハルヒ「んっ……」

キョン「な。良いだろ……? 俺はハルヒの事が好きなんだ」ナデナデ

ハルヒ「んっ……」

キョン「お前はどうなんだよ?」ナデナデ

ハルヒ「……」テレテレッ

ハルヒ「……す、好きよ」カァッ

キョン「この撫で撫でがか?」

ハルヒ「ち、違うわよ!」

キョン「じゃあなにが好きなんだよ?」

ハルヒ「そ、その……キョ、キョンがよ!」

キョン「そっか。じゃあ今日からカップルだな」ポンポン

ハルヒ「っ……」カァッ

キョン(これで一件落着……)

キョン「……」ムラムラ


キョン(……あれ?)

キョン(くそっ……たった数分のインターバルで……)ムクムク

ハルヒ「ちょ、ちょっと、キョン?」

キョン(またいきり立ってきやがった……)ムクムクムクムク

ハルヒ「どうしたのよ……?」

キョン(さすが男子高校生だ……)ギンギン

ハルヒ「キョン?」

キョン(くそっ……今になって、さっき見たハルヒの下半身が……脳裏に……)ギンギンギンギン

ハルヒ「キョンってば!」

キョン「っ……」カシッ

ハルヒ「! きゃっ」

キョン「……」グイッ

ハルヒ「んっ……! (またベッドに……横に……)」

ハルヒ「ハゥッ(や、やばッ……!急にウンコしたくなっちゃったッ)」

ハルヒ「ご、ごめん!やっぱり続きはまた今度ね!」

キョン「今更…じらしプレイだと?ふざけるなよ…!(可愛いやつめ!)」

キョン「お仕置きだ、ア○ル舐めてやるっ」ペロペロッ

ハルヒ「はぎゃッ、やあよ!やあよ!アッファァ」ぷぅ~~…
…ッブリブリ!ブリ!メリメリメリ(やだ、一週間ぶりの便秘が…)

キョン「うわァァァァッ!…う、うわああああっ!」

キョン「ハルヒ……下も脱がすぞ」

ハルヒ「え………、…うん…」

キョン(自分の手で脱がすのはこんなにも興奮するのか…)スル…

ハルヒ「やだ…すごく恥ずかしい///」

キョン「…!(剛毛ってわけじゃなさそうだ……生で見ると感動だな)」

ハルヒ「ど……どう?」

キョン「俺はもう準備OKだ…」ギンギン

早く帰ってこい

キョン「」ムニュモニュ
バッ
ハルヒ「わっちょっ…え?」アセアセ
キョン「」ゴソゴソ
ハルヒ「(制服の中に頭入れるなんて、
お、お腹にキョンの髪が当たってく、くすぐったい)」
ハルヒ「ん…」ビクン
キョン「」ナデナデスベスベ
キョン「(たるみとかもないのに肌全体がしっとりとしていて腹も触り心地がいい
これが女の肌なのかそうなのか?)
(いやしかし、何という光景か
真上にそびえ立つマウンテン
そしてそれを守るかのように
あれがかの有名なブラの砦か
あれを突破しなければ神々しい日の出を拝むことができないのか…よし)」ツツゥ-

ハルヒ「ひゃっ」キュン

ハルヒ「わるいごはいねがー」

キョン「……」

ハルヒ「わるいごはくうてまうぞー」

キョン「……」

ハルヒ「…が…がおー…」

キョン「……」

ハルヒ「な…なんか言いなさいよ…」

キョン「……」

ハルヒ「/////」

キョン「オーガ(鬼)イズム?」

ハルヒ「////」コクン



保守

誰だ…誰だ…

長門「xmpmksJndgnspv」

ハルヒ「んほぉおおぉおぉぉぉおぉ!!!!!」

その後ハルヒは脳溢血で死んだ

エンドレス保守

>>521
15000レスほど待てば再開するんだな

佐々木 男
国木田 女

ごめんなさい戻りました
ちょっと読み返してきます

ハルヒ「ちょっ……キョ、キョン……?」ハァハァ

キョン「……なんだ (……所謂マウントポジションというものを取ってしまった)」

ハルヒ「ど、どうしたのよ? いきなり……」

キョン「いや、その……」

ハルヒ「ま、まだ続きをしたいって事……?」

キョン「! ま、まぁ……簡単に言うと、そうだな」

ハルヒ「賢者タイムとか言う奴じゃなかったの?」

キョン「賢者タイムにはもちろん終わりがあるんだ。そうじゃなきゃ、世の男はみんな賢者になってしまうだろ」

ハルヒ「そ、そうだけど……」

キョン「男子高校生は、賢者タイムが最も短い人種なんだ」

ハルヒ「そ、そうなんだ。……じゃ、じゃあ……」

キョン「あぁ。今の俺は、ばりばりハルヒを求めてる」

ハルヒ「……!」

ハルヒ「きょ、キョン……」

キョン「なんだ?」

ハルヒ「とりあえず苦しいから……降りてよ……」ハァハァ

キョン「……」

キョン(今の俺は、位置的にはマウントポジションだが、さすがに女に全体重を乗せるほど俺も馬鹿ではないから……)

キョン(足で踏ん張って、少し腰は浮いている)

キョン(尻の辺りが少しハルヒのお腹に触れてる程度だ)

ハルヒ「お願い、とりあえず、降りて。ね?」ハァハァ

キョン(それなのに、なんでハルヒはこんなに焦ってるんだ……?)

ハルヒ「ね? キョン、お願い」ハァハァ

キョン(しかもなんだ? この弱気な感じは……いつもと全然違う……くそっ……可愛いな……)

ハルヒ「お願い、一回降りて?」ハァハァ

キョン「!」


キョン(ま、まさかハルヒの奴……)

キョン(小便に行きたいのか……?)ムラムラムラムラ

えっ、俺書いていいの?

キョン(そうなれば……)ニヤッ

キョン「悪い、悪い。苦しかったな」ポンポン

ハルヒ「もう……」ハァハァ

キョン「今降りる (一回どいて……)」スッ

ハルヒ(ほっ……)ハァハァ

キョン(多分、このままハルヒは……)

ハルヒ「じゃ、じゃあちょっと私……」スッ

キョン(……よし来た)

キョン「……」スッ

ハルヒ「トイレに……」スタッ


キョン「……」ギュッ

ハルヒ「!」


キョン(……行かせねーよ?)

ハルヒ「ちょ、ちょっとキョン!? (う、後ろから……捕まえられ……)」

>>549
書き溜めとかは無いので良いですよ

ハルヒ「ちょ、ちょっと、キョン……!」アセアセ

キョン「なんだ?」

ハルヒ「な、なにしてんのよ……?」

キョン「? 好きな人に抱きつく事が、そんなに悪い事か?」

ハルヒ「いや、そうじゃなくて……」ハァハァ

キョン「じゃあなんだ? (お腹の少し下の辺りに手を当てて……)」ススッ

ハルヒ「私、ちょっとトイ…」

キョン(少しだけ押してやって……)グッ

ハルヒ「! っ……」

キョン(ふふ)サワサワ

ハルヒ「ちょ、ちょっと!! キョン!! 離し……っ」

キョン「なんだ? どうしたんだ? (や、やばいなこれは……)」

ハルヒ「は、離しなさいって……! っ……!」ガクガク

キョン(か……可愛過ぎる……)ムラムラムラムラ

ハルヒ「キョン……お願い、離して……」

キョン(こいつもこんなに弱気になったりするのか……この感じ……ずっと見ていたいな)

ハルヒ「ね? お願い……」ガクガク

キョン(そしてこのままずっと捕まえておけば、いずれは……)

ハルヒ「ね? 本当に、お願い……っ」

キョン(でもさすがに、付き合ったその日にそんなハードな事は……)

キョン「ふぅ」パッ

ハルヒ「!」

キョン「悪い、悪い。トイレだよな。行ってきな」ポンポン

ハルヒ「……!」

ハルヒ「し、知ってたなら、すぐ離しなさいよね!!」スタッ

ハルヒ「もうっ……!」タッタッタッ 

キョン「ふぅ」ギンギン

キョン(こりゃあ2発目も時間の問題だな……)ムラムラ

キョン「ふぅ」ベッドにストンッ

キョン(どうするか……)

キョン(ハルヒが可愛くて可愛くて仕方無いんだが……)

キョン(ちょっとセーブしなきゃ、またすぐに二発目に至ってしまうぞ……)

キョン(今の感じだと、このままどうせトイレから帰ってきたらまた押し倒してしまって……)

キョン(ハルヒがオーガズムに至る前に俺だけ……)

キョン「……」

キョン(……それまでに、ちょっと気を落ちつけておくか)

キョン「ふぅー……」首コキッコキッ

キョン(とりあえず一回、エロい事は一切頭の中から消して……)

キョン「……」

キョン「……ん?」チラッ

キョン「!」

キョン(こ、これは……ハルヒのパンツ……!)ギンギンギンギン

キョン(くそっ……)ギンギン

キョン(その場にいなくても、人の下半身を攻撃してくるとは……)ギンギンギンギン

キョン(あいつ……エロの遠隔操作犯か……)

キョン「……」チラッ

キョン(く、くそっ……)

キョン「……っ」スッ

キョン(だ、ダメだ……ダメだって……)スー

キョン(おい右手よ……そっちに伸びていくな……!)スー

キョン(おい……!)


カシッ


キョン(げ、ゲット……しちまった……)

キョン「……」ドキドキ

キョン(俺の腕の長さはどんぐらいだ? ……70cmちょいくらいか?)

キョン(今、俺の顔からそれくらいの距離にハルヒのパンツがある)

キョン(近づけたら……俺の下半身は恐らく、限界を迎える)

キョン(だからここはなんとしててでも、右手にパンツを離して貰わなくてはならない)

キョン「……」

キョン(……性欲ってすごいな)

キョン(なんて御託を並べてる間に……無意識のうちに右腕が……俺の顔の方に……)

キョン(50cm……40cm……30cm……20cm……)

キョン(まさに不可抗力って奴だな。完全に俺の意思じゃない)

キョン(10cm……5、4、3、2……1)

キョン「っ……」


キョン「……」クンカクンカ クンカクンカ


キョン「あっ……」

ガチャッ

ハルヒ「ご、ごめん。お待たせ」カァッ


       / ̄ ̄ ̄ ̄\
      /;;::       ::;ヽ
      |;;:: ィ●ァ  ィ●ァ::;;|
      |;;::        ::;;|

      |;;::   c{ っ  ::;;|   
       |;;::  __  ::;;;|
       ヽ;;::  ー  ::;;/
        \;;::  ::;;/

          |;;::  ::;;|
          |;;::  ::;;|
   / ̄ ̄ ̄      ̄ ̄ ̄\
   |;;::              ::;;|

   |;;::              ::;;|


ハルヒ「」

>>588
1なの?

ハルヒ「きょ、キョン……? (こ、この顔って……)」

キョン「……」

ハルヒ「まさか……あんたまた…… (賢者……タイム……?)」

キョン「……わ、悪い、ハルヒ」

ハルヒ「……」

ハルヒ「……」ほっぺプクッ

キョン「いや、本当に申し訳ないというか……」

ハルヒ「なんなのよ……もうっ」プイッ

キョン「悪い……」

ハルヒ「そんなに私と……その……そ、そういう事するのが嫌なわけ?」プンプンッ

キョン「いや……逆だ」

ハルヒ「はぁ?」

キョン「逆なんだよ。お前があんまりにも可愛いから……」

ハルヒ「なっ……」カァッ

キョン「男って複雑なんだ (……いや、むしろ単純過ぎるのか)」

>>591はい

キョン「……んでだ」

ハルヒ「な、なによ?」

キョン「悪いが……さすがに2回達してしまうと、もう…… (回数はあれだが……出た量が半端無いようだ……)」

ハルヒ「……あっそ」プイッ

キョン「……悪い」

ハルヒ「じゃ、じゃあ……ま、また今度ね」テレッ

キョン「!」

ハルヒ「つ、付き合ってるんだから、良いじゃない? 別に……」カァッ

キョン「ふぅ」

キョン「そうだな」ニコッ

ハルヒ「!」ドキッ

キョン「今度は、二人で達しような」ナデナデ

ハルヒ「っ……」ドキドキドキドキ


続きは後日でご勘弁願います

書き忘れてました
保守して下さってた方々、ありがとうございました

このSSまとめへのコメント

このSSまとめにはまだコメントがありません

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom