山田「はい、じゃあ次の人自己紹介お願いします」
シャア「・・・」ガタッ
山田「え?あ、あの、前に出なくても自分の席で」
シャア「わたしはかつてシャア・アズナブルという名で呼ばれたこともある男だ」
ザワザワ……
ハマーン「・・・・・・」
休み時間
ザワザワ・・・
「さっきの自己紹介凄かったね」
「ウケ狙いだったのかな」
「ウケ狙いであんな真面目に10分近く喋り続ける?」
「千冬様がこなかったらもっと続いてたよね」
シャア「・・・」
「誰か話し掛けなよー」
「えーあんたいきなよ」
ハマーン「おい」
シャア「なにかな・・・!?ハマーン!」
ハマーン「随分と気安く読んでくれるじゃないか」
シャア「なぜお前がここにいる!」
ハマーン「貴様には言われたくないな。ISに乗ってなにをするつもりだ?」
シャア「なにをするもなにも、わたしはただの学生だ」
ハマーン「ほう」
シャア「お前こそここでなにをしている」
ハマーン「わたしはただの学生だよ」
シャア「ちぃっ」ガタッ
ハマーン「どこへ行く」
シャア「トイレだ」
ハマーン「都合が悪くなると逃げ出すところは変わっていないようだな」
シャア「なんとでも言うがいい」
シャア(ええいっ、なぜハマーンがこの学園に・・・!)
シャア(いや、確か奴はアクシズの代表だったか。ならばいてもおかしくはないということか)
箒「お、おい」
シャア(しかしこの学園、男子トイレはどこにあるのだ!漏れてしまうではないか)スタスタ
箒「・・・」
15分後
ガラッ
シャア「失礼、遅くなった」
バシッ!!
シャア「ぐわっ!!」
シャア「な、なにをする!」
千冬「最初の授業に堂々と遅刻とは良い度胸だな」
シャア「男子トイレが見つからなかったのだ!」
千冬「言い訳する暇があるなら席に座れ」
シャア「了解した・・・」スタスタ
ハマーン「ふっ」
シャア「ハマーン・・・!」
放課後
シャア(こうも女ばかりの環境というのも疲れるものだ・・・早く自室にいって休みたい)
シャア(わたしの部屋は・・・)
シャア(ここか)
ガチャッ
シャア「ふぅ・・・」ドサッ
シャア(中々広い部屋だ。とても学生の寮とは思えん)
シャア(収納もこんなに立派なクローゼットが)ガチャッ
シャア(・・・?なぜ衣装やらドレスやらが詰まっているのだ)
シャア(なんだこのゴールドセイントのような飾りは)
シャア(部屋を間違えたか?)
ガチャッ
ハマーン「ふぅ・・・」ホカホカ
ハマーン「!?」
シャア「失礼、部屋を・・・は、ハマーン!?」
ハマーン「入学早々覗きに入り荷物を漁るとは・・・大した変態だな!?シャア!!」ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ
シャア「待て!誰がお前の荷物など漁るものか!」
ハマーン「その手にあるのはなんだ!」
シャア「こ、これはなんなのか気になって手にとっただけだ!」
ハマーン「いけしゃあしゃあと・・・!ファンネル!」
シャア「貴様正気か!?部屋でISを出すなど!」
ハマーン「黙れ!俗物!」ビシュッ!
シャア「見える!」サッ
ハマーン「避けるな!」
シャア「ハマーン!違うものまで見えるぞ!」
ハマーン「っ!?」バッ
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続きおなしゃす。