〜 二話・薔薇園の魔女結界前 〜
マミ「魔女の口づけ…… やっぱりね」
まどか「この人は……」
マミ「大丈夫、気を失ってるだけ。行くわよ!」
カッ カッ カッ
マミ「今日こそ逃がさないわよ」
マミ「っと、その前に。 こそこそしてないで、出てきなさい!」
すっ…… カッ カッ カッ …… シュルシュルシュルッ
ほむら「! ばっ、ばかっ、こんなことやってる場合じゃ……」
マミ「ごめんなさいね、しばらくここで待っていてもらえるかしら?」
〜〜〜
・クロスではありません。本編キャラのみ登場します。
・小ねたです。よって、さほど長くはならない予定です。ならないといいなあ。
・長くならない予定なので、書き溜め無しに見切り発車します。
・キャラdisは嫌いです。好戦的に見えるマミサンには、それなりの理由を用意しています。
・SS作者候補生を長く続けてきたのを、ようやく卒業、できてるといいなあ。
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マミ「ティロ・フィナーレ!」
まどか「すごい」
さやか「か、勝ったの?」
さやか「わっ、戻った」
〜〜〜
マミ「これで、消耗した私の魔力も元通り。 前に話した、魔女退治の見返りってのがこれ」
カッ カッ
マミ「縛り付けちゃってごめんなさいね。 お詫びにはならないかもしれないけど」
「あと1度くらいは使えるはずよ」
ほむら「どういうつもりなの、巴マミ」
マミ「これからこの子達とお茶会をするんだけど、あなたも来ないかしら?」
ほむら「おこ
マミ「といっても、お茶会が終わるまでは、あなたのソウルジェムは預からせてもらうんだけど」
「断れば、今後魔女の結界近くであなたと会ったときは、魔女と戦う前にあなたと戦うことになるわ」
「学校以外の場所で出会うことのないよう、努力してもらう」
ほむら「!」
ほむら(マミがこんなに好戦的だなんて、いったいどうなってるのかしら?)
(ソウルジェムを預けるなんて論外だけど、まどか達を見守れなくなるなんて……)
マミ「別に、お茶会にかこつけて、あなたに危害を加えようと思ってるわけじゃないわ。預かったソウルジェムは、帰るときに必ず返すつもり」
ほむら「…… 分かったわ」
渋々といった風でソウルジェムを差し出そうとするほむらの手は少し震えていて……
ほむら「でも、約束してちょうだい。ソウルジェムを、私から100メートル以上は離さないと」
マミ「何か企んでるのかしら?」
ほむら「何もたくらんでなんかいない。 どの魔法少女でも同じことよ。 ただ体から遠く離すだけで、それは私たちにとって、命に関わるの」
キュゥべえ「驚いたね、暁美ほむら。 どうやって知ったんだい?」
ほむら「この話は後にしてくれないかしら。 あまりその子達に聞かせたくはないし」(万が一、マミが取り乱して巻き込まれたら大変だもの)
マミ「しかたないわね。 でも、後でゆっくり聞かせてもらうわよ?」
ほむらの手からソウルジェムを受け取ったマミが、ほむらを拘束していた魔法を解除した。
うーんこの
〜〜〜
マミ「それじゃあ、せっかく暁美さんが来てくれたことだし、今日は見知らぬ魔法少女が共存することの難しさを説明しましょうか」
ほむら「ちょ、ちょっと。これはあなたが脅かして参加させたんじゃない
マミ「あなたにも参考になると思うわよ。見たところ、魔女との戦いは歴戦って雰囲気だけど、私との距離の撮り方は素人然としてるもの」
ほむら「なっ!」
マミ「失礼な言い方をしてごめんなさいね。ただ、あの距離で私たちの様子をうかがいながら、私が魔法で縛り上げたとき、なぜって顔をしてたから」
「他人の縄張りを狙ったことがあるか、自分の縄張りを狙われたことがあるなら、そんな反応はしないと思うの」
「あなたは、ヘタをしたら殺し合いが置きかねないほどの距離まで来ていたのよ」
さやか「こっ、殺し合い−?」
ほむら・まどか「!!」
さやか「どうしてそんな、殺し合いなんかしなくちゃいけないんですか? 魔法少女って、正義の味方みたいなもんなんでしょう?」
ほむら「なるほどね。 私たち魔法少女は、グリーフシードが得られなければ生きられない。ならば、縄張りを奪い合うことは殺し合うことと同じだわ」
さやか・まどか「……」
マミ「縄張りを奪うにせよ、縄張り荒らしを追い出すにしろ、方法は2つしかない」
「圧倒的な力の差を見せつけて、とてもかなわないと思わせて屈服させるか、それが無理ならば、相手の油断を突いて殺すしかないわ」
「負けたら、別の場所の魔法少女と戦って縄張りを奪うか、それもできなければ自分が死ぬことになる」
「だから、狙う方にとっても狙われる方にとっても、簡単には退けないのよ」
「自分の力に自信があって、相手を追い出すつもりの子なら、正面から戦いを挑むことが多いんでしょうけど、そんな強い子は多くはない」
「たいていの子は、奪えたら儲けもの、程度に考えて転戦するか、覚悟を決めて縄張り主の暗殺を狙ってくる」
「そこまで覚悟を決められない子が、主の目の届かないところでこっそりと魔女を狩ることはあるわ」
「でも、あんなに近くで様子をうかがうのは、ふつうは暗殺狙い。魔女と戦ってるときに後ろから奇襲して、相手を殺そうとする子ぐらいなのよ」
「だからわたしは、魔女と戦う前に、暁美さん、あなたを縛り上げなくてはならなかった」
マミ「あなたは、私が警戒する理由に、私に指摘されるまで気付かなかった」
「それに、私の脅しのせいとは言え、大事なソウルジェムを私に預けるという覚悟を示した」
「だから、あなたが私に敵意を持ってはいないことは認めるわ」
「でもね、少しは手の内を見せてもらわないと、あなたの視界内で魔女と戦うのは無理」
「1度、私の見ている前で魔女と戦って見せてもらえないかしら」
今日(今晩)はここまで。
途中で長い小休止が入ってしまいました。
>>7 このコピペを見るのは久しぶり。
でも、文章書きが専門の人が読むほどの内容は無いと思うのです。
スレタイだけみて孫子思い出した
とっても遅くなりました
読み直して違和感があったところの書き直しに終始しただけの一ヶ月、
放置状態でごめんなさい。
とりあえず……
お茶会終了まで(一ヶ月前の投下終了部分のあたり)、リファインしました
>>16
マミさんが孫子を読んだんです(一般人向けの概説書ですが)
読んだ理由も後ほど出ます、いちおうこの世界では必然性があることになっています
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