マミ『増えてる・・・・』 (49)

SS初投稿です。
ご指摘、ご教示等々貰えたらありがたいです。
まどマギのゆるーい内容なんで気軽に読んでください。

世界観的には
・ワルプルギスの夜撃退後
・5人は仲違いせず良好な関係
・5人とも魔法少女
な世界観です。


―――――――――

夏休みのある日

マミ「き、きっとパジャマが重いのね!とりあえず脱いでっと・・・」

――ギシシッ

マミ「うん、下着つけてたら正確な体重はわからないものね!これも脱いでっと・・・」

――ギシッ

マミ「い、いやぁぁぁぁ!!!」


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QB「全裸になって何してるんだい?マミ」

マミ「きゃっ!!ちょっとQB!お風呂と脱衣所には勝手に入らないでっていつも言ってるでしょ!?」

QB「そんなこと言っても急にマミの悲鳴が聞こえてきたら何かあったのかな?って思うじゃないか」

マミ「もう!わかったから早く出てって!!私は大丈夫だから!!」

QB「何をそんなに慌てているんだい?僕は人間の裸になんて興味はないって何度も言ってるじゃないか」キュップイ

マミ「いいから早く出てって!!」ブンッ!!

QB「わっ!洗剤なんて投げたら危ないじゃないか!」タタタタッ

マミ「あぁ、もう・・・泣きたい・・・」

マミ「・・・・・・」トボトボ

QB「どうしたんだい?元気がないようだけど」

マミ「もう・・・人には聞かれたくない事っていうのもあるのよ?そっとしておいてくれるって選択肢はないのかしら?」

QB「そうしたいのはやまやまなんだけどね。マミの元気がないと僕の食事のメニューに大きな影響が出るからね。君には元気でいてもらわないと困るんだ」

マミ「・・・言うほどそんなに影響出してたかしら?」

QB「前に君が学校のプリントをポケットに入れたまま洗濯機にかけて洗濯槽の中がひどいことになってソウルジェムを濁らせた事があったろ?あの後2週間僕の食事がキャベツの一番外側の葉っぱとピーマンの種だけだったのは未だに忘れられないよ」

マミ「あ、あれはQBの健康を気遣って!!」

QB「食後のデザートもケーキだったのが盛り塩ならぬ盛り砂糖だったよね?これは3週間続いたよ」キュップイ

マミ「うぅ・・・ごめんなさい・・・というかそんなのいちいち数えないでよ・・・」

QB「食事は感情のなかった僕に美味しい、嬉しいという感覚を教えてくれたものだからね。それをないがしろにされたら嫌でも覚えているさ」

マミ「QB・・・感情あったのね・・・」

QB「さて、そういうわけで君には元気でいてもらわないと非常に困るんだ。何か悩みがあるなら話してごらん?一緒に解決策を見つけよう」

マミ「実はね・・・その・・・さっき量ったのね・・・体重・・・その・・・ゴニョゴニョ・・・」

QB「太ったのかい?」

マミ「いやぁ!はっきり言わないで!」

QB「何故だい?ここで僕が言葉を濁そうとはっきり言おうとデミがふ・・・マミが太ったという事実が覆されるわけじゃないじゃないか」

マミ「ちょっと待って、今あなたすごく失礼なこと言わなかった?」

QB「気のせいじゃないかな?」

マミ「そう?すごく悪意のこもった言葉が聞こえた気がしたんだけど・・・」

QB「なんにせよデミった・・・太ったのが原因で元気がないなら痩せるしかないんじゃないかな?」

マミ「ねぇ!今絶対失礼なこと言ったわよね!?」

QB「気のせいさ。とりあえず簡単な食事制限と適度な運動から始めるかい?」

マミ「絶対今失礼なこと言われたんだけどな・・・まぁいいわ。明日からとりあえず朝食はシリアルだけにして・・・お弁当とお夕飯は野菜中心かな・・・運動は魔女退治で動き回ってるからいいよね?」

QB「あとケーキだね。2日でホールケーキ1個のところを1週間でホールケーキ1個にしたら良いんじゃないかな?帰宅後、食後、お風呂の前後。これを食後だけにするだけでもだいぶカロリーは抑えられると思うんだ」キュップップイ

マミ「!!・・・でも・・・でも!早く食べないとケーキが痛んじゃうじゃない!1週間もかけて食べてたら痛んじゃうしパティシエの方に失礼だわ!」

QB「う~ん・・・わからないかな?そもそも一人暮らしの女の子が2日に1回ホールケーキを買うこと自体に君は疑問を感じないのかい?」

マミ「そんなに買ってないもん!2回に1回は自分で作ってるもん!QBだって私が作るとこ見てるでしょ!?」

QB「うん。論点はそこじゃないね。買ってても作っててもどっちでも良いけど2日でホールケーキ1個を消費する食生活に問題があるって言ってるんだよ」

マミ「・・・3日に1個じゃダメ?」グスッ

QB「ダメだね」

マミ「・・・4日に1個とお風呂上りにアイスクリーム・・・」グシュグシュ

QB「君はホントに痩せたいのかい?もういいよ。好きなだけ食べて太ればいいさ。僕の食生活にだけ影響を出さなければ君がどれだけデミろうと僕には関係のない話だしね」スタスタ

マミ「わかったわよ!一週間で1個!やればいいんでしょ!?あと変な造語作らないで!!」

QB「わかってもらえて嬉しいよ。それじゃ早速明日から始めようか」

それからマミとQBのダイエット作戦は始まり・・・

―――――――――


マミ「ねぇQB・・・お風呂上りにせめてアイスクリーム半分だけでもダメ?」グスッ

QB「そうだね、スーパー○ップとかM○Wなら良いんじゃないかな?君が手に持ってる業務用のアイスクリームのことを言ってるなら論外だ」

―――――――――


幾多の試練を乗り越え・・・

―――――――――

QB「マミ、こんな夜中に何をしてるんだい?」

マミ「違うのQB!冷蔵庫の整頓をしようと思って!!」マミマミ

QB「フォークを持ってかい?」

マミ「・・・・」グスン

時には感情を爆発させ・・・

―――――――――


マミ「もうイヤ!!こんな生活マミ耐えられないよぉ!!」ウワァーーーン

QB「マミ!!気を確かに!!デミって言われてもいいのかい!?あとさすがに中学3年生がケーキ食べられなくて本気で泣くのはどうかと思うよ!?あぁ!?ソウルジェムがどんどん濁ってる!!」

―――――――――


月日は過ぎていった・・・

夏休み最終日


マミ「じゃあQB・・・乗るわよ・・・?」

QB「うん。僕はここで見届けさせてもらうよ」

――ギシッ・・・

QB「さぁ、目を開けてごらん。それが君の運命だ」

マミ「うん・・・」オソルオソル

QB「どうだい?」

マミ「QB・・・この体重計壊れてないかしら?」

QB「一応マミが乗る前に点検したけどね。その体重計は至って正確だよ」

マミ「じゃあ・・・じゃあこの数字は・・・」マミマミ

マミ「やったわQB!!私痩せてる!!下着もパジャマも着てるのにあの日の夜より4kgも落ちてるわ!!」

QB「すごいじゃないか!これもマミが今日まで頑張ったからだよ!だからそろそろ僕の食後のデザートをパンの耳からケーキに戻してくれないかな?」

マミ「ありがとうQB!あなたのおかげよ!QBがいなかったら私きっと途中で挫折してたわ!本当にありがとう!あとせっかく良い感じに体重落ちてるから食生活は当分今のを続けましょ」

QB「えぇ・・・僕のケーキ・・・」

マミ「もう・・・しょうがないわね。でもここまでこられたのもQBのおかげだしね」

QB「え!じゃあ・・・」

マミ「うん!今日からパンの耳に砂糖をまぶしてあげるわ」

QB「マミ・・・」

マミ「さぁQB今日はもう寝ましょ。明日鹿目さん達に会ったらみんなびっくりするかなぁ・・・マミさん!モデルみたいです!!なんて・・・ウフフ」マミマミ

QB「僕からしたらマミはそもそもそんなに太ってたとは思わないけどね。でも君が嬉しそうなら何よりだよ」キュップイ

マミ「体が軽い・・・こんな幸せな気持ちでお布団に入るなんて初めて・・・もう何も怖くない」

QB「なんだかイヤなフラグにしか聞こえないからそういうこと言うのはやめようか。さ、明日から学校だからもう寝よう」

マミ「?おやすみ、QB」

QB「おやすみ、マミ」

新学期 朝


マミ「ところでQB、昨日は痩せたうれしさで気づかなかったけど・・・痩せたせいかな?心なしか胸が小さくなったような気がするのよね・・・下着も少し緩く感じるというか・・・」

QB「心なしというか明らかに小さくなっているね。Bカップといったところじゃないかな?」

マミ「はぁ・・・やっぱり気のせいじゃなかったのね。まぁ良いわ。大きくても良い事なんてなかったもの。これでいやらしい視線を感じることもなくなってスレンダーになって・・・一石二鳥ってやつね!」

QB「さぁマミ。そろそろ出ないと学校に遅れるよ。まどか達も待ってるだろうし」

マミ「うん。それじゃ行ってきます!」ニコ

通学路


さやか「おっはよー!まどか、仁美!」

仁美「おはようございます、さやかさん」ワカメ

まどか「おはよう、さやかちゃん。朝から元気だねぇ」ティヒヒヒ

さやか「いやー爽快爽快!なーんと夏休みの宿題読書感想文と自由研究以外全部やってきたのだよ!」

まどか「いや、さやかちゃん・・・やれてないのがある時点で爽快でもなんでもないと思うな・・・」

さやか「いーのいーの!去年の遊びほうけてて3割しか宿題やってなかったのを考えれば格段に進歩しているのだぁ!まぁ読書感想文は今日は家に忘れてきたことにして今晩徹夜でやってぇ。自由研究はぁ・・・誰かに頼み込んで共同研究って事にしてもらえば万事解決だよ!」

まどか「えぇ・・・」ドンビキ

マミ「鹿目さん、美樹さん、志筑さん!おはよう!!」

まどか「・・・え?・・・あ、お・・・おはようございます?」

さやか「あ・・・おはようございます・・・??」

仁美「??おはようございます」

マミ「こーら、朝から元気ないぞ3人とも。今日から新学期なんだから!」

まどか「えっと・・・あ、はい・・・すいません・・・」

マミ「えっと・・・ごめんなさいね・・・ひょっとして何か気に障ること言ったかしら・・・?」

さやか「えぇっと・・・いやーぁはは・・・、なんていうか・・・ねー?まどか」

まどか「うん・・・えっと・・・すいません、私たちってどこかでお会いしたことありましたっけ・・・?」

仁美「えっと・・・まどかさん、さやかさんのお知り合いでしょうか?」

マミ「ちょ、ちょっと!何言ってるのよ!私よ私!巴マミ!あなた達の先輩の!」

さやか「巴マミ?ってマミさん?のことだよね?ティロ!フィナーレぇ(笑)!の」

まどか「う、うん・・・だと思う。あのピーーーーッなステップとピーーーーッなポーズで定評のある・・・」

仁美「私の誕生日に厨○病全開の自作ポエム集「恋するあなたの声が聴きたい†蒼翠の瞳編†」を下さった巴先輩のことでしょうか?」

マミ「そう!その巴マミよ!というかあなた達、私のことそんな風に思ってたのね!ちなみに†蒼翠の瞳編†の瞳は志筑さんの仁美とかけたのよ!でも今はそんなことよりなんなのよ!その他人行儀な感じは!」

まどか「えぇ?いや・・・私達の知ってるマミさんは・・・ねぇ?さやかちゃん」

さやか「そうそう、もっとこうドバーンというかズドーンというか・・・ね?仁美」

仁美「えぇ、それはもう大変神々しいバストの持ち主ですわ」

マミ「ちょっと待って!まさか私の胸が小さくなったから私を私として認識できないとか言うんじゃないでしょうね!?」ガーン

さやか「え?いや・・・えっと」

まどか「まさか本当にマミさん・・・?」

仁美「そう言われて見ればその金髪縦ロールにどことなく面影が・・・」

マミ「だから本当に巴マミなのよ!というか何!?私のこと胸でしか見てなかったの!?」

さやか「!!・・・や、やだなーマミさん!気付いてたに決まってるじゃないですか!あ、私もここ最近思わずスクワルタトーレぇ!って決め台詞叫んじゃうんですよ!やっぱティロ・フィナーレみたいに格好良い決め台詞欲しくて!!」

まどか「そ、そうですよ!もちろん最初から気付いてましたよ!!私たちがマミさんに気付かないわけないじゃないですか!!いやー最近マミさんみたいな素敵な女性になりたくてステップやポーズの練習一人でやってるんですよ!!」

仁美「もちろん!私は最初から巴先輩と気付いてましたわ!巴先輩みたいな可憐な女性を忘れるわけがありませんわ!!あ、私あの誕生日プレゼントに影響を受けて最近では自分でもポエムを作ってますの!あぁ・・・巴先輩のような素敵なポエムを書けるようになりたいですわ・・・」

マミ「もう遅いわよ!今更取り繕っても!あなた達が私のことどう思ってたか謀らずとも知ってしまったわよ!!」

ほむら「おはよう、まどか。今日も可愛いわ。仁美もおはよう、相変わらず綺麗ね。さやかもおはよう。・・・・えっと今日も髪が青いわね」ホムン

さやか「なんか私だけひどくない?」

ほむら「気のせいね。ところで夜な夜なベッドの上であの淫獣とシルク・ドゥ・ソレイユを繰り広げてるに違いないってあなたがいつも言ってる巴さんはまだ来てないのかしら」ファサ

さやか「・・・・・ッ」サーーーーーッ

マミ「美樹さん、今日お昼休みに二人でお話しましょうか」ニコ

さやか「いやー・・・ぁははは・・・」ガクガクガク

お昼休み 屋上


マミ「なんなのよ!あなた達!結局私のことを胸でしか認識してなかったの!?」マミン

ほむら「そうね。今後こういうことが起きないように何とかして胸を大きくするかソフトボールでも詰めとくかしてもらえると助かるわ」ファサ

マミ「ずいぶん開き直ったわね!いっそ清々しいけどせめて言い訳のひとつくらい聞きたかったわ!はい!美樹さん!正座崩さないの!」

さやか「マミさん・・・ホント申し訳ないです・・・参考までにクラスメイトの反応はどんな感じでした・・・?」

マミ「誰一人気付いてくれなかったわよ!悪い!?誰一人よ!?誰一人!!100%よ!?10割よ!?10割って何?打率?伝説のバッター!?バースやイチローでも4割いってないのに10割よ10割!しまいには担任まで君どこのクラスだ?教室間違えてるぞ。とか言い出す始末よ!?もうティロ・フィナーレ(特盛)で教室ごと消滅させようかと思ったわよ!!」

さやか「マミさんそれダメな奴!教室どころか学校ごと消えますって!!」

ほむら「そうよ。落ち着いて巴さん。ソウルジェムも濁るわよ?」

マミ「はいざんねーん!もう朝から濁りっぱなしでグリーフシード新品2個使い切っちゃったわよ!ちょっと美樹さん!私が見てないと思って勝手に抱き石をおろすんじゃありません!」

まどか「と、とりあえずマミさん落ち着こう?なんで急にそんなに胸が小さくなっちゃったのかなって・・・」ウェヒヒ

マミ「・・・もう・・・この夏休み中にちょっと体重が増えちゃったからQBと一緒にダイエットしたのよ・・・そしたらダイエットは成功したんだけど胸まで小さくなっちゃって・・・」

ほむら「なら簡単なことよ。また体重を戻すつもりで食事量を増やしたら巴さんの乳袋も返ってくるんじゃないかしら?」

マミ「今しれっとすごく失礼なこと言わなかったかしら?でもそうね・・・ダイエット前の食事量に戻したら胸も元通りになるかな・・・大きくてもいやらしい目で見られたり良い事はないんだけどな・・・」

ほむまど「・・・・・・」イラッ

マミ「みんなごめんね・・・私が感情的になりすぎてたわ・・・やっぱり私ダメな娘だ・・・大事な後輩たちにこんな仕打ちをしちゃって・・・もう抱き石もおろして正座やめていいわよ」ニコ

ほむまどさや(ホッ・・・)

杏子「マミぃ~、なんか食い物ないかー?ってなんだこの状況?なんでこいつら正座して石乗っけてんのさ?」

マミ「!?佐倉さん!あなた私が誰かわかるの!?」

ほむまどさや(・・・・・!?)

杏子「はぁ?何言ってんだ?からかってんのか?ってどういう事だ、おい・・・おっぱいがなくなってるじゃねーか!」

マミ「佐倉さん・・・あなたは私の最高の友達だったのね!もう何も怖くない!あ3人はやっぱり昼休み終わるまでそのままよ!もう少し反省しなさい!」

杏子「なんかわけわかんねー事になってるな・・・」

放課後 マミ宅


――ガチャッ

QB「おかえりマミ。学校は楽しかったかい?」

マミ「・・・・・・・」スタスタスタ

QB「なんだか元気がないね?ん?その買い物袋の中身は?」

マミ「・・・・・・・」バンッ!ガタタン!

QB「マミ、学生カバンを乱暴に投げちゃいけないよ?ん?それはホールケーキかい?それも2個も」

マミ「・・・・・・・」ガツガツガツガツ

QB「マミ!やめるんだ!今日までの努力を水の泡にするつもりかい!こら!フォークを放すんだ!」キュップイキュップイ

マミ「・・・・・・・」ムシャムシャムシャ グスッ

QB「手づかみで食べちゃダメだよマミ!一体何があったんだい!?」

マミ「・・・・・・・」ボソボソ

QB「え?なんだって?」

マミ「・・・みんな・・・胸がない私のことを気付いてくれなかったのよ・・・」グスン

QB「何をバカなことを言ってるんだい?そんなことあるはずないじゃないか?胸が小さくなろうとマミはマミだよ?わけがわからないよ」

マミ「・・・みんな!みんな、胸が小さくなったとたん誰だ誰だって!!みんなマミのこと胸でしか認識してなかったのよぉ!!」ウワーーーン

QB「おおおおおお、落ち着くんだマミ!あ、こらテレビのリモコン投げちゃダメだよ!あやうく花瓶が割れるところだったじゃないか。わぁ!カーテン引きちぎっちゃダメだマミ!!」

マミ「みんな、みんな!ティロ・フィナーレ(笑)とかピーーーーッなステップとか厨二病とか!!本音ではそんなことも考えてて!もうヤダよぉ!マミ明日から学校行きたくないよぉ!!」ウワーーーン ビィィィィッィ!!

QB「マミ!壁紙引き裂いちゃダメだよ!あと中学校3年生にもなって自分の事名前で呼ぶのはやめるんだ!」

―――――――――

QB「落ち着いたかい?マミ」

マミ「・・・もう・・・やだよぉ・・・」グスグス

QB「ごめんよマミ・・・僕が君に痩せようなんて言ったから・・・まさかこんな結末になるなんて思わなかったんだ・・・」

マミ「良いのQB・・・あなたは私の痩せたいって願いを叶えてくれただけだもの・・・QBが謝る必要なんてないわ・・・」グスン

QB「そしたら残念だけど食生活を徐々に戻して元の胸に戻すしかないね」

マミ「そうね・・・泣いててもしょうがないわ!今日から暴食してあの胸を取り戻すわよ!」

QB(よくよく考えたら今のマミは胸以外はスタイル良いんだからこのままの状態をみんなにマミって認識してもらった方が・・・でもまぁ本人もやる気になってるみたいだしそれを言うのは野暮ってものかな)

そうして今度は胸を取り戻せ!作戦が始まり・・・

―――――――――


マミ「こうして考えると前の食生活ひどかったのね・・・まだケーキ3つめなのに・・・ウプッ・・・胃もたれして吐きそう・・・」

QB「頑張るんだマミ!あと二口!そしたら残ったこの1個を食べてノルマ達成だ!」

マミ「もう無理よQB・・・気持ち悪くて・・・吐きそう・・・」

QB「あきらめたらそれまでだ!でも君なら運命を変えられる!避けようのない嘔吐もすべて君が覆せばいい。さぁ!紅茶で流し込んででも完食するんだ!」

マミ「・・・・う・・・・QB・・・・私・・・もう・・・・」オロロロロロ

QB「マミィィィ!!!」

幾多の屈辱に耐え・・・

―――――――――

ロングヘアーマミ「おはよう!みんな!」

ほむまどさや仁「・・・・???」

ロングヘアーマミ「まさか・・・縦ロールじゃなくなったからわからないとか言うんじゃないでしょうね・・・?」

杏子「おーっす!あ、マミ髪形変えたのか?そっちもお姉さんって感じで似合うじゃん!」

ほむら(なんですと!?)

仁美(まさか巴先輩でしたとは・・・)

まどか(胸もなくなって縦ロールじゃなくなっちゃったらわからないよ・・・)

さやか(というか!なんで杏子はわかるのよ!?)

マミ「佐倉さぁぁぁん!やっぱりあなたが最高の友達よぉぉ!!!」マミーン

杏子「わ!!なんだよ急に抱きついて!!」


徐々に胸を取り戻していった・・・

―――――――――


マミ宅


QB「おめでとうマミ。Eカップだよ!これで明日から堂々と学校にいけるね!」

マミ「・・・ねぇQB・・・この鏡に映ってるのは私なの・・・?」

QB「どうしてだい?」

マミ「この・・・この芸人の渡辺○美みたいなのが私だって言うの!?」

QB「デミる運命を受け入れてまで君には取り戻したい胸があったんだろう?それは間違いなく実現したじゃないか」

マミ「いやぁぁ!!こんなんじゃ学校行けないじゃない!!」

QB「どうしてだい?たしかに太ったかもしれないけど君の望みどおり胸は元通りだし体重が増えたからといって歩けないわけじゃないだろう?問題なく学校にはいけるじゃないか」

マミ「歩ける歩けないの話じゃないの!こんな姿じゃ恥ずかしくて学校にいけないわよ!」

QB「やれやれ人間とは難しいものだね」

数日後


――ピ・ピピピ・ピンポ・ピンポーン ガチャ   ハイルゾー!!

QB「あのチャイムの鳴らし方は杏子が来たようだね」

マミ「佐倉さん!?どうしよう!こんな姿!?」

杏子「マミー、学校ずっと休んでるってまどか達が心配して・・・ってどうしたんだその姿!?完全に別人じゃねーか!!」

マミ「みんな胸がないと私ってわかってくれないから・・・胸を元通りにしようと思って暴食してたら・・・」グスン

杏子「確かに胸は前と一緒くらいにはなってるけどさ・・・そんな渡辺直○みてーな姿になっちまってたら意味ねーじゃねーか・・・」

マミ「どうしよう佐倉さん・・・こんな姿じゃみんなに会えないよぉ・・・」グスグス

杏子「そんなこと言うなよ・・・どんな姿になったってマミはマミだよ。まどかたちだってバカにしたりしないさ」

マミ「ホント・・・?佐倉さんもこんなマミの姿見て内心バカにしたりしてない?」グスン

杏子「あんたがどんな姿になろうが私にとっちゃマミは師匠だし姉貴みたいなもんさ。バカになんてしないよ。っていうか自分のことマミって言うな」

マミ「佐倉さぁぁぁぁん!!」マミーーン

杏子「だ!か!ら!抱きつくなーっての!!」

―――――――――

――ピンポーン  オジャマシマース

マミ「・・・!!」ビクッ

杏子「びびるなマミ。まどかたちを信じろ」



まどか「おじゃましまーす。あ!マミさん!大丈夫ですか!?ずっと学校休んじゃって!」

さやか「マミさん!なーんだ意外と元気そうじゃないですか!」

仁美「巴先輩、ケーキを買ってきましたので台所お借りしますね?紅茶も淹れてきますわ」ワカメ

ほむら「巴さん。みんな心配しているわ。早く学校にきなさい」ファサ

マミ「みんな・・・ごめんなさい・・・私がバカだったわ・・・こんな姿になってもみんな変わらず接してくれるのね・・・バカにされないか、悪口を言われないか、そればっかり考えてしまってあなた達に会うのを怖がってた自分が恥ずかしいわ・・・」グスグス

さやか「なーに言ってんですかマミさん!私たちがマミさんをバカにするわけがないじゃないですか!ずっと学校に来ないのだってみんなで心配してたんですから!」

マミ「ありがとう、美樹さん。そうね、そうだよね。みんなに心配沢山かけちゃったね。ごめんなさい・・・私・・・明日から学校行くわ」

まどか「さぁマミさん!元気出そうよ!仁美ちゃんが紅茶淹れてくれましたし、またみんなでお茶会しましょうよ!」

ほむら「そうよ巴さん、私達のお茶会はあなたがいないと始まらないのだから」ファサ!ファサ!

杏子「な?だから言ったろ?マミは心配しすぎなんだって」

マミ「うん・・・そうだね、みんなありがとう。私幸せだ・・・こんなにも優しい後輩たちを持って・・・」

さやか「それにしてもマミさん。この休んでる間にすっかり元通りのナイスバディーに戻っちゃってますね!いやーあやかりたいもんですなー」

マミ「・・・!元通り??」ピクッ

まどか「はい!昔のマミさんみたいな豊満な胸に戻ってるじゃないですか!」ティヒヒヒ

仁美「あぁ・・・こうして久しぶりに見るとやっぱり神々しいですわ・・・巴先輩の豊満な胸・・・」

ほむら「腹立たしいけど正直言うとうらやましいわ。夏休み明けには別人みたいだったけど休んでる間に元通りになるだなんて・・・どうやったらそんな大きくできるのか教えてほしいくらいよ・・・」ホムーン

杏子「え?はぁ??お前ら何言ってるんだ?マミが元通り?」

マミ「ちょっと黙って佐倉さん!ねぇ、みんなの目には私は夏休み前と変わってないように見えるのかしら?」ビキビキ

まどか「え?ひょっ・・・ひょっとして髪型とか変えました?」

さやか「あ!わかった!今日は制服じゃなくて部屋着とかそういう話ですな!」

仁美「いやですわ巴先輩。そんななぞなぞみたいな質問」ワカメ

ほむら「あなたは巴マミのままでいればいい。これからも」

マミ「あはははははは!!やっぱりあなた達、胸の大きさでしか私を認識してなかったのね!もう良いわ!胸でしか私を認めてもらえないなら・・・」

杏子「マミ!!落ち着け!!まどか!お前らもなんで怒ってるのこの人みたいな顔してんな!すぐ謝れ!」

マミ「・・・みんな死ぬしかないじゃない!!!」

杏子「マミィィィィィ!!!」

QB「やれやれ、なにやら隣の部屋が騒がしいことになっているね」

ドカーン! ドン!  マミ!オチツケ!!
ガシャーン! キャー!! ティロフィナーレ!!

QB「つくづく人間というのは不思議だね。やれ胸が大きくなった小さくなった、太っただの痩せただの。そんなことで別人に見えるなんて。容姿がいくら変わったところでその中身まで変わるわけじゃないじゃないか。わけがわからないよ」

バキバキバキ! マミサーーン!!
ガイーン!!  スクワルタトーレ!!

QB「さて、こっちに飛び火する前に僕は退散させてもらうとしようかな。みんなもおっぱいだけで人を見るような人間にはならないよう気をつけることだね。」キュップイ



おしまい

連日すいません。
もう一個あるんですけどこういうのって別の作品の場合は新規にスレたてした方が良いんでしょうか?

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