勇者「結婚してください!」スライム娘「え!?」(66)

魔法使い「さあ、勇者よ!この世を平和にする為に、魔王を倒してくるんだ!」


勇者「はーい」


トボトボ


勇者「とは言ったものの、マジでやる気ない…バアさんも人に頼まないで自分でやれよな」


ザッ


勇者「!?」



モンスターが現れた!



スライム娘「キ、キピー!」


勇者「結婚してください!」


スライム娘「え!?」


スライムA「キピー!」バッ

スライムB「キピー!」バッ



スライムA、スライムBの攻撃!



スライム娘「み、みんな!!」


勇者「邪魔」ベシッ


スライムA・B「キピー!?」ヒューーン



スライムA、スライムBは遥か彼方へと吹き飛ばされた



スライム娘「み、みんなー!?」


勇者「さあ、邪魔者はいなくなったよ。僕達の式の準備に取り掛かろうか」グイッ


スライム娘「ちょ、ちょっと!!」ニュルン


勇者「おおっ!君はとても体が柔らかいんだね」


スライム娘「スライムなので当たり前です!それより、私と戦いなさい!!」バッ



スライム娘の攻撃!



勇者「僕は君とは戦いたくないのに…」サッ


スライム娘「なっ!?避けられた!?なら、これでどうです!!」シュッ


勇者「綺麗な脚だね」サワッ


スライム娘「ひゃあっ!?」ズルッ


勇者「あっ、危ない!!」



ゴンッ!



スライム娘はバランスを崩し、岩に頭をぶつけてしまった



スライム娘(ああ…私もここでお終いか………)ガクッ


勇者(…普通はスライムだから打撃は効かないんじゃないの?)


___________________


スライム娘(……あれ?私、生きてる?)


勇者「目が覚めたみたいだね」


スライム娘「!?」ガバッ


勇者「まだ起き上がらないで休んでいた方がいいよ」


スライム娘「…何で私を殺さないんですか?」


勇者「そうだね…じゃあ、改めて言わせてもらうよ」


勇者「僕と結婚してください!」バッ


スライム娘「」


勇者「あれ?君が寝ている間に集めたんだけど…バラの花は好きじゃなかった?」


スライム娘「そこじゃありません!!」


勇者「じゃあ…僕と結婚してくれないの!?」


スライム娘「当たり前です!!」


勇者「」ガーン


スライム娘「私達、初対面ですよ。それにそもそもあなたは人間で、私はモンスターなんです。人間達の規則は知りませんが、モンスターは人間と結婚してはいけないって規則で決まっているんです!」


勇者「………わかった」


スライム娘「わかってくれましたか…じゃあもう一度私と勝負を…」


勇者「魔王を倒してその規則をぶち壊してやる!!」


スライム娘「ええー」


勇者「じゃあ、新婚旅行がてら魔王を倒しにいこう!」グイッ


スライム娘「ま、待ってください!私も行くんですか!?」


勇者「当たり前じゃないか」


スライム娘「私は嫌です!!それに普通は戦士や僧侶とかとパーティーを組むんじゃないんですか!?」


勇者「君さえいれば他は何もいらない」キリッ


スライム娘「えっ!?」ドキッ


勇者「今少しだけドキっとしてくれたよね?」


スライム娘「ち、違います!してません!!」


勇者「いいから行こうよ」ヒョイ


スライム娘「ひゃあ!?お、お姫様抱っこしないでください!」


勇者「君の肌、冷たくて気持ち良い…」スリスリ


スライム娘「きゃあっ!?セ、セクハラです!!」


___________________


スライム娘が仲間になってから数日後



スライム娘「ほ、本当に町の中に入るんですか?」


勇者「ああ、早く君に似合う服を買ってあげたいからね」


スライム娘「でも私は本来、服なんていりません。このローブだって必要ないんです」


勇者「駄目だよ!!君の裸体は美しすぎるんだから、服を着ないと他の男が寄ってきてしまう!」


スライム娘「心配いりません。寄ってくるのはあなただけです」


勇者「それに…裸体のままだと僕の理性が抑えられず、君を襲ってしまう危険性もあるし」


スライム娘「早く行きましょう」


――小さな町――



ザワザワ ザワザワ



スライム娘「あ、あの~…やっぱり他の人間が私を嫌ってますよ」


勇者「いいんだよ。君の魅力に気づかない方が馬鹿なんだ。おじさん、このレースのビスチェください!いや、エッチな下着や踊り子の服も捨てがたいな…」


スライム娘「それじゃ、あんまり裸と変わらないんじゃないですか?」


勇者「変わるよ!こっちの方が裸体よりエロいし興奮するんだ!!」


スライム娘「この水の羽衣ください」


スタスタ


勇者「くっ、よりによって一番高い水の羽衣を選ぶとは……」


スライム娘「す、すいません。どれが高いのかわからなかったので…」シュン


勇者「いや、いいんだ。それに…君にとっても似合ってるよ」ニコ


スライム娘「そ、そうですか?//」


勇者(青肌の頬が赤くなってる…可愛い)


勇者「…そのかわり、戦闘の時に君にも手伝ってもらうからね」


スライム娘「いいですけど…ここに来るまで何もしませんでしたし、私Lv.1のスライムのままですよ?戦力になるんですか?」


勇者「ああ、もちろんさ。むしろ最高の戦力だよ」


スライム娘「??」


勇者「さて、今日はこの宿に泊まろう」


ガチャ


勇者「すいませーん、一部屋貸してください」


宿主「あいにく二人部屋は空いてないんだ。ベッドが一つの一人部屋でいいかい?」


勇者「はい!むしろそっちの方がいいです!」


スライム娘「ええー」


戦士「おいおい、何でここにモンスターがいるんだ?」チャキッ


スライム娘「ひぃ!?」


勇者「おい、剣をしまえ。彼女は僕の…フィアンセだぞ!」


スライム娘「仲間です!!」


戦士「ケッ、気持ち悪いな。モンスターなんて殺す対象だろ」


優秀な勇者「やめろ、戦士。気を悪くさせてしまってすまない、戦士は少し口が悪いんだ。だが、君も勇者ならあまりモンスターと仲良くしない方がいい。もしくは人間から離れたとこで静かに暮らすべきだ」


商人「優秀な勇者様はお優しいですね。モンスターなんて殺せばいいんですよ。何なら私がこの場で殺しましょうか?」


スライム娘(こ、こわい…)ビクビク


勇者「断る。僕は彼女と結婚する為に魔王を倒すんだ」


戦士「ダハハハハ!モンスターと結婚!?頭がいかれてんじゃねぇのか?」


商人「どうせ体目当てでしょう。モンスターでもいい体のヤツはいますし、性奴隷として高く売れる場合もありますからね」


優秀な勇者「おい、お前達!さすがにそれは言い過ぎだぞ!!」


スライム娘(ひ、ひどい…)


勇者「お前ら…表に出ろ」


戦士「へっ、いいのか?そう思ってるヤツは俺達以外にもいるんだぜ」


勇者「あぁ…一人残らず僕が黙らしてやるよ」


ザッ


戦士「さて、始めようか」


優秀な勇者「お前達!理由はともかく彼も魔王を倒そうとする同志なんだぞ!」


商人「大丈夫ですよ。殺したりしません…彼はね」ニヤリ


スライム娘「ひぃっ!」ビクッ


勇者「僕もお前達を殺しはしない。殺しは…ね」


スライム娘「ゆ、勇者さん!本当に大丈夫なんですか?相手は屈強な男20人はいますよ!?」


勇者「心配いらないよ。君が僕に強化魔法を唱えてくれれば、こんなのお茶の子さいさいさ」


スライム娘「強化魔法?私そんな魔法使えませんよ」


勇者「大丈夫。こう言えばいいだけだから……―――」ゴニョゴニョ


スライム娘「ええー!?い、嫌ですよ!!」


勇者「じゃあ僕はここでやられて、君は殺されちゃうよ?それにさっき戦闘で手伝ってくれるって約束したでしょ?」


スライム娘「ぐっ…わ、わかりましたよ…」


戦士「いくぞ!!」


「「「おおーーっ!!」」」


勇者「ハニー!」


スライム娘「いつから私はハニーになったんですか!?もう…」スゥゥ


スライム娘「ゆ、勇者さん!大好きです!!//」


勇者「キタキタキターーーーーッ!!」シュイシュイシュイシュイ!


スライム娘(これのどこが強化魔法なんだろう……)


5分後


勇者「ふぅ、こんぐらいにしといてやるよ」


戦士「バ、バカな…剣も使わず素手だけで俺達を…」バタンッ


勇者「剣は使わないんじゃなくて、ハニーの服を買うために売っちゃったから無いだけなんだけどね」


スライム娘「なんかすいません」


優秀な勇者「す…凄い……」


勇者「ごめんな、君の仲間を半殺しにてしまって」


優秀な勇者「いや、いいんだ。今回はこちらが悪い…だが、あいつらのこともわかってくれ。あいつらは小さい頃にモンスターによって親を殺されたんだ。だからモンスターを強く憎んでいるんだ」


スライム娘「そうだったんですか…」


優秀な勇者「それよりも…君にこの剣を託そう」ス…


勇者「これは?」


優秀な勇者「真の勇者だけが持てるという伝説の剣だ」


スライム娘「ど、どうしてこんな小さな町にいるあなたが持っているんですか!?」


優秀な勇者「これでも私達は世界中を旅したベテラン勇者の一行なんだ。この剣も旅の途中で見つけたんだ。そしてこの町は私の故郷で、魔王を倒す前に少しだけ帰郷していただけなんだよ」


勇者「そんな人が何故、この剣を僕に?」


優秀な勇者「単純に君の方がこれを持つのにふさわしいと思っただけさ。それに私は今までこの剣に頼りすぎていたのかもしれない…君みたいにもっと己を鍛えることにするよ」


勇者「(別に己を鍛えてるわけじゃないんだが…)…じゃあお礼に、僕から強くなる為のアドバイスをあげるよ…恋は人を強くする」キリッ


スライム娘「それはあなただけです」


優秀な勇者「なるほど…覚えておこう」


スライム娘「真面目!?忘れた方がいいですよ!」


勇者「さあ、ハニー。僕達の愛の巣に戻ろうか」


スライム娘「ここ、初めて来た宿です」

今日はここまで


短いので明日には終わると思います

もんむすの話題が出てて言いづらいけど…エロ無しです

……なんかすいません

続き投下します


――部屋――


ガチャ


勇者「おおっ!意外と広いな!」


スライム娘「そうですね…これなら床でも寝れますね」


勇者「ええー!?今夜は初夜なんだから一緒のベッドで愛し合おうよー」


スライム娘「い、嫌です!!」


勇者「もう、ハニーは恥ずかしがり屋さんなんだから❤」


スライム娘「ハートもハニーもやめてください!」


勇者「さて、とりあえず剣と鎧は脱ぐか」ガシャン


勇者(この剣………高く売れそうだな)ジー


スライム娘「…売って私の服を買おうとしないでくださいよ」


勇者「さすがはハニー。僕の心の声が聞こえるんだね」


スライム娘「聞こえません!……本当に聞こえないので、一つだけ聞いていいですか?勇者さんは私のどこをそんなに気に入ったんですか?」


勇者「気に入ってない、愛しているんだ」キリッ


スライム娘「そういうのはいいですから真面目に答えてください」


勇者「そうだな…まず見た目!」


スライム娘「見た目ですか…でも、私よりもっと魅力的なモンスターはたくさんいますよね?」


勇者「イヤ、いない!吸い込まれそうな碧い瞳!!透き通るような青い肌!!」


スライム娘「本当に透き通っているんです」


勇者「豊満な胸!!少し溶けかけている綺麗な足!!」


スライム娘「あっ、これなら頑張って固めれば普通になりますよ」ギュゥゥウ


勇者「おおっ!!どっちの君も綺麗で最高だ!!」


スライム娘「じ、自分で質問しておいてあれですが、だんだん聞いてるのが恥ずかしくなってきましたよ//」


勇者「まぁ、何だかんだ言って、君を一目見た瞬間に心を撃ち抜かれたんだよ。つまり、一目惚れさ」


スライム娘「そ、そうですか///」


勇者「そして今現在、君の傍にいるだけでどんどん君を好きになっていく」


スライム娘「も、もう十分です!これ以上言われると溶けてしまいます!///」カアァ


勇者「そして…今すぐ、君のその美しい青肌を舐め回したい」ジュルリ


スライム娘「ええ!?今の流れから、いきなりそっち!?ほ、本当にやらないでくださいよ!」


勇者「わかってるって。君が求めない限り、そういうことは絶対にしないよ。だってそれは愛とは言わないからね」


スライム娘「勇者さん…」


勇者「だから…キスしよ!ちょっとだけでいいから!(舌の)先っぽをイれるだけでいいからさ!」


スライム娘「しません!先っぽとか言わないでください!!」


スライム娘「まったくもう、せっかくのいい雰囲気が台無しです……でも、ありがとうございました」


勇者「え?先っぽだけイれていいってこと?」


スライム娘「それじゃありません!!さっきのことですよ。私の代わりに怒ってくれた…私を守ってくれたじゃありませんか。私…嬉しかったです//」


勇者「妻を守るのは当たり前さ」キリッ


スライム娘「ふふふ、妻じゃありませんけどね」


勇者「じゃあ妻(仮)で」


スライム娘「それも嫌です」


勇者「でも僕にとって君は仲間以上に大切な存在なんだ。だから仲間なんて呼べないよ」


スライム娘「しょ、しょうがないですね……じゃあ、彼女ってことで…いいですよ//」モジモジ


勇者「」ズッキューーン!


スライム娘「こ、恋人は規則に書いてありませんでしたし…」


ガシッ


勇者「ハニー、結婚してください!」


スライム娘「い、今はまだ駄目ですって!!」


勇者「ぐっ、なら…早く結婚したいから省略するぞ!!」ヒョイ


スライム娘「へ?」


勇者「とうっ!」ピョン


___________________


勇者「魔王の間に到着!」スタッ


スライム娘「大分省略しましたね」


勇者「長くダラダラ続けるのは嫌いなんだ。でも、ちゃんとここに来るまでにハニーとあんなことやこんなことをしてるから安心してくれ!」


スライム娘「してません!!」


勇者「でも、イチャイチャはしてたでしょ?」


スライム娘「ま、まぁイチャイチャぐらいならしましたけど…//」


魔王「現在進行形でイチャイチャするな。早く戦うぞ」


側近「魔王様、ここは私が…」


勇者「待て。僕は人外っ娘(女性)は斬らない主義なんだ」


スライム娘「確かにラミアさんやサキュバスさんにイヤらしい目を向けてましたね」プクー


勇者「そうやって嫉妬して、頬を膨らます君の顔を見たかったからさ」


スライム娘「も、もう!いつも調子の良いこと言うんですから//」


勇者「頬を染めてる君はもっと可愛いよ」


スライム娘「や、やめてくださいって!///」


魔王「お願いだからイチャイチャしないでよ。一応、これがラストバトルなんだからさ」


側近「隙を見せすぎだ!!」ダッ


勇者「ハニー!強化魔法だ!!」


スライム娘「ゆ、勇者さん!頑張ったらご褒美をあげます!」


勇者「頑張るよ!マイスイートハニー!」ギンギン


側近「おっ立たせるなぁぁぁ!!」


勇者「ハアアァァ!!」ズドンッ!


側近「ガ…ハ…ッ!!」バタンッ


勇者「ごめん、少しだけ寝ててね……僕のアレは起きてるけど」ギンギン


スライム娘「下ネタはやめてください!!」


魔王「側近を一撃で倒すとは…」


勇者「さあ、あとはお前だけだ!魔王!!」


魔王「調子に乗るなよ、小僧」ス…


勇者「!?」バッ



バゴオオオオン!!



魔王の攻撃!勇者は瀕死のダメージを負った



魔王「この程度の魔法でやられるとは…勇者といえども所詮は弱い人間だな」


スライム娘「勇者さん!」


勇者「ぐっ…!は、早く…回復魔法を……」


魔王「無駄だ。今の攻撃で貴様の体にわしの魔力がこびりついて、回復魔法を受けつかないようになっているんだ。もう助からん」


勇者「フッ、普通の魔法なら駄目かもな。さあ!ハニー!俺達の愛の回復魔法を見せつてやろうぜ!!」


スライム娘「勇者さん……わざと食らいました?」


勇者「」ギクッ


勇者「そ、そんなわけないだろ!いいから愛の回復魔法を!」アセアセ


スライム娘「わかりましたよ…では」ス…


ちゅっ


勇者「復ッッッ活ーーーーーーーーッ!!」シャッキーーーン!


スライム娘「勇者さんは私が頬にキスすればどんな傷も回復するんです!!……自分で言ってて理解できませんけど」


勇者(次は隙をみて死のうかな…そうすれば口にキスを…)


スライム娘「…死んだらキスしないでそのままにしますよ」


勇者「ぐっ、さすがはハニー。読まれていたか」


魔王「もう少しマジメにやってください。本当にお願いします」


勇者「しょうがないな…一気に決めるぞ!ハニー!!」


スライム娘「……勇者さん、この戦いが終わったら結婚しましょう」


勇者「え!?そ、それって…」


スライム娘「はい、嘘じゃありません…私も勇者さんを愛していますよ」ニコ


勇者「」プツン


勇者「究極魔法キターーーッ!!ウオオオオオオオオーーーーッ!!!」ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ


魔王「な、何なんだ!?この力は!?」


勇者「……お前は俺の力に負けたんじゃない」シュン


魔王「消えた!?」


勇者「愛の力に負けたんだ」シュッ


ズバッ!



勇者の会心の攻撃!魔王は倒れた



魔王「ぐはッ!!」バタンッ


勇者「さてと…終わりにするか」チャキッ


側近「や、やめてーーっ!!パパを殺さないで!!」


スライム娘「唐突な親子設定!?」


勇者「大丈夫さ。殺さない…おい、魔王!人間とモンスターが結婚できないって規則を無しにしろ!!あっ、ついでにモンスターに人間を襲うなって言っといてね」


スライム娘「ついでの方が重要です」


魔王「そ…そんなこと出来るか!!」


勇者「何もタダとは言ってない……お前が気に入りそうな女性を紹介してやるぞ」


スライム娘「」ピクッ


スライム娘「勇者さん…それはどういうことですか?」ボコボコボコボコ


勇者「ち、違うって!過去の女とかじゃなくて知り合いを紹介するだけだから!!お願いだから体を沸騰させないで!!」


スライム娘「…わかりました、許します」シュゥゥ…


勇者(魔王より怖かった…)


魔王「……わしは100歳以上じゃないと受けつけんぞ」


勇者「ああ、心配いらない!イキの良いピッチピチの100歳を紹介してやるよ」


魔王「イ、イキの良いピッチピチの100歳!?……最高じゃないか!!」


側近「パ…パパ?」


魔王「娘よ!もうすぐママができるぞ!」


スライム娘「……こんな終わり方でいいんですか?」


勇者「いいんだ。愛は世界を救う!と、いうことで僕達は帰るよ。ちゃんと約束は守るから、そっちも規則を取り下げてね」


魔王「ああ!なるべく早くするんだぞ!」フリフリ


勇者「よし、ハニー!いつものいくぞ!」ヒョイ


スライム娘「またですか…それと何でいつも私はお姫様抱っこなんですか?」


勇者「………それ!」ピョン


スライム娘「無視ですか!?」


___________________



勇者「よっと!」スタッ


スライム娘「ここが勇者さんの故郷…私の故郷のすぐ隣じゃないですか」


勇者「だって、君が初めて会ったモンスターだもん」


スライム娘「そういえば…第一声が結婚してくださいでしたね」


勇者「あぁ…これで無事に君と結婚できるよ」


魔法使い「勇者!よくぞ帰った!!」


勇者「バアさん!!さっそくで悪いんだけど、ちょっと僕と一緒に来てくれない?」


魔法使い「はい?」


スライム娘(ああ…この人が魔王さんに紹介する人ですね)


優秀な勇者「まさか君が本当に魔王を倒すとは…恐れ入ったよ」


勇者「君はあの時の!!今はちゃんと恋をしてるのかい?」


優秀な勇者「残念ながらしてないよ。中々いい女性と巡り合えなくてね」


勇者「……じゃあ、君もついでに連れてってあげるよ」ガシッ  ガシッ


魔法使い「へ?」

優秀な勇者「ん?」


勇者「ハニー、ちょっくら行ってくるよ」


スライム娘「いってらっしゃーい」フリフリ


勇者「とうっ!」ビューーーーーン


スライム娘「今度はちゃんとした移動系魔法を使うんですね…」


10分後


勇者「ただいまー!ハニー!」スタッ


スライム娘「で、どうでした?魔王さん達は」


勇者「二人共すぐに意気投合してイチャイチャしてるよ…いや、四人か」


スライム娘「そうですか、良かったですね。じゃあ…私達もイチャイチャしませんか?//」ダキッ


勇者「おうふっ!?」グハッ!


スライム娘「勇者さん!?」


勇者「ぐっ…!こ、これを求めてたのに…は、破壊力がありすぎて耐えられない!!」


スライム娘「もう…頑張ってくださいね。私…子供はいっぱい欲しいですから///」


勇者「」ズッキューーーン!


勇者「ハニー…結婚してください!」


スライム娘「はい、よろこんで」ニコ



Fin

これで完結です


エロを求めてた人…すいませんでした

おまけ



スライム娘「すいませーん」


勇者「お久しぶりでーす」


ガチャ


優秀な勇者「君達か!!どうぞどうぞ、入ってくれ」


勇者「君は魔王達と上手くやっているのかい?」


優秀な勇者「ああ。お義父さんによく稽古をしてもらうんだ。おかげで君にも負けない強さを手に入れたよ」


勇者「強さは稽古のおかげじゃないだろ」


優秀な勇者「おっとそうだった。妻との愛の力だったよ」ハハハ


側近「あなた、朝食が出来たからパパ達を起こしてきて」


スライム娘「お久しぶりです、側近さん」


側近「あら、貴方達!本当に久しぶりね…あれ?少し体が白くなった?」


スライム娘「え!?」


勇者「それは今朝僕が出したミルクが混ざってるからさ」キリッ


スライム娘「もう!勇者さんが出しすぎるからいけないんですよ!///」


勇者「でも、ハニーが挿入中に手をお腹に入れて、僕の息子を握りながら搾り取ったんじゃないか」


スライム娘「ぅ~~~///だって勇者さんに気持ち良くなって欲しかったんですもん!//」


勇者「」ズッキューーーンッ!


勇者「ハニー!結婚してください!」


スライム娘「もうしてます!!」


優秀な勇者(イチャイチャしてるなぁ)


側近(イチャイチャしてるわね)


側近「それで、今日はどうして家に?」


勇者「今は新婚旅行で世界中を旅してるんだ。そのついでにちょっと寄ってみたんだよ」


スライム娘「側近さん達は新婚旅行でどこか行かれたんですか?」


側近「私達は魔界の方に二泊三日で旅行してきたわ」


勇者「それより、サプライズで僕達が魔王を起こしてきてあげようか?」


優秀な勇者「それはいいが…君達はビックリすると思うぞ」


スライム娘「??」


スタスタ


勇者「ここが魔王とバアさんの部屋だな。静かに入るぞ」



キィィ…



魔法使い「朝から私の足を舐めたいなんて…本当に変態なのね、あなた」


魔王「その通りです!変態なわしをもっと虐めてください!!」ハァ ハァ


魔法使い「じゃあ…魔法で痺れさせながらイカしてあ・げ・る♪」ビリ…


バチバチバチバチ!


魔王「んんぁっ!!気持ちイイぃぃぃいいいい!!」バリバリバリバリ


魔法使い「ほら、その状態で私の足を舐めなさい。私は魔法で痺れないようにしてあるから、念入りに舐めるのよ」


魔法「おまえの足、とってもおいしいですぅううう!!」バリバリバリバリ! ペロペロペロ


魔法使い「プレイ中はおまえじゃなくて女王様でしょ?」ゲシゲシゲシ


魔王「ああんっ!もっと踏んづけてください!!女王様ぁぁあああ!!」バリバリバリバリ!


勇者「」

スライム娘「」



キィィ…
    バタン



勇者「い、色んな愛し方があるんだな」


スライム娘「そ、そうですね」


勇者「優秀な勇者と側近に挨拶したし、新婚旅行も終わりにしてそろそろ帰るか」


スライム娘「はい、魔王さん達は…ま、また今度挨拶しましょう」


勇者「よし、我が子達が待つマイホームにジャンプするぞ」ヒョイ


スライム娘「だから何で毎回、私はお姫様抱っこなんですか?」


勇者「こうしないとジャンプ出来ないんだ。つまりジャンプとは愛の力なんだ!」


スライム娘「なるほど、だから優秀な勇者さん達を連れて行く時は移動系の魔法を使ったんですか」


勇者「それに…ハニーと触れ合っていたいからな」


スライム娘「もう///」


勇者「じゃあ、いくぞ!」ピョン



おしまい


すいません どうしてもドMの魔王を書きたくなったので…つい

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2018年06月21日 (木) 21:52:58   ID: fKAt7q5A

平和でよかった(小学生並みの感想)

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