妹「妹に欲情する兄がありますか」(115)
兄「ごもっとも。だが」
妹「だがもしかしもありません」
妹「恥を知ってください。然るのち死んでください」
兄「散々だ」
妹「そう言われるほどのことをしたんですよ」
兄「分かった。謝ろう」
妹「土下座してください」
兄「土下座でもなんでもしよう、しかしその前に」
兄「妹よ。一つ質問があるのだが」
妹「なんですか」
兄「その右手のパンツは誰のものだ」
妹「……」
兄「答えなさい」
妹「兄さんのものです」
兄「まことか。それは許されない。
兄が妹に欲情するのが許されないように、妹が兄に欲情するのも許されないのではないのか」
妹「それは、」
兄「なんだ」
妹「私は可愛いからいいのです」
兄「それは、詭弁だ」
妹「事実です」
兄「事実かもしれない。兄に焦がれる妹。魅力的だ」
妹「でしょう」
兄「だが許されない」
妹「兄さん。今、兄さんが私を糾弾する立場にあると思いますか」
兄「脅しか」
妹「事実です。この世界は男卑女尊。それがたとえ血の繋がった兄であろうと」
兄「そのような事実は初耳である」
妹「これが世の中です」
兄「知ったような口を聞くな。パンツを嗅ぐな」
妹「現に。お互いがお互いを通報したとして、どちらの証言が優先されるでしょうね」
兄「明らかにパンツを持っているお前の敗北だ」
妹「こんなものは事前に食えます」
兄「食うな」
妹「兄さん。土下座のことを忘れていませんか」
兄「今はそれどころではない」
妹「もぐ」
兄「分かった。しよう」
兄「すまなかった。このとおりだ」ドゲザ
妹「……ふふふ」
兄「頭を上げてもいいだろうか」
妹「だめです。誠意が篭っていません」
兄「俺は妹に欲情する駄目な兄だ。それでもお前に見捨ててほしくはない」
妹「……っ」ゾクゾク
兄「身勝手な言葉だと分かっている。だが、心優しいお前なら、許してくれないだろうか……?」
妹「……満足しました。顔を上げてもいいですよ」スッキリ
兄「よしパンツは返してもらう」パッ
妹「あっ」
妹「返してください」
兄「どの口が言うか」
妹「この唇が目に入りませんか。あなたの溺愛する妹の」
兄「俺には口角が歪みだらしなく涎を垂らした口しか見えん」
妹「……」ゴシゴシ
妹「ごほん。毒を食らわば皿まで、と言うでしょう」
兄「いったい何の話だ」
妹「どうせばれてしまったのです。最後まで堪能させてください」
兄「開き直るんじゃない」
妹「よいじゃないですか。どうせ毒にやられるのは私なのですから。一思いに食べさせてください」
兄「阿呆か。さらりと要求を上乗せするな」
妹「これでも譲歩した方です」
兄「なんてことだ。やはり血は争えないのか」
妹「私たちお似合いですね、兄さん」
兄「やめてくれ」
妹「酷いです。冷血です」
兄「俺はお前の酷さに血が引いているよ」
妹「何を、言いますか。妹に欲情した兄が」
兄「またそれを蒸し返すのか」
妹「兄さんの犯した罪と比べれば、私の行為など意図せず身内の着替えを覗いてしまった程度のものです」
兄「それは、ご褒美だろう!?」
妹「顔の色変えないでください。お座り!」
兄「……」ドゲザ
妹「……よしよし」ナデナデ
妹「兄さんはこうして、私の言うことを聞いていればいいのです」ナデナデ
妹「ふふふ。素敵です兄さん」ゾクゾク
兄「お前にとっての俺は一体何なのだ」
妹「勿論、敬愛すべき兄です。体のどの部位とっても素敵です。妹に欲情するところは、いただけませんが」
兄「それを失ったら俺には何が残ると言うのか」
妹「性欲があなたの矜持ですか。これはいけません。私が治してあげないと……」
兄「妹よ。おい。聞いているか」
妹「まずは正しい歯磨きの仕方から……」
兄「なぜ歯磨きなんだ……」
∧ ∧
J ` 7 (`・ω・) ))
) ね Ζ /っ(⌒joノ ^ヽ ))
7 ヘΓ t_,, -‐''´``ー ' ))
朝
妹「……兄さん。兄さん。起きてください」
兄「むう」
妹「朝です。ご飯できてますよ」
兄「うむ……」ノビー
妹「さ、靴下はいて。早くしないと冷めちゃいますから」
兄「分かった……」ヨロヨロ
妹「……」バタン
妹「……」スタスタ
妹「……」モゾモゾ
妹「すぅー……はぁー……んん……ん……」スリスリ
兄「ちょっと待て」ガチャリ
妹「兄さん。朝ご飯はリビングですよ」
兄「知っている。お前は何をしている」
妹「兄さんの枕の匂いを嗅いでます」
兄「嗅ぐな。出なさい」
妹「とても。とてもいい匂いです。濃い兄さんの匂い……」ハァハァ
兄「聞きなさい」
妹「どうしてですか。今日は休日ですよ。二度寝は文化です」
兄「二度寝は他人のベッドですることではない」
妹「そんな。せめて兄さんが朝ご飯を食べている間だけでも」
兄「許しません。ほら出た」ズルズル
妹「うう……乱暴しないでください……」
兄「お前が悪い」
妹「もう。仕方ないですね。一緒にリビングに行きましょう」
兄「それでいい」
妹「コーヒーを淹れました」
兄「ありがとう。ところで、お前の朝ご飯は」
妹「もうとっくに食べましたよ」
兄「そうだったか」
妹「妹の朝は早いのです」
兄「毎度のことながら、頭が下がる」
妹「では土下座してください」
兄「それはなにか違う」
兄「ごちそうさまでした」
妹「お粗末さまでした。それでは、」
兄「俺の部屋に、行くつもりか」
妹「……私はおとなしく二度寝します。家事ばかりで疲れちゃいます。やれやれ」
兄「嫌味ったらしく言うな」
妹「こんな時に一緒に寝てくれる人がいたら幸せなのですがねー」
兄「……」
妹「おしごとの疲れも一気に吹っ飛んじゃうんですけどねー。はあー」
兄「……」
兄の部屋
妹「ふふふ。妹と添い寝するなんて、本当に兄さんは変態なんですね」
兄「誰のせいだと思っている」モゾモゾ
妹「や、兄さん。離れちゃ駄目です」ギュ
兄「妹よ。わざわざ同じ寝床を使う必要は無いと思うのだが」
妹「それでは添い寝になりません」
兄「添い寝する意味が分からない」
妹「間違えました。二度寝です」
兄「どのみちわけが分からん」
妹「大丈夫です。兄さんが妹と添い寝をしたがる変態でも、私は見捨てませんから……」ナデナデ
兄「撫でるな」
妹「欲情しちゃ駄目ですよ? まだ朝ですからね?」
兄「夜ならばいいのか」
妹「そう言う問題ではありません。んん、ここ兄さんの匂いが強い……」クンクン
兄「黙って寝たらどうか」
妹「そうですね。おやすみなさい。お昼ごはんは何がいいですか?」
兄「やきそば」
妹「分かりました。後でお買い物に行きましょう」
兄「分かった」
昼
妹「……むにゃ。兄さん、そろそろ起きましょう」ユサユサ
兄「……あと数分」
妹「だめです。くっつかないでください」
兄「……離れちゃ駄目と言ったのはお前だろうに」
妹「あれは、……気の迷いです」
兄「常に錯綜してないか」
妹「いいから。ほら、着替えて玄関に集合です。11時40分! 厳守です!」
兄「はいはい」
兄「待たせた」
妹「いえ。間に合ったみたいですね」
兄「今日は覗いてくる輩がいなかったからな」
妹「何の話ですか?」
兄「変態の話だ。行こうか」
妹「世の中怖いですね。行きましょう」
デパート
妹「兄さん、後で落ち合いますか?」
兄「付いて行くさ。荷物も持たなきゃならんからな」
妹「ですか。合わせてお夕飯の食材も買ってしまいましょうか」
兄「お金はおろしてあるか」
妹「問題ありません」
兄「分かった。何にする」
妹「鍋がいいです!」
兄「鍋か。良いな」
妹「やった」
妹「あ、牛乳安い……」
兄「買っておこう。もう少なかったはずだ」
妹「はい」ヒョイ
兄「入れてくれ」
妹「ヨーグルト、どうします? 買っておきます?」
兄「ヨーグルトは……確かまだ残ってた」
妹「じゃあ、また今度で」
妹「あ、ヨーグルトドリンク」ヒョイ
兄「即決かよ」
妹「好きなんです。ヨーグルトドリンク」
兄「何故こっちを見る?」
妹「ヨーグルトドリンク……」
兄「先に行くぞ」テクテク
妹「ああ、待ってください」ワタワタ
妹「もう。なんなんです」
兄「お前がなんなんです」
妹「なかなか所帯じみてました。さっきのやりとり」
兄「ヨーグルトドリンク云々は、無い」
妹「新婚っぽいです」
兄「そんな新婚はごめんだ」
妹「お堅いんですから」
女「あ、兄くん」
兄「む。奇遇だな」
妹「こんにちは? 兄さん、大学の……?」
兄「ああ。同じサークルの、女さん」
女「あ、妹さん?」
妹「はい。はじめまして、妹と言います。兄がお世話になってます」ペコ
女「そんな畏まらなくていいよ~。女って言うの。よろしくね」
妹「よろしくお願いします。もしかしたら、顔を合わせてるかも……」
女「学部一緒なんだっけ? 兄くんから聞いたよ~」
妹「どんなことを吹聴して回ったのですか」
兄「そう睨むな」
女「一緒に買い物か……いいなぁ。夫婦みたい」
妹「やだ、先輩……」
女「あ、照れてる。かわいいなぁ。兄くんには勿体無いよ~」
妹「……兄さん、恥ずかしいです。なにか言ってください」
兄「何をそんな恥ずかしがってるんだ……」
女「えへへ、邪魔しちゃったね。じゃ、また学校で」
兄「ああ、悪いな」
女「んーん。妹ちゃんもばいばい」フリフリ
妹「あ、はい。さようなら……」ペコリ
妹「き、緊張しました」
兄「そんな人見知りするタイプだったか」
妹「違いますけど。夫婦みたい、ですって」
兄「変な感想だな」
妹「嬉しくないんですか? ……それとも兄さん、ひょっとして」
兄「なに。女はただの同期だ」
妹「……ふーん。そうですかそうですか」ツーン
兄「めんどうくさいことになったぞ」
妹「いいんです。私、今回は“待つヒロイン”なんですよね」
兄「何の話だ」
妹「たまにはそう言う役柄も悪くありません」
兄「そうか。じゃあずっと待っててくれ」
妹「兄さん……」
兄「なんだ……」
妹「兄さんが最初にコンプリートするのは私のイベントCGだって、信じてますからね」
兄「……」
兄「イベントCG?」
妹「差分含め120枚あります」
兄「多いのかそれは。差分含め?」
妹「羞恥に染まった顔グラフィックが多めです」
兄「羞恥心を捨てた表情ならよくしているな……」
∧ ∧
J ` 7 (`・ω・) ))
) ね Ζ /っ(⌒joノ ^ヽ ))
7 ヘΓ t_,, -‐''´``ー ' ))
夜
兄「ごちそうさまでした」
妹「ごちそうさまでした。美味しかったです」プハー
兄「冬は鍋に限る」
妹「本当に。またやりましょう」
兄「ああ。食器洗うぞ」
妹「はい。軽くでいいですよ、食洗機入れちゃいますので」
兄「分かった」
兄「こんなもんか」
妹「問題ありません。お疲れ様です」
兄「なんてことはない」
妹「じゃあ、お風呂沸かして……あ、まだ直ってないんでしたっけ」
兄「そうだな……修理屋は来週の頭に来てくれるそうだ」
妹「はぁ、来週ですか……」
兄「不便だが仕方がない。今日も銭湯だな」
妹「そうですね。もう行きますか?」
兄「俺は構わない」
妹「では」
兄「ああ」
妹「う、寒いですね……」ブルル
兄「明日から少しは暖かくなるそうだな。ふぅ」
妹「昼間もいい天気なのに、風が冷たくてかないません」
兄「まだ一月だ。あと一ヶ月くらいは辛抱しろ」
妹「寒がりには辛いです。向こうは暖かかったですし、尚更」
兄「俺はもう慣れた」
妹「兄さんは、あったかいですもの」
兄「そうだろうか」
妹「はい。抱きついた感覚でわかります」
兄「複雑な気分だ」
銭湯
兄「大人二人」
番台「あいよ」
兄「どうも。じゃ、後で」
妹「はい。待っててくださいね?」スタスタ
兄「分かってる」
番台「仲がいいの」
兄「ん。ああ、どうも」
番台「いいことじゃ。近くに住んどるんか」
兄「ええ。家の風呂が壊れてしまって」
番台「奥さんかね?」
兄「そんな歳に見えます?」
番台「冗談じゃよ。引き止めて悪かったの」
兄「いえ。では……」テクテク
番台「ごゆっくり」ヒラヒラ
番台「……ん、今日の客入りもまずまずじゃな」
カポーン
兄「……ふー」
兄「……」
兄「……?」
少年「……」ジッ
兄「……よく見かけるな」
少年「ん。むこーの通りのマンションに、住んでるよね」
兄「あれ。一緒のマンションか」
少年「」コクコク
兄「悪いな。男だ。205号室に住んでる」
少年「少年、です。お兄さん、綺麗な女の人とどうせいしてるよね。彼女?」
兄「……あれは妹だ」
少年「えっ、ってことは……兄妹なんだ」
兄「そう。あいつは一年前に上京してきたんだ」
少年「へぇー。なんで上京してきたの?」
兄「同じ大学に通っててな。実家からじゃ遠いから、先に上京してた俺の家で一緒に暮らすことになった」
少年「それって、二人暮らしってこと?」
兄「ああ」
少年「兄妹で? 変なのー」
兄「俺も最初は反対したもんだ……親が金なら出すってな……」
少年「お金持ちなんだ」
兄「わりとな」
少年「羨ましいよ。うちは貧乏だって、いつも父さんたち言ってる」
兄「でもちゃんとお年玉はくれるだろう?」
少年「あ、うん。貰ってるよ」
兄「なら大丈夫さ。貧乏とは言っても、しっかり家のことは考えてくれてるだろうからな」
少年「そーなのかな」
兄「きっとな」
兄「……ふぅ。そろそろ上がるかな」
少年「そっか。ばいばい」
兄「お前はまだ入ってるのか?」
少年「お父さんがサウナ入ってて。ぼくも行こうかな」
兄「……なるほど。分かった。じゃあな」
少年「またねー」
兄「……」ゴクゴク
兄「……はー。美味い」カラン
番台「お兄さん。妹さんがお呼びじゃよ」
兄「え? ああ、すみません」スタスタ
妹「お待たせしました」ホッコリ
兄「早かったな。わざわざすみません」
番台「いーってことじゃ。またよかったらきなさい」
兄「ええ。ありがとうございました」
妹「気持ちよかったです。ありがとうございました」ペコリ
番台「……うむ。今日も冷えるのぉ……」
兄「随分早かったな」
妹「そうですか? いつも通りだと思いますが」
兄「俺が長湯だっただけ、か」
妹「かと」
兄「少年って子どもは知ってるか」
妹「ええ、同じマンションの。会ったんですか」
兄「ああ。少し話をした」
妹「なるほど、それで」
兄「きれいな女の人、だと」
妹「……あらまあ。今度会ったらなにかあげなきゃいけませんね」
兄「番台にも少年にも言われたんだが……俺たちはあまり兄妹には見えないようだな」
妹「お似合いですからね」
兄「真顔で言うことではない」
妹「ふふ。なんて言ってました? お似合いのカップルとか?」
兄「……忘れた」
妹「うそです」
兄「忘れた忘れた。この話は終わりだ」
妹「もう。そっちから始めたくせに」
兄「今日はよく冷えるな……」
妹「すぐそうやってごまかすー」
妹「寒いです、ええ。寒いですよ」
兄「そうだな」
妹「ですから、ほら」グッ
兄「なんだその手は」
妹「手袋忘れちゃったんです」
兄「……」
妹「……ふふふ。やっぱり兄さんはあったかいです」
兄「……家につくまでだからな」
妹「はーい」
<⌒/ヽ-、___
/<_/____/
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
去年は眠すぎたんです
深夜
兄「……」シャコシャコ
妹「……」ンー
兄「これでいいか」
妹「がらがら……ぺっ。ん。正しい歯磨きにも慣れてきましたね」
兄「まったく嬉しくない」
妹「どうしてです。妹の歯を上手に磨けるなんて、……素敵です」
兄「褒められるべきステータスでないことは確かだ」
妹「そろそろ次のステップに移ってもいいかもしれません」
兄「次があるのか」
妹「当然でしょう。兄としての正しいあり方を兄さんは身に付けるべきです」
兄「それが妹の歯を磨くことか」
妹「はい。さ、兄さんの部屋に行きましょう」
兄「リビングでは駄目なのか?」
妹「駄目です」
兄「嫌な予感しかしない」
兄の部屋
妹「次は正しい膝枕の仕方です」
兄「膝枕」
妹「はい。座ってください、兄さん」
兄「しかし」
妹「お座り」
兄「……」
妹「……ん」ゴロン
兄「気恥ずかしいのだが」
妹「ふふふ」
妹「これは、新鮮ですね。兄さん。どこに目を向けてるんですか?」
兄「ずっとお前の顔を見ていろと言うのか」
妹「嫌なんですか?」
兄「嫌と言うわけでは」
妹「そんな態度じゃはんこは押せませんよ」
兄「ラジオ体操か」
妹「兄さんの膝は、少しごつごつしてます」
兄「そうか」
妹「はい。でも、気持ちいいですよ」
兄「そうか……」
妹「……」ジー
兄「……なんだ」
妹「兄さん」
妹「今日はもうシちゃったんですか?」
兄「何の話だ」
妹「ふふ。分かってますよね?」
兄「……答える義務はないな」
妹「冷たいです。薄情です」
兄「兄に自慰を済ませたか聞くような妹は……」
妹「自慰」
兄「……」
妹「してないですよね?」
妹「今日はずっと一緒にいましたもんね」
兄「……」
妹「抜く時間もあまりなかったですもんね」
妹「いいんですよ。それが普通です」
妹「この前みたいに……」
兄「……」
妹「分かるんですよ?」
妹「……そう、その目」
妹「だめです」
妹「変態です」
妹「ふふ……」
妹「あ……」スリスリ
兄「……おい」
妹「……やっぱり」
妹「大きくなってますね?」
妹「私に欲情して……」
妹「だめだって、言ってるのに……」
兄「……っ」ガシッ
妹「わ、ちょっ……兄さん。だめです」グイイ
妹「私を襲うつもりですか? 訴えますよ?」
妹「嫌がる妹を無理やり……」
妹「……ほら。言うこと聞いてください。してあげませんよ?」
妹「……それでいいんです。兄さんは私の言うことを聞いていれば、いいんです」
妹「ふふ……」ゾクゾク
妹「苦しいですよね? ズボン、脱がしてあげましょうか」
妹「私がしますよ。腰浮かせて……」シュルシュル
妹「……わ。兄さん……」ジィ
妹「すごいですね。こんな大きくして」
妹「ほんとに、変態です。許せませんね」
妹「……手は出しちゃ駄目ですよ? 全部私がしてあげますから」
妹「感謝してくださいね」
妹「……兄さんはあったかいです」ギュー
妹「……」スンスン
妹「……」ペロ
妹「ふふ。びくっとしましたね」
妹「兄さんのほっぺ……じょりじょりしてますよ。ちゃんと毎朝剃ってますか?」ペロペロ
妹「ま、いいですけど……」
妹「……キスしたいんですか?」
妹「それとも、にぎってほしいんですか?」
妹「……顔真っ赤ですよ。恥ずかしいんですか」
妹「……私も? 私は……」
妹「私は、いいんです。可愛いですからね」
妹「……見ないでください。続けなくていいんですか」
妹「……」
∧∧
( ・ω・)
_| ⊃/(___
/ └-(____/
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
<⌒/ヽ-、___
/<_/____/
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
>43 >45 見つけてきたぞ
妹「……まだするの?」 - SSまとめ速報
(ttp://jbbs.shitaraba.net/internet/14562/storage/1368893106.html)
たぶんこれだと『思われる』
>43 >45 見つけてきたぞ
妹「……まだするの?」 - SSまとめ速報
(ttp://jbbs.shitaraba.net/internet/14562/storage/1368893106.html)
たぶんこれだと『思われる』
連投なっちまったスマン…
妹「……ん」ニギッ
妹「ふふ。まだ握っただけですよ? 気持ちいいんですか?」
妹「上下にこすればいいんですよね?」コスコス
妹「……いい顔ですね、兄さん。気持ちいいんですよね」
妹「……キスもしましょうか」コスコス
妹「……ん、む」チュ
妹「……ん、んっ……」
妹「……はっ、……はぁ。ん……」チュウウ
妹「……舌。出して……」
妹「ぁ……ん、はっ……はぁ……」
妹「……下手です、兄さん」
妹「ちゃんと練習しておいてください。相手は私なんですよ?」
妹「こっちの反応は、十分ですけど……」コスコス
妹「……またびくっとしましたね。もう出そうなんですか?」
妹「……いいですよ。見ててあげます」ゴシュゴシュ
妹「飲んで? ……馬鹿言わないでください。そんな趣味があったんですか?」
妹「……ドン引きです」ギュッギュッ!
妹「……んっ!」ビクッ!
妹「はい、びゅー、びゅー……」ゴシゴシ
妹「あつ……よく出ますね、兄さん……」
妹「……ん。打ち止めですか? まだ、残ってそうですけど……」コシュコシュ
妹「ふふ、びくびくしてます。面白いですね」
妹「……そんなに気持ちよかったですか。そうですか。まあ、自慰は大切ですからね」
妹「ええ。これは自慰です。あくまで兄さんの自慰のお手伝いをしてあげただけです」
妹「どこも疚しくはないでしょう」
妹「言ってくださればこれからもしてあげますよ……?」
妹「なんて……」
妹「ふふふ……」
―――
妹「ふふ……すやぁ……すやぁ……」
兄「……寝るとは」
兄「涎垂れてるし……どんな夢を見てるんだ、こいつは……」
兄「……全く」
*'``゚・* 。.
{ ̄ミヽ、. | ..。 .。* ,.r:;'"´ ̄)
ヾ 。 o | || ||./*。+゚ o 。{
{ o .,。∩ / ⌒ヽ *゚* p :i 暖かくなってきましたね
f 。 ‐'`*。ヽ、 ,二つ*゚。+゙゚ } _
ヾ o /`・+。*・+゛¨・*' ゚ /
ゞこ:☆ |丶。*⊃ヾ,.ノ
`・+。*・∪゚
このSSまとめへのコメント
終わったん