妹「……まだするの?」(207)

兄「……はぁ……はぁ……」

妹「……聞いてるの」

兄「……駄目?」

妹「明日も……一限、ある」

兄「……あと、一回だけ」

妹「……」

兄「……嫌なら止めるけど」

妹「……べつに」ボソ

兄「え?」

妹「……好きにして」

兄「……ああ」グニュ

妹「ん……」

兄「はぁ……はぁ……好きだ、妹……」ズチュズチュ

妹「っ……」

兄「ッ……!」ドクン

妹「ん……あっ……」ビクッ

兄「……はあ、はあ……」

妹「はーっ……」

兄「……ふぅ……」

妹「……」

兄「……そんな目で、見るなよ」

妹「……出しすぎ」

兄「別にいいだろ……つけてんだし」

妹「……」

兄「……よくなかった?」

妹「……」プイ

兄「……悪かったって」ナデナデ

妹「……ん」

 大学

妹「……」ボー

女「おはようございます」

妹「……おはよ」

女「眠そうですね」

妹「……そう見える?」

女「いつもより。調子が良くなさそうだから」

妹「……元から」

女「はぁ。それは、すみません」

妹「……兄さんに付き合ってたら、三時だった」

女「三時。寝不足は健康によくありませんよ」

妹「……兄さんが。どうしてもって」

妹(あの後も、結局もう一回……)

女「仲がよろしいですね」

妹「……」

女「ノートは、取っておきますから」

妹「……ありがと」

女「ちゃんと寝ないと駄目ですよ」

妹「……言っとく」

放課後 大学前

兄「……」

妹「……ん」テクテク

兄「お。おつかれ」

妹「……うん」

兄「スーパーよってこう」

妹「……分かった」

兄「……涼しいな」

妹「……ね」

兄「明日、サークルの飲み行ってくる」

妹「……そうなんだ」

兄「うん。帰るの遅くなるから、よろしく」

妹「……朝帰りは、駄目だから」

兄「分かってるよ」

妹「……ならいいけど」

兄「心配か」

妹「……」フイ

妹「……女さんに注意された」

兄「何を?」

妹「寝不足は健康によくないって」

兄「……話したのか」

妹「……眠そうにしてたら、そう言われただけ」

兄「ああ……なんだ」

妹「……今日は、しないから」

兄「えっ」

妹「……明日、飲み会なんでしょ」

兄「それとこれとは……」

妹「だめなものは、だめ」

兄「……」

妹「大体、お兄ちゃんはもっと抑えるべき」

妹「猿みたい」

兄「猿。猿って」

妹「私だって……疲れる」

兄「……ごめん」

妹「べつに……するのは、嫌じゃないから……」

妹「その……」

兄「……じゃあ、こうしよう」

妹「……?」

兄「お前がしたくなったら、言ってくれ」

妹「……」ゴツン

兄「いて」

妹「とにかく……少し、考えて」

兄「はい……」

妹「言ってくれたら……たまになら……してあげるから」

妹「その回数を、おさえてほしい」

兄「はい……」

妹「……分かった?」

兄「はい……」

妹「……ん」

 その夜

兄「頼む」ドゲザ

妹「……」

兄「一回だけでいいから」

妹「……」

兄「嫌だったら嫌って言っていいから、やめるから」

妹「嫌」

兄「……」グサァ

妹「……考えてって、言ったのに」

兄「考えたよ、考えた結果だよ」

妹「……下半身脳」

兄「ごもっとも」

兄「そこまでしたくないのか」

妹「……そこまでしたい理由が、分からない」

兄「お前が好きだから」

妹「……」ハァアー

兄「なんか言って欲しい!」

妹「……後悔しても、しらないから」

兄「しない。するはずない」

妹「……」

妹「……一回だけ、だからね」



兄「っ……はっ……はあっ……!」パンパン

妹「あっ……あ、んあっ……おに、いちゃ……はげし……っ」ビクッビクッ

兄「妹っ……もう……!」ドクンッ

妹「あっ……んん、あーっ……!」ギュウウウ

兄「くぉ……あー……あぁ……!」

妹「はぁ……はぁ、はーっ……」ビクビク

兄「……」ハァハァ

妹「……ん」

兄「……ん?」

妹「……きす」

兄「……」チュウ

妹「ん……はっ、ん……」レロ

兄「……」スッ

妹「……」トロン

兄「……よかった?」

妹「……ん」コクリ

兄「……」ナデナデ

妹「……」ギュー

兄「かわいいよ」

妹「……やめて」

兄「なんで」

妹「……恥ずかしい」

兄「……お前は可愛いなぁ」

妹「……馬鹿」

        ∧ ∧
J ` 7    (`・ω・)   ))
) ね Ζ  /っ(⌒joノ ^ヽ   ))

> る く  .しー ) ::   '::::\
7 ヘΓ     t_,, -‐''´``ー '  ))

---

妹「あっ、あっ、あっ……お兄ちゃんっ……!」ビクンッ

兄「妹っ、出すぞっ……中にっ!」パンパン

妹「うんっ、出してっ、お兄ちゃんのせーしっ……ちょうだいっ……!」ギュウウ

兄「くぅっ……!」ビュルルッ

妹「ぁあっ――」

妹「……っ」パチリ

妹「……」

妹「……ああ……」ゴロン

チュンチュン ブロロー...

妹「……もう、八時」

妹「お兄ちゃんは、一限か……」

妹「……」フアァ

妹「下半身脳はー……私だったかぁ……」モゾモゾ

妹「……」

ヴー ヴー

妹「……」スッ

兄《おはよう。昨日も言ったけど、今日は飲み会で遅くなる。夕食はなんか作ってくれ》

妹「……はぁ」パタン

妹「……」ゴロゴロ

妹「…………」ゴロゴロ

妹「……」ムクリ

妹「……」カタカタ

妹《飲み会ってキャンセルできない?》

妹「……」ドキドキ

兄《出来るけどなんで? なんかあった?》

妹《お願い。あとで話す》

兄《分かった。帰る》

妹《今度一緒にいこ》

兄《おけ》

妹「……」パタン

妹「……学校行かなきゃ」

 大学

友「うっす」

兄「おはよう」

友「電車が遅れてよォー、危なかったわ」

兄「いつものことだな」

友「おかしいよな。遅延が怖いから早く出てるってのによ」

兄「もっと早く出ろってことだ」

友「かー」

兄「そうだ。今日の飲み会、行かないことにした」

友「え? なんで?」

兄「別用」

友「そか。残念だ」

兄「会計には話しといたほうがいいよな?」

友「そらなぁ、渉外にも言っといたほうが」

兄「……だな」

友「で、別用って?」

兄「おめーには関係ないよ」

妹「……」

兄「……待たせた」

妹「……ん」

兄「帰るか」

妹「……」コクリ

妹「……ごめん」

兄「いいよ。酒飲みたい気分でもなかったし」

妹「嘘、でしょ」

兄「……」

妹「……スーパー、寄ろう」

兄「……だな」

 晩酌

兄「乾杯」カチン

妹「……ん」カチン

兄「……あぁ、美味い」

妹「今日は、ありがと」

兄「いいって。珍しいとは思ったけど」

妹「……」

兄「なんか理由があるんだろ?」

妹「……うん」

妹「大した理由じゃなくて」

兄「はぁ」

妹「……その。えっと」

兄「うん」

妹「……言わなきゃ駄目?」

兄「聞きたいな」

妹「……うー」

妹「……ちょっと、ね」

兄「うん」

妹「……一緒にいたかった」

兄「……そうか。嬉しいな」

妹「……」カー

兄「お前さんにしちゃあ珍しい」

妹「……もう言わない」

兄「言ってもええんやで」ニヤニヤ

妹「……気持ち悪い」

兄「顔が赤いぞ」

妹「……お酒入ってるだけ」

兄「お前は弱いもんなー」ニヤニヤ

妹「気持ち悪い……」

兄「今日は飲むぜーうへへー」グビグビ

妹「……明日知らないからね」

兄「いい気分なんだ! 飲まなきゃ損だぞっ」

妹「……そう」

兄「どうせ明日は午後からだしさ。大丈夫大丈夫」ノミノミ

妹「……私は、一限だから」

兄「あ、そっか。寝る?」

妹「……ん。付き合う」

兄「日曜さ」

妹「うん」

兄「暇か?」

妹「……今のところは」

兄「どっか出かけないか? ようやく新学期も落ち着いてきたしよ」

妹「……ん。行こう」

兄「どこがいい?」

妹「……水族館」

兄「おー。行くか!」

妹「決まり」

 それから

兄「……」グデー

妹「……あれだけ言ったのに」ハァ

妹「お兄ちゃん……起きて。風邪ひく」ユサユサ

兄「ぅー……あと一杯……」グデングデン

妹「……もう」

兄「……」クカー

妹「……毛布出すのも一苦労」ハァハァ

妹「……感謝してほしい」

兄「んぐー……」

妹「……」

妹「……隣座るよ」ガタ

兄「……」グォー

妹「……」

兄「……」スピー

妹「……梅酒、残ってた」トポポ...

妹「……ん……美味し……」チビチビ

兄「……」

妹「……おやすみ、お兄ちゃん」ナデナデ

兄「んぅ……」

妹「……ふふ」ニコリ

        ∧ ∧
J ` 7    (`・ω・)   ))
) ね Ζ  /っ(⌒joノ ^ヽ   ))

> る く  .しー ) ::   '::::\
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 翌日

兄「うぁー……」ズルズル

妹「……おはよ」トントン

兄「おはよう……頭いてぇ……」

妹「調子に乗るから」

兄「うー……」

妹「……朝ごはん、食べる?」

兄「いや、いらん……水だけ飲んでまた寝るわ……」

妹「……そう」

兄「……」ゴクゴク

妹「……授業、出れそう?」

兄「……ぷはぁ。分からん」

妹「……ん」

兄「また昼まで寝て……体調次第だな……」

兄「お前はちゃんと行くんだぞー……」ズルズル

妹「……」

 寝室

兄「ぁー……」ドサリ

兄「午後からでよかった……」

兄「そこまで飲んだつもりは無かったんだがなぁ……」モゾモゾ

兄「……そーいや、あの毛布……」

兄「妹が出してくれたのかぁ……」

兄「……」

兄「わるいことしたなぁ……」

---

兄「……ん」モゾッ

兄「……んー……」モゾモゾ

妹「起きた?」

兄「ンッ!?」ビクッ

妹「……」

兄「い、妹っ? お前なんで、いッ……!」ズキズキ

妹「はい。ポカリスエット、買ってきた」

兄「ったー……す、すまん……」ゴクゴク

妹「……ん」

兄「……はぁ。大分、落ち着いた」

妹「……よかった」

兄「ポカリはありがたいけど……授業サボったの?」

妹「……」コクリ

兄「……お前さんもやるなぁ」

妹「まだ、一回も休んでなかったし……それに」

妹「心配だったから」

兄「……ただの二日酔いだぞ」

妹「うん……」

兄「……」

兄「……俺もこのまま、サボろっかな」

妹「……その方がいいかも」

兄「……反対しないの」

妹「……危ないから。悪化されても、困るし」

妹「素直に休んだ方がいいよ」

兄「……病欠なら仕方ないよな」

妹「……うん。仕方ない」

兄「妹」クイクイ

妹「……?」スッ

兄「……」ギュー

妹「……!」

兄「……ありがとな」ナデナデ

妹「……ん」

妹「……お酒くさいね」

兄「……かもな」

 その夜

妹「……」カチカチ

妹《ありがとう。明日会いに行くね》

女《分かりました。字が汚いかもしれませんが》

妹《そんなことないよ。綺麗》

女《そうでしょうか。ところで》

女《今日は何かあったのですか? あなたが授業を休むなんて珍しいです》

妹《ちょっとね。看病》

女《お兄さんのですか》

妹《そう》

女《流石ですね》

妹《流石?》

女《仲が良いのはいいことです》

女《間違った方向には進んじゃだめですよ》

妹「……」

妹《何言ってんのさ!》

女《冗談ですよ》

女《あ、お風呂に入ってきますので、このへんで》

妹《うん。わざわざありがと》

女《どういたしまして》

妹「……はぁ」

兄「風呂あがったぞー」

妹「……はぁ」ザパァ

妹「んー……」ノビノビ

妹「結局、全部サボっちゃった」

妹「今日は仕方ない……けど」

妹「……ちょっとくっつきすぎかな」

妹「……お兄ちゃんは、嬉しそうだったけど」

妹「あんまり……良くないかなー……」

妹「んぅー……」ブクブク

 深夜

兄「電気消すぞ」

妹「うん」

カチッ

兄「ふぁあ……おやすみ」

妹「おやすみ」

兄「……」モゾモゾ

妹「……」

妹「……」ツンツン

兄「ん? どうした?」

妹「……あのね?」

兄「……したくなった?」

妹「……そうじゃない」グリグリ

兄「いでで」

兄「悪かったって。どうした」

妹「……最近、ちょっとくっつきすぎかなって」ツンツン

兄「……」

妹「飲み会、キャンセルさせちゃったし……二日酔いなのに、授業サボって看病しちゃったし……」ツツツ

兄「……俺は嬉しかったぞ?」

妹「うん……でも、なんか」ツンツン

妹「あんまり依存したくない、なぁって」

兄「……」

妹「……そのうち、迷惑かけるかもしれないから」

兄「……お前さんは変なことを気にするなぁ」

妹「……変かな」

兄「そんなん気にしなくてもいいのに。……ああ、授業は出るべきだけど」

妹「……うん」

兄「俺は迷惑に思わないし……むしろ、一緒にいられるならそれで満足だしさ……」

兄「うん……そうだな。流石にどうかと思ったら、止めることにするよ」

妹「……うん。おねがい」

兄「おう。だから、あんまり細かいこと考えんな」

妹「……ん」

妹「……ありがと」

兄「正直な話、歯止めが効かなくなったお前さんも見てみたい」

妹「……なにそれ」

兄「つまりあれだろ? ゆくゆくは性欲を抑えきれずに一日じゅ――いててててててッ!」

妹「変態」

兄「じょ、冗談だって……」

妹「……そんなにしたいの?」

兄「……え?」

妹「…………」ギュッ

  ┌┐         / //
 [二  ] __     〔/ /
   | |/,ー-、ヽ      /

  / /  _,,| |     ./
 レ1 |  / o └、  ∠/    ∧_∧

   .|__|  ヽ_/^     ,/     (`・ω・)       ))
      __       /      /つ( ̄`ヽO_ノ⌒ヽ
   [二二_  ]    /     ノ   )        \ ))
       //    {..    (__丿\ヽ ::    ノ:::: )

     / ∠__    ̄フ..      丿        ,:'  ))
    ∠___  /  /    (( (___,,.;:--''"´``'‐'

     _   / /  \
    / o ヽ/  /   /
    ヽ__ /    \

兄「い、妹」

妹「……ん」モゾモゾ

兄「明日も一限だろ……」

妹「……そうだけど」スッ

兄「お、おい、どこに手を……!」

妹「ん……まだ、ふにゃふにゃ」ニギニギ

兄「まてまて、待てって」

妹「……したくないの?」

兄「……今日、二日酔いだったろ」

妹「……」コクン

兄「あんまり、体動かしたくないんだよな……」

妹「……そっか」

兄「……悪い」

妹「……ん」

妹「……」

兄「……まぁ、今日だけど。今日の夜なら、大丈夫だろうから」

妹「……うん」

妹「……今は、これで満足する」ギュー

兄「……したかったのは、お前さんの方だったんじゃないか」

妹「……そうみたい」ボソ

兄「はは」

妹「……お兄ちゃん」

兄「ん?」

妹「好き」

兄「」

兄「明日」

妹「……」

兄「……まぁ、今日だけど。今日の夜なら、大丈夫だろうから」

妹「……うん」

妹「……今は、これで満足する」ギュー

兄「……したかったのは、お前さんの方だったんじゃないか」

妹「……そうみたい」ボソ

兄「はは」

妹「……お兄ちゃん」

兄「ん?」

妹「好き」

兄「」

妹「……」

兄「」

妹「……ッ」カァ

兄「――はっ、え、今」

妹「もう、言わない……」モゾモゾ

兄「ごめん、そんなこと言われたの、久々すぎて、動転した」

妹「だって……細かいこと考えなくて……いいって……」モゾモゾモゾ

兄「ほんとごめん……俺も好きだよ。嬉しいよ」

妹「はぁー……」

兄「そんな落ち込まなくても……」アタフタ

妹「……べつに、いい」

兄「……ほんとか?」

妹「ん……細かいことは、考えない」

兄「……それはそれで、だな」

妹「……寝よっか」

兄「ああ……」

妹「……あったかい」ギュー

兄「やわらかい」ギュウ

妹「……お兄ちゃん」

兄「……ん」

妹「おやすみ」

兄「……おやすみ」

     ∧__∧
    ( ・ω・)   ねる
    ハ∨/^ヽ
   ノ::[三ノ :.'、

   i)、_;|*く;  ノ
     |!: ::.".T~
     ハ、___|
"""~""""""~"""~"""~

ピピピピピピ

兄「……ん」モゾ

兄「……」サグリサグリ

カチャ

兄「……」フアァァ

妹「……ん」

兄「……おはよう」

妹「……おはよ……」

兄「……」ボフッ

妹「ん……」

兄「……眠い」

妹「……んー」

兄「……一限……かぁ」

妹「……んぅ」

兄「……でも、なぁ……」ギュー

妹「……だめ」

兄「……なんでぇ」

妹「……今日は真面目に受ける」

兄「……むう」

妹「真面目に受けて……帰ってきてから……」

兄「……」

妹「……ね」

兄「……ん」

妹「朝にのんびりするのは……明日でいい」

兄「……おう」

妹「わざと早く鳴らして、二人とも起きて」

妹「布団の中で、ずっと、だらだら」

妹「……すごくいいと思う」

兄「……最高だなそれ」

妹「という訳で……起きるよ」ボフッ

兄「うぁぁあー……」

妹「……いっぱいしてくれるんでしょ?」

兄「……もちろん」

妹「……楽しみにしてるね」

兄「……お、おう」

兄(いつになくやる気だなぁ……)

 大学

妹「……」カキカキ

女「……」

妹「……はい。ありがと」

女「どういたしまして。随分やる気ですね」

妹「……そう?」

女「ノートを借りたその場で書き写すなんて、珍しいと思いますよ」

妹「……今回は、ね。家に課題は持ち帰りたくなかったから」

女「はぁ」

友「授業サボるか」

兄「お好きにどうぞ」

友「ワンチャン」

兄「ねぇよ俺は行くぞ」

友「なんだよ、なんかあった?」

兄「何が?」

友「積極的に授業出ようとする奴がいるかよ」

兄「うるさいな。色々あんの」

友「気になるぜぇおい」

兄「うるせーって……」

-----

友「はぁ……おつかれ」

兄「お疲れさん」

友「じゃ、またな」

兄「おう」

兄「……妹は五限だったな」

兄「……先に帰ってるか」

兄「……真面目に、やったぞ」

兄「明日はお互い午後からだし……時間はたっぷり……」

兄「……」

兄「……ぁあっ!?」

兄(明日提出のレポート!!)

 その夜のこと

兄「……」カタカタ

妹「……」ペラ

兄「……」ズズズ

妹「……」ペラ

兄「……」カタカタ

妹「……」パタン

兄「……」カタカタ

妹「……」ズルズル

兄「……」カタカタ

妹「……ん」ギュー

兄「……」

兄「変なとこに抱き付いてきたな」

妹「……この体勢だと。腰回りが一番」ギュー

兄「もうちょっと待ってくれよ……あと少しで終わるからさ」

妹「……嘘つき」

兄「いや終わるって」

妹「……んー。待てない」

兄「お前さんも欲求不満だなぁ」

妹「……そんなことない」

兄「……」カタカタ

カタカタカタ タンッ

兄「ふー……」ノビー

妹「……終わった?」

兄「終わったよ……待たせてごめんな」グルリ

妹「ん……いい」カチャカチャ

兄「……早速?」

妹「……終わらせたご褒美」ジー

兄「なんだそりゃ……っと」ボロン

妹「……」

妹「……」

兄「どした」

妹「……明るいとこで見るの、初めてかも」

兄「あれ? そうだっけ……」

妹「……っ」カァ

兄「……なんか恥ずかしいな。あっちに布団敷くか……」

妹「待って」ガシ

兄「え」

妹「座ってて」

兄「……パンツは履きなおしていい?」

妹「だめ」

兄「……」

妹「……」ドキドキ

兄「……妹?」

妹「んっ」レロ

兄「あぁッ!?」ビクンッ

妹「ん……れろ、……ご褒美、あげるって……んっ」ジュプジュポ

兄「ちょ、ぁ、妹ッ、やばいッ」ビクビク

妹「んぁ……じゅる、こお、だよね……れろれろ」

兄「く、あっ、あっ……あーっ……!」ハァハァ

兄(妹のフェラ)

兄(なんでこんなくらくらすんだ、初めてされるからか)

兄(とにかくやばい、妹のぎこちなさが、逆に、)

妹「じゅぽ……っ、んっ、んっ、う、んくっ……」ジュプジュプジュプ

兄「~~~ッ!!」ビクンッ

兄「お、おまえ、なんで」

妹「ん……なんで、って……してあげたかったから……」

兄「……ッ」ドクンッ

妹「ふぁ、あ、大きくなった……れろ、ちゅ、ん……」レロレロ

兄「うっ……あっ……」ビクッビクッ

妹「でそう? ……れろ……あむっ」カプリ

兄「うぁっ!?」

妹「」チュウウウウウッ

兄「っ、出るッ!!」ビュルッビュルルッ

妹「っ!!」ゴクッ

妹「ん、んっ……んぐ……」ゴクゴク

兄「あ……ふぁ……」ドクンッ ドクンッ

妹「ん…………ん……んっ」デロリ

兄「はぁー……はーっ……」ハァハァ

妹「……んく」ゴクッ

兄「はぁ……っ……」ブルッ

妹「……」ツンツン

兄「あっ、うっ」ビクッ

妹「……気持ちよかった?」

兄「……最高でした」

妹「……よかった」



兄「……それにしても、びっくりした」ニュルル

妹「え、あっ……!」ビクッ

兄「お前さんが……ああいうことしてくれるとは思ってなかったよ」クチュグチュ

妹「ふ、んっ……ぁっ……そう……?」

兄「初めて……だったろ」グチュグチュ

妹「っ……んんんっ…………」コクコク

兄「一体どこで学んだのかと……」

妹「あんっあっ……はぁっ……っ」

兄「……顔そらされても、なっ」パンッ

妹「あっ! んああっ!」ビクンッ

兄「はぁっ……はーっ……」パンッパンッ

妹「ん、んんっ、ぁっ、あっ、ぁあ……!」

兄「くっ……あーっ、やばいっ、いつもより……なんかっ」パンッパンッ

妹「あっ、あっ、あぁっ、しっ、しらない、よぉっ!」フリフリ

兄「で、出る、出るっ、妹ッ……!」パンパンパンパン

妹「~~~~ッ! お、にっ……ぁあああっ!」ビクビクビクッ!!

兄「ッ!! はぁっ……!!」ビューッビュルルッ

妹「っ……ん、ん……っ」ギュウウウウ

兄「はっ……っ……」ドクッ ドクッ

妹「……」ハァハァ

兄「はぁ……はーっ……」

妹「……この、まま……」ハァハァ

兄「……?」

妹「もういっかい……したい……」ギュ

兄「……ゴム……かえねーと……」

妹「……そうだった、ね……」スッ

兄「……妹」

妹「……」カシゲ

兄「……可愛い」

妹「……そんなこと、ないよ」

妹「……ないって」

妹「……なんか、言ってよ」

兄「ん。……幸せだぁ」ニヘラー

妹「……変なの」ハァ

----

妹「……ね」モゾ

兄「ん?」

妹「……変なこと、聞いていい?」

兄「……うん」

妹「……私って、ほんとに……可愛い?」

兄「ぷはーっ。た、確かに変なことだな。ははは」

妹「わ、笑わないでよ……冗談じゃないんだから……」カァア

兄「あぁ、ごめん。ごめんな。ほんとに可愛いよ。嘘だったらこんな何回も言うわけ無いだろ?」

妹「ん……信じていい?」

兄「もちろん」

妹「……そっか」モゾモゾ

妹「……」

兄「……」

妹「……可愛い、かぁ」

兄「なんだよ。まだ疑ってんの?」モゾ

妹「ううん。……そうじゃなくて」

妹「嬉しくて。ちょっと、顔、見せられない」

兄「……」

妹「……こっち見ないでね」

兄「……」

妹「……」

兄「……可愛い」ボソッ

妹「」ピクッ

   ∧∧
  (  ・ω・)   
  _| ⊃/(___
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  <⌒/ヽ-、___
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      ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄     (  _)    たまには投下しないことで
             / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄旦 ̄(_,   )
            /             \  `
           | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|、_)

             ̄| ̄| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| ̄| ̄


     |           .( ( | |\
     | )           ) ) | | .|
     |________(__| .\|  風呂に入ってすぐ眠る

    /―   ∧ ∧  ――-\≒
  /      (    )       \
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                      俺はそういうことに幸せを感じるんだ
  <⌒/ヽ-、___
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 数日後

妹「水族館」ワクワク

兄「忘れ物ない?」

妹「大丈夫」グッ

兄「おーけい」

妹「とても楽しみ」ワクワク

兄「はは、だろーね。行くか!」

妹「うん!」

兄「おー。あれか」

妹「家から近くて、いいね」

兄「来るのはすっげぇ久々だけどな。一年ぶりくらいかな」

妹「私も……」

兄「混んでるかねぇ」

妹「……それは仕方ない」

兄「うん」

兄「はい、チケット」

妹「……ありがと」

兄「ん。パンフレットは……ああすでに」

妹「手抜かりなく」

兄「流石です。じゃあ入ろう」

妹「うん」ワクワク

館内

兄「あー、やっぱり結構人いるねぇ……」

妹「……!」トトトト

兄「おい、一人で行くなって」

妹「あ、ごめん……」ジー

兄「……浅瀬の魚、ね……奥に行くとだんだん海深が下がっていくと」

妹「……」ピター

兄「……」

妹「……」ジィィィィ

兄「……おーい」

妹「…………あ。次?」

兄「……お前さんに任せるよ」ハァ

妹「……」ジー

兄「……」ボー

兄(水槽に夢中になる妹)

兄(彼女の後ろ姿は、やはり小さい)

兄(思えば、もっと幼い頃に来た時も、この子は水槽に見とれてばっかだった気がする)

兄「魚が好きなんだなぁ……」ボソリ

妹「……うん。大好き」

兄「どこらへんが?」

妹「……んん。難しい」

兄「……そか」


兄「そんなもんだよな」

妹「……うん。見てて楽しいから、かな」

兄「なるほどね」

妹「……次、いこっか」

兄「おう、任せる」

妹「……ごめんね?」

兄「気にすんな」

 数時間後

妹「……見終わっちゃった」

兄「もう夕方かぁ、楽しかったか?」

妹「……満足」

兄「そりゃよかったぜ。今日は外食するか」

妹「……ん」

兄「どこがいい? ここらへん何があるかなぁ……」

妹「……」クイ

兄「ん? どしたよ」

妹「……右手がお留守」

兄「……これは失礼」ギュ

兄「……」テクテク

妹「……」てくてく

兄「楽しかったなぁ」

妹「うん……」

兄「また来よう」

妹「……それはいいかな」

兄「え? なんで」

妹「……お兄ちゃんに悪いから」

兄「……俺も楽しかったぞ?」

妹「そう?」

兄「ああ」

妹「……そっか」

兄「……」

妹「……明日も、授業」

兄「もう六月か」

妹「……ん」

兄「テストは、まだ先にせよ……」

妹「……単位落とさないでね」

兄「お、おう」

妹「……一緒に卒業なんて、いやだから」

兄「肝に銘じるよ」

妹「……がんばろうね」

兄「もちろん。……お、ファミレス。あそこでいい?」

妹「……うん」コクリ

        ∧ ∧
J ` 7    (`・ω・)   ))
) ね Ζ  /っ(⌒joノ ^ヽ   ))

> る く  .しー ) ::   '::::\
7 ヘΓ     t_,, -‐''´``ー '  ))

 ある日

友「おっす、兄ィー」

兄「おう。なんだ?」

友「次の土曜、暇か?」

兄「暇……だけど」

友「サークルの奴らと飲みに行くんだけど、来ねーか?」

兄「はぁ。誰?」

友「んー。男とか眼鏡とか――」

兄「……またいつものメンツか」

友「そりゃな」

兄「……分かった。行くわ」

友「さっすが。集合場所とかはまたメールで送るわ」

兄「了解」

友「ん。じゃ、またなー」テクテク

兄「ああ……」

兄「……サボるのかよ」

妹「……」

女「……」

妹「……王手」

女「……参りました」

妹「やった」

女「ううー……これで、えっと」

妹「三勝一敗」

女「お強いですねぇ……」

妹「そんなことない」フフン

女「今度は飛車角金銀抜きでどうです?」

妹「ばか言わないで」

女「手厳しいなぁ」

妹「……そろそろ帰らないと」

女「おかえりですか」

妹「うん……もう、五時だし」

女「それなら……私も帰ろうかな」

妹「……授業は?」

女「今日は休講です」ニコリ

妹「……はあ」

 帰り道

女「あら、紫陽花」

妹「……ん。梅雨だねぇ」

女「その割には雨が少ないですけどね」

妹「その方がいいよ……助かる」

女「私は雨、好きですよ」

妹「そうなの」

女「そうなんです」

妹「……」

女「……もうちょっと話を続けましょうよ」

妹「……だって」

女「なんで好きなのー、とか。あるでしょう」

妹「……面倒くさそう」

女「妹さんはお嫌いですか?」

妹「雨? そんなことないけど」

女「でしたらいいじゃないですか~聞いてくださいよ、ね、ね」

妹「えー……」

アーダコーダ

女「そうだ妹さん。明日は私の誕生日なんですよ」

妹「そうなんだ? おめでとう」

女「ありがとうございます。折角ですし、二人でご飯でも食べに行きませんか?」

妹「明日? んー……行きたいけど、用事がある」

女「あら……でしたら、今週末の土曜は」

妹「それなら。大丈夫」

女「よかった」

妹「……駅前の飲み屋さんがいいな」

女「……飲み屋がいいんですか?」

妹「……だめ?」

女「……別に構いませんよ」ハァ

女「妹さんがお酒好きだったとは」

妹「兄さんの影響、だから」

女「はぁ、なるほど……」

妹「女さんは、お酒って」

女「嗜み程度には」

妹「ふーん……なんか手慣れた感じ」

女「どうでしょうね……あまり強いのは飲めません」

妹「そっか。じゃあ安心」

女「……何がですか?」

 おうち

兄「……」カタカタ

ピピピピ

兄「……? メールか」

兄「ああ週末の……ふん……」

兄「……駅前? ああ……あそこか……まあ手頃だな……」

兄「了解、っと……」ピピピ

兄「んー……もう一頑張り……」ノビー

タダイマー

兄「お。おかえりー」

_ 人人人 _
> 寝る <
 ̄Y^Y^Y ̄

妹「今日は、だめ」

兄「」

妹「……そんな顔しないで」

兄「な、なんで? 明日朝早い?」

妹「用事あるから」

妹「明後日なら、してあげるから。ね?」

兄「……はい」

妹「……ん」

兄「用事かぁ」

妹「友人の誕生日会」

妹「……遅れたら悪いでしょ」

兄「ああ、そう言うことなのね。うん。了解了解」

妹「ということで……今日は、早めに寝ます」

兄「あぇ」

妹「おやすみ……」スタスタ

兄「ちょ、ちょえー」

 寝室

妹「……お兄ちゃんも寝るの?」

兄「いや。まだレポート残ってるんで」

妹「なんで付いて来たの……」

兄「妹さんが寝るところを眺めていようかなと」

妹「……」ジトー

兄「ほれ、寝なさいな」

妹「……逆に寝られないと思う」

兄「なら眠くなるまで話でもしよう」

妹「……むぅ」

妹「……」モゾモゾ

兄「……」ジー

妹「……やっぱり、無理。変」

兄「そうかそうか」ニヤニヤ

妹「……かくなる上は」

兄「ん?」

妹「……ん」ポンポン

兄「え?」

妹「添い寝。私が寝るまで」

兄「……いやそれは」

妹「いいから」

兄「……はい」

兄「なあ、まだ風呂入ってない」

妹「別にいい」

兄「……汗臭いぞ? 暑いし」

妹「……いいから」

兄「……しゃーねーな! 妹はー!」モゾモゾ

妹「……うん。しゃあないからね」

兄「まぁ、今日お預けだもんな」

妹「そうそう」

妹「……んー」

兄「……暑いなぁ」

妹「うん……」

兄「……明後日、アイスでも買ってくるか」

妹「……そうだね。バニラがいいな」

兄「俺が買いに行くのかよ」

妹「言いだしっぺの法則」

兄「一緒に行こうぜ……買い出しついでに」

妹「……それでもいっか」

妹「……」

兄「……まずい」

妹「……?」モゾ

兄「俺も寝そう……」

妹「……寝よっか」

兄「いや、レポート……風呂入ってない……」

妹「土日でやればいいよ……それに」スンスン

妹「これも……悪く、ない」

兄「……何が?」

妹「……お兄ちゃんの匂い」

兄「……汗フェチ?」

妹「そんなんじゃない……」

妹「なんというか……ね」

兄「うん」

妹「安心する、かな」

妹「……何言わせるの」

兄「言ったのはお前さんだろうに」

妹「別に……そんなんじゃないから」

兄「変態さんだったかー知ってたー」

妹「うるさいばか」

妹「……」ギュウ

兄「どした」

妹「……眠くなってきた」

兄「……俺も」

妹「……ん」

兄「はぁ……しゃあなしか……」

妹「……」スゥ

兄「……」

兄「やっぱり風呂だけでも……」モゾ

妹「ん……!」ギュ

兄「……」

兄「……」コツン

妹「んぁ、……?」

兄「……離してくれる?」

妹「……んん」フリフリ

兄「風呂、入ってくるから……」

妹「……行っちゃやだ」

兄「そう言われてもなぁ、ほら」スルスル

妹「うー……」

兄「上がったら戻ってくるから」

妹「……んぅ。分かった」

兄「ん。じゃ」

 数十分後

兄「……」サッパリ

兄「……?」

妹「……」スゥスゥ

兄「……」フゥ

兄「……」モゾモゾ

妹「……ん」

兄「ん」

妹「……」ギュー

兄「……」ハァ

             __
    _____(   ()
    |  ∧_∧  |  ̄ ̄
   /\(´・ω・`) |  暑くて眠れない

   //\\    つ))
  //  \\_ ヽ |
  //    //(_)|
  \\  //    |
   \\// ̄ ̄ ̄
     \/

 二日後

ガン....ガンッ...ビュオオオー

兄「……風つえー」パラ

妹「台風が来たねぇ……」ズズズ

兄「台風三号だっけ?」

妹「そんなくらい」

兄「明日休講にならんかな」

妹「なんない」

兄「ワンチャン」

妹「無いから……それ使うの止めて?」

兄「はい」

妹「昼過ぎから雨になるって」

兄「本格的じゃんか。参ったねぇ」

妹「……どっか行くの?」

兄「買い出しまだじゃん」

妹「あー……」

兄「……俺が行ってくるわ」

妹「……気をつけてね」

兄「うん。……あぁ、アイスいるか?」

妹「……」コクン

兄「おけ」

兄「じゃあこれ以上酷くなる前に行ってくるかね……」ヨッコラショ

妹「レインコート。使ったら?」

兄「おお、……あったっけ?」

妹「私のが……」

兄「……入らねぇよ」

妹「まぁ……お兄ちゃんの背丈なら」

兄「うるさいわ……やっぱいい」

妹「……意地っ張り」クスクス

兄「あーあー聞こえない」

妹「いってらっしゃい」

兄「おう。あ、御風呂沸かしといてくれ」

妹「……分かった」

兄「行ってきまーす」

妹「……」フリフリ

ガチャ ビュオオオオオ バタン

妹「……大丈夫かな」

 外

兄「うへー」

ゴオオオオオオ

兄「これはあかん。明日は休講だな、間違いない」

兄「早いとこ買って帰ろう」スタタタ

スーパー

兄「……やっとついた」ゼェゼェ

兄「……はぁ。こんな日でも客はいるもんだな」

兄「えーっと。アイスと卵と牛乳と……肉安売りしてねぇかな」

兄「……お?」

女「あれ?」

兄「……どうも」

女「妹さんの。奇遇ですね」ペコリ

女「お買い物ですか」

兄「はい。丁度色々切らしてしまって……」

女「……別に敬語じゃなくてもいいんですよ? 年下なんですから」

兄「……うんそうなんだけど。なんとなく」

女「ふふ。妹さんはお元気ですか。二日酔いしてません?」

兄「普通に起きてるよ。あいつ最近俺より強くなったし」

女「そうですよね……昨日はご迷惑かけました」

兄「いや、そりゃこっちの台詞だって。まさか飲み屋が被ってるとは思わなかった」

女「妹さんのお勧めでして」

兄「だよなー……ちょくちょく行くんだ、あいつと」

女「なるほど」ニコニコ

女「本当に、仲がいいですよね。羨ましいです」

兄「そんなこと……君も兄妹いるのか?」

女「姉がいるんですけど……もう就職してしまって、家にはいません。帰ってきてもあんまり話しませんし」

兄「あー……」

女「妹さんはしょっちゅうお兄さんのこと話してますよ?」

兄「え、そうなの」

女「私と話す時は「兄さん」って呼ぶのに、二人だと「お兄ちゃん」なんですよね。なんか、いいですよね」ニヤニヤ

兄「そ、そうか……? 兄さんて……」

女「あ、いけない。そろそろ時間が」

兄「ああ、ごめん。付きあわせちゃって」

女「いえいえ、嬉しかったですよ。では、妹さんによろしくお伝え下さい」

兄「うん。ありがとなー」

女「」フリフリ

兄「……」

兄「……いい子じゃないか、ちゃんとした友人を持ったなあいつも……」シミジミ

兄「……さて。俺も急がないとな――」

ザアアアアァァァァ

兄「……」

兄(アカン)

兄「話し込んでる内にこんな……どーすっかなあ……」

兄「妹呼ぶのも忍びねーし……しゃあなし、走るか!」

兄「行くぞっ!」ダッ

ザアアアアアアアアッ!

兄(痛ッ、痛ぇッ! 雨粒がでかい! 痛い!)

兄(負けるかっ、クソッ!)

兄「うおおおおおお!」

 家

兄「……た、だいまぁ……」ヘロヘロ

妹「おかえり……大丈夫?」タタタタ

兄「あぁ……なんとか。タオルありがと」フキフキ

妹「お風呂、沸いてるから……あ、靴下脱いで……」

兄「おう、すまん……」

妹「服も……びちょびちょだね。かご持ってくるから、ちょっと待ってて?」タタタタ

兄「はい……」

妹「とりあえず……下着以外は入れちゃって」

兄「分かった。……あと自分で出来るから。これ頼むわ」ビニール

妹「ん……アイス、ある?」

兄「もちろん」

妹「……ありがと」タタタタ

兄「……よし。風呂入ろ」ヌギヌギ

 浴室

兄「ふぅー……生き返る……」

兄「雨の中を走るのはきついが……その分帰ってきてからの風呂は格別だぁ……」

兄「はぁー……」

兄「……食材の中身大丈夫かな。結構気にしながら走ったとはいえ……」

兄「卵やばそうだな……はぁー……」ブクブク

トントン

兄「おー?」

「大丈夫? あったかい?」

兄「おー。問題なしだー。ありがとなー」

「分かった……」

兄「……」

「……」ガサゴソ

兄「……?」

「入るね……」ガチャ

兄「!?」バシャン

妹「おじゃまします……」

兄「おいおいおい! なんで入ってくんの!」

妹「背中流そうと思って」

兄「いや別に夜入り直すから……」

妹「……疲れたでしょ?」

兄「……それは関係ないんじゃ?」

妹「アイスと……買い出しのお礼。したい。な」

兄「……まぁ、何と言うか、ありがたいからそれはいいんだけど」

兄「まずは裸で入ってくんなよ」

妹「……むぅ」

             __
    _____(   ()
    |  ∧_∧  |  ̄ ̄
   /\(´・ω・`) |  風強くて眠れない

   //\\    つ))
  //  \\_ ヽ |
  //    //(_)|
  \\  //    |
   \\// ̄ ̄ ̄
     \/

 数分後

妹「……」ガラララ

兄「……ん」

妹「これでいい?」

兄「うん、まあ……」

兄「でも体は洗わんぞ?」

妹「……ん。別にいい」スタスタ

兄「いいのかよ」

妹「こうするから」チャポン

兄「おい、ちょっと」

妹「動かないで……足伸ばして?」

兄「……」

妹「……よいしょ」

妹「お兄ちゃん椅子」ノビー

兄「……語呂が悪い」

妹「昼に入るお風呂も、悪くないね」

兄「お前何しにきたんだよ……」

妹「悪かった?」

兄「いや……」

妹「……重い?」

兄「そうでもない」

兄「……肉ないしなぁ」

妹「……どこ見てるの」

兄「いえなんでも」

妹「……むう」

妹「お兄ちゃんは、その」

兄「ん?」

妹「肉がある方が、好きなんだ」

兄「そんなことないぞ?」ギュ

妹「ほんとかな……」

兄「ほんとほんと」

妹「ふーん」

兄「……何さ? お前さんくらいが丁度いいと思うぞ?」

妹「……どーかな」

兄「懐疑的だなぁ」

妹「……ま、いいや」

兄「いいんだ」

妹「うん。……私は女さんみたいな体型にはなれないから」

兄「はぁ」

妹「これで満足してね?」

兄「はぁ。そりゃもう十分満足してる」

妹「……そっか」

妹「ふー……」コテン

兄「なんか、な」

妹「うん」

兄「平和だ」

妹「……そうね」

兄「今度、昼寝がしたい」

妹「……私も」

兄「……いいな」

妹「……うん」

兄「夏休みに」

兄「軽いタオルだけ腹にのせてね」

妹「縁側のある和室とかで」

兄「うんうん」

兄「和室ねーけど」ハハ

妹「うん」クスクス

兄「ああ。あー」

妹「……?」

兄「昼寝だな。昼寝しよう」

妹「……もう上がる?」

兄「いや……今日じゃなくて。いつか昼寝はする」

妹「変な予告」

兄「うん。そんなもん。今は……もうちょっとゆっくりしよう……」ギュ

妹「……」

兄「……」ジッ

妹「……」ジー

妹「……」

兄「……顔が赤いぞ」

妹「……熱いから」

兄「……そう?」

妹「……なに」

兄「いや……」

妹「……」

兄「……」サス

妹「っ……」ピク

兄「……」ツツツ

妹「……まだ、昼……だから……」ピクッ

兄「……たまには、駄目か?」ギュー

妹「ん……抱きしめちゃ……」フルフル

兄「……」スッ

妹「ぁ……ちょっと……」

兄「……」モミ

妹「あっ、だ、だからっ……!」

兄「」カプ

妹「ひゃ、ぁっ……!?」ビクッ

兄「」レロレロ

妹「ひぁっ、み、耳、って……!」ビクッ

兄「弱いのか」

妹「っ……耳元でっ」

兄「可愛いなぁ」アムアム

妹「っ、~~っ……!」ビクビク

兄「」クリクリ

妹「は、あっ、あっ……」ビクンッ

兄「……妹」ボソ

妹「……」

兄「……脱がすぞ」

妹「……っ」

兄「……」クチュ

妹「っ……」ピクッ

兄「」クニクニ

妹「ふっ……んん……っ……!」ビクッ

兄「……」クリ

妹「あっ……や……っ」

兄「」キュッ

妹「ふぁっ、あっ! それっ、だめっ……!」ビクンッ

兄「」クニクニ

妹「あ、あっ、あっ……! ――ッ!」ビクンッ!

妹「~~っ……!!」ビクンッビクンッ

兄「……」クニ

妹「ひっ! あっ、あっ――!!」

兄「……」

妹「――っ、はっ、はぁ……っ」ビクビク

妹「はぁ……はぁあ……」コテン

兄「……」

兄「……ん」ユビヒロゲ

妹「……」ハァハァ

妹「……あむ」チュプ

妹「ん、はぁ……れろ……」レロレロ

兄「……っ」ゾクゾク

妹「ちゅ、ちゅ…………ぷは」チュポン

兄「……」グリグリ

妹「……おしり。当たってる」

兄「……あぁ」グニグニ

妹「……待って」

兄「……?」

妹「……布団で……ね?」

兄「……おう」

兄「はッ、ッ、っ……!」パンッパンッ

妹「ん、んっ、んっ、んあっ!」ビクンッ

兄「いもう、とっ……!」パンッパンッ!

妹「っ、ああっ、あんっ、ん、んーっ……」チュッ

兄「ん……んっ……」グチュグチュ

妹「はぁ、ん、はっ……」レロレロ

兄「はぁ……い、イきそう……ッ!」ゾクゾクゾク

妹「んっ……いいよ……ッ!」

兄「く、うっ――ッ!!」 ビュルルッ!

妹「ん、ああっ……はぁっ……!」ビク ビクッ

兄「あぁ、あー……」ビュルルルッ

妹「ん……ん、……」ビクビク

兄「はぁ……」

妹「……ん……」ニュポ

兄「……」ハァハァ

妹「……」パチン

兄「……ふぅ……」

妹「……まだ」

兄「……ちっと休憩」

妹「……うん」コクリ

兄「ふう」ドサリ

妹「……雨の音」

兄「……弱くなってる?」

妹「うん……それでも、まだ強いけど」

兄「風情があって、いいな」

妹「……かな」

兄「……」ゴロリ

妹「……なあに?」

兄「なんでもない」

妹「……ん」

妹「……」ジー

兄「……」ジー

妹「……近い」

兄「……何をいまさら」

妹「……意識すると、結構、どきどきする」

兄「……じゃあ、離れたら?」

妹「いじわる……」

兄「……」ニヤニヤ

兄「んーむ」

妹「うん」

兄「そろそろ、いける」

妹「風情も何もないね」

兄「しゃあない」

妹「……そっか」

妹「……お兄ちゃん」

兄「ん?」ゴムソウチャク

妹「……キスして」

兄「……ちょいまちーよ」

妹「……早くー」

兄「はいはい」

 その後二人が幾度か交わり、横になってまた話し合う頃には、
 雨も止み微かな夕焼けが雲間から覗いておりましたとさ。

     |           .( ( | |\
     | )           ) ) | | .|
     |________(__| .\|

    /―   ∧ ∧  ――-\≒
  /      (    )       \
  | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ |  寝る

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