主人公「同じ寮に住む女の子五人と付き合ってしまった」 (24)

主人公「頼まれたら断れない性格で、こんな大惨事の結果になってしまった」

主人公「しかし女の子の泣く姿なんか見たくない。絶対にバレないようにしなきゃ」

主人公「ただ俺には本命の幼なじみがいる。こんな真似はしてはいけないのに…」

主人公「いったいどうしたら……」

女A「おっはよー!主人公!おはようのチューしよ!」

主人公「ノックしてっていつも言ってるでしょおおおおおおおお」

女A「そんなもんはあたしの辞書には書いてねー!いいからキスしろー!」

主人公「お前は女の子らしさが微塵もねーな!それに頭の中に辞書があるのかも疑わしいし」

女A「チュー!」

主人公「はいはいチュー!」

女A「エッヘヘ!よっしゃ元気出たから朝のランニング行ってくる!また後でな!」

主人公「はいはい…風呂沸かしとくから頑張ってこいよ…。さて制服に着替えるか」

女2「主人公さん。失礼します」

主人公「おう。どうした。だからお前もノックをしろってば」

女2「その…朝の…き、キスを」

主人公「お、おう。それぐらいお安いご用だ」

女2「ンッ…ありがとうございます。それじゃあ私は皆さんの朝食を作ってきます」

主人公「いつもありがとうな」

女2「そ、そんな…私がしたくてやってるんですから…失礼しました」

主人公「はぁ…最低だな俺って…」

女3「やあ主人公」

主人公「ノックしろや!!」

女3「朝から怒鳴り散らしてどうしたんだ?生理かなにかか?」

主人公「女の子がそういう事を言っちゃいけませんよ。じゃなくて何ですか先輩?いつものですか?」

女3「あ、ああ…いつものを頼む」

主人公「成績優秀スポーツ万能なのに、こっち方面は疎いですよね。いやそこが可愛いというかなんというか」

女3「ご、御託はいい!はやくしてくれないか!」

主人公「生徒会長は忙しいですもんね。じゃあ…」

女3「すまないな。これをしないとやる気が出ないんだ。それでは、また…」

女4「入るよー」

主人公「ノック」

女4「」コンコン

主人公「よろしい…いや、よろしくない!開ける前にノックしなくちゃ意味ないからな女4」

女4「あたし…ノックしたのに…主人公に言われたこと守ったのに」

主人公「悪い。俺が悪かった!なかないでくれ…ほら飴ちゃんやるから(俺は大阪のオバサンか)」

女4「わーい!主人公大好きー!卒業したらすぐ決闘しよー!」

主人公「決闘じゃなくて結婚な。お前はもうちょい大人にならないとダメだぞ」

女4「ふーんだ。体が大人なんだから良いんだよ。べー」

主人公「あっ…おい!…クソッ…あのロリ巨乳が」

主人公「ヤバい!そろそろ学校の時間じゃねえか!風呂沸かして朝食くわなきゃ」

女2「主人公さん…?お風呂なんか沸かしてどうしたんです?」

主人公「女Aが朝ランニング行ったから帰ってきた時に入れるようにって感じだ」

女2「女Aさんに優しいんですね…」

主人公「あっ、いや違うよ!もちろん女2さんとは彼女だけど女Aとも友達だからさ!」

女2「友達…ですか…?私は彼女…それならいいです。朝食出来ましたから皆さんで食べましょう」

主人公「サンキュー。今すぐ行くから」

主人公「…序列を明確に女の子に伝えると喜ぶって友人から聞いといて助かったぜ」

主人公&女24「いただきます」

主人公「今日はラザニアかあ…女2って本当にバリエーション豊かで料理上手いよな」

女2「そ、そんなことないですよ/////」
女4「女2の顔真っ赤だー!トマトみたい。…あたしだって料理…作れるし」

主人公「お前は暗黒物質を作るのが得意だよな」

女4「いやーそれほどでもー」

主人公「(皮肉が通じない…だと…!?)」

女A「フゥーさっぱりしたあー!主人公!気を利かしてくれてありがとね!おかげで凄い気持ちいい」

主人公「髪ちゃんと乾かせよ?風邪引いたら元も子もないし」

女A「大丈夫大丈夫。バカは風邪引かないから!それに…主人公にキスしてもらえば風邪なんて治っちゃうし」

主人公「うおおおおおおおおおおおっと!!」

女2「い、いまキスとか…言いませんでしたか……?」

主人公「ちょっと待った。その握ったフォークは料理に突き刺すんだよな?決して俺の頭じゃないよな?」

女2「気分と返答次第で変わります」

主人公「今のは女Aのジョークだろ!女2も冗談を少しは分かってくれ!」

女4「そうだよお。あたしはちゃーんと分かってたし。だって主人公が好きなのはあた」

主人公「ラザニアうめええええええ!!!!」

女2「あはは、そんなに口に入れてしまうと喉につっかえてしまいますよ」

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