立ったらな
杏「おかしいと思うんだ」
モバP「正妻ってどういうことだよ」
杏「それはほら…ね?」
モバP「ね?じゃねえよ。意味が分からん」
杏「プロデューサーは鈍感過ぎるよ」
杏「だってさ、あの見た目、ちょっと不良っぽいかなって思わせておいて」
杏「今ではまるでワンコの様に扱われている現状」
杏「杏はそれに異議を唱えまーす」
モバP「…なんとなく言いたいことは分かった」
モバP「とりあえず俺の膝から降りてから言おうな」
杏「やだ」
モバP「はぁ、それを言ったらおまえだってニートアイドルじゃん」
モバP「ニートが正妻ってのもおかしな話だろ」
杏「そう言うだろうと思って今日は用意してきたよ」ゴソゴソ
杏「じゃーん、杏の手作りお弁当!」
モバP「……………え?」
杏「何その反応傷つくんだけど」
モバP「あの、ものぐさな杏がお弁当だと…」
杏「杏だって家事くらい出来るよ。やらないだけで」
モバP「普段からやろうぜ」
杏「とりあえず、あ~ん」
モバP「あ、あ~ん…」
モバP「美味い」
杏「でしょ?」
モバP「毎日食べたいくらいだ」
杏「最近、プロデューサーにお弁当作る娘増えたからね」
モバP「凛に卯月にまゆ…数えたら切りがないな」
杏「みんなアピールが激しいからね」
モバP「最近は一緒に出かけることも増えたからな」
杏「でしょ?」
モバP「まゆとは服を見に行った」
モバP「凛とはドライブ」
モバP「卯月はショッピングだったな」
杏「大変だよね」
杏「そんな中、杏はプロデューサーに癒しを提供しようと思うんだ」
モバP「ほう」
杏「出かけなくていいからさ、二人で家でゴロゴロしようよ」
モバP「確かに魅力的ではある」
モバP「前に幸子と鉢合わせたときは大変だったからな」
杏「でしょ?家でゴロゴロしてればそんな心配は無いよ」
モバP「まぁ、もうおまえの家にいるしな」
杏「ゲームしたりしてまったりしようよ」
杏「と言うわけでPS3をポチッと」
モバP(IDはanzuchangなんだな)
杏「最近はイベントで忙しかったらね」
モバP「フレンドの765Pさんがログインしましたって出てるけど」
杏「ゲーム仲間だよ。たまに一緒にパーティ組んだりしてる」
モバP「ネットワークは便利だな」
杏「あれ?ゲームの方にメールが…」
shiburin:ケータイを見て
杏「ケータイ…見たくないなぁ」
モバP「おい、今のってまさか」
杏「メールが来てる」
凛『プロデューサーはどこ?』
杏「」
モバP「」
杏「まさか、監視の目がこんなところにも…」
モバP「え、どういうこと?」
杏「う~ん、それは」アイモユーメモゼーンブー
杏「またメールだ」
まゆ『プロデューサーさんとどこかに出かけてるんですね?分かっていますよ?』
杏「」
モバP「なにこれは…」
杏「今日ってさ、プロデューサーがオフじゃん」
杏「みんなそれぞれどこかに誘おうと思ってたみたい」
モバP「それをおまえにかっさらわれたからな」
杏「仕方ないからもう籠城戦だね」
モバP「いつまで?」
杏「みんなが諦めてくれるまで?」
モバP「」
杏「晩ご飯も用意してあるしさ」
杏「それまで偶像王フェスマスターズで遊ぼう」
モバP「俺は自分のデッキを使うぞ?」
杏「どうぞどうぞ」
杏「ケータイは電源オフにしてっと」
モバP「俺のターン、ルーキートレーナーとN未央をチューニング!」
モバP「R未央+を特殊召喚!」
モバP「さらに効果で諸星きらりを特殊召喚してターンエンドだ」
杏「えーバリバリじゃーん
モバP「俺は遊びにも手を抜かないタイプだ」キリッ
杏「フィールドの双葉杏から飴カウンターを10個取り除き」
杏「SR双葉杏+を特殊召喚して未央を攻撃してターンエンド」
モバP「なら俺はきらりで攻撃だ」
モバP「更に手札からきらりんぱわー☆(物理)を発動」
杏「カウンタートラップ、身代わり人形で攻撃を回避」
モバP「ぐぬぬ」
杏「飴カウンターを3個取り除いてきらりを撃破して杏の勝ちだね」
モバP「うわああああ」
杏「はしゃぎすぎだよ」
モバP「しかし、こんなに遊んだのも久しぶりだ」
杏「でしょ?そろそろ晩ご飯だよ」
モバP「もうそんな時間か」
杏「用意するからちょっと待ってね」
モバP「おう」
モバP(しかし、エプロンして真剣に料理してる杏を見ると)
モバP(幼妻もいいなぁって思えてくる…もうロリコンでもいいや)
杏「盛りつけるの手伝ってー」
モバP「了解」
杏「お皿はそこの棚にあるから」
モバP「ちゃんと用意してるんだな」
モバP・杏「いただきます」
モバP「…感動で言葉が出ないよ」
モバP「杏が…これだけの料理を作れるなんて…」ブワッ
杏「泣くことないでしょ…」
モバP「今まで食べた中で一番美味しい」
杏「ホント?」
モバP「あぁ」
杏「えへへ」
モバP(かわえぇ…)
モバP・杏「ごちそうさまでした」
杏「お風呂沸かすねー」
モバP「分かったー」
モバP(って、何か泊まっていくムードになってしまった)
モバP(けど、外に出るのは正直怖い)
杏「着替え用意しておくね」
モバP「あるのか」
杏「そりゃね」
杏「一緒に入る?」
モバP「流石にそれは駄目だ」
杏「ですよねー」
お風呂場
モバP「杏がここまでしてくれるとは…正直意外だった」
モバP「最近頑張ってくれてるし…こんな日があってもいいのかもな」
モバP「さっぱりした」
杏「じゃ、次入るね」
モバP「覗かないからな」
杏「ちぇー」
モバP(久しぶりに心休まる時間を過ごした気がするな)
モバP(杏なりに気を遣ってくれたんだな)
モバP「おぉ」
杏「おぉ、じゃないよ」
モバP「風呂上がりは杏でも色っぽく見えるな」
杏「でもは余計だよ」
モバP「悪い悪い、その代わりに髪を乾かしてやるよ」
杏「お願い」
杏「もうこんな時間になっちゃった」
モバP「明日のこともあるし寝ないとな」
杏「杏はソファーで寝るからプロデューサーはベッド使ってよ」
モバP「大切なアイドルをソファーで何かで寝かせられないだろ」
杏「じゃどうするのさ」
モバP「こうするのさ」
杏「!?」
杏「ふぇっ、流石に同じベッドで寝るのわ…」
モバP「今日のお礼だよ」
モバP「杏のおかげで楽しい休日を過ごせたからな」
杏「お礼…なら仕方ないよね。受け取らないと失礼だし」ウンウン
モバP「二人一緒だと暖かいな」
杏「そうだね」
モバP「大丈夫か」
杏(暖かい…抱きしめられてると安心する)
杏(それにいい匂い…)
モバP「杏?」
杏「だ、だいじょーぶだよ。うん」
モバP「そうかなら寝るか」
モバP「おやすみ、杏」
杏「おやすみ」
杏(プロデューサー、ちゃんと杏のこと見てくれたかな?)
杏(今日一日頑張ったから疲れたけど)
杏(たまには…こういうのも悪くないかな)
杏(美味しいって言ってくれたし…えへへ)
杏(今度は事務所に持って行ってみんなをびっくりさせようっと♪)
終
支援ありがとうございました
僕は杏ちゃんが正妻だと思います
美希的なポジションで
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