【電卓は便利】
穂乃果「あー、そういえば練習用の上着欲しいんだったー。でもいろいろ買っちゃってもうお金が・・・」
ことり「こっちに2500円のなら売ってるけど」
穂乃果「2500円も残ってないよ・・・」
ことり「お金貸そうか?」
穂乃果「ううん、今回は諦める」
ことり「そっか。じゃあ私あっちのほう見てくるね」
穂乃果「うん」
ネタが思いつかないのでゆっくり投下
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1390640765
穂乃果(はぁ・・・急ぎで欲しかったんだけどなぁ・・・。すっかり忘れてたよ。面倒だけどまた今度・・・)
穂乃果(・・・あれ?この練習着よく見たら表示価格より3割引きって書いてある。もしかしてこれなら買える?)
穂乃果(・・・3割ってどういう意味だっけ。3割とか%とか書かれてもややこしいだけだよ)
穂乃果(……あ、思い出した!3割って0.3を掛けるんじゃなかったっけ!私、冴えてる~!)
穂乃果(でも0.3を掛けるなんて……暗算できない……)
穂乃果(あ、こういう時のための電卓だよね!携帯の電卓を使おう!)
穂乃果(便利な世の中だよねえ。やっぱりこのご時世、計算能力なんて必要ないよ!)
電卓(2500×0.3 = 750)デンッ
穂乃果(750!?やっすーい!今は1000円札一枚持ってるから……買えるよー!)
―レジ前―
店員「次のお客様こちらへー」
穂乃果「はーい」
ことり「あれ?結局それ買うの?」
穂乃果「うん!3割引きだったから!」
ことり「さっきお金残ってないって言ってなかった?」
穂乃果「大丈夫!1000円札1枚持ってるから!」
ことり「え?1000円?」
店員「こちら、3割引きいたしまして1点で1750円になりまーす」
穂乃果「……」
ことり「……」
穂乃果「ことりちゃん……」
ことり「うん」
穂乃果「お金貸して……」
ことり「うん……」
【平方根】
海未「今日は√を使った計算の復習です。√は平方根とも呼び、平方すると元の値に等しくなる数のことです。例えば、√2×√2 は、2になります」
穂乃果「へぇ~」
海未「√2とか√3を小数に直したときの数字は覚えておいた方がいいです。ちなみに√2の覚え方は、『ひとよひとよにひとみごろ』です」
穂乃果「ほぉ~」
海未「√は符号にも気を付けなければなりません。例えば、10の平方根は+√10だけでなく、-√10もあり……」
穂乃果「こーーーん!」
海未「……穂乃果?」ギロッ
穂乃果「ひぃ!ごめんなさーい!」
書き溜め少ないのでペース落ちます……
【穂乃果のベクトル】
穂乃果「ベクトル全然わかんないよ……」
絵里「まあ、確かに。つまずく人が多い単元ではあるわね」
穂乃果「なんでベクトル同士の引き算がこっち向きの矢印になるのかわかんないよー」
絵里「そこからなのね……」
絵里「でもまあ、ベクトルOB ― OA = ABになる定義が、ややこしいと感じる気持ちもわかるわ」
穂乃果「OBからOAを引く……OBは引かれる……」ブツブツ
穂乃果「……あ、わかった!」
絵里「ん?」
穂乃果「このA地点が穂乃果で、B地点が絵里ちゃんだね!」
絵里「??」
絵里「どういうこと?」
穂乃果「OB - OAだと、A→Bに矢印が伸びる。つまり、魅(ひ)かれるほうに矢印が伸びるんだね!絵里ちゃんと私の関係にピッタリ!」
絵里「ほ、ほのかぁ!?///」カアアッ
絵里(穂乃果が私に矢印を……つまり穂乃果は私のことを……私のことだけを特別に……///)
穂乃果「もう覚えたよー!こっちのC地点は、海未ちゃん!こっちのD地点はことりちゃん!わあ、穂乃果からいっぱい矢印が伸びてる!」
絵里(ほ、穂乃果……)シクシク
【数字は友達】
穂乃果「もー。数字ばっかり見てると頭が混乱してくるよー」
海未「穂乃果はもうちょっと数字のことを知るべきです。数字をただの羅列と思っていては頭に入りません」
穂乃果「そう言われても……数字はただの数字だよー」
海未「そうですね……やはりまず、穂乃果は数字と仲良くなるべきです」
穂乃果「そんなの無理だよ」
海未「78―58―82」
穂乃果「!?」
穂乃果「今の何……?」
海未「今のは難しかったですかね……。それではこれなら……」
海未「157」
穂乃果「……157……ん?もしかして穂乃果の身長?」
海未「正解。では、0803」
穂乃果「0803……穂乃果の誕生日の8月3日?」
海未「正解です」
海未「そういう観点でさっきの数字をもう一度」
海未「78―58―82」
穂乃果(さっきの二つはどっちも穂乃果に関する数字だった。ってことは……)
穂乃果「……あ!穂乃果のスリーサイズだ!」
海未「正解」
穂乃果「やったー!……ってなんで海未ちゃんが知ってるの!?」
海未「細かいことを気にしてはいけません。それより、数字と仲良くなる感覚は理解できましたか?」
穂乃果「うーん、なんとなく……?」
海未「では、今から仲良くなっていきましょう。さあ、今日は特訓ですよ!」
翌日
海未「90―60―82!」
穂乃果「希ちゃん!」
海未「155―1101!」
穂乃果「凛ちゃん!」
海未「78―56―83!」
穂乃果「真姫ちゃん!」
海未「成長しましたね、穂乃果!」
穂乃果「えへへ」
真姫「……なんか方向性間違ってない?」
花陽「うん……」
【μ’sのカップリング】
穂乃果「場合の数って何なの……。こんなの勉強しても意味ないよ!」
海未「そんなことはありません。例えば、私たちμ’sでペアを組んだ場合、何通りになりますか?数えてみてください」
穂乃果「えぇと……私と海未ちゃん、私とことりちゃん、私と真姫ちゃん……って数えるの面倒くさいよ!」
海未「そうでしょう。いちいち数えていては大変です」
海未「そういう時に使えるのがこちらの公式なのです。これは覚えておきましょう」
海未「9C2 = 9×8 / 2! = 36。つまり、私たちμ’sでペアを組んだ場合36通りの組み合わせがあるということです」
ことり「海未ちゃん!それは違うよ!」
海未「え?何か間違えているとは……」
ことり「今回の場合は、順番も大事なの。ほら、『ほのこと』と『ことほの』じゃ意味が違って聞こえてくるでしょ?」
ことり「だから、こっちの公式を使って9P2 = 9×8 = 72。72通りが正解なの」
海未「む……一理ありますが……。しかし、最近は、『にこまき』でも実際は『まきにこ』であることが多く、分けて用いられているとは思えません」
ことり「うーん、確かにそういうこともあるけど……。でもことりは72通りの可能性を推したいなぁ」
海未「し、しかし……」
希「どっちも不正解や!」
海未・ことり「え?」
希「二人ともなーんもわかっとらん。μ’sのカップリングの可能性はな……」
海未・ことり「……ゴクリ」
希「無限大なんや!!」
海未「それはよくわかりません」
穂乃果(全然ついていけない……いろんな意味で)
【落ち着け、素数を数えるんだ】
穂乃果「ライブ直前だよ!さすがに緊張してきた……」
海未「わ、私も。き、き、き、緊張してきました……」
ことり「こういうときは、素数を数えれば落ち着けるって聞いたことあるよ」
海未「そ、そうなのですか?ではさっそく……」
海未(2……3……5……7……)ソワソワ
穂乃果(ソースを数える?種類のことかな?えーと、ウースターソースに中濃ソースに……あ、焼きそばソース!)
穂乃果(うわあ、想像したらおなかがすいてきちゃった。そうだ。このライブが終わったらお好み焼き食べよ!)
穂乃果「すごいよ、ことりちゃん!本当に落ち着けたよ!」
ことり「そう?よかったぁ」
海未(131……137……139……えーと……149……)ソワソワ
【START:DASH!!のアレ】
真姫「ふと思ったことがあるんだけど」
にこ「何よ」
真姫「穂乃果、数字を1から9まで数えてくれない?」
穂乃果「え?いいけど」
穂乃果「いち、に、さん、し、ご、ろく、しち、はち、きゅう」
真姫「じゃあ、今度は逆に9から1まで」
穂乃果「きゅう、はち、なな、ろく、ご、よん、さん、に、いち」
真姫「やっぱりそうよね。私もそういう数え方をするわ」
穂乃果「・・・何がしたかったの?」
真姫「気づいた?4と7の言い方が違ってるのよ」
穂乃果「え?……あーっ!本当だー!」
真姫「それで本題なんだけど、START:DASHやる前に番号言ったじゃない?」
穂乃果「うん」
真姫「その時の私、『よん』って言ってるのよね」
にこ「それがどうしたのよ」
真姫「にこちゃんは、7をなんて言った?」
にこ「・・・『なな』ね」
真姫「ね?どっちも、さっきの1から9の数字を逆から言ったときの言い方よね」
穂乃果「あーたしかに」
真姫「まあ、別にだからどうしたのって話だけど」
にこ「結局何が言いたかったのよ……」
とりあえず、一旦終了とします。
また何か思いつけば書き込むかもしれません。
数学とは程遠い内容がほとんどでしたが、現役から結構離れていたため、思い出しながら書けて楽しかったです。
一応前に書いたやつ↓
花陽「A-RISEセンターの綺羅ツバサさん!?」 ツバサ「はい?」
花陽「A-RISEセンターの綺羅ツバサさん!?」 ツバサ「はい?」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1389712010/l50)
海未「ことぱなサンドイッチ」
海未「ことぱなサンドイッチ」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1389962294/l50)
このSSまとめへのコメント
このSSまとめにはまだコメントがありません