しんのすけ「とおちゃんとかあちゃんがこわいぞ」 (125)
最初に一言。
自分は文才がないのでおかしくなると思います。
そこのところはご了承ください。
あとスレッド違いでss速報に移動させました。
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みさえ「しんちゃん,何度言ったら分かるの?ママあれほど言ったよね?ピーマンを残すなって」
しんのすけ「……ごめんだゾ」
バシッ ドゴッ
しんのすけ「うっ…」
みさえ「せっかくガキどもの飯作ってんのによ,残してんじゃねぇよ!!!」ドスっ
しんのすけ「ごめんなさい,ごめんなさい…」
ひまわり「おぎゃあああああああああああああ」
みさえ「ギャーギャーうるさい!!このクソガキが!!」ビシッ
ひまわり「うわああああああああああああああん」
しんのすけ「やめろ…!」
みさえ「口答えすんな」バキっ
しんのすけ「うっ…」
ひろし「ただいまー」
みさえ「あらお帰りあなた」
ひろし「おいみさえ何してんだ?」
みさえ「しんのすけ達にしつけをしてるのよ」
ひろし「そうか。いいことだ」
しんのすけ「父ちゃん…」
ひろし「触んなクソガキ」ドガッ
しんのすけ「うげっ」
ひろし「あーあー吐くんじゃねぇよきたねぇな。さ,ビールでも飲も」
ひまわり「おぎゃあおぎゃあ」
ひろし「あーうるせぇなこのクソガキが!」ビシャ
ひまわり「あう」
しんのすけ「ひまわりにビールかけるなゾ!」
ひろし「うるせぇ!!」バキッ
しんのすけ「うぐっ…」
みさえ「親に口答えすんじゃねぇよ!!」バシッ
しんのすけ「うう,痛いゾ…」
ひろし「あーあ。せっかくのビールがガキどものせいでまずいわ」
しんのすけ(なんでだゾ?なんでとおちゃんとかあちゃんはこんなふうになってしまったんだゾ?)
しんのすけ(前まではこんなんじゃなかったのに…なんでだゾ?)
みさえ「まだ寝てないの?さっさと寝ろ!!」ドゴッ
しんのすけ「うう…」
みさえ「はぁーなんでこんな子になっちゃったのかしら。風間くんのような子だったら…」
ひろし「全くだ」
しんのすけ(今までオラが好き勝手やってきたからかな…オラが悪いのかな…)
翌朝
みさえ「ほらバスの時間よ。早く行きなさい。行かなかったら,どうなるか分かってるよな?」
しんのすけ「……」
みさえ「早く行け」
バス
しんのすけ「おはようだゾ…」
よしなが「お,おはようしんちゃん…」
よしなが(どうしたのかしらしんのすけくん?前はバスに遅刻してたのに…)
マサオ「しんちゃん,どうしちゃったんだろうね…」
ネネ「なにかあったのかしら…」
風間「なんか傷も多いしな」
ボー「まさか…」
幼稚園
よしなが「しんのすけくん,ちょっとこっちにきて」
しんのすけ「よしなが先生に組長,それに風間くん,マサオくん,ネネちゃん,ボーちゃん…」
風間「なぁしんのすけ,お前虐待されてるだろ?」
しんのすけ「……」
よしなが「最近しんのすけくんの傷が多いから私達はそう思ってるのよ」
園長「私の園児がこのような目にあってるのをだまって見ることはできませんよ」
ネネちゃん「そうよ。私達に相談して」
マサオ「そうだよ。僕達友達なんだから」
ボーちゃん「ボー…」
しんのすけ「…やっぱりいいゾ」
よしなが「なんで?私達はしんのすけくんのためを思って」
しんのすけ「それでもとおちゃんとかあちゃんのことが好きなんだゾ」
風間「…しんのすけ」
しんのすけ「もうほっといてくれゾ…」
ボー「しんちゃん…」
マサオ「前まではすごい明るかったのに…」
ネネ「かわいそう…」
風間「……」
よしなが「園長先生…」
園長「ええ,あの男を呼ぶしかありません」
まつざか「でも幼稚園には…」
園長「それしかありません…」
しんのすけ「ただいまー…」
みさえ「あらしんちゃん,ちゃんと「ただいま」といえたのね?」
しんのすけ「……」
みさえ「何か言えよ!!」
しんのすけ「ありが十匹…」
ドゴッ!!!!
しんのすけ「うっ…」
みさえ「ふざけないで返事しろっつったよなぁ?」
しんのすけ「はい…」
みさえ「罰としておやつ抜きね」
しんのすけ「…はい」
夜
ひろし「ビールぐらいもってこいよクソガキ!!」
しんのすけ「ホイ…」
みさえ「ギャーギャーうるせぇこのクソガキ!!」
ひまわり「うええええええええええええええええん」
しんのすけ(オラもう耐えられないゾ…)
そのころ
??「やれやれなんでこの俺様がガキの世話を見るためにここまでこなきゃいけねーんだ」
??「ま,これも悪くねーかもな」
翌朝
みさえ「さっさとその赤ん坊つれてさっさといけ!!」
しんのすけ「はい…」
しんのすけ「ひま,いくゾ」
ひまわり「あうー…」
幼稚園
風間「お前何回もいうけどいい加減警察に相談しろよ!!」
ネネ「そうよ!おかしいわよこんなにされといて!」
しんのすけ「…くれゾ」
マサオ「え?」
しんのすけ「ほっといてくれゾ!!!」
ダッ
ボーちゃん「しんちゃん…」
風間「あんなにまでされてなお両親のことを愛してるなんて…」
ネネ「……」
しんのすけ(とおちゃん,かあちゃん…)
??「で,その野原しんのすけとかいうガキを救えばいいんすね?」
園長「まぁそういうことになりますね」
??「まーかせてくださいよ。こういうの慣れてますから」
よしなが「頼みますよ」
??「分かってますって!」
まつざか「本当にこういう先生で大丈夫なんですか?」ボソボソ
園長「大丈夫なはずです。あの先生はいろんな生徒を更生させたことで有名らしいですから」
よしなが「ということでひまわり組に少しだけ新しい先生が入ります」
「新しい先生ー?」
マサオ「誰なんだろう?新しい先生って」
風間「さぁ…」
ネネ「気になるわね」
ボーちゃん「ボー…」
しんのすけ(オラそんな気分じゃないぞ…)
ひまわり「タイタイ」
まつざか「ちょっと幼稚園児相手にその服装は…」
??「いーんすよ!これが俺のスタイルなんすから!」
まつざか「スタイルって…」
よしなが「そ,それでは入ってきてください」
スタスタ カッカッカッカ バン!!
鬼塚「てめぇらぁ!!今日からぁちょっとだけこの組を担任するグレートティーチャー鬼塚だ!!!夜露死苦!!!!」
「なにあの先生…」
「こわーい」
ネネ「こんなチンピラみたいな先生が私達の担任なの…」
風間「最悪だ…」
マサオ「うええええええええええん怖いよおおおおおおおおおおお」
よしなが「鬼塚先生,相手は幼稚園児なのでおどすような真似はやめてください」
鬼塚「あ,すんません」
風間「先生,幼稚園ではタバコ吸わないでください」
鬼塚「お,わりぃ」
しんのすけ(怖そうな人が来たゾ…)
ひまわり「たぁい…」
鬼塚(あれが例の野原しんのすけか…こりゃ確かに傷だらけだな)
ボーちゃん「変な人が僕達の先生になった…」
ネネ「全く最悪よ!何よ初対面でかっこつけちゃってさぁ!」
風間「教師としてダメだろアレ」
マサオ「僕これからが不安になってきたよ…」
ネネ「さぁ気分転換でリアルおままごとよ!」
マサオ「えーまた~」
ネネ「ああん!?」ギロ
マサオ「ひいいいいいいいいいい」
風間「しんのすけもやろうよ」
しんのすけ「…オラ早く家に帰らないと」
風間「そうか…」
ボーちゃん「しんちゃん…」
鬼塚「何してんだお前ら?」
マサオ「ひいいいいいいいいいいいいいい」
鬼塚「おいそこまでビビることねぇだろ」
風間「いっときますけど僕はあなたのようなチンピラを僕達の先生とは認めてませんから!」
鬼塚「おいおい俺は生涯一教師だぜ?」
ネネ「なにが生涯一教師よ!あんたなんかそこらのヤンキーの方がお似合いよ!」
鬼塚「いっとくが俺はとある中学の一教師だぜ?」
風間(こんなのが教師って世も末だな…)
時は少しさかのぼる
理事長「つまりあなたのとこの園児をなんとかしたいと…」
園長「ええ,我々が介入しようにもしんのすけ君がダメだというので…」
理事長「それでは鬼塚先生をそちらに派遣します」
園長「え!?あの鬼塚先生を!?まぁ確かに彼の噂は聞いてますが元暴走族だというのでちょっと…」
理事長「大丈夫ですよ。鬼塚先生ならやってくれます」
園長「…分かりました。ぜひよろしくお願いします」
鬼塚「ええ!?俺が春日部の幼稚園に転勤すか!?」
理事長「転勤と言ってもちょっとだけです。知り合いから頼まれましてね」
鬼塚「なんで俺が幼稚園のガキ共の面倒を見なくちゃいけないんすか!?」
理事長「その幼稚園に虐待の疑いがある園児がいるんです」
鬼塚「…!」
理事長「その園児をあなたに救ってもらいたいのです。今までたくさんの生徒を救ってきたあなただからこそできることです」
鬼塚「…分かりました!この鬼塚英吉幼稚園でグレートにやってみせますよ!」
理事長「期待してますよ」ニコ
村井「鬼塚幼稚園に転勤だってなw」
藤吉「一気に降格したなw」
草野「ていうか鬼塚に幼稚園ってw」
鬼塚「うるせぇ!俺には一人の園児を救うという使命があってだな!」
菊池「まぁそこでも何かやらかしそうだな」
麗美「間違っても幼稚園児に恋しないように♡」
鬼塚「バカヤロー!俺は幼稚園のガキには興味ねぇ!」
冬月「鬼塚先生,向こうの幼稚園でも大変でしょうけど頑張ってください」
鬼塚「おう!向こうでもやってやるぜ!」
内山田(やな予感がする…)
鬼塚(まぁこんな感じで今に至るわけだが)
ネネ「みんな帰ろう!こんなチンピラ先生と関わらないでおこう!」
マサオ「その方がいいよ怖いし」
ボーちゃん「こういう人とは関わらない方がいい…」
風間「しんのすけ,行くぞ!」
しんのすけ「おお…」
ひまわり「たぁい」
鬼塚「おいおい一緒に遊ぼうぜ?」
ネネ「遊びません!」
鬼塚「ちょっと待ってくれ!その野原しんのすけとかいうガキに話しがあるんだ」
しんのすけ「!!」
風間「やめて下さい!」
ボーちゃん「しんちゃんは病んでる…」
しんのすけ「……」
鬼塚(…やっぱりな)
鬼塚「話しだけd」
警官「君何をしてるんだ?」
鬼塚「げ!こ,これにはわけが」
警官「署まで来てもらおうか」
鬼塚「こ,これは誤解だ!おい待ってくれ!」
風間「今のうちに行こう!」
しんのすけ「……」
鬼塚「いやーひどい目にあった」
よしなが「全くです。私がいなかったら今頃留置所送りですよ」
鬼塚「まぁこういうの慣れてんすから!」
冴島「ったくよぉ,何でお前のために東京担当の俺がわざわざ春日部に来なくちゃいけねーんだよ」
よしなが(この人本当に警官かしら…)
龍二「わざわざここまで呼び出される俺らの身にもなれよ」
よしなが(この人はまともそうね)
冴島「で,お前虐待されてる園児を救うためにわざわざ春日部にきたんだって?」
鬼塚「おう!たりめーだ!」
龍二「やめたほうがいいぜそれは。後々厄介なことになるぞ」
鬼塚「バーカ。んなことはもう散々慣れてんだよ。なんとかその野原しんのすけとかいうガキを救ってみせるぜ。俺はグレートなティーチャーだからな!」
よしなが「……」
龍二「ふん教師らしいこといいやがって」
鬼塚「ていうか教師だけどな」
龍二「はいはい」
よしなが(…この人ならやってくれそう)
みさえ「ピーマン残すなっつったろ!!」バシッ
しんのすけ「うう…」
みさえ「全く…そういえば幼稚園に新しい先生が来たらしいけど,その人チンピラらしいわよね」
ひろし「本当か?ったく,この出来の悪いガキに加え,柄の悪い先生までいるってことか」
みさえ「あーやんなっちゃう」
しんのすけ「……」
翌日
じゃあねー ガヤガヤ
鬼塚「野原,お前ちょっとこい」
しんのすけ「…何だゾ」
マサオ「しんちゃん,ああいうのと関わらない方がいいよ」
ネネ「そうよ,いきましょ」
よしなが「しんのすけ君,鬼塚先生がしんのすけ君に大事なお話があるのよ」
風間「大丈夫なんですか?」
よしなが「大丈夫,私が保証するから」
まつざか「バスはどうするんですか?」
鬼塚「大丈夫っすよ,俺が送ってきますから!」
まつざか「はぁ…」
鬼塚「てなわけで野原!職員室に集合な!」
しんのすけ「ほーい…」
ひまわり「たぁい」
職員室
しんのすけ「鬼塚先生,お話とは何だゾ?」
鬼塚「んまぁなんというかよしなが先生達も話してたけど単刀直入にいってもいいか?」
しんのすけ「……」
鬼塚「お前ら虐待されてるだろ?」
しんのすけ「!!」
よしなが「鬼塚先生!」
園長「黙ってみてなさい」
しんのすけ「そう…だゾ」
ひまわり「たぁい…」
鬼塚「こんな質問して悪かったな。でもよ,こういうのは誰かにすぐ相談しろよ」
しんのすけ「…できないゾ」
鬼塚「何でだ?」
しんのすけ「とおちゃんとかあちゃんが虐待してるってバレたら家族が崩壊しちゃうんだゾ。オラそういうの嫌だゾ」
鬼塚「……」
よしなが「しんのすけ君…」
鬼塚「その父ちゃんと母ちゃんに酷いことされて何とも思わないのかよ?」
しんのすけ「大丈夫だゾ…オラがちゃんとしてないのがいけないんだゾ…」
よしなが「しつけと虐待は全く違うのよ!しんのすけ君は全く悪くない!」
しんのすけ「…オラ帰るぞ。帰らないとかあちゃんに殴られるから…帰るゾ,ひま」
ひまわり「たい…」
よしなが「……」
鬼塚「待てよ」
しんのすけ「!」
鬼塚「今から俺と一緒に遊ばねーか?」
よしなが「ちょっと鬼塚先生!」
しんのすけ「…でもかあちゃんに」
鬼塚「まぁまぁいいじゃねーか。親のいうことばかりじゃおもしろくねーだろ?」
しんのすけ「……」
鬼塚「お前ここんとこすげー暗かったらしいしな。たくさん遊ぶことができるのは幼稚園の時だけだぜ?」
しんのすけ「…オラ鬼塚先生と遊ぶぞ!」
鬼塚「よしきた!」
よしなが「ちょっとしんのすけ君!」
園長「遊ばせてあげましょう。しんのすけ君楽しそうですし」
よしなが「…あんな楽しそうなしんのすけ君久しぶりに見ますね」
しんのすけ「死体ごっこー」
鬼塚「なんだそりゃ?」
しんのすけ「ただ死んだ振りをしてるだけだゾ」
鬼塚「だはははははは!おもしれえなお前!俺もやるぞ!」
よしなが「鬼塚先生…(呆)」
鬼塚「面白い遊び教えてやるよ!」
しんのすけ「なんだゾ?」
鬼塚「爆竹だ!」
しんのすけ「おおー!」
鬼塚「そりゃ!」
バチバチバチ!!!
しんのすけ「すごいぞ!」
ひまわり「たぁ~い♪」
鬼塚「だろぉ?楽しむんならもっと楽しまねぇとな」
鬼塚「もう夕方になっちまったな」
よしなが「もうそろそろしんのすけ君を帰らせてください」
鬼塚「その方がいいっすね。おい野原かえんぞ」
しんのすけ「ほーい」
ひまわり「たぁい」
鬼塚「バイクに乗ってくぞ」
しんのすけ「ほっほほーい!オラバイク初めてだゾ!」
鬼塚「そんじゃ俺は野原を送ってくんで!」ブロロロロロロロロ
よしなが「…しんのすけ君久しぶりに楽しそうですね」
園長「やはり彼は人の心を開くことができるのですね」
しんのすけ「ほっほーい!バイク気持ちいいゾ!」
鬼塚「そうか。そうだろ?」
しんのすけ「オラにも運転させて!」
鬼塚「バーカ,十年はえぇよ。免許とってからにしな」
しんのすけ「ほーい」
野原家前
鬼塚「ついたぞ」
しんのすけ「鬼塚先生,ありがとだゾ!」
ひまわり「たぁい!」
鬼塚「ついでにもう一ついいか?」
しんのすけ「何?」
鬼塚「家に上がってお前んとこのかあちゃんに話しつけていいか?」
しんのすけ「え…」
鬼塚「やっぱこのままじゃいけねぇよ。虐待をやめさせねぇとな」
しんのすけ「でも…」
鬼塚「でももクソもねぇよ。俺は教師なんだからこのぐれー普通だ」
しんのすけ「…分かったゾ」
ピンポーン
みさえ「はぁーいって…」
鬼塚「どーもぉこんにちわ,野原しんのすけ君の担任の鬼塚英吉でーす」
しんのすけ「…ただいま」
みさえ(…しんのすけの担任!?こんな頭の悪そうな金髪が!?)
鬼塚「ちょっとお話したいことがありますけど,あがってもいいすか~?」
みさえ「ど,どうぞ」
鬼塚「いやーなんかすみませんねあがらせてもらって」
みさえ「い,いいえ。お気にならずに」
みさえ(何よこいつ…急にあがるなんて非常識にもほどがあるわ)
鬼塚「ところでお話ししたいことなんすけども…」
みさえ「?」
鬼塚「しんのすけ君に対して暴力振るうのやめません?」
みさえ「!!」
鬼塚「いやまぁいい大人が小さい子供に暴力を振るうのはどうかと思うんすよねぇ」
みさえ「…あの言っときますけど私がしてるのはしつけです」
鬼塚「その手の言い訳には乗りませんよ?いやまぁそりゃ叱ることはいいと思いますよ。ただ限度ってもんがあると思いますね」
バン!!
みさえ「あなたには関係のないことです!」
鬼塚「大有りっすよ。俺野原しんのすけ君の担任ですからね。これ以上やめないと…」
しんのすけ「鬼塚先生!かあちゃんを逮捕するのはダメだゾ!」
鬼塚「わぁーってるよ。そんなことしねぇよ。てなわけでやらないことを約束しますか?」
みさえ「…分かりました。今後このようなことはしません」
鬼塚「約束っすよ?それじゃあ俺はこれで」
しんのすけ「じゃあね,鬼塚先生!」
鬼塚「おう!それじゃあな!」
鬼塚「いやーなんかすみませんねあがらせてもらって」
みさえ「い,いいえ。お気にならずに」
みさえ(何よこいつ…急にあがるなんて非常識にもほどがあるわ)
鬼塚「ところでお話ししたいことなんすけども…」
みさえ「?」
鬼塚「しんのすけ君に対して暴力振るうのやめません?」
みさえ「!!」
鬼塚「いやまぁいい大人が小さい子供に暴力を振るうのはどうかと思うんすよねぇ」
みさえ「…あの言っときますけど私がしてるのはしつけです」
鬼塚「その手の言い訳には乗りませんよ?いやまぁそりゃ叱ることはいいと思いますよ。ただ限度ってもんがあると思いますね」
バン!!
みさえ「あなたには関係のないことです!」
鬼塚「大有りっすよ。俺野原しんのすけ君の担任ですからね。これ以上やめないと…」
しんのすけ「鬼塚先生!かあちゃんを逮捕するのはダメだゾ!」
鬼塚「わぁーってるよ。そんなことしねぇよ。てなわけでやらないことを約束しますか?」
みさえ「…分かりました。今後このようなことはしません」
鬼塚「約束っすよ?それじゃあ俺はこれで」
しんのすけ「じゃあね,鬼塚先生!」
鬼塚「おう!それじゃあな!」
ブロロロロロロロロ…
しんのすけ「よかったぞ。これで…」
みさえ「し ん の す け?」
しんのすけ「!!」ビクッ
みさえ「なんで他の人に言っちゃったの?」
しんのすけ「そ,それは…」
みさえ「しんちゃんはママのことを悪者したいの?」
しんのすけ「ち,違うゾ…」
バキィ!!!!
しんのすけ「痛い!!!」
みさえ「ふざけんじゃねえよおおおおおおおおおお」
バドッドガッ
しんのすけ「うげっ」
みさえ「親がせっかくしつけてんのによぉ逆恨みしてんじゃねぇよ!!!」
みさえ「しかもよりによってあの頭の悪そうなチンピラ野郎にちくりやがってよ!!!」
しんのすけ「やめて!痛いゾおおおおおおおおおお」
ひろし「ただいまー。みさえまたやってんのかよ」
みさえ「聞いて,このガキちくったのよ」
ひろし「何だと!?」
みさえ「あなたからもなんとかしてよ!」
ひろし「ああ分かった。制裁してやるよこの糞ガキになあああああああああああああ」
ゲシッバキッ
しんのすけ「やめてとおちゃん!!!」
ひろし「うるせぇ!!!」
ひまわり「うえええええええええええええええん」
みさえ「泣くんじゃねぇよこのクソ赤ん坊が!!!」バシッバシッ
ひまわり「きいいいいいいいいいいいいい」
翌朝
「おはよーございます」
鬼塚「おう!」
龍二「よー,英吉!幼稚園でもやってるそうじゃねぇか」
鬼塚「おー!龍二じゃねぇか!何しにきたんだ?」
龍二「お前のことを見に来たんだよ」
鬼塚「余計なお世話なんだよ」
龍二「いいじゃねぇか。昔からの付きあいだからよ」
鬼塚「それもそうだな」
よしなが「しんのすけ君!どうしたのよその傷!」
鬼塚「!?どうしたんだ?」
鬼塚「なっ…」
しんのすけ「とおちゃんとかあちゃんにやられたゾ…」
ひまわり「たい…」
龍二「こりゃひでぇ…」
鬼塚「おい!またやられたのか!」
しんのすけ「やられたゾ…オラのこと暴力ふるってるってことがバレたから殴られたゾ…」
風間「最低な親だな…」
鬼塚「…野原,お前その親と縁を切れ」
しんのすけ「嫌だゾ…前みたいにおバカなことやって笑い合いたいゾ…」
鬼塚「バカヤロー!てめぇはそう思っても向こうはそう思ってねぇぞ!」
しんのすけ「だからやだゾ!」
鬼塚「だからよぉ…」
龍二「英吉,このガキには何言っても無駄だ」
鬼塚「でもよぉ」
龍二「こいつは何があろうと親のことを思ってんだよ。だから言ったろ,厄介なことになるって。ホワイトスワンの時とはわけがちげぇぞ」
鬼塚「……」
マサオ「だ,大丈夫だよしんちゃん」
ネネ「そうよ,私達がいるじゃない」
ボーちゃん「元気だして…」
よしなが「そうよ,こんなにお友達がいるし」
しんのすけ「…くれゾ」
風間「?」
しんのすけ「もうほっといてくれゾ!!!!」
よしなが「!!」
しんのすけ「オラは,オラはいつも騒ぎを起こしてみんなに迷惑をかけてた」
風間「しんのすけ…」
しんのすけ「そんなオラのことを迷惑がってるだろ?」
鬼塚「……」
しんのすけ「オラは誰も信用できないゾ!家庭がこんなんじゃ居場所がないゾ!オラには居場所なんてどこにもないんだゾ!オラはもう必要ないゾ!」
龍二「あまったれてんじゃねぇよ!!!」
しんのすけ「!!」
龍二「いいか,よくきけ。居場所ってのはな他人が作るもんじゃねぇんだ。自分で作るもんなんだよ」
よしなが「……」
龍二「俺と英吉はな昔親からも先公からも見捨てられ,居場所がなかった。でもな俺らで居場所を作って今に至るわけだ」
しんのすけ「……」
龍二「お前も自分で作ってみろよ」
しんのすけ「……」ダッ
風間「ああ,しんのすけ!」
よしなが「待ちなさい!」
鬼塚「…なんか昔の俺らを見てるようだな」
龍二「ああ…」
よしなが「しんのすけ君,待って!」
しんのすけ「……」
よしなが「あのお兄さんのいう通り自分で頑張らなきゃダメよ?」
しんのすけ「…もういいゾ」
ドン
チンピラ「おいガキどこみてんだ?」
しんのすけ「!!」
チンピラ「ちょっときてもらおうか」ガッ
しんのすけ「!!離せゾ!」
ひまわり「おぎゃあああああああああああ」
チンピラ2「うるせぇ!」ゴッ
しんのすけ「うっ…」
よしなが「しんのすけ君!ちょっとやめなさい!」
チンピラ「うるせぇぞ!」ゴッ
よしなが「いっ…」
チンピラ「よーしこいつら連れてくぞ」
チンピラ2「おう」
しんのすけ「助けてー!!とーちゃーん!!かーちゃーん!!」
ひまわり「うえええええええええええええええええん」
よしなが「大変です!!!」
鬼塚「どうしたんすか?」
よしなが「しんのすけ君が誘拐されました!」
風間「何だって!!」
ネネ「大変よそれ!!」
龍二「まずいぞこれ…」
マサオ「しんちゃんを助けようよ!」
園長「そうですね。私の園児がこんな目に遭ってるのを黙ってみることはできませんよ!」
鬼塚「…みんなで野原助けんぞ。園長先生!これ借りますよ!」
園長「え,幼稚園バスを!?大丈夫ですよ!」
鬼塚「よぉしみんな乗れ!」
ネネ「準備はOKよ!」
鬼塚「よっしゃあいくぞ!!」
ブオオオオオオオオオオ
マサオ「ひいいいいいいいいいいいいい」
龍二「ちょ,お前飛ばし過ぎだ!」
マサオ「どこにいったか分かるかなぁ?」
ボーちゃん「さぁ…」
鬼塚「俺が聞いてやるよ!」
風間「知ってる人がいるんですか?」
鬼塚「ああ,いるぜ」
プルルルルルルルルル
冴島「おう英吉か。なんだよソープ嬢紹介してくれんのか?」
鬼塚「バカヤロー!今はそれどころじゃねぇんだよ!俺んとこの園児が誘拐されたんだよ!」
冴島「なるほどな。教師らしいことしやがって。俺の予想だけどよ多分陀井我亜連合っつう春日部をしきるヤンキー集団だ。北の方の廃病院を拠点にしてる」
鬼塚「本当か!?ありがとな!」
冴島「そんなことよりソーp プチッ
鬼塚「居場所は分かった!」
ネネ「本当!?」
鬼塚「ああ!北の方の廃病院にいるようだ!」
よしなが「なら早くそこに行きましょう!」
鬼塚「最初に行くとこがあるんすよ」
よしなが「?」
ひろし「今日は会社休みだ」
みさえ「こうやって休むのもいいわよね」
ひろし「なんかすごい音聞こえないか?」
みさえ「確かに…何かしら?」
キイイイイイイイイイイイイイ!!!
ひろし「うおわぁ!幼稚園バス!?」
みさえ「何でこんな時間に…」
よしなが「ここは…しんのすけ君の家?」
風間「何でこんなところに?」
鬼塚「ちょっと話しがあってな」
みさえ「あ!昨日ウチにあがりこんだ先生だわ!」
ひろし「何!?あいつがチンピラ教師か…」
鬼塚「あんたらに話しがある!」
ひろし「?」
鬼塚「大変なことが起きたんだ!」
みさえ「大変なこと?」
鬼塚「しんのすけとひまわりは今誘拐されてんだ!」
ひろし「ふぅーん…」
鬼塚「ふぅーんってなんだよその反応!自分の子供達が大変なめに遭ってることを何とも思わないのかよ!?」
ひろし「思わないね」
鬼塚「!!」
みさえ「いつものことでしょ?あのガキ共はいっつも周りに迷惑かけてるから何とも思わないわよ」
ひろし「そうそうどうせちょっかいだして誘拐されたんだろ?普段の行いがわりぃからだよ」
鬼塚「……」
みさえ「私達はあのクソガキ共がいつも迷惑かけてるからもう限界なのよ。だから暴力ふるっちゃうのよ」
ひろし「ま,面倒なことに巻き込まれたくないしな」
みさえ「そうよね。むしろ誘拐されてよかったわよ,ガキ共がいなくなるんだし」
ひろし「全くだ。ハハハ」
鬼塚「」ブチイ!!!!
グイ(胸ぐらつかむ)
ひろし「お,おいなんだよ」
鬼塚「実の子供達が誘拐されてるってのに…」
鬼塚「自分のことしか考えねぇのかよてめぇらはよおおおおおおおおおおおおおおおおお」
バキィ!!!!!
よしなが 園長 風間 マサオ ネネ ボーちゃん 龍二 「!!」
ひろし「グハッ」
よしなが「ちょ,鬼塚先生!」
みさえ「あなたー!ちょっとあんた,いきなりでてきて殴るとかふざけないでよ!」
鬼塚「ふざけてんのはてめぇらのほうだろうが!」
みさえ「!!」ビクッ
鬼塚「さっきから聞いてりゃ限界だから暴力ふるっただの誘拐されてよかっただのといいやがってよぉ」
鬼塚「ふざけんじゃねぇぞ!!」
ひろし「……」
鬼塚「親ってのはなガキが成長するまで見守るもんだろーが!!」
みさえ「だから…」
鬼塚「いっとくけどな,あいつはなどんなにお前らに酷いことされてもお前らのことを信用してたんだぞ!」
ひろし みさえ「!!」
よしなが「私達がどんなに警察に相談しようともあの子はお父さんとお母さんを信用してたんですよ!」
みさえ「そんな…」
ひろし「しんのすけ…」
鬼塚「おれぁムカムカしてるぜ!ガキの信頼を裏切る親ほどクズな奴はいねぇとなぁ!!」
ひろし「……」
鬼塚「よし,おめぇら行くぞ」
よしなが「は,はい」
ひろし「…俺達も連れてってくれ!」
鬼塚「うるせぇ!子供の気持ちを踏みにじるような奴は連れていかねぇ!」
風間「いいんですか?」
鬼塚「ああ,俺らだけで行く!」
ブオオオオオオオオオオオオオオオオオ
ひろし「…みさえ,どう思う?」
みさえ「そりゃしんのすけは迷惑かけてばっかりだったけど,私達にも愛がなかった…」
ひろし「そうだよなぁ,俺達はやりすぎたなぁ」
みさえ「…そうね」
ひろし「あいつのいう通りだよ…俺達は親失格だよぉ!!!うっうっうっ…」
みさえ「あなた…」
ファンファンファンファン
警察「そこの暴走バス!止まりなさい!」
ネネ「なんかまずいことになってるわよ!」
鬼塚「知ったことか!俺にとっちゃ世の中の常識なんかよりもあいつを救うことが大事なんだからよおおおおおおおおお」
キイイイイイイイイイイイイイ!!!
風間「うわぁ!!」
マサオ「ひいいいいいいいいいいい」
龍二「おまっ,ドリフトしやがって…」
鬼塚「急げええええええええええええ」
そのころ 廃病院
しんのすけ「離せ!!」
ひまわり「うええええええええええええん」
チンピラ「おいおい暴れるなよ」ドフッ
しんのすけ「うっ…」
チンピラ「ボス,こいつを集英組に売り飛ばしましょーや」
ボス「ああ,身代金がたっぷりもらえるぜ。ハハハハハ」
しんのすけ(とおちゃん…かあちゃん…)
鬼塚「よし!廃病院までもうちょいだ!!」
風間「!!先生前!」
鬼塚「ん?何だ?おわっ!?」
警察「」ズラー
園長「警察が封鎖してますよ!」
警察「止まれ!無駄な抵抗はやめろ!」
鬼塚「…ちっ!」
キイイイイイイイイイイイイイ!!
よしなが「後ろも囲まれてるわ!」
龍二「やべぇぞこれ…」
マサオ「つかまっちゃうよおおおおおお」
警察「検挙!!」
??「待ってくれ!」
警察「!?」
よしなが「あれは…しんのすけ君のお父さんとお母さん!?」
ボーちゃん「なんでこんなところに…」
鬼塚「……」
ひろし「このバスを通してくれないか?」
警察「何を言ってるんですか?このバスは暴走行為を…」
ひろし「こいつらは俺の息子達を救おうとしてるんだ!」
みさえ「息子達は誘拐された息子達を助けようとしているのです!」
警察「で,ですからね…」
ひろし「頼む!この通りだ通させてくれ!」
みさえ「お願いします!」
警察「……」
上官「通させてやれ」
警察「ハッ」
よしなが「あの,ありがとうございます」
ひろし「いえ,それほどでも」
鬼塚「連れてかねぇっつったのになんでついてきたんだ?」
ひろし「あんたの喝を受けて変わったんだ」
龍二「口だけじゃなんといえるぜ。さっきはあんなこといっておいてよぉ」
みさえ「息子の代わりなんていないのよ!」
園長「……」
ひろし「頼む,俺達も連れてってくれ!」
鬼塚「…ついてこいや」
よしなが「お,鬼塚先生!?」
鬼塚「こいつらは野原の両親だ,連れてくさ」
龍二「……」
みさえ「ありがとうございます!」
廃病院前
鬼塚「ここが陀井我亜連合の拠点か」
よしなが「ここにしんのすけ君がいるのね…」
ひろし「俺に行かせてくれ!」
園長「の,野原さん!」
風間「おじさんでは危険です!僕達が行きます!」
ひろし「あいつは俺達の大事な息子達だ!今まで虐待した償いとしてあいつらを救うのが俺の義務だ!」
みさえ「私も行くわ!」
鬼塚「…いいぜ」
ネネ「鬼塚先生!?」
鬼塚「一親としてこんぐれー普通だ。やらせるのが義理ってモンだろ」
よしなが「……」
ひろし「行くぞ!野原一家ファイアー!」
みさえ「ファイアー!」
ひろし「しんのすけええええええええええええええええええ」バンッ
しんのすけ「…とおちゃん」
ひまわり「たい…」
ボス「なんだ?」
チンピラ「誰だてめー?」
ひろし「俺はその子供達の父親だぁ!!」
みさえ「私はこの人の妻よ!!」
ボス「何言ってやがんだこのおっさんはw」
チンピラ「うけるわw」
チンピラ2「おらおっさん,とっとと引っ込めよ」
ひろし「うるせぇ!」バキッ
チンピラ2「うげっ!このやろー!」
ひろし「これでもくらえ!」
ぷぅ~ん
チンピラ達「ぎゃあああああああああくせええええええええええええええ」
ひろし「俺の靴の臭いはどうだ!?」
チンピラ「このやろー!」ごん
ひろし「う…」
みさえ「あなた!!」
しんのすけ「とーちゃん!!」
ひまわり「あいあい!!」
チンピラ「手間とらせやがって…」
ボス「おいこのおっさんをたっぷり痛みつけてやれ。ついでにその女も売り飛ばせ」
チンピラ達「うぃー」
みさえ「ちょ,離しなさいよ!」
チンピラ「おらおら,やっちまえ!」
バキッゴスッドゴッ
ひろし「うが…」
しんのすけ「とーちゃん!!」
みさえ「あなた!!」
チンピラ「この女も連れ出そうぜ」
みさえ「やだ,やめてええええええええええええええええええ」
しんのすけ「やめろおおおおおおおおおおおおおおおおお」
しんのすけ「とおちゃんとかあちゃんをいじめるな!!!!」
ひまわり「あいあーい!!」
ボス「うるせぇぞ!!」バキッ
しんのすけ「うげっ…」
ひろし(いてぇ。しんのすけ達もこんな感じだっただろうな。しんのすけ達の気持ちがわかるなぁ…)
ひろし(ごめんな,こんな最低な父親でな…)
ドガッ バキッ ドガッ
「ぎゃあああああああああああああああああ」
ボス「どうしたんだ!?」
チンピラ3「仲間が金髪の男にぼこぼこにされました!」
みさえ「?」
ボス「金髪の男?」
カッカッカッカッカ
鬼塚「よぉ…おっさん一人に容赦ねぇじゃねぇか」コキッコキッ
ひろし「…!」
チンピラ「な,なんだてめー」
しんのすけ「鬼塚先生!」
ボス「鬼塚だと!?」
ボス「鬼塚っつったらあの湘南で伝説を残した鬼爆伝説の鬼塚英吉か!?」
鬼塚「おう。よく知ってるな」
ボス「なんでそいつがここに!?」
「ぎゃあああああああああああああああああああああ」
ボス「!!今度は女を連れ出した奴らがやられた!?」
みさえ「!!あなたは…」
龍二「ったく女に対して大人数で絡もうとはとんでもねぇ奴らだな」
チンピラ「おい,あいつは鬼爆伝説の弾間龍二!」
チンピラ2「やべぇよ,凶悪コンビがここに…」
龍二「おい英吉,喧嘩の時ぐれー俺を誘えよ」
鬼塚「おうわりーな」
ひろし「…あんたきてくれたのか」
鬼塚「おう。あとは俺に任せろ。あんた最高の父親だぜ!」
ひろし「……」
鬼塚「おい野原!!」
しんのすけ「ほい!」
鬼塚「見直したよ。お前の父ちゃんと母ちゃん最高にかっこよかったぜ!」
しんのすけ「いやぁそれほどでもぉ」
鬼塚「おめぇのことは褒めてねぇ!」
みさえ「鬼塚先生…」
ひろし「……」ニカッ
龍二「ったく褒め上手な奴だ」
鬼塚「さーてっと,龍二いいか?」
龍二「いわれねぇでも分かってるよ」
鬼塚「こいつらやっちまうか」
ボス「…クソが!!やっちまえ!!」
チンピラ達「うおおおおおおおおおおおおおおおお」
鬼塚「上等だ!!かかってこいやぁ!!」
鬼塚「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!」
バキッ ゴシャッ ズゴォ!!
チンピラ3「ごへっ!!」
チンピラ4「ぎゃああああああああああああああ」
龍二「おらああああああああああああああ」
チンピラ5「ぐはっ!!」
ひろし「すげぇ…」
ひまわり「たぁい…」
しんのすけ「鬼塚先生とメガネのお兄さんすごいゾ!!」
チンピラ「ひいいいいいいいいいいいいい」
チンピラ2「逃げろ!!」
バンッ
チンピラ「!?」
ファンファン
チンピラ2「お,おまわりだああああ!」
警察「全員検挙!!」
チンピラ「わ,やめろ離せええええええ」
ボス「…クソ!!」
龍二「!あのやろー逃げやがった!」
鬼塚「待ちやがれ!!」
よしなが「解放しましたよ」
しんのすけ「…とおちゃん,かあちゃん!!」
ひまわり「あいあい!」
ひろし みさえ「しんのすけ,ひまわり!!」
ダキッ
みさえ「よかった…無事で…」
しんのすけ「殴られはしたけど大丈夫だゾ」
ひまわり「たぁい…」
ひろし「…ごめんな,今まで虐待して…」
みさえ「私も…ごめんね,ごめんね…」
しんのすけ「大丈夫だゾ!オラは前の生活に戻ればそれでいいから。本当によかったゾ。本当に本当に…うわあああああああああああああああああん」
ひろし「しんのすけ…ひまわり…」
みさえ「愛してるわ…」
ひまわり「たぁい…」
龍二「ったく家族ってモンはいいスよね」
よしなが「本当ですね。そういえば鬼塚先生は?」
龍二「陀井我亜連合のボスを探しにいってますよ」
バンッ(車に乗る)
ボス「くそ,あのやろーいつかぶっ殺してやる…」
鬼塚「誰が逃げていいっつった?」
ボス「ひぃ!!」
鬼塚「人様が育てたガキを誘拐して売り飛ばすようなふざけたやろーは」
鬼塚「この俺様が逃がすわけねぇだろぉ!!!!」
バゴォ!!!!!!
ボス「ぎゃああああああああああああああああああああああああ」
その後警察によってしんのすけは救出され,陀井我亜連合は全員逮捕された。
そしてこの事件後,野原家は前みたいな関係を修復する。
数日後
しんのすけ「ええ!?鬼塚先生いっちゃうの!?」
鬼塚「わりぃな,もっといてやりたいんだが俺の教え子が待ってるんでな」
ひろし「あんたには感謝したいんだけどな」
鬼塚「いえいえ感謝なんて」
みさえ「いつでも遊びにきてくださいね」
鬼塚「そのつもりっすよ!」
しんのすけ「約束だゾ!」
鬼塚「おう!そのつもりだ!」
よしなが「本当にありがとうございました」
風間「しんのすけ,関係が修復してよかったな!」
しんのすけ「いやぁ~それほどでもぉ~」
風間「褒めてない!」
マサオ「もうしんちゃんったら」
春日部防衛隊「ハハハハハ」
鬼塚「ったく,微笑ましいぜ」
龍二「おい英吉,そろそろいくぞ」
鬼塚「ああ今行くよ。それじゃ,またいつか!」
みさえ「ありがとうございました!」
ひろし「俺達に家族のキズナを思い出させてありがとう!」
しんのすけ「鬼塚先生!」
鬼塚「なんだ?」
しんのすけ「オラ,オラおっきくなったら鬼塚先生みたいな先生になりたいゾ!!!」
鬼塚「…そうか。じゃあ頑張ってグレートなティーチャーになれよ!」
しんのすけ「じゃ,鬼塚先生!またいつか!」
鬼塚「ああ,またな!」
ブロロロロロロロロ…
龍二「あのガキいつか立派な教師になるぜ」
鬼塚「ああ…」
20年後
校長「この教室が例の問題のクラスです」
しんのすけ「ほうほう,これは結構荒れてますな」
校長「野原くん,頼みましたよ」
しんのすけ「任せてください!」
「だりーなwwwww」
「マジかよーwwwww」
「死ねよwwwww」
「ギャハハハハハハwwwww」
バン!!!!!!
「!!?」
しんのすけ「オラ野原しんのすけ25歳!!!!日本一の教師になる男だゾ!!!!」
完
こんにちわ!作者です!
前回に引き続きまたもss書かせてもらいました。
前回のssは全編コメディなのに対して今回はシリアスを書きました。
クレしんssは別なものもありますが鬱とかグロとかが多かったのでこうやって立ち直らせようと思いました。
心変わりが早いという意見がありましたが上記のようなことがあって早くなってしまいましたのでそこはご了承ください。
ここまで読んでいただきありがとうござました!
なお番外編もあります。
番外編
鬼塚がしんのすけ救出に向かった頃吉祥学苑では
村井「鬼塚のやつ,向こうで上手くやってんのかな?」
冬月「大丈夫よ,鬼塚先生のことだから」
内山田(なんだこの胸騒ぎは…)
内山田(まさか鬼塚の奴…)
~内山田の妄想~
鬼塚「なぁ俺と一緒に泊まらねーか?」
女児「え,でも早く帰らないとママが…」
鬼塚「どうだっていいじゃねぇか,一緒に過ごそうぜ。2人きりの夜をな」
女児「先生,大好き…」
~終了~
内山田「ぬおおおおおおおおおおおおおおおお」
村井「ど,どうしたんだ教頭!?」
菊池「さぁ…」
内山田(いかん!これはいかん!このままじゃ鬼塚は幼稚園児に手を出すことに…この内山田が阻止せねば!)
森高「なんか教頭先生の様子がおかしいわね…」
冬月「ええ…」
TV「次のニュースです。春日部で…」
草野「おい幼稚園バスが暴走行為だってよ」
吉川「え?幼稚園バスが?」
麗美「怖い世の中ねー」
冬月「春日部って言ったら鬼塚先生がいるところじゃない」
内山田「全く!こういうのは許せませんな!」
菊池「おい犯人の顔が見えたぞ」
村井「マジでか!あれ,これって…」
冬月「まさか…」
麗美「鬼塚先生!?」
内山田「」
村井「なにやってんだよ鬼塚!?」
麗美「まぁ鬼塚先生らしいちゃ鬼塚先生らしいけど」
吉川「うん…」
冬月「なんで暴走してるのかしら…」
菊池「さぁ…」
内山田「」
~内山田の妄想~
教育委員会「教頭先生,あなたの学園の教師が幼稚園バスで暴走とはどういうことですか?」
内山田「い,いやそれがですね…」
教育委員会「教頭先生,処分については後日決めますのでそのつもりでいてくださいね?」
マスコミ「名門学園の教師暴走行為!教頭先生解雇処分される!」
掲示板「内山田教頭解雇処分ワロタwww」
娘「もう!パパのせいで学校行けないじゃない!なんとかしろよこのハゲ親父!」
妻「あなたなんかと出会わなければ…死ねばいい!」
ざしゅざしゅ
内山田「あああああああああああああ」
~妄想終了~
内山田「鬼塚あああああああああああああああああ」
内山田「うおおおおおおおおおおおおおおおお」
教師「き,教頭先生!?どうなされたんですか!?」
内山田「うるさーい!私はこれから春日部に向かう!この学園のために!ゆくぞ我がクレスタよ!」
教師「あ,教頭先生ー!」
ブオオオオオオオオオオオオオ
村井「…いっちゃったよ」
菊池「ああ…」
冬月「教頭先生…(呆)」
数時間後
春日部某所
内山田「この内山田ひろし!一教師として悪の鬼塚英吉を捕らえてみせます!!」
内山田「あれ!?曲がりきれん!うわ,ぶつかる!!」
キイイイイイイイイイ
ドッゴォン!!!!
内山田「ぎゃああああああああああああああああああああ」
内山田ひろし春日部某所にて事故を起こす。
クレスタは大破し,内山田は完治一ヶ月の大怪我を負う。
春日部の病院
しんのすけ「とおちゃん,もう怪我は治った?」
ひろし「ああ,大したことはねぇってよ。それよりもしんのすけはどうだ?」
しんのすけ「オラは大丈夫だゾ!」
みさえ「よかったわね」
ひまわり「たぁい」
しんのすけ「あれ?あのおじさん包帯だらけでミイラみたいだゾ?」
内山田「……」
みさえ「こら!やめなさい!」
しんのすけ「ほーい」
ひろし「とにかく鬼塚先生に感謝しないとな」
内山田「何!?鬼塚だと!?」ガタッ
ひろし「うお!?なんだ!?」
内山田「許せん…あのチンピラめが!!」
しんのすけ「なんかあのおじさん怖いゾ…」
みさえ「そうね…いきましょ」
ひろし「ああ…」
ひまわり「たい…」
内山田「鬼塚あああああああああああああああああああああ」
完
このSSまとめへのコメント
鬼塚出てきてもうだめだって思ったよw
俺も〜〜
いい話だ
鬼塚がひろしのことを…
駄作
いやーんななこ0
感動した。泣けたわ
これはこれで悪くないとおもうです。
gj
たしかにいいけど
ひとつ言えること
ほっといてくれゾと殴ってる時の
効果音バドって
なに?w
ハッピーエンド?(; ̄Д ̄)?
鬼塚は笑うw
文句あるなら自分が書いてみれば?