まどか「違うよ、暁美さん。聞きたいのは絵の感想じゃなくてね!」
ほむら「……ほむらでいいわ」
まどか「じゃあ、私もまどかって呼んでよ。
……じゃなくてね、この絵。この服をよく見て、ほむらちゃん」
ほむら「変わった服ね。どこかの制服かしら」
まどか「夢の中でほむらちゃんが着てた服だよ?」
ほむら「夢の中、で?」
まどか「そう。不思議な夢だったんだ。
ぐちゃぐちゃになった街の中で。この絵の服を着たほむらちゃんが戦ってて。
私はそれを遠くから見てるんだけど、足元に白い生き物がやってくるの。
その動物と何か話したような気がするんだけどね。
ふっと顔を上げたら、ほむらちゃんが泣きそうな顔でこっちに手を伸ばしてるの。
それがすごく印象に残ってて」
ほむら「……そう。でも、それは所詮ただの夢だわ」
まどか「本当にそう思うの?」
ほむら「ええ、ただの夢」
まどか「私、今朝会ったんだよ。白い生き物……キュウべぇと」
くぅ~疲れましたwこれにて完結です!
実は、ネタレスしたら代行の話を持ちかけられたのが始まりでした
本当は話のネタなかったのですが←
ご厚意を無駄にするわけには行かないので流行りのネタで挑んでみた所存ですw
以下、まどか達のみんなへのメッセジをどぞ
まどか「みんな、見てくれてありがとう
ちょっと腹黒なところも見えちゃったけど・・・気にしないでね!」
さやか「いやーありがと!
私のかわいさは二十分に伝わったかな?」
マミ「見てくれたのは嬉しいけどちょっと恥ずかしいわね・・・」
京子「見てくれありがとな!
正直、作中で言った私の気持ちは本当だよ!」
ほむら「・・・ありがと」ファサ
では、
まどか、さやか、マミ、京子、ほむら、俺「皆さんありがとうございました!」
終
まどか、さやか、マミ、京子、ほむら「って、なんで俺くんが!?
改めまして、ありがとうございました!」
本当の本当に終わり
ほむら「!」
まどか「私には魔法少女の素質がある。だから、契約して魔法少女にならないかって。
願い事なんて思い浮かばないし、夢のせいで怖くなっちゃって。
何も答えられないまま、逃げ出してさやかちゃん達と合流したんだけど」
ほむら「契約は、しなかったのね」ボソッ
まどか「ねぇほむらちゃん。私が見たのは本当にただの夢なの?私には、アレがただの夢だったなんて思えないの。
ほむらちゃんは、あんな化物と戦っているの?魔法少女って何? それに、あんなに街が壊されるような事になっちゃうの?」
ほむら「……」ガタッ
まどか「ほ、ほむらちゃん?」ビク
ほむら「具合が悪いから早退するわ。1人で帰れるか自信がないから……付き添ってもらえるかしら?」
まどか「え? そんな事していいのかな?」
―ほむら宅
まどか「まさか、ほむらちゃんが和子先生を強引に説得するなんて思わなかったよ」
ほむら「仕方がないわ。緊急事態だもの」
まどか「そうだよね。具合悪いんだもんね」
ほむら「違うわ。そうじゃない。貴女が見た夢の話よ。貴女の言うとおり、あれはただの夢じゃない」
まどか「じゃあ、ほむらちゃんは魔法少女、なの?」
ほむら「……そうね。まずは、初めて貴女に会った時の話をしましょうか」
まどか「今朝、和子先生に紹介された時の事?」
ほむら「違うわ」
まどか(その後、ほむらちゃんから長い長い話を聞いた。最初に出会った私が、魔法少女だった事。
ワルプルギスの夜という巨大な敵に立ち向かって、死んだ事。私との出会いをやり直す為に、ほむらちゃんも魔法少女になった事。
それから何度も、同じ時間を繰り返してきた事……)
まどか「……ごめんね、ほむらちゃん」
ほむら「どうして謝るの?」
まどか「だって。ほむらちゃんが魔法少女になって。そんな苦しい思いばかりしたのって。
最初の私が正体をバラしてしまったから、なんだよね」
ほむら「……」
まどか「私が張り切ってほむらちゃんの前に姿を見せたりなんかせずに。マミさん、だっけ。その先輩に任せてたら。
ほむらちゃんに、こんな苦しい思いをさせずにすんだと思うんだ」
ほむら「そんなつもりで言ったんじゃないのよ。私はただ」
まどか「私、キュウべぇと契約して、魔法少女になるよ」
ほむら「そんな!」
まどか「そして、ほむらちゃんを普通の人間に戻してもらうの。
そうしたら、ほむらちゃんはもう苦しまずに済むでしょう?」
ほむら「馬鹿な事を言わないで!」パシン
まどか「ほむら、ちゃん」
ほむら「もし貴女が本当にそんな事をしたら。今度は私が契約して、まどかを人間に戻す!」
くぅ~疲れましたwこれにて完結です!
実は、ネタレスしたら代行の話を持ちかけられたのが始まりでした
本当は話のネタなかったのですが←
ご厚意を無駄にするわけには行かないので流行りのネタで挑んでみた所存ですw
以下、まどか達のみんなへのメッセジをどぞ
まどか「みんな、見てくれてありがとう
ちょっと腹黒なところも見えちゃったけど・・・気にしないでね!」
さやか「いやーありがと!
私のかわいさは二十分に伝わったかな?」
マミ「見てくれたのは嬉しいけどちょっと恥ずかしいわね・・・」
京子「見てくれありがとな!
正直、作中で言った私の気持ちは本当だよ!」
ほむら「・・・ありがと」ファサ
C「ちくわ大明神」
では、
まどか、さやか、マミ、京子、ほむら、俺「皆さんありがとうございました!」
終
まどか、さやか、マミ、京子、ほむら「って、なんで俺くんが!?
改めまして、ありがとうございました!」
本当の本当に終わり
まどか「どうして!」
ほむら「約束したのよ!
言ったでしょう? 私は何回目かのまどかと約束したの!
キュウべぇに騙される前のまどかを助けるって!」
まどか「約束なら、ほむらちゃんは果たしてるじゃない!」
ほむら「そんなわけ」
まどか「今の私は、まだキュウべぇに騙されてない!」
ほむら「あ!」
まどか「ほむらちゃんは、私がキュウべぇに騙される前に全部話してくれた。
……ね? 約束、果たしてるでしょ?」
ほむら「……」
まどか「大丈夫。今度は全部分かった上で、契約するんだもん。
何回目かの私だって、ほむらちゃんの頑張りを認めてくれると思うな」
ほむら「嫌よ!」
まどか(ほむらちゃん、泣いてる?)
ほむら「私は何回も何回も同じ時間を繰り返してきたの。
その度に、皆が……魔法少女達が色々な形でいなくなるのを見てきたわ。
約束なんて、ただの口実。
私はただ、まどかに普通の人間でいてほしいの。
これ以上、まどかを失いたくなんかない!」
まどか(あんなに冷静そうにみえたほむらちゃんが、こんなに泣いて。
全部、私の為なんだ。
ほむらちゃんはただ、私が死ぬところを見たくなくて、それで……)
まどか「ごめんね、ほむらちゃん。
ほむらちゃんを悲しませるようなこと言って、ごめん」
ほむら「ううん。私こそ、取り乱してしまって」
まどか(他の時間軸で、私が魔法少女になってるなんて、想像もできないや。
まして、何度も何度も死んでる、なんて。
想像できないけど……ほむらちゃんはずっと、そんな私を見てきたんだね)
まどか「ねぇ。ほむらちゃん。改めて、友達になろう?」
ほむら「え?」
まどか「ほむらちゃんが、私に契約して欲しくないなら、契約しないって約束するから。
ただの人間のままの私が、役に立つかどうか分からないけど。
ほむらちゃんの『繰り返し』がこれで最後になるように、手伝わせて欲しいんだ。
……友達のことは、誰だって助けたいって思うでしょ?」
ほむら「まどか……いいの?」
まどか「何が?」
ほむら「だって、魔法少女とか、魔女とか、同じ時間を繰り返してきたとか。そんなの、普通なら信じられないんじゃ」
まどか(ほむらちゃんの言うとおり、あんまり実感はないんだよね。魔法少女として魔女と戦うとか。そんな魔法少女もやがて魔女になるとか。
そんなひどい話は信じたくないし、私が戦っていたなんてピンとこないけど。でも、ほむらちゃんはこんなにも、切実に、私を守ろうとしてくれてるんだ。
目の前でこんなに泣いてるほむらちゃんを、放っておけるわけ、ない)
まどか「私だって、昨日見た夢の事で、ほむらちゃんに突然話しかけたんだよ?お互い様だよ」
ほむら「私を手伝うってことは、魔女との戦いで危険な目に合うかもしれないのに」
まどか「ほむらちゃんだって、私の為にずうっと危険な目に合ってたんでしょ?」
ほむら「それは、そうだけど」
まどか「なら決まり。今日からは、2人で頑張ろう、ほむらちゃん」
ほむら「……ありがとう」
くぅ~疲れましたwこれにて完結です!
実は、ネタレスしたら代行の話を持ちかけられたのが始まりでした
本当は話のネタなかったのですが←
ご厚意を無駄にするわけには行かないので流行りのネタで挑んでみた所存ですw
以下、まどか達のみんなへのメッセジをどぞ
まどか「みんな、見てくれてありがとう
ちょっと腹黒なところも見えちゃったけど・・・気にしないでね!」
さやか「いやーありがと!
私のかわいさは二十分に伝わったかな?」
マミ「見てくれたのは嬉しいけどちょっと恥ずかしいわね・・・」
京子「見てくれありがとな!
正直、作中で言った私の気持ちは本当だよ!」
ほむら「・・・ありがと」ファサ
では、
まどか、さやか、マミ、京子、ほむら、俺「皆さんありがとうございました!」
終
まどか、さやか、マミ、京子、ほむら「って、なんで俺くんが!?
改めまして、ありがとうございました!」
本当の本当に終わり
―翌朝
仁美「おはようございます、まどかさん」
まどか「おはよう、仁美ちゃん、さやかちゃん」
さやか「おはよ、まどか。昨日はあれからどうだった?」
まどか「どうだったって?」
さやか「転校生だよ転校生! 急にまどかから話しかけに行ったかと思ったら、揃って帰っちゃうしさ。
これは何かあるのかなーって気になるじゃん!」
まどか「大袈裟だよ。ただ、仲良くなっただけで。さやかちゃんこそ、昨日はどうだったの?
上条君のお見舞いに行くって言ってなかったっけ?」
さやか「うん。CDショップでいいの見つけてさ。喜んでたよ」
まどか「そっか。良かったね」
仁美「上条君、具合はいかがなのでしょう……」
さやか「具合っていうか。腕が、やっぱね」
仁美「そうですか……」
ほむら「おはよう」
さやか「あぁ、おはよー……って、転校生!?」
ほむら「自己紹介はしたはずよ。
名前で呼んでくれないかしら、美樹さん?」
さやか「あ、ああ。ごめん。えーと、ほむら、でいい?」
ふぅ~シコりましたw これにて早漏です!
実は、オナニーしたらセックスの話を持ちかけられたのが始まりでした
本当は今夜のオカズなかったのですが←
ご厚意を無駄にするわけには行かないので流行りのオナネタで挑んでみた所存ですw
以下、チンコ達のみんなへのメッセジをどぞ
チンコ「みんな、見てくれてありがとう
ちょっと包茎なところも見えちゃったけど・・・気にしないでね!」
アナル「いやーありがと!
私のかわいさは二十分に伝わったかな?」
金玉「見てくれたのは嬉しいけどちょっと恥ずかしいわね・・・」
乳首「見てくれありがとな!
正直、オナニーでイった私の気持ちは本当だよ!」
陰毛「・・・ありがと」モサ
では、
チンコ、アナル、金玉、乳首、陰毛、>>1「皆さんありがとうございました!」
終
チンコ、アナル、金玉、乳首、陰毛「って、なんで糞>>1が!?
改めまして、ありがとうございました!」
本当の本当にぬるぽ
ほむら「ええ。ところでまどか。今日の放課後、お願いできるかしら?」
まどか「うん、いいよ」
さやか「まどか、ほむらと約束でもしてるの?」
まどか「えっとね、ほら、ほむらちゃん、ずっと入院してたから。
勉強を教える約束したんだ」
仁美「あら、そうだったんですの」
ほむら「それじゃあ、また放課後に」
まどか「うん」
くぅ~疲れましたw これにて完結です!
実は、ネタレスしたら代行の話を持ちかけられたのが始まりでした
本当は話のネタなかったのですが←
ご厚意を無駄にするわけには行かないので流行りのネタで挑んでみた所存ですw
以下、まどか達のみんなへのメッセジをどぞ
まどか「みんな、見てくれてありがとう
ちょっと腹黒なところも見えちゃったけど・・・気にしないでね!」
さやか「いやーありがと!
私のかわいさは二十分に伝わったかな?」
マミ「見てくれたのは嬉しいけどちょっと恥ずかしいわね・・・」
京子「見てくれありがとな!
正直、作中で言った私の気持ちは本当だよ!」
ほむら「・・・ありがと」ファサ
では、
まどか、さやか、マミ、京子、ほむら、俺「皆さんありがとうございました!」
終
まどか、さやか、マミ、京子、ほむら「って、なんで俺くんが!?
改めまして、ありがとうございました!」
本当の本当に終わり
―放課後、路上にて
まどか「手伝う、とは言ったけど。とりあえず、私が契約しないのが大前提なんだよね?」
ほむら「そうなるわね」
まどか「ワルプルギスの夜って、私が夢で見たあのすごく大きい魔女だよね」
ほむら「そうよ。だから今度は、前回よりずっと火力のある武器を用意しておこうと思うんだけど」
まどか「それより、仲間を増やすのはどうかな?
マミさん……だっけ。とっても強いんでしょう?」
ほむら「巴マミは確かに強いわ。ただし、彼女を仲間にするのは諸刃の剣なの。
昨日の話を思い出して。何回目かの時、魔法少女の秘密を知った巴マミは」
まどか「『死ぬしかないじゃない』って言ってたんだっけ。……あ!」
ほむら「……この気配は、魔女ね。近くに結界があるんだわ」
まどか「ほむらちゃん、今、向こうの方で巻き髪の女の子が見えたの!
でも、消えちゃって!」
ほむら「きっと巴マミよ。この気配からして、魔女の結界に入ったのね。
接点を持つには、またとない機会、ということかしら」
まどか「行くんだね、ほむらちゃん」
ほむら「ええ。……そして、貴女も来るのね、まどか」
まどか「もちろんだよ!」
―魔女の結界内
マミ「悪さをする前に、叩かせてもらうわよ!」
まどか「あの、待ってください!」
マミ「貴女……魔法少女じゃない、わよね。どうして此処に?」
まどか「あの、私じゃなくて。この子が魔法少女なんです」
ほむら「初めまして。巴マミ……イタッ」
まどか「ほむらちゃん、ダメだよ。初対面の先輩を呼び捨てだなんて!」ヒソヒソ
マミ「あの?」
ほむら「失礼、噛みました。初めまして。巴マミ、さん。私は暁美ほむら、と言います」
まどか(ほむらちゃん、敬語があまりに棒読みすぎるよ!)
マミ「貴女が魔法少女なの?色々話したいことはあるけれど、ひとまず魔女退治が先かしら」
ほむら「私も一緒に戦う……戦わせてくだ、さい、巴マミ、さん」
まどか(棒読み過ぎて、痛々しい!)
マミ「分かったわ。じゃあ、行くわよ!」
―戦闘終了後、巴マミ宅
ほむら「……お邪魔します」
まどか「誘っていただいて、ありがとうございます」
マミ「礼を言われるような事じゃないわ。ここなら誰の耳も気にしなくて済むから。
ロクにおもてなしの準備もなくて申し訳ないんだけど、紅茶でも飲む?」
まどか「いただきます!」
まどか(マミさんって凄いなぁ。一人暮らしで、でもこんな片付いた綺麗な部屋で。
さっきの戦い方もかっこよかったし)
マミ「はい、紅茶どうぞ。クッキーくらいしかないんだけど、いいかしら。
改めて自己紹介するわね。私は巴マミ。
貴女達と同じ、美滝原中学の3年生よ」
まどか「私は鹿目まどか。2年生です。そして」
ほむら「暁美ほむら、です。美滝原中学にはまだ、転校してきたばかり、なのですが」
マミ「あぁ、そうだったの。
それで、どうして暁美さんは、一般人である鹿目さんと一緒に行動しているの?
魔女退治は危険だって、分かっているでしょう?」
まどか「わ、私がお願いしたんです!」
マミ「鹿目さんが……?」
まどか「私、この前キュウべぇに会って。魔法少女の素質があるって言われたんです。
願い事が決まらないし、戦うのも怖くて、悩んでいる時に魔法少女のほむらちゃんに会って。魔女との戦いってどういうものなのか見せてもらおうかなって」
まどか(嘘をつくのって苦手だけど……ごめんなさい、マミさん!)
マミ「そうだったの」
ほむら「それで、巴マミ、さんにお願いがある、んです。私は、まだ魔法少女になって日が浅くて。
けれど、貴女はベテランのようなので。よければ一緒に戦ってくれませんか」
マミ「そうなの?時間停止の魔法を使って、武器を使って戦う姿が様になっていたから。
私はてっきり、暁美さんもベテランだと思っていたのだけど」
ほむら「そんな事、ありません」
まどか「あの、私からもお願いします!」
ほむら「まどか?」
まどか(ここでマミさんに仲間になって貰わないとダメなんだ!でなきゃ、ほむらちゃんが1人でワルプルギスの夜と戦うことになっちゃう!
それだけは避けなきゃ!)
まどか「私を守りながら戦うのって、きっとほむらちゃんも大変だと思うんです。
でも、マミさんが一緒にいてくれるなら、心強いかなって。
どうかお願いします!」
マミ「……ふふっ。仲が良いのね。貴女たち」
まどか「はいっ!」
マミ「いいわ。一緒に戦いましょう。
戦力が増えるのは単純に嬉しいし、それに、1人でのパトロールはつまらないもの。
仲間ができるのは大歓迎よ」
ほむら「ありがとう、ございます」
まどか「よろしくお願いします!」
くぅ~疲れましたw これにて滅亡です!
実は、マヤの暦が2012年で終わっていたのが始まりでした
本当は1999年だったのですが←
ご厚意を無駄にするわけには行かないので流行りの太陽フレアで挑んでみた所存ですw
以下、予言者達のみんなへのメッセジをどぞ
リチャード・ボイラン「みんな、見てくれてありがとう
ちょっと腹黒なところも見えちゃったけど・・・気にしないでね!」
ノストラダムス「いやーありがと!
恐怖の大王は二十分に降ってきたかな?」
エドガー・ケイシー「滅んでくれたのは嬉しいけどちょっと恥ずかしいわね・・・」
エド・デイムズ「見てくれありがとな!
正直、私の予言は本当だよ!」
スキャリオン「・・・ありがと」アセンション
では、
ボイラン、ノストラダムス、ケイシー、デイムズ、スキャリオン、>>1「皆さんありがとうございました!」
終
ボイラン、ノストラダムス、ケイシー、デイムズ、スキャリオン「って、まだ人類生き残ってたの!?
改めまして、ありがとうございました!」
本当の本当に終わり
―翌日、放課後
まどか「マミさん、お待たせしました!」
マミ「そんなに待ってないから気にしないで。じゃあ、行きましょうか」
ほむら「はい」
マミ「暁美さんはある程度分かっているでしょうけれど。
魔女に遭遇しやすいのは、歓楽街や、逆に人気のない場所よ。
それに、最も危険なのが病院」
まどか「どうして病院が危ないんですか?」
マミ「病院っていうのは、病気や怪我で弱っている人が集まりやすい場所だから。
その上で、魔女によって生命力が吸い上げられたら、目も当てられないわ」
まどか「そうなんですね……あ、この病院」
マミ「どうかしたの?」
まどか「クラスメイトが、入院してるんです。それで、私も何回かお見舞いに来てて」
ほむら「ちょっと待って。この気配は……」
マミ「あっち……駐輪場の方からだわ!」
QB「やぁ、マミ。そろそろ来るかと思ったよ」
マミ「キュウべぇ! じゃあ、やっぱり」
QB「うん。ここで魔女が孵化しかかってる。
あれ、一緒にいるのは鹿目まどかじゃないか。あと……?」
ほむら「暁美ほむらよ。契約した魔法少女の名前を忘れたの?」
マミ「だめよキュウべぇ。女の子の名前をちゃんと思い出せないなんて」
QB「……?」
ほむら「とにかく、今は魔女を倒すのが先決」
マミ「そうね。この病院に悪影響を及ぼす前に、叩きましょう」
―お菓子の魔女との戦闘後
マミ「助かったわ。あの時、暁美さんの援護がなかったら、私」
ほむら「そんな。あれは偶々」
まどか「……あれ?」
ほむら「まどか?」
まどか「あのね、さっき病院の中から、さやかちゃんがチラッと見えた気がして」
ほむら「まさか……美樹さやか!?」
マミ「ねぇ、良かったらこれからまた、私の家に来ない?」
ほむら「すみません。ちょっと急用が」
まどか「本当にごめんなさい、マミさん。また明日!」
マミ「えっ!? 2人ともあんなに急いで……どうしたのかしら」
―病院の屋上
ほむら「困ったわね。美樹さやかがもし、魔法少女の事を知ったら」
まどか「きっと……契約するよね、そして」
ほむら「ええ。魔法少女になって、後はもう、魔女になる」
まどか「どうしよう。さやかちゃん、どこからどこまで見てたかな……。私達が結界から出てきた後、だったらいいんだけど。
急に歪んだ空間から出てきたところを見られたら、怪しいって思われちゃうよね?」
ほむら「それだけじゃないわ。美樹さやかにも魔法少女になる素質があるとキュウべぇに知れたら、もう終わりよ」
まどか「そんなのやだよ! さやかちゃんが魔女になっちゃうなんて!」
ほむら「私も出来れば避けたい事態ね。魔法少女が魔女になる宿命だと知ったら、巴マミはきっと」
まどか「あ……マミさんはきっと、魔女になるよりも死を選んでしまう、よね」
ほむら「正直、策が思い浮かばないわ。美樹さやかの契約理由を、私は知らないし」
まどか「それなら……分かる気がする。
きっとさやかちゃんなら、上条君の為に願い事をするんじゃないかな」
ほむら「さっき言っていた、クラスメイトの事かしら? でも、どうして?」
まどか「口には出さないけど。多分さやかちゃん、上条君の事が好きなんだと思うの。
その上条君が、腕の事で悩んで苦しんでるのをさやかちゃんはお見舞いでずっと見てきたんだよ。
もしキュウべぇに願い事をするなら、さやかちゃん自身の事より、上条君を優先するんじゃないかな」
ほむら「成程。なら、美樹さやかに契約をさせない方法もありそうね」
まどか「ほむらちゃん、急に変身してどうしたの?」
ほむら「上条君とやらの腕を治しに行くのよ。時間を止めて、ね」
―ほむらの部屋
ほむら「やっぱり、苦手な属性の魔法は扱いが難しいわ」
まどか「どんな魔法も使いこなせるってわけじゃないんだね、魔法少女って」
ほむら「そうよ。私達が得意とする魔法は、契約の内容に左右される。
自分の身体を治すならともかく、他人の身体を治すのは、ちょっと。
あと何回か魔法を使えば、治るとは思うのだけど」
まどか「その魔法……マミさんに手伝って貰えないかな?」
ほむら「巴マミに?」
まどか「さやかちゃんが契約しちゃうまで、どれだけ時間があるのか分からないから。
少しでも早く治すためにも、マミさんに手伝ってもらうほうがいいと思うんだ」
ふぅ~シコりましたw これにて早漏です!
実は、オナニーしたらセックスの話を持ちかけられたのが始まりでした
本当は今夜のオカズなかったのですが←
ご厚意を無駄にするわけには行かないので流行りのオナネタで挑んでみた所存ですw
以下、チンコ達のみんなへのメッセジをどぞ
チンコ「みんな、見てくれてありがとう
ちょっと包茎なところも見えちゃったけど・・・気にしないでね!」
アナル「いやーありがと!
私のかわいさは二十分に伝わったかな?」
金玉「見てくれたのは嬉しいけどちょっと恥ずかしいわね・・・」
乳首「見てくれありがとな!
正直、オナニーでイった私の気持ちは本当だよ!」
陰毛「・・・ありがと」モサ
では、
チンコ、アナル、金玉、乳首、陰毛、>>1「皆さんありがとうございました!」
終
チンコ、アナル、金玉、乳首、陰毛「って、なんで糞>>1が!?
改めまして、ありがとうございました!」
本当の本当に射精
ほむら「巴マミなら、私よりうまく回復魔法を使えるかもしれない。
けれど、どう説得するというの?
魔女が関わっていない限り、巴マミはきっと魔法を無闇には使わない。
そうやって線引きをしていないと、大変だもの」
まどか「なら……事情を打ち明けてみるっていうのはどうかな。
さやかちゃんをどうしても魔法少女にはしたくないから、お願いしますって」
ほむら「そんなの無謀よ!
美樹さやかの話をすれば、魔法少女の秘密にだって触れなきゃならなくなる!
もし知ったら、巴マミは」
まどか「うん。魔法少女がいつか魔女になるって言う事は、伏せておかなきゃいけないよね。
なら、あと1つの秘密の方は、どうなのかな。
マミさんは、知ってるのかな?」
ほむら「……その手があったわね」
―翌放課後
マミ「どうしたの、2人とも。改まってお話なんて」
まどか「実は、マミさんに謝らないといけないことがあって。
私が契約を保留してるのは、願い事が決まらないからって言ってましたけど。
アレ、嘘なんです」
ほむら「本当の理由は……私が、止めたから」
マミ「暁美さんが、鹿目さんに契約を思い止まらせたって言うの?
それは、鹿目さんの身を案じて、の事なのかしら。
それとも、グリーフシードの取り分を考慮しての行動なの?」
ほむら「どちらも違う、いえ、違います。
まどか、これを持って、あの辺りまで離れてくれるかしら?」
まどか「うん」
マミ「それは、暁美さんのソウルジェム? 一体何をする気なの?」
ほむら「巴マミ、さん。私達がソウルジェムをいつも身につけているのは何の為、だと思います?」
マミ「いつどんな時でも、魔女との戦いに備える為でしょう?」
ほむら「やっぱり、そう思っているの、ね……」バタン
マミ「え!? ちょっと、暁美さん?
……どうしてなの? 息をしてない!」
まどか「マミさん!」タタタッ
マミ「鹿目さん! 急に暁美さんが倒れて!」
まどか「マミさん、これが、ほむらちゃんが私に契約しないようにした理由なんです」
マミ「これが理由って……一体何を言っているの?」
QB「鹿目まどか。君は知っているんだね。ソウルジェムの事を」
マミ「キュウべぇ。ねぇ、一体どういう事なの、これは!?」
QB「魔法少女と契約を結ぶ僕の役目はね、君達の魂を抜き取って、ソウルジェムに変えることなんだ。
君たち魔法少女にとって、肉体なんてただの外付けのハードウェアでしかない。
肉体が損傷しても、ソウルジェムさえ無事ならいくらでも戦えるよ。
魔女と戦うんだ。そのくらいの処置はしておかないと、大変だろう?」
マミ「……何を言っているの? キュウべぇ」
QB「今君が抱きしめているのはあくまで暁美ほむらの器であって、本体じゃないって事だよ。
暁美ほむらの魂は、今、鹿目まどかの手にあるじゃないか」
マミ「え……え?」
まどか「マミさん、落ち着いて……。ほむらちゃん、ソウルジェム返すね」
ほむら「ありがとう。
巴マミ、さん。受け入れがたいでしょうけれど、これは事実よ。
私達はもう……人間とは呼べないものになってしまっている。
魔法少女、としかいいようのないものに、ね」
マミ「そんな……そんな話、聞いてないわよキュウべぇ!」
QB「君と契約した時は、長話をするような余裕もなかったしね。
僕はちゃんと「魔法少女になってよ」って言ったよ?
魔法少女についての説明は、する暇がなかったけれど」
マミ「時間がなかったって……こんな大事な事、どうして教えてくれないの!?」
QB「説明したら、君はどうしただろうね?」
マミ「……それは」
QB「もし拒否していたら、君はあのまま死んでいただろう。
僕と契約して魔法少女になったからこそ、今こうして、君はここに存在できている。
君の願いは、間違いなく叶ったじゃないか」
マミ「でも、でもでもでも!
魂が切り離されてるなんて、そんなの……」
QB「そもそも君達は、魂の存在を自覚してはいないんだろう?
それなのに、どうして魂の在処にこだわるんだい?」
ほむら「黙りなさい、キュウべぇ」パァン
QB「いきなり発砲するなんて、危ないじゃないか。仕方ない、後は君達の好きにすればいい」トトッ
ほむら「逃げたわね……これ以上アイツに何を言っても無駄よ、巴マミ、さん」
マミ「暁美さん、でも」
ほむら「貴女が取り乱すのも無理はない。私も最初は知らなかった。
けれど、魔法少女の契約に、クーリングオフなんてないのよ。私達に出来るのは、現実を受け止める事だけ」
マミ「そんな……そんなの……」
まどか「マミさん!」ギュ
まどか(契約しないって決めた私に、何か言う資格なんてないのかもしれない。
でも、マミさんを放っておけないよ!)
マミ「私は……もう……人間とは言えない……」
まどか「マミさんはマミさんです!」
マミ「……」
まどか「魂が何処にあったって、マミさんはマミさんです!
強くて、優しくて、紅茶を淹れるのがとっても上手な、マミさんです!」
マミ「……」
まどか「だから……だから……!」
まどか(だから、どうしろって言いたいんだろう?
だからほむらちゃんと一緒に戦って下さいって?
だからこれからも魔法少女として頑張って下さいって?
だから絶望して魔女になったりなんかしないで下さいって?)
まどか(ううん、違う。
私がマミさんに伝えたいのは、そんな事じゃない!)
まどか「だから、人間じゃないなんて言わないでください。……ほむらちゃんもだよ?」
ほむら「私も?」
まどか「そうだよ。
魔法少女になったって、こうして一緒にいて、話して、紅茶を飲んだりできるんだよ?
契約もしてない、私と一緒に。
だから人間じゃないなんて寂しいこと言わないでよ。そんな風に線引きするような事言われたら、私……寂しい」
ほむら「まどか……」
マミ「鹿目さんの手……あったかい」
まどか「マミさん?」
マミ「ごめんなさい。取り乱したりして。可愛い後輩に、情けないところ見られちゃったわね」
まどか「仕方ないです。最初にこの事を伝えようとしたのは、私とほむらちゃんだし」
マミ「確かに、辛い事実よ。でも、知らないままいるよりは良かったと思う。
ありがごう、鹿目さん、それに、暁美さんも」
ほむら「私は、別に」
マミ「じゃあ、訊いてもいいかしら。
私にソウルジェムの秘密を教えたのには、理由があるんじゃない?」
まどか「実は……」
マミ「美樹さやかさんに関する事、かしら?」
ほむら「知って、いるんですか」
マミ「これ以上立ち話をするのも何だしね。私の家に行きましょう」
―マミ宅
マミ「昨日、病院での戦闘が終わった後にね。向こうから話しかけられたの。美樹さんは、私達が結界から出てくるところを見たらしくて。
確か、あの時は結界を出てから元の姿に戻ったでしょう?それで、気になって私達を探していたんですって。
鹿目さんや暁美さんが見つからなかったから、私に話しかけてきたみたい」
まどか「それで、マミさんは魔法少女の事、話したんですか?」
マミ「私は適当に誤魔化すつもりだったのよ。
でも、キュウべぇが出てきて言ったの。美樹さんにも魔法少女の素質があるって」
ほむら「キュウべぇ……」ギリ
マミ「それからすぐに、美樹さんは願い事について考えてた。自分ではない、他人の事で願ってもいいのかって言っていたわ。
但し、それは私が止めた。
他人の為に願うのなら尚の事、どうしてその奇跡を願うのか、理由をはっきりさせないとダメよって。
それで、ひとまず3日間は考えるように言っておいたわ。結果的には、それで良かったみたいね?」
まどか「はい! ……ありがとうございます」
マミ「それで、貴女達は美樹さんが契約するのをどうしても止めたいのね?」
ほむら「その理由については、もう分かった……分かって頂けたかと」
マミ「そうね。貴女達の友達があんな詐欺に引っかかるのを、黙って見過ごすなんて出来ないか。
それで、どうするつもりなの?」
まどか「さやかちゃんが、何を願おうとしているかは分かっているんです。上条君っていう子が、事故に遭ってしまって。
せっかくバイオリニストとして注目されていたのに、腕がダメになるかもって……」
マミ「その腕を回復させれば、美樹さんには契約する理由がなくなる、か。
そういう事なら、行きましょうか、暁美さん」
ほむら「……いいんですか」
マミ「いいわよ。魔女絡み以外では魔法を使わないって決めていたけれど。
これは未来の魔法少女絡みの事態なのよ? 放ってはおけないわ」
まどか「ありがとうございます、マミさん。
本当に、ありがとうございます!」
マミ「いいのよ、お礼なんて。
それじゃあ、ここから先は私達に任せて、鹿目さんはもう帰りなさい?」
まどか「え?」
マミ「もうすぐ夜が更けてくるもの。ご家族が心配するでしょう?
それに、病院に忍び込むなら、少人数の方がやりやすいわ」
まどか「分かりました。それじゃあ、よろしくお願いします」
―夜、マミ宅
マミ「……これで、目処は立ちそうね」
ほむら「あとは、本人の努力次第、ですね」
マミ「暁美さん、前から思っていたんだけど。敬語、苦手なら無理しなくていいのよ?」
ほむら「バレてたのね」
マミ「ソウルジェムの話になった時、自然と敬語が消えていたしね。
学年では私が上だけど、魔法少女歴は分からないんだし。敬語はナシで構わないわ。
その代わりと言ってはなんだけど。ちょっと話を聞いてくれるかしら?」
ほむら「何?」
マミ「美樹さんが契約したいって言った時、本当は嬉しかったの」
マミ「欲張りな話よね。暁美さんっていう魔法少女仲間が出来たばっかりなのに。
でも、暁美さんは私より鹿目さんとの方が仲が良いでしょう?
美樹さんはそうじゃない。いえ、鹿目さん達とも友達なんでしょうけれど。
魔法少女の先輩後輩としてなら、より深く仲良くなっていけるんじゃないかって思ってたの」
ほむら「魔法少女は、基本的に孤独なものよ」
マミ「そうよね。仕方ないって分かってる。
それでも、一人は寂しかった。だからずっと背伸びして、戦ってきた気がする。
寂しがり屋の自分を覆い隠して、より強い自分であろうとして、無理をしていたのかも」
ほむら「背伸び……」
マミ「でも、もう背伸びも無理もしないでいいのかもしれない。
私には、暁美さんも、鹿目さんもいるんだもの」
ほむら「……これからも一緒に、戦ってくれるの?」
マミ「大歓迎って、最初に言ったでしょう?」
ほむら「それじゃあ、私も1つ、話をしてもいいかしら?」
マミ「暁美さんが? いいわ、話して」
ほむら「私の魔法は、時間停止だけじゃない。期間限定の時間遡行……そっちが本命よ」
マミ「時間遡行? 何度も同じ時間を繰り返してきたの?」
ほむら「繰り返す、というより、パラレルワールドの同じ時間を渡り歩いてきた、という方が正しい。私はそれを、『時間軸』と呼んでいるのだけれど。
契約する時に何を願ったのかは、さすがに言えない。けれど、もうすぐこの街にワルプルギスの夜が来る。
それを倒すのが、私の重要課題の1つ。巴マミ、貴女には私と一緒に、ワルプルギスの夜と戦って欲しい」
マミ「意外ね」
ほむら「何が?」
マミ「暁美さんが、こうやって素直に私に願い出てくることが、よ。
失礼なことを言うようだけれど、暁美さんは、個人プレーに慣れていそうだったから」
ほむら「どうかしら。初めて会った時に、声をかけたのはこちらからだったでしょう?」
マミ「それは、鹿目さんがいたからなんじゃない?」
ほむら「……」
マミ「鹿目さんが言っていたんだっけ。
鹿目さんを守りながら戦うのは暁美さんも大変だろうから……って。
貴女も同じ事を考えていたから、私に接触を図ったんじゃないかしら」
マミ「初めて会った時も。ソウルジェムの秘密を教えてくれた時も。
あの男の子の治療をお願いしてきた時も。鹿目さんがいたわ。
きっと、貴女達は互いをとても大切にしているのね」
マミ「暁美さんが鹿目さんを大切に思う気持ちは、よく分かる。
震えている私の手を、握ってくれた鹿目さんの手が、とても温かくて。
それだけで、私はまだ生きているんだって、実感できたもの。
たとえ魂が、こうやって身体から離れているとしても。私はまだ、生きている。
そして、1人ぼっちじゃない。そんな大事なことを、鹿目さんは教えてくれた」
ほむら「そうね。もう1人ではないわ。貴女も、……私も」
マミ「……ねぇ、暁美さん。答えにくい質問で悪いんだけど。
ワルプルギスの夜には、これまで大体何人で応戦してきたのかしら?」
ほむら「そうね。面子は様々だったけれど。大体1人、もしくは2人」
マミ「私と暁美さん、2人で本当に大丈夫だと思う?」
ほむら「まさかとは思うけれど、まどかや美樹さやかを契約させる気?」
マミ「そんな目で見ないでちょうだい。
あんな事を知らされたんだもの。これ以上、新しい魔法少女を増やそうとは思わないわ。
でも、もう契約済みの子を、仲間に入れることができるかもしれないとしたら?
そうね。ひょっとしたら、どこかの時間軸では、貴女も彼女に会った事があるんじゃないかしら」
ほむら「佐倉杏子……」
―翌日、昼休み
まどか「じゃあ、上条君の治療魔法、上手くいったんだね!」
ほむら「ええ。まだまだリハビリは必要でしょうけれど。
努力すれば、以前のようにバイオリンを演奏できるように回復するわ」
まどか「良かったぁ……これで、さやかちゃんはきっと契約しないよね」
ほむら「そうね」
まどか「それじゃ、今日の放課後からはまたほむらちゃんとマミさんとで魔女退治?」
ほむら「いいえ。今日は佐倉杏子に会いに行く」
まどか「佐倉さん、って、ほむらちゃんが前に会った事のある魔法少女、だよね?」
ほむら「そうよ。一緒に戦ったこともある。
どうやらこの時間軸では、巴マミと佐倉杏子は面識があるらしいの。
何が起こるか分からないから……と言っても、付いてくるのよね?」
まどか「うん。危険だとしても足手纏いだとしても、付いていくよ。それだけが、私にできることだから」
ほむら「そうね……まどかが居てくれるだけで、私も心強い。ただ、『それだけが』なんて言い方はしないで。
まどかは昨日、巴マミを混乱から立ち直らせた。やっぱりまどかには、まどかのままで、出来る事があるのよ」
まどか「うん。ありがとう、ほむらちゃん」
―放課後
マミ「きっと、こうして風見野で魔女の反応を探せば、佐倉さんに会える筈よ」
ほむら「そうね」
杏子「何だい何だい、わざわざ私に会いに来たってーの? マミ」
まどか(あの子が佐倉さん……やっぱりマミさんの事、知ってるんだ)
杏子「1人じゃないんだな。そっちの黒髪は魔法少女仲間ってところかい?
で、もう1人は……ただの人間、だよな?
ひょっとして、使い魔の餌にでもするつもりなのかよ?」
マミ「そんな事する筈がないでしょう!」
ほむら「冷静になって、巴マミ。私達は、お願いをしにきたのだから」
マミ「そうだったわね。ありがとう、暁美さん。佐倉さん。もうすぐ見滝原にワルプルギスの夜がくる。
その時、一緒に戦ってくれないかしら?」
杏子「ワルプルギスの夜、だって? どうしてそんな事分かるのさ」
ほむら「統計よ」
杏子「統計って……」
マミ「ワルプルギスの夜が相手だもの。私と暁美さんだけじゃ心許ないわ。だから、貴女にも一緒に戦って欲しいの」
杏子「へーぇ。じゃあ聞くけどさ。そこの黒いのはともかく、アンタはあたしと手を組めるのかい?
グリーフシードの為に、使い魔を放置するようなあたしとさ」
マミ「……」
杏子「黙ってる、って事は、やっぱり無理なんだろ?
正義の魔法少女ぶってるアンタとあたしとが、手を組める訳ないよねぇ?」
マミ「……確かに、キュウべぇから貴女の噂は色々聞いているわ。でも、相手はワルプルギスの夜なの。なりふり構っていられない。
だからお願い、佐倉さん」
杏子「ヤだね」
マミ「そんな」
杏子「見たところ、そっちの黒いのもベテランっぽいじゃん。だったら、あたしなんかいなくてもどうにかなるだろ。
じゃーな」
マミ「佐倉さん……」
ほむら「仕方ないわ、巴マミ。ワルプルギスの夜が来るまでまだ時間はある。また説得に来ればいい……って、まどか!」
まどか「ごめん、私ちょっと佐倉さんと話してくる!」
マミ「鹿目さん!?」
まどか「佐倉さん、待って!」
杏子「アンタ、さっきの」
まどか「私は鹿目まどか。マミさんと、もう1人の魔法少女、ほむらちゃんとの友達なの」
杏子「自己紹介かよ。あたしは佐倉杏子。杏子でいいよ」
まどか「私のことも、まどかでいいよ、杏子ちゃん」
杏子「調子狂うなぁ。アンタ、あたしを追いかけてきて良かったのか?巴マミと友達ってんなら、あんまりあたしに近づかない方がいい」
まどか「どうしてそんな事を言うの? マミさんも杏子ちゃんも同じ魔法少女なのに」
杏子「同じ魔法少女だからさ。魔法少女は何も正義の為に魔女と戦ってるわけじゃない。
グリーフシードを得ないと、あたしらのソウルジェムは濁って魔法が使えなくなるからな。
マミやもう1人の……ほむらだっけか。そいつと一緒に行動してるならその辺は分かるだろ?
だから同じ魔法少女でも、縄張り意識を持っているし、手柄の取り合いにもなる」
杏子「ましてや、あたしはグリーフシードを確実に手にするために、使い魔は放置するからね。
使い魔さえ見逃しやしないマミとは、反りが合わないのさ」
まどか「その事が原因で、杏子ちゃんとマミさんとはこれまでずっと、会ってなかったの?
でも、マミさんはワルプルギスの夜に対抗する為にって、杏子ちゃんの名前を出したんだよ。
確かにマミさんと杏子ちゃんとでは方針が違うのかもしれないけど。
マミさんは、杏子ちゃんを頼りになる人だって思ってるんじゃないかな」
まどか(マミさんと杏子ちゃん、私とほむらちゃん、さやかちゃんの5人で戦ってた時間軸もあったみたいだし。
マミさんと杏子ちゃんが仲良くできない筈がないよ!)
杏子「あたしじゃアイツの頼りにはならないよ。
巴マミと一緒に戦えるのは、アイツと同じように、正義の為に戦える魔法少女だけさ」
まどか「そんな事ない!」
杏子「!」
まどか「マミさんはね、初対面の私とほむらちゃんを、受け入れてくれたの。
ほむらちゃんが、使い魔を逃がすのか倒すのかなんて、聞いたりしなかった」
杏子「ワルプルギスの夜を倒す為だろ?」
まどか「違うよ。ワルプルギスの夜が来るって、マミさんが知ったのは昨日のことだから」
杏子「じゃあ、何でマミは無条件にほむらと組んでるんだ?」
まどか「……1人じゃ寂しいから、っていうのじゃダメかな?」
杏子「はぁ? そんなの、寂しがり屋のフツーの女の子じゃあるまいし」
まどか「マミさんだって、魔法少女になる前はフツーの女の子だったんだよ。
あんな広い部屋に1人で暮らしてて。寂しくないわけない」
まどか「それにね、ほむらちゃんがマミさんに一緒に戦いたいって言った時。
マミさん、嬉しそうに笑ってたの。仲間ができるのは大歓迎だって」
杏子「仲間がいるんだったらいーじゃねーか。あたしの出る幕なんてないだろ」
まどか「どうしてそんな」
杏子「あたしとマミじゃ、やり方が違うって言ったろ?」
まどか「やり方が違ったら、一緒にいちゃダメなの? 頼りにしちゃだめなの?」
杏子「しつこいな。とにかく今日は帰んな。見滝原までなら送ってってやっから」
まどか「……うん。でも、また来るから」
杏子「……本当にしつこいな、アンタ」
―翌朝
まどか(今日も、風見野に行こう。今日こそ、杏子ちゃんを説得するんだ)
まどか(そうすればきっと、ワルプルギスの夜を倒せる。
ほむらちゃんを、繰り返しから助けないと!)
さやか「おーい、まどか!」
まどか「あれ、さやかちゃん。いつもはもうちょっと先のところで待ってるんじゃ」
さやか「うん。ちょっとまどかに話があってね。仁美には、先に行っておくように言ったし」
まどか「私に話?」
さやか「昨日ね、恭介のお見舞いに行ったんだ。そしたらさ……急激に腕が回復に向かってるって。
一昨日から、少し違ったらしいんだけど。昨日はそれ以上に腕の調子が良くなってたみたいで。
恭介のやつ、まるで魔法みたいだって笑ってたんだけど、さ。
これって、まどか達の魔法なんじゃない?」
まどか「え?」
まどか(さやかちゃん、マミさんやほむらちゃんだけじゃなくて、私も魔法少女だって勘違いしてる?)
さやか「まどかももう知ってるだろうけど。あたし、病院でまどか達が結界から出てくるところを見てさ。
慌てて玄関まで出たところで、マミさんに会ったの。
キュウべぇにもスカウトされたし、すぐにでも契約しようと思ったんだけど。
それを、マミさんに止められた。
他人の為に奇跡を起こそうとするなら、尚の事自分の願いをはっきりさせておきなさいって」
さやか「マミさんに言われてから、ずっと考えてた。あたしの願いってなんだろうって。
ただ恭介の腕を治したいって思う事とは違うのかなって。
悩んでいるうちに……恭介の腕が治ったの。偶然じゃないよね?」
まどか「うん。偶然じゃないよ」
さやか「やっぱり……それって、あたしの為? あたしを魔女との戦いに巻き込みたくないからって事なの?
他人の為じゃなくて、自分の為に何かを願えって事なの? ねぇ、まどか、答えてよ!」
まどか「え、えぇと」
さやか「まどか達が恭介を助けてくれたのなら……尚の事、あたしは引き下がれない。
恭介を助けてもらっておいて、それであたしはお礼を言うだけしかできないなんて、虫が良すぎるっつーのかな?
とにかくもう1度、自分の願いを考え直して、改めて契約する」
まどか(さやかちゃん……上条君を治せばそれでもう、契約しないだろうって思ってのに。
ごめんね、私、さやかちゃんの事、まだまだ何も分かってなかったんだ。
さやかちゃんの律儀なところとか、真面目なところとか……何も見えてなかったんだ)
さやか「あたしじゃすぐには戦力にはならないかもしれないけど、少し位恩返しさせてよ、まどか」
まどか「それはダメ!」
さやか「なによ、それ。あたしだけ仲間はずれにするの?」
まどか「違うよ。さやかちゃんは、勘違いしてるの。私は……契約してないの。魔法少女なのは、ほむらちゃんとマミさんだけ」
さやか「まどかが、契約してない? そんなの」
まどか「信じられないよね。契約してないのに、ほむらちゃん達と一緒に行動してるなんて。でも、それにはちゃんとした理由があるし。それに、ね。
ほむらちゃんやマミさんが上条君の腕を治したのにも、さやかちゃんが思っているのとは違う理由があるの。だからお願い、契約はしないで!」
さやか「その理由っての、勿論、聞かせてくれるよね?」
まどか(本当は、さやかちゃんにはあまり聞かせたくない。
魔法少女について教えちゃったら、さやかちゃんをもっと巻き込んでしまいそうなんだもん。
でも、今のさやかちゃんは、きっと、引き下がってくれないだろうな)
まどか「それじゃあ、まずは……2人が上条君の腕を治してくれたのはね。
さやかちゃんに、魔法少女になって欲しくなかったから、っていうのは合ってるの。
でもそれは、さやかちゃんが言うような、戦いに巻き込みたくないから、というのじゃなくて。
魔法少女っていうのは……身体から魂を抜かれた存在だからなんだよ」
さやか「魂を抜かれてる? でも、2人とも普通に学校通ってるし」
まどか「それは、抜き取られた魂が、ソウルジェムっていう小さな宝石になっていて。
魔法少女は無意識に、ソウルジェムから身体を操作してるんだって。
でも、身体を動かすことができるのは、100m圏内で……」
さやか「そんなの、キュウべぇは言ってなかったよ?」
まどか「それなの!」
さやか「え!?」
まどか「キュウべぇはね、女の子を魔法少女にする為に、そういう大事な事を敢えて言わないの。
まるで詐欺師だって、ほむらちゃんは言ってた。
2人とも、魂を抜き取られるなんて知らずに契約して、後から本当の事を知ったんだよ。
だから、自分と同じ思いを、さやかちゃんにさせたくなくて、上条君の腕を治したの」
さやか「そう、だったんだ……ごめん、まどか。あたし、何も知らないまま、勢いに任せてキツイ言い方しちゃったよね」
まどか「ううん、いいの」
さやか「どうしてまどかはあの2人と一緒に行動してるの?」
まどか「それは」
杏子「そいつはあたしも気になるね」
まどか「杏子ちゃん!?」
さやか「まどか、この子誰?」
まどか「佐倉杏子ちゃん。風見野に住んでる魔法少女なんだけど」
杏子「悪いけど、話は大体聞かせてもらったよ。
そっか。マミは他人の為に祈ろうとした馬鹿を、止めようとしてくれてたんだな」
くぅ~疲れましたw これにて完結です!
実は、ネタレスしたら代行の話を持ちかけられたのが始まりでした
本当は話のネタなかったのですが←
ご厚意を無駄にするわけには行かないので流行りのネタで挑んでみた所存ですw
以下、まどか達のみんなへのメッセジをどぞ
まどか「みんな、見てくれてありがとう
ちょっと腹黒なところも見えちゃったけど・・・気にしないでね!」
さやか「いやーありがと!
私のかわいさは二十分に伝わったかな?」
マミ「見てくれたのは嬉しいけどちょっと恥ずかしいわね・・・」
京子「見てくれありがとな!
正直、作中で言った私の気持ちは本当だよ!」
ほむら「・・・ありがと」ファサ
では、
まどか、さやか、マミ、京子、ほむら、俺「皆さんありがとうございました!」
終
まどか、さやか、マミ、京子、ほむら「って、なんで俺くんが!?
改めまして、ありがとうございました!」
本当の本当に終わり
まどか「杏子ちゃん……?」
さやか「ていうか、さり気なくあたしの事を馬鹿って言わなかった?」
杏子「言ったよ。間違いなく言った。たった1度の奇跡を他人の為に使うなんて、馬鹿馬鹿しいにも程がある」
さやか「あんた、それ以上言ったら!」
杏子「それ以上言ったら叩く? 蹴る? あたし、これでも魔法少女なんだけどなぁ?」
さやか「……う」
杏子「大体アンタ達、こんな所で学校サボってると色々まずいんじゃないのかい?」
まどか「言われてみれば、そうかも」
杏子「付いて来な。そっちの話を盗み聞きしちゃったお代に、いい場所を提供してやるよ」
―廃墟と化した教会
杏子「ほら、ここだよ」
さやか「ここは……教会?」
まどか「でも、随分荒れてる、よね」
杏子「長い間、使われてない教会だからな。内緒話をするにはモッテコイだろ。
ほら、話せよまどか。アンタがあの2人とつるんでる理由をさ」
まどか「それなんだけど……全部は話せないんだ。私だけの問題じゃないから。キッカケは、大体さやかちゃんと同じ。
私も、キュウべぇに騙されそうになったところを助けてもらったの……ほむらちゃんに」
さやか「だから、最近特にほむらと仲良かったんだ」
杏子「へーぇ」
まどか「私は魔法少女にはならないってほむらちゃんと約束した。でも、ワルプルギスの夜を倒す為に、出来るだけの事をしたい。
だから、ほむらちゃん達と一緒にいるって決めたの」
杏子「それで、昨日はあたしにあんなに食いついてきたって訳か」
さやか「ていうかさ、そのワルプルギスの夜って?」
まどか「超大物の魔女、なんだって。
それを倒す為に、ほむらちゃんとマミさんは、杏子ちゃんにも仲間になって欲しいって言ってるんだけど」
杏子「魔法少女が2人もいりゃ十分だろ?」
まどか「……こんな感じで、杏子ちゃんからは断られてるんだよね」
さやか「えっと……佐倉杏子さん、だっけ。どうして同じ魔法少女同士、協力しようと思わないの?」
杏子「そいつは昨日、コイツにも答えたよ。
魔法少女ってのは、魔女を倒した時に拾えるグリーフシード目当てに戦ってるんだ。
マミやほむらみたいに、つるんでる方がおかしいんだよ」
さやか「でも、ワルプルギスの夜って強敵なんでしょ?
マミさんやほむらが、自分たちの手に負えないかもしれないって思うくらいの、さ。
だったら、一時的に手を組めばいいじゃない。でないと、普通の人間に被害がでるんでしょ?」
杏子「はぁ……これだから、毎日学校で仲良しごっこやってる連中とは話したくないんだよねぇ」
まどか「杏子、ちゃん?」
杏子「さやかっつったっけ。悪いけど、あたしはマミとは違う。
あたしが魔法を使うのは、あたしの為になる事だけさ。他の人間がどうなったって知るか。
まどかも知っておいた方がいい。
魔法少女は希望を振りまき、魔女は絶望を撒き散らすってキュウべぇが言うけどさ。
ありゃ嘘だ。魔女なんかいなくたって、魔法少女は希望と絶望との危ういバランスの上にいるようなもんだ。
魔法少女と関わると、ロクなことになんねー」
まどか「そんな言い方ってないよ。ほむらちゃんがいたから、私はキュウべぇに騙されずに済んだのに」
杏子「ほむらって奴がどういう目的で動いてるのか、あたしは知らないけどさ。
でも、そいつが頑張ってきた分、そいつ自身が絶望に苦しんだって時もあるんじゃねーの?」
まどか(悔しいけど……杏子ちゃんの言う通りだ。
ほむらちゃんは、私を助ける為に、何度も何度も同じ時間を繰り返して。たった1人で、戦ってきて……辛くなかった筈がないのに)
杏子「マミだってそうさ。あいつは正義の魔法少女ってヤツになろうとしてる。魔女や使い魔から人間を救えるけれど、肝心のアイツは1人ぼっちだ。
だってそうだろ。グリーフシードの事を考えりゃ、アイツと組める魔法少女なんていないんだから。
ほむらと無条件に組んだのは、いい加減寂しさが限界に来てたからじゃねーの?」
まどか「そんな風に言わないで!」
さやか「まどか!?」
まどか「ほむらちゃんもマミさんも、辛い時だってあったかもしれない。
でもそんなの、普通の人間だって同じだよ!だからそんな事言わないで!
願ったり祈ったりする事が、絶望を呼び込むような、そんな言い方はやめて!」
くぅ~疲れましたwこれにて完結です!
実は、ネタレスしたら代行の話を持ちかけられたのが始まりでした
本当は話のネタなかったのですが←
ご厚意を無駄にするわけには行かないので流行りのネタで挑んでみた所存ですw
以下、まどか達のみんなへのメッセジをどぞ
まどか「みんな、見てくれてありがとう
ちょっと腹黒なところも見えちゃったけど・・・気にしないでね!」
さやか「いやーありがと!
私のかわいさは二十分に伝わったかな?」
マミ「見てくれたのは嬉しいけどちょっと恥ずかしいわね・・・」
京子「見てくれありがとな!
正直、作中で言った私の気持ちは本当だよ!」
ほむら「・・・ありがと」ファサ
では、
まどか、さやか、マミ、京子、ほむら、俺「皆さんありがとうございました!」
終
まどか、さやか、マミ、京子、ほむら「って、なんで俺くんが!?
改めまして、ありがとうございました!」
本当の本当に終わり
杏子「でも、事実だ」
まどか「そんなの!」
杏子「なら、あたしの知ってる魔法少女の話をしてやろうか?ソイツはな、あろうことか、家族の為に祈ったんだよ」
さやか「家族の為に?」
杏子「でもな、ある時ソイツが魔法少女だって事が家族にバレた。それで、どうなったって思う?
家族はその魔法少女を魔女呼ばわりした挙句、無理心中しちまったんだ」
まどか「……そんな」
杏子「これで納得いったろ? あたし達は最初、希望を抱いて魔法少女になる。
でも、結局はソイツみたいに周囲や自分が絶望する羽目になって……差し引きゼロってことになるのさ」
まどか「差し引き、ゼロ……」
まどか(おかしい。そんなのはおかしいよ。
誰かの為に、ましてや大事な家族の為に祈った事が、いけない事だなんて思えない。
ほむらちゃんが私の為にしてくれた事を、否定なんてできっこない!)
さやか「そんなの、単なるアンタの主観じゃない」
まどか「さやかちゃん?」
さやか「少なくともね。あたしはマミさんやほむらに感謝してる。
あたしを助けてくれた2人を、魔女呼ばわりなんてしたくないし。
もしあの2人が絶望するくらい困ってるなら、助けたいって思う」
さやか「だから……佐倉杏子。アンタがマミさん達に協力しないって言うなら。
まどか達には悪いことするけど、あたしが契約して、ワルプルギスの夜と一緒に戦う」
まどか「さやかちゃん、そんなのダメだよ!」
さやか「ごめんね、まどか。でも、魔法少女のコイツが協力する気がないって言ってるんだよ。
まどかには約束があるんだし、あたしが契約するしかないじゃん?」
杏子「ふざけんな!」
さやか「!」ビクッ
杏子「さやかは彼氏の傷をマミとほむらに治してもらったんだろ!?
放課後はデートして、帰宅したら家族が待ってて、朝にはまどかっつー友達が待ってて!
あったかくて満たされた日々を送れる奴が、魔法少女になるだって!?
お前がもし契約してみろ。あたしがすぐにぶっ潰してやる」
さやか「何でそこまで言われなきゃいけないのよ! 大体恭介とはそんな仲じゃ」
まどか「ちょっと、2人共!」
杏子「……さっき盗み聞きしたソウルジェムの秘密はさておき、さ。魔女との戦いは命懸けだ。
魔法少女ってのは、命をかけるより他に道がない、仕方ない奴がなるもんだ。
アンタ達は、そうじゃないだろ?」
まどか「でも」
さやか「あたしが契約しなかったら、マミさんやほむらが!」
杏子「だー! もうっ!分かった分かった分かったよ!つまりアタシが戦えばいいって事だろ!?」
まどか「杏子ちゃん、本当に?」
さやか「いいの?」
杏子「いや、いいか悪いかと聞かれるとあんまし良くねーんだけどさ。
あたしがここで頷かないと、そこの馬鹿が契約しちまうんだろ?
例外ってことで、マミ達に恩を売ってやるさ」
まどか「杏子ちゃん、ありがとう。本当に、ありがとう。これできっと」
杏子「止せよ。それより、お迎えが来たみたいだ。外に出るぞ」
ほむら「まどか!」
マミ「美樹さん! と、佐倉さん!?」
ほむら「佐倉杏子。あなたが2人を?」
杏子「そんな目で見んなよ。あたしはただ、迷子のこいつらを保護しただけだ」
まどか「迷子にはなってないけど、サボッてたところをここに連れてきてもらったの。おかげで補導されずにすんだよ。
それにね、杏子ちゃん、ワルプルギスの夜との戦いに付き合ってくれるって!」
ほむら「そうなの?」
マミ「佐倉さん、本当?」
杏子「あ、あぁ。危なっかしいからな。あたしが付いててやるよ」
マミ「ありがとう!」ガバァ
杏子「ちょ、な、何すんだよマミ!」
マミ「だって、佐倉さんと一緒に戦えるんだもの。嬉しくて」
さやか「マミさん、本当に嬉しそうだね」ボソッ
まどか「うん」
まどか(あの2人、ただの知り合いってだけじゃないのかも。
とにかく、これでワルプルギスの夜にもきっと勝てるよ、ほむらちゃん!)
QB「こんなところに魔法少女が3人揃うなんて。珍しいね」
ほむら「キュウべぇ。貴方この前、私達の好きにすればいいって逃げたでしょう?
今更何か用でもあるのかしら。なければ撃つわよ?」
QB「用ならあるよ。君達に教えに来たんだ。やがて魔女になる未来について」
ほむら「!」パァン
まどか(ほむらちゃんの銃を避けた!?どうしよう、このままじゃキュウべぇがあの事を喋っちゃう!
一番マミさんに知られたくなかったのに!)
まどか「キュウべぇ! あの、私!」
QB「契約してくれる気になったのかい? その話はまた後だ」
マミ「どういう事? やがて魔女になる未来って」
杏子「てめぇ、まだ何か隠してやがるのか!?」
ほむら「くっ!」パァン パァン
QB「大事な話の最中に水を差すのは止めてくれないか、暁美ほむら。君にだって関係のない話じゃない。魔法少女なら誰でも迎える末路の話なんだからね。
君達のソウルジェムが濁りきった時、ソウルジェムはグリーフシードへと変わる。そして君達は、晴れて魔法少女の敵である魔女へと生まれ変わるのさ」
さやか「ソウルジェムが、グリーフシードへ……」
マミ「そんな。私も魔女になるっていうの?」
まどか(いけない、マミさん!)
ほむら「しっかりして、巴マミ!」
まどか「さやかちゃん、マミさんの左側に! 私が右腕を抑えるから!」
さやか「え? う、うん!」
マミ「魔女になるって言うのなら……ソウルジェムを砕くしかないじゃない!」
まどか「マミさん、やめて!」ガシッ
さやか「マミさん、待って!」ガシッ
マミ「鹿目さん、美樹さん、止めないで!
だって私、ソウルジェムが濁ったら魔女になるのよ?
2人にいつか襲いかかるかもしれない。そうなってからでは遅いのよ!」
さやか「そんなの、ソウルジェムが濁らなければ、それでいいんじゃ」
マミ「ソウルジェムを綺麗に保つには、魔女と戦ってグリーフシードを集めるしかないのよ?
それって、かつて私達と同じだった魔法少女達と戦えって事じゃない!」
マミ「私はそんな事出来ない……。
これまで魔女と戦ってこれたのは、魔女が悪い奴だって思い込んでいたからなの!
魔女が以前は私達と同じ魔法少女だって言うなら、私はもう」
まどか「でも、マミさんは間違ってないです!」
マミ「鹿目さん……」
まどか「マミさんがいたから、上条君もさやかちゃんも助けられたんです。これまでのマミさんの活躍で、助けられた人達だってたくさんいます!
誰もマミさんを責めたりしません!」
まどか(そう。誰も悪くない。奇跡を望んだ魔法少女も、絶望した魔女も。悪いのは、この魔法少女のシステムなんだよ!)
ほむら「魔女を倒すことがいけない事だっていうのは、あくまで貴女の勝手な思い込みよ」
マミ「勝手ですって?」
ほむら「魔女の前身が、私達と同じ魔法少女ならば尚更、私達は早く魔女を狩らないといけない。
でないと、魔女は次々と普通の人達を悲しい目にあわせていくのよ。
元魔法少女が少しでも手を汚さずに済むように、私達ができることは1つしかない。でしょう?」
マミ「それは……詭弁よ」
ほむら「詭弁ではないわ。事実よ。考えてみなさい。もし貴女が魔女になったら?
貴女はたくさんの命を手にかけたい? それともすぐに魔法少女に退治されたい?」
マミ「そんな意地悪な聞き方しないで! 私は魔女になんてなりたくないって言ってるの!」
ほむら「そんなに死にたいの?」
マミ「死ぬしかないじゃない!」
ほむら「あの時は、あんなに生きたいと願ったのに?」
マミ「暁美さん、貴女、私の願いの事を知ってるの……?あぁ、そうか。ソウルジェムが本体だって知った時に、キュウべぇが漏らしていたものね。
そうよ。あの時何より私は死にたくなかった。認めるわ。でも今は」
まどか「だったら! マミさんが死んじゃったら、私達はどうすればいいんですか!?これまで見滝原はずっとマミさんのテリトリーだったんですよね?
これからは、いったい誰が見滝原の皆を魔女から守るんですか!」
マミ「私が抜けたところで、きっとキュウべぇが別の子と契約するわよ。
どうせそうなんでしょう? キュウべぇ?」
QB「そうだね。幸い、見滝原には魔法少女の素養を持った子は他にもいる」
マミ「ふふっ……ほらね。私が死んでも、見滝原は他の魔法少女が守ってくれる。新しい魔法少女と契約しなくても、暁美さんだって佐倉さんだっているじゃない。
だから、止めないで鹿目さん、美樹さん。私はずぅっと無理してきたの。でもそれも、正しい事だって信じてこれたから出来た事。
私はもう……戦いたくないっ!」バッ
まどか「マミさんっ!」
杏子「だったら、あたしが殺してやるよ」
マミ「佐倉さん……ありがとう」
杏子「でも、それは今すぐじゃねぇ。アンタが魔女になったその時だ」
マミ「何、それ。期待させておいて、貴女も私にまだまだ同族殺しを続けろって言うの?」
杏子「そうだよ。魔女が魔法少女の末路だって分かったからどうだってんだ?
食物連鎖の法則は崩れちゃいない。より強い魔女を倒そうとして、ソウルジェムを浄化する隙を見つけきれなかったり。
魔女を仕損じて、グリーフシードを得られなかったり。そういう弱っちい魔法少女が魔女になるって事だろ?
だったら、その弱い奴が強い奴の糧になるのは至極当然のことじゃんか」
マミ「佐倉さんの言いそうな事ね。けれど私は貴女のように割り切れない、弱い魔法少女なの」
ほむら「貴女は弱いのかもしれない。でも、弱い貴女が死んだとして、起こるのは悲劇だけよ」
マミ「悲劇……」
ほむら「今、貴女がここで死ねば。ワルプルギスの夜を倒せる確率は低くなる。
そうなれば、きっと、自分が契約すると名乗り出る人が、ここにいるわ」スッ
さやか「あ、あたし!?」
杏子「そういや、さっきもあたしが協力しなきゃ自分が契約するってうるさかったな、コイツ」
ほむら「せっかく、2人で魔法少女の悲劇から美樹さやかを遠ざけることが出来たのに。
貴女が死ねば、それは無駄になるわ。それでもいいの?」
マミ「そんな、そんな……」
ほむら「どうせ、私達の手は元魔法少女の血で汚れているのよ。だったらせめて、此処にいる私達の大切な友達の手だけは、綺麗であってほしい。
私はそう思う。巴マミ、貴女は違うのかしら?」
マミ「それは」
ほむら「第一、魔法少女が全員魔女になるとも言い切れない。魔女との戦いに敗れるっていうケースも勿論あるし。
濁りかけたソウルジェムを使って、強い魔女に対して特攻をかけて散った魔法少女もいたわ」
マミ「魔女にならない方法もある……」
まどか「それにね、マミさん。何より、マミさんが死んじゃうなんて嫌です。悲しいです」
マミ「鹿目さん……」
まどか「せっかく出会えたんです。こうして仲良くなれたんです。大切な友達に、目の前で死なれるなんて、そんな悲しいことってないです。
杏子ちゃんだって、一緒に戦ってくれるって言ってくれたのに。一緒に戦おうって誘ったマミさんがいなくなったら、寂しいですよ。ね、杏子ちゃん?」
杏子「はぁ!? そ、そういう話をあたしに振るな!」
さやか「照れてるんだな、これは」
マミ「ふ、ふふふっ」
杏子「マミ、てめーまで笑うのかよ!」
マミ「ごめんなさい。……どうやら、私の負けみたい」
まどか「マミさん、じゃあ!」
マミ「えぇ、まだしばらく生きてみることにするわ。だって私、一人じゃないもの」
まどか「そうですよ!」
まどか(マミさんも、ほむらちゃんも、杏子ちゃんも、1人じゃない。それだけで、絶対に力になる筈なんだ!)
―夕方、ほむら宅
まどか「マミさん、大丈夫かな?」
ほむら「きっと大丈夫よ。今頃は先に佐倉杏子が巴マミの家にお邪魔してるでしょうし。美樹さやかも行くんでしょう?」
まどか「うん。私たちみたいに、一度家に帰ってから行くんだって。ほむらちゃん、準備できた?」
ほむら「えぇ。着替えの準備は出来たわ。ねぇ、まどか」
まどか「なぁに?」
ほむら「今日は、本当にありがとう」
まどか「そ、そんな改めて礼を言われるような事してないよっ!むしろ学校をサボってほむらちゃん達に心配かけちゃったし。
マミさんと一緒になって、私達のこと、探してくれてたんだよね。ありがとう」
ほむら「……私はね、正直、佐倉杏子が仲間になる可能性はあまり高く見積もってなかった。
予想を覆してみせたのは、まどか、貴女よ」
まどか「私だけじゃないよ。さやかちゃんがいたから、杏子ちゃんはOKしてくれたんだと思う」
ほむら「それだけじゃないわ。巴マミの事。キュウべぇを止められなかった時は、ほぼ諦めたわ」
まどか「珍しいよね。ほむらちゃんの攻撃が当たらないなんて」
ほむら「時間停止の魔法も使って、何発か当ててはいるのよ。でもすぐに代わりが出てくるの」
まどか「代わり?」
ほむら「とにかく、まさか真実を知った巴マミを落ち着かせるなんて無理だと思っていた。あの時、咄嗟に美樹さやかと一緒に巴マミの動きを止めてくれて助かったわ。
おかげで、説得する時間を稼げたもの」
まどか「あの時は、とにかく必死で。マミさんに死んで欲しくなくて、それで」
ほむら「きっと、その一生懸命さが巴マミに伝わったのね。それに、あの場に美樹さやかや佐倉杏子がいたのも大きかった。
本当にありがとう、まどか。これで後は、ワルプルギスの夜を倒すだけ」
まどか「頑張ろうね、ほむらちゃん!」
ほむら「それじゃあ、私達も巴マミの家に行きましょう。本当は、お泊り会なんてあまり好きではないのだけれど」
まどか「でも、マミさんを1人にしておくのも不安じゃない?
それに、ワルプルギスの夜に対抗するための作戦会議って考えればいいんじゃないかな」
ほむら「じゃあ、そういう事にしておくわ」
―ワルプルギスの夜、到来
さやか「マミさん、あれから落ち着いてるみたいで良かった」
まどか「うん……時々、思いつめたような表情してる時もあるけど。
少なくとも、もう自分でソウルジェムを砕こうとはしないんじゃないかな」
さやか「で、あれからは3人で特訓する日々ってやつ?」
まどか「そうそう。できる限り3人で一緒に魔女をやっつけていったんだって。
その方が、戦い方のクセとかが分かりやすいからって」
さやか「そんで、ついにこの日が来たかー」
まどか「……うん」
さやか「まどかがそんな心配してどーすんのさ。ベテラン3人がかりなんでしょ。信じてあげなよ」
まどか「そうだよね。私がしっかりしないとダメだよね」
QB「2人共、此処にいたんだね」
ほむら「もうすぐ時間よ。ワルプルギス本体が出てくるわ」
杏子「まだ本体が出てきてない内から、雨も風も強いって凄いよな」
ほむら「そのおかげで、一般市民は避難できるのだから、悪いことではないのかもね」
マミ「それで、鹿目さんと美樹さんは?」
ほむら「避難所の近くで応援してる……って言っていたわ。巴マミがまた自殺しかねないかどうか心配なんじゃないかしら」
マミ「もう! その話を今蒸し返さないでちょうだい!」
杏子「心配する気持ちも分かるなー。あれから何度も、コイツ夜に泣いてるし」
マミ「勝手に人の家に転がり込んでおきながら、そんな恥ずかしい話を喋らないでよ!」
ほむら「佐倉杏子が巴マミの家にいるおかげで、作戦会議はしやすかったから問題ないわ」
マミ「そうじゃなくて」
杏子「……来るぞ!」
さやか「何、あれ……あたし魔女って初めて見るけど、あんなに大きいの?」
まどか「ううん。私もあんなに大きな魔女を見るのは初めてだよ」
QB「ずっと語り継がれている大型魔女だからね」
さやか「で、アンタはどうして此処にいるのよ?」
QB「ひょっとしたら、僕と契約したいんじゃないかと思ってね」
さやか「嘘つきのアンタと契約するわけないじゃない。マミさんやほむら、それに杏子の好意を無駄にできるわけないでしょ」
QB「やれやれ。それじゃあここから見届けようじゃないか。その3人の行く末を」
さやか「嫌な言い回しをしないでよね。にしても、魔女に負けないくらい大きな武器がたくさんあるんだけど。
あれって、魔法じゃなくてフツーの武器よね?」
まどか「うん。ほむらちゃんが準備してたんだと思う。名前までは知らないけど」
まどか(ほむらちゃん、今度こそ、今度こそ……勝てるよね!?)
杏子「おいおい。すごいなぁほむらの奴」
マミ「感心してる場合じゃないわ。使い魔が来たわよ!」
杏子「こいつらはあたしに任せな! マミとほむらは本体を!」
ほむら「分かってる! ……きゃあ!」
マミ「暁美さん!」
――――――――
まどか「誰かがビルに吹き飛ばされてる! まさかほむらちゃん!?」
さやか「ここからじゃ見えないけど……でも、他の誰かが助けに行ってる。大丈夫だよ、まどか」
まどか「……もう嫌だ」
さやか「え?」
まどか「もう嫌だよ! こんなの……こんなの嫌だよ!」
さやか「まどか、どうしたの!?」
まどか「ずっと安全なところから見てるだけで。応援するしかできないなんて、そんなの嫌だよ……」ヒックヒック
まどか(今だけじゃない。ほむらちゃんと会ってからずっと。
私はほむらちゃんやマミさん、杏子ちゃんにだけ戦わせて、自分はただ見守るだけだった。
ほむらちゃんは、私にありがとうって言ってくれてたけど。
でも……ほむらちゃんが戦っているのを見てるだけなのは……こんなに辛い!)
さやか「まどか……」
まどか「私だって、力になれるかもしれないのに。
守られるだけじゃなくて、守る事ができるかもしれないのに!」
QB「だったら、今から契約するかい、鹿目まどか?」
まどか「……キュウべぇ」
QB「彼女達の力になりたいというのなら、僕にはその願いを叶えてあげられる。
だから、僕と契約して魔法少女になってよ!」
マミ「暁美さん、大丈夫!?」
ほむら「受身はとったから、何とかね。それに、仕掛けもまだ残ってる」
杏子『おい、あっち見てみろ! 避難所の方!』
マミ「佐倉さんからのテレパシー?」
ほむら「避難所って……まさかまどか!?」
―――――――
まどか「キュウべぇ。私が契約したら、すぐにでも戦えるの?」
QB「あぁ。君が契約すれば、ワルプルギスの夜にも勝てるだろうね」
まどか(もし、私がここで契約すれば。皆の力になれる。
これまで私の為にずっと戦ってきてくれた、ほむらちゃんを助けられる)
まどか「わたし、」
ほむら『まどか!』
まどか「え、今、ほむらちゃんの声が……どうして?」
さやか「ほむらはあっちで戦ってるんでしょ。私には聞こえないし。テレパシーってやつじゃない?」
ほむら『約束を、忘れないで!』
まどか「やく、そく」
ほむら『私が転校してきた日に、約束したじゃない! 契約はしないって!』
まどか「でも私、ずっとほむらちゃんに守られてばっかりで」
ほむら『まどかだって、ずっと守ってきたじゃない!』
まどか「私、が?」
ほむら『私はずっと、まどかに守られてきたの。
私が魔法少女になってから、この時間軸に来るまで、私はずっと1人だった。同じ時間を繰り返すなんてあまり信じてもらえないし、ましてソウルジェムの秘密なんて……。
でも、まどかは違った。私の話を信じてくれた。ずっと側にいてくれた。今こうして、巴マミと佐倉杏子と一緒に戦えているのは、まどかのおかげなんだよ?
まどかは私を助けてくれたの。約束を守ったまま、普通の人間のままで』
まどか(そうだ。ずっとほむらちゃんは私にありがとうって言ってくれてた。
私は私のままでも出来る事があるんだって。
なのに私、何も出来ないだなんて思い込んで、弱気になって。
自分勝手に決め付けて、ほむらちゃんの努力を無駄にするところだったんだ!)
まどか「ほむらちゃん……ごめんね、私、もう少しで契約するところだったよ……ごめんね」
ほむら『いいの。見ているだけしかできない辛さは、最初の時間軸で私も良く知っているから。
でも思い出してまどか、私がこの時間軸でずっと、貴女に感謝してきたことを
そして、あの日交わした約束は、ぜったいに忘れないで。
大丈夫。今度こそ、ワルプルギスの夜を倒して、繰り返しを最後にしてみせるから。
信じて、まどか』
まどか「ありがとう、ほむらちゃん……私、信じるよ!」
さやか「まどか!じゃあ!」
まどか「うん。キュウべぇ、私やっぱり契約はしない!
私の大切な友達との約束を守らなきゃ!」
マミ「暁美さん、鹿目さんは大丈夫?」
ほむら「ええ。
まどかはもう大丈夫。契約を迷っていたようだけど、魔法少女にはならないと言ってくれたわ」
マミ「……良かった」
ほむら「カバーありがとう、巴マミ」
マミ「貴女達にして貰ったことを考えれば、これくらいお安い御用よ。
さあ、そろそろ終わりにしましょう!
佐倉さん、ロッソ・ファンタズマ使えそう?」
杏子「人の魔法に変な名前付けんじゃねー!」
マミ「その様子だと大丈夫そうね。さぁ、行くわよ! ティロ・フィナーレ!」
杏子「これでもくらいやがれっ!」
ほむら「今度こそ、終わらせてみせる……!」
さやか「遠いからあまり見えないんだけどさ、急に人数増えなかった?」
まどか「うん、分身の魔法、とかなのかな」
さやか「って、あれ! すごい砲撃!」
まどか「きっと、マミさんとほむらちゃんだよ!」
さやか「あの分身で、魔女の気を逸らしたってわけか。上手い作戦だなぁ。さすがマミさん」
まどか(いつの間にかさやかちゃんの中ではマミさんが作戦の中心になってる……)
さやか「ワルプルギスの夜が!」
まどか「消えていってる……?」
さやか「それにほら、雲の切れ目が見えてきてる! きっと勝ったんだよ、マミさん達!」
まどか「ほむらちゃん……やったんだね……」
マミ「雨が止んでいくわ……やっと、倒せたのね」
杏子「そうみたいだな」
QB「鹿目まどかの契約なしでは、無理だと思っていたんだけどね」
ほむら「キュウべぇ!」
QB「君が説得したんだろう、暁美ほむら。やれやれ、イレギュラーにしてやられたよ。
まぁ、契約を必要としている子は他にもいるからね。そっちを回ってみるさ」
マミ「これからも、何も知らない子を騙していくつもりなの?」
QB「確かに色々説明を省略してはいるけれど、騙しているつもりはないよ?」
マミ「貴方はそうなんでしょうね。けれど、私達からすればそうではないのよ。
だから、私は私のできる限り、貴方の邪魔をさせてもらうわ」
QB「へぇ、どうやってだい?」
マミ「ソウルジェムの秘密を、同じ魔法少女達に知らせていくの」
ほむら「……本気なの、巴マミ?」
マミ「そのつもりよ。騙されている子達に、本当の事を伝えていくの。
そうすれば、鹿目さんや美樹さんのように、契約せずに済む子が何人かは出てくるかもしれない。
魔女にならずに済む道を選ぶ魔法少女だって出てくるかもしれない。
可能性は低いけれど、私にできる事はそのくらいしかないから」
QB「ふぅん。君がどうしようと、君の勝手だ。僕も僕のしなければならない事をするだけだしね」ヒョイッ
杏子「相変わらず堅物だよな、アンタはさ。 ま、好きにすればいいさ。あたしももう、見滝原に戻るし」
ほむら「助かったわ、佐倉杏子」
杏子「よせよ。礼を言うくらいなら、グリーフシードの1つでもくれ」
マミ「私からも……本当にありがとう。あのね、気が向いたら、またウチに来て。
グリーフシードは余ってないかもしれないけれど、ケーキくらいは出せるわ」
杏子「ま、気が向いたらな」
まどか「ほむらちゃん!」
ほむら「まどか! ……約束、守ってくれたのね」
まどか「あの時はごめんね、ほむらちゃん、戦ってる最中だったのに。
私、不安が消えなくて。私も何かしなくちゃって、焦ってたんだと思う」
ほむら「まどかをここまで巻き込んだのは私だもの。まどかが謝ることないわ」
まどか「じゃあ……ありがとう、ほむらちゃん。街と私達を守ってくれて」
ほむら「私こそ、ありがとう、まどか。長かったループは、これで終わり。
ようやく、私は貴女を運命から救い出せた……」ギュ
まどか「ほむらちゃん……よかった、本当によかったよぉ!」
ほむら「泣かないで、まどか」
まどか「ほむらちゃんだって泣いてるよ」
ほむら「嬉し泣きだからいいのよ。
……長かった。でも、戦い抜いてきた意味は確かにあった。
こんな風に思える時を、私はずっと待っていたの。
こうしてまた、まどかと一緒に明日を迎えられる時を、望んでいたの」
まどか「明日からも、ずっと一緒だよ、ほむらちゃん!」
おわり
これにて終わり
支援してくれた皆、ありがとう
このSSまとめへのコメント
荒らしがうぜぇ、超うぜぇ