苗木「多重人格?」 (1000)
苗木「僕の名前は苗木誠だ」
苗木「っと、自己紹介は省略して今、奇妙な状況におかれている」
苗木「もちろん、コロシアイ学園生活を強要されてる時点で奇妙だけど」
苗木「どれくらい奇妙なのか一言でいえば分ってもらえるとおもう」
?
?
?
?
?
?
苗木「十神くんが舌をベロベロ出してオカマになってた」
十神「みんなぁ~はやくきて頂戴!!」
※ダンガンロンパ1,2のネタバレあり
※キャラ崩壊どころかコンクリートミキサーにぶちまけて、カオスを生み出している。
※エログロ上等、カップリング含む独自設定上等
※ほのぼのカオスギャグシリアス
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数分前にさかのぼる
苗木「女の子の部屋だから緊張して眠れないな……」
ピンポーンピンポーンピンポーン
苗木「!?こ、こんな夜中にだれ!?」
ピン ポーン
苗木「区切ってきた……」
ピンピンポポポーンピンピンポポポンピンポーンピンピン(KILLER QUEEN/Queen)
苗木「はぁ!?」
ドンドンドン
苗木「あっ、こんどはたたきだした」
ガチャッ
十神「ってあいてるじゃないの!!なんなのよもう!!」
苗木「と、とがみくん?だよね え?ちょ」
十神「なによぉ~正真正銘十神白夜じゃないの誠ちゃ~ん」
少なくとも僕が知る十神くんは舌ベロベロしてくねくねしているオカマではない。
十神「それよりも大変なのよぉ!舞園ちゃんが大変なのぉ!」
苗木「ま、舞園さんが!?」
十神「すぐとなりだしみんな連れてきたからいくわよ!!」
ぐいぐい
苗木「ちょっ、いたいよ十神くん」
十神「ちょっとまって!」
苗木「?」
十神くんはごみ箱をあさりだした。
何もなかったことを確認して舌打ちした。
?
?
十神「ティッシュなしか……」
苗木「何を確認したの!?」
若干頭痛くなりつつ、僕は十神くんにつれられ廊下に出た。
不二咲さんと舞園さん以外のみんながいた。どうやらみんな連れてこられたらしい。
……あれ?不二咲さんは?
十神「それがねー千尋ちゃんも舞園ちゃんの部屋に一緒にいたのよ!」
大和田「はぁ?なんでまた?」
十神「泣いてばっかりでわかんないのよー それにしてもモンちゃんいい筋肉してるわね好きよそういうの」
大和田「ハァ!?なにふざけたことぬかしてやがる!」
十神「ちなみに髪の手入れはホントちゃんとやりなさいよ?ハゲるわよー」
大和田「うるせえ!!」
石丸「と、とにかくみんなで部屋に入ってみようではないか」
霧切「…うっ……ちょっと、出しゃばらないで くっ……」
セレス「どうなされましたの?」
霧切「……なんでもないわ、いたって健康よ。ふふふ」
霧切さんもなんだか様子がおかしかった
桑田「な、なんじゃこりゃ!?」
部屋の中に入るとそれはそれは異常な光景が広がっていた。
壁や床にはなにかで切りつけた跡があり、ベッドもひっくり返されていた。
シャワールームのドアノブは壊されて、すぐ近くに金色のメッキがすこしはげた模擬刀と包丁が落ちていた。
部屋の隅っこでぶるぶると体を震えさせている舞園さんと、しゃがみこんでめそめそと泣いている不二咲さんがいた。
舞園さんにいたっては僕を見ただけでもビクッとしている。
十神「はじめはねー、あたしはねーぶらぶらと廊下歩いてたらちょーっとドアが開いてたのよ!そして覗いてみたら千尋ちゃんがめそめそしてたの」
十神「もうこれはだれかにおそわれたのねっということで消えた舞園ちゃんをさがしたら建てつけ悪いシャワールームの中にいたのよ。もう、びっくり」
十神「もう半狂乱でね、『不二咲さんが!不二咲さんが!』って言って何を伝えようとしてるのかわからなかったわ」
朝日奈「で、でもなんで不二咲ちゃんは舞園ちゃんの部屋に?」
不二咲「ぼ……私は舞園さんがお話ししたいって言うからきたんだよぉ ほらぁ」
そう言うと不二咲さんは舞園さんが書いたであろうメモを出してきた。
なんでまたこんな夜中に不二咲さんを呼んだんだろう。
舞園「わ、わたし…書いてません」
???「チっ!!」
苗木「えっ!?」
今誰か舌打ちした……
この中に舞園さんを襲ったやつがいるのか?
十神「まぁそれはさておき……んー?不二咲ちゃん右手になんかついてるわよ」
不二咲「あっ、こ、これはそこの模擬刀をさわったときについちゃって」
十神「そ、 あらちょっとこの模擬刀重いわね」
石丸「は、犯人の残したものだからそのままにしておいたほうが」
十神「犯人?まあそうね。ところで千尋ちゃんは襲ってきたやつがだれかわかる?」
不二咲「そ、それは えと ううっぐすっ」
十神「あら?ぐずっちゃった 舞園ちゃんは?」
舞園「……」ガクブルガクブル
恐怖のあまり口もきけないみたいだ。それにしてもさっきからちらちら不二咲さんのほうを見てるのはなんでなんだろう?
霧切「ねえ、舞園さん。質問があるの」
舞園「……な、なんですか」
霧切「まず犯人が男か女かくらいわかると思うからどっち?」
舞園「えっと……お、おとこ?」
霧切「なぜ疑問形なのかはさておき。ここって男子の部屋よね?ドアに鍵がなかったのよ今確認したら」
苗木「それは僕がと舞園さんが部屋を交換したんだよ」
霧切「大胆ね。」
苗木「ちゃ、ちゃんとした事情があったんだよ!」
霧切「そうじゃないのよ、部屋を変えた後わざわざ表札の絵を自分の絵に戻したことが大胆だといったのよ」
え……?
?
江ノ島「ちょ、ちょっと!それじゃ意味なくない?部屋替えした!」
山田「たしかにそうですな……」
石丸「どういうことなのかね!説明してもらおう舞園くん!」
苗木「ま、まってよ犯人が混乱させようとしてそうしたのかも」
霧切「犯人?さっきから犯人って言ってるけどふふふ、もしかしたら被害者だったのかもしれないのよそいつは」
霧切さんが普段みせないような不気味な笑みを浮かべつつ言ってくる。
まさか、いや舞園さんにかぎってそんなこと……
霧切「舞園さん、あなたさっきメモは書いてないといったのよね」
舞園「は、はい」
霧切「そうなると不二咲さんと舞園さんをここによんで殺すメリットが犯人にはあったということね」
桑田「ん?でもそれってメリットなくねー?」
霧切「さえてるわね桑田君、いつもそうだといいのだけれど」
桑田「よ、よけいなおせわだっつーの!!」
十神「どういうことなの!説明して頂戴!霧切ちゃん!」
腐川「ちょ、ちょっとまってよ!その前に十神くんがおかしくなってることのほうが先でしょ!」
それはたしかに。
十神くんがおかしくなってることに舞園さんの事件のせいで麻痺していた。
普通に考えていたらこんなのは今まで体験したおかしなことのランキング2位だ。
十神「ふふふ、仕方ないわね。教えてあげちゃうわ」
腐川「ま、まさか……」
十六夜「アタシの名前は『十神 十六夜』 びゃっくんの『別人格』!趣味はファッションとかお化粧とか後たまに『殺人』」
おかしいランキング殿堂入りだー!!?
とりあえず一番最初をぽちぽちと
みんながざわつきだす。
それはそうだ、十神くんが多重人格者でおまけに『殺人』が趣味だといい始めたのだ
みんな一斉に十神くんから離れる。
十六夜「あらあらまぁしかたないわね、でもね。アタシはびゃっくんにとって必要だったのよぉ」
霧切「どういうことかしら?舞園さんがやった姑息なトリックより気になるわ」
霧切さんってこういうキャラだっけ……
十六夜「そう、あれは十神家の跡継ぎを決める戦いでびゃっくんは14人のお兄様お姉さまを相手に戦っていたの」
なんだか壮絶なことを聞いてしまった。
いったいどういう一族なんだろう。
十六夜「そんなとき、1個上の不細工な。いやほんとぶっさいくな。お母さんが悪いのかしらとにかくぶっさいくなお兄さんがいたの」
かわいそうだなお兄さん。
不細工「白夜、おまえのようなもやしが十神家を継ごうなんて無理無理。あきらめろ」
十神「そうは言うが貴様は俺よりもいやむしろ兄弟の中でも落ちこぼれではないか何を根拠に」
不細工「ぶひひ、これからできるんだよぉ!!」
ドカァッ!!
十神「おっぐぅ……」
不細工「俺以外の14人が死んでしまえば自動的に俺にまわってくるのだぁ!」
ぎゅっ
ギリギリギリギリ……
十神「うっぐううう……」
その不細工は卑怯にもびゃっくんを殺しにかかったの!死ね!
とにかくびゃっくんは大ピンチ!!そのとき!
びゃっくんのなかで『汚れ仕事をやる他人』という人格ができたの!それがアタシ!!
十六夜「がぁっ!!」
ぐりっ!
不細工「ぶひっ!?」
アタシはその不細工の腹の肉をつかんで……
十六夜「調子に乗るんじゃねえぞ豚がぁあああ!!」
メリィッ!!!
不細工「ぶぎいいいいい!!!」
おもいっきりひきちぎってやったの!そりゃもう血とか内臓とかぼろぼろよ。
十六夜「ちょっとちょっとお兄様どこいくの?はいつくばってどこいくの?屠殺場はそこじゃないわよ」
十六夜「そうねえ、行方不明 行方不明にしてあげるわ!」
十六夜「だからおとなしく死ねよ」
十六夜「こうして行方不明になった不細工は脱落して、そのあとは悠々とびゃっくんが当主の椅子をゲットしたのよ」
十六夜「でもそれ以降もいろんな暗殺してくる奴やひどい奴が出てきてはアタシが殺していったわねぇ」
十六夜「だからこのナワといて」
ぼくたちは部屋の外で十神く……十六夜を縄で縛って話を聞いていた。
それにしても十神くんにそんな過去が……。なんというか凄惨だ。
十六夜「でも犯人はアタシじゃないのよー犯人だったら伝える真似なんてしないわよー」
それは一理ある。いやでも殺人鬼のいうことだしなぁ
セレス「あなた、ご自分の立場が分かって?」
十六夜「そもそもアタシはコロシアイ学園生活に乗り気じゃないのよー」
十六夜「なんでわけもわからずそんなことしなきゃいけないのよっての」
十六夜「びゃっくんは乗り気だけど馬鹿ねー、それって黒幕のいうことを聞くってことじゃないのホントバカ」
苗木「け、けっこう毒吐くね……」
十六夜「それより霧切ちゃん、さっきの推理の続きを言ってよ」
そういえば霧切さんがさっき何か言いかけていたな……。
霧切「あらいけない、つい愉快な話を聞いてたせいか忘れるところだったわ」
……霧切さんってこんなキャラだっけ?
霧切「…くっ、ちょっと もう少し話させなさいよ ふう」
霧切「このメモを書いた人間は話がしたかったわけじゃないわ。不二咲さんを殺そうとしていたのよ」
不二咲「え、ええっ!?じゃ、じゃあ舞園さん僕を殺そうと……」
桑田「そ、そんなことねーって!なぁ舞園ちゃん!」
舞園「そ、そうですよ……どこにそんな証」
霧切「ところで」
舞園さんが最後まで言い終わる前に霧切さんがたたみかける。
霧切「ここに舞園さんの部屋に……いえ、苗木君の部屋にあったメモ帳があるんだけど」
苗木「あれ?使った跡がある」
霧切「これにえんぴつでしゃっしゃとやると」
霧切「あらふしぎ、さっきのメモの内容と同じ文章が出てきたわ」
舞園「!!」
舞園さんの顔が青ざめてそのばに座り込む。
そんな……舞園さん……。
十六夜「なんてこったいね。誠ちゃんに罪を着せるつもりだったのね!恐ろしい子!」
十六夜が一番聞きたくないことを言い放った。
僕だって信じたくなかった。
霧切「ふふふ、どうかしら舞園さん。なにかほかにあるかしら」
舞園「あ、ありませ」
霧切「それにしても結構穴があるわね。少し考えればわかることよ」
霧切「でもあなたの誤算はまさか不二咲さんに抵抗されるとはおもっていなかったでしょうね」
霧切「なんで不二咲さんに抵抗されたのか知っているのかって?不二咲さんの右手にべっとりと模擬刀の金箔がついていたのよ」
霧切「さあさあ言い逃れはないの?あるの?早くいってしまいなさい。砕いてあげるから」
おまけに霧切さんは饒舌にまくし立てている。
ほかのみんなも何か言いたそうだったけど霧切さんがあんまりにも責めるものだから圧倒されている。
葉隠「で、でもよー不二咲っちが模擬刀のカウンター!なんてできんのか?」
霧切「防衛本能で『リミッター』がはずれたんでしょう。火事場の馬鹿力ってやつよ」
舞園「ごめんなさい…ごめんなさい……」ポロポロ
霧切「ふふふ うっ……あがががっ ぐっ」
苗木「き、霧切さん!?」
とつぜん霧切さんが頭を押さえて苦しみだす。
さっきから様子がいつもと違うけどいったいどういうことなんだろう?
霧切「な、なんでもないわ……ちょっとしゃべりすぎて疲れただけよ……ごめんなさいね舞園さん」
舞園「……」
もう舞園さんはうつむいてしまっている。
それもそうだろう。未遂とはいえ彼女は人を殺そうとしたのだ。
おまけに……ぼくに罪を着せて。
桑田「……なぁ舞園もそこのオカマと同じように縛ったほうがいいんじゃねーの?」
江ノ島「そ、そーだよ危険だってやばいって!」
朝日奈「ちょっと桑田に江ノ島ちゃんなに言い出すの」
桑田「なに言い出すのってオメーよ!!未遂とはいえ人殺しなんだぜ!!」
苗木「桑田君そういう言い方は……」
桑田「テメーもなに舞園の肩もってんだよ!罪をなすりつけられるところだったんだぜ!?」
苗木「でも、でもしかたないことだったんだよ。舞園さんはどうしても外に」
大和田「おい、じゃあそのために不二咲はしんでもよかったってのか?ああ?!」
石丸「落ち着きたまえ!別にそういうことを言ってるわけではないのだ!!」
大和田「じゃあテメーが不二咲の立場だったらどう思うんだあぁっ!?」
不二咲「うっううっ…」
石丸「それは…その……」
大神「待て、みな落ち着け」
葉隠「お、おちつけるかっての!!アイドルも殺人鬼になるわ十神っちも殺人鬼だわで不安でいっぱいだべ!出してくれー!!」
腐川「って、ていうか十神くんはどうなったのよ……」
セレス「ふぅ……恐れていたことが起きてしまいましたわ」
山田「ピンピンチ……」
みんな今までたまっていたうっぷんが一気に爆発するように言い争いを始めた。
いけない、これじゃあモノクマの思うつぼだ……
こういうことから生徒同士の間に溝ができてコロシアイが起きやすくする。
ど、どうすればいいんだ……このままじゃ……。
十六夜「あんたたち!!ちょおおおおおおっとおだまり!!」
鶴の一声ならぬカマのひとこえが廊下中に広がった。
十六夜「ここで言い争いなんてして互いの和がくずれたらより一層コロシアイがおきやすくなっちゃうわよ!!」
十六夜「あんたたちいいの?あのプリティヒップなクマちゃんの言うことを聞いちゃって殺しちゃっていいの?」
十六夜「そりゃアタシは殺人鬼よ!でもね、こういう『はいみんなー隣のひと殺しあえー』ってのが気に食わないわ!!」
十六夜「あんたたちの行く道はこのアタシが教えてやるわ!!びゃっくんの名にかけて!!」
いつのまにか縄を解いた十六夜が一言一言全員を諭しはじめた。
その堂々とした態度と威圧感は見るもの聞くものを魅了しかねなかった。
オカマだけど。
十六夜「はいまずは舞園ちゃんは千尋ちゃんと誠ちゃんに謝んなさい!」
舞園「苗木君……不二咲さん……ほんとうにごめんなさい……」
苗木「いいんだよ、舞園さん。これも全部黒幕が悪いんだ。ねっ、不二咲さん」
不二咲「う、うんそうだね……ふざ 僕のほうこそ ごめ ちくしょ んねぇ」ピキピキ
苗木「不二咲さん……?」
顔が引きつっているというよりもなんだか顔の左側がゆがみつつ不二咲さんはしゃべっていた。
でもさっきまで殺されかけたんだからしかたないかもしれない。
十六夜「んー、それだけじゃたりないわね よし、ほっぺにちゅーしなさい」
苗木・不二咲・桑田「はぁ!?(俺が部屋に入ればよかった)」
舞園「は、はいそれでいいなら……」
唐突に何を言い出すんだこのオカマは……
で、でも役得ってやつかな?
霧切「まちなさい」
BGM 霧切さんが出しゃばるときのテーマ
苗木「き、霧切さん!」
桑田「そ、そうだ!霧切も言ってやれ!ほっぺにちゅーとかだめだって!」
葉隠「桑田っち切り替えはえーべ さっきまで舞園っちのこと殺人鬼よばわりしてたくせに」
桑田「うっせ!!」
霧切「ほっぺにちゅーでも事務所的に問題がありそうだから私が苗木君にちゅーするわ」
苗木「どうしちゃったの霧切さん!?」
霧切「あがががががが 『響子』っ冗談だってばっ うぐうううう」
苗木「ええ!?」
こんどは霧切さんがその場でうずくまりだした。
いったいどうしちゃったんだろう?
霧切「うう…なんでもないわ」
苗木「なんでもなくないよ!?」
十六夜「あんた……もしかして」
モノクマ「ちょっとちょっとなに廊下で青春してるわけ?」
苗木「モノクマ!」
十六夜「!」
急に現れたモノクマに驚きを隠せなかった。
いったいいつのまに……
モノクマ「うぷぷ、しかし舞園さんナイスだよ?まさかこんな早くコロシアイしようとするなんて!ファインプレー!」
舞園「……ッ」
苗木「黙れ!もとはといえばお前のせいだろ!」
モノクマ「人のせいにするなんてひどいゆとりだなぁ。まぁいいやちょっとお前ら体育館に集合!おくれちゃだめだよ」
大和田「こんな時間にか?」
モノクマ「うぷぷぷそうだよ」
十六夜「……」
モノクマに連れられて僕たちは体育館へと向かった。
腐川さんが十六夜を見ては目をそらすを繰り返しで不自然すぎる。
大和田君と石丸くんにいたっては顔をあわせるたびにフン!と顔をそらしている。
モノクマ「やあやあまずは未遂とはいえコロシアイおきちゃったねぇー ざっくりころしておけよボソッ」
苗木「僕たちをここに集めてなにがしたいんだ!」
モノクマ「ふふふ、なんで誰にも見つからずに殺人を行えといったのかそれの真実を伝えようとね」
そういうとモノクマは小躍りしながら『学級裁判』について語りだす。
その内容を聞いて僕たちは戦慄した。クロを指名できなかったらクロ以外が殺され、
クロを指名できたらクロだけが殺される。そんな恐ろしいルールを今更語られ、
舞園さんは恐怖で震えだしほかのみんなも動揺を隠せないでいる。
モノクマ「うぷぷぷ、今回は特別に2階を解放してあげるようぷぷぷ」
苗木「くっ……モノクマめっ」
ただ、モノクマも計算していなかっただろうことが起きた。
十六夜「んはぁもうたまんない!!」
オカマがひとりモノクマのおしりにとびついたのだ。
モノクマ「ほあああああ!?」
十六夜「このおしりライン!くまちゃんのおしりラインが!!いいの!とぅるってしてとぅるってして!」
ナデナデナデナデナデナデナデナデナデナデナデ
モノクマ「ぎゃあああああ、学園長に対するセクハラはこうそくいは」
十六夜「そんな校則はないわぁああああ」
ナデナデナデナデナデナデナデナデナデナデ
モノクマ「のおおおおお!!」
苗木「ちょ、大丈夫?」
モノクマ「これのどこが大丈夫に見えるのさ!」
不二咲「な、なんだかかわいそ」
モノクマ「うるっせえ不二咲!死ね!」
不二咲「な、なんでぼくだけ」
十六夜「ねえ『穴』はどこかしら?」
とんでもないことをオカマが言い出した。
モノクマ「なにすんのー!?」
十六夜「セクハラはね、暴力じゃないのよ」
それは違うよ!と言いたいがその返しの矛先が僕に来るのはいやだから言わないでおいた。
モノクマ「も、もくてきはなにさ!!なにをようきゅうしてんのさあとなんかかちゃかちゃっておとするんだけど!」
十六夜「きのせいよ」
趣味の悪い十字が自己主張したパンツ一丁のオカマがそこにはいた」
モノクマ「ちょっ、こうなったらこのコショウで『くしゃみ』をさせて元に戻してやる!」
苗木「くしゃみでもどるんだ」
腐川「ビクッ」
十六夜「そうはさせないわ!!トゥ!!」
オカマがバレエのごとくトゥーキックでコショウを弾き飛ばす。
モノクマ「こ、こうなったら自爆で!」ピコーンピコーン
十六夜「ずおりゃああああ!!」
がしっ
モノクマ「は?」
ぶんっ
ドカーン
十六夜「ふう、あぶない」
モノクマ「反応よすぎだよ!!ってうわああちかづいてきた!」
大和田「おいちょっと落ち着けオカマ!」
がしっ
十六夜「はっ、モンちゃんまさかアタシを掘る気ね!!」
大和田「……」
大和田は手放した。
十六夜「こちとらたまってるからくまちゃんでもよけいにむらむらしてくるのよ!!」
モノクマ「だれかー!たすけてー!」
セレス「このままモノクマの残機がなくなるまでやってはどうでしょう?」
モノクマ「ひでえなおい!!」
霧切「しかたないわね」
苗木「霧切さん!!」
霧切「モノクマ、取引しましょう」
モノクマ「あっコショウ!っていうか取引って?」
霧切「もう2階だけじゃなくて全部あけちゃいなさいよ。」
苗木「(あっ、あのしたたかさたぶんおかしくなった霧切さんだ)」
モノクマ「はぁ!?で、でもそしたら」
霧切「そうすれば活動場所がひろがってもうちょっと面白い殺し方とかする奴が出るかもしれないわ」(ニヤリ)
モノクマ「う、うーん あ、でもまてよ霧切さんの『アレ』は……うぷぷぷしょうがないなぁ。でも4階までだよ」
十六夜「いやーんくまちゃんふとっぱら!!アタシももう限界よ!!パージするわよ!!」
モノクマ「はやくコショウを!!!」
霧切「ちっ」
霧切さんはコショウを一気に十六夜にぶちまけた。
十六夜「は、は、はぶしょっ!!」
くしゃみが当たりに鳴り響いたと思うと
十神「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!」
いつもの十神くんが復活した。
こうして十六夜のおかげでみんなは学級裁判の恐怖をふっとばし、
朝がやってきた。
食堂
朝日奈「すごいよ!本当に4階まで空いてる!」
大神「だがあかない場所もあったがな……ん?」
山田「はい、これで大丈夫ですぞ。よかったですなーねん挫で済んで」
舞園「ありがとうございます……ごめんなさい」
山田「ふぅ…まぁ、すぎたことを悔やんでいてはしかたありませんぞ!まぁ、どうしてもっていうなら絵のモデルをお願いしますぐふふ」
山田「アイドルぶー子のネタのために!!」
大神「ぬう……山田のやつ治療がうまいな」
朝日奈「そういえばそうだねー なんでだろ?」
大神「だがあっちの治療のほうをどうにかしたほうがいいのではないか?」
十神「……俺を殺せ」
苗木「十神くん……」
十神「奴と俺の記憶と知識は共有しているのだ」
苗木「えっと……つまり?」
十神「リアルタイムで奴の暴走を特等席で見せつけられたのだ」
苗木「あはは……」
十神「いっとくが俺はこのゲームからは降りんぞ」
苗木「で、でも」
十神「ふん、あいつがたとえ何を言おうとも俺はスリルを楽しみたいのだ」
朝日奈「あ、十神十神ーお願いがあるんだけど」
十神「なんだ、この俺を頼るのならくだらないことでr」
朝日奈「はい」
つコショウ
十神「は? いやちょっとまておいなにを」
朝日奈「えいっ」
ぱっぱっ
十神「へーぶしょっ!!」
十六夜「んもー、朝日奈ちゃんたらどうしたのよー?」
朝日奈「実はさー、さくらちゃんのファッションどういうのがにあうのかなーって江ノ島ちゃんに聞いたんだけどむずかしいから十六夜ちゃんにも聞こうかなって」
苗木「いちおう女の子枠なんだ……」
十六夜「んー、大神ちゃんねー そうねぇ、ちょっと面白そうだわ じゃあ誠ちゃんちょっといってくるわねー」
苗木「ちょっ 行っちゃった……」
霧切「よし、お話は終わったわねちょっといいかしら」
苗木「いつのまに!?」
霧切「苗木くんにだけ話したいことがあるのよ」
苗木「え?」
つづく
ちょっとだけ
霧切「ちょっと私の部屋まで来て頂戴」
苗木「ええっ!?いや、そんな」
霧切「なに?いったいなにを意識し……うっ……ばかっやめなさいっ」
苗木「ど、どうしたの!?」
霧切「……ふう、なんでもないわ。それにしても『響子』のやつ大胆ね。自分の部屋に男の子を入れようとするなんて?」
苗木「ん?」
まさか……。
霧切さんも……?
霧切「ふふふ、気づいたみたいね。そう、私も多重人格なのよ」
苗木「な、なんだってー!?」
霧切「でもこまったことに、私と響子は自分の才能について記憶がおぼろげになっているの。いったいどんな才能だったのか忘れてしまっているわ」
苗木「え……?」
霧切「変わるわよ。 ……そう、わたしと彼女『鳴子』は幼い時になにかのきっかけで分かれたのよ。『才能』が」
苗木「それぞれの人格の才能が違う?」
霧切「ええ、その才能自体なぜか思い出せないの。思い出そうとすると頭がいたくなって……」
霧切「ただ、鳴子の才能は本当に『ろくでもない才能』だったはずよ。私の才能と相反する才能……」
苗木「で、でもなんでそのことを僕に打ち明けるの?」
霧切「それは……あ、こら ……それは苗木君、あなたがまず人殺しなんてできなさそうな子だからよ」
『鳴子』さんはがっつり言うなぁ……
会話するのが好きなのか……?
霧切「なおかつ、コミュ力高め。というわけで響子はあなたとほかの生徒との会話に混ざって自分の才能がなんなのか少しでも糸口がつかめるようにしたいの」
苗木「ぼ、ぼくなんかでいいのかなぁ……そんな役」
霧切「ええ、そうよ。……それにしてもあなた半ズボン似合いそうね。……半ズボン……うっあたまが」
苗木「鳴子さんの才能って半ズボン関係あるの!?」
霧切「あったようなないような…… あ、あと私は人を翻弄するのが好きよ」
苗木「そういえば舞園にたいして大げさにあんなことやったね」
霧切「これいじょうはどうも…… とにかくよろしくお願いするわね。苗木君」
苗木「う、うん」
とは言ったものの……どうすればいいのやら……
食堂に戻ってきてみると山田君がセレスさんに紅茶を入れて、捨てられた。
かわいそうに
霧切「彼、マゾなのかしら。ちょっと喜んでない?」
苗木「あはは……」
霧切「そういえば彼、やけに手際よく舞園さんの手当てしてたのよね 医術の心得があるのかしら?」
苗木「うーん……山田君が白衣着ると変な科学者みたい」
山田「変な科学者とはなんですかな」
苗木「うわっ山、山田君!ごめん!」
山田「ぬっふっふ、まぁ幼いころは科学者にもなりたいと思っていましたな」
霧切「そういえば山田君、医学の心得とかあるのかしら?」
山田「ぬぅ、あ、ありませんぞ」
霧切「そう。やたら手際よかったし、処置が完璧だったもの」
山田「ぬふふ、ありがとうございます。まぁー実はちょっとかじってましてな」
苗木「それってすごいよ!」
山田「いやぁでもそれには理由が…… んぎっ!?あ、あぶないあぶない……いやいやこっちの話です」
霧切「……」
苗木「山田君怪しかったね……」
霧切「もしかして彼も多重人格者だったりして」
苗木「だとしても医療が得意なんて逆に安全というか……」
霧切「わからないわよ?人体実験とかやっていたりとか」
苗木「う……」
図書室
十神「……失せろ」
霧切「ますます自分の殻にこもるようになったわね」
苗木「まぁしかたないよ」
十神「しかたないですむか!!あんな……あんな痴態を……おまけに」
苗木「おまけに?」
十神「なぜか大神にシーツで作ったドレスをあげたりしてた」
霧切「あふれるギリシャ臭」
苗木「似合いそう……」
霧切「ところで十神くんは何を読んでいるの?」
十神「ふん、きさまにはこれがレシピか何かに見えるのか?」
苗木「推理小説みたいだね」
霧切「推理……小説……う、…うぐぐ」
突然霧切さんが頭を抱えだした。
何かを思い出そうとしているのだろうか。
うなるのをやめたとおもったら、かたっぱしから図書館の本を調べ始めた。
十神「おい、うるさいぞ静かに探せ」
霧切「ない、ないなにを探しているのか自分でも理解してないけど……ない!!あの本がない!」
苗木「な、なにを探しているの?」
霧切「う……たしか……変態!変態がいっぱいいるの!」
苗木「」
霧切「そして……なんか推理するの!」
苗木「わけがわからないよ」
十神「ふん、くだらん。」
霧切「うるさいわね、このクロスパンツ。あの十字に切れ込みいれるわよ」
十神「!?」
鳴子さんは毒舌だなぁ……
それにしても『変態』がいっぱいいる『推理』小説って……
娯楽室ではセレスさんと葉隠君がいた。
葉隠「うー、ちょっと鼻がムズムズすんぞ」
セレス「そんな格好しているからですわ」
霧切「あれは葉隠くんがまけるわね」
苗木「あはは……」
葉隠「へっくしっ!!…… ん?セレスっちいかさましてないか?」
セレス「あら?なんのことですか?」
葉隠「あたまのバンドに1枚、太ももにそれぞれ5枚、スカートのひらひらに3枚」
セレス「!?」
葉隠「はっはっはっ、俺の占いは……あー 3割あたる」
葉隠「いかさま指摘されたギャンブラーは負けだべ!みぐるみよこすべ!」
セレス「さっきひろった雑巾なら」
葉隠「おうじょうぎわがわりーなぁ」
霧切「まぁ、うらないだしね」
苗木「(でもあそこまであたるかなあ)」
葉隠「……へっ」
食堂
腐川「あ、あんたよくもまぁのこのこでてこれたわね……」
舞園「すいません……」
桑田「おいおい、いいかげん言ってやるなって」
腐川「あ、あんたっこいつの体目当てなんでしょ!そうなんでしょ!」
桑田「ちょってめっなにいいだすんだ!!」
腐川「おれのバットでホームランしてやるよですって!?はぁあああんっ」
桑田「なにわけのわかんねーこといってんだ!?」
舞園「……」(どんびき)
苗木「なんかやってる……って霧切さんなにを」
霧切「ちょっといいかしら腐川さん くさっ」
腐川「な、なによ…ってあんた今くさって」
霧切「ちょっと気になっていることがあるの くさっ」
腐川「ぎぎぎ……また言った なによ、くさいってはっきりいいなさいよ」
霧切「『変態』がたくさんでてきて『推理する』推理小説ってなにかあったかしら」
腐川「はぁ!?」
桑田「なんじゃそりゃ!?」
舞園「へ、変態がたくさんでてくる推理小説?」
腐川「アンタ……あたしをばかにしてるのね!」
霧切「ちがうわ、超高校級の文学少女であるあなただからこそ聞いたのよ」
そういわれて腐川さんはまんざらでもなさそうだ。
でもいくらなんでもそんな小説……
腐川「あ……もしかしたらアレかも」
あるのか心当たり
腐川「や、やっぱあれよ。そうよあれにきまってるわ」
霧切「あれって?」
腐川「それは……」
次の瞬間!
十六夜「みつけたわよぉおお腐川ちゃん!」
オカマが櫛とおふろセットを持ってダッシュしてくるではないか!!
腐川「あわわわわ来たぁ!!」
十六夜「その体臭とか髪の毛とかあたしもーがまんできない!!いろいろとしてあげるから大浴場きなさい!」
腐川「そういってあたしをレイプするつもりね!そうする気ね!!」
十六夜「するにしてもきれいにしてからよ!ほらこっちきなさい!!」
がしっ
腐川「あひいいいいい、おかされるうううう」(アヘ顔)
桑田「……あいつよろこんでねえか?」
苗木「うん……」
霧切「いったい……いったいなんだというの」イライラ
大和田「上等だこるぁああああああ!!」
石丸「はっはっは暴力かね?いいだろうやればいいさはっはっは」
苗木「な、なんだ!?」
桑田「イインチョと大和田……?なにやってんだ?」
今思えばすぐに逃げ出すべきだった……
ちょっとふでがすすむよぉとりあえずこれまで
今にも殴りかかろうとしている大和田君と、恐れもせずむしろ楽しんでいる石丸君がいた。
大和田君にいたっては目が異常だ。あれは本当に人を殺してそうな目だ。
対する石丸君は……うわっなんだあの笑顔。半目笑いでなんというか馬鹿にした顔だ。
石丸「じゃあこうしよう参ったといったほうが勝ちだ」
大和田「おおそうかい、それじゃあー参ったというほうが勝ちなんだな」
石丸「そうだとも!!」
どんどん大和田君の顔が赤くなっていく、バサッと羽織っていた学ランを脱ぎ捨てると、
石丸君にむかって殴りかかる。
石丸君は見越したかのようにすっとよこに避けた。それも前から来た人をよけるように軽く。
バキィッ!!
桑田「か、壁に穴あいたぞ!!」
大和田「へへへへへへぎゃっはっはっは!!じゃあ口がきけなくなったら殴り放題じゃねえか!!参ったって言えば終わりなんだろ?相手が!」
石丸「できるかね?才能を無駄にししている惰弱代表の大和田紋土くん!できるかねぇ?」
大和田「俺は”紋土”じゃねえっ!! ”和人”だぁあああ!!ひゃっはっはっは!!」
桑田「はぁ!?大和田もおかしくなってんのかよ!?」
こらえきれなくなったのか大和田君が舌をベロベロとだして中指で石丸君を挑発している。
それにしてもまた多重人格者……。
霧切「ここまでくると偶然とかそういうものですまないわ。なんらかの目的で集められたとしか考えられない」
苗木「きり……鳴子さん、なんでぼくのおしりを触るの?」
石丸「おおこわいこわい、『君も』そうかはっはっは!ほんっとに最高に面白いじゃないか!」(ウットリ)
いつもの石丸くんと違ってウットリとした表情で涎をだらだら垂らしている。正直言って不気味だ。
その様子を隙とみたのか、大和田君は蹴りを石丸くんに放つが、それを石丸くんは軽く受け流し大和田君を転ばせる。
大和田「チィッ!やるじゃねえか?ぎゃっはっはっは!!」
石丸「思った以上にいい蹴りを出すな。ふふ、手がしびれる」
桑田「ちょ、ちょっとオーガ呼んで来い!!」
苗木「う、うん!」
大神「我がどうかしたのか?」
苗木「あっ、おおがみさ」
そこには
ギリシャ神話の女神よろしく純白のドレスに身を包む大神さんが立っていた。
おお、なんという威風堂々そしてその神々しさ。思わず僕はつぶやいてしまった。
苗木「大神さんマジ女神様」
大神「ぬ、ぬう……////いきなり何を言い出すのだ」
朝日奈「十六夜ちゃんがシーツで作ったんだよ!すごいよねー って石丸と大和田がなんか喧嘩してる!!」
大神「しかも二人とも様子がおかしい……まさか」
苗木「たぶん二人ともそうだよ。彼らも……」
大神「ならばとめねばならん!」
純白ドレスの大神さんが駆け出す。
ああ、美しい。走るたびに草花が生い茂りそう。
大神「それまでだ!!」
大和田「ああん!?じゃますん……」
石丸「じゃまをし……」
石丸「なんという……ふふ、僕も芸術をたしなむがこれはなんという……」
大和田「なんつーかこう 馬流斬異(バルキリー)だぜ……」
大神「いったい何があったというのだ」
石丸君曰く
石丸「『清多夏』のやつが大和田君と口喧嘩をしていたのだなんでもかんでも暴力で解決するのはよくないとな」
大和田「それでカチンと来てよ、おれのやってきたことを否定された気分になっちまって『紋土』と交代した あー、うるせえぞ紋土。ばらしゃしねえってあのこと」
まるで子供が先生に言い訳するかのように言っているが、さっきまでこの二人は殺し合いレベルの戦いをしていたのだ。
……本当に二人とも多重人格者だったなんて。
石丸?「だが、暴力も時に必要だ!そうでもして駆逐せねばならん相手もいるしなにしろそのほうが『盛り上がる』」
大和田「そーだろー?まぁ、おれも大人げなかったなぁ。あたまわりいからよぉ!ぎゃはっ!」
苗木「えっと……『和人』くんは大和田君の別人格なのはいいとして石丸君……君の名前は?」
石丸?「そういえばかんがえもしなかったな……ただ、僕は非常に好きな色があるのだ」
苗木「好きな色?」
石丸?「くっくくくく」
そういうや否や、石丸君は制服を脱ぎだした。
その制服の下には……
真っ黒な色をした石丸君の制服があった。
苗木「重ね着!?」
舞園「あつくないんでしょうか……」
黒石丸「はっはっはっは!あえて言うなら黒石丸と名乗ろうか!!はっはっは!」
黒石丸「画面の前の君たち、石田でなくてすまないねえ!画面の前の腐女子たち!黒石丸だぞ!賛美せよ!」
わけのわからないことを言ってる……。
黒石丸「ぼくは、要するに石丸が堅物なのに対して柔軟な頭を持っているのだよ」
たしかにさっきからの言動からすると石丸くんとくらべて少しゆるい印象が。
黒石丸「あと他人が苦しむ顔とか努力もせずに才能だけで突き進んできた馬鹿を絶望に落とすのが好きだ!」
ゆるいどころか逆のベクトルで最悪だったーー!!
桑田「い、いかれてやがる……ってイインチョなにみてんだよ!?」
黒石丸「すまない桑田君君が一番嫌いだ!わるくおもうな!ははっ!」
桑田「はあ!?」
黒石丸「第一君は才能にかまけて練習もしない、チームの和もあまり気にしない、努力することを否定するせいで努力してきた者たちの今までの人生も否定している、
それでいて今目指しているのはミュージシャンんんん?ボーカル志望で!ミュージシャン!!ハッハッハッハッ!!お笑いだな!!死んだほうがいいぞ」
最後の死んだほうがいいぞという言葉だけドスがきいてた……。
桑田君は桑田君で一方的に言われたせいかうつむい……てかアポってる。
桑田「……アポ?」
大神「ここまで変わるものなのか……」
朝日奈「こ、こわいよさくらちゃん」
黒石丸「ちなみに舞園くん!!」
舞園「は、はい!!」
舞園さんにまでひどいことを言うつもりかっ!?
黒石丸「表も裏も調べてみたが君のアイドルの実力は本物のようだ。いやあよくここまで登ってきた。素直に賞賛しよう。」
舞園「あ、ありがとうございます」
黒石丸「アイドル業界は戦国時代だからな!はっはっは!!あのような凶刃に及ぶのも無理はない!」
舞園「……」
ちゃんと評価はするけどやっぱりKYだ……。
黒石丸「続いては……へっ、へっへくしっ」
石丸「うおおおおおおおおおおおおお!!!」
大和田「紋土が面倒だからおれもひっこむわー ……ぬおおおおおおお!!」
二人ともうるさい……
石丸「うおおおおおおお!桑田君すまない!べつにっべつにそんなつもりではないんだ!!」
桑田「わ、わかってるってイインチョ。あいつがアレなだk」
石丸「いや、ただ努力をしない君は大嫌いなのは変わらないがな!」
桑田「アポ……」
大和田「あのやろう……言いたい放題言いやがって!!」
苗木「大和田君はなんで和人くんができたの?」
大和田「ああ!?」
苗木「ご、ごめん……」
石丸「そうだ!!はっきりさせたまえ!!」
空気を読めよ
大和田「うるっせえ!!おれに勝ったらおしえてやるよおおお!!」
霧切「これじゃあらちが明かないわ。だからあなたたち暴力で勝負じゃなくて根性で勝負なさい」
鳴子さんがやらしい笑みで言い放つ。
どういうこと?
霧切「第1回チキチキ男の中の男 サウナ対決よ」
朝日奈「霧切ちゃんってこんなキャラだっけ……」
そして
サウナ
大和田「うおおおおおおおおお!!!」
石丸「ぬああああああああああ!!!」
苗木「なんで僕までええええええ!!!」
霧切「ふふふ、男三人がサウナに入る。いい絵だわ」
大神「そうだろうか……」
霧切「ところで、今日全然不二咲さんを見ていないわ」
朝日奈「そういえば」
舞園「……」
不二咲の部屋
?「あー、畜生。千尋ー、舞園のやつもうちょっとで殺せたんだぜ?なんで止めたんだよ」
?「だ、だってその必要ないよぉそれに舞園さんだって苦しんでいたんだし……」
?「お優しいねえ、おかげで『リミッターはずして』反動で筋肉痛だぜ?」
?「ご、ごめんねぇ……」
?「あやまんなって 俺は千尋が無事ならいいんだよ。にしてもまだ舞園のやつ言ってないのかなー?」
?「ふざけやがってよおおおお!!!生まれてきたことを後悔させてからぶっ殺してやる!!」
ガキィンッ!!
舞園「ひぃっ!?不二咲さん!?」
?「てめぇみたいな糞はぶっこ……ああっ邪魔すんな千尋っ!!」
?「ま、まいぞのさあん にげてぇえ」
舞園「ひ、ひいいいい!?」
?「ちくしょおおおお!!」
?「ふー、ハラハラもんだぜ?どうするよこれから」
?「うう……でもあいた施設にお風呂場があるって朝石丸君がここにご飯届けてくれた時に言ってたから……」
?「おー、いいねひとっぷろ。 あー、さけのみてえなぁ」
きょうはこれまでぇ
他すれにごばくしちゃった……
(あと日が登り続ける白夜の反対は日が沈み続ける極夜なんですがそry)
>>61
十六夜「パーフェクトなびゃっくんだからパーフェクトな月よ!はじまるわよ!」
十六夜「霧切ちゃんたち面白いことしてるわね~……ええい!いいから脱ぎなさいよ!」
腐川「い、いやよ!いやにきまってるじゃない!」
アタシはどうしても脱がない腐川ちゃんと格闘してたわ。
おかげで先に霧切ちゃんたちに入られちゃったけどね。
それにしても霧切ちゃん……すごい早業で男三人をまっぱにしたわね……何者?
腐川「あ……十神君にやられてると思うと興奮してきたかも……」
十六夜「俺は臭いのは嫌いだだかやたのむ」キリッ
腐川「あはぁぁん!わかりましたぁぁん!」
ちょろっ!ちょろいわこのこ!
一気に下着姿になったわ!
十六夜「ん……?あんたその太もも……」
腐川「!ぎぎぎ……やられたわ……見たわね……」
十六夜「かわいそーに……そんなにやられて」
腐「そっちの正の字じゃないわよ!」
十六夜「安心なさい!キリストも勃起するいい女にしてやるわ!」
腐川「ひっぱらないで~!」
僕たちはサウナにぶちこまれていた。
霧切……鳴子さんにスパーンと服を脱がされたあげく、頭から水をかけられた。
そして……
大和田「まだまいってねえのかぁ?」
石丸「はっはっ、鍋焼うどんでもたべたいくらいさ!」
苗木「うう………」
霧切「ふふふ頑張るわね。なら……」
ガチャ
石丸「き、霧切くん!どうしたのかね!」
大和田「そのバケツなんだ……?」
霧切「らっせらー」
バッシャァァァン
うわっ!?これ!冷水だ!
苗木「ひぃっ!?」
石丸「うぐおお!つめたい!」
大和田「ぐああああ!」
い、いったいなんでこんなことを?
あつかったから体が冷えるのは嬉しいけど
霧切「ふふふ、サウナの本場のフィンランドではね、サウナストーブに水をかけるの」
もわぁぁっ
石丸「なんだか、余計暑くなってきた……」
大和田「どう言うことだ……」
霧切「水をかける理由は、蒸気を吹き出させて湿度を高め、余計に汗を流しやすくするためなの」
苗木「あ、あつい!あついよ!」
だらだらと汗が流れ、息苦しい……
石丸くんも大和田くんもきっと……
黒石丸「はっはっはっ、なかなかやるな」
和人「オメーもな!ぎゃっはっはっ」
苗木「別人格に逃避したー!」
黒石丸「ここまでついてこれるなら十分強いやつだ。ほめてやろう!」
和人「へ……俺はそうさ。つえーからな…」
黒石丸「わけありか」
和人「へへへ、教えてやるよ。オウ、苗木オメーにもな。なかなかやるから」
苗木「あ、ありがとう……」はぁ……はぁ……
二人「ウホッ」
大和田「兄貴ぃぃぃ!」
俺のせいだ、俺が弱いせいで兄貴が……
ち、ちがう俺は強い。強い強い強い強い強い強いツヨイツヨイツヨイ!
和人「ヒャハハハハハざまねえなあ兄貴。はじめましてかなぁ俺は和人。」
和人「ダイアモンドを"砕く(カット)"男だ!ヒャハハハハハ」
兄貴が死んだショックで弱い自分を否定する凶悪な人格である俺が生まれた。
それ以降紋土が精神的に追い詰められたり、喧嘩に負けかけたりしたときに俺は出てきた。
和人「だって、俺は強いからな!」
和人「けど、俺がでるたびに紋土が惨めになっていく。それがたまに傷だ」
和人「ったく、おもいっきり暴れりゃいいのによ……」
和人くんは和人くんで大和田くんのことを考えてるんだなぁ……
じゃあ黒石丸くんもきっと……
黒石丸「そうか……僕の場合はな、ふふふ…笑わないでくれよ?」
黒石丸「清多夏の天才に対するドロドロとした憎しみから生まれたのだ」
笑えないよ……
黒石丸「僕の祖父は天才でね、総理大臣の地位まで上り詰めたのだ。」
黒石丸「その過程で様々な名家にネマワシしたり、コネを売っていた。清多夏もさる名家の令嬢と許嫁の関係を結んだのだ」
和人「話が壮大だな……」
苗木「うん……」
黒石丸「ところが、だ。祖父は汚職をしてしまった。その瞬間から今まで培ったものががらがらと崩れた。」
黒石丸「ネマワシした名家からは見放され、母は朝昼晩働くようになり、父も会社での居心地が悪くなり、清多夏は仲良くしていた令嬢と引き離された。」
黒石丸「ははは、それでも祖父は諦めていなかった。跡継ぎの僕を徹底的に教育し始めた。」
黒石丸「あれはひどかったなぁ!問題を間違えたら鞭が飛んだよ!くくく、鞭だとさ!」
黒石丸「それでも僕は祖父の期待に応えようと頑張って努力した。テストも満点とったし積極的に活動をした。」
黒石丸「しかしだね、満点をとるたび、教師からは怪訝な顔をされ、クラスメイトなんて『汚職したんだろー』と責める」
黒石丸「ああ、いじめられたよ。鞄も靴も隠された。それでもね、頑張ったんだ。報われると信じて……」
苗木「石丸くん……」
和人「……」
黒石丸「だがね、ある日事件が起きた。あれは6年生のときだったか」
石丸「ただいまー……か、かあさん!」
母が倒れていた。
原因は過労だ。急いで救急車をよんだよ。
それまで僕は介抱していた……
そこに
祖父「清多夏、なにをしている」
石丸「お祖父様!母さんが!」
祖父「知っている」
……は?
祖父「全く情けないやつよ。これしきのことで倒れおって」
石丸「な、なにをしているんですか!なぜほうっておいたんです!」
祖父「まったく、石丸家に嫁いできたときから頑張ることだけは取り柄な女だったなぁ。それがなんとも情けない」
石丸「母さんにたいしてなんてことを!大体!あなたが汚職をしなければこんな……」
祖父「黙れ!貴様にワシの何がわかる!ワシの運がつきたのは貴様らのせいだ!石丸の血に貴様の母親という下等な血が!」
石丸「下等だと……?」
祖父「いや、ワシの息子が出来損ないじゃなければ……」
石丸「出来損ない……?」
祖父「貴様を教育して、父親のような三流会社の重役などという半端な職につけさせないようにしてやろうと言うワシの心を理解したか?」
石丸「……」
この人は、この人は、
父さんの実家に頼らず実力で頑張ろうと言う気持ちも、母さんの家族を支えようと言う優しさも。
少しも理解してないのかッ!
祖父「わかったら早く来い。きょうは--- 」
黒石丸「「死ね」」
黒石丸「気づいたら意識不明の患者が一人増えていた」
苗木「……」
大和田「……」
いつの間にか大和田くんは元に戻っていた。
そんなことも気にかけずに僕は石丸くんの過去と努力し続ける理由についてショックを受けていた。
努力が報われず、利用されようとしていた石丸くん。
その憎悪から生まれたのが彼、黒石丸くん。
正直いってなにも言えなかった。
いや、何を言えばいいのか?
わからない。
黒石丸「語りたいことは替わりに語ってやったぞ……清多夏。」
そういうと黒石丸くんは大きく息を吸って深呼吸をした。
石丸「……ということだ……すまない、このような話を……」
石丸くんに戻っていた。
彼は大粒の涙を流しながら嗚咽を漏らしている。
苗木「石丸くん……よく話してくれたね。」
石丸「すまない、僕の口から言えればよかったのだが……」
大和田「きにすんなよ、もとをただせばお前だ。」
石丸「大和田くん……君も辛いだろうに僕は……」
大和田「ははっ、俺はただ自分の弱さを棚にあげてただけだ……克服してえなあ」
石丸「できるさ……大和田くん。いや、兄弟!互いの苦しみを理解しあえた僕たちは兄弟だ!」
大和田「兄弟……か……へへっ。いいな、それ」
石丸「よろしくだ!兄弟!」
大和田「おう!」
二人とも仲良くなってくれてよかった……
互いの絆があればコロシアイ学園生活でもきっと乗り越え……
へくしっ×2
黒石丸「ところで苗木くぅぅん?君も兄弟になりたくないか?」
苗木「え?僕も?」
和人「ふひゃひゃひゃそうそうたのしいぜ」
なぜか二人はタオルをとった。
苗木「はあ!?」
黒石丸「実は僕は清多夏とちがって」
和人「紋土とちがって」
二人「「ゲイなんだよ」」
苗木「」
…………たすけて!
またじかいー
十六夜「この物語はフィクションですってつけるべきかしらぁん?」
十六夜「ちなみにアタシはバイ」
いくよぉ
風雲急をよぶコロシアイ学園生活!
コロシアイ未遂を打ち破るオカマインパクト!
さらにほかにもキチガイが現れ加速していく狂気!
24時間見逃せないけどたまのはしやすめのツナギくん(仮)の『今日の兵器テロ!』はなんとK プロデューサーが!衝撃発言!
Kプロデューサー「明日中にアフリカ人をヘリで10人撃ち殺しなさい」
ツナギくん(モノクママスクはしてる)「俺乗り物だめだって知ってたよな!」
どうなるこうなる30分!
ちゃんちゃんちゃんちゃんちゃんちゃららら
ちゃんちゃんちゃんちゃんちゃんちゃらら
這いつくばれ!絶望少年!
澪田「こんちゃーす!みお」
西園寺「西園寺日寄子だよー、おがみたおせー」
澪田「タハーッきついっす!きついと言えば実は最近生理が来なくて」
西園寺「うわー、ついに豚足ちゃんとc?まだBまでだっけ」
澪田「それが唯吹はまだ処女っす」
西園寺「栄養失調じゃね?それガリガリだし澪田おねえ」
澪田「先にテクでイカされてハイドロポンプして気絶してやけ酒飲んじゃうからっすかね」
西園寺「体調不良も込みかよ!」
放送コードお構い無しのこの番組はコロシアイ学園生活と平行して行われるバラエティー番組。
バラエティーといっても隣の晩御飯と称して家族団らんを奇襲して料理にしたり凌辱したり、
司会の西園寺が審査員で元々は超高校級の保険委員だった女が何かの物真似をするミニコーナーがあったりと混沌としている
(ちなみに罰ゲームは西園寺の気分で決まる。 このあいだ似てない憧れの人物の7変化の真似をして浣腸された)
西園寺「コロシアイ学園生活でなにか動きがあったらすぐそっちになるけどきょうはこのコーナー!」
ジャンッ
澪田「絶望ォ少年テキィ!ツナギくんの兵器テぇロー!」
やたら片言な言い方で澪田が告げる
西園寺「みんながみたがる花村おにいの突撃!隣の団地妻は明日だよー」
澪田「前回はじ……かむ……Kプロデューサーに怒られたからやな予感っすねー」
西園寺「たのしみだなー ツナギくん(笑)」
前回Kプロデューサーに間違ってオイルをかけてしまったツナギくん!
ツナギくん「ちょ、アイマスクやめて!」
江ノ島(録画)「臨時ニュースですわ」
澪田「おっとお!モノクマちゃんこと江ノ島ちゃん ぎゃはーネタバレ!からコロシアイ学園生活にうごきがあったみたいっす!」
西園寺「わー、左右田おにいのきったねえ泣き顔から解放だーやったー!」
澪田「かめらまわすっすよー!1、2、3!」
黒石丸「限界まで高めた勃起で!苗木くんのアナルを犯す!」
!?
和人「もっと疾走(はや)く走れー!」
!?
全裸の苗木を黒石丸と和人がフルチンで廊下中追い回していた。
むろんモザイクなんてかかっていない。
澪田「ほんぎゃああああなにごとっすか!!!?」
西園寺「」
澪田「これはアレっすね!はだか祭っすね!とんでもねえっす!! あれ?日寄子ちゃん?」
西園寺「」ぶくぶくぶく
澪田「あわふいたー!!!」
話を少し前に戻そう。
苗木「鳴子さん助けて!」
鳴子「待って頂戴」
BGM 霧切さんがでしゃばるときのテーマ
鳴子「わたしが苗木君の苗木を確認したらドアを開けてあげるわ」
苗木「その前に危ないんだよ!!今こうして二人に背中を向けてる時点でアウトなんだから!!」
和人「そのタオルをはぎとって云々」
黒石丸「ふふふ、あせってはいけない、もう少し話をさせてあげようじゃないか」
苗木「鳴子さんは僕がアレされてもいいの!?」
鳴子「あれって何かしら。言えたら開けてあげるわ」
苗木「なんで変態を突き通すの!?」
鳴子「勘違いしないで頂戴。私はただ他人が驚いていたり動揺しているのを見るのが好きなだけよ」
苗木「たちわるっ!」
鳴子「さぁいうのよ!!」
苗木「れ、レイプ」
鳴子「ふっ」
鳴子「大きな声で」
苗木「レイプ!!」
鳴子「もうっ、変態ね」がちゃ
苗木「うわああああああ!!」ビュンッ
十六夜(半裸)「さぁ、さっそくお風呂よーって誠ちゃんがフルチンではしってきたわ!」
腐川「な、なに!?なんなの!?」
黒石丸「逃げた!!待つんだ!おとなしくおしりを広げたまえ!!」
和人「おらおらおらおら!!」
鳴子「さすがに私も苗木君の貞操を奪われてもいいとは思っていないわここで足止めさせてもらr」
霧切 鳴子の足払い!
!?
和人「”邪魔”だコラァ!!」
和人はそれをつかんで湯船に投げた
鳴子「あーれー」 ざぱーん
十六夜「霧切ちゃーん!! くっ、アタシも誠ちゃんの貞操を守りたいけど思ったように動けない……」
腐川「ぼ、ぼぼぼぼぼ勃起してるせいじゃないの!!で、でも白夜様の勃起……はぁぁぁぁん!!」
十六夜「それにしても二人ともいいちんちんしてるわね」
黒石丸「はっはっは!邪魔する者もいないからあとは堂々と苗木君を追いかけるだけだ!!」
和人「そうだな! あー、でもなんとなくめまいがするぜ」
黒石丸「う、うむたしかにまぁいい急ごう!」
今に至る
苗木「と、とりあえず部屋に帰って……あっ 部屋の鍵服の中に入れっぱなしだ……」
不二咲「あれ?苗木君どうしたのぉ?!」
苗木「ふ、不二咲さん……」
終わった……
女子に全裸を見られた……しかも廊下で。
このままじゃ明日から
不二咲「苗木君の苗木は元気だね!」
舞園「苗木くん……不潔です」
霧切「とんだすけべね」
あっこれ鳴子さんだ
朝日奈「変態変態変態!!」
セレス「脳みそが退化してしまったのでしょう」
江ノ島「うわっ、しょぼチンじゃん」
腐川「ふ、ふふっやっぱり男はケダモノよ」
大神「苗木よ 去勢という言葉を知っているか?」
苗木「って言われちゃうよ!」
不二咲「だ、だいじょうぶ苗木君なにかあったの?」
???「つかよー、意外と立派なもんもってんな」
不二咲「!!」バッ!!
苗木「え?いま、え?」
不二咲「な、なんでもないよぉじゃ、じゃあねぇ!!」
苗木「ま、まって不二咲さん!まってぇ!」
不二咲「倉庫に行けばジャージとかあるからぁぁぁぁ!!」ダッ!!
苗木「そ、そうか倉庫にいけばジャージが……」
苗木「でもさっきの声いったい誰の声だ?」
ふぅ……。ば、ばれてないよね。
たりめーだろつーかなんだよまこっちゃんの恰好。なんで全裸なんだよ。
苗木君もおかしくなったのかな?
千尋~、あんなふっっっっっつーのやつが『俺たちと同じ』とかはないだろー。
ああいうのはよ、よくてできる悪事は万引きくらいだ。
まんといえば最近ヤッてねーよ 千尋~朝日奈あたりひっかけようぜ。
変なことしたら口きかないよ
冗談だって千尋ー。ん?食堂が騒がしいな。
黒石丸「うおおお……苗木くん……苗木君はどこだ……」ぜぇぜぇ
!?
和人「ちくしょう……ちからがはいらねえ」
桑田「一体全体なにがおきてんのか説明しろよ!?」
不二咲「どうしたのぉ?ってうわぁ石丸くんに大和田君が!」
舞園「あっ……ふ、不二咲さん」
不二咲「あっ」
ビキビキ
桑田「うお!?ど、どうしたんだ顔の左側!?」
バッ
不二咲「な、なんでもないよぉ えへへ」ギリギリギリ
桑田「めっちゃ歯ぎしりしてるじゃねえか!?」
不二咲「うるせぇ黙れ」ボソッ
桑田「あぽ……?」
不二咲「ちょ、ちょっと調子が悪いから部屋にもどるねぇ」
桑田「お、おう……」
タッタッタッ
邪魔をスンナ千尋ぉぉぉあいつをアレしたいんだよおれはぁぁぁぁ
絶対だめだからね!!
ちくしょおおおお!!
江ノ島「あれ?不二咲じゃん、どしたの左顔だけおさえて」
不二咲「「どけ(いて)よ貧乳!!」」
ドンっ!!
江ノ島「うわっ!?」どさっ
不二咲「うぐうううううう」
タッタッタッタ
江ノ島「……ひんにゅうじゃないもん……たぶん それにしても『やっぱり』強い……私が態勢崩すなんて……」
桑田「大丈夫かあいつ?」
舞園「……しかたないですわたしのせいですし」
桑田「……」
黒石丸「うおおおお…」
桑田「あ、こいつらもいたんだ」
左顔だけめっちゃゆがんだ不二咲をみてちょっとビビった俺は石丸と大和田の全裸をみて我に返った。
いや、我に返っちゃダメかこれで。
ていうかこいつら湯気すげえな。
黒石丸「どこかね苗木君、うぐぐ体が」ふらふら
桑田「ホントおまえらなにやろうしてんだよ!?」
和人「くそっ、もうだめだうごけねえ たぶん水分がたりねえ」
どさー
黒石丸「ぼくもだ、桑田君、経口補水液をつくってくれ」
桑田「はぁ!?なんだそれ?!」
黒石丸「食塩とブドウ糖を混合し、水に溶かしたものである。これを飲用する事で小腸において水分の吸収が行われるため、主に下痢、嘔吐、発熱等による脱水症状の治療に用いられる。
水に溶かす前の状態のものを経口補水塩という。(引用元 wikipedia)」
桑田「えっとつまりスポドリ?」
黒石丸「惜しい。 いいかね、水1リットルに対して、砂糖 40g、塩化ナトリウム3g(引用元 wikipedia)でつくりたまえ」
桑田「こまけえ!?」
黒石丸「はやくしろ!掘るぞ!!きみを桑田からKWTにしてやろうか!!」
桑田「わっけわかんねえよ!」
あーもうなんだっけ水1?に対して砂糖40g、塩化ナトリウム3g?
塩化ナトリウムってなんだ?えっとあれか?プールに入れるやつか?
※それは塩素です。
桑田「じゃあちょっと塩素あるかどうか倉庫行ってくる!!」
黒石丸「ちょっおまっ 塩素じゃなくて塩化ナトリウム……だ、だめだ気力が」
舞園「く、桑田君!塩化ナトリウムっていうのは食塩のことです!!」
まじか。初めて知った。
とりあえず塩を調達しに……
そのときだ
山田「はいおそーい!!」 ばいーん
桑田「あぽぉっ!!」
ブーデーがダッシュ腹タックルを俺にかましてきた。
このタックルは俺がファースト守備してた時すごい勢いでタックルしてきた4番(もちろん止めた)よりもすごかった。
つーかおれ飛んでね?
桑田「ぐえっ!」
舞園「く、くわたくーん!?」
山田「人命救助は1秒2秒無駄にしてはいけないのです!!つかさぁ塩化ナトリウム知らねえってアポじゃね?(桑田風に)
女マネや頭ノータリンなビッチども相手に股間のバットでもつかってろファッキュー部ですぞ!はい論破!!はい論破!」
桑田「その人命救助がお前のタックルのせいで遅れたわけだが……(あといつにもましてなんかうぜえ)」
舞園「わ、わたし作ってきます!」
山田「あっ、その心配ならありませんぞ。実は苗木誠殿たちがサウナ行くってのを聞いてもしかしたらーとおもって実験がてらゴホンゴホンとりあえず作っておいた補水液があります」
桑田「あっでもブーデー!ただの水じゃだめなんだぞ!」
山田「ご安心を。水1リットルに対して、ブドウ糖13.5g+塩二水和物(dihydrate)2.9g+食塩2.6g+塩化カリウム1.5g+α(wikipediaよりr)のものです」
あれ?なんでこんなの詳しいんだブーデー。
アニメとか漫画とか専門だろ?そしてそのしたり顔がむかつく。
桑田「ん?ちょっとまてαってなr」
山田「ささ、これを」
ぐびぐび
黒石丸「おおおおおぉぉぉ……」
和人「生き返る……」
桑田「みるみる顔色がよくなっていくな」
マジかよブーデーすげえな。
やっぱりオタクだからこういうのは得意なのか?よくわかんねーけど。
山田「長時間サウナにいたあげく、どうやら全力で突っ走っていた模様ですからな。安静にしませんと」
黒石丸「そ、そうだな……」
和人「ちくしょう……このちんこの行先はどうすれば……」
ビキーン
黒石丸「うっ!!」
和人「ぬぐっ!?」
桑田「ってどうしたんだふたりとも!?」
ビキビキ
二人のバットがでかくなってた。
いやむしろそれは肉棒であった。
それはそれは天を貫く欲望の権化ってやつだ。
山田「キタコレ!!実験大成功ですぞ!!」
桑田「お前なにしやがったんだ!?」
山田「んふふー これは僕が開発した『運動の後の一本。のんだら再開ネ♪1号』!!」
桑田「うわぁー、名前からして用途まるわかりだぞおい!!」
舞園「なんでこんなものを!?」
山田「好奇心です ふふふ」
好奇心で舞園ちゃんの貞操が危なくなるじゃねーか!!
ここは俺が助けてあげないと……あとブーデーはいつか殺す(半分だけ)
山田「ささ、舞園さやか殿はお逃げください僕も逃げるので」
桑田「原因てめーのせいじゃねえか!?」
山田「そして被害者は桑田怜恩殿になりますな」
は?犠牲者がおれ?何言ってんだ?
山田「気づかなかったのですか?彼らの視線が実はあなただけに集中していたことを」
………アポ?
黒石丸「はっはっは!なんならここで一発どうだい!!」ビンビン
大和田「”ホモセックス”が ”したい”んだよォ」ビンビン
!?
俺は逃げた。なんだかんだでブーデーは女子は邪険にしないからだ。
俺は守るものができたから逃げた。俺の尻だ。
桑田「ふざっけんなちくしょおおおおおお!!」
黒石丸「パンパンパンパンパンパンパンパンパンパン」
和人「パンパン音がすることヤるのは?」
黒石丸「セックス!!いざゆかん!!」ハッハッハ
俺は走った。転んだ。すでに満身創痍だ。
負けるか俺は桑田怜恩。マキシマムカッケーミュージシャン(予定)だ!
部屋に帰って鍵かけてこれで一安心だ。
一方そのころ
苗木「倉庫でついでにスポーツドリンクあったから飲んだからなんとかなったもののどうしよう……」
モノクマ「苗木くん!おしりは大丈夫かな?ボラギノールあるよ」
苗木「モノクマ!」
モノクマ「あーっと僕のせいじゃないよ。多重人格の人間が何人かいるんだしトラブルくらいあるよ……隠してるけど『他にも凶悪なやつもいるし』あっ言っちゃった。」
『ほかにも凶悪な奴もいる』!?
もしかしてまだまだいるのか多重人格の人間が
がちゃ
不二咲「あっ苗木くん ヒッ モノクマも」
???「おいこらくそ野郎いいかげん出しやがむぐぐっ」
不二咲「な、なんでもないよぉ」
苗木「不二咲さん……?」
モノクマ「チっ 舞園のやつなんでこいつ殺してないんだよ」ボソッ
苗木「!」
不二咲「も、モノクマはたまに暴力振るってくるから苗木くんもあんまり話さないほうがいいよ」
モノクマ「ハァ?僕がそんなことするわけないじゃないか。頭のほうにきてるの?きてるの?」
不二咲「ほ、ほんとうだよぉ。昨日だって……」
モノクマもいつもよりなんだか辛辣だ。
そしてさっきの悪口。明らかに不二咲さんが言ったとしか思えない。
まさか彼女も多重人格者?そしてなんで左顔手でおさえてるんだろう?
モノクマ「あーもうめんどうくさい。まぁいっかその『隠している君の素顔』をうぷぷぷばらしちゃおうかなぁ」
不二咲「や、やめて!!うっうぐぐぐ……」
苗木「ふ、不二咲さん!!」
モノクマ「うわぁこわい。じゃあねーまったねー」
そういうとモノクマはどこかへ逃げて行った。
不二咲「だ、大丈夫だいじょうぶだから」
苗木「不二咲さん……」
目の前にいる不二咲さんはとても弱々しくてとてもじゃないけど暴言が吐けるような子じゃなかった。
やっぱり僕の空耳かな……
モノクマ「アーむかつくよホントむかつく 死ね!! ん?」
和人「オラッあけろ!桑田」
黒石丸「シコシコビーム!!ドアをあけたまえ!しこしこビーム!」
モノクマ「桑田でうさばらしするか」鍵ちゃらっ
翌朝。マキシマムカッケー俺は2度と忘れられないトラウマを昨日手に入れた挙句正気に戻った二人に土下座された。
もやもやがはれないぜ監督……。
桑田「ちくしょおおおおおおお!!」
石丸「ぼくはなんとうことをおおおおお!!責任をとろう!」
桑田「いらねえええええ!!」
大和田「兄貴……すまねえ、男の道……『また』それちまった……」
一方
澪田「日寄子ちゃんが『チクショーあいつまだいんのかよ!!』とわけのわからない供述をしているので司会代理の白夜ちゃんっす!!」
豚神「俺が導いてやる」
澪田「わっきゃー!かっけーっす!あ、そうそうテレビの前のみんなにご報告が」
豚神「おいばかやめろアレを報告するな」
澪田「いけねーっす☆ついなくなったことがうれしいからいうところだったっす」
豚神「言ってるじゃないか!?」
澪田「たはーっ 全国のテレビの前の唯吹ファンが白夜ちゃんをねらいにいくっすよー!!」
豚神「ハン、返り討ちにしてやる」
澪田「やっぱかっけー!!ではさっそく輝々ちゃんの……あれ?輝々ちゃんの収録が昨日の『ホモ騒動』をみたせいで輝々ちゃんがホモの巣窟に行ったから中止?」
豚神「トゥナイト2のあのコーナーがやってない日みたいな気分になったろうな……視聴者」
某所
花村「ホモもいいよね!!」
続く
きょうはここまでぇ
小ネタ
鳴子「この状況で思ったけどEuph○riaってゲームに似てるわね」
山田「ブヒャァァァ!?」ブーッ
黒石丸「おっと。桑田くんシールド」ぐいっ
桑田はギリギリ避けた
桑田「うをををを!?な、なにしやがるクソ石!」
黒石丸「汚いものにはアポ。古事記からそう伝わっている。あとクソ石言うな。懐かしくてこまる」
桑田「言われてたのか……コジキってなんだよ?」
黒石丸「(無視)しかしEuph○riaか。懐かしいな。清多夏がげっそりしてたな!やるたびに」
苗木「どういうゲームなの?」
鳴子「そりゃあハードなSえm」
鳴子「うぐぐあたまが……響子め……」
苗木「(ちょっと気になるな)」
山田「せっかくだから教えて差し上げましょうか?」
苗木「あっ、お願い山田くん」
山田「ただ-……場所をうつしましょう内容がアレだから」
苗木「?」
黒石丸「詳しくはググりたまえ。強いて言えば凌辱モノだ」
なんで黒石丸エロゲー知ってんだ
>>117
黒石丸「DMM.c○mの真の顔である18禁でおすすめだったからつい…… 」
黒石丸「ちなみに僕の個人資産はデイトレで400億」
十神「!?」
小ネタ2
十六夜「アタシはファッション、音楽、その他芸術もろもろが得意なの。」
黒石丸「ゲイは身を助けるな!」
十六夜「アタシはバイ!」
黒石丸「ほほぅ」するする
十六夜「まぁ、殺しながらSEXじゃなきゃ射精しないのよ」
黒石丸「チッ」
小ネタ3
和人「"欲しい"んだよぉ……」ビキビキ
!?
苗木「な、なにを?」
和人「へへ……使うと"イカれて"ぶっとんだ"BGM"が"泣く"んだよ……」
!?
苗木「い、いったいなんなの?」
!?
和人「そして"白くて""天国(ヘブン)"にいっちまうもんがでるんだぁ」
苗木「ま、まさかまや……」
!?
和人「綿あめマシーン」
苗木「あ、あー……あれか」
あのサウナ事件から翌朝。
モノクマの言ったことに対してなにかひっかかるのを感じた僕だった。
もしかして他にも多重人格の人が……
そう思っている矢先
山田「ひぁああああなにをするんですかああああ」
突然食堂から山田君の悲鳴が聞こえてきた。
なにごとかと来てみると桑田君が山田君を締め上げていた
桑田「てめぇブーデー!おまえのせいで!おまえのせいで!」
山田「ひぇええええ犯されるぅうううう!!」
桑田「俺はホモじゃねー!! ホモじゃねえんだ!ホモじゃねえ!」
苗木「なにがあったの?」
霧切「かいつまんで説明するとあなたの代わりに桑田君があの二人の犠牲になったの。そして、あの二人の性欲を促進させたものを渡したのが山田君なの」
苗木「そ、そうなんだ……あっ、霧切さんだね?」
霧切「ええ、そうよ」
苗木「なんだか霧切さんに会えたのも久々な気がしてきたよ」
霧切「そうね…… 私は苗字呼びなのね」ボソッ
苗木「え?どうしたの?」
霧切「ナン・デモ・ナイ!」
葉隠「へへっ、残念だったな霧切っち」
霧切「キッ」
葉隠「ひぇえええええ」
そうこうしているうちに大和田君と石丸君が仲裁に入った。
大和田「おい桑田やめろ!!」
桑田「ひぃぃぃぃ寄るな!よるんじゃねえ!」
大和田「だからっ、俺はホモじゃねえ!」
石丸「そ、そうだぞ。『あいつら』がそうだとしても僕らは違うぞ」
十神「フッ、はたしてどうかな」
大和田「んだと!?」
あっ十神くんだ。
十神くんも久々に見る気がする……。
十神「もとをただせば同じ人間だ。根っこでは似通っている部分があるのかもしれんぞ」
大和田「てめぇ……」
石丸「ん?ということは十神くんは根っこではオカマなのか!?」
ドーン
==〔根っこではオカマ}〉
パリーン
break!!
十神「………なん……だと」
あっ墓穴ほった。
山田「つまり、十神白夜殿は『超高校級のオネエ』ですかな?」
ドーン
==〔超高校級のオネエ}〉
パリーン
break!!
十神「ふざけるなよ豚ァ!!この俺を侮辱するか!!」
山田「ぶひぃぃぃごめんなさいごめんなさい!!」
こんどは十神くんがつかみかかった。
と、同時に桑田君が離れた。
桑田「お前も俺を狙ってるのかよ!!」
十神「だれが貴様なんぞ狙うか!!」
山田「ということは……ほかの男子なら狙う……?」
霧切「苗木君、下がって」
苗木「いやいやいや、僕なんかかっこよくもないし」
舞園「そう思っている人こそ危ないんです!離れてください!」
十神「きさまらぁあああ!」
朝日奈「十神の怒鳴り声が聞こえてきたけどなにかあったの?」
山田「かくかくしかじか」
朝日奈「あぁ……」
セレス「まさか男子の多重人格者全員が男色の気があるとは世も末ですわね」
大神「ううむ……」
十神「まったく……それにしてもずいぶんと厚かましいんじゃないか舞園?殺人未遂をしておいて」
舞園「……」
苗木「十神くんっ!」
十神「フン、反省しているから大丈夫なんて言葉が通じるわけが」
朝日奈「ちょっと十神!言いすぎだよ!そんなこというと考えがあるよ!」
十神「なんだ?俺を殴るか?殴ってみろ どうした?」
朝日奈「さくらちゃん、コショウとって」
大神「うむ」
十神「おいバカやめろ!!」
十神君がにげだそうとするも、すぐ大和田君と石丸君につかまえられる。
さすがに筋骨隆々なふたりに取り押さえられたんじゃなすすべがない。
十神「くそっ!いいのか貴様ら!奴は殺人鬼だぞ!!おまえらなんて一ひねりだぞ!」
朝日奈「話し合いで解決する分あんたよりましだよ!!」
ひどい言われようだ。
かまわず朝日奈さんはコショウを振り掛ける。
朝日奈「えいっ」
ばさーっ
間違えて全部いったー!!
十神「くそっ……へっへっくし!!!」
大和田「やべえ俺たちも離れねえと!!」
石丸「た、たしかn へくしっ!!」
朝日奈「あっ」
山田「おうふっ、こっちまでこしょうが くちゅんっ」
十六夜「グッモーニンエブリバディハバナイスデイ! 天気すらわかんないけどね!」
黒石丸「はっはっは、桑田君。君のアナルはよかったぞ。さすがは野球部。慣れていたのかな?」
とんでもないのが朝から現れた。
十六夜「んもー舞園ちゃん、びゃっくんがごめんなさいねぇ。彼、見せ掛けで超ビビってるのよ。」
舞園「は、はぁ……」
十六夜「でもぉー もしびゃっくんを殺そうとしたらぁ?」
ずずいっ
十六夜「鼻に割り箸突っ込んでその上からストッキングかぶせて、体中にスケベな落書きをした後、
てきとーな野郎に明け渡して裏の芸能活動しかできないようにしてやるわよ!」
舞園「ひっ!?」
十六夜「なんつーかこう、ひふみちゃんみたいなのに明け渡してやるわよ!ひふみちゃんほしい?」
苗木「あ、あの…十六夜く」
十六夜「さんかちゃんをつけなさいよ!!呼び捨てでもいいわよ?君とか言ったらサウナにぶち込むわよ!!」
苗木「ご、ごめん でも山田君は3次には興味が」
ところが
山田「ぶひぇーっへっへ もらってもいいんですか?もらってもいいんですか?」
苗木「好みは2次元限定じゃなかったの!?」
山田「あれー?そんなこといいましたかな?」
苗木「いや、言ったよ。うん」
山田「あっ。あー……じょ、冗談ですぞぶひぇひぇ」
おかしい、山田君が3次元にものすごい興味を示している。
彼はちょっとうるさいくら2次元派なはずだ。
明らかにおかしい。
山田「それにしても桑田怜恩どの、昨日は本当にすいませんでしたぁん」
桑田「お、おいなんかキモさがましてねえかブーデー?大丈夫か?」
黒石丸「ふっふっふ……」
朝日奈「どしたの?」
黒石丸「いや、ただ単に笑っておいたほうがなにかのアピールになるかとおもって」
朝日奈「あっそ」
山田「おわびといっちゃあなんですが……ここから無事出られたらイイモノをあげますぞ」
桑田「イイモノ?フィギュアか?いらねー」
山田「『私』が開発した無味無臭の媚薬『前後運動オールナイト』ですぞ!!」
桑田「はぁああああああ!? って媚薬ってなんだ?」
山田「えっ知らないんですか?Mjd?野球部なのに?」
朝日奈「プロテインの一種?」
霧切「!」
黒石丸「ふっふっふ……なるほど」
十六夜「あーらら」
苗木「く、薬を開発?」
山田「ぐふふ……そうですぞ。一種の創作活動です」
苗木「資格とかいるんじゃないの?」
山田「モグリ」
桑田「大丈夫なのかよ!?そして媚薬ってなんだよ?」
十六夜「レオンちゃんちょーっと耳かして」
桑田「お、おぅ……」そろーり
十六夜「ふぅ」
桑田「おぉぅ……」ぞわぞわ
ゴスっ!!
十六夜(たんこぶ装備)「ごにょごにょごにょ」
桑田「あーあー……えっまじでくれんの!?」
山田「ぶひぇひぇ 効果は保証しますぞ」
霧切「山田君、はっきり言うけどあなたも多重人格者なのかしら?」
山田「な、なんのことでしょうかー?さっぱりですぞー」
あっ、これは明らかに多重人格者だ。
苗木「えっと……別に隠さなくてもいいんだよ」
山田「いや『私』多重人格じゃないし」
苗木「今、『私』って言ったよね?やっぱり山田君であって山田君じゃないんじゃ」
山田「いや、一人称なんて気にしてたらハゲますぞ」
苗木「目をそらさないでよ山田君!!」
山田「おだまりなさああああい『マルタ』にされたいのですかあああ!!」
反論!!
どうあっても頑なに認めようとしないみたいだ……
でもこのまま放っておくのも危険だ!
いったいどういう人格なのかわからないとどういうふうに付き合えばいいのか困ってしまう!
山田君だからなおさらだ!
黒石丸「苗木君、反論ショーダウンの時間だ」
苗木「反論ショーダウン?」
黒石丸「いや、特に意味はない!」(キラッ☆)
苗木「(うざい)」
山田「気分でキャラを変えるタイプなんですー僕はー」
江ノ島「(ギクリ)」
苗木「いや、それでもおかしいんだ」
山田「一人称が違ってもいいじゃないですかー」
苗木「本当にそういえる?」
山田「『あったりまえのこんこんちき』ですぞ!!」
苗木「『それは違うよ!!』」
スパーン!!
苗木「山田君、もしキミの好きなキャラ。たとえば……」
山田「チッ ぶーことかですかな?」
苗木「うん。そのキャラクターが別の人が書いた同人誌であきらかに一人称が違ってたらどうする?」
山田「はぐぁ!!? べ、べべべべべべつに大丈夫ですしおすし」
苗木「じゃあ、ぶーこの一人称が『おいどん』でも?」
山田「あー、ぶーこなら別にい…… あががががが『一二三』ィイイ!!今替わっちゃらめええええ!!」
山田「なんでぶーこが九州男児なんじゃクルァアアアアア!!!」
山田「なんですかー?ぶーこは九州出身とかいうクソオリジナル設定ですかー?」
山田「それとも九州男児がぶーこに憑依したとか転生したーとか!?」
山田「憑依モノ!転生モノは超絶諸刃の剣ィイイイイ!むしろ元のキャラと他人じゃボケぇえええ!」
山田「でもー、マナーの悪い腐女子とかU-1大好きな馬鹿がやっちゃうんですよねーほんとにねー」
山田「そういうやつらなんて『原作未読ぅー、アニメしか見てないー、へたしたらwikiの知識ぃー』ばーっかり!」
山田「どこぞの型月なんてめっちゃありすぎて頭痛が痛い頭痛が痛い!」
山田「『雁おじ優遇されすぎてもはや他人じゃねえか!!』」
山田「『5次弓出しすぎなんだよ!!もう当然のように4次キャスター組しょっぱなから退場させんなよ!』」
山田「ぜーぜー……まだまだ語りつくせない…… あああああもう!!!こうなったら修正が薄いとかいちゃもんつけてそういうやつらを出禁にどぅふっふふふふふ」
霧切「それじゃあ、あなたも多重人格者なのね?」
山田「………はい」
山田君は落ち着きを取り戻してぽつぽつと語り始めた。
山田「あれはそう、小学校低学年のとき、嫌々お盆におじーちゃんの家に帰省した時にすごいものを見つけたんですぞ」
苗木「すごいもの?」
山田「ぬっふっふ……それに感化を受けた僕は……い、医療関係にも興味を持っちゃったのですよ」
桑田「あれ?でもマシじゃねそっちのほうが。医者の人格?」
朝日奈「怪しい薬作る時点でマシじゃないじゃん」
霧切「ところですごいものってなに?」
山田「えっと……すごい言いづらいから 『六〃々(むつみ)』にタッチしますぞ……」
そういうと山田君は地面に落ちたコショウをかきあつめて鼻で吸った。
あれ?この吸い方ってたしか……
突っ込まないでおこう……うん。
山田「ぶぇっくしっ んほおおおお……キクー!! クックック、よくぞ論破してくれましたな苗木誠殿」
苗木「えっと、きみが『ムツミ』くん?」
山田「YES!Iam!」チッチッ!
あまり変わらないな……
山田「それでぇー、私が幼いころ見たものに関してですね?」
セレス「ええ。くだらないものだったらそのお尻にもう一つ穴が開きますわよ」
山田「ありがとうございます!ありがとうございます!!まぁー、うんすっごい自慢できるものですぞー」
黒石丸「いったいなにかね?くだらないものだったら桑田君を僕がレイプするぞ」ニヤニヤ
桑田「ブーデーに責任転嫁すんな!?」
山田「7○1部隊の極秘資料」
はい?
山田「○31部隊がぁー、『マルタ』相手にやってきた成果ですぞぉー」
黒石丸「ハーッハッハッハ!よかったな桑田君!君のお尻は大丈夫だ!」
苗木「えと…73○部隊って……?」
山田「かいつまむと2次大戦中にいろんな細菌実験とかやった部隊ですぞ『マルタ』相手に」
苗木「丸太?」
霧切「戦争捕虜よ。人間相手にペストを感染させたり、わざと凍傷にしたり。感染した死体を解剖したり。」
苗木「」
霧切「……でもその資料がなんで山田君のおじいさんの家に?処分されてるはず」
山田「おじーちゃんはぁー 石井博士の片腕的存在だったのです!その大事な資料を少しでも米相手に渡したくなかったのです!」
山田「ぬっふっふ、理性と欲望のはざまで僕が生まれたのです!自分もこういうのやってみたいと!」
山田「そぉこで僕は極秘資料に書いてあった特殊なお薬とか細菌とかをぉぉ 自分で調合したり、体をいじくってみたりどぅふふふ」
山田「都市部は家のない『マルタ』がいっぱいいて素材には困りませんでしたぁ タハーッ!」
最悪だー!山田君のもう一つの人格最悪だったー!!
山田「おっとぉ!もちろんいいこともしました!!マルタ候補……ごほん!ホームレスの人がガンだったりしたら手術してあげたりー」
黒石丸「腕前は?」
山田「脳腫瘍摘出もお手の物!」
黒石丸「おおぅ……すばらしい!!」
朝日奈「つまり山田はマッドサイエンティストってこと!?」
山田「んー、細かい部分が違いますがまぁそんな感じです」
大神「お前は絶対に食事を作るな」
山田「ちぇー わかりましたー」
桑田「やべぇよ…やべぇよ……」
山田「無免許医師!山田!!ぶへぇーへっへっへ」
山田「あ、ちなみにドイツ語しゃべれます。医療の基本だからね!」
セレス「なん……だと……」
セレスさんが目を大きく見開いてる。
すきそうだもんねドイツ語。
セレス「てめぇでたらめもいい加減に」
山田「どうですセレス殿!お付の医者にこの山田を!どうです!(流暢なドイツ語) あー……セレスって単語何語なんです?いいづらっ!」
セレス「今なんていいましたの!?」
十六夜「どうですセレス殿~って言ってたわよ」
セレス「……(従者としてはありかもしれませんわ)」
妄想
山田「ぐへへへ、マスター。『乙女の血でできたワイン』ですぞぉー」
セレス「あら、ありがとう豚」
山田「ぶひぃー!」
セレス「ありだな!!」
苗木「なにが!?」
へくしっ
山田「あー……その…… ここを出たら自首しますぞおおおお!!!」
苗木「そ、そのほうがいいと思うようん……」
山田「まぁ、司法取引で資料をわたしますけどねぇー」
あ、こっちも大概外道だな。
十六夜「ケミカルジャンキームツミちゃんのことを知れたからいいとして……あれぇー腐川ちゃんは?」
朝日奈「そういえばいないね。不二咲ちゃんも」
腐川「な、なによ……寝坊して悪いの?」
苗木「あっ腐川さ……」
キラキラキラ
腐川「ヒっ!みんなが!みんながアタシをみてる!!」
腐川「わ、わるかったわね……髪をおろしたりとかして、ちょっちょうしこいてわるかったわね!」
そこには髪をおろして(しかもすごくつやつやしてる)、メガネをはずした腐川さんが!!
黒石丸「なっ、メタモルフォーゼか!?」
十六夜「んっふっふっふ、アタシの仕業よ」
霧切「すごいわね……雰囲気がガラッと変わったわ」
苗木「う、うん……」
腐川「み、みてんじゃないわよ!う、うったえるわよ!」
朝日奈「すんすん おまけに石鹸のいい匂いがするよ!」
腐川「か、かぐんじゃないわよ!!」
山田君ショックよりもこっちの衝撃がすごかった。
超高校級のオネエの能力……?
山田「ところで桑田怜恩殿、『お尻が斬れても大丈夫!ガマローション!』という塗り薬がありますが」
桑田「……くれ」
つづく
これで明らかになってない残りのキチが……多重人格者は『3人』だよぉ
………
……
生物室
培養液に満たされた人が一人入れる大きさのカプセル装置が『8つ』均等に並んでいた。
装置すべてに人間が一人ずつ入っており、眠っているのかピクリともしない。
いや、一人起きた。
???「(ここは……どこだ……? 『俺は誰だ?』 なんだこれは……液体?外が見づらい……」
男は元々細い目をさらに細くして薄暗い生物室を見渡した。
すると自分の目の前におそらく同じ装置が設置されていたことに気が付いた。
???「(!? なんだあれは?!人が入っている!!しかも……」
彼が見渡すと4つの装置が設置されており、カプセルの中にいた人間は『すべて同じ顔をしていた』。
いやな予感がする。夢なら覚めてくれ……夢から覚めて……なにを、なにをすればいい?
???「(俺は誰なんだ……!?)」
カプセルの中の人間と『同じ顔をした』その男は身をすくめた。
おまけ
現在わかっている多重人格者
『超高校級のオネエ』 十神 十六夜
『超高校級の???』 霧切 鳴子
『超高校級の快楽主義(自称)』 黒石丸
『超高校級の特攻[ぶっこみ](自称)』 大和田和人
『超高校級の薬師(自称)』 山田六〃々(むつみ)
黒石丸「超高校級?とかそういうつっこみはなしだぞ!!」
小ネタ
苗木「自由時間だ……誰とすごそうかな?」
安価↓
苗木「えと……十六夜……さん?」
十六夜「あーら、誠ちゃぁん!なぁに?モテる秘訣かしらぁ?」
十六夜さんにいろんなことをレクチャーしてもらった……
十六夜さんと仲良くなった
十六夜「ところで誠ちゃん。タンチョクに聞くわよ?」
苗木「な、なに?」
十六夜「今ムラムラしてる?」
安価した
苗木「えと……その…」
十六夜「イヤーン!かわいい~仕方ないわよねー!」
わしゃわしゃ
苗木「うわっ!ちょ、やめてっ」
十六夜「まあ、このままムラムラしてるのは好ましくないわよ?女子にたいする見方が変わっちゃうわ」
十六夜「人間は生存本能から異常な環境に置かれると、子供を作りたくなるのよ」
十六夜「予防するには適度にヌくか、スポーツとかで解消しなさい」
十六夜「女の子を泣かしたら……村八分もんよ!」
苗木「う、うんわかったよ」
十六夜「ただ、女の子のお誘いは断らない方がいいわよ」オホホ
苗木「うー……////」
十六夜さんからためになる?ことをきいた。
苗木「まだ時間があるな……次は安価したにあおう」
苗木「あっ黒石丸くんだ……」
黒石丸「今日は小唄を口遊み、
冷えたワインを飲もう。そして乾杯が必要だ。何故なら、別れねばならぬから~おや?苗木先生!」
苗木「せ、先生?」
黒石丸「君のような前向き凡人でありながらなにか気になるものを持ってるからな!学ばせてもらうためにね」
苗木「は、はあ…… 」
しばらく黒石丸くんの危ない歌を聞いた……
黒石丸くんと仲良くなったみたいだ
黒石丸「苗木先生!困ったことがあってね」
苗木「困ったこと?」
黒石丸「実はぼくはある傭兵部隊に1億投資したんだ」
苗木「ちょっと待ってよ!?貧乏なんじゃ」
黒石丸「デイトレして稼いだんだが、清多夏がきれいな金じゃないからだめだと言うから……裏社会に投資してるのさ」
苗木「なにやってんの!?」
黒石丸「それにみあった支援や情報を得ているんだが……その傭兵部隊から見返りが来ない。」
黒石丸「やはり、制裁を与えるべきか……『フェンリル』め……」
江ノ島「げほっ!?」
霧切「?」
黒石丸「ところで僕がやったことある悪事は次のなかでどれかな?」
1一家殺害
2食い逃げ
3全裸徘徊
苗木「安価したかな?」
苗木「全裸徘徊かな?」
黒石丸「?それは文化だ。さる哲学者も脱いでだな」
苗木「悪事だよ!?」
黒石丸「ふう、正解じゃなかったから教えてやらん!ふふふ……」
黒石丸「それにしても家の名前だけきにするヤツらが命を懇願する様はたまらなかった」(アヘェ)
苗木「!?」
黒石丸「ははは、全員ではないよ。一応ね。ふははは!」
知らなくていいこと聞いたな……
苗木「まだ余裕があるな……安価したにあうか」
霧切さんか鳴子さんか判断がつかないな……
苗木「えっと……」
鳴子「おいすー、私は霧切響子ー」
苗木「鳴子さんか」
鳴子「完璧な変装を見破るなんて……なくなよ!」
苗木「泣くなよ!?」
鳴子「なえぎくんの、くせに、なまいき、よ!略してなくなよ」
苗木「あはは……」
鳴子さんとしばらくおかしな話をした。
鳴子さんと仲良くなったみたいだ
鳴子「ぶっちゃけるわ苗木くん。」
苗木「なにを?」
鳴子「それは………あいたたた、別に秘密にしなくても……カメラがある?ちっ……ということ」
苗木「霧切さんがダメって言ったんだ……そういえば人格が変わる基準とかあるの?」
鳴子「そうね……強いて言えば気が抜けたり、意識が一瞬でも飛んだら変わりやすいわね。」
鳴子「多分今判明している多重人格者は同じタイプね」
鳴子「ところで実在する人物で別人格がたくさんいる人がいるわ。何人くらいだと思う?」
1 5人
2 10人
3 20人
安価した
鳴子「時間切れよ。答えは3」
苗木「ええっ!?」
鳴子「ビリー・ミリガンは年齢や性別、思想や性癖が違う人格が23人いるの。中には空手や銃に明るい人格もね。」
鳴子「もしかしたら、ひ弱に見える人の別人格がとんでもないキリングマシーンなんてこともあるわ」
鳴子「ためになったかしら」ふふん
苗木「う、うん……」
鳴子「まあ、ビリーはその体質ゆえにまともな生活は困難になっているの。それに比べたら私たちはマシよ」
マシなのかなぁ……
鳴子さんと話終わって部屋に戻った。
翌日
苗木「暇だな安価↓とはなすか」
苗木「うーん……和人君と話してみよう……」
ビキッビキッ
和人「"呼んだ"か?」オハヨー
苗木「お、おはようおおわ……あっ和人くんか」
和人「体がなまっちまってしかたねえや……どうすりゃいい?」
苗木「うーん……」
和人「やっぱ"殴りあい"な?」ビキッビキッ
!?
苗木「だ、ダメだよそんなの!」
和人「じゃあなにすりゃいいんだ」
安価↓
1工作
2トレーニング
3裁縫
苗木「こ……工作とか……」
和人「あああン!?"工作(つく)"る?」
!?
苗木「な、なにかまずいこといった?」
和人「俺よぉ……"版画"得意なんだ」
!?
苗木「版画!?」
和人「作ってやるか?」
そう言って美術室へ行く
シャッシャッ
苗木「手慣れた手つきだね……」
和人「うちのチームの旗も俺が作った」
!?
苗木「へ、へぇ」
そして
和人「できたぜ」
苗木「す、すごい……安価↓の版画だ」
そこには椅子に腰掛け物思いに更ける霧切さんがいた
苗木「す、すごいよ!」
和人「紋土もなかなかだが俺はかなり突出してんだよ」ふふん
苗木「うわぁ……本当にすごい」
和人「気が向いたらまた作ってやるよとりあえずやるよ」
版画絵(霧切)をてにいれた
和人君の意外な特技に驚かされた……
苗木「まだ時間あるな……安価↓にあおう」
むつみ「んぬぁえぎまことどのぉ……ぐふふ、ちょうどいい薬ができたのです」
苗木「へ、へぇ……」
むつみくんから薬の説明をされた
むつみくんと仲良くなったみたいだ
むつみ「あー、投薬もしたけどオペしたい」
苗木「で、できるの?」
むつみ「ぐふふ……動物やいろんなものを解剖したりしたので……実際にガン摘出したことありますし」
苗木「(触れないでおこう)」
むつみ「あ、ところでクイズ!僕の好きな医療漫画はどれでしょーうか!」
1ブラックジャック
2ドクターk
3仁 JIN
苗木「い、いきなり!?あ、安価↓」
苗木「ブラックジャック!」
むつみ「ブー ブー むしろ死ね!」
苗木「死ね!?」
むつみ「作者嫌いなんです。一番病だから」
苗木「一番病?」
むつみ「要約すると一番じゃなきゃ悪態ついたり、ライバル平気で煽るんですよねー」
むつみ「くそうぜっ!くそうぜっ!」
苗木「さ、さくひんとしては?」
むつみ「まあまあじゃないっすかねー」ほじほじ
苗木「そ、そう……面白いと思うんだけどなあ……」
むつみ「漫画の中には作者のネームバリューで人気なのもありますから……」
むつみ「まあ、ネームバリュー越えもありますけどね」
むつみ「ちなみに正解はスーパードクターK つまり二番」
苗木「どんな漫画なの?」
むつみ「北斗とブラックジャック足して二で割った人情もの」
苗木「?!」
むつみ「古本屋でチェックですな」
結局むつみくんのマニアックな会話を聞いていた……
苗木「さて……どうしようかな」
安価↓がたずねてきた
ピンポーン
苗木「はーい」
がちゃ
桑田「おっ、苗木 コインもってね?」
苗木「コインってモノクマコイン?」
桑田「おう!なんか面白そうだからやりにいこうぜ」
苗木「いいよ!」
購買
桑田「ん?先客だ」
不二咲「あっ、桑田くんに苗木くん……」
苗木「不二咲さんもモノモノマシーン?」
不二咲「うん。『セン』……ほ、ほしいものがあるんだぁ」
苗木「へー(セン?)」
桑田「ひとりずつやってみようぜ」
桑田安価↓
苗木安価↓2
不二咲安価↓3
苗木「ゎわわわ!男のロマン!?」
桑田「マロン来たこれ!」
不二咲「………」
ヴヴヴ……
桑田「……」
苗木「……」
ボキッ!
二人「!?」
不二咲?「ちっ」
苗木「え、えっと……」
不二咲「安価↓」
不二咲「ワンモア」
ガチャガチャポン
むらまさ
不二咲?「ッシャ!」
苗木「!?」
不二咲「いい感じだなおい?……あっ、ご、ごめんね珍しかったからつい……じゃあね!」
ダッ
苗木「………」
桑田「……」
桑田「安価↓」
桑田「なんか様子おかしくね……?」
苗木「う、うん………」
おまけに不二咲さん片手で刀持ってった……
『ひ弱に見える人の別人格がとんでもないキリングマシーンなんてこともあるわ』
苗木「……まさかね」
モノクマ「うぷぷ……そろそろ次の動機だね……うぷぷ」
このように小ネタとみせかけつぎにつなげることをするよぉ
モノクマ「え?通信簿埋めたい?しょうがないなぁ やるかい?安価↓3多数決だよ」
むらまさ片手で持ってくちーたんこええ
ムツミはドクターK派なのか。まあダンガンとクロスしてるSSあるしなw
>>182
会わないとマズイことある?会わなくてもいいならそろそろ本編見たいかな
>>183
モノクマ「ドクターKは普通に面白いからおすすめだよ!>>1はダンロンクロスのやつよんで全巻かった」
モノクマ「終わりと第二部の構想はあるからヤバイことはないけど細かいキャラの心情とか伏線?もわかるかも」
苗木「多重人格のみんなとも共存できそう……かな?だれとはなそうかな」
安価↓
苗木「腐川さんに会いに行こう」
苗木「腐川さーん」
腐川「ひっ!け、けだもの!イメチェンしたからってレイプするつもりね!ぐぎぎ」
苗木「い、いやしないから……」
腐川さんとしばらく押し問答をした
少し仲良くなったみたいだ
腐川「と、ところで……あんたから伝えてよ霧切が聞いてきたこと……」
苗木「えっと……たしか変態がたくさんでる推理もの?」
腐川「そ、そうよ……ふふ、その作者は次のうちどれよ?」
1太宰治
2江戸川乱歩
3夢野久作
苗木「安価↓かな…」
腐川「渋いじゃない……でも夢野はドグラマグラぐらいしか話題にならないわよ」
腐川「あ、アンタ中学のときドグラマグラの感想文書いたりしたでしょ!陳腐よ!」
苗木「ち、ちがうよ……」
腐川「ちなみに正解は江戸川乱歩よ」
苗木「え?そうなの?」
腐川「か、かなり異常性癖なやつらばかり出るわ。ふふふ……屋根裏の散歩者とか……」
苗木「わ、わかったよ伝えておくよ」
腐川「にしても霧切のすかした態度……まるであれよ明智よ!ぐぎぎ」
きれいになっても変わらない腐川さんだった
苗木「まだ時間があるな……安価↓とはなそう」
苗木「あっ……舞園さん……」
舞園「な、苗木くん……」
……何て話しかければいいんだろう……
舞園さんは僕に嘘をついてでも不二咲さんを殺して、外に出ようとした。
黒幕のせいだというのはわかってるけど……
舞園「わ、わたしっ本当にごめをなさい……」
苗木「だ、大丈夫だよ……」
だめだ、逆効果だ……
十六夜「あらあらあら?顔が暗い暗いCRY顔?」
舞園「!?」
苗木「い、十六夜さん……」
十六夜「まぁ、たしかに気持ちはわからないでもないわよねー」
十六夜「誠ちゃんそういうときはね」
妄想
苗木「じゃあ僕の模擬刀の攻撃を受けたら考えてあげるよ!」ジャキーン
舞園「きゃーえっち!」バチーン
苗木「とほほーい」ぴゅー
十六夜「QED。」
苗木「それはダメだよ!」
舞園「あ、あの////」
十六夜「だいたいさぁー舞園ちゃん。アンタ、ファンのみんなを信じてあげなさいよ」
舞園「え?」
十六夜「本当にアンタを愛するファンはね、どんなに時間がたっても忘れたりしないわ」
十六夜「だって、アンタというアイドルの活躍はその子達の考え、思想、生き方にすら影響しているかもしれない。」
十六夜「そんなアンタを忘れたりするわけない。そもそも、アンタを助けるために死に物狂いよきっと」
十六夜「アタシから言えんのは、この狂った環境に飲まれたらいけないわ!むしろ飲み込め!黒幕をファンにしちまうくらいにね!」
十六夜「舞園さやかというアイドルを思い知らせてやりなさい!」
舞園「……!!」
十六夜「以上。おねーさんのアドバイスでしたぁん☆お代は誠ちゃんのチューね!」
苗木「やだよ!」
十六夜「つけにしておくわねー」
苗木「やめてー!」
舞園「……確かに、ファンのみんなを信じきれなかった…」
舞園「私というアイドル……私は……」
舞園「よぉっし!」
苗木「!?」
舞園「宣言します!もう私は絶対に陥れられたりはしません!」
舞園「もし陥れられそうになったら……模擬刀でとめてくださいね?苗木くん。」
苗木「はぁ?!えっ!?」
舞園「ビンタします♪」
苗木「理不尽だ!……あはは?」
舞園さんが立ち直ったみたいだ
他のみんなとの関係もゆっくりなおればいいな
ただ、不二咲さんはどうなんだろうか……
苗木「夜かぁ安価↓に会おう」
マタドール探ししてたら寝落ちする絶望
苗木「あっ葉隠くん」
葉隠「ん?苗木……っちか」
苗木「(あれ?メモ帳をみてる?うわ、なんだかびっしりかいてあるな)」
葉隠「おー、どうしたんだ?占いか?」ゴソゴソ
苗木「い、いやよかったら一緒に行動しようと」
葉隠「んー……いいべ。」
葉隠くんと会話した。以外とまともな話題があってびっくりした。
少し仲良くなったみたいだ
葉隠「苗木っち、いいこと教えてやるべ耳かせ?」
苗木「?」
葉隠「オメーの初体験は逆レイプからの和姦だべ」
苗木「は?」
葉隠「ま、それが嫌なら思い切り抵抗すれば回避できるぞ」
苗木「ちょ、ちょっと待ってよ!?」
いやいやいや、衝撃的なことをさらりと言わないでよ葉隠くん。
だ、だって逆レイプってつまり女の子から無理やり?
何で僕なんか
葉隠「あー……今回の占いはサービスだからせいぜい気を付けろよ?んじゃな」
苗木「あっ、葉隠くん!?行っちゃった……」
翌朝
苗木「気になって眠れなかった……」
苗木「さて安価↓2にあおう」
おやすみぃ
苗木「あ、石丸くんおは」
石丸「忘れろビーム!忘れろ忘れろ忘れろビーム!」
苗木「きゅ、急にどうしたの?!」
石丸「頼む苗木くん!君にしでかした蛮行とやつの言ったことを忘れてくれ!」
苗木「あー……」
石丸「あいつは僕の暗黒面だから僕であり僕ではないのだ」
苗木「たしかにギャップすごいよね……」
石丸「そうだ!ただまあなんというか……天才に対する考えには思うところが……うおお!ぼくはなんてr」
石丸くんをなだめつづけた
少し仲良くなったみたいだ
石丸「おちついた……ありがとう」
苗木「大丈夫?」
石丸「くそっ、こうなったらここから出たらあいつの嫌いなことをしてやる!倍返しだ!」
苗木「嫌いなこと?」
安価↓
1乗り物にのる
2犬にさわる
3泳ぐ
苗木「乗り物にのる?」
石丸「正解だ!あいつはな。自転車でも酔う」
苗木「あちゃー……」
石丸「自転車にのりたくなってきた!モノモノマシーンをやって来る!
」
苗木「行っちゃった……乗り物だめなのか……」
苗木「まだまだ余裕あるし安価↓にあおう」
>> 206
電子書籍版を!
K2ももちろん
苗木「あっ不二咲さ……」
不二咲「あっ、苗木くん!みてみてぇ」
不二咲さんがスカートに
むらまさ装備してる……
不二咲「に、にあってるかな……」
苗木「う、うん……」
不二咲「わぁい!よかったねセ……」
不二咲「ちょっ、千ひ……ごほん」
不二咲「なんでもないよ」
苗木「えっと……」
安価↓
1何で腰にさしたの?
2使えるの?
3セン?
苗木「セン?」
不二咲「べい美味しいよね」
苗木「いや、ちがくて」
不二咲「あ……苗木くんちょっと用事思い出しちゃって!!ご、ごめん!」
苗木「あっ、ふ、不二咲さん!?」
モノクマ「~♪そうじおわったからモップかたず」
不二咲「チッ」
ヒュオッ
モノクマ「うおっ、不二咲く……さんたら危ないなあぶつかりそうに」
バラバラバラ
モノクマ「……」
苗木「モップが……」
モノクマ「あんにゃろー!」
ダッ
苗木「……… 」
苗木「なんだか疲れたな……」
安価↓があそびにきた
ピンポーン
苗木「はーい」
ガチャ
朝日奈「おーす苗木~」
苗木「どうしたの?」
朝日奈「暇!だから暇潰せるものない?」
苗木「うーん」
安価↓
1図書室にいく
2娯楽室にいく
3武道場にいく
武道場5階だった……
これもみんなマタドールが見つからないのとエンシェントデイが無駄に強いせいだ……
苗木「娯楽室にいこうか」
朝日奈「いいねー負けないよ将棋なら!」
苗木「へえ~朝日奈さん将棋できるんだ?」
朝日奈「くずし将棋なら……」
苗木「……」
娯楽室に来てみると
鳴子「ロン」
黒石丸「むっ……やられたな」
ムツミ「ブヒィー……脱衣麻雀で鍛えた腕がきかないだと……」
セレス「お強いですわね……あと、大和田くん?机を小刻みに蹴らないでくださらない?将棋の駒がうまくとれませんわ」
和人「うちのシマじゃありなんだよ」
多重ハウスだ!
朝日奈「どうしよう……」
安価↓
1セレスさんたちとくずし将棋をしよう
2麻雀見学をしよう
ネタがわかないのでエンシェントデイをなぐりにいってましたゆるしてゆるしてr
苗木「麻雀見学をしよう」
朝日奈「なんだかわからないけどとにかくすごいことになってるね」
黒石丸「リーチ!!」
鳴子「ロン nine gates」
2人「純正九蓮宝橙!?」
苗木「ってなに!?」
黒石丸「要するにポーカーでいうロイヤルストレートフラッシュ。これで」
ムツミ「あわわわわわわ」
鳴子「ふふふ、楽勝ね 1位は私ね」
黒石丸「なんという…… 僕のイカサマがきかなかったというのか」
鳴子「……いや、その わたしもなんとなくやれるっ!とおもって『イカサマ』させてもらったの」
黒石丸「なん……だと」
苗木「麻雀のイカサマって簡単なの?」
ムツミ「ちゃけしげるかてつかりゅう並じゃないと違和感のないいかさまはできません」
朝日奈「だれよそれ……」
鳴子「(……自分でも手癖が悪いなとは思ったわ)」
苗木「(もしかして鳴子さんは超高校級の雀士?)」
つづく
いくよぉ
※注意※
グロ胸糞注意
鳴子さんの麻雀力に恐れおののいていたとき、それは流れた。
モノクマ「ピンポンパンポーン。えー、オマエラ 至急体育館まで来なさい はりあっぷ!はりあーっぷ!」
苗木「体育館?」
黒石丸「イッキシッ」
石丸「いったいなにがあったのだろう」
セレス「出してくださるんでしょうか」
和人「なわけねーだろ おれもひっこむか」
ムツミ「私も便乗しますか」
鳴子「たーっち」
霧切「……行きましょう」
山田「いまなにかかわいい声でたーっちって」
霧切「ナン・デモ・ナイ」
僕たちが体育館にやってきてみると……
葉隠「おっ、来たな。不二咲っちがすげーぞ。帯刀してるんだべ」メモメモ
朝日奈「えっと、重くないの?」
不二咲「コツがあるんだぁ」
十神「フン、それで抑止力のつもりか?霧切や朝日奈はともかくおまえなんかが刀を握ったら振り回されるだけだぞ」
不二咲「なんだとこのクソ「そ、そそそそそうだねぇ」
十神「……?」
腐川「ス、スカートに日本刀だなんてありきたりすぎるのよ…… な、なによあたしを斬る気!?」
江ノ島「……」
みんなの視線が不二咲さんの腰の刀にそそがれている。
日本刀だし、なんとなく不二咲さんの様子もおかしいし……
舞園「……」ブルブル
桑田「にしても俺たちをまた体育館に集めてなにしようってんだ?バトルロワイヤルに変更しますとか……あーないよな?」
苗木「それはないんじゃ…とおもいたい」
ビヨヨーン
モノクマ「待たせたねみんな。え?ちょっと何不二咲さん刀なんて差しちゃって、女剣士かなにか?あ、女剣士はおかしいよね」
不二咲「そ、そんなつもりないよぉ」(中指立てつつ」
みんな「!?」
不二咲「あっ」バッ
モノクマ「え?なに挑発してるの?おこだよ?とってもおこだよ!!」
不二咲「あの…その……ごめんねぇ、僕からきつく言っておくから」
モノクマ「まぁよくないけどいいか。えー、みなさんに来てもらったのはですね」
そういうとモノクマは禿カツラとメガネと付け髭を装着して
モノクマ「このバカもーん!!!!なんでコロシアイをせんのかー!!!」
葉隠「おめぇいまそのネタはまずいって!!!」
モノクマ「なんなの?なんで基地外が4人もいて精神状態普通なの?みんな基地外なの?」
桑田「ふつうなわけねーだろ!!」
モノクマ「あ、おめでとうございます。BL学園出身なのにお尻童貞だったもんね。あとでお赤飯あげるね」
桑田「いらねーよ!!!つかなんで知ってんだよ!!あとLL学園だよ!!!」
モノクマ「ばっちりカメラに映ってたからね……いやあ、出演者から非難轟々……ゴホン。とにかくひどかったね」
苗木「出演者?」
モノクマ「こっちの話だよ!きにしないでよ!!なに?苗木君。もぶがテキトーに言った話を伏線だと思っちゃうタイプ?」
モノクマ「あれってずるいよね。伏線みたいにしちゃってるけど、いざってときにどうとでもできるようにしてるんだよ」
モノクマ「ゆるキャラ王に僕はなる!!」
桑田「ぜんっぜんゆるくねーだろお前!!」
桑田君のツッコミがすごい。そうのんきに思っていた矢先にモノクマが何か取り出した。
モノクマ「ここに君たちの名前が書かれた封筒があるけどこれがなにかわかるかな?」 ぴらっ
十神「オイ、不二咲と石丸の封筒がほかのやつらとちがって大きいぞ」
ほんとだ、ちょっと膨らんでる。
モノクマ「あぁ、彼らはかーなーりとんでもない『秘密』が隠されているからね」
モノクマ「オマエラがコロシアイしないから『動機』をプレゼントだよ」
モノクマ「そう、オマエラの知られたくない『秘密』をね!!!」
秘密だって……!!?
モノクマ「そぉーれそれそれ!!」
バラララッ
モノクマがおどけた調子で封筒をばらまく。
みんなは悲鳴をあげつつ各々の封筒にとびかかった。
苗木「ぼ、ぼくのは……」
ペラ……
「苗木君は小学生5年生の時オナ○ーのオカズとして週刊誌を買っていた」
「妹の裸で抜いたこともある」
苗木「う、うわああああああ!?」
なんでお前が知ってるんだよモノクマ!?なんでだよ!?
そりゃ一応表向きはただの週刊誌だけどAVのページとかあるから買ってたりとかしたけど!!
おかげでいろんな情報とか知れたりしたよ!!
……回し読みもしたな。
あとこまるの件はしかたないよ!!あいつどんどんスタイルよくなってきて……
ああもう!!
舞園「ひぃっ!」
桑田「うぇえええええ、なんで学園祭の時の女装した写真が!?」
大神「ぬぅ……!!」
十神「 なん だと」
霧切「……」
朝日奈「えっ、ちょっとやだっなんで」
山田「ふんぎゃー!?」
セレス「あら……」
みんな各々悲鳴を上げている……。しかしそのなかでもひときわ嘆いてたのが……
腐川「ぎいいいいいぃぃぃいいいい!!!?」
大和田「ち、チクショオふざけやがってぇえええええ!!」ビキビキ
石丸「う、うあああああああ!!!!ああああああ!!」
江ノ島「やばいやばいやばいやばいやばいって!!!」
葉隠「この世には神も仏もないべえええええええ!!」
この5人だ……大和田君と石丸くんは秘密が何かなんとなくわかる気がするけど、
他の3人はいったい……あれ?不二咲さんは
不二咲?「っざっけんじゃねええぞこのパンダぁああああ!!」
ダッ!!
モノクマ「ちょっはやっ!!」バッ!
目にもとまらぬ速さで刀を抜いたと思ったら壇上にいるモノクマにとびかかった!!
モノクマも面食らったのかその場でジャンプして不二咲さんにむかって蹴りをかまそうとする、しかし
不二咲?「止まってみえらぁ!!」
ガキィィンッ
その蹴りを腰に差していた鞘を左手に持ち替え、防いだ。
そのままモノクマはバランスを崩しそのまま地面に落下、そのあとに不二咲さんは着地してモノクマのほうに振り向く
モノクマ「く、くそっなんて奴だい!男の娘で殺人鬼のくせに!あっ言っちゃった!」
不二咲?「てめええええ!!」
モノクマ「とにかくこれから24時間たってもコロシアイが起きなかったら秘密を外の世界にばらまくからね!!まぁ不二咲『君』はほとんどばらしたようなもんだけどさ!」
な、なんだって!?ぼ、僕のはともかく石丸くんや大和田君の秘密が……って不二咲『君』?
そ、それに気づいたら口調も大きく変わってるし……あの身体能力……それに……
葉隠「ふ、不二咲っちが殺人鬼!?」
桑田「つかさ、男の娘ってなんだ?」
山田「なん だと」
モノクマ「それじゃあ僕はこれから帰るから!まったねー!」
ぴょーんとモノクマが地面にすっぽりと落ちて行った。
どこにつながっているんだ……
不二咲さんはというと
不二咲「うう……ぐすっ……ひどいよ……」
不二咲?「あー、千尋。大丈……ぶじゃないよなぁ 俺がいるって安心しろ」
不二咲「うん……ありがとう……でも、僕もうふっきれたよ。みんなに全部言うよ」
不二咲?「おいおいマジかよ。それは危ないんじゃ……あーでも……」
異常だ。
顔の右半分はぽろぽろと涙を流しているのに対して、左半分は落ち込んだ顔をしている。
明らかに異常だ。それに交互に違う人がしゃべっているように聞こえる。
やっぱり不二咲さんも多重人格者だったのか?でも石丸くんや霧切さんのとは全然違う。
石丸「これはいったい……どういうことだ?」
葉隠「おっおい石丸っちさがれ!殺されんぞ!」
腐川「そ、そうよ!そいつはきっと巷で噂のジェノサイダー翔よ!今のうちにあんたが殺しておきなさいよ葉隠!」
葉隠「ってぇー 俺?えー……それはちょっと」
みんな混乱している。その中で率先的に不二咲さんに近づいたのは霧切さんだった。
霧切「不二咲『君』ちょっといいかしら。とりあえず食堂に戻って話を聞かせて頂戴。」
不二咲「霧切さん……」
不二咲?「なんだよ。言っとくけどな『ジェノサイダー翔』なんかじゃねえぞ殺人鬼でもない」
不二咲「『セン』、いきなり敵意剥き出ししちゃだめだよ。霧切さんの話を聞こうよ」
不二咲?「チッ わかった オイ、不安だって奴は無防備になってやるから縛るなりなんなりしろ」
そういうと不二咲……君?は刀をしまって石丸くんのほうに投げつけた。
石丸「おっと……これはいい業物だな…… いけないぞ不二咲くんモノを粗末にしては」
不二咲?「もう君読みか 対応早いねー」
不二咲「ありがとうねぇ石丸くん。……もしかして知ってたの?」
石丸「いや、正直言って君が……その『男から生まれた子』だとは思わなかった……ほんとうかね?」
石丸「だって「男」の「子」だろう?!」
だれか石丸くんに男の娘について説明してあげてよ。
みんなで食堂に集まり、不二咲君は語り始めた。
自分に自信が持てなくて女装していたということ、そしてもう一つの人格のこと。
不二咲「まずは彼の名前は『セン』って言って僕のもう一人の人格なんだ」
セン「おーっすよろしくな」
真剣な顔をしていた不二咲さんの顔がにやけ顔になり、また戻る。
不二咲「このとおり僕より男らしくて」
セン「なーに言ってんだよ。千尋~、おまえよぉー そこのアバズレ舞園が殺しに来たときもかばってやったりと」
不二咲「最後まで言わせてよ!」
セン「ごめん」
こんどは右顔がプンプン怒り、左顔が苦笑い。
正直言うとかわいい。すごくかわいい。
不二咲「とにかく僕を守ってくれるんだ。でもすごく凶暴で……」
不二咲「おまけに石丸くんや大和田君みたいに交代するんじゃなくてこんなふうに」
セン「同じ意識をもちつつコントロールできるんだ」
朝日奈「えっ、じゃあパソコンもできて運動もできるってこと!?」
不二咲「うーん、そんなかんじかな。筋肉痛すごいけど……」
セン「俺は人体のリミッター外せるからよ すげーだろ」
山田「男の娘でー無双できてー男の娘でー男の娘でーおぉとこのむすぉおおおおおお」
ムツミ「最高ですな!」
黒石丸「ハッハッハ!!それはすばらしい!」
桑田「ぎゃー!!いつの間にか変わってた!!」
黒石丸「男の娘がなにかわからず意識を僕に明け渡したからな」
黒石丸「ところで不二咲くんとセン君『そうなった理由はあるかな?』」
ぴたっと不二咲くんの顔が険しい顔立ちになる。
さっきまでとは空気が違う。
黒石丸「君を理解したいからね。そう殺気立てなくていい。だから ポケットに隠してるフォークをしまえ」
不二咲「そうだよセン。それに僕は話すつもりだからね」
セン「チッ……わかったよ」
黒石丸「……内容が恐ろしそうだから希望者だけここに残りたまえ」
不二咲「うん、僕が本当は汚くて最悪な存在だってことがわかってしまうからね」
セン「責任はとれねーぞ」
不二咲くんはゆっくりと語りだした。
あれは僕が小学生のとき。
僕は学校でも女の恰好でいたんだ。
家庭の事情ってことで通してて、理解してくれる子もいたけど。
いじめっこたちからの格好のターゲットだった。
不二咲「あけてよぉ!!だしてよぉ!!」
悪ガキA「おい不二咲ぃー 雑巾のくせにロッカーに入るの嫌だとか言うなよ」
悪ガキB「便器をふけって言ってるんだからよー なぁ?べろで」
悪ガキA「ぎゃっはっはっは!!そうそう!!」
不二咲「うううう……」
悪ガキC「おーいいいもんみつけたぞー!!」
悪ガキB「ん?あーまじか!!すっげwwwwそれもしかしてぇー」
悪ガキA「食わせよう食わせよう!!」
不二咲「あ、ありがとう……出してくれて……」
差し出されたのは謝罪の握手じゃなくて
つぶれた雀の死体だった。
悪ガキA「食えよ」
抵抗なんてできなかった。
相手は3人。両手足をふさがれて、口の中に押し込められた。
味なんて覚えていない。覚えているのは涙の味だ。
それからさらにつづいた
靴に画鋲 机に落書き いたずら書き 一方的なプロレスごっこ
気絶ゲーム 潜水ごっこ 裸にされて写メ ありもない噂をたてられる
絵具を飲まされる 棒でつつかれる ほかにももっともっともっと
なんで僕ばっかり。誰か、誰か助けてよ。
よりによって主犯格が偉い人の息子。担任も助けてくれない。
クラスメイトも助けてくれない。
そして『セン』が生まれたのは理科室倉庫だった。
悪ガキA「おい、不二咲。オカマなお前をかっこよくしてやる薬だから飲めよ」
不二咲「げほっごほっえほっ」
悪ガキB「うえぇーアンモニアじゃねえかそれー」
悪ガキC「暴れんなよ不二咲!この!」
ゴスっ!!
不二咲「い、いやだ、いやだぁあああ!」
悪ガキA「あーもうめんどくせえ ライダーきーっく!!」
どごっ
不二咲「ぐえっ!!」
悪ガキA「ナイッシュー」
不二咲「ううう…… う?」
不幸だったのはアンモニアを入れていた棚が開きっぱなしだったこと。
棚にぶつかって、『あの薬品が入ったビン』がうずくまっている僕の顔のすぐ近くに落ちてきたこと。
そしてその薬品が『硫酸』だったこと。
ジュワアアアアアア!!!
不二咲「あぁあああああああああ!!」
悪ガキA「や、やっべー いちぬけたー!!」
悪ガキB「お、おい待てよ!!」
悪ガキC「し、しーらね!!!」
熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い
熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い
熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い
熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い
痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い
痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い
痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い
痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い
憎い。
憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い
憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い
憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い
憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い
憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い
憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い
憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い
憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い
殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる。あいつら全員殺してやる。
生まれてきたこと後悔させてやる。でも僕は弱い弱い弱い
「じゃあ、俺も手伝うぜ。それならいいだろ千尋」
不二咲「え?」
「なにきょろきょろしてんだここだここだ。俺はお前だ」
不二咲「ど、どういうこと?」
セン「俺はセン お前のもう一つの人格だ」
その後、硫酸の件は僕の不始末と学校の管理の不手際として片づけられた。
学校にいられなくなったので転校したけど……。
ちゃくちゃくと準備を進め、僕たちは行動に起こした。
硫酸をかけられてから1年後のあの日に。
悪ガキA「ただいまー、母さんご飯はー?」
悪ガキA「あれ?いないのか? おっ母さんお手製の肉じゃがか くえってことか?」
悪ガキA「むしゃむしゃ いつもよりへんなあじすんな……」
シャアアア……
悪ガキA「シャワーの音?なんだ母さんいんじゃん」
シャアアアア
不二咲「あっ、おかえりー 今追加の肉とるから」
悪ガキA「え」
あの時の彼の顔は忘れられなかったなぁ。
そりゃそうだもんね、川の字になってBとCと自分の母親の『死体』がならんでいるんだもん。
不二咲「どうだった?Aくん。ねえ、どうだった?」
悪ガキA「あ、う」
セン「テメエを生んだ糞ばばぁと仲良しのお友達のお肉を肉じゃがにしちゃいましたぁ♪」
セン「得意料理は肉じゃがです♪乙女アピールきゅんきゅん」
悪ガキA「オエエエエエエエエ!!?」
びちゃびちゃびちゃ
不二咲「なに吐いてるの」
セン「ふざけんなよ」
不二咲「逃げないでよ」
セン「逃げんなよ」
2人「あはははははははは!!!あははははははは!!」
不二咲「2階に行っても無駄だよ」
セン「お父さんもやっちゃたしなぁ!!」
不二咲「隣の人に助けを呼んでも無理だよ」
セン「かわいそうだから気絶させただけだけどな」
不二咲「電話もダメ 回線切ったし」
悪ガキA「た、たすけて ゆ、ゆるしてくれ」
不二咲「じゃあ肉じゃが食えよ」
無理やり食べさせて首をはねた。
僕たちは勝ったんだ。僕たちを苦しめたあいつらに。
……正直聞かなきゃよかったと思う……。
結局食堂に残ったのは僕と霧切さんと十神くんと黒石丸くん。大和田君とムツミくんとセレスさんと大神さん。
あと腐川さんと江ノ島さんがいたのは驚いた。
同情もできるけどやりすぎだとも思える。だけど、それは結局他人事だからそういえるわけで、
不二咲くんも葛藤してたんだと思う。いや、きっとそうだ。
不二咲「僕は本当はとても最悪なんだ」
セン「だが悪いのはあいつらだ。へへっ、それだけは言える」
霧切「……何とも言えないわね」
大和田「不二咲……テメーの罪を全部吐き出せるやつはすげぇよ」
セン「大和田、こういうのに強いも弱いもねえよ。ただすっきりするだけ。それだけさ」
大和田「そうか……そうだな あー、俺もすっきりするかなぁ!」
ムツミ「おっ、暴露大会ですかな?」
黒石丸「はっはっは、ムツミくんとりあえずやめたまえ桑田君が覗いてる 話の初めからな」
桑田「んげっ!?」
不二咲「桑田君!?なんで!?」
セン「いちぬけしたじゃねーかよ!?」
黒石丸「桑田君、盗み聞きして不二咲くんを脅してえっちなことを」
桑田「しねーよ!! ただ……そのやっぱり クラスメイトがはなすっつーからにげちゃいけねーかなって」
苗木「桑田君……」
桑田「ほら、俺って気が利くし?……不二咲に比べたら俺の秘密なんてなぁ」
黒石丸「これかね?これはいいメイド服だな……おおうガーターまで」
桑田「あっおまっ!?いつのまに!!」
朝日奈「わっちょっ桑田きゅうにたおれないd」
葉隠「あわわわバランスが!!」
どさどさどさ
苗木「……け、結局全員聞いてたみたいだね」
不二咲「う、うん……」
セン「はぁー……怖いもの聞きたさもこえーなおい」
朝日奈「えへへ…… た、たしかに いややりすぎだとも思うけどその…うーなんもいえない」
不二咲「無理して言おうとしなくてもいいよ」
セン「でもそう思うならおっぱいもませてくれ」
朝日奈「かわいい顔してセクハラですと!?」
思わず笑いがこぼれる、それからおずおずと舞園さんがやってきた。
舞園「不二咲くんごめんなさい……わたし」
セン「おまえはゆるs」
不二咲「だめだよぉ!」
セン「はーい じゃあおっぱいもませてくれ」
舞園「え、えっと……///」
桑田「させねえよ!?」
セン「チッ、じゃあサインくれよ」
舞園「は、はい!!」
苗木「サインでいいんだ……いや、でも舞園さんのサインだから……」
葉隠「まー、これはもしかしてアレかカミングアウトするノリになるのか?」
場の空気が凍った。
葉隠君がよけいなことを
石丸「よし!ならばカミングアウトしたい人は挙手してくれ!!強制はしない!!」
苗木「いつのまに!?」
石丸「うぐぐ……不二咲くんが自分の凄惨な過去を語ったのだ……それを聞いていて僕は情けなくr」
不二咲「いやだからこういうのに強いも弱いもな」
石丸「清聴せよ!!」
石丸「僕はこの学校に来る前に不純異性交遊をとある女子とやっていた!!」
苗木「はぁ!?」
石丸「しょ、詳細は伏せるぞ!さぁみんなもいいたm」
苗木「石丸君……」
不二咲「みんな帰っちゃったよぉ?」
石丸「……うおおおおおおお!!!」
……でもあと24時間後までにコロシアイがなかったら全部ばらされるなんて……。
気が気でない人もいるみたいだしどうしよう……
と、とりあえずみんなとコミュニケーションとろう……
江ノ島「い、言えないよぉ……///『苗木くんオカズにしてオナニーしてるなんて……盾子ちゃんのばかぁ……」
不二咲 セン の通信簿が解放されました。
つづくよぉ
苗木「ばらされたくないけどコロシアイはしたくないな……」
苗木「しかもこまる絶対気づいてるし」
苗木「……気が重いな……誰かとはなそう」
安価↓
舞園「あ……苗木くん」
苗木「大丈夫?」
舞園「……大丈夫じゃないですね」
苗木「で、でもきっとモノクマの嘘だよ。第一、そんなことしたら僕たちがいなくなったことが明るみになるじゃないか」
舞園「それは……」
その時!
黒石丸「ふはっはっはっ なにをへこんでるのかね」グビグビ
和人「へへへ、あやしーなヒック」
苗木「なんで和人くんは酔っぱらってるの!?」
不二咲「えっと……実は二人ともへこんでるから」
セン「俺と千尋が作ってた闇酒(密造酒)のませたらこうなった」
苗木「なんで不二咲さんは密造酒なんか!?」
セン「うわばみなんだぜ?俺も千尋も」
不二咲「な、ないしょだよぉ」
苗木「内緒って……」
セン「のむかい?」
安価↓
そもそもどうやって作ったの
そんな材料どこに……
>>248
以外と簡単に作れる
パンと果実ジュースとか
苗木「うー……こうならやけだ……」
苗木「飲む!」
舞園「苗木くん!?」
黒石丸「よし、とりあえず脱衣所にいこう」
和人「カメラねーからなー」
不二咲「舞園さんは?」
舞園「えっと……」
脱衣所
舞園「完全に白なアイドルなんていないんれすよ!」
バン!
苗木「エロ本じゃないからいいじゃないか!」
バン!
黒石丸「し、消費が早いぞ二人とも」
不二咲「ジュース酒だから酔いやすいんだよねぇ」
乱入者↓
桑田「闘魂こーめー……ってなにやってんだよ!?」
苗木「あっ桑田くん」ヒック
舞園「やだなあただの水ですよ」ヒック
桑田「酒!?なんで酒!?こうしちゃいらんねえ」
桑田「つまみとってくる!ヒャッホー!」
不二咲「飲むんだ」
セン「まあ、猿酒、どぶろく色々作ったし」
苗木「いつのまに……」
桑田と一緒に安価↓もきた
桑田「葉隠まできちまった」
葉隠「混ぜてくれよ~」
黒石丸「なんだこのおっさん!?」(驚愕)
苗木「楽しくなってきた。安価↓とはなそう」
苗木「舞園さ~ん」
舞園「苗木くん!たってますよ!」
苗木「ええ!?」
舞園「アンテナが!」
苗木「もーっ」
舞園「なんだと思ったんですかぁ~」
桑田「舞園ちゃん!舞園ちゃん!俺の髪の毛も」
舞園「坊主ってかわいいですよねー」
桑田「マジ?そろっかなー」
安価↓と話す
コンマが90以降だと……
葉隠「なえぎっちぃ~」
ぎゅっ
苗木「うわっ葉隠くん!」
葉隠「酒が進んでねえぞ~」
どぼどぼ
苗木「こぼれるこぼれる!」
葉隠「だっはっは!」
和人「ん~イソギンチャクだー ゲット!」
すぽっ
苗木「……」
黒石丸「……」
舞園「……」
和人「……」
桑田「……」
葉隠(髪型が初期葉隠)「だべ?」
…………
……
葉隠「ないしょだかんな……」
苗木「まさか葉隠くんの秘密ってヅr」
葉隠「このドレッドはスペースパワーがやどんだべ!」
苗木「意味わからないよ!」
安価↓とはなす
1不二咲
2黒石丸
3モノクマ
不二咲「おいしいねえ」
セン「年少行ってたときのことおもいだ」
不二咲「セン!」
セン「ごめっ」
苗木「年少?」
和人「マジかよ不二咲……」
黒石丸「あれだけのことやってよく大丈夫だったな……」
不二咲「それとは別件で冤罪で捕まったたんだよ。」
セン「冤罪だとわかるまで1ヶ月ぶちこまれてたな……あのヤクザの娘またあったらうぬぬ」
苗木「年少……?」
安価↓コンマが奇数ならモノクマが
偶数なら指定したキャラが来る
セレス「騒がしいですわね……脱衣所から?」
桑田「野球部は打ち上げで酒が飲めるぞー」
葉隠「不良だベー」
黒石丸「さあ兄弟!僕の鎖骨酒をのみたまえ!」
和人「ウホッ 鎖骨に酒を注いで……」
不二咲「おっぱいは良し悪しで語るものじゃないけど偽造するのは許されないんだ。それを江ノ島さんたら」
苗木「おっぱい星人だったのか……」
セレス「なにしてんだテメーら!!………ワインはありますか?」
不二咲「ないよ」
セレス「まったく……こんなところをモノクマさんに見られでもしたら……」
江ノ島(真)「苗木たちがいないなぁ」
江ノ島「脱衣所かな?」
目撃
モノクマ「安価↓」
1なにしてんのー!
2まぜてよ
3このどぶろくを作ったのは誰だ!
モノクマ「このどぶろくを作ったのは誰だぁ!」
不二咲「僕だ!」
黒石丸「ブルー……不二咲くん!きみだったのか!」
モノクマ「くぬやろうこの生意気にちょっとうまそうな酒作りやがって!」
ポカポカ
不二咲「ほしいならあげるよ。その代わり見逃してよ」
モノクマ「なんだとぉ!」
江ノ島「クッソ飲みてぇー。どぶろくだぜ?希望(酔い)と絶望(吐き気)が両極端だぜ?」
※悪酔いしやすい
江ノ島「安価↓3多数決だ」
1見逃す
2涙を飲んで我慢する
モノクマ「ぐへへへ……僕も若い頃はやんちゃしてたしね。好きな子に(ナイフを)ずぼずぼしたり」
不二咲「交渉成立だねぇ」
通信簿埋めに酒宴verが追加された
酔っぱらった生徒たちと会話できるぞ
モノクマ「ばっははーい」
不二咲「やったよみんなー!」
葉隠「俺たちの憩いの場だべー!」
モノクマ「あ、そうそう夜時間になったら閉め出すから」
黒石丸「しかたないな」
江ノ島「夜時間じゃないと飲めないしうぷぷ」
苗木「ふぁ~酔っぱらっちゃったあトイレ~」
安価↓とぶつかる
むにゅん
苗木「うわあ」
朝日奈「な、苗木!?どうしたの?!」
大神「酒臭いぞ」
苗木「かくかくしかじか」
朝日奈「ふぇぇ!?おさけ!?」
大神「なんという……」
苗木「おいしいよ」
大神「苗木よ、酒は飲んでも飲まれるなと言うことばがある。わかるな?」
苗木「う、うん」
大神「よし、我もいこう」(ニッコリ)
苗木「いけるくちなんだ……」
朝日奈「さくらちゃんが行くなら私も!」
安価↓アクシデント
モノクマ「うぷぷ、じつは酒の一本を山田くんの薬とすり替えたのさ!」
モノクマ「だれがのむかなあ?」
安価↓がのんでしまった
大神「ぬう……うまい……」チビチビ
朝日奈「やけに様になってるね!」ジュース酒ゴクゴク
セレス「ほんとに……うー頭が痛くなってきましたわ……」ズキズキ
セン「初体験は逆レイプだったんだ~。なんか、ロシア系の美人に拉致られてさ。いやあいいおっぱいだった」
桑田「なん……だと……」
和人「不二咲は汚されてた」ダバー
黒石丸「泣くな!僕がついてる!」
苗木「あはは……」ぐび
苗木「!?」ビキーン
葉隠「な、苗木っちがたった!」
舞園「い、いけません!」バッ
大神「なぜ脱ぐ」
不二咲「これお酒じゃない!なんか少しむらむらする。」
苗木「や、ばい……どうしよう」
安価↓
1外に出る
2頭から湯船にダイブ
猛烈に昏睡してた……
朝日奈「あわわわわわ!あれなにさくらちゃん!?」
大神「ぼぼぼぼぼ……ぼっ……///」
和人「なに?しゃぶれ?」
黒石丸「僕もほしい!」
不二咲「ど、どうしよう……」
セン「千尋に手を出したら[ピーーー]」
セレス「オロロロ」
舞園「こんなときに!?」
苗木「う……ウオオオ!」
ガラララ!ザバーン
黒石丸「風呂場に逃げた!」
不二咲「理性が勝ったんだね!」
ブクブク……
和人「浮かんでこないな」
翌朝
苗木の部屋
苗木「うー……ここは……」
安価↓がちかくにいた
1山田
2江ノ島(戦刃)
3霧切
山田「まったくぅ、酒の飲みすぎはいいですが自重してほしいですな」
苗木「山田…くん?なんで?」
山田「お風呂場で沈んだ苗木誠どのを助けてくれと呼ばれまして、この不精山田めが看病しておりました」プンスプンス
苗木「あはは……ごめん」
山田「今度やるときは僕もよんでくださいよ!」
苗木「あはは……」
苗木「食堂にいこう」
安価↓と話す
続きはまた今夜
霧切「苗木くん、あなたも正座よ」
飲酒したメンバーが正座させられてた
霧切「まったく、軽率なことはしないでほしいわ」
不二咲「うう……」
石丸「頭が痛い……」
大和田「おえ……」
葉隠「zzz… … 」
苗木「あれ?女子のみんなは?」
霧切「みんな部屋よ。気持ち悪いって」
苗木「そ、そう」
葉隠「女子だけずる」
霧切「ギロッ」
葉隠「なんでもないべ」
苗木「怒られちゃった……」
安価↓ 5多数決
話を進める?まだ小ネタする?
苗木の部屋
苗木「やっと解放されたよ……まだ頭痛い」
ピンポーン
苗木「はーい」
ガチャ
苗木「誰もいない……あれ?手紙が挟まってる」
ペラ
紙にクレヨンでかいた汚い字で
『モノクマのじゃくてんがわかった そうこにこい』
と書いてあった。
なんだか怪しいな……でももし本当なら一大事だ。
とりあえず行ってみよう……
まだ頭痛い……
???「ん?苗木?ふらふらしてるけど大丈夫か?」
倉庫
ガチャ
苗木「誰かいるの?」
ドンッ!
苗木「うわっ!?」
倉庫にはいるなり、いきなり僕は突き飛ばされてしまった。
二日酔いだからか簡単に頭から地に落ちる。
???「ふ、ふふふ。二日酔いを狙って罠を仕掛けたかいがあったわ……」
苗木「な、なにを……なにをするの?」
???「あ、あたしのためにあんたをこ、こここ殺すのよ!」
苗木「ど、どうしてそんなことを………腐川さん!」
腐川「い、いったでしょ!あたしのためによ!うわあああ!」
そう言うと腐川さんはやけに鋭いハサミを突き刺そうとしてきた!
もつれながらも僕は近くにあった缶詰を腐川さんに投げつける!
苗木「この!」
ブンッ
腐川「ど、どこなげてんのよ!大人しくしなさい!」
苗木「そ、そんな……」
腐川「あたしのためにしねええ!」
バァンッ!
セン「苗木になにしてんだコラァ!」
不二咲「助けに来たよぉ!」
苗木「ふ、不二咲くん!」
腐川「ぎぎぎ、鍵閉め忘れた!で、でも刀を持ってないあんたなんて簡単に」
ゴリィッ
瞬間、不二咲さんの拳が腐川さんのお腹にめり込んだ。
不二咲「ご、ごめんねぇ……」
セン「謝るこたねえ自業自得だ」
腐川「おごっ、ご………」
腐川さんはうげぇと胃液を吐き出しつつ、手のひらになにか書いていたが、その場に崩れ落ちた。
危なかった……
セン「無事か苗木」
不二咲「苗木くんがフラフラしながら倉庫にはいるのを見たんだあ」
苗木「あ、ありがとう。たすかったよ」
セン「気をつけろよ?あと数時間で24時間。こいつも何かしらの秘密があったんだろうよ」
苗木「うん………」
腐川?「イエス!秘密も秘密も大秘密ぅ~!」
えっ?
さっき崩れ落ちた腐川さんがマリオネットみたいな挙動をしつつ大袈裟なポーズをとる。
ゴキゴキと間接をならし頭をぐるぐる振り回している。
不二咲「な、なにこれぇ……」
セン「キモいな」
腐川?「うるせぇー!おっぱい星人!でもかわいいから許す」
舌をベロベロしながら恥ずかしげなポーズをしだす腐川さん
すると手のひらに注目し始めた。
腐川?「んぁ?『苗木と不二咲を殺せ?』やっだー。あいつアタシを殺し屋扱いしてんの?」
腐川?「まぁいっかー、ちょうど目の前にいるし最近たまっててぇ はぁぁぁん!」
明らかに腐川さんじゃない。
じゃ、じゃあやっぱり……
不二咲「き、君の名前は?」
ジェノ「聞かれたらかえすわぁん。アタシは超高校級の殺人鬼!ジェノサイダーぁぁ しょぉう!」
ジェノ「つーわけで」ジャキジャキィィン
ジェノ「死んでくれやぁぁ!」
苗木「うわあああ!?」
つづくよぉ
やっと本家来たよ……
いくよぉ
ど、どういうことなんだ!?腐川さんが襲ってきたと思ったら腐川さんは実はあの、都市伝説で噂になっている『ジェノサイダー翔』だなんて!!
頭を整理しようにも今のこの状態じゃなんも考えられないよ!!
ジェノ「ひゃっほおおおおおおぅ!!!!」
ブンッ!!
不二咲「こっちだよ!!」
ぐいっ
苗木「うわっ!?」
バスッ!!
ジェノ「あっ、失敗失敗。もー、まーくんたら避けないでよ。まーくんの後ろの段ボールに穴が開いちゃったじゃない。
いやん、穴って!穴って!! 穴(意味深) ぐへへへへ たまらないぜ!!」
苗木「あ、ありがとう不二咲くん」
セン「礼は後にしろ!!逃げるぞ!!」
苗木「そ、それが……腰ぬけちゃって……」ガタガタガタ
セン「チッ、だろうな。カタギがこんなキチガイ目の前にして腰抜かさないはずないもんな」
ジェノ「ところで!キチガイって失礼じゃないのあんた!丸腰なのによくそんなビッグマウスがたたけるわね!どっかのゲームの社長かな?
ギャッハッハッハ!!オールスターは残念でしたー♪!!」
苗木「それに賛成だ!!」
不二咲「賛成する気力があったら逃げてよ!!ッ……!」ピキッ!!
セン「くっそー……筋肉痛がしてきた……」
苗木「ええっ!?だ、大丈夫?」
不二咲「まったく身動き取れないってわけじゃないけど……うわっ!」カッ!
ジェノ「アタシのハサミ投げをかわしたのは……うん、結構いるわ」
セン「苗木、逃げられそうか?」
苗木「ま、まだ無理」
セン「しかたねえ!!俺から相手しろよジェノサイダー翔!!」
そういうと不二咲くんは近くにあった段ボールを中身ごと投げつける。
ジェノサイダーはおどけつつ投げつけられた段ボールを後ろに避け、ゲラゲラ笑っている。
ジェノ「おやおやぁんちーたんワイルドだぜぇ?このアタシと真っ向からやりあおうっての?いいねぇー」
バラバラと段ボールから色とりどりのマジックペンがこぼれ落ち、しめた!といわんばかりに不二咲くんは
そのマジックペンを2本拾い、ジェノサイダーに向かっていく……ってマジックペンで抵抗するの!?
ジェノ「ギャッハハー!!」ブンッ!!
不二咲「うわっ!!」
顔面すれすれにジェノサイダーが右手に持ったハサミが横なぎに軌跡を描く。
けどそれはおとりで、左手に持っていたハサミを不二咲くんのおなかめがけて突き出す!
まずい!!と思った矢先に
セン「つめがあめぇよ!!」メキッ
ジェノ「イデッ!?」
突き出された左腕に右手に持ったマジックペンを上から力いっぱい降りおろし、先端部分を腕の腹に突き刺す。
モロにくらったジェノサイダーはそのままバランスを崩しのけぞる
……そういえばテレビかマンガか何かでペンを使った護身術があったっけ。
そうこうしているうちに不二咲くんはジェノサイダーの腹を蹴り飛ばしていた。
ジェノ「うげっ!?このやろっ!」
追撃といわんばかりに不二咲くんはジェノサイダーに駆け寄っていく
しかし!
ピキッ
不二咲「あうっ!!」
セン「いててててて本格的に筋肉痛が」
苗木「ふ、不二咲君!あぶない!!」
不二咲「え」
ジェノ「そのきれいなお顔をえいやー☆」
ザクッ!!
苗木「あ…あ……」
不二咲「う……ぐ……」
ジェノサイダーのハサミが不二咲君の左頬に深々と突き刺さっていた。
ジェノサイダーは馬鹿笑いしてぐりぐりとえぐっている。
ハサミを動かすたびぼたっぼたっと血がハサミに滴っていく。
不二咲くんは歯を食いしばって耐えているがその表情がジェノサイダーの加虐心を燃え上がらせたのか、
一向にハサミを抜こうとしない。むしろその長い舌で滴る血液をベロベロと舐めはじめる。
ジェノサイダー「あっひゃっひゃっひゃ!!ちーたんが傷物でーす!!!」
ぐりぐりぐりぐりぐりぐりぐり
不二咲「うあ あああ……」
苗木「ふ、不二咲くんっ!!」
怖い。
漫画や映画でしかみたことのないような異様な光景が目の前で繰り広げられていた。
聞くだけならまだしも実際に目の前で行われるのとではわけが違ってくる。
不二咲くんを助けなきゃ、でも動けない。
むしろ僕なんかが動いたところで足手まといに……
うっだめだ 限界だ
苗木「うえぇぇぇっ!!」
びちゃびちゃびちゃ!!
ジェノサイダー「あーん?酔いゲロ?それともビビりゲロ?いやん、おびえたまーくんの顔かわいい」
苗木「はー…はー……うっ」
不二咲「な、苗木君」
なんて情けないんだ僕は、友人のピンチになにもできずただこうして
無様な姿をさらしている。
ごめん、不二咲くん僕が何も考えずにこんな……
ちらりと不二咲くんをみると
不二咲「大丈夫だよ苗木君」
にっこりといつもの笑みを浮かべ
セン「スキをつくってくれてありがとよ」
その笑みと真逆の残酷な笑顔をみせた。
そして
左手で自分の顔を
ビリビリビリ
引きちぎった え?
ジェノサイダー「は?」
不二咲くんの左顔は目元からあごにかけてひどく焼けただれていた。
白い肌と対照的にすこし黒ずんだ皮膚。むき出しの目がぎょろりと出ていて、
僕とジェノサイダーは完全に混乱してしまっている。
なんで?どうしてそんな
苗木「(まてよ? 不二咲君はたしか顔に硫酸がかかって……あっじゃあ あの皮膚はつくりもの)」
そう納得しているうちに
不二咲「今だ!!」
セン「おらおらおらおらおら!!」
ゴスゴスゴスゴスゴス!!!
ジェノ「いてっ!?いでででで!?」
あっけにとられたジェノサイダーの頭を右手で持ったマジックペンの先端で滅多打ちにする。
ジェノサイダーはというとフラフラになりながらも抵抗しようとするも、もう遅かった。
不二咲「おっらぁあああああ!!」
バキィッ!!
ジェノ「うぎゃー!!」
ペンを握ったままの右腕から繰り出された正拳がジェノサイダーの顔面にモロに炸裂する。
たまらずジェノサイダーはその場で崩れおちる。
ブシュッ!
不二咲「今のうちに逃げるよ苗木君!!」
苗木「う、うん(いまハサミ引き抜いた……)」
がしっ
不二咲「ううう……筋肉痛でいたいけど……」
セン「死んでたまるかよ!!」
ずりずりずりずりずり
苗木「ちょっはやい!はやいって!」
セン「死にたいならおいてくけど」
苗木「ごめん!」
ジェノ「くそっまちっ」
不二咲「おまけだよぉ!!」ブンッ
ジェノ「あうち!!」
不二咲くんは適当な棚から缶詰をとりだし悶えているジェノサイダーに投げつける
あ、頭に当たった。
移動中、不二咲君はその左顔に関して話してくれた。
硫酸がかかったのは左顔だけでおまけに治る見込みがないということ、
そしてそれを哀れんだ両親のツテで人工皮膚(相当高い技術でできているらしい)をつけていたこと。
不二咲「つまり僕は自分を2つ偽っていたんだ」
セン「千尋ー 顔に関してはしかたねえだろー」
苗木「う、うん……それは仕方ないと思う」
不二咲「でもやっぱり男らしくこの怪我もさらしていくことにするよぉ」
苗木「お、おう……」
セン「いやそれ男らしさ関係ないから」
不二咲「なにいってるのぉ よく任侠ものとかではこういう傷を隠さずに云々」
不二咲くんって任侠もの見るんだ……
不二咲「傷は男の勲章だよぉ!!」
セン「限度があるっての!!」
不二咲「それにね……///えっちのとき相手の子がぺろぺろしてくれるよ」
セン「あー、それな たしかにあれはいい」
なんかさらっとすごいこと言ってるけど…
お願いだからそれはつけていてほしいかな……
だって山田君あたりが叫びそう
桑田「うえぇ!?どうしたんだ不二咲!?」
山田「ほんぎゃあああああ!!ちーたんが欠損属性もちというか絶賛出血中ううううう!?」
山田「こんな目にあわせた輩にはぁ!それ相応のジャッジメント!ジャッジメント!!ぬううううう!!」
山田「こうなったら『仏門入るならこれ一本強力脱毛EXHARD HAGE』を!いやいやそれとも!」
山田「『親父のお通じ通り過ぎてトイレくせえよ』(下剤)をのませてやるうううう!!と、そのまえに」
山田「スーパー特命緊急救急レンジャー!ちょーっとお薬(意味深)とかとってきますぞおおおー!」
食堂に来てみると何人かくつろいでいた。
山田君がいたのが救いだった。
そして山田君はやはり叫んでいた。
わけのわからないことを言っていた。
十六夜「どこせま!(どういうことなの説明して誠ちゃん!)」
霧切「どういうことなの説明して誠ちゃんだそうよ」
苗木「あはは……実は……」
僕はこれまであったことを説明した。
十六夜「なるほど……腐川ちゃんがジェノサイダー翔だったのね」
霧切「それじゃあ確かに犯行に及ぼうとするわけだわ……」
桑田「つかさぁ、ふ、不二咲その顔」
不二咲「いじめられたときの後遺症だよぉ 今までは人工皮膚つけてたんだぁ」
不二咲「でもこれも弱い自分を偽ってた証だからこれからはさらしていくよぉ!」
不二咲「顔の古傷ってむしろ男らしいよね!!」
セン&桑田「いやそれはやめとけよ!!傷にひびくだろ!?アホ!」
山田「とってきま…… 桑田怜恩殿とせーたんがシンクロだと…… し、しんくろ シンクロ召喚!!」ビクンビクン
苗木「お、落ち着いてよ山田君!それに君はどちらかというと除外デッキだよね!」
山田「とにかく治療しますよー」
そういうと山田君はてきぱきと治療し始めた。
すごい、最初からわかってるかのような指捌きだ。
手際よく不二咲くんの肌を消毒、縫合している。
山田「いたかったらあえいでくだされー」
最悪だ。
山田「ムツミのせいで僕までこんなことできるようになって…… まぁコミケとかで熱中症の売り子さんとか介抱したりと役には立ちますし」
山田「その夜 ぐふふふふふふ あ、あくまでも資料のためですからな!ぐふふふふ」
桑田「おいちょっと待てブーデーおまえって非ど」
山田「アーアーキコエナーイ」
苗木「あはは……」
桑田「……ところでよぉ ジェノサイダー翔は今どこに」
ジェノ「アタシをおさがしかしらぁああああん?」
その場にいた全員が硬直した。
ゲラゲラとさっきのダメージなんてどこかに吹っ飛んだかのような笑い声で
両手に持ったハサミをじゃきじゃきとならし、近づいてくる。
ジェノ「もうこの際全員ぶっころしちゃうぞ☆」ジャキジャキ
苗木「ど、どうしよう さっきあんなに痛めつけたのにぴんぴんしてる」
桑田「で、でもこいつ元々は腐川なんだろ?だったら十神に」
言うより早く十六夜さんはジェノサイダーに走りかかった
十六夜「ちょっとアンタぁあああああ!!」
ジェノ「な、なにぃ!?オネエ系美形男子だとぉ! おぬぇい系ぶぃけい男子だとぉおおおお!?」
十六夜「メイク崩れてるわよ!なおしにいくわよ!!」
はい?
桑田「そっちかよ!!戦えよ!!」
ジェノ「メイク……だと ……はっそういえば臭くない おまけにほんのりファンデのにおい!」
十六夜「かくかくしかじか!!」
ジェノ「なん……だと……最強じゃないの!!万能オネエだなんて最強じゃないの!!」
ジェノ「はーい、降伏するんでメイクおなっしゃーす!」
えええええええええ
十六夜「これにて一件落着!!!」
オネエフィニッシュ!
苗木&不二咲「えええええええええ」
桑田「なんだったんだよ!?」
山田「やっぱりオネエは強いな」(確信)
霧切「帰っていいかしら」
苗木「心中お察しするよ……」
不二咲「うーん、やっぱり男らしくいくにはふんどしだよね 赤と白どっちがいいかな山田君」
山田「や、やめてぇ!そんな純粋な目できかないでぇ!僕の純粋すぎてやばい部分がたっちゃう!」
セン「キモっ」
山田「はい!たちましたー!いまのでたちましたー!!」
おわりぃ
味方サイドにオネエがいると負けない(鉄則)
復活ヤッターと同時に
今更注意書き追加
・エログロ上等すぎてぱない場合あり(漫画 職業殺し屋。くらいの)
・モブに名前付いてるときもある
以上
てなわけでいくよぉ
速報がとまってたせいなんや!
食堂
腐川「も、もう終わりよ破滅よ!うぎぎぎぎぎぎぎぎ!」
不二咲「お、落ち着いてよ腐川さぁん……」
セン「一蓮托生だからみんなと一緒に地獄に落ちようぜぇ まぁお前の本は絶版だろうけどな!!」
不二咲「こら!」
元に戻った腐さんをなだめつつ煽るW不二咲くん。
みんなにさっきあったことを伝えるために食堂に集まってもらっていた。
それにしても腐川さんがまさかジェノサイダー翔だなんて思わなかった……
でも、現に殺されそうになったし十六夜さんや和人くんみたいな一部の多重人格者特有の舌ベロベロあったし……
大和田「痛々しいな……痛くないのか?」
不二咲「もうへっちゃらだよ。膿とかもでないし」
セン「へっちゃらなわけねえよ、千尋の天使スマイルにひびがはいりまくりだぜ」
大神「わざわざ晒さずとも……」
不二咲「隠し事はしたくないんだぁ」
大神「……そうか」
山田「それにしてもあともう少しで24時間……はぁ…いろいろばれちゃいますな」
十神「フン。俺にやましいことなどないから別にいい。それよりもそこのプランクトンや苗木はあの手紙の内容を見たときうろたえていたが」
苗木「う……で、でもコロシアイよりはましかなって」
大和田「俺は……俺はもう逃げねえ。」
十神「つまらんな…… それはそうと石丸はどうした?」
舞園「そういえばいませんね」
大神「……」
朝日奈「どうしたのさくらちゃん?」
大神「いや……すこしな」
大神「(我の書かれていた秘密は『大神さくらは黒幕の内通者』……)」
大神「(あと少しで皆にバレるか……だが、それでいい)」
大神「(刺し違えてでもやつを…)」
黒石丸「ふっはっはっは!!いやぁ諸君!お集まりだね!!」
葉隠「うわっ、黒いほうだ!」
黒石丸くんは分厚い封筒を持ってやってきた。
どさっと机の上においてくつろぎ始める
苗木「そ、それはなに?」
黒石丸「ふふふ、秘密兵器だよ」
苗木「秘密兵器?」
黒石丸「ふふふふ」
そんなやりとりをしていると……
ピンポンパンポーン
モノクマ「あー、あー、校内放送校内放送 オマエラ おまちかねの秘密を暴露しちゃうから体育館に集合!」
モノクマ「あ、多重人格者の人は元の人格になってから来てね!」
苗木「えっ!?こ、ここにいる全員にもバラしちゃうの!?」
江ノ島「まままままままままずいってーまずいってーまずいってー」ぐいぐい
霧切「おちついて江ノ島さん。落ち着いて。落ち着きなさい!落ち着いて私の髪の毛を引っ張るのはやめて頂戴!」
セレス「まったく……逃れられないのでしたらおとなしく受け入れないといけませんわ」
江ノ島「だだだだだだだって」
山田「そうですぞー僕なんか多分ここから出たら即死刑もんですからー」(棒)でぶでぶでぶ
苗木「ええ!?」
山田「あぁー無期懲役はまぬがれそうにないなぁー あははーでも少年法が守ってくれるといいなー」
山田「ま、まぁ死ぬよりはマシです」
不二咲「そ、それをいうと僕もかなりあぶないかな」
セン「保釈金はらえばいいけどなぁー!」
い、いったいどんなことをしでかしたんだ……
でもここで騒いでいてもしかたない……
僕たちは足取り重く体育館へ向かった。
いつのまにか昇進していたKプロデューサーことK部長がツナギくんにさらなる試練を!!
K部長「ツナギ・カズイーチくん。2丁目行きましょう」
ツナギ「名前が苗字であだ名が名前みたいに言うなよ!!ってか表示もツナギだし!」
ツナギ「しかも2丁目ぇ!?九頭龍から離反したやくざたちとオカマたちのいるところじゃねえか!」
K部長「彼らは1年前から絶望に対抗している一種のレジスタンスだから殲滅しないと」
ツナギ「いやだいやだ!この間アフリカ行ってきたばっかじゃねえか!」
K部長「そのかわりこのコーナーやってる間の番組のキャストがソニアです」
ツナギ「やらしていただきます!!」
安請け合いしてしまったがいったいどうなってしまうのか!!
そして!今日の氷の覇王田中の田中キングダムは!!
田中「ゆけ!!新たなる魔獣!ナカヨC!!」
ナカヨC(雌ライオン)「ガオオオオオ!!」
ツナギ「ってかお前も来たのかよ!!」
そしてもうすぐコロシアイ学園生活をしている彼らの秘密が明らかに!!
どうなるこうなるスペシャルな2時間!
ちゃんちゃんちゃんちゃんちゃんちゃららら
ちゃんちゃんちゃんちゃんちゃんちゃらら
這いつくばれ!絶望少年!
澪田「こんちゃーす!澪田唯吹でーす!!しかし、果たしてカメラに映っている唯吹は澪田唯吹なのか……真実はわからない!」
西園寺「意味深なこと言って結局意味ないってことはわかってんだけどねー 西園寺日寄子だよーはいつくばれー」
澪田「そしてぇ!今日からのゲストぉ!」
ソニア「おひけえなすって!手前姓はネヴァーマインド、名はソニア ソニア・ネヴァーマインドです!控えおろう!」
澪田「いやーいい啖呵っすねー さすが『元』王女っすねー」
ソニア「王女は余計です」
西園寺「いやー、国民をいけにえに捧げちゃうとかすさまじいよねー それはそうとさぁもう王女じゃないんだしその苗字も意味ないから変えたら?」
ソニア「ではジャパン苗字を!!ぜひ!!」
澪田「たとえば左右田って文字は」
ソニア「却下です。」
澪田「和一ちゃん撃沈っすー!!!」
西園寺「じゃあたな」
ソニア「ちょっおっ な、なんばいいよるとですか!!////」
澪田「和一ちゃん、強く生きろ」
ピンポンパンポーン
江ノ島(録画)「臨時ニュースですわ」
澪田「おっとお!モノクマちゃんこと江ノ島ちゃんの臨時ニュースっすー!これはいよいよばらしまくりタイム!」
西園寺「くすくす どんな恥ずかしいことを隠しているんだろうねー」
ソニア「全部まるっとおみせなさい!!」
澪田「おっとお!モノクマちゃんこと江ノ島ちゃんの臨時ニュースっすー!これはいよいよばらしまくりタイム!」
西園寺「くすくす どんな恥ずかしいことを隠しているんだろうねー」
ソニア「全部まるっとおみせなさい!!」
体育館
モノクマ「やあやあみんな集まったね」
体育館に入るとモノクマが大きなスクリーンの前で仁王立ちしていた。
よく見るとたくさんのカメラがスクリーンを向いている。
これはいったい……
モノクマ「いやぁー、今の世の中は便利になったもんだよね。お金さえ払えば簡単に生放送ができるんだから!」
苗木「な、生放送だって……?」
モノクマ「うぷぷぷ、動画サイトの生放送コーナーで……オマエラの恥ずかしい秘密を暴露しちゃうんだ!!」
苗木「な、なんだって!?」
朝日奈「そ、それじゃあいろんなひとにバレちゃうじゃん!!」
不二咲「ど、どうしよう!?」
セン「チッ、せこいことしやがる」
舞園「あぁ……」ガックリ
石丸「そ、そそそそそそんなことをしてしまったら大騒ぎだ!!」
石丸くんもうろたえる……あれ?封筒持ってない」
モノクマ「まぁまぁ、ちなみに君の持っていた封筒はこちら」
石丸「うわああああああ!?いつのまに!!まさか、まさかそれもさらすのでは!?」
モノクマ「メモにはこう書いてある。 『清多夏はこれを置いていくだろうけどこれもついでに公開するといい面白いから』ってね!」
石丸「し、しまった メモもそういえば書いていたぁ!うおおおおお!!」
モノクマ「中身はみんなの秘密をばらしてからあけるとして……さあ、さっそくいっちゃいましょうかね!!」
そういうと体育館のライトが一斉に消え、スクリーンに映画とかでよく見る3,2,1の表示が出て……
モノクマ「特別番組!!15人の高校生の赤裸々!恥ずかしい秘密!!」
モノクマ「まずはこちらぁ!!」
スクリーンに『舞園 さやか』と表示された。
舞園「ひっ!?」
桑田「い、いきなり舞園ちゃんかよ!?」
モノクマ「こういうのはまずつかみが大事なんだよ~ふっふっふ 国民的アイドルグループのセンター。舞園さやかさんの秘密!」
モノクマ「おお、それは……おお!ゴウランガ! この秘密を知ってしまったらファンは……ファンは……」
モノクマ「一気にアンチになっちゃう?」
桑田「(おいおいおいやべーよ…やべーよ。も、もしかしてあれか?よくある枕とかそういうやつか?う、受け止めきれねえよ)」
苗木「(ま、舞園さんのことだから枕営業なんてことないよ きっと、きっとないよ!!)」
石丸「ま、まさか枕営業では!?」
大和田「いや兄弟そこはいってやるなよ!!」
山田「空気をよめですぞ!!」
舞園「ち、ちがいます!!」
セレス「まぁスクリーンに映し出されるでしょうからおとなしくなさいな」
モノクマ「そう……その秘密は……」
も、もったいつけるなよ……
で、でも明らかにもしてほしくない……
ううう……
モノクマ「その秘密はぁ!!」
スクリーンに映し出されたのは……
『舞園さやかさんはライバルのアイドルが嫌がらせに自分たちの靴に画びょうを入れるシーンを見つけて、その画びょうを入れた奴の靴に返した』
……よかったぁあああああああああああ!!!比較的まとも……いや陰険だけど枕じゃない!
舞園「いやあああああああああ!!!」
桑田「よかったぁあああああ!!!」
セレス「何だと思っていたんですの?」
モノクマ「いやぁー、陰険だよね。画びょうを入れたことをとがめるわけでもなくむしろ入れ返したってね!!」
モノクマ「ちなみに被害にあったのがこの人」
するとスクリーンが違うアイドルグループを映し出し、センターの人に赤丸が引いてあった。
舞園「そ、そんなことまでぇ!?」
桑田「あっ、こいつあれだけっこープライベートだと性格きっついとかきいた!」
苗木「そ、それでも舞園さんのグループと一二を争う実力者たちだよね……」
舞園「あ、アイドルをやるうえでいやな事も沢山やってきました……そのうちの一つです。」
舞園「黙ってたら調子づかれるのでやり返したんですけれど、できれば知られたくなかったです……!!」
そういうとわあと舞園さんは泣き出した。
確かにこんなことを知ってしまったファンはもちろんこの相手グループのファンだって怒ってしまう。
それにしてもモノクマはどうやってこのことを調べ上げたんだ……僕の件も含め。
舞園「ちなみにですが 同時期にデビューした子が居たんですけれど……彼女は嫌がらせに耐えて耐えてそのままボロボロになってフェードアウトしました」
苗木「なんでそんなことも言っちゃうの!?」
朝日奈「ヤケになっちゃだめだよ!?」
モノクマ「続いてはぁー ピッチャー4番 桑田怜恩くん」
桑田「って次おれぇ!?」
モノクマ「それはこれだ!!」
間髪入れず桑田君の名前が表示されたと思ったらでかでかとおぞましいものを映し出した
それは
メイド服を着て、しかもたくし上げてパンツまで見えている桑田君の姿だった。
桑田「なんっっっっで文化祭の罰ゲームの恰好を映した写真をてめぇがもってるんだよ!!文字だけでいいだろ!」
苗木「罰ゲームなんだ……あれ」
セレス「メイド服がけがれてしまいますわ……」
モノクマ「いいじゃない。渡した封筒に入れちゃったら今の絶望顔みれないし。ちなみにこんなのも」
次に映し出されたのは男同士でポッキーゲームをしている図だった。
桑田くんも相方の生徒もノリノリだ。
桑田「うぎゃああああああああああ!?」
十神「桑田……お前……」
セン「お?ホモか?」
桑田「ちっげーよ!!ノリだよ!!」
桑田「し、しかたねーだろー?文化祭ってこんなノリだろ?お前らだってぇえええ!!」
く、桑田君の言うことももっともだけどさすがにこれは……
桑田「ダルビッシュだってなぁ!チームメイトから嫌われてたから部室でタバコ吸ってんの写メられてチェンメされまくったんだぞ!!」
苗木「そうなの!?」
※ソースは当時の作者の見たチェンメ。
モノクマ「まぁ桑田君はホモってことで…」
桑田「ホモ
桑田「ホモじゃねえよ!!」
モノクマ「さぁて、次は…… 君だよ不二咲くん!!」
もったいつけて不二咲くんにびしぃと指をさすモノクマ。
それに対して不二咲くんは怯えつつも中指を立てていた。
……器用だなぁ。顔が……。
不二咲(右半分動揺顔)「え、えっとぉ(でもじつは男の娘って内容だからいいか)」
セン(左半分嘲笑顔)「いいからさっさとバラしてみろよ!!桑田よりはしょぼくなくてきっついからな!」
桑田「しょぼい言うなよ!!これがチェンメされたら俺ホモあつかいだよ!」
苗木「もう遅いと思う……でもDQNノリだと思えばなんとか……」
桑田「だれがDQNだよ!」
山田「いや、見た目からして……」
石丸「DQNとはなんだ?」
腐川「う、うるさいわね……ネットスラングよ!」
モノクマ「とりあえず不二咲くんは封筒に書いてないことを紹介しちゃうよ」
苗木「なんで!?」
不二咲「そんなあ!」
モノクマ「いやー、こういうまわりからちやほやされてるやつの息の根をぐいっと」
モノクマ「やりたくなるんだよ!!なにがちーたんだ死ね!!」
苗木「なんで不二咲くんにだけひときわ厳しいの!?」
山田「マスコットキャラ争い……?」
モノクマ「てなわけでこれ」
ジャン!とスクリーンになにかの写真が映し出される……って?え?
不二咲「うわわわわ、なんでこんな!」
セン「おー、なつかしいなぁこれ」
そこにはコンクリートの内装の中でジャージのような作業着を着た笑顔の不二咲くん(やっぱり顔は人工皮膚をつけていた)が。
そしてその不二咲くんの周りをどうみても札付きのワルにしかみえない面々が屈託のない笑顔で不二咲くんと談笑していた
大和田「こ、こいつらは……」
山田「ぬうっ!知っているのですかな大和田紋土殿!」
大和田「不二咲の左隣にいるのは関東の”冥土天国の鳴神”、右隣にいるのは”殺人女王の天羽”、不二咲のあたまを撫でてやがるのは"禁愚紅の緋咲"!」
大和田「全員兄貴がトップだった時に年少……つまり少年院にぶちこまれた暴走族たちじゃねえか!?」
!?
苗木「えええええ!?」
大和田「たしかに年少に入ってたって言ってたけど……」
大和田「こいつらは相当アブねーやつらだから噂では特殊な少年院にぶちこまれたとかなんとか……」
大和田「つまり不二咲は……」
朝日奈「ふ、不二咲ちゃんが大和田よりすごいワル!?」
山田「っていうかすっげぇにこやかに会話してるんですが!?」
セレス「まぁ、もう一つの人格がこれですからだいたい想定の範囲ですわね」
みんながざわざわとする中、不二咲くんは覚悟をした表情して語り始めた。
不二咲「えっとね……実は……」
セン「実はよー、中学生の時にクラスメイトがあるグループから陰湿ないじめ受けてたからキレた千尋がその女子を妨害したりしたんだけど」ペラペラ
不二咲「そのグループのトップがやくざの娘で、自分とこの組員をわざと殺して僕に罪をなすりつけて……」ペラペラ
不二咲「おまけにこの日本中のワルが集まる少年院にぶちこまれたんだぁ……」ペラペラ
な、なんというかいろんな漫画で使われてそうな超展開だ……
特に番長ものでよくあるような……
ぶっちゃけすぎだよ不二咲くん
山田「もしかしてそのやくざの娘は『大衆は豚だ!!』とか言っちゃうんですかな?」
不二咲「ち、ちがうよぉ」
山田「じゃあ『大衆は服を着た豚だ!』とか言っちゃうイケメンな女子高生で生徒会長なやくざの娘…?」
苗木「や、山田くん……何の話?」
不二咲「と、ともかく冤罪でそこに入れられたんだけど……」
回想
少年院 444号室
鳴神「あー……”疾走(はし)”りてぇなぁ」
!?
天羽「『簡単なことですよ、この中で一番馬鹿なものが偉いんですよそうすればこの争いがなくなる』……”鳴神クゥン” お前のせいで"猫の弁護士"の内容忘れちまったよォ」
!?
緋咲「お前を”疾走(はし)らせても”いいぜェ? ただし、”救急車(ピーポー)”でなァ!?」
!?
鳴神「お前を先に”疾走”らせてやるよォ」
!?
看守「おいうるさいぞお前ら!”新入り”が来たぞ」
鳴神「新入り……ねぇ」
天羽「こないだここにきたやつはどうなったんだっけ?」
緋崎「”疾走”ちまったよォ?」
!?
看守「ほら、入れ」
不二咲「ふ、不二咲千尋です……よろしくお願いします」
!?
3人「………」
不二咲「(ううこわいなぁ……でもなんでセンはここにいる間は出てこないとか言ったんだろう……)」
鳴神「ざ、ザッけんじゃねえぞコラァ!!ここは女子禁制だぞオラァ!!」
看守「こいつは男だ」
ずりっ!
不二咲「ええぇ!?」
3人「!?」
不二咲「や、やめてください!」
看守「せいぜいかわいがってやれ」
鳴神「お、おう……」
天羽「カムパネルラが、カムパネルラがいる……ってか天使が”いる”よォ……」
!?
緋崎「……」そわそわ
グオッ!
不二咲「ひっ」
なでなでなでなでなでなで
緋崎「”あぁ~……ここは天国(ヘブン)”だぜ」
!!?
不二咲「こうして3人と仲良くなったんだけど、1か月後にホモの看守にヤられそうになったから半殺しにしたんだ センが」
不二咲「そしたら」
鳴神「不二咲を出してやれよォ!!おかしくなっちまったんだよォ!!」
!?
天羽「『雨にも負けず風にも負けず夏の暑さ冬の寒さにも負けず』」ぶつぶつ……
!?
緋崎「あー…… あー……」
!?
セン「おーい”緋崎クン”しっかりしろよォ?ぎゃっはっは」
不二咲「ぼくはおかしくなってないよぉ」
看守「これはやばい」
不二咲「3人のおかげでセンのことが精神疾患ってことで医療少年院に入れられたんだぁ」
十神「な、なんだか濃いやつらだな……」
不二咲「そのあとやくざの父親が娘の非を認めて僕は出てこれたんだぁ」
山田「どうでもいいけど不二咲千尋殿だけ過去が濃くねぇ!?」
大和田「しかし同じ部屋に不二咲がいたらと思うと……そりゃこんないい笑顔するだろうな」しみじみ
不二咲「だから別にばらしてもいいんだよ」
不二咲「ここで過ごしたことも思い出だからね」
やっぱり強いな不二咲くんは……
こころなしか左顔の部分がざまぁみやがれって顔してるのは置いといて。
モノクマ「なんだよなんだよ泣けよ!!なに男らしくふるまってんだよ!」
不二咲「ここで屈したりするもんか」
モノクマ「うぬぬぬぬ」
朝日奈「いいぞー不二咲ちゃん!」
セン「じゃあおっぱいさわらせてくれ」
朝日奈「それはダメ」
モノクマ「ぐぬぬ……じゃあ君が『実はギャル好き』とか『殺し屋まがいの復讐代行』をやってるって秘密もたいしたことないね……くそぅ」
不二咲「!?」
セン「な、なんてことを……なぜそれを……」
苗木「それは動揺しちゃうの!?」
モノクマ「しかも『わざと女子トイレでオナニーしてそれ見たギャルを誘惑しちゃって、これでもかってヤりまくる』」
モノクマ「もちろん中出しで!!」
不二咲「ちゃんとアフターピルはつかってるよ!ちゃんと未開封のやつ!!」
桑田「そこかよ!!つかそれ用意してるってことは1回や2回じゃねえだろ!?」
苗木「不二咲くんおちついて!!モノクマの思うつぼだよ!!」
不二咲「ううう……」
セン「ちなみに江ノ島が好きです。おっぱいほんとはちっちゃかったけど好きです。付き合え」
不二咲「せ、セン……///」
桑田「どさくさにまぎれて告白しちゃったよ!!」
朝日奈「男だね!!」
霧切「言われたほうはたまったもんじゃないわね」
石丸「こ、こら不二咲くん!なにをやっているんだ!!こ、告白だなんて!」
モノクマ「えー、こまっちゃうよーほんとにー って江ノ島さんも思ってるようぷぷぷそっかぁうぷぷぷ」
こころなしかモノクマがなんだか楽しそうだ……なんでだろう?
それはそうと言われた江ノ島さんは……
江ノ島「ゴメン!それはむり!!」ドゲザー
桑田「はっや!!おことわりはっや!!さすがになぃ!」
舞園「地面と平行にぺたっとついてます!?」
霧切「すごい身体能力ね……」
それはそれはすばらしい土下座だった。
見ているこっちが申し訳なくなるほどの土下座……
それをみた不二咲くん(とセンくん)は、驚いた顔をして、
泣きそうな顔になったけど……すぐに笑顔になった。
不二咲「ううん、いいんだぁごめんねぇ」
セン「まぁ、執着はしねえよ泣くなよ千尋」
大和田「不二咲……もう今夜は飲もうぜ」
不二咲「うん」
葉隠「青春だべ……」
十神「フン……」
すこしだけしんみりとした空気になった……
ひとつの恋が芽生えずに終わる。
それを僕たちは見届けたのだ……
モノクマ「……殺し屋まがいの復讐代行についてはスルー?」
桑田「いや、やってそうだなーとは思った。その人格からして」
モノクマ「しょぼーん……」
セン「ここから出たら依頼募集して殺しまくろう……」
霧切「やめなさい」
モノクマ「さて、センチメンタルになったところでこんどは……うぷぷぷ笑えるよ……」
モノクマ「こんどはセレスティアなんちゃらさんの番だよ!!」
こ、こんどはセレスさんか……たしかにセレスさんは謎だらけだ……
ばれてしまったらまずい秘密もきっと……
モノクマ「こちらぁ!」
セレス「……」
ぱっ
表示されたのは……
『苗木誠くんは中学生の時に週刊誌のエロページや妹をオカズにヌイてた』(ちなみにこちらが妹さん目線は消しておくよ)
僕の秘密と目線が隠された僕の妹の写真だった。
…………
モノクマ「……あっ、まちがえた」
大和田「………」
山田「oh……」
舞園「」(顔面蒼白)
霧切「………」(顔面蒼白)
江ノ島「」(顔面蒼白&泡吹き)
セレス「あら……」
不二咲「……」
腐川「ふ、ふけつよ……兄妹でそんな……」
桑田「っつかこれはかなりかわいいじゃねーか!」
葉隠「でかいな」(意味深)
朝日奈「……」
大神「……」
苗木「うわああああああああああ!!!」
石丸「風紀がぁああああああああ!!!!」
覚悟はしていたよ。覚悟はしていたさ!!でも!!
でもさぁ!!前置きなしでいきなりこれはないだろ!!
苗木「いきなりすぎるんだよ!!モノクマぁー!!」
モノクマ「ゴメンごめん、つい動揺してて」
苗木「動揺したいのはこっちだよ!!!」
モノクマ「でもなかなかきっつい内容だから早めにばれてよかったね」
舞園「な、苗木君……大丈夫ですよみんな気にしてませんから」
====[みんな気にしてない> ドーン
break!!
苗木「………」
桑田「いやいや舞園ちゃん!それはある意味追いつめてっから!あと苗木!妹ちゃん紹介してくれ!!」
苗木「……ごめん桑田くん……あいつたぶんチャラ男は好きじゃないから……」
桑田「俺……野球やるよ」
石丸「そういう問題じゃないだろう!」
もう……もうなにもかもどうでもいい……
いあ、ばれるのは覚悟していたよ……でもこれは本当にダメージがでかいよ……。
きっと今頃こまるのやつヒいてるよ……
一方 ???
こまる「な、なんだってー…… まぁお兄ちゃんならいいか」
苗木父「家族会議しなきゃ……」
苗木母「まぁまぁ」
こまる「あとチャラ男はだめだわ」
石丸「落ち着くのだ苗木君。屈してはいけない」
苗木「屈するよ!!」
石丸「それをいったらな……僕は……僕の場合は……うぐおおおおお!!」ガンガンガンガンガンガンガン
苗木「い、石丸くん!やめなよ!!頭ぶつけすぎだよ!!」
大和田「ま、まぁ……健全な男子ならやるだろ……なぁ」
不二咲「そうだねぇ……」
セン「近親やってねーだけましだよな」
モノクマ「次々いきましょう!もうね、手紙に書かれたことがばれてる人は渡した動機に書いてないことや詳細もばらすから!」
!?
朝日奈「そ、そんな!?」
葉隠「やばいやばいやばいべー!!」メモメモ
苗木「ひ、ひどすぎるぞモノクマ!!」
モノクマ「ばらしていいんでしょ?ならこれくらいのサービスはいいじゃない」
うぷぷぷといつもの憎たらしい笑い声が体育館に響く。
そしてスクリーンに映し出されたのは。
金髪の女の子(こまると同年代?)とあきらかにやくざですよな男たちに追いかけられている葉隠くんだった。
ちなみにヅラもばっちり外れてた。
葉隠「ぎゃあああああああああああああああああ!!」メモメモ
モノクマ「葉隠康比呂くんは九頭龍組の組長の娘の 九頭龍 雪乃さんをだまして法外な占い料をとっちゃったんでーす!!」
葉隠「やべぇよー これがヅラだってこともばれちまうべぇえええ」メモメモ
それにしてもなんて臨場感のある写真なんだ……
それにここどこだ?中国?というか葉隠君どこまで逃げてるの……
不二咲「あああああああああ!!この子!!」
セン「千尋ハメてムショにぶちこんだクソアマじゃねぇーか!!」
世の中広かったー!!!!
セン「おいおいマジかよやるな葉隠あいつをどうやってだましてやったんだ?」
葉隠「えーっと」
回想
葉隠「このまま好き放題やってたら頭を打って死ぬべ!」
雪乃「ちょっ、嘘っ マジで?」
葉隠「俺の占いは3割当たる!しかも今日俺はあんたが来ることも占いで予測していたべ!これはもしかするとだべぇ~」
雪乃「ど、どうすればいいのよ!!」
葉隠「まずはこのありがたいツボをだな……」
葉隠「そして焦ったその子は俺にアタッシュケースパンパンな金と俺のお手製のツボ(陶芸教室で1000円出して作った)を交換したんだ」
気づけよやくざの娘。
セン「ぎゃっはっはっはっはっはざまぁwwwww」
不二咲「あっはっはっははは!葉隠君」
二人「「GJ!!」」ビッ!
不二咲くんが両手でサムズアップした。
いま声が二重に聞こえたような……。
そして鼻提灯をパンとわって起きたモノクマは次の標的を選んだ、
モノクマ「さて次は おぉわだくぅん」
大和田「!!」
ぐっと大和田君が身構える。
歯を食いしばり、汗がだらだらと流れているのがわかる。
だけど視線はモノクマをかみ殺すがごとく睨みつけている。
モノクマ「おやおや?なに?反抗期?」
大和田「俺は……俺は自分の過ちから逃げねえだけだ」
モノクマ「はー、さっむいさっむいさっむい。」
大和田「あんだと!!」
不二咲「大和田君」
ぎゅっ
大和田「お、おぅ……」
セン「負けんな」
大和田「……ああ!」
モノクマ「そんじゃーまーはい」
スクリーンに
大和田くんが今まで目を背けていた過去が
映し出された。
『大和田紋土くんは 実のお兄さんを 殺してしまいました』
事故が起きた現場写真とお兄さんの死体の写真と一緒に
朝日奈「ひっ!?」
霧切「……」
大和田「ッッ!!!」
モノクマ「いがぁーいときれいなもんだよね?嘘みたいだろ?死んでるんだぜこれ?」
十神「殺したというよりこれは明らかに事故死だろう……!」
モノクマ「うぷぷぷ 顛末を教えてあげようか?ほんとさっむいさっむい内容だよ」
大和田「ッッッ!!」
ぎりぎりと歯ぎしりをし始める大和田君。
しかしぴたっとその歯ぎしりをやめゆっくりと口を開いた。
大和田「ああ……俺が殺したようなもんだ……」
石丸「兄弟……」
大和田「くだらねープレッシャーと意地のせいでよ……俺は…俺は兄貴を」
モノクマ「はいっ!!チームがばらばらにならないよーに俺TUEEEEE!!していた大和田君のしんみりしたお話は後にして次行ってみよー」
アハハハハハ
モノクマ「観客も笑ってるよー」
葉隠「海外のホームドラマとかでよく流れる笑い声だべ!!」
大和田「……」
石丸「兄弟……」
ぎゅっ
石丸「よく耐えた」
大和田「………ちっ わりーな」
不二咲「今日は飲み明かそう」
セン「あのクソクマに奪われた特製『ちー酒』を薄くしたやつあるからよぉ」
苗木「不二咲くん 石丸くん……」
大神「あの二人が大和田についていれば大丈夫だろう……」
霧切「ええ……」
モノクマ「へぇーあのお酒『ちー酒』ってのか いやぁそのまんまだねぇ けっこうイケたけどね」
モノクマ「おかげでバラを吐き出したよ」
アハハハハハ
十神「おい、いつまで茶番を続けているんだ。どうせやるならさっさとやれ」
モノクマ「せっかちだなぁじゃあつぎはこちら」
スクリーンには
『山田 一二三くんは 実験のために集団自殺サイトをたちあげ、集まった人間を実験に使いまくった」
アウトオオオオオオオオオオオオオ!!!!!???
山田「ふんぎゃああああああああああああああああ!!!!!」
朝日奈「ちょっ、山田!これはあきらかに犯罪だよ!!」
大神「外道の所業だぞ……」ゴゴゴゴゴゴ
石丸「い、いったいなぜこんな……」
山田「う、ううぅぅうう…… ぼ、僕のせいじゃないもん ムツミのせいですもん」
回想
私は樹海で死ぬはずだった彼らを練炭と睡眠効果のある炭を入れ替え、アジトにつれてきてナイス演説を行った。
ムツミ「ハッレエエエルヤ!!いいですかー あーなーたーたちはー 精神以外健康なひとたちばぁーっかりでぇーす」
ムツミ「健全な肉体は健全な精神にやどるとかいいますがぁーあなたたちみたいな自殺志願者でも心臓バクバク、動悸ゼーゼー、
何が言いたいかというともったいなぁああああい」
ムツミ「そこの女子高生のあーなーたぁ」
JK「ひぃっ!?」
ムツミ「あなたの皮膚内臓エトセトラエトセトラ自殺で捨てるのはもったいない!!」
ムツミ「細菌実験、投薬実験、解剖実験、まだまだいろいろつかえるところはいっぱいあるなによぉーりも」
ムツミ「ぶひひひ、性欲処理とかイケイケじゃないですかもったいないもったいないでぇーもー死ぬなら楽しんで死にましょうよー」
JK「あぁ…あああ……」ジョワー
ムツミ「うっほほーい 黄金水だー!! 黄金水つまりおしっこは膀胱にためられますねぇー」
ムツミ「ちなみにこれでーす」
そういうと私はホルマリン漬けにされた内臓をJKの目の前に差し出す。
そうそうその表情。私の愚息がメガ進化するよ!!!
ムツミ「ぶひひひひぃ そこのちょっとイケメンのお兄さん。うごけないでしょー?抵抗されるとめんどくさいからぁ。」
ムツミ「じゃん!腕パーツ×2足パーツ×2でーす!!なんということでしょう。DeepなLOVEに耐えられなくなったホストなお兄さんはダルマになってしまいました!」
ムツミ「ダルマはっぴはっぴー はっぴはっぴー だーるまさーんでわらった!」
ホスト「ひ、ひひひ……」
ムツミ「あーこれおかしくなってるわ まぁお肉が無事ならいいですね。」
ムツミ「とまぁ僕は献体をこのようにあつめr」
苗木「も、もうやめてよ!!いつのまにかすりかわってるし!!」
ムツミ「気をやってしまったんで交代しました。ぶひひひごめんなさい」
セレス「外道ですわね」
ムツミ「わぁーいほめられましたぁー」
セレス「ほめてねえよ糞豚がぁああああ!!」
ムツミ「ありがとうございます!ありがとうございます!!」
朝日奈「き、気持ち悪くなってきたよ……」
大神「我がついている。大丈夫だ」
ムツミ「あ、気持ち悪いならそれ相応の薬が」
朝日奈「いらない!成分表示してくれなきゃいらない!」
十神「貴様に成分がわかるのか?」
朝日奈「そこはこう十六夜ちゃんにきくよ」
十神「おい」
モノクマ「ほらほら、むだばなししない。次は十神くんだよ」
十神「フン、面白い」
十神「(俺の書いてあった秘密は『実はメガネに暗視機能と熱源機能が備わっているということ』だ。」
十神「(これは十神財閥の最新鋭の開発で門外不出のモノ。俺以外がかけると機能を停止するおまけつき)」
十神「(俺の秘密は多重人格以外はばれていないからどうせこれだろう。『アレ』ではないだろうな)」
モノクマ「と、思うじゃん?」
十神「!?」
『超高校級の御曹司にして完璧(自称)の十神白夜君は多重人格(オカマ)であるが』
『実は表の人格も女装癖があり、オカマバーの常連でママ相手にぐだまいてる』
十神「………」
………
静寂の中。
スクリーンに十六夜さんが映し出される。
内装からして部屋の中だろう。なにか喋っている。
十六夜「あー、びゃっくーん。ベイ・バロンのみんなが恋しくなるわねー」
モノクマ「ちなみにベイ・バロンというのはかなり有名なオカマバーです」
十六夜「ママの作るカクテルおいしいし、びゃっくんの愚痴もきいてくれるからよかったわよねー」
そういうと十六夜さんはこよりをつくって鼻をくすぐり始めた。
へくしっ
十神「……別にさみしくなんてない」
十神「さみしくなんてないぞ、俺は十神白夜だ」
十神「……クソッ、新作コスメが発売されているだろうにっ……」
………
こまった、コメントしづらい。
こ、これは馬鹿にしてはいけない案件ですよ?
お、おちつけ僕。
十神「どうした、笑えよ」
!?
十神「おい桑田笑えよ、俺は女装癖のある変態だぞ笑えよ。この状況で新作コスメの発売日も気にしているんだぞ笑え」
桑田「わらえねーよ!!!一周まわってもうなにもいえねええよ!!」
十神「ぐおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!おおおおおお!!!!!」
いつも自信満々な十神くんが慟哭している。
僕たちはどう声をかければいいのかわからず、うろたえてばかりだ。
十神「おれは、俺は十神を背負って立つ男だぞ、これしきのことでうろたえるなんぞ」
そういいながらも十神くんは焦点の合わない目でぶつぶつとつぶやき始める。
見てられないよ!!
霧切「朝日奈さん!念のため用意したあれを!」
朝日奈「わかった!!」
そういうと朝日奈さんはポケットからコショウをとりだし、思い切り十神くんにぶちまけた。
へくしっ
十六夜「くまちゃん、あんた そのナイスヒップに風穴開けてアナルファックしてやろうかしらあああああ!?」
腕を組み射殺すようにモノクマをにらみつける十六夜さん。
見ているこっちが殺されそうな威圧感を放っている。
腕を組み射殺すようにモノクマをにらみつける十六夜さん。
見ているこっちが殺されそうな威圧感を放っている。
モノクマ「こわいねーこわいこわい。カメラの前のみんなーこれが十神くんの別人格だよー」
煽るモノクマ。
怒りをあらわにする十六夜さん。
霧切「落ち着いて頂戴十六夜さん」
そんな十六夜さんを霧切さんがなだめる。
十六夜「霧切ちゃん……」
霧切「今は耐えるのよ。あなたのためにも、彼のためにも、みんなのためにも」
十六夜「……ありがとね」
モノクマ「おっ、オカマと恋愛かな?大人だねー そんな霧切さんのひみつはー」
ジャン
『セレスティアなんとかさんこと 安広 多恵子さんは栃木県民 ちなみに写真は小学生の時の姿』
セレス「クソくまぁああああああああああああ!!!写真つきだなんてきいてねえぞ!!!」
ムツミ「ムッハー!!花子ルックだー!!!ヤッター!!」
またテロしやがった!!
で、でもかわいいなセレスさんの小さいころ。
と思った矢先にセレスさんが山田……というかムツミくんを蹴りまくってる。
蹴られるたびにありがとうございます!と言っている……
モノクマ「ごめんごめん、酔いが回ってて」
大和田「まだ飲んでるのかよ」
モノクマ「ちー酒うめぇ」
パっ
『霧切響子は多重人格者』
苗木「あ……」
石丸「え?あ、ええ?」
不二咲「き、霧切さんも?」
舞園「まさかそんな」
ざわざわ……
霧切「……朝日奈さん、コショウ」
朝日奈「え?で、でも」
霧切「借りるわね」
朝日奈「え!?い、いつのまに!?」
ぱっぱっ
くちゅん
鳴子「やれやれ、まったく。苗木君にはばれていたんだけどまさかあなたたち本当に気づいていなかったなんて」
あの少し人を馬鹿にしたような態度は鳴子さんだ。
みんなはあまりの衝撃のせいか何も言いだせないでいる。
鳴子「霧切鳴子よ。 響子とちがって話をするのは好きよ。それくらいの余裕みせるほうがいいじゃないの」
朝日奈「あっ!もしかして苗木たちをサウナに連れて行ったのも」
鳴子「わたしよ。ちなみに3人のアレはばっちりみたわよ」
江ノ島「ハァ!?へ、へんたいじゃん!」
鳴子「なによ、響子は12の時むらむらしすぎて初めてのオナニーで膜破っちゃうくらいドジだけど変態じゃないわ」
桑田「なんか余計な情報まで言ってる!?」
き、霧切さんってかなりエッチなんだなぁ……
ちょ、おちつけ僕。おちつけ。
苗木「ちょ、ちょっと、鳴子さん……////」
鳴子「あら、なに?お誘い?」
苗木「(顔がちかい顔が近い)」
朝日奈「あわわわわわわわ」
大神「よもや二人はそういう関係か?」
苗木「ち、ちがうよ!!?」
鳴子「ボソッ あら?私も響子もまんz なんでもないたたたたた」
苗木「なんて言ったのかわかんなかったよ……」
江ノ島「(ぐぬぬ、W霧切さんめ また苗木君を魅了して)」←聞こえてた
モノクマ「(だめだこの残姉ちゃん まぁおもしろいからいいか)」
鳴子「ぶっちゃけ才能おぼえてない!よろしくね」
桑田「ぶっちゃけちゃったよ!!偉そうに山田の上に立つなよ!!
ムツミ「ぶひーぶひー なんだか懐かしい気分ですぶひー」
大和田「どうりで様子がおかしかったわけだぜ」
石丸「うむ……しかしなぜ才能を覚えてないのか…」
モノクマ「おやおやこれは面白いことになってきました。さて、つぎはぁー 野郎たちのオカズ 江ノ島盾子さんです!!」
不二咲「ストレートすぎるよぉ!!」
セン「そうだそうだ!!あいつの写真集9割がたアレ目的で買ってたけど!!」
モノクマ「ぶっちゃけんなよおまえらも ちなみに1割は?」
不二咲「えっと……がんばれーって」
みんな「(かわいい)」
モノクマ「……」 ぐびぐび
葉隠「なーんか酒飲む音が聞こえたべ」メモメモ
桑田「(さっきから葉隠なに書いてんだ?)」
江ノ島「(えっちょまってよたしかわたしの秘密って やばいってやばいってそれはちょっとまってよ盾子ちゃん)」
バババババババ
不二咲「お、おちついて江ノ島さぁん!ヒンズースクワットしないで!!」
セン「みえた!!」
不二咲「「黒!!」」
桑田「おいW不二咲落ち着け」
『江ノ島盾子さんは一目ぼれした苗木くんを思ってオナってました』
苗木「……はい?」
え?なんで超高校級のギャルである江ノ島さんが僕なんかを?
桑田「ちょっ、どういうこ 説明しろよお!!苗木ぃいいいい!!うらやまけしからん!!」
葉隠「おいちょっ、桑田っちおちけつ!!」
朝日奈「も、もうだめあたし恥ずかしくて死にそう!」
大神「おちつくのだ朝日奈よ」
山田「フゥー…… ギャルが純朴な苗木誠殿をオカズに自慰とな これがホントの トレジャーハンター 自慰!」
セレス「最後の2文字言いたかっただけだろぉがああああ!!」
舞園「な、なんてことでしょう……ライバルがふえてる」
鳴子「まぁ、まともな男子って不二咲くんと苗木君しかいないし多少はね?」
朝日奈「石丸は?」
鳴子「ないわ」
石丸「ウグゥッ」
江ノ島「ぎゃああああああああああああああああ」
シュバババババババババババ
不二咲「そ、そうかぁ 苗木くんならしかたないよねぇ」シュン
モノクマ「ひっく はいこちらぁ!!」
桑田「え!?なにまさか映像が!!」
江ノ島「あばばっばばばばばばばば」
モノクマ「再現VTRだよ!」
スクリーンには江ノ島さんのカツラをかぶってなんかくねくねしてるモノクマがいた。
江ノクマ(cv豊口)「はぁはぁ苗木(くん)なえぎ(くん)」くねくね
桑田「がっかりだよ!!!!」
葉隠「がっかりの大ダメージだべ!!」
不二咲「うん……」
セン「チッみせてくれよなー」
江ノ島「うううう……(あれ?くんづけしてたはずなのに そうか盾子ちゃんが代わりに音声を!さすが!)」
これはこまったことになったよ!?
え、ちょっ江ノ島さんがぼくにひとめぼれってちょっっと
ぼ、ぼくとしてはその
鳴子「結局のところどうなの江ノ島さん」
なんで鳴子さんは中指立ててるの。
江ノ島「はっ!?えと う、うっせー!!いいじゃんべつに!アタシのかってじゃん!」
江ノ島「そりゃ不二咲には悪いけどさぁ……」
江ノ島「ひとめぼれのなにがわるいっての!!」
鳴子「チッ 響子がもたもたするから……あいたたた」
十六夜「まぁまぁ、同じ男を狙う者同士喧嘩しちゃだめよ おいたが過ぎるとアタシがもらう!」
2人「させねえよ!?」
うん、それはほんとうに思う。
モノクマ「つぎは大神さんだ!!」
大神さんの秘密……変身を隠しているとか?
葉隠「変身を隠しているとかか?」
朝日奈「さくらちゃんは戦闘民族じゃないよ!」
葉隠君と同レベルだった……。
大神「後悔も言い訳もしない。さっさとやれ」
大神「(すまぬな、みんな。 朝日奈)」
大神「(我はこの命にかけても)」
モノクマ「ところがぎっちょん!!」
バンっ!
な、なん……
大神「だと……」
『大神さくらさんは中学生の時カード○ャプターさくらにはまってて毎週欠かさず見ていた』
大神「ふごおおおおおおおお!!!//////」
朝日奈「きゃーwwかわいいー!!さくらちゃーん!!
鳴子「なんとかなる、絶対大丈夫だ」(声帯模写)
江ノ島「!?(声帯模写!?)」
大和田「ほんとに何とかなりそうだな……」
山田「彼女も所詮、乙女の一人だったのですよ」
桑田「さくら違いかよ!!つか意外すぎんぞ!!」
葉隠「刃牙とかだと思ってたべ……」
モノクマ「ちなみにこれが中学生の時の大神さん」
バンっ
葉隠「写真ぜってーまちがってるべ!!なにかのまちがいだべ!!」
十六夜「これは……メガ進化したのね!大神ちゃん!メガ進化ね!!」
大神「いや、ただ鍛えていただけだが」
もったいなさすぎるよ!!!!?
なんというかいろいろと!!
不二咲「ぼくも頑張ればきっと」
桑田「やめとけ!!」
モノクマ「いやぁおとめだねぇー」
十六夜「さくらちゃん服つくってあげようかしらー?」
大神「ぬ、ぬう////」
大神「(どういうことだ……黒幕は何がしたいのだ)」
モノクマ「さぁて次は朝日奈さんだね!」
朝日奈「ちょっ、まってよ!」
桑田「これはこれはもしかして」
セン「期待大かな?」
不二咲「こら!」ワクワク
葉隠「不二咲っち顔、顔」
大和田「……」ソワソワ
鳴子「いい、苗木君。女の子は胸じゃないわ」
江ノ島「そうだよ」(便乗)
苗木「え、ちょっちがうよきたいなんてしてないよ!」
半分嘘だ。
そして
ジャンっ
『朝日奈葵さんは使った水着を洗い忘れて次の日同じ水着を使ったことがある』
男子s「なんだよ!!!ちょっ、なんだよ!!」
なんだよ!! はっ つい……
十六夜「男の子ってサイテー ふーんだ」
舞園「十六夜さんが言うセリフじゃr」
十六夜「朝起きたらヤマンバにするわよ」
舞園「すいません」
朝日奈「ひぃいいいいいい!!!はずかしいいいいい!!」
大神「ぬぅ……これは確かに。いうなれば同じ下着を二日連続で穿いたようなもの」
桑田「だいぶちげーよ!!なんかこうちげーよ!!」
葉隠「そうだそうだ!!もとから濡れてるからたいしたことねーべ!!」
不二咲「お、おちついてよみんな」シュン
セン「おいクソくまぁー これが目的か?みんなの和を乱すためだな」
モノクマ「うん、ここへきて今更それを言うのはやめようか」
朝日奈「ううう…… ほかにぎりぎりであうサイズのスク水がないからしかたなく……」
セレス「垂れろ」ボソッ
山田「いますごいこときこえた」
江ノ島「で、でも三日くらい同じの着ても大丈夫っしょ」
鳴子「汚ギャル乙」
江ノ島「うっせえ!」
モノクマ「なかなかないんだよねーぱっつんぱっつんになってたいへ ゴホン
モノクマがなにか言いかけてたけどまたスクリーンに何か映し出した。
モノクマ「なんかあきてきたからはいドーン」
『腐川冬子さんはジェノサイダー翔 詳しくは右下の動画参照』
『石丸清多夏くんは実のおじいさんの生命維持装置を嬉々として外した。そして許嫁と中学生の時にSEXしてた』
ジェノ『ゲラゲラゲラ!!まてまてぇー!!』
被害者『ひぃいいいいいいい!!」
ザクザクザク!!
腐川「ひぎゃあああああああああ!!!なんでこんな映像がぁああああ!!」バタッ
朝日奈「う……もうだめ……はきそ」
大神「見るな!朝日奈!!」
石丸「うぐぐ……前者は僕じゃない……やつのしわざだ……後者は……ぼ、僕が風紀を守れなかっただけだ」
不二咲「そ、そうなんだぁ」
石丸「ボソボソ 決して薬を盛られたわけではない」
鳴子「なるほどね」
江ノ島「(聴力すごいなぁ)」
苗木「石丸君、黒石丸君のせいだね」
石丸「……ああ」
澪田「へぇー 風紀が我慢できなかったかー 実際は?」
西園寺「さぁーね ばーか……」
ソニア「わっほい!わっほい!!これがジェノサイダー翔の殺りかたですね!!うーわっほい!!興奮してきました!!」
澪田「ソニアちゃんがびしょびしょっすよー!!涎で」
モノクマ「ふふふ、これで全員終わったね。ちなみに今スクリーンに映しているのは誰が多重人格なのかばらしてるのさ」
霧切響子→ 鳴子というフランクな性格の持ち主に経歴不明
石丸清多夏→ 黒石丸というさまざまな悪逆を行う人物に
大和田紋土→ 和人という暴力野郎に
山田一二三→ 六〃々という異常医療デブに
不二咲千尋→ センという『キチガイ』に
十神白夜→ 十六夜という万能オネエに
腐川冬子→ あのジェノサイダー翔に
セン「おい、俺だけ強調すんな」
鳴子「……なにかしら 違和感があるわ」
葉隠「……ほっ」メモメモ
……なんてことを。
ここから出られたとしても多重人格の彼らはまともな生活ができなくなるじゃないか!!
苗木「くっ……」
モノクマ「ふぅー すっきりした ねえどんなきもち?自分の秘密がばらされてさ ぎゃーっはっはっは!!」
黒石丸「おおおおーっとまちたまえ!!」
よりによってこんなときに!?
モノクマ「あ、そうだったね この石丸君のファイルの公開だっけ」
黒石丸「そうだ!!ふははははは みんな 安心したまえ!!」
朝日奈「な、なにを安心しろっての!?」
ジェノ「アーレー?どんな状況よ」
十六夜「かくしかよ それより クロちゃん、なにをしでかすつもりなの?」
モノクマ「なんだろうねー たのしみ」
黒石丸「ふはははははははは僕たちだけ損するのは不公平だからな!!ふはははははは!!」
黒石丸「今から歴史・政治・文化などの知られてはいけない秘密をばらす」
黒石丸「画面の前の豚どもよ、僕の恐ろしさを知るがいい」
ながかったけどここまでぇ
ちかれたぁ
いくよお
モノクマ「は?」
モノクマが怪訝そうに首をかしげ、体育館の中がしんと静かになる。
黒石丸くんはふっふっふと自信満々に両手を組みどっしりと構えている。
いわゆるガイナ立ちだ。関係ないけどガイナ系主人公の精神攻撃耐性って弱いよね。
うっ……頭が……。
そんなあほなことを思っているとつかつかと黒石丸君は壇上にあがった。
壇上にはきちんとマイクがあり、黒石丸くんはマイクテストを始める。
黒石丸「あー、あー松葉崩し、しめ小股、時雨茶臼、理非知らず、流鏑馬、首引き恋慕、帆かけ茶臼、燕返し」
苗木「ってなにそのマイクテスト……!?」
十六夜「きゃっ、いやーん♪」
鳴子「これは放送ぎりぎりね きりぎりのぎりぎり プスー」
不二咲「あわわわ」
セン「いいなぁー千尋は身長足りないからちょっときびしいやつあるよなー」
え?あの言葉なにかの意味があるの?
澪田「おやおやー?親が二人でおやおやー? それはともかくあれってなんすか日寄子ちゃん。」
西園寺「知らなーい♪」(ダバダバダバダバダバ)
ソニア「WAO!西園寺さんからナイアガラの汗が!」
黒石丸「オホン!やあやあ画面の前の豚の諸君!僕は黒石丸!清多夏のもう一人の人格!
名前は清多夏の許嫁がつけているが嫌いだから言わない!」
黒石丸「ちなみに今のマイクテストの言葉はセックスの四十八手で、清多夏とその許嫁が好きな体位だ」
いきなりぶちかましたあぁぁぁぁぁ!!!
十六夜「しかし流鏑馬や首引きも好きなんて……実は病んでるんじゃないの相手」
朝日奈「せ、セックスの四十八手って?」
大神「聞くな朝日奈」
西園寺「眉毛そるぞ濁多夏(にごたか)ぁあああああ!!!」
澪田「にごたか!!よりによって選ばれた名前はにごたかでしたー!!」
ソニア「もしかして入学前の時点でそんなプレイを!?」
西園寺「いや、嘘だし。うんあれぜったい嘘」(目をそらしまくり)
黒石丸「君たちは知ってしまったね。僕たちの秘密を。そして笑うなりショックを受けるなりしているだろう」
黒石丸「しかしだ、世の中はもっと黒いのだ。それを僕が教えてやろう」
モノクマ「なるほどー ほかの衝撃的なネタで自分たちの秘密をたいしたものではないと思わせるのかー」
モノクマ「うぷぷぷぷ、でもさすがにそれはむりじゃあないかなぁーそもそも多重人格の時点で」
黒石丸「日本の税金の[ピー]%は[ピー]国に寄付という名目で横流しされている。そもそも[ピー]党が政権を握っているが、
[ピー]党のバックには[ピー]がついている。証拠は[ピー]議員の親戚という戸籍をもった[ピー]という男が実はr」
モノクマ「っておいいいいいい!?いきなりなにとんでもないこと言ってんの!?」
苗木「えっ?[ピー]党って今の総理大臣の党だよね……」
十六夜「じ、事実よ……十神家のデータバンクにものってるわ……でもあれは極秘中の極秘!」
大和田「マジかよ!?」
どんどん黒石丸くんによってこの国の政治の裏がばれていく。
あの元総理大臣が実は銀様派だったりとかいやこれはばれてるか。
東ピー知事の奥さんが師匠のおさがりとか。たけ○しつながりでダンカ○ンの外道ぶりといった雑誌にたまに載る噂の真実をはじめ、
国の金の動きや各国との関係をどこで知りえたのかぺらぺらとばらしていく。
正直、この国で暮らしていく自信がなくなってくるくらいに……
ちなみに希望ヶ峰学園は政府に優秀な人材を渡す代わりに資金提供を無償で求めていたという。なんでまたそんなことを?
黒石丸「……というわけで[ピー]は実は[ピー]であり、ゲイでもある。僕も彼の尻に乾電池をつめこんだことがある」
鳴子「あの優しそうな議員がまさかそんな性癖が」
山田「アナルに乾電池は結構そういうプレイするやついるんですよねー」
黒石丸「続いて!!じーつーはー舞園くんが所属しているプロダクションだが」
舞園「な、なんでしょうか?」
黒石丸「枕営業はしていないが、かわりに社長(54)に対して抱かせてくれといろんな方面にお願いされてる」
舞園「!?」
黒石丸「あの社長は筋金入りのゲイの会員制クラブ、それも会費が100万以上の秘密クラブの一員でね。最高クラスなんだ。」
黒石丸「つっこめば幸運を得られるという『フクケツ』の持ち主なのだよ!」ハッハッハ
舞園「」
苗木「ま、舞園さん!しっかり!」
黒石丸「僕も様々な手を使って会員権を手に入れ、彼に突っ込んだが」
黒石丸「あれはまさに至高のアナル。すばらしい肛門括約筋!ミミズ千匹!!」
黒石丸「突けば響く男色の楽器!!」ギンギン
モノクマ「なにおったたせてるんだよー!?」
黒石丸「だが、彼の芸能プロダクションは彼自身の実力であそこまで上り詰めたのだ。それだけは誤解するなよ」
黒石丸「そして彼はなにより自分の会社のアイドルたちを実の娘のように想っている。きっと今もこうして」
黒石丸「君の安否を気遣っているだろう」フッ
舞園「黒石丸くん……」
黒石丸「好きな男の腕の中でも娘たちの活躍を夢みるーうぅー ハァァーンウゥゥーン ハァァーンウゥゥーン 私のケツで射精しーなさい ウィーンウィーンエイジャアアアン」
舞園「だいなしです!!」
他人を気にかけているのか陥れたいのかよくわからない黒石丸君のトークはまだ続く。
ちなみにモノクマはさっきから止めようかどうか迷っているのかうろうろしている。
黒石丸「続いては朝日奈くん」
朝日奈「わ、わたし!?な、なにかあるの!?」
黒石丸「『あの国』でそのかっこだと確実にレイプされる」
朝日奈「えええええええ!?ななななにいってんの!?っていうか秘密じゃないじゃん!」
黒石丸「いや、たまたま目についたからついでに言っておいただけだ。でもほんと注意だぞ。あっちは露出高い=エロいことしてくれる女って認識だから」
朝日奈「こ、こわくていけないよ!!」
黒石丸「まったく、『あの国』は僕も日寄子も嫌いなんだよな。ホント。核ミサイル自爆しろ」
苗木「ひよこ?」
桑田「ヒヨコがなんできらいなんだよ?」
黒石丸「こっちの話だ」
黒石丸「あと某食品店チェーンの社長である香山誠一のハゲ頭はね。あれ実はカツラなんだ」
苗木「いきなりトーンが落ちたね」
黒石丸「いやぁ、彼はすごいキャラでね。祖父のつながりなのかよくわからないけど日寄子の家での集まりにもなぜかいたんだよ」
舞園「あの関西弁がすごい社長さんハゲのカツラだったんだ……」
黒石丸「なんでも還暦になったら『実はワイはフサフサの国のスパイやったんや!』ってネタをやりたいがためにずっとあっためてたらしい。本当はふさふさなんだよ」
黒石丸「ところでモノクマ」
モノクマ「なーに?」
黒石丸「不二咲くんからお酒をもらっただろう?」
モノクマ「うん!いやぁうまいもんだねぇ まぁぼくが寛大だから飲酒を許してるんだけどね!目の前で飲んでたらオシオキだよ!!」
セン「あっはっはっはっはっは!!そういうことか!!」
黒石丸「ふっはっはっはっはっは!!」
モノクマ「はにゃ?」
突然二人が笑い出す。
いや、笑うというよりは馬鹿にしている。
黒石丸君と不二咲くんはモノクマに対して指をさしつつ、語り始めた。
不二咲「ふふふ、モノクマ。あれはねぇ」
黒石丸「ああ、これを聞いたときは僕もびっくりしたよ」
モノクマ「ちょっなんなのさ あのさけがどうしたってのさ?」
不二咲「あのお酒のつくりかたはね、まず脱衣所で僕がお米をとにかく噛みまくって、飲み込まないできれいな靴下の中に入れてタッパーに入れて発酵させた」
黒石丸「いわゆる口噛み酒なのだよ」
不二咲「まぁ量が少なかったからもとからあったお酒と合わせたんだけどね」
な、なんだって……不二咲くんの口の中に入れたお米からできたお酒だって!?
な、なんてマニアックな……でもほしがる人もいるだろうな……
山田「ほしいぜ。投稿者 変態糞藪医者」
ここにいた。
十六夜「いくらかしら」
ここにもいた。
モノクマ「」
黒石丸「どうしたのかね?」
不二咲「?モノクマ?」
モノクマ操作室
江ノ島(真)「ふざけんじゃねえぞおいいいいい!!おえぇぇぇ……」
びちゃびちゃ
江ノ島「短期間でなんつークオリティたかいものを!って思ったけどふざけんなよ!絶望通り越してキレるわ!
江ノ島「こんなもん捨ててやるよ!!くそが!!ふざけんじゃねえぞあいつ!!このアタシを『2度もむかつかせやがって!!』」
江ノ島「捨ててやるよ!!」
………
ぐびぐび
江ノ島「ふぅー ……で、でもちょっとうまいから許してやるよ うん」
モノクマ「だからなに? あぁ^~たまらねえぜ」
黒石丸「チッダメージがなかったか」
セン「千尋の酒だからな」(納得)
モノクマ「まったく、僕はクマだよ?そんなこと気にしないんだよ!!」
それにしては間があったな。
黒石丸「不二咲君といえば!!ゲイ○!ゲイ○!ゲイ○!!窓をつくって有名なゲ ツだがWINDOWSでファイル名をprnと設定できないのは有名だが」
※ちなみに理由はプリンみたいな頭と馬鹿にされていたかららしい。
黒石丸「彼は10数回不二咲くんに性的いたずらをしようとしてたしなめられている」
不二咲「な、なぜそれを!?」
セン「ホントどこで調べてきたんだよ!?」
事実なのかよ!?
桑田「ほ、ほんとかよ不二咲!?」
不二咲「う、うん。プログラム関係の仕事で秘密の場所で会うたびに息を荒くしてお尻を触ってくるんだぁ」
セン「そのたびにゆびに縫い針さすけどな。よろこぶんだあいつ」
十六夜「ドМなの!?」
セレス「あまり知りたくない情報ですわね……」
黒石丸「そういえば急成長したソフト会社A社はセキュリティソフト会社Bの社員情報、顧客情報、販売ソフトのコードまで!
すべてスパイに盗ませてそれを利用して成長したのだよ」
不二咲「あ、あれぇ?B社ってぼくもかかわったことあるよぉ」
黒石丸「なお、その際A社は依頼したスパイへの報酬をしぶったといういろいろと浅ましいエピソードもあるぞ。そのエピソード込みで僕がそのスパイから購入した話なんだがな!なお、盗んだデータの写しもついでにくれたぞ。
もう少し機をみて株価が頃合いになったところで出したかったが仕方ないな」
十六夜「なんで出し渋ったの?」
黒石丸「そう、あれはそのスパイとスカイプしてたとき……」
スカイプ
ゆー(・x・)
「へー、株とかやってるんだ。情報操作とかもしたりする?」 19:45
くろまる
「するするwむっちゃするwww偽造情報でもだいぶ株価かわるしおもしろいwww」 19:47
ゆー(・x・)
「わー、そういう動乱好きなやつにとっておきの話があるよー?
ねえねえ、さわりだけ聞いて面白いと思ったらでいいからこの話買ってよー」 19:50
かくかくしかじか
ゆー(・x・)
「証拠とか、なんでこんな事するのかまで含めて**万でどうかな?」 19:58
くろまる
「2ケタでいいのか?」 19:58
ゆー(・x・)
「最低がこれなってええぇ」 19:59
ゆー(・x・)
「2ケタでいいのかって返しは斬新だね!判らない話にそんなに出せないとか、
まけられないかっていわれて切っちゃうのが大半だったんだけど」 20:00
くろまる
「こちらは娯楽のための余裕は十分に用意してあるんだよ。君の話自体が良い娯楽になりそうだし、
証拠があるなら甘々の予想してる連中が阿鼻叫喚に陥るさまも楽しめそうだ」 20:02
ゆー(・x・)
「やった!じゃあ資料とかは○○駅の4545番のロッカーに入れておくから。鍵はその駅のごみ箱に
パンが入った袋と一緒に入れるから。でもパンはパンでもパンツのがいいなぁ僕は」 20:06
くろまる
「ぼくはふんどしだ!金はロッカーに入れればいいんだな」 20:10
黒石丸「とまぁこんなかんじで」
桑田「えげつねえよ!!」
黒石丸「ふふふ、今頃株価が大変なことになっているだろうなぁ!!ふっはっはっは!!」
モノクマ「(あー、あの大暴落事件こいつとあいつのせいか…… ホントあのかわいくねぇショタ死んでてよかった)」
黒石丸「ふぅー 気分が高まってきた!」
そういうと黒石丸君は 一気に半裸になった!
バサッ!!
黒石丸「ふぅー からだがあったまってきた」ムキムキ
大神「ぬう、いい体をしている」
江ノ島「バランスよく鍛えているね」
桑田「っつか脱いだことにつっこめよ!?なんで脱ぐんだよ!?」
黒石丸「いいかね!!この僕の体を見て!静聴せよ!!」ビシィッ!
黒石丸「これよりさらに暴露を加速していく。もう止まらない!!うおおおおお!!」
こ、これ以上どうするっていうんだ……
黒石丸「放課後ボヨヨンアワーというバンドを知っているかね」
澪田「!?」ビクッ
舞園「あ、あのガールズバンドですよね!たしか希望ヶ峰学園にメンバーの一人が入学したとか」
西園寺「お?澪田おねえのことだよ?」
澪田「……」(真顔)
ソニア「み、澪田さん?」
黒石丸「いやぁー、彼女たちの歌はよかった。しかし音楽性の違いで 澪田唯吹だけ抜けてしまったな」
大和田「おお、あのひときわテンションたけーやつな」
黒石丸「本当に音楽性の違いで別れたと思うかね?」
苗木「どういうこと?」
黒石丸「放課後ボヨヨンアワーが解散したのは男と覚せい剤が原因だったからなのだよ!」ハッハッハッハ
澪田「カメラ止めろ!!」
西園寺「ちょっむりだって」
澪田「とめろよおおおおおお!!」
黒石丸「うっくくくくく、彼女たちがメジャーデビューした時にプロデュースした男がいたんだがね、
たしかにそいつの見る目と手腕はいいのだが…… いやはやこれまた!その男は女癖悪いんだよ!!」
黒石丸「ひとりずつ、ひとりずつ。口説き、誘い、ヤることやって!!ハイになれるって理由で薬を彼女たちにあげたのさ」
黒石丸「まぁー、澪田唯吹は『みんなで音楽を楽しみたい』という初めの信念を守っていたからそんな誘惑に目もくれず、
一人だけ追放されたのさ。いやぁー傑作だね。きになるところは彼女がメンバーを捨てたのか?それともメンバーが彼女を捨てたのか?
澪田唯吹にきいてみたいところだよ。」
黒石丸「あぁー……素直に話してくれなくともだ。あの太陽のような笑顔がどんな醜いツラをするのか実に、実に見てみたいよ!!」
舞園「まさかそんな事実があったなんて……」
黒石丸「いやぁ、これもスパイの『ゆーうさ』くん。さっきのスカイプの相手の提供でね。残ったメンバー3人の人気が上がり始めたころに暴露しようとしたんだけどなぁー」
澪田「殺してやる!!!あのバカプロデューサーと同じようにハチの巣にしてやる!」ガタッ
ソニア「お、落ち着いてください澪田さん!殿中で!殿中でござる!!」
西園寺「相変わらずゲスいやつだ……!」
それにしてもなんで黒石丸くんはこんな情報を暴露し始めたんだろう。
これじゃここから出られたとしても狙われるじゃないか!!
それでも逃げ切れそうですごくこわいけど……
鳴子「……なるほど、そういうことね」
苗木「え?」
鳴子「わざと秘密を明かすことで、自分の身を危険にさらすことで、画面を見ている奴らに私たちを捜索させようとするのよ」
苗木「どういうこと?」
鳴子「大体にしてこんなことを知っている黒石丸君を生かしておくのは危険でしょう?だから政府や芸能界といった、裏のパイプともつながりがあるところを
重点的に挑発しているのよ」
苗木「な、なるほど……」
黒石丸「ええい!海外版体験版!!ノヴォセリック王国編!!」
ソニア「えぇっ!?」
西園寺「ど、どこまで知ってんのよあいつ!!」
澪田「ふごー!ふごー!」(縛られてる)
黒石丸「ノヴォセリック王国ではマカンゴという生物がいる。貴族はこのマカンゴによる風習を大事にしている」
黒石丸「大事に育てたマカンゴを恋人同士が見せ合い、よいマカンゴでなければ結ばれてはならないというくらいだからな」
黒石丸「とぉーころがどっこい!!このマカンゴ!!実は絶滅危惧種に指定されるべき生物!しかし!ノヴォセリック王国のパンフ等にのっている写真などでは食用にされているとか、
庶民がペットみたいに連れていたりじゃれていたりするじゃないか!! なんでこんなものがいるのかって?」
黒石丸「現在のノヴォセリック王国のマカンゴはね、ほとんどはマカンゴに似せてつくられたキメラなのだよ。」
ソニア「いやああああああああ!!!」ガタッ
西園寺「て、てぇこんでるんだねぇー」
黒石丸「よくにた生き物を遺伝子組み換えや手術で体質、体毛、色、体を人工的にいじくっているのだ」
黒石丸「あぁー、なんということだろう。なんでこんなことをするのかって?ノヴォセリック王国はマカンゴをもつことがステータス。」
黒石丸「ごぉ まぁ かぁ しぃ ごまかし!あの王国の王族・貴族・金持ちは貴重なマカンゴを独り占めするために!
おおよそ生物というのもおこがましいキメラを野に放ち。あれがマカンゴだ。と民たちに言い聞かせていたのだ」
黒石丸「はっはっは、これがばれたら暴動かもな?」
苗木「やりすぎだよ!!!」
ソニア「ち、ちがうの、天然のマカンゴは扱いが難しくてだから民でも扱えるように」パクパクパク
西園寺「し、しっかりしてよ!」
ヨケイナーコトナドーナイヨネー
ぴっ
ソニア「も、もしもし」
田中「おい」
ソニア「た、田中さん!?え、えっと」
田中「ゲスが」
ソニア「……っ」
田中「………絶交だ!」
ソニア「た、田中さんま、まって!!」
ソニア「田中さん田中さん田中さん田中さん」ブツブツブツ」
西園寺「や、やばいよ…やばいよ……」
澪田「ふぅー!!コカきめたらすっきりした澪田唯吹でーす!! ってソニアちゃんがやばいっす!!」
モノクマ「ぎゃーっはっはっは えっくすとりぅぃぃぃむ!」
十六夜「ふ、ふれてはいけない禁忌までふれちゃうなんて……」
腐川「こ、こいつは人間じゃないわ……」
黒石丸「悲しいくらい人間だがね!!証拠にほら 背中に傷が」
ちらっ
そこには無数のひっかき傷があった。
くびもとから肩甲骨にかけて痛々しく走っている。
黒石丸「この傷はな……」
大和田「ま、まさか虐待……?」
山田「むむむ、石丸寅之助マジ外道ですぞ」
大神「直視できんな……」
黒石丸「清多夏が許嫁こと日舞の大御所!西園寺家の令嬢西園寺日寄子にセックス中につけられた傷だぁー!!」
桑田「ってそっちかよ!!」
西園寺「ああぁあああああああああああ!!!いやな予感がするううううううううう!!!」
澪田「うわぁ、すごい傷跡。こりゃぁはげしかったんっすね!!」
黒石丸「そう、あれはピー歳のとき」
ジィー ジィー……
蝉の声がうるさい。
ちりんちりん。
風鈴の音が僕の耳に透き通る音色を運んでくる。
しかし、僕の耳に聞こえるものは。
西園寺「んっちゅっ、はぁむ……」
たどたどしく、興奮した少女が僕の唇をむさぼる声。
さっきからずっとこうしている。
彼女の部屋。
縁側に対する戸が開いているが誰もいない。
外は夏の青い空が広がっていた。
しかし、僕の目に映るものは。
節目のみえる木の天井と、おおいかぶさり、僕の唇をむさぼる少女。
その姿があまりにもけなげで、妖艶でありたまに目を閉じて抵抗するも、
耳にぴちゃぴちゃと水音がねばりつくせいかすぐに閉じた目を開けてしまう。
ちゅぷっ
「体に力が入らない」
「そういう薬なんだから」
「なんでそんなものを?」
「そんなの知ってどうするわけ?あんたは今から私にヤられちゃうんだよー?」
一服盛られたらしい。
きものをはだけさせ、その白い肌に玉のようなしずくの汗をじっとりうかばせた彼女は、
僕の服を脱がしにかかる。
「うわぁ、鍛えてるんだねぇ~ なに?マッチョマンにでもなんの?きもいよ?」
「それにしてはその視線は僕の体にくぎ付けではないか?」
冷静だった。
襲われている僕が冷静というのもおかしな話だが、なぜだろう?
彼女にだったら襲われてもいいと思う自分がいる。
こんなこと風紀に反している。しかしその風紀で縛ってはいけないものもあるのではないか?
それがこの状況だ。
彼女はさっきから独立している僕のモノをおぞおぞとみつめ、ズボンを一気に脱がした。
待っていましたと言わんばかりの勢いで僕のモノは飛び出した。
彼女の顔が一瞬ひきつるも、さっきまで見せていた恍惚した表情をみせはじめる。
僕自身、彼女のそんな顔をみるだけで息が荒くなってくるのを感じた。
「はぁっ……はぁっ……」
「も、もうこんなになってるならいいよね?」
しゅるっと帯をゆるめ、彼女の着ていたものがゆかに落ちる。
ピー歳ということもあってか……いや、ピー歳でもこんな幼児体型はいないだろう。
しかしそんな彼女を幼児だと思わせないよう、ほんのささやかだが自己主張している胸と、
おそらく汗以外の液体でぬらぬらときらめく股間を見て、僕はさらに興奮していた。
「へんたーい、じっくりみるなんてーロリコン?銭湯で男湯に入りに来た幼女とか見て興奮するの?」
「僕はキミだから興奮するんだ。幼女趣味はない。」
「ばっ、ばかっ」
体は自由に動けないが、口は動かせる。
少しは彼女よりリードをとらないとおとことしての沽券にかかわる。
「い、いれるよ……」
彼女は股間を僕のモノにちかづけ、徐々に腰を下ろしていく。
「んんっあっ ぐっ……」
みちみちと先端になにかが被さる感覚を感じ、それを裂いていく。
……処女。
僕は変態ではないがその事実を体で感じ笑みがこぼれた。
おそらく『あいつ』みたいな醜悪な笑みであろう。
「いっ…たぁ……」
それでも半分くらいしかうまく入れられなかったので、ぼくは少し上体を起こし、
彼女のふとももを掴み、一気に押し込んだ。
ズンッ
「は……がぁ……」
「それでも奥までは無理……か」
「う……あぁ…ぅ」
彼女が僕の背中に手を回し、行き場をなくした力を爪に込め
背中に食い込ませる。
「いたいぃ……のにっ……なんだかっへんなきもちっ」
僕のモノを待ち望んでいた彼女の膣内がからみついてくる。
快楽を感じたいのであればもう少しやわらかくてもいいのではないだろうか?
いや、違うな。彼女は薬まで盛って僕とセックスをしたのだ。
体の本能と彼女の本心で僕がどこかに行ってしまわないように締め付けているのだ。
僕はそう思う。
「僕も、我慢できそうにない」
「ぅん……いいよぉ……うごいっ」
ズンッ
「あがぁっ……!」
やはり彼女の中はきつい。
少し速度を遅くしても彼女は体をこわばらせ、指に力を込めてひっかきつづける。
と、どうじに彼女の苦しそうな息がだんだんと艶のこもった声になってきた。
「はっあっやっあっ、すごいっ」
「日寄子っ……ひよっ……」
彼女の膣内で汗と血と愛液がまざりあい、ピストンが徐々にやりやすくなっていく。
日寄子の指の力が徐々に抜けていき、僕の動きに腰を合わせ始めた。
ぐちゅぐちゅ ぐちゅぐちゅ
セミの鳴き声、風鈴の音。
それすら聞こえずただただ、部屋の中の、彼女の欲情する声と発情した自分の息だけが聞こえる。
日寄子、ぼくの日寄子、一服盛るほどまで僕を束縛しようとした日寄子。
束縛ではない。これは愛だ。 はは、本人にこんなこといったら怒られそうだ。
「いやぁっ、なにかっなにかくるっきちゃうっあたまおかしくなるっ」
「はぁっ……はぁっ…日寄子っ だめだっ、ぼくもっ」
「抜かないでぇっ、なかにだしてぇ、おくまでだしてぇ!!」
キーンと頭に響く日寄子の声。
次の瞬間僕は日寄子を抱き寄せ、キスし続ける。
「日寄子っ、日寄こぉっ」
「きよたかぁっ、なかにぃっ」
「うっぐっぅっ!!」
「んんんんんぅぅぅぅっ!!」
びくっびくっ
ちょろろろろろ……
彼女の膣内に精を吐き出したと同時に、彼女は快楽のためにゆるくなったそこから
しずかに潮を吹いた。
「日寄子……愛している」
「わたしもぉ……んっ」
どうやら、彼女の家族はまだ帰ってこないみたいだ。
外の蝉の声も風鈴の音も。
僕たち二人の世界には無音だ。
僕は再び日寄子をだきよせた。
黒石丸「と!これが西園寺日寄子との初体験だ!!」
朝日奈「うーん……」ばたっ
大神「あ、あさひな……」
セレス「激しいんですのね」
山田「ビクンビクンッ ふぅ 犯罪じゃないですかまったく」
苗木「え、えっと////」
鳴子「……な、なによ苗木君 なにかよう?」ドキドキ
江ノ島「ううぅー////」
桑田「なんつーか…すげえ」
舞園「はぁ…はぁ…き、きいてるこっちがはずかしぃ……////」
ジェノ「すけべぇ……」
不二咲「すごいなぁ……////」
セン「あ、あぁ」
大和田「兄弟ぱねぇな……」
十六夜「これは……本で書いたら売れそう」
モノクマ「いやぁーセックスっていいもんですね。僕経験人数2人しかいないけど」
モノクマ「って僕はクマだからかんけーねーよ!」
西園寺「にごたぁかああああああああのああほおおおおおおお!!」
ガシャーン
澪田「ぎゃー!!日寄子ちゃーん!!?」
ソニア「タナカサンタナカサンタナカサン」
これって石丸君も聞いているんだよな……
はは……
黒石丸「最後に、希望ヶ峰学園のちょっときになる秘密を」
鳴子「学園の?」
モノクマ「!!」
黒石丸「この学園には予備学科というものがある。といっても才能はないが高い入学金等で入ってきたやつらさ」
黒石丸「希望ヶ峰のブランドを手に入れるために高い金を払ってきたやつらは置いといて、なぜ学園はこんなものを作ったのか」
モノクマ「おいこらちょっとまって」
ん?モノクマの様子がおかしい?
黒石丸「その大量の金をどこで使っているのか?それとは関係ない秘密だが」
黒石丸「希望ヶ峰学園から医療用廃棄物が大量に処分されているという情報も得た」
鳴子「!?」
十六夜「ど、どういうことなの?」
黒石丸「しかも不自然なくらいに多数の廃棄処分業者に依頼している。分割して別々の場所で処分しているのだ
モノクマ「たんまたんまもう放送は終わり」
黒石丸「血の付いたガーゼ、あきらかに肉片と思われるもの、大量の使い捨てのメス」
キーン……
黒石丸「……なんだ、何か頭に引っかかるいったいなんだ」
黒石丸「医療 目的 多重人格 分析 研究 研究 計画 計画 うううっあたまがっ!!」
苗木「く、黒石丸くん!?」
十六夜「どうしたの!?」
黒石丸「うっぐ、 うおおぇっ」
ビチャビチャビチャ
黒石丸くんは嘔吐した、それだけじゃない。
よく見ると鼻血や吐血が混じっている。
山田「い、いけませんぞ!黒石丸殿!なにもしゃべらないで!!」
みんな壇上に駆け寄る。
その間にモノクマはカメラを壊し始めた。
しかし僕たちはそんなことを気にも留めず、
黒石丸君を囲む。
黒石丸「ああああがっがああがあああ」
十六夜「しっかりしなさい!!」
山田「吐しゃ物を全部出してくだされ!!おちついて!!」
黒石丸「うっおぇぇ……」びちゃびちゃ
黒石丸「ぱ、」
苗木「大丈夫!?黒石丸くん!」
黒石丸「パン……ド……ラ」
がくっ
山田「き、気を失いましたぞ!!」
モノクマ「は、はい!きょうはおひらき!!かえったかえった!!」
大和田「な、なんだよ!大丈夫か兄弟!!兄弟!!!」
モノクマ「かえれってんだろ!!!」
めずらしく狼狽したモノクマにむりやり体育館を追い出される。
いったい、どうしたっていうんだ?
倒れた黒石丸くんを何とか連れ出し、体育館を離れる。
黒石丸くんのばらした秘密は衝撃的だったが。
最後の黒石丸君の様子にすべて持って行かれた。
パンドラっていったいなんのことなんだ?
しかしその答えはのちに保健室で『うぐおおおおおおお!!恥ずかしい!!!』と叫んでいた石丸君に聞いてみても、
『わ、わからない。自然と声で出たんだ』
という答えしか返ってこなかった。
モノクマ操作室
江ノ島「あー、あぶないあぶない。あんなワードだけで『アレ』のことを思い出すかもしれなかったなんて」
ぐびぐび
江ノ島「ぷはーっ うめぇ アレに関して思い出したら多重人格のやつらはどう動くのか楽しみだけど」
江ノ島「うぷぷぷ、まだまだやりたいことあるしねぇ うぷぷぷ うぷぷぷぷぷぷ!!!」
黒幕の嘲笑交じりの晩酌はまだ続く。
残り少なくなってきたので後でもらいに行こう。
『超高校級の絶望』江ノ島盾子はあっけらかんとした態度でまた杯に手を伸ばし、
中身をくいっと飲み干した。
江ノ島「ん~……絶望だねぇ」うっとり
以上だよぅ
つたないエロを頑張ったせいかながくなった
いくよぉ
ちなみに石丸は世の中の汚いこと知った上でなおさら努力が認められる社会に!
って考え
食堂には突如謎の嘔吐を催した石丸清多夏殿と、体育館から戻った後部屋に閉じこもった十神白夜殿、腐川冬子殿以外の全員が集まっていた。
はっきり言って、みんなの雰囲気は暗く、どんよりとしていた。
それはそうだ、自分の明かされたくない秘密をモノクマの言うことが真実であれば全国にバラされたのだから。
黒石丸殿がそんな僕たちに対する世間の関心を少しでも薄くしようと、
コンビニによく売っている○○のマル秘情報といったゴシップが素足で逃げていくような世の中の秘密をばらしていたけど、いやはや正直僕はここから出ることができたとしても、
お天道様を拝むのは無理だと思うわけで……。
苗木「……」
霧切「……」ブツブツブツ
舞園「……」
朝日奈「え、えっと……」
葉隠「あー、朝日奈っち?なんもいわねーほうがいいって今は。とんでもねー秘密ばらされたあげく石丸っちが謎のゲロだしよー 俺もちょっとさわっちゃった」
桑田「そーゆー問題じゃねーだろ……ハァ……」
江ノ島「えっと…… な、苗木~?霧切?なんかおいしそーなレーションあったけど食う?」
苗木「え、あっそのっぼくはいいよ!」
江ノ島「(赤くなってる かわいい)」
霧切「ごめんなさい、今食べたら多分戻すわ……」
江ノ島「う、うん……」
大神「一つもらってもいいか」
江ノ島「うん!」
舞園「……」じー
江ノ島「(殺気?)」
苗木誠殿はどう見ても江ノ島盾子殿を意識していますね……
ばくはつ…… はしなくていいですぞ。うん、自分のオカズを全国にばらされたんじゃ……ねえ?
おまけに妹!!いやぁ実の兄妹で抜いちゃうなんて……それなんてエロ漫画?
……兄弟といえば
大和田「……」
不二咲「大和田君……」
セン「ほっとこうぜ千尋。かまってやるなよ」
不慮の事故とはいえお兄さんを殺してしまった大和田紋土殿はずっとテーブルにつっぷしたままでした。
時折小さな声で『兄貴……すまねえ…… 兄貴……』とすすり泣いているのが聞こえます。
こればっかりは何も言えませんし。
セレス「ふう…… 大した秘密じゃなかった方たちがうらやましいですわ」
山田「なんでいきなり爆弾投下するんですかねあなたはぁああああああ!?」
おっと、声に出してしまいました
失敬失敬……でもこれはまずいですぞ。
桑田「なんだよ……オメーのほうこそ大した秘密じゃなかったじゃねーか」
セレス「そんなことありませんわ、私はギャンブラーでしてよ?裏の世界にも顔を出さざるを得ないのです」
セレス「ですので素性を知られることはあまり好ましくないのです。たかが女装やいやがらせなんて秘密であって秘密でないようなものよりは……」
舞園「そんな言い方って……!」
セレス「事実ですわ」
山田「ちょっとちょっとーセレス殿そんな言い方は」
セレス「……ふう、ごめんなさい。ちょっと言い過ぎましたわ」
江ノ島「気にしてないよ多恵子ちゃーん」
セレス「多恵子言うなこのアバズレがぁああ!!」
江ノ島「アバズレじゃないもん!処女だもん!!」
なん……だと……
山田の次回の薄い本は決まった!!
派手さの中に隠れた純情!スノーピンク!
うぶな少年を思わせる リーフグリーン!
二人が手と手を取り合い愛を育むはじめの土台 バージンホワイト!!
現れよ!同人誌!! 『純朴少年がギャルだけど実は純情な女の子が勇気を振り絞って双方初エッチなエロほr』
モノクマ「はいはーい 山田君。もどってきなさーい」
山田「ぎぃやああああでたぁああああ!!」
僕が映画のせいで打ち切られた神作になりそこねたアニメのマネをしていたらいきなりモノクマが!
ぐぬぬぬ!妄想しているときに電話が来たり、現実に戻されるとむかつきますぞ!!
モノクマ「オマエラへこみすぎですよー だいたい朝日奈さんや葉隠君なんてしょっぼいしょっぼい。大神さんもいい年してまぁ」
朝日奈「ちょっと!!私はともかくさくらちゃんのはかわいいのにそんな言い方ないよ!」
大神「朝日奈よ そ、そういうことじゃないぞ……」ポリポリ
はずかしそうに頬を掻く大神さくら殿にちょっと萌えたのは秘密です。
これを中学生の時の大神さくら殿のフィルターにあてはめると…… 強い。(確信)
モノクマ「知られたくない秘密というのは山田君や不二咲くんや大和田君のような悪行ならともかく ねえ?」
山田「んぎぎぎぎ……!?」
不二咲「チッ」
セン「言わせとけよ」
大和田「悪行だと…… テメェ!!」ガタッ
さっきまでつっぷしていた大和田紋土殿が急に立ち上がりモノクマに掴みかかろうと飛び上がりました。
……こころなしか目元が赤くはれていたように見えたのは……言わないでおきましょう。
苗木「だ、ダメだよ大和田君!そいつをなぐったら!!」
大和田「止めんじゃねえぇよ!とめんじゃねえ!!この野郎ぶっ壊してやる!!」
霧切「それを壊したところで新しいモノクマがでてくるだけよ!!」
江ノ島「やばいってー!」
モノクマ「うぷぷぷこわーい」
でぶでぶでぶ……口は出せても実際に大和田紋土殿を止めるのは至難の業ですぞ。
だって、下手に体を押さえようとしたら苗木誠殿みたいにふっとばされちゃうかもしれないし……。
ところがぎっちょん!
不二咲「大和田君」
大和田「あぁん!?んだよ!!不二咲でも容赦しねえぞ!」
不二咲「そ、それでもやめないよ。今ここでモノクマを殴るのはモノクマの思うつぼだよ、もしかしたらそれを口実に無理難題を大和田君だけじゃなくほかのみんなにも……」
あぁ^~ 頑張って説得するちーたんかわいいんじゃぁ~……
だが男だ。
だがそれがいい。(にかっ)
しかし一度走りはじめた大和田紋土殿は止まらないのですぞ
大和田「うっせぇ!そもそもこんなぬいぐるみヤローにびくびくするほうがおかしいんだよ!!校則だかなんだかしらねーがそんなもん破ってこいつをさがしゃぁ!」
不二咲「落ち着こうか」チャキ
大和田「お、おう……」
姿勢を低くして刀に手をかけたちーた……不二咲千尋殿はオットコマエ度が跳ね上がっていました。
で、でもそれ以上に姿勢を低くして抜刀ポーズ。不二咲千尋殿はスカート。つまり
きれいなおみ足がまるみえ
……ふう。きっと大和田紋土殿も
不二咲「今は我慢の時だとおもうんだ。モノクマのやることなすことに屈しちゃだめだよぉ」
大和田「う……ぐぅ……」
モノクマ「いやぁー 泣かせますなぁ。必殺仕事人みたいなことやってる殺しのプロは言うことが違うよ」
セン「ケッ、倫理のりの字もねえてめぇがいちいち人の罪悪感とかにちょっかい出すのは嫌いだがな」
モノクマ「はぁ……不二咲くんの保護者なつもりだろうけど突き詰めれば同一人物なんだからすごいナルシストだよねぇ」
……突き詰めれば同一人物……か。
まぁ、そりゃぁそうですがあいつとは好みが違うし(漫画とかアニメの)、それでも僕が読んでも面白いともうものばっかりで。
多重人格者って根本的な思想とかそういうのは同じなんじゃないかな……と!センチになるのもつかのま!!
十六夜「ちょっとジェノちゃーん!まだしあげがおわってないんだってばぁ~」
ジェノ「あ、ごっめーん♪ちょっとこの 見ろよお前ら!!!IZAYOI姐さんの渾身のメイクのアタシを見ろよ!!」
見とけよ見とけよ~~?と整った顔立ちをゼロ距離で近づけてくるジェノサイダー翔とメイクボックス片手の十神十六夜殿が!!
苗木「え、えっとふか……ジェノサイダー だよね?」
ジェノ「そうだよ(即答) いやーすばらしいわー ナイスなメイクでナイスなお顔ができるってね!!」
十六夜「翔ちゃんの大爆発スマイルでも冬子ちゃんのちょっと悲しげな顔でも合うメイクを探索中なの!」
桑田「なんでこのタイミングでんなことやってんだよ?!」
ジェノ「そう、あれは体育館に戻った後だった……」
気づいたら部屋にいてごみ箱みたらティッシュいっぱーい。
おまけに鏡で顔見たら鼻水となみだでぐっちゃぐちゃ!!きもーい!!
ってことでなんとかしてもらおうと同じく部屋に閉じこもった白夜様の部屋のインターホンをおしまくったらぁー
十六夜「今日は閉店よ…… はぁ…」
すっげえ顔を腫らしたIZAYOI姐さんがいた。
アタシの推理がただしけりゃー、おそらくこのブスと同じような理由だったんだろうなぁと思ったわけよ。
十六夜「元気ねー翔ちゃん……アタシはへこみまクリスティアよ。出てくんなって感じよ……」
ジェノ「きもちはわかっけど落ち込むなってー」
十六夜「落ち込むわよー、びゃっくんだばぁよ だばぁ はー……」
ジェノ「それよりさー、アタシむけのメイクもかんがえてくんね?たのむよー」
十六夜「アンタ話聞いてた?いまめっちゃへこんでるって」
ジェノ「だってさー、やらかしちまったもんはしょうがなくない?だったらなんかして
十六夜「う……それは……」
ジェノ「白夜様もメイクすること自体は嫌いじゃないでしょ?」
十六夜「まぁ、まぁねぇ」
ジェノ「じゃあIZAYOI姐さんもメイク大好きだから二人の好きなことで来て一石二鳥、アタシはこの不細工顔がまともになって三鳥!これで解決!Q・E・D!」
十六夜「……っぷっふっ!! なによ、もうしかたないわねー あんた、殺人鬼のくせにうまいこと言うじゃないの」
ジェノ「意外と家庭的な殺人鬼です!」
十六夜「得意料理は?」
ジェノ「カップスター!」
十六夜「んっふっふふ…… こりゃ料理も教えちゃおうかしらね とりあえずメイクからねー」
ジェノ「ようは過ぎたことを気にせず前を向いて行けよってことよ」
桑田「な、なんか納得できるような……」
霧切「言ってる人が殺人鬼だけどね」
それでも彼女の言うことは理にかなっていると思いましたな。
むしゃくしゃしたり悲しいことがあったら、その気持ちを創作にぶつけてますし。
むむむ、モノクマがばつの悪そうな態度ですぞ。
モノクマ「はぁー、 なんだかなえちゃった。マスター、ちー酒くれ」
不二咲「まだしこんでないよ」
モノクマ「今日から作り始めろ!ぼくはもうかえるよ!」
そういうとぴょいーんとモノクマは消えました。
ちー酒のみてぇですなぁ
石丸「ぬおおおおおおお!!みんな!!」
バァーンと
患者服を身にまとった石丸清多夏殿があらわれました。
あ、なんかすごい泣いてる。きいてましたなこりゃ。
石丸「そうだ!僕たちは前を向くしかないのだ!!ここで立ち止まってはいけないのだ!!」
大和田「兄弟……」
不二咲「大和田君、みんないれば大丈夫だよ ね?」
セン「大船に乗ったつもりでいろよ」
苗木「うん……そうだよ!!」
葉隠「俺なんて借金取りから逃げてても平気だしな!」メモメモ
桑田「それはだめだろ!!」
セレス「ふう……青春ドラマじゃあるまいし……まぁ、嫌いではないですが」
舞園「どうにかして脱出する道をみつけないと」
江ノ島「そーだねー……」
石丸清多夏殿にしてはいい方向の熱血が徐々にみんなに効いていきましたな。
かくいうぼくもめらめらと燃えてきましたぞ!!
石丸「というわけで提案があるのだ!親睦を深めるため女子はお茶会!男子はサウナで語りあいだ!!」
……は?
石丸「はっはっは!!ちょうど黒石丸のやつがめずらしくいいアイデアを提供してくれてね!!さぁいこうか男子諸君!!」
アイデアの提供者が黒石丸殿……あっ(察し)
セレス「私たちもサウナと言い出さなくてよかったですわ」
朝日奈「うんうん!いいよねーお茶会!ドーナツもってこよ!」
いや、あのー 提供者が黒石丸殿ってことは……
……一二三、一二三……
ハッ、この声はムツミ!
なんですかいきなり!
……私たちのお尻を守って!!
言われなくても……
守りますとも……
ここまでえ
眠気は強い
保守ネタ
エイプリルフール
ムツミ「自分で摘出した臍帯を30くらい持ってます」
苗木「本当に嘘だよね……?そうだよね?」
ムツミ「ブヒーヒー 僕は自殺するヤツと適当なホームレスと在日東アジア系のやつらしかメスを入れないので」
苗木「本当のことを混ぜないよ!?」
いくよぉ
サウナ
男子みんなでサウナ室に来たよぉ
これから石丸君曰く『真剣十代男子(一人二十代)しゃべり場』がはじまるんだぁ。
ちなみに十神君は無理やり連れてきたんだぁ。
あのクソメガネ空気読めよなホント。
それにしても、懐かしいなぁ。
男同士のこういうノリの会話なんてムショぶりだよぉ
逆にムショでしかこういうことできなかったのもどうかと思うぜ……
そ、それは言わないでよセン……
というわけで水分(意味深)もたくさん持ってきてだべるのをはじめるんだぁ
その前に一つ疑問が…
不二咲「なんで僕はバスタオルを全身まかなきゃいけないのぉ?」
葉隠「不二咲っちはどうみても女の子だから乳首ポロリしてるとアウトくさいんだべ」
桑田「ストレートに言うなよ」
不二咲「そ、そんなぁ ほかのみんなはタオルしてないじゃないか。なんでぼくだけ」
大和田「それは、まぁ しかたねえんだよ!!」
石丸「? 不二咲君も男だから別にいいと思うんだが」
苗木「石丸くん、なんというかその……」
山田「石丸清多夏殿はロリボディになれてるからそんなことが言えるのです!!」
石丸「し、失礼な!!彼女は膨らみかけだったから決して幼女ではないぞ」
十神「おい、風紀を乱したくなかったんじゃないか?風紀委員。職務怠慢だぞ?クックック」
石丸「?許嫁同士だから何の問題もないではないか」
十神「おい、おまえ六法全書見てこい」
そう、僕以外男らしくタオルもなしの全裸なのだ。
石丸君、大和田君、桑田君はそのたくましい肉体を光らせ、『アレ』はそれはもうすごいものだった。(特に石丸君)
山田は見た目通りというかなんというかすげえ汗、そんでなんつーか『凶悪なアレ』
苗木君は結構細いけどやっぱり男の子だから意外とがっちりしてるようにみえる(僕と比べて)
そしてアレは……うん、ギャップってあるんだなあ。本当に。
葉隠くんもなかなかだった。大人だからかな?
十神くんは普通だった。 普通だった。
しかもアレ多分割礼チン○だぜ?最初から強くてニューゲームだぜ?
※割礼
宗教とかなにかの都合で皮を小さいころから切ることがある。
そうなの?それにしても……男らしく見られないとはいえここまでとはなぁ……
そう自信を無くすなよ千尋~。思い切って脱いじまえよ
うん!!
どうせならちょっとからかってみようぜ?
それは……おもしろそう!
「おい山田ァ!お前さっきからチラチラ千尋の体見てたよなぁ」
山田「な、なんで見る必要があるんですか」デブデブワクワク
セン「みたけりゃみせてやるよぉ」
ずりずり
そういうとセンは徐々にバスタオルを下にずらしていった。
ちなみに僕の体の占有率は普段は僕が70、センが30なんだぁ。
殺るときはセンメインでヤるときは平等(もしくは僕)だけどねぇ。
汗で張り付いたタオルが徐々に下がっていき、胸のあたりまでずらしていった。
桑田「ちょっ、なんかすっげーエロくみえる……俺はホモじゃねえぞ!」
石丸「ぬぅ、これはちょっときわどく見えるが……ハッハッハ!男だから欲情するわけがないな!」
山田「せいしが……とびこえるための……膨張をしそうになる……? 道を踏み外す……?」ガンミ
大和田「やべぇよ…やべぇよ……」両手で目隠し
苗木「あわわわわ」
葉隠「おおおおお! ふぇっ、やべっくしゃみっごめっ へっくしっ!!」
じわじわと下げていき、乳首が見えそうで見えないところまで来て、
そして一気におなかの部分までタオルを下げた。
サウナ中にうおおおおおお!?と歓声が沸き起こる。
って、みんなはホモじゃないよね?そんなにもりあがる?
山田「やったー!!ピンク色の乳首だー!!」
葉隠「……えっと なんだこりゃ」
桑田「ブーデーうるせえ!!」
苗木「あわわ、みえちゃったよ! あ、でも不二咲君男だから大丈夫か……」
石丸「うーん、やはり男子なのだな。体のつくりからして」
大和田「兄弟、なんか意味深なこと言ってないか?」(不二咲からめをそらしつつ)
不二咲「えっと……そこまで?」
十神「フン、あたりまえだ。お前はどう見ても女にしか見えないくらい軟弱だからな」
セン「うるせえ女装癖」
十神「おい、鏡を見ろ女装癖」
セン「なんだ割礼チン○のくせに」
十神「なんだと!」
山田「ちん…ぽ? もう一度言ってくだされ」
セン「そうこう言ってるうちに股間のぶぶんまでタオルがきちゃったよぉ(不二咲風に)」
山田「明確なもっこりがあるのに……えろい!」でぶでぶでぶ
苗木「う、うん」
大和田「ぬ、脱ぐんならさっさとしろオラァ!!」目をそらしまくり
セン「うわっ、びっくりした」ばさっ
結局タオルぜんぶとっちまったよ。さぁて反応は?
ドドドドドドド……
苗木「なん……だと」
山田「股間も妖刀ってそれは……」でぶでぶでぶ
桑田「なんつーかでかすぎるってわけでもないし太すぎるってわけでもないけど……妖しさっつーのがあるなおい!」
葉隠「桑田、本当にホモになってないのか?大丈夫か?」
石丸「ぬぅ……なんという 不二咲くん!君もそこの鍛錬を怠っていなかったのだな!」
大和田「そこが立派なら立派な男だぜ自信もてよ!」(でもみてない)
不二咲「わぁい!!」
十神「……くっ」
山田「お?普通ちんこの十神白夜殿 どうしました?」でぶーん
十神「だまれ オッサンみたいなアレのくせに」
葉隠「気にするのか……」
山田「ひどくね!?でもたしかになんかこう……オークみたいなアレですな!ぐふふ」
山田「実際これでムツミが!何人も凌辱してるわけで。あくまでもムツミが!……ぼくもまぁ……10人くらいはムツミのおさがりを……」
大和田「や、山田ですら……」ビキッ
石丸「しかし股間の大きさで人の優劣を語るのは間違っているからほどほどにしたまえ!」
大和田「兄弟、鏡で自分のやつみたことあるか?」
石丸「毎日あるぞ?だから十神くんも気にしないでくれたまえ!」
十神「おい、視線を股間に向けるな貴様ら。だいたいこんなもの実績があればいいんだ」
セン「なーえぎー お前のそれ小竜景光かなにか?」
※国宝の太刀
苗木「そ、そんなに大きいかな?」
葉隠「苗木の160㎝が小さく見えるビッグ♂サーベルだべ」
葉隠「十神は脇差だべ!」
十神「そのカツラ燃やすぞ」
うんうん、ほどよく男の会話になってきたよぉ。
やっぱり年頃の男の子の話はこうじゃないと!
いやー、いきなり下ネタって……
つか十神ほんと普通だな…美しさランキングにすると1石丸2苗木3大和田ってとこか?
僕たちは?
殿堂入りキリッ
そんなにすごいかなぁ?
なぁ千尋ー、スマホに登録した女-ヤッた女の数引いてみ?数値が小さいほどわかるから
???
桑田「ところでよー、せっかく男しかいねえんだから男にしかできねー話しようぜ」
石丸「?なんだねそれは」
桑田「ん?そりゃもちろん山田が言ったみたく今までの経験人数とかだろ」
石丸「なんの経験かね?」
桑田「セックス!」
苗木「す、ストレートだね……」
十神「フン、くだらん」
十神「フン、くだらん」
桑田「んだとコラ!てめぇ実は童貞だからそういう話するのは嫌だとか言うんじゃないだろうな」
大和田「……」
苗木「ぼ、僕は童貞だけどね」
桑田「だろうな!」
苗木「あはは……」
十神「俺が童貞?ありえん。勝手にほざけ」
山田「だいたいにしてぇー、十神白夜殿は実績がどうとか言ってましたがどれくらいヤッたんですか?」
十神「俺の場合は選りすぐられた高級娼婦を雇っている」
みんな「高級娼婦!?」
結局話に入ってきやがったこいつ……
それにしても高級娼婦だなんてすごいなぁ
結局話に入ってきやがったこいつ……
それにしても高級娼婦だなんてすごいなぁ
桑田「こーきゅーしょーふってなんだ?」
石丸「容姿だけではなく知識や社交性がしっかりと教養されている金持ち用のすごい風俗嬢みたいなものと言っておこう。」
桑田「???つまり日本でいうと花魁か?」
石丸「そうそう」
葉隠「やっぱり日本人とかじゃなくて外人のねーちゃんとかか?」
十神「だいたいが外国人を占めているな。フランス、ウクライナ出身の者が主だが」
桑田「アメリカはねーの?」
不二咲「アメリカ系はシリコンとか平気でいれちゃうしなによりケバイんだよねぇ」
セン「オーイエスオーイエスしか言わねえしさ。桑田も見たことあんだろ?」
桑田「あー、たしかにな。うるさそう。…ウクライナってどこにあるんだ?」
苗木「だいたいロシアの近くにある国だったような……」
山田「不二咲千尋殿が妙に詳しいのにはつっこまないんですかねぇ……」
十神「ふふふ、俺が望めばそんな女たちが相手をするのだ。どうだ?これで俺とお前たちの格の違いが判るだろう」
桑田「てっきりメイドとかとヤッてるとおもってた」
十神「バカが、落胤なぞやったらトラブルになる」
桑田「らくいん?」
石丸「桑田君ふうに言うと行きずりの女と関係を持って孕ませることだ 権力者がこれをやってトラブルの種になるのだ」
桑田「俺風って言うなよ」
山田「あれ?ということは十神白夜殿は『素人童貞』?」
十神「なん……だと?」
不二咲「たしかにそうだねぇ、下手にセックスできないから娼婦に頼むってことは素人童貞だねぇ」
十神「くっ……だまれ不二咲」
山田「さしずめ高級素人童貞ですな」
十神「黙れ山田!」
山田「超高校級の御曹司 超高級の素人童貞」キリッ
十神「黙れ!!」
桑田「高いのか安いのかわかんねーな!」
葉隠「まったくだべ! ……朝起きたら隣に金持ちのマダムが全裸でいた俺よりはマシだけどな」
桑田「oh……俺は大抵ナンパでひっかけたりマネージャーとヤッたりだからまぁ4~5人くらいか?」
苗木「す、すごいなぁ」
十神「クッ……低俗な奴らめ」
大和田「お前がスラスラ言うから悪いんじゃねーか」
石丸「まぁその分じっくりとさまざまな性技を駆使して互いに……その……セックスをだな」
大和田「お、おう」
石丸「じっくりとじらして相手の頬が紅潮してきたところに一気に」
不二咲「落ち着いて石丸君!そこまで聞いてないから!」
石丸「い、いかん! くっ、煩悩めきえろおおおお!!」
その場でヘドバンする石丸君。そうとうたまっているみたいだ。
十神「くっ おい不二咲貴様はどうなんだ!」
不二咲「ええっ、ぼく!?」
十神「この俺に舐めた口を利くくらいだから貴様も相当なんだろうな!」
山田「口をなめる……?」
十神「おい」
不二咲「えーっと…一人、二人三人……」
桑田「おい、両手の指で数えるのはいいけどいま往復しなかったか?」
不二咲「だいたい20人くらいかなぁ」
十神「」
桑田「多すぎンだよ!!」
山田「ヤリチン男の娘……」
大和田「ふ、不二咲でさえそんなに……?」
不二咲「はじめてはいきなりきれいなロシア系のきれいな人に拉致されちゃったけど結局和姦になったんだぁ」
山田「苗木誠どのぉー、ロシア系のきれいな人って漫画でいうとどんな感じですか?」
苗木「えっと……女将軍みたいなかんじ?」
不二咲「あとはちょっかい出してきたこをアレコレしたりとかかなぁ……」
山田「ぱねぇっす」
葉隠「こりゃさんづけよびだべ」
大和田「……ふ、不二咲ですらそんなに……」
山田「ところで大和田紋土殿はどうですかな?」
大和田「!!」
不二咲「大和田君のことだからきっとすごいんだよぉ」
石丸「たしかに、暴走族をまとめるカリスマだからな!」
十神「ん……?」ニヤリ
大和田「お、おれは……」
大和田「俺は強い強い強い強い強い強い強い強い強い強い」
大和田「強い強い強い強い強い強い強い強い強い強い強い強い強い強い
強い強い強い強い強い強い強い強い強い強い強い強い強い強い
強い強い強い強い強い強い強い強い強い強い強い強い強い強い
強い強い強い強い強い強い強い強い強い強い強い強い強い強い」
苗木「お、大和田君!?」
山田「あっ…(察し)」
十神「おい、どうした?大和田 いや」
十神「どうて」
大和田「俺は強いんだ!!」
メガネギュッ バキッ
十神「なん……だと……」バタッ
大和田「お、おれはつええ、つええから別に女なんていらねえよ」
不二咲「お、大和田君……」
山田「やべえよ……やべえよ……」
黒石丸「そうだよ」(便乗)
!?
黒石丸「ふはははは、ようやく人格を変えることができたぞ!しかし人のメガネをこわすとはいけないなぁ大和田くん」
大和田「げっ!?」
苗木「みんな逃げるんだ!!」
山田「もっと疾走(はや)く走れー!!」
葉隠「って不二咲っちはやっ!!」
セン「お先ー!!」
十神「」(気絶)
大和田「お、おいやめろ、くんな」
黒石丸「器物破損をした大和田紋土くんに」
大和田「な、なぐんぞ!くるな!」ぶんっ!
ぱしっ どごぉっ
大和田「うがっ……!」
黒石丸「すまない、合気道もたしなんでいるんだ スペシャルなオシオキを」
大和田「か、和人!かわれ!かわれ!!」
和人(ようこそ、男の世界へ)
大和田「おいコラこういうときこそかわれよ!!」
黒石丸「用意しましたぁああ!!!」
大和田「うおおおおおおお!!」
大和田の貞操が守られると信じて――
セン「なんまいだなんまいだ」
ここまでぇ
こかんのむらまさ
むしゃぶりつきたくなる刀(意味深)
ジェノ「なに?アタシの影が薄い?ほら、あれよドラえも○ズの時のドラ○もんみたいなもんよ」
苗木「はぁ……」
またホモか(歓喜)
またホモか(歓喜)
小ネタ ストレート組
桑田「ホモばかりいるとおもわれたらたまんねえよなぁ」
山田「そうですぞ。僕は二次元しか興味ないし」
セン「山田ー、そんなこと言いつつ堪能しまくりだろがお前」
不二咲「そうだよぉ」
苗木「ははは……ところでみんな好みのタイプっているの?」
桑田「俺はよ、やっぱ舞園ちゃんだなー可愛いじゃん?」
セン「セックスするなら?」
桑田「おまっ、そうだなぁ 舞園ちゃんもありだがやっぱ朝日奈だろなぁ」
不二咲「わかるわかる。いいよねぇあのおっぱい」
山田「不二咲千尋殿がおっぱいと言うとえろい……」
セン「おれはまぁ、腐川以外ならみんないけるな」
不二咲「そうだねぇ」
苗木「性豪すぎない!?」
桑田「大神も混じってんぞ!?」
不二咲「ありだよぉ」
山田「マニアックすぎません?」
不二咲「でもさぁ」
ホワホワホワーン
大神「んっ……ふぅっ……や、やめよ不二咲」
不二咲「大神さんのここびしょびしょだよぉ」
大神「う、うぐ……このようなことはいかん」
ズニュッ
大神「ふぁぁぁ!?」
不二咲「ん~……いい感じ……」
ホワホワホワー
山田「アマゾネス受け……新ジャンルかな?」
桑田「中学んときの大神で妄想したらありだな……」
苗木「うん……」
不二咲「でもやっぱり一番は 」
不二咲「フォトショした江ノ島さんかなぁ」ニコニコ
セン「一応あのひんにゅー江ノ島もありだぜ?」
不二咲「でもあのまさにギャルってポイントを見せつけつつ人を引き付けるカリスマ性」
不二咲「そしてあのむしゃぶりつきたくなるカラダ」
不二咲「最高だねぇおっぱいも」
モノクマ「いやぁそれほどでも」
不二咲「フォトショにしてはすごいよねぇ」
不二咲「でも巨乳が絶対というわけではないのもまた事実」
不二咲「ひんにゅーだとしてもあれはあれで魅力的」
セン「うらやましいなぁ苗木」
苗木「ウェ!?」
セン「あいつ絶対さそえばヤらしてくれるよ!好きなやつには!」
苗木「僕はそんなつもりじゃ」
葉隠「だべ?ウンコから戻ってきたらなにしてんだ?」
山田「かくしか」
葉隠「なるほどなぁ、 しかし俺が占った結果苗木っちは逆レイプで童貞脱出だべ!」
桑田「江ノ島にヤられるのか…」
苗木「き、きまったわけじゃないよ!」
ムツミ「昏睡逆レイプ!野獣と化したギャル!」
苗木「やめて!」
モノクマ操作室
江ノ島「やはり不二咲の目利きは良すぎィ!」
江ノ島「こいつ絶望側に引き込みたかったなあもったいなーい」
江ノ島「うぷぶ、ぶひゃっはっは!」
つづくう
繋ぎの小ネタ(時系列は気にしない)
和人のアトリエ
和人「~♪」
ペキッパキッ
苗木「?金属製のザルと金網を切ったりくっつけたりしてどうしたの?」
和人「ん?ああ、これな。これをサラシとかに巻き込んで……」
和人「防刃サラシー♪」
パーンパパーンパパパパパッドン
和人「これを腹に巻いてりゃコンバットナイフ刺さっても安心だ」
苗木「えと……経験あるのそれ」
和人「ヤクザに殺されそうになったときにな。まあ、これで防いだあと飽きるまでオモチャにしてやったがな」ニタァ
苗木「ひっ!」
和人「あー、いまはヤる気ねえからヒくな。これやっから」
ポイッ
苗木「うわっと……ちょっと重いや」
和人「つけるにこしたこたねえよ」
苗木「あ、ありがとう」
セン「なー和人ー砥石がすっかり血なまぐさくなっちまったからまたいい砥石作ってくれ」
和人「おう、美術室の大理石加工してくる」
苗木「血なまぐさい!?」
不二咲「うん、むらまさはねきれいな水と人間の血液で研いでるんだぁ」
苗木「後者おかしいよ!」
不二咲「むらまさだしねぇ。なんとなく輸血パックぶちまけたらつやつやしてさ」
苗木「そ、そう……」
不二咲「モノクマがいつ襲ってきてもいいようにねぇ」
セン「それか十六夜じゃないほう」
苗木「十神くんだよね……」
ムツミ「あのおぼっちゃんほんとに完璧なんですかね」
苗木「あ、やま……ムツミくん」
ムツミ「るあっくこーひーをあげた らわがとがみざいばつのすいいをもってしてもなんたら……真面目に探せよ!」
不二咲「少なくとも石丸くんが模擬一位な時点でお察し」
ムツミ「高くとも二位……完璧が努力にまけてやがりますよ!」
和人「そいやそうだな。」
ムツミ「はぁ……二位めがねですか……にめが!」
セン「容量すくねえ」
十神「何を騒いでいる」
ムツミ「2メガ殿チィース」
十神「!?」
不二咲「かくかくしかじか」
ムツミ「あーばらされたー」
十神「貴様ら……バカか?俺が国内の高校生模擬なんぞ受けているわけなかろう」
和人「あん?」
十神「全世界高校生模擬試験を俺は受けているからな!」
みんな「な、なんだってー!」
十神「基準はアメリカだが英語の他にイギリス語や中国語といった試験もあり20教科を受けるのだ。名前が乗るのは上位100名だけだ」
和人「うわぁヤる気なくす!」
ムツミ「ひぎぃぃきもい」
不二咲「ぼくもやったけど88位だったよ……」
十神「88? まさかおまえが88位の『ぶっころ ちーたん』か?」
苗木「なにその名前!?」
不二咲「偽名でできるから裏の仕事名でつい……」
セン「受験料高いしちょっとした気持ちでやっただけだけどな」
ムツミ「はえー……」
十神「復讐代行と言いながら相手を社会的か実際に殺す殺し屋がまさか貴様とはな……」
セン「じゃあ一位の『クロス・ホワイツナイト』はおまえか」
ムツミ「ぶふぉwwwwwwww」
苗木「隠しきれてないよ!!」
ムツミ「ホwwwワイwwwwツwwww」
十神「なんとでもいえ。ともかく俺は1位をとったのだ。これ以上の完璧はないだろう」
和人「ところでそんな頭よさそうなテストに兄弟……あ、石丸のほうな 兄弟うけてねえのかなぁ」
十神「1回やるのに100万かかるから奴はやってないだろうな。ククク……井の中の蛙だな」
苗木「そんな言い方ないよ十神くん……」
ムツミ「完璧げねー おとなげねーじゃなくて完璧げねー」
黒石丸「うん?何の話をしているのかね?」
十神「うわさをすれば、だ」
黒石丸「?」
黒石丸「はっはっは!なんだ全世界高校生模擬か!僕は受けたぞ!」
苗木「うけたんだ!?」
黒石丸「清多夏がもったいないとかぬかすがやってみたいことがあってやったんだよ フフフ、面白かった」
十神「ほう……で、貴様の点数の合計はいくつだ?」
黒石丸「1919点だ」
十神「フッ……まぁ10位以内か」
黒石丸「3年連続1919点だ」
十神「……は?」
黒石丸「いやね、1919点。つまりイクイク点!」
黒石丸「800満点なら72点 つまり072点 オナニー点だけにしようと思ったのだ」
黒石丸「全世界に下ネタをばらまく、受験生『マスラオ・ディック』としてネタにされたよ!」
黒石丸「いやあ、大変だった2000点中81点をどうやれば削れるかをね、問題用紙に答え書いてから選出したのだよ」
黒石丸「いやあ、エアーメールで答案が帰ってきたときに受験料に+αが追加された金が帰ってきてだな?」
黒石丸「『問題用紙を提出すれば一位だったよ』と全世界模擬の会長直筆の手紙をもらったよ!」
黒石丸「さんwwwwねんwwwwwぶんwwww」
十神「………」
黒石丸「しかし十神くんもちょっと舐めプをしていたんじゃないかね?」
黒石丸「君だったら超高校級の完璧なのだから2000点満点だと思ったのだが」
黒石丸「うーん1993点 逆にほかの7点が気になる……」
黒石丸「なあ十神君!おしえてほしい!7点はどこを わ ざ と 間違えたのかね!?」
十神「帰る!!」ダッ
黒石丸「あっ!まちたまえ十神くん!!十神くんやーい!!」ダッ
和人「さっすがだぜ兄弟!」
セン「すごいなぁ 3年連続1919点だとよ まぁ千尋は毎回女抱くときその点数もらってるよなぁ」
不二咲「え、えへへ」
ムツミ「ぶーっひゃっひゃっひゃっひゃはははは!」
苗木「十神くん………」
十神「ぐびぐびぐびぐびぐび」(ブルーラムなう)
石丸「と、十神くん。さっきは濁多夏がすまない。しかし十神くん!7点分わざと間違えるなんてそれはやはり試験をなめてるぞ!!」
十神「うるさいばかぁ!!」(涙声)
おわり
バーっと書くもちべが上がらないのでまた小ネタ
鳴子「多重の歌よ」
D4C(いともたやすくおこなわれる行為)
歌 黒石丸 不二咲&セン ムツミ
合いの手 和人 鳴子
和訳参考
ttp://toppoi.blog54.fc2.com/blog-entry-492.html
黒石丸「マイクテス 。あ、あー、うん。歌うぞ!」
苗木「えー……」
セン「超高校級のゲイに絡まれてるならあんた、さぞかし憂鬱だろうな♪」
ムツミ「無事に卒業はしたいけど、野郎と寝たくはない?♪」
和人「んだとこら?けつだせ!」
黒石丸「いいとも!」
黒石丸「だったらやることは一つだ
受話器を取りな、俺はいつも家にいるぜ♪」
セン「いつでも電話してくんな
番号は3-6-2-4-3-6だ荒事は俺の生活の一部よ♪」
スラァ
和人「ヒューッ 真剣たぁまいった」
不二咲「えへへ」
不二咲「どんな仕事でも安く請け負うぜ (Dirty deeds done dirt cheap)♪」
ムツミ「どんな仕事でも安く請け負う ぜ(Dirty deeds done dirt cheap) ♪」
三人「どんな仕事でも安く請け負うぜ
どんな仕事でも安く請け負うぜ♪」
不二咲「どいつもこいつも、二束三文でヤッてやるよ♪」
セン「どいつもこいつも、二束三文でヤッてやるよ♪」
黒石丸「夜の生活に問題があるフラレちまった♪」
黒石丸「ダチが彼氏に色目かけやがったそんな時、涙がこぼれちまうなぁ♪」
鳴子「ひどいわ舞園さん。友達だと思っていたのに オヨヨ」
鳴子(声帯模写)「苗木くんは私のものだって決まってるんですラー油。負け犬は失せるラー油。」
舞園「なんですその語尾!?」
セン「受話器を取りな、俺は一人でいるぜメールでもいい♪」
ムツミ「枕やアンテナのことなんて忘れちまいな♪」
黒石丸「俺たちは俺たちで楽しもうぜ♪」
鳴子「じゃあさっそくあの枕の枕現場を盗撮しにいくわよ」
2.5人「ラジャー!」
不二咲「だ、だめだよぉ」
ムツミ「どんな仕事でも安く請け負うぜ♪」
セン「どんな仕事でも安く請け負うぜ♪」
黒石丸「どんな仕事でも安く請け負うぜ♪」
三人「どんな仕事でも安く請け負うぜ
どいつもこいつも、二束三文でヤッてやるよ♪」
三人「どいつもこいつも、二束三文でヤッてやるよ♪」
苗木「ぼ、ぼくと舞園さんはそんな関係じゃないよ!」
舞園「うぐっ……」
ムツミ「スケを引っかけたけど、もう別れてほしい?でもそれを切り出す根性がない?♪」
十神「……」
ムツミ「そいつは朝から晩まで目障りで頭がおかしくなっちまいそうだぁ?
受話器を取りな、女を一人っきりにしろい♪」
十神「おいジェノサイダー翔。しばらくそこにいろ」
ジェノ「ウフフ♪なによーなにかあんの?」
黒石丸「今こそ立ち向かうときだ心づけを貰えりゃあ喜んでやるぜ♪」
不二咲「ヘイ、あんたの”便利屋”になってやるよ♪」
十神「いくらだ」
不二咲「社会的殺人は100 ガチは300 相手が相手だから500だな」
十神「安いな。これからの安眠を考えると」
三人「どんな仕事でも安く請け負うぜ♪
どんな仕事でも安く請け負うぜ♪
どんな仕事でも安く請け負うぜ♪
どんな仕事でも安く請け負うぜ♪
どいつもこいつも、二束三文でヤッてやるよ♪
どいつもこいつも、二束三文でヤッてやるよ♪
どいつもこいつも、二束三文でヤッてやるよ♪
どいつもこいつも、二束三文でヤッてやるよ♪」
包丁
野球ボール
ダンベル
バイク
ハンマー
人身事故
三人「どんな仕事でも、あんたの望むことなら、安く請け負うぜどんな仕事でも、二束三文で♪」
ジェノ「待てないからきたー!ぶっころぎゃー!」ダダダダ
十神「クソオオオ!」
黒石丸「ご清聴ありがとう!」
桑田「ひっこめ!」 論破!
オワリ
待たせたな
鳴子無双はじめり
一方女子会
私は最大の危機に陥っていた
大神「やはり少女漫画は花とゆめが鉄板だな。最近のなかよしやりぼんはなんとなく我と相性が悪い」
朝日奈「だよねー、なんかギャルっぽいかんじがあるっていうか……あ、でも江ノ島ちゃんはりぼん派?」
江ノ島「んえっ!?え、えっと最近読んでないからわかんないんだよね」
腐川「読めたもんじゃないわよ……なんなのよあのキラキラしすぎた目……」
舞園「でも需要があるから続いてますし……」
セレス「紅茶が薄いですわ」
霧切「(会話のネタがない。なんなの?花とゆめとかタイトルくらいしか知らないわ)」
記憶喪失のせいか、はたまたもともと他人と話す機会がないのか、こうして和気あいあいとおしゃべりする時間は私にとって苦行だ。
セレス「あら、顔が険しいですわよ」
霧切「なんでもないわ……」
朝日奈「安弘ちゃセレス「私の名前
はセレスティア・ルーデンベルク!」
朝日奈「ご、ごめん」
腐川「な、なによ安弘……あんた南東北の宇都宮出身の時点で日本人だってばれてんのよ?」
セレス「北関東を南東北っつーんじゃねえ!この殺人鬼が!」
腐川「な、なによ……ぎぎぎちょっとかわいいからってぇ……」
朝日奈「ちょっと!腐川ちゃんだって好きでああなった訳じゃないんだよ!安広ちゃんだって」
セレス「セレスティア・ルーデンベルク!」
大神「みな落ち着け。モノクマがコロシアイはじめるの?といった様子でのぞきこんでいる」
モノクマ「うぷぷぷ、殺人鬼とお茶してるよ~ちなみに僕が好きな少女漫画は『少女椿』だよ!」
※えぐい、ぐろい、救いがない漫画。
ググるときは注意
霧切「(あれ少女漫画じゃないじゃない!)」←鳴子が読んでた
モノクマ「まったく、君たちって頭のなかがノーベル平和賞だよね~殺人未遂のアイドルと殺人鬼と優雅にお茶会なんてねー」
舞園「う………」
腐川「ぐぅぅぅ……!アタシのせいじゃないのに……!」
モノクマが舞園さんと腐川さんを挑発する。
?確かにこの状況はモノクマにとって面白くない状況と言えるわ。
そこで他の女子より後ろめたさをもつ二人を責め、
お互い警戒しあうように仕向けるようにしてきたのね
霧切「モノクマ、舞園さんは確かに間違いを犯しそうになったけど、今は自分の過ちを悔いて……いたっ!」
ズキンと強い頭痛が襲ってくる。
こういうときは『あいつ』が話しかけてくるときだ。
バカね、響子。自分から相手の話の種に水をまくようなことをして。
霧切「……?」
モノクマ「反省って言ったってさぁ?舞園さんは超高校級のアイドルだよ?」
モノクマ「お客の目の前で笑顔を絶やさず頑張り続ける女豹だよ?」
モノクマ「本当は虎視眈々と次の計画を練っているのかもね!」
舞園「そ、そんなことしてません!」
オーバーリアクションを交えたモノクマの発言に他の子達がざわつく。
しまった、鳴子が言ってたのはこういうことなのね?いたっ!
淡々と感想を述べるのはいいけどこのままだと舞園さんの立場がわるくなるわよ。
たしかに私もモノクマに同意だけど、追い詰めてまたなにかやらかすようなことはしないわ。
く……どうだか……あなたはただ面白ければいいだけじゃない……
朝日奈「だ、大丈夫霧切ちゃん……?」
霧切「問題ないわ……」
セレス「自分でフォローしておいて青ざめるなんて無様ですわね」
霧切「くっ……」
大神「よさぬか多恵子」
セレス「下の名前で呼ぶんじゃねえよ!!セレスティア・ルーデンベルクってんだろ!!」
みえみえの挑発……やすひろのやつは間違いなくここから出たいタイプね。
ギャンブラーなんて命をコインにする人種がここでくすぶることを良しとはしないだろうし。
やすひろっていわないであげて頂戴。
その意見には賛成よ。
このやすひろむかつくわー。
鼻を折りたい。
物理で。
やめなさい。
舞園「わたしは……わたしは……」
モノクマ「こうしてる間にも新しいアイドルが話題をかっさらっていくんだろうなぁ……ねぇ?」
穏やかな、それでいて残酷な言葉を吐き続けるモノクマ。
このままこいつのペースに乗らせたらまずいわ、話をそらさない……いたっ!
あなたの話術でどうにかできたら今ごろ友達がいるわよ。
?私に変わりなさい!
どっすんどっすん!
大神「き、霧切!?なぜ机に頭突きを!?」
ズドドドドドドドドドドド
霧切「あああああああああ!!」
セレス「頭突きの連打ですわね」
朝日奈「と、止めてあげないと!」
モノクマ「おやおや、びびって狂っちゃたのかな?」
舞園「き、霧切さん……」
鳴子「とんでもない、私はあなたのそのプリティなお尻について考察する程度には冷静よ」
モノクマ「は?」
朝日奈「えぇ!?」
ふう、ここからは私のターンよ。
見せてあげるわ聞かせてあげるわというか聞け。
私の『詭弁』を
もうどうにでもしてちょうだい……
じゃあモノクマのお尻と関連してあなたが小学5年生の時のトイレで
それはやめなさい。
鳴子「まずはおはよう。顔に似合わず恥ずかしがり屋すぎてワンピースの最新刊を歩いて1分のコンビニに買いに行けないからamazonで買ってる響子の代わりに私が来たわ」
大神「むう、霧切が会話に入りづらかったのはそのためか」
朝日奈「あー……近所のコンビニって自然と常連になるから店員さんに覚えられて恥ずかしい思いするときあるよねー…… ウィダー売切れてるよとか店に入った瞬間言われたり」
腐川「そ、それくらい歩きなさいよ……」
セレス「(あ、これ嘘ですわね)」
舞園「(と、セレスさんが思ってそう……)」
モノクマ「それただのひきこもりなんじゃないの?」
鳴子「馬鹿ね、朝イチでコミックス立ち読みするやつがべたべた触ったやつなんて読めないわよ」
朝日奈「うっわー!私早朝ランニングの帰りにコンビニで漫画とか立ち読みしてたからもうべたべたってレベルじゃない!」
大神「店にも迷惑がかかるからよしておくのだ」
モノクマ「いやいやいや、霧切さんの……あ、鳴子さん?あ!鳴子さん? ああ!下ネタじゃないよ!うぷぷぷぷ」
鳴子「アナルだなんてただのお尻の穴をラテン語の形容詞で言っただけじゃない。お尻子さんじゃないわよ私の名前」
朝日奈「おwwwwしwwwりwwwこwwww」
セレス「朝日奈さん、お行儀が悪いですわよ」
朝日奈「ご、ごめん。そうだよね……」
鳴子「そうよ!全国のお尻子さんに失礼よ!」
朝日奈「ぜwwwんwwwこwwくwwwだ、だめっ笑っちゃう!」
モノクマ「えっなにその親をうらみそうな名前は……」
鳴子「江ノ島さんのように地味な名前よりましよ。」
江ノ島「よけいなおせわだっつーの!!ケンカ売ってんの!?(や、やっぱり地味だよね……でも私みたいに変わりすぎな名前もどうかと……)」
モノクマ「地味とか言わないの!いじめかい?なまえいじめかい?(手袋外すぞ)」
鳴子「私、喧嘩を売るバイトをしてたことがあったの。喧嘩を売りたいときにその売りたい人の代わりに喧嘩文句を言うの」
江ノ島「え?まじであんの?時給は?」
鳴子「保険も交えて1300円」
大神「ぬう……高いが自分の身にも危険が及ぶかもしれんからやめておけ」
鳴子「そうね。大神さんがやってみたらどうかしら」
大神「仕事にならんではないか」フッ
モノクマ「いや、ねーから!そんな仕事!」
鳴子「あとやすひろさん。いいギャンブルがあるわ」
セレス「セレスティア・ルーデンベルク!それでいいギャンブルとは?」
鳴子「東京タワーから異世界に行って世界を救うためにロボに」
セレス「犠牲になるじゃねーか!」
モノクマ「とまーらないーみーらいを(あー……出たよこれ。ホントはこいつあんまり出したくないんだよなー 霧切よりたち悪いし)」
モノクマ「(まぁ、『才能』忘れてるのが救いか)」
鳴子「とりあえずみんな、ゾノさんと下の名前が忘れやすい腐川さんのことは置いとくというか捨てておいて」
モノクマ「捨てるの!?」
舞園「ゾノさん……」
腐川「悪かったわね……どうせ似合ってないわよ」
鳴子「じゃあ似合う名前はみつうら?」
腐川「そ、そそそそれ苗字じゃない!!」
鳴子「そう、何を話そうとしたんだっけ……そうそうモノクマのお尻のことよ」
モノクマ「ぼくのこのプリティなお尻がどうしたっていうのさ」
鳴子「むき出しだけどケツの穴がないヒップラインがエロいモノクマのケツ。たしかについ十六夜さんがなでなでしこしこしようと思ったのもわかるわ」
モノクマ「なでなでしこしこだなんていやらしいですぞ ハァ ハァ」
腐川「そ、そうよ!卑猥よ!」
鳴子「え?あなたたちお花に欲情するの?かわいがることを『なでなでしこしこ』って私の住んでる地域では言ってるのよ」
鳴子「そう、この語源は当時私の住んでる地域にいた偉い人が学生の時なでしこの花がすきでその時に言ってた言葉から来ているの」
鳴子「ちなみにその時の友人があの夏目漱石で、その言葉の響きから『何か風情を感じる これを単語で表すと そう 浪漫だ』と言ったの」
鳴子「つまりこのなでなでしこしこという言葉と関連して夏目漱石が作った言葉である『浪漫』が生まれたのよ」
鳴子「勉強になったでしょう?朝日奈さん」
朝日奈「すっごーい!そうだったんだー!」
大神「ふむ……なるほど」
セレス「(いや、絶対嘘ですわ)」
江ノ島「言葉ってすごいね!」
舞園「(鳴子さんの言ってることは嘘だとおもうけどだまっていよう)」
モノクマ「いやいやいや聞いたことないよ!?(あれ?なんかこの話題どっかできいたことがあるぞ)」
腐川「ちょっと待ちなさいよ!」反論!!
腐川「最近だと浪漫って言葉を作ったのは漱石じゃないっていう説があるわ!」
鳴子「そう、そこなのよ。私も言ってて不安になってきたわ。 あ、そうそうモノクマのお尻のことよね」
腐川「結局尻!?」
モノクマ「(あー!おもいだした!2年前におんなじ話された!ってことはこの後の展開は……)」
鳴子「これはなんとなくなんだけど、モノクマは恋人がいてその恋人がお尻フェチなのよ」
モノクマ「え?マスコット界のアイドルである僕に恋人?またまたー」
モノクマ「(あーくそ!やっぱりこれだ!)」
2年前
鳴子「ナイスなおっぱいと安産型でエロいヒップで男100人食ってそうな江ノ島さんに言いたいことがあるの」
江ノ島「誰が食うかゴルァ!!ふざけんじゃねーぞファック!(あれ?霧切ってこういうキャラだっけ)」
鳴子「ずばりあなたには恋人がいてその恋人がお尻フェチね?」
江ノ島「は?」
モノクマ「(こいつのペースで話を持ってかれるとせっかく舞園や腐川を挑発したのがパーになる! ここは話を戻すか)」
モノクマ「そんなまさか、そこにいる舞園さんならともかくさ?ところでさぁこんなの拾ったんだけど……」
鳴子「ん?」
モノクマ「(うぷぷぷぷ、この舞園の字で書いた『殺人計画』の紙を読み上げて舞園の疑惑を深めて仲たがいしてやるのさ)」
モノクマ「(さらに、タイミングを見計らってこれは僕が書いた落書きを拾っただけと言う。しかし舞園に対する疑惑は深まる)」
モノクマ「(舞園さんが僕に対してアドバイスを求めたのかもねーとか言えば うぷぷぷぷ……)」
鳴子「ゆめを!」紙を掴んで
鳴子「かいた!」折り紙して
鳴子「テストのうーらー!」紙飛行機つくって
鳴子「明日に投げるわー!」ビリーン!!
モノクマ「なにやってんのおおおおおおお!?
セレス「いったいどうなさいましたのそんなことをして」
鳴子「モノクマが『これを読み上げたら晩御飯はステーキだよって」って書かれた紙を出してきたの……」
朝日奈「え!ステーキ!!食べたい!」
大神「しかしなぜ読まなかったのだ?」
鳴子「そ、それは……」
セレス「言えないんですか?」
鳴子「い、いくら私でも『やすひろのジャージは最高だべ!!やすひろはウィッグないほうがかわいいべ!!そしてその華奢な体なのにかなりエロいふとももを
むしゃぶってフィーバーしたいべ!苗木っちも十神っちも不二咲っちも桑田っちも山田っちもこいよ!したいべ!?
あ!石丸っちと大和田っちは二人っきりでがんばれ!わーお!やすひろ!やすひろ!!さて問題だべ!やすひろって何回言った!?』と書かれた紙なんて……」
セレス「だーかーらー!!!ふざっけんじゃねえぞてめええ!!」ガターン!
鳴子「離してよ服が破れてやすひろより大きい胸が見えちゃうでしょ!」
セレス「ふざけんのも大概にしろこのやろおおおおお!」
モノクマ「いやいやいやかいてないから!!ねつ造しすぎだよそれ!?」
朝日奈「5回!!さあステーキ!」
モノクマ「そういうのじゃねえし当たってるしセレスさんメンチ切りすぎ超こわい!!」
舞園「と、とりあえず鳴子さんの話に戻りましょう!」
モノクマ「あのねえ君立場が」
鳴子「これが私の推測よ!」
クライマックス推測
モノクマ「なんかはじまった!!」
BGM クライマックス推理
ACT1
鳴子「モノクマはマスコット界のアイドル(自称)サンリオファミリー、揺流気矢羅都道府県連合、ウォルトカンパニーといった派閥と争っているわ」
大神「ぬう……どこかで聞いたことがあるような……特に3番目が危ないような」
鳴子「疲れた彼を温かく迎えてくれるちょっとツンデレな」
江ノ島「あれ?それってまつむぐっ」
モノクマ「あれ?どうしたの江ノ島さん?むぐ?(よけいなこというな!つーかやっぱりこれかよ!)」
2年前
鳴子「江ノ島さんはギャルの中でもトップクラス。常にほかのギャルとパラパラだのなんだの男食い対決だので頑張ってる」
江ノ島「最後ちょっと待てよ」
鳴子「そんなあなたを温かく迎えてくれる…… ああ、そうそう校門であなたがめっちゃ話しかけてたコミュ症そうな人。あれぜったい彼氏でしょ」
江ノ島「ほほう!よくわかったな!そして恋人をコミュ症言うな張り倒すぞ」
鳴子「まつ?まあいいわ松クマくんとしましょう。 松潤みたいでいけるんじゃないかしら?」
モノクマ「ねーよ(こいつ本当に記憶ないのかな)」
鳴子「あなたのようなふざけたキャラは絶対M そして恋人はS。きっとS」
モノクマ「ぼ、ぼくはマゾじゃないぜハァハァ」
2年前
鳴子「松田夜助。超高校級の脳味噌の研究員だったかしら?あなたたち幼馴染なんですってね。戦刃さんから聞いたわ」
江ノ島「なんか肩書きちがくない?ところで……あれー?霧切ってもしかしてストーカー?ごめーん探偵だっけ?♪(残姉あとで〆る)」
鳴子「まあ合法ストーカーだから面白そうだし調べてたわよ すいません すいまそん あ、いまのはおさるのギャグよ」
江ノ島「古いな……つかなにやってんだよ」
鳴子「ホテルに入る回数とか数えようとしたけど情報屋使っても入った形跡ないし」
江ノ島「なにやってんのアンタ!?」
鳴子「ギャルはどれくらいセックスするのか数えようと思ってつい てへぺろ」
江ノ島「やけにてへぺろなれてるな……」
鳴子「まあ、あなたのような高飛車は絶対M そしてあの松田夜助はS。間違いなくS」
江ノ島「まあそうなんじゃね?(ヤッたことねーからわかんないけどそういうの)」
鳴子「そして恋人は『正しいボディラインはケツからだ!』といってあなたのお尻をやたらとさわったりする」
朝日奈「きゅ、きゅうにえっちなはなしになってきたよ!」
モノクマ「もしかしてそれで僕のお尻のラインができたとかそういうわけ?」
鳴子「そしてそのあとめちゃくちゃセックスする」
モノクマ「おい!?」
2年前
鳴子「そして彼はこう言うのよ『おいブス。ケツ出せ ケツ出せ!!(cv結城比呂)」
江ノ島「なんで2回目だけアークなんだよ!?」
鳴子「そしてこのあとめちゃくちゃセックスする」
江ノ島「おい!?」
鳴子「ふう、コミュ症ぶっててもケツフェチとはやるわね彼」
江ノ島「ふはははそうだろう」
江ノ島「(このやろおおおおおおおお!松田君いまだに手だしてこないっつーの!!んなわけないだろっつーの!!あっ……でもそれが絶望的…を通り越した後やっぱむかっ腹立ってくるんだよ!!こいつ、絶対絶望させる。アタシの名にかけて)」
鳴子「大丈夫?顔色が悪いわよ?生理?」
江ノ島「ちがう!」
モノクマ「はぁ……はいはい、もう帰るよ いいよいいよ面倒くさいからいいよ」
鳴子「待ってモノクマ。まだこのあとの間男乱入がはいってないわ」
朝日奈「まおとこ?」
セレス「聞かないほうがいいですわよ」
モノクマ「僕なんか疲れたから帰る ちー酒のむ じゃあねー」
びよよーん
朝日奈「行っちゃった……」
セレス「で、今までの行動は何のために?」
鳴子「あら?そんなこともわからないの?超高校級のギャンブラーも無様なところがあるのね」
セレス「(チッ おかえしというわけですのね)まぁ、大方詭弁を用いてモノクマさんを帰らせるのが魂胆だったのでしょう?」
朝日奈「え?そうなの?詭弁ってなに?」
舞園「えっと 的外れなこととかおかしいことを言うんですよ」
朝日奈「なるほど!あ!だから面白おかしいこと言ってたんだ!」
鳴子「テッテレー 大成功!」
腐川「そ、そういうことだとおもったわよ ば、ばかばかしい」
鳴子「あら、ばかばかしいこと言ったおかげでお茶会再開できるわよ?腐川冬子さん」
腐川「ふん……ァリガト……」ボソッ
鳴子「ムハー腐川冬子殿がデレました!ぶひぶひぶひぶひー!(ムツミの声帯模写)」
腐川「に、似すぎよアンタ!!」
朝日奈「どうやるのそれ!どうやるのー?」
ひさびさに馬鹿なこと言ってすっきりしたわ。
やっぱりガス抜きは必要ね。
ちょっと品性を疑うんだけど。
あら?年ごろの子は同年代といっしょのときくらいはこれくらいでいいんじゃないの?
私もこういうの初めてだからよくわからないけど。
そうよね……でもまあ、こういう場は悪くないかもしれないわ。いたっ
『かもしれない』じゃなくて『悪くない』って素直に思いなさい。
そうね…… あら?
舞園「……」(口パク)
あ り が と う ご ざ い ま す
舞園「ペコリ」
あらあら、感謝されちゃた。
ふふ、舞園さんもよかったわね。
これは応えてあげないと
ちょっと待ってその指の形間違ってるわ!やめなさい!
鳴子「ふっ」グッ
※サムズアップの親指を人差し指と中指の間に入れるアレ
舞園「え!?」
セレス「あらまあ」
大神「ぬう……」
腐川「ちょちょちょちょちょちょっと!あんたもしかしてレズなの!?」
朝日奈「え?あの指の形なに?」
鳴子「冗談よ。ふふっ あいたたたた 頭痛がするわ」
バカ鳴子ー!!!
一方男子サウナ組
十六夜「ふんぐうおおおおおおお!!!和人ちゃんやっぱり力強いわねえええええ」
ぎりぎりぎりぎり
和人「あたりまえだろおおおおがあああだからおとなしく掘られろぉぉぉ!」
黒石丸「だーらけだーらけだーらけったぁ!だーらけだーらけだーらけったぁ!!」(相撲の宮司のアレ)
苗木「着替えて廊下に出ようとした僕たちがサウナからでかい音を聞いて思わず覗いてみたら」
桑田「なぜか和人と十六夜が相撲してた」
山田「いつのまに十神十六夜殿になったかはわかりませんがただ一つ言えるのは……」
山田「これはアレですな。最後まで立ち上がる力が残っていたほうが勝ちというルールですな う、うぐぐぐ」
ムツミ「そしてこれに勝利したものは敗者のヘブンズゲイ ト にセックスカリバーをぶちこむんですな!ぐふふふふのみこんで僕のセックスカリバァー↑」
セン「どっちにかける?俺は和人に10モノクマコイン」
不二咲「いや、まだ様子を見たほうがいいよ。十六夜さんテクニックタイプだし」
葉隠「はぁ……なーにやってんだこいつら……」
なお、3人とも脱水症状でまた倒れてムツミに介抱してもらった。
モノクマ操作室
江ノ島「あー……絶望的に進展がないです…… チクショー鳴子の野郎のせいだ」グビグビ
江ノ島「プハァー こうなったら第3の動機行っちゃいますかね。まあ特定個人にしか効き目ないっぽいけど」
江ノ島「その個人がねぇ……」
モニターにセレスを映し出し、江ノ島はにやける。
江ノ島「ありゃー相当キレてるわ うぷぷぷ、うまく利用できそう」
セレスの部屋
セレス「くそがぁああああああ!!わたくしはなぁあああ!!こんななかよしこよししてる場合じゃねえんだよ!!」
ガシャーン!
セレス「よさげなドイツの土地のオークションがあと2か月後に来てるから資金調達したいのによおおおおおおお!!」
セレス「おまけにふざけんじゃねえぞ霧切のクソアマが!この私をやすひろやすひろやすひろやすひろ!!」
セレス「私の名前はセレスティア・ルーデンベルク!セレスティア・ルーデンベルク!スェレスティアルゥゥドゥエンベルク!!」
セレス「ふう、とりあえず落ち着いて対処しましょう。でも……」
セレス「私の野望のためのいけにえにはふさわしいですわね どうしましょう?」
つづく
東京タワーのネタわかるかなぁ
なえぎがお姫様
モノクマ「えー、みなさん朝ですr」
苗木「さて、どこかに行こうかな」
自由時間
安価下へ行く
1体育館
2娯楽室
3食堂
食堂
和人「オウ、苗木」
苗木「あ、かずt」
ブンッブンッ
苗木「うわぁ!?なんで寸止めしてくるの!?」
和人「あーワリー。痛くしないからちょっとだけ当たれ」
苗木「絶対痛いよねその勢いで殴られたら」
和人「俺はよぉ、じっとしてらんねえ方なんだ。だからたまに壁殴ったりしてるんだよ」
苗木「いままでそういうことなかったじゃない!?」
和人「あー、それはちょうど俺が工作してたりサウナみたいに空気読んで大人しくしなきゃいけない場所にいたときだけだな」
苗木「なんでそういうところは空気読むの!?」
和人「うるせえ!!殴らせろ!!」
苗木「ぶっちゃけちゃったよ! な、なにか盾になるもの……」
安価下をとる
1おさら
2椅子
3しいたけ…… しいたけ?
苗木「こ、こうなったらちかくにあったお皿で……」
がしっ
ばっ
和人「!」
あれ……なんだこの感触……
なんかやわらか……
苗木「これしいたけだこれ!! え、いやちょっと待ってこれしいたけ!?お皿サイズなんだけど!?」
モノクマ「説明しましょう!」
苗木「モノクマ!」
モノクマ「このしいたけは超高校級の植物学者の……えっとだれだっけとにかくその人が作ったその名も『ビッグしいたけ』」
苗木「まんまだよ!!なんでこんなものが食堂にあるさ!?」
モノクマ「なんか座布団に使えるやつないかなーと思ってさがしてたら見つけたのを落としたんだよ」
苗木「なんだよそれ!?……あれ?」
そういえば和人くんのパンチが飛んでこない。
おそるおそるみてみると
和人「クソゴルァアアアア!!しいたけなんてきたねえぞ!!つか早く捨てろ!!」
苗木「なんでそんなに怒るの!?しいたけ嫌いなの!?」
和人「そんな遊星からの物体Xくえるかってんだよ!!あれはそう……」
回想
和人「あー、木彫りの平等院鳳凰堂作るから木を探しに来たけどみつかんねえなぁいいやつ」
和人「湿っちまってて使えねえのばっか。 あっしいたけはえてるこれ」
そしてしいたけの傘をめくってみると
小さくて黒い虫がわらわらとはいずりまわって
和人「ぎゃあああああああああああああああ!!!」
和人「だから苦手なんだよ」
苗木「そ、それは……しかたないね。うんそれはこわい」
モノクマ「チキンじゃん」
和人「うるっせえ!!てめえにだって苦手なもんくらいあるだろ!!」
モノクマ「僕?ぼくはネズミがきらいだね!はわわわ」
和人「ケッ嘘つきやがって……」
和人くんとしいたけの怖さについて語り合ってしまった……
苗木「次はどこに行こうかな」
安価下
1倉庫
2体育館
3大浴場
苗木「体育館にいk」
山田「ぎゃああああああああ!苗木誠どのほぉおおおおお!」
苗木「ど、どうしたの山田くん!?おちついてよ!?」
山田「大変ですぞ!『コロシアイ』が起きているのですぞ!!」
苗木「な、なんだって?!」
こんな白昼堂々とコロシアイをするなんて……!いったい誰が……
山田「早く来てくだされ!僕だけじゃとても見てられませんから!」
苗木「わ、わかった!!」
体育館に入ってみるとそこには……
不二咲「シッ!!」ひゅっ
大神「ぬうっ」スカッ
不二咲「もらった!!」
大神「甘い!!」ブンッ!
不二咲「おっと!」
赤いマジックペンをもって大神さんに立ち向かう不二咲くんと、ギリギリのところでペンを避けている大神さんがいた。
大神さんのふとももから足首にかけて大きな赤い線が引かれていた。
山田「大神さくら殿と不二咲千尋殿withセン殿による時間30分スパーリングが開催中ですぞ!!」
苗木「」
苗木「意識とんでた!!何があったのか一から説明してよ!!」
山田「あれはそう、僕が大神さくら殿とCCさくらのはなしをしていたとき……」
回想
山田「ともよちゃんはさくらちゃんの恋路を応援するレズもといお友達の鏡ですよねー」
大神「うむ。少し行きすぎなような気がしないでもないがな」
山田「たしかに……」
朝日奈「あっ、さくらちゃーん。」
大神「ん?朝日奈。どうした?」
朝日奈「不二咲ちゃんがトレーニング手伝ってほしいんだって!」
大神「我にか?」
不二咲「うん、じつはセン「最近人も殺してねえから腕がなまって」そうそう。少しでも動かしておかないとなまっちゃって」
朝日奈「ちょっ!?ちょっとまってよ!?さくらちゃんになにをするき!?」
セン「要するにスパーリングしようぜってことだよ」
山田「ス、スパンキング?」
朝日奈「なにそれ?スパーリングだよ山田」
大神「実戦形式で格闘練習のことだ……だが」
大神「不二咲よ、お前が人の命を殺めて報酬を得る仕事をしていることは聞いた。それを咎めることに関しては後にしよう」
朝日奈「そこはいいの!?あっ、そうか不二咲ちゃんよく思ったら殺し屋もしてたんだ!!じゃあ虎の穴からの刺客だったりとか!?」
山田「とらのあなの刺客?」
セン「だーから。スパーリングだけっていったろ?あと山田、そっちじゃねえ」
大神「(……人を殺める…か。)」
大神「しかし殺しの経験があろうともお前は素人だ。格闘家相手に素人がスパーリングをしてけがをしてしまったら元もこうもない」
不二咲「大丈夫だよ大神さん。そういうと思って大神さんには受け手だけに徹してもらおうとしてたんだぁ」
大神「ふむ……」
山田「うーん……ちーたんの才能を忘れかけるようなセリフですな……開き直りすぎでね?」
セン「欲求不満だからよ……」ぼそっ
山田「あっ(興奮)」
朝日奈「じゃあ私救急セット持ってくるね!先に行ってて!」
不二咲「ルールは簡単。僕がこのナイフに見立てた赤いマジックペンをもって大神さんに切りかかる、もしくは刺そうとするから」
大神「我はそれを避ければいいのだな。なるほど、赤いマジックのフタがないのは赤い線を切傷痕とみなすためだな」
セン「ああ、そうだ。わりーな、服もしかしたら汚すかもしれないぜ?」
大神「フ……どうかな?」
うわあねおちてしまった……
つづきはまたこんばん
山田「はじめは大振りな攻撃しかしなかった不二咲千尋殿でした……が」
大神「(ぬう、ナイフでの戦いかたを熟知している……)」
大神「(相手の腕や腿などを切りつけ、出血多量を狙うやり方だ)」
大神「(まれに逆手もちになり、腿を狙おうとしてくる。なにより)」
大神「躊躇がない」
不二咲「隙あり!」
ブンッ
大神「(右から逆手の袈裟!だがまだ甘い……)」
大神「(ペンを持っていない!?)」
ピッ
大神「ぬぅ!?」
不二咲「よし!」
山田「不二咲千尋殿は袈裟にたいして体を反らそうとした大神さくら殿の意表をつくため」
山田「持っていたペンをわざと左足に落として『左足でペンを持って蹴りで彼女の太ももに線を引いたのです』」
苗木「まさか……」
だがよくみると不二咲くんはお手玉のごとく、ペンの持ち手を変えている。
それを大神さんは少ない動きで避けている。
……すごくない?
朝日奈「いまきたよさんぎょう!」
山田「ファイター
VS アサシン
ファイター、リミッターはずすかも」
朝日奈「ほんとだ!すごいせめてる!」
山田「え?責める?」ハアハア
大神「これほどとはな……」
セン「いや、相手が動かないからこんなにできんのさ!むしろあまり動かずに最初の一発以外避けるのはさすがだぜ!」
スッ!
大神「ぬう!(足を踏もうとしてきた……そこまでやるのか)」
山田「足の甲を指とかで踏まれるのすっげ痛いんですよ」
朝日奈「だからよけたんだ!」
苗木「なんで山田くんみえてるの……」
不二咲「うわっ、バランスが」
大神「(いまだ!)」
大神「ぬん!」
ゴスッ!
山田「上から直下のエルボーが頭に入ったー!」
どさっ
大神「しまった!(だが……あのてごたえ……)」
苗木「ふ、不二咲くん!」
朝日奈「倒れちゃった!どうしよう!」
セン「いてーよー朝日奈のおっぱい揉んだらなおるかも」
朝日奈「生きてた!あとそれはだめ」
不二咲「うーん、久々にいい運動になったよぉ」
山田「汗でテカるちーたんがくそエロい」
大神「(当る瀬戸際に体を落とし、当たったときに我の肘をこするように頭を動かし、衝撃を逃した)」
大神「(実戦で得た知識だというのなら、なおさら業の深いやつよ……)」
大神「とりあえず保健室で大事がないか診るしかない。山田、頼むぞ」
山田「ラジャーですぞ!」
テッテレーオヒメサマダッコ
不二咲「ありがとうねぇ山田くん(息荒いな……)」
大神「ここから出て願わくば我に暗殺の指令が来ないことを祈ろう」
朝日奈「まさかそんなぁ~」
苗木「さすがにそれはないと思うよ」
大神「(……いや、我が内通者だと知られたら……その時はその時だ)」
苗木「さて……どこにいこうかな」
安価下
1娯楽室
2美術室
苗木「美術室に行こう」
苗木「あれ?葉隠くん何してるの?」
葉隠「高そうなやつ探してるんだべ」
苗木「盗んじゃダメだよ……」
葉隠「ぬ、盗んだりしねーぞ!ただかりるだけだべ」
葉隠「あ、そのあとで質屋に貸すけど」
苗木「売るんじゃないか……」
葉隠「ほら、このほこりかぶったせきぞ……ほこりが……ふっくしっ!」
苗木「うわっきたな」
葉隠「……」ゴソゴソ
苗木「(……?またメモ見てる)」
葉隠「さすがにこれはダメだなー」
ぽいっ
苗木「あぶなっ!割れたらどうするのさ!」
葉隠「よっくできてるけど石像じゃなく粘土細工だわそれ」
苗木「そういうもんだいかなあ……ところで」
安価下
1そのメモなに?
2様子変わった?
欲張りセットきらいじゃないわ
苗木「そのメモなに?」
葉隠「ん?あー、これな?」
葉隠「これは顧客リストだべ。」
苗木「顧客リスト?」
葉隠「おう、実は予期せぬくしゃみがあったら大切な人の名前を見ないと金運が下がるって占いで出たんだ」
苗木「大切な人が顧客……っていうか様子変わってない?」
葉隠「くしゃみするたびヤクザの名前を見るんだべ……」
苗木「ああ…」
葉隠「あ、やべまたくしゃみが……へくし!」
葉隠「なんか調子悪いからかえるべ!じゃな!」
たったった
苗木「あ、うんじゃあね」
苗木「………あれ?」
苗木「さて、部屋に戻ろうかな……」
安価下に会う
葉隠「おーう苗木っち」
苗木「あれ?葉隠くんどうしたの?」
葉隠「面白い占い結果が出たから教えてやるよ」
苗木「?」
葉隠「じゃん」紙ペラー
一番強いやつは本物。殺すな。
苗木「え?」
葉隠「じゃな」
苗木「いったいなんのことなんだ……大神さんのことかな?でも本物?なんのことやら……」
安価下の人物の支店に切り替える
保健室
セン「頭だけ見るのになんで服を脱がなきゃいかんのだ」
不二咲「だよねぇ」
山田「ハァハァねんのためですぞ」
ぬぎぬぎ
山田「ん?」
セン「どした?」
山田「なにげーに体にきずあとありますね……欲目を凝らさないと見えないけど」
セン「あー、目立たないように金かけてるからな」
不二咲「だねー」
山田「(僕がよくやる手術法があるな……気のせいか)」
セン「さて、なにすっかな」
安価下
ねむけにてきょうはこれまで
セン「セレスティアヤスヒロタエコとかけごとするか。」
不二咲「やすひろ呼びはやめようね」
娯楽室
セレス「………毒?………いや、呼び出し……ダメ……」
セン「やすひろー」
セレス「ほげっ!?わたくしはセレスティアっ……はぁ……まあいいですわ」
セン「(ほげっていった…)」
セン「暇だからメダルかけてゲームしようぜ」
セレス「あら……別に構いませんがもう少し大きなものをかけません?」
セン「やだ。お前に弱味握らせたくないし」
セレス「あらあら。何をかけるつもりでしたの……」
不二咲「一晩中セッr」
セレス「お前が言うのかよ!」
不二咲「丁半賭博の差分丁半しようよ」
※大きい方の数から小さい方の数を差し引いた数が奇数か偶数か当てる
セレス「変わったルールですわね」
不二咲「仲介屋のおじさんの店でやってたんだぁ」
セレス「そういえばあなたもアウトローでしたわね。じゃあ半」
不二咲「よし、なら丁だ」
カラカラ
ダン!
安価下コンマ十の位から一の位を引いた数できまる。
ゾロ目奇数ならセレスがいかさまして勝つ
ゾロ目偶数なら不二咲がいかさまして勝つ
せれっさんがいかさましたせいで寝落ちてた……
不二咲「勝負っ」振り上げようとして…
セレス「わっ!!」
不二咲「うわっ!?」すてーん
セレス「(ツボ開ける、グッピンの丁!ならちょんっと)」
片方の5を2にする
セレス「あらごめんなさい。ドアの隙間から何か除いているように見えて」
セン「あいてて……筋肉痛もあってかうまくたてない……ゲッ……グニで半かよ」
セレス「あら、わたくしの勝ちですわね」
不二咲「うう……いじってない?」
セレス「な に を ですか?」
このあとメダルこってり絞られた
セン「チクショー、メダルとられた」
不二咲「でも娯楽室に江ノ島さん(巨)のグラビアがあったからラッキーだったよぉ」モチカエリ
セン「ナイスな抜きネタだぜ」
不二咲「うん!」 にっこり
モノクマ「没収ー」
不二咲「え!?」
モノクマ「これをつかってハァハァするつもりなんでしょう!?スケベ!」
セン「返せよ!抜きネタ盗るなよ!」
モノクマ「それ以上のことしやがったくせに」ボソッ
不二咲「え?」
モノクマ「とにかくダメだよー欲しがったらコロシアイだね」
不二咲「うー……」
不二咲「新しいお酒ならたくさんあるけど」
モノクマ「いつのまに!?」
安価下コンマがこの書き込みのコンマより高かったらモノクマが返してくれる
その差が40以上あったらおまけでなんかくれる
ねなおしまふ
不二咲「雪月花とうまく組み合わせたやつがシャワールームに」
モノクマ「しかたないにゃあ……いいよ」
不二咲「それじゃあついてきてよ」
安価下もついてきた
十六夜「あーら、千尋ちゃんにクマちゃん何してるのかしら?」
モノクマ「これからシャワールームに……ハァハァ」
セン「かくかくしかじかだかんな」
十六夜「クマちゃんとマンツーマンは危険だからアタシもいくわよん」
モノクマ「チッ」
不二咲のへや
十六夜「任侠もののポスターがある……やっぱり健ちゃんは最高ね」
モノクマ「ふーん ん?机の上になにか」
十六夜「(あら、あれは見せたらやばそうね)とう!」
ドサー!
モノクマ「ぎゃあ!なにすんのさ!」
十六夜「ぐへへへぇ、ナイスヒップを堪能するだけよ」
さわさわさわさわさわ
モノクマ「気色悪い!」
不二咲「おまた……なんだこれ」
モノクマ「覚えてやがれー!」
十六夜「千尋ちゃん、机の上のノーパソは」
セン「秘密兵器になり得る」
十六夜「ヒュー、頑張ってね」
十六夜「抜きすぎちゃダメよ」
不二咲「お、大きなお世話だよ!」
………
……
…
不二咲「ふう……」
セン「そんじゃ、そろそろ開発続けようぜ」
不二咲「うん、これがうまくいくといいなあ」
不二咲「アルターエゴ」
セン「ちゃっちゃとつくろうぜ」
一方黒幕
江ノ島「ぷはぁー、うめえ」
江ノ島「にしてもパソコンなんて使ってなにするつもりなのかしら」
江ノ島「ここにはネット回線とかないのによ!」ファッキン
江ノ島「隙を見て残姉に壊させるのもありですが泳がせましょう」
江ノ島「……」
江ノ島「アタシにあたえた屈辱の報いをはらしてやる。」
江ノ島「気が向いたらな!さけうめー」
不二咲・セン自由時間 完
大和田誕生日記念こねた
※時間軸は一~二年前
早朝、パッと目が覚めた。
今日がどんな日か思い出したからだ。
大和田「誕生日か……」
ふと目を閉じてあいつを意識する。
徐々に徐々に目の前にボロアパートの一室が広がる。
ここにはあいつがすんでいる。
和人「よう、おめでとう」
大和田「ハァ……自分で自分を祝うなんて」
和人「俺の誕生日は一生祝われないからいいだろ」
……そっか、こいつの誕生日は……。
和人「一本吸うか?」
大和田「いらね、イメージだしよどうせ。」
和人「だな」
いつもはうるせーこいつも大人しくしてる。
ったく、空気なんて読むなって。
気まずいんだよ。
和人「今日は『集まりもないし』ゆっくりしろよ」
大和田「松田もそう言ってたな。むしろくんなみたいな態度だが」
和人「まったくだ。生意気な面を汚してやりたいぜ」
大和田「興奮すんな。」
ボロアパートの戸がノックされる。
意識が戻る合図だ。
和人「休みだからって誰だろうな。」
にやつく和人に肩をすくませ、意識が戻る……
鳴子「はーい、おめでとう」
セン「サプライズだぜ!」
不二咲「お、おめでとう」
葉隠「ただめしくいにきたべ」
十六夜「帰りなさいな」
黒石丸「はっはっはっ!いいじゃないか!ガリでもくわせれば」
ジェノ「ひっでー!ぎゃはははは!」
大和田「あー……ありがとよ。でも」
苗木「し、静かにね朝だしまだ……」
ムツミ「私と黒石丸殿とW不二咲殿は飲んできちゃいましたしー 」
セン「おっちゃんからプレゼントもらったぜ」
大和田「酒かよ!」
ガチャ
桑田「うるせーぞ!」(ジャージに帽子にサングラス)
ムツミ「野球ツンデレ起きたな……今からランニング?」
桑田「ち、ちげーし、つかおまえらなにやってんだよ」
黒石丸「おおわ……兄弟の誕生日祝い」
セン「なんだぜ………よぉ!」
鳴子「まあ、たしかにうるさくしてしまって申し訳ないわね」
桑田「お、おう……」
大和田「まあとりあえずなかはいれ」
十六夜「フン、仕方ないな。いくぞ『腐川』」
ジェノ「はいはーい!」
葉隠「桑田っちもおわったらこいよ」
桑田「しかたねーな」
ムツミ「ツンデレきたな……」
それからはもうのめやさわげや大騒ぎ
十神「クシュンッ はぁ……なんでまた」
セン「きにすんなよー、示談で1000万使った俺よりましだ」
葉隠「やっぱり女はこれだべ。」
鳴子「私はもらうより奪うのが好きよ」
苗木「顔が近いよ……」
大和田「ふー、朝から騒がしいぜ」
石丸「クシュンッ 風紀が乱れている……」
ムツミ「気にしない気にしない」
大和田「まあ、そうだな……たまにはいいかもな……」
大和田「兄貴やチームの仲間くらいだったしな俺の誕生日祝ってくれたの」
大和田「兄貴……あの世にいったら真っ先に会いたいな」
石丸「……」
ムツミ「……」
鳴子「……」
不二咲「……」
十神「……」
ジェノ「あれ?どったの?」
葉隠「ぶわーくし!」
びちゃ
大和田「きたねえ!」
葉隠「がっはっは!まあとにかくのむべ!」
大和田「そうだな……!殴るけどな!」
葉隠「だ、だべぇー!」
セン「ストレートいくぜ?」
不二咲「やっちゃうよ?」
石丸「ええい、無礼講だ!」
鳴子「う、きぶんがわるく。苗木くんトイレ」
苗木「力込めて引っ張らないで!」
ジェノ「いやん、なっちゃんすけべ☆」
すまねえな、兄貴。まだまだそっちには行けそうにない……
大和田「酒持ってこいコラァ!」
こいつらがいるせいでな。
ワリーワリー!ははっ!
オワリ
十神「……愚かしさを通り越してあわれなやつだ」
葉隠「あわれでいいんじゃないか?壊れるよりは」
十神「壊れ物を相手にするあいつも愚かだな」
葉隠「十神。」
葉隠「真実はな、虚言で隠した方がいいこともある」
葉隠「そのまま隠せたら万歳だろ?」
葉隠「それより、飲めよ」
十神「……つげ」
葉隠「光栄だべっ てか?」
十神「フン……」
葉隠「朝酒は体に悪いがたまにはいいさ」
十神「長生きするつもりはない」
葉隠「嘘だな。お前は十神の歴史を変えるから」
十神「……チッ」
今度こそオワリ
やるよお
みんなの秘密が暴露されても
これといって大きなトラブルはなく、数日が過ぎた。
食堂
ムツミ「身体計測や健康診断しましょう」ムッハー
朝日奈「やだよ!絶対エッチなことするつもりでしょ!」
江ノ島「そ、そーだよセクハラだよ!(身体計測はまずい。非常にまずい)」
桑田「あさからとばしてんなぁ闇ブーデー」
不二咲「でも一度体を見てもらうのはたしかに大切だと思うよぉ」
桑田「なんでだ?」
セン「考えてもみろ、俺たちは学園に足を踏み入れて即意識を失ってここにいるんだ、意識がない間になんか仕込まれててもおかしくないぜ?」
桑田「あー、たしかに……そりゃ問題だ」
腐川「あ、あたしみたいな女をいじり回して何が楽しいのよ」
ムツミ「需要は限りなく低い……?」
腐川「ぎぎぎ」
苗木「もうすっかり多重人格のみんなと打ち解けてるよね」
セレス「ふう…もう少し警戒心を持っていただきたいですわね」
苗木「え?」
セレス「よろしいですか?そもそも今判明している多重人格者の中には、殺人も平気で行う方もいるんですのよ」
苗木「確かにそうだけど……」
セレス「ましてやそんな彼らがこんな窮屈なところにずっといられるなんて思いませんし、機会をうかがっているのかも……」
十神「ま、普通ならそう考えるべきだろうよ」
セレス「あなたも同じ穴の狢ではなくて?」
十神「ふん、せいぜい吠えてろ」
十神「だがな、このゲームに勝つのは」
鳴子「とがみに指紋」
ぐにっ
十神「おい……眼鏡を指で押すな」
鳴子「どうしたの十神くん。かたくなってるわよ」
十神「それは眼鏡だ!」
鳴子「ウィンガーディアム・レビオーサさん、眼鏡がなにか言っているわ」
セレス「セレスティア・ルーデンベルクなんですが」
鳴子「山猫みたいな名前よねそのアイタタネーム」
セレス「ベルク・カッツェじゃねえよ!あとアイタタ言うな!」
苗木「落ち着いてよセレスさん!」
鳴子「まあ、十神くんが極光ビームすればセレスさんはなんとかなるわ。セレスティアなだけに」
十神「……?」
ムツミ「ところで江ノ島盾子どの、あなた結構筋肉質じゃないですか?」
江ノ島「(ぎくっ)ま、まーそりゃモデルだから気をつけてるし」
ムツミ「どんなダイエットをしてるんですか?全身バランスよく筋肉がありますし」
江ノ島「まずは屈み跳躍と腹筋と腕立てを……」
鳴子「自衛隊みたいなトレーニングね」
江ノ島「いや、これが結構きく……ぐ、軍人じゃないから本格的じゃないからね!」
モノクマ「マイクテス!マイクテス!あー!あー!」
突如モノクマのけたたましい声が響く。
心なしか怒ってる気がする。
モノクマ「君たち!体育館へはりあっぷ!」
江ノ島「(ナイス盾子ちゃん、ぼろが出るかと思ったよ)」
セレス「どうしたのでしょうか」
桑田「またなんか見せられるのか?」
苗木「アレ以上にきついのなんてあるのかな……」
十神「フン、もしかしたら業を煮やしてバトル・ロワイアル形式に変更するのかもしれんぞ」
セン「さよなら十神」
十神「きさま……」
モノクマ「なんかプールにいるやつとかもいるけどそのまま来なさい!めんどいから!」
鳴子「かなりイライラしてるみたいね へくしっ」
霧切「行きましょうか」
体育館
モノクマ「君たちなんなの、どんだけ平和主義なの?コロシアイしてくれなきゃツマラナイよ!」
朝日奈「そんなこと言ったって!」
舞園「それよりもやっぱり着替えてきていいですか?」
モノクマ「サービスサービス!」
朝日奈さんと舞園さんはスクール水着一枚だ。
スクール水着だから体のラインがはっきり見える。
目のやり場にこまるよ!
大神「今度は何をしようと言うのだ」
大神さんもスクール水着だ!
体のラインがはっきりしてるから腹筋もバッキバッキだ!
すごい!
葉隠「ま、まさかバトル・ロワイアルさせるんか!?オーガ相手するときはハンデあるよな!?」
葉隠くんもスクール水着だ。
なぜか。
体のラインがはっきりしてるから、股間が
……
不二咲「「死ね」」
不二咲くんたちが代弁してくれた。
黒石丸「僕たちは屈したりしないからな!ところで兄弟が作ったリボルテック黒石丸フィギュアはどうかね!」
和人「ハイカラだろ?」
なに作ってるんだキミは……完成度高いな!?
モノクマ「とにかくね!オマエラがなんか変な団結しだしたので動機を与えに来たんだよ」
やっぱり動機を与えに来たのか……
モノクマ「どーだ?どーだ?この動機はどーだ?まずはこれだ!」
モノクマが指をならす(そぶりをする)と、
上からなにかがたくさん降ってきた。
札束だ!
モノクマ「ひゃっくおくえーん!!をあげちゃうよ!誰かを殺したらね!どーだ?100億円はどーだ?」
苗木「ひゃ、ひゃくおく!?」
葉隠「うっひょおおお!マジか!?」
大神「ジロッ」
葉隠「な、なんだよ!?だって100億だべ?!すげえぞ!」
桑田「オメーは100億のために他人が死んでもいいのかよ!」ガシッ
葉隠「うぐ……いてえぞ桑田っち、離すべ」
桑田「てめぇ!」
十神「ん?そのまま勢いで殺しそうだな桑田」
桑田「ッチ……」ブンッ
葉隠「げほっ、げほっ。桑田っち、俺も悪かったべ。でも100億だべ?」
霧切「そう思ってもそんなことを言うべきではないわよ」
葉隠「………」
葉隠くんじゃないけど、
確かにそれだけのお金が貰えるんだったら間違いを起こす人がいるかもしれない……
い、いやだめだみんなを疑うなんて……
朝日奈「そんなお金もらってまで人を殺したくないよ……」
十神「それはお前が金の価値がわからないからではないか?わかりやすくドーナツで例えてやろうか?」
朝日奈「十神ぃ……!」
苗木「や、やめなよ十神くん」
十神「苗木、冷静に考えてみろ。お前が一生かけても手に入らない金が一人殺すだけで」
苗木「やめてよ!」
そのとき
ゴスッ
十神「うぐっ!?」
セン「はい、今のでホントなら死んだー。鳩尾食らって悶える時点でダメダメだなおい」
十神「なんだ殺し屋……やる気があるみたいだな」
不二咲くんが鞘で十神くんのお腹を突いていた。
十神くんはつかもうとしていたのか腕をなにもない場所に伸ばしている。
不二咲「ぎゃ、逆だよ十神くん。僕はそんなことできないよぉ」
不二咲「100億かけるほどの価値とやりがいがない相手もいるし」
不二咲「それに、な、仲間は殺したくないよ……」
不二咲「なによりモノクマの言うことなんてききたくないし」
十神「おい、不二咲。俺は前者と後者どちらだ?」
ゴゴゴゴ……
不二咲「……」ニッコリ
十神「ククク、警戒すべき相手が決まったな……」
大神「やめろ二人とも」
セン「おう、すまねえな」
十神「チッ」
葉隠「こ、こえー……」
十神くんと不二咲くんが今にも一戦交えそうな空気を醸し出している。
不二咲くんは、いやセンくんかな……
とにかく彼の目は笑っていなかった。
もちろん十神くんもだ。
争わないといいけど……
セレス「100億の束なんて見飽きましたわ」
黒石丸「まったくだな、色々な取引で80億をスイスに振り込んでいるしな」
十神「フッ、俺は400お」
黒石丸「さすがに80億『ドル』は怪しまれるから分けて保管したがね!おやどうした十神くん。」
十神「……」ギリッ
腐川「だ、大丈夫です白夜様、きっとでたらめです!」
黒石丸「そうそう!ハハハ」
たしか日本円で……考えるのはやめよう……
江ノ島「(えっと、1ドルで弾一発がかえるから……80億発!?)」
ムツミ「(というか貰えたとしてまさか現物その場で渡すのかな)」
舞園「お金のために殺人なんて」
モノクマ「地位や名誉のためなら殺せるくせに」
舞園「ッ……!それは……」
和人「てめぇ……」
モノクマ「あ、そうそう。もうひとつの動機はさ」
モノクマ「よく妄想したりしない?学校にテロリストが攻めてきたら……ってやつ」
モノクマ「その妄想するやつって俺TUEEEするのが基本だけど、もし実際そうなったらどうなるか気になるんだ」
モノクマ「……放っちゃおうかなー。明日から数えて3日の間に誰もコロシアイしなかったら」
な、なんだって!?
この閉鎖された学校にテロリスト!?
そんなことしたらみんな危ないよ!
葉隠「ままままマジか!?そんなんむりだべ!」
モノクマ「まあ、銃は使わないから安心しなよ!たぶん。」
たぶん!?
モノクマ「テロリストだからなにするかわからないよ!舞園さんなんてひどいことされちゃうかも……強姦とか」
さらっと最悪の可能性をモノクマは言い放つ。
それはもう楽しそうに
舞園「い……いやっ!」
苗木「舞園さん落ち着いて!」
モノクマ「うーん、いい悲鳴。生娘の反応だ」
ムツミ「ゲスいなぁ」
黒石丸「美しくない」
そしてモノクマはもっと恐ろしい動機を与えてきた。
モノクマ「グフフ……気分がよくなってきたよさらに特別サービスで……」
モノクマ「『現在多重人格だと発覚している』人間を殺すのであれば……」
モノクマ「『一人までなら共犯者を作って殺人』もOK!しかも裁判も免除で50億ずつプレゼント!誰と組んでもいいよ 誰とでも!多重人格者でも!あ、多重人格者同士は組んじゃダメね?」
葉隠「うげえ!?マジか!?」
セレス「まあ……」
黒石丸「ゲスめ……」
江ノ島「(苗木くんと共犯になったら……ど、どうしようかなぁ)」ソワソワ
モノクマ「多重人格のやつらは極悪人だから気にせず殺しちゃいなよ!」
モノクマ「どーだ?どーだ?共犯で!どーだ!?こんなサービス滅多にしないよ!このサービスはこの3日間まで!一組さままでだ!」
和人「っざっけんな!」
モノクマ「愛のチョーク投げ」
ゴスッ!
どうみても鉄でできたチョークを額に受け、和人君は血を流している……
和人「いてえな……いてえな……てめぇ!」ビキビキビキビキ!
苗木「ま、まって!」
僕は飛び出す和人君に後ろから抱きついた。
和人くんは僕がしがみついているせいかどこかぎこちない動きになっていた。
苗木「和人くん!あいつに逆らったら何されるか……!」
和人「……ぐ………クソッ!」
モノクマ「君も出られる可能性があるからいいだろ?あ、でも少しいらっとしたから……」
モノクマ「『多重人格 と発覚している人間から共犯を申し出る』のは禁止!禁止!」
和人「なめや……がっ……」
黒石丸「落ち着け、兄弟。回りを見ろ。君に恐怖を覚える者が増えてしまう」
和人「……チッ」
霧切「……」
モノクマ「それじゃーよく考えて行動してね?ばいばーい」
……重苦しい空気のまま、僕たちは一言も会話をせず体育館を後にした。
そのまま僕は部屋に帰った。
共犯して多重人格の誰かを殺せばお金がもらえて裁判も免除、
おまけに……
多重人格のやつらは極悪人だから気にせず殺しちゃいなよ!
そう、彼らは極悪人だ。
このまま生かしていたらどうなるかわからない……だから……
苗木「……人を殺してもいいなんて考えてしまうなんて……」
ポロポロ
苗木「さいっ、さいあくだっ……」
苗木「うっ……うっ……」
行き場のない悲しみと怒りを覚えつつ、僕は泣きじゃくるしかなかった。
廊下
鳴子「ドアが少し空いてるのに気づかないなんてね」
黒石丸「馬鹿だな……苗木くん」
和人「だが、嫌いじゃねえぜ」
不二咲「やさしいねぇ」
鳴子「ともかく私たちも一回解散するわよ」
鳴子「多重のみんなこれからどうしよう会議やろうとしたけどムツミくんは引きこもるし、十六夜さんとジェノはあれだし」
和人「しかたねえよ、ムツミ戦闘力ねえし」
黒石丸「ではかいさ……」
不二咲「あ、ちょっとまって。」
黒石丸「どうしたのかね?」
セン「おもしろいもんがあるから来てくれ」
セン「本当に面白いもんができたんだからよ」
ここまでえ
ほのぼのぶれいく!
十六夜の人格の時の十神って、超高校級の天才がリミッター解除された状態なんだよな…
一体どれだけ強いんだろう?
>>602
十六夜「ガツガツ からっ……げほっ 多重人格≠リミッター解除というわけじゃないわよ」
十六夜「筋力とかは元の人格並やそれ以下ってこともあるしゲホゲホ」
十六夜「才能だって同じのままかもしれないし……あるい……からいっ!」
十六夜「アタシ?いまハバネロ食べてるのよ!」
十六夜「お仕置きのためよ!」
十六夜「始まるわよ!」
僕の名前は苗木誠だ。
今年の秋から希望ヶ峰学園に『超高校級の幸運』としてスカウトされたんだ。
うまくやっていけるかどうか心配だったけどみんないい人ばっかりですぐに友達になれた。
でも学園長にある日呼ばれてこう言われた。
( )
あまりにも衝撃的でショックだったけど断れなかった。『断るのは許されなかった』。
そして僕は( )だったクラスメイトと( )という一環で学園の研究のためにーー
桑田「おう、苗木どうした?ぼーっとして……よっ!」
どさっ
苗木「うわっ!?ちょっ、桑田君これ」
桑田「しーっ 声がでかいって……いやぁーようやく見つけたんだよ。『裏』だぜ!『裏!』」
不二咲「まぁオ…僕がちょっとしたツテでみつけてきたんだけどねぇ」ぼそぼそ
桑田「サンキュー不二咲大明神」
わしゃわしゃ
不二咲「えへへ、よきにはからえ」
桑田「ははー」
苗木「ど、どうだった?」
桑田「マキシマムすげえ内容だったぜ……」ニヤリ
不二咲「そっくりな人が出てるAVものの裏だからねー」
苗木「だ、誰にそっくりなの?」
桑田「えっと…… 舞園ちゃんいないよな」
苗木「はうぁ!?えとえと」
桑田「ばかっこえがでけーって!!」
不二咲「桑田君もだよぉ…… あ、安心して。舞園さん本人じゃないよ」
桑田「なんでわかんだよ?」
不二咲「そりゃぁおめ苗木「ご、ごほんっ」 おっとっと えっとね、パソコンのいろんなソフトを使って検証したんだぁ」
桑田「IT革命ってやつだな……」
不二咲「んなわけn 苗木「ごほーんっ!」 う、うんそうだね!」
不二咲さんはいつものように顔の左側をなでる。
桑田「つかさぁ、苗木。お前せきこんでたけど風邪か?あんま無理すんなよ?」
苗木「う、うんそうだね……今日はちょっと早く帰るよ」
不二咲「苗木くん、そういえば『今日は薬の日』なんだっけ?がんばってねぇ。」
不二咲「僕も後で行くから」
苗木「う、うん…それじゃあ」
僕は桑田君からもらったDVDを持って教室から出た。
不二咲「ふー、あっぶね。苗木グッジョブ」
不二咲「後でお説教」
桑田「?どした?」
不二咲「なんでもないよぉ」
廊下に出た僕は寮に……
帰らず、『薬の日』なので『特別教室』に行くことにした。
すると
江ノ島「あれ?苗木じゃーん!どったの?」
???「え?苗木君?どこ?」
江ノ島さんと声からして( )さんがいた。
( )さんは顔が見えないくらいの高さのロッカーを抱きかかえている。
苗木「ちょっと保健室に……」
江ノ島「あっ、もしかして( )先輩に体調不良とかこつけて変なことをするつもりですわね?」
???「えっ、そうなの」
苗木「ちがうよ!?それじゃ!」
江ノ島「あっちょ苗木ー 残姉おっかけて」
???「わかった」
ダッ
ゴンッ
???「ふう、ころぶところだった」
江ノ島「ロッカー抱えたままじゃそりゃな!見失ってるし!」
???「盾子ちゃんが持てって言うから……」
江ノ島「置くという選択肢がありますわね」
江ノ島「チッ」
なんとか2階トイレの『隠し部屋』にたどりついた僕は本棚の裏にある扉を開け、
エレベーターに乗り、地下へのボタンを押した。
男「やあ苗木君。今日キミが一緒に学習するのはP-7804号だったね」
苗木「あっこ」
男「しー……ここには( )のやつもいるんだ。むやみやたらに名前を言ってはいけないって言われてるだろ?」
苗木「ご、ごめんなさい」
男「わたあめって読んでほしいっていったんだけどなぁ……アンテナくん」ネットリ
長身で頭に白いクマの被り物をしている『自称 わたあめ』さんが僕を注意した。
かくいう僕もその被り物をしている。
というかここの研究員やその協力者はみんな白いクマの被り物をしているんだ。
そして本名を語れないから偽名というかあだ名で呼び合っている。
ちなみに僕はアンテナ……。
わたあめ「しっかし、78期の『研究対象』はなんというか『希望』とかけ離れたやつらしかいないよねぇ」
わたあめ「おっと、そんなことを言ってしまったら学園長に怒られてしまうね。」
わたあめ「77期まで( )のやつらの中でもサイコパスなやつらを集めて研究していたらしいけど」
わたあめ「まさか78期で学園長待望の『研究対象』がはいってきたんだからね!!」
わたあめ「あぁ……これもきっと君の幸運がよんだんだよ苗木くん」
苗木「そ、そうですか……」
男「おい、なにを無駄話してる。さっさと持ち場につけ」
便所サンダルを履いて、マンガ本を読みつつやっぱり白いクマの被り物をしている男の人に怒られた。
彼はたしか『自称 松クマ』さんだったっけ。
わたあめ「ごめんごめん、ところで松クマくん。その予備学科いつまでいるの?」
松クマ「さぁな、教えないだろうけど学園長に聞け。」
松クマ「さぁな、教えないだろうけど学園長に聞け。」
予備学科と呼ばれた男「……」
わたあめ「なんでそんなのもいるのかなぁ僕は……」
松クマ「俺たちはもう行くぞ」
わたあめ「あっ、お仕事がんばってね」
予備学科と呼ばれた男「ど、ども……」
わたあめ「は?君じゃないよ」
予備学科と呼ばれた男「
予備学科と呼ばれた男「くそっ……」
苗木「……」
白衣の男「アンテナー!アンテナー!P-7804号が呼んでるから早くいきなさい」
苗木「は、はい!」
僕はP-7804号がいる真っ白い部屋に入るといきなり鶴の一言をぶつけられた。
ムツミ「んもーっ!!いままさにすんごい薬ができるところなのにぃ!!早く見に来てくだされ!」
苗木「あ、う、うんいまいくよ!」
僕はクマの被り物をとって壁際に置く。
ちょうどおいてあったP-7804号こと山田くん……ことムツミくんが置いた
『黒いクマ』の被り物の隣に。
ムツミ「んほほほほほーぅ!いやぁやっぱりマスクなしのほうがやぁくひんのぉかほりがぁ……感じられる」
ムツミ「いやぁーほかのやつらはマスクとらないわ僕たちは厳密とっちゃいけないってのに苗木誠殿は寛容ですわ!」
苗木「そんな大げさな」
ムツミ「もうあなたのやさしさは菩薩級ですぞー いやぁあの啖呵にはしびれました」
苗木「ちょっ、ムツミくん、なんかふきこぼれてるけど!」
ズボボボボボボボボボ!!
ムツミ「うひょーう!やっべ!早く温度を下げないと『髪の毛めっちゃのびのびにGON・3』が『脱毛宣言~カツラなしじゃアカン~』になるう!」
苗木「なんなのその名前ー!!!?」
ムツミ「うおおおおおおばくはつする!あぶなーい!!」
のしかかり
苗木「ちょっおもっおもいっおもいって!」
僕はその重さに意識をなくしていった……
苗木の部屋
苗木「ハッ!!? ゆ、夢か……」
なんだったんだろうあの夢……
夢にしてはストーリーがはっきりしていたし……
まるで昔あったことを思い出すがごとく……
あれ、なんか違和感がある。
山田「起きてくだされー起きてくだされーマジ心細いんですがー!!」ぐいぐい
山田君が僕の両肩をにぎりつつ涙と鼻水でべとべとの顔を僕の胸におしつけていた」
苗木「ぬわああああああああああ!?!!?」
山田「ほうぁ!起きましたか!!苗木誠どのぉぉぉぉぉ!」
時間はもう朝の3時だった。
どうやら僕は鍵を開けたまま眠っていたらしい。
……不用心にもほどがある。
山田「いやぁー、ドアの隙間から入れられたメモのとおりに来てみたら本当に鍵開けてるんですねー」
むっしゃむっしゃ
苗木「えと、山田くん……どうしてここに……あと油芋こぼさないで……」
山田「モノクマのあの動機を聞いた瞬間僕が真っ先にあぶねぇー!と思って速攻でひきこもったんですがおなかすいちゃって……」
山田「そのときドアの下にすごい達筆な字で『食え』 という2文字と『心細いなら苗木の部屋に今行け』書かれたメモが差し込まれてて
廊下には油芋とコラコーラがぎっしりとつまったふくろが! あ、どうぞ油芋とコラコーラ」
苗木「???だれがそんなものを……」ムシャムシャ
山田「決まってますよ。多重人格の誰かですよ。いやぁーだれかはわからないけど感謝感謝」
そしてまたこぼす山田くん。
山田「こんかいばかりは……ふぇ、ふぇくしょん!」
顔にとんだ。
ムツミ「今回ばかりは私の大ピンチ。いや……もしかしたらみんな大ピンチですぞ」
苗木「う、うん……コロシアイがなかったらテロリストがくるっていうし……」
でもどこから来るとしたらどこから来るんだろう……
2階トイレの隠し部屋
僕はふと、頭にその単語がよぎった。
ムツミ「それはたいした問題じゃないかもしれませんぞ。さすがに銃火器持ってたらアウトですが」
苗木「どういうこと?」
ムツミ「ふむ……」
ムツミくんは油芋を食べる手を止めて深く考え込む。
そしてしばらくして、一気にコラコーラを飲み干し、語り始めた。
ムツミ「モノクマの真の目的はみんなの交流を断ち、疑心暗鬼を起こさせることでしょうな」
ムツミ「多重人格者を殺せば出られる。だけどそう簡単にいかない。協力者を募ろう」
ムツミ「これって誘うほうも誘われたほうもものすごく複雑な気持ちになりません?
苗木「たしかに……」
ムツミ「例を挙げるとすると、朝日奈葵殿。 超高校級のスイマーとはいえ普通の女の子。精神的にガリガリと来てるでしょう」
ムツミ「かわいそうだけど多重人格の誰かを殺せば出られるんだよね……でも一人じゃむりだよ……」(声マネ)
苗木「(きもい……)」
ムツミ「そうだぁ、さくらちゃんといっしょに協力すればいいんだぁ ……でもさくらちゃんにここから出るために利用するっておもわれたら……」
ムツミ「けど結局誘われて承諾した大神さくらどの しかし大神さくら殿も内心」
ムツミ「うむ……たしかにやつらは凶悪だが共謀して殺すというのは……しかも朝日奈が……朝日奈は我の力を利用しようと……」
苗木「(ちょっとしっくりくる)」
ムツミ「そんなことがあるかもしれないと思い。きっと今も精神をガリガリ減らしてるでしょうな……」
ムツミ「襲われる側の多重人格者の主人格もキテると思いますよ?主人格はまともな部類だし」
ムツミ「(ただ、不二咲千尋殿はもはや多重人格というより……)」
苗木「……」
苗木「ムツミくん」
ムツミ「はい?」
苗木「僕は絶対誰かを誘ってコロシアイなんてしないよ」
大きく目を見開くムツミくん。
そして険しい顔になって
ムツミ「ゲップぅっ」
………
ムツミ「………その答えは?」
苗木「たしかにキミたちは凶悪かもしれない」
苗木「だけど僕は誰かを殺してまで生きようなんて思わない」
苗木「奇妙なことに僕たちはこの異常な状態だというのに仲良くなれたんだ」
苗木「だから、たとえ人の道から外れている君たちでも」
苗木「僕は、僕たちは普通に交流できたんだ。」
苗木「そんな人たちを殺すことなんてできない。できることなら更生してほしい」
ムツミ「……」
苗木「ムツミくん……僕は」
苗木「みんなで黒幕の野望を阻止したいんだ!!」
……
がつがつ がつがつ
ムツミ「僕たち多重人格者はここで死んでいたほうがいいんじゃないでしょうかね」
がつがつ
苗木「それでも、だよ」
ムツミ「……」
がつがつ ずずっ
がつがつ
ムツミくんが油芋を食べる音だけが部屋に響く。
いや、食べる音だけじゃない。
小さくうめき声を我慢して何かをすする音もする。
ムツミ「甘ちゃんですなぁ 闇を知らないからそう言えるのか。それとも闇ですら気にしないのか ずずっ」
ちーん
ムツミ「前向き、お人よしも考え物ですが。僕は嫌いじゃないですね」
苗木「ムツミくん……」
苗木「(シーツで鼻かまないでよ)」
ムツミ「まぁ、そもそも最初から苗木誠殿はそんなことしないって確信してましたし」
苗木「そんな大げさな」
ムツミ「だって僕が差し出した油芋とコラコーラ食べてるし」
苗木「どういうこと?」
ムツミ「はぁー……僕が何の才能の持ち主かお忘れですか?まあ自称『超高校級の薬師』なんですけどね」
あ。そういえば……
ムツミ「まぁぶっちゃけ医療もできますし『超高校級の医者』でもいけるんじゃないかなーっと」
苗木「そ、そうだね……」ぱりぱり
ムツミ「誰かを殺ろうって思ってしまう人が異常者から差し出された者なんて食べませんよ。無意識でもね」
苗木「……」
ムツミ「ほら、一二三。言ったろう?苗木誠どのは大丈夫だって」
ほじほじ
くちゅん
山田「ふんぐおおおおおおおお苗木誠どのうぉおおおおおおお!」だばー
苗木「や、山田君!?」
山田「苗木誠殿はGODですGODですぞおおおおお!!おおおおおおん!!」
苗木「あはは……とりあえず鼻水かみなよそこにティッシュがあ」
チィイイイイイイイイン
苗木「……シーツ……」
結局朝まで山田くんと語り合ったりゲームをしていた。
言ってから思ったけど僕はお人よしを通り越してバカなんだと思う。
でも、いまさら自分で言ったことを変えるつもりなんてない。
僕たちを陥れて疑心暗鬼になるサマを見て楽しんでいる黒幕が悪いんだ。
みんなで、みんなで黒幕の野望を阻止するんだ!!
たとえそれが無謀だと言われても無理だと言われてもあきらめてたまるもんか!!
山田「苗木誠どのぉーせっかくだからゲームしましょう。もってきましたぞ」
苗木「うん!!」
そして……
結局朝まで山田くんと語り合いながらゲームをしていた。
山田「ふおおおいつのまにか5時に!寝るのを忘れて桃鉄やるんじゃなかった」
苗木「と、とりあえず一回戻ったらどうかな……
さて、どうしようかなこれからのこと……。
そのとき
バーン
霧切「私よ」
苗木「き、霧切さん!?」
山田「なんでここに!?」
霧切「この学園の調査を夜通しやっているのよ。鳴子に替わると速攻寝るけど」
霧切「それにしても苗木君、あなた本当に甘いわね。鍵はしめたほうがいいわ」
山田「霧切響子どの~……ふたりでしんみりしてたのにKYですぞー」
霧切「ところで苗木くん。なぜ山田くんといっしょに?まさか……」
苗木「ち、ちがうよ!僕は!」
山田「ぬっふっふ、実は苗木誠どのはGODなんですぞ」
霧切「ゴッド?」
山田「かくかくしかじか」
霧切「へぇ……」
苗木「うん、ウソ偽りなく真実だよ」
霧切「まぁ、そう思っておくわ。人間どういうところで心変わりがあるかわからないから」
山田「の、わりには感心したのか笑みを浮かべる霧切響子。これぞクールの真骨頂。萌えますな」
霧切「山田くん、食べかすがすごいから洗濯しなさいよ」
山田「アッハイあとその眼光やめて 鋭くて刺さりそう!」
霧切「ところでそこのシーツが妙に汚いんだけど……」
山田「あ!これもあらわないとぐふふふふふふ」
霧切「まさか!?」
苗木「ちがうよ!?」
あらぬ疑いをかけられてしまったけど今日からどうなるんだろう…
桑田「はぁ……結局寝付けねえっつーの……素振りでもヤッかな」
山田「~♪」
桑田「(ん?ブーデー…… ソッコーひきこもっちまったけど上機嫌だな……)」
桑田「(つかなんであのシーツ汚れてんだ?しかもなんかすげえ濡れてる……)」
桑田「ま、まさか誰かがブーデーとセックスすることを条件に共犯組んだのか?!」
で、でもいったい誰が……
まず朝日奈はないだろ。うん。
保健体育の学科すげえ点が低そうだし。
オーガもねーな。貞操を大事にしてそう。
江ノ島……そういえば苗木が好きなんだっけ。
やすひろ…… ブーデーがMに徹してあんな風にシーツが汚く……?
残るは……ま、まさかまさか!?
妄想
舞園「わ、私はどうしてもここから出たいんです!」
山田「ぼ、僕は二次元限定なんで……へっくし!!」
ムツミ「ぐふふふふぼくは選り好みしないんですよおおおおお!」
ブーデーダイブ
舞園「ああっ!!」
桑田「やろおおおおおお!!!」
山田「ないわー」
桑田「うおおおおおおお!?なんってめっやるきかゴルァアアアア!?」
山田「シーツバリア!シーツバリア!!」
桑田「きたねえなおい!」
山田「ふふふ、真実が知りたくばふふふ、苗木誠どのにきくがいいのですよ」
桑田「な、なんで苗木……?」
桑田「(ま、まさか)」
妄想
苗木「僕はどうしても出たいんだよ!おねがいだよムツミくん!」
ムツミ「よっしゃ、それじゃあ夜の診断といきましょうか」
苗木「う、うん……」
桑田「まじかあああああああああああああ!?」
山田「(あ、これアカンやつだ)」
桑田「BLってやつか!?おい!そうなのか!?」
山田「えっと……あ、関係ないけど桑田怜恩殿ってBL声優の誰かの声と似て」
桑田「俺のそばに近寄るんじゃねええええええ!!!」
山田「でぃあぼろ!?」
結局、ブーデーに土下座とモノクマコイン10枚もらって説得された。
すっげーな苗木……あんなちっこいのによ。
桑田「……くそっ、俺がかっこわりいみてえじゃねえかっての!負けてられっか!」
山田「BLを?」
桑田「ちげえよ!!」
田が一人騒がしくしている数時間前
?
セレス「ええ、あなたと共犯しようと思うのです」
????
セレス「ええ、そうですわ。本当です。なぜかって?」
セレス「第一多重人格者と組んだところでここから出た後何をされるかわかりませんわ」
セレス「ゆすりたかりはまだしも体を求められたり出た瞬間殺されるかもしれない」
……
セレス「あなたの場合はがめついしゆすってきたとしても私が倍返ししますし」
セレス「私、マフィアの知り合いもいるので」
!!!ペコペコ
セレス「とりあえず作戦はこうですわ」
セレス「わかりましたか?チャンスがきたらお伝えするので、」
セレス「できるだけむごたらしく」
セレス「『霧切鳴子』を殺すのです」ニッコリ
そ、そうだな!
葉隠「へ、へへ……5億だもんな……しかたねえべ……」
セレス「どうせ相手はクソッタレのキチガイだから……あなたのやりたいことをやればいいのです」ニヤリ
葉隠「ま、まぁしかたねえべな。へへへ……」
葉隠「へへ……
セレス「うふふふふふふふふ」
セレス「うふふふふふふふふふふふふふふふふふふ」
>>622修正
桑田が一人騒がしくしている数時間前
?
セレス「ええ、あなたと共犯しようと思うのです」
????
セレス「ええ、そうですわ。本当です。なぜかって?」
セレス「第一多重人格者と組んだところでここから出た後何をされるかわかりませんわ」
セレス「ゆすりたかりはまだしも体を求められたり出た瞬間殺されるかもしれない」
……
セレス「あなたの場合はがめついしゆすってきたとしても私が倍返ししますし」
セレス「私、マフィアの知り合いもいるので」
!!!ペコペコ
セレス「とりあえず作戦はこうですわ」
セレス「わかりましたか?チャンスがきたらお伝えするので、」
セレス「できるだけむごたらしく」
セレス「『霧切鳴子』を殺すのです」ニッコリ
十神「うぐおおおおおおおお!!おおおおお今日はこれでおわりだ!ぐあああああ!」
十神「くそ!!いざよいィイイイイ!!俺の嫌いなハバネロをっをっをおおおお!!!」
十神「口の中だけではなく粘膜という粘膜にいいいいいいい!!」
腐川「ええっ!?白夜様!あ、あたしがなめとります!!なめます!!しゃぶります!!」アヘェ
十神「ちかよるなあああああ!」
へくしっ
ジェノ「アーん?どういう状況よこれ?おっ、手に何か書いてある なになに……」
ジェノ「『びゃっくんの体中にハバネロまみれだからなめとりなさいおもに股間』だってぇ!?やったぜえええ!」
十神「や、やめろ!よるな!よるな!!!」
ジェノ「ぐふぇふぇふぇ、ん?あとこういえって? つづく!! そんじゃいただきまーす!!」
十神「いざよい!かわれ!いざよい!!!いざよいぃいいいいい!!」
ネタ補充してたらできた小ネタ
宮田さんマジぱねっす(時間軸無視)
不二咲「山田くんいわく乙女ゲーにこそ男らしい男がいると聞いたんだ」
セン「女ウケがいいだけだろ……で、どんなゲーム買ってきたん」
不二咲「アムネシア」
プレイ後
セン「……」
不二咲「……」
※ 詳しくはアムネシアでググろう
マジびびった。
男らしさの理想
不二咲「シュワちゃん」
セン「三船俊郎」
不二咲「ジャン・クロード・バンダム」
セン「高倉健」
不二咲「フレディ・マーキュリー」
セン「渡辺謙」
不二咲「なんで細いひとばっかなの!」
セン「なんでマッチョばかりなんだよ!」
苗木「ふ、不二咲くん。TSUTAYAのレンタルコーナーで借りるDVDの喧嘩しないで……」
上映時間:意識が変わるまで
苗木「石丸くんは黒石丸くんと感覚とかは共有してないの?」
石丸「幸いなことにない!だが……リアルタイムであいつがやっていることを見せられる……」
黒石丸「十神財閥の末端会社をのっとったぞ!」
黒石丸「(ピー)人をマカオに(ピー)したぞ!」
黒石丸「さあ、ぼくの欲望を……」
石丸「自分にそっくりな人間のR指定作品を見ている気分だ」
苗木「あらら……」
ドナドナ
黒石丸「(ピー)人を依頼元に送るか。護衛はこないだ世話になった彼にしてもらおう」
???「てめえらはみんな家畜なんだよ!逃げようがなにしようが無駄だ!」
???「遠隔プログラムで爆発するからねぇ」
樹海
ムツミ「わぁい、新しい【マルタ】だ!いつもお疲れですぞ」
???「お互い様だ」
???「かわいそうだけど……日本にいたくないって人たちだからねえ……」
石丸「……変な夢だったな……」
セン「妖怪ウォッチ with 藤田 和日郎」
ムツミ「トラウマ増えちゃう……やばいやばい」
不二咲「シナリオも」
山田「涙出ちゃう……やばいやばい……とらぁああ!」
不二咲「にてるねぇ」
山田「はじめますぞ!」
山田「ここだけの話……実は出血死防止のために、大量出血したら仮死状態になって臓器等に悪影響を与えないという術法を考えてるんですよ」
苗木「な、なんだかすごいけどどういう意味なのかな……」
山田「早い話、大量出血しても生命の危機にならないという……フフ、まだ構想でしかありませんがね」
霧切「あらかじめそういう風に手術するのかしら?だとしたら難しそうね……人間の体機能の根底を……」
苗木「……む、難しい話だね」
目が冴えていたからシーツ洗濯から帰ってきた山田くんと霧切さんといっしょに食堂に向かっていた。
正直、こんなところをみられたら僕たちが手を結んだと思われてしまうかもしれない。
でもぼくははっきり違うと断言するんだ!
食堂
シャー シャー
苗木「あれ?調理場に誰かいるみたい。なにか音がするし」
それに変な臭いがする……
嗅いだことあるような……
山田「しかしこんな朝っぱらから誰が……」
霧切「石丸くんかしら。彼、早起きだし……何の音かしら……」
シャー シャー シャー シャー
山田「……研いでる?」
苗木「山姥かな……なんちゃって」
霧切「笑えないわね……」
苗木「……」
山田「ガングロがいるんですかね……山姥なだけに」
霧切「……」
山田「……苗木誠殿、無力なぼくを許してほしい」
苗木「フォローのつもりだったの!?」
ピタッ
苗木「止まった?」
???「誰だおらぁぁぁ!」
次の瞬間!調理場から中華鍋がホッケーのディスクみたく水平に飛んできた!
霧切「なっ!?」
山田「あぶなーい!ペルクマー!」
山田くんが走り出してお腹をつきだし中華鍋めがけて飛んだ!
無謀だ!
山田「ふはははは!この山田位置二三!腹に鉄板いり腹巻き(和人作)を着けているのですよ!きかぬ」
ゴワァァアァン!
山田「ほんぎゃあああああ!」
山田くんはふっとんだ。
霧切「……衝撃を吸収できなかったのねきっと。はじめからわかってたけど」
とめなよ!?
???「わわわっ、やまだくんだったのぉ!?」
???「あー、わりいな。まあ死なないだろ」
苗木「えと……さ」
苗木「なんで血まみれなの不二咲くん……?」
不二咲「あっ」
セン「いっうえお~」
半裸にたっぷりと血を吸ったさらしを身につけた不二咲くんはしまったと言う顔を、
対するセンくんの顔はにやついていた。
どうやってかおの半分コントロールしてるん……だめだ、血の臭いではきそ……
不二咲「だ、大丈夫!?……じゃないよね……」
セン「しかたねーだろ。おもいっきり研いで流せるのがここしかないからよ。むらまさを」
霧切「むらまさ?」
セン「いまとってくる。流しにいれっぱだった」
苗木「流しに……?」
ということは流しは今頃どっぷりと血が……
苗木「うぷっ」
霧切「待ちなさい!……日本刀を研ぐのに血液を使うのはおかしいというのは置いといて、どこから血液を持ってきたの!」
セン「十神殺した……なわけねーだろ?そんなかおすんな。輸血パックだよ輸血パック」
不二咲「ほ、ほらっ」
不二咲くんはポケットから輸血パックをとりだした。
ポケットはよく見たら膨らんでいた、他にもたくさんあるんだろう
山田「あぁー!輸血パックなくなってると思ったら!」
すくっと立ち上がる山田くんはプリプリ怒り出す
山田「いいですかな!輸血パックってのはひじょーに重要なんです!一パックあるかないかで生死にかかわるんです!」
セン「お、おう」
山田「400ccは400ミリリットル!5つで2リットル!かなりあるでしょう!それをあなたはいくつ……」クドクドクド
不二咲「ご、ごめんねぇ……」
山田くんがあのセンくんがたじろぐくらいマシンガントークをしている……
医学に関する情熱もすごいんだ……
セン「すまねえ山田、あとでくわえスカートみせてやるから」
山田「しかたありませんな」
情熱軽いな。
霧切「血液ときれいな水でこうも吸い込まれそうな輝きをするなんて……」
苗木「うわぁ……」
山田「これはこれは……」
不二咲「なんとなく研いでおかないとって思ってつい……」
ポンポンとテレビで見るように手入れをしている不二咲くん
(上半身血まみれはまずいので、ふきんでふいてさらしも新しくしている。山田くんはガン見している)
そしてむらまさの輝きに僕らは目を奪われていた。
妖刀は吸い込まれるように物を切り落とすというけど、
本当は相手はこの輝きに魅了されてすすんで斬られに行っているような気がした。
不二咲「それにしてもモノモノマシーンに入っている他の武器……それどころかむらまさもう一本当てたけどこれとは違うんだよなぁ……」
不二咲くんがなにかを言っているけど目の前の村正に目がいく。
すらぁっときれるのかなさわったら
霧切「!……なえ……」
不二咲「だめだよ苗木くん」
こつん
苗木「あたっ」
セン「お前は切りたくない。だから斬られる方として魅いられんな」
苗木「あっ、ご、ごめん大丈夫」
霧切「ホッ」
山田「僕にもこつんください」
セン「短小野郎」
山田「あざっす!」
それからしばらくして石丸くんが泣きながらはいってきた、寝坊したらしい。
…あくまでも石丸くん基準で。
石丸「眠れないから羊を数えていたら……」
石丸「幼馴染みが羊の着ぐるみを着て蟻を潰し始めたのだ」
夢の中
さいお……幼馴染「蟻タンつぶそー!」
石丸「や、やめたまえ!一寸の虫にも五分の魂といってだな!」
幼馴染「虫の魂と人間の魂の価値を一緒にするなんて馬鹿じゃないのー?ねぇー?」
幼馴染「そもそも清多夏はゴムん中に1億くらい生命を殺してるじゃん!」
石丸「うっ……ぐっ そ、それはその」
幼馴染「いっそのこと今すぐせーしつぶしやろー!」
バッ
石丸「なぬ!?全裸!」
幼馴染「なんだかよくわからんがとにかくよし!!覚悟!!」
石丸「か、覚悟不完了!!やめ……ああぁぁー!!」
石丸「止めようとしたら全裸になり……ああ!何て夢を!」
山田「うぉーうぉー壁パンチ♪」
ドスドス
山田「うぉーうぉーれんぱつーでー」
セン「たまってんじゃねえの?」
石丸「そ、そんなことはないぞ……ないとも…… ゴホン!あっはっはっは!たまるってなにかね?」
苗木「顔がひきつってるよ……」
やがてぞろぞろとほかのみんなも来るようになった。
十神くんはこの世の終わりみたいな顔をしていたけどなんでだろう?
あんなことがあってもみんないつも通り生活を……
生活を………
明らかにおかしい。
舞園「こ、ここって蚊がいますよね……」
葉隠「そーだな!俺も食われちまったべ!」
セレス「においのしない蚊取り線香はありますでしょうか……」
朝日奈「な、ないんじゃないかな…… ね、さくらちゃん」
大神「あ、ああ……」
江ノ島「知り合いがサバゲーやっててそういうときはハッカつかうんだって。」
桑田「……」ポリポリ
大和田「……」もぐもぐ
石丸「うう……」
山田「なーんか空気が重いですな」ボソボソ
不二咲「う、うん……」
セン「ケッ」
霧切「……」
腐川「ソワソワ……」
十神「腐川、そわそわするなこっちをみるなあと頬を赤らめるな」
腐川「は、はひっ!うふふふふふ」
十神「くっ……まだ痛む」
多重人格者とそうでない人のグループに分かれて席に座っている。
僕は多重人格者側の方に座っている、時々向こうの席のみんながチラチラ僕を見てくる。
みんな、牽制し合っているせいでギスギスしている。
モノクマはこれを見越していたんだ……
モノクマ「ねぇねぇ、朝だっていうのになーにをそんなに暗くしてるのかな?」
モノクマがびよーんといきなりあらわれても誰も意に介さない。
モノクマ「ハァ……そうっすよねー、暗くなっちゃいますよねー」
モノクマ「僕も『共犯してあいつぶっ殺しに行こうぜ』なんて言われたらドン引きっすよ!」
モノクマ「言われるのかもしくは怪しいお誘いをされる……ああ、なんて絶望なんだろう」
苗木「み、みんなそんなことしようとしているわけないだろ!!」
十神「フン、どうだかな」
苗木「十神くん……!」
十神「向こうのやつらは一見普通にしているように見えるが、どうせ内心俺たちの誰と組んで誰を殺すかということを考えているんだろう」
舞園「そ、そんなこと……」
十神「言い切れるか?もしこのまま日が過ぎるとテロリストやらが襲ってくるそうじゃないか」
十神「テロリストの人数や武装を考えずにそいつらが来るまで仲良しごっこをして素直に殺されるつもりか?」
十神「ククク、殺される。だけで済めばいいがな」
舞園「……ッ」
葉隠「お、おれの尻はゆるゆるだぞ!!」
石丸「そ、それはいけないぞ!肛門は筋肉だからきたえたまえ!」
十神「……」
葉隠「365日突っ込んでるような奴に言われたく無いべ!」
石丸「僕…というか奴は毎日やっているわけではないぞ!!週3回だ!」
葉隠「お盛んだべ!!石丸っちが俺を狙ってるべ!」
石丸「な、ち、ちがう!!」
朝日奈「なにが週3なの?」
大神「朝日奈よ…… 聞いてはいけないものがあるのだ」
大和田「……」げっそり
苗木「あっ……」
セン「こちとら一人でぬいて いたたたたたちひろいたいいたい」
バンッ!!!
十神「……馬鹿騒ぎはそれくらいにしておけ」
十神くんの一喝で場がしんとした。
十神くんは今まで見せたことがないような剣幕をしている。
まるで目の前に映るものすべて消してやる。そういうどろどろとした目をしていた。
十神「モノクマ、多重人格者にとってはこのルールは厳しいんじゃないのか?」
モノクマ「うーん、たしかにそうかもねぇー 何か面白い提案でもあるのかな?」
十神「ククク……」
十神「今回のルール以外でも、多重人格者が襲われたとき、返り討ちにして殺してしまっても卒業できるというのはどうだ?」
モノクマ「なんと!」
苗木「十神くん!!」
十神「お前はコロシアイがみたいんだろう?俺たちが絶望するさまを」
モノクマ「べ、べつにみたいわけじゃないんだからねっ」ちらっちらっ
不二咲「「みてえんじゃねえか……」
モノクマ「うーんでもなぁ」
十神「よく見てみろ。多重人格者の面々を」
十神「超暴力的な大和田和人。こいつに相手が撲殺される様を想像してみろ」
モノクマ「おおぅ……一方的な暴力でめちゃくちゃにされるんですな……それはきっついね」
大和田「テメェ……十神!!」
言葉とは裏腹に声が弾んでいるモノクマ。
一方大和田君は顔を青ざめて十神くんをにらみつける。
十神「なんだ大和田。左胸になにかささってるぞ」
大和田「ああん?……なっ!?」
大和田君の左胸にはいつのまにか3本もマチ針が刺さっていた。
まさか十神くんがやったんだろうか。そういえば十六夜さんは服飾とかが得意だっけ……
十神「ククク、安心しろ。毒なんて塗っていない」
十神「だが、お前が気付くより早く俺はお前に針を刺すことができる」
十神「猛毒付きのな」
大和田「テメェ……!!」
石丸「やめるんだ兄弟!!暴力はよくない!!」
十神「貴様がそれを言うか石丸清多夏。『世界のゴミ』め!!」
石丸「な、なんだと?」
十神「貴様は……貴様だけは絶対に俺が殺してやる」
石丸「なっ!?」
苗木「な、なんでそんなことを言うのさ十神くん!」
十神「教えてほしいのなら…… フンッ、お前次第だ苗木。」
苗木「ぼ、僕!?」
石丸「……くっ……十神くん……キミはどこまで知って……」
十神くんの石丸くんを見る目が明確な殺意を含んでいた。
一方石丸くんはすごく困惑していた。
黒石丸くんが関係しているんだろうか……。
そういえば黒石丸くんってすごい情報源と資金源をもっているけど、
彼の才能っていったいなんなんだろう……?
十神くんはなんとなく彼の才能がわかったのだろうか?
だからってこんなに殺意をもつほどか?
十神「ほかにもそこの山田の手による毒殺」
モノクマ「おおぅいいかもねぇ……のたうちまわって死んでいくのもありだねぇ。すっごい毒で」
十神「毒……か。山田、お前は薬品よりもマズイものを精製したことがあるだろう」
山田「な、なんのことですかな」
十神「図書館の奥地にある希望ヶ峰が調べた秘密の資料に貴様の研究が載っていたぞ」
山田「ゲェー!?あそこ漫画本ないからスルーしてたけどそんなのが!?で、でも僕がそれを今も持っているとは……」
十神「ククク……まぁいい。せいぜい寝首を刈られることのないようにな」
山田「うぐぐぐ……火に油を注ぐなんて頭の悪いマゾヒストのやることですぞ」
十神「俺はこの状況を楽しみたいからな」
苗木「楽しむって……」
朝日奈「ふ、不謹慎なことを言わないでよ!」
十神「じゃあ勝ち目があるかどうかわからない戦いに挑む気か?」
朝日奈「う……」
セン「やれやれ、御曹司サマは逃げ腰みたいだぜぇ千尋ォ」
十神「貴様はいちいち多重人格を使わないと大きなことも言えないのか?子供か?」
不二咲「……相手するのが嫌なだけだよぉ」
セン「その糞みたいな一族が続かないように去勢してやろうか?」
シャキっ
苗木「ふ、不二咲くん!しまって!!」
十神「そんなところからこの俺に届くか?俺の『針とワイヤー』のほうが早いぞ」
不二咲「……そう」
ぐっ
江ノ島「(やばっ、あの距離は)な、苗木ー、とりあえずそっち危ないからこっちきなよ」
苗木「え、江ノ島さん……」
すたすたと近寄ってくる江ノ島さん。
ところが
ドンっ
江ノ島「あっ、ごめっ」
江ノ島さんは誤って大和田君の座っていた椅子にぶつかってしまい、大和田君がガタッと思わず身構える。
大和田「な、なんだコラァ!!」
江ノ島「えっ、いきなり殺る気満々!?(どうしよう、殴りかかられたらとりあえず体落としすればいいかな……)」
大和田「ち、ちげえよ!!」
モノクマ「なーにをびびってるんですかね……お兄さん殺しておいていまさら」
大和田「てめぇええ!!」
ヒュッ
不二咲「あっ!だめ大和田君!ベルトが!」
大和田「ハァっ!?なにいっ」
チンッ
ズルッ
江ノ島「うえ!?(やっぱり……あの距離からでも)」」
モノクマ「おうふっこれはまた……セクスィーですなぁ」
大和田「……は?」
モノクマに向かって殴りかかろうとした大和田君のズボンが……真下に落ちた。
そして大和田君の……いったいどこのスーパーで買ったのかわからない虎柄のパンツが丸見えだった。
サイズが小さめなのかすこし膨らんでいる……どこを見てるんだ僕は!
葉隠「虎柄の奇襲戦法だべ!!」
舞園「きゃー!!」
桑田「ぎゃっはっはっは!!変なパンツ丸見えだぞおい!!」
大和田「う、うっせー!!いいだろ別に!」
山田「え……見せるのがいいだろ別に……?」
大和田「やーまーだぁー」ビキビキ
山田「エスケープしますぞ!」
ドタドタドタドタドタドタドタ!!
大和田「待ちやがれぇえええ!!つかはええなおい!」
十神「……興がそがれた。俺は戻るぞ」
モノクマ「アッハイ」
セン「逃げるか十神ィ!」
十神「くだらん、殺したいのならばいつでも来るがいいさ」
不二咲「一人で大丈夫?」
十神「俺はずっと一人で戦ってきた」
そういうと十神くんはククッと笑い、食堂を去って行った。
追い詰められている様子はなく、余裕綽々で出て行った。
腐川「ああっ、白夜様っ!」
それに付き添っていくように腐川さんも走って行ってしまった。
不二咲「ふうぅ……」
不二咲くんが一息ついて、多重人格者じゃない子たちにこう言った。
不二咲「僕……誰も殺したくないんだ。本当だよぉ。」
セン「なぁーんのおもしろみもないからなぁ!ははっ!!大神でもつれてこればいいんじゃねぇか?じゃあな!」
苗木「ふ、不二咲くんはどうするつもりなの?」
不二咲「僕はぼくなりにテロリスト対策をするつもりだよぉ。大和田君もそうするって言ってたよ」
セン「まぁ、その前にそこにいるチキンどもを返り討ちにしてこっから出られるかもなぁ。じゃあな」
不二咲くんはそういうと、足早に食堂から出て行ってしまった。
モノクマ「はぁー、デンジャーなのが先に帰っちゃってつまんないなぁー」
モノクマ「まぁー、うん。そうだねぇ。返り討ちされないように気を付けてね!じゃあね!」
びよよーん
江ノ島「行っちゃった……」
朝日奈「どうしよう……」
葉隠「うーん……とりあえず解散でいいんじゃないか? あ!そうそう!霧切っちは残ってくれ!」
セレス「(えっ、ここでやるつもりですの!?この早漏クソウニ頭!早計すぎますわよ!!)」
葉隠「大事な話があるんだ、べ」(イケボ)
霧切「悪いけど私眠いから帰るわ」
葉隠「そっか!じゃあ俺も眠いからねっかなぁー」
セレス「(結局何がやりたかったんだおめえは!!)」
朝日奈「さ、さくらちゃん!プールいこ!」
大神「……ああ、そうだな……」
舞園「……」
江ノ島「おっ、舞園くらくねー?大丈夫?」
舞園「大丈夫です!ご心配には及びません」にっこり
江ノ島「あ、そ(営業スマイルか。 悲しいサガだね)」
石丸「で、ではこれで解散としようじゃないか はっはっは!戸締りはしっっっっかりとな!」
霧切「……」
そして一人ずつ食堂から出て行った。
僕はこの状況をどうすればいいのかずっと考えていた。
でも、僕なんかじゃどうしようもできないという答えにしかたどり着かなかった。
だって僕の才能は実質才能じゃない。ただ単に一生のうちに一回あるかないかのくじびきにたまたま当たっただけなんだから。
桑田「おーす苗木、お前この後暇か?」
苗木「うわっ!?く、桑田君」
桑田「そうびびんなっての。べっつにお前と組んでだれかぶっ殺すなんて考えてねーよ」
苗木「そうなの?」
桑田「そうなのってお前俺のこと信用してなさすぎ!!まー、しかたねーけどな」
そういうと桑田君はこっちに何か投げてよこした。
野球のグローブだ。
桑田「身体、なまっちまってるからキャッチボールやろうぜ」
苗木「え?でも今……」
桑田「すこしでもなんつーの?体動きやすくして起きたいっつーか」
桑田「ぶっちゃけテロリストを逆にこの俺が滅多打ちすりゃマキシマムカッケーとおもわねえ?」
苗木「く、桑田君……!」
桑田「聞いたぜブーデーの野郎から、おめーなんのとりえもないのに誰も殺さねーで反抗してやろうってんだろ?」
苗木「う、うん……」
桑田「そーゆーのはこのオレみたいなスターがばっちり決めてやるから安心しろって!!」
桑田「なんつーか、えっと…… べ、別にこっから出て野球とかもう一回やりてえだとかそんなダッセー理由じゃないからな!」
苗木「桑田君…… クスッ 答え言っちゃってるよね?」
桑田「苗木、あんま舐めた口きくと160超えのボールでキャッチボールすっか?」
苗木「そ、それは勘弁願いたいかな!」
桑田「うっし!んじゃいくぞ!!」
足取り軽く桑田君と体育館へ歩いていく。
途中彼は『いっそのことミュージシャンもできていっちおー野球もできるっていんじゃね?』とか語りだした。
好きなことをここから出てやりたいという気持ちが強いんだろうなぁと僕は思った。
さて、あともう少しで体育館に
十六夜「むぁあああああああこっとちゃああああああん!!」
がしっ
桑田「は?」
苗木「え?」
上半身をぶらさずこちらへ全力疾走してきた十六夜さんが僕を担いでさらに走り出したのだ!!
十六夜さんの顔は汗まみれでべとべとで身だしなみ完全無視な状態だった!!
さながらホラー映画の怪人みたいだ!
十六夜「ホホホホホホホホー!ごめんねぇレオンちゃあああぁん!!ちょぉぉっと借りていくわねええええ!!!」
苗木「うわあああああああああ!?」
桑田「な、苗木ぃいいいいいいい!?」
十六夜さんに担がれている間、僕は葉隠君の占いを思い出していた。
『苗木っちの初体験は逆レイプだべ!!』
ねえ、葉隠君。相手が男の場合で、襲ってきたとしてもそれは逆レイプなのかなぁ……
さらば、僕の純潔。
書庫
十六夜「ぜーはーぜーはー…… 手荒なことをしてごめんなさいね」
苗木「ぼ、ぼくはおいしくないよ……ら、乱暴はよしてよ……」
十六夜「ドッキュン!!その表情と弱ったチワワなような視線……もうアタシのチン○が鎌首あげちゃうわ!!」
ぐぐぐ……
苗木「ひぃ!?」
十六夜「冗談よ!アタシのストライクゾーンは死体と男の子と女の子だけよ!!」
苗木「さらっとおかしなこと言わないでよ!!」
十六夜「誠ちゃん。本題に入るわね」
容姿を整え(ついでに息も)、十六夜さんが今まで見せたことのないような必死の形相をして、驚くべきことを口走った。
十六夜「アタシと一緒に『キヨちゃんを殺しましょう!!!』」
え?
どういうことだ。十六夜さんは誰よりもみんなで団結してここを出ようと提案してきたじゃないか。
それをなんでいまさら、しかも石丸君を殺そうなんて言い出すんだ?
でも彼……彼女?の顔を見ていると嘘偽りのない真実だということがわかる。
今にも土下座しかねない勢いだ。
苗木「な、なんでさ。なんでそんなことを言い出すんだよ!!」
十六夜「わかるわ、あたしも身勝手だとは思ってる」
苗木「なおさらなにをふざけたことを言っているんだよ!!自分で言ったことを!なんで曲げちゃうんだよ!!」
十六夜「誠ちゃん。最初と事情が変わったの、アタシとびゃっくんが集めた情報、そして彼の……いや」
十六夜「彼のもう一つの人格『黒石丸』ちゃんの『才能』と『経歴』がもしも本物だったとしたら」
十六夜「彼は」
十六夜「この事件の黒幕なのかもしれないの」
…………
なおさら意味が分からない。
苗木「ふざけるなよ!!どういうことか説明してよ!!!」
十六夜「説明したら……あなた協力はしないでしょうね」
苗木「あたりまえだ!!」
感極まって近くにあった本を十六夜さんの足元に投げつける。
でも自分の足元に飛んで行った本を十六夜さんは蹴鞠をするがごとくゆるやかに蹴り返して僕に渡す。
苗木「うわったったっ!?」
十六夜「……ちょうどいいわ。その本を読んで頂戴」
苗木「え……?これって」
『極秘 希望ヶ峰学園第78期生 P名簿』
苗木「な、なにこれ……」
十六夜「目次がないからまったくわからないけどね。そこにはなぜかこの学園生活における『多重人格者』に関するデータが載っているの」
苗木「え!?」
十六夜「いくつかびりびりに破れていてみることができなかったり霧切ちゃんに関するデータが載ってなかったりするけどね」
よくよくみると最初のページは和人君に関するデータが書いてある。
大和田 和人
主人格 大和田 紋土
超高校級のホモファベル(工作人)
○○歳 男(主人格と同じ)
表の人格と違い機械以外の物を作成するのが得意な才能を持っている。
絵画、彫刻、裁縫etcどれをやらせても一級品。
だが性格に難があり、常になにかを殴らないといけなかったり気に入らない相手(男)を半殺しにした後、
レイプするといった行動をする(要注意)
ゲイであるため共同生活を行わせるには細心の注意が必要。
………
以下ものすごい経歴が書いてあったりする。
和人君…… 木彫りの3mの東京タワーを彫ったことあるんだ……。
十六夜「見てもらったように事細かいデータが載っているのよ。十神財閥のデータベース以上にね」
十六夜「まるで『間近で直接見て得た情報』なのが気になるけど……問題は次の黒石丸ちゃんのページよ。」
苗木「う、うん」
僕は恐る恐るページを開いた。
黒石丸 濁多夏
主人格 石丸 清多夏
超高校級の首領
○○歳 男(主人格と同じ)
超高校級の『首領』
苗木「しゅ、首領……?」
十六夜「そう、首領。悪党のトップのことを指すわね」
苗木「た、たしかに黒石丸くんはすごい資金源とか知能を持っているけど……」
十六夜「おぞましいそのあとの情報を読みなさいな」
彼は祖父『石丸寅之助』の裏の顔である裏社会の顔役という地位と権力をそのまま引き継き、
合法・非合法組織問わず裏から操っている。彼の息がかかった組織は世界中にあり、
莫大な収益と権力を持っているものと思われる。
彼が自分の組織に接触するときはボスとの連絡員、情夫、秘書を騙っているため、
組織の人間は誰一人として彼の正体に気づいていない。
苗木「石丸くんのおじいさんは総理大臣だったはずじゃ!?」
十六夜「……かわるわね くちゅんっ」
苗木「と、十神くん……」
十神「あの男にとって総理大臣というのはただ単に権力というものを実感するために就いただけにすぎん」
十神「裏社会の顔役というのは所詮、表舞台にとっては犯罪者だからな」
十神「奴が失脚したのも『本来の稼業』に支障がでるからという理由だ」
十神「おまけに奴は自分の妻、実子に対しても正体を隠していたみたいだな」
苗木「そんな……そんなことって……」
十神「黒石丸はそんな石丸寅之助の性質を色濃く受け継いでいる。」
十神「そして……だ」
苗木「あ、つ、続きだね」
彼は快楽主義者であり、自分の欲求を満たすためにどんなに非道な行いも、たとえ利益がなくても金に糸目をつけずに行う。
例を挙げると古代の王族が行っていたと伝わる『人間チェス』を人身売買で買った人間を使って見世物として公開したり、
傭兵に賞金を出し、仲間同士で殺し合わせるといったイベントを行ったりもしていた。(写真参照)
以下、彼の行ってきた催し物を記述する。
十神「ある傭兵たちが仲間同士殺しあって壊滅したという事例が十神のデータベースにも何件も載っていたが」
十神「これに書いてある傭兵同士の殺し合いに書かれている傭兵団の名前が見事に一致している」
十神「見ろよ、空の特等席のすぐ横で下卑た笑顔をして殺し合いを行わせているこいつの顔を」
写真に写っている黒石丸くんは真っ黒の軍服に軍帽、そしてマントといったまるで戦隊ヒーローものの幹部に出てきそうな恰好をしていた。
目の前の惨劇をコメディ映画を見るがごとく楽しんでいる顔は、今にも彼の高笑いが聞こえてきそうだった。
苗木「つ、つまり十神くんは彼が非道な行いをしていて、なおかつ今までこういうことをしてきたから彼が黒幕だと思っているの?」
十神「あたりまえだ。裏社会の奥深くまでこいつの手垢がついてると思うと寒気がする」
十神「だから俺はこの機会にこいつ、黒石丸を。いや」
十神「この黒幕を殺す」
十神くんはまっすぐ僕の顔を見据える。
何もしゃべらない、だけど僕には十神くんの言いたいことがわかる。
苗木「だから君と協力して彼を殺せと……?」
十神「語弊があるぞ。協力ではない俺がお前を利用して奴を殺すんだ」
苗木「そ、そこ否定するんだ」
十神「こいつを殺し、この俺が、十神が裏社会も完全に掌握してやるんだ」
十神「クククク、そうすれば俺の代で十神は最大になる!!」
十神「お前には一生何不自由のない生活を約束してやろう!!」
苗木「と、十神くん……十神くんは何も気にしないの?人殺しだよ?」
十神「奴は犯罪者だ。殺されて当然だろう?なんだ?人を殺してはいけませんとぬかすつもりか?ハハハハハ!!」
芝居がかったような動きで高笑いする十神くん。
彼は正義だとか黒石丸くんが憎いとかそういうのを超越して、
十神家の発展のために彼を殺そうとしているんだ。
そこまでして十神家のために貢献しようとしている姿は……
???「人形め。おろかな愚かな 十神の人形」
十神「誰だ!?」
苗木「き、君は」
いつのまにか書庫の入り口に石丸くん……いや、
黒石丸くんが立っていた。
かれは両手で顔をおさえてオヨヨヨと茶化すしぐさをしている。
黒石丸「あっはっはっはっは!!!十神くん!!キミは、きみはほんとうにおもしろいな!!」
十神「なんだ、黒幕め。追い詰められて狂ったか?」
黒石丸「狂う?それは君のことだよ。いやたしかに僕はそういうことをやってきたしやっているよ!」
黒石丸「くくっ、くく…… でもね、残念。僕も被害者なんだよ黒幕は本当に僕じゃあない」
十神「なんだと……」
黒石丸「それじゃー、聞くがね十神くん。僕が黒幕だったとしよう」
黒石丸「なーんでいつ自分が殺されるかどうかわからないようなところにいなきゃいけないんだい?」
はてな?と首をかしげる黒石丸くん。
十神くんはフンと鼻で笑う。
十神「どうせスリルを楽しみたかったんだろう?」
黒石丸「あっはっはっはっは!!そう!そうだね!!うん!漫画とかだとそうだね!!そういう理由だね!!」
黒石丸くんが甲高い声で笑いながら転げまわる。
よほどツボに入ったみたいだ。
黒石丸「でもでも僕じゃない。僕はねーじゅんっすいに観客席でみるのが好きなんだそういうの」
黒石丸「観客というのはいいよ?上から見下ろせるのだ。金や欲望に群がる馬鹿どもを見るのにはね」
十神「どうだかな……」
ギリッと十神くんが奥歯をかみしめる。
殺気と違って明確な殺意が見て取れる。
黒石丸「ところで十神くん!いいことを教えてあげよう!!」
ずいっと十神くんの顔のすぐ近くに黒石丸くんは顔を持ってくる。
黒石丸「君のお兄さんお姉さんなんだがね、十神家を追放されたろう?」
十神「フン、敗者の末路なんて知ったことではないな」
黒石丸「ククク、そうかいそうかい。それでねぇ、僕のところで全員引き取ったんだ」
十神「なんだと……」
黒石丸「アッハッハッハ!!馬鹿だよなぁ!!十神家の当主は!あぁ、君のお父さんだっけ。君を作るための種の提供者だったねぇ」
べたべたと十神くんの体を触る黒石丸くん。
明らかに十神くんは不快な顔をしている。そして。
黒石丸「ふふふふふ、次期当主レベルの十数人を雇えて幸運だったよ!彼らの業績はめきめき伸びている!」
黒石丸「十神家の血が入っているものがだよ?武器商人、人身売買、カジノ、マフィア、etcetc いろいろな裏社会に貢献している……」
十神「……めろ」
黒石丸「ぜんっっせかいに十神の力が影響しているようなものだ!!はっはっはっは!!滑稽だねぇ!」
十神「やめろ……!!」
黒石丸「あぁー、大丈夫だろうか。君の兄弟の中には君を恨む兄弟もいたなぁ……」
十神「やめろと言っているんだ!!」
黒石丸「朝起きたら十神の屋敷が焦土になっていたりしてなぁ!!それはそれで楽し」
バキィッ!!!
十神くんの拳が黒石丸くんの顎をふきとばすがごとく命中した。
黒石丸くんはその衝撃で本棚にまで吹っ飛ばされ、どんっと強くぶつかった。
十神「殺してやる!!」
苗木「やめるんだ!!十神くん!!」
十神「はなせ!!苗木!!」
石丸「う、うぐぐ……十神くん……すまない……」
苗木「い、石丸くんに戻った……ぶつかったときに切り替わったんだ」
十神「すまないで済むわけがないだろうが!!殺す!!十神から落ちたとは言え奴らを利用して穢れたことをさせるなどと!!」
苗木「落ち着いて!!おちついてよ!!」
十神くんを羽交い絞めしようとするが残念ながら、僕の体格と身長じゃむりだ。
足にしがみつくぐらいしかできない。
石丸「僕にできることだったらなんでもやるつもりだ!!汚い金だが君の所に提供することも……」
十神「貴様の施しなんぞ絶対に受けんぞ!!」
バキィッ!!
石丸「うっ…ぐ……」
十神「殺してやる……!貴様だけじゃない!貴様に関わる親類縁者……絶対に皆殺しにしてやる…!!」
ピクッ
石丸「それは……それは僕の幼馴染…い、いや友達といったそういう人たちも含まれるのかね?」
十神「なんだ?いやか?やめてほしいか? だがダメだ、決定事項だ。」
落ち着きを取り戻したのかくくくと十神くんが笑い出す。
十神「そういえば貴様には元婚約者だとかがいるそうだが……そうだな」
十神「そいつは真っ先に殺してやろう!考えうる中でもむごたらしいやり方でな!!」
苗木「そ、そんなことダメだよ!」
石丸「……」
石丸「本気かね十神くん」
十神「当たり前だ!!」
石丸「そうか、そうなのか」
苗木「い、石丸くん?」
うつむく石丸くん、その様子をみて楽しげにしている十神くん。
そして十神くんがまた余計なことを言った。
十神「下郎どもにさんざん嬲り者にしてから殺してやってもいいんだぞ?超高校級の首領」
石丸「…ッ!!」
丸「……そうかね」
石丸「すまん、十神君」
十神「あ?」
石丸「僕はこの通り、ダメな人間だ」
石丸「祖父のようにはならないと決めつつも結局祖父と同じことをしている。」
石丸「だがね、僕は僕なりの考えがあってこの行いを容認しているのだ」
石丸「そんな僕だがね」
石丸「彼女は、彼女は僕にとって必要不可欠なんだよ」
石丸「彼女が拒否しようとも理解してくれるまでなんべんも説得するつもりだ」
石丸「それくらい愛しているんだ」
石丸「だから十神くん」
石丸「貴様を殺す!!」
ガスッ!!!
十神「ぐぁ……!!?」
苗木「い、石丸くん!?」
石丸「殺してやるぞ十神白夜ぁああああ!!!!」
山田「続きますぞ!! ……ジャイロゼッターって廃るのはえーですよね」
不二咲「あれけっきょくなんだったんだろうな」
なるこ あじと
鳴子「まあ要するにモノクマ劇場みたいなものよ」
鳴子「まずスレを見てくれている人にマジで感謝。感想見るたび>>1はにやついてるわ」
鳴子「どぅんどぅん感想を書き込んでもいいわよ。」
鳴子「ところで今日はそんなあなたたちに、このSSをさらに楽しむために読むのをおすすめする漫画を紹介するわ」
鳴子「ちゃけアイデア元っちゃあアイデア元よ」
鳴子「ちなみにおすすめまんがのエログロ度がこのSSのエログロ度だったりするわ…多分」
鳴子「そして以下がおすすめ漫画よ」
・隣人13号
・職業殺し屋
・覚悟のススメ
・江戸川乱歩異人館
・特攻の拓
・ドクターK
・ガクエン退屈男
鳴子「タイトルだけでアレだとわかったら一人前ね……」
鳴子「さあ!ブコフへ行きなさい!」
いくよぉ
少し昔の話をしよう。
苗木くんと兄弟に話していないことがある。
いや、彼らに話したことはかなり脚色してある。
僕は祖父から首領としての教育を幼少の頃から仕込まれてきた。
父は体が優れないほうだから後継者扱いはされていなかったのだ。
僕が7歳の時から教育は始まったのだ。
昼は学校で1足す1を学び、
夜は福沢諭吉を一枚から百枚、それより多くする方法を学んだ。
僕はこのときから、この世界は善と悪でなりたっていると悟った。
どちらが偏ってもいけない、人間は悲しいことに弱い、
なのに生まれたときから競争を強いられる。
目の前の栄光には他人は邪魔なだけだと祖父は言う。
みんな平等というのはおかしいんじゃありませんか!
教師にそういうと、はぐらかした答えしか出てこない。
だから僕はこの世界をよりよいものにするため、
表も裏も僕が指導し、秩序を保とうと思った。
その頃から、ふつふつと心に黒いもやがかかる気がしていた。
今思えばあいつはそのときからいたんだと思う。
僕がつぶれてしまわぬよう、僕であり僕ではない自分がやりたいことをやれるように。
寅之助「清多夏、西園寺家に挨拶に行くぞ」
西園寺家は古くから格式のある日舞の一族だった。
祖父は『血はより良いものを残した方がいい』と言っていた。
ああなるほど。僕の将来のお嫁さんを決めるのだな。
寅之助「今思えば、お前との間に子を成していればよかったな」
西園寺祖母「ほほほ、そうかもしれないわね。あら?日寄子がいないわ」
ひよこ?飼っているのだろうか。
石丸「猫に襲われたら大変だ、探しましょう」
西園寺祖母「あら、そのひよこではないのよ」
自分の孫に日寄子だなんてつけるなんてなんて人だとは思った。
しかし、字だけを見ると実に素晴らしい。
日が寄る子供と書いて日寄子。
曇りなき晴天の名前。
いったいどんな子だろう。
僕が西園寺家の裏手を探していたらその子はいた。
蟻が列をなして歩いている。
その蟻を一匹ずつ潰していた。
さも楽しそうに。
石丸「なぜ蟻を殺すのかね」
西園寺「あんただれ」
石丸「石丸清多夏。きみの名前は……」
西園寺「あー……ねえあんた。ガキの癖に今のうちから結婚相手決められるのおかしくない?」
ぷちっぷちっ
彼女の顔は蟻に向き続けている。
石丸「それは……おかしいかもしれない」
ぷちっぷちっ
西園寺「だよねー。で、あんたはノコノコやって来たけどここがどういうところか知ってる?」
ぷちっぷちっ
石丸「素晴らしい日舞の担い手が揃う一族の」
ぷちっぷちっぷちっぷちっ
ぷちっぷちっぷちっぷちっ
ぷちっぷちっぷちっぷちっぷちっぷちっ
西園寺「ここはそんなきれいなとこじゃないよ」
ぷちっぷちっぷちっぷちっぷちっぷちっぷちっぷちっぷちっぷちっ
西園寺「嫉妬と欲望で渦巻いてるんだ」
ぷちっぷちっぷちっぷちっぷちっぷちっぷちっぷちっぷちっぷちっぷちっぷちっぷちっぷちっぷちっ
西園寺「華やかどころかどす汚れているんだよ。家柄だけで人を見るなってわかんないかなぁ?クソガキ」
ぷちっぷちっぷちっぷちっぷちっぷちっぷちっぷちっぷちっぷちっぷちっぷちっぷちっぷちっぷちっぷちっぷちっぷちっぷちっぷちっ
石丸「……」
がしっ
西園寺「ちょっ、なにすんの!はなせっ」
石丸「僕の顔を見て喋りたまえ、君の言うことなんて百も承知なのだよ」
西園寺「なっ……」
石丸「聞いている限り、この家は確かにおかしい。まともに死ぬ女性が少ないからな」
石丸「伝統、家柄、確執、昔から伝わるルール、規則、きまりごと」
石丸「そんなもの変えてしまえばいいのだ!僕たちの手で!」
西園寺「はぁ!?できるわけな」
石丸「こっちを見たまえ!」
西園寺「な、なに言って」
石丸「こっちを見ろ!」
西園寺「ビクッ」
石丸「ハッハッハッ、思った通りかわいいかおをしているじゃないか!」
西園寺「あ、あんた…相当頭おかしい」
石丸「この世は灰色だが僕は白でありたいからな!致し方あるまい!」
西園寺「……クスクス。ばーか」
石丸「ハッハッハッ!いい笑顔だ!さて、君が戯れで殺した蟻の供養をしないとな」
西園寺「いや、それいらなくね!?」
それからだった。彼女との交流が始まったのは。
互いによく遊びよく語らいあったものだ。
蟻潰しの悪癖は治せなかったがね。
ある日のことだ。
祖父が裏社会でヘマをしてしまい、一大勢力に命を狙われるようになった。
そのためにわざと汚職を行い、表向きの地位である総理大臣の座を捨て、刑務所という安全な基地に入った。無論、祖父の息がかかっているため警備は万全だ。
僕たち家族もあらかじめ僕が雇った者たちにガードさせておいた。
あのときの父と母の顔は……
ハッハッハッ。やめておこう。
しかし、公に西園寺家に行きづらくなった。
汚職政治家のレッテルは孫にすらつけられた。
マスコミなんぞ良心もなにもない表でも裏でもない社会の住人は人の心なんてお構いなしだ。
石丸「日寄子にあわせてください」
西園寺祖母「どちら様でしょう」
石丸「日寄子に会いたいんです」
西園寺祖母「……残念なことにあの人があそこまで墜ちたのは予想外だったのよ。」
石丸「西園寺家に迷惑がかかるから今は関係を切れと……?」
西園寺祖母「残念ながらね」
石丸「わかり……ました」
携帯電話が繋がらないのも管理されているからだろう、
僕は涙を飲み、西園寺家を後にした。
背中に女の子の狂ったような悲鳴が当たり続けた気がした。
一大勢力がなんとか消滅したころ、祖父は戻ってきた。
しかしその体は病魔に犯されていた。もう歳だったのか、自分の死期を悟ったか、荒れに荒れた。
あとは苗木くんと兄弟に話した通り、憤慨した僕はやつを目覚めさせ、祖父を殴り付けたのだ。
が、祖父はわざとそうさせるようにしたみたいだ。
僕のなかに眠る奴を呼び起こそうとしたらしい。
勘でわかるなんて意味不明すぎる。
自宅で医療スタッフに囲まれた祖父に面と向かう。
寅之助「くくく……この寅之助、もう悔いはない」
石丸「なにをおっしゃいますか。あなたが死ねばこの世はどうなりますか、まとまりかけた裏社会が暴走します」
寅之助「心配はいらない。ワシより、黒き者が産まれたのだ、クハハハ。滑稽なり」
医療スタッフはなにかを察して席をたち、出ていく。
石丸「いったいなぜ……うっ……頭が……なにを……」
黒石丸「はい、お爺様。これからは清多夏が表を、僕が裏を仕切ります。」
黒石丸「フッハッハッ!清多夏は清く正しくをモットーにしないと壊れかねないから安心ですね!」
寅之助「思う存分やるがいい……さて、清多夏。最後の教育じゃ」
頭痛により意識が僕に戻る。
石丸「はい」
寅之助「お前はまだだったな。」
寅之助「殺しは」
石丸「はい」
祖父の生命維持装置をはずし、
親指を首の中心にかかるようにして、
祖父の
寅之助「石丸家は安泰じゃはははははは!」
石丸「お爺様。よくも僕に汚い世界を見せたな。」
首を
寅之助「ははははは!がっ……くかかかか………」
石丸「いいでしょう、表も裏も。僕が指導しましょう。平和のために」
握りしめ
寅之助「ーッ ーッカッカカ…」
石丸「お休みなさい」
黒石丸「永遠に」
ゴキッ
西園寺「あっ、起きた。もう少し寝ていたら鼻の穴に鉛筆刺せたのに」
石丸「勘弁願いたいな。うん、心地よい膝枕だ
西園寺「一時間5万な」クシシ
石丸「それは起きなくては」
西園寺家と交流が復活してからはまたこんなやり取りができるようになった。
表向きは婚約は解消されたが多額の献金を与えているため問題はない。
ましてや一年前から一線を越えたのだし………
……
……ああ、恥ずかしいじゃないか!
風紀が!風紀が!
石丸「(しかしよくよく見るとアザがあったり、絆創膏をはっているぶぶんがあるな……)」
西園寺家は親族間でも醜い争いが耐えない。
場合によっては命に関わることをやろうとしてくる。
あんなやつら、努力も我慢も知らないやつらがなんとまあおこがましい。
目を瞑ると意識が切り替わる。
四角い箱の中にコンクリートの壁、そして豪華な机を挟みヤツと対峙する。
黒石丸「まーだお家の問題は続くのか。いちいち気にされるとこちらが面倒だ」
石丸「どうすればいいのだろう……なにかいい方法は」
黒石丸「掃除だ」
石丸「掃除?」
黒石丸「一度、あの家はきれいにした方がいい」
黒石丸「まあまかせろ」
西園寺「……清多夏?どうしたの?」
黒石丸「いや、なに。掃除の計画をな……」
助っ人は3人。
内訳、二人の在日アジアン、
強盗に見せかけるのに適している人種だ。
勝手口からは出られないように細工をしておいた。逃げるのにも正門を使わなければならない。
黒石丸「へへ、ここは警備もうすいしやりたい放題だ。なぁ!いいだろ?」
いまどきのラッパースタイルに顔面に傷のようなタトゥーを貼って変装した僕がわざとらしく共犯者に告げる。
男「~~」
男「~~!」
なぜこの人種は聞くだけで不快なしゃべり方をするのか理解ができんな……
もう一人は情報屋から紹介された……名前はたしか……あぁ、そうだったのか。今思えば初対面ではなかったな……
黒石丸「やれるか?ぶっ殺くん。」
セン「ったく、イカれてんぞあんた。俺にだけ真相教えてるのはいいけどよ。」
不二咲「合図と一緒にこの世帯の電子機器を麻痺させるよぉ」
黒石丸「よろしく頼む。奴らにも言ったがあそこの令嬢、その父母、祖母は写真で見せた通りだ。殺すなよ」
不二咲「えへへ。それいがいだねぇ」
黒石丸「ああ、それ以外なら」
黒石丸「殺して構わん」
指導開始。
僕は自分に言い聞かせた。
力を理由できるときに使わないのは間違っている。
これでうまくいく。
と、清多夏が思い込んでいるだろうなぁ。今は楽しむときだろうにアヘェ
黒石丸「ひゃっはっはっは!」
男「~!」
男「~!」
親戚「な、なんだ!?ぎゃひっ!?」
セン「~~!(死ね!金持ちどもめ!)」(東アジア語)
黒石丸「(おお、細かいところで気が利くな)」ゾクゾク
パァンッ
親戚「うげぇあ!?」
日寄子曰く照明を落とした親戚のこめかみを打ち砕く。
即死だろう。脳みそが出ている。
清多夏がぎりっと奥歯を噛み締めた気がした。
向こうでは在日どもが好き放題している。日寄子と歳の変わらない少女を担いで裏のほうに走り去った。
あの国の人種はわかりやすい、実にわかりやすいクズだ。
まあ、あの女は日寄子の寝床にネズミ等の死体をぶちまけたから別にいいがね。
さて、驚くべきことにぶっ殺くんの言っていたとおり、携帯やら電話の回線がクラッシュしていた。
おまけに念のため用意したトランシーバーから傍受した警察無線もかなりカオスなことになっている。
5分ごとにありもしない事件が起きててんやわんやしている。
本人の残虐ぶりもすごい、手際よくナイフで刺し殺してる。
彼はターゲットが人として糞であれば復讐代行とばかりに依頼を受けると聞いたがあれは言い訳だな。
本当は……
そのとき一目散に逃げる影があった。
念のため足を撃ち抜く。
嫌な予感がしたのだ。
そのとき一目散に逃げる影があった。
念のため足を撃ち抜く。
嫌な予感がしたのだ。
黒石丸「……はぁ」
???「うっ……」
なぜだ!なぜ一人で逃げ出そうと!
うるさいぞ清多夏、普通の人間なら当たり前だ。
人間所詮自分の命がかわいいんだ。
ガーガー
黒石丸「なんだ」
セン「わりーな、雇い主。他二名ぶっ殺しちまった」
黒石丸「なにかあったのか?」
セン「このアジアンどもがよ、再三注意したのにあんたの言ってた女に手を出そうとしやがった」
西園寺「ひっく……ぐすっ」
セン「しかも近くにいたこいつをほっといて肩に鉛玉ぶちこまれただけで逃げちまったやつがいてな。そいつも殺しちゃいけないやつだったからほっといた。
そっち行かなかったか?」
聞くや否やピクピク震える男に蹴りを入れる。
情けない声を出してひっくり返るその男には肩に銃創があった。
さっきから清多夏がうるさい。
うるさすぎて言葉になってない。
黒石丸「撤退するぞ。目的はすんだからな」
不二咲「うん、了解。」
西園寺「お父さん……お父さん……きよたかぁ……」
打ち上げと称して僕の息がかかった店でだべっていた。
聞くところによると彼もまた僕と同じ多重人格だった。
セン「雇い主さんよ、あんたの采配は見事だったぜ?」
不二咲「しかたないよ、誰かを守って死ぬなんてなかなかできないよ」
石丸「ふぐぅぅ……!くそっくそっ!」
あまりにも日寄子がかわいそうだ。
だが、そうなる原因を作ったのは僕だ。
自業自得だ。
僕は、僕は、
寝てろ清多夏。
それにしてもいいな、ぶっ殺くん。
文武両道ではないか。是非とも引き込みたい。
結果としては大成功だ。
悪い親戚、それに協力する使用人は皆殺しにした。
これで西園寺家は生まれ変わることができる……
だが……この事件を境に日寄子とその父との間に大きな壁ができた。
そして彼女は僕にさらにべったりとなった。
西園寺「きよたかはわたしをみすてないよね?」
石丸「ああ、もちろんだとも」
かわいい僕の日寄子。
君を守るためなら僕は、
僕は、地獄に落ちても後悔しない。
自ら進んで落ちていこう。
石丸「ということだ。」
苗木「あ……あ……」
十神「狂ってる……」
石丸「はぁ!」
十神「ぐぅっ!?」
彼の襟首を掴み、書庫の外へ投げ飛ばす。
図書室では静かにだが話は別だ。
石丸「広いところの方がやり易いだろう十神くん」
十神「貴様……っ」
石丸「僕を努力だけの男としか見抜けないようではいけないぞ。」
石丸「ましてや君は尊厳を傷つけた。」
石丸「僕と彼女の尊厳を傷つけたのだ」
石丸「だから死ね」
僕は腰をおとし、次の技への準備を始めた。
おわりい
実際の人種とは関係ありません
なるこ あじと
鳴子「首領だもの、いかれてるわよ。」
鳴子「もちろん大元が彼だからきょくたんなのよ」
鳴子「さて、みんな暗い顔してるから明るい話題にしましょう。」
鳴子「わたし、見たのよ……響子のいつもの深夜徘徊のときに……音楽室で」
音楽室
霧切「あかり……?だれかいるのかしら?」
ちらっ
大神「 ほら Catch You Catch You Catch Me Catch Me ゼッタイ
運命だって お似合いだって~♪」(低温)
霧切「!?」
大神「 そう Nice to Meet You Good to See You きっと
誰にも負けない あなたに世界で一番一番一番一番コ・イ・シ・テ・ル!」(覇ッ!)
鳴子「いい歌だったわ。掛け値なしに」
大神「!?」
あとで聞いたら何でも精神統一の一環だったみたい。
かわいい。
負けじとわたしもノータリン主人公より違う意味で人気なおっぱいの歌を歌ってやったわ
大音量で
鳴子「ふわふわタイム!ふわふわタイム!」
情報処理室ノックしながら
ズドドドド!
大神「ぬ、ぬう……」
モノクマ「やかましいわ!」
怒られたわ テヘペロ
鳴子「なにごともほどほどにね。それじゃあ次回も大神さんといっしょに」
大神「れ、レリーズ……」
なるこ あじと
鳴子「みんな、明日からコミケ。ロンパは大体一日目にきてるわ」
鳴子「楽しんでもらうのはいいけど倒れたりしないでね、夏の炎天下だから水分補給は必要よ」
鳴子「あとコスプレイヤーの人に写真とるときは一言言いなさいね。」
鳴子「ポージングカメラ目線が一番いいのだから」
鳴子「……明日のコミケのコスプレ広場に大神さんは何人来るのかしら…冬には三人いたわね」
鳴子「では、ハバナイスデイ。モノクマが飴とか配ってたら遠慮なくもらいなさい」
不二咲「きょうはちょっとみじかめだよぉ」
山田「戦場にいくから……」
コォォと深く息を整え、まっすぐ十神くんを見据える石丸くん、
それに対して十神くんは乱れた服を何事もなかったかのように整え、いつものように偉そうな態度で鼻で笑った。
十神「……おかしい奴だとは思っていたがここまで狂っているとは」
十神「祖父という権力に反抗できず己が進もうとした道と真逆の道をたどるとはな」
石丸「……?あ、ああ……うーん」
苗木「……?」
十神「なんだ、ハトが豆鉄砲をくらったような顔をして」
石丸「たしかに僕はそうかもしれないが、十神くん。君だって十神家の宿命から逃れられなかったではないか」
石丸「僕は、祖父からこの社会の在り方を聞いてそういうものだと思っていた。」
石丸「君だって十神家の宿命に縛られていたのではないか?」
十神「なんだ、お前。俺とお前が同じだと思っていたのか?お前と俺は違う。」
十神「生まれた時点で俺は十神のすべてを手に入れることを約束されていたのだ」
苗木「そ、そこまで言い切っちゃうんだ」
クククと腕を組み笑う十神くんに石丸君は
石丸「なぜ、なぜそんなふうに笑うことができる?十神家だぞ?ただの家ではないぞ?」
苗木「い、石丸くん?」
石丸「子供のころから君は世界を牛耳るというふうに考えていたのか?だれから言われることなく?
石丸「なぜだ?どういうことだ?わけがわからないっ!!」
ダンッ!!
ガスっ!
ハトが豆鉄砲をくらったような顔のまま背中で体当たりをしてきた。
十神「ぐうっ……ばかなっ、あの距離からだとっ!」
石丸「キミは何の疑問も持たず十神家を継ごうと思ったのか!?」
ガードした石丸くんに続けざま両手で押し出す石丸くん。
これもうまくガードするが、威力が高すぎて十神くんは仰向けに転んでしまった。
だが石丸君はさらに追い打ちをかけるように思いっきり足で踏みつけようとして足を突き出してくる。
この動きってどこかで見たことがあるぞ?そうだ、カンフー映画だ!
たしかこれは……八極拳だ!
石丸「実の兄弟を蹴落とし、他人とのつながりもほぼもたずただただ一人。横に並ぶものを許さぬ覇者の道」
ダンッ!!
十神「くっ!」
十神くんは石丸くんの震脚をかろうじて避ける。
石丸「僕は僕でこの世界の負の部分をまとめ、表と裏のバランスをとるため必要だが誰からも褒められずたたえられない修羅の道」
ダンッ!!
ギリギリのところでまたよける、十神くんも疲れが見えてきたのか息が荒い。
石丸「僕と君でなにがちがうんだ!!」
ダンッ!!
ついに壁際に追い詰められ、石丸くんは腹の底から絞り出すように叫んだ。
石丸「なにがちがうんだよ!!!!!誰か教えてくれよ!!」
石丸くんの足が十神くんの眼前へと迫ろうとしたとき
十神「ふざけるなよ!!!!」
十神「その考えからして違うんだよ!!石丸!!」
ガキッ!!
石丸「うっ!?」
十神くんは近場にあった椅子を掴み、石丸くんの足に思いっきり押し上げた。
バランスを崩した石丸くんはそのまま後ろに倒れこむ、だが、十神くんはそれに追い打ちをかけ石丸くんの胸を踏みつける。
石丸「がっ……はっ……」
十神「貴様、本当に裏の世界を牛耳る気があるのか!!表と裏の世界の調和をとろうなんてできるのか!!」
ぎりぎりと十神くんは石丸君の胸を踏み続ける。
なんとなく十神くんが怒っているようにみえた。それも、なんだか悲しそうに。
十神「貴様は!貴様は!!」
十神「持っていないんだよ!!」
十神「『誇り』を!!自分の責任に比例するその誇りを!!」」
石丸「ほ…こり……?」
十神「十神家の者たちはその宿命に縛られるとともに、十神の栄光!十神の力!十神の歴史!」
十神「それらに敬意を払いそれを受け継ぐことの素晴らしさ!!たとえ跡継ぎから漏れたとしても……ッ」
そこまで言うと急に十神くんは言いよどんだ。
そうか、十神くんのお兄さんたちは……
十神「例外はあったがな……他の兄弟が誇りを忘れたことは残念だが……」
十神「貴様のようにただの感情と衝動に任せているやつとは違うんだよ!!」
石丸「うっうう……誇り……僕は……」
苗木「十神くん……」
十神くんは一見自分勝手で冷たい印象があったけど、
それは十神家の誇りを大切にしていて何事に対しても冷静に対処するためだったんだろうなと
僕は思った。でもその言い方はちょっと酷だよ十神くん……
十神「クッ……興がそがれた!貴様なんぞ殺す価値もない。こんなのが黒幕なわけがないしな」
十神「そのような覚悟で表も裏も牛耳るなんて笑えるな」
がしっ ぐいっ
十神「!?」
黒石丸「誇りか。持てるわけがないだろう清多夏に。こいつはどこまでもまっすぐでな。そんなやつにおじい様は毒を飲ませすぎた」
黒石丸「それでもまぁ清多夏なりに一応裏も統治しようとしたのだ」
ぐぐぐぐ
十神「(こいつっ……なんて力だ)」
黒石丸「だが、それにも限界があった。だから僕が生まれたのだ。」
黒石丸「表は清多夏、裏は僕というようにな」
黒石丸「君の言いたいことはわかる。ああわかるよ。だからね」
黒石丸「非道を誇りにする僕が相手をしよう!!」
バァンッ!!
十神「なんだっ…ぐばっ!?」
足を思い切り引っ張られた十神くんはうつぶせに倒れた。
すかさず黒石丸くんは十神くんの背中を踏みつける。
黒石丸「はっはっはっは!わかりきったことを教えられるとむかつくよねぇー!!」
ぐりぐりぐり
苗木「黒石丸くん!!もう十神くんは君と戦うつもりなんてないんだよ!!」
黒石丸「はっはっはっは!!ここまで言われてなにもしないのは男らしくないんだよ!!」
黒石丸「いくらこいつがお人よしでいかれてるとしてもこいつの生き方を否定されるとむかつくんだよ!!」
十神「うぐ……きさまぁっ……」
黒石丸「十神くん」
黒石丸「キミの誇りが地面にキスしているが感想を教えてくれないかな?なぁ?」
ガスッ!!
黒石丸「なぁ!!!」
ガスッ!!
黒石丸「さっきまでの威勢はどうしたのかね!!自分の誇りを!かたっていた君の!威勢は!!威勢は!」
十神「うぁ……」
ガスッガスッ!ガスッ!!
苗木「も、もうめちゃくちゃだ……や、やめてよ!もうやめてよ!!」
黒石丸「はははははははははは!!!」
つぅ……
黒石丸「は…くそ、笑えるのに、なぜ目がにじむ」
苗木「えっ?」
黒石丸「くそっ、清多夏のやつか?こいつの言葉に感化でもされたか?それともいつものように泣いて……くそっははっ」
黒石丸くん自身も原因がわからないのか彼は笑っていたけど混乱していた。
はたから見たら泣き笑い、とてもじゃないけど見てられない。
十六夜「……どうでもいいけど、アタシの顔を傷つけたわね」
黒石丸「おや、変わった」
十六夜「それ以前にびゃっくんの顔を傷つけたわね?」
黒石丸「フッ」
シュバッと黒石丸くんは図書室の机を体操の機械競技のあん馬のように利用して距離をあけた。
十六夜さんは完全に頭に血が上ってるのか息が荒い。
十六夜「びゃっくんの顔は すっぴんでも 女装いけるの」
十六夜「びゃっくんの顔は!! すっぴんでも!! 女装いけるの!!!」
黒石丸「ちょっとおちついたほうがいいんじゃな」
シュピッ
黒石丸「なにっ!?」
十六夜さんの袖から何かキラキラしたものが見えたと思ったら、
黒石丸くんの頬から血が流れ出した。ひゅんひゅんと空を切る音が聞こえる。
わきわきと十六夜さんが指を動かしている。
十六夜「あたしの武器は、こいつよぉ!!」
バキィッ!!
黒石丸「ふぐぁ!!?」
また十六夜さんの袖が光ったと思ったら黒石丸くんの顔がこんどは殴られたようにがくんと揺れる。
ひゅんひゅんひゅんと図書室に音が響く。
十六夜「さっきアンタの頬を傷つけたのは人差し指の『愛撫の刃』」
指の動きをやめ、つぅーと何かを引っ張る十六夜さん。
よくみるととても細い糸のさきにカッターナイフの刃のようなものがついている。
でも、黒石丸くんの傷あとからしてかなり切れ味がいいものだ」
十六夜「あんたのその顔をめりこませたのは親指の『折檻の10面体』」
こんどは糸の先に見るからに鉄でできた十面体のダイスがついている。
相当使いこんでいるのかダイスは嫌な色に変色していた。
十六夜「残り3本使わせるくらい頑張ってほしいわねク~ロちゃん?」
黒石丸「『暗器使い』だったのか」
苗木「暗器?」
黒石丸「身体に収納したり隠すことのできる物をつかって予測不能な攻撃をするのだ しかし……」
くっくと黒石丸くんが笑い出す。
黒石丸「『トランプを使って戦いそう』な十神くんがの別人格がまさか『ダイスをぶんなげて殴る』なんて……漫画の見すぎかね?中学は卒業したまえ」
十六夜「おだまり!!あんたのへっぽこ八極拳よりはましよ!!!」
黒石丸「フン、最終ラウンドといったところか?」
十六夜「見逃そうと精一杯のデレをみせたびゃっくんには悪いけど……やっぱあんたは殺す!!」
黒石丸「はっはっはっはっは!!はぁっはっは!!」
十六夜「ふっ、ふふっおーっほっほっほっほ!!!」
二人「死ね!!!!」
もう僕にはどうしようもできないような異常者と異常者の戦いのゴングが再び鳴らされた。
大神「ぬっ」
朝日奈「ど、どうしたのさくらちゃん?」
大神「なにやらまがまがしい気を感じる……」
朝日奈「えっ!?わ、私はコロシアイなんてしようとは思ってないよ!」
大神「いや、違う今まさにコロシアイが起きている……そんな気がする!!」
朝日奈「ええ!?」
不二咲「ここまでだよぉ はぁ……何の同人誌買おうかなぁ」
山田「不二咲千尋殿、リスト真っ黒なんですがそれは……」
セン「性欲をもてあましてるからな」
不二咲「こら!」
山田「多重だと性癖もちがうんですかね?」
二人「やっぱりおっぱい is GOD」
山田「oh……」
歪んだ愛かー納得
ところで和人とセンと濁多夏がジェノみたいに舌をベロベロ出して赤目で目つき悪い感じでしか脳内再生されなくて困る
>>717
出してる人
十六夜、ジェノ、和人
十六夜はもはや変態ですねたまげたなぁ……
コネタ
不二咲「コミケ終わったねぇ」ホクホク
セン「クッソ暑かったな。にしてもいろんなコスプレがあったなロンパの」
山田「ただですね……なんというかこれを見ていただきたく」
3日間での個人的統計
霧切 3人
澪田 3人
日向 2人
小泉 2人
石丸(石田込) 2人
七海 1人
罪木 1人
葉隠 1人
西園寺 1人
花村 1人
十神 1人
大和田 1人
セレス 1人
モノクマヘッズ 1人(>>1)
江ノ島 13人
山田「多くね!?江ノ島盾子殿多くね!?髪飾りがうさぎver含めても多くね!?」
セン「コスプレしやすさというかそういうのがナンバーワンなんだな」
不二咲「とりあえず買った同人誌でクリボーだ!」
山田「クリボー……あっ」(察し)
なるこ あじと
鳴子「一年間に何人吸血鬼のキャラが生まれてきているのかしら。いすぎでよくわからないわ。」
鳴子「日常会話描写がくっそ不自然な印象がすごい西尾作品の主人公とかもなにげに吸血鬼なのよね?」
鳴子「どっかの型月の吸血鬼にいたっては吸血鬼じゃなくね?なやつらだもの。少なくとも宇宙人や森がいるし」
鳴子「さて、それはそうとして密室サスペンスもの最近増えたわよね。人狼ゲーム題材にしたやつとか」
鳴子「そのうち一年になん作品もロンパ系がたくさん出てくる可能性が……?」
なるこ あじと にほんめ
鳴子「漫画の主人公の三大詭弁
『復讐はなにも生まない』
『俺にもわかる』
『それは間違っている』」
鳴子「これあれよ?横からこんなこと言われて思い止まるようならマジで意思力低いわよ。」
鳴子「ちゃけ石丸くんがやらかしそうだけどね」
鳴子「石丸くんがなんで超高校級の風紀委員なのか不思議すぎるわ」
鳴子「まあ一番不思議なのは」
鳴子「物的証拠、状況、殺害件数ありまくりなのに」
鳴子「ジェノサイダー翔を捕まえられない警察の無能ぶり」
作品のファンの方にとって失言でした。
申し訳ありません。
葉隠「きりぎりーっち!おれっちと」
鳴子「いいえ、私は鳴子よ」
葉隠「なるこっちでもいいや」
鳴子「なるこっち……なんだかたまごっちにいそうね」
葉隠「そ、そうか?」
鳴子「たまごっちといえば……まめっち以外のむかしのたまごっちはリストラされたのよ」
葉隠「え?まじで?」
鳴子「だれかうしおととらの作者の藤田先生の絵柄でむかしのたまごっちたちが」
鳴子「『俺たちはっ!おれたちはなんのためにうまれてきたんだよぉぉっ!!』」
鳴子「と叫ぶ漫画みたいわね」
葉隠「こえーぞ!!」
鳴子「ちなみに私、藤田先生の描いたジバニャンがいたとしたらこのセリフ言わせたいわね。彼、過去がえぐいから」
葉隠「そうなんか?」
はじまるよ
の箱のアリス マッドハッターとハートの女王
マッドハッターとハートの女王は似ているようなところがあるのに、よく喧嘩します。
「君のやり方は手ぬるすぎる」
「あのこがいいといったからいいのよ」
ポカポカ ポカポカ
止めに入るトランプの兵士たちの方が逆に被害を被るタイプ。
「もう、ふたりともやめてよ!」
喧嘩するたびにチビの時計うさぎが間にはいったら、仲直りします。
「すまなかったな、お詫びに明日動く株の話をしよう」
「あーら、ふとっぱら」
そこにアリスが通りがかりました。
「ねえねえ、白い騎士知らない?」
「あらやだこの子まだ忘れてるのね」
「しかたないだろうはっはっは」
「わらえることかなぁ」
「?」
箱のなかは今日も平和です。
ヒュッ!
黒石丸「チィ!」ブンッ
顔面に迫る10面ダイスを顔面ギリギリのところで避け、机を蹴り飛ばし十六夜さんに当てようとする黒石丸くん。
十六夜さんはそれを見越していたのか踊りを踊るようにくるくると回転しながらピタッと止まった。
十面ダイスを持った手は黒石丸くんにむけつつ。
十六夜「あらあら避けられちゃった。たかが10面ダイスなのに」
十六夜「でも」クンッ
ブワッ!! ガキッ!
十面ダイスをつなぐ糸を急に引っ張り壁にぶつける十六夜さん。
十面ダイスは壁、天井、本棚を経由して……
黒石丸「しまったっうしろっ!!」
面の角を利用した奇襲。
黒石丸くんが気付いた時にはその十面の暴力は彼の左肩にぶつかっていた。
ギュルルルルッ
黒石丸「ふっ……ぐううっ!!?」
回転が加わり、彼の肩を削り取ろうとするかのごとくかみつくダイス。
糸を掴んで止めようとする黒石丸くん。だが、フッと笑って大きくのけぞった。
勢いよく放たれたダイスが十六夜さんの手に戻る。
十六夜「つかんでもいいのよぉ~ いいのよぉ~」
黒石丸「冗談。キミの人差し指が誘っていた。握っていたら人差し指の彼女が襲ってきただろうな」
十六夜「ほかの3つがねらってたのかもねぇ」
どこからとりだしてきたのか右手でモノクマメダルをコインロールしだす十六夜さん。
小指、薬指、中指を生きているかのようにメダルが転がる。
人差し指に乗りかかった時に……
十六夜「シッ!!」
キィンッ!!
思いっきりメダルを黒石丸くんに向けて弾き飛ばしたのだ!
いわゆる指弾というやつだろうか……
黒石丸「なるほど、小癪な。 『2つ同時とはな』」
苗木「ど、どうじ?」
と、僕が言い終わる瞬間。
キィインッ!!
黒石丸くんは自分の制服のボタンをはずして手のひらの真ん中でそれを使って
飛んできたモノクマメダルと……
そのモノクマメダルにふかぶかと突き刺さる十六夜さんの人差し指の刃を防いでいた。
黒石丸「悪いな、悪い誘いには乗らない」
十六夜「そう、かわいくないわねっ!!」
生きているかのように十六夜さんの2本の糸は十六夜さんの手元に戻っていった。
そして、なにかが空を切る音が図書室中に響き渡る、
黒石丸くんは呼吸を整え、構えをちょくちょく変えて様子を見ている。
十六夜さんはその様子を見て悶えるかのようなくねくねしたうごき。
十六夜「いいわぁ、あなた。クロちゃん。いまからでも遅くない。アタシとびゃっくんにあやまりなさい。」
黒石丸「十六夜くん。」
ギュっと腰を深く落とし今にもとびかかろうと意気込む黒石丸くんは続ける。
黒石丸「当方に、我以外の権力に従うつもりは毛頭なし」
十六夜「ひゅう」
十六夜「素敵よ、あなた。わがままで素敵……」
十六夜「はく製にしてあげるわぁ!!」
直角に人差し指の刃が、壁、天井を利用してジグザグにダイスが黒石丸くんに飛んでいく。
黒石丸くんはそれをまっすぐ見据え、構えを強くする。
僕はというとそれをただ見るしかできない。逃げることもできない。
なぜかはわからない。逃げちゃいけない、そう思ったんだ。
もしかしたらこんな状況でも、二人を止められるんじゃないかって、思ったからなんだ。
ランドリー
不二咲「あれぇ…ないよぉ」
桑田「ん?不二咲どうした?」
苗木が拉致られた後俺は軽く素振りやって、ちょっと汗かいたんで服の洗濯にランドリーまでやってきた。
そしたらなんか不二咲がランドリーを物色してた。下着ドロか?
セン「あー、桑田。実はなオレのGストリングがないんだ」
Gストリング
要はアレだ、紐パンだ。ケツのとこが紐なあのパンツだ……
桑田「いやいやいやイヤイヤお前ちょっと待てよ!!!!なんっでそんなもんはいてんだよ!!」
セン「いや、あれだぞ。オレはヤッた女に記念としてパンツもらうのが趣味でな」
桑田「いやな趣味だなおい!!」
セン「で、なぜかタンスに今まで集めたパンツがあってな。たしかにこっちに送ったけどなんか増えてるような気が……」
桑田「つかさぁ、お前それ何に使うんだよ」
セン「履くんだよ」
桑田「履くんじゃねーか!!」
不二咲「か、かぼちゃぱんつのなかにだけどね」
桑田「余計変態チックだよ!!」
セン「それで今日はあぁんあぁん調べ 原宿ギャルランキングナンバー5の子のやつをだな」
桑田「ちょっと待てよそれすげーじゃねえかよ!!」
不二咲「夢は保母さんなんだよねぇ。本当は」
桑田「マジかよ!あの子どうみてもモデル向きじゃん!!」
不二咲「えっとぉ…まぁいろいろとあって」
不二咲「中に3回はさんでもらって5回くらいは」
桑田「うらやますぎるぞてめえ」
セン「よう、桑田。5万くれたらハメ撮り動画やるけど?」
桑田「いら……! うーん……ほ、保留だクソ!」
クッソ!すげーのとヤッてんじゃねえかよ!
なんだなんだ?今の流行りは草食系か?というかこいつは草食というよりあれだ、
肉野菜炒め男子だこいつは!ほどよく野菜と肉がこんがらがってるやつだ!!
不二咲「でもああいうパンツほかに履く人いないだろうしねぇ… だから今は普段のかぼちゃの中にこの『黒がメインの赤ラインのパンツ』履いてるんだぁ」
ぴらっ
桑田「誰得だよ!!みせんなよ!!つーかそのパンツ中央に『モノクマの左目』みてえなマークついてんぞ!」
不二咲「まさかモノクマの……?」
モノクマ「ちぇすと!!」
メキッ
不二咲「あむねしぁ!!」
どさぁ
モノクマ「ぼぼぼぼくのパンティだなんてそんなエロそうなパンツあるわけないじゃない!!ハァハァ オラオラオラオラオラ」
どげしっどげしっ
不二咲「ちょっ、いたいっいたいっ」
不二咲「もーっ!」カキンカキンカキン!!
桑田「おいおいおいおい!言動と裏腹に暴力激しいぞ!?つか不二咲は不二咲で全部防ぐなよ!!」
モノクマ「Gストリング大好きな君が僕をパンティにしたいだっけ?」
セン「いや、お前落ち着け。なんでいきなりくねくねしだすんだよ」
モノクマ「これは今はやりのモノクマダンスだよ。きっと2013年の夏には流行るよ!」
桑田「なっげーよ!!3年後かよ!!」
モノクマ「ともかく不二咲くんは破廉恥なことを言わないように」
セン「いや、お前なんで急にキレだすんだよ」
モノクマ「そのめっちゃ材質いい特製のパンツはくれてやるよ!じゃあね」
びよよーん
セン「いや、俺のもんだからおれのもんだし」
びよよーん
モノクマ「破廉恥テディベアが!!」
どごどごどご!
セン「ぐわああああー!検索すんなよー!」
どさぁ
桑田「不二咲ー!」
2階廊下
不二咲「もしかしたら男子更衣室にあったかもしれないんだぁ」
セン「俺がトレーニングに使ってたからな」
不二咲「おかげで筋肉痛が……」
桑田「お、おう……」
こいつと男子更衣室に入るの違和感あるなぁ……
それはそうとこの監視カメラんとこにある銃こえーな……
桑田「なあ不二咲、その刀でこれぶったぎれねえ?」
不二咲「うーん……どうだろう?壊したらモノクマになにされるか」
セン「だよなぁ。切った瞬間ドカーンとかはなしだぜ?ダイナマイトなハニーだぜ?」
その時!
バァン!
大神「ぬうん!!」
朝日奈「ちょっ、さくらちゃん!スクール水着のままだよ!!」
スクール水着が実質ボディアーマーと化していた大神が!
それにしてもこの大神腹筋バッキバキ刃牙である。
おっ、あと朝日奈もスクール水着だ!やったぜ!おっぱいだ!
ヒューッ!!
ぎろり
桑田「ななななんだよやる気か!」
大神「桑田に不二咲……いったいどうしたのだ」
セン「ん?ああ、すまねえお前の腹筋とおっぱいと朝日奈おっぱいにみとれてた」
桑田「みとれるとこ多くねえか!?つか大神もいけんのかよお前!」
朝日奈「さくらちゃんはかわいいじゃん!」
セン「「そうだよ!!」」
大神「ぬ、ぬう」
桑田「大神が赤くなったのはいいとしてお、おれたちは別になぁ?」
セン「実はオレのオキニの一つの渋谷ギャルランキング5の子と初めてヤッたときにもらった紫のGストリング…
ああ、ケツの部分が紐になってるパンツだ。それをどっかになくしたみたいでな。いま探しているんだ。構えるな大神」
朝日奈「あうあうあう……えっちだよ」
桑田「(あ、やべその言い方こそエッチだよ)」
大神「いろいろと突っ込みどころがあるがそれどころではない……これは我の勘違いであるといいのだが……」
大神「なにやら今まさにコロシアイが起きているような気がするのだ」
桑田「ハァ!?そんな様子とか気配とか全然感じなかったぜ?」
不二咲「そうだねぇ……」
大神「なにやら凶悪な気配がこの階でぶつかり合っている気がするのだ!」
セン「ふぅ……オーケー、大神。お前の意見を尊重しようだから」
セン「そのセクスィーな格好をどうにかしてくれ。あと朝日奈。もませて」
朝日奈「やだよ!!」
大神「ぬ、ぬう」
桑田「ほんっと性欲大魔神だなおまえ……」
十六夜「おしにぃいいいい!!」
直角と湾曲の二つの蛇が黒石丸くんに襲い掛かる、
黒石丸くんは動かない、動かない、動かない。
黒石丸「イー」
まだ動かない
黒石丸「アール」
まだッ……!
苗木「黒石丸くんっ!!」
わけもわからず駈け出そうとした瞬間
黒石丸「サン!!!」
ブンッ!!
ガッ!!ガギィンッ!!
十六夜「はぁ!?」
苗木「ええ!?」
黒石丸くんが飛んだ。
大きく足を2回振り上げて飛んだんだ!
ダイスと刃は当たらずにはじかれ、勢いをなくしてカランと地に落ちた。
そのまま蹴り上げた勢いでかかとを十六夜さんに落とそうとする。
十六夜「連環腿であの2つを蹴り飛ばしたですって!?んもうっ!」
十六夜さんは困惑して後ろに避けるしかなかったがそれがいけなかった!!
黒石丸くんを何の対策もなしに無事着地させたのだから!
ダンッ!!
黒石丸「こぉぉぉ……セイ!!」
ダンッ!!!
大きく踏み出し垂直移動した彼はまっすぐ拳を十六夜さんに突き出す。
十六夜さんは両手でガードの態勢を取り受け止めようとするも
メキメキッ!!
十六夜「あんっ……うそっ……もうれt」
黒石丸「ハイ!!」
黒石丸くんの腕が肘から曲がりその肘が十六夜さんにさらに追撃をかける!
これってあの……!
十六夜「やだっ、これっ猛虎硬爬山ッ!!」
メキィッ!!!
十六夜「うぼっがっ!!」
びちゃびちゃ!!!
黒石丸「うっ!?」
肘を十六夜さんの腹に食らわせ続けざま黒石丸くんはその勢いを殺さず彼女に対して背を向け……
黒石丸「せいやぁああああああっ!!!」
肩、背中、腰を利用して思いっきり突き飛ばした!!」
十六夜「ぐあああああああっ!!!?」
バンッ!!
ドサドサドサッ!!
黒石丸「ハーッ…ハーッ……いまのが、鉄山靠だ。覚えておくがいいうぐっ……」
苗木「く、黒石丸くん!?」
黒石丸「やられたよ、猛虎硬爬山のときだ」
黒石丸くんの右腕の肘から下が赤く染まっている。
なにかカミソリのようなもので切り裂いたかのようにギザギザに切り刻まれている。
十六夜「ぜーっ、ぜーっ……ごぼっ やっぱり着ていてよかったわぁ。『鉄の処女ベスト』」
十六夜「あたしを抱いたら特殊なカッターで切れちゃうのよ」
十六夜「この学園に銃がないとしたら近接戦闘主流になるじゃない?用心したのよ」
黒石丸「3つ目の暗器といったところかな?わるいね、使わせて」
十六夜「いいじゃない、4つ目もつかわせてもらうからぁん」
そういうと十六夜さんはチャックをおろしはじめ……
いやなんでチャックをおろしはじめたの!?
そしてズボンの中をまさぐりだす。
いやいやいやなにをとりだすの!?
黒石丸「まさか飛び道具(意味深)」
苗木「違うと思うよ!」
十六夜「これよぉ!!」
十六夜さんが取り出したのは刃渡り15cmはありそうなナイフだった。金や銀の装飾がされていてちょっと高そうだった。
そしてその刀身は少し不自然に見えた。
『等間隔に切れ目?のような溝があった』
苗木「ナイフ?」
十六夜「んー、お気に入りなのよねぇこれ。『月光』っていうのよ!すてきでしょ?」
黒石丸「その形状……やれやれ、どうしても僕に近づかさせたくないらしいな!」
十六夜「そうよー、そりゃそうよ ごほごほっ いけないっ、血タンでた」
黒石丸「苗木君、下がったほうがいいぞ。あれは周りを巻き込む」
苗木「え?」
僕が疑問に思うその前に、その理由がはっきりとわかった。
スパァンッ!!!
苗木「うわっ!?」
黒石丸「あぶないなっ!やっぱりそうか!!」
黒石丸くんが立っていた位置に、その刀身が『伸びていた』
そしてしなるように十六夜さんの手元へ帰って行ったのだ。
それから十六夜さんはぴしゃりと伸びた刀身を地面にたたきつけ、刃に舌を這わせる。
十六夜「要は『蛇腹剣』よぉ。これを使うときはアタシがどーしてもどぉーしても」
十六夜「自分のぉ、んふっ、よっきゅうぅを満たすためにつかうのよぉ、まあぶっちゃけ殺しとかだけど」
十六夜「まじめにやってると疲れてきちゃうから発散させないと!出さないと!!びゅっびゅとださないと!!」
十六夜「イケなー~いのよぉおおん」
ジュポジュポジュポジュポ
こんどは刀身をしゃぶるように咥える十六夜さん。もう直視してられない。
このあとの十神くんを思うととくに。
十六夜「びゃっくんは昨日ジェノちゃん腐川ちゃん交互に口の中にびゅるびゅるとやったけどンモーアタシはたりなぁい!」
十六夜「キンタマエネルギー満タン性欲臨界点突破殺人的衝動ぱっつんぱっつん!!」
十六夜「いやー、パンツビガビガビゲスドリーマしんじられなきゃー!」
苗木「それはやめなよ!!」
十六夜「ハァィッ!!」
ジャリリリリリリッ!!
ズバァッ!!
黒石丸「うっぐっ!!?」
十六夜「あんあんだめだめ右腕をねらったのよぉ、鈍くなってるはずだから。」
黒石丸「右腕に当たった辛いではないかね?」
十六夜「あたしはこの剣でそぎ落とすのが好きなの。まきつけてからねぇ!!」
黒石丸「ハッ!!欲望をむき出しにしてきたな淫売!!」
十六夜「あたしはビッチでーっす!おごそかなビッチでーすっ!!だからアンタは死ね」
ジャリリリリッ
黒石丸「フンっ!!」
がっ!! がしゃんっ!!
黒石丸「椅子でふせいだがなるほど、巻きついて離れないな」
十六夜「椅子ごとアンタを釣り上げてから追撃することだってできるのよ?」
黒石丸「離すタイミングが生死をわけるなぁ…ははっ!!」
ふたりとも血反吐をはきながら、傷つきながら戦っている。
いやだよそんなの、こんなの見ていられないよ!!
苗木「ふたりともやめてよ!!大体にしてなんでそんなふうにコロシアイができるんだよ!!」
2人「必要だからだ(よ)」
苗木「……ッ!!」
黒石丸「こいつを倒せば外に出られるし」
十六夜「互いのプライドの決着も付けられるわ」
2人「だからひつよ」
苗木「お前らっ!!!!」
ダンッ!!!!
2人「!?」
苗木「なんだよ、なんだよなんだよ!ふざけるなよ!!昨日おとといまでたしかにいい人格とは言えないまでも、
やっていることは人の道から外れていたとしても!みんなと普通に会話してきたくせに!!そんなことで昨日まで仲良くしていた人間を…
いとも簡単に殺せるのかよ!!なんにも思わずにただ楽しんで殺せるのかよ!!!どうなんだよ!!!」
つかつかつかと十六夜さんと黒石丸くんの間に歩いていく。
もうどうなろうと知ったことか言いたいこと全部言ってやる!!
黒石丸「な、苗木君」
十六夜「ま、まことちゃんおこなの?」
苗木「当たり前だろう!!!」
十六夜「あひっ、ちょっとキタわぁ」
苗木「そ、そりゃ、そりゃたしかにお互いの守りたいものや、そのためにやらなくちゃいけないことだってあるのはわかっている。
苗木「でもっ、だからといって!そんなふうに嬉々として昨日まで……」
苗木「うっ、ぐっ……くそ!!クソッ!!!くそぉおおおお!!」
行き場のない怒りを足元の椅子を蹴り飛ばして向けるも、
限界だった。目頭が熱くなって止まらなかった。押さえても抑えてもあふれてくる。
苗木「ごめん……ぼくは、ぼくにはこれといって特別な才能なんてないから、その」
苗木「このっ、この気持ちをどうやってつたえればいいのかわからないよっ……」
不二咲「ううん、それはちがうよ」
大神「そうだな、言葉はでなくとも、お前の伝えたいことははっきりとわかったぞ」
苗木「えっ」
振り返った瞬間2つの影が僕の横を駆け抜け。
次に振り返ったとき。
黒石丸「お……ごぉ……」
セン「頭撃って気絶ってのはないらしいからなぁ。腹にずどんとめりこませてもらったぜ」
十六夜「あっ、あふっ、やだっさくらちゃんのおっぱいがせなかにあた……おふっ」
大神「安心しろ、落としただけだ」
苗木「大神さん……不二咲君……ありが…… あうっ」
どさっ
朝日奈「ちょっ、苗木!なえぎってば!!」
緊張の糸が解けたのか僕はそのまま意識を手放していた。
朝日奈さんが思いっきり体をゆするのを感じつつゆっくりとゆっくりと。
次に目が覚めたらこのコロシアイ学園生活が終わっているという。
みんな無事に外に出られたという事実があるといいなぁと思いながら。
鳴子「酔う出る酔う出る酔う出る酔うでる 酔っ払い出るけん まじありえへん」
葉隠「ちょっ、鳴子っちなんで、なんでおれっちにさけをのませてくるんだべ?うぷっ」
鳴子「私はただ葉隠君の肝臓を壊したいだけよ」
葉隠「やめてくれよ!!いざってときにうれなくなる!!」
鳴子「うるきなのね…」(ドン引き)
イジョウー
なるこ あじと 石丸誕生日スペシャル
鳴子「なまはげ仲間にしようとしたらミスって赤おに出てくるようになったわ……」
鳴子「さて、今日はみんな大好き石丸くんの誕生日。時間軸無視+謎時空でお祝いしたいと思うわ。コロシアイ学園生活メンバーで 」
美術室
鳴子「というわけで誕生日パーティの準備をしている各人の様子を見ていくわ。」
和人「なにマイクとグラサンつけて実況してんだ?」ギコギコ
鳴子「明日来てくれるかな?」
和人「いいとも! ってなにやらすんだよ!」
鳴子「ご機嫌斜めをまっすぐにイェー! それはそうと氷で何を作っているのかしら?」
和人「鳳凰」
鳴子「氷像かよ!結婚式くらいしか見ないわよ」
和人「とりあえず豪華にやるには氷像だろ」ギコギコ
鳴子「なるほどね。まあ頑張ってちょうだい」
和人「おう!」
ガラガラ
鳴子「さて次は」
石丸「霧切くん?鳴子くん?美術室には立ち入り禁止の札が張ってあったのになぜ、出てきたのかね?」
鳴子「私はギリギリさんよ。森田がタモリなだけに」
石丸「なるほど……いやでもなぜ美術室から」
鳴子「チッ それは和人くんがあるものを作りたいと言ってたから協力していたのよ」
石丸「あるもの?」
鳴子「はぁ……石丸くん。あなたはガチャピンにはなかに人がいると言いふらすタイプなのかしら?」
石丸「そんなことはしない!」
鳴子「つまりはそういうことよ」
石丸「なるほど……うん、わかった!では僕はパトロールの続きをするよ!君も兄弟も早く寝たまえ!」
スタスタスタ
鳴子「いま夜の8時半だからってパトロールとはたまげたわね……」
食堂
鳴子「髪切った?」
葉隠「きってねーべ。これヅラだし」
鳴子「そうね。飾りつけは順調かしら?」
葉隠「まぁな~ひさびさだべ折り紙で飾りつくんの」
鳴子「葉隠くんでもできる作業だもの」
鳴子「葉隠くんでもできる作業だもの」チラ
セレス「なぜ私をガン見するのでしょう?」
鳴子「働きなさいよ」
セレス「ノリで手が汚れたら」
鳴子「志那パイは作れるのに」
セレス「餃子のことでしょうか?」
鳴子「しなびたおっぱい?」
セレス「文字がちげーだろうが!」
鳴子「ほら、朝日奈さんを見なさい。もくもくと作業しているわ」
朝日奈「ドーナッツケーキがよかった……ドーナッツケーキがよかった」
鳴子「あきらめやがれ、ほら江ノ島さんだってがんばってかざりつくっ……なんで網に葉っぱはってんですかね?軍人の擬装ですかね?」
江ノ島「うえ!?な、なんか造花のはっぱあったからつい」
鳴子「ついにしちゃあクオリティたかいわね……」
調理場
十六夜「クリームに精液入れたら怒るわよね」
舞園「やめてください!」
腐川「そ、そうよ!あんなこってりしたものを……」
舞園「え?」
鳴子「女子力チーム一人はてなさんたち調子はどう?」
舞園「(だれがはてなに該当するんだろう)」
十六夜「とりあえず生地は焼けたしあとはクリーム塗ったりとかね」
舞園「十六夜さんすごく手際いいんですよ」
鳴子「楽しみだわ。あ、チョコの家は私にちょうだい」
十六夜「ダメよ」
鳴子「さて次は」
石丸「ギリギリさん!4階の廊下で苗木くんと山田くんと桑田くんが奇声を発しているんだがなにかあ」
鳴子「コントの練習らしいわ」
石丸「そーですか!」
鳴子「結構じめじめしてるわね」
石丸「そーですね!」
鳴子「洗濯物が乾きにくくなるわね」
石丸「そーですね!」
鳴子「それじゃ明日のために寝てくれるかな?」
石丸「いいとも!ではおやすみ!」
石丸「?なにかおかしいような……まあいいか」
鳴子「さて、食堂しまるまえにおわるといいけど……くちゅん」
霧切「はぁ……仮眠とれなかったじゃない」
鳴子(空気読みなさいよ、誕生日祝うんだから今日明日くらい無礼講よ)
霧切「でも」
鳴子(あなた、よっぽどKYだったのね……元からそうなのかそういう風に育てられたのか)
鳴子(人間味感じないわね、漠然とした正義感で動けばそれでいいみたいな?)
霧切「……ギリッ」
鳴子(私は違うわね、適時適正しつつ、スリルのためならすべて投げ出す。そんな感じだもの)
鳴子(楽しまなきゃ損よ、自由にやればいいのよ)
鳴子(私は自由人よ)
ガンッ!
鳴子(そうやって壁でも殴ってなさいよ)
霧切「私は……」
4階 廊下 情報処理室前
大神「しかし我らの仕事がモノクマが準備の邪魔をしないようにすることか」
不二咲「なにかしてきそうだしねえ ずるずる」
大神「しかしうまそうな塩ラーメンだな」
セン「やるか?あと10食分あるし」
大神「しかし飯テロというやつをやれば本当にモノクマが邪魔をしにくるのか 」
セン「あー、だってこれ倉庫の奥の奥にあった木箱に大切に入ってたからきっとあいつの塩ラーメンだぜ。」
モノクマ操作室
江ノ島「ふ!ざ!け!ん!な!」
江ノ島「はぁ……カップラーメンだと味気ないから私秘蔵の塩ラーメンを倉庫に隠していたのに見つかった上飯テロ……」
江ノ島「絶望的です……しかしこの私様はこんな仕打ちに耐え、まずは氷像から壊しに」
大神「いただきます」
江ノ島「食うんかい!」
ぬう、なるほど。
不二咲はあらかじめスープ、具材、麺を分けて持ってきたのだな。
器に麺が湯気をたてつつ入れられる。
そして、透明な黄金の液体が注がれる。
うむ……この時点でうまそうだ。
鼻をくすぐる塩の匂いがたまらん。
そこへほうれん草、海苔、メンマ、ナルト、チャーシューが入れられていく。
やれやれ、食べ過ぎてしまうなこの分だと。
不二咲「召し上がれ♪」
大神「いただきます」
大神「ふむ……ずるる…… 」
大神「おお、これは……」
ちゅるる
大神「なるほど、これは……」
麺は少々固めにゆであげたのか、
はごたえがあって我は好きだ。
また、このチャーシューも元々あった肉をさらに手を加えたと見える。
ふむ……うまい……
大神「おっと、気づいたらもう食べてしまったな」
不二咲「まだまだあるからねー」
モノクマ「モノクマキック!」
バビューン
不二咲「うわっ!」
ガキィン!
大神「なんのつもりだモノクマよ」ずるずる
本来であれば我が不二咲をまもらなくてはならなかったが、
不二咲があまりにも自然な動きでモノクマの攻撃を鞘でふせいだため、動かずにすんだ。
モノクマ「こっちの台詞なんですけど!?」
セン「俺と大神はただ廊下で孤独じゃない孤独のグルメをやっていただけだ」オカワリタベル?
大神「強いて言えばお前が準備の邪魔をしないように邪魔をしているのだ」モラオウカ
モノクマ「いやいや?廊下で!なんで食うんだよ!おかわり食うなよ!」
不二咲「そ、それはぁ……」
不二咲「「まぁ、いやがらせ?」」
モノクマ「だよねー」シャキーン
セン「下手なことしたらこのラーメンの汁をこのドアの隙間に流す。」
モノクマ「め、飯テロやめろ!言葉通りの飯テロは!」
大神「そうだぞ、もったいないお化けが出てしまうぞ」ずるずる
モノクマ「(かわいい)」
不二咲「(かわいい)」
セン「(セックスしたい。)」
セン「しかし邪魔をしないならこのラーメンのセットをおいて帰る」
モノクマ「うぐぐ……そんなテロに屈しないのがモノクマよ。なめたらあかんぜ」
セン「ダーン!」
バシャーン
なんと不二咲は汁の入った丼を床に注ぐようにぶちまけたではないか!
モノクマ「アッー!」
大神「い、いかんもったいないお化けが!」
モノクマ「(かわいい)」
不二咲「(かわいい)」
セン「(セックスしよ。)」
モノクマ「替え玉を入れてまた食えるのに……絶望的です……」
セン「まだ残りはあるぜ?どうするよ?」ふきふき
モノクマ「なんでポケットからパンツがでてきてそれで手を拭く……おいそのパンツちょっと待て」
セン「なんかこのモノクマの左目マークついたパンツお気に入りでよー」
モノクマ「おいこら(残姉のやつ不二咲の荷物から抜き取り忘れてたな……!?)」
セン「さあ、どうする」
モノクマ「ぐぬぬ………」
そして10分後
廊下にはラーメンのセットが残っていた。
不二咲と大神はいなくなっていた。
ガチャ
ヒョイヒョイ
バタン
ズルズルズル
江ノ島「やっぱ塩だよねー。残姉に作らせると塩分たりないとかぬかして味噌入れてくるしよー」
江ノ島「ん?メモがついてる」
ケーキは明日ここにおいておくね
フジサキ
江ノ島「……はぁー、あいかわらず絶望的に残念だわー」
江ノ島「……」
江ノ島「ん?まだなんかかいてある」
江ノ島(フォトショ済)の新しい写真集くれ。あとオナホ
セン
江ノ島「カップラーメンでもおいとくか」ビキビキ
石丸の部屋
石丸「ただいま」
黒石丸「おかえり」
石丸「いやはや……返事が頭のなかできこえるなんて……」
黒石丸「しかたあるまいよ。ならこの部屋に僕がいると脳内補完したまえ」
石丸「それにしてもみんななにをやっていたのだろうか?」
黒石丸「はぁ……本当はわかっているんじゃないかね?」
石丸「……勘のいいやつが中にいるからな」
黒石丸「入学してから計算した結果明日は……おっと怒るな怒るな」
石丸「濁多夏、僕は祝われていい人間なのか?」
黒石丸「何回目だ?いいに決まっているだろうが清多夏。」
黒石丸「お前は誠実、規律に厳しい優等生なんだからなんの問題もない。」
黒石丸「気負いすぎなのだ」
石丸「だが君は僕だ」
黒石丸「だが僕は君だ」
石丸「……」
黒石丸「どうせ体と言葉が勝手に動くだろうさ。今日は寝ろ」
石丸「ああ……」
夢を見た。
なぜ夢だと思ったか?
日寄子が年相応の姿だったからだ。
西園寺(ビッグバン)「わーい、清多夏が摘出された日だから おにいからケーキもらえたよー」
石丸「僕はガン細胞か何かかね!?」
西園寺「それじゃあ顎が外れるくらい口開けてー」
石丸「ん?あー……」
西園寺「パクッ」
石丸「ちょ、ひよ……」
西園寺「ん……」
くちゅ……くちゅ
西園寺「ぷは……どう?」
石丸「……ああ、甘いよ。まっ、まったく」
西園寺「あかくなってるーきもーい」
石丸「き、きみこそあかいぞ!」
ミナサン,オハヨウゴザイマス……
石丸「……夢、か。」
頬を伝う涙をぬぐい、身支度をすませ、
部屋を出る。
苗木くんがそわそわしてこちらに近づいてくる。
ああ、誘いに来たな。
苗木「お、おはよう石丸くん」
石丸「おはよう苗木くん!ハッハッハッ!早起きだな!いいことだ!」
苗木「た、たまたまね。食堂一緒にいこうよ」
石丸「いいとも!」
つかつかといつも通りの歩調でなにも気づいていないように歩く。
僕は誕生日だということを忘れているという反応をせねば……
と、食堂に入った瞬間。
パンパンパンとクラッカーが鳴り響く
そして僕の目の前に写った光景は。
壁には質素ながらも手作り感がうかがえる飾りつけ、
食堂の中央には白い大きなケーキと大きな鳳凰の氷像。
そしてクラッカーを引いた当人たちは一斉に一言。
誕生日!おめでとう!
あ、ああいかん。
わかっていても、わかっていてもだよ。
こんな喜ばしいことをされたんじゃ……
石丸「ぼ、ぼぼくは猛烈に感動している!ふぬおおお!」
ダバー
苗木「い、石丸くん!水分が出まくりだよ!」
石丸「み、みんな……ありがとう……」グスグス
黒石丸(勘がよくともだ、純粋な感動のまえじゃ無意味なのだよ。やれやれ)
大和田「ほら、さっさと火を吹き消しにこいよ兄弟!」
石丸「一息でいけるかわからんな!ハッハッハッ」
ありがとう、みんな。
石丸くん誕生日おめでとう!
おまけ
コント
石丸が二人
苗木「石丸くんいないなーどこにいったんだ?」
チャラ石丸
(眼鏡かけて桑田ワイシャツ崩した桑田)「苗木くん!廊下を走ってはいけないぞ!」
苗木「なんかきたー、明らかに違うのがなんか来たー!」
チャラ石丸「明らかに違うだと?ではこれを見たまえ!」
チャラ石丸「忘れろ!忘れろ!忘れろ!ビーム!」バッバッバッ
苗木「……ああ!石丸くんだ!」
チャラ石丸「わかってくれたか!」
苗木「聞いてよ石丸くん!僕のパーカーが校則違反だっていうんだ」
チャラ石丸「ダサいのは校則違反だからしかたないな」
苗木「ださくなけりゃ舌ピアスいいの!?」
太石丸(七三の山田)「まちたまえ偽者!」
苗木「明らかに違うのが来たー!」
太石丸「明らかに違うだと?ならば見たまえ」
太石丸「きゅうきょくマジカル☆ぶー子びーむ!」
苗木「……」
チャラ石丸「……」
太石丸「ふう……MPがたりませんな」
苗木「違うのも足りねえよ!」
太石丸「いや、MPってのは萌えポイントの」
苗木「そっちじゃねえしなおさらちげえよ!」
太石丸「身長は足りてますが」
苗木「こっちみんな!」
チャラ石丸「ええいこうなったらどっちが本物か勝負だ!」
太石丸「望むところだ!」
苗木「いったいどんな対決なんだ……ワクワクするよ」
二人「出さなきゃ負けよー最初は……」
苗木「もうお前ら帰れよ!!」
石丸「ぷふふ……苗木くんがキレ芸とは」
鳴子「次は私の『タモリ倶楽部収録したあとMステのスタジオついた瞬間テンション下がるタモリ』ね」
朝日奈「こまかっ!?」
オワリイ
なるこ あじと
鳴子「マジンガーZでも使徒は倒せる」(公式)
鳴子「ところでみんなは夢があるかしら?」
鳴子「私の夢はスクエニがムービーゲーをつくらず、ロマサガ1~3をまともにリメイクすること」
鳴子「岸監督がロンパアニメの新作"も"がんばって作ってくれること」クールガスクナイカラシカタナカッタケド、p4gaナンテOPカラシテカミジャナイ
鳴子「ロンパの格ゲーもでること」
鳴子「世界人類が皆仲良くなること」
鳴子「人の夢は"儚い"わ。叶わないかもしれない」
鳴子「でも、"墓ない"ということはなくなるわけじゃない。気の持ちようね」
鳴子「だけどスクエニ、あなたはダメよ」
不二咲「履き心地がいいなぁこれ」モノクマパンツー
桑田「つかさぁ!何枚あんだよ!」
不二咲「ほしい?」
桑田「いらない」
ムツミ「ほしい」
セン「死ね!」
これは夢だな
なぜかって?小さい頃の俺が泣いているからだ。
なぜ泣いているのだ?
ああわかった……
十神「グスッグスッ」
十神の母「そんなことで泣いてどうするのです?所詮は犬。人間のように長くは生きられないのです。」
飼ってた犬が死んだからだ。
あのときの俺は非常にこいつを可愛がっていた。
犬も俺にすごくなついていた。
愛すべき友だった。
十神の母「犬がほしいならまた新しく飼えばいいのですよ?」
違う、そういう問題じゃない。
俺はあいつだからよかったのだ。
俺が唯一心を開けたのはアイツだけだ。
俺を十神の血なんぞ関係なくなつき、遊ぶあいつ。
そんなアイツはもういない。
十神の母「あなたが悲しいと私も悲しいわ」
嘘をつくな。
嘘をつくな。
嘘をつくな!!
そう言うことを軽々と言うな!
子供だからと言ってわからないと思っているのか!
生憎だが子供だからこそそう言うことが理解できるのだ!
お前や、兄弟たち!父ですら!
こいつに劣る!
お前らは持ってないがこいつは持っていた……
いや、俺自身がこいつに教わったのだ!
それは……
またぐるっと視界が変わる。
アイツだ。
アイツが生まれた頃の俺だ。
十神家当主を決めるゼロサムゲームに勝利した俺は空虚を感じていた。
何をやっても満たされない。
女を抱こうが、芸術にいそしもうが、すべて無意味に感じた。
自分が十神白夜じゃなかったら……
十六夜「ならいっそ違う世界を見てみましょうよ?」
気がつくと俺は女装をしてしまった。
自分であり、自分ではない俺。
ウィッグでロングヘアーにし、
薄く化粧を施し、町を歩く。
堂々と歩いたせいか、もしくは恵まれた容姿のおかげか。
道行くやつらはみな俺を女だと思い込んでいた。
オカマ「あらっ?ちょっ、ちょっとあなたっ待って!」
十神「(ぬ……?とりあえず敬語で)」
十神「はい……?」
オカマ「ンマー!かわいい!?おごってあげるから来てきて!」
そのオカマは昼はカフェ夜はオカマバーを経営している店『ベイ・バロン』のマスターだった。
はじめは動揺したが、次第に常連のオカマたちと仲良くなっていった。
ある日ふと聞いてみた。
十神「ママはどうしてあのとき私に話しかけたの?」
ママは言った。
オカマ「だってあなた、とても寂しそうにしてたもの」
オカマ「からっぽで、自分なんてどうでもいいみたいなそんな感じが出ていたもの」
十神「……ママは俺がある金持ちの跡取りと聞いたらどう思う?」
オカマ「バカね、あんたが十神家だろうと貧乏だろうとほっとかないわよ」
ママは知っていたのだ、
夜の社交場で長年生きてきたのだからかなりの情報通だった。
十神「……」
オカマ「あんたに足りないもの、あたしわかるわ」
十神「……なに?」
ママはうふふと笑いこう言った。
ママ「 することよ」
十神「!!」
そう、それは昔俺が飼っていた愛犬から教わったことだ。
それがあれば人は…いや、生命は何にだってなれるし、なんだってできる。
気がつくと俺は、また泣いていた。
保健室
セン「目ェさめたか二人とも」チビチビ
不二咲「よかったぁ……」くいっ
十神「ここは……」
石丸「保健室かね……」
大和田「ああ、ったく……このバカ野郎共が」
十神「……いつの間にか裸で縛られているのはなぜだ」
石丸「たしかに……シーツで隠れているもののな」
セン「鳴子のアイデアだ。全裸じゃまともに行動できないことを見越してのな。」
十神「ん?腐川はどうした?そういえば見てないが……ヤツがいないのは逆に不気味だ」
セン「実は今朝お前について行ったあと、図書館に行くまえに風呂に入ろうとしたら足滑らせて頭突きかまして部屋の中で療養だってさ」
なるほどな……おまけに近くに服も武器もない、か。
大和田「詳しい話は苗木から聞いた。おまえら……ほんっとにバカ野郎が!」
ぺちっぺちっ
十神「ぐっ……」
石丸「うむっ……」
大和田「俺が言うのもなんだが、自分の名誉のための戦いなんざここを出てからでもできるだろうが」
大和田「今は頭冷やして明日からやり直しゃいい。」
不二咲「モノクマにも『酒やるからここで寝かせること許可しろ』と言っておいたからね」
セン「見張りは変わるがな」
石丸「あぁ……それがいい」
大和田「じゃあ俺と不二咲はそろそろ交替だから抜けるぜ」
大和田「十神、テメーも少しはやわらかくなりやがれ」
十神「フン……」
不二咲「それじゃあね」
ガラガラガラ ピシャッ
沈黙を破ったのは石丸だった。
石丸「すまない、十神くん。僕は軽率すぎた。」
十神「なんだと?」
石丸「確かな覚悟を持たずに、裏のことは自分とは関係ない。そう思っていた。」
石丸「だが、違うのだ。そうであるからこそ、責任もって自分のなすべきことをやるべきだったのだ。そうすれば黒石丸も生まれなかった、僕の代わりに汚れる僕をな」
十神「だが、もうお前はこの世の裏からは逃げ出せない。その事実を受け止められるか?」
十神「真っ直ぐすぎて視野の狭いお前がだ」
石丸「ふふっ……」
十神「何がおかしい」
石丸「君、本当は優しいだろう?」
十神「気でも違ったか?」
石丸「今君はこっそり『お前は物事を広く見ろと言ったじゃないか』」
十神「さぁな」
石丸の顔をみずにそっぽを向く。
こういうときだけ頭が回るのかこいつは……
石丸「君の一族の誇りのために言うが、本当は君の兄弟たちは僕がスカウトしたのだ。」
石丸「僕個人が濁多夏を真似して作った表の事業にだけどね」
十神「!」
石丸「外国とのやりとりやIT企業、果ては土木作業まで幅広く。」
石丸「彼らは十神家ではなくなったけれど、誇りや名誉を守り」
石丸「自分自身ができる仕事に従事して見事に結果を出している」
石丸「一番上のお兄さんに聞いてみたよ。なぜそこまで頑張るのかと」
石丸「……『俺たちの代わりに十神を成長させるあいつに恥をかかせたくないから』と」
………なんだ。
なんなんだよ……
十神「なんだよっ…くっ……」
十神「いまっさらっ……まったく……負け犬どもめっ…」
十神「くっうっ……」
石丸「……」
……
十神「石丸、ひとつ教えてやろう」
十神「俺には足りないものがある。死んだ愛犬から理解したことだがな」
石丸「なにかね?」
十神「『誰かを愛すること』だ。」
石丸「!」
十神「俺はずっと誰かを愛することを知らない。実の親でもな。」
十神「恩師が俺に言ったのさ、『愛すること』はそのためならば何にだってなれるし、なんだってできると。」
十神「中途半端なお前がそれでも今日まで生きてこれたのは」
十神「誰かを愛することができたからだろう?」
十神「出なければこの俺を殺そうなどとは思えんからな」
石丸「ぬぅ……一理ある」
十神「ククク……バカめ はっはっはっ!」
石丸「むっ!バカにしたな!はっはっはっ!」
俺もこのバカのように愛すべきものができるだろうか。
まあいい、とりあえずここをでてから考える。
……兄たちにちょっかいでも出してやるか。
ガラガラガラ
霧切「あら、仲直りしたの?」
苗木「よかった、意識が戻ったんだね!」
石丸「ぬおおお!苗木君!ごめんなさい!」ダバァー
苗木「い、いいよべつに……十神くんは?」
十神「なんだ?シーツの下は全裸だがなにか?」
苗木「いつも通りだね……」
霧切「とりあえず朝まで見張らせてもらうわね……本でも持ち出しておくべきだったわ……」
苗木「暇になるしね……」
苗木「(そういえば、腐川さんから鳴子さんは"江戸川乱歩"が読みたいんじゃないかって言ってたな……)」
苗木「ねえ霧切さん」
霧切「なにかしら?」
苗木「鳴子さんが読みたがってた本もしかして"江戸川乱歩"の作品なんじゃ」
霧切「……………………」
霧切「………………………」ピクピク
霧切「確か腐川さんのへやにいくつか蔵書があったようなきがするわ」グルグル
苗木「え?」
そう言うと霧切さんはにたぁと笑い
鳴子「ちょっと行ってくるわね」ダッ
苗木「き、霧切さん!?いや、鳴子さん!?」
石丸「どうしたんだろう彼女は……」
十神「知らん……ところで石丸」
石丸「なにかね?」
十神「ここから出たらお前が経営している会社を一部慰謝料として寄越せ」
石丸「はっはっはっ!やだ!」
十神「なんだと…!」
石丸「いいかね!そう言うのは法廷で決めるのだ!法廷で会おう!」
十神「きさま……」
苗木「なにはともあれよかった……?」
石丸「むしろ十神くんは日寄子にボロクソ言われることを覚悟したまえ!」
十神「ハン、できるものならな!」
腐川の部屋
アタシ、ジェノサイダー翔
高校生。
なんて、あたし彼女やってる場合じゃないわこりゃ
ジェノ「ゲラゲラゲラ!なんか気づいたらたんこぶできてるし霧切ちゅわんがピンポン連呼するから目が冴えたわー」
霧切「はぁはぁはぁはぁ」
ガサゴソガサゴソ
ジェノ「あー……だいじょぶ?」
霧切「うぐっ……だめ、見つけたら大変なことに……あぁ!」
鳴子「あるはずあるはずあるはず」ガサガサガサ
ジェノ「しっかりーおーい」
ガサッ
鳴子「あった」
鳴子「あははははははは!」
鳴子「あははははははははは!"児童文学"だしなぁ!見つかりづらいわけよ」
ジェノ「な、なんなのさぁ~!?」
鳴子「あははははははははは!あははははははははは!」
訳もわからず、モノクマが鳴子ちゃんから本をパクりに来るまで彼女の笑いが止まるまであたしは見ていた。
モノクマは帰り際、
盲点だった、ミスったなどぬかしてた。
けど鳴子ちゃんは不適な笑みをし続けていた。
中身読んでねーのになんであんな笑ったんだろ?
まあいっか。
鳴子「あーはっはっはっ!」
保健室
十神「きさまの会社の株を……ヤイノヤイノ」
石丸「絶対にダメだ!ヤイノヤイノ」
苗木「……び、ビジネス談義?」
鳴子「くくくく………」
鳴子「あっははははは!あっははははは!」
霧切「………」
霧切「(最悪………)」
イジョーゥ
なるこ あじと
鳴子「もうりょう☆ぼっくす!」
鳴子「いやー、あの作品大好きなのよ、漫画版が。」
鳴子「もうりょう☆ぼっくす!というタイトルにしたらなにも知らないオタには受けるかもね」
鳴子「開幕数ページでダ○マ少女出てくるわそれが美しいわですさまじいけど」
鳴子「さて、ついに私が覚醒したのかもしれないと思う可能性があるけど、まだ全貌は明らかにならないわよ?たぶん」
鳴子「うぶめサマーも読んでみたいわ……ん?」
鳴子「まぁ、星海社から『ダンガンロンパ霧切』という小説が二冊も!」
鳴子「私は買わないけどね!おすすめよ!私でばんないけどね!」
番外編 腐川はなにをしていたの?
腐川「はぁはぁはぁ白夜様、お体は大丈夫ですか?な、なめとりますか?」
十神「いらん!それよりも腐川!きさまなんかくさいぞ!」
腐川「ハッ!きっと白夜様の皇帝液が服にかかったままで」
十神「洗濯と風呂に入ってこい!」ムンズ
腐川「は、はぃぃぃい!」
十神「はぁ……さて、苗木を呼ぶか……ふぁっ……くちっ!」
ふ、ふふふ。
ハバネロまみれとはいえ白夜様のをしゃしゃしゃしゃぶったわ!
その味は濃くてクリーミーでこんな素敵な精液を飲み干せるなんてアタシはなんて幸せなの!
ランドリー
腐川「と、とりあえず洗い物をしとくわ…!」
ぬぎぬぎ
腐川「ジャージに着替えたしあとは……あら?なんかおちて………」
それはひ、ひ、ひも
紐パンだったわ!卑猥な形をした紐パンだったわ!
腐川「ヒ、ヒィィィなによこれ!隠す面積がほぼない!」
腐川「は、ハレンチだわ!すててや……」
腐川「ハレンチ……」
妄想
十神「まさか貴様ごときが紐パンなんてな!」
腐川「をふっ!」
ばちんっと冬子の臀部に陶磁器のように美しい平手によるマーキングを施す白夜。
冬子はうるさいと言われるのが嫌だから必死に耐えている。
だがそれに比例して冬子の花弁からは求めるがごとく蜜が止めどなく溢れ出す。
十神「これをひっぱったら……ほうら、きさまの汚ならしい花弁が布にめり込んでいくぞ」
ミリミリ
ひぃ!?とすっとんきょうな声をあげつつもその顔はこれからされることにたいしての期待があった。
腐川「そ、そしてうひひひひ」
じわっ……
腐川「あっ……やばっ濡れた」
腐川「し、しかたないわよあんなの……」
腐川「濡れるっ!」
腐川「にきまってるわよ……」キョロキョロ
スルスル……スッ…
腐川「や、やだほんとに紐しかないから食い込む……」
腐川「さ、さて……シャワーで念入りに洗わなきゃ……ふふふ……」
彼女がシャワー中に十神と石丸は争っていたのだった。
腐川「うぎぎぎ石丸ぶっこ……」
セン「そいやおまえさ、俺のGストリング……紐パン知らね?」
腐川「!? あ、あばばばばばばば」
セン「!?」
オワレ
不二咲「絶女情報たくさん来たね」
鳴子「私たちはDLCで出ないかしら?」
黒石丸「でたらceroがさらに上がるな」
はじまります
鳴子「イシマルクン ト トガミクンガ ヤラカシマシタ ノデ オシオキヲジッコウシマス」
苗木「い、いきなりどうしたの!?」
不二咲「お、オシオキ!?」
セン「朝からなんてなぁいや~まいったお盛んだ」
桑田「そっちじゃねえよ!」
あれから一夜明けて鳴子さんが食堂にみんなを集めた状態でそう言った。
(十神くんと石丸くんは負担をかけないように倉庫にあった車イスを使ってつれてきた)
後ろ手に意味深な紙袋を持ちつつ。
あの紙袋はなんだろう……
鳴子「みんな聞いた通りそこの十神くんと石丸くんが文字通りPRIDEをかけてしまったのよ」
大和田「大晦日のアレみたいに言うなよ!」
大神「PRIDE女祭りはないものか……」
桑田「アジャコングは出てきそうだなそれ……」
鳴子「なんだかんだで仲直りしたけど」
十神「そもそも俺とこいつに友人関係なぞない」
石丸「ライバルだな!」
十神「違う」
苗木「素直じゃないなぁ」
朝日奈「で、でもオシオキってなにするの!?」
十神「フン、拘束でもする気か?」
石丸「うむむ……致し方あるまい」
大神「そうなのか?鳴子よ」
すると鳴子さんはにたぁと笑い紙袋からなにかを取り出した。
……布?
鳴子「私はコロシアイに失敗してこんな目に遭うならやらないほうがましだと思わせたいだけよ。とりあえずこれを着なさい。私が一晩で作ったわ」
石丸「これを着ればいいのかね?」
十神「なんだこれは……Tシャツ?」
そういえばさっきから喋っていない山田くんと大和田くんがクスクス笑っている。
なんでだろう
石丸「………」
十神「………」
二人のTシャツはなにかおかしかった
山田「石丸清多夏殿のシャツの表には『イケナイ委員長~性の予習~』と僕の下手な字でかいて、
裏には『黄色い教科書を熱心に読む石丸清多夏殿の姿』を描きましたぞwww」
葉隠「ふたりエッチだべ!」
舞園「エッチな本ですか!?」
不二咲「ううん、性教育に使える本だよ」(真面目)
葉隠「あの夫妻いつこどもできんだろうな」
桑田「できたら終わるからじゃね?」
苗木「そうかな?あの作品は性に関連するならその情報もこと細かく説明するし……ハッ」
女子たちの視線が痛い。女子たちの男子に対する心象を悪くしたみたいだ……
十神「おい、そんなことより……なんだこのTシャツは……」
十神くんのTシャツには……
ミカンに適当な手足(カタカナのノみたいな)が生えて、
十神くんの顔がついている謎のキャラが吹き出しつきで
とがみかん「最終幻想」
と喋っていた。
大和田「どうだ?とがみかん」
十神「どうだじゃない!」
大和田「裏面には『少しも寂しくないぞ…』ととがみかんが出荷される絵が」
十神「妙に上手くシュールだから腹立つ!」
鳴子「ネタ提供、Tシャツ作りは私よ。これからやらかしたひとはこんなかんじのTシャツを着せるわ」
苗木「これは嫌すぎる」
舞園「あのみかんシュールですね」
朝日奈「ゆるキャラにいそう」
セレス「よろしいですか」
セレスさんが手をあげる。
セレス「お忘れですか?明日までにコロシアイが起きなかったらテロリストがくることを」
セレス「あなたがこのように注意喚起するということは、テロリストに勝つ自信がおありなのですか?」
鳴子「セレスさん。」
鳴子さんはセレスさんに近づいてこう言った。
鳴子「回りくどいのは嫌いよ?」
ケタケタと笑う鳴子さんにセレスさんは無表情を崩さず、
そうですか。と言ってから食堂をあとにした。
まわりのみんながざわついていたが、鳴子さんはほくそえんだままだった。
石丸「そう言うことかね」
十神「フン、所詮は賭博屋か」
苗木「……?」
セレス「ニコニコ」
ガンッ
セレス「ふふふ……あの野郎……でしたら……」
セレス「お望み通りに……」
苗木「さて、部屋に戻ってきたけどなにを」
???「ダーダリンダ、デーダリン。ダーダリンダンドン」
苗木「え?」
変な声が聞こえると思ったら廊下で鳴子さんがステッキ片手に変な歌を歌っている
鳴子「クルリン 苗木くちゅん」
顔にかかった……
苗木「な、なに?」
霧切「一緒に来てくれるかしら? 」
苗木「なにかあったの?」
霧切「いいから」
そう言って霧切さんは僕を引っ張っていった。
大浴場の更衣室
霧切「ここにはカメラがないから話せるわ」
苗木「な、なにを?」
霧切「これよ」
キィ
霧切さんは更衣室のロッカーを開けた。
なにこれパソコン?電源がついてる……
霧切さんはかちかちと操作していく。
すると
アルターエゴ「やあ、きてくれたの?」
苗木「!?」
霧切「彼は不二咲君が作ったAIのアルターエゴよ」
苗木「え、AI?」
霧切「このパソコンにはロックがかかっている部分があったの。それを解析するために不二咲君が作ったのよ」
カタカタ
アルターエゴ「あっ、うんわかったよ。こないだ解析できたデータをひらくねぇ」
そして画面に写ったのは……
苗木「え?え?」
そこには普通の学校生活を送る僕たちの姿があった。
みんなで文化祭やら体育祭やらイベントに参加している写真が写し出された。
苗木「ど、どういうこと?」
霧切「考えられるのは二つ、黒幕が私たちがこれを見ることを想定してわざとこの捏造写真をいれたか……」
霧切「もしくは……」
葉隠「おー!?苗木っち!霧切っち!なにやってんだ?」
反射的にロッカーを閉めて葉隠君に向き直る。
びっくりした……
苗木「え、いやその」
霧切「不二咲くんのなくしたパンツを探していたのよ」
葉隠「そうなんか?それよりセレスっちが娯楽室まで来てくれって言ってたから案内するべ」
明らかに怪しい……
葉隠くんもそわそわしてるし、さっきの鳴子さんとのやりとりも不穏だったし……
まさか……
苗木「だ、だめだよ霧切さん!これは罠だ!」
霧切さんはふっと微笑むと
霧切「案内してもらおうかしら」
と余裕たっぷりに言った。
おまけ
黒石丸 あじと
黒石丸「何がタカアセックス!かね!」
黒石丸「やあ!公式がよりによって石丸系にさらなる派生種を繰り出してきたことに驚く黒石丸だよ!」
黒石丸「というか警察官て、こっちの話じゃ会社員にしちゃったよ」
黒石丸「でも父親じゃなくて叔父かもしれないし……まあ、しれっとかわってるかもだがね!気にしないでくれたまえ」
黒石丸「設定に矛盾と新キャラマンセー主人公空気とスタッフのクソオナニーでダメになった某RPGの2よりましだろう?」
黒石丸「そうそう、話は変わってタカアキックスがでるならどうしても見たい親族がいるのだ」
黒石丸「セレスくんの親族。いやー、親族は素朴だったりしないかな?」
黒石丸「いい笑顔で野菜作ったりしてたりとかな!」
つづく
なるこ あじと
ならぬ
Dr ムツミの診療所
~大神さくら誕生日記念スペシャル~
ムツミ「アジトじゃないのですぞ!」
ムツミ「さて、皆さま方このスレを見ていただきありがとうございます。」
ムツミ「今回みんなの大天使大神さくら殿のご生誕された日の記念として」
ムツミ「時間軸1~2年前くらいに起きた話をしましょう」
ムツミ「大神さくら殿はあまりでないかもですが……」
ムツミ「深く関わる話でございます」
ムツミ「ではでは皆様、またあとでお会いしましょう」
ムツミ「……あとあの医療漫画参考にしてますんでご了承ください」
朝日奈「お誕生日おめでとうさくらちゃん!」
大神「朝日奈……みんなありがとう」
ふっと笑う大神さくら殿。
しかしその目元にはきらりと光るものが見えました。
乙女っていいね!
朝日奈「さくらちゃんのために巨大プロテインドーナツをつくったよ!……えと、プレゼントドーナツだけどいい……かな?」
大神「フッ、朝日奈の気持ちで腹が一杯になりそうだ。あとで一緒に食べよう」
朝日奈「うん!」
不二咲「僕からはこれ、だんだん寒くなるし暖かいものがいいかなって思ったけど……」
大神「ぬ?これは……」
不二咲「け、毛糸の腹巻……あっいやだったらいいんだけど……」
セン(そもそも大神薄着だから心配なんだよなー腹冷やしたりしてさ)
大神「ありがとう、大事に使わせてもらう」
セン「へへ……女の子なんだから腹は常にあったかくしないと なんてね♪」
大神「ふふ……」なでなで
苗木「(かわいい)」
山田「(かわいい)」
鳴子「(カッコカワイイ宣言。ちょっと、かよちゃんとかいわないでよ)」
江ノ島「私様にかわいい腹巻についてしつこく聞いてきやがるからなにかと思ったらなるほどそういうことですか」メガネクイ
不二咲「う、うん」
江ノ島「みずくせーやつだな!あとでいつもの焼肉屋な!なんならみんなで行くか?」
そいや江ノ島盾子殿は最近けっこー不二咲千尋殿と行動しますね……攻めはどっちだ?
石丸「江ノ島くん!モデルなんだから食べ過ぎはいかんぞ!大神くん!僕からはこれだ!」
大神さくら殿になにやら巻物のようなものを渡す石丸清多夏殿。
石丸「この間八極拳について熱く語っていたからこれをあげよう!なあに写本(石丸が一晩で書きました)だから新品同様だ!」
大神「ぬ、ぬう……『李式八極拳秘伝書』と読めるのだがい、いいのか?」
石丸「ああ!これで八極拳使いの対策もできるな!」
李式八極拳てのは、
黒石丸濁多夏殿&石丸清多夏殿が使う八極拳ですな。創始者は李書文ですぞ。
大神「ふふ……石丸の対策ができてしまうな」
石丸「あ。 く、くれぐれも悪用しないでくれたまえ」
アホですな。
さて僕の番ですな。
山田「カードキャプターさくらが好きな大神さくら殿のために書いたコミックス1巻分の作品!」
山田「カードキャプターさくらVS大神さくらですぞ!」
朝日奈「す、すっごーい!さくらちゃんがさくら風(CLAMP風)に!」
大神「す、すこしきはずかしいな……」
腐川「さ、再現度高いわ!」
セレス「(CLAMP……東京タワー……あたまが)」
葉隠「すっげーなあれ……ところで店で売ったらいくらくらいなんだべ?あれ?」
不二咲「重版おっつかないレベルだよぉ。面白かった!」
山田「あとおまけで……苗木誠殿~練習していたアレを」
苗木「う、うん!」
大神「?」
苗木「すぅ……」
苗木「さくらちゃん、お誕生日おめでとう!いつもみんなのために体をはって頑張るさくらちゃんは本当にかわいいよ!僕からはお祝いの言葉しか言えないけどいつも見ているよ!」
(カードキャプターさくらの雪兎さん風に)
あ、やっぱ声にてますな。
大神「ぬ、ぬおおおお!」ズバーン
大和田「お、大神が顔真っ赤になって転がり回ってる!」
舞園「(そのきもち)」
戦刃「(わかるなあ)」
山田「声がにてるからやらせてみました ぐふふ」
桑田「そ、そうか……すげえころがってんぞ」
その後、他の方々から個性的なプレゼントを渡された大神さくら殿をみんなで祝福し、焼肉屋で談笑したあとで現地解散しました。
さて、今度は我々からのプレゼントを受け取ってもらいますかな。
黒石丸「こちらブラボー1、ターゲットはどうしたかね?」
鳴子「ブラボー2、ターゲットを眠らせたわ、変わり身の人形もおいたし病院内を出るわね」
黒石丸「了解、十六夜くんは黒い救急車に乗ってくるからそのままターゲットを搬送したまえ」
鳴子「了解」
某所
黒石丸「だそうだ。 ターゲットのカルテは熟読したかね ?」
ムツミ「ええ、霧切鳴子殿と不二咲千尋殿のお陰でね。しかしこれはとんでもないですな」
いくつもの病気が重なったような奇病。
こんなのはじめてですよ。
和人「それをなんとかすんのがオメーだ。手術道具の確認しとけよ」
ムツミ「いやー、大和田和人殿の作った道具は使いやすくて素晴らしい!」
和人「まあな!」
ジェノ「アタシはせっちゃんと見張りすっからよろしくねー」
セン「ジェノのやつ、十神に頼まれたからってはりきりすぎだろ」
十六夜「おまたせー!連れてきたわよ!」
鳴子「医療機器の確認はしておいた?言われたものを用意したけど」
ムツミ「バッチリですぞ!あとはみんな顔を知られないようにして……よし、患者を覚醒させましょう」
そう、僕たち多重人格組が大神さくら殿に渡すプレゼントは
ムツミ「目が覚めましたかな?」
???「だ……だれだ……」
ムツミ「僕の名前は『ドクターD!』ドクターデブと言っても構いませんぞ」
ムツミ「ケンイチロウ殿」
ケンイチロウ「で……ぶ?」
大神さくら殿の最愛の彼の病魔を取り除くことです。
集中治療室よりこっそり運び出したケンイチロウ殿は写真で見たときよりもげっそりしていました。
まさに骨と皮でできており、風が吹けば飛びそうでした。
顔にも生気がなく、なにもかも絶望している。
そんな顔でした。
ケンイチロウ「はは……まいったな……悪い夢か」
黒石丸「いい夢で目覚めるか悪い夢としてそのまま死ぬか。どちらがいいかね?」
ケンイチロウ「おまえは……?」
黒石丸「僕は裏格闘トーナメント主催者のシュヴァルツ・シュタイン・ルントだ。まあ、裏格闘トーナメントはこれから作るつもりだがね」
ケンイチロウ「そんな怪しいやつが何をする気だ……」
黒石丸「ふふ、君の病気を取り除いてやろうと思ってな」
ケンイチロウ「なに……」
黒石丸「大神さくら!」
ケンイチロウ「!?」
黒石丸「君の好敵手だろう?今日誕生日だったな」
ケンイチロウ「さくらにっ……なにをっ…」
黒石丸「慌てないでくれたまえ。僕はね、君と彼女が万全のコンディションで僕の主催する格闘トーナメントに参加してもらいたくてこうしたのさ」
ケンイチロウ「おあいにくさまだな……俺のからだは」
ムツミ「ケンイチロウ殿」
ムツミ「あなたは、病気に負けたままでいいのですか?」
ケンイチロウ「なに……?」
ムツミ「大神さくら殿はあなたが回復すると信じて日夜体を鍛えています。」
ムツミ「あなたが病魔と戦い、打ち勝つことを信じて」
ムツミ「だが今のあなたは敗北者の顔だ。そんな顔、彼女にはとても見せられない」
ケンイチロウ「お前ら……さくらの知り合い……なのか?」
ジェノ「あーもーうだうだ言うない!」
ジェノサイダー翔殿がケンイチロウ殿の顔を覗き込む。
ジェノ「アンタ、それでいーの?女の子一人おいてっちゃってさ」
ジェノ「アタシやここにいるみんなは確かに人間のクズ。生きる価値なんざない」
ジェノ「でもさー、そんなあたしらもさ」
ジェノ「あんな乙女が頑張ってるとこ見るとさ成し遂げてやるぜ!って思うわけよ」
ケンイチロウ「……」
和人「大神はあんたは決して諦めないと言ってた。アンタ、あいつに何て言うつもりだよ。死んだらよ」
和人「なにかを伝えるのは普通の人間として生きていなきゃ意味がねえんだ。死んだらよ、肉と骨だけの素材のかたまりだ。」
セン「あんなかわいい子泣かしたらぶっ殺すかんな」
十六夜「アンタ、キンタマついてんでしょ?踏ん張りなさいよ!」
鳴子「時間無制限無差別級相手は『死神』……ふふ。勝てるかしら?」
ケンイチロウ「……」
黒石丸「セコンドはドクターデブだ。」
黒石丸「戦う意思はあるかね」
ケンイチロウ「……」
ムツミ「私はね、死神をレイプするのが好きなんですよ」
ムツミ「死ぬ生き物をぶっ生き返らせる外道の極み。それが好きなんです」
ムツミ「あなたに聞きます 生きたいですか?」
ケンイチロウ「俺は……」
ケンイチロウ「俺は生きたい……」
ムツミ「聞こえない」
ケンイチロウ「俺は生きたい!」
ムツミ「なんのために!」
ケンイチロウ「さくらと戦いたい!」
ムツミ「他には!」
ケンイチロウ「さくらと!さくらと!」
ムツミ「恥を捨てて自分に素直になってぶちまけろ!」
ケンイチロウ「俺はさくらと添い遂げたい!生きていきたい!」
ムツミ「上等!!」
黒石丸「時間無制限無差別級一本勝負!」
黒石丸「赤コーナー 真・超高校級の格闘家 ケンイチロウ!」
黒石丸「青コーナー 死神!」
黒石丸「存分に戦いたまえ!」
ケンイチロウ「さくらぁぁぁぁ!」
ムツミ「麻酔注入!暫しの眠りを」
プスッ
ケンイチロウ「まけ……ねえ……ぞ」
スヤスヤ
ムツミ「さて……死神をレイプしてやりましょうかねえ!」
手術は難航しました。
全身に転移している病魔を取り除いては非合法な再生治療を施したり、臓器の取り替え、その他常人では耐えきれないほどいじり倒しました。
耐えきれたのは彼の生きる意思でしょうな。
ムツミ「まずい……くしゃ……クチュン!」
鳴子「いけない!」
十六夜「はやくもういっかいくしゃみを!」
山田「その時間も惜しい!続行!」
十六夜「……わかったわ!」
山田「死神は愚かですね~僕も不測の事態のためにちゃあんとできますよーだ。 肝臓移植完了!」
そしてとうとう朝になり……
そしてとうとう朝になり……
山田「はひー……はひー……」
鳴子「ふふ、楽しかったわ」
十六夜「ほほ……ちかれた」
黒石丸「……」ピポパ
某所
ピッ
葉隠「おれだ。ああ、そうか。あとは俺に任せておけ。」
葉隠「大神に一日遅れのプレゼントを伝えにいかないとな」
黒石丸「よろしく頼む」ピッ
黒石丸「さあ!運ぶぞ!起きた起きた!」
和人「急いでいくぞ!」
山田「た、たふなやっちゃですぞー……」
大神「ハァッハァッ!」
我は朝、葉隠に電話でたたき起こされ、病院へ向かっていた。
葉隠「やべーうらないけっかが!でた!病院へ!早く!」
葉隠が珍しく慌てていたのもあるがと我自身胸騒ぎがしていた。
故に急いだ。
大神「まさか……まさかケンイチロウが……」
病院へ着き、入り口を駆け抜け、
制止する声も聞かずケンイチロウの集中治療室へ向かった。
そこには……
ケンイチロウ「ん?どうしたさくら」
医者「お、おお!大神さん!き、奇跡です!」
けばケンイチロウの血色がよかったので検査したところ大部分が回復していたのだ。
本調子ではないがこのままいけば……
大神「う、うおおおお!」
ケンイチロウ「泣くなよ~」
大神「し、しかし……」
ケンイチロウ「ははっ。なあ、さくら」
大神「な、なんだ?」
ケンイチロウ「もし俺が本調子になって戦えるようになって……そしてその後……」
大神「む?」
その後の言葉を聞いた我は、
床を突き抜けんがごとく転がった。
ケンイチロウ「俺の……いや、俺たちの勝ちだ。死神。」
ムツミ「ぬふふ……いかがでしたかな?」
ムツミ「この話は夢か幻か思うところありますでしょうが……」
ムツミ「そろそろ診察しなきゃいけませんから……私はこれで」
ムツミ「最後に!大神さくら殿!おめでとう!」
ムツミ「では、また」
オワリ
さくらちゃんハピバ!
なるこ あじと
鳴子「先に言っておくわ。」
鳴子「>>1は絶対絶望少女をクリアするまでスレには来ることができないと!」
鳴子「ネタ補充のためにね」
鳴子「まあ絶対絶望少女ネタはこのお話がチャプ6に当たる部分が終わったらやるつもりだからまだ先ね」
鳴子「……そもそもタカアキックスてお前……タカアキックスて」
鳴子「腐女子が盛り上がる燃料ぶちまけるなんて公式がやらかしたわね……」
鳴子「ただでさえ石丸君は二次創作含め四種類いるのに」
鳴子「ところで大門くんは覚醒してダイさんになりそう。声からして」
なるこ 追記
鳴子「あ、絶対絶望少女が発売してからクリアまでの間いないだけよ」
鳴子「それにしても大和田くんの家族も気になるわね……DQNかしら?」
山田「今回、雀士にとって心臓に悪い描写があります」
ムツミ「死んだら献体してくださいね!」
焦ってるのか早歩きの葉隠くんに連れられて僕たちは娯楽室へ向かっていた。
セレスさんはいったい何をやろうとしてるんだろう……
いや、わかっている。間違いなく霧切さんというか鳴子さんを殺すつもりだ。
霧切「大丈夫よ、葉隠くんやセレスさんに劣る私ではないわ」ヒソヒソ
苗木「でも入った瞬間に襲われたりしたら……」ヒソヒソ
霧切「相手は超高校級のギャンブラー。何をやろうとしているのかだいたいわかるわ」
苗木「?」
葉隠「五億~五億~」
苗木「せめて隠そうとしなよ……」
娯楽室にはセレスさんが優雅にお茶を楽しんでいた。
自分で淹れたのかな?
セレス「あら?葉隠くん。わたくしは霧切さんを連れてくるように言ったはずですが」
葉隠「し、しかたねーべ!でも霧切っちをころ……ギャフンと言わせればいいしと思って」
苗木「うわぁ……もう隠す気もないよこの人……」
霧切「で、私になにか用かしら?」
セレス「ええ、霧切さん。いや鳴子さんには」
セレス「私と命を懸けたゲームをしてもらいたいのです」
やっぱりか……
霧切「ふぅ……あなた自分が何をいっ」
霧切「たたたたたた!」
霧切さんが頭を押さえつけ悶え始めた。
このパターンはあれだな。
カッ
鳴子「いいわよ、セレスさん。ついに決着がついてしまうのね」
ズバァーz_ン
なぜジョジョ立ち?
セレス「ええ、やたらと目立つあなたの観察力や度胸、強い精神力」
セレス「ギャンブルの相手としてかなりいい勝負ができるかと思い。」
セレス「後腐れなくあなたを葬ったのちに手に入れた資金で私の夢を叶えようかと思いましたの」
苗木「だ、だからって……」
セレス「うっせーぞダボが!外野は黙ってろ!」
鳴子「よっしゃ、外野じゃない私はとにかくしゃべっていいのね。」
セレス「そういうわけではありませ」
鳴子「あれは昨日の夜中、私は和人くんと山田くんに頼んで恥ずかしいTシャツを作ってもらった帰り、
私はふと思い立ってセレスさんの部屋の表札のセレスのレの字をマジックで消してックを追加したのよ、ところがさっき謎のおじさんごっこをしていたら表札が戻っていたわ。
それだけ」
セレス「なげーよ!あとやっぱりお前のせいかよ!消すの大変だったんだよ!」
鳴子「謎のおじさん、ダリンダダール♪多恵子の親戚ダリンダダール♪」
セレス「わたくしにワニの親戚はいませんが……」
鳴子「ともかく、私からは二つ要求があるわ」
セレス「なんでしょうか」
鳴子「ひとつ、3種類のゲームをやって先に2勝した方が勝つルールにしなさい」
セレス「よろしいですわ。別にあなたが3種類のうちひとつ勝てば私の敗けでもよろしいですわよ」
なんて自信なんだ……でもセレスさんの嘘か本当かわからない武勇伝や戦歴を聞くとあながち無理じゃなさそうだ……
鳴子「二つ、私はあなたの命なんて要らないわ。そのかわりこの学園生活中、私の言うことを何でも聞きなさい」
セレス「よろしくてよ」
苗木「ええっ!?」
さらっとすごいことを要求してる鳴子さんもだけどセレスさんも
まさか即答するなんて……
そうか、ゲームはもう始まっているんだ。
お互いの腹の探りあい、精神力による戦い。
どうなるんだろう……
葉隠「どうでもいいけど早く始めるべ」
鳴子「……」
鳴子さんはつかつかと葉隠くんに近づいて
鳴子「オウラッ」
メキッ
葉隠「ギャアー!」
鳩尾深く蹴りを入れた。
スッキリした。
セレス「それではまずは何を?」
鳴子「そうね……」
ジャラジャラジャラ
苗木「何で僕も参加するの……」
セレス「麻雀ですし、せっかく四人いるんですもの。」
葉隠「洗牌めんどくさいべ」
洗牌というのは麻雀牌をかき混ぜることだ。これをやったあとで自分の前に牌の山を並べる。
苗木「初心者だけどいいの?」
セレス「構いませんわ、点数計算も面倒ですからわたくしが5回和了(あが)る前にあなたか苗木くんが3回和了したら鳴子さんの勝ちですわ」
鳴子「なるほどね……よし、積み終わった」
セレス「では始めましょうか、せいぜいあがいてください」
セレス「あなたのそのツラがどう歪むか楽しみですわ」
鳴子「いよいよ始まる」
セレス「無視ですか」
鳴子「命がけのざわざわ、命がけのご無礼、命がけのライジングサン」
葉隠「最後のあれ麻雀じゃなくね?」
鳴子「命がけの麻雀が!」
セレス「ふふふ、あなたが親でいいですわよ」
鳴子「え?」
セレス「どうしました?あなたが始めに引くんで」
鳴子「何で引かなきゃいけないの?」
鳴子「ツモ。 九蓮宝燈」
セレス「…………は?」
…………は?
葉隠「え、あ?え?」
鳴子「あ、間違えたわ。天和 」
天和とはわかりやすくいうとエクゾディアが最初に引いた5枚で揃うことである。
いや、それよりも難しいというか
葉隠「そもそも 九蓮宝燈自体がアガったら運を使い果すレベルの難しさだべそれを、おまっえ? 」
ガシャァーン!
セレス「イカサマしやがったなぁぁぁ!?」
セレスさんがテーブルを蹴り飛ばして鳴子さんに殴りかかる。
葉隠くんと僕とで押さえつけているがなんて強さ……
いや、鳴子さんの肝もすごいけど……
鳴子「やっつけてやるわ、セレス」
セレス「くっ………」
冷静さを取り戻したセレスさんはそそくさと椅子に座ったので僕と葉隠くんで元に戻したのであった。
どうなるんだろうこれから……
セン「てんほーなんざ簡単だぜ?まず乱数を」
山田「こらこら」
ツヅク
乙、さすが俺の鳴子ちゃんだぜ
ところで質問なんだけど
多重人格組の人格の切り替わる条件って
鳴子→頭痛
ムツミ→くしゃみ
セン→常に出てる
和人濁多夏→任意
でおk?
>>861
なるこ あじと
質問お答えコーナー
鳴子「戦国大戦でたい。モノクマor黒幕は松永で、苗木くんは豊臣秀長。地味でぐう聖だから。」
鳴子「まず基本不二咲くん以外はくしゃみでも変化するわ、くしゃみの瞬間一瞬意識が飛ぶからその隙に変わるの」
鳴子「ほかは基本こんな感じね」
十六夜→防衛(反射的に)、強いストレス、欲求
黒石丸→強いストレス、欲求、憎悪、逃避、拒絶
和人→強いストレス、欲求、悲観、逃避
鳴子→強いストレス、欲求、逃避、挑戦、拒絶
ムツミ→欲求、挑戦
鳴子「まあ、だいたいこんな感じと思ってくれればいいわ」
鳴子「質問には大体答えるわ。抽選で喋る鳴子パペットプレゼント」
鳴子パペット「時々じゃなくても山田くんのにおいは放たないわ」
鳴子「じゃあね」
鳴子「あ、私は智雲院 で戦国大戦に出たいわね」
http://www.dotup.org/uploda/www.dotup.org5328172.png.html
和人と十六夜のクソコラで支援
貼るの失敗してたらすまぬ
>>868
鳴子「あらあらうれしい。お礼に鳴子ダンスを見せてあげるわ」
両腕前にブンブンと振り続ける。
振り続ける。
鳴子「愛と勇気は言葉ぁー!感じられれば力ぁー!」
苗木「やっぱりな!」論破!
なるこ あじと
~絶望少女プレイは金曜よるからだよバーカ!バーカ!スペシャル~
鳴子「世の中には」
鳴子『私と仕事、どっちが大事なの?!』
鳴子「ということを聞いてくるバカ女がいるけどそもそもそれを承知で誓いますと言って、結婚したんじゃないのかよと思うわ。誓いのキスだけに意識行きすぎよアホが」
鳴子「それはともかく>>1がこれを書いてるのは残業終わった後、つまり察してちょうだい」
鳴子「>>1も、『仕事忙しくてもう一回更新入れるのは無謀だったわ』と言っていたわ」
鳴子「……絶対絶望少女プレイ終了までしばらく待っててね。金土日で終わらせて見せるから」
鳴子「お詫びに、鳴子パペットで一レスでわかる多重withソングをお送りしておくわね」
鳴子パペット「多重、人格!」
鳴子パペット「たじゅうじーんかくたじゅうじーんかくたじゅうじーんかく(以下、繰り返し)」ウウウウー
鳴子パペット「ぞのさん発狂♪ちーたん襲う♪返り討ち♪だいたいみんなわかってた(返り討ちにあうのは)」
鳴子パペット「そしたらとがみくん♪それを見ていて、くしゃみをクシュン♪」
鳴子パペット「十六夜さんがでてくーる♪」
鳴子パペット「繰り返し」ウウウウー
鳴子パペット「コミュ症ヒロイン、響子の多重♪頼れる鳴子さん♪」
鳴子パペット「ぞのさんへこませて悦に浸る♪」
鳴子パペット「モノクマにセクハラ、十六夜さん♪けつをさわって」
鳴子パペット「四階までが開くー♪」
鳴子パペット「繰り返し」ウウウウー
鳴子パペット「黒石丸くんと和人くん♪」
鳴子パペット「サウナで対決♪やっぱりおしりは掘るけーど♪颯爽登場♪ムツミくん♪医学の天才♪」
鳴子パペット「それを越えるド外道ー♪」
鳴子パペット「(繰り返し)」ウウウウー
鳴子パペット「モノクマの♪第二の動機♪不二咲くんマジギレ♪」
鳴子パペット「やっぱり彼も多重だった♪」
鳴子パペット「その名はセン♪マジキチ○イ♪座右の銘は」
鳴子パペット「殺す、犯す、食らう~♪」
鳴子パペット「繰り返し」ウウウウー
鳴子パペット「ジェノサイダー翔♪現れて♪十六夜に見つかる♪」
鳴子パペット「アジアンビューティーに進化する♪」
鳴子パペット「お待ちかねの♪暴露タイム♪黒石丸くん♪」
鳴子パペット「やりすぎで吐血~」
鳴子パペット「繰り返し」
鳴子パペット「色々はしょって、今現在♪餃子女王♪なんだか調子こいてるから♪」
鳴子パペット「開幕天和♪ぶちかます♪かかってこいよ♪」
鳴子パペット「絶望少女を終わらせてから~♪」
鳴子パペット「繰り返し」ウウウウー
鳴子「グッチのレギュラー番組だったわね……それじゃあまたね」
鳴子「………昨日の晩からやってクリアしたわ」
鳴子「まずひとこと」
鳴子「小高マジ外道!!いや面白かったわよ!でも1章からきついわ!」
鳴子「章の起承転結なんて……」
鳴子「絶望、絶望、絶望、絶望」
鳴子「希望の戦士たちに手加減してやれよ!小高!きっついわよ!特に……あの子のトラウマ……あれceroアウトよ!」
鳴子「そしてすごかったわ……腐川さんとジェノサイダー翔……」
鳴子「ジェノがかっこいいというね、てかね、買ってやりなさいだわね」
鳴子「そしてクリアしたらロンパファン大喜びな特典が」
鳴子「DLCで服変更とかないかしら……それかあいかたがジェノじゃなくなるDLCとか」
鳴子「十神くんとか」
なるこ あじと
鳴子「おはこんばんは 鳴子よ」
鳴子「絶対絶望少女が原因の胃痛もほどほどになってきたから来たわ」
鳴子「あれは本当に胃薬必要よ。こころしてかかりなさい」
鳴子「それはそうとこんな夢を見たのよ」
鳴子「やすひろタエコティアさんがどっかの高校の文化祭に行って麻雀部なるものを見学して」
鳴子「やたらカンカンうるさかったり打つたびに衝撃波でたりすごいおっぱい大きい女子高生がいたので大人げなく(まぁほぼ同学年でしょうけど)」
鳴子「緑一色、大三元、国士無双、九蓮宝燈、そしてみせつけるかのように四暗刻をぶちかましていたわ」
鳴子「そしてこんどは中国に拉致されて復活したもうたく」
セレス「そろそろ本編にうつりませんこと?」
鳴子「このなるこあじとに入ってくるですって……真・雀鬼の西村会長の真の姿であるRXのチカラでもつかったの?」
セレス「普通にドアからですが……あの会長6000オールっていうセリフだけでも必殺技みたいに聞こえますわよね……」
緊急放送!!
突如行われた命を懸けたギャンブル対決!!
超高校級のギャンブラーvs多重人格者!(おまけつき)
一回目の勝負は麻雀!
だが霧切鳴子がしょっぱなからぶちかました!!
鳴子「ツモ。 九蓮宝燈」
セレス「…………は?」
葉隠「え、あ?え?」
鳴子「あ、間違えたわ。天和 」
いったいどうなるコロシアイ学園生活!!
ちゃんちゃんちゃんちゃんちゃんちゃらちゃんちゃんちゃんちゃんちゃんちゃんちゃん!
澪田「あ~…… ヘロインはやっぱり純粋にかぎるっす……え?カメラまわってる!?ソニアちゃん教えてくれてもいいじゃないっすかー!」
ソニア「田中さんにつながりません田中さんにつながりません田中さんにつながりません」
澪田「ソニアちゃーん!?それリカちゃん電話!!」
豚神「すまん、ほかの仕事でおくれ……おい、カメラが回っているのになんだこの醜態は」
澪田「ソニアちゃんが不発ドッピオなうっす!」
豚神「いいからはじめるぞ」
澪田「はーい!というわけで絶望少年!!はじまるっすよ!」
豚神「さっそくだが今回の霧切鳴子が行った手口についてVTRがきている」
澪田「やっぱイカサマなんすね」
豚神「ここまでくるともはや芸術だがな」
澪田「?」
豚神「(SSの都合上カットされているのが)最初から奴は仕込んでいたのさ」
豚神「洗牌……最初に牌をかきまぜるやつだがよく見てみろ」
澪田「?おー、なんか一とか◎とか鳥をめっちゃ自分のところに持ってきてるっす」
豚神「積み込みだ。欲しい牌をに自分の目の前に集めている」
豚神「となると次の引く場所を決めるサイ振りだが……無論自分の山から引けるようにしている」
澪田「サイコロ振るのってコツいるからそうとうすごいんすね」
豚神「振ってないぞ」
澪田「え?」
豚神「牌を整理しているときに振っているがからよーく見ろ」
鳴子「運命の大豆ロール」 ぽと
澪田「堂々落としてるー!!」
豚神「全員の意識が牌にいってるすきにな」
ソニア「ハッ 意識が飛んでいました それにしてもなぜ超高校級のギャンブラーである彼女は気づかなかったのでしょうか」
豚神「まさか初めからこんなイカサマを素人であるはずの鳴子が使ってくるとは思わなかったのだろう」
豚神「ちなみに鳴子の自分の目の前に集めた牌なんだが」
豚神「どう引いても純正九蓮宝燈になるようにしている。わざわざこうした理由だが…」
澪田「あっ!なんか動きがあったっす!」
セレス「うっぐぐぐぐぐぐぐ……」
鳴子「まぁ、私の山ったら。萬子、筒子、索子ばっかりだから自分だけでどうやっても九蓮宝燈がつくれるわね」
葉隠「あわわわわわセレスっちがなんかこえーべ!」
苗木「えっと…すごいことなの?」
葉隠「ポーカーで言うとロイヤルストレートフラッシュをすべて捨ててまた5枚ひいてもロイヤルストレート来るのと同じだべ!」
セレス「微妙に違う気がしますがニュアンスはだいたいそうですわ……」
豚神「後の勝負にむけて相手に精神的圧力を加えるためにそうやったみたいだ」
ソニア「た、ただ単に鳴子さんがセレスさんの様子を見て楽しむためにも見えますね……」
セレス「ふぅ…… やりますわね鳴子さん」
ジャラジャラジャラ
鳴子「ふふふ」
なにがやりますわねよ、さっきあなたの牌をこっそり見たけど……
セレス「あら?なにか?」
鳴子「……あなたって三元牌に愛されているのね」
ジャラジャラジャラ
セレス「なんのことやらさっぱり。しいて言うなら刻子に愛されているといいますか」
ジャラジャラジャラ
苗木「???」
鳴子「おまけに次に引いた牌で雀牌ができあがるんですものね」
セレス「雀にも愛されているのでしょうね」
葉隠「だべ?」
豚神「もし天和じゃなかったら初戦はセレスが取って行っていただろうな」
澪田「というと?」
豚神「セレスもセレスであと一つ該当する牌が出されるかもしくは引いたら完成していたんだよ」
豚神「大三元がな」
澪田「マジっすか!?」
豚神「おまけにあの口ぶりからするとセレスが引くはずだった牌で完成していたみたいだな」
ソニア「これぞまさに背中が煤けて丸見えでざわざわしてしまう御無礼ですね!」
豚神「しかもただの大三元じゃない」
鳴子「(私が自分の作った山から抜くことを察していたのかしら)」
鳴子「(親じゃないから天和ができない。だからあえて……」
ジャラジャラジャラ
セレス「あら?どうされました?」
鳴子「さっきの爆弾が地上で爆発しなくてよかったわと思って」
セレス「あらあら……そうですか うふふふふ」
葉隠「爆弾?……あーー!?」
苗木「ど、どうしたの?」
葉隠「な、なんでもねえええええええ」
澪田「白夜ちゃん通訳!!」
豚神「爆弾とは大三元爆弾のことだ。三元牌(白、發、中)それぞれを3つずつ自分の山に積み込んでおくことだ」
豚神「そして地上はおそらく地和のことだ」
澪田「てんほーとなまえが似てるっすね」
豚神「配牌の状態で聴牌つまりあとひとつ必要な牌が来たら和了できる状態でなおかつ自分が子のときに」
豚神「和了するための牌を自分で引いてツモすることだ」
豚神「さすがは超高校級のギャンブラーといったところか」
澪田「こ、こえーっす」
鳴子「(挑発したつもりが逆に挑発してきたということね)」
鳴子「(いいじゃない、面白いわ)」ゾクゾク
セレス「(なぜこれほどの腕を持っていて表裏の世界で名を聞かないのでしょうか)」
セレス「(いくらボッチでやってようともこの駆け引きは修羅場をくぐらないとできない)」
セレス「(私はあえて親を譲っておいて地和で大三元をぶちこもうとしたんだけど……)」
セレス「(これは面白くなってきましたわ……)」ゾクゾク
この二人から発せられる狂気ともいえるプレッシャーに対して、僕はおろおろするしかなかった。
いっぽう葉隠君は
葉隠「お、おおおおおお……」カタカタカタ
完全にびびってるー!!!
葉隠「ちょ、ちょっとしょんべん行ってきていいか?」
セレス「あら?葉隠君。せっかくの勝負なんですしここにいればいいじゃないですか」
目が笑ってないよセレスさん。
鳴子「そうよ葉隠君、別にあなたが出した牌でダブル役満しようとは考えてないわ。この麻雀のルールはきめられた回数分和了すればいいんだから」
葉隠「点数制だったら俺トンでるべ!?」
セレス「がたがた言ってねーでさっさと席につきやがれ!!!」
葉隠「あひぃいいいいいい!!!」
葉隠君かわいそう……
とりあえず麻雀牌はかきまぜおわったしあとは置くだけ……
そのときだ
鳴子「運命のダイスロー」
セレス「あらあらあら!!」
ガシッ
鳴子「!!」
苗木「え!?」
鳴子さんの正面にいたセレスさんが鳴子さんの手を握ったのだ。
セレス「鳴子さん、この手袋結構いい素材してますのね。見てるだけでわかりましたわ」
鳴子「まぁね」
セレス「『振った直後』ですからイカサマではありませんわよ」
鳴子「……そうね」
葉隠「いやいまどうみても!!握った瞬間におやゆ」
セレス「なにか?」
セレス「なにか?」ギロッ
葉隠「な、なんでもないべ」
鳴子「………(置き賽を封じられた……しかも出目は……!!)」
豚神「1と2 トイサンだ。つまり向かい合ったやつの牌を取って行くことになる」
豚神「セレスのやつ、鳴子の手が豚になるように積み込みんだな」
澪田「そして自分は鳴子ちゃんが作ったそらく勝ち牌をゲットするってすんぽーすね」
ソニア「これは今回はセレスさんの大勝でしょうか?」
豚神「(いや……さっきの洗牌……まさか)」
苗木「(こ、これじゃあさっき鳴子さんがやった技が使えないんじゃ……普通に麻雀をうつしか…)」
苗木「(それどころかセレスさんに1勝を……)」
葉隠「(な、なんだかわからんけど鳴子っちの戦法はふせげたっぽいか?)」
セレス「さて……さっそくあなたの牌をひかせてもらいますわ」
鳴子「好きにしなさい」
カチャカチャカチャ
苗木「(うーんぼくの牌は可もなく不可もなくってところだなぁ……)」
葉隠「うーん……」
あれ?なんだろう空気がなんだか変わった気がする。
セレス「……」
鳴子「……」
鳴子「成程」
セレス「ほほほ……」
豚神「……鳴子は初めから対面で取ろうとしていたみたいだ」
澪田「お互いみごとなくらいばらばらっすね!!」
ソニア「い、一歩間違えればすぐに負けてしまいそうなのに」
豚神「駆け引きとはそういうものだ。」
葉隠「鳴子っちどうしたんか?いい手が来なかったんか?」ソワソワ
鳴子「そうね……しいて言えばそうなるわね」
セレス「まぁ、私もですが」
葉隠「え?」
苗木「ど、どういうこと?」
鳴子「お互いわざとバラバラにしておいたみたいだわ」
セレス「ギャンブラーではないあなたですから続けてもう一回と思っていたのですが……」
セレス「ふふふ、面白いですわね」
鳴子「ええ、面白いわね。引くわよ」
澪田「普通の麻雀がはじまるっすねー」
ソニア「ざわざわしないですね……ちょっとつまらないです」
豚神「いや……よく見てみろ」
鳴子「……」タンッ
葉隠「あっ!その白!ポンだべ!!」
鳴子「鳴きかよ」ボソッ
葉隠「う、うるせー!!」
セレス「カンカンいわれるよりはマシですわ」
鳴子「あーそれはうざいわね……嶺上狙い?」
葉隠「うーん?」
セレス「そうですわ」
葉隠「おー」
苗木「(えっと…とりあえず1か9を捨てればいいんだよなこういうときは……)」
タンッ
セレス「苗木くんも配牌がわるかったみたいですわね」
葉隠「おーおーおー!!!」
鳴子「ちょっとうるさいわよ葉隠君」
苗木「ど、どうしちゃったの?」
葉隠「うーん……俺ってうんわりいなぁとおもって……」
セレス「では私はこれを」タンッ
葉隠「ただなぁ……鳴いちゃってるから…どうなることやら……」スッ
葉隠「よっしゃ!!萬子の3!!」
葉隠「ツモ!!翻牌だべ!!いやー、3の単騎まちだったから来るかどうか心配だったべ!」
鳴子「なんですって!?」
セレス「うふふふふふふふふふ」
葉隠「わりーな鳴子っち!幸運の女神が俺に回ってきたべ!!」
鳴子「……なるほど」
苗木「え?え?」
豚神「セレスは今回葉隠に和了させるのが目的だったのだ。コンビ打ちを利用してな」」
豚神「あらかじめ苗木の方に安い手が行くようにかき混ぜるときに安い牌を混ぜていた」
豚神「鳴子はまさか相手が安い役で上がろうとは思っていないからそこは注意散漫といったところか」
豚神「そして、あの無駄話の最中……ここの部分」
巻き戻し
セレス「カンカンいわれるよりはマシですわ」
ここでセレスは自分の手牌の端3つを葉隠にわたし、すかさず葉隠の手牌を抜き取った。
鳴子「あーそれはうざいわね……嶺上狙い?」
しかも手元を見ずに鳴子と正面を向いて雑談までしてな。
葉隠「うーん」
セレス「そうですわ」
葉隠「おー」
そしてこの葉隠のおーという言葉これはおそらく合図だ。
葉隠「おーおーおー!」
おー一回につき萬子の1といったところか。
つまり萬子の3をくれと言ったのだ。
そしてセレスは葉隠が引く山にあった牌ひとつを手牌の萬子の3とすり替えたのだ。
澪田「へー…… あれ?最初のセレスちゃんの手牌に萬子の3なんてないッスよ」
豚神「おーおーおーの部分のセレスの手元をみろ」
澪田「ん? うわっ!自分の目の前の山をめくって確認してるっす!しかもすごいはやさで!あっ手牌とすり替えた!」
豚神「VTRではバレバレだが、実際に麻雀をやるとわからないものだが……ここまで大胆にやってくるとはな……」
ソニア「じゃ、じゃあ字牌を指ですりつぶして白にする技も」
豚神「それはない……こいつら麻雀で来ることを見越して初めから合図を作っていたな」
セレス「さあ、次は苗木くんが親ですわよ」
苗木「う、うん……」
ジャラジャラジャラ
苗木「(セレスさんたちはあと4回勝てば勝ちだけどここで僕が負けたら次はセレスさんが親になる……」
苗木「(これは圧倒的にまずい、せめて僕が1回和了しないと……)」
苗木「(それらしい役は手元に持ってきたしあとはサイコロをうまく振って自分の場からとってこれるように……」
セレス「じっ」
苗木「(う、うううおなかがいたくなるよ眼力すごいよ……葉隠君はもう失神間近だよ)」
コロコロ
苗木「い、いちと3」
葉隠「ま、また対面だべ?」チラチラ
鳴子「(…またメモ見てる)」
セレス「あらあら、どうなるのでしょうか。相手は葉隠君ですけど」
苗木「不安だ…… あれ?どうしたの葉隠君」
葉隠「や、やべえ…やべえぞ……」ガタガタガタ
苗木「?」
鳴子「なにをそんなにビビッているのかわからないけどとにかく並べましょうよ」
セレス「そうですわね」
セレス「(葉隠君は見た限りだと自分の場にはテキトーな牌を集めていましたわ。何が来ても私のアシストでなんとかなるし)」
セレス「(それにしてもこの狼狽ぶりはいったい?)」
カタッカタッカタッ
苗木「(うわ……このくみあわせ……バラバラじゃないか……)」
苗木「(えっと……数字の1と9と…丸い奴の1と9、竹?の1と9……)」
苗木「ん?」
苗木「(東西南北……中、發、白……)」
苗木「え、あ、ええ?」
鳴子「どうしたの苗木君、あなたが親よ」
苗木「え、えっと こ、国士無双」
セレス&鳴子「は?」
葉隠「だべべべえべべべ」ドサッ
苗木「て、天和の こ、国士無双」
セレス「はぁあああああああああああああああ!?」
葉隠「だ、だべえべべべべ……」ぶくぶく
セレス「ど、どういうことですの!?葉隠くんはクズのあつまりしか作ってなかったはず!!」
鳴子「いいえ、可能性は捨てきれないわ。国士はクズのあつまりで作れる役満……でも、苗木君がそれを知ってて対面を出したなんて考えられない」
澪田「白夜ちゃん!せつめい!」
白夜「……くさっても超高校級の幸運ということだ」
澪田「おーまいがー!!!」
苗木「えっと……と、とりあえず1勝だね」
セレス「チッ!! おいこらウニ頭ぁああ!!気絶してないで起きやがれ!!」
パンパン!
葉隠「いてててて……あれ?なんだこの状況」
セレス「ボケてんじゃねー!!麻雀やってんだよ!!起きろ!」
葉隠「麻雀……」ガサゴソ
葉隠「……」カキカキ
セレス「そんなうすぎたねえメモいじってないで卓座れ!!」
葉隠「おー、わかったわかったちょっと待ってくれ」
すぽっ
葉隠「ちょっと頭がムレるからヅラとってからな」
セレス「よけいなことしてんじゃ……」がさっ
セレス「?(足元になにかが……)」
次は親から見て右から配牌をつくるから何か役をつくっておいてくれ
セレス「(???)」
葉隠「所詮茶番茶番、茶番だ。でもな」
葉隠「へへっ、せめて楽しんでおくとするか だべ」
鳴子「胃腸薬 買っておけまじで 絶望少女」
セレス「殺すリストの私の関係者に衝撃を覚えなさい」
鳴子「まあ一番びっくりしたのは舞園さんの関係者だけどね」
セレス「詳しくは本編ですわ」
鳴子「ところで前回から麻雀編が始まったけど、ルールが違うとかあっても気にしないで頂戴。そういう空気だと思ってちょうだい」
セレス「難しいですからね、文にすると」
鳴子「それじゃあ次回も鳴子とびっくりくりくりくりっくり~☆」
セレス「え、なんですのそれは?」
言子「厚化粧を落としたら教えてあげますよ! ところで厚化粧っていうのは何も若さをごまかすためだけじゃなくて祭りとかそういう行事云々」
セレス「え、え?だれですの」
言子「要は種類がたくさんあるのでーす!豆知識です!まめちしきってひびきからしてキャワイイですよねー」
セレス「はぁ」
鳴子「それじゃあまた次回 優しくお待ちするわ」ニタァ
言子「!!」
つづく
なるこ あじと
お誕生日スペシャル(時間軸本編より前)
鳴子「るーるる、ららららるーるる」
鳴子「10月6日は響子の誕生日、というわけで今日は響子と語り合うわよ」
霧切「……あなたと話すことなんてないわ」
鳴子「つれないわね。キャワイイ妹のお祝いを素直に受け止めてくれないのね」
霧切「いや妹じゃないじゃない。自分自身じゃない。認めたくないけど」
鳴子「おねえちゃんのいじわるっ」
霧切「殴るわよ」
鳴子「やめなさい、だれか見ていたらどうするの?痛い子よ?」
霧切「だいたいあなたのせいで私は……」
鳴子「それ以上言うとこのスレのネタバレになるからやめなさい」
霧切「スレ?」
鳴子「こっちの話よ」
鳴子「食べないの?ケーキ」
霧切「……おなかがいっぱいよ」
鳴子「うそをつくんだったらもうちょっとひねりなさいよ つまらないわ」
霧切「あなたにうそをつけるわけがないわ……記憶もなにもすべて共有しているのだから」
鳴子「そうよね、せっかくの誕生日だというのに」
鳴子「こんな真っ白い部屋で、患者服で、未解決事件の資料を見ながら( )を書かせられるなんてね」
霧切「研究のためならしかたないわ」
鳴子「なにそれ?親孝行のつもり?」
霧切「違うわ、私はあなたという存在の謎を少しでも理解しつつ”拒絶するため”にやっているのよ」
鳴子「”P-7803号”はまじめですこと」
霧切「被験者番号で呼ばないで」
鳴子「じゃあ”三月ウサギ”。被験者番号にくわえてコードネームまでつけるなんてねぇ」
霧切「被験者番号だけだと呼びづらいからでしょ」
鳴子「”マッドハッター”、”チェシャ猫”、”三月ウサギ”、”ハンプティ・ダンプティ”、”グリフォン”、”ハートの女王”、そして”ジャバウォック”に”バンダースナッチ”」
鳴子「ふふふ、プロジェクトの名前は不思議の国のアリスと全く関係ないのによくもまぁねぇ」
霧切「遊び心だったんじゃない?どうでもいいけど」
霧切「さっさと終わらせたいわね。みんなに晩御飯誘われたもの」
鳴子「誕生日パーティよ。素直じゃないわねー ツンギリさんね」
霧切「とりあえずどうしましょうこのケーキ」
霧切「『お誕生日おめでとう 響子 鳴子』 だなんて」
鳴子「あいつにとって私とあなたは姉妹あつかいだものね」
???「私の……P-7803号の様子はどうかね?私の贈ったものについて何か言ってたかい?」
松田「さっきからテーブルに置かれてるケーキをじっとみてるだけです」
松田「それにしても自分の娘も多重人格者だからってこのプロジェクトに入れるのは正気じゃないとしか思えない」
松田「学園長、そうまでしてこのプロジェクトを成功させたいのか?」
仁「……ああ。」
仁「すべては輝かしい希望のために、ね」
松田「はっ……希望かよ」
松田「このプロジェクトのせいで狂人同士の交流が増えて事件が多発している」
松田「研究員も今月で三人殺されているしな」
松田「俺も自業自得とはいえ”知り合い”がひどいめにあったからな」
仁「ああ、その件はこちらのミスだ……本当に申し訳な」
ガスっ!!
仁「うぐ……っ」
松田「あんたにっ……!!なにがわかるっ……!!」ギリッ
松田「あいつは……あいつはっ……」
???「まーっつぁん、やめとけよ。そのおっさん才能のためならどうなってもいいようなおっさんだからよ」
ガラガラガラ
松田「原因がうるさいんだよ。相変わらず移動しづらそうだなその拘束具兼車椅子。そうでもしないと危険なのはしかたないが。キチガイオカマ野郎にはもったいない発明だな」
セン「オカマは違うやつだぜ?なぁ」
不二咲「そうだねぇ」
松田「……フン」
不二咲「こ、こんど三人でまた焼肉食べに行こうよぉ」
松田「お前とアイツと食いに行ったら俺の飲み物がカオスになりそうだからいやだ。というかなった」
不二咲「この間はひどかったね……松田君がトイレに行っている間にウーロン茶に牛脂を」
松田「やめろ!!吐くぞ!」
仁「不二咲くんが終わりということは他の子もそろそろかな……ん?」
松田「これは……」
鳴子「壁にドーン」
べちゃっ
鳴子「壁にドーン」
べちゃ
鳴子「壁にドーン」
べちゃ
鳴子「あの糞親父からの贈り物なんてろくなもんじゃないし、これから誕生日パーティなんだから」
鳴子「ごみはすてないとねぇ」
霧切「……そう」
仁「……」
松田「ご愁傷様」
不二咲「うわぁ……」ケタケタ
セン「学園長ざまあねぇなぁ」
仁「……」
霧切「さて、苗木君たちが待っているから行きましょう」
鳴子「楽しみだわ」
霧切「ええ」ニコ
霧切さん誕生日おめでとう!
おまけ
舞園「自家製です!」
つ ラー油
霧切「あ、ありがとう……」
桑田「いまよりカッケーやつになるからよ!今のうちにやるよ!」
つ 直筆サイン
霧切「あ、ありがとう……」クチュン
山田「どぅふふふ、どうぞ」
つ ロリ霧さん VSダークロリ霧さん
鳴子「私じゃないの」わくわく
山田「あっ」(察し)
江ノ島「私様からはこれを」
つ エノジュンのコーディネート集
鳴子「これをマスターしたら江ノ島さんはをこえてしまう……?」
江ノ島「おっぱいが足りないから無理ですわ」
オワリィ
みんなが麻雀してる頃……
ピンポーン
山田「不二咲千尋どの~遊びに来ましたぞ~」
山田「返事がない……ドアは……空いてる」
不二咲「くぅくぅ……」
山田「うはwwwwカワユス……しーっ……しかし半裸で寝てるなんて……眼の保養だなぁ」
不二咲「う……や、やめろっ……」
山田「うほっ、おきっ」
不二咲「もう実験なんてやだ……やめ……」
山田「実験……?」
不二咲「やめっ……ぐああああああああ!ああああ!」
ドスン、バタン!
山田「ふ、不二咲千尋どの!?おちけつ!おちけつ!」
ゆさゆさ
不二咲「う、うう………ん? や、山田くん……?夢か……」
山田「ドアが開いてて叫び声が聞こえて……心配できました」(ピンクの乳首にめがいく)
不二咲「心配かけてごめんねぇ」
山田「めっそうもない。むしろありが」
セン「いいから乳首から眼を離せ」
山田「さ、さーせん……」
セン「なんか変なとこで拘束されてさ、電撃とか切りつけられたりしたな」
山田「変な夢ですな……ショッカーみたい」
不二咲「血液とかとったり、傷口の治りをみたりとか……」
ガチャ
大和田「不二咲ー、砥石新しいやつもってき……」
大和田「山田お前……」ポキポキ
山田「ごかいだあ!」
そして鳴子たちは
葉隠「鳴子、その中にロン。 翻牌。いやぁー作りやすくていいな」
葉隠「うかつだな苗木、そいつにロン。平和。悪いな」
葉隠「ツーモ、自牌だけで一盃口。ついてるついてる」
鳴子「こんなことって……」
苗木「ど、どういうこと……」
セレス「(急にツキだしましたわね……それにさっきから様子がおかしいですわ)」
さっきまでの狼狽ぶりはどこへやら、葉隠君はまるで『配牌がわかっている』かのようにアガっていきましたの。
おまけにある勝負では
葉隠「鳴子、この麻雀は流局した場合どうなんだ?一応挑戦者のお前の意見に従うが」
鳴子「流局で勝利を得てもつまらないわ。やり直しでいいわよ」
葉隠「それならよかった。 ほれ」
カタン
葉隠「九種九牌だ。 流局~」
澪田「きゅーしゅきゅーはい?」
豚神「簡単に言えば手牌に9種類以上違う牌があったらやりなおせるってことだ」
セレス「てめぇえええ!なによけいなことしてんだ!!こっちは役がそろうところだったのに!!」
葉隠「そのまえに順番からして鳴子があがるからしかたねーだろ。鳴子、それめくってみろ」
鳴子「……!!たしかにこれを引いていたら私は……緑一色で和了だったわ」
セレス「な、なんですって!?」
葉隠「感謝しとけよー?ははっ!」
と、このようにまるで相手に何が来るかわかっているかのようなことをしでかすのです。
これはひょっとすると彼も……
まあ、おかげで鳴子さんとの差はなくなったわけですが。
葉隠「くっく……いやぁー、まったく。っやっぱ麻雀は楽しいな。さて、次で決着だ」
ジャラジャラジャラ
苗木「これでどちらかが和了れば和了したほうの勝ちになっちゃった……」
鳴子「葉隠君、ちょっといいかしら」
葉隠「ん?」
鳴子「ひょっとしてあなたも多重人格者なの?」
鳴子「葉隠君が……仮に表人格の葉隠君としましょう。表人格の葉隠君が気絶した直後に」
鳴子「あなたはまず『あれ?なんだこの状況?』と言っていたわ」
鳴子「そしてあなたはその直後懐にあったメモ用紙で何かを確認していた」
苗木「(そういえばたびたびいじくっていたのを見たことがある気がする……)」
鳴子「つまりあなたは腐川さんと同じタイプの『記憶を共有していない』多重人格者だと思うの」
鳴子「論破、はい論破。ここまでこんなセリフだと響子みたいで気持ち悪いわ」
マイペースすぎんだろおまえよおおおおおお!!
葉隠?「んー…… まぁいい。もう隠すのも面倒だ」
葉隠?「というか、このタイミングでバラすのもどうかとおもったけど……」
苗木「(このタイミング?)」
葉隠?「改めて自己紹介するか。 俺の名前は」
ヤスヒロ「葉隠 ヤスヒロだ」
3人「……」
………そのまんまか
セレス「そのまんまじゃねえかああああああああああ!!!」
苗木「な、名前同じなの?」
ヤスヒロ「テキトーでいいんだよそんなもん。あのバカがこれを聞いたら『名は体を表すんだぞ!!邪険にすんな!』とか言いそうだが」
ヤスヒロ「そんなもんことあるごとに変わるもんだ。気にしないって」
名前が事あるごとに変わるってふつうないのですが……
まあいいですわ。そんなことより。
セレス「あなたの才能はいったいなんなんですか?大体予想は尽きますが……それは」
鳴子「ピンポーン!!」
セレス「は?」
鳴子「よし、解答権は私のものよ。やーいやすひろやすひろ」
セレス「ちょっとイラッと来ましたわ」(にっこり)
ヤスヒロ「相変わらずだなーお前ら……で、答えは?」
鳴子「渋かっこよくなる才能」
セレス「お帰りください」ぴくぴく
鳴子「ジョークよ。 さしあたって葉隠君の上位互換の『占い師の才能』かしら?」
ヤスヒロ「そんなとこだ。俺の占いはアイツより当たるぞ」
苗木「ど、どれくらい?」
ヤスヒロ「そんなんいいからさっさとやろうぜ、後ででもいいだろ?」
ヤスヒロ「ここにいる以上、俺は逃げも隠れることもできないんだからな」
くっ……ガワは葉隠君なのにすこしイケメンに見えてしまいましたわ。
それはともかくこれで終局、得体のしれない鳴子さん相手だから手堅く1勝は取りたいですわね……。
ここはしかたありませんが安い手でいくしか……
ヤスヒロ「さぁ、始めようぜ。終局だ」
鳴子「これは……」
苗木「うーん……」
手配が13面待ちの国士無双で…風牌の東待ち……はぁ……
こういう時ギャンブラーはつらいところがありますわね。
しかたありませんわ……
セレス「リーチ!!」
苗木「ええっ!?セレスさん ”も”!?」
セレス「はぁ!?」
ヤスヒロ「くく……俺は豚しかないな。だが……どうするよ 鳴子」
ヤスヒロ「お前の四暗刻も単騎待ちだからここでやるしかないんじゃないか?ん?」
鳴子「っ……!!リーチ!!」
セレス「なんだとおおおお!?」
おいおいおいおいいくらなんでもおかしいだろ!!
さっきから的中率というかこの牌のあつまりやすさ!
こんなのめったにありませんわよ!!
苗木「ぼ、ぼくも……リーチ!!」
セレス「うぐぐ……」
ヤスヒロ「苗木もおなじく13面待ち国士無双。 さて、だれが先にあがる?」
タンタンタン!と打ち付けるように捨て牌を置いていく。
鳴子さん苗木君、そしてわたくしが捨てているのは数牌ばかり。
あのふたりが狙うのは数牌ではないことは長年の勘でわかりますわ……
だけど
もしかして わたくしたち3人の 待ち牌は 同じ!?
セレス「(それじゃあさっさと引き当ててツモらないとだめじゃねーか!おまけに相手は2人。はが……ヤスヒロくんはさっきから…」
ヤスヒロ「んー、これ」
タンっ
数牌でしかも役できてるのに捨ててやがる!!てきとーすぎんぞ!!!
レス「くっ、このっ」
タンっ
鳴子「(あきらかにおかしい、こんな展開。まるで『仕組まれているような』そう錯覚できるこの変な感覚はいったい……)」
タンっ
苗木「(あと1枚だ。あと1枚引くだけでいいんだ!それだけで鳴子さんを殺させない可能性があがるんだ!!)」
タァンっ!!
澪田「はらはらわくわくっすねー」
豚神「それにくらべてあの葉隠……ヤスヒロ?まぁいい。とにかくあいつはとことんついてないみたいだな」
セレス「あの……さしでがましいようですが……そのヤスヒロさんなんですがすっごいにやにやしてるんです」
澪田「キメてるのかな?てへりん☆」
ヤスヒロ「想定のうちだな オイ」
豚神「……言っちゃったよ」(素)
澪田「白夜ちゃんがかわいい声でイっちゃったよって……いやー、昨日の思い出しセックスっすか?照れるー」
ソニア「うわぁリア充爆発なさい!」
セレス「あああん!?なにいってやがる!!」
鳴子「むしるわよ!!」
ヤスヒロ「勘弁願いたいな……さて、俺が引く番か」
すっ……
ヤスヒロ「へぇ……」
セレス「(なにがでた!?)」
鳴子「(……)」
苗木「(神様……)」
タァンっ!!
ヤスヒロくんが場に出したのは
東!!!!!
3人「「「ロン!!!」」」
豚神「ば、バカ!!!」
澪田「え!?な、なになに!?」
セレス「や、やっぱり3人とも同じ牌を!?で、でもこの場合……」
鳴子「全員の和了を認めることもあるけど大抵は流局扱い……」
苗木「そ、そうなんだ……でも流局だったら次また頑張れば……」
ヤスヒロ「なあ」
ヤスヒロ「だれが この牌を 『捨てた』 って言った?」
ヤスヒロ「勝ちは勝ちだ。 ツモ 字一色七対子。俺も東待ちだったんだよ」
字一色の七対子だとおおおおおおお!?
って彼はわたくしの味方でしたわねすっかり忘れてましたわ。
セレス「ほ、ほほほほ上出来ですわヤスヒロくん。なにはともあれわたくしたちの1勝ですわ」
ヤスヒロ「ったく、調子のいい奴だ」
鳴子「信じられないわ……字牌のみで七対子を作る難易度高めの字一色七対子を……」
苗木「なんで……」
ヤスヒロ「なんでもなにも 『見えたからだ』」
苗木「え?」
ヤスヒロ「俺が占って 見えたものは 『10割当たる』 ははっ、反則だったか?すまねーな」
じゅ、十割ってことはルーレットで何が当たるかとか、相手のカードの種類がわかったりとか、
そういうのができるじゃありませんこと!?
こ、これは人材としてほしいですわね!!葉隠君はいらないけど!!
セレス「ここを出たら雇ってあげますわ」
ヤスヒロ「勘弁してくれ…… 吸血鬼のコスプレなんてしたくねーよ」
セレス「あらあら 下男程度にはしてあげようかと思いましたのに」
ヤスヒロ「下男かよ」
セレス「(?わたくしの夢、何で知ってるのかしら? 占い?)」
鳴子「とんでもない化けものがいたわね……なんてことなの……」
苗木「ど、どうしよう……これじゃあ勝ち目がないよ」
ヤスヒロ「そうあわてんな。言っとくけどこれ以降の戦いは俺は参加しないから安心しろ」
セレス「は?」
ヤスヒロ「いや、参加しろテメーみたいな顔で睨んでもだめだ。奴さんは次の勝負はお前とサシでやるつもりだ」
鳴子「さすがね。そこまでわかるなんてね」
そういうと鳴子さんは未開封と書かれたシールが張られた小さな紙箱を取り出しましたわ。
あれはトランプの箱……となると。
なるほど彼女のことですから……ふふ、あえて私の得意なトランプを用いたゲームで負かせようというのですわね。
鳴子「そう、これからやるのはトランプを用いた駆け引きのゲーム」
セレス「ふふふ…それで、なにをなさいますの?ブラックジャック?それともポーカー……」
鳴子「じじぬき」
セレス「なんでだよ!!!」
鳴子「やっつけてやるわ、実は1回も和了してないやすひろ」
セレス「ハッ……」
イジョウ
とちゅうねおちすまそ
なるこ あじと
鳴子「唐突なアンケートよ」
・絶望少女ネタバレはいつからしていいんだーい?
・エログロバイオレンスはどのへんまでOK?
(永井豪、石川賢、西川秀明並のエログロバイオレンスやるつもり)
・なるこ あじとの需要は……あるわよね
鳴子「イジョーウ。あとどうでもいいことだけど自分の息子にハイジってつける親はホモ……?」
なるこ あじと
鳴子「ふわふわタイムふわふわタイム」
鳴子「みんなの需要があって何よりな鳴子よ。」
鳴子「今日は更新できないけどネタはあるから……構想的には多重絶女編くらい?」
鳴子「それにしても職殺。OKだなんて過激ね」
鳴子「テロリスト戦でみんながドンびかないことを祈るわ」
そういえば今ちーたん人工皮膚とって肉剥き出し状態?
付けておかないと山田とかアポがまたなんか言いそうだが…
>>936
ドクターDの質問コーナー
ムツミ「お答えしましょう。剥き出しです。でももう皮膚としては普通みたいです。火傷したみたいな色だけど」
ムツミ「僕やムツミがなんも言わないのは……」
ムツミ「ズバリ!欠損萌えしたからですぞ!」
ムツミ「右は天使のような白さのお顔」
ムツミ「左は頬骨から上がずるっとむきだし!」
ムツミ「このギャップがたまらんね」
ムツミ「ちなみに左顔欠損男の娘の元ネタはあります。30年以上前の永井豪の漫画ですよ」
ムツミ「ちなみに豪先生は時代の最先端いきすぎですからオススメ。週マガで輪姦描写(大暮よりモロ)したりバイオレンスなやつもあるけど」
ムツミ「ちなみに桑田レイプどのはもうなれたらしいですね」
近代麻雀みたいな展開の最中桑田とムツミはキャッチボール(桑田は転がす)して暇をつぶしていた。
桑田「しっかし閉じ込められて何日たったんだ?こっちは抜きネタなくてむらむらするっつーの」ころころ
ムツミ「桑田レイプ殿はこないだ3Pしたばっかりじゃないですかーやだー」ぱしっ
桑田「レイプって言うなよ!そしてあれを数に入れんなよ!つーかじつはおもいださせんな!」
ムツミ「真実は闇の中の中……ふふ おや、あそこにいるのはちーたんではないですか」
不二咲「………」
桑田「あれタダねてるだけじゃね?」
ムツミ「しかし近づいた瞬間に切られるかもしれない謎の緊張感が……」
セン「わがっだぁー!!」がばっ
ムツミ「うおおおおおだみ声!!なにがわかったんですかね」
桑田「すっげえはぁはぁ言ってね?」
ムツミ「むっふっふ、不二咲千尋殿、セン殿どうなさいました?」
桑田「なんで興奮してるんだよ闇ブーデー」
不二咲「あっ、桑田君、ムツミくんすごいことに気づいたんだぁ」
桑田「すげーこと?」
不二咲「これを考えてしまったらまともな思考ができなくなるかもしれない……よくもわるくも」
ムツミ「い、いったいなんですかな?」
セン「お母さんキャラは確実に1回は中出しセックスをしている」
桑田「は?」
ムツミ「……ハッ」
桑田「いや、そりゃふつーだろ不二咲。いったい何が問題」
不二咲「すごい問題だよ!!抜きネタにできるよぉ!!諸刃の剣だけど」
セン「おちつけ千尋、おちつけ」
桑田「い、いったいどういうことだよ?」
ムツミ「たとえばですぞー、桑田レイプ殿。あなたの友達のお母さんにやたらきれーなひといたりしますとしましょう」
桑田「あー、たまにいるよな。わっかいかーちゃん。それがどうしたんだよ」
ムツミ「確実に中だしセックスしてるんです」
桑田「ああ」
ムツミ「そのわっかいかーちゃんは最低一回中出しセックスしてるんですよ!?興奮しません!?」
桑田「イ、いや別にふっつーのことだろ」
ムツミ「……」
ムツミはメモ帳とペンを取り出し、何かを描きはじめる。
ビシュっ、ビシィーッ シャキーンっ
ムツミ「これは朝日奈葵殿監修の朝日奈葵殿のお母様の似顔絵です(BADENDの朝日奈をイメージしよう) というか全身図です」
桑田「うわー、たしかに朝日奈がちょっと成長したらこんな感じっぽいな すっげ!」
ムツミ「このひとが」
ムツミ「最低一回は 中出しセックス!! してると考えてみください!!!」
桑田「……!!!!」
桑田「イ、いや別にふっつーのことだろ」
ムツミ「……」
ムツミはメモ帳とペンを取り出し、何かを描きはじめる。
ビシュっ、ビシィーッ シャキーンっ
ムツミ「これは朝日奈葵殿監修の朝日奈葵殿のお母様の似顔絵です(BADENDの朝日奈をイメージしよう) というか全身図です」
桑田「うわー、たしかに朝日奈がちょっと成長したらこんな感じっぽいな すっげ!」
ムツミ「このひとが」
ムツミ「最低一回は 中出しセックス!! してると考えてみください!!!」
桑田「……!!!!」
二重すまそ
※これは妄想です きわどい部分は健全にします
朝日奈母『あっ、だめぇそんなぁ……大きいよぉ』
朝日奈母『だっだめぇ!ああああっ!!』
朝日奈母「おっきぃ!(ドーナッツが)おっきいよぉ!(ドーナッツが)」
桑田「ぬああああああああああ!!!!!そういうことかぁああああああ!!」
不二咲「わかってくれたね!!」
ムツミ「画面の前のみんな!お母さんキャラは最低一回は中出しセックスしてんだぞ!!興奮するだろ!?」
桑田「画面の前のみんなってだれだよ」
ムツミ「プリキュアのママキャラも!!えろげーにでてくるママキャラも!!loveなライブのママキャラも!!みんな!!」
ムツミ「最低一回は乱れてんだよぉおおおおおおお!!!!」ビクンッ
ムツミ「…… 一二三、交代ですぞ ふう」
くちゅん
山田「……いやパンツ洗えよ!!!」
桑田「出してんじゃねえよ!!きったねーな!!!」
セン「テメーで片付けろよ!!」
山田「どいひー、きみたちどいひー」
桑田「……うわっ」
不二咲「どうしたの?」
桑田「いやー、そういえばサザエさんもママキャラっつーやつじゃ」
不二咲「「ぶっころすぞてめえ!!!」」
桑田「声が二重になるくらいキレんなよ!ってか……あー、萎えるサザエはなえる」
山田「だからもろはのつるぎなんですよねー」
桑田「自分のカーちゃんとか……」
山田「うわぁ……ママンは性の対象じゃないですわ」
セン「母親じゃなかったら危なかった」
二人「ちょっと見せて」
十六夜「なにやってんのかしらね……あの子たち」
石丸「うぬぬ……テロリストが来るかもしれないのにあの平常心……見習わなくては」
十六夜「えー」
ジジヌキのルールは簡単だ。
54枚あるカードのうち、みないでカード一枚を除いて各人に配るのだ。
このカードがジジヌキにおけるババであり、ジョーカーのように決まったババとは違い、
ゲームが終盤にならないとどれがジジなのかわからないのだ。
鳴子「ふふふ、じゃんけんで先に引く方を決めましょうか。あ、先に引く方は初めに27枚渡されるから」
セレス「その方が公正ですわね というか2人でジジヌキって」
鳴子さんは僕とヤスヒロ君を見て一言言った。
鳴子「ジジヌキ」どやぁ
ヤスヒロ「……アホだろ」
鳴子「あっほでーす」(無表情ダブルピース)
セレス「(いらっ)それじゃあじゃんけんしますわよ」
鳴子「ハイぽん」 ぐー
セレス「ぽん」 チョキ
鳴子「先行はわたしよ!!」シャキーン
セレス「なんですのそのポーズ」
そしてダブった札を捨てた結果、鳴子さん8枚 セレスさん7枚となった
さあはじまるぞというその瞬間、鳴子さんが言った。
鳴子「苗木君、セレスさんがいかさましないように彼女の後ろに立ちなさい」
苗木「えっ、あっそうか公正な勝負にするためだね」
セレス「たしかに先ほどの麻雀ではいかさまも使いましたが……さすがにジジヌキではつかいませんわ」
鳴子「じゃあスカートのひらひらの下から2番目にびっしりとカードがあるのは?」
セレス「……ちっ」
苗木「あったの!?でもいつ……」
ヤスヒロ「いいか苗木、実はこの学園の倉庫にあるトランプは全部同じ裏面同じ図柄なんだよ」
苗木「そうなの?」
モノクマ「そうだよ?ふふ、苗木君アンテナがすすけてるぜ」
苗木「モノクマ……久しぶりに見た気がするよ」
モノクマ「いやー……ある生徒の要望聞いてたら疲れちゃって」
苗木「ある生徒?」
モノクマ「和人君がさぁー」
美術室
和人「モノクマー、創作活動に不自由だから”1500年代のカンバス”と”当時使われていた絵の具の材料”とかくれ」
!?
モノクマ「そ、そんな古いものをどうするのさ?」
和人「鑑定士とかにばれないような”贋作”をつくるんだよぉ…」
!?
モノクマ「えぇー!?できるの?」
和人「下書きがこれ」
モノクマ「モナリザじゃん……」
和人「あー、不便だわーマジ不便だわー、不便なことはさせないとか言ってたっけかなぁ ”なァ?”」
!?
モノクマ「うぎぎ…しかたないなぁ」
モノクマ「というわけでその手配の帰りに来たってわけさ」
苗木「素直に出すんだね……」
モノクマ「ただの素材じゃないかもよ?興奮剤とかまぜて殺人衝動を……」
ヤスヒロ「そのまえにセックスして解消するに賭ける」
モノクマ「ん? あー、出てきちゃったのかヤスヒロ君」
ヤスヒロ「うっせ」
鳴子「いちゃいちゃしてないでヤスヒロ君は私の後ろに来て私を監視なさい」
モノクマ「はいナイフ」
ヤスヒロ「いらねーよ」
鳴子「この熊野郎……」
モノクマも交えて二人のジジヌキが始まった。
モノクマは自分から審判をかってでるそうだやっかいなことに
鳴子さんに不利なことしそうだなぁ……鳴子さんもいかさましないようにね?
鳴子「私の先行 ドロー!」
ぺち
シュバッと腕を突き出した割にはふつーにとった鳴子さん。
あっ、なんか目つぶしの要領で指を突き出してる。
しゅっしゅっ
鳴子「威圧感威圧感」
セレス「おやめなさい」
鳴子「ちなみにババ抜きは海外だとOLD Maid って名前で要するに売れ残りってことらしいわ 婚期すぎると大変ね」
モノクマ「たえこさんじゅうろくさい」
セレス「さっさと手札を捨てるかなんかしろコラァ!」
鳴子「はいはい」
鳴子 手札7枚 セレス 手札7枚
鳴子「幸先いいわね さあつぎはセレスタエコさんの番よ」
セレス「ふふ、わざと名前を間違えて動揺を誘うなんて古典的ですわ」
鳴子「……セレスなんだったかしらモノクマ」
モノクマ「セックスさん? あっいっけなーい下ネタ!」
セレス「セ!レ!ス!ティ!ア!ルゥゥウウゥデンベルク!!!」
そう叫んだセレスさんの腕は
空を切った
鳴子さんが手札を上にあげたのだ。
鳴子「はいとってみろー」
セレス「おうらぁ!!」
シュバッ
鳴子「ないすフック 世界狙う?」
セレス「つかれさせますわね……」
鳴子7枚 セレス6枚
鳴子「この白熱したバトルにモノクマもびびってるわね」
モノクマ「ZZZ あっ、だめだよ そんなに栽培マンをつっこんだらだめだって」
鳴子「栽培マンにね!」
セレス「アホくさいですわ」
今のところ二人ともいかさまはなしだ。
ヤスヒロ君は……
ヤスヒロ「ねみ……」
あくびしてた。
黙ってればかっこいいんだよな葉隠君。
ヅラなしだと。
ヤスヒロ「暇だな苗木 ずーっと手札みてんのもつかれんだろ?」
たばこねえかな……とごそごそ体中いじりまわすヤスヒロ君。
吸うんだ……結構にあいそうだ。
ヤスヒロ「母さんがかーなり吸う人でな。それの影響ってやつだ」
苗木「そうなんだ」
ヤスヒロ「アイツ……ああ、葉隠のことな。アイツはいっつも反対してるけどな」
苗木「意外とお母さんっこなんだね……意外と」
ヤスヒロ「意外とな」
鳴子「安広さん、あなたお母さんは?」
セレス「安広ではありません。そうですわね……いまごろ午後の優雅なティータイムでしょうか」
鳴子「そう。私のお母さんは数年前に他界したわね」
セレス「あら……」
鳴子「遺言はね 『辛い目にあわせてごめんなさい』 だったわ」
セレス「えっ」
苗木「ええっ!」
鳴子「あっはっはっは あhっははははははは 冗談よ あっはっはっはっは」
鳴子「ブラック冗談よ」
セレス「……」
セレス「(張り付いた笑顔というのはこういう顔をいうんでしょうね)」
ヤスヒロ「……」ポリポリ
そして(主に鳴子がふざけながら)時間が過ぎていった。
鳴子 3枚 セレス2枚
セレス「(わたくしの手札はジョーカーとスペードの1……)」
セレス「(普通にカードを引いているはずなのにさっきから違和感ばかり……)」
セレス「(一度も『ジジ』らしき手札を引いていないような……それでいて鳴子さんは一発で同じ数を引き当ててる……)」
セレス「……」
鳴子「……私の番ね」
スッ
鳴子「……よし」
セレス「(スペードの1がとられましたわ……」
鳴子2枚 セレス1枚
セレス「確率は2分の1、次で終わらせますわ」
鳴子「やれるものなら」
長いこといろんなものを見てきたが。
やっぱりこいつはイカれているぜ。手癖が悪いってレベルじゃない。
鳴子「ねえ、私初めに言ったわよね?ババ抜きの語源は売れ残りだと」
セレス「……ジジはクイーンでしょうか?」
鳴子「ふふ、そうみたいね」
セレスがゆっくりと鳴子の手札に腕を伸ばす。
そう、ここだ。こいつはここでやらかす。
セレスが『ジョーカー』を引こうとして指がカードにかかる寸前。
ごく自然に『すり替えやがった』。
親指で、はじくようにそれでいて音を立てずにずらしやがった。
それがまるで頭がかゆいから手を頭に動かしたかのように、ごく自然にみえた。いや、ごく自然に見えるようにしたのだ。
そんなのありえない?じゃあ俺の目の前のこの光景はなんだ。なぜ言わないのか?証拠がない。まった!をかけても無駄なことだ。
セレスが引いた瞬間ずいっと間髪入れずに鳴子が腕を突き出してきたのだ。
おもわずセレスものけぞる。
セレス「なっなんですの?」
鳴子「早く引きたいのよ、婚期を逃したくないから」
セレス「(なんですのこの眼力……まるですべて見透かしているようなそんな…見透かす……?)」
気づいたみたいだなセレス。どうして鳴子はひょいひょいと選ぶことができたのか、
そして、自分に迫りつつある敗北の原因が。
セレス「(彼女の目の中にわたくしがいる……わたくしが映っている……目に映ったものを見ている…わたくしがじっと見ていたのは……)」
バン!!
セレスは手札をテーブルにたたきつけ、シャッフルし始める。
ハァハァと口々にありえない、こんなことってなどと言いながら。
当然、この光景も俺には『見えていた』。
セレス「どっちかえらびなさい!!」
鳴子「……」
鳴子「あっははははははははははははは!!!」
鳴子「いいことを教えてあげるわセレスさん」
セレス「なによ!!?」
鳴子「あなた、手札をぎゅっとつかむ癖があるみたいね」
鳴子「『新品のカードがすこしだけ反る』くらい強く握りしめるなんてね」
セレス「!!」
鳴子「わたしは手札をぎゅっとにぎったりはしてなかったわ。うふふふふ……つまり」
鳴子はすこしだけ反りかえっているカードをピッと引き抜く。
鳴子「道化師と道化師が結婚。家庭は円満かしらね?」
鳴子「売れ残りのクイーンさん?」
セレス「くっそあああああああ!!!!」
悪いなセレス、でもな『生きるためには仕方ない』んだよ。
鳴子「さあ、ラストゲームと行きましょう」
そのころ和人
和人「ふぅー……モナリザの贋作も結構いいとこまで行ったな」
本物と大差ない贋作つくりに励んでいた。
和人「へへ、こいつをうまくだまして売り飛ばしてチームの活動資金にするんだ……。
材料タダなのはモノクマさまさまってとこだな。
モノクマ操作ルーム
江ノ島「クオリティたかすぎんだろ!!!邪魔してやろうかと思ったけどたかすぎんだろ!!」
江ノ島「うーん……あの子もこれくらいいけるかもしれないけどさすがに小学生と高校生じゃ実力ちげーし……」
江ノ島「でも!そんな絵をあえてびりーんとやるのが絶望的ィ!!なんだけど贋作だからなー」
黒幕は変なことで悩んでいた。
ここまでえとちうねおちすまそ
イキマスヨー
不二咲「あのくすりないかなあ」
ムツミ「なんです?」
不二咲「 」
ムツミ「イヤーこの状況でその薬はないわー」
桑田「つーかゴムじゃねえのか」
不二咲「中だしisジャスティス」
二人「それに賛成だ」
娯楽室
落ち着きを取り戻したセレスさんはニコニコと鳴子さんに語り掛けた。
セレス「ここまで私といい勝負ができるなんてほめて差し上げますわ」
鳴子「いえーい」(無表情ダブルピース)
セレス「……そして、最後のゲームはなんですの?」
鳴子「そうね……ホモクマ」
モノクマ「いや、モノクマなんですけど」
鳴子「ちょっと倉庫からとってきてほしいものがあるのよ」
モノクマ「なに?」
鳴子「イタイワニ」
イタイワニというおもちゃは黒ひげ危機一髪みたいなゲームで、
ワニの歯を押してなにもおきなかったらセーフ、噛まれたらアウトなおもちゃである。
なつかしい。
鳴子「なつかしい。」
セレス「もうギャンブルかんけいなくねえ!?」
鳴子「ふふふ、イタイワニをつかった簡単なゲームを思いついたのよ」
モノクマ「なんかよくわからないけどしかたないなぁとってきてあげますか」
苗木「あるんだ……」
倉庫
モノクマ「しっかし、倉庫何でもありすぎだろファック!めんどくせー」
不二咲「あれ?モノクマどうしたのぉ?」
モノクマ「ごく自然に刀に手をかけながら話すなんてクレイジーめ……」
セン「お菓子とかに毒入れそうだしな」
モノクマ「そんなことするくらいなら動機をバンバン提示するよ!まぁ今面白いことやってるからいいけどね」
不二咲「おもしろいこと……?」
モノクマ「それより君は何してんのさ?」
二咲「いざってときのためにアフターピルを探して」
モノクマ「ねーよ!!つか相手いないだろ!!いっつもどっから手に入れてんだよお前!あれなんか甘くて苦いんだよ!!」
不二咲「いや、もしかしたら朝日奈さんあたりが覚醒して……あれ?なんで味知ってるの?」
モノクマ「あ」
モノクマ「…… ぴーぴー 音声テストです ぴーぴー 音声テストです」
不二咲「!?」
モノクマ「ふう、なんかばぐったよ。まいったね。」
セン「いや絶対バグってないよな」
モノクマ「ばいびー」
びよよーん
セン「なんだったんだ……」
みすった
不二咲「いざってときのためにアフターピルを探して」
アフターピルは事後に飲ませる避妊薬である。
モノクマ「ねーよ!!つか相手いないだろ!!いっつもどっから手に入れてんだよお前!あれなんか甘くて苦いんだよ!!」
不二咲「いや、もしかしたら朝日奈さんあたりが覚醒して……あれ?なんで味知ってるの?」
モノクマ「あ」
モノクマ「…… ぴーぴー 音声テストです ぴーぴー 音声テストです」
不二咲「!?」
モノクマ「ふう、なんかばぐったよ。まいったね。」
セン「いや絶対バグってないよな」
モノクマ「ばいびー」
びよよーん
セン「なんだったんだ……」
モノクマ「先輩!イタイワニとってきたっす!」
鳴子「おい後輩おめーよぉ、だれが緑色のイタイワニもってこいっつったよー」
モノクマ「ドキィ!」
ヤスヒロ「いや、先すすめろよ」
鳴子「とりあえず、苗木君このルールブックを妖しく読んで」
苗木「ルールブックなんてあるんだ……手作りだけど…… って妖しく!?」
鳴子「なんか古代ファラオみたいに読んで頂戴」
苗木「う、うん……」
セレス「妖しく……?」
さあ、ゲームの時間だ。
二人にこれから始めてもらうのはギリギリイタイワニというゲームだ。
先攻後攻を決めたあと交代でワニの歯を押していく。ワニの歯は12本。
噛まれるまで押した歯の本数が多い方が勝ちだ。
ただし、一度に押すワニの歯は3つまで。普通だったら一つだろう?
よく考えて押した方がいいぜ?ちなみに噛まれたらそれまで押していた本数の2分の1はパーになる。
そしてその2分の1のポイントが相手のポイントになる。
苗木「たとえばぼくが2本押して2本目で噛まれたら1本しかポイントにならない」
セレス「最初から噛まれたらどうしますの?」
苗木「1本目の場合は相手にボーナスで5ポイントみたい。 まあなかなかないだろうけど……」
鳴子「なるほど といってみる」
3回このゲームをやって一番本数が多い方が勝ちだ。
この闇のゲーム、ひとすじなわじゃいかないぜ……
苗木「だってさ」
モノクマ「そんなこえでるんだね……」
ヤスヒロ「懐かしいなおい」
鳴子「欲をかきすぎるとあぶないってことよ」
セレス「しかし尻込みしていては勝てませんわ……」
セレス「これで最後だなんて少し寂しいですわね」
鳴子「まぁ、私が負けたらこれを飲み干すだけだけどね」
鳴子さんはポケットからドクロの描かれたビンを取り出した。
毒薬!?
鳴子「セレスさんが私に敵意を向けてるのがわかったころからこういうことを想定していたのよ」
セレス「ふふふ……」
モノクマ「うわぁー、結構どぎつい薬じゃないそれ?化学室に置いた僕が言うのもなんだけど」
苗木「な、鳴子さん……」
鳴子「平気よ、苗木君。ああそうそうこれ未開封だから」
苗木「未開封って……」
セレス「ふふふ……敗者はのたうち回る姿をさらすのですね」
鳴子「怖気ついた?」
セレス「あら……私、床に這いつくばったことがありませんの
鳴子「……グッド。 なら私が初めての相手ね」
モノクマ「うぷぷぷ……まぁ、どんな醜態をさらすかたのしみたのしみ」
いよいよ始まる……最後のギャンブル……
どっちが負けても、モノクマは何にも痛くないギャンブルが……
ヤスヒロ「見えねえな。どうなるかみてみたけどどうなるかわからん。ははっおもしれえ」
ヤスヒロ「まあ、見る気がしなかったから見なかったからな……」
イジョーウ
乙
>不二咲「いや、もしかしたら朝日奈さんあたりが覚醒して……あれ?なんで味知ってるの?」
なんでお前も味知ってんの?
>>975
千尋とセンのろうや
不二咲「た、たまたまのみこんだだけだよ」
セン「嘘です、口移しして飲ませたこともあるからだよ」
一本目 勝負!
鳴子「挑戦者の私から押すわね」カチカチカチ
セレス「躊躇せずに押しましたわね……」(何か法則があるのでしょうか)
鳴子「何も法則はないから安心しなさい」
セレス「……」
ヤスヒロ「こりゃまた面白いゲームだな。ちょっとルールは違うが決まった数のコインから3枚ずつとっていくゲームを思い出したぜ」
苗木「それだと結構頭の中で計算しちゃいそうだよね」
ヤスヒロ「うんや、そのコインとりゲームは法則を知っている方が勝ちっつーゲームだからそんなんでもない でも」
ヤスヒロ「このゲームは法則だとかそういうのが一切通用しない、おもちゃのみぞ知るってやつだ。ははっ、人間様がこんなプラスチックに翻弄されるんだからよ」
ヤスヒロ「もっとも 人間の生き死になんてオモチャみたいなもんだ」
苗木「え?」
ヤスヒロ「どんなに乱暴に扱っても壊れなかったり、ただおっことしただけでぶっ壊れたりとか。な?」
くっくっくとヤスヒロくんは笑う。
いつも底抜けに明るい葉隠くんからどうしてこんな人格が生まれたんだろう。
モノクマ「うぷぷぷ、達観してるねぇヤスヒロくんは。葉隠君もみならってほしいよねぇ」
ヤスヒロ「あいつがこんなだったら苦労してねえよ」
モノクマ「あらあらうふふふふ」
十六夜さんは十神くんではできないようなことをするために生まれ、
和人君は大和田君が壊れないために生まれ
セン君は不二咲くんと一緒に復讐をするために生まれ、
黒石丸君は悪事を行う自分と平時の自分を分けるために生まれ、
ムツミくんは欲求と探究のために倫理をも破って追及するために生まれ、
ジェノサイダーと鳴子さんはわからないけど、ただ一つ言えるのは相反する存在だということはわかる。
ぼくは、ヤスヒロくんがなぜ葉隠くんの上位互換なのかも気になったが……
ガチャッ!と軽い音が部屋に響いたから思わずそちらを向いた。
指をかまれていたのは鳴子さんだった。
鳴子「あら……私が2回目に押して2本目でかまれてしまったわ」
セレス「あらあら、不運でしたわね」
ヤスヒロ「セレスも3回押した後、鳴子が2回押して噛まれたんだ」
鳴子 5ポイント→ 2.5ポイント
セレス 3ポイント→ 5.5ポイント
鳴子「まだまだ巻き返せるわね」
セレス「そうでしょうか?」
モノクマ「うぷぷぷ、あと2回このゲームをやらないといけないなんてねぇ。ゲームが進めば進むほど、自分の人生がわかってしまって」
モノクマ「ハートがドキドキして冷静な考えができないかもしれませんぞ!」
セレス「ふふふ、どんなときでも冷静にゲームを行うのがギャンブラーというものですわ」
鳴子「そう、でもねセレスさん。いつまでもツキがあるとは思わない方がいいわよ?」
セレス「それでは次はわたくしからいかせてもらいましょうか」
鳴子「ところでセレスさん」
セレス「はい?」
鳴子「このルールブックに”元々”書かれていたことはもちろんルールの一部として扱うわよね」
セレス「まぁ、当然ですわね」
鳴子「苗木君、ちゃんとルールブックは読んだのかしら?」
苗木「え?え? う、うん 読んだよ?」
ヤスヒロ「……くくっ」
ヤスヒロ「あっはっはっは!なんだこれ!」
モノクマ「?」
ルールブック(お手製)を見ていたヤスヒロくんが笑い出す。
モノクマですら何事か?とルールブックをのぞき込むと。
モノクマ「ぶっひゃっひゃ!!こすいねぇー!こすすぎるよ!」
その場でのたうち回って笑い出した。
苗木「ど、どうしたの?」
セレス「何をそんなに笑っていますの?」
ヤスヒロ「あー? ふふっ、これ、これよぉ。」
ヤスヒロ「モノクマ、ライター貸してくれ」
モノクマ「はいはーい」
ヤスヒロくんがライターを使ってルールブックをあぶりだした……
あっ、文字が出てきた!!
セレス「あぶりだし!?」
鳴子「もともと書いてあったんだからいいわよねえ?キン肉マンもあぶり出しで出場選手名簿書いたことあるし」
苗木「えっと……追加ルール?」
内容はこうだ。
・セレスティア・ルーデンベルクが1回目の勝負で霧切鳴子に勝利したとき、2回目の勝負以降彼女が押したポイントは押した回数÷2となる。
・セレスティア・ルーデンベルクが先行でなおかつ1回目に押す時に噛まれた場合、のこり11ポイントを霧切鳴子のポイントとする。
・霧切鳴子が噛まれたとき、今まで持っていたポイントの半分をセレスティア・ルーデンベルクにあたえる。
・セレスティア・ルーデンベルクが敗北した場合、全裸で学園生活をしてもらいつつ、鳴子の命令を何でもきく。
・家族が増えるね!やったねたえちゃん!
・よかったわねムツミ君(意味深)
苗木「……え?」
セレス「……」
セレス「まぁまぁ、これはどこぞの頭のおかしい老人より頭のおかしいルール……」
セレス「って!!その老人よりゲスいルールじゃねえかあああああ!!ふざけんなぁ!!!」
鳴子「いーじゃないーいじゃーないー あなたが勝てばいいんだものくすくすくす」
ヤスヒロ「あっはっはっはっは!!はーっはっはっは!ひーっひっひ!!だめだ、きったねー!こいつ!あっはっは!!」
セレス「やかましいぞ占い師ィ!!私様が勝つ方法を占いやがれ!!」
ヤスヒロ「じゃあ5億くれ。ここを出る時の5億。それだけの価値はあるぜなんせ100%あたるんだからなぁ」
モノクマ「いい買い物じゃないかな?僕もそう思うよぶふーw」
い、いくらなんでもこれはひどいよ!
というか最後!最後の意味深がこわいよ!
鳴子「大丈夫よセレスさん、ムツミ君じゃなくて山田君に相手してもらえばいいじゃない」ちゅぱちゅぱ
セレス「ふっざけんな!!つーか手袋の上からゆびをくわえてんじゃねえ!うぜえな!!」
まるで甘えん坊みたく人差し指をしゃぶりはじめる鳴子さん。
ちょっとかわいい……いやいやいや、でもやることはゲスいよ!!
鳴子「なーんで自分の命がかかってるのに他人を同情しなきゃいけないのかしらね」ちゅぱちゅぱ
そうだ、鳴子さんは負けたら死んでしまうんだ。
だというのにこの余裕とこの目。
まるで自分から危機を楽しみにいっているというか、自分が負けるわけがないという自信。
そしてぐるぐると目の奥でうずまく狂気の色がにじみ出ていた。
鳴子「山田多恵子だなんて結構しっくりくるわね」
セレス「冗談じゃありませんわよ……まぁ、あなたが噛まれてしまえばわたくしのポイントになるのですから」
セレス「わたくしは余裕をもって押させてもらいますわ」
セレス「優雅に、そうただ優雅に」
セレスさんの先行でワニの歯が押された。
かちっ
ぱくっ
セレス「……」
苗木「……」
モノクマ「……ぷふっ」
ヤスヒロ「はぁーあ、いわんこっちゃない」
鳴子「………」
鳴子「……………」
鳴子「ねえ」
鳴子「余裕、優雅?ギャンブラー?超高校級のギャンブラー?」
鳴子「でも、超高校級のギャンブラーなんだから3回目は逆転してくれるわよね」
鳴子「だか だから くくっ」
鳴子「そのジョジョのマライアのあの顔みたいな顔面崩壊をやめてちょうだい 笑っちゃうから!!あっはっはっはっはっは!!!」
セレス「がぁああああああああああああああああ!!!」
モノクマ「ぶっひゃっひゃっひゃ!!あーっはっはっは!!優雅に!余裕に!! 11ポイントプレゼント!」
鳴子「わぁい、私のポイントがブリバリふえた!!」
鳴子 2.5ポイント→13.5ポイント
セレス 5.5ポイント
セレス「モノクマぁ!!鳴子ぉ!!お前らグルだろ!!」
椅子をもって興奮するセレスさん。
ピタッと笑うのをやめ、無表情のままセレスさんをたしなめる鳴子さん。
鳴子「落ち着いてセレスさん。私がミスれば逆転できるかもだわ」
鳴子「ああ、でもいちど落ちたツキってのはなかなかもどらないし、むしろ悪くなるかも」
鳴子「ワニにがぶっとされただけで超高校級の便所になるなんてひげきだわー」(無表情ダブルピース)
モノクマ「まぁ、便器に校則はないからしかたないね」
鳴子「ふふふふふふふ」
散々ののしられたセレスさんは……
意外なほど吹っ切れた顔をしていた。
取り乱すことも、虚勢をはることもしない。
ただただ清廉とした顔つきで鳴子さんを見ていた。
これには少し鳴子さんも驚いたのか素っ頓狂な顔をしている。
セレス「よくわかりましたわ」
セレス「あなたの策謀をみぬけなかった私の落ち度は認めましょう」
セレス「そしてあなたのその度胸と技能。侮っていましたわ」
セレス「ので……」
そういうとセレスさんは
バッ!!
苗木「ええっ、ちょっええ!?」
ヤスヒロ「ひゅー♪」
モノクマ「なんと!」
鳴子「どうやったかはわからないけど、いやはや説明してほしいわ」
鳴子「なんで下着だけになったの?」
ほんとだよ!!なんでそうなったのさ!!
ヤスヒロ「なーえぎーのすけーべー♪ゆびのあーいだかーらー」
苗木「や、やめてよ!!」
セレス「この状態は言うなれば賭けるものは自分しかない状態。」
セレス「きれいなお洋服も、アクセサリもなく。自分自身の体と尊厳を担保に」
セレス「あなたの命をいただくためですわ」
セレス「思えば私には今まで余裕がありすぎたのです」
セレス「ギャンブラーたるもの、挫折がつねに隣り合わせ。いずれ私にもやってくるでしょう」
セレス「しかし、わたくしは幸か不幸か挫折を味わっていない」
セレス「むしろ自分に限ってそんなことはないと思っていました」
セレス「ですが、それは慢心でしたわ。あなたという存在が今までいなかったのですから」
セレス「ですから私という一枚のチップとあなたという一枚のチップ」
セレス「賭けましょう!!この一戦で!!」
鳴子「……」
パチパチパチパチパチ
鳴子さんが拍手している。
拍手しつつ彼女は
バッ!!
だからなんで脱ぐの!?
ヤスヒロ「がんふ ぐべっ!!」
モノクマ「おっとー鳴子さんのブーツが目にヒットー!!」
苗木「なんで鳴子さんも脱いじゃうの!?」
セレス「いったい……?」
鳴子「ふふふ、私は熱くなって脱いだだけよ」
鳴子「さて、セレスさん。じつはルールブックのすみーっこのほうをあぶるとこんな文字が出てくるの」
鳴子さんがルールブックのはじっこをあぶりはじめる
すると
霧切鳴子が3回目の勝負で噛まれたとき、そのポイントをすべてセレスティア・ルーデンベルクにあたえる。
ただし、セレスティア・ルーデンベルクが己のすべてを賭けない場合はこのルールを適用しない。
セレス「……味な真似をなさいますわね」
鳴子「ふふ、だって」
鳴子「こんな素晴らしい挑戦状をたたきつけられて無粋な真似はできないもの」
セレス「お気遣い感謝いたしますわ ふふっ」
モノクマ「でも下着姿」
ヤスヒロ「無粋な奴がここに一匹」
鳴子「もしかしたら1回目から決着するかもしれない」
セレス「12回目で決着かもしれませんわ」
鳴子「それじゃあ決着をつけましょうか。セレスティア・ルーデンベルク」
セレス「安広多恵子でかまいませんわ。最後くらい本当の自分で勝負をしたいんですもの」
鳴子「ああ、素晴らしい。あなた、最高だわ」
モノクマ「それじゃあはじめちゃいましょうかね!!ワニの歯を押す作業だけどね!!」
苗木「これで決着がつくんだね」
ヤスヒロ「ああ どうなるかって?みてないからわからねえな いや」
ヤスヒロ「俺はただ純粋にこの勝負の行き先をみたいぜ」
運命を決める12本の歯
どちらが敗れどちらが残り、
この学園を去っていくのか。
最後の勝負が始まる……!!
モノクマ「ところで君たち山田君およびムツミくんをゲス扱いしすぎじゃない?泣くよきっと彼」
苗木「う……」
鳴子「死んだらあやまっておくわ」
セレス「かみちぎるのはありですわよね?」
ごめんね……山田君……
ぽろぽろ
ムツミ「あれれ?なんでだろう 涙が止まらないや」
桑田「その気持ちわかるぜ、なんだよ不二咲お前のカーちゃん、いったいいくつだよなんだよあのおっぱいそりゃおっぱい大好きになるわ!!」
桑田「紹介してくれよ!」
セン「ははっ!しね!!」
不二咲は自分の動機ビデオ見せてました
次スレ!
苗木「多重人格?」 鳴子「Part.2もなるこあじともよろしく」
苗木「多重人格?」 鳴子「Part.2もなるこあじともよろしく」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1414080988/)
ボツになった多重人格者
舞園?「もぐもぐもぐもぐ」
カラン
鳴子「舞園さんがくしゃみしたら急にご飯をたくさん食べ始めたのよ。」
山田「ラーメン、からあげ、焼き肉、刺身……おえっぷ」
苗木「監禁生活のストレスで……?」
舞園?「違うよ~、それとは関係ないよ~」がつがつ
鳴子「あっ、これはあれね。」
苗木「えっ!」
さあや「 ゴクン 私はさあや!さやかの多重人格!いやぁ、まさか他のひともだなんてねぇ」がつがつ
さあや「ちなみになぜか私になるとおっぱいが大きくなります」
83→92
桑田「なんてこったい!」
さあや「好物はお肉」
さあや「指のつけねとか」
桑田「は?」
さあや「あそこはすごくこりこりしてるし、でも宿便抜けたホルモンも捨てがたい」
さあや「ああ……たべたいなぁ、たべたいなぁ」
キョロキョロ
さあや「くわたくん!野球をしないならすこしくらい食べても」
桑田「アカンやつだこれ!」
超高校級のグルメ 舞園さあや
料理の具材、鮮度などが匂いだけでわかるレベル。
しかしカニバリズム持ち。
なんかたちの悪いADに襲われそうになって目覚めた。
たくさん食べても太らないらしい。
普通にアイドルもいけるが、胸がでかくなる。
胸がでかい。(勝利)
さあや「このあじはおいしそうですね苗木くん」
ぺろぺろ
苗木「あ、あかん!ほっぺた!」
鳴子「あなた舞園さんでしょ」
さあや?「ななな、なんのことやら」
たまに壁に張り付いて上から墜ちてくる。
捕まったら最後。
ガツガツガツガツガツ
被害者「ひぎゃああああ!」
黒石丸「ちまたを騒がす食人鬼は君だったのか」
さあや「うん!」
黒石丸「(そういえば何人かアイドルが行方不明に……まさかな)」
セン「コワイ!」
最後に
モノメイド「ふふふ、誰だって顔してるやつもいるけど私はモノクマメイド!」
モノメイド「スケベボディの持ち主の元予備学科!」
モノメイド「次回の多重人格、私は出ませんですよね!」
モノメイド「とりあえずビールで!」
モノメイド「そんな私が1000ゲット!わーい!」
モノメイド「また会いましょう」
このSSまとめへのコメント
皆良いいキャラしていて、大変面白いです。
何だろう、葉隠君がたまに透視(未来予知?)してるな…?
葉隠君も多重人格じゃないのかね…