凛「Linkラジオ、気ままに続くよ」(212)
凛「Linkラジオはとうとう第10回を迎えるよ」
凛「これも他ならない皆の応援のおかげ」
凛「感謝感激雨霰だね。いつもありがとう」
凛「それじゃ、さっそく進めていこうか」
凛「今日の独り言はサイコロで決めるよ」
凛「それぞれの面にいろんな話題が書いてあるサイコロ」
凛「これを転がして、今日の話題を決めよう」
凛「ちなみに、プロデューサー手作りのサイコロなんだ」
凛「じゃあ、いくよー」
凛「はい、っと」
凛「えっと…最近のとびきり恥ずかしかった出来事!」
凛「…困ったなあ」
凛「んー…と。じゃ、プロデューサーとのね。カフェでの話」
凛「久しぶりの休日がさ、プロデューサーのと重なったんだ」
凛「たまには仕事以外の話もしたかったし、食事に誘ったの」
凛「もちろんOKだったから、近くの新しく出来たファミレスにでも、ってことで」
凛「お腹の空いたお昼時だったからね」
凛「ただ人込みが凄くてさ…下手するとはぐれそうだったんだ」
凛「こういう時、やっぱプロデューサーは頼りになるよね」
凛「はぐれないように、きちんと腕を引き寄せておいたよ」
凛「アイドルを守るのがプロデューサーの仕事。感心感心」
凛「無事に到着したあと、注文を取るんだけど」
凛「近頃のファミレスは凄いよね。時間内に食べきれば無料のやつとか…」
凛「とんでもなく大きなパフェとかメニューにあるんだ」
凛「…さすがに頼まなかったけどね」
凛「これまでにケーキ30個や1mドーナツ完食がそれぞれ一人いたなあ…」
凛「よりどりみどりなメニューだったからさ」
凛「私らは店員さんのおすすめで、って頼んだんだ」
凛「そうしたら、何が出てきたと思う?」
凛「さっきのメニューの一つ、巨大パフェが出てきたんだよ…」
凛「しかも、カップル限定仕様の…」
凛「幸い、お腹は空いてたから、完食はできそうだったんだけど」
凛「なんか店員さんが言うにはね」
凛「カップル限定仕様は、互いに食べさせ合わないと無料にならないんだって」
凛「今思えば、店員さんがオーダー時に変な笑顔浮かべてたんだよ…気付くべきだったんだ」
凛「言ってるそばからタイマーのスイッチ入れる店員さんが恨めしかった…」
凛「私は嫌だったよ? 人前でこんな恥ずかしい事は…嫌だったけど、さ」
凛「…せっかく無料のチャンスなのに、逃すのはもったいないからね」
凛「それに、わざわざカメラを用意してくれてる店員さんに申し訳ないでしょ?」
凛「スプーンを取ってさ。一口すくって、差し出すの」
凛「もうこれで恥ずかしいんだ。分かるかな?」
凛「皆も経験あるだろうから、分かってくれるよね」
凛「…そうしたら、あっちも諦めたみたいで」
凛「潔く差し出してくるから、お互いに一口。もう目も見れないよ…」
凛「それだけで一杯一杯なのに。そこに店員さんの追い撃ちだよ」
凛『肩寄せて下さーい。もっともっと、ほら笑顔ー。はい、チーズっ』
凛「…いやできないって、無理無理」
凛「ただでさえ限界なのに、これ以上何を望んでるの店員さんは」
凛「…撮影も切り抜けて、ひたすら食べてるとね」
凛「物珍しさに人が集まるんだよ」
凛「その時に限って屋外のテラスで食べてたからさ…」
凛「…なんで屋内にしとかなかったんだろう、私」
凛「ただでさえ目立つパフェだから、道行く人が全員、私を指差してくるんだよ」
凛「そりゃあさ、私は大食いするような見た目じゃないから意外なのは分かるけど…」
凛「だからって見世物みたいに見物人が集まってくるのは、どうなのかな…」
凛「もう、大通りが人で埋め尽くされちゃってたからね」
凛「そんなにこのパフェ食べてるのが珍しかったのかな…」
凛「なんて、周りを気にしてるうちに半分くらい食べ終わっちゃったよ」
凛「案外早いなーってぼんやり思ってた」
凛「でも本当に恐ろしいのは、ここからだったんだよ」
凛「パフェの底には、ジュースが溜まってたんだ…」
凛「そして店員さんが、最初の笑顔と同じ笑顔で差し出してくるストロー…」
凛「ハート型がこれほど残酷な形だなんて、知らなかった」
凛「…それを飲んだかって?」
凛「ううん、飲んでないよ」
凛「なぜかって…記憶が無いからね。飲んでないに決まってるよ」
凛「それもそうだよね。あんな恥ずかしいもの飲めないよ」
凛「顔がどれだけ近くなると思ってるんだか」
凛「漫画で見た事あるけど、あんなのバカップルがすることだし」
凛「私は、公衆の面前でそんな真似はできないな」
凛「……プロデューサー。その写真、何?」
凛「…な、なんでプロデューサーその写真持ってるの…!?」
凛「ぜ、全部預かったじゃん! あのあとで!」
凛「そんな理由は通らないよ! ほら没収! 持ってきて!」
凛「まったく、プロデューサーは油断も隙も無い…」
凛「っていうか、ハートのストロー咥えてる写真なんかどうして撮るの」
凛「はい、没収没収。全部、私の家で預かっとくからね」
凛「…はあ? 見なくていいよ。プロデューサーは見ちゃいけないから」
凛「見なくていい…写真集の参考に? あーもう…分かったよ」
凛「…見に来ればいいじゃん」
凛「ふう…」
凛「…さて、凛のアンコールはこちら」
凛「relations」
凛「三角関係と嫉妬を歌った曲だよ」
凛「押さえ切れない激情と、悲哀にも似た妄執が、赤裸々に歌われるよ」
凛「…聴いてみて?」
凛「激しいのに…もの哀しいね」
凛「目の前に居る筈なのに。遠いんだ」
凛「手を伸ばせば届くかな?」
凛「多分、空を掻くよ。そんな恋だろうね」
凛「こんな恋…するのかな」
凛「次は、御花シンデレラのコーナーだよ」
凛「今日は特別に来てもらった人がいるんだ。どうぞ?」
凛「………」
凛「………?」
凛「あれ、来てないのかな。えっと」
凛「……ああ」
凛「もう来てたんだ」
凛「………それで、なんで机の下に居るの? まゆ」
まゆ「……かくれんぼですよぉ」
凛「かくれんぼ?」
まゆ「凛さんを驚かせようと思って。素敵でしょう?」
凛「へえ。まゆは意外とおちゃめなんだね」
まゆ「……うふふ」
凛「……あはは」
まゆ「今日は呼んでくれてありがとうございます、凛さん」
凛「うん、私もまゆとは一度お話したかったからさ」
まゆ「ほんとうですかぁ? 嬉しいです…」
凛「私もだよ」
まゆ「…うふふ」
凛「まゆは、リボンパフォーマンスが得意だよね」
まゆ「もちろんですよぉ。リボンは運命の赤い糸でもあるんです」
凛「運命の赤い糸……?」
まゆ「はい。絶対に切れたりしない、切る事の出来ない繋がり…」
凛「…それはどこに繋がってるのかな?」
まゆ「……わかってるのに聞くんですかぁ?」
凛「わかんないよ?」
まゆ「凛さんは時々嘘をつく悪い子、悪い子…」
凛「あは、まゆってば」
まゆ「まゆがアイドルになれたのは、ぜーんぶ…Pさんのおかげなんです」
凛「まゆは以前、読者モデルやってたって聞いたんだけど」
まゆ「Pさんにプロデュースしてもらうには、アイドルじゃないと駄目でしょう?」
凛「じゃあ運命の赤い糸は、プロデューサーに繋がってるってこと?」
まゆ「うふ…そのとおりです」
今回牽制どころじゃねえ
凛「なるほど、プロデューサーはまゆの運命を変えてくれた人ってことかな」
まゆ「ええ、だから…運命の人なんですよぉ」
凛「でも、それはまゆだけじゃないよ」
まゆ「……?」
凛「私だって、プロデューサーに運命を変えてもらった女の子の一人だから」
まゆ「……」
凛「そういう意味では、私も運命の赤い糸がプロデューサーと繋がってるよね?」
まゆ「凛さんにはまだ早いです」
凛「1歳差だよ?」
まゆ「まゆはもう結婚できますからぁ」
凛「私も大して変わんないかな」
まゆ「……」
凛「……」
まゆ「うふ…強情さんですね」
凛「まゆこそ。頑固じゃない」
まゆ「……」
凛「……」
まゆ「…うふ」
凛「…ふふ」
凛「でも、リボンは良いよね」
まゆ「そうですね…簡単には解けないです」
凛「可愛いし種類もたくさんあるし」
まゆ「縛ってしまえばこっちのものですから…」
凛「…花のラッピングにも使えるよね」
まゆ「そういえば、凛さんにプレゼントがあるんです」
凛「何かな…招待チケット?」
まゆ「そう…凛さんと美味しいもの食べに行くといい、って。Pさんから」
凛「へえ、嬉しいなあ」
まゆ「さすがPさんですよねえ…」
凛「気が利くよねー…」
まゆ「……」
凛「……」
凛「でもまゆは最近忙しいよね。時間は空かないんじゃない?」
まゆ「そんな事ありませんよぉ?」
凛「でも、昨日も遠くにロケ行ってたしさ」
まゆ「Pさんのプロデュースなら…何でも平気ですよ」
凛「無理しないほうが良いよ。代わりに私がプロデューサーと行って来てあげる」
まゆ「……へえ?」
年長組(楓さんとか同じ事務所だよな?)はこれ聞いてどう思ってんだろうな?
この空間に幸子を放り込んだらどうなるの?っと
>>134
涙目+全身震えながら強がり言ってんじゃねw
凛「今度は普通のお店に行こうって、話してたんだ」
まゆ「ああ。ファミレスの話ですか」
凛「…聞いてた?」
まゆ「呼んでくれたのは凛さんじゃないですかぁ?」
凛「それもそうだったね」
まゆ「……うふふふ」
凛「……あははは」
この人でなし!
どうでもいいけど、ままゆ来た途端にPへのヘイトが消えてビックリしたw
まゆ「そうですね…今回は、そのチケットは譲ります」
凛「…えっ!?」
まゆ「楽しいおでかけになれば良いですねぇ…」
凛「な、なんで…」
まゆ「なんで驚くんですかぁ?」
凛「いや…やけにあっさり引き下がるんだね」
まゆ「お仕事が入ってるのはホントですし…」
ままゆはP絡みのこと以外では普通の良い子らしいが…
凛「…プロデューサーもまゆの人気には驚いてるよ」
まゆ「うふ。Pさんの為なら、どこでもライブしちゃいます」
凛(……一途なんだよね。これは)
まゆ「?」
まゆ「それに、いつかの借りも返さないと」
凛「借り?」
まゆ「レストランとショッピングですよぉ」
凛「……ああ。あの時の」
まゆ「おかげで…有意義に過ごせましたよぉ…」
凛(この前プロデューサーがフラフラしてた時期か…)
5、6回の放送の時かw
まゆ「それらのお返し…ということにしておきますからねぇ…?」
凛「ふふ。そういうことなら…」
まゆ「でも、次は譲りませんよぉ?」
凛「うん。でも、私も」
まゆ「うふ……」
凛「あはは……」
女の戦いはまだ始まったばかりだ!
P先生の次回作にご期待ください
凛、まゆ「何が可笑しいッッッ!!!」
まゆ「まゆと凛さんは…お話が合うかもしれません」
凛「奇遇だね。同感だよ」
まゆ「今度、絶対に解けないリボンの結び方…教えてあげます」
凛「なら、自家栽培が簡単な薬花教えてあげる」
まゆ「…約束ですよぉ?」
凛「もちろんだよ」
俺の大天使きらりん☆はもうゲストで出たの?
>>168
前回のゲストででてるよ
>>168
前回出た
>>165
冷静に聞くと、この二人の会話、不穏すぎるんですがねぇ・・・
凛「やっぱり、まゆは良い子だね」
凛「乙女チックなところもあるし、リボンが似合うから」
凛「またゆっくりお話できるといいね」
凛「…次は、プロデューサーも一緒に話そうか」
>>171
まゆ「首絞めるぞコラ」
凛「毒盛るぞオラ」
こういうことか
>>171
ひょっとして互いに○そうとしてる…?
凛「じゃあ本日のお便りを紹介するよ」
凛「ペンネーム、ナースコール早押し世界3位さんから」
凛「いやあ先日のパフェはご馳走様! 次はカップルポッキーでよろしくね!」
凛「……はあ!?」
>>173-174
Pを、薬で意識を奪ってリボンで縛り上げて二人で(ry
加蓮だったのか
凛「見てた人…?」
凛「……加蓮でしょ? 加蓮だよね?」
凛「しかもカップルポッキーって…あれ絶対しちゃう奴じゃん!」
凛「や、やらないから! やらないからね…」
凛「…次はペンネーム、ブラウン管にねじ込んでやろうかさんから」
凛「……また二人して送ってきたんだ」
凛「おー。あそこはパフェも美味かったけど、ニヤつく女の子も良かったな!」
凛「いやなんでニヤつくんだかいい加減なこと言わないでほしいんだけど」
凛「…嫌々食べたに決まってるじゃん」
凛「もうちょっとムードとかあるし、ほら」
凛「…はいこの話はやめやめ」
奈緒のラジオネームwww
凛「最後はペンネーム、花屋のお姉さんから」
凛「凛ちゃんも随分大人になっちゃって。困った事があったら、何でも相談してね」
凛「……これは」
凛「……ふふ、聴いてたんだ」
凛「ありがとう。でもひとつだけ言わせて?」
凛「もうお姉さんって年齢じゃないよね」
凛「……家から緊急の電話?」
凛「ほっといていいよ。うん、気にしないで」
お母さんか
凛「……晩御飯抜きにするって? じゃあプロデューサーに泊めてもらうしかないよね」
凛「最近、味噌汁が上手く作れるようになったんだ。味見してもらおうかな?」
凛「……私が毒味するから家に帰ってきなさいって?」
凛「もう、わがままだなあ…」
凛「っていうか毒味って。私の味噌汁を何だと…」
そういうことは家で話しなさい
凛「まったく…いつも子ども扱いして」
凛「っと…第10回Linkラジオ、どうだった?」
凛「こんなに長く続くなんて自分でもびっくりだよ」
凛「次もまた、聴いてくれるかな?」
凛「それじゃ、またね」
乙
支援ありがとうございます
一応今回で一区切りです
次回があるとしたら来月から
それまでは探せば凛と、ルキトレとか蘭子のとかあるので読んでお待ち下さい
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