モバP「渋谷、早く準備しろ」 (62)


凛「はいはい。わかってるよ」

P「はいは一回だ」

凛「はい」

P「車持ってくる。準備できたら降りてきてくれ」

ガチャ

バタン

凛「はぁ……」


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凛「私がアイドル候補生になってから、ようやくプロデューサーが付いて活動できるまでなったけど」ゴソゴソ

凛「あの人ちょっと固いっていうか……まぁプロデューサーってああいうものなのかな……」ガサゴソ

凛「スカウトされたときもちょっと厳しい雰囲気だったし……」ゴソ

凛「……アイドルとして頑張るつもりはあるけど、なんだか心配だよ」トン

すみません続き物じゃないです…


ガチャ

P「おい渋谷、まだか?」

凛「っ! もうできてるよ」

P「下に車もう付けてる。早くこい」

凛「はい」スタスタ

凛 (まぁちょっと厳しいだけで常識的ではあるし……別に大丈夫かな)


――――

P「渋谷! 音に動きが遅れてるぞ!」

凛「はぁっ……はいっ」ババ

P「ストップ。一旦休憩だ」カチ

凛「はぁ……はー……」

P「やはり体力はまだまだだな。もっと体力つけないとこれからもっと大変だぞ」

凛「うん……わかってる……」


P「お前にはユニットを組んでもらおうと思ってるんだ。この程度でへこたれちゃ困るぞ」

凛「ユニット……」

P「そうだ」

凛「うん……それならもっと気合い入れないとねっ……」

P「よし。5分たったらやるからな」

凛「はいっ」


――――

P「今日の撮影、問題点がいくつかあったからあとで確認するぞ」

凛「うん。わかったよ」

P「それから、現場にいったときにマナーがないと駄目だからな。それも確認する」

凛「一通りはできてると思うけど……」

P「俺から見ればまだまだだ。ちゃんとしたものしたいからな」

凛「はいはい」

P「はいは一回!」

凛「はい!」


凛「ていうか、今確認しないの?」

P「え? 俺は少し用事があるからな。そこいってから確認する」

凛「ふーん……」

P「じゃああとでな」スタスタ

凛「……」


凛「そういえば、前から用事で抜けることは多いけど……なにしてるんだろ」

凛「仕事にしては頻度が多いし……」

凛「ちょっと気になる……」

凛「……」スタスタ


P「……」スタスタ

凛(こっそりついてきちゃった……)

凛(まぁプロデューサーのことだし、事前に私のスケジュールや確認内容のチェックしてるとかそんなことだと思うけど……)

凛(なんだかんだで、厳しいけどこの人についてると参考になることばかりだし)

凛(ちょっと楽しみかな……)


P「……ふぅ」

ガチャ

バタン




凛「うん? ここは……」


凛「レッスン場だ……私が普段使ってるところとはまた別にあったんだ……」

凛「初めてきたなここ……」

凛「でも、この中でなにしてるんだろ?」

凛「ちょっと、入ってみようかな……」

凛「でもそうするとバレちゃうか……」

凛「……」

凛「こっそり、なにしてるか見てよう。もしかしたらユニットになったときに使う、レッスン場の確認なのかも」



ガチャ

キイイィィ






凛「んっ」チラ

凛「ん!?」





薫「せんせぇー! 腕にぶら下がるやうやってー!」

P「いいよ、ホラ!」

薫「わーい! せんせぇ大好き!」ピョン

P「ははは、ぐるぐるー!」

薫「あ~! あははっ!」

雪美「P……私も……」ピト

P「いいよ! 雪美もおいで」

雪美「ふふ……ぐるぐるー……」ヒシ


仁奈「あー! 仁奈も! 仁奈もやるでごぜーます! 」ピョンピョン

P「ほら仁奈! 腕は2本しかないんだぞー」

仁奈「むぅぅぅ」プクー

P「わかったわかったおんぶでいいかい?」

仁奈「っ!!」コクコク

P「よっしゃ! ホラッ」

仁奈「Pー! やっぱPは優しくて大好きでごぜーます!」ガシ

P「へへ……嬉しくて気絶しそう……」ダラダラ


P「それそーれ!」グルグル

薫「わぁー!」

雪美「わぁー……」

仁奈「メリーゴーランドでごぜーますー! 」

こずえ「ふぁぁ……ぷろでゅーさー……」ゴシゴシ

P「っ!! みんな、ごめん一旦下ろすぞっ」スッ

薫・雪美・仁奈「えーっ!」


こずえ「みんな……独占は駄目だめー……」

P「そうだな! こずえは偉いなぁ」ナデナデ

こずえ「ふぁ……ぷろでゅーさーのなでなで、すきー……」ギュ

P「」ポロポロ

みりあ「どうしたのプロデューサー!? どこか痛いの?」

P「いや、ちょっと感動してな……みりあも人の心配ができていいこだなぁ」ナデナデ


みりあ「くすぐったいよー♪ プロデューサー、困ったことがあったらすぐにいってよね?」

P「うんうん! 絶対言う!」コクコク

桃華「Pちゃま! 困ったことがあるならわたくしを頼ってくださいまし!」ヒョコ

P「うん! でもあまり迷惑はかけたくないからなぁ」

桃華「心配無用ですわよ! Pちゃまのこと、迷惑だなんて思ってませんわ♪」

P「桃華ぁ!」ギュウウ

桃華「きゃあっ……ふふっ♪ 甘えん坊さんですわねPちゃまは♪」ナデナデ


P「よし元気めっちゃでたー! みんなわ遊ぶぞー!」

薫「メリーゴーランド! メリーゴーランド!」

P「薫はさっきやったろ? 他の子優先っ」

薫「ぅ……はーいっ!」

P「よしいいこ」ナデナデ

薫「かおるいいこー!」

舞「ふふっ」

P「おお! そうだ、舞やってみるか?」


舞「えぇ! 私はちょっと怖いかなって……」

P「大丈夫。低速もあるから」

舞「じゃ、じゃあちょっとやってみたいかな……」

P「うん! ホラおいで」

舞「えへへっ……」ガシ

ありす「ふんっそんなこと子供する遊びですね」

P「ありす……」


P「……ありすもやらないか?」

ありす「っ……やりません」

P「本当に?」

ありす「はい……」プルプル

P「ふふ……俺はめちゃくちゃありすと遊びたいなぁ!」

ありす「! し、仕方ないですねPさんは……今回だけですよ」ピョン

ありす「えへへ……」

P「よっしゃまわるぞー!」


千枝「プロデューサーさん! 千枝もやりたいですっ」

P「よしよし。じゃあさっきの仁奈みたいな感じでおんぶでいいか?」

千枝「はいっ!」ピョン

珠美「P殿! 珠美も! 珠美もやりたいですっ!」

P「順番!」

珠美「次は絶対珠美ですからねっ!」

P「わかってるわかってる。ほーら」グルグル

「わーっ!」


凛「……」









バタン


凛「なんだこれ……」












凛「なんだこれ!!!」

終わりです
ありがとうございましたロリ組は天使

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