凛「Linkラジオ、はぴはぴ続くよ」(170)

第8回まで


凛「今日で第9回、Linkラジオ。嬉しいね」


凛「今日もまた、一発決めていくよ」

凛「凛の独り言のコーナー、今回の話題はこれ」

凛「杏と一緒にゲームした時の話」


凛「ある日、事務所でね。プロデューサーと杏がゲームして遊んでたの」

凛「二人して遊んでて良いのかと思ったけど、杏はご機嫌取りしないと働かないからね」

凛「で、私は仕事が終わって暇だったから、二人の様子を見てた」

凛「…そのうちに、私もやってみたくなっちゃって」

凛「次の日から私も参加する事にしたよ」


凛「さっそく仲間に入って思ったんだ。杏はゲームが上手いね」

凛「モンスターを狩るゲームなんだけど、最初はなかなか上手くいかなかったな」

凛「でも段々と慣れてきて、一週間でそれなりにできるようになったよ」

凛「プロデューサーとの連携も上手くいき始めたんだよ?」


凛「私とプロデューサーは剣士、杏はガンナーを使ってるんだ」

凛「手強いモンスターも、三人なら簡単に倒せちゃうんだよ」

凛「協力は大事なんだね…なんて、しみじみ思ってみたりもしたな」

凛「中ボスを倒した後、こんな表示が出たんだ、結婚ができますって」

ちょっとだけ支援


凛「このゲーム、通信で協力して戦うだけじゃなくてね」

凛「プレイヤー同士で結婚したら、色んな能力ボーナスが付くんだよ」

凛「私と杏のどっちがプロデュ-サーと結婚するかなんだけど」

凛「ゲームバランス的に、普通に考えて私だよね」


凛「杏ってば、自分が結婚するって聞かないんだよ」

凛「ガンナーだから結婚してもボーナスの効果は薄いのに」

凛「私は剣士だから、攻撃力や防御力のボーナスが大きいんだ」

凛「そう考えれば、結婚するのは断然私の方が効率的だよね」


凛「そう言っても、杏は譲らないんだ」

凛「結婚して楽して生活したい! …って、ゲームの中までだらけようとするんだから」

凛「そんな杏に結婚はさせられないよ」

凛「やっぱり、あらゆる面で互いに信頼に足る相手じゃないと結婚は、ね」


凛「そういうわけで、プロデューサーと結婚したよ」

凛「これから、生活面でも活動面でもプロデューサーを支えていくから」

凛「パートナーとして、末永くよろしくね」

凛「……あ、ゲームの話だよ」


凛「それ以来、杏の同士討ちが激しい…」

凛「小姑みたいに、後ろから弓矢でどついてくるし」

凛「何かにつけて文句を言ってくるんだよ」

凛「もう困っちゃうよね」


凛「例えば、私が料理を仲間に振舞うと、それで色んなスキルが付くんだけど…」

凛「味噌汁マズー! とか言うんだ」

凛「…レアなスキル発動させながら」

凛「そもそもゲームなんだから、食べて無いじゃんっていうさ…」

凛「皆も、ゲームはほどほどにね」


凛「さて、今日のアンコールはこれ。ましゅまろ☆キッス」

凛「きらりちゃんの、とっておきのラブリーソングだよ」

凛「甘くてコロコロ☆ぷにぷにほっぺ☆なキモチ」

凛「ダイスキ☆ぱらだいすで、超はぴはぴ☆」


凛「そんでそんで、きらりの特製元気ゲンキ、チューニュー!」

凛「……きらりちゃん…この紹介文は」

<リンチャーン! オッツオッツバッチシ! ニョワー!

凛「……まあいいか」

凛「三回目だからかな…抵抗が…」


凛「既にお分かりだと思うけど、今日の御花シンデレラ」

凛「ゲストはこちら、諸星き…」

きらり「凛ちゃんおにゃーしゃー☆ 諸星きらりだよー!!」

凛「…あ、うん」


きらり「きらり、このらじお出たくてずっとずっとウキウキしてたんだー!」

凛「ほんと? ありがと、きらりちゃん」

きらり「うひゃー! 褒められちゃったにぃー! 照れ照れはぴはぴ~?」

凛「あはは、きらりちゃんが来てくれて、私もはぴはぴだよ?」

きらり「おそろい来ちゃう? もぉー!」


凛「きらりちゃんは、いつも元気全開だよね」

きらり「もっちろん、きらりんビームはいつも、充填満タン100%だにょー!」

凛「羨ましいな。私はそういうとこが無いからなー…」

きらり「むむ~? 凛ちゃんもー、ビーム充填したいってカンジぃ~?」

凛「そ、そーゆー訳じゃないけどね?」


きらり「やや! 名探偵きらりは名推理したのです! 凛ちゃんは、ビーム撃ちたいな~って!」

凛「な、なんでなの」

きらり「ビーム撃ちたいにょ~?」

凛「う…撃ちたくないよ?」

きらり「ホントにぃ~? 」

凛「ホントホント」


きらり「きらりにウソついても分かっちゃう!」

凛「嘘だなんてさ」

きらり「ウソついちゃう悪いホッペは、こーなるにぃ!」

凛「わぷっ…」


きらり「ましゅまろ☆ほっぺ~ぷにぷに~♪」

凛「きらりにゃん…ほっぺぷいぷいふるのやめへ」

きらり「ダメダメー! 凛ちゃんがコーサンするまで、ぷにぷに続けるにぃ~?」

凛「なんで…まっへまっへ、ひょうほうわはんほふ」


きらり「うりうりぃ~! 悪いほっぺはトロけるにぃ~!」

凛「わはっら…分かったから…! 認めるよ!」

きらり「ビーム撃ちたい?」

凛「撃ちたい!」


きらり「ビーム撃っちゃう~?」

凛「撃っちゃう!」

きらり「うんうん! 正直な凛ちゃんがカワイーね!」

凛「…言わせられたんだけど」

きらり「にょわーにょわー! きらりの耳はー、閉店がらがら~!」


凛「開店がらがらー」

きらり「にょわー!? 凛ちゃんおーぼーだにぃー!」

凛「都合の良いお店はぷにぷにするよ」

きらり「うにぃ~…凛ちゃんが意地悪するぅ…」

凛「なんで私が悪いみたいな…?」


きらり「それじゃそれじゃ! 凛ちゃんのビーム、れんしゅしよー!」

凛「しなくても良いよ?」

きらり「雨天けっこー!」

凛「天気は関係無いよね」

きらり「ではでは最初のすてっぷ!」

凛「私の意思も関係無かったね」


きらり「まずは、これ! 手をー…こう!」

凛「あ、よくきらりちゃんがとってるポーズだね。覚えてるよ」

きらり「おー! 凛ちゃんすばらしー! 次はー、かけ声いくにぃ!」

凛「かけ声かぁ…」


きらり「りんりぃ~ん…びぃぃーーむっ!!」

凛「閉店がらがらー」

きらり「たのもー!」

凛「本日は閉店だよ」

きらり「特別セールちゅうー!」

凛「やらないとダメかー…」


きらり「れっつれっつ☆おにゃーしゃー!」

凛「……りんりんびぃーーむ」

きらり「それじゃ意味無いにぃー!? もっともっと充填するよ!」

凛「もういっぱいいっぱいかな…」


きらり「ほらほらー、Pちゃんも待ってるにぃ~!」

凛「…うぐ。居るの忘れてた…」

きらり「Pちゃんはね~? きっと楽しみにしてるんだよ~? ビームあげなきゃメッ!」

凛「…大体予想はつくけどね」


きらり「ビーム撃つ時はー? ダイスキのキモチ、いっっっぱい込めるんだにぃ!」

凛「プロデューサーには必要ないよ」

きらり「Pちゃんにもちゃんと込めるのー! 」

凛「だ、だから必要無いって…」


きらり「きらりはPちゃんのコト、ダイスキだよ?」

凛「き、きらりちゃんはそうかもね」

きらり「凛ちゃんはPちゃんのコト嫌い? スキじゃないー?」

凛「い、いや…そうは言ってない、言ってないけど」

きらり「じゃー、それはダイスキってキモチなんだにぃー!」


凛「…ちなみに私のことは?」

きらり「とーぜん、ダイスキだにぃー?」

凛「ファンの皆は?」

きらり「もちろん、ダイスキだにぃー?」

凛「うーん…うん…」


きらり「よーっし! りんりんビーム、Pちゃんに撃っちゃうぞ~!」

凛「弾切れかな!」

きらり「充填開始ぃー!」

凛「分かった分かったから…ほっぺはやめ、わむっ」


きらり「いっちゃうぞ~? 凛ちゃんのダイスキ、Pちゃんにぶつけちゃうぞ~?」

凛「……」

きらり「いよぉ~っし! それいけー!」

凛「…りんりぃ~ん…びぃぃーーむっ☆」


きらり「にょっわー! 凛ちゃんビーム、びりびりきたー!」

凛「プロデューサー。三脚はちょっと」

きらり「Pちゃん、ぱしゃぱしゃーってきてるぅ~?」

凛「撮るならきらりちゃんにして。私はいいから…あ、なんでビデオ録画にしてるの」


凛「まったく…あとでよく言っておかないとね」

きらり「凛ちゃん、おっつおっつばっちし☆だったにぃ!」

凛「きらりもきらりなんだからさ…ねえ」

きらり「にへへー…凛ちゃんはぁ~、パーペキ☆カワイーだから仕方ないなぁー」

凛「……もう。きらりには…負けるよ」


凛「きらりほどピュアな女の子は、そうそう居ないと思うな」

凛「今日も一緒に話してて、そう感じたよ」

凛「いつも事務所で元気、貰ってるからね」

凛「明日も明後日も。一緒にはぴはぴ、しよっかな?」


凛「本日のお便りを紹介するよ」

凛「まずはペンネーム、働いたら負けさんから」

凛「今度こそPの隣は貰うかんね…あ、あと次は飴用意しといて」

凛「…ちょっと、杏でしょこれ?」

凛「仕方ないなぁ…本当に仕方ないなぁ」


凛「次はペンネーム、ウサミン星人さんから」

凛「ウサミン星からびびっと電波送信、凛ちゃん応援中! 頑張ってね!」

凛「…ウサミン星…あ、なるほど」

凛「ありがとう、今度ウサミン星にライブ行くからね」


凛「続いてのお便りはペンネーム、ラブリーチカさんから」

凛「…ところで、うちのアイドルはつくづく分かりやすい性格してるよね」

凛「えっと…凛お姉ちゃんはやっぱ、魔女っ娘を助けるお姉ちゃんな感じだよー!」

凛「魔女っ娘は知らないけど…頼りがいがあるって言ってくれてるのかな…?」


凛「最後はペンネーム、運命の赤い糸さんから」

凛「Pさんのお嫁さんですかぁ…ちょっと私とお話しましょう?」

凛「……やだな、ゲームの話だよ」

凛「……」


凛「それにもう結婚しちゃったしさ。その事実は変わんないかな」

凛「……ね?」

凛「それと、今のところ新婚生活は順調だよ」


凛「まあ、あくまでゲームの話なんだけど」

凛「ふふ…」

凛「あ、この後も杏と手料理振舞うんだった。そうだよね、プロデューサー?」


凛「………」

凛「…おかしいな」

凛「スタジオ以外からの視線を感じる…」

凛「…そんなわけ、ないか」

凛「うん、気のせいみたい」


凛「第9回、Linkラジオはどうだったかな?」

凛「最近めっきり冷え込んできたからね。体調には気をつけて」

凛「私もなんだか…寒気がひどくてさ」

凛「…それじゃ。次回もまた、よろしくね」


毎度支援ありがとうございます

運が良ければ次の放送は明日、時間も同じです

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