俺「ガールフレンド(仮)?」 (101)

俺「ひとまずやってみるか。Amebaで検索だな」

俺「あんな池沼っぽいCMやってたが、まあゲーム自体は大丈夫だろ」

俺「お、出た出た。このメインヒロインっぽい子かわいいな」


俺「……ちょっと疲れたな。コンビニでラーメンでも買ってくるか」

全員「新春キャンペーン実施中!!!」

(^_^)「椎名心実ですっ」

(^_-)-☆「あかねっ」

(-_-)「なお……」

(≧-≦)「いちごです」

(^▽^)「時谷小瑠璃っ」


(^_^)「文緒です」

(^q^)「くおえうえーーーるえうおおおwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」

(^_^)「あなたは?」

全員「ガールフレンドカッコカリッ!!!」

(^_^)「Amebaで検索検索っ!」

「ボーイフレンドも遂に出た」

俺「ふう、結構量が多かったな。スモールサイズのほうでもよかったか」

俺「さて、やるか」


-1週間後-

俺「かわいいなあ」

-4週間後-

俺「うへへ、お嫁さんにしたい」

10週間後

俺「くおえうえーーーるえうおおおwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」

先生「えー、そろそろお前らも3年生だ。授業をしっかりと受けてるようにしろよ。あー、あと欠席してる俺にプリント持っててくれるやついるか?」

幼馴染(俺君……風邪でもひいたのかな……)

幼馴染「はいっ、私がいきます!」


-俺の家-

姉「お……俺君?入ってもいいかな?」コンコン

俺「ふへへ……へへ……」カチカチ

姉「どうしちゃったんだろ……」

ピンポーン

姉「はーい」ガチャ

幼馴染「こんにちは。俺君、いますか?」

姉「あ、幼馴染ちゃん。んーと……いるんだけども……」

幼馴染「やっぱり風邪で寝込んでいるんですか?」

姉「うんん、部屋からでてきてくれないの。ノックしても鍵を開けてくれなくて……。何だかブツブツ言ってるから、中にいるのはわかるんだけど」

幼馴染「え……どういうことなんですか!?」

姉「それが、私にもわからなくて……せっかく来てくれたのにごめんね……」

幼馴染「いえ……」

幼馴染「それよりも、近頃俺君が何か変なことを話したりしていませんでしたか?こんなことしているのは、やっぱり理由があると思うんですけど……」

姉「うーん、特にないと思う。CMでやってる、恋愛ゲーム?をやり始めたってことくらいしか……」

幼馴染「そう……ですか」

幼馴染「これ……今日配られたプリントとノートのコピーです。俺君は……たぶん受け取ってくれないと思うので、お姉さんが預かっておいてくれますか?」

姉「うん。ごめんね。ありがとう」

幼馴染「はい。ではこれで失礼します」

幼馴染(俺君……)

俺「よし……やっとSSRだ」ポチポチ

俺「他の女の子のもほしいな……」

俺「ん?スマホから課金って方法もあるのか……貯金から払える額なら容認してもらえるだろうし、これで入れるか……」ポチポチ

俺「よし」


-幼馴染の部屋-


幼馴染(俺君……どうしちゃったんだろ……)

幼馴染(新学期始まってからもふつうだったはずし……)

幼馴染(……恋愛ゲーム、か)

幼馴染(あれって、やってる人をニートとかにしちゃうこともあるんだっけか……)

幼馴染(俺君がそんなものに惑わされることなんてないだろうけど……)

幼馴染(でも……ひょっとしたら……)

幼馴染(うーん)

幼馴染(ひとまず、どんなものか知りたいし、ちょっとやってみようかな)

幼馴染(あ、ゲームの名前聞いてなかった)

-姉の部屋-

姉「ぐすん…………うぅっ……えぐっ……」

姉「俺くん………………」

ガチャ

妹「お姉ちゃーん、って……もしかして泣いてる?」

姉「あ…………うん……ごめんね……」

妹「いや、あやまるのはノックもしなかった私のほうだよ」

妹「……やっぱり、お兄ちゃんのこと?」

姉「うん……晩御飯にも出てきてくれなくて……いつもあんなにおいしそうに食べてくれてたのに……えぐっ……」

妹「分かった。ちょっと私が話してみるよ」

姉「妹ちゃん?」

妹「だいじょうぶ、私がきっとなんとかしてみせる!」

姉「うぐっ……ありがとぉ……」

-俺の部屋-

妹「コラ!出てきなさいよクソ兄貴!晩御飯も食べないで何してるのよ!」ドン!

俺「……ん?この声は妹か……」

妹「さっさと降りて晩御飯食べなさいよ!」

俺「んー、でもクロエちゃんとの海水浴イベントの途中だし……」ブツブツ

俺「これ終わってから出ていくか……」ポチポチ

妹「お兄ちゃんなんかもう知らないんだから!」ドン!

俺「高いヘッドフォンで聴くクロエちゃんの声はかわいいなぁ……」ポチポチ

-3時間後-

俺「もうちょっとだけって思ってたらもう深夜か……晩御飯片付けちゃっただろうし、このまま寝ちまうか……」

-教室-

幼馴染(やっぱり、俺君今日も休んでる……)

幼馴染(いったいどうしちゃったんだろ…………うっ……)ズキズキ

幼馴染(お姉さんにメールでゲームの名前聞いてから、あのゲームの女性用版ずっとやってたからなぁ……)

幼馴染(でも、私がそんなに長くやっているほど魅力があるってことは……やっぱり……)

-講義室-

ピロピロリン♪

姉「わぁっ!」

「ん?なんだ?」「誰だよ電源切ってないやつ」

姉「すすす、すみません!」アワアワ

講師「電源は切っておけよー」

姉(ううう…………)

-中庭-

姉(……あ、幼馴染ちゃんからだったんだ)ポチポチ

姉(うーんと、『俺君が部屋にこもってしまっている理由は、近頃やり始めたと言っていた恋愛ゲームにあると思います』?)

姉(あれってそんなに楽しいんだ……)

姉(んー、どうすればいいんだろ……)

姉(うう、わかんないや。妹ちゃんに聞いてみよう……)ポチポチ

-廊下-

女友「それでさー優美が言うにはさー、やっぱり無しらしいよー」

妹「絶対お似合いだと思ってたんだけどなぁ」

ピロピロリン♪

妹「あ、お姉ちゃんからだ」

女友「ほうほう、お姉ちゃんいたんだねー」

妹「それ前に話したばっかりだってばー」

妹(んーと、件名は『(´;ω;`)』?お兄ちゃんのことについてかな)

妹(…………あのクソ兄貴、恋愛ゲームにはまってたのか)

-姉の部屋-

コンコン

妹「お姉ちゃん、今だいじょうぶ?」

姉「あ、うん。だいじょうぶ。入っていいよー」

ガチャ

姉「あ、服とか散らかったままでごめんね。ちょっと整理してたの」

妹「気にしないからだいじょうぶ」

妹「……ところで、おにいちゃんのことなんだけどさ」

妹「お姉ちゃんに理由を聞いてから思ったんだけど、やっぱりスマートフォンのゲームに夢中になっているから何もしないってのは、ただのわがままじゃん?」

姉「……うん」

妹「だから、少しおにいちゃんには悪いけど……アンインストールさせるしか手はないんじゃないかな」

妹「ドアを壊したり、窓ガラスを割っちゃうことになるかもしれない。でも、そうしないと元のおにいちゃんには戻ってくれないと思う」

姉「……ありがとう。ちょっと、お母さんに話してみる」

妹「窓ガラスを割っていいか聞くのはちょっと怖いね」

姉「だね……ふふっ」


-リビング-

母「そういうことだったの……」

姉「……うん、ごめんなさい、お母さん」

母「なんでお姉ちゃんがあやまってるのよ」

母「さっきこの数値を見て驚いてたんだけど、まさか、恋愛ゲームに入れ込んでたとはねぇ」ピラッ

姉「これって……」

母「今月の携帯の利用料金。とんでもないわ」

姉「うう……桁がすごい……」

母「家電をいくつか買い込んだくらいの金額だから一応払うことはできたんだけど、これが続くと厳しいわね」

母「アンインストール、お姉ちゃんたちに任せたわよ」

姉「うん……!」

ちょっと待て
これってアンインストールしてもデータ消えないんじゃねーのかもしかして

まあいいか

-3日後-

妹「ふう……ようやく実行するときが来たね……」

姉「ご近所さんへの説明、大変だったね……うう……」ふらふら

妹「おにいちゃんの部屋が一階のお父さんの部屋だから、ハシゴとかの準備はいらないのが唯一の救いだね……」

姉「うん……」

妹「さて、やりますかー」

pcスマホぶっ壊せばいいだろ

>>36

ありがとう

-俺の部屋-

俺「SSRもそれなりに集まって来たな……URがそろそろほしいところだ」ポチポチ

俺「よし……」ポチポチ

俺「ふふふ……」ポチポチ

バリーン!!!!!

俺「な、なんだ!泥棒か!?」

妹「違うわよ、クソ兄貴!」バッ

俺「あ、俺のスマホ!返せよ!」

妹「私たちにここまでさせておいて何言ってるのよ!これはアンインストール……いえ、スマートフォンごと壊してやるわ!」

俺「ちょっ――待てよ!」

妹「窓ガラス割ったときの金槌でいいわね……えいっ!」ぶんっ

バキッ

俺「あ……ああ……」

俺「俺の……ガールフレンドが……ここまでの功績が……」

俺「くそおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!ざけんなじゃねーよこのくそあまが!」バッ

妹「えっ――待って――」

俺「うるせぇよ!お前なんか……お前なんかぶっ殺してやる!」バキッ

妹「いたい、いたいよおにいちゃん…………やめてっ…………!」

俺「黙れよ!俺の苦労奪いやがって!なんにも理解してないくせに勝手なことばっか!うぜぇんだよ!」ドカッ

姉「や―――やめてよ俺君!」ギュッ

俺「離せよ!ぶっ殺してやるんだよ!」

妹「ぅ……いたい……いたいよ…………」ズルズル

俺「逃げんなよクソが!はやく離せ!」

姉「いや!やめてよぉ……!」



-妹の部屋-

姉「妹ちゃん……だいじょうぶ……?」

妹「痛い…………うっ……」

姉「骨、折れてないかな……救急車、呼ばないと」

妹「いや……やめて……おにいちゃんが、悪いひとになっちゃう……」

姉「えぐっ……ぐすっ……なんで……こんなことに……」ぽろぽろ

妹「お姉ちゃんは何も悪くないから……だいじょうぶだよ……」

妹「おにいちゃんは……もうたぶん……心がひどいことになっちゃってるんじゃないかな……」

妹「理想ばっか見つめることになるから、現実の嫌な部分が見えてくるようなっちゃって……わがままだとか、私まったく分かってなかったよ……」

姉「妹ちゃん……」


-俺の部屋-


俺「さて、目も覚めたしガールフレンド(仮)をするか……ってくそっったれが」

俺「あいつのせいでスマホ壊れたんだっけな……まじうぜぇ」

俺「……ん?」

俺「机に新しいスマホが置いてある……ま、それくらいやってくれないとあいつ自身が危ないしな。ははは」

-1年後、教室-

先生「時間ってのはあっという間に去っていくものなんだな。卒業なんて夢に出たくらいだったってのに」

「おいおい先生がおっさんくせーこと言ってるぞ」「ホントだ。ははは」

先生「うるさい。お前らも少しは感傷に浸れよ」

「でもさーあれだよなー」「結局来なかったよなー」

先生「そうだな……」

先生「今頃何やってんだろうな………………俺…………幼馴染」

-喫茶店-

女同期「でさー、あの会社の人たちってやっぱりいまいちだと思うんだよねー」

姉「ははは、そんなこと言ってたらまた怒られちゃうよー」

女同期「いいのいいの」

女同期「でもあれだよねー、お互い大学にいるうちに彼氏見つけるべきだったよねー」

女同期「私たちのまわりじゃ合コンもあんまりないし、やんなっちゃうなーもー」

姉「合コンかー……」

女同期「あ、そういえば姉ちゃんってかわいいけどさ、経験人数何人?」

姉「えっ!?」

女同期「教えてくれたっていいじゃなーい」

姉「い、いや……私は……その……!」アワアワ

女同期「も~顔赤くしちゃって~ホントからかいやすい子だわ」


女同期「じゃ、また明日職場で!」

姉「またねー女同期ちゃんー」

姉(あれから1年が経って……私はとある会社の事務職に就いている)トコトコ

姉(妹ちゃんはあの一件以来、あまり活発になれなくなってしまって、それまでのともだちが離れて行ってしまった)

姉(そして俺君は……未だ部屋にこもったまま、出てきてくれる様子がない)

姉(明細書の金額も一定であるものの、生活が厳しくなる数値であることは変わらないままだ)


-俺の家-

姉「ただいまー」

母「おかえりなさい。ちょっと遅かったから心配したわ」

姉「あ、ごめんなさい。女同期ちゃんと喫茶店に寄るってメール送るの忘れてた」

母「お姉ちゃんと女同期ちゃんはホントに仲がいいわねー。さ、手を洗ってきなさい」

姉「うん」

-リビング-

妹「あ、お姉ちゃん。おかえりなさい」

姉「ただいまー……っと、おお!今日は豚カツなんだねー」

妹「うん。私がつくってみたの」

姉「久しぶりだねー妹ちゃんの料理」

妹「あんまりおいしくないと思うけど、よかったら食べてね。お姉ちゃん」

姉「む、そんなことないよ。妹ちゃんの料理は割とおいしいよ」

母「割とってなによそれ」

姉「ふふふ、まだまだ進歩の可能性がある、ってこと」

姉「さて、そろそろ行ってくるね」


姉(私は、料理を食べる前にかならず俺君の部屋に行くようになった。俺君の分のごはんを、ドアの前に置いておくためだ)

姉(妹は殴打されて以来俺君を怖がるようになってしまった)

姉(お母さんは俺君のことに異常なほど後ろめたい気持ちを抱え込んでしまって、まともに俺君と接することができない)

姉(俺君にごはんを持っていくのはいつも私がやっている(

-俺の部屋-

姉「晩御飯、ドアの前に置いておくね……」

俺「へへ……新しく転校してきた子もかわいいなぁ……」ポチポチ

俺「でもやっぱりクロエちゃんこそ俺の嫁だな……」ポチポチ

俺「URもSSRもいっぱいある……」ポチポチ

俺「俺はガールフレンド界の神だ……」ポチポチ


-廊下-

俺「……」ブツブツ

姉(ガールフレンド(仮)のサービスは現在も続いている。CMも、定期的に新しいものがつくられている)

姉(俺君を元の状態に戻す方法は、もう存在しない)

-職場-

姉「これが……こうで……」ブツブツ

女同期「おーい、姉ちゃん」

姉「ん?どうかしたの?」

女同期「次の日曜日に合コン決まったからさ。土曜日に服買いに行こうよ」

姉「うーん、私はいつも家にいるから服はいいよー」

女同期「いやいや、姉ちゃんも合コンのメンバーなの」

姉「えっ……そんなぁ……」

女同期「お願い!このとおりだから、土曜日と日曜日、空けておいて!」

姉「うぅん……わかったよ……」

-土曜日・駅前-

女同期「いやー、冬だってのに気持ちのいい青空でいいねー」

姉「さむいけどねー」ブルッ

女同期「さて、そこらへんを少し一巡りと行きましょうか!」



-服屋-

女同期「お、これなんか姉ちゃんに似あうんじゃない?」

姉「ん?ってこれじゃ露出狂だよ!」

女同期「露出狂はひどいなぁ。ちょっとおっぱいが横から見えるくらいじゃない」

姉「いやいや、それはかなり見えてるよ。そもそも合コン用って感じがしないし」

女同期「くっ……!」

姉「でも合コン用の服ってどんな感じのがいいんだろう」

女同期「んー、あくまでも個性を出す服かな。明らかにさそってますよーって服もいいと思うけど、それだと変な男につかまるしね」

姉「なるほど」

-駅前-

姉「ふう、いっぱい買っちゃた……」

女同期「付き合う前提って感じがするよね……」

姉「うん……じゃあ、また明日ねー」

女同期「夜道に気を付けろよー」




-俺の部屋-

姉「晩御飯、ここに置いておくね……」

俺「シンデレライレブンの内海こまちゃんかわいい……」ポチポチ

俺「一夫多妻制でいいよなぁ……」ポチポチ

俺「ふふ……」ポチポチ

-日曜日・居酒屋-

女同期「じゃあまずみなさん、自己紹介から行きましょうか!」

女同期「高校と大学がA君と同じだった事務職員の女同期です!ビールが好きです!」

A「ひゅ~!さすが酒豪の自己紹介だな!」パチパチ

B「女同期さんって酒豪なんですか……すごい」

女同期「酒豪じゃない!」

女「女同期ちゃんと大学が同じだった女です!ウーロン茶が好きです!」

A「酒じゃないのかよ!ははは!」

姉「え……と……女同期さんと同じ職場で働いている姉です!豚カツが好きです!」

A「なんだよ女同期の数倍かわいいじゃん」

女同期「ちょっと!」

A「じゃ、俺たちも自己紹介をさせてもらいますっ」

A「俺は酒豪と崇められた女同期のライバル、Aです!」

B「僕はその友達のBです!」

A「んでもって……最後に」

C「…………エ……ア……その……Aさんと大学が同じだったCです……」

A「ご覧のスポンサーの提供でお送りしました!はははは!」

-居酒屋の化粧室-

女同期「うーん、私はB君を狙いたいところね……僕とか言っちゃうところがちょっとかわいい」

女「うんうんわかるー!……でもCってやつ、絶対数合わせだよね。あれは無い」

女同期「だねー。そもそも合コンに来るような気質のやつじゃないと思うよ。Aは相変わらず無能だなぁ」

女「まあまあ。ところで姉ちゃんはどんな感じ?」

姉「え……うーん……どんなって言われてもなぁ……」

女同期「いやいやあるでしょ。こいつはノリがうざいとかこいつはちゃんと噛んでしゃべれとかさ」

女「それA君のことだよね」

姉「んー、しいて言えばC君って人がちょっとかわいそうって感じかなぁ。無理やり連れてこられてるのは確かだし」

女同期「だよねー」


-居酒屋-

A「会議終わった?」

女同期「そんなこと表に出すなよこの無能」

A「ひでぇよお前!!!」

A「うーん、やっぱりどこの職場もそんな風なのか。厳しいよなあ、出会いがないって」

B「年配の方ならいらっしゃるんだけどね」

A「それはもはや性別のない何かだな。ところで、姉ちゃんのところはどうなの?」

女同期「うちもAたちのところとあんまり変わんないよ」

A「あーお前はいいよー俺は姉ちゃんに答えてもらいたいなー」

女同期「うっせぇよ!」

姉「え……と……そうだなぁ……。女同期さんの言う通り、他と同じで出会いは少ないと思うよ」

A「なんだってー!」

女同期「リアクションの差はなんだよ」

A「ははは」

C「……ア……アノ……!」

A「………………ん?どうしたC?」

A「言ってみろよ」

C「エ……イヤ……なんでも……ないです……」

A「ははは!なんだよおまえー!」

姉(何だったんだろ……)

C「……」チラ


A「では、これにて合コンは終了とさせていただきます!各自メールアドレスの交換をお忘れないようお願いしやーす!」

女同期「Bくーん、メアド交換しよーよ」

B「あ、うん。ありがとう。よろしくね」

女同期(かわいい……)

A「うわ、ゴリラが頬染めてやがる」

女同期「あ゛ぁ゛!?」

女「怖いよ女同期ちゃん」

A「さーって、みんなメアド交換終わったかな。ではでは、みなさん、ありがとうございました!」

B「盛り上がってすごく楽しかったよ」

女「A君ありがとうねー」

ちょっとトイレ

-夜道-

女同期「楽しかったなぁ」

姉「うんうん。女同期ちゃんもB君のメールアドレスもらえてよかったねー」

女同期「う……言わないでよそこは」

姉「応援してるよー」

女同期「んー……ありがとう。がんばってみる」

姉「お礼を言うのはこっちだよ。わざわざ解散時間をはやくしてもらっちゃったし。じゃあ、また明日職場でねー」

女同期「うん、お互いしっかり休んでまた仕事だ!」

姉(……ふう。久々にはめ外しちゃったなぁ)

姉(夜10時……急いで帰って、俺君にごはんを持っていかないと……ちょっと小走りに行こう)タッタッ

タッタッ……

姉(……?)ピタ

……

姉(気のせいかな……)タッタッ

タッタッ……

姉(―――!?もしかして――つけられてる?)くるっ

ドカッ!

姉「いたっ――――!」ドサッ

「はぁ……はぁ……捕まえたぞ!」ぐっ

姉「いやああああ!痛い、痛い……っ!離して!離してよ!」

C「少し黙れ!」ドカッ

姉「くっ――――ってC――君―――?」

C「ああ……そうだよ。お前が紙屑を眺めるみたいな目で見てたCだよ!くそが!」ドカッ

姉「いたっ……!そんな目……してないよっ……!」

C「そんなこと言ったってもう無駄だ……!今からお前を犯して、そのあとぶっ殺してやる!」

姉「やめてっ……!だれか、だれか助けてくださ―――ぅぐっ――!?」

C「へへ……布生地でも噛んでろ……さて、存分に体を堪能させてもらうかな……!」

姉「むぐ――――――っ!」ドカッ!

C「痛っ――――!このクソ女が!待ちやがれ!」ダッ

姉(家に……家に逃げないと……!)

A「あーあ、あんまりいい収穫なかったなぁ……」

B「そうなの?」

A「お前は女同期に惚れられる感性があっていいよなぁ……俺のタイプはあんまり見つからないんだよ」

A「つっても、一番はCか。今回はあいつに悪い思いさせちゃったしなぁ……」

B「まあ興味なさそうなのに連れてきちゃったのはいけなかったね」

A「いや……そうじゃないんだ」

A「あいつは女に恨みを持っているんだ。LINEでも結構言ってるよ。どれほどの怨念かわからないが、合コンがストレスになったのは確かだろうなぁ」

A「悪いことしちまった。帰ってからあやまるかぁ」

姉「はぁ―――ぁ―――っ―――はぁ―――!」

姉(やっと着いた……!裏路地を通って来たから、結構時間が掛かっちゃった……)

姉(はやく鍵を開けないと……………あれ?バッグがない……)

姉「まさか押し倒されたときに忘れて……!」

姉「そんな……!」

姉(はやく……!はやく出てお母さん……妹ちゃん……!)ピンポーンピンポーン

姉(お願いだから……!)ピンポーン

「お姉ちゃん?そんなに急いて、鍵でもなくしちゃったのかしら……」



姉「お母さん!」

「ちょっと待ってて。開けに行くわ」ゴソゴソ

C「はぁ―――っ、見つけたぞ!」

ガチャ

ドスッ!!!

姉「ぇ―――そん、な―――――」

母「ぅ―――あぁ――――……」バタリ…

姉「お母、さん…………そんな……そんな……お母さん!!」ぽろぽろ

C「お、俺は……こいつを…………ちがう……俺じゃない……!うわああああああああああ!」ダッ

姉「なんで…………ドア…………開けただけなのに…………!」バタッ

姉「お母さんっ……お母さんっ……!」

姉(私は何もしてない……私たちは何もしていない……)ズルッ…

姉(それなのに……なんで……こんなことになるの…………)

姉(おかしいよ……おかしいよ……)

妹「お、お姉ちゃん!それ―――赤いのって――――いやあああああああああああ!お母さん!」

姉(もうつらいよ……ひどいよ…………しにたいよ……)

姉(たすけて……だれか……たすけて……)

姉「俺君……助けてよぉ……」コン…


-俺の部屋-

俺「ぇ――――今、姉ちゃんの―――声が―――」

俺「『助けて』って―――」

俺「……あれ?スマートフォンの日付……2015年ってなんだよこれ……」

俺「…………そうじゃねぇよ、行かねぇと」

俺「姉ちゃん……どうしたんだろ……」


ギイ…………


姉「俺……君…………」ズ…

俺「姉ちゃん?なんか変わって―――いやそれより、この赤いのは……」

姉「お母さんがっ……お母さんが……!」

俺「母さん?母さんが、どうしたってんだ……」

俺「夜だから晩御飯つくってくれてるんじゃないのか?俺、近頃まともにリビングに行ってないけどさ……」

俺「ほら、立って……」ギュッ

俺「よく分からないけど、ひとまず母さんのところに行こう……な?」

-玄関-

俺「そんな……嘘―――だろ―――こんな、ことって――――」

姉「お母さん……お母さん……えぐっ……ううっ……」

俺「母さんがなんで死んでるんだよ……しかも、こんなにやつれて……」

俺「知らないうちに1年も経っちまってるし……ざけんなよ……」



俺(その後、警察が来て事情徴収などが行われた)

俺(母さんは助からなかった。そして殺害した犯人は、姉ちゃんと同年齢のCという人物だった)

俺(姉は気持ちが落ち着くことはなく、つねに恐怖に駆られるようになり、俺に付きっきりになってしまった)

俺(妹はあの夜に姿をくらましてしまった。現在、警察で捜査をしてもらっている。だが、一週間が経過した今、望みはうすい)

俺(これは母さんの葬儀のあとに姉から聞いたことだが、幼馴染もひきこもってしまっているという)

俺(スマートフォンであのゲームを初めて起動したときから、すべてが変わってしまっていた)

ここから無理やりエロ展開ねじ込んでいいか?
ねじ込むぞ

あれなんか日本語おかしくなってるな

俺(そして俺は、姉を慰めるために、体を重ねることになった)

俺「濡れまくってるな……」

姉「んぅ……だ、だってぇ……ぁんっ……!」

俺「挿れるぞ……!」ズブッ

姉「あぁっ――――ん―――ぁ―――はぁっ―――んんっ―――!」

俺「動くぞ……」パンッパンッ

姉「ぁっ……気持ち、いい……!俺君の、ちんぽ…………気持ちいいよぉ……!」

俺「うっ……ああっ……!」

姉「あ―――ぁっ―――ん――――ああっ!」ドク...ドク....

俺「はぁ……はぁ……っ」



俺(二人そろって、大学にも行かず、バイトで生計を立て、性行為をしながら戻って来るはずのないものを待つ)

俺(それでも……もういい)

おあり

つまり飽きたんだな

後付けすぎるエロですまない
なんか最近ガールフレンド(仮)がどーのこーのってお前らが言ってるから勢いで立てた


>>90

すまん

全員「新春スレ乱立実施中!!!」
(^_^)「ステマ好みですっ」
(^_-)-☆「お金っ」
(-_-)「カモ……」
(≧-≦)「サクラです」
(^▽^)「時折工作っ」
(^_^)「文担当です」
(^q^)「すてるすーーーしてないwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
(^_^)「あなたも?」
全員「ガールフレンドカッコステマッ!!!」
(^_^)「サイバーエージェント ステマ 資料で検索検索っ!」
「元旦から遂に出勤」

【2ちゃんねる 元旦から現在】

\\ ステマ ステマ キイテル キイテル ヨホドツゴウガワルイヨウダナ キンタマー //

   /⌒ヽ∧_,,∧∧_,,∧∧_,,∧∧_,,∧ 人     彡(゚)(゚)
 ヽ( ´ん`)/^ν^)/^ω^)/^ t ^)/^+^)/´┴`}/彡  とn   ::∧_∧:
  (   へ   へ   へ   へ   へ    へ (    )┘ :( ∩∩ ).
    >    >     >     >     >    >     u ― ┘  ::(´ ノ ノ::
                                   ::( ̄__)__)::

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