春香「やよいが『ちょっと背伸びパンツ』穿いてた…」(387)

P「!?」

いおりん「!?」


P「これだから衣装はこれで、更衣室は向こうにあるから着替えてきてくれ」

春香「はーい、いこっ、やよい」

やよい「はい!」

春香「よいしょ…ねぇ、やよ…!!」

やよい「なんですか?」

春香「そっ、その下着…」

やよい「あっ、これですか?この間、真美と一緒に買いに行ったんです!」


春香「それにしても、結構なデザインの…」

やよい「えへへっ。結構高かったんですけど、つい買っちゃいました」

春香「oh…」

やよい「…もしかして、似合ってませんか…?」

春香「いや…、まさかやよいがそんな背伸びパンツ履くなんて…」

やよい「?」


春香(どうしよう…とりあえず、メールで…)

春香『春香です。やよいが背伸びパンツを履いています。プロデューサーさん、私はどうしたら良いでしょうか?』

春香「…よし、メール送信」

ピピピッ

春香「早!」

P『ちょっと待ってろ!』

春香「?」

バン バン バンッ

P「開けろ!早くここを開けるんだっ!!」

やよい「はわっ!プロデューサーどうかしたんですか!?」

何やってんだP…


P「今すぐここを開けてくれ!」

やよい「でっ、でも、まだ衣装来てませんし…」

P「うおおぉぉーーー!!!」

P「黒か!?紫か!?紐か!?穴あきか!?シルクか!?どれだ!!どれなんだ!!」

バン バンッ

春香「…これはしまった…プロデューサーさんが理性を失ってしまった…」

やよい「はっ、春香さん…」

春香「…っ」

春香『プロデューサーさん!さっきのメールは冗談です!だから止めてください!!』

春香「送信!」

バンバ

ピタッ


P「……」

P「すまん…俺はやよいを信じてなかったようだ…」

やよい「…?」

P「衣装着替えたら…出てこいよ…」

やよい「は、はい…」

春香「プロデューサーさんの気配が消えた…」

やよい「プロデューサー、どうしたんでしょうか?」

春香「さ、さぁ?」

春香(やっぱり人に言うのは良くないよね…)

衣装と更衣室用意してもらえるんだから、多少金銭的に余裕が出てきた頃なんだろう
そんな状況で考えもしなかった「高級パンティー」

良いじゃないか、なあ?


やよい「とりあえず、着替えましょう」

春香「そうね…」

やよい「あっ、今日の衣装はスカートなんですね」

クルッ

ピラッ

春香「!?」

春香「やよい!アンスコは?」

やよい「え?あっ、忘れちゃいました」

春香「そ、そんな…」

やよい「でも…こうしたほうが…プロデューサーが喜ぶって真美が…」

春香「!?」

春香(こっ、こんなやよいの顔見たことない!まさか…わざと…)


春香(よく考えたら、こんな高そうな背伸びパンツをやよいが衝動買いするなんてありえない…)

やよい「じゃあ、行ってきま…」

春香「まっ、待って!」

やよい「?」

春香「……わ、私まだ着てないから、ドア開けないで…」

やよい「あわわっ。ご、ごめんなさい」

春香「……」

やよい「……」

春香(真美から思春期をうつされた…?いや、やよいもそんな年頃だから、普通なんだけど…)

春香(でも、自分から背伸びパンツを見せようとするなんて早すぎだよ!)


春香(もし、プロデューサーさんがやよいの背伸びパンツを見たら…)

春香(いや、見せられたら…大変なことに…)

春香「……っ!」

春香「そ、そうだ。やよい!私のアンスコ履かない?」

やよい「でも、それじゃ、春香さんはどうするんですか?」

春香「わっ、私なら大丈夫!今日は転ばないように気をつけるし」

やよい「うぅー…」


・・・

真美「ねぇねぇ、やよいっち」

やよい「あっ、真美どこ行ってたの?早く買うの…」

真美「じゃ、じゃ→ん!」

やよい「はわわっ。そっ、そんな派手なの、真美には早いよ!」

真美「甘い!」

真美「これを着るのはやよいっちだYO!」

やよい「!!」

真美「明日これを着て、兄ちゃんの…」

・・・

やよい(どうしよう…真美にはアンスコ履くなって言われたし…)


やよい「うぅー……」

やよい「……わかりました」

春香「ほんとっ!?良かった、じゃあこれを…」

やよい「春香さんもアンスコを履かないで行きましょう」

春香「……え?」

やよい「うっうー、そうすればみんな解決です!」

春香「…いや、ちょっと」

ガチャ

やよい「プロデューサー!着替え終わりましたよー!」

春香「いや、まだっ」

P「おっ、終わったか?」

やよい「はい!」


P「そろそろ生放送本番だから、行くぞ!」

P&やよい「ハイターッチ!」

春香「……ターッチ…」

・・・
・・


P「春香」

春香「……はい」

P「今更転ぶなとは言わないけど…」

P「生放送でパンツ全開で転ぶ奴がいるか?」

春香「……ごめんなさい」


その後、天海春香、パンツ全開動画は、ネット上に永遠とさまよっているという…
おわり

さっ、次書こうか(ニッコリ)

http://imgur.com/8F2Uy
ハイターッチって尻にさり気なく触れて怒られたいやよやよ

今描いてみたよ

>>51
やるじゃん

>>49
やよいは大人だなぁ(棒)

春香「や、やよい…?」

やよい「はいっ!なんですかぁ?」

春香「ど、どうしたのそれは…っ」

やよい「それ…って、あ。これですか?」

春香「ほ…細い…!もうこれは紐ですよ、紐!」

やよい「えへへ…実はコレ、伊織ちゃんに貰ったんです」

春香「はっ!?」


伊織『やよい、あんた下着いらない?』

やよい『へっ?』

伊織『お父様が取引してる下着メーカーから送ってきたのよ。ダンボール一杯に』

やよい『ダンボール一杯!?すごーい!』

伊織『そんなに使わないし、そもそももう十分持ってるから、貰ってくれないかしら?』

やよい『い、いいの!?』

伊織『えぇ。うちじゃ腐らせちゃうだけだし』

やよい『うっうー!助かります!』

春香「その中にあったのね…。"それ"が…」

やよい「えっへへー。可愛いですよね!」

春香「あ…うん…。でもそれ…」

やよい「なんですか?」

春香「人に見せない方が良いよ…(特に伊織には)

やべぇ
ごめん、俺今日は書けない
このネタでティンと来た人が色々書き殴ればいいと思うよ チャオ☆

―――765プロ 入り口

スタスタ……

春香「ふあぁ……」

真「今日は凄く眠そうだね。春香」

春香「えへへ……ちょっと夜更かししちゃって」

真「仕事あるのに何やってんのさ……あれ?やよいだ」

春香「え?あ、やよい!おはよっ!」

やよい「あ!春香さん!真さん!おはようございまーす!」スタタタ

真「おはよ!今日も元気だね」

やよい「うっうー!はい!今日も頑張りますーっ!」

春香「ふふ!頑張ろうね!」

スタスタ

春香「うぅ……寝不足の身としては階段がいつになく疲れるよ……」

やよい「春香さん寝不足なんですかー?」

春香「えへへ、ちょっとねー」

真「だらしないなー。それじゃおっ先ー」スタスタ

春香「うー……真の薄情者ー」

やよい「それじゃ私も先に行ってますねー!」スタスタ

春香「えー、やよいも……」

ヒラッ

春香「…………」

やよい「~♪」ピラッ

春香「……………………」

春香「…………」

春香「おほぉっ!!?」

ガチャッ

春香「……」

響「あれ?春香も一緒だったの?おはよー」

春香「……」

響「……?春香?どうしたんだ?」

真「春香、寝不足らしいよ」

やよい「だいぶお疲れみたいですー」

響「あぁ、それで顔面が蒼白で――…」

春香「真……響ちゃん……ちょっと」

真・響「「?」」

やよい「?? どうしたんですかー?」

春香「あっ、や、やよいはそのままで!」

やよい「?」

スタスタ

響「どうしたんだ?」

真「やよいを仲間外れにして……」

春香「……み、耳、貸して」

真・響「「?」」

ソッ

春香「…………」

真「どうしたのさ」コソコソ

春香「……や、やよいが」

響「?だからやよいがどうしたのさ」コソコソ

春香「……………………と、とんでもない大人下着履いてた」


真・響「「えっ」」

やよい「?」

真「お、大人、下着?」ボソボソ

春香「うん。うん。すっごいの。すっっっごいの」ボソボソ

響「で、でも、すごいのって……やよいにしたら……って事?」ボソボソ

春香「いやいやいやいや。私たちどころかあずささんが履いてもものすごいやつだったよ」ボソボソ

真・響「「…………」」


やよい「みなさん、どうかしたんですかー?」

三人「「「えっ!!?」」」

春香「い、いや!なんでも!なんでもないよ!」

真「そそそ、そ、そうそう!今日の仕事!仕事のお話!」

響「なんでもないから心配はいらないぞ!!」

やよい「……?そうですか……?」

響「うんうん!なんくるないさー!」

春香「うん!なんくるない!なんくるないよ!やよい!」

やよい「なんくるないんですねー?うっうー!よかったですー!」

ヒモというか前バリというか絆創膏

真「うんうん!そうそう!心配いらないよ!」

春香「あっ!やよい、ちょっとおつかい頼んでもいいかな?」

やよい「おつかいですかー?」

春香「うん!ちょっとこの諭吉さんで買い物して来てくれないかな!?」ヒュバッ

やよい「はわっ!久々の諭吉さんですー!何を買ってくればいいですかー?」

春香「えっとね、ペヤングとかを買ってやよいのお昼ご飯にするといいよ!」

やよい「え?私のですか?」

春香「うん!余ったお金で今日はお肉とか買ってお家でパーティするといいよ!」

やよい「え、で、でも……おつかいじゃ……」

春香「えっ!?あっ、え、と、それじゃ単二電池!単二電池買ってきて!」

やよい「あ、単二電池ですね!?うっうー!わかりましたーっ!いってきまーす!」

タタタタ……

春香「あ、あはは……いってらっしゃーい……」

春香「ふぅ……それじゃ、皆……座ろうか」

響「……会議、だな」

真「うん……。一大事だよこれは……」

スタスタ……

ガタガタッ

春香「……」

響「……」

真「……」

響「……」

真「……なんで単二電池……」

春香「……咄嗟に思い浮かんだのが……それだったから……」

春香「せめて、せめて単三にしておけば」

響「今はそれどころじゃないぞ……」

真「やよいの下着についてだよ」

春香「そ、そうだね。うん」

響「やよいってそんな過激な下着持ってたのか?」

春香「ううん、それはないと思う。ちょくちょく私の家に泊まったりしてるけど、そんな下着見た事なかったよ」

真「……最近買った線が濃厚?」

響「う……」

春香「でも、中学生で色気に気を遣いだしたって言ってもあんな下着は普通買わないよ……というか普通の店じゃ買えないよ」

響「やよいがちょっと間違って買っちゃって勿体無いからそのまま履いてる線は無い、かー」

真「一番あり得そうだけど……春香の話聞くとそれは無さそうだね……」

響「……あ」

春香「響ちゃん?」

真「何か思いついた?」

響「……あの、その、さ」

春香・真「「?」」

響「……やよいの、お母さんの勝負下着を……気付かず、履いてる、とか……?」

春香「……」

真「……あー……」

響「な、無い、かな」

春香「ど、どうだろ……子供の手が届く所に置いておくとも思えないし……」

真「そもそもやよいだって自分のパンツじゃなかったら履かないんじゃないかな……」

春香「うん……よほど下着に困ってる状況じゃないとねぇ」

真「最近は晴れ続きだから洗濯で乾いてないって事もないと思うしさ」

響「あー、それもそっか」

三人「「「…………」」」

……

ガチャッ

美希「おっはよーなのー!」

シーン……

美希「……あれ?誰もいない……?」

スタスタ……

美希「鍵は開いてるのに変なの……あーあ、つまんな……ヒッ」


三人「「「…………」」」ゴゴゴゴゴゴ


美希「は、春香……真くん……響……?」

美希(な、なんだか三人がすっごい眉間に皺を寄せてテーブル中央の単二電池を睨んでるの……)ゴクリ

やよい「あ!美希さん!おはよーございまーす!」ヒョコッ

美希「あっ、やよい!おはようなの……ねぇ、これどうしたの?」

やよい「それが、何かの健康法らしいですー」

美希「けんこーほー?」

やよい「はいー。仲間に入れてくれなくてちょっと寂しいです」ショボリ

美希「むむ!それは聞き捨てならないの!」

スタスタ

美希「ちょっと三人とも!やよいだけ仲間外れは酷いって思うな!」

春香「え?あ、美希」

響「はいさーい……」

真「ごめんごめん、気付かなくてさ」

美希「ちょ、ちょっと、眉間に皺を寄せたまま三人一斉にこっちを向かないでほしいな」

美希「それよりも!やよいを仲間外れは駄目なの!ミキはそういうのヤなのー!」

春香「仲間外れ?」

美希「そうなの!健康法をやよいにも伝授するのー!ついでにミキにも!」

やよい「み、美希さん!私大丈夫ですから!ちょ、ちょっとトイレ掃除いってきますー!」

スタタタ

美希「あ、やよい……んもー!三人のケチケチ!」

春香「それより……美希、ちょっとこっち来て」

美希「?」

……

ガチャッ

律子「おはようございまーす」

スタスタ

律子「今日のスケジュールは……ヒッ」

四人「…………」ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

律子「は、春香、真、響、美希……?」

律子(なんか四人がすっごい眉間に皺を寄せてテーブル中央の単二電池を親の仇のように睨みつけてる……)

律子「ど、どうしたのよ四人とも……アイドルがしちゃいけない顔になってるわよ」

美希「律子……さん」

春香「おはようございます……」

響「一大事なんだ……これはちょっとした一大事なんだぞ……」

律子「……何があったの?」

真「律子……落ち着いて聞いてほしいんだ」

律子「……?」

……

真「――って事なんだ」

律子「……え?それだけ?」

真「なっ……!!」ガタッ

春香「そ、それだけって!それだけって何ですか!」

響「一大事じゃんかー!これはとんでもない事なんだぞー!!」

美希「律子!律子律子!律子!律子!」

律子「ちょ、おちつっ、落ち着いてよみんな!落ち着いてってば!あと美希調子乗るな!」

律子「で、でもやよいももう中学二年生よ?そういう事に気を遣い始める歳じゃないのかしら」

春香「そういうレベルの下着じゃないんですって!!」

律子「いや、そうだとしても……下着なんて個人の自由だし……」

響「別にそれはいい!別にどんな下着を着てもその下着自体は問題じゃないんだぞ!」

律子「えー……?どういう……」

真「やよいの場合、それをやよいが履くに至るまでのプロセス、そして目的が問題なんだよ……」

美希「考えてもみてほしいの……別に律子……さんとか、あずさとか小鳥が履いてても別に騒がないの」

律子「それは、まぁ……もう大人だし」

美希「そして、ミキが履いていたとしても多分こんなに騒がれないの……デコちゃんでも、亜美真美でも」

律子「え?……あー……でも、なんかわかるかもしんないわね……。なんか背伸びして履いてそうかも」

美希「……そう、そのやよいがあんな下着を自分の好奇心で履くなんてありえないの」

律子「んー……?結局何が言いたいのよ」

春香「……もし……もし、他の人からの要望だったりしたら?」

律子「……………………え…………」

………
彼氏『おい、やよい』

やよい『あ、彼氏くん……』

彼氏『今日は生中継のテレビだったよな』

やよい『そ、そうだけど』

彼氏『じゃあ、これ……履いて出ろよ』スッ

やよい『っ!!や、やぁ!そんなのっ!』

彼氏『履かなきゃ別れるぜ』

やよい『……っ……』ゴソゴソ

彼氏『ははっ……そーそー。おとなしく俺のおもちゃになってればいいんだよ』

やよい『う……うぅ……』ポロポロ
…………

律子「…………」ギリギリギリギリ

響「……分かってくれたみたいだな」

律子「い、いえ、でも、あのやよいに限ってそんな」

美希「でも、それだけじゃないの」

…………
どこかの悪い偉い人『さて……今日は生中継の番組に出演するそうじゃないか』

やよい『は、はい……』

どこかの悪い人『それでは……これが何かわかるな?』スッ

やよい『っ!』

どこかの悪い社長『おや、嫌ならいいんだが……』

やよい『……それを、それを履けば……みんなは……765プロのみんなには手を出さないでくれるんですね……?』

どこかの悪い黒い社長『あぁ、約束してやろう』

やよい『……』

ゴソゴソ

悪い黒い社長『ふっふっふ……素晴らしい光景だな』

やよい『お父さんお母さん……長介たち……765プロのみんな……ごめんなさい……』ポロポロ

黒い社長『ウィヘヘ』
…………

美希「とかあるかもしれないの」

ガチャッ

亜美「おっはよーん!」

真美「はっよよーん!」

シーン……

亜美「……ありゃ?」

真美「誰もいないのかな?」

亜美「えーっ!そんなの無いっしょー!せっかく早くついたのにさーっ!」

スタスタ

真美「でも今日は皆ほとんど午後から仕事じゃなかったっけー?」

亜美「午前はミーティングとか話し合いとかするって言ってたのにねー」

真美「兄ちゃんも来てないみたいだし……ヒッ」

亜美「え?どしたのさ、真美隊いn……ヒッ」


五人「「「「「……………」」」」」ズズズズズズズズ

真美「み、皆……?」

亜美「ど、どうして皆修羅の様な形相で単二電池を解体してるの……?」

律子「亜美……真美」ゴゴゴゴ

真美「ひえっ!?り、律っちゃん怖いよ!?」

亜美「皆どうしたってのさー!」

やよい「うぅー……さっきから皆そんな調子なんだよー」

真美「あ!やよいっち!おはよー!ってずっとこうなの?なんで?」

やよい「私にもわからなくて……」

亜美「よーし!ではここは我ら迷宮兄弟、双海姉妹探偵におまかせあれ!」

真美「この謎はきっと迷宮入りさ!」

やよい「うー……迷宮でも兄弟でも無いし探偵としては凄く縁起わるい名前だけどおねがいしてもいいかな?」

亜美「任されよう!やよいっちは給湯室でゆっくりしててよん」

やよい「ありがとー」

スタスタ……

真美「……さて、どうすっかね」

亜美「取りあえず電池取り上げようか」

亜美「……で、どうしたのさーみんな」

美希「ちょっと、大変な事が起こってるの」

亜美「え……?」

響「下手したら……もう、取り返しつかないかもしれないんだぞ……」

真美「ど、どうしたの……?」

真「…………」

亜美「……言えない、事なの?」

律子「……やよい、が……」

真美「っ!?やよいっち!?やよいっちに関係してる事なの!?」

春香「……」

亜美「ねえ!教えてよ!……亜美も真美も、みんなのっ、やよいっちの仲間、友達なんだよ!?」

真美「真美たちにできる事があるならなんでもするよっ!だからっ……!」

春香「……実は――――……」

…………

スタスタ……

雪歩「一山~二山~三山~越え~(ヨイヨイ)」~♪

雪歩「ふぅ……やっと事務所についたよ」

ガチャッ ドン!

雪歩「きゃあっ!」

真美「……―――っ!!」

タッタッタッタ…

雪歩「あ、あれ?真美ちゃん……?」

亜美「真美っ!」

雪歩「あ……亜美ちゃん……真美ちゃんどうしたの?」

亜美「あ……ゆき、ぴょん……」

律子「亜美……真美は……」スタスタ

雪歩「あ、律子さん……」

律子「……雪歩」

雪歩「あ、あの……どうしたんですか……?何か……あったんですか?」

―――会議本部(ソファ)

雪歩「……っ!!そ……そんな……!」

春香「……雪歩……」

真「……つらいかもしれないけど……これは本当の話なんだ」

雪歩「……」

ガクッ

響「っ!雪歩!」ガシッ

雪歩「あ、あのやよいちゃんが……あんなに、あんなに良い子、なのに……」ポロポロ

美希「……雪歩……」ギュッ

律子「……やっぱり、雪歩に伝えるのは少し酷だったかしら……」

雪歩「い……いえ……ありがとうございます……知れてなかったら私……もっと後悔するところでした」グスッ

雪歩「それに……一番、つらいのは……やよいちゃんだと思います……」


―――給湯室

やよい(えへへーペヤングペヤングーあと二分でペヤングー)ワクワク

ガチャッ

あずさ「真美ちゃん、大丈夫?」

真美「……」グスッ

春香「あ……あずささん」

律子「真美も……連れてきてくれたんですね」

あすさ「えぇ、というか、道に迷ってたら真美ちゃんが道端でうずくまっていたので……連れてきてもらっちゃいました~」

真美「…………」グスッ

亜美「……真美、大丈夫、大丈夫だから……」ギュッ

あずさ「……何か、あったんですか?」

響「……っ……」

春香「……そ」

律子「……それは……」

あずさ「…………あったんですね?」

―――給湯室

やよい「あついっ!あっ!だめだめっ!」だばぁ

やよい「弟達に分けてあげよっ!」

春香「……――――って事が……」

あずさ「……っ……!そんな……」

律子「……確定では、ないですが……」

あずさ「……」

あずさ「なんで……なんであんなに素直で、良い子なのに……」

あずさ「私が……できる事なら私が代わりになってあげたい……!代わってあげたい……けど……!」

響「っ!!そんなの駄目だよ!」

あずさ「え……?」

響「そんなの、解決にならないぞ!あずささんが代わりになっても、仲間が危険に晒されてるって事実は何も変わらないじゃん!!」

あずさ「……そうね……ごめんなさい……すこし、取り乱してたみたい……」

響「もう、そんな事言わないでよね……」

―――給湯室

やよい「ぐすっ……ふぐぅっ……ぺやんぐ……!はるかさんにっ……かってもらったのにぃ……!」メソメソ

ペヤング「 」

ペヤング「まだ慌てるような時間じゃない」

春香「……後この事を伝えて無いのは……あの三人だけ、だね……」

真「え?……あぁ、そうだね」

雪歩「……伝えるのは、少し辛いです……」

響「あの三人はやよいの事、溺愛してたからな……」


ガチャッ

伊織「おはよー」

一同「「「!!」」」

伊織「あれ?どうしたの?皆お通夜みたいな顔して」

あずさ「伊織……ちゃん……」

伊織「なによ?」

あずさ「あ、えっと……」

伊織「それよりプロデューサー、まだ来てないの?んもう!この伊織ちゃんより後に来るなんて良い度胸じゃない!」

春香「……」

伊織「……あれ?やよいは?」

一同「「「!!!」」」ビクッ!

やばい素でお姫ちん忘れてた。大好きなのに
ちょっとご飯食べてくる

★食事代行始めました★
食事したいけどその時間が無い、食事をしたいけど食べるものが無い、そんなときに!
フードファイトで鍛えたスタッフたちが一生懸命あなたの代わりに食事をしてくれます!
モチロン食事を用意する必要もありません!スタッフがあなたの家の近くのラーメンを無差別に食い荒らします!
1時間\1200~ 24時間営業 年中無休!

                /ヽ
                /  s i
          /    .|/\――ァ      _ / ̄/ ̄:::''‐、.       ら

.    r―――くS    /   |―― ァ     ./::/ /::::::::::::::::::::::\.   お.  あ
     \__r――― '――― ァ_ノ    /::::::/ /:::::::::::::::::::::::::::::::::ヘ.   か  め
.    r、{ ̄∽  \∽   ∽∽ ノ―ァ ア    ./_/__i i:::::::::::::::::::::::::::::::::::ヘ  わ.  ん
  r、! \   r――――― '‐―ァ/}.     ../ | .|:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|  り
 !\ S. ` 、r‐` ――――――‐ァ―ァ      /┃ ヘ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/
  r――――.\______ ,ノ―ァ     (   (7::::::::i:::::::::::::::::::::::::/
.  \∽   { ̄∽   ∽∽  ,フ /       .\ /::::::::::/:::::::::::::::::::::::(
.   \: : : : :\: : : : : : : : : : : :/: :/        /:::::::::::く::::::::::::___\_______
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                        ,r'―――.//_,,..-‐"::::::/ /  / /// /
                        ,`‐η‐-' く::::::\:::::::::::/ /ヽ / /~/ /
―――――――――――――――ヽ‐<...,,__/)λ" ):/ / / / / / /――――

                                 ヽ ) (/ / "/ / / /

   食事代行では現在スタッフを募集していません

バンバンバンバンバンバンバンバンバンバン
バン       バンバンバン゙ン バンバン
バン(∩`・ω・)  バンバンバンバン゙ン
 _/_ミつ/ ̄ ̄ ̄/
    \/___/ ̄
  バン    はよ
バン(∩`・д・) バン  はよ
  / ミつ/ ̄ ̄ ̄/   
 ̄ ̄\/___/
    ドゴォォォォン!!
        ; '     ;
     \,,(' ⌒`;;)
   !!,' (;; (´・:;⌒)/
  ∧_∧(;. (´⌒` ,;) ) ’
Σ(* ・ω・)((´:,(’ ,; ;'),`
 ⊂ヽ ⊂ ) / ̄ ̄ ̄/
   ̄ ̄ ̄\/___/ ̄ ̄ ̄

          /\
     . ∵ ./  ./|
     _, ,_゚ ∴\//
   (ノ゚Д゚)ノ   |/
  /  /

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ポチポチポチポチポチポチポチポチポチポチ
ポチ     ポチポチポチポチポチポチ
ポチ(∩`・ω・) ポチポチポチポチポチ
 _/_ミつ/ ̄/_
      /_/

伊織「やよいよ。やよい。まだ来てないの?」

春香「いや、その」

伊織「?」

真「今は、給湯室にいると思うけど……」

伊織「そうなの?」スタスタ

真「あ、でも今はなるべく――……」タッタッタ

伊織・真「「!!!?」」


やよい「ひぐっ……ぐすっ……!!」


伊織「ど、どうしたのやよ」

真「っ!」ガバッ

伊織「っもがっ!」

真「(今は、今は駄目だ伊織!)」ボソボソ

伊織「(な、なんでよ!)」ボソボソ!

真「(とりあえず皆の所に!)」ボソボソ!

スタスタ

伊織「ちょ、ちょっと!どういう事なの!」

真「……伊織」

伊織「何なのよ!それよりやよいが泣いてるのよ!やよいのところに――……」

真「伊織!」

伊織「っ!」ビクッ

真「……――これから、僕たちが言う事は……落ち着いて聞いて欲しいんだ」

―――会議本部(ソファ)

真「……―――って事なんだ……」

伊織「……な、なによそれ」

律子「伊織、落ち着いて」

伊織「何なのよ!それ!」

春香「……」

伊織「……だったら……さっき、やよいが泣いてたのは……!」

真「……多分、その事で……だと……思う」

伊織「っ!!!」

ゴソッ ピッピッ!

春香「!!ちょっと、伊織!」

響「何をしようとしてるんだよ!」

伊織「決まってるじゃない!!水瀬財閥の力を使ってそいつを永久に葬り去ってやるわ!!」

律子「何考えてるのよっ!」

伊織「アンタたちこそ何考えてるのよ!!やよいがこんな目に遭ってるのに!アンタたち、何でそんな冷静でいられるのよぉっ!!」

あずさ「いおりちゃんっ!」

伊織「っ!!」

あずさ「……落ち着いて、伊織ちゃん。私たちが、何も感じてないと思うの?」

伊織「……」

あずさ「私たちだって……くやしいの。くやしくてたまらないの」

伊織「……でも、でも!」

Pはよ

あずさ「それに……冷静に考えてみて?」

伊織「え……?」

真「もし、やよいがその相手に――……」

…………
黒い社長『何だと?「こんな事、もうやめたい」と聞こえたが……』

やよい『おねがいですっ……!もう、やめて……!やめてくださぁい……!』ポロポロ

黒い社長『……この私としては、この事を警察にでもマスコミにでも垂れ込むのは構わん』

やよい『え……』

ピラッ

やよい『!!!!』

黒い社長『しかし、その時は……“ついうっかり”お前の恥ずかしい写真を……この手がネットにばら撒いてしまうかもしれんなぁ……?』

やよい『っ……』ガクッ

やよい『お父さんお母さん……長介たち……765プロの皆……大親友の大大大好きないおりちゃん……ごめんね……』ポロポロ

96い社長『ウィホホ』
…………

真「……なんて事も……!」

伊織「……そ」

ガクッ……

伊織「そんな……!!」

響「伊織……焦ることはないぞ」

真「そうだよ。そんなに簡単に受け止められることでも無いしね……」

雪歩「まず落ち着いて、それから急いで私たちにできる事をやろう?」

春香「私たち……仲間だもんぜ?」

あずさ「まずは皆と相談しながら……ね?」

亜美「一人じゃないよ……亜美達もいる」

真美「そうだよ。いおりん」

律子「そうと決まれば、話し合いの続きをしましょ……ね?」

伊織「……っ!」

グスッ

伊織「……うん!」

春香「噛んだ」

響「さて、そろそろ貴音も駆けつけてくれる頃だぞ」

伊織「あれ、貴音も?」

響「あぁ、さっき電話で事情は話しておいたんだ。仕事は夕方からだったけど急いで来るってさ」

ガチャッ バタン!

貴音「やよいっ!」

春香「うわっ!た、貴音さん!」

貴音「……失礼致しました……少々、取り乱して……」

響「いや、急いでくれてありがたいぞ」

貴音「それで……やよいは」

真「あの、今は給湯室に……だけど……その……」

貴音「……」スタスタ

伊織「ちょ、ちょっと貴音!今は――……」

貴音「…………ここは、少しわたくしに任せて下さい」

参考画像が少ないですねぇ

―――給湯室

やよい「ひくっ……ぐすっ……!」

やよい(もう私……農家さんに合わせる顔がないよぉ……!)ズビーッ

スタスタ

やよい「!」

貴音「……やよい」

やよい「た、たかねさんっ!(だ、だめっ!泣き顔見られちゃう!)」

やよい「あ、あのっ!ちがうんです!これは、そのっ!」

ギュッ

やよい「……ふぇっ」

貴音「……」

やよい「あ、あのっ……ぐすっ、たかね、さん?」

貴音「……よいのです」

やよい「え……?」

貴音「泣いても……よいのですよ……やよい……!」ギュゥゥ!

やよい「……」

やよい「……っ……た」

ギュゥゥ!

やよい「たかねさぁん……!!」ポロポロ

貴音「辛かったでしょう……辛かったでしょう……!」

やよい「わたし、わたし……!」ポロポロ

やよい「みんな……わたしの手から……ぜんぶ……零れ落ちちゃってぇ……!!(ペヤングが)」ポロポロ

やよい「気が、ついたら……!もう、手遅れになっちゃってて……!!ひぐぅっ……!!(ペヤングが)」ポロポロ

貴音「辛かったでしょう、辛かったでしょう」ギュウゥ

やよい「わたし、わたしっ!もうっ、みんなにっ……かおむけできないっ……!!ぜんぶ、ぜんぶだめにしちゃいましたぁぁ……!!(ペヤングを)」ポロポロ

貴音「やよい……」

やよい「ごめんなさいぃ……!ごめんなさいぃ……!(ペヤング)」ポロポロ

スタスタ……

伊織「……やよいは?」

貴音「今は、どうやら落ち着いた様子です」

伊織「……ありがと……貴音」

貴音「……いいえ、よいのですよ」

律子「でも、落ち着いて良かったわ」

真「……さて、伝えなきゃならないのは残すところ二人……か」

ガチャッ

春香「!」


千早「おはようございます」


響「……来たみたいだぞ……」

律子「……どうなる事やら」

…………

春香「……――――って事が、あって……」

千早「……そう。それは一大事ね。許せないわ」

春香「ち、千早ちゃんが怒るのも分かるけど少し落ちつ――……あれ?」

千早「どうしたの?」

春香「え、あ、いや!なんでもないよ!」

千早「そう?」


真「あ、あれ?」

雪歩「意外と普通だね……」

亜美「……ねぇ、千早お姉ちゃんが犯人とか」

真美「しっ!!ちょっと本気でありそうだからやめてっ!」

あずさ「でも千早ちゃんも内心はすごく心配してると思うわよ~」

千早「さて、と。萩原さん。ちょっとスコップいいかしら」

雪歩「え?あ、はい」ヒョイッ

千早「~♪」ヒュンヒュン

真「……ねぇ」

響「……うん、ちょっと様子が」

千早「I am a world's forgotten boy」~♪

律子「……――っ!!」



千早「The one who searches and destroys!!」ダッ!!


律子「この子サーチアンドデストロイ歌ってるわ!!業界人とかやよいに関わる男全員殺す気よ!!!!」

あずさ「早く取り押さえて!!!!」

ギャーギャー!!!

貴音「サーチアンドデストロイとはどのような意味なのでしょう?」

雪歩「見敵必殺」

貴音「なんと」

千早「はなしな……さいっ……!!」ギギギ

真「な、なんて力だよ……五人かかってやっと取り押さえられるとか……」

春香「駄目だよ千早ちゃん……!落ち着いて……!」

千早「落ち着いていられるわけ……!!ないじゃないっ……!!」ギギギ

美希「で、でもでも、千早さん……当てがあるわけじゃないんでしょ……!?」

千早「……っ」ピタッ

響「…………千早?」

千早「当て……あるわ」

春香「え?」

千早「心当たりが……あるの」

春香「ほ、本当!?」

律子「一体どんな……?」

千早「……昨日は、私と高槻さん……一緒にてっぺんまで仕事だったの」

…………

スタッフ「おっかれさまでーす!!」

やよい「はいっ!おつかれさまですたーっ!」

千早「お疲れ様です」ペコ

スタスタ

やよい「疲れちゃいましたねー。もう日付変わっちゃいますー」

千早「そうね。高槻さん電車は大丈夫なの?」

やよい「えへへ、実は今日はもう帰れないんですー」

千早「え?それはいけないわ。タクシー代貸しましょうか?」

やよい「い、いえいえ!だいじょうぶですー!それに帰っても今日は家に誰もいないんで!」

千早「そうなの……じゃあ、その、高槻さんさえよければ家に泊まりに来ても良いのだけれど」

やよい「あ……せっかくのお誘いなんですけど、もうどうするか決まってるんですー」

千早「あらガッデムそうなの」

やよい「えっ?」

千早「何でもないわよ。咳払いしただけだから」

やよい「そうなんですかー?」

千早「でも、もう決まってるって……今日はどこに」


「おーい、やよいー」

やよい「あっ!プロデューサー!!」

P「おう、お疲れ。あ、千早!お疲れ!」

千早「お疲れ様です。プロデューサー」

やよい「今日も頑張りましたー!」

P「あぁ、二人とも偉い偉い」

千早「ありがとうございます」

やよい「えへへー」

スタ……

千早「それでは、私はこれで」

P「あぁ、お疲れ様。ってっちょっと待った。送って行くから」

千早「いえ、私の家ここから五分くらいなので……車で帰った方が小回りが利かないので遠回りかと」

P「そうか……?だったら歩いて送るよ」

千早「いえ、少し泣きたい気分なので。一人にしてください」

P「えっ」

千早「嘘です。なんでもないです。大丈夫です」

P「まぁそこまで言うなら……気を付けて帰れよ?」

千早「はい。それでは。高槻さん、おやすみなさい」

やよい「はいー!また明日ー!」

千早「ええ。また明日」

スタスタ

千早(……あれ、結局高槻さんどうするのかしら)

P「よし、それじゃ帰るかやよい。車に乗ってくれ」

千早(ネカフェ……とか?でもホテルをとってるのかも)

やよい「はいー!えへへ!」

千早(まあ、高槻さんが安全に泊まれるのならどこでも――……)


やよい「お泊り楽しみですー」


千早「……ん?」

P「あんまり騒がしくするなよ?」

やよい「はい!大丈夫です!」

P「よし、じゃ行くか」

バタン ブロロ

千早「えっちょっ、まっ」

ブロロロ

千早「ちょっ!ちょっと待ってください!!」タッタッタ!!


やよい「あれー?千早さんが手を振って走って来てますー」

P「んー?そっか。振り返してあげな?」

やよい「はい!ちはやさーん!おやすみなさーい!」ブンブン


千早「ちょっ、待っ、あぁっもう!!高槻さん可愛い!!」

ブロロロ…

千早「……行ってしまった……」ハァハァ

…………

千早「……」

春香「……」

真「……」

響「……」

雪歩「……」

律子「…………それって」


ガチャッ

P「ふぁぁ……おはよーう」


美希「尋問」

あずさ「開始ね」

P「ねえ」

千早「なんでしょう」

P「ちょっと聞いてもいいかな」

春香「どうぞ」

P「なんで俺は皆に取り押さえられて雪歩にスコップでギロチンよろしく処刑されかかってるのかな」

千早「今はまだ刑は下しません。真相を確かめるまでは」

P「真相?真相ってなんの?」

雪歩「ほ、本当に心当たりはないですかぁ?」

P「皆目検討もつかん」

春香「じゃ、じゃあ説明しますね……」

P「うん、お願いします」

…………
春香「……――って事なんですけど」

伊織「アンタ……心当たり……あるでしょ」

P「…………」ダラダラ

真「……プロデューサー……?」

美希「プロデューサー……まさか本当に」

亜美「ちょ、ちょっとまって!兄ちゃんの様子が変だよ!」

あずさ「え?」

P「…………ちょっと……ちょっと皆、離して……手、離して」

響「す、凄い汗だぞ……顔色もすごく悪い」

貴音「面妖な……」

春香「ちょ、ちょっと手はなそうか」

千早「そ……そうね」

パッ

P「っ!!!!!」ダッ

真「あっ!!逃げた!!」

真美「に、兄ちゃんの野郎めっ!!」

千早「捕まえて腸を――……!!」

春香「ちょ、ちょっと待って!」

真「えっ?あ……」

――トイレ

ガチャッ バタン


<おぇぇええぇぇえろろろろろろろろろろろ


一同「「「「…………」」」」

春香「めっちゃ吐いてる……」

ジャー ゴボゴボ

ガチャッ

P「…………」ゲソォ

あずさ「ぷ……プロ、デューサー、さん?」

千早「……大丈夫……ですか?」

P「…………」

ガクッ

雪歩「!!……あのプロデューサーが」

真「方膝をついた……!!」

P「…………や」

P「やよいが……そんな……そんな……」

P「そんな……」

春香「ぷ、プロデューサーさん?」

P「やよいが……そんな事に……」

春香(そういえば)

P「だって……俺の前じゃ、あんなに……あんなに気丈で……」

真(やよいの事)

P「あんなに……あんなに、変な虫が着かない様に……守ってたのに……」

千早(一番、異常に溺愛してるのは)


P「や」

ギリィッ!!

P「やよいぃぃいいぃぃぃぃぃいぃぃぃ!!!!!!」ウワァァァァァァァァァァァァァァァ


一同((((……――――この(駄目な)人だった))))

P「やよいっ!!!やよいぃっぃいいぃぃぃぃぃぃぃ!!!!!」

――――――――――

やよい『高槻やよいです!よろしくおねがいしまーすっ!』

――――――――――

P「うあっぁ!!うわあああぁぁっ!!やよいぃがぁぁぁぁああ!!」

――――――――――

やよい『プロデューサー!ハイ!ターッチ!いえい!えへへ///』

――――――――――

P「やよっぐふっ!!やよいぃぃぃぃいいいいいいぃぃぃぃ!!!!!!」

――――――――――

やよい『プロデューサー……お兄ちゃんみたいだなーって……』

――――――――――

P「 」プツン

スクッ

P「探す」

春香「……え?」

真「どうしたんですか?い、いきなり」

P「やよいにそんなもん着せた奴を探す」

雪歩「さ、探すっていったって……」

P「探し出して、消す」

美希「ちょっと!ちょっとだけ落ち着いたほうがいいの!目が正気じゃないの!」

千早「お供します」

真美「千早お姉ちゃんまで!!?」

P「体の毛という毛を全部毟る」

亜美「ちょっと!兄ちゃん落ち着きなよ!!」

P「いいや。毟る。瞼とかも毟る。膝の皿とかも」

律子「ちょっ、目!目が怖いですプロデューサー!!!!」

やよい「うー……ちょっと泣き疲れて眠っちゃってた……」ゴシゴシ

ワーワー

やよい「あれ?皆来てるのかな?」

スタスタ ヒョコッ

やよい「おはよーござ……いま……」



P「はなせ!離せよぉっ!!今から黒い社長を二度と泣いたり笑ったりできなくするニトロ爆弾作るんだよ!!離せよぉぉぉっ!!」

真「春香!!そっち抑えてぇっ!!」ギギギ

春香「おさっえ、てる……よぉっ!!!!」

響「プロデューサー、正気に戻ってよぉー!!!!」

ギャーギャー


やよい「な、何がおこってるんですか……?」

伊織「あっ!!や、やよい!」


P「!!!!」ピタッ


やよい「お、おはよーございます」

P「や、やよい……」

やよい「プロデューサー……どうしたんですか……?」

スッ ゴシ…

P「……!」

やよい「……なんで、泣いてるんですか……?」

P「…………や」

ギュゥゥゥ

P「やよいぃぃぃぃぃぃいぃぃぃいぃぃ……!!!!!」ガクン

やよい「はわわっ!?」

真(やよいの手を握り締めたまま膝から崩れ落ちた……)

やよい「プロデューサー!?ほ、本当にどうしたんですか!?」

P「俺、俺お前を守れなかったんだな……ごめんな……!ごめんなぁ……!!」

やよい「……え」

P「俺、何もっ!おまえに何もしてやれなかった!!ごめんっ……ごめん!!」

やよい「……」

P「すまないっ……!!すまない!!やよいっ……!!」

ギュッ

P「……へ」

やよい「……っ」ギュゥゥ

P「…………やよい……?」

やよい「よく……よくわからない、ですけど」

やよい「もうそんな事言うの……駄目ですっ……。嫌です……!」

やよい「わたし、プロデューサーには、いっぱいお世話になってるんです!感謝してるんです!」

やよい「なのに、プロデューサーがそんな事言うのはだめです!いやです!」グスッ

P「……やよ、い……」

P「……」

ナデナデ

やよい「!」

P「…………悪い、やよい。少し取り乱した」

やよい「プロデューサー……」

律子(少し……?)

P「すまん……でも、もう、もう平気だよ」

やよい「そう、ですか?」

P「うん……だいぶ冷静になれた気がする」

やよい「……いつものプロデューサーですっ」ニコ…

P「……ん。悪かった」

やよい「もうあんな事……言っちゃ駄目ですからね」

P「うん。もう言わないよ」


春香(さっきまでの温度差すごい)

P「冷静になったら今やるべき事が見えてきたよ」

やよい「よかったです」ニコ

P「あぁ、まずは」

春香「あ、プロd」


P「やよいにそんな下着を着させた輩を見つける事だな」


やよい「へっ」

P「ん?   あっ」

春香(遅かった)

P「あ、いや、やよい、これはその、違くて」

やよい「…」

やよい「……」

やよい「…………」

やよい「………………~~~~~っ!!!!!////」

ガチャッ

小鳥「おはようございまーす」

ギャーギャー

小鳥「……?」

スタスタ

小鳥「みんなー!おはようござ」



千早「腸がいいですか?横隔膜がいいですか?」

P「ゆるひてふらはい!ゆるひてふらはい!」

真「千早!ちょっとタンマタンマ!プロデューサー死んじゃうって!!」


やよい「うぅ~っ……!!みられた……!!見られちゃったよ伊織ちゃぁん……!!」

伊織「大丈夫、大丈夫だからね。やよい」

ワーワー

小鳥「…………一体何が……」

春香「あ!小鳥さん!おはようございます!」

小鳥「おはよう春香ちゃん……この惨劇はどうして……」

春香「あ、あはは……えっとですね……」

……

春香「って事がありまして」

小鳥「そ、そんな事が……」

美希「結局犯人は謎のままなの」

律子「結局だれなのかしらねぇ」

響「やよいにその下着を与えた奴……手がかりとかあればなー」

小鳥「あの……」

響「ん?どうしたんだ?ぴよ子」

小鳥「……それ、わたし」

響「……え?」


小鳥「その…………犯人、わたしです」

ピタッ

一同「「「「…………は?」」」」

真「え、ど、どういう……」

伊織「や、やよい、本当なの?」

やよい「…………っ///」コクン

春香「こ、小鳥さん……」

雪歩「そっちの趣味があったなんて……!知ってましたけど……!」

小鳥「ちょっ、みんな何か勘違いしてない!!?」

あずさ「で、ですけど……」

律子「とりあえず、何があってそうなったか説明してもらえますか?」

小鳥「は、はい……」

……
昨日・Pとやよい・千早と別れた後

やよい「~♪」

P「ふふ、ご機嫌だな。小鳥さんの家に泊まりに行くの、そんなに楽しみか」

やよい「はいっ!」

P「そういえばやよいは小鳥さんの家行くの初めてか?」

やよい「はい!プロデューサーはあるんですか?」

P「1、2回程な。酒に潰れた小鳥さんを運んだ時に少しね」

やよい「……そうなんですかー」

P「あぁ、もうそろそろ着くぞ。準備しろ」

やよい「はいっ!!」

……

P「それじゃ、やよいをよろしくお願いしますね」

小鳥「はい!任せて下さい!」

P「それじゃ、やよい。大人しくしとくんだぞ?おやすみ」

やよい「はい!おやすみなさい!!」

…………

小鳥「やよいちゃん、お風呂沸いてるわよ」

やよい「うっうー!ありがとうございます!」

うぎゃあ寝てた
保守ありがとうございます

――――そこまでは何事もなかったんだけど……

やよい「あ……」

小鳥「あら、やよいちゃん。もう済んだの?」

やよい「は、はいー……でも、あの」

小鳥「?」

やよい「……下着、買ってくるの忘れちゃいました……」

小鳥「えっ!」

やよい「うぅ、ごめんなさいー!」

小鳥「あ、ううん!別に謝る事無いわ!でも……どうしようかしら」

やよい「も、もうこのままでも……」

小鳥「それは駄目よ。うーん……そうね」


小鳥「それじゃ、私のでよければ貸しておくわ」



小鳥「……」

やよい「うぅ……すみません……」

小鳥「いえ……いいのよ」

小鳥「薄々分かってはいたのよ……サイズ、合わないかなって……」

やよい「うぅ……」

小鳥「うーん……あら」ゴソ

やよい「あれっ。それはなんですかー?」

小鳥「あはは。昔友達がふざけて買ってくれた勝負下着よ。着けた事ないわ」

やよい「ほぇー……ってわわ……こ、こんなところに穴が……ふわ」

小鳥「すごいでしょー?それを履いて迫ればどんな男もイチコロよ」

小鳥(まあ私は迫る機会すらないんだけどね……)

やよい「……いちころ……」

小鳥「ふふ。それにしてみるー?横で結べるからサイズもきっと合うし」

やよい「……」

小鳥「なーんてね。やよいちゃんにはちょっと早いわね。でもどうしようかしら……」

やよい「これ……おかりしてもいいですかー?」

小鳥「ん?どうぞどうぞ」

小鳥「……――ってえ?」

やよい「わたし、これにしますー!これに決めましたー!」

……

小鳥「って事がありまして……」

春香「……小鳥さん……」

小鳥「や、やめてっ!責めるような目はやめてっ!ああするしか無かったの!」

伊織「でも普通本当に貸さないわよ……」

小鳥「でもでも、そのまま過ごせとも言えないし……」

真「でも……別に誰かから強制して履かされてるわけじゃなかったんだね」

響「うー……良かった、良かったぞー……!」ギュゥゥ

やよい「ごめんなさい響さん……皆さんも心配かけてごめんなさいー」

律子「ま、何事も無くて良かったわ」

亜美「うんうん!午前の暇な時間も潰せたしね!」

真美「ですな!」

あずさ「あら本当ね~。もうこんな時間」

P「そろそろ仕事がある人はテレビ局行かなきゃな」

春香「あっ!本当だ!もうそろそろ行かなきゃ!」

千早「そうですね。私ももうすぐラジオの仕事です」ドッドッ

P「うんうん。まず出勤の前に横隔膜にブローをかますのをやめようか。千早様。やめてください」

…………夕方

ガチャッ

P「只今戻りましたー……」

やよい「あ、お帰りなさいー!」

P「あれ、やよいもう帰ってたのか」

やよい「はい!レッスンがすぐ終わっちゃったんで、事務所のお掃除してましたー」

P「そっかそっか。やよいは偉いなぁ」

やよい「えへへ。あ、さっき社長にお茶請けのお菓子を頂いたんですけどどうですかー?」

P「あぁ、いいな。頂こうかな」

やよい「じゃあ給湯室で食べちゃいましょー!お茶も淹れます!」

P「ありがとう。そうしようかな」

……

やよい「ちょっと待っててくださいねー」コポコポ

P「ん。……はぁ……何だか今日はいつもより疲れたなぁ」

やよい「ごめんなさい……」

P「いやいや、やよいが謝る事ないんだよ」

P(ぶっちゃけ勝手に暴走しまくってた俺たちが悪いんだし)

やよい「……」コポコポ

P「……ふぁぁ……あふ」

やよい「……プロデューサー」

P「ん?どうした?」

やよい「あの……もし、もし……」

やよい「もし、本当に私があんな目に遭いそうになったら……助けてくれますか?」

P「……当たり前だろ」

やよい「……!」

P「どんな事があろうと、何が何でも俺が守ってやる」

P「……だから、安心してアイドルつづけてくれ……な?」

やよい「……はい……」

コトン

P「ふぅ、ごちそうさま。お茶美味しかったよ」

やよい「いえ、大丈夫ですー」

P「器は俺が洗っておくからやよいはゆっくりしてていいぞー」

やよい「……はい」

ガチャッ ジャー

P「ふんふふーん♪」ジャバジャバ

やよい「……」

スタスタ

ガチャッ

P「ん?(給湯室の鍵を閉める音……?)」ジャバジャバ

P「やよいー、どうしたんだ?別にそこの扉は鍵閉めなくても……」

やよい「……プロデューサー」

P「ん?どした?」ジャバジャバ

やよい「……」

パサッ

P「……ん?」

P(なんだ……今の音)


やよい「……今、スカート……脱いじゃいました……っ」


P「んー?そうかー?」

P「……」ジャバジャバ

P「……」ジャバジャバ


P「…………んんん?」

やよい「……こっち……見て、下さいっ……」

P「え、やよっ、え」

P(え?どういうこと?えっ?えっ?)

やよい「小鳥さんが言ってました……このパンツを履けば……」

P(つまり、振り向いたら、今、やよいは)

やよい「……―――どんな男の人も、“いちころ”だって……」

P「…………」ドクンドクン

P「や、やよいっ、やよい、さん?」ドクンドクン

ジリ……

やよい「おねがい……します……」

やよい「こっちをみてください……」

ジリ……

P「や、やよいっ、落ち着け、落ち着けって」

やよい「……」

P「やよいっ、落ち着け!やよい!」

やよい「……プロデュー……サー」


ギュゥッ


P「……っ!!」

やよい「……」



やよい「わたしの“背伸び”……手伝って下さい」



おわり

最後のレスでいきなりさるって焦った
もう出勤しないといけない時間やで
ありがとうございました

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