ーループ始まりの朝ー

ほむら「今日は見滝原中に転校する日ね」

ほむら「今回はどんなことが起こるのかしら」

ほむら「どうせろくな事じゃないだろうけど」

ﾄﾞｳｾｲｲｺﾄﾅﾝﾃﾅｲﾖ！

ｲｯｿｼﾝｼﾞｬｴﾊﾞｲｲﾝﾀﾞﾖ！

ほむら「・・・！？」

ほむら「これは・・・魔女の結界！？」

ほむら「今までこんなことなかったのに・・・！」

？？？「お前こんなとこで何してんだよ！」

ほむら「え！？」

？？？「早く逃げろ！ここは危険だ！」

ほむら「・・・あなたの方が危険よ」

ほむら「一般人は早くここから立ち去りなさい」

魔女「・・・ﾐﾂｹﾀ」ｼｭﾊﾞｯ！

ほむら「！！」

？？？「くそっ！！！」ﾐｷﾞﾃｽｯ

ｷｭｲｰｰｰｰﾝ！！！

ほむら「魔女の攻撃が・・・一瞬で・・・！？」

？？？「あっぶねーとこだった・・・」

ほむら「あなた一体何者なの！？」

上条当麻「俺は上条当麻、ただの無能力者だ」

ほむら「あなたのその右手・・・」

上条「おっと、話は後にしてくれ！まだ終わっちゃいない」

魔女「ｼﾈｯ！！！」ｺﾊﾞｯ

上条「何度やっても同じだ！」ｷｭｲｰﾝ！！！

上条「人の心につけこんで何が楽しい！？」

魔女「ﾀﾞﾏﾚ！！！」ｸﾞﾜｯ

上条「くっ！！！」ｷｭｲｰﾝ！！！

ほむら「魔女に何を言っても無駄よ」

ほむら「魔女は私たち魔法少女のなれの果ての姿」

上条「魔法・・・少女・・・？」

ほむら「とにかくあいつらは魔法少女が自らの希望に裏切られ絶望の深淵に堕ちた姿なの」

上条「希望に裏切られた・・・だと・・・？」

ほむら「細かい話は後でするわ」ﾃﾞｻﾞｰﾄｲｰｸﾞﾙﾊﾞｷｭｰﾝ！！！

魔女「ｸﾞｱｱｱｱｱｱｱｱｱ！！！」

ほむら「これで終わらせる」ｶﾁｯ

上条「・・・時限爆弾！？なんて物騒な・・・」

ｽﾞﾄﾞｰｰｰｰﾝ！！！

魔女「ｸﾞｵｵｵｵｵｵｵｵｵ！！！」ｸﾞﾘｰﾌｼｰﾄﾞｽﾄｰﾝ

ほむら「・・・」

上条「なあ？魔法少女って何なんだ！？魔女って何なんだよ！？」

ほむら「あなたには関係ない」

上条「・・・後で話すって言ったじゃねーか」

ほむら「・・・ッ！」

ほむら「魔法少女は自らの魂と引き換えに願いをかなえてもらう」

ほむら「そのかわりに魔女と戦いグリーフシードを手に入れなければならない」

上条「グリーフ・・・シード・・・？」

ほむら「さっき魔女を倒したとき落としたものがあったでしょ？」

上条「あれか」

ほむら「魔法少女は魔力を消費するたびにソウルジェムが濁っていくの」

上条「ソウルジェム？」

ほむら「ソウルジェムは私たちの魂を目に見えるようにしたもの」

上条「これがお前の本体ってことか？」

ほむら「そういうことになるわ」

ほむら「ソウルジェムは絶望を感じれば感じるほど濁っていく」

ほむら「そして限界まで濁りきったソウルジェムはグリーフシードとなり魔女を生む」

上条「・・・難しすぎて上条さんにはよくわかんねーや」

ほむら「・・・」