秋山ジャン「遠月学園だと?」(13)
小此木「うん、テレビ見てなかったの?」
ジャン「休憩中に見てたアレか。フン、興味ねぇな」
小此木「なんでも日本屈指の料理人たちが通ってるらしいんだけど・・・」
ジャン「ただのおこちゃま料理人風情が俺様に勝てるわけねぇだろカカカーッ!小学校の調理実習にでも混ざってな!」
キリコ「またそんなこと言って・・・ほら、休憩終わるし、厨房に戻るよっ」
小此木「はーい」
ジャン「チッ・・・」
―その日の帰り道―
ジャン「小此木の奴・・・またミスしやがって・・・」ブツブツ
小此木『日本屈指の料理人が―』
ジャン「フン、俺は俺なりに世界最強の料理人を目指すぜ」
ブーン…
ジャン「チッ・・・最近つまんねぇな・・・目立った料理人もいないし・・・」
ブーン
ジャン「そろそろキリコ負かせて五番町飯店を乗っ取ってやろうか」
ブーン!
ジャン「アイツらの驚く顔が『ドォン!!』
ジャン「」
儺切「何!?今の音は!?」
運転手「野良犬にでもあたったのでしょうか・・・」
儺切「まったく・・・しっかり前を見なさい」
運転手「申し訳ございません・・・」
儺切「ったく・・・ん?」チラ
『トオノ山秋』
儺切えりな「何?遠野ヤマアキ?誰なの・・・?」
ガチャ
運転手「な、儺切お嬢様!」
えりな「大丈夫、すぐ戻るわ」パラッ
えりな「!?」
えりな(すごい・・・!料理に関するデータがこんなに・・・!)
えりな(・・・)
えりな(もって帰ろ)
運転手「早く遠月学園に戻らなければ!お時間が・・・!」
えりな「わかってるわ」ガチャ
えりな(あとでゆっくり読もう!)
ジャン「とおつき・・・だと・・・?」
今更ですが私は料理に関する知識は全くなし。
二作のメニューを主に使っていきます。
―次の日―
ジャン「おい、小此木」
小此木「? どうしたの?ジャン」
ジャン「遠月学園のことを教えろ」
小此木「なんだいジャン~やっぱり気になってたんだ~」
ジャン「いいから早くしろ」
小此木「わ、わかったよ」
小此木「なんでも料理が上手ければ学園に入学できるらしくて、学園内では食戟っていう料理バトルが公式に行われてるみたいなんだ」
ジャン「へぇ・・・!」
小此木「それでジャンの反応がきになって昨日聞いてみたんだけど・・・」
ジャン「面白い」ニヤリ
ジャン「少しの間、休暇を取る。キリコにそう伝えておけ」ザッ
小此木「ちょ、ちょっとジャン!どこにいくのー!?」
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