ジャン「ババア!!ノックしろよッ!!」J( 'ー`)し「すまないねぇ」(95)


全編捏造崩壊
12巻以降の内容有


ジャン「ババア!!ノックしろよッ!!」バッ

J( 'ー`)し「おやおや!すまないねジャン、カーチャン気が利かなくて」

ジャン「るっせえなババア!さっさとドア閉めろよッ!!!」

J( 'ー`)し「はいはい閉めるから。あとで必ず掃除するんだよ!」ガチャ


ジャン「チッ……無神経なババアだぜ……」


ジャン(親がいるとホント窮屈だな……)

ジャン(さっさと訓練兵団に入って解放されてえよ)


J( 'ー`)し「……トーチャントーチャン!ジャンがカンノウ本読んでたよ!!」バタバタ

トーチャン「お前、そういう事には触れてやるんじゃないよ」

J( 'ー`)し「ふふふ……ジャンもお年頃になってきたんだねえ」


壁|<ドンッ!!!


J( 'ー`)し「あらあらジャンが怒っちゃったよ、カーチャンちょっと無神経だったかね」

J( 'ー`)し「……さてカーチャンは掃除を続けないと」サッサッ


~訓練兵団入団手続き~


J( 'ー`)し「大丈夫かいジャン、ちゃんとご挨拶できるかい」

ジャン「るっせーんだよババア!!挨拶くらいできるっつってんだろ!!!」


係「名前を」

ジャン「トロスト区出身!!ジャン・キルシュタインです!!」ビシッッッ!!!


J( 'ー`)し(おや心配するほどじゃなかったね)


ジャン「……手続き済ませてきた」

J( 'ー`)し「お疲れ様!」

ジャン「ああ……」

J( 'ー`)し「カーチャン心配しすぎだったみたいだね、ちゃんとやってたみたいで安心したよ」

ジャン「ああ……だから挨拶くらいできるっつっただろ」

J( 'ー`)し「ふふ、そうだね」

J( 'ー`)し「頑張るんだよジャン!カーチャンはきっとジャンが憲兵団に入れるって信じてるからね!」

ジャン「チッ……うっせーな……」

J( 'ー`)し(しっかりやりなよ!ジャン!)


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J( 'ー`)し(ジャン、本当に訓練兵団に入っちまったねえ……)

J( 'ー`)し(……この家も静かになるね)


J( 'ー`)し(ジャンがいつでも家に帰って来れるようにカーチャン毎日部屋を掃除しとかないと)サッサッ

―――


―――

エレン「このクズ野郎が!!」ガタッ

ジャン「才能ねえからってひがむんじゃねえよ!!」

モブ「また始まった!」

モブ「またかよ」

モブ「よくやるなあの2人……」

―――


~保護者面談~


キース(訓練兵といえどまだ子供だ……たまに兵舎に子供を心配した親が押しかけてくる事がある)

キース(彼らの溜飲を下げさせるため訓練兵団では時おり保護者面談を実施しているのだ)


J( 'ー`)し「どうですか教官、ウチのジャンはよくやっているでしょうか」

キース「ええ……、おたくのジャン君は非常に優秀ですよ」

J( 'ー`)し「!そうですか……!」パアッ

キース「立体機動の理解が深くその性能を引き出す術に長けております。現状を認識する能力もありますね……」

J( 'ー`)し「憲兵団には入れそうでしょうか」

キース「それは今後のジャン君次第ですが、成績上位に食い込む可能性は高いかもしれません」

J( 'ー`)し(良かった……!!)ホッ

キース「ただ……」


キース「性格が抜き身すぎると言いましょうか……軋轢を生みやすい傾向にありますね」

J( 'ー`)し「!」

キース「この間もある訓練兵と喧嘩になりましてね……」カクカクシカジカ


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~面談の帰り~

J( 'ー`)し(ジャンはよくやっているみたいだね!)

J( 'ー`)し(キース教官は上位10名にも入れるかもしれないって!!さすがはジャン、カーチャンの子だよ!!)

J( 'ー`)し(早速トーチャンにも知らせないと!)ウキウキ


“キース「ただ……性格が抜き身すぎると言いましょうか……軋轢を生みやすい傾向に……」”


J( 'ー`)し(……ジャンは仲間と喧嘩しやすいんだってね)

J( 'ー`)し(あの子ちゃんと友達できているんだろうかねえ……)

J( 'ー`)し(孤立してなきゃいいんだけど)


商人「よっ奥さん!買い物かい!うちの新鮮な野菜買ってってよ!」


J( 'ー`)し(ついでに買い物していくかね)

J( 'ー`)し(……あ!)

J( 'ー`)し(美味しそうなみかんじゃないか)


商人「奥さんお目が高いね!そのみかんは生産地○○の上等な……」ペラペラ


J( 'ー`)し(!)

J( 'ー`)し(そうだ!)


J( 'ー`)し「このみかん1箱おくれ」

商人「おっ!!奥さん太っ腹!!」

J( 'ー`)し「これをこの住所に送ってもらえるかい」

駄目っぽいのでやめときます

やっぱり投下しとくわ
もう出来てるし
ごめん


―――

~兵舎~

コニー「おーい皆、荷物や手紙が届いてるぞ~!」(※中身チェック済み)

皆「おお~」

コニー「ジャン!なんか知らねえが重い荷物きてんぞ!」

ジャン「ああ?俺にか?」

コニー「マルコには手紙だ」

マルコ「ありがとう!」


マルコ「母さんからだ」

マルコ「……」ペリペリ、カサ……

マルコ「……(黙々)」


ジャン「うちもババアからか……突然何が来たんだ?」シュルシュル(紐)

ジャン「!?」

ドッサリ……

ジャン「み、みかん!?なんだこりゃ大量に……」

コニー「おお!美味そう!!」

ジャン「何考えてんだあのババア……こんなの1人で食いきれるわけねえだろ」

ジャン「コニー何個かやるわ、持ってけよ」

コニー「サンキュー!!」

ジャン「マルコも持ってってくれよ」

マルコ「ああ、ありがとう!」


ジャン「フランツ!トーマス!持ってってくれ!!」ポイポイ

フランツ・トーマス「おおっありがとう!」パシパシ

ジャン「マルコも配るの手伝ってくれよ」

マルコ「いいよ、じゃあどんどん配って行くね」パシパシ

ジャン「どうせ食いきれねえしみんな遠慮せず持ってってくれ」

他「おおマジで、じゃ持ってくわ、サンキュー!」ワイワイ


マルコ「エレン!アルミンも!」ポイポイ

エレン「何だ?」パシ

アルミン「?みかん?」パシ

ジャン「うわ馬鹿!」


マルコ「ジャンのご両親からだって!」

エレン「おお!?」

アルミン「ジャン、いいの?」


ジャン「おいマルコ!エレンなんかに渡すんじゃねえよ!!!」

マルコ「えっ……だ、だって、みんなに配れって言ったじゃないか……」

ジャン「エレンは別だろ!!いらねーんだよあいつには!!」

マルコ「そんなぁ……」

ジャン「……~~~」チッ

ジャン「……ああ~、面倒くせえ、まあいいかみかんくらい……もう渡しちまったし」チッ


エレン「美味い」モグモグ

アルミン「おいしい!!」モグモグ


エレン「おいジャン!!みかん美味かったぞ!ご両親に礼言っといてくれよ!!」

ジャン「お!?おお……」

アルミン「僕も!美味しかったよ!!ありがとう!!」

ジャン「あ、ああ……」





J( 'ー`)し(これでちょっとは仲間と仲良くなれるといいんだけどねえ……喧嘩したって子とも……)


―――

マルコ「“お父さんお母さんへ、お元気ですか?僕は元気です……訓練兵団に入ってはや何ヶ月……”」カキカキ

ジャン「マルコはほんとマメに手紙書くよな」

マルコ「そうだね、じゃないと心配させてしまうからね……“よい友人もできました”……と」カキカキ


マルコ「ジャンは?ご両親に手紙は書かないの?」

ジャン「ん……」

マルコ「お母さんからみかんが届いてたじゃないか」

ジャン「ああ?いいんだよあのババアは……余計な事ばっかしやがるからな」

マルコ「お礼くらい書きなよ~……」

ジャン「そんなの帰った時でいいんだよ」

―――


~1ヵ月後~

コニー「みんな!荷物と手紙だぞー!」

コニー「マルコ!手紙だ!」

マルコ「ありがとう」

コニー「ジャンにも手紙だぞ!!」

ジャン「おお、サンキュ」


マルコ「母さんからだ」ペリペリ

ジャン(うちもか)ペリペリ

ジャン「!?」ガサッ

マルコ「あれ、なんだか大きな紙だねジャン」



“カーチャン新聞”


ジャン「…………っ!!!」

“○月×日 トーチャン大きなオナラをする”

“カーチャンいつも元気”

マルコ「あはは、面白いねジャンのお母さん」

ジャン「……くっそババア……!!!恥ずかしい真似しやがって……!!!」ワナワナ


マルコ「これジャンの返事が欲しいんでしょ、ジャンが全然手紙書かないから……」

ジャン「くっっっっっそババア……ッ!!!」プルプル

マルコ「ジャンの気を引こうと工夫してるんじゃないの?」

ジャン「~~~!!!」ブルブル

マルコ「簡単でもいいから手紙書いてあげなよ……」

ジャン「……」チッ……


―――

“お父さんお母さんへ お元気ですか 僕は元気です ジャンより”

マルコ「それだけ!!?」

ジャン「ああ」

ジャン「これで満足したらもう変な事しねえだろ……たぶん」


―――

J( 'ー`)し「トーチャントーチャン!!!ジャンから手紙が来たよ!!!」ドタドタ

トーチャン「そうか」

J( 'ー`)し「ジャンは元気だってさ!!」ウキウキ


J( 'ー`)し「さあカーチャンちょっと元気が出てきたよ!今日もジャンの部屋を掃除してこないとね!!」バタバタ……


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J( 'ー`)し(……)サッサッ

J( 'ー`)し(……ジャンが訓練兵団に行って2年半が経った)サッサッ

J( 'ー`)し(キース教官の面談ではジャンはずっと成績10位内候補らしい……頑張ってるんだね、カーチャン自慢だよ!)サッサッ

J( 'ー`)し(あの子ならきっと憲兵団入りを実現させるだろうね……)サッサッ


J( 'ー`)し(……)サッサッ


J( 'ー`)し(あの子、始めは喧嘩ばかりしていたみたいだけど、良い友達はできたかねえ……)サッサッ


“マルコ「ジャンは強い人ではないから、弱い人の気持ちがよく理解できる」”


J( 'ー`)し(兵団には女の子も多いから、好きな娘なんかもできたかもしれないねえ……)サッサッ


“ジャン「すまない……とても綺麗な黒髪だ……」”


J( 'ー`)し(もしかしたら突然彼女を連れて帰ってくるなんてこともあるかもしれないね)ウフフ


J( 'ー`)し(……半年後にはあの子は憲兵団入りを実現させて、笑顔で家に帰ってきてくれる……)サッサッ

J( 'ー`)し(大人になったジャンに会えるのがカーチャンは楽しみだよ!)サッサッ

J( 'ー`)し(その日までカーチャンはジャンの部屋を綺麗に掃除し続けないとね)サッサッ

J( 'ー`)し(ジャンが帰ってきたとき、ここがいつでも帰って来れる家なんだってジャンが安心できるように……カーチャンは、ジャンが出て行ったあの日のままの部屋を保つんだ……)サッサッ

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―――トロスト区攻防戦後―――



ジャン「ただいま」


J( 'ー`)し「ジャン!!!?」

J( 'ー`)し「ジャンじゃないか!!!よ、良かった……!生きてたのかい……!!!」

ジャン「ああ……ババアお前もな」

ジャン「家、無事だったんだな」

J( 'ー`)し「ああ、お陰さまでね。あんたは、どこも怪我はないかい!?」

ジャン「ああ……この通り五体満足だ」

J( 'ー`)し「よ、よかった……!よかったよ……!!」ブルブル


J( 'ー`)し「トーチャントーチャン!!ジャンが、ジャンが帰ってきてくれたよ!!!」バタバタ

トーチャン「ジャン……生きてたか……!」

ジャン「ああ、トーチャンもな」


ジャン「色々ゴタゴタしてたんだ、突然帰ってきてすまねえな」

J( 'ー`)し「いいんだよそんな事は!」

トーチャン「そうだ、よく帰ってきてくれたな、ジャン」

ジャン「……」

トーチャン「お前が前線で命をかけて戦ってくれたお陰でトーチャンもカーチャンもこうして家に帰れたんだ」

J( 'ー`)し「そうさねお前は英雄だよ!!」

ジャン「……」

J( 'ー`)し「ジャン、お腹空いてるだろう!?カーチャン英雄さんに今からご飯作るからね!!!」

ジャン「ああ……」



カチャカチャ


J( 'ー`)し「今回は本当に大変だったねジャン」

ジャン「ああ……」

J( 'ー`)し「カーチャンお前が無事に帰ってきてくれて本当に嬉しいよ!」

ジャン「ああ……」

J( 'ー`)し「ご飯、美味しいかい?」

ジャン「……ああ、美味い」

J( 'ー`)し「お代わりならいくらでもあるからね!たんと食べるんだよ!」

ジャン「ああ……」



シーン……カチャカチャ


トーチャン「……そういえばジャン、お前所属兵科はどうなったんだ?」

J( 'ー`)し「そ、そうだね」アセアセ

J( 'ー`)し「成績上位10名には入れたのかい……?」

ジャン「ああ……」

J( 'ー`)し「!!」


J( 'ー`)し「それじゃ本当に憲兵団に入れたんだね!!良かった……良かったよ!」

ジャン「……」

J( 'ー`)し「おめでとうジャン!」

トーチャン「おめでとう」

ジャン「……」

J( 'ー`)し「ジャンならきっとやってくれるってカーチャン信じてたよ!!」

ジャン「……」

J( 'ー`)し「これでお前は内地で安全に暮らせるようになるんだね!!」

J( 'ー`)し「3年間……よく頑張ったね!!」

ジャン「……」

トーチャン(……!)


ジャン「……トーチャン、カーチャン」

J( 'ー`)し「なんだい」

トーチャン「……」

ジャン「あのな」
















ジャン「……俺、調査兵団に入ったよ」


J( 'ー`)し「!!!???」

トーチャン「……」


J( 'ー`)し「な、なんだって!?」

J( 'ー`)し「え……カ、カーチャンの聞き間違いかい……!?」


ジャン「俺は調査兵団に入った」

トーチャン「……」


J( 'ー`)し「ど、どういう事だい!?……ちょ、調査兵団……だって……!?」ブルブル

ジャン「そうだ」


J( 'ー`)し「一体どうして……!?成績上位に入れたんだろう!?なのになぜ調査兵団なんかに……!!」

ジャン「……」


ジャン「今、何をするべきか……考えて……」

ジャン「戦わなきゃいけねえって、決めたんだ……」


J( 'ー`)し「カ、カーチャン、ジャンが何を言ってるか理解できないよ……!」

J( 'ー`)し「どうして……カーチャンはジャンが憲兵団に行きたいって言うから今まで応援していたのに……!!」

J( 'ー`)し「もし憲兵団が駄目だったとしても駐屯兵団へ行くだろうと……!!」

トーチャン「カーチャンやめなさい」

J( 'ー`)し「だってトーチャン!!」

ジャン「……」


J( 'ー`)し「せっかく今回生きて帰ってこれたのに……なぜわざわざそんな自分から死にに行くような選択を……!」


ジャン「決めたんだよ……もう」

ジャン「後戻りはできねえ」

J( 'ー`)し「ジャ、ジャン……!!」


ジャン「すまねえな、今日はそれを伝えに来たんだ」ガタッ

J( 'ー`)し「そ、そんな……」ガクリ


―――

ジャン(はあ……気が重かったぜ……)

ジャン(ババアは……予想したとおりの反応だったな……)

ジャン(トーチャンは理解してくれたようだが……)


ジャン(……)

ジャン(……久しぶりの家だったな……)

ジャン(俺の部屋がそのままで驚いた……まるで昔に返ったみてえだった……)

ジャン(……飯も、美味かった)

ジャン(そういえば俺の好物ばかり揃ってたな……)

ジャン(調査兵団に入った事を伝えるのに気をとられて、少し残しちまった……)


ジャン「すまねえな、ババア……」

―――


J( 'ー`)し「……」ボーッ

J( 'ー`)し「……」ボーッ

J( 'ー`)し(ジャンが、調査兵団に……)



“住人「調査兵団が壁外調査から戻ってきたぞ!」”

“住人「また人が減ってるぜ……」”

“住人「うちの子が……うちの子が戻ってきてない……!」”

“住人「うちの子はどこ……どこにいるの……!」”



J( 'ー`)し「……」

J( 'ー`)し「うう……ぐすっ、ぐすっ……酷いじゃないかジャン……!この親不孝者が……!!うわあぁああ……!!」シクシク


―――

J( 'ー`)し「……ぐす……ぐす…………ぐすん………………」

J( 'ー`)し「……」

J( 'ー`)し「…………………………掃除、しなきゃ……」


J( 'ー`)し(ジャンがまたすぐ帰ってきてくれるって、カーチャンは信じるしかない……)

J( 'ー`)し(そうだ、今回も帰ってきてくれたんだ、ジャンは次も生きて帰ってきてくれる……!)

J( 'ー`)し「……ジャンを、信じるんだ……!」サッサッ


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--------

ドドドドド

ジャン「急げ!ミカサとエレンが―――……!!」

巨人「」ヒュウウウ……

アルミン「!!」

アルミン「ジャン!!」

ジャン「―――……!」

ドズーン……

――――……


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ジャン「……信じられねえ……あれで生きて帰れるなんてよ」

ジャン「どんだけ悪運強いんだ俺は……」イテテ


ジャン(……巨人が降ってきたとき、やけに時間が遅く感じた)

ジャン(あん時ゃ走馬燈が見えたぜ)


ドヨドヨ……


ジャン(……また人が減っちまったな……)



――――――……


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“コニー「俺の村の住人が巨人になった」”

“コニー「みんな、死んだ」”




“コニー「カーチャンだけが生き残ったよ」”

“コニー「巨人体になってな」”




“コニー「これからハンジ分隊長達と現地調査へ行くんだ」”

“コニー「……ああそうだ、すぐに移動する」”


“コニー「……カーチャン俺に向かって言ってたよ」”














“コニー「『お帰り』ってな」”


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ジャン(……トーチャン)


















ジャン(カーチャン……('A`))


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J( 'ー`)し「やれやれ、やっと避難先から戻ってこれたね、トーチャン」

トーチャン「そうだな」

トーチャン「この前の奪還戦から間もないというのにな……」

トーチャン「避難先での緊張状態に生きた心地がせんかったよ」

J( 'ー`)し「……」

トーチャン「……もしかしたら」


トーチャン「壁内は近いうちに滅んでしまうのかもしれんな」

トーチャン「最前線で戦っているあいつも、いずれ……」

J( 'ー`)し「……」


トーチャン「我々も覚悟をしておこう」

J( 'ー`)し「トーチャン……」

トーチャン「カーチャン、死ぬときは一緒だぞ」

J( 'ー`)し「……そうだね」ギュッ


―――

J( 'ー`)し(……慌てて避難しちまったままだから散らかってるね)

J( 'ー`)し(……掃除しなきゃ……)


ガチャ


J( 'ー`)し(ジャンの部屋……もう埃が舞ってる)

J( 'ー`)し(やっぱりカーチャンが毎日ちゃんと掃除しとかないとねえ)フフ……


J( 'ー`)し(……)サッサッ

J( 'ー`)し(……)パタパタ


J( 'ー`)し「!?」


バサッ


J( 'ー`)し「あ……これは……」


"カンノウ本”


J( 'ー`)し「……!」








“J( 'ー`)し「ジャン!あんた!自分の部屋ちゃんと掃除したの!?」”

“ジャン「ババア!!ノックしろよッ!!」バッ!!”


J( 'ー`)し「……ふふ、懐かしいねえ」

J( 'ー`)し「あの子ったらあんなに恥ずかしがってたのに捨てるの忘れていっちゃったんだね」


J( 'ー`)し「……こんな物でも思い出を連れてきてくれるなんて……」

J( 'ー`)し「カーチャンは、カーチャンはこれからもジャンとの思い出だけで生きていけるよ……」


J( 'ー`)し(元の場所に戻しておこう……思い出させてくれてありがとうね)スッ……


ガチャ


ジャン「ただいま」


J( 'ー`)し「ジャン!?」

J( 'ー`)し「おかえりジャン!!」

トーチャン「ジャン!おかえり」


J( 'ー`)し「ちょうどカーチャン達も避難先から戻ってきたところなんだ!!」

J( 'ー`)し「また帰ってきてくれてトーチャンもカーチャン嬉しいよ!!」

J( 'ー`)し「さあゆっくりしておいで、ご飯も用意しよう!今日は泊まっていけるのかい!?」セッセ

ジャン「いや、時間がねえんだ、顔だけ出しにきた」

J( 'ー`)し「せめてご飯だけでも!」

ジャン「……ああ、そうだな、飯だけ食ってく」


―――

カチャカチャ

J( 'ー`)し「今回もジャンはよく頑張ったんだろう!?」

J( 'ー`)し「お前のお陰でカーチャン達はまた家に戻れたんだ!」

ジャン「いや……」

ジャン「……」カチャカチャ

ジャン「飯、美味いな」カチャカチャ

J( 'ー`)し「そうかい!?お代わりするかい!?」

ジャン「ああ、頼む」カチャ


ジャン「……」ガツガツガツ

J( 'ー`)し「あはは、よく食うじゃないか」

カチャリ

ジャン「……ふーっ!食いきった!腹いっぱいだぜ」ペロリ

J( 'ー`)し「お、お腹が落ち着くまで休憩していったらどうだい!?カーチャンお茶入れてあげるよ!」アセアセ

ジャン「そうだな、ちょっとだけ休憩してくか」

ジャン「ご馳走様」ガタン


バタン


―――

ジャン「……」

ジャン(俺の部屋、相変わらずそのまんまだな……)

ジャン(ガキの頃の玩具も置いてある……)ガサゴソ


ジャン(おお!?憲兵団のワッペンのレプリカか)

ジャン(そんな時期もあったな……)ドサッ


ジャン(お、布団ふかふかだ、避難に出るまで毎日干してたのか……ベッドまで現状維持とは)

ジャン(……)

ジャン「!!!!!」


ジャン(いやまさか、あるわけねえよな流石に)ゴソゴソ

ジャン「!!!」バサッ





“カンノウ本”


ジャン「の、残っていやがった……俺捨てていったはずなんだけどな」プルプル

ジャン「……い、いや、捨てたつもりになってたんだろうこれは……」プルプル

ジャン「く、くっそ恥ずかしい……!!」プルプル



ジャン「……」

パラパラ……

ジャン(埃一つかぶってねえな……)パラパラ

ジャン(ということはババア、こんな物まで俺が出て行った日のまま守っていたってことかよ……)

ジャン(まったく要らねーお節介ばかり焼きやがる)

ジャン「……」






ジャン「ハッ……あんのクッソババア……」


―――

J( 'ー`)し「忘れ物はないかい?」

ジャン「ああ」

トーチャン「少しの間でも顔を見られて良かったぞ」

ジャン「ああ、俺もだ」

トーチャン「ジャン、おいで」

ジャン「おう」


トーチャン「いい子だね」ギュッ、ポンポン

ジャン「……」ギュッ

トーチャン「さ、カーチャンも」


J( 'ー`)し「よくおやりよ、ジャン」ギュッ

ジャン「ああ」ギュッ


ジャン「……また帰るから、トーチャンもカーチャンも元気でな」

トーチャン「ああ、お前も元気で」

J( 'ー`)し「待ってるからね」


ジャン「……」ザッザッ


ジャン「……あ、そうだカーチャン」


ジャン「みかん有難うな、美味かったぜ」

J( 'ー`)し「えっ!?」

J( 'ー`)し「……ああ!……あらあらやだよ、そんな事覚えててくれたのかい!?」

J( 'ー`)し「いいんだよあれくらい!カーチャンはジャンが喜んでくれてたらそれでいいんだから!」


ジャン「ははっ……そっか」ハハ……


ジャン「……んじゃあ行ってくるわ!」

トーチャン「ああ、行ってらっしゃい」









J( 'ー`)し「行ってらっしゃい、ジャン」



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