男「イケメン狩りじゃァァァァァァ!」 (28)
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男「狩りじゃァァァ! 狩りの時間じゃァァァ!」
男「しかし、私という個体のみの力では狩れるイケメンの数も高がしれている」
男「よし、●●を使おう」
安価
>>3
ダンボール
男「よし、段ボールを使おう」
男「早速実践に取り掛かるか」
廊下
段ボール「……」スッスッ
イケメン「段ボールが動いているッ!?」
段ボール「……」スクッ
イケメン「立った!? 手足が生えてる!?」
段ボール「おぎゃおいがhぢゴアfぴあf派sfじゃ!!」ダッ!!
イケメン「ギャァァァァァァァ!」ダッ
段ボール「あっ! 待っ!」
……シーン。
ダンボール「……」ガポッ
男「逃げられた……作戦は失敗だ」
男「駄目だ……」
男「段ボールは視界が狭くなるし、被ると動きにくい」
男「相手に畏怖を与えるまでは良かったが、これは狩りじゃない」
男「うーん……」
男「●●でやってみるか」
安価
>>7
S&WM-500
男「S&WM-500でやってみるか」
男「丁度ポケットに入っていることだしな」
放課後の教室
女「キャッキャ」
イケメン「ウフフ」
男「……チッ、女が邪魔だ」
男「ココ(廊下)からじゃ狙えない」
男「しかし顔を見られるのも拙いし、威嚇射撃で除けるか」
男「……」バンッ!
女「キャッ!?」足元に銃痕
イケメン「ッ!? 下がって!」
男「今だ」スチャッ
男「(くらいやがれぇぇぇぇ!)」バンッ!バンッ!バンッ!バンッ!バンッ!バンッ!バンッ!
イケメン「うお!? わっとと……危ない危ない……少し掠っちゃったよ」
男「何……だと」
男「腕、脚、頭、首、心臓、腹、頭と打ったのに全弾外した、だと?」
男「馬鹿な……避ける方向を予測して撃ったのにそれを更に避けるとは」
女「イケメン君、大丈夫!?」
イケメン「ハハハ、この位訳無いさ」
男「クッ……撤退だ」
男「やはり、S&WM-500を使ったのは失敗だったか」
男「ハンドガンにしては重いし、弾も八発しか入らない」
男「しかもアイツ、女を庇う余裕もありやがった……」
男「だが、まだ俺が狙っていることはばれていない」
男「イケメンは身体能力は兎も角、頭ン中はお花畑だからな」
男「裏ポケットに入った●●を使うか」
安価
>>11
男「場所は……●●からだ」
>>12
斧
夕方の河川敷
夕方の河川敷。
オレンジ色の光が反射しキラキラと輝く川の横を、一組のカップルが歩いていた。
女「ここってこの時間になると綺麗に輝くよねー」
イケメン「そうだね」
女の言葉に同調し、イケメンも河川敷の方へ目を向けながら歩いている。
女「ん?」
イケメン「どうしたの?」
女「あれ……なんだろう」
何時もの綺麗な光景の中にあった、一つの違和感。
遠くからでよく見えないが、川の中に一個の影があったのだ。
イケメン「近付いてみよう」
女「うん」
段々とその影との距離を縮めて行き、その姿が鮮明に見えてくる。
────それは、人だった。
全身を水に濡らしてポタポタと水滴を落とし、
両腕をまるで糸の切れたマリオネットの様にダラント垂らし、その手に持っているのは。
斧。
穢れない水に濡れても尚落ちぬ赤がその刃にこびり付き、
錆で切れ味が悪そうであるにも関わらず、絶対的な死を創り出さんとする怨念が感じられる。
そんな、斧。
女「えっ……えっ……?」
そんな斧を持ったそいつは口端を吊り上げて、
────笑っていた。
女「キャァァァァァァァァァ!?」ダッ
イケメン「うわあああああああああああ!?」ダッ
男「ウケケケケケケケケケケケケケケケケケケケケケケケケケケケケケケケケケケケケケケケケケケケ!!」ダッ
イケメンと女は全力疾走で逃げ出した。
途中、女が足を挫き、イケメンは彼女をお姫様抱っこして逃げたが、最後にはソレから逃げのびることが出来たのだ。
男「ゼェ……ゼェ……失敗か」
男「斧……重い」
男「体育会系じゃない私には斧が重過ぎた……」
男「段ボールの時だって体力が無いから逃げられたっていうのに……」
男「まあだけど、今迄の試行錯誤から何と無く自分の取るべき方法が分かって来た」
男「それには>>17で>>18を使えば良いか」
支援要請
ゴルゴ
男「私の力ではイケメンを狩るのは難しいか、となれば支援要請するしかないな」
男「とすると……私の知人の中で一番強いであろうゴルゴ氏に頼むのが良いだろうな」
男「よし、電話してみよう」
トゥルルル……トゥルルル……お客様のご都合により、お繋ぎできません。
男「…………」
男「……うん」
男「着信拒否されとるやんけぇ!」
男「私何か嫌われるようなことしたっけ……?」
男「ゴルゴ氏とは結構親しくしてたと思ったんだけど……」
男「うーん……最後に話した時は確か依頼した時かな」
男「確か『G』の暗殺を依頼したんだっけ」
男「……うーん、でもあの時はそんな風じゃ無かった気がするんだよなぁ」
男「……」
男「あ、そういえば関係ないけど依頼理由って家に一億匹湧いて私には手に負えなかったからだっけ」
男「あれはヤバかった……」
男「しっかしマジ無いな、黒光りのG。マジ消滅して欲しい」
男「……兎にも角にも、ゴルゴ氏には電話繋がらないし、この作戦は失敗か……」
男「しかし、ゴルゴ氏め、この程度で私から逃れられるとは思うなよ」
男「良く考えたらゴルゴ氏ってイケメンだしね」
ゴルゴ「…………」ゾクッ
男「ふう……さて、どうするか」
男「ゴルゴ氏は駄目だったけど、誰かに支援を求めるっていうのは良いかもしれないな」
男「誰かいないかな……」
男「一人一人~みたいな面倒臭い事をせず、一気に一掃することが容易そうな人」
男「あ! そうだ! >>21が居た!」
平賀キ-トン太一
男「太一さんに頼むか」
トルルルル……トゥルルル……ガチャ
男「あ、太一さんですか?」
太一「核ミサイルでも使え」
ガチャ。ツー……ツー……
男「…………」
男「あ、そういえばこの計画について相談したんだった」
男「ドン引きされたんだった……」
男「核ミサイルとかどっから持ってくるのさ」
男「ポケットには一個しか入ってないぞ……」
男「……うーん……ミサイル……太一さん……そうだ!」
男「フヒヒ、良い事考えた!」
通学路。
男「……」コソコソ
女「イケメン君、今朝の新聞見た?」
イケメン「なんか面白い記事あったっけ?」
女「平賀キ-トン太一って人が行方不明なんだって、名前変わってるよね」
イケメン「そんな、不謹慎だよ。その人行方不明なんだろ?」
ペチャクチャ
男「……(巨大バズーカを構える)」スチャ
バズーカの中身(太一)「んー! んー!(口と身体にガムテープ)」
男「目標、射程距離まで10、9、8、7、6、5、4、3、2、1」
男「ファイア」
ズドォォォン。
ヒュ~
イケメン「ん?」
女「何の音?」
イケメン「…………上だ!」
太一「ん~~~~~~~!?」
イケメン、女「「うぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!?」」
ド━(゚Д゚)━ン!!
男「………………成功。した?」
男「その後、私は太一ミサイルでイケメンの顔面がイケメンでなくなったのを知った」
男「それだけじゃない、太一ミサイルがイケメンに当たると同時に、私の開発した『太一ウイルス』が周囲に振り撒かれ、その効果でいまや日本の全イケメンが太一面になりつつある」
男「コレは太一さんから摘出したDNAを私独自の技術でナノマシン化し、一ミクロンのそれがイケメンを探知して顔に付着した次の瞬間、太一面に顔を造り替えるという物だ」
男「一発での散布量は127817277個。散布範囲は4000000km²……日本全土には最早イケメンは存在しない」
男「ちなみに、太一ミサイルをイケメンに当てたのは付着する対象を特定する為で、イケメンのすぐ近くにいたふつ面女、彼女も太一面になってしまった」
男「女はいまやブサメンか美女の二通りしかおらず、容姿の格差社会が出来上がってしまっている」
男「男の容姿グレードは下がっている為に、美女の中には海外に居住する人も増えた」
男「人間顔じゃないっていう言葉が偽りであることの証明だな」
男「だが甘い」
男「私のターゲットが日本だけだと思ったか?」
男「次は海外!」
男「私達の冒険は、まだまだこれからだ!」
おわり。
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