小鳥「ラッシュ!」 P「事務所!」(133)

小鳥「んー、これで仕事終わりっと」

小鳥「今日も疲れたなー……ちょっと栄養補給を……」

ピラッ
小鳥「ぬふふっ、結婚指輪……ダメダメ! 結婚指輪のチラシを見るだけで満足しちゃだめよ小鳥!」

小鳥「いつか、これをプレゼントしてくれる相手を見つけるのよ!」

小鳥「ファイトー! オ―!」

小鳥「よしっ、帰ろう」

小鳥「明日はお休みなのに予定なしか、せっかく明日は――――」

バタン

ひらっ ひらっ パサッ

――――チュン チュン
ガチャ

P「ふぁー眠い……けど企画書練り直さないと……」

P「ハックシュッ! ……げ、ティッシュないじゃないか……」

P「はぁ……トイレットペーパーでいいや……」

P「トイレットペーパーもない……」

P「しょうがない、買いにいくか」


prrrrrrr prrrrrr

P「っと……はい765プロです」

P「はい、私ですが」

P「えっ!? 本当ですか! はい。 はい、分かりました」

P「では今からお伺いいたしますので。はい、失礼します」

プ― プ―

P「よっし、よっし。早速先方に向かおう」

P「あっ! ティッシュとかどうするかな……メモと掲示板に書いておけばいいか」
さらさら

[時間がある人は、デスクの上にあるメモの物を買っておいてくれ  
         プロデューサー]

P「これで誰か買っといてくれるだろ。よし、行くか」

バタン

―――――
――――
――

ガチャ

律子「おはようございます……って、誰もいない」

律子「うーん、プロデューサー来るって言ってたと思うんだけど……」

律子「待ってれば来るかな……あら?」

律子「デスクの上のメモ?  ……これかしら?」

律子「……ティッシュ、トイレッとペーパーetc」

律子「はぁ……プロデューサーはいないし、雑用頼まれるし」

律子「しょうがない……買いに行こう……」
ひょい

律子「あっ、そういえば今日って……」

バタン

ガチャ

美希「おはよーなの!」

美希「誰もいないの? ハニー?」

美希「……なーんだ、これじゃあ今日来た意味がないの」

美希「はふー、ミキお腹すいちゃった」

美希「冷蔵庫に何かないかな―?」
ガチャ

美希「あっ、おっきいゼリーが入ってるの……」ジュル

美希「……いたただぎまーす、なの☆」

パクッ




美希「はふー、お腹一杯! ミキ大満足なの」

美希「……」

美希「……このゼリー誰のだろ?」

美希「……ミキ、怒られるかな?」

美希「……」

美希「新しいゼリー買ってきたら怒られないかもなの☆」

美希「さっそく買いにいくのー」

バタン

ガチャ

亜美「おっはよ→」

真美「あれあれ? 誰もいないYO→」

亜美「あれ→、兄ちゃんもいないんだ」

真美「な→んだつまんないの→」

亜美「あっ! 真美真美、そういえばさ」

真美「うんうん、真美も気付いてたよ→」

亜美・真美「ゼ リ → ! !」

亜美「昨日は忘れちゃったもんね」

真美「けどけど、一日冷蔵庫で冷やしたから、きっとヒエヒエだよ→」

亜美「お→、では持ってきてくれたまえ真美隊員!」

真美「ラジャ→亜美隊員!」



真美「……」

亜美「ゼリ→は?」

真美「消失した模様であります……」

亜美「えっ!」

亜美「結局見つかったのはゼリ→の容器だけ……」

真美「うわ→ん、誰かが食べちゃったんだよ→」

亜美「も→、亜美チョー楽しみにしてたのに→→→→!!」

真美「そうだよ→、も→犯人探すしかないっしょ」

亜美「う→ん、けど、もう行かないといけない時間だよ→」

真美「わっ、ホントだ」

亜美「じゃあ……犯人にメッセージを残しておこう」

真美「ん?」





真美「こう書いておけば大丈夫っしょ→?」

亜美「だね→、じゃあ行こ→」

バタン

ガチャ
響「はいさーい!」

響「誰もいないのか?」

鳥「ピヨ―」

響「あっ今、水持ってくるからな」

鳥「ピヨっ ピヨっ」

響「はい、いっぱい飲むんだぞ―」

鳥「ピヨっ」



ガチャ

春香「おっはようございまーす」

響「春香、おはよー」

春香「おはよう響ちゃん……えっ、鳥?」

鳥「ピヨピヨ」

春香「どうしたの、その鳥?」

響「さっき道路にいる所を助けたんだぞ」

春香「そうなんだ、でもどうして道路にいたんだろ?」

響「ケガはしてないと思うんだけど……お腹でも空いてるのか?」

鳥「ぴよ?」

春香「どうしてだろうねー……ん?」

春香「掲示板に文字が……デスクの上のメモ?」

春香「これかな?」ピラ

[大きいぜリー!! バケツくらい大きいゼリー!!]

春香「えっと、これは大きいぜリーを作る材料って事でいいのかな?」

春香「えへへ、プロデューサーさん子供みたい」

春香「とりあえず、材料と作り方を書いとこう」
さらさら



響「うがーしかし事務所は暑いぞー」

響「窓開けよ……」

ガラっ

春香「これで大丈夫かな~」
さらさら

響「うわぁぁぁぁーーー」

春香「ひ、響ちゃん!?」



春香「どうかしたの響ちゃん!?」

響「うー春香ぁー……ぴよ子が……」

春香「えっ……ぴよ子?」

春香「ぴよ子って小鳥さん……じゃなくて、さっきの鳥?」

響「そうさー、さっき拾ったばっかりだけど、ちゃんと名前つけたんだ」

春香「で? その鳥は?」

響「窓から逃げちゃったんだぞ」

春香「えぇー!! ……で、でも自然に帰ったのなら良かったんじゃ」

響「良くないぞ―ぴよ子はもう自分の家族だぞ! …………あ、あと」

春香「あと?」

響「ここに置いてあった、指輪を持ってっちゃったんだぞ……」

春香「えっ……」

春香「はは……きっと、芝居に使う安物だよ……」

響「……」

響「昨日伊織が持ってきた奴だぞ……」

春香「……」







「「うわぁあああああああ」」




やよい「あれー? 事務所に誰かいるのかなー?」

バタバタバタ


ガチャ

やよい「うっうー、おはようございますー」



春香「わわ、早く探さなきゃ」

響「は、早くしないと遠くに行っちゃうぞ」

やよい「何かあったんですかー?」

響「や、やよい良い所に来たさー!!」

やよい「わっ!? どうしたんですか?」

響「ぴ、ぴよ子がお腹すいて逃げちゃって、そ、それで伊織の指輪を持ってっちゃったさー!」

やよい「えぇー伊織ちゃんの指輪をー!?」

響「そ、そうだ! やよいにぴよ子の食べ物を作ってほしいさー」

やよい「食べ物ですか?」

響「ぴよ子はお腹が空いてるから、食べ物があれば直ぐに見つかると思うんだぞ」


春香「は、はやく探しにいかないと響ちゃん!」

響「わ、わかったぞ、じゃ、じゃあやよい、頼むさー」

バタン

やよい「た、大変です―! こ、小鳥さんが伊織ちゃんの指輪を盗んじゃうなんて……」

やよい「は、早く、小鳥さんのご飯を作らなきゃ」

ガチャ

真「おはようございまーす」

やよい「あっ、真さん! 大変なんです」

真「どうかしたの?」

やよい「そ、それが、小鳥さんが────」



真「人の物を盗むなんて最低だよ!」

やよい「あわわわ」

真「僕も探してくるっ!!」

バタン

やよい「私も行かなきゃ!」

バタン

ガチャ

千早「……おはようございます」

キョロキョロ
千早「誰もいないようね」

千早「プロデューサーはいると思ったのだけれども……」

千早「あら? 何かしらこのメモ?」

千早「何かの作り方と材料かしら?」

千早「ゼラチン……?」

千早「……」

千早「ちょっと卑猥な響ね……」

―――――――――

千早「この掲示板を見る限り、メモに書いてある物を買ってくればいいようね」

千早「ゼラチン……ゼリーの材料だったかしら」ひょい

千早「そういえば、よく優とゼリーを食べたわね」

千早「……」

千早「帰りに、花でも買っていこうかしら」

バタン

ガチャ

伊織「あら、誰もいないじゃない」

伊織「あいつもいないし……」

伊織「これじゃあ、指輪の場所が分からないじゃない……」

伊織「あら?」

伊織「何々、えぇーっと、デスクの上の……」

伊織「ふーん、つまりお買いものって事ね」

伊織「……」



伊織「二ヒヒ、面白そうじゃない」

キョロキョロ
伊織「けど、メモなんて置いてないじゃない」

伊織「もう他の誰かが買いに行ったのかしら?」

伊織「……うーん」

ヒラッ

伊織「あっ!」

伊織「何よ、下に落ちてるじゃない」

伊織「メモっていうよりチラシじゃない」

伊織「……けど、なんでこんな物買うのかしら? 演技にでも使うのかしら……」

伊織「まっ、いいわ、面白そうだしね」

バタン

ガチャ

雪歩「おはようございますぅ」

雪歩「ち、千早ちゃんの言うとおり、事務所に誰もいないんだ」

ガサっ
雪歩「これ持って行くようにお願いされたけど……これ、なんだろう?」

ガサガサ
雪歩「何かの材料かな……?」

雪歩「あっ、メモも入ってる」

雪歩「……」

雪歩「ゼリーの材料なんだ」

雪歩「これ、私が作った方がいいのかなぁ?」

雪歩「……」

雪歩「作り方もメモに書いてあるし、そういう事だよね」

雪歩「……うん」





雪歩「よいっしょ、よいっしょ」





雪歩「わっ、ひゃ」




雪歩「あ、後はこれを冷蔵庫で冷やせば終わりですぅ」
パタ

雪歩「はぁ~……良かった~」

雪歩「けど、出来上がるまで2時間くらいあるんだ……」

雪歩「……あっ!」

雪歩「今日、真ちゃんの載ってる雑誌の発売日ですぅ」

雪歩「うぅ……買いに行きたいなぁ……」

雪歩「ちょっと買いに行っても大丈夫だよね」

雪歩「少しだけ行ってきますぅ」

バタン

ガチャ

貴音「おはようございます……誰もいないのですか?」

貴音「誰もいないとは、めずらしいですね」

貴音「せっかくお団子をお裾分けに来たのですが……」
ドサッ

貴音「それでは、このまま事務所に置いておくとしましょう」

prrrrrrprrrrr

貴音「はい、765プロダクションでございます」

『…しもし…の声…貴…か? 自ぶ……ひび…だぞ』

貴音「もし? 申し訳ありませんが、よく聞き取れないのですが?」

『だ……、…ぶ……響だぞ……』

貴音「響? 響なのですか?」

『電波……くて、……ないぞ』

貴音「えぇ、電波が悪いようですね」

『やよ……鳥の……持っ……ぞ』

貴音「……? 高槻やよい? 鳥?」

『鳥……食事……いぞ』

貴音「鳥? 料理?」

『頼むさ……音……」
プ― プ―

貴音「面妖な……」

貴音「話を整頓してみましょう」

貴音「『高槻やよい』 『鳥』 『食事』……」

貴音「……! わかりました」

貴音「この3つを組み合わせて出来る、響の伝えたかった事」

貴音「つまり、『高槻やよい』に『鳥』を使った『料理』を食べさせるですね」

貴音「ふふっ、鳥料理ですか……」

貴音「そういえば、前から行ってみたかったお店があったのです。早速買いに行きましょう」

貴音「名前は確か……」

貴音「けんたっきーふらいどちきん!」

バタン

真美「ただいま→」

亜美「たっだいま→」

真美「あれっ? 亜美、お団子が置いてあるよ」

亜美「おぉ→なんで?」

真美「うーん、真美達のゼリーのお詫びじゃない?」

亜美「じゃあ食べちゃおうよ!」

真美「だね、いっただきま→す」

ガチャ

あずさ「おはようございま~す」

亜美「あっ、あずさ姉ちゃん」

真美「おっはよ→あずさ姉ちゃん」

あずさ「あら~、今日は亜美ちゃんと真美ちゃんだけ?」

亜美「そだよ→」

あずさ「そうなの? 来る時に千早ちゃんはお花屋さんでお花を買ってたし、貴音ちゃんはチキンを買ってたから、てっきり何かあるのかと思ったわ」

真美「えぇ→そうなの?」

亜美「わかんない」

prrrrrrprrrrrr

あずさ「あら電話、私が――」

prrr
真美「もしもし→」

あずさ「あら~」

『お、その声は亜美か?』

真美「ブ→、真美だよ! その声は兄ちゃんだな」

『正解だ。悪いが律子いるか?』

真美「りっちゃん? いないよ→」

『そうか、仕事の事で話があったんだけどな』

真美「仕事? 新しい仕事が決まったの?」

『実は、大きな仕事が決まったんだ!』

真美「マジ→! じゃあパーティーじゃん」

『パーティー? あぁ、そうだな』

真美「亜美、亜美! パーティーだって!

亜美「これは準備をしないとですな→」

バタン

『真美? おーい、真美―!』

あずさ「すいませんプロデューサーさん」

『あずさんですか?』

あずさ「真美ちゃん、亜美ちゃんと外に出てしまいました~」

『はぁ、そうですか』

あずさ「えぇ、はい、では~」

ピッ

プ― プ―

あずさ「パーティーなのね~」

あずさ「あっ! 千早ちゃんと貴音ちゃんはパーティーの準備をしていたのかしら」

あずさ「うふふ、じゃあ私は飲み物でも準備しようかしら~」

あずさ「お酒は20歳を超えてからじゃないと買えないものね」

あずさ「早速行きましょ~」

あずさ「……」

あずさ「お団子、一つだけ……」ひょい

バタン





ガチャ

亜美「パーティーグッズいっぱい買えてよかった→」

真美「つい色んなの買っちゃったよ」

真美「ありっ? あずさ姉ちゃんは?」

亜美「う→ん、いないね。まっ、亜美達で準備すればいいっしょ」

真美「よ→し、パーティーの準備しますか→」

亜美「お→」

ガチャ
美希「あれー、亜美と真美なにやってるの?」

亜美「お→ミキミキ、いい所に」

真美「パーティーの準備だよ。ミキミキも手伝ってよ」

美希「パーティー!! パーティーするの!?」

亜美「そうだよ→」

美希「じゃあ、このプリン達はその時に出すの」

真美「そ、そのプリンは!!」

亜美「あの有名店のプリンでは!?」

美希「うん、そうだよ」

真美「ひ、一口……」

美希「ダメなのー」

ガチャ
貴音「おや、何をしているのですか?」

美希「貴音なのー」

亜美「お姫ちんだ」

真美「あれ? 何持ってるの?」

貴音「これですか? これは――――」

貴音「けんたっきーふらいどちきんです!」
ド ン !

亜美「お→」パチパチ

貴音「して、何をしているのです?」

美希「パーティの準備なの」

貴音「ぱーてぃーですか?」

ガチャ

雪歩「わっ! 何やってるんですかぁ?」

貴音「雪歩、今はぱーてぃーの準備をしているのですよ」

雪歩「ぱ、パーティー?」

亜美「あっゆきぴょん! ゆきぴょんも手伝ってよ→」

雪歩「う、うん」

雪歩「……」

雪歩「そっか、ゼリーはパーティー用の奴だったんだ」

真美「ゆきぴょん、こっち手伝って→」

雪歩「うん、今行くよぉ」

ガチャ

千早「なんだか、騒がしいわね……」

雪歩「あっ、千早ちゃん」

千早「萩原さん、さっきは用事を頼んでしまってごめんなさいね」

雪歩「ううん、ちゃんとやっておいたから大丈夫だよ」

千早「ありがとう……で、これは?」

雪歩「えっ、パーティーの準備だよー」

千早「そう……なの」

雪歩「ほら千早ちゃんも一緒に」

千早「え、えぇ……」

ガチャ

やよい「うっうー、何やってるんですか?」

千早「高槻さん! 今、パーティーの準備をしているのよ」

やよい「そうなんですかー」

千早「高槻さんは何を?」

やよい「えっとー、響さんに頼まれて、これを持って来たんですー」
ゴトン

千早「これは……」

やよい「うっうー、スペシャルもやし料理ですー」

千早「そうなの」

亜美「およ! やよいっちじゃん、やよいっちも手伝ってYO→」

やよい「うん」

ガチャ

伊織「あら、今度は皆いるじゃない」

やよい「伊織ちゃん!」

伊織「やよい、これは何やってるの?」

やよい「パーティーの準備だよ」

伊織「パーティ!! ……ふ、ふーんそうなの」ウズウズ

やよい「伊織ちゃんも一緒にやろうよ」

伊織「しょ、しょうがないわね~」

やよい「じゃあ、こっちだよ」

伊織「ひっ、引っ張らないでよ」

ガチャ

響「うぅ……ぴよ子……」

春香「大丈夫だよ響ちゃん、きっと見つかるよ」

響「うん……」

春香「な、なんか騒がしいね」

響「あっ、伊織!」

伊織「あら、響と春香じゃない」

響「ううー……伊織、は、話があるんだぞ」

伊織「話?」

響「実は……」

ガチャ

あずさ「あら~、もう皆いるのね~」

春香「あずささん」

あずさ「ドアの前で何をやってるの?」

春香「えっと……」

響「実は伊織の持ってきたy」

鳥「ピヨっ」

響「えっ」

鳥「ピヨピヨ」

春香「あずささん、こ、この鳥は?」

あずさ「それが、お団子をあげたらここまで着いてきてしまって~」

春香「響ちゃん! 指輪もちゃんと足に引っ掛ってたよ」

響「う、うわーん良かったぞ―」

伊織「なんなのよ?」

あずさ「さぁ~?」

鳥「ピヨ?」

響「わーん」

春香「良かった―、良かったね響ちゃん」

ガチャ

P「おっ、なんだなんだ、この騒ぎは?」

あずさ「プロデューサーさん」

美希「おかえり、ハニー」

P「あぁ、ただいま」

P「で、何やってるんだ?」

やよい「パーティーの準備ですよー」

P「パ、パーティー?」

伊織「そうよ、あんたもとっとと手伝いなさいよ」

P「あぁ……で、これは何を祝うパーティなんだ?」

「「……」」

ガチャ

律子「お疲れ様です、って何これ!?」

貴音「お疲れ様です律子嬢。なにやら色んな物を買って来たのですね」

律子「えぇ、日用雑貨と一応、小鳥さんの――――」

P「おっ律子!」

律子「あっ、プロデューサー、なんですかこれ?」

P「えっとパーティの準備らしいんだが……」

律子「あーそういう事ですか。なんだ皆覚えてたんですね」

春香「律子さんわかるんですか? 何のパーティなんですか?」

律子「えっ、だからこれは――」

ガチャ

真「ただいま戻りましたー! 小鳥さん捕まえてきたよー!」

小鳥「ま、真ちゃん私はなんでここに連れて来られたの!?

律子「あら、主役の到着じゃない」

P「主役って……」

美希「小鳥が?」


小鳥「これは……も、もしかして……」













小鳥「私の誕生日パーティですか!?」

亜美「あっ兄ちゃんだ!」

真美「ほらほらパ→ティ→の準備したYO→」

P「お、おう?」

小鳥「これを準備してくれたのは、亜美ちゃんと真美ちゃんなのね」

亜美「うん」

真美「そ→だよ→」

やよい「あっ小鳥さん! スペシャルもやし料理を小鳥さんに食べてもらえるように作って来たんですよー」

小鳥「そ、そうなの、ありがとうやよいちゃん」

小鳥「じゃあ、このチキンとお団子は?」

貴音「それは、私が準備を致しました」

美希「じゃーん、プリンもあるよ」

美希「あと、冷蔵庫におっきなゼリーが入ってたの」
ドーン

雪歩「そ、それは私が作りましたぁ」

小鳥「雪歩ちゃんが作ってくれたの? こんなに大きいの大変だったでしょ?」

雪歩「いえ、レシピもちゃんとありましたし」

春香「あっ、それ私の書いたレシピだ」

小鳥「じゃあ、雪歩ちゃんと春香ちゃんで作ったゼリーなのね」

春香「そ、そういう事になるのかな?」

雪歩「う、うん」

千早「……」

千早「わ、私はこの花を音無さんに」

小鳥「わーありがとう千早ちゃん」

小鳥「真ちゃんは私をここまで連れて来てくれたのよね」

真「えっ……は、はい、えへへ」

あずさ「私は飲み物を買って来たんですよ~」

小鳥「あずささん!」

あずさ「ちゃんとお酒もありますよ~」

響「じ、自分は……」

鳥「ピヨ!」

小鳥「ま、まさかプレゼントに、その小鳥を?」

鳥「ピヨピヨ」

響「う、うん、そうだぞ」

小鳥「嬉しいわ」

春香「い、いいの響ちゃん?」ボソッ

響「うん、ぴよ子も喜んでるし」ボソッ

春香(それは鳥の方? 小鳥さんの方?)

律子「私はケーキ買ってきましたよ。明日渡すつもりだったんですけどね」

小鳥「ありがとうございます律子さん」

伊織「わ、私は……」

小鳥「こ、これ!? もしかして!?」

伊織「えっ? へっ?」

小鳥「わ、私が夜な夜なチラシで羨んで見てた結婚指輪!」

伊織「! そ、そうよ、これは私からのプレゼントよ!」

小鳥「うぅ……ありがとう伊織ちゃん」

P「……」

小鳥「で、プロd――――」

P「よーっし、ここでもう一つ重大発表だ!」

春香「なんですか?」

美希「なんなのー?」

P「実は……次のライブが決定しました!!」

やよい「本当ですかー?」

P「あぁ本当だぞ」

亜美・真美「わ→い、ライブ→♪」

P「じゃ、さっそく小鳥さんの誕生日とライブ決定を祝してパーティーを始めるか」

律子「……プロデューサーは何を準備したんですか?」

P「!?」ギクッ

伊織「あんた、何も用意してないの?」

P「バレたか……今から何かプレゼント買いに行ってきますよ」

小鳥「行かなくても大丈夫ですよ、プロデューサーさん」

P「えっ、けど……」

小鳥「けど、プレゼントはちゃんともらいたいんなーって」

P「じゃあ、俺は音無さんに何をあげればいいんですか?」

小鳥「結婚指輪をプレゼントしてもらったんですけど、実は私、まだ相手がいないんです……」

P「……まさか」

小鳥「はい、――――










プロデューサーさんをください!」

「「「「「「「「「「「「「それはダメ―!!!!」」」」」」」」」」」」なの」

小鳥「えぇー!?」



おわり

一週間遅れだけど小鳥さん誕生日おめでとう

支援いただきありがとうございました。

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