忍「そうか」
阿良々木「おい忍。ここは協力して調べてくれる所だろ」
忍「主様の妹御がどうとか、ぶっちゃけ興味無いのじゃ」
阿良々木「僕にとっては重要な事なんだよ!ドーナツ5個でどうだ!」
忍「!」ピクッ
忍「 1 0 個 で 」ニヤァァ
阿良々木「わ…分かったよ!10個で!くそぉ…僕の財布が…」
忍「よし。それなら全力を尽くして調べよう」
阿良々木「本当だな?」
忍「主様はどうするのじゃ?儂と一緒に調べるか?」
阿良々木「ああ。月火ちゃんと火憐ちゃんに彼氏なんてものが居たらブッ殺してくれる」
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忍「なぁ主様。確か妹御には彼氏居たんじゃないか?」
阿良々木「…」
忍「蝋燭沢とか言うのと瑞鳥とか言うの、それぞれ居なかったっけ?」
阿良々木「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
忍「何故解りきってる事を調べようとするのじゃ」
阿良々木「……甘いな」
忍「何?」
阿良々木「あのブラコンな二人が彼氏を作ると思うか?あの歯磨きプレイにキスに胸揉みにその他色々やった二人が?」
忍「鬼畜じゃの」
阿良々木「鬼畜?ハッ、月火ちゃんも火憐ちゃんもそれを望んでいたんだ。鬼畜などでは決してない!」バーン
忍「ブラコンでも、彼氏位作るんじゃないかの?現にお前様彼女作ってるではないか。シスコンのくせに」
阿良々木「しかしだなぁ…僕がどうであれ、妹がどうであるか、なんだよ。彼氏いるっていうの、嘘かも知れないじゃないか」
忍「嘘じゃない可能性は考えないのか?」
阿良々木「勿論考えているさ。だってあの子達、僕がキスしたのそれぞれ初キスは彼氏が良かったとか言ってたんだぞ?」
忍「で?」
阿良々木「僕はその時、彼氏を殺したくなったね。もしキスなんてしたら、忍に僕の血を吸わせて、キスショットさんに殺させるぞ!と」
忍「なんで儂が[ピーーー]事前提なんじゃ。しかも幼女verと大人verで名前を使い分けるのはやめい。今でもキスショットじゃ」
阿良々木「いやまぁ、僕が殺してやっても良いんだけどさぁ、その方がスッキリするんだけどさぁ…」
忍「ではそうせんか」
阿良々木「キスショットに殺させる方が…何て言うか、痛そうじゃん?」
忍「でもな主様。そうすると、その彼氏はきょぬーの美女に殺されるというある意味HAPPY ENDを迎える事になるぞ?」
阿良々木「ハッ!僕とした事が!くそぅ、なんで僕の知り合いには強くてブスな女か強くてブスな男とかが居ないんだ!畜生!!!!!!!!!」
忍「いっその事、あのアロハ小僧に殺させるか?」
阿良々木「その手もあるな…でも、あいつに借金あるしこれ以上借りを作るのは嫌なんだよなぁ…」
忍「じゃあやっぱりお前様が[ピーーー]しかなさそうじゃの」
阿良々木「よし。じゃあそうしよう!僕の手で月火ちゃんと火憐ちゃんを汚す糞彼氏共をブッ殺してやる!!!!!!!!!」
忍「その心意義じゃ。話を戻すが、なんの話だったか…キスの話か」
阿良々木「そうそうそれそれ!もう思い出すだけでも腹が立つ!なんだよキスした位で泣いて!」
忍「泣くんじゃね?普通」
阿良々木「彼氏になんてあの神秘的で高貴な唇は絶対に渡さん!」
忍「でも主様、初キスは云々言ってたしその後キスしたのかもしれんぞ?」
阿良々木「はぁぁぁぁ!?そんな事あって堪るかってんだよ!毎晩密かに妹の部屋へ行きそれぞれディープキスをしていた唇に野郎の薄汚ぇ糞たらこ唇なんかが押し当てられてて堪るか!」
忍「本当に鬼畜じゃの。知ってたけど。っていうか妹御達、初キス初キス騒いでたけどあれ初キスじゃないしの」
阿良々木「よし。本気で調べにかかるぞ!忍!ドーナツ10個が待ってるぞ!」
忍「ッエーイ☆儂も本気で調べるぞぉぉぉぉぉ!!!!!!!!!!」
阿良々木「今、月火たんと火憐たんの中学校の名簿を見ています」
忍「因みに現在の時刻は朝の5時です」
阿良々木「忍の『中2の月火には年上、つまり中3と思われる彼氏が居て、中3の火憐年下、つまり中2と思われる彼氏が居るから、それぞれの学年の名簿を見れば良い筈』という提案で」
阿良々木「それぞれの名簿を探しています」
忍「これじゃね?」ガサゴソ、スッ
阿良々木「それだ!ナイス!」
阿良々木「先ずは月火たんです。早速その蝋燭沢とかいう絶対先祖がふざけて付けた馬鹿みたいな名字を探しましょう」
阿良々木「相沢、青山、赤川、朝夷、芦井、辺利、址帆…なんだよこのクラス、なんでこんなにあ行の名字が多いんだよ!!!!」
忍「阿良々木に辿り着くのに一苦労じゃの。っていうか蝋燭沢なんだから最後の方を見ればいいじゃろう」
阿良々木「そうだったな…」
阿良々木「最後…露路木、炉糲珠、魯累、絽吏澤、蘆螺生…一体なんなんだよこのクラスはよぉぉぉぉぉぉ!!!!!!!!!!」
忍「流石にこれは驚愕じゃ。聞いた事も無い名前しか無いわい。この中に蝋燭沢とか普通に居そうじゃのう…」
阿良々木「あれ…?これ」
忍「どうした」
阿良々木「玉川、谷山、寺島、徳川、六井、蘆螺生、絽吏澤…」
忍「…蝋燭沢が、無い…!!」
阿良々木「2組も、3組もそうだ…!蝋燭沢なんて名字、どこにも無いじゃないか…!」
忍「中2にも、瑞鳥なんて名字の奴、どこにもおらんぞ…!」
阿良々木「つまり」
忍「これは」
阿良々木「月火ちゃんや」
忍「火憐ちゃんは」
阿良々木「彼氏が居るという」
忍「嘘を」
阿良々木、忍「「付いていた」」
月火「と」
火憐「言う事に」
月火、火憐「「なるね」」
阿良々木、忍「!!!」
月火「お兄ちゃん、本当は私達に彼氏なんて居なかったんだよ?」
火憐「でも、兄ちゃんには彼女がいる。本物の」
阿良々木「な、何でそんな嘘を…大体予想してたけど」
忍「予想してたなら聞かなくてもいいじゃろ」
月火「お兄ちゃん、その幼女誰?」
阿良々木「えーっと…」
月火「まぁいいや。そんなウソを付いたのは、こんな事でも言えばお兄ちゃんは揺らぐかな、と思ったから」
火憐「結局私達には全くそんな感情向けなかったけどね…」
阿良々木(なんだこいつら…撫子かよ…火憐はキャラが違うぞ…!)
月火「でも、結果的にはお兄ちゃんが、そこまでして探す位にはなってくれたから、良かったのかも…」
阿良々木「じゃあ何で、瑞鳥と蝋燭沢なんて言う滅茶苦茶な名前にしたんだよ…」
火憐「それぞれ、月火と火憐のどちら共意味する言葉になるんだよね…」
月火「つまり、火憐が私の彼氏って事」
阿良々木(百合、だと…こんな事になるなら、神原を呼んでおけば良かったぜ…)
月火「あっ、レズって事じゃないからね」
阿良々木(思考を読まれた!?)
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