春香「模擬戦、やったことなかったよね? 私一回やってみたかったんだ~」
伊織「そんなの、やる前から私たちが勝つに決まってるでしょ?」
春香「むー、そんなのやってみないと分かんないよ」
伊織「イヤよ。私疲れてるし……」
春香「あ、さては怖いんでしょ? 私に負けるのが」
伊織「はぁ? 誰が!!」
真「いいじゃないか。やってみなよ」
伊織「ちょっ……アンタまで!」
春香「えへへ、決まりだね」
律子「準備できたわよー」
響「これはこれは、見物ですねぇ」
伊織「ぐっ……引くに引けない」
伊織(このバカリボン、なんで急にこんな……)
春香「ささっ、早くやろ!」
伊織(出来ればやりたくなかった……だって)
伊織(私の方が先輩、実力も完全に上と豪語してるけど……実際のところ)
伊織(五分……ッ! 五分と五分……ッ!! 私から見ても、そんな印象)
伊織(でもこれは対等じゃない五分と五分……何故なら、負けた時のリスクが違うから)
伊織(もしこれで負けたら……あいつの方が上だって白黒はっきりしちゃったら……)
伊織(立場的に困る!!)
伊織「だ、だからねぇ、別にやらなくたって、私のが上だってのは明確なわけでしょ?」
春香「あ……やらないんだ」
ジョセフ真月「やらないんですか」
律子「準備したのに……」
ネーブラ(えー)
伊織「わっ、分かったわよ! やればいいんでしょ!」
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