やよい「えっ」ｶｶﾞﾐﾐﾅｶﾞﾗ

やよい「こ、これ、だれですか...！？」

P「こっちが知りたいよ！誰なんだこれは...」

P(ただ...誰かに似てる...)

P(誰だ...？)

P「そうだ！アニメだ！」

やよい「どうしたんですか？」

P「アニメでこの顔を見たことがある気がするぞ...！」

P(たしか...あーダメだ！名前が思い出せない！)

P(確か、ノーカン連呼してたぞ...)

P「...やよい」

P「ノーカンって連呼してみてくれないか？」

やよい「は、はい！」

やよい「ノーカン！ノーカン！ノーカン！ノーカン！」

やよい「あ、あれ？？手が勝手に...」

P(間違いない...)

P(やっぱりあのキャラだ...)

P(あのシーンだけ印象深いから覚えてた)

P(だが名前が思い出せないぞ...)

P(一体...誰なんだ！！)

P(たしか...主人公っぽい奴とちんちろりんで対決して...)

P(惨敗してたやつだろ...？)

P(誰だっけ....)

千早「おはようございます」

やよい「うっうー！おはようございます千早さん！」

千早「」

千早「た、高槻さん！？高槻さんなの！？」

やよい「うっうー？」

千早「声まで変わってるわ...野太い声に」

P「そうなんだ...」

P「昨日まではなんともなかったのに...」

千早「高槻さん、昨日、何か変わったことはなかった...？」

やよい「えっと...」

やよい「あ！飴をもらいました！」

千早「誰に！？」

やよい「そ、それは分かりません...」

P「特徴は！？」

やよい「えっと...魔女みたいな人でした」

やよい「こんなにあります！」

P「うわっ！」

やよい「説明書があったんですけど...お腹がすいてて...」

やよい「つい...」

千早「えっと...」

千早「この飴は誰か別の人物になってしまう、人物飴です」

千早「効能は24時間です」

P「ほっ」

千早「なお、どのような人物になるかはわかりません」

千早「無害なのでご安心を...」

P「...試しになめてみるか」
ペロッ
ボン
P「うわっ！」

P「...どうなった？」
ポワワ～ン
千早「ぷ、プロデューサー...なんですか？」

やよい「か、顔が...」

P「ん？」

P「誰この超絶イケメン」

千早「なぜだか知りませんけど...」

やよい「親近感がありますねー！！」

千早「まさかPヘッドだったプロデューサーがこんなに美形に...」

千早「私も...！」
ペロッ
ボン
千早「ど、どうかしら」

P「ﾌﾞﾌｫwww」

やよい「千早さんwww」

千早「なに？一体どうしたの...」

http://suma-to.net/wp-content/uploads/2013/02/doraemon_a21-300x266.jpg
千早「」

P「マジかよwwwこんなキャラにまでwww」

やよい「青い以外共通項がないwww」

千早「笑うのをやめてください！！」

P「ヒーハー...いや、すまん」

千早「もういいです！ふん！」

春香「おはようございます」

千早「おはよう春香」
やよい「おはようございます！春香さん！」
P「おはよう、春香」

春香「ﾌﾞﾌｫwww」

春香「な、何で大槻班長がwwwドラえもんがwww」

P(大槻班長...？あっ！そうだ！そんな名前だった！)

千早「春香、私よ」

春香「千早ちゃん？www千早ちゃんなの？www」

千早「そうよ」

春香「ハハハ！ごめん！千早ちゃん、どうしてそうなっちゃったの？」

千早「実はね...」

かくかくしかじか...
春香「へぇ～...人物飴...」

P「効果は24時間だからなんということはない」

P「今日は全員仕事はない」

P「そう...」

小鳥「zzz...」ｱｰﾝｲｲ!ｿｺﾖｰ!

P「あそこで寝てる腐れ鳥以外はな...」

P「ほら！起きてください！！」

小鳥「zzz...はっ！」

小鳥(だ、誰このイケメン！)

小鳥「あの～どちらさまで...？」

P「俺です、Pです」

小鳥「え！？」

P「実は...かくかくしかじか」

P「ということで...」

小鳥「それ、私にも！」

P「はい、どうぞ」

小鳥「えーい！」
ペロッ
ボン
小鳥「...どうなりましたか...？」

P「...俺、夢見てんのかな...」

やよい「可愛らしいです～」

千早「こんなこと...ありえない...」

http://i1.pixiv.net/img01/img/ixy/18163123_m.jpg
小鳥「ｷﾀ━━━━(ﾟ∀ﾟ)━━━━ｯ!!」

P「嘘だっ！！」

小鳥「ところがどっこいっ...現実ですっ...これが現実っ...」ﾄﾞﾔｧ

千早「ドヤ顔で言われましても...」

春香「私もなめてみますね！」
ペロッ
ボン
春香「どうなりましたか...？」

P「お、おう...」

やよい「あっ...これは...」

千早「春香...」

http://www.smashbros.com/images/character/mario/main.png
春香「マンマミーア」

やよい「マリオですね～」

千早「私と一緒で色しか共通項ないわね...」

P「春香...どんまい」

小鳥「大丈夫よ、春香ちゃん！」ﾄﾞﾔｧ

P「音無さんは早く仕事してください！」

小鳥「はーい...」

千早「ん？」

千早「説明書の裏に続きがあります」

P「なんだって？」

千早「えっと...この飴にはその人物の特徴がある程度現れます」

千早「ただし、その効果が現れるのは服用してから約10分後です」

千早「なお、ロボットなど機械で出来ている場合はこの限りではありません」

千早「つまり、私や音無さんは例外ってことね」

P「10分後...ってことはそろそろか...」

P「俺は特に変化なし、だな」

P「春香は...」

春香「ジャンプ力が増してます！！」ﾋﾟｮｰﾝﾋﾟｮｰﾝ

春香「あっ」
ゴンッ
春香「イテテ...」

P「上方注意...だな」

P「やよいは？」

やよい「うっうーっ...！プロデューサーっ...
ちんちろりんやりましょうっ...」

P「なんでいきなり！？」

やよい「急にやりたくなったかなーってっ...！」

P「まあ、俺は構わないけど...」

やよい「私とやるちんちろりんは一味違いますよ！」

P「どういうふうに？」

・親の目に関係なく子も振ることが出来る（親の総取り・総払い無し）。
・親をスルーすることも可能。
・親の連続はどんなに勝っても2回まで。ただし、1回目に親が1の目・目無し・123・ションベンを出したらそこで親は終了。それ以外は必ず2回目の親をする。
やよい「分かりましたかっ...」

P「OK、わかった」

やよい「プロデューサーだけではあれなんでっ...」

春香「8ヶ月ですよ！8ヶ月！」

千早「あの...わたしちんちろりんは初めてなんだけど...」

やよい「そうですねー...」

やよい「ちんちろりんは、サイコロ3個と丼か茶碗を使ってやるんです」

やよい「役はここにはっておきますね」ペタッ

やよい「ふつうはサイコロ3個のうち2個の出た数が同じで、残った一個の数で勝負を付けるんです」

千早「ふむふむ」

やよい「例えば..552だったら目は2」

やよい「334だったら目は3になるわけです！」

やよい「違いました！4でした！」

千早(間違えちゃう高槻さんかわい...い...？)

やよい「そして、それ以外の場合は目なしっていって役はないんです」

やよい「ちんちろりんでは親と子を決めます」

やよい「親は勝敗に応じてお金を払ったりもらったりします」

やよい「子も基本的には一緒です」

やよい「子は場に「コマ」といって、木札などのお金や、お金そのものを「張る」といって、その勝負の賭け額の単位として提示するんです」

やよい「親からサイコロを丼に投げて、勝敗に応じて配当が親と子との間でやり取りされます」

やよい「サイコロをふれるのは1人3回までで、全部目なしだった場合は普通は負けです」

やよい「今回のルールの場合は親は全部目なしでも子が、後で説明する一二三や
しょんべんを出した場合は引き分けか勝ちになります」

やよい「そして、役なんですけど...」

やよい「例外が2つあって、例えば...四五六の役」

やよい「これはサイコロの目が456で、これを出した人は2倍付け...つまり張った金額の2倍の金額がもらえるんです」

やよい「次に、ゾロ目の数」

やよい「これは、嵐といって3倍付け...張った金額の3倍もらえます」

やよい「そして、嵐でも、111のゾロ目...ピンゾロとも言うんですがこれは5倍付け、張った金額の5倍です...」

やよい「その逆もあります」

やよい「一二三といって、サイコロの目が123の場合は2倍払いになります」

やよい「さっきのようなサイコロ3個のうち2個の出た数が同じで、残った一個の数のことを出目といって」

やよい「嵐や、四五六、一二三、出目以外の役を目なしといいます」

やよい「出目やピンゾロ以外の嵐は123456という順で強くなっていきます」

やよい「例えば、556と442だったら556の勝ち」

やよい「222と555だったら555の勝ちって感じです！」

千早「なるほど...」

やよい「引き分けの場合は変動はありません」

やよい「あと、しょんべん」

やよい「これは、投げたサイコロが1個でも丼から出ちゃうことです」

やよい「こうなってしまった場合、例え役がピンゾロだったとしても負けです」

やよい「そして、その後はふれません」

やよい「一周するのを待ちます」

やよい「お金は伊織ちゃんが紙で作ってくれたお金です」

P「なんでそんなものを...？」

やよい「いずれ必要になるだろう、って」

P「なんじゃそりゃ」

やよい「とりあえず一人10000円ずつ余ったお金はここに置いといて...」

やよい「親は私から時計回りで行きましょう！」

やよい→P→春香→千早の順番

やよい「あと、張る金額ですが、上限は20000円までです！」

千早「上限金額なんてあるの？」

やよい「はい！ただ、親と子の同意があれば、青天井にすることもできます」

千早「青天井...」